JP3926131B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理用データに基づき加熱調理を実行する加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
電子レンジなどの加熱調理器には、使用者が調理メニューを設定すると、その調理メニューに適した出力や時間等でマグネトロンやヒータなどを駆動する自動調理機能を有したものがある。この場合、マグネトロンやヒータなどの動作プログラムを含む調理に関するデータは、加熱調理器の制御用回路が備えるメモリに記憶されている。
【0003】
ところが、調理メニューの数は膨大であり、また、メモリの記憶容量には限りがあるため、全ての調理メニューに対応する調理用データをメモリに記憶することはできない。また、使用者の好みによって実際に調理が行われる調理メニューの種類は偏っている場合が多く、メモリの容量を大きくして全ての調理メニューに関する調理用データを記憶することは余り有効ではない。
【0004】
上記不具合を解消するものとして、調理用データを格納したデータベースを備える外部サーバにインターネットを介してアクセスし、調理用データを受信する機能を備えた加熱調理器(電子レンジ)が提案されている(特開2001−74247)。前記データベースは、加熱調理器が備えるメモリに比べて記憶容量が非常に大きいため、膨大な数の調理メニューの調理用データを格納しておくことができる。また、上記構成では、データベースが記憶する調理メニューの種類を更新することができる。
【0005】
しかし、上記構成の加熱調理器は、インターネットと接続可能な通信環境が整っていない家庭では有効に利用することができない。
そこで、本発明の目的は、使用者の通信環境に関係なく任意の調理メニューの自動調理を実行できる加熱調理器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の加熱調理器は、調理用データに基づき加熱調理を実行する加熱調理実行手段と、外部装置から通信網を介して送信されてくる前記調理用データを受信する着脱可能な通信手段と、前記調理用データを記憶する着脱可能な外部記憶手段と、前記通信手段が受信した前記調理用データを前記加熱調理実行手段に入力するための通信データ入力部と、前記外部記憶手段が記憶する調理用データを前記加熱調理実行手段に入力するための外部データ入力部とを備え、加熱調理器本体における前記通信手段が着脱される部分及び前記外部記憶手段が着脱される部分の周囲部には、それぞれ前記加熱調理器本体の金属部分と電気的に接続された導電部材が設けられていることを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、通信手段を装着することにより前記通信手段が受信した調理用データに基づいて加熱調理を実行することができ、外部記憶手段を装着することにより前記外部記憶手段が記憶する調理用データに基づいて加熱調理を実行することができる。また、通信手段或いは外部記憶手段を装着する際に使用者に帯電している静電気を導電部材を介して放電することができ、静電気により電気回路が破損することを防止できる。
【0008】
この場合、通信データ入力部は、外部データ入力部と共用に構成されていると良い(請求項2の発明)。上記構成によれは、通信手段及び記憶手段という異なる手段から調理用データを加熱調理実行手段に取り込む構成でありながら、その構成を簡単にすることができる。
【0009】
また、調理用データを、調理メニューの名称、加熱調理実行手段の動作プログラム、調理材料の種類や量、調理手順等を含んで構成すると共に、前記調理用データに基づき調理情報を提供する調理情報提供手段を設けると良い(請求項3の発明)。
【0010】
上記構成によれば、加熱調理実行手段に加熱調理を実行させるにあたって使用者が行う調理材料の準備や下ごしらえ等の調理情報等を得ることができる。このため、調理メニューを良好に仕上げることができる。
【0011】
通信手段は、調理用データを格納するデータベースを備える外部装置にインターネット等の外部通信網を介してアクセスして調理用データを受信するように構成されていると良い(請求項4の発明)。
【0012】
上記構成によれば、使用者は、膨大な数の調理メニューに対応する調理用データを一括して管理する外部装置にアクセスして受信した調理用データを利用することができる。従って、加熱調理器の記憶手段に多種類の調理メニューに対応する調理用データを格納しておかなくても、使用者の多様な好みに対応することができる。
【0013】
また、通信手段は、調理用データを格納するデータベースを備える外部装置にインターネット等の外部通信網を介してアクセスして調理用データを受信する端末装置から通信網を介して前記調理用データを受信するように構成しても良い(請求項5の発明)。
上記構成によれば、通信手段を、端末装置との間で通信を行うのに必要な比較的簡単な構成にすることができ、コストアップを小さく抑えることができる。
【0014】
外部記憶手段は、加熱調理実行手段の動作状態を点検して故障診断を行うための診断用データを記憶し、制御手段は、前記診断用データに基づいて前記加熱調理実行手段の故障診断を行い、その診断結果を報知手段に出力するように構成しても良い(請求項6の発明)。
【0015】
また、通信手段は、自己の動作状態を点検して故障診断を行うために設けられた外部診断装置とインターネット等の外部通信網を介して通信可能に構成され、制御手段は、前記通信手段を用いて加熱調理実行手段の動作状態に関する情報を前記外部診断装置に送信すると共に前記外部診断装置から送信されてくる診断情報を受信し、その診断情報に基づき診断結果を報知手段に出力するように構成しても良い(請求項7の発明)。
【0016】
上記構成によれば、通信手段或いは外部記憶手段のいずれかを加熱調理器に接続することにより、加熱調理実行手段の故障診断を行うことができる。また、使用者は、報知手段に出力された診断結果に基づいて加熱調理実行手段に故障が発生したことを速やかに知ることができる。
【0017】
また、通信手段を接続した場合には、制御手段は、外部診断装置からの診断情報を、前記通信手段を介してサービス受付装置に送信し、加熱調理実行手段の修理を行う修理サービスを要請するように構成しても良い(請求項8の発明)。
【0018】
上記構成によれば、使用者は、加熱調理実行手段における故障の発生に対して速やかに対処することができる。また、サービス受付装置側では、受信した診断情報に基づき例えば修理サービスを行うサービスマンが加熱調理実行手段の故障発生部位を推定或いは特定することができる。このため、加熱調理実行手段の修理に必要な補修部品を予め準備しておくことができる。
【0019】
通信手段及び外部記憶手段はそれぞれカード状に構成されていると共に、加熱調理本体に設けられ内部に通信データ入力部を有する通信カードスロット及び前記加熱調理本体に設けられ内部に外部データ入力部を有する外部記憶カードスロットを備えることも良い構成である(請求項9の発明)。
通信手段及び外部記憶手段をカード状にすることにより、取り扱いや管理が容易になる。
【0020】
また、加熱調理器本体に設けられ内部に被加熱物を収容する加熱室と、前記加熱室の前面開口部を開閉する扉と、前記加熱調理器本体の前面に設けられた操作パネルとを備え、加熱調理実行手段を前記加熱室内にマイクロ波を照射することにより前記被加熱物を加熱するマグネトロンから構成し、且つ通信手段を、2.4GHzのISM周波数帯域を使用する無線通信を行うように構成した場合は、前記通信カードスロットは、加熱調理器本体の前面に設けられた操作パネルのうち前記扉から離間する部位に設けることが好ましい(請求項10の発明)。
上記構成によれば、扉の隙間から漏洩する電波が通信手段を介した通信に及ぼす影響を少なくすることができる。
【0021】
ところで、パソコンを使用する場合と異なり加熱調理器を使用する場合には、使用者の手指に水が付着していることが想定される。また、加熱調理器の使用環境は、通常、水気が多い。そこで、通信データ入力部及び外部データ入力部をそれぞれ通信カードスロット及び外部記憶カードスロット内の上部に設けると良い(請求項11の発明)。上記構成によれば、カードスロット内に水気が浸入した場合に、その水気がデータ入力部に付着し難くなる。
【0022】
また、通信カードスロット及び外部記憶カードスロットの周囲部に、それぞれ内部に水が浸入することを防止するための水浸入防止部を設けても良い(請求項12の発明)。
【0023】
更に、通信手段は、当該通信手段を通信カードスロット内に挿入したときに通信データ入力部と接続される通信データ出力部を備えると共に前記通信データ出力部を除く部分が絶縁部材で被覆され、外部記憶手段は、当該開部記憶手段を外部記憶カードスロット内に挿入したときに外部データ入力部と接続される外部データ出力部を備えると共に前記外部データ出力部を除く部分が絶縁部材で被覆され、導電部材は、前記通信カードスロット及び前記外部記憶カードスロットの周囲部に設けることも良い構成である(請求項14の発明)。
【0024】
上記構成によれば、通信カード或いは外部記憶カードをカードスロット内に挿入する際に使用者に帯電している静電気を導電部材を介して放電することができ、前記静電気により電気回路が破損することを防止できる。
【0025】
通信手段がアンテナを一体的に備える場合には、前記アンテナの方向を変更可能に構成したり(請求項15の発明)、加熱調理器本体に複数の通信カードスロットを設けたり(請求項16の発明)すると良い。上記構成によれば、アンテナの感度が良い状態となるようにアンテナの向きを変えたり位置を変えたりすることができる。
【0026】
また、通信手段を、加熱調理器本体に着脱可能に装着され加熱調理実行手段との接続部を有する通信装置本体と、前記通信装置本体とケーブルを介して接続されアンテナを有する外部装置とから構成すると、アンテナの感度が良い状態となるように外部装置の位置を自由に変更することがができる(請求項17の発明)。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を加熱調理器としての電子レンジに適用した第1の実施例について図1ないし図9を参照しながら説明する。まず、本実施例に係る電子レンジの構成を図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、電子レンジ1の外観を示している。この図1において、電子レンジ1は金属製のキャビネット(加熱調理器本体に相当)2を備えており、その内部には図示しない加熱室が設けられている。加熱室の前面開口部は扉3により開閉されるようになっている。前記扉3の中央部には窓部4が設けられており、外部から加熱室内の様子を視認することができる。本実施例に係る電子レンジ1は、加熱手段としてマグネトロン5及びヒータ6(いずれも図2参照)を備えており、レンジ調理及びオーブン調理の実行が可能になっている。
【0028】
前記キャビネット2の前面の図1中右部には、操作パネル7が配設されている。操作パネル7の上部には例えば液晶ディスプレイからなる表示部8が設けられている。また、操作パネル7のうち前記表示部8の下部には、スピーカ9、多数の操作キーを備えた操作部10、マイク11が設けられている。更に、操作パネル7の右下部にはカードスロット12が設けられている。前記カードスロット12には、外部記憶手段としてのメモリカード13或いは通信手段としての通信カード14(図3参照)が着脱可能に装着されるようになっている。
【0029】
前記カードスロット12は、操作パネル7の前面に横長形状の開口部12aを有しており、図7に示すように、開口部12aからキャビネット2内の奥部に向かって上方に傾斜するように延びている。カードスロット12内の奥部上面には、データ入力部としての接続電極部15が設けられている。また、カードスロット12の開口部12aの周囲には導電性部材からなるガードリング16が設けられている。前記ガードリング16は水浸入防止部としても機能し、その前端部が操作パネル7の前面よりもやや前方に突出している。
【0030】
図2は、電子レンジ1の概略的な電気的構成を示すブロック図として示している。この図2において、制御回路17は、マイクロコンピュータを主体にROMやRAMなどを含んで構成されている。制御回路17は、マグネトロン駆動回路18及びヒータ駆動回路19を介してマグネトロン5及びヒータ6をそれぞれ駆動制御するようになっている。また、制御回路17には、オーブン調理時の加熱室内の温度を検出するサーミスタ20、レンジ調理時の食品の表面温度を検出するサーモパイル21、マグネトロン5及びヒータ6の動作時の入力電流を検出する入力電流・電圧検知回路22の検出信号が与えられている。更に、制御回路17には、マイク11、スピーカ9、表示部8、入出力(I/O)インターフェース23が接続されている。本実施例においては、制御回路17、マグネトロン駆動回路18、ヒータ駆動回路19、マグネトロン5、ヒータ6から加熱調理実行手段が構成される。
【0031】
次に、メモリカード13及び通信カード14について説明する。図1及び図5に示すように、メモリカード13は、薄形カード状に構成された例えばSD(Secure Digital)メモリカードであり、多数の調理メニューに関する調理情報(例えば材料の種類や量、調理手順)や電子レンジ1を用いた加熱調理に必要な調理運転プログラム等の調理用データ、電子レンジ1の故障診断に必要な診断用データが格納された記憶部24並びに外部データ出力部としての接続電極部25を備えて構成されている。メモリカード13は、接続電極部25を除く部分が絶縁材で覆われて構成されており、その一端部の一方側にカードスロット12への挿入側端部を示す切欠26が設けられている。接続電極部25はメモリカード13の挿入側端部の一方の面に位置しており、この面を上にしてメモリカード13をカードスロット12に装着することにより前記接続電極部25が電子レンジ1側の接続電極部15と接続される。
【0032】
一方、通信カード14は、図3及び図4に示すように、縦長形状をなす薄形カード状に構成されている。通信カード14は、SDI/O標準規格に基づく無線通信機能、例えばブルートゥース(「BluetoothTM」エリクソン社の登録商標、以下同じ。)の通信規格に準拠した近距離無線通信機能を有しており、アンテナ回路部27、通信回路部28、コントローラ29、通信データ出力部としての接続電極部30を備えて構成されている。
【0033】
ブルートゥースは、電波法により国際的に割り当てられた工業用、化学用、医療用周波数帯(ISM帯)の一つである2.4GHz帯の電波であって消費電力が小さく比較的微弱な電波を利用して通信を行うものである。一方、マグネトロン5は、ISM帯の一つである2450MHzのマイクロ波により食品を誘電加熱する。この場合、電子レンジから漏洩する電波により無線通信やTVが受信障害を起こしたり、人体が悪影響を受けたりすることを防止するために、電波法により電子レンジの電波漏洩量が規制されている。従って、本実施例に係る電子レンジ1においてもキャビネット2からの電波漏洩量は規制値以下に抑えられている。
【0034】
ところが、上述したようにブルートゥースは微弱な電波を利用する通信技術であるため、マグネトロン5の出力によっては、漏洩する若干量の電波が妨害波となってしまう。そこで、本実施例においては、漏洩電波、具体的には扉3の隙間からの漏洩電波が通信カード14を介した通信に及ぼす影響が少なくなるように、カードスロット12を扉3から離間した部位に設けている。
【0035】
通信カード14は、メモリカード13と同様に、前記接続電極部30を除く部分は絶縁材で覆われており、その挿入側端部には切欠31が設けられている。通信カード14の挿入側端部の一方の面に接続電極部30が露出しており、この面を上にして通信カード14をカードスロット12に装着することにより前記接続電極部30が電子レンジ1側の接続電極部15と接続される。
【0036】
前記通信カード14のうち挿入側端部から破線(図3参照)までの領域Aはメモリカード13と同じ形状を有しており、残りの領域Bにアンテナ回路部27は配置されている。図8に示すように、通信カード14をカードスロット12を装着したとき、領域Aはスロット12内に位置し、領域Bつまりアンテナ回路部27はスロット12の外部に突出する。
【0037】
アンテナ回路部27は、送受信アンテナ32、送受信切替回路33から構成されている。送受信アンテナ32は、ブルートゥースの通信規格に基づくものであり、小形化のために誘電率の高い誘電体セラミックを用いた例えばパッチアンテナから構成されている。通信回路部28は、RF回路34、復変調回路35、送受信データバッファ36を備えて構成されている。カードスロット12に通信カード14が装着されているとき、電子レンジ1の制御回路17はSDI/Oコマンドによりコントローラ29を介して通信回路部28及びアンテナ回路部27を制御する。
【0038】
上記したように、メモリカード13及び通信カード14はいずれも小形及び薄形のカード状に構成されており、しかも、メモリカード13は通信カード14の領域Aと同じ形状に構成されている。このため、取り扱いや管理が容易となる。尚、メモリカード13及び通信カード14は、自己を識別するためのコードデータを有している。これにより、制御回路17は、カードスロット12に装着されたカードの種類を判別できるようになっている。
【0039】
さて、図6に示すように、上記電子レンジ1を購入した家庭では、カードスロット12に通信カード14を装着することにより希望に応じて家庭内LAN37を構築することができる。家庭内LAN37は、上記電子レンジ1の他、家電機器メーカが販売するエアコン38や冷蔵庫39等と共に端末装置としての機器コントローラ40を主体として構築される。即ち、エアコン38や冷蔵庫39等の家電機器ならびに機器コントローラ40は、電子レンジ1と同様にブルートゥースの通信規格に準拠した近距離無線通信を行う通信手段を備えている。そして、機器コントローラ40は、家庭内LAN37のサーバとして機能し、各家電機器との間でブルートゥースによる通信を行うようになっている。
【0040】
機器コントローラ40にはモデム41が接続されており、モデム41のモジュラージャックを電話回線につなぐことにより外部通信網としてのインターネット42を通じて家電機器メーカのWebサーバ43(外部装置、外部サーバ、外部診断装置に相当)にアクセスしたりメールの送受信を行うことができる。尚、各家電機器及び機器コントローラ40が備える通信手段は、電子レンジ1と同様の着脱可能な通信カード14から構成されていても良く、内蔵されていても良い。また、機器コントローラ40とモデム41との接続は、無線接続でも有線接続でも良い。
【0041】
家電機器のメーカがWebサーバ43によりインターネット42上に公開するWebサイトは常に最新の内容に更新されている。従って、機器コントローラ40は、インターネット42を通じてWebサーバ43にアクセスすることにより、上記家電機器を使用する上で有用な種々の情報を得ることができる。
【0042】
Webサーバ43は、Webサイトによる情報提供サービス、特には電子レンジ1に対する情報提供サービスを行うために、インターネット42を介して通信を行う通信手段と、電子レンジ1を用いた加熱調理に必要となる調理用データベース及び電子レンジ1の故障診断に必要となる診断用データベース(いずれも図示せず)とを備えている。
【0043】
前記調理用データベースには、種々の調理メニューに関する調理情報(例えば材料の種類や量、調理手順)や加熱運転プログラム等、電子レンジ1を用いた加熱調理に必要な調理用データが電子レンジ1の機種別に格納されている。診断用データベースには、電子レンジ1の機種毎の運転パターンや運転状態に関する標準データ、検出された運転状態から故障原因を特定するために必要となる推論データなど、電子レンジ1の故障診断を行うのに必要な故障診断用データが格納されている。
【0044】
家電機器のメーカに設置されたWebサーバ43には、サービスステーション44が例えば社内LANを介して接続されている。Webサーバ43には、図示しないディスプレイ、キーボード、マウスなどが接続されている。サービスマンや技術者は、これらの入出力機器を用いることにより、故障診断結果やサービスマン派遣要請情報、各種のプログラムやメッセージデータ等を入出力する。
【0045】
また、機器コントローラ40は、ディスプレイ、キーボード、マウスなど(いずれも図示せず)を備えており、使用者はこれらの入出力機器を操作することにより家電機器メーカが提供するWebサイトにアクセスして種々の情報をダウンロードするようになっている。更に、機器コントローラ40は、電子レンジ1から送られてくる各種の情報を受信してWebサーバ43に送信すると共に、Webサーバ43から送られてきた各種のメッセージデータを受信して電子レンジに送信するようになっている。
【0046】
次に、本実施例の作用について説明する。ここでは、カードスロット12に通信カード14が装着され、上述の家庭内LAN37が構築されているときの電子レンジ1の動作を中心に説明する。
【0047】
まず、電子レンジ1の概略的な動作について説明する。制御回路17のROMには、上記マイコンが実行する制御プログラムが予め記憶されている。この制御プログラムには、マグネトロン5やヒータ6による加熱調理運転を実行するための処理ステップ、表示部8に各種の表示画面を表示させるための処理ステップ、通信カード14を用いて機器コントローラ40との間でデータを送受信する処理ステップ、メモリカード13のメモリに格納されている調理情報や各種のプログラムの読み込みや書き換えの処理ステップなどが含まれている。
【0048】
従って、制御回路17は、操作部10の操作に基づき上記制御プログラムを実行し、マグネトロン5やヒータ6による加熱動作や表示部8の表示を制御する。また、制御回路17は、機器コントローラ40を介してWebサーバ43から調理用データを受信した場合には、その調理用データに基づきマグネトロン5やヒータ6による加熱動作や表示部8の表示を制御する。この場合、使用者は、機器コントローラ40の入出力機器を操作してWebサーバ43から調理用データを受信し、電子レンジ1に送信する。
【0049】
電子レンジ1が受信した調理用データは、例えば制御回路17のRAMに格納され、サブルーチンとして制御プログラムの一部に組み込まれた状態で制御プログラムに従属して実行されるようになっている。即ち、制御回路17は、受信した調理用データに基づき、調理メニューの名称や使用する材料情報、調理手順等の調理情報を表示部8に表示する。また、必要に応じて調理手順のポイントをスピーカ9を通して音声出力する。つまり、表示部8及びスピーカ9が情報提供手段として機能する。
【0050】
例えば図9は、調理メニュー「肉じゃが」に関する調理用データを受信したときの表示部8の表示画面を示している。使用者は、この表示画面を見て調理メニュー「肉じゃが」の調理に必要な情報を取得することができる。従って、マグネトロン5やヒータ6による加熱調理を実行するに先立って使用者が調理材料の準備や下ごしらえ等を手際良く行うことができる。
【0051】
そして、操作部の操作により調理の開始が指示されると、制御回路17は、RAMに格納されている調理用データのうちの加熱運転プログラムに基づきマグネトロン5やヒータ6(「肉じゃが」の場合はマグネトロン5のみ)を制御して加熱調理運転を実行する。また、加熱調理の途中で「落とし蓋をする」といった使用者による操作が必要な場合は、操作が必要なタイミングに合わせてメッセージを表示部8に表示したり、スピーカ9を通して音声報知する。
【0052】
また、制御回路17は、加熱調理運転を実行する毎に故障診断用データに基づいてマグネトロン5やヒータ6の故障診断を行う。この故障診断は、例えばマグネトロン5やヒータ6の動作時における入力電流を入力電流・電圧検知回路22により検出し、その検出結果を正常値と比較することにより行う。また、マグネトロン5の動作時の食品温度の上昇パターンをサーモパイルにより検出し、その検出パターンの正常パターンと比較することによりマグネトロン5の劣化状況等を診断することができる。
【0053】
制御回路17は、上記した故障診断の結果、マグネトロン5やヒータ6の故障を検出した場合には、電子レンジ1に異常が発生した旨を表示部8に表示すると共にスピーカ9を介して音声出力する。従って、表示部8及びスピーカ9は報知手段として機能する。また、制御回路17は診断結果を機器コントローラ40を介してWebサーバ43に送信する。
【0054】
Webサーバ43では、機器コントローラ40を介して電子レンジ1から送信されてきた診断結果をより詳しく分析し、故障箇所やサービスマンを派遣する旨を知らせるメッセージデータを送信する。電子レンジ1の制御回路17は、機器コントローラ40を介してWebサーバ43から受信したメッセージデータに基づき、表示部8及びスピーカ9からメッセージを出力する。これと共に、Webサーバ43は、サービスマンの派遣が必要であること、故障箇所、電子レンジ1の形式、使用者の住所、氏名、電話番号、メールアドレスなどの情報をサービスステーション44に送信する。
【0055】
ところで、電子レンジ1を購入した家庭によっては、インターネット42との接続が可能な通信環境が整っていない場合がある。このような場合には、使用者は、通信カード14に代えてメモリカード13をカードスロット12に装着する。制御回路17は、カードスロット12にメモリカード13が装着されたことを判別すると、入出力インターフェース23を通じてメモリに格納されているデータの読込み処理を実行する。
【0056】
カードスロット12にメモリカード13が装着された電子レンジ1では、加熱調理運転モードと故障診断モードの実行が可能となっている。そして、加熱調理運転モードが選択された場合には、制御回路17はメモリカード13に格納されている調理用データに基づいて表示部8に調理メニューの名称を表示する。使用者は、操作部10を操作することにより、またはマイク11を通して調理メニューの名称を音声入力することにより調理メニューを選択する。
【0057】
調理メニューが選択されると、制御回路17は、その調理メニューに対応する調理用データをメモリカード13から読出してRAMに格納する。そして、この後、Webサーバ43から調理用データを受信した場合と同様に、調理情報の表示及び音声出力、加熱調理運転の実行等が順次行われる。
【0058】
また、故障診断モードが設定された場合には、制御回路17は、メモリカード13から診断用データを読出し、マグネトロン5やヒータ6の故障診断を実行する。この故障診断は、Webサーバ43から調理用データを受信した場合と同様に行われ、マグネトロン5やヒータ6の故障が検出された場合には、電子レンジ1に異常が発生した旨が表示部8に表示されると共にスピーカ9を介して音声出力される。
【0059】
尚、この場合は、表示部8の表示或いはスピーカ9からの音声出力に基づき使用者自身が家電メーカのサービスステーション44に連絡してサービスマンの派遣を要請する。
【0060】
以上説明したように、本実施例によれば、電子レンジ1の操作パネル7のカードスロット12を設けてメモリカード13及び通信カード14のどちらでも装着できるように構成した。そして、カードスロット12にメモリカード13を装着したときは、メモリカード13の記憶部24が格納する調理用データに基づいて加熱調理を実行し、通信カード14を装着したときは、機器コントローラ40を介してインターネットにアクセスしてWebサーバ43から受信した調理用データに基づいて加熱調理を実行する。従って、電子レンジ1の制御回路17に膨大な数の調理用データを格納しておかなくても、また、使用者の家庭がインターネットに接続可能である場合、或いは接続不可能な場合のいずれにおいても、使用者の好みに対応することができる。
【0061】
メモリカード13及び通信カード14をいずれもSD I/O仕様に準拠した構成とし、カードスロット12をメモリカード13及び通信カード14の共用とした。このため、異なる種類のカードを装着して調理用データを取り込む構成でありながら、その装着部分の構成や制御回路17に対する調理用データの入力部分の構成の小形化、簡略化を図ることができる。
【0062】
また、本実施例では、通信カード14は機器コントローラ40との間でブルートゥースの通信規格に準拠した無線通信を行うように構成し、機器コントローラ40がインターネット42を介してWebサーバ43から調理用データを受信するように構成した。このため、通信カード14を比較的簡単な構成とすることができ、この点からも小形化を図ることができる。
【0063】
メモリカード13或いは通信カード14をカードスロット12に装着したときには、マグネトロン5やヒータ6の故障診断を行うことができる。特に、通信カード14を装着したときには、使用者が介在することなくマグネトロン5やヒータ6の動作状態に関する情報が自動的にWebサーバ43に送信され、その情報に基づいて故障診断が行われる。従って、マグネトロン5やヒータ6に故障が生じたことを迅速に発見することができる。
【0064】
通信カード14の装着時には、Webサーバ43から送信されてきた診断結果をサービスステーション44に送信して修理サービスを要請することができる。従って、サービスステーション44では受信した診断結果に基づき故障発生の原因を推定或いは特定することができるので、修理に必要な補修部品を予め準備しておくことができる。
【0065】
カードスロット12を開口部12aから奥部に向かって上部に傾斜するように構成すると共に、接続電極部15をカードスロット12内の奥部の上部に設けた。また、カードスロット12の開口部12aの周囲にガードリング16を設けたこのため、カードスロット12内に水が浸入することを防止でき、しかも、水が浸入してもその水が接続電極部15に到達することを防止できる。
【0066】
そして、ガードリング16を導電部材から構成したので、メモリカード13或いは通信カード14をカードスロット12に装着する使用者に帯電している静電気を放電することができる。また、メモリカード13及び通信カード14をいずれも接続電極部25及び30以外の部分を絶縁部材で被覆したので、メモリカード13及び通信カード14の内部の電気回路が静電気により破損されることを防止できる。
【0067】
図10は本発明の第2の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第2の実施例では、操作パネル7に複数、例えば2個のカードスロット51,52を設けている。送受信アンテナ32の位置や向きにより通信カード14を介した通信の感度が異なるが、上記構成によれば、送受信アンテナ32の感度が良い状態となるように通信カード14の装着部位を複数のカードスロット51,52の中から選択することができる。
【0068】
図11は本発明の第3の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第3の実施例では、通信手段を、送受信切替回路33、通信回路部28、コントローラ29、接続電極部30(いずれも図4参照)を備えた通信カード61と、この通信カード61とケーブル62を介して接続され送受信アンテナ63を備えた外部装置64とから構成している。この場合、前記送受信アンテナ63は、通信性能が優れた半波長ロッドアンテナから構成されている。
【0069】
上記構成によれば、外部装置64の位置の制約が無くなるため、送受信アンテナ63の感度が良い状態となるように外部装置64の位置を自由に変更することができる。
【0070】
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく例えば次のような変形が可能である。
【0071】
使用者が電子レンジ1の操作部10を操作することにより、Webサーバ43からの調理用データが機器コントローラ40を介して制御回路17に入力されるように構成しても良い。
【0072】
上記実施例ではWebサーバ43が診断用データに基づきマグネトロン5やヒータ6の故障診断を行ったが、機器コントローラ40がWebサーバ43から診断用データを受信して故障診断を行うように構成しても良く、電子レンジ1が機器コントローラ40を介してWebサーバ43から診断用データを受信し、故障診断を行うように構成しても良い。
【0073】
通信手段は、直接、インターネットにアクセスしてWebサーバから調理用データを受信するように構成しても良い。
通信手段を送受信アンテナを内蔵する通信カードから構成した場合に、送受信アンテナの内蔵部分を回動可能に構成し、送受信アンテナの感度が良い状態となるように方向を変更できるようにすると良い。
【0074】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の加熱調理器は、通信手段を装着したときは通信網を介して外部装置から受信した調理用データに基づき加熱調理を実行し、外部記憶手段を装着したときには前記外部記憶手段が格納する調理用データに基づき加熱調理を実行するように構成したので、加熱調理器側に膨大な数の調理メニューに対応する調理用データを格納しておかなくても、しかも、使用者の通信環境に関係なく、使用者は任意の調理メニューを選択することができる。また、通信手段或いは外部記憶手段を装着する際に使用者に帯電している静電気を導電部材を介して放電することができ、静電気により電気回路が破損することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電子レンジの外観斜視図
【図2】電子レンジの電気的構成を示すブロック図
【図3】通信カードの外観図を示し、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は挿入側端部の側面図
【図4】通信カードの内部構成を概略的に示すブロック図
【図5】メモリカードの内部構成を概略的に示すブロック図
【図6】本実施例に係る電子レンジを用いて家庭内LANを構築した場合の一例を示す構成図
【図7】カードスロットの内部構成を概略的に示す図
【図8】通信カードが装着された状態で示すカードスロットの内部構成を概略的に示す図
【図9】通信カードを介して受信した調理用データに基づく表示画面の一例を示す図
【図10】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図11】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
図中、1は電子レンジ(加熱調理器)、2はキャビネット(加熱調理器本体)、3は扉、5はマグネトロン(加熱調理実行手段)、4はヒータ(加熱調理実行手段)、8は表示部(情報提供手段、報知手段)、9はスピーカ(情報提供手段、報知手段)、12,51,52はカードスロット(通信カードスロット、外部記憶カードスロット)、13はメモリカード(外部記憶手段)、14,61は通信カード(通信手段)、15は接続電極部(通信データ入力部、外部データ入力部)、16はガードリング(導電部材、水浸入防止部)、17は制御回路(加熱調理実行手段)、18はマグネトロン駆動回路(加熱調理実行手段)、19はヒータ駆動回路(加熱調理実行手段)、25は接続電極部(外部データ出力部)、30は接続電極部(通信データ出力部)、32は送受信アンテナ、40は機器コントローラ(端末装置)、42はインターネット(外部通信網)、43はWebサーバ(外部装置、外部サーバ、外部診断装置)、62は外部装置(通信手段)を示す。

Claims (18)

  1. 調理用データに基づき加熱調理を実行する加熱調理実行手段を備えた加熱調理器において、
    外部装置から通信網を介して送信されてくる前記調理用データを受信する着脱可能な通信手段と、
    前記調理用データを記憶する着脱可能な外部記憶手段と、
    前記通信手段が受信した前記調理用データを前記加熱調理実行手段に入力するための通信データ入力部と、
    前記外部記憶手段が記憶する調理用データを前記加熱調理実行手段に入力するための外部データ入力部とを備え
    加熱調理器本体における前記通信手段が着脱される部分及び前記外部記憶手段が着脱される部分の周囲部には、それぞれ前記加熱調理器本体の金属部分と電気的に接続された導電部材が設けられていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 通信データ入力部は、外部データ入力部と共用に構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 調理用データは、調理メニューの名称、加熱調理実行手段の動作プログラム、調理材料の種類や量、調理手順等を含み、
    前記調理用データに基づき調理情報を提供する調理情報提供手段を備えることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  4. 通信手段は、調理用データを格納するデータベースを備える外部装置にインターネット等の外部通信網を介してアクセスして調理用データを受信するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  5. 通信手段は、調理用データを格納するデータベースを備える外部装置にインターネット等の外部通信網を介してアクセスして調理用データを受信する端末装置から通信網を介して前記調理用データを受信するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  6. 報知手段を備え、
    外部記憶手段は、加熱調理実行手段の動作状態を点検して故障診断を行うための診断用データを記憶し、
    制御手段は、前記診断用データに基づいて前記加熱調理実行手段の故障診断を行い、その診断結果を前記報知手段に出力するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  7. 報知手段を備え、
    通信手段は、自己の動作状態を点検して故障診断を行うために設けられた外部診断装置とインターネット等の外部通信網を介して通信可能に構成され、
    制御手段は、前記通信手段を用いて加熱調理実行手段の動作状態に関する情報を前記外部診断装置に送信すると共に前記外部診断装置から送信されてくる診断情報を受信し、その診断情報に基づき診断結果を前記報知手段に出力するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  8. 通信手段は、加熱調理実行手段の修理を行う修理サービスの要請を受け付けるために設けられたサービス受付装置とインターネット等の外部通信網を介して通信可能に構成され、
    制御手段は、前記通信手段を介して受信した外部診断装置からの診断情報を、前記通信手段を介して前記サービス受付装置に送信可能に構成されていることを特徴とする請求項7記載の加熱調理器。
  9. 通信手段及び外部記憶手段は、それぞれカード状に構成され、
    加熱調理本体に設けられ内部に通信データ入力部を有する通信カードスロットと、
    前記加熱調理本体に設けられ内部に外部データ入力部を有する外部記憶カードスロットとを備えることを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
  10. 加熱調理器本体に設けられ内部に被加熱物を収容する加熱室と、前記加熱室の前面開口部を開閉する扉と、前記加熱調理器本体の前面に設けられた操作パネルとを備えると共に、加熱調理実行手段は、前記加熱室内にマイクロ波を照射することにより前記被加熱物を加熱するマグネトロンを備えて構成され、
    通信手段は、2.4GHzのISM周波数帯域を使用する無線通信を行うように構成されていると共に、通信カードスロットは、前記操作パネルのうち前記扉から離間する部位に設けられていることを特徴とする請求項9記載の加熱調理器。
  11. 通信データ入力部は通信カードスロット内の上部に設けられていると共に外部データ入力部は外部記憶カードスロット内の上部に設けられていることを特徴とする請求項9記載の加熱調理器。
  12. 通信カードスロット及び外部記憶カードスロットは、いずれもカード挿入口側から奥部に向かって上部に傾斜していることを特徴とする請求項9記載の加熱調理器。
  13. 通信カードスロット及び外部記憶カードスロットの周囲部には、それぞれ内部に水が浸入することを防止するための水浸入防止部が設けられていることを特徴とする請求項9記載の加熱調理器。
  14. 通信手段は、通信カードスロット内に挿入されたときに通信データ入力部と接続される通信データ出力部を備えると共に前記通信データ出力部を除く部分が絶縁部材で被覆され、
    外部記憶手段は、外部記憶カードスロット内に挿入されたときに外部データ入力部と接続される外部データ出力部を備えると共に前記外部データ出力部を除く部分が絶縁部材で被覆され、
    導電部材は、前記通信カードスロット及び前記外部記憶カードスロットの周囲部に設けられていることを特徴とする請求項10記載の加熱調理器。
  15. 通信手段はアンテナを一体的に備えると共に前記アンテナの方向は変更可能に構成されていることを特徴とする請求項9記載の加熱調理器。
  16. 通信手段はアンテナを一体的に備え、
    加熱調理器本体には複数の通信カードスロットが設けられていることを特徴とする請求項9記載の加熱調理器。
  17. 通信手段は、加熱調理器本体に着脱可能に装着され加熱調理実行手段との接続部を有する通信装置本体と、前記通信装置本体とケーブルを介して接続されアンテナを有する外部装置とから構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
  18. 調理用データに基づき加熱調理を実行する加熱調理実行手段を備えた加熱調理器において、
    外部装置から通信網を介して送信されてくる調理用データを受信する通信手段から前記調理用データを取り込むための通信データ入力手段と、
    前記調理用データを記憶する外部記憶手段から前記調理用データを取り込むための外部データ入力手段とを有し、
    加熱調理器本体における前記通信手段が着脱される部分及び前記外部記憶手段が着脱される部分の周囲部には、それぞれ前記加熱調理器本体の金属部分と電気的に接続された導電部材が設けられていることを特徴とする加熱調理器。
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