JP2003207139A - 加熱調理器の情報報知システム - Google Patents

加熱調理器の情報報知システム

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JP2003207139A
JP2003207139A JP2002008618A JP2002008618A JP2003207139A JP 2003207139 A JP2003207139 A JP 2003207139A JP 2002008618 A JP2002008618 A JP 2002008618A JP 2002008618 A JP2002008618 A JP 2002008618A JP 2003207139 A JP2003207139 A JP 2003207139A
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cooking
heating cooker
user
temperature
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Hisashi Irii
久 入井
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが誤使用を行なってしまった場合に、
その誤使用に基づく調理の停止状態をより速やかに解消
することができる加熱調理器の情報報知システムを提供
する。 【解決手段】 電子レンジ1は、ユーザによって誤使用
が行なわれると、その誤使用情報をホーム端末2に送信
し、ホーム端末2は、送信された誤使用情報に基づく報
知をディスプレイ37に表示することによって行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理器と、こ
の加熱調理器との間で通信を行なうことで当該加熱調理
器の動作に関連する情報を報知するための情報端末とで
構成される加熱調理器の情報報知システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、電子レンジな
どの加熱調理器では、本体に配置されている表示部の表
示領域の大きさがスペースの制約上限られているため、
表示可能な情報量も制約されている。特に、故障に関す
る情報やユーザが誤った使用を行なうことで調理が開始
不能な状態にあることを示す情報、所謂エラー表示につ
いては、アルファベットや数字等の組み合わせによって
表示されることが多い。
【0003】このような表示形態では、ユーザが、一体
何を意味しているのかを即座に理解することは到底不可
能である。従って、ユーザは、エラー表示が意味してい
る内容を、一々取り扱い説明書を参照することで把握す
るしか無かった。
【0004】また、電子レンジにおいて故障が発生する
頻度とユーザが誤使用をしてしまう頻度とを比較すれ
ば、後者の頻度が高いことは明らかである。しかしなが
ら、両者は同じ形態でエラー表示されているため、ユー
ザは、誤使用を行なってしまうとその度毎に一々取り扱
い説明書を参照する羽目になり、使用上煩わしいという
問題があった。
【0005】そして、ユーザは、取り扱い説明書を参照
しなければ、電子レンジが故障しているのか、或いは自
らが誤った使用を行ったのかが判別できないことが多い
ので、その確認を怠ることで電子レンジが故障している
ものと思い込んでしまい、販売店やサービスセンタなど
に不要な相談を行ってしまう場合もあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、ユーザが誤使用を行なってしまった
場合に、その誤使用に基づく調理の停止状態をより速や
かに解消することができる加熱調理器の情報報知システ
ムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の加熱調理器の情報報知システムは、
加熱調理器と、この加熱調理器との間で通信を行なうこ
とで当該加熱調理器の動作に関連する情報を報知するた
めの情報端末とで構成されるものにおいて、前記加熱調
理器は、ユーザによって誤使用が行なわれたと判断する
と、その誤使用情報を前記情報端末に送信し、前記情報
端末は、送信された誤使用情報に基づく報知を行なうこ
とを特徴とする。
【0008】即ち、ユーザは、情報端末が行なう報知に
よって、どのような誤使用を行なってしまったのかをよ
り容易に認識することができる。従って、その誤使用に
よる調理の停止状態を速やかに解消して、所期の調理を
実行することが可能となる。そして、ユーザは、加熱調
理器が故障しているのか、或いは自らが誤った使用を行
ったのかを直ちに判別できるので、販売店やサービスセ
ンタなどに不要な相談を行ってしまうことを未然に回避
することができる。
【0009】この場合、請求項2に記載したように、情
報端末に、情報を表示するための表示手段を備え、前記
表示手段に、送信された誤使用情報を表示するように構
成すると良い。即ち、表示手段によって誤使用情報を文
字などで詳細に表示すれば、ユーザは、誤使用の内容を
一層具体的に把握することができる。
【0010】また、請求項3に記載したように、加熱調
理器が、調理動作中にあっては当該調理動作に関する情
報を情報端末に送信し、また、ユーザによる操作が一定
時間以上行なわれない状態を検出すると自身の電源を自
動的にOFFするように構成されている場合に、情報端
末を、前記情報の送信が一定時間以上無かった場合は、
前記加熱調理器の電源がOFFであることを報知するよ
うに構成すると良い。
【0011】即ち、上記構成の情報報知システムにおい
ては、加熱調理器により加熱調理が行われている状態を
ユーザに随時報知するため、加熱調理器が調理動作に関
する情報を情報端末に送信し、情報端末は送信された情
報を報知するようにしている。また、加熱調理器は、無
用に消費される電力を低減するため、ユーザによる操作
が一定時間以上行なわれない場合は自身の電源を自動的
にOFFする、所謂オートパワーオフ機能を備えてい
る。
【0012】斯様に構成されている場合、ユーザが、オ
ートパワーOFF機能の作用によって加熱調理器の電源
がOFFされていることに気付かずに調理開始の操作を
行ってしまう(誤使用)ことが考えられ、ユーザは調理
が行われているものと思い込んでいるが、実際の調理は
開始されていないという状況が放置されることになる。
そして、オートパワーOFF機能が作用すれば、加熱調
理器が情報端末に対して情報を送信しない状態が一定時
間以上継続することになるので、情報端末がその場合に
加熱調理器の電源がOFFであることを報知すれば、ユ
ーザにその状態を明確に認識させることができる。
【0013】以上の場合において、請求項4に記載した
ように、加熱調理器を、ユーザが設定した調理コース
と、その調理コースに対応してセットするべき付属品と
が異なっている場合は、その状態を示す誤使用情報を送
信するように構成し、情報端末を、前記付属品を報知す
るように構成しても良い。
【0014】加熱調理器の付属品としては、例えば、丸
皿,及びその丸皿を回転させるための回転板,角皿,焼
網などがあり、これらは、調理形態に応じてユーザが加
熱調理器に適宜セットすることで使い分ける必要があ
る。そして、ユーザが、選択した調理コースに応じてセ
ットするべき付属品を誤る(誤使用)ことも想定され
る。従って、情報端末が、加熱調理器より送信された誤
使用情報に基づいて上記のように報知を行なえば、ユー
ザは、設定した調理コースに応じてセットするべき付属
品を明確に認識することができる。
【0015】また、請求項5に記載したように、加熱調
理器を、ユーザが設定した調理コースと、その調理コー
スに対応してセットするべき付属品とが異なっている場
合は、その状態を示す誤使用情報を送信するように構成
し、情報端末を、加熱調理器にセットされている付属品
に対応してユーザが設定可能な調理コースを報知するよ
うに構成しても良い。即ち、ユーザは、付属品のセット
を所期通りに行ったが、調理コースの設定を誤ってしま
う場合もある、そこで、上記のように構成すれば、セッ
トされている付属品に対応してユーザが設定できる調理
コースを認識させることができる。
【0016】更に、請求項6に記載したように、加熱調
理器を、必要な操作が行なわれていないことにより調理
動作が開始不能な状態にある場合に、前記必要な操作に
関する情報を誤使用情報として送信するように構成し、
情報端末を、前記必要な操作に関する情報を報知するよ
うに構成しても良い。
【0017】例えば、オートパワーOFF機能を採用し
ている加熱調理器においては、当該機能が作用すること
で電源をOFFさせた後、電源を再度投入(ON)させ
るためには、ユーザの「調理を行なう」という意思を確
認するため(即ち、子供の悪戯などによって無用な操作
が行われた可能性を排除するため)、例えば、調理室に
設けられている扉を今一度開く操作をユーザに要求する
ような仕様を採用している場合がある。
【0018】しかしながら、ユーザがそのような仕様で
あることを把握していない場合も考えられ、本来は誤使
用であるにもかかわらず、電源が再投入されず調理が開
始されないことから故障したと勘違いすることも考えら
れる。従って、そのように必要とされる操作の情報をユ
ーザに報知すれば、ユーザは、どのようにして調理動作
を開始させることができるのかを明確に知ることができ
る。
【0019】また、請求項7に記載したように、加熱調
理器を、庫内温度が上昇しているため加熱調理器の調理
動作が開始不能な状態にある場合は、前記庫内温度が動
作開始可能な温度まで低下すると予想される時間を誤使
用情報として送信するように構成し、情報端末を、前記
時間を報知するように構成しても良い。
【0020】例えば、加熱調理器がオーブン調理などを
行った後は庫内温度が極めて高い状態にあり、冷凍され
た食材の解凍処理やパン生地の発酵処理などは庫内温度
が室温近くまで低下しなければ適切に行うことができな
い。しかし、ユーザは、そのような状態にあるにもかか
わらず、「生解凍」などの調理を選択し開始させるよう
とすることも考えられる。従って、上記のように構成す
れば、ユーザは、次の調理動作を開始するために必要と
予想される時間を知ることができる。
【0021】また、請求項8に記載したように、加熱調
理器を、食材の重量がユーザが設定した調理コースにお
いては調理可能な範囲を超えているため開始不能な状態
にある場合に、調理可能な重量を誤使用情報として送信
するように構成し、情報端末を、前記重量を報知するよ
うに構成しても良い。
【0022】即ち、ある種の調理コース(例えば、解
凍)では、調理可能な食材の重量に相対的に低い上限が
設けられている。そして、ユーザが、そのような仕様を
良く把握していないため、上限以上の重量を有する食材
を調理しようとすることも想定される。従って、上記の
ように構成すれば、ユーザは、設定した調理コースにつ
いて調理可能な食材の重量を知ることができる。
【0023】また、請求項9に記載したように、加熱調
理器を、庫内温度が上昇しているため調理動作が開始不
能な状態にある場合に、動作開始可能な庫内温度と現在
の庫内温度とを誤使用情報として送信するように構成
し、情報端末を、前記動作開始可能な庫内温度と前記現
在の庫内温度とを報知するように構成しても良い。斯様
に構成すれば、ユーザは、選択した調理コースについて
動作が開始可能となる庫内温度と、現在の庫内温度との
差がどれくらいあるのかを知ることができる。
【0024】更に、請求項10に記載したように、加熱
調理器を、部品温度が上昇しているため調理動作が開始
不能な状態にある場合に、動作開始可能な部品温度と現
在の部品温度とを誤使用情報として送信するように構成
し、情報端末を、前記動作開始可能な部品温度と前記現
在の部品温度とを報知するように構成しても良い。
【0025】即ち、加熱調理器においては、加熱調理を
行なうために通電される電気部品の温度が所定値まで上
昇すると、部品が熱破壊されることを防止するため調理
動作を開始不能とするように構成する場合がある。そし
て、上記のように構成すれば、ユーザは、選択した調理
コースについて動作が開始可能となる部品温度と、現在
の部品温度との差がどれくらいあるのかを知ることがで
きる。
【0026】加えて、請求項11に記載したように、加
熱調理器を、ユーザが設定した調理コースが開始不能な
状態にあると共に異なる調理コースが開始可能な状態に
あり、当該調理コースによってユーザが設定した調理コ
ースと略同等の調理が可能である場合は、前記異なる調
理コースに関する情報を誤使用情報として送信するよう
に構成し、情報端末を、前記異なる調理コースに関する
情報を報知するように構成しても良い。
【0027】例えば、庫内温度がある程度上昇している
場合は、センサにより食材の温度を検出してメニューに
応じた食材を自動的に設定温度まであたためるような自
動調理は開始できない状態となる。しかし、斯様な状態
であっても、単にユーザの操作に基づいて食材を加熱す
るだけの手動調理は行なうことができる。このように代
替的な調理コースが設定可能である場合はその情報を提
示することで、ユーザは、代替的な調理コースにより食
材の調理を開始することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、情報報
知システムの構成を示す図である。情報報知システム
は、電子レンジ(加熱調理器)1とホーム端末(情報端
末)2とで構成されている。両者は、近距離無線通信手
段たるBluetooth (登録商標)インターフェイスを備え
ており、2.4GHz帯の電波信号を介して通信を行な
うようになっている。
【0029】電子レンジ1の外箱3は、前面が開口する
矩形箱状をなしており、外箱3内には内箱が配設され、
内箱内には調理室(何れも図示せず)が形成されてい
る。調理室の前端部には扉4が回動可能に装着されてい
る。外箱3と内箱との間には機械室(図示せず)が形成
されており、機械室の前方には操作パネル5が固定され
ている。一方、ホーム端末2は、矩形板状をなす筐体5
0の正面に、情報を表示するためのディスプレイ37を
備えて構成されている。
【0030】図2は、電子レンジ1の電気的構成を示す
機能ブロック図である。機械室内には、制御回路6が配
置されている。この制御回路6はマイクロコンピュータ
を主体に構成されたものであり、制御回路6にはスター
トキー(「あたため」キー)7が電気的に接続されてい
る。このスタートキー7は操作パネル5に配設されたも
のであり、制御回路6はスタートキー7の操作を検出す
ることに基づいて加熱調理を実行する。操作パネル5に
は、その他、具体的には図示しないが、「とりけし」キ
ーや、仕上がり調節キー,手動調理操作キーなどが配設
されている。
【0031】制御回路6には、ロータリエンコーダ8が
電気的に接続されている。ロータリーエンコーダ8に
は、操作パネル5に配置されているダイアル9(図1参
照)が機械的に連結されている。このダイアル9はロー
タリエンコーダ8を回動操作するものであり、制御回路
6はロータリエンコーダ8からの出力信号に基づいて調
理メニューをレンジ調理,オーブン調理,解凍調理,あ
たため調理等の中から選択するようになっている。
【0032】調理室の下方にはターンテーブルモータ1
0が配置されており、制御回路6は、モータ駆動回路1
1を介してターンテーブルモータ10を回転駆動するよ
うになっている。また、調理室の下方には静電容量形の
重量センサ12が配置されている。重量センサ12は、
図1に示す回転板(付属品)13や丸皿(付属品)14
を介して調理物がセットされた場合に、ターンテーブル
モータ10の回転軸に印加される重量に応じた周波数の
発振信号を制御回路6に出力するようになっている。
【0033】赤外線センサ15は複数のサーモパイルか
らなるものであり、調理室内(庫内)における調理物の
温度を検出して検出信号を制御回路6に出力するように
なっている。また、部品温度センサ16,庫内温度セン
サ17は、サーミスタで構成されており、夫々機械室内
の電気部品(例えば、後述するマグネトロン駆動回路2
9に含まれているインバータ回路を構成するスイッチン
グ素子など)の温度,調理室内の温度を検出して検出信
号を制御回路6に出力するようになっている。ドアスイ
ッチ18は、扉4の開閉状態に応じた信号を制御回路6
に出力するようになっている。
【0034】制御回路6には、モータ駆動回路19およ
びヒータ駆動回路20を介して熱風ファンモータ21お
よび熱風ヒータ22が電気的に接続されている。熱風フ
ァンモータ21および熱風ヒータ22は庫内奥側に配置
されており、制御回路6は、「熱風オーブン調理」の設
定状態でスタートキー7が操作されたことを検出する
と、駆動回路19および20を介して熱風ファンモータ
21および熱風ヒータ22を駆動し、庫内に熱風を供給
させるようになっている。
【0035】また、制御回路6には、ヒータ駆動回路2
3,24を介して上ヒータ25,下ヒータ26が電気的
に接続されている。制御回路6は、対流オーブン調理の
設定状態でスタートキー7が操作されたことを検出する
と、駆動回路23,24を介して上ヒータ25,下ヒー
タ26を駆動し、庫内全体の熱で食材を加熱するように
なっている。尚、上,下ヒータ25,26を同時に使用
する場合は「対流オーブン調理」となり、上,下ヒータ
25だけを使用する場合は「グリル調理」となる。
【0036】制御回路6には、モータ駆動回路27を介
して冷却ファンモータ28が電気的に接続されている。
制御回路6は、「レンジ調理」の設定状態でスタートキ
ー7が操作されたことを検出すると、モータ駆動回路2
7を介して冷却ファンモータ28を駆動し、後述するマ
グネトロン30等の電気部品に冷却風を送風させるよう
になっている。
【0037】制御回路6には、マグネトロン駆動回路2
9を介してマグネトロン30が電気的に接続されてお
り、制御回路6は、レンジ調理の設定状態でスタートキ
ー7が操作されたことを検出するとマグネトロン駆動回
路29を介してマグネトロン30を駆動し、庫内にマイ
クロ波を照射するようになっている。マグネトロン駆動
回路29は、具体的には図示しないが、高周波トランス
や、その高周波トランスの一次側に高周波電流を供給す
るインバータ回路などを含んで構成されている。
【0038】また、制御回路6には、BT(Bluetooth)
アダプタインターフェイス31を介してBTアダプタ3
2が電気的に接続されている。制御回路6は、BTアダ
プタ32を用いて、ホーム端末2との間で通信を行なう
ようになっている。具体的には、詳細は後述するが、加
熱調理を行なっている場合における調理に関する情報
や、ユーザが電子レンジ1を誤操作した場合に、その誤
操作に関する情報などをホーム端末2に対して送信する
ようになっている。
【0039】制御回路6は、LCD(Liquid Crystal Di
splay)駆動回路51を介してキャラクタ型のLCD52
における表示を制御するようになっている。LCD52
には、調理等に関する情報が極めて限定された態様で表
示される。
【0040】加えて、制御回路6は、ユーザによって操
作パネル5における操作が行われない状態が一定時間
(例えば、5分)継続すると、電子レンジ1の電源(制
御用電源)をOFFするオートパワーOFF機能を備え
ている。また、このオートパワーOFF機能が作用する
ことで電源がOFFとなった場合は、ユーザの「調理を
行なう」という意思を確認するため(即ち、子供の悪戯
などによって無用な操作が行われた可能性を排除するた
め)、ユーザが扉4を開く操作を行うことで電源が再投
入されるように構成されている。
【0041】一方、図3は、ホーム端末2の電気的構成
を示す機能ブロック図である。ホーム端末2は、マイク
ロコンピュータで構成される制御回路33を中心として
構成されており、電子レンジ1と同様に、BTアダプタ
インターフェイス34及びBTアダプタ35を備えてい
る。そして、制御回路33は、BTアダプタ35を用い
電波信号を介して電子レンジ1との間で通信を行なうよ
うになっている。
【0042】また、制御回路33は、電子レンジ1と同
様にBluetooth インターフェイスを備えてなる他の家電
機器(例えば、冷蔵庫,クッキングヒータ,炊飯器な
ど)に対しても、必要に応じて通信を行なうことが可能
に構成されている。その場合、ホーム端末2は、これら
の家電機器の制御を集中的に行なったり、各家電機器の
動作状態に関する情報を報知することも可能となってい
る。
【0043】制御回路33には、操作キーよりなる入力
部36からの操作信号が与えられている。また、制御回
路33は、電子レンジ1より送信された情報に基づいて
画像をディスプレイ(表示手段)37に表示させたり、
ブザー(又はスピーカ)38より警告音を出力するなど
の報知動作を行うようになっている。
【0044】また、制御回路33は、外部ネットワーク
通信部39を介してインターネット40に接続を行な
い、調理メニューサーバ41にアクセスすることでコン
テンツである調理情報(調理レシピ)を必要に応じてダ
ウンロードできるようになっている。制御回路33がダ
ウンロードした調理情報のデータは電子レンジ1側に送
信され、電子レンジ1の制御回路6は、受信した調理情
報に応じた調理動作を実行することも可能となってい
る。
【0045】次に、本実施例の作用について図4をも参
照して説明する。図4は、電子レンジ1とホーム端末2
との間で行なわれる処理の一例であり、ユーザが電子レ
ンジ1の操作を誤った場合を示すシーケンスである。ユ
ーザは、操作パネル4のダイアル9を操作して電子レン
ジ1に行なわせる調理コース(レンジ調理)を選択する
と()、スタートキー7を操作する()。ここで、
ユーザは、図1に示すように、電子レンジ1の庫内に回
転板13と丸皿14をセットせず、例えば庫内に角皿を
セットした状態で食材を加熱させようとしたものとす
る。
【0046】この場合、電子レンジ1の制御回路6は、
選択された調理コースがマグネトロン30により加熱を
行なう「レンジ調理」であれば、庫内に回転板13及び
丸皿14がセットされている必要があると判断する。そ
して、重量センサ12によって検出される重量に基づい
て回転板13及び丸皿14が何れもセットされていない
(未セット状態)と判断すると()、BTアダプタ3
2を介してホーム端末2にエラーコード「C110」
(誤使用情報)を送信する()。また、この時、電子
レンジ1のLCD52には、省略されたエラーコード
「C11」が表示される(エラーコード表示用の桁数は
3桁に限定されている)。
【0047】ホーム端末2の制御回路33は、BTアダ
プタ35を介してエラーコード「C110」を受信する
と()、そのエラーコード「C110」の内容を内部
のメモリを参照することにより解釈する。そして、ブザ
ー38を駆動して警告音を発生させると共に()、デ
ィスプレイ37にエラーメッセージを表示させる
()。この場合のエラーメッセージとしては、図1に
示すように、「回転板,丸皿をセットしないで『あたた
め』キーを押しました」といったような、ユーザが行な
った誤使用に関する情報と、「『とりけし』キーを押
し、回転板と丸皿をセットしてやり直して下さい角皿が
セットされている場合は、危険ですので角皿を取り除い
て下さい」といったような、誤った使用状態を解消する
ための具体的な対処方法が提示される。
【0048】ユーザが、ホーム端末2のディスプレイ3
7に表示されたエラーメッセージを参照して、その指摘
内容の通りに「とりけし」キーを押し、庫内より角皿を
取出すと共に回転板13及び丸皿14をセットし
()、食材をセットしてからスタートキー7を操作し
たとする()。すると、電子レンジ1の制御回路6
は、今度はマグネトロン30を駆動してレンジ調理を開
始させる(10)。
【0049】以上のように本実施例によれば、電子レン
ジ1は、ユーザによって誤使用が行なわれたと判断する
と、その誤使用情報をホーム端末2に送信し、ホーム端
末2は、送信された誤使用情報に基づく報知を行なうよ
うにしたので、ユーザは、ホーム端末2が行なう報知に
よって、どのような誤使用を行なってしまったのかをよ
り容易に認識することができる。
【0050】従って、ユーザは、その誤使用による調理
の停止状態を速やかに解消して所期の調理を実行するこ
とが可能となる。この場合、ホーム端末2は、ディスプ
レイ37に送信された誤使用情報を表示するので、ユー
ザは、誤使用の内容を一層具体的に把握することができ
る。そして、ユーザは、電子レンジ1が故障しているの
か、或いは自らが誤った使用を行ったのかを直ちに判別
できるので、販売店やサービスセンタなどに不要な相談
を行ってしまうことを未然に回避することができる。
【0051】また、ホーム端末2は、ユーザが設定した
調理コースが「レンジ調理」であれば、当該コースに対
応してセットするべき回転板13及び丸皿14を報知す
るので、ユーザは、選択した調理コースに応じて必要と
なる付属品を明確に認識することができる。
【0052】図5は、本発明の第2実施例を示すもので
あり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明
を省略し以下異なる部分についてのみ説明する。第2実
施例では、ユーザが電子レンジ1に通常のレンジ調理を
行なわせた後、一定時間の間電子レンジ1に対する操作
を全く行わなかった場合を示す。
【0053】ユーザは、先ず、操作パネル5のダイアル
9を操作して調理コース「ごはん・あたため」を選択す
ると()、スタートキー7を操作する()。する
と、電子レンジ1の制御回路6は、マグネトロン30に
よる「レンジ調理」を開始すると共に()、調理開始
情報をホーム端末2に送信する()。ホーム端末2の
制御回路33は、調理開始情報を受信すると()ディ
スプレイ37に受信した調理開始情報を表示させる
()。例えば、「『ごはん・あたため』調理を開始し
ました」のように表示させる。
【0054】電子レンジ1の制御回路6は、加熱調理を
行なっている間は、赤外線センサ15により適当な間隔
で庫内の食材の現在温度を検出すると()、検出した
現在温度情報をホーム端末2に送信する()。ホーム
端末2の制御回路33は、現在温度情報を受信すると
()ディスプレイ37に受信した情報を表示させる(1
1)。例えば、調理コース「ごはん・あたため」の設定温
度が75℃であり、食材の温度が初期値20℃程度から
加熱によって上昇する場合は、「現在温度は50℃で
す」のように表示が行われる。
【0055】以上のプロセス〜(10)と同様の処理を数
回行なう間に食材の温度が設定温度に達すると、電子レ
ンジ1の制御回路6はレンジ調理を終了して(11)調理終
了情報をホーム端末2に送信する(12)。ホーム端末2の
制御回路33は、調理終了情報を受信すると(13)ディス
プレイ37に受信した情報を表示させる(14)。例えば
「『ごはん・あたため』調理を終了しました」のように
表示させる。
【0056】その後、ユーザは、電子レンジ1に対する
操作を行うこと無く、一定時間が経過したものとする。
すると、制御回路6は、オートパワーOFF機能を作用
させて、電子レンジ1の電源をOFFにする(15)。一
方、ホーム端末2の制御回路33も、電子レンジ1側か
らの情報の送信がプロセス(13)の時点から一定時間無い
状態を検出すると、オートパワーOFF機能が作用した
ものと判断する。そして、ディスプレイ37に、例え
ば、「電源が入っていません」のように表示させる(1
6)。
【0057】オートパワーOFF機能が作用した場合
は、上述したように、ユーザが扉4を開く操作を行わな
ければ電源が再投入されることはない。そこで、ホーム
端末2の制御回路33は、ディスプレイ37に、例え
ば、「一度扉を開くと電源が入ります」のように操作メ
ッセージを表示させる(17)。即ち、ユーザがオートパワ
ーOFF機能が作用したことを知らずに、手動調理を開
始させるためスタートキー7を操作することも想定され
るため(18)、このような場合に対応して電子レンジ1の
電源がOFF状態にあることをディスプレイ37に明示
する。また、ユーザが、電源を再投入させるために必要
な操作を知らない場合も考えられるので、操作メッセー
ジを表示させて、ユーザに報知するようにしている。
【0058】以上のように第2実施例によれば、ホーム
端末2は、電子レンジ1側からの調理情報の送信が一定
時間以上無かった場合は、電子レンジ1の電源がOFF
であることをディスプレイ37に表示させてユーザに報
知するようにした。従って、ユーザに対して、オートパ
ワーOFF機能の作用により電子レンジ1の電源がOF
Fされた状態にあることを明確に認識させることができ
る。また、ホーム端末2は、電子レンジ1の電源を再投
入させるために必要な操作についても、ディスプレイ3
7に表示させてユーザに報知するようにしたので、ユー
ザは、どのようにして調理動作を開始させることができ
るのかを明確に知ることができる。
【0059】図6は本発明の第3実施例であり、電子レ
ンジ1の制御回路6が、ユーザによる調理開始操作に関
して行う処理内容を示すフローチャートである。制御回
路6は、ユーザにより調理コースがセットされると(ス
テップA1)、それから1分以内に、即ち、ステップA
3において「NO」と判断している間にスタートキー7
が操作された場合は(ステップA2,「YES」)調理
を開始するように構成されている(ステップA4)。こ
の処理は、やはり、ユーザの「調理を行う」という意思
を確認するために行っているものである。
【0060】従って、スタートキー7が操作されること
なく1分が経過すると(ステップA3,「YES」)、
制御回路6は、エラーコード「C000」(誤使用情
報)をホーム端末2に送信し(ステップA5)、LCD
52には、「扉開閉」のキャラクタ表示を行わせる(ス
テップA6)。
【0061】この時、ホーム端末2の制御回路33は、
第1実施例と同様に、エラーコード「C000」を受信
するとエラーコード「C000」の内容を解釈してブザ
ー38を駆動して警告音を発生させると共に、ディスプ
レイ37にエラーメッセージを表示させる。この場合の
エラーメッセージとしては、例えば、「扉を閉めてか
ら、1分以上経過してから『あたため』キーを押しまし
た」というような誤使用に関する情報と、「もう一度扉
を開閉し、1分以内に『あたため』キーを押して下さ
い」というような対処方法が提示される。
【0062】ユーザが、ホーム端末2のディスプレイ3
7に表示されたエラーメッセージを参照して扉4を開閉
すると(ステップA7,「YES」)ステップA2に戻
り、その時点から1分以内にスタートキー7を操作すれ
ば、ステップA4に移行して調理が開始される。
【0063】以上のように第3実施例によれば、ホーム
端末2は、電子レンジ1により送信されたエラーメッセ
ージに基づき、電子レンジ1による調理動作を開始させ
るために必要な操作についてもディスプレイ37に表示
させてユーザに報知するようにしたので、第2実施例と
同様に、ユーザは、どのようにして調理動作を開始させ
ることができるのかを具体的に知ることができる。
【0064】その他、以下のように実施しても良い。 (第4実施例)例えば、電子レンジ1がオーブン調理な
どを行った後は庫内温度が極めて高い状態にあり、冷凍
された食材の解凍処理などは庫内温度が室温程度まで低
下しなければ行うことができない。従って、制御回路6
が、そのように庫内温度が高い状態にあることを庫内温
度センサ17により検出している場合に、ユーザによっ
て調理コース「生解凍」が選択されスタートキー7が操
作されると、制御回路6は、エラーコード「C210」
をホーム端末2に送信し、LCD52には、省略された
コード「C21」を表示させると共に「皿高温」のキャ
ラクタ表示を点滅させるようにする。
【0065】ホーム端末2の制御回路33は、受信した
エラーコード「C210」の内容を解釈してブザー38
を駆動して警告音を発生させると共に、ディスプレイ3
7にエラーメッセージを表示させる。この場合のエラー
メッセージとしては、例えば「オーブンなどヒータ加熱
調理の後などで、庫内温度が高い時に、『あたため』キ
ーを押しました」「『とりけし』キーを押し、扉を開
け、温度が下がるまでお待ち下さい」のように表示させ
る。
【0066】また、電子レンジ1は、オーブン調理が終
了した場合には庫内冷却用のファン(図示せず)を駆動
することでより早く庫内の温度を低下させるように構成
されている。従って、この時制御回路6は、送風冷却を
行なうことで庫内の温度が現在温度から選択された調理
コースを開始するのに適当な温度に低下すると予想され
る時間を推定し、その情報をホーム端末2側に送信して
も良い。そして、ホーム端末2は、送信された情報に基
づいて、ディスプレイ37に、例えば、「温度が下がる
まで、後10分程度お待ち下さい」というように時間を
表示させても良い。また、電子レンジ1に現在の庫内温
度の情報を送信させるようにして、「現在の庫内温度は
およそ175℃です」というように現在の庫内温度を表
示させても良い。更に、選択された調理コースを開始す
るのに適当な温度の情報を得ることで、「庫内温度が5
0℃に低下するまでお待ち下さい」という表示を同時に
行っても良い。
【0067】更にまた、電子レンジ1の制御回路6が、
「生解凍」調理コースの代替案情報をホーム端末2に送
信することで、その情報をディスプレイ37に表示させ
ても良い。例えば、「『レンジ出力切替』キーで900
W,600W,500W,200W,100Wを選び、
加熱時間を設定することにより、『あたため』を行うこ
ともできます」「※あたため加減の調節は様子を見なが
ら行います」というような表示を行わせる。この場合、
ユーザが上記表示を参照することで電子レンジ1に手動
調理を行わせれば、本来の「生解凍」調理コースを全く
同様に調理を行なうことはできないが、代替的に食材の
解凍をある程度行なうことは可能である。
【0068】以上のように第4実施例によれば、ホーム
端末2は、電子レンジ1より送信される誤使用情報に基
づいて、庫内温度が上昇しているため電子レンジ1の調
理動作が開始不能な状態にある場合に、その庫内温度が
動作開始可能な温度まで低下すると予想される時間を報
知するので、ユーザは、次の調理動作を行うために必要
と予想される時間を知ることができる。
【0069】また、ホーム端末2は、電子レンジ1の調
理動作が開始不能な状態にある場合に、動作開始可能な
庫内温度と現在の庫内温度とを報知するので、ユーザ
は、選択した調理コースについて動作が開始可能となる
庫内温度と、現在の庫内温度との差がどれくらいあるの
かを知ることができる。
【0070】更に、ホーム端末2は、電子レンジ1が、
ユーザが設定した調理コース「生解凍」が開始不能な状
態にあるが、開始可能な異なる調理コース「手動調理」
によってユーザが設定した調理コースと略同等の調理が
可能である場合は、その異なる調理コースに関する情報
を報知するようにしたので、ユーザは、代替的な調理コ
ースにより食材の調理を開始することが可能となる。
【0071】(第5実施例)また、調理コース「生解
凍」の場合は、一度に解凍できる食材の重量は例えば1
000g以内に設定するように仕様上定められている。
即ち、食材の量が多過ぎると均一に解凍を行なうことが
困難となるからである。従って、制御回路6は、調理コ
ース「生解凍」が選択された場合に重量センサ12によ
り検出した食材の重量が1000gを超えている場合
は、エラーコード「C200」をホーム端末2に送信
し、LCD52には、省略されたコード「C20」を点
滅表示させるようにする。
【0072】ホーム端末2の制御回路33は、受信した
エラーコード「C200」の内容を解釈しブザー38を
駆動して警告音を発生させると共に、ディスプレイ37
にエラーメッセージを表示させる。この場合のエラーメ
ッセージとしては、例えば、「『生解凍』で1000g
より重いものをのせました」「『とりけし』キーを押
し、最大重量を1000g以下でお使い下さい」などを
表示させる。
【0073】また、電子レンジ1の制御回路6に、重量
センサ12により検出した食材の重量情報をホーム端末
2側に送信させるようにして、「※現在の重量はおよそ
1200gです」のように食材の重量を報知させても良
い。
【0074】以上のように第5実施例によれば、ホーム
端末2は、食材の重量がユーザが設定した調理コース
「生解凍」においては調理可能な範囲を超えているため
電子レンジ1の調理動作が開始不能な状態にある場合
に、電子レンジ1より送信された誤使用情報に基づい
て、調理可能な重量を報知するようにしたので、ユーザ
は、設定した調理コースについて調理可能な食材の重量
を知ることができる。
【0075】(第6実施例)電子レンジ1においてレン
ジ調理を行なった結果、部品温度センサ16によって検
出される、マグネトロン駆動回路29を構成するインバ
ータ回路のスイッチング素子(例えばIGBT)の温度
が所定値まで上昇すると、制御回路6は、素子が熱破壊
されることを防止するために調理動作を開始不能とする
ようにしている。
【0076】従って、斯様な場合も、第4実施例と同様
にして、電子レンジ1の制御回路6は、対応するエラー
コードをホーム端末2に送信し、ホーム端末2の制御回
路33は、受信したエラーコードの内容を解釈してブザ
ー38を駆動して警告音を発生させると共に、ディスプ
レイ37にエラーメッセージを表示させる。この場合の
エラーメッセージとしては、例えば、「レンジ調理の後
で、部品度が高い時に『あたため』キーを押しました」
「『とりけし』キーを押し、部品温度が下がるまでお待
ち下さい」のように表示させる。
【0077】また、この時、電子レンジ1の制御回路6
は、部品温度が、現在温度から選択された調理コースを
開始するのに適当な温度に低下すると予想される時間を
推定し、その情報をホーム端末2側に送信しても良い。
そして、ホーム端末2は、送信された情報に基づいて、
ディスプレイ37に、例えば、「部品温度が下がるま
で、後5分程度お待ち下さい」というように時間を表示
させても良い。また、電子レンジ1に現在の部品温度の
情報を送信させるようにして、「現在の部品温度はおよ
そ80℃です」というように現在の庫内温度を表示させ
ても良い。更に、選択された調理コースを開始するのに
適当な温度の情報を得ることで、「部品温度が40℃に
低下するまでお待ち下さい」というように表示を行って
も良い。
【0078】以上のように第6実施例によれば、ユーザ
は、選択した調理コース「レンジ調理」について動作が
開始可能となる部品温度と、現在の部品温度との差がど
れくらいあるのかを知ることができる。
【0079】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。ホーム端末2は、電子レンジ1より
送信されたエラーコードをそのままディスプレイ37に
表示させるようにしても良い。情報端末が携帯可能に構
成されている場合は、バイブレータを備えてユーザに対
する報知動作を振動により行っても良い。情報端末は、
音声信号によって報知を行なっても良い。
【0080】第1実施例において、その他、回転板13
及び丸皿14がセットされている場合に、調理コース
「グリル」が選択された場合、電子レンジ1の制御回路
6はホーム端末2にエラーコード「C111」(誤使用
情報)を送信するようにし、電子レンジ1のLCD52
には省略されたエラーコード「C11」を点滅表示させ
る。そして、ホーム端末2の制御回路33はエラーコー
ド「C111」を受信すると、そのエラーコード「C1
11」の内容を解釈し、ブザー38を駆動して警告音を
発生させると共に、ディスプレイ37にエラーメッセー
ジ、「回転板,丸皿をセットして『グリル』キーを押し
ました」「『とりけし』キーを押し、回転板と丸皿を外
し、角皿をセットしてやり直して下さい」を表示させる
ようにしても良い。また、この時、「回転板,丸皿をセ
ットした状態では『あたため』キーによるレンジ加熱が
利用できます」というように、電子レンジ1にセットさ
れた付属品に応じて選択可能な調理コースの情報を報知
するようにしても良い。
【0081】また、第1実施例において、電子レンジ1
にセットされている付属品に対応して、ユーザが設定可
能な調理コースに関する情報をホーム端末2に送信し、
ホーム端末2がユーザが設定可能な調理コースを報知す
るように構成しても良い。即ち、ユーザは、付属品のセ
ットを所期通りに行ったが、調理コースの設定を誤って
しまう場合もある、そこで、上記のように構成すれば、
セットされている付属品に対応してユーザが設定できる
調理コースを認識させることができる。第4実施例のよ
うに庫内温度が高い場合に調理コース「生解凍」が選択
された場合は、解凍対象の食材に対して加熱調理を行な
うことなく当該食材を庫内に入れて報知するだけでも解
凍をある程度行なうことが可能である。従って、この場
合、ホーム端末2が代替案としてディスプレイ37に、
「※現在の温度であれば、食品を庫内に入れて放置する
だけでもある程度解凍をおこなうことができます」とい
うように表示させて報知しても良い。
【0082】第6実施例における電気部品温度に代え
て、例えば、赤外線センサ15により丸皿(部品)14
の温度を検出して、丸皿14の温度が高いために加熱調
理が開始できない状態にある場合に同様の報知を行なっ
ても良い。加熱調理器と情報端末との間における通信方
式はBluetooth に限ることなく、その他無線LANなど
を用いても良い。また、有線方式で行なうようにしても
良い。加熱調理器は、加熱手段たるヒータを備えておら
ず、レンジ調理のみを行なう電子レンジに適用しても良
い。また、電子レンジに限ること無く、例えば、加熱手
段としてヒータのみを有し、熱風オーブン調理,対流オ
ーブン調理,グリル調理のみを行なうものに適用しても
良い。
【0083】
【発明の効果】本発明の加熱調理器の情報報知システム
によれば、加熱調理器は、ユーザによって誤使用が行な
われたと判断すると、その誤使用情報を前記情報端末に
送信し、情報端末は、送信された誤使用情報に基づく報
知を行なうようにしたので、ユーザは、情報端末が行な
う報知によって、どのような誤使用を行なってしまった
のかをより容易に認識することができる。従って、その
誤使用による調理の停止状態を速やかに解消して、所期
の調理を実行することが可能となる。そして、ユーザ
は、加熱調理器が故障しているのか、或いは自らが誤っ
た使用を行ったのかを直ちに判別できるので、販売店や
サービスセンタなどに不要な相談を行ってしまうことを
未然に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であり、情報報知システム
の構成を示す図
【図2】電子レンジの電気的構成を示す機能ブロック図
【図3】ホーム端末の電気的構成を示す機能ブロック図
【図4】電子レンジとホーム端末との間で行なわれる処
理の一例であり、ユーザが電子レンジの操作を誤った場
合を示すシーケンス図
【図5】本発明の第2実施例を示す図4相当図
【図6】本発明の第3実施例であり、電子レンジの制御
回路が、ユーザによる調理開始操作に関して行う処理内
容を示すフローチャート
【符号の説明】
1は電子レンジ(加熱調理器)、2はホーム端末(情報
端末)、13は回転板(付属品)、14は丸皿(付属
品,部品)、37はディスプレイ(表示手段)を示す。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱調理器と、この加熱調理器との間で
    通信を行なうことで当該加熱調理器の動作に関連する情
    報を報知するための情報端末とで構成される加熱調理器
    の情報報知システムにおいて、 前記加熱調理器は、ユーザによって誤使用が行なわれた
    と判断すると、その誤使用情報を前記情報端末に送信
    し、 前記情報端末は、送信された誤使用情報に基づく報知を
    行なうことを特徴とする加熱調理器の情報報知システ
    ム。
  2. 【請求項2】 情報端末は、情報を表示するための表示
    手段を備え、送信された誤使用情報に基づく報知を前記
    表示手段に表示させて行なうことを特徴とする請求項1
    記載の加熱調理器の情報報知システム。
  3. 【請求項3】 加熱調理器は、調理動作中にあっては当
    該調理動作に関する情報を情報端末に送信し、また、ユ
    ーザによる操作が一定時間以上行なわれない状態を検出
    すると自身の電源を自動的にOFFするように構成さ
    れ、 情報端末は、前記情報の送信が一定時間以上無かった場
    合は、前記加熱調理器の電源がOFFであることを報知
    することを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器
    の情報報知システム。
  4. 【請求項4】 加熱調理器は、ユーザが設定した調理コ
    ースと、その調理コースに対応してセットするべき付属
    品とが異なっている場合は、その状態を示す誤使用情報
    を送信し、 情報端末は、前記付属品を報知することを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器の情報報知シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 加熱調理器は、ユーザが設定した調理コ
    ースと、その調理コースに対応してセットするべき付属
    品とが異なっている場合は、その状態を示す誤使用情報
    を送信し、 情報端末は、加熱調理器にセットされている付属品に対
    応してユーザが設定可能な調理コースを報知することを
    特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の加熱調理器
    の情報報知システム。
  6. 【請求項6】 加熱調理器は、必要な操作が行なわれて
    いないことにより調理動作が開始不能な状態にある場合
    に、前記必要な操作に関する情報を誤使用情報として送
    信し、 情報端末は、前記必要な操作に関する情報を報知するこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の加熱調
    理器の情報報知システム。
  7. 【請求項7】 加熱調理器は、庫内温度が上昇している
    ため加熱調理器の調理動作が開始不能な状態にある場合
    は、前記庫内温度が動作開始可能な温度まで低下すると
    予想される時間を誤使用情報として送信し、 情報端末は、前記時間を報知することを特徴とする請求
    項1乃至6の何れかに記載の加熱調理器の情報報知シス
    テム。
  8. 【請求項8】 加熱調理器は、食材の重量がユーザが設
    定した調理コースにおいては調理可能な範囲を超えてい
    るため開始不能な状態にある場合に、調理可能な重量を
    誤使用情報として送信し、 情報端末は、前記重量を報知することを特徴とする請求
    項1乃至7の何れかに記載の加熱調理器の情報報知シス
    テム。
  9. 【請求項9】 加熱調理器は、庫内温度が上昇している
    ため調理動作が開始不能な状態にある場合に、動作開始
    可能な庫内温度と現在の庫内温度とを誤使用情報として
    送信し、 情報端末は、前記動作開始可能な庫内温度と前記現在の
    庫内温度とを報知することを特徴とする請求項1乃至8
    の何れかに記載の加熱調理器の情報報知システム。
  10. 【請求項10】 加熱調理器は、部品温度が上昇してい
    るため調理動作が開始不能な状態にある場合に、動作開
    始可能な部品温度と、現在の部品温度とを誤使用情報と
    して送信し、 情報端末は、前記動作開始可能な部品温度と前記現在の
    部品温度とを報知することを特徴とする請求項1乃至9
    の何れかに記載の加熱調理器の情報報知システム。
  11. 【請求項11】 加熱調理器は、ユーザが設定した調理
    コースが開始不能な状態にあると共に異なる調理コース
    が開始可能な状態にあり、当該調理コースによってユー
    ザが設定した調理コースと略同等の調理が可能である場
    合は、前記異なる調理コースに関する情報を誤使用情報
    として送信し、 情報端末は、前記異なる調理コースに関する情報を報知
    することを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載
    の加熱調理器の情報報知システム。
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