JP2016134806A - ネットワーク家電システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複雑なノイズの評価を行うことなく、また、コスト高となる2通りの通信方式を用いることもなく、マイクロ波のノイズの影響に起因した通信不可によるユーザの不安を解消することができるネットワーク家電システムを提供する。【解決手段】加熱調理器(10−1)に、マグネトロン回路による加熱を実施するに伴い、サーバ(11)に対して加熱の実施に関する情報を通知する加熱情報通知部が設けられ、サーバ(11)に、加熱調理器(10−1)から通知された加熱に関する情報に基づいて、加熱調理器(10−1)の動作状態を判別し、加熱調理器(10−1)の加熱中に、該加熱調理器(10−1)へのアクセスを要求した通信端末装置(20)に対し、加熱調理器(10−1)が加熱中であるためにアクセス不可であることを通知する通信状態通知部が設けられる。【選択図】図5
Description
本発明は、ネットワーク家電と通信端末装置とをサーバ装置を介して通信可能とするネットワーク家電システムに関し、より詳細には、ネットワーク家電としてマグネトロン回路を備えた加熱調理器を含むネットワーク家電システムに関する。
近年、無線通信機能を搭載したネットワーク家電を用いたネットワーク家電システムが普及しつつある。ネットワーク家電システムでは、ネットワーク家電とスマートフォン等の通信端末装置とを、サーバ装置を介して通信可能とし、通信端末装置にてネットワーク家電を遠隔制御したり、その状態を確認したりすることができる。このようなネットワーク家電の1つに、マグネトロン回路を備えた加熱調理器がある。マグネトロン回路による加熱調理とは、いわゆる電子レンジ機能による加熱調理のことである。
ところで、マグネトロン回路を備えた加熱調理器では、電子レンジ機能による加熱中に無線通信が不安定となって通信不可の状態に陥る場合がある。これは、マグネトロン回路が放出する一般的なマイクロ波の周波数(2.4GHz)が、無線通信規格であるBluetooth(登録商標)や無線LAN(802.11b/g/n)の周波数帯域と同じであるためである。このような通信不可は、位置関係によっては、無線通信機能を搭載した加熱調理器だけでなく、該加熱調理器の周辺に設置された他のネットワーク家電にも起こり得る。
マグネトロン回路によるノイズの影響でネットワーク家電との通信が不可になった場合、原因を認識していないユーザは、ネットワーク家電が故障したと考えてしまい、不安を感じることがある。
また、従来、電子レンジ機能による加熱中に、マイクロ波の影響を受け難くする構造・方式が種々検討されている。例えば、特許文献1には、無線通信機能を備えた電子レンジにおいて、無線通信のための通信用アンテナを、漏れるマイクロ波(マイクロ波のノイズ)の影響を直接受けない本体奥側や、機械室側に設ける構成が記載されている。
また、特許文献2,3には、無線LAN装置やそのシステムにおいて、電子レンジによるマイクロ波の発生タイミングを検出し、マイクロ波が発生している期間は、エラーが起こらない通信方式に切り換える構成が記載されている。
しかしながら、上記した特許文献1〜3に記載された技術には、以下のような問題がある。つまり、特許文献1のように、マイクロ波のノイズによる影響を受け難い構造とするには、機器毎に違う複雑なノイズ評価を事前に綿密に行う必要がある。また、特許文献2,3のように、マイクロ波のノイズによる影響を受け難い方式とするのは、一時的なごく短時間の加熱調理に対処するためだけに、通信方式が2通り必要となり、コストアップに繋がる。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、その目的は、複雑なノイズの評価を行うことなく、また、コスト高となる2通りの通信方式を用いることもなく、マイクロ波のノイズの影響に起因した通信不可によるユーザの不安を解消することができるネットワーク家電システムを提供することにある。
本発明の一態様に係る電子機器は、上記課題を解決するために、通信端末装置とマグネトロン回路による加熱を行う加熱調理器とをサーバ装置を介して通信可能とするネットワーク家電システムであって、前記加熱調理器に、前記マグネトロン回路による加熱を実施するに伴い、前記サーバに対して加熱の実施に関する情報を通知する加熱情報通知部が設けられ、前記サーバに、前記加熱調理器から通知された加熱に関する情報に基づいて、前記加熱調理器の動作状態を判別し、前記加熱調理器の加熱中に該加熱調理器へのアクセスを要求した前記通信端末装置に対し、前記加熱調理器が加熱中であるためにアクセス不可であることを通知する通信状態通知部が設けられることを特徴とする。
本発明の一態様に係る電子機器によれば、加熱中の加熱調理器にアクセスした通信端末装置のユーザに、加熱調理器が加熱中であるためアクセスが不可である旨が通知されるため、アクセスを試みたユーザは、アクセス不可の理由を知ることができる。したがって、複雑なノイズの評価を行うことなく、また、コスト高となる2通りの通信方式を用いることもなく、マイクロ波のノイズの影響に起因した通信不可によるユーザの不安を解消することができるネットワーク家電システムを提供できるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の一実施の形態について図1〜図6に基づいて説明すれば以下の通りである。
以下、本発明の一実施の形態について図1〜図6に基づいて説明すれば以下の通りである。
(ネットワーク家電システム1の構成)
図1は、本実施の形態に係るネットワーク家電システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、ネットワーク家電システム1では、ユーザ宅7に設置されたネットワーク家電10である加熱調理器10−1およびエアコン10−2と、サーバ(サーバ装置)11と、通信端末装置20−1,20−2とが、通信ネットワーク9を介して接続されている。なお、図1は、ネットワーク家電システム1におけるあるユーザ宅7に関する部分を示している。
図1は、本実施の形態に係るネットワーク家電システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、ネットワーク家電システム1では、ユーザ宅7に設置されたネットワーク家電10である加熱調理器10−1およびエアコン10−2と、サーバ(サーバ装置)11と、通信端末装置20−1,20−2とが、通信ネットワーク9を介して接続されている。なお、図1は、ネットワーク家電システム1におけるあるユーザ宅7に関する部分を示している。
ネットワーク家電10(10−1,10−2)は、通信ネットワーク9に接続してサーバ11と通信するための無線通信機能を有する家電(家庭用電子機器)である。無線通信機能は、家電本体に内蔵されていてもよいし、家電本体に通信アダプタが接続された構成であってもよい。図1の例では、加熱調理器10−1には、無線通信回路15として無線通信機能が家電本体に内蔵されており、エアコン10−2には、通信アダプタ6として無線通信機能が家電本体に外付けされている。
加熱調理器10−1は、周波数(2.4GHz)のマイクロ波を発生するマグネトロン回路18を備えた、加熱調理として電子レンジ調理を行う加熱調理器である。加熱調理器10−1には、電子レンジ調理機能に加えてオーブン調理機能等を有していてもよい。但し、以下においては、特に断らない限り、加熱調理は全て電子レンジ機能によるものとする。
図2は、加熱調理器10−1の正面図である。図2に示すように、加熱調理器10−1の正面には、調理室を開閉するドア19が設けられ、ドア19の近傍には、ドア19開閉を検出する扉スイッチ(図示せず)が設けられている。また、加熱調理器10−1の正面には、ドア19と並んで、ユーザが加熱条件や加熱時間等を入力するためのモード・加熱時間設定ボタン14およびダイヤル12と、各種情報を表示する表示部13、加熱開始の指示を入力するためのスタートボタン16、加熱停止の指示を入力するための停止ボタン17等が設けられている。
図1に戻り、通信端末装置20(20−1,20−2)は、ネットワーク家電システム1のアプリケーションをダウンロードした、スマートフォンやタブレット端末などである。
サーバ11は、通信端末装置20とネットワーク家電10との対応付け等を管理して、通信端末装置20によるネットワーク家電10の遠隔制御/モニタリングを可能とするものである。例えば、クラウドサービスを提供するクラウドサーバがサーバ11に相当する。なお、サーバ11は、複数台のサーバが機能を分担する構成であってもよい。
通信端末装置20とネットワーク家電10との対応付けがサーバ11に登録されることで、対応付けられた通信端末装置20からサーバ11を介して対応付けられたネットワーク家電を遠隔制御/モニタリングができる。通信端末装置20には、対応付けられたネットワーク家電10に関する情報が、サーバ11を介して送信される。
但し、ネットワーク家電10が加熱調理器10−1である場合、エアコン10−2のように、電源をON/OFFしたり、設定を変更したりする操作(遠隔制御にて加熱調理等の実行を指示したり、調理温度や調理時間等を操作したりする操作)は実施できない。加熱調理器10−1の場合、通信端末装置20を用いて遠隔制御できる操作は、例えば、通信ネットワーク9を介して通信端末装置20が取得した調理メニューを、加熱調理器10−1の記憶部22(図3参照)へダウンロードさせるなどの操作に限られる。加熱調理器10−1の稼働状況や各種データを遠隔にて取得するモニタリングは、エアコン10−2等の他のネットワーク家電10と同様に行える。
ユーザ宅7には、通信ネットワーク9の一部をなす無線LAN(Wireless Local Area Network)が整備されている。無線LANの中継局5は、インターネットを含む通信ネットワーク9と接続されている。中継局5は、例えばWiFi(登録商標)ルータやWiFi(登録商標)アクセスポイントなどの通信機器である。本実施の形態では、通信ネットワーク9としてインターネットを含む構成を例示しているが、電話回線網、移動体通信網、CATV(CAble TeleVision)通信網、衛星通信網などを利用することもできる。
サーバ11とネットワーク家電10とは、通信ネットワーク9および無線LANの中継局5を介して通信可能となる。また、サーバ11と通信端末装置20とは、通信ネットワーク9を介して通信可能となる。通信端末装置20と通信ネットワーク9におけるインターネットとの間は、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)や、宅内あるいは公衆のWiFi(登録商標)アクセスポイントなどを利用して接続される。
(加熱調理器10−1の構成)
図3は、加熱調理器10−1の概略構成を示すブロック図である。加熱調理器10−1は、図3に示すように、制御部21、記憶部22、機器側通信部23、および加熱調理部24を備えている。
図3は、加熱調理器10−1の概略構成を示すブロック図である。加熱調理器10−1は、図3に示すように、制御部21、記憶部22、機器側通信部23、および加熱調理部24を備えている。
制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や専用プロセッサなどの演算処理部などにより構成されるコンピュータ装置からなり、加熱調理器10−1の各部の動作を制御する。記憶部22は、加熱調理器10−1で用いられる各種情報を記憶する。記憶部22には、サーバ11を介してダウンロードした調理メニューの情報なども記憶される。機器側通信部23は、図1に示した無線通信回路15に相当し、無線LANの中継局5および通信ネットワーク9を介してサーバ11と相互通信を行う。加熱調理部24は、図1に示したマグネトロン回路18に相当する。
上記制御部21は、加熱調理器10−1に設けられたモード・加熱時間設定ボタン14およびダイヤル12、スタートボタン16、停止ボタン17(図2参照)から入力を受け付けた指示内容、およびドア19の開閉スイッチ(図示せず)の検知結果等に基づいて、加熱調理部24を制御する。
また、本実施の形態では、上記制御部21に、機器側通信制御部(加熱情報通知部)21aが構築される。機器側通信制御部21aは機器側通信部23を制御するもので、制御部21が受け付けた指示内容、および開閉スイッチ(図示せず)の検知結果等に基づいて、機器側通信部23を制御する。
機器側通信制御部21aは、加熱調理部24による加熱を実施するに伴い、機器側通信部23を制御して、サーバ11に対して、加熱の実施に関する情報を通知する。本実施の形態では、機器側通信制御部21aは、加熱に関する情報として、少なくとも加熱開始の情報と加熱終了の情報とを送信する。
また、本実施の形態では、機器側通信制御部21aは、スタートボタン16が押圧されて加熱調理部24による加熱開始が指示されると、機器側通信部23による通信機能を停止し、加熱調理部24が加熱を終了すると、機器側通信部23による通信機能を復帰させる。加熱調理部24の加熱の終了には、加熱時間が満了したことによる加熱終了と、停止ボタン17が押圧されたことによる加熱終了とがある。
ここで、より具体的には、スタートボタン16が押圧されて加熱調理部24による加熱開始が指示されると、機器側通信制御部21aは、まず、加熱開始の情報をサーバ11に送信し、その後、機器側通信部23の通信機能を停止する。制御部21は、機器側通信部23の通信機能停止後、加熱調理部24に加熱を開始させる。
また、本実施の形態では、機器側通信制御部21aは、加熱に関する情報として、加熱開始の情報を送信する前に、加熱時間の情報と、加熱が行われることを伝える加熱準備の情報とを、サーバ11に送信する。
加熱時間は、モード・加熱時間設定ボタン14を用いてユーザAにて設定される。加熱時間の設定は、スタートボタン16が押圧されるよりも前に行われる。機器側通信制御部21aは、スタートボタン16が押圧されるよりも前に入力された加熱時間の情報をサーバ11に送信する。同様に、調理室に食品(加熱対象物)を搬入するためにドア19が開閉される。食品の投入は、スタートボタン16が押圧されるよりも前に行われる。機器側通信制御部21aは、スタートボタン16が押圧されるよりも前に実施されるドア19の開閉を検出すると、食品の調理室への投入がなされたと判断して、加熱準備の情報をサーバ11に送信する。
(サーバ11の構成)
図4は、サーバ11の概略構成を示すブロック図である。サーバ11は、ネットワーク家電10を管理するサーバであり、図4に示すように、制御部31、記憶部32およびサーバ側通信部33を備えている。
図4は、サーバ11の概略構成を示すブロック図である。サーバ11は、ネットワーク家電10を管理するサーバであり、図4に示すように、制御部31、記憶部32およびサーバ側通信部33を備えている。
制御部31は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や専用プロセッサなどの演算処理部などにより構成されるコンピュータ装置からなり、サーバ11の各部の動作を制御する。記憶部32は、サーバ11で用いられる各種情報(データ)を記憶する。サーバ側通信部33は、通信ネットワーク9を介して、ネットワーク家電10および通信端末装置20と相互通信を行う。
本実施の形態では、上記制御部31に、対応付管理部31aおよびサーバ側通信制御部(通信状態通知部)31bが構築される。対応付管理部31aは、通信端末装置20と遠隔制御可能なネットワーク家電10との対応付けを管理する。記憶部32には、対応付管理部31aが作成して管理に用いる、通信端末装置20とネットワーク家電10の対応テーブル(図示せず)が格納されている。
サーバ側通信制御部31bは、サーバ側通信部33による通信端末装置20とネットワーク家電10との通信を制御する。サーバ側通信制御部31bは、加熱調理器10−1から通知された加熱に関する情報に基づいて、加熱調理器10−1の動作状態を判別し、加熱調理器10−1の加熱中に、加熱調理器10−1へアクセスを要求した通信端末装置20に対し、加熱調理器10−1が加熱中であるためにアクセス不可であることを通知する。
具体的には、本実施の形態では、サーバ側通信制御部31bは、加熱調理器10−1から加熱開始の情報を受信すると、次に加熱終了の情報を受信するまでの間、加熱調理器10−1が加熱調理中であると判別する。
また、本実施の形態では、サーバ側通信制御部31bは、加熱調理器10−1から加熱時間の情報を受信すると、加熱終了時間を予測し、予測した加熱終了時間の情報を、通信端末装置20に対するアクセス不可の通知に含める。
また、本実施の形態では、サーバ側通信制御部31bは、加熱調理器10−1から加熱終了の情報を受信すると、加熱調理器10−1へのアクセスを要求した通信端末装置20に対し、アクセス可能となったことを通知する。
さらに、本実施の形態では、サーバ側通信制御部31bは、加熱調理器10−1から加熱準備の情報を受信すると、加熱調理器10−1へのアクセスを要求した通信端末装置20に対し、加熱調理器10−1が使用されるため、アクセス不可となることを通知する。
(加熱時の通信不可通知処理の流れ)
ネットワーク家電システム1での加熱時の通信不可通知処理の流れを、図5のフローチャートを用いて説明する。図5は、ユーザ宅7内に居るユーザAが、加熱調理器10−1で加熱調理を行った場合に、ユーザ宅7外部に居る通信端末装置20−1,20−2のユーザB,Cからのアクセスに備えて、加熱調理器10−1とサーバ11とが実施する通信不可通知処理を例示している。
ネットワーク家電システム1での加熱時の通信不可通知処理の流れを、図5のフローチャートを用いて説明する。図5は、ユーザ宅7内に居るユーザAが、加熱調理器10−1で加熱調理を行った場合に、ユーザ宅7外部に居る通信端末装置20−1,20−2のユーザB,Cからのアクセスに備えて、加熱調理器10−1とサーバ11とが実施する通信不可通知処理を例示している。
加熱調理器10−1は、電源が投入された、何時でも加熱調理可能なスタンバイ状態にある(S101)。この状態で、ユーザAが、加熱調理器10−1のドア19を開くと(S1)、加熱調理器10−1はスタンバイを解除し(S102)、サーバ11に加熱準備の情報である加熱準備信号を送信する(S103)。
未使用状態(S201)にあったサーバ11は、加熱調理器10−1より加熱準備信号を受信すると(S202)、加熱調理器10−1にACK信号(受信確認信号)を送信する(S203)と共に、通信端末装置20−1,20−2のユーザB,Cからのアクセス時の対応メッセージとして、加熱調理器10−1が使用準備状態にあるため、しばらく通信できなくなることを通知する応答メッセージを準備する(S204)。この場合の応答メッセージは、例えば、「加熱調理器が使用されます。しばらく通信ができなくなります。」である。後述するS208のステップまでに、ユーザB,Cから加熱調理器10−1へアクセスがなされた場合、当該応答メッセージがユーザB,Cの通信端末装置20−1,20−2に送信され、図6に示すような画面D1がポップアップ表示される。
一方、加熱調理器10−1は、S103の送信に対する、サーバ11からのACK信号の受信確認を行い(S104)、受信できていない場合は、S103に戻り、加熱準備信号を再送する。
次に、ユーザAが、加熱調理器10−1の調理室に食品を投入してドア19を閉じ(S2)、モード(強加熱、弱加熱、解凍加熱等)と加熱時間を設定してモード・加熱時間設定ボタンを押すと(S3)、加熱調理器10−1は、加熱条件を設定する(S105)と共に、サーバ11に加熱時間の情報を含む加熱条件データを送信する(S106)。
サーバ11は、加熱調理器10−1より加熱条件データを受信すると(S205)、加熱調理器10−1にACK信号を送信する(S206)と共に、加熱時間の情報と、現在時刻とから加熱終了時間を計算する(S207)。そして、サーバ11は、ユーザB,Cからのアクセス時の対応メッセージとして、加熱調理器10−1が使用準備状態にあるため、加熱の終了予定時刻まで通信ができなくなること通知する応答メッセージを準備する(S208)。この場合の応答メッセージは、例えば、「加熱調理器が使用されます。終了予定の○時○分頃まで通信ができなくなります。」である。後述するS211のステップまでに、ユーザB,Cから加熱調理器10−1へアクセスがなされた場合、当該応答メッセージがユーザB,Cの通信端末装置20−1,20−2に送信され、ポップアップ表示される。
一方、加熱調理器10−1は、S106の送信に対する、サーバ11からのACK信号の受信確認を行い(S107)、受信できていない場合は、S106に戻り、加熱条件データを再送する。
次に、ユーザAが、加熱調理器10−1のスタートボタン16を押すと(S4)、加熱調理器10−1は、サーバ11に加熱開始の情報である加熱開始信号を送信する(S108)。
サーバ11は、加熱調理器10−1より加熱開始信号を受信すると(S209)、加熱調理器10−1にACK信号を送信する(S210)と共に、ユーザB,Cからのアクセス時の対応メッセージとして、加熱調理器10−1が使用中であるため、加熱の終了予定時刻まで通信ができないこと通知する応答メッセージを準備する(S211)。この場合の応答メッセージは、例えば、「加熱調理器が使用中です。終了予定の○時○分頃まで通信ができません。」である。後述するS214のステップまでに、ユーザB,Cから加熱調理器10−1へアクセスがなされた場合、当該応答メッセージがユーザB,Cの通信端末装置20−1,20−2に送信され、ポップアップ表示される。
一方、加熱調理器10−1は、S108の送信に対する、サーバ11からのACK信号の受信確認を行い(S109)、受信できていない場合は、S108に戻り、加熱開始信号を再送する。S109でACK信号の受信を確認すると、加熱調理器10−1は、機器側通信部23の機能を停止し(S110)、続いて、加熱調理部24による加熱を開始する(S111)。その後、設定した加熱時間が経過すると加熱を終了して(S112)、機器側通信部23の機能を復帰する(S113)。その後、加熱調理器10−1は、サーバ11に加熱終了の情報である加熱終了信号を送信する(S114)。
サーバ11は、加熱調理器10−1より加熱終了信号を受信すると(S212)、加熱調理器10−1にACK信号を送信する(S213)と共に、ユーザB,Cへの送信メッセージとして、加熱調理器10−1の使用が終了したため、通信が可能になったことを通知する終了メッセージを準備する(S214)。この場合の終了メッセージは、例えば、「加熱調理器の使用が終了しました。通信ができるようになりました。」である。そして、ユーザB,Cが、加熱調理器10−1の加熱中に加熱調理器10−1に対しアクセスを行っていた場合は、ユーザB,Cの通信端末装置20−1,20−2に、終了メッセージを送信し(S215)、ユーザB,Cの通信端末装置20−1,20−2にポップアップ表示させる。
以上のように、本実施の形態のネットワーク家電システムにおいては、加熱調理器10−1は、マグネトロン回路18による加熱を実施するに伴い、サーバ11に対して加熱の実施に関する情報を通知し、サーバ11は、加熱調理器10−1から通知された加熱に関する情報に基づいて、加熱調理器10−1の動作状態を判別し、加熱調理器10−1の加熱中に、加熱調理器10−1へアクセスを要求した通信端末装置20に対し、加熱調理器10−1が加熱中であるためにアクセス不可(通信不可)であることを通知するようになっている。
これにより、加熱中の加熱調理器10−1にアクセスした通信端末装置20のユーザB,Cに、加熱調理器10−1が加熱中であるためアクセスが不可である旨が通知されるので、アクセスを試みたユーザB,Cは、アクセス不可の理由を知ることができる。したがって、複雑なノイズの評価を行うことなく、また、コスト高となる2通りの通信方式を用いることもなく、マイクロ波のノイズの影響に起因した通信不可によるユーザの不安を解消することができる。
また、単に通信不可の理由を通知するだけでなく、加熱調理器10−1による加熱準備の段階で、加熱調理器10−1へアクセスを行った通信端末装置20のユーザB,Cに対し、加熱準備がなされていることを通知したり、加熱時間より加熱終了時間が予測できる場合には、加熱終了予定時間を通知したりするので、ネットワーク家電システム1としての利便性を向上させることができる。
また、加熱が完了すると、加熱中に加熱調理器10−1へアクセスを行った通信端末装置20のユーザB,Cに対し、加熱が完了して通信が可能となったことをサーバ11から通知するので、これによっても、ネットワーク家電システム1としての利便性をより一層向上させることができる。
さらに、加熱開始を指示するスタートボタン16に連動させて、加熱が開始されたことをサーバ11に通知する構成としているので、加熱調理器10−1のユーザAは、サーバ11への通知を意識することなく行うことができる。
また、加熱調理器10−1は、加熱中、機器側通信部23の機能を停止しているので、通信できない状態で、無駄に通信を試みることがなく、電力消費を抑えることができる。
〔実施の形態2〕
本実施の形態は、実施の形態1のネットワーク家電システム1の構成とは、加熱調理器10−1の加熱時の通信不可通知の処理において、加熱調理器10−1とサーバ11との間で、ACK信号(受信確認信号)のやり取りを省略する点が異なる。これ以外は実施の形態1と同様の構成である。
本実施の形態は、実施の形態1のネットワーク家電システム1の構成とは、加熱調理器10−1の加熱時の通信不可通知の処理において、加熱調理器10−1とサーバ11との間で、ACK信号(受信確認信号)のやり取りを省略する点が異なる。これ以外は実施の形態1と同様の構成である。
本実施の形態のネットワーク家電システム1での加熱時の通信不可通知処理の流れを、図7のフローチャートに示す。図7のフローチャートでは、図5のフローチャートにおけるS203,S104、S206,S107、S210,S109、S213,S115が省略されている。
実施の形態1のネットワーク家電システム1の構成では、加熱調理器10−1の加熱時の通信不可通知の処理において、加熱調理器10−1とサーバ11との間で、ACK信号のやり取りを行う。そのため、ユーザB,Cに対する通信不可通知を、本実施の形態のネットワーク家電システム1に比べて、より確実なものとして実施できる。
しかしながら、その反面、ACK信号のやり取りを行うために、加熱調理器10−1がサーバ11からのACK信号の受信確認を行うために待機する期間などが嵩み、スタートボタンを操作してから、実際に加熱が開始される時間までのタイミングラグが長くなる。
本実施の形態のネットワーク家電システムの構成では、ユーザB,Cに対する通信不可通知の確実性はやや犠牲になるものの、実際に加熱が開始される時間までのタイミングラグを極力短くできる。
〔実施の形態3〕
本実施の形態は、実施の形態2のネットワーク家電システム1の構成とは、加熱調理器10−1の加熱時の通信不可通知の処理において、加熱条件データを、モード・加熱時間設定ボタンが押されたときではなく、スタートボタン16が押されたタイミングで、加熱開始信号と一緒に送信する点が異なる。これ以外は実施の形態1と同様の構成である。
本実施の形態は、実施の形態2のネットワーク家電システム1の構成とは、加熱調理器10−1の加熱時の通信不可通知の処理において、加熱条件データを、モード・加熱時間設定ボタンが押されたときではなく、スタートボタン16が押されたタイミングで、加熱開始信号と一緒に送信する点が異なる。これ以外は実施の形態1と同様の構成である。
本実施の形態のネットワーク家電システム1での加熱時の通信不可通知処理の流れを、図8のフローチャートに示す。図8のフローチャートでは、図7のフローチャートにおけるS103,S202,S204、S106,S205が省略され、S108,S209に代えて、ユーザAがスタートボタン16を押圧すると、加熱調理器10−1が加熱開始信号と一緒に、加熱時間の情報を含む加熱条件データを送信し(S120)と、サーバ11が受信する(S220)。
実施の形態2のネットワーク家電システム1の構成では、加熱調理器10−1において、モード・加熱時間設定ボタン14が押圧されて(S3)、加熱条件が設定(S105)されると、加熱条件データをサーバ11に送信する構成である。そのため、加熱条件データを加熱開始信号と一緒に送信する、本実施の形態のネットワーク家電システム1に比べて、スタートボタン16が押圧されてから実際に加熱が開始される時間までのタイミングラグを短くできる。
しかしながら、モード・加熱時間設定ボタン14を押圧する加熱条件の設定操作(S3)や、ドア開閉の操作(S1、S2)を、操作毎に逐次サーバ11へと送信するので、データの送信回数が多くなる。ACK信号のやり取りを省略していることで、送信に要する時間の短縮は図れるものの、送信回数は多く、ACK信号のやり取りを行わない分、確実性も低くなる。
本実施の形態のネットワーク家電システムの構成では、実際に加熱が開始される時間までのタイミングラグは、実施の形態2に比べてやや犠牲になるものの、ACK信号のやり取りを省略する構成と組み合わせるにあたって、実施の形態2よりもユーザB,Cに対する通信不可通知の確実性を上げることができる。
〔実施の形態4〕
本実施の形態は、実施の形態2のネットワーク家電システム1の構成とは、加熱調理器10−1の加熱時の通信不可通知の処理において、ユーザAが加熱時間を設定するのではなく、自動加熱が選択され、スタートボタン16が押された後に加熱調理器10−1が調整しながら加熱時間を設定する点が異なる。
本実施の形態は、実施の形態2のネットワーク家電システム1の構成とは、加熱調理器10−1の加熱時の通信不可通知の処理において、ユーザAが加熱時間を設定するのではなく、自動加熱が選択され、スタートボタン16が押された後に加熱調理器10−1が調整しながら加熱時間を設定する点が異なる。
本実施の形態のネットワーク家電システム1での加熱時の通信不可通知処理の流れを、図9のフローチャートに示す。図9のフローチャートでは、図7のフローチャートにおけるS3,S105,S106,S205,S207,S208が省略されている。
自動加熱では、加熱時間が加熱中に見直されるので、加熱時間をサーバ11に送信して終了予測時間を計算させることはできない。そのため、加熱調理器10−1にアクセスしたユーザB,Cに対して、加熱の終了予定時間を通知することができない。これ以外は実施の形態1と同様の構成である。
〔実施の形態5〕
本実施の形態は、実施の形態1〜4のネットワーク家電システム1の構成において、加熱調理器10−1以外のネットワーク家電10であるエアコン10−2も、加熱調理器10−1の加熱時の通信不可通知の対象に含めることができる構成である。
本実施の形態は、実施の形態1〜4のネットワーク家電システム1の構成において、加熱調理器10−1以外のネットワーク家電10であるエアコン10−2も、加熱調理器10−1の加熱時の通信不可通知の対象に含めることができる構成である。
サーバ11に、通信端末装置20でエアコン10−2を遠隔制御する際の操作画面から入れる遷移画面の1つに、図10に示すような、通信端末装置20のユーザに、通信不可通知の受信を設定させる画面D2が準備されている。エアコン10−2が加熱調理器10−1の加熱中に通信環境が悪くなることを経験したユーザは、この画面から通信不可通知の受信を設定する。エアコン10−2においても、通信不可通知を設定することで、加熱調理器10−1の使用中、あるいは使用準備中に、エアコン10−2に対してアクセスを行ったユーザB,Cに、加熱調理器10−1が使用中であること、使用準備中であること、終了時間が○時○分であり、それまで通信ができないことなどの情報が通知される。
図11に、通信不可通知の受信を設定したエアコン10−2にアクセスを行ったユーザB,Cの通信端末装置20−1,20−2に、「加熱調理器が使用されます。しばらくの間、通信状態が悪くなる恐れがあります。」といった、通信状態が悪くなる理由を知らせる応答メッセージの画面D3がポップアップ表示される。
ここでは、通信状態ができなくなる通知ではなく、通信状態が悪くなる恐れがあることを通知している。これは、エアコン10−2が、加熱調理器10−1の動作に連動して、通信部の通信機能を停止させる仕様ではないため、通信が全くできなくなることにはならないためである。
なお、エアコン10−2を加熱調理器10−1の動作に連動して、通信部の通信機能を停止させる構成とし、加熱調理器10−1へのアクセスに対する応答メッセージと同様のメッセージを、通信不可通知の受信を設定したエアコン10−2等のネットワーク家電10へ送信する構成としてもよい。
〔実施の形態6〕
実施の形態1から5にて説明したネットワーク家電システム1に含まれる加熱調理器10−1の制御部21、サーバ11の制御部31はそれぞれ、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
実施の形態1から5にて説明したネットワーク家電システム1に含まれる加熱調理器10−1の制御部21、サーバ11の制御部31はそれぞれ、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、加熱調理器10−1の制御部21、サーバ11の制御部31はそれぞれ、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラム及び各種データがコンピュータ(又はCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)又は記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)等を備えている。そして、コンピュータ(又はCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路等を用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るネットワーク家電システム1は、通信端末装置20とマグネトロン回路18による加熱を行う加熱調理器10−1とをサーバ装置(サーバ11)を介して通信可能とするネットワーク家電システムであって、前記加熱調理器10−1に、前記マグネトロン回路18による加熱を実施するに伴い、前記サーバ11に対して加熱の実施に関する情報を通知する加熱情報通知部(機器側通信制御部21a)が設けられ、前記サーバ11に、前記加熱調理器10−1から通知された加熱に関する情報に基づいて、前記加熱調理器10−1の動作状態を判別し、前記加熱調理器10−1の加熱中に、該加熱調理器10−1にアクセスを要求した前記通信端末装置20に対し、前記加熱調理器10−1が加熱中であるためにアクセス不可であることを通知する通信状態通知部(サーバ側通信制御部31b)が設けられている。
本発明の態様1に係るネットワーク家電システム1は、通信端末装置20とマグネトロン回路18による加熱を行う加熱調理器10−1とをサーバ装置(サーバ11)を介して通信可能とするネットワーク家電システムであって、前記加熱調理器10−1に、前記マグネトロン回路18による加熱を実施するに伴い、前記サーバ11に対して加熱の実施に関する情報を通知する加熱情報通知部(機器側通信制御部21a)が設けられ、前記サーバ11に、前記加熱調理器10−1から通知された加熱に関する情報に基づいて、前記加熱調理器10−1の動作状態を判別し、前記加熱調理器10−1の加熱中に、該加熱調理器10−1にアクセスを要求した前記通信端末装置20に対し、前記加熱調理器10−1が加熱中であるためにアクセス不可であることを通知する通信状態通知部(サーバ側通信制御部31b)が設けられている。
上記構成によれば、加熱中の加熱調理器10−1にアクセスした通信端末装置20のユーザに、マグネトロン回路18の影響で加熱調理器10−1と通信ができないことを通知することができる。これにより、複雑なノイズの評価を行うことなく、また、コスト高となる2通りの通信方式を用いることもなく、マイクロ波のノイズの影響に起因した通信不可によるユーザの不安を解消することができる。
本発明の態様2に係るネットワーク家電システム1は、さらに、前記加熱情報通知部(機器側通信制御部21a)は、前記加熱の実施に関する情報として、加熱が開始されたことを示す加熱開始の情報と、加熱が終了したことを示す加熱終了の情報とを送信し、前記通信状態通知部(サーバ側通信制御部31b)は、前記加熱調理器10−1から加熱開始の情報を受信すると、次に加熱終了の情報を受信するまでの間、前記加熱調理器10−1が加熱調理中であると判別する構成とすることもできる。
加熱調理器10−1からサーバ11へ、加熱の実施に関する情報として、加熱開始の情報と加熱終了の情報とを送信することで、サーバ11は加熱調理器10−1が加熱中であることを確実に判別することができる。これにより、サーバ11は、加熱調理器が加熱中であるため加熱調理器へのアクセスができないことを、確実にアクセスを要求した通信端末装置20のユーザに伝えることができる。
本発明の態様3に係るネットワーク家電システム1は、さらに、前記加熱情報通知部(機器側通信制御部21a)は、前記加熱開始の情報を送信すると通信機能を停止し、前記加熱終了の情報を送信すると、通信機能を復帰させる構成とすることもできる。
これによれば、加熱調理器10−1の加熱中、加熱調理器10−1の通信機能は停止しているので、通信できない状態で、無駄に通信を試みることがなく、電力消費を抑えることができる。
本発明の態様4に係るネットワーク家電システム1は、さらに、前記加熱情報通知部(機器側通信制御部21a)は、前記加熱の実施に関する情報として、加熱開始の情報を送信する前に、加熱を行う時間を示す加熱時間の情報を送信し、前記通信状態通知部(サーバ側通信制御部31b)は、前記加熱調理器10−1から加熱時間の情報を受信すると、加熱終了時間を予測し、予測した加熱終了時間の情報を、前記通信端末装置20に対するアクセス不可の通知に含める構成とすることもできる。
これによれば、アクセスを要求した通信端末装置20のユーザに、アクセス不可の理由と共に、再度アクセスすべき時期を知らせることができるので、システムとしての利便性が向上する。
本発明の態様5に係るネットワーク家電システム1は、さらに、前記通信状態通知部(サーバ側通信制御部31b)は、前記加熱調理器10−1から加熱終了の情報を受信すると、前記加熱調理器10−1へのアクセスを要求した前記通信端末装置20に対し、アクセス可能となったことを通知する構成とすることもできる。
これによれば、アクセスを要求した通信端末装置20のユーザに、アクセスが可能となったことを知らせることができる。予測した時間よりも早く終了した場合は、アクセスが可能になったことをより迅速に知らせることができる。これにより、システムとしての利便性が向上する。
本発明の態様6に係るネットワーク家電システム1は、さらに、前記加熱情報通知部(機器側通信制御部21a)は、前記加熱の実施に関する情報として、加熱開始の情報を送信する前に、加熱の準備が行われていることを示す加熱準備の情報を送信し、前記通信状態通知部(サーバ側通信制御部31b)は、前記加熱調理器10−1から加熱準備の情報を受信すると、前記加熱調理器10−1へのアクセスを要求した前記通信端末装置20に対し、前記加熱調理器10−1が使用されるため、アクセス不可となることを通知することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のネットワーク家電システム。
これによれば、アクセスを要求した通信端末装置20のユーザに、アクセスが不可となることを前もって知らせることができる。これにより、システムとしての利便性が向上する。
本発明の態様7に係るネットワーク家電システム1は、さらに、前記サーバ11に設けられた通信部(サーバ側通信部33)は、前記加熱調理器10−1から通知された加熱に関する情報の受信に際し、前記加熱調理器10−1に対する受信確認信号の送信処理をスキップし、前記加熱調理器10−1に設けられた通信部(機器側通信部23)は、前記サーバ11に対して加熱に関する情報の送信に際し、前記サーバ11から受信確認信号の受信処理をスキップする構成とすることもできる。
加熱調理器10−1とサーバ11との間で、受信確認信号のやり取りを行うことで、アクセスを要求した通信端末装置20のユーザに対するアクセスができない理由の通知をより確実に実施できるが、受信確認を行う分、加熱調理器10−1を使用しているユーザが加熱開始を指示してから、実際に加熱が開始される時間までのタイミングラグが長くなる。
上記構成によれば、受信確認信号のやり取りをスキップしているので、通信端末装置20のユーザに対するアクセスができない理由の通知の確実性はやや犠牲になるものの、実際に加熱が開始される時間までのタイミングラグを極力短くできる。
本発明の態様8に係るネットワーク家電システム1は、さらに、前記加熱調理器10−1には、ユーザによる加熱開始の指示を受け付けるスタートボタン16が設けられ、前記加熱情報通知部(機器側通信制御部21a)は、前記スタートボタン16が操作されてユーザによる加熱開始の指示を受け付けると、前記加熱開始の情報を前記サーバ11に送信し、前記加熱開始の情報の送信後に、前記マグネトロン回路18による加熱を開始する構成とすることもできる。
これによれば、加熱調理器10−1を使用するユーザが特に意識することなく、サーバ11に対し、加熱開始の情報を通知することができる。
本発明は、電子レンジ機能を有する加熱調理器を、外部のサーバを介して通信端末装置にて遠隔制御したりモニタリングしたりするネットワーク家電システム等に利用可能である。
1 ネットワーク家電システム
5 中継局
7 ユーザ宅
9 通信ネットワーク
10 ネットワーク家電
10−1 加熱調理器
10−2 エアコン
11 サーバ(サーバ装置)
11 逐次サーバ
14 加熱時間設定ボタン
15 無線通信回路
16 スタートボタン
17 停止ボタン
18 マグネトロン回路
19 ドア
20 通信端末装置
20−1,20−2 通信端末装置
21 制御部
21a 機器側通信制御部(加熱情報通知部)
22 記憶部
23 機器側通信部(通信部)
24 加熱調理部
31 制御部
31a 対応付管理部
31b サーバ側通信制御部(通信状態通知部)
32 記憶部
33 サーバ側通信部(通信部)
5 中継局
7 ユーザ宅
9 通信ネットワーク
10 ネットワーク家電
10−1 加熱調理器
10−2 エアコン
11 サーバ(サーバ装置)
11 逐次サーバ
14 加熱時間設定ボタン
15 無線通信回路
16 スタートボタン
17 停止ボタン
18 マグネトロン回路
19 ドア
20 通信端末装置
20−1,20−2 通信端末装置
21 制御部
21a 機器側通信制御部(加熱情報通知部)
22 記憶部
23 機器側通信部(通信部)
24 加熱調理部
31 制御部
31a 対応付管理部
31b サーバ側通信制御部(通信状態通知部)
32 記憶部
33 サーバ側通信部(通信部)
Claims (5)
- 通信端末装置とマグネトロン回路による加熱を行う加熱調理器とをサーバ装置を介して通信可能とするネットワーク家電システムであって、
前記加熱調理器に、前記マグネトロン回路による加熱を実施するに伴い、前記サーバ装置に対して加熱の実施に関する情報を通知する加熱情報通知部が設けられ、
前記サーバ装置に、前記加熱調理器から通知された加熱に関する情報に基づいて、前記加熱調理器の動作状態を判別し、前記加熱調理器の加熱中に、該加熱調理器へのアクセスを要求した前記通信端末装置に対し、前記加熱調理器が加熱中であるためにアクセス不可であることを通知する通信状態通知部が設けられることを特徴とするネットワーク家電システム。 - 前記加熱情報通知部は、前記加熱の実施に関する情報として、加熱が開始されたことを示す加熱開始の情報と、加熱が終了したことを示す加熱終了の情報とを送信し、
前記通信状態通知部は、前記加熱調理器から加熱開始の情報を受信すると、次に加熱終了の情報を受信するまでの間、前記加熱調理器が加熱調理中であると判別することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク家電システム。 - 前記加熱情報通知部は、前記加熱の実施に関する情報として、加熱開始の情報を送信する前に、加熱を行う時間を示す加熱時間の情報を送信し、
前記通信状態通知部は、前記加熱調理器から加熱時間の情報を受信すると、加熱終了時間を予測し、予測した加熱終了時間の情報を、前記通信端末装置に対するアクセス不可の通知に含めることを特徴とする請求項2に記載のネットワーク家電システム。 - 前記通信状態通知部は、前記加熱調理器から加熱終了の情報を受信すると、前記加熱調理器へのアクセスを要求した前記通信端末装置に対し、アクセス可能となったことを通知することを特徴とする請求項2又は3に記載のネットワーク家電システム。
- 前記サーバ装置に設けられた通信部は、前記加熱調理器から通知された加熱に関する情報の受信に際し、前記加熱調理器に対する受信確認信号の送信処理をスキップし、
前記加熱調理器に設けられた通信部は、前記サーバ装置に対して加熱に関する情報の送信に際し、前記サーバ装置から受信確認信号の受信処理をスキップすることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のネットワーク家電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015008942A JP2016134806A (ja) | 2015-01-20 | 2015-01-20 | ネットワーク家電システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP2015008942A Pending JP2016134806A (ja) | 2015-01-20 | 2015-01-20 | ネットワーク家電システム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021141931A (ja) * | 2020-03-10 | 2021-09-24 | 三菱電機株式会社 | 電気機器の制御システム、及び電気機器 |
CN114073422A (zh) * | 2020-08-20 | 2022-02-22 | 青岛海信电子产业控股股份有限公司 | 一种烤箱 |
JP2022147181A (ja) * | 2021-03-23 | 2022-10-06 | 三菱電機株式会社 | 加熱調理器、加熱調理方法、及び加熱調理器システム |
-
2015
- 2015-01-20 JP JP2015008942A patent/JP2016134806A/ja active Pending
Cited By (5)
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JP7264093B2 (ja) | 2020-03-10 | 2023-04-25 | 三菱電機株式会社 | 電気機器の制御システム、及び電気機器 |
CN114073422A (zh) * | 2020-08-20 | 2022-02-22 | 青岛海信电子产业控股股份有限公司 | 一种烤箱 |
JP2022147181A (ja) * | 2021-03-23 | 2022-10-06 | 三菱電機株式会社 | 加熱調理器、加熱調理方法、及び加熱調理器システム |
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