JP3677244B2 - 加熱調理器の情報報知システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱調理器の動作に関連する種々の情報を報知するための情報端末を有してなる加熱調理器の情報報知システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
加熱調理器たる例えば電子レンジは、加熱調理を行なうために様々な機能部分を備えており、それらの何れかが故障したことを検出すると、表示部に表示を行なうことでユーザに故障を報知するように構成されている。その場合、故障が検出された時点で以降の調理運転は不能となり、ユーザは、故障した機能部分を修理するなどの対応を行なわなければならなかった。
【0003】
従って、例えば、ユーザが調理対象の食材について下拵えなどを既に行なった段階にあり、これから電子レンジにより食材を調理しようとした時に上記のような故障が発生すると、折角準備した食材が無駄になってしまうおそれがある。このような場合、ユーザにとっては、電子レンジの故障を修理することよりも、取り敢えず準備した食材の調理をどうするかが緊急な課題である。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の機能部分の内それらの一部が故障した場合であっても、極力調理運転を行なう方向で対処することができる加熱調理器の情報報知システムを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の加熱調理器の情報報知システムは、加熱調理器と、この加熱調理器との間で通信を行なうことで当該加熱調理器の動作に関連する種々の情報を報知するための情報端末とで構成されるものにおいて、
前記加熱調理器は、複数の機能部分の内それらの何れかが故障した場合に、その故障した機能部分を除外して応急運転を行なう機能を備えると共に、前記故障に関する情報を前記情報端末に送信し、
前記情報端末は、送信された情報に基づき、前記加熱調理器について前記応急運転が可能であるか否かを判断し、前記応急運転が可能であると判断するとその旨を報知する。
【0021】
即ち、加熱調理器本体に配置されている表示部は、スペースの制約上表示領域の大きさが限られているため表示可能な情報の量に制約がある。特に、故障に関する情報は、ユーザにとって分かりやすい形態で表示が行なわれているとは言えなかった。
【0022】
そこで、加熱調理器との通信が可能な情報端末を別途設け、加熱調理器より送信した情報を情報端末において報知させるようにすれば、より多くの情報を報知することが可能となり、故障に関する情報についてもよりユーザにとって理解しやすい形態による提示が可能となる。そして、加熱調理器が応急運転可能に構成される場合に、情報端末が、送信された故障情報に基づいて応急運転が可能である旨を報知すれば、ユーザは、情報端末を介してその旨を容易に認識することができる。
そして、前記情報端末を、ユーザによる操作入力が可能となるように構成し、前記応急運転が可能であると判断すると、ユーザによる応急運転の実行選択を可能とするように構成すれば、ユーザは、情報端末において操作を行なうことで、応急運転の実行選択を行なうことができる。
【0024】
また、この場合、請求項に記載したように、前記情報端末を、ユーザが応急運転の実行を選択した場合は、加熱調理器に応急運転を自動的に実行させるように構成しても良い。即ち、ユーザの意思が確認された時点で応急運転を自動的に実行させれば、以降の操作手順を不要にすることができる。
【0025】
また、請求項に記載したように、前記情報端末を、ユーザが応急運転の実行を選択した場合に、加熱調理器に応急運転を実行させるための操作手順を報知するように構成しても良い。斯様に構成すれば、ユーザは、報知される操作手順に従って操作を行なうことで応急運転を実行させることができる。
【0026】
た、請求項に記載したように、前記プログラムを前記情報端末側に配置して、前記加熱調理器は、前記プログラムを前記情報端末より受信して実行するようにしても良い。斯様に構成すれば、加熱調理器は、プログラムを予め内部のROMに持つ必要がなくなるので、ROMの容量を小さくすることができる。
【0027】
更に、請求項に記載したように、前記情報端末を、外部の通信ネットワーク上に接続されているサーバとの通信が可能となるように構成して、前記応急運転を実行するためのプログラムを前記サーバより受信し、
前記加熱調理器を、前記プログラムを前記情報端末を介して受信して実行するように構成しても良い。斯様に構成すれば、情報端末も、プログラムを予め内部のROMに持つ必要がなくなるので、ROMの容量を小さくすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は、情報報知システムの構成を示す図である。情報報知システムは、電子レンジ(加熱調理器)1とホーム端末(情報端末)2とで構成されている。両者は、近距離無線通信手段たるBluetooth (登録商標)インターフェイスを備えており、2.4GHz帯の電波信号を介して通信を行なうようになっている。
【0029】
電子レンジ1の外箱3は、前面が開口する矩形箱状をなしており、外箱2内には内箱が配設され、内箱内には調理室(何れも図示せず)が形成されている。調理室の前端部には扉4が回動可能に装着されている。外箱3と内箱との間には機械室(図示せず)が形成されており、機械室の前方には操作パネル5が固定されている。
一方、ホーム端末2は、矩形板状をなす筐体50の正面に、情報を表示するためのディスプレイ37を備えて構成されている。
【0030】
図2は、電子レンジ1の電気的構成を示す機能ブロック図である。機械室内には、制御回路(応急運転処理手段)6が配置されている。この制御回路6はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、制御回路6にはスタートキー(「あたため」キー)7が電気的に接続されている。このスタートキー7は操作パネル5に配設されたものであり、制御回路6はスタートキー7の操作を検出することに基づいて加熱調理を実行する。操作パネル5には、その他、具体的には図示しないが、「とりけし」キーや、仕上がり調節キー,手動調理操作キーなどが配設されている。
【0031】
制御回路6には、ロータリエンコーダ8が電気的に接続されている。ロータリーエンコーダ8には、操作パネル5に配置されているダイアル9(図1参照)が機械的に連結されている。このダイアル9はロータリエンコーダ8を回動操作するものであり、制御回路6はロータリエンコーダ8からの出力信号に基づいて調理メニューをレンジ調理,オーブン調理,解凍調理,あたため調理等の中から選択するようになっている。
【0032】
調理室の下方にはターンテーブルモータ10が配置されており、制御回路6は、モータ駆動回路11を介してターンテーブルモータ10を回転駆動するようになっている。また、調理室の下方には静電容量形の重量センサ(検出手段)12が配置されている。重量センサ12は、図1に示す回転板(付属品)13や丸皿(付属品)14を介して調理物がセットされた場合に、ターンテーブルモータ10の回転軸に印加される重量に応じた周波数の発振信号を制御回路6に出力するようになっている。
【0033】
赤外線センサ(検出手段)15は複数のサーモパイルからなるものであり、調理室内(庫内)における調理物の温度を検出して検出信号を制御回路6に出力するようになっている。電流センサ16は変流器で構成されており、電子レンジ1の消費電流を検出して検出信号を制御回路6に出力するようになっている。庫内温度センサ(検出手段)17はサーミスタで構成されており、調理室内の温度を検出して検出信号を制御回路6に出力するようになっている。また、ドアスイッチ18は、扉4の開閉状態に応じた信号を制御回路6に出力するようになっている。
【0034】
制御回路6には、モータ駆動回路19およびヒータ駆動回路20を介して熱風ファンモータ21および熱風ヒータ(加熱手段)22が電気的に接続されている。熱風ファンモータ21および熱風ヒータ22は庫内奥側に配置されており、制御回路6は、「熱風オーブン調理」の設定状態でスタートキー7が操作されたことを検出すると、駆動回路19および20を介して熱風ファンモータ21および熱風ヒータ22を駆動し、庫内に熱風を供給させるようになっている。
【0035】
また、制御回路6には、ヒータ駆動回路23,24を介して上ヒータ(加熱手段,発熱体)25,下ヒータ(加熱手段,発熱体)26が電気的に接続されている。制御回路6は、対流オーブン調理の設定状態でスタートキー7が操作されたことを検出すると、駆動回路23,24を介して上ヒータ25,下ヒータ26を駆動し、庫内全体の熱で食材(被加熱物)を加熱するようになっている。尚、上,下ヒータ25,26を同時に使用する場合は「対流オーブン調理」となり、上,下ヒータ25だけを使用する場合は「グリル調理」となる。
【0036】
制御回路6には、モータ駆動回路27を介して冷却ファンモータ28が電気的に接続されている。制御回路6は、「レンジ調理」の設定状態でスタートキー7が操作されたことを検出すると、モータ駆動回路27を介して冷却ファンモータ28を駆動し、後述するマグネトロン30等の電気部品に冷却風を送風させるようになっている。
【0037】
制御回路6には、マグネトロン駆動回路29を介してマグネトロン30が電気的に接続されており、制御回路6は、レンジ調理の設定状態でスタートキー7が操作されたことを検出するとマグネトロン駆動回路29を介してマグネトロン30を駆動し、庫内にマイクロ波を照射するようになっている。マグネトロン駆動回路29は、具体的には図示しないが、高周波トランスや、その高周波トランスの一次側に高周波電流を供給するインバータ回路などを含んで構成されている。
【0038】
また、制御回路6には、BT(Bluetooth) アダプタインターフェイス31を介してBTアダプタ32が電気的に接続されている。制御回路6は、BTアダプタ32を用いて、ホーム端末2との間で通信を行なうようになっている。また、制御回路6は、LCD(Liquid Crystal Display)駆動回路51を介してキャラクタ型のLCD52における表示を制御するようになっている。LCD52には、調理等に関する情報が極めて限定された態様で表示される。
【0039】
加えて、制御回路6は、内部にROMよりなるメモリ6Mを備えている。このメモリ6Mには、制御回路6が電子レンジ1としての各機能を実現するために実行する制御プログラムなどが記憶されている。尚、図2において、制御回路6の周辺に存在する各構成要素が機能部分に相当する。
【0040】
一方、図3は、ホーム端末2の電気的構成を示す機能ブロック図である。ホーム端末2は、マイクロコンピュータで構成される制御回路33を中心として構成されており、電子レンジ1と同様に、BTアダプタインターフェイス34及びBTアダプタ35を備えている。そして、制御回路33は、BTアダプタ35を用い電波信号を介して電子レンジ1との間で通信を行なうようになっている。
【0041】
また、制御回路33は、電子レンジ1と同様にBluetooth インターフェイスを備えてなる他の家電機器(例えば、冷蔵庫,クッキングヒータ,炊飯器など)に対しても、必要に応じて通信を行なうことが可能に構成されている。その場合、ホーム端末2は、これらの家電機器の制御を集中的に行なったり、各家電機器の動作状態に関する情報を報知することも可能となっている。
【0042】
制御回路33には、入力部36からの操作信号が与えられている。また、制御回路33は、電子レンジ1より送信された情報に基づいて画像をディスプレイ (表示手段)37に表示させたり、ブザー(又はスピーカ)38より警告音を出力するなどの報知動作を行うようになっている。尚、入力部36は、ディスプレイ37の画面上においてタッチパネルとして構成されるものである。
【0043】
また、制御回路33は、外部ネットワーク通信部39を介してインターネット(通信ネットワーク)40に接続を行ない、調理メニューサーバ41にアクセスすることでコンテンツである調理情報(調理レシピ)を必要に応じて検索できるようになっている。制御回路33は、検索した調理レシピに応じた制御コードを電子レンジ1等の家電機器に送信し、電子レンジ1等は、送信された制御コードに対応する調理コースを実行することも可能に構成されている。
【0044】
また、インターネット40には、サーバであるASP(Application Service Provider)42が接続されている。ASP42は、電子レンジ1のメーカが設置しているものであり、コンテンツとしてエラー処置プログラム43が配置されている。エラー処置プログラム43は、後述するように、ホーム端末2側からの要求に応じてダウンロードされるようになっている。
【0045】
また、制御回路33は、内部にROMよりなるメモリ33Mを備えている。メモリ33Mには、ホーム端末2としての機能を実行するための制御プログラムが記憶されていると共に、電子レンジ1側に転送され制御回路6によって実行される応急運転プログラム44が記憶されている。
【0046】
次に、本実施例の作用について図4をも参照して説明する。図4は、電子レンジ1,ユーザ,ホーム端末2及びASP42の間で行なわれる処理の一例を示すシーケンスであり、電子レンジ1に故障が発生した場合を示すものである。ユーザは、操作パネル5のダイアル9を操作して電子レンジ1に行なわせる調理コースを適宜選択すると、スタートキー7を操作する(a)。すると、電子レンジ1の制御回路6は、選択された調理コースによる運転を開始する(b)。
【0047】
この時、制御回路6は、ユーザが電子レンジ1を誤使用したこと、若しくは、運転の途中で何れかの機能部分が故障したことを認識すると(エラー発生,(c))、BTアダプタ32を介してホーム端末2に対しエラーコードを送信する(d)。
【0048】
ここで、例えば、食材の温度を検出するための赤外線センサ15が故障していたものとすると、制御回路6は、その故障状態を以下のようにして認識する。赤外線センサ15が出力するセンサ信号は、図示しない増幅器を介して制御回路6に与えられる。制御回路6はA/Dコンバータ(図示せず)を内蔵しており、前記センサ信号をA/D変換して読み込むようになっている。
【0049】
A/Dコンバータが例えば8ビットであり、電源電圧が5Vであれば、入力電圧が5Vの場合に出力されるデータ値は「255」であり、入力電圧が0Vの場合に出力されるデータ値は「0」である。電子レンジ1の通常の使用状態においては、赤外線センサ15が出力する信号がこのような値をとることはない。従って、調整誤差なども考慮し、読み出しデータが例えば「250」以上または「5」以下の場合、制御回路6は赤外線センサ15が故障していると判断する。この場合、ホーム端末2に送信されるエラーコードは、上記故障を意味するものになる。
【0050】
再び図4を参照して、ホーム端末2の制御回路33は、電子レンジ1よりエラーコードを受信すると、外部ネットワーク通信部39を介してインターネット40に接続を行ないASP42にアクセスする。そして、処置プログラム要求を例えば電子メールの形式でASP42に送信する(d)。ASP42は、送信されたプログラム要求を受信すると、エラー処置プログラム43をホーム端末2に送信する(e)。
【0051】
ホーム端末2の制御回路33は、エラー処置プログラム43を受信すると(f)そのプログラム43を実行し、電子レンジ1より送信されたエラーコードがユーザの誤使用を意味するものかどうかを判断する(g)。ユーザの誤使用であれば(「YES」)、その誤使用状態を解消するための対処方法をディスプレイ37に表示させる(h)。そして、ユーザは、ディスプレイ37の表示を参照することで正しい使用方法を認識した場合は、誤使用状態を解消することができる(i)。
【0052】
一方、プロセス(g)において、電子レンジ1より送信されたエラーコードがユーザの誤使用を意味するものでなければ(「NO」)、当該エラーコードは電子レンジ1が故障していることを意味している。従って、この場合、制御回路33は、電子レンジ1に故障が発生したことを示す情報をディスプレイ37に表示させる(j)。即ち、図7(a)に示すように、「電子レンジに故障が発生しました。」といったようなメッセージを表示させる。
【0053】
また、制御回路33は、エラーコードが示す故障の内容に基づいて応急運転が可能であるか否かを判断する(k)。ここで、「応急運転」とは、故障した箇所を使用することなく、残りの機能、或いは代替的な機能を使用して応急的に行なう運転を意味する。即ち、故障した箇所により、応急運転が可能である場合と不可能である場合とがある。
【0054】
応急運転が可能である場合((k),「YES」)、制御回路33は、ディスプレイ37に応急運転をユーザに選択させるための表示を行う(l)。即ち、図7(a)に示すように、「この故障に対しては応急運転が可能です。応急運転しますか。」といったようなメッセージを表示させると共に、「はい」,「いいえ」の入力ボタンを表示させる。
【0055】
この時、ユーザが入力部36により選択を行い(m)「はい」の入力ボタンにタッチすると、制御回路33は電子レンジ1に応急運転プログラム44を転送する(o)。電子レンジ1の制御回路6は、転送された応急運転プログラム44を受信すると当該プログラムを実行して応急運転を行なう(p)。
【0056】
尚、この場合、例えば以下のような手順で応急運転を行なわせても良い。即ち、制御回路33が、図7(b)に示すようにディスプレイ37に、
「応急運転を開始します。庫内に食品を入れてスタートして下さい。」
「[お知らせ] 赤外線センサが故障したため、応急的に重量センサのみで
自動加熱します。出来上がり温度が若干異なる場合があります。」
といったような表示を行わせる。そして、電子レンジ1の制御回路6は、ユーザによってスタートキー7が操作されると応急運転を開始させるようにする。
【0057】
ここで、以上のプロセス(p)において電子レンジ1が行なう応急運転ついて図5を参照してより具体的に説明する。図5は、赤外線センサ15が正常である場合の電子レンジ1による加熱調理動作、即ち通常運転のフローチャートと、赤外線センサ15が故障した場合における応急運転のフローチャートとを並べて示すものである。先ず、通常運転の場合(ステップA1,「NO」)、制御回路6は、重量センサ12によって食材の重量を検知する(ステップA2)。そして、検知した食材の重量に応じて加熱時間の上限及び下限を設定すると(ステップA3)、加熱動作を開始する(ステップA4)。
【0058】
加熱調理中において、制御回路6は、赤外線センサ15により食材の温度を検知する(ステップA5)。そして、ステップA3において設定した加熱時間の上限に達したか否かを判断し(ステップA6)、上限に達していなければ(「NO」)、ステップA5で検知した食材の温度が選択された調理コースについて設定されている食材の調理温度(設定温度)に達したか否かを判断する(ステップA7)。ステップA7において、食材の温度が未だ設定温度に達していなければ (「NO」)ステップA4に戻って加熱動作を継続する。
【0059】
以上のようにしてステップA4〜A7のループを回っている間に食材の温度が設定温度に達すると(ステップA7,「YES」)、制御回路6は、ステップA3において設定した加熱時間の下限に達したか否かを判断し(ステップA8)、下限に達していなければ(「NO」)やはりステップA4に戻る。そして、ステップA8において加熱時間の下限に達していれば(「YES」)、調理動作を終了する。
【0060】
また、ステップA4〜A7のループを回っている間において、食材の温度が設定温度に達していないにもかかわらず、ステップA3において設定した加熱時間の上限に達した場合(ステップA6,「YES」)も、制御回路6はその時点で調理動作を終了する。
【0061】
即ち、図6に示すように、制御回路6は、赤外線センサ15により加熱調理中の食材の温度を検出することで、ステップA3で食材の重量(W)に応じて設定する加熱時間(T)に上限,下限の幅を持たせることができるようになっており、食材の温度が設定温度に達した段階で加熱時間の下限を超えていれば(ステップA7,A8,「YES」)、食材をそれ以上不要に加熱することなく調理を終了することができる。
【0062】
一方、赤外線センサ15が故障しており応急運転を行なう場合(ステップA1,「YES」)、制御回路6は、ステップA2と同様に重量センサ12によって食材の重量を検知すると(ステップB1)、検知した食材の重量に応じて加熱時間を設定すると(ステップB2)加熱動作を開始する(ステップB3)。即ち、この場合ステップB2で設定される加熱時間は、単に重量に応じて定まる幅を持たない時間(図6に示す標準時間)となる。そして、ステップB4において加熱時間が経過するまで調理を継続し、時間が経過すれば(「YES」)調理を終了する。
【0063】
以上のように、応急運転においては赤外線センサ15が使用できないため加熱中の食材の温度が分からず、加熱時間に幅を持たせることができない。しかしながら、この場合でも食材の加熱調理が完全に不能となるわけではなく、調理精度が僅かに劣化することは想定されるが、応急的に加熱調理を行なうことには問題がない。
【0064】
再び図4を参照する。ホーム端末2の制御回路33は、電子レンジ1より応急運転による調理動作(p)が終了したことを示す情報を受信すると、ディスプレイ37に自動故障診断を行なう否かをユーザに選択させるための表示を行わせる(q)。そして、ユーザが入力部36により選択を行い(r)自動故障診断を選択すると((s),「YES」)、制御回路33は電子レンジ1に自動故障診断の実行指令を送信する。すると、電子レンジ1の制御回路6は、自動故障診断を実行する(t)。
【0065】
ここで、図8は、制御回路6が行う自動故障診断の処理内容を示すフローチャートである。制御回路6は、ステップS1〜S5において、庫内灯(図示せず),重量センサ12,庫内温度センサ17,熱風ヒータ22,マグネトロン30が故障しているか否かを夫々診断する。診断は、例えば庫内灯の場合は、庫内灯を点灯させても電流センサ16によって検出される電流値が上昇しない場合に、故障(断線)しているものと(「YES」)判断する。
【0066】
また、重量センサ12の故障を検出するためには、例えば、ユーザに予め回転板,丸皿をセットさせておくようにする。そして、その状態で重量センサ12がそれらの荷重に相当する重量とは明らかに異なる重量を検出した場合に故障と診断する。庫内温度センサ16については、検出範囲の最高に近い値,若しくは最低に近い値が得られた場合に故障と判断する。
【0067】
熱風ヒータ22及びマグネトロン30については、庫内灯の場合と同様に、駆動した場合に電流値が変化するかどうかで判断する。更に、図6では図示しないが、電流センサ16自体についても、ステップS1〜S5を順次実行した場合の電流値が全く同じ値である場合に故障と判断することが可能である。また、これらに限ることなく、その他の機能部分についても故障診断が可能であるものについては適宜診断を行なう。
【0068】
そして、制御回路6は、判断ステップS1〜S5等を実行した場合に何れかにおいて「YES」と判断すると、各ステップに応じて夫々の診断対象が故障していることを示す故障ステータスをRAMなどに記憶させる(ステップS6〜S10)。
【0069】
以上のようにして各部を一通り診断すると、制御回路6は、ステップS6〜S10の何れかにおいて記憶された故障ステータスがあるか否かを判断する(ステップS11)。そして、故障ステータスが全くなければ(「NO」)異常無しコードを記憶させ(ステップS12)、故障ステータスがある場合は、(「YES」)そのステータスに応じた故障コードを記憶させて(ステップS13)処理を終了する。
それから、制御回路6は、自動故障診断の診断結果(異常無しコード,若しくは故障コード)をホーム端末2に送信する。
【0070】
図4のプロセス(t)において制御回路6が自動故障診断を行った場合、また、プロセス(r)においてユーザが自動故障診断を選択しなかった場合、ホーム端末2の制御回路33は、ASP42に故障情報の連絡を行うか否かをユーザに選択させるための表示をディスプレイ37に行わせる(u)。そして、ユーザの選択に基づいて(v)連絡を行う場合((w),「YES」)、制御回路33は、インターネット40を介してASP42に診断結果を例えば電子メールの形式で送信する(x)。また、前記選択に基づき連絡を行わない場合((w),「NO」)、制御回路33は処理を終了する。
【0071】
以上のように本実施例によれば、電子レンジ1の制御回路6は、複数の機能部分の内それらの何れかが故障した場合に、その故障した機能部分を除外して応急運転を行なう機能を備えると共に、その故障に関する情報をホーム端末2に送信し、ホーム端末2の制御回路33は、送信された情報に基づき、電子レンジ1について応急運転が可能であるか否かを判断し、応急運転が可能であると判断するとその旨を示すメッセージをディスプレイ37に表示させることで報知するようにした。
【0072】
即ち、ホーム端末2のディスプレイ37を用いればより多くの情報を報知することができるので、故障に関する情報についてもユーザにとって理解しやすい形態による提示が可能となる。そして、ホーム端末2が、送信された故障情報に基づいて応急運転が可能である旨を報知すれば、ユーザは、ホーム端末2を介してその旨を容易に認識することができる。
【0073】
また、ホーム端末2を、入力部36を備えてユーザによる操作入力が可能となるように構成し、制御回路33は、応急運転が可能であると判断するとユーザが応急運転の実行選択をできるようにしたので、ユーザは、ホーム端末2において操作を行なうことで、必要に応じて応急運転を実行させることができる。
【0074】
そして、応急運転プログラム44をホーム端末2側に配置して、ユーザが前記実行を選択すると、制御回路33は、応急運転プログラム44を電子レンジ1に送信することで応急運転を自動的に実行させるようにした。即ち、ユーザの意思が確認された時点で応急運転を自動的に実行させることにより、以降のユーザによる操作を不要をすることができる。また、電子レンジ1の制御回路6は、応急運転プログラム44をホーム端末2より受信して実行するので、応急運転プログラム44を予め内部のメモリ6Mに持つ必要がなく、メモリ6Mの容量を小さくすることができる。
【0075】
更に、この場合、ホーム端末2の制御回路33は、ユーザが応急運転の実行を選択した場合に、応急運転を実行させるための操作手順をディスプレイ37に表示させて報知することもできるので、ユーザは、報知される操作手順に従って操作を行なうことにより、電子レンジ1に応急運転を実行させることもできる。
【0076】
また、本実施例によれば、電子レンジ1に、食材の温度を検出する赤外線センサ15とその重量を検出する重量センサ12とを備え、制御回路6は、赤外線センサ15が故障した場合は、重量センサ12によって検出される重量のみに基づいて応急運転を行なうようにした。従って、赤外線センサ15により食材の加熱温度が測定できない場合でも、実用上は略問題なく調理を行なうことができる。
【0077】
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
ホーム端末2による報知の形態は、ディスプレイ37におけるメッセージの表示やスピーカ38による警告音の出力に限ることなく、その他、メッセージを音声信号によって出力したり、光信号を用いて報知を行なっても良い。
プロセス(q)〜(x)については、必要に応じて行なえば良い。
また、応急運転プログラム44を電子レンジ1側に配置しても良い。
また、例えば、応急運転プログラムをASP42側に配置しておき、ホーム端末2が応急運転プログラムをASP42より受信し、電子レンジ1が、前記プログラムをホーム端末2を介して受信して実行するようにしても良い。斯様に構成すれば、ホーム端末2も、応急運転プログラムを予め内部のメモリ33Mに持つ必要がなくなるので、メモリ33Mの容量を小さくすることができる。
【0078】
ホーム端末2がインターネット40を介してASP42にアクセスする機能は、必要に応じて設ければ良い。
その他、応急運転の例としては、例えば、熱風ヒータ22,ヒータ25及び26の何れか一方が故障した場合に他方のヒータを用いて加熱調理を行なったり、或いは、これらにマグネトロン30をも加えて、何れかが故障した場合にその他の加熱手段を用いて調理を行なっても良い。
また、庫内温度センサ17が故障した場合に、赤外線センサ15を代わりに利用するなどしても良い。
加熱調理器と情報端末との間における通信方式は、その他、無線LANなどを用いても良く、或いは有線方式で行なうようにしても良い。
【0079】
熱調理器は、加熱手段たるヒータを備えておらず、レンジ調理のみを行なう電子レンジに適用しても良い。また、電子レンジに限ること無く、例えば、加熱手段としてヒータのみを有し、熱風オーブン調理,対流オーブン調理,グリル調理のみを行なうものに適用しても良い。
【0081】
【発明の効果】
発明の加熱調理器の情報報知システムによれば、加熱調理器は、複数の機能部分の内それらの何れかが故障した場合に、その故障した機能部分を除外して応急運転を行なう機能を備え、前記故障に関する情報を情報端末に送信し、情報端末は、送信された情報に基づき、加熱調理器について前記応急運転が可能であるか否かを判断し、応急運転が可能であると判断するとその旨を報知する。
【0082】
従って、加熱調理器より送信された情報に基づいて、情報端末においてより多くの情報を報知することが可能となり、故障に関する情報についてもよりユーザにとって理解しやすい形態による提示が可能となる。そして、情報端末が、送信された故障情報に基づいて応急運転が可能である旨を報知すれば、ユーザは、情報端末を介してその旨を容易に認識することができる。
そして、前記情報端末を、ユーザによる操作入力が可能となるように構成し、前記応急運転が可能であると判断すると、ユーザによる応急運転の実行選択を可能とするように構成すれば、ユーザは、情報端末において操作を行なうことで、応急運転の実行選択を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であり、情報報知システムの構成を示す図
【図2】電子レンジの電気的構成を示す機能ブロック図
【図3】ホーム端末の電気的構成を示す機能ブロック図
【図4】電子レンジ,ユーザ,ホーム端末及びASPの間で行なわれる処理の一例であり、電子レンジが応急運転を行う場合の通信状態を示すシーケンス図
【図5】通常運転のフローチャートと、赤外線センサが故障した場合における応急運転のフローチャートとを並べて示す図
【図6】食材の重量(W)と、その重量に応じた加熱時間(T)との関係を示す図
【図7】ホーム端末のディスプレイにおける画面表示例を示す図
【図8】電子レンジの制御回路が故障診断プログラムを実行した場合の処理内容を示すフローチャート
【符号の説明】
1は電子レンジ(加熱調理器)、2はホーム端末(情報端末)、6は制御回路(応急運転処理手段)、12は重量センサ(検出手段)、15は赤外線センサ (検出手段)、17は庫内温度センサ(検出手段)、22は熱風ヒータ(加熱手段)、25は上ヒータ(加熱手段,発熱体)、26は下ヒータ(加熱手段,発熱体)、37はディスプレイ(表示手段)、40はインターネット(通信ネットワーク)、42はASP(サーバ)、44は応急運転プログラム、52はLCD(表示手段)を示す。

Claims (5)

  1. 加熱調理器と、この加熱調理器との間で通信を行なうことで当該加熱調理器の動作に関連する種々の情報を報知するための情報端末とで構成される加熱調理器の情報報知システムにおいて、
    前記加熱調理器は、複数の機能部分の内それらの何れかが故障した場合に、その故障した機能部分を除外して応急運転を行なう機能を備えると共に、前記故障に関する情報を前記情報端末に送信し、
    前記情報端末は、送信された情報に基づき、前記加熱調理器について前記応急運転が可能であるか否かを判断し、前記応急運転が可能であると判断するとその旨を報知すると共に、ユーザによる操作入力が可能に構成されており、前記応急運転が可能であると判断すると、ユーザによる応急運転の実行選択を可能とすることを特徴とする加熱調理器の情報報知システム。
  2. 前記情報端末は、ユーザが応急運転の実行を選択した場合は、加熱調理器に応急運転を自動的に実行させることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器の情報報知システム。
  3. 前記情報端末は、ユーザが応急運転の実行を選択した場合は、加熱調理器に応急運転を実行させるための操作手順を報知することを特徴とする請求項2記載の加熱調理器の情報報知システム。
  4. 前記応急運転を実行するためのプログラムを、前記情報端末側に配置し、
    前記加熱調理器は、前記プログラムを前記情報端末より受信して実行することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器の情報報知システム。
  5. 前記情報端末は、外部の通信ネットワーク上に接続されているサーバとの通信が可能に構成されており、前記応急運転を実行するためのプログラムを前記サーバより受信し、
    前記加熱調理器は、前記プログラムを前記情報端末を介して受信して実行することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の加熱調理器の情報報知システム。
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