実施の形態1
図1を用いて、実施の形態1に係る家電機器制御システムの構成を説明する。図1は実施の形態1に係る家電機器制御システムの概略構成図である。
図1に示す屋内ネットワーク1は、住宅内に配置された複数の家電機器と、これら複数の家電機器とそれぞれ通信可能に接続された、複数の家電機器を集中的に制御する家電機器制御装置4で構成される。本開示の実施の形態では、冷蔵庫5、電気炊飯器6、高周波加熱調理器である電子オーブンレンジ7、誘導加熱調理器であるIHクッキングヒーター8を家電機器の一例として、これら全部が家電機器制御装置4と接続されている、あるいはこれらの内、いくつかの家電機器が接続されている事例で説明する。
なお、ここで言う屋内ネットワークとは、住宅内に配置された複数の家電機器と、それら複数の家電機器と通信手段で接続された集中制御するための制御装置を備えるものであればよい。例えば、HEMS(Home Energy Management System)のように住宅内に配置された複数の家電機器と、それら複数の家電機器と通信手段で接続された制御装置から成り、電力の使用状況に応じて複数の家電機器を制御装置で集中制御し、家庭内で使用する電力のコントロールを行うようなものでもよいし、住宅内に配置された複数の家電機器と、それら複数の家電機器と通信手段で接続されたAIスピーカーから成り、使用者の音声指示によって家電機器のコントロールを行うようなものでもよい。
また、通信手段は制御信号のやり取りができるものであればよい。よって、その方式が特定の方式に限定されるものではなく、有線であっても無線であってもよいし、PLC(Power Line Communication)と呼ばれる電力線通信のようなものであってもよい。
家電機器制御装置4は外部ネットワーク2を介し、外部情報機器である家電機器管理サーバー3と通信可能に接続されている。家電機器管理サーバー3は、家電機器制御装置4に接続されている家電機器の情報を受信して、家電機器の管理を行う。また、家電機器管理サーバー3はデータベース9を備えている。
データベース9は家電機器制御装置4に接続されている家電機器の情報を蓄積したり、既に蓄積されている家電機器の情報から、家電機器制御装置4に接続されている家電機器に適応した制御情報を、家電機器制御装置4の要求に応じて家電機器制御装置4に送信したりする。家電機器制御装置4と家電機器管理サーバー3とのやり取りについては後段で詳しく説明する。
外部ネットワーク2は、例えばインターネットのような通信網であり、家電機器制御装置4は外部ネットワーク2を介して、家電機器管理サーバー3と情報のやり取りを行う。家電機器管理サーバー3については、特定の固定されたサーバーに限らず、クラウドサーバーなどであってもよい。
家電機器管理サーバー3は、屋内ネットワーク1で家電機器制御装置4と接続された冷蔵庫5、電気炊飯器6、電子オーブンレンジ7、IHクッキングヒーター8等に関する各種サービス情報等を、外部ネットワーク2を介して使用者に提供するためのものである。
家電機器管理サーバー3は、データベース9を備えており、例えばレシピ情報や調理の手順に関する情報はデータベース9に蓄えられており、データベース9から選択され提供される。
次に、図2から図19を用いて、情報の登録、機器の登録、レシピ情報の入手等について説明する。図2は、実施の形態1に係る家電機器制御システムの家族情報の登録状態を示す画面図である。40は家電機器制御装置4の表示部である。41は家族情報登録画面で家族構成等を登録する際に表示される。
41aは家族情報登録ボタンであり、これを操作すると図示しない入力ボタンが表示され、成人男性の人数、成人女性の人数等を登録することができる。この家族情報は家電機器制御装置4に記憶、登録することが可能であるが、家族情報送信ボタン41bを操作することで外部ネットワーク2を介して家電機器管理サーバー3のデータベース9にも登録できる。
なお、ここでは成人男性、女性として管理しているが、年齢、既往歴などの情報により個別に管理をしてもよい。
図3は、実施の形態1に係る家電機器制御システムの家電機器が未登録の状態の画面を示す画面図である。42は機器情報登録画面で、家電機器の情報を登録する際に表示される。42aは後段で説明するが、屋内ネットワーク1で家電機器制御装置4と接続可能な状態にあり、登録されていない家電機器の情報を読み込むための接続機器情報読込ボタンである。
42bは読み込むだけでは登録されない機器の情報を追加して登録するための機器情報登録ボタンで、家電機器制御装置4に機器情報を登録することができる。42cは登録した家電機器の情報を外部の家電機器管理サーバー3へ送信するための機器情報送信ボタンであり、家電機器制御装置4に登録された家電機器の情報は外部の家電機器管理サーバー3にも登録される。
42d、42e、42f、42gは接続されていて登録された家電機器を表示する登録機器表示エリアである。42hは家電機器の情報などを表示する情報表示エリアである。図3のように家電機器が登録されていない状態では何も表示されていない。
図4は実施の形態1に係る家電機器制御システムの1種類の家電機器が登録された状態の画面図である。ここでは、1種類の家電機器として冷蔵庫5を一例としている。図3に示すように家電機器が登録されていない状況から、接続機器情報読込ボタン42aを操作すると、家電機器制御装置4と通信可能に接続された家電機器がある場合、その家電機器の情報が読み込まれ、登録機器表示エリア42d、42e、42f、42gの何れかに読み込まれ登録された家電機器の名称が表示される。
図4では前述のように1種類の家電機器として冷蔵庫5を登録する例であるので、登録機器表示エリア42dに登録された家電機器として冷蔵庫5が表示される。そして、情報表示エリア42hには、冷蔵庫5に関する読み込み可能な情報があれば表示される。読み込み可能な情報がない場合には、機器情報登録ボタン42bを操作することで冷蔵庫5の容量、食品などの収容室の種類などの情報を後から記憶、登録させることができる。情報の記憶、登録先は図示しない家電機器制御装置4の記憶手段もよいし、機器情報送信ボタン42cを操作し家電機器管理サーバー3に情報を送信し記憶、登録させてもよい。
また、本開示の家電機器制御装置4あるいは家電機器管理サーバー3は、収容物の情報も登録できるようになっている。図4に示すように、冷蔵庫5の収容物の登録情報がないと表示されている場合には、情報を登録することができる。冷蔵庫5が登録されていることを表示している登録機器表示エリア42dは入力ボタンとしての機能も有している。冷蔵庫5が表示された状態で登録機器表示エリア42dを操作すると、図4に示す冷蔵庫5の機器情報や収容物の登録情報を情報表示エリア42hに表示する。図4に示すように、冷蔵庫5の収容物の登録情報が無い場合には、さらに登録機器表示エリア42dを操作すると、図5に示す冷蔵庫収容物登録画面43が表示される。図5は冷蔵庫の収納物登録の画面図である。
冷蔵庫収容物登録画面43の画面上には、収容物情報入力ボタン43aなどの操作可能なボタンが表示されており、収容物情報入力ボタン43aを操作すると、冷蔵庫5の収納物が登録できるようになる。収容物の登録に関し、例えば、登録されている冷蔵庫5が、図示しないが内蔵のカメラなどで収容物を自動で読み取り、その情報を外部に送信する機能を有しているようなタイプの物であれば、収容物情報入力ボタン43aを操作した後、自動入力ボタン43bを操作することで冷蔵庫5からの収容物に関する情報を入手することができる。
また、登録されている冷蔵庫5に前述のような自動で収容物読み取り、外部に送信する機能が無ければ、収容物情報入力ボタン43aを操作した後、手動入力ボタン43cを操作することで、手動で登録を行うことができる。図4に示すように、冷蔵庫5は冷蔵室、冷凍室、野菜室、チルド室、製氷室の各収容室を備えていることが表示されており、図5に示す冷蔵庫収容物登録画面43には、収容物の収容先である各収容室を選択する冷蔵室選択ボタン43d、冷凍室選択ボタン43e、野菜室選択ボタン43f、チルド室選択ボタン43gが表示されている。冷凍室は例えば10度から0度で保管する物を収容し、冷蔵室は-18度以下で保管する物を収容し、チルド室は凍らない0度前後で保管する物を収容し、野菜室は鮮度がある程度維持できるように野菜を収容する収容室である。なお、製氷室は製造した氷以外を収容することがないので、製氷室を選択するボタンは不要のため表示されない。
冷蔵庫5の収容物の登録は、例えば、冷蔵室に収容されている収容物を登録する場合、冷蔵室選択ボタン43dすると、図示しない入力画面から収容物の入力が可能となる。入力された冷蔵室の収容物の登録情報は、図6に示すように情報表示エリア42hに表示される。図6は冷蔵庫の冷蔵室の収容物が登録された状態の画面図である。
冷蔵庫5の登録情報が情報表示エリア42hに1回で表示できず複数ページとなった場合、登録機器表示エリア42dにページ送りボタン421が表示されるので、ページ送りボタン421を操作すると、図7に示す情報表示エリア42hに次のページが表示される。図7は冷蔵庫の冷凍室、野菜室の収容物が登録された状態の画面図である。
情報表示エリア42hに表示された冷蔵庫5の機器情報が次のページの表示となったとき、登録機器表示エリア42dに前のページに戻るためのページ戻しボタン422が表示されるので、ページ戻しボタン422を操作すると、図6に示す前のページが表示される。なお、ページ送りボタン421とページ戻しボタン422は、情報表示エリア42hに表示された機器情報が複数ページとなった場合に表示される形態で説明をしたが、複数ページであるか否かにかかわらず最初から表示されていてもよい。機器情報が複数ページ無い場合には、ページ送り送りボタン421あるいはページ戻しボタン422の操作ができないだけである。
次に、2種類の家電機器が接続された状態について図8を用いて説明する。図8は実施の形態1に係る家電機器制御システムの2種類の家電機器が登録された状態の画面図である。ここでは、2種類の家電機器として、既に登録されている冷蔵庫5に追加して登録される電気炊飯器6の登録例を一例としている。
図4から図7に示すように冷蔵庫5が登録されている状況から、接続機器情報読込ボタン42aを操作すると、冷蔵庫5が登録された後に家電機器制御装置4と通信可能に接続された家電機器がある場合、その家電機器の情報が読み込まれ、登録機器表示エリア42e、42f、42gの何れかに読み込まれ登録された家電機器の名称が表示される。ここでは電気炊飯器6の情報が読み込まれ登録機器表示エリア42eに登録された家電機器として電気炊飯器6が表示される。そして、情報表示エリア42hには、電気炊飯器6に関する読み込み可能な情報があれば表示される。
読み込み可能な情報がない場合には、機器情報登録ボタン42bを操作することで電気炊飯器6の最大炊飯量、加熱方式(ここでは誘導加熱を示すIHと表示されている。)、最大消費電力などの情報を後から記憶、登録させることができる。情報の記憶、登録先は図示しない家電機器制御装置4の記憶手段もよいし、機器情報送信ボタン42cを操作し家電機器管理サーバー3に情報を送信し記憶、登録させてもよい。
次に、3種類の家電機器が接続された状態について図9を用いて説明する。図9は実施の形態1に係る家電機器制御システムの3種類の家電機器が登録された状態の画面図である。ここでは、3種類の家電機器として、既に登録されている冷蔵庫5と電気炊飯器6に追加して登録される電子オーブンレンジ7の登録例を一例としている。
図8に示すように冷蔵庫5と電気炊飯器6が登録されている状況から、接続機器情報読込ボタン42aを操作すると、冷蔵庫5と電気炊飯器6が登録された後に家電機器制御装置4と通信可能に接続された家電機器がある場合、その家電機器の情報が読み込まれ、登録機器表示エリア42f、42gの何れかに読み込まれて登録された家電機器の名称が表示される。ここでは電子オーブンレンジ7の情報が読み込まれ、登録機器表示エリア42fに登録された家電機器として電子オーブンレンジ7が表示される。そして、情報表示エリア42hには、電子オーブンレンジ7に関する読み込み可能な情報があれば表示される。
読み込み可能な情報がない場合には、機器情報登録ボタン42bを操作することで電子オーブンレンジ7の最大出力、庫内の容量、機能、最大消費電力などの情報を後から記憶、登録させることができる。情報の記憶、登録先は図示しない家電機器制御装置4の記憶手段もよいし、機器情報送信ボタン42cを操作し家電機器管理サーバー3に情報を送信し記憶、登録させてもよい。
次に、4種類の家電機器が接続された状態について図10を用いて説明する。図10は実施の形態1に係る家電機器制御システムの4種類の家電機器が登録された状態の画面図である。ここでは、4種類の家電機器として、既に登録されている冷蔵庫5と電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7に追加して登録される誘導加熱調理器であるIHクッキングヒーター8の登録例を一例としている。
図9に示すように冷蔵庫5と電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7が登録されている状況から、接続機器情報読込ボタン42aを操作すると、冷蔵庫5と電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7が登録された後に家電機器制御装置4と通信可能に接続された家電機器がある場合、その家電機器の情報が読み込まれ、登録機器表示エリア42gに読み込まれて登録された家電機器の名称が表示される。ここではIHクッキングヒーター8の情報が読み込まれ、登録機器表示エリア42fに登録された家電機器としてIHクッキングヒーター8が表示される。そして、情報表示エリア42hには、IHクッキングヒーター8に関する読み込み可能な情報があれば表示される。
読み込み可能な情報がない場合には、機器情報登録ボタン42bを操作することでIHクッキングヒーター8の複数加熱部の最大火力、調理庫の最大火力などの情報を後から記憶、登録させることができる。情報の記憶、登録先は図示しない家電機器制御装置4の記憶手段もよいし、機器情報送信ボタン42cを操作し家電機器管理サーバー3に情報を送信し記憶、登録させてもよい。
なお、ここでは1つずつ登録する場合を例として説明したが、2つの電気機器あるいは3つの電気機器をまとめて登録するようにしてもよく、登録の仕方は適宜選択可能である。例えば、図3に示すように家電機器が登録されていない状況から、接続機器情報読込ボタン42aを操作すると、家電機器制御装置4と通信可能に接続された冷蔵庫5と電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8がある場合、冷蔵庫5と電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8の情報が読み込まれ、登録機器表示エリア42dに冷蔵庫5、42eに電気炊飯器6、42fに電子オーブンレンジ7、42gにIHクッキングヒーター8が表示されてもよい。
家電機器制御装置4に登録された機器の情報は、図10などに示す機器情報送信ボタン42cで家電機器管理サーバー3に送信できるようになっている。家電機器制御装置4に登録された機器の情報は、家電機器制御装置4と家電機器管理サーバー3の何れか、あるいはその両方で管理できるようになっている。
家電機器制御装置4は、図10などに示すレシピ手順受信ボタン42jで登録された機器の情報から調理可能な調理メニューのレシピと調理手順を家電機器管理サーバー3から受信できるようになっている。家電機器管理サーバー3のデータベース9には調理メニューのレシピ及び調理の手順のデータが蓄積されている。
調理メニューのレシピ及び調理の手順のデータを登録された機器に合せて選択する機能が家電機器制御装置4に設けられている場合、家電機器制御装置4側で家電機器管理サーバー3のデータベース9に蓄積されているデータから、登録された機器に合せて調理可能な調理メニューを選択してレシピと手順を合せて受信する。
調理メニューのレシピ及び調理の手順のデータを登録された機器に合せて選択する機能が家電機器管理サーバー3に設けられている場合、家電機器管理サーバー3側でデータベース9に蓄積されているデータから、登録された機器に合せて調理可能な調理メニューのレシピを選択して手順と合せて送信、家電機器制御装置4はそれを受信する。
前述のように調理メニューのレシピの選択が家電機器制御装置4側、家電機器管理サーバー3側の何れで行う場合でも、レシピ手順受信ボタン42jで調理メニューのレシピと調理手順を受信することができる。
本開示の実施の形態では登録された機器に合せて調理メニューのレシピ及び調理の手順のデータを受信するように構成されているが、登録されている機器が使えない場合やあえて使わない場合も考えられる。そのような場合に、登録されている機器の使用可否の設定ができるようになっている。
レシピ手順受信ボタン42jを操作すると、まず図11に示すように機器情報登録画面42に使用可否設定に関する423a、424a、425a、426aの各使用可ボタン、423b、424b、425b、426bの各使用否ボタンが表示される。図11は実施の形態1に係る家電機器制御システムの登録された家電機器の使用可否の設定画面の一例の図である。
図11では、423a、424a、425a、426aの各使用可ボタンの背景が白色で表示され使用可が選択されていることを表していて、423b、424b、425b、426bの各使用否ボタンは背景が灰色で表示され、使用否が選択されていないことを表している。つまり、登録された機器の全てが使用可であるので、その状況に合せて調理可能なメニューが選択され、選択された調理可能なメニューのレシピと調理手順を受信する。
図11に示す例では冷蔵庫5も使用可であるので、冷蔵庫5の収容物情報も調理可能なメニューの選択に加味されるため、図15に示すように冷蔵庫5の収容物を優先した調理可能メニューが表示される。図15は実施の形態1に係る家電機器制御システムの調理可能メニューを表示した画面の一例の図である。
図15の44は調理メニュー表示画面である。441から444はメニュー表示エリアであり、冷蔵庫5の収容物を使って、電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8を使用して作れる調理メニューが選択されて表示されている。他にも同じ条件で選択された調理メニューがあれば、ページ送りボタン445を操作すれば次のページに進み、図示しない他の調理メニューが表示される。
441から444のメニュー表示エリアは操作ボタンにもなっており、例えば、メニュー表示エリア441に表示された調理メニューで調理しようとする場合、メニュー表示エリア441を操作すると、図20に示すように調理の手順が表示される。図20は図15に示す調理可能メニューの1つを選択したときの調理手順を表示した画面の一例の図である。
45は調理手順表示画面、451から453は調理手順表示エリアであり、選択した調理メニューの調理手順が表示されている。複数の機器、ここでは電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8を使用する調理メニューが選択されているとき、電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8の操作は家電機器管理サーバー3で管理されており、電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8のそれぞれの操作に関する情報は家電機器制御装置4に送信され、家電機器制御装置4から家電機器管理サーバー3に送信され、家電機器管理サーバー3にて、受信した各機器で行われる操作に関する情報を基に正しい操作手順か判定を行い、その結果を家電機器制御装置4に送信するようになっており、図20に示す調理手順に表示されている電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8を、表示された順番通りに使用しないと機器の操作ができないようになっている。
また、電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8及び家電機器制御装置4は、それぞれ音声、あるいは表示による報知手段を備えている。前述の通り操作手順は外部情報機器である家電機器管理サーバー3が管理しており、電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8などの各機器で行われる操作に関する情報は、家電機器制御装置4及び外部ネットワーク2を介して家電機器管理サーバー3へ送信され、家電機器管理サーバー3にて、受信した各機器で行われる操作に関する情報を基に正しい操作手順か判定を行い、その結果を家電機器制御装置4に送信する。
家電機器制御装置4では、家電機器管理サーバー3から送られてきた判定の結果を確認し、電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8などの各機器に対して、正しければ操作内容を反映し、正しくなければ操作内容を反映しないで、その旨を報知する。
そのため、使用者が手順に沿わない機器を操作しようとすると、操作手順を管理している家電機器管理サーバー3から、正しくない操作手順で操作された機器及び家電機器制御装置4の報知手段に、音声による報知手段であれば、今操作している機器が操作対象の機器ではないこと、正しい操作手順の機器を操作すること、などについて音声で報知させ、表示による報知手段、例えば家電機器制御装置4であれば図32(a)に示すように家電機器制御装置表示部40の注意表示(報知)画面470に、間違えた危機がIHクッキングヒーター8であれば図32(b)に示すようにIHクッキングヒーター(誘導加熱調理器)の表示部81の注意表示(報知)画面82に、今操作している機器が操作対象の機器ではないこと、正しい操作手順の機器を操作すること、などについて文字または図形を表示することで報知される。
よって、調理手順表示エリア451に表示されている電気炊飯器6でご飯を炊くという手順を行わずに、調理手順表示エリア453に表示されているIHクッキングヒーター8で卵焼きと味噌汁を作るという手順に進むことはできない。その場合、図32(a)に示す手順に戻るボタン471を操作すると、図20に示す調理手順に戻ることができる。
451から453の調理手順表示エリアは操作ボタンにもなっており、例えば、電気炊飯器6でご飯を炊くと表示されている調理手順表示エリア451を操作すると、図21に示すように詳しい調理手順が表示される。図21は図20に示す調理手順の詳細を表示した画面の一例の図である。
前段で後の手順を先にすることはできないと説明したが、図20に示す調理手順の画面では、調理手順表示エリア451に表示されている電気炊飯器6でご飯を炊くの手順が済んでいなければ、調理手順表示エリア452に表示されている電子オーブンレンジ7で唐揚げ(揚焼き)を作る、は操作できず、詳しい調理手順が表示できない。
451aから451cは詳細な調理手順表示エリアであり、調理手順表示エリア451に表示されている電気炊飯器6でご飯を炊くの詳細な手順が表示されている。詳細な調理手順表示エリア451aでお米を研ぐこと、詳細な調理手順表示エリア451bで研いだお米と水を内釜に入れて電気炊飯器6にセットすること、詳細な調理手順表示エリア451cで炊飯ボタンを操作して炊飯を開始すること、を順番に表示して、不慣れな使用者が操作する場合でも操作に困らないようになっている。
図21に示す手順に沿って電気炊飯器6の図示しない炊飯ボタンを操作し、炊飯が開始されると、次の手順に表示されている電子オーブンレンジ7が使用できるようになる。図21に示すページ戻しボタン456を操作すると、図20に示す調理手順の画面に戻り、電子オーブンレンジ7で唐揚げ(揚焼き)を作る、が表示されている調理手順表示エリア452を操作すると、図22に示すようにその詳しい調理手順とレシピが表示される。なお、レシピには事前に登録されている家族情報に基づく人数前が反映される。図22は図20に示す調理手順のレシピを表示した画面の一例の図である。
452aから452cは詳細な調理手順表示エリアであり、必要に応じてレシピも合わせて表示される。詳細な調理手順表示エリア452aで鶏もも肉を切ること、詳細な調理手順表示エリア452bで切った鶏もも肉に下味を付けること及び下味を付けるときに必要な調味料などのレシピ、詳細な調理手順表示エリア452cで調理皿に並べ、オーブンボタンを操作して唐揚げの調理を開始すること、を順番に表示して、説明書などを見なくても使用者が調理を行うことができるようになっていて、手順通り進めていくと、全ての調理手順と機器の操作が完了できるようになっている。
次に登録された機器で使用できない機器がある場合の事例を図12から図14及び図16から図19、図23により説明する。図12は実施の形態1に係る家電機器制御システムの登録された家電機器の使用可否の設定画面の他の一例の図、図13は実施の形態1に係る家電機器制御システムの登録された家電機器の使用可否の設定画面の他の一例の図、図14は実施の形態1に係る家電機器制御システムの登録された家電機器の使用可否の設定画面の他の一例の図、図16は実施の形態1に係る家電機器制御システムの調理分野を表示した画面の一例の図、図17は図16で肉料理和食を選択した場合の調理可能メニューを表示した画面の一例の図、図18は図12に示す電気炊飯器が保温状態のため使用しない場合の調理可能メニューを表示した画面の一例の図、図19は図13に示す電気炊飯器が使用できない場合の調理可能メニューを表示した画面の一例の図、図23は図18に示す調理可能メニューを選択したときの調理手順を表示した画面の一例の図である。
(冷蔵庫5を使用しない例)
図10などに示すレシピ手順受信ボタン42jを操作すると、まず図11に示すように機器情報登録画面42に使用可否設定に関する423a、424a、425a、426aの各使用可ボタン、423b、424b、425b、426bの各使用否ボタンが表示される。
冷蔵庫5の収容物を使わない調理メニューが取得したいときは、図12に示すように423bの使用否ボタンを操作して、冷蔵庫5の使用を否にすると、423aの使用可ボタンの背景が灰色で表示され、423bの使用否ボタンの背景が白色で表示されて使用否が選択されていることが表されるようになる。この状態で、再度レシピ手順受信ボタン42jを操作すると、図16に示すように、冷蔵庫5の収容物を使用しない調理の大まかな分野が461から464の調理分野表示エリアに表示される。
461から464の調理分野表示エリアは操作ボタンにもなっており、例えば、肉料理和食が表示されている調理分野表示エリア461を操作すると、図17に示すように肉料理和食の調理メニューが表示される。図17に示す441から444はメニュー表示エリアであり、冷蔵庫5の収容物に関係無く、電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8を使用して作れる調理メニューが選択されて表示されている。
他にも同じ条件で選択された調理メニューがあれば、ページ送りボタン445を操作すれば次のページに進み、図示しない他の調理メニューが表示される。これ以降の手順と操作は、冷蔵庫5の収容物を使う場合と同じであり、この場合でも不慣れな使用者が操作に困らない。
(電気炊飯器6を使用しない例)
図10などに示すレシピ手順受信ボタン42jを操作すると、まず図11に示すように機器情報登録画面42に使用可否設定に関する423a、424a、425a、426aの各使用可ボタン、423b、424b、425b、426bの各使用否ボタンが表示される。
電気炊飯器6がご飯を保温中の状況で調理メニューが取得したいときは、図13に示すように424bの使用否ボタンを操作して、電気炊飯器6の使用を否にすると、424aの使用可ボタンの背景が灰色で表示され、424bの使用否ボタンの背景が白色で表示されて使用否が選択されていることが表されるようになる。この状態で、再度レシピ手順受信ボタン42jを操作すると、図18に示すように、電気炊飯器6は使用しないが、保温中のご飯があるときの調理メニューが表示される。
図18に示す441から444はメニュー表示エリアであり、電気炊飯器6がご飯を保温中の状況でのご飯を食べるための調理メニューで、冷蔵庫5の収容物を使って、電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8を使用して作れる調理メニューが選択されて表示されている。
他にも同じ条件で選択された調理メニューがあれば、ページ送りボタン445を操作すれば次のページに進み、図示しない他の調理メニューが表示される。これ以降の手順と操作は、電気炊飯器6を使う場合と同じであり、この場合でも不慣れな使用者が操作に困らない。
441から444のメニュー表示エリアは操作ボタンにもなっており、例えば、メニュー表示エリア441に表示された調理メニューで調理しようとする場合、メニュー表示エリア441を操作すると、図23に示すように調理の手順が表示される。
451から452は調理手順表示エリアであり、選択した調理メニューの調理手順が表示されている。この例では電気炊飯器6がご飯を保温中であるので、図20に示す電気炊飯器6を使用する場合と異なるのは、ご飯を炊く手順が表示されていないことである。既にご飯はある状態であるので、電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8を使用する調理メニュー、つまり、おかずを作る調理メニューの手順のみが表示されている。
電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8を使用する調理メニューが選択されているとき、電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8の操作は家電機器制御装置4に管理されており、図23に示す調理手順に表示されている電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8を、表示された順番通りに使用しないと機器の操作ができないようになっている。
図示しないが、電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8は、それぞれ音声、あるいは表示による報知手段を備えており、手順に沿わない機器を操作しようとすると音声による報知手段であれば、操作できない機器であることと、正しい機器を操作するように、との音声を発し、表示による報知手段であれば、操作できない機器であることと、正しい機器を操作するように、との表示を文字または図形にて行う。
例えば、調理手順表示エリア451に表示されている電子オーブンレンジ7で小松菜お浸しを作るという手順を行わずに、調理手順表示エリア452に表示されているIHクッキングヒーター8で豚生姜焼きと味噌汁を作るという手順に進むことはできない。以下の手順は電気炊飯器6を使用する場合と同じであるのでここでの説明は省略する。
(電気炊飯器6を使用しない他の例)
図10などに示すレシピ手順受信ボタン42jを操作すると、まず図11に示すように機器情報登録画面42に使用可否設定に関する423a、424a、425a、426aの各使用可ボタン、423b、424b、425b、426bの各使用否ボタンが表示される。
電気炊飯器6を使用しない調理メニューが取得したいときは、図14に示すように424bの使用否ボタンを操作して、電気炊飯器6の使用を否にすると、424aの使用可ボタンの背景が灰色で表示され、424bの使用否ボタンの背景が白色で表示されて使用否が選択されていることが表されるようになる。ここで説明する事例は、前述の場合と異なり、電気炊飯器6がご飯を保温中ではなく、電気炊飯器6の使用をしない事例である。
この状態で、再度レシピ手順受信ボタン42jを操作すると、図19に示すように、電気炊飯器6を使用しないときの調理メニューが表示される。つまり、米飯以外の調理メニューということであり、図19では441から444のメニュー表示エリアにスパゲティミートソース、焼きそば、きりたんぽ鍋、グラタンといった、電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8を使用して作れる米飯以外の調理メニューが選択されて表示されている。
他にも同じ条件で選択された調理メニューがあれば、ページ送りボタン445を操作すれば次のページに進み、図示しない他の調理メニューが表示される。これ以降の手順と操作は、電気炊飯器6を使う場合と同じであり、この場合でも不慣れな使用者が操作に困らない。
441から444のメニュー表示エリアは操作ボタンにもなっており、例えば、メニュー表示エリア441に表示された調理メニューで調理しようとする場合、メニュー表示エリア441から444の何れかのメニュー表示エリアを操作すると、図示しないが、それぞれの調理メニューの調理の手順が表示される。
以上のように、家電機器制御装置4と通信可能に接続された冷蔵庫5と電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8がある場合、冷蔵庫5と電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8の情報が読み込まれ、家電機器管理サーバー3のデータベース9に蓄積された調理メニューのレシピ及び調理の手順のデータを接続されて使用できる機器に合せて家電機器制御装置4が入手し、接続されている機器を制御するようにしたので、不慣れな使用者であっても操作に困ることなく、複数の電気機器を効率的に使用することができ、使用者の利便性が向上する。
実施の形態2
本開示の実施の形態2に係る家電機器制御システムは、本開示の実施の形態1に係る家電機器制御システムと一部構成が異なる。よって、実施の形態1に係る家電機器制御システムと同じ構成については説明を省略する場合がある。以降、図24から図27を用いて、実施の形態1に係る家電機器制御システムと異なる実施の形態2に係る家電機器制御システムの構成を説明する。図24は実施の形態2に係る家電機器制御システムの概略構成図、図25は実施の形態2に係る家電機器制御システムの通信端末画面で家電機器が未登録の状態の図、図26は実施の形態2に係る家電機器制御システムの通信端末画面で4種類の家電機器が登録された状態の画面図、図27は実施の形態2に係る家電機器制御システムの通信端末画面で登録された家電機器の使用可否の設定画面の一例の図、図28は実施の形態2に係る家電機器制御システムの調理可能メニューを表示した画面の一例の図、図29は図28に示す調理可能メニューの1つを選択したときの調理手順を表示した画面の一例の図、図30は図29に示す調理手順の詳細を表示した画面の一例の図である。
図24に示す携帯通信端末10は、外部ネットワーク2を介し、家電機器管理サーバー3と家電機器制御装置4に通信可能に接続されている。接続形態は無線通信であることが望ましい。携帯通信端末10は専用の端末でも、スマートフォンにアプリケーションソフトを入れて通信可能にしたものでもよい。家電機器管理サーバー3と家電機器制御装置4の機能は実施の形態1と同様であるので、ここでの説明は省略する。
図25に示す携帯通信端末10の540は通信端末表示部であり、542は機器情報登録画面で、携帯通信端末10で家電機器の情報を登録する際に表示される。542aは後段で説明するが、屋内ネットワーク1で家電機器制御装置4と接続可能な状態にあり、登録されていない家電機器の情報を読み込むための接続機器情報読込ボタンである。
542bは読み込むだけでは登録されない機器の情報を追加して登録するための機器情報登録ボタンで、家電機器制御装置4に機器情報を登録することができる。542cは登録した家電機器の情報を外部の家電機器管理サーバー3へ送信するための機器情報送信ボタンであり、家電機器制御装置4に登録された家電機器の情報は外部の家電機器管理サーバー3にも登録される。
542d、542e、542f、542gは接続されていて登録された家電機器を表示する登録機器表示エリアである。542hは家電機器の情報などを表示する情報表示エリアである。図25のように家電機器が登録されていない状態では何も表示されていない。
図25に示すように家電機器が登録されていない状況から、接続機器情報読込ボタン542aを操作すると、家電機器制御装置4と通信可能に接続された冷蔵庫5と電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8がある場合、冷蔵庫5と電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8の情報が読み込まれ、図26に示すように登録機器表示エリア42dに冷蔵庫5、42eに電気炊飯器6、42fに電子オーブンレンジ7、42gにIHクッキングヒーター8が表示される。
そして、情報表示エリア542hには、冷蔵庫5と電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8に関する読み込み可能な情報があれば表示される。ここでは一例として、情報表示エリア542hにIHクッキングヒーター8に関する読み込み可能な情報が表示されている。
読み込み可能な情報がない場合には、機器情報登録ボタン542bを操作することで冷蔵庫5の容量、食品などの収容室の種類などの情報、電気炊飯器6の最大炊飯量、加熱方式、最大消費電力などの情報、電子オーブンレンジ7の最大出力、庫内の容量、機能、最大消費電力などの情報、IHクッキングヒーター8の複数加熱部の最大火力、調理庫の最大火力など、それぞれの情報を後から記憶、登録させることができる。情報の記憶、登録先は図示しない家電機器制御装置4の記憶手段もよいし、機器情報送信ボタン542cを操作し家電機器管理サーバー3に情報を送信し記憶、登録させてもよい。
家電機器制御装置4に登録された機器の情報は、図25などに示す機器情報送信ボタン542cで家電機器管理サーバー3に送信できるようになっている。家電機器制御装置4に登録された機器の情報は、家電機器制御装置4と家電機器管理サーバー3の何れか、あるいはその両方で管理できるようになっている。
家電機器制御装置4は、図26などに示すレシピ手順受信ボタン542jで登録された機器の情報から調理可能な調理メニューのレシピと調理手順を家電機器管理サーバー3から受信できるようになっている。家電機器管理サーバー3のデータベース9には調理メニューのレシピ及び調理の手順のデータが蓄積されている。
調理メニューのレシピ及び調理の手順のデータを登録された機器に合せて選択する機能が家電機器制御装置4に設けられている場合、家電機器制御装置4側で家電機器管理サーバー3のデータベース9に蓄積されているデータから、登録された機器に合せて調理可能な調理メニューを選択してレシピと手順を合せて受信する。
調理メニューのレシピ及び調理の手順のデータを登録された機器に合せて選択する機能が家電機器管理サーバー3に設けられている場合、家電機器管理サーバー3側でデータベース9に蓄積されているデータから、登録された機器に合せて調理可能な調理メニューのレシピを選択して手順と合せて送信、家電機器制御装置4はそれを受信する。
前述のように調理メニューのレシピの選択が家電機器制御装置4側、家電機器管理サーバー3側の何れで行う場合でも、レシピ手順受信ボタン542jで調理メニューのレシピと調理手順を受信することができる。
本開示の実施の形態では登録された機器に合せて調理メニューのレシピ及び調理の手順のデータを受信するように構成されているが、登録されている機器が使えない場合やあえて使わない場合も考えられる。そのような場合に、登録されている機器の使用可否の設定ができるようになっている。
レシピ手順受信ボタン542jを操作すると、まず図27に示すように機器情報登録画面42に使用可否設定に関する543a、544a、545a、546aの各使用可ボタン、543b、544b、545b、546bの各使用否ボタンが表示される。
図27では、543a、544a、545a、546aの各使用可ボタンの背景が白色で表示され使用可が選択されていることを表していて、543b、544b、545b、546bの各使用否ボタンは背景が灰色で表示され、使用否が選択されていないことを表している。つまり、登録された機器の全てが使用可であるので、その状況に合せて調理可能なメニューが選択され、選択された調理可能なメニューのレシピと調理手順を受信する。
図27に示す例では冷蔵庫5も使用可であるので、冷蔵庫5の収容物情報も調理可能なメニューの選択に加味されるため、図28に示すように冷蔵庫5の収容物を優先した調理可能メニューが表示される。
図28の555は調理メニュー表示画面である。555aから555dはメニュー表示エリアであり、冷蔵庫5の収容物を使って、電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8を使用して作れる調理メニューが選択されて表示されている。他にも同じ条件で選択された調理メニューがあれば、ページ送りボタン556を操作すれば次のページに進み、図示しない他の調理メニューが表示される。
555aから555dのメニュー表示エリアは操作ボタンにもなっており、例えば、メニュー表示エリア555aに表示された調理メニューで調理しようとする場合、メニュー表示エリア555aを操作すると、図29に示すように調理の手順が表示される。
557は調理手順表示画面、561から563は調理手順表示エリアであり、選択した調理メニューの調理手順が表示されている。複数の機器、ここでは電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8を使用する調理メニューが選択されているとき、電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8の操作は家電機器管理サーバー3で管理されており、電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8のそれぞれの操作に関する情報は家電機器制御装置4に送信され、家電機器制御装置4から家電機器管理サーバー3に送信され、家電機器管理サーバー3にて、受信した各機器で行われる操作に関する情報を基に正しい操作手順か判定を行い、その結果を家電機器制御装置4に送信するようになっており、図29に示す調理手順に表示されている電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8を、表示された順番通りに使用しないと機器の操作ができないようになっている。
また、電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8と家電機器制御装置4及び携帯通信端末10は、それぞれ音声、あるいは表示による報知手段を備えている。前述の通り操作手順は外部情報機器である家電機器管理サーバー3が管理しており、電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8などの各機器で行われる操作に関する情報は、家電機器制御装置4及び外部ネットワーク2を介して家電機器管理サーバー3へ送信され、家電機器管理サーバー3にて、受信した各機器で行われる操作に関する情報を基に正しい操作手順か判定を行い、その結果を家電機器制御装置4に送信する。
家電機器制御装置4では、家電機器管理サーバー3から送られてきた判定の結果を確認し、電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8などの各機器に対して、正しければ操作内容を反映し、正しくなければ操作内容を反映しないで、その旨を報知する。報知は携帯通信端末10でも行われる。
そのため、使用者が手順に沿わない機器を操作しようとすると、操作手順を管理している家電機器管理サーバー3から、正しくない操作手順で操作された機器、家電機器制御装置4及び携帯通信端末10の報知手段に、音声による報知手段であれば、今操作している機器が操作対象の機器ではないこと、正しい操作手順の機器を操作すること、などについて音声で報知させ、表示による報知手段、例えば家電機器制御装置4であれば図33(a)に示すように、間違えた危機がIHクッキングヒーター8であれば図33(b)に示すように、携帯通信端末10であれば図33(c)に示すように、今操作している機器が操作対象の機器ではないこと、正しい操作手順の機器を操作すること、などについて文字または図形を表示することで報知される。
よって、調理手順表示エリア561に表示されている電気炊飯器6でご飯を炊くという手順を行わずに、調理手順表示エリア563に表示されているIHクッキングヒーター8で卵焼きと味噌汁を作るという手順に進むことはできない。その場合、家電機器制御装置4においては図33(a)に示す手順に戻るボタン471を操作すると、図20に示す調理手順に戻ることができ、携帯通信端末10においては図33(c)に示す手順に戻るボタン571を操作すると、図29に示す調理手順に戻ることができる。
このとき、家電機器制御装置4の手順に戻るボタン471を操作した場合は、それに連動して携帯通信端末10は手順に戻るボタン571を操作しなくても図29に示す調理手順に戻ることができ、携帯通信端末10の手順に戻るボタン571を操作した場合は、それに連動して家電機器制御装置4は手順に戻るボタン471を操作しなくても図20に示す調理手順に戻ることができるようになっている。
携帯通信端末10を使用する例で説明すると、561から563の調理手順表示エリアは操作ボタンにもなっており、例えば、電気炊飯器6でご飯を炊くと表示されている調理手順表示エリア561を操作すると、図30に示すように詳しい調理手順が表示される。
前段で後の手順を先にすることはできないと説明したが、図29に示す調理手順の画面では、調理手順表示エリア561に表示されている電気炊飯器6でご飯を炊くの手順が済んでいなければ、調理手順表示エリア562に表示されている電子オーブンレンジ7で唐揚げ(揚焼き)を作る、は操作できず、詳しい調理手順が表示できない。
561aから561cは詳細な調理手順表示エリアであり、調理手順表示エリア561に表示されている電気炊飯器6でご飯を炊くの詳細な手順が表示されている。詳細な調理手順表示エリア561aでお米を研ぐこと、詳細な調理手順表示エリア561bで研いだお米と水を内釜に入れて電気炊飯器6にセットすること、詳細な調理手順表示エリア561cで炊飯ボタンを操作して炊飯を開始すること、を順番に表示して、不慣れな使用者が操作する場合でも操作に困らないようになっている。
図30に示す手順に沿って電気炊飯器6の図示しない炊飯ボタンを操作し、炊飯が開始されると、次の手順に表示されている電子オーブンレンジ7が使用できるようになる。図30に示すページ戻しボタン559を操作すると、図29に示す調理手順の画面に戻り、電子オーブンレンジ7で唐揚げ(揚焼き)を作る、が表示されている調理手順表示エリア562を操作すると、図31に示すようにその詳しい調理手順とレシピが表示される。なお、レシピには事前に登録されている家族情報に基づく人数前が反映される。
451aから451cは詳細な調理手順表示エリアであり、必要に応じてレシピも合わせて表示される。詳細な調理手順表示エリア562aで鶏もも肉を切ること、詳細な調理手順表示エリア562bで切った鶏もも肉に下味を付けること及び下味を付けるときに必要な調味料などのレシピ、詳細な調理手順表示エリア562cで調理皿に並べ、オーブンボタンを操作して唐揚げの調理を開始すること、を順番に表示して、説明書などを見なくても使用者が調理を行うことができるようになっていて、手順通り進めていくと、全ての調理手順と機器の操作が完了できるようになっている。
以上のように、本開示の実施の形態2では、家電機器制御装置4と通信可能に接続された冷蔵庫5と電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8と通信端末10がある場合、携帯通信端末10で冷蔵庫5と電気炊飯器6と電子オーブンレンジ7とIHクッキングヒーター8の情報を家電機器制御装置4に読み込ませることができ、携帯通信端末10で家電機器管理サーバー3のデータベース9に蓄積された調理メニューのレシピ及び調理の手順のデータを接続されて使用できる機器に合せて家電機器制御装置4に入手させることができ、携帯通信端末10で接続されている機器を家電機器制御装置4に制御させることができるので、本開示の実施の形態1同様、不慣れな使用者であっても操作に困ることなく、複数の電気機器を効率的に使用することができ、使用者の利便性が向上する。