JP2006250510A - 調理支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 調理メニューの手順進行を示すタイムテーブルに対して実際の調理作業が途中でずれを生じた場合でも、修正できるようにする。
【解決手段】 ホーム端末は、調理機器としての冷蔵庫、電子レンジ、IHクッキングヒータ、炊飯器などと通信を行うと共に、インターネットを介してデータベースから調理メニューのデータを取得可能に設けられる。調理メニューを決定すると、ホーム端末により、タイムテーブルが作成表示(D1)され、各調理機器にも制御情報が送られる。実際の調理作業は、個人差やアクシデントなどで表示したタイムテーブル通りに進まないことがあるが、ホーム端末により各調理機器の手順進行を比較してタイムテーブルの変更(D9)や調理機器の出力制御(D6)をして修正する。
【選択図】 図7
【解決手段】 ホーム端末は、調理機器としての冷蔵庫、電子レンジ、IHクッキングヒータ、炊飯器などと通信を行うと共に、インターネットを介してデータベースから調理メニューのデータを取得可能に設けられる。調理メニューを決定すると、ホーム端末により、タイムテーブルが作成表示(D1)され、各調理機器にも制御情報が送られる。実際の調理作業は、個人差やアクシデントなどで表示したタイムテーブル通りに進まないことがあるが、ホーム端末により各調理機器の手順進行を比較してタイムテーブルの変更(D9)や調理機器の出力制御(D6)をして修正する。
【選択図】 図7
Description
本発明は、調理メニューの調理手順をタイムテーブルにして表示することで実際の調理作業をタイムテーブルにしたがって実施することができるようにした調理支援システムに関する。
この種のものとして、例えば複数の調理メニューから利用可能な調理器を元に調理手順のタイムテーブルを作成するシステムや(特許文献1参照)、調理の進行具合に応じて調理終了時間を修正するシステム(特許文献2参照)がある。
このような技術を利用することで、複合的な調理メニューに対応したタイムテーブルが作成され、これにしたがって調理作業を進めることにより、初心者でも手順を間違えることなくタイムテーブルに従った調理作業を順次こなしていくことで複数の調理メニューの作成をすることができるようになる。
特開2002−290955号公報
特開2002−092307号公報
しかしながら、上記した特許文献1、2に示されるものには、複合的な調理メニューに対応したタイムテーブルによって、初心者でも調理手順を間違えなく実施できるものの、タイムテーブルによって指定されている個々の調理作業については、個人差が考慮されていないため、実際に表示されるタイムテーブルに従って調理作業をしようとすると時間が余ったり不足したりすることがありタイムテーブルに従った調理作業が円滑に進められなくなる場合がある。
この場合、手際の良い慣れた人の場合と初心者とでは、同じ調理作業をするにしても当然処理に要する時間が異なるので、タイムテーブルにより設定されている時間では余ってしまう場合と、不足する場合とが発生することになる。この場合に、余るときには多少の時間であれば待つことで時間調整をすることもできるが、一つの調理作業をしている間に他の調理を進行させている場合に、調理作業の時間が長引いて遅れると、煮物などの調理時間が指定されている場合にはオーバーすることもあり、タイムテーブルどおりの進行に支障を来たすことがある。
また、タイムテーブルの指示通りに調理作業が進行した場合でも、一つの調理作業を失敗してやり直しが必要となった場合や、あるいは調理作業とは別の家事などの作業で調理作業が一時中断した場合などでは、やはりタイムテーブルの進行に従って調理作業を実施できなくなることがある。
さらに、上記した調理メニューの選択に応じたタイムテーブルの作成は、一つの調理メニューに対して一通りしか設定されていないのが一般的である。しかし、例えば、調理に手間をかける時間が少なく、短時間で調理したい場合や、その逆に、本格的に手間をかけて調理したい場合などには対応しておらず、結局中途半端なものとなってしまい、調理メニューに対して柔軟に対応した利用ができないという問題もある。
つまり、調理メニューに対応して設定するタイムテーブルは、平均的な利用者を想定してメニューパターンや調理時間を設定しているが、実際には個人差があり、これらにきめ細かな対応がなされていないことが多く、実用上では使用者側が装置にあわせて調理動作をすることを強いられるといった状況に置かれつつある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、調理メニューに対応したタイムテーブルを作成してこれを実行する場合に、使用者の好みや状況あるいは調理時間や調理にかける手間の度合いなども考慮して柔軟に対応してタイムテーブルの作成および実行をすることができるようにし、これによって調理する際に利用者の料理の経験の程度に関係なく、利用可能な調理機器を連携して効率よく調理することを可能にした調理支援システムを提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明の調理支援システムは、調理制御の情報を与えるとその制御内容に従って調理動作を実施するように設けられた調理機器と、この調理機器が接続され前記調理制御の情報を必要に応じて提供する制御装置とを備え、前記制御装置は、設定された調理メニューに対して、利用可能な前記調理機器の構成を元にその調理メニューのタイムテーブルを作成するタイムテーブル作成手段と、作成した前記タイムテーブルを表示するための表示手段と、前記タイムテーブルに従った調理の進行状況を判断し必要に応じて前記調理機器の調理制御の内容を変更して当該タイムテーブルとのずれを修正する修正手段と、前記タイムテーブルにしたがって前記調理機器に調理制御の情報を提供する調理実行手段とを備えたところに特徴を有する(請求項1)。
上記構成で、前記制御装置を、前記調理メニューを複数設定可能に設け、前記調理メニューが複数与えられた場合には、前記タイムテーブル作成手段により、これら複数の調理メニューを同時に実行することができるように前記タイムテーブルを作成するように構成すると良い(請求項2)。
また、本発明の調理支援システムは、調理制御の情報を与えるとその制御内容に従って調理動作を実施するように設けられた調理機器と、この調理機器が接続され前記調理制御の情報を必要に応じて提供する制御装置と、料理の種類,使用する材料,調理手順を含み、その調理手順については調理作業の手間の度合いを複数段階に設定可能な場合にその段階と共に調理時間を対応付けて設定したデータを有する調理メニューのデータを記憶するデータベースとを設け、前記制御装置は、調理メニューに関する情報を表示する表示手段と、希望する調理メニューを決定するための条件として前記手間の度合いおよび調理時間の少なくとも一つを指定可能に設けられ、その指定された条件に対応する調理メニューを前記データベースから検索する検索手段と、この検索手段により検索された調理メニューに基づいてタイムテーブルを作成するタイムテーブル作成手段とを備える構成とすることができる(請求項3)。
本発明の調理支援システムによれば、調理機器の情報を元に、設定する調理メニューについて調理手順のタイムテーブルを作成することにより、ユーザが効率よく調理作業を行うことができると共に、ユーザの調理の進行度合いに応じて調理機器の制御方法をリアルタイムに修正していくことにより、利用者の調理経験に関係なく手際よく調理を行うことができる。また、ユーザの要求によって簡単で手間の少ない調理と手間のかかる調理とを使い分けることができるようになる。
以下本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、説明に際しては、以下のような項目に分けて順次行う。
(1)システム構成の説明
図1および図2は、システムの電気的なブロック構成の概略を示すもので、図1において、制御装置としてのホーム端末1は、調理メニューに基づいたタイムテーブルの作成および実施の制御を行うもので、CPUを主体としてROM、RAMや各種インターフェース回路などから構成された制御回路2が設けられると共に、この制御回路2に接続される各種回路から構成されている。この制御回路2は、タイムテーブル作成手段、調理実行手段、修正手段、検索手段としての機能を有するものである。
(1)システム構成の説明
図1および図2は、システムの電気的なブロック構成の概略を示すもので、図1において、制御装置としてのホーム端末1は、調理メニューに基づいたタイムテーブルの作成および実施の制御を行うもので、CPUを主体としてROM、RAMや各種インターフェース回路などから構成された制御回路2が設けられると共に、この制御回路2に接続される各種回路から構成されている。この制御回路2は、タイムテーブル作成手段、調理実行手段、修正手段、検索手段としての機能を有するものである。
制御回路2には、表示手段として設けられた液晶表示器からなる表示部3とこの表示部3の画面に設けられたタッチパネルからなる操作部4が接続されている。また、制御回路2には、音声認識回路5、音声出力回路6およびメモリ7が接続されている。音声認識回路5は、これに接続されたマイクロホン8により入力されるユーザ(使用者)の音声を認識して制御回路2に出力する。音声出力回路6は、これに接続されたスピーカ9に音声信号として出力するもので、調理手順を音声による案内や、不具合の発生時に音声によりユーザによる報知をする報知手段として機能するものである。メモリ7は、後述する制御プログラムや各種のデータを記憶する記憶手段として機能するものである。
ホーム端末1には、外部の機器との通信を中継する通信端末10が接続されている。この通信端末10は、ホーム端末1からインターネット11などの通信網を介してレシピ情報サーバ12にアクセスするための通信機能を備え、レシピ情報サーバ12に付随して設けられたデータベース13から後述するレシピ情報をダウンロードすることができる。
また、通信端末10は、ホーム端末1により家庭内に配置される各種の調理機器とも通信することができるように構成されており、ここでは、調理情報をやり取りする調理機器として、例えば、冷蔵庫14、電子レンジ15、IHクッキングヒータ16、炊飯器17などがあげられる。なお、電子レンジ15、IHクッキングヒータ16および炊飯器17は加熱調理機器として機能するものである。この場合、通信端末10と調理機器14〜17の間の通信は、LANやエコーネットなどの有線通信や、ブルートゥースや無線LANなどの無線通信のいずれか使用可能な方式を採用することができる。
また、通信端末10は、ホーム端末1により家庭内に配置される各種の調理機器とも通信することができるように構成されており、ここでは、調理情報をやり取りする調理機器として、例えば、冷蔵庫14、電子レンジ15、IHクッキングヒータ16、炊飯器17などがあげられる。なお、電子レンジ15、IHクッキングヒータ16および炊飯器17は加熱調理機器として機能するものである。この場合、通信端末10と調理機器14〜17の間の通信は、LANやエコーネットなどの有線通信や、ブルートゥースや無線LANなどの無線通信のいずれか使用可能な方式を採用することができる。
次に、上記した、冷蔵庫14、電子レンジ15、IHクッキングヒータ16および炊飯器17について、本実施形態の動作と関係のある構成について図2を参照して説明する。図2(a)は、冷蔵庫14の構成を示すもので、制御回路14a、通信回路14b、表示部14c、操作部14d、センサ回路14eなどから構成されると共に、食品情報を読み取るための食品情報読取部14fが設けられている。
制御回路14aは、CPUを主体としてROM、RAM、各種インターフェース回路などから構成されるもので、図示しない冷凍サイクルを駆動制御するための制御プログラムを備えると共に、食品情報や調理情報に関する各種の情報の授受を行うための機能を備えている。
制御回路14aは、CPUを主体としてROM、RAM、各種インターフェース回路などから構成されるもので、図示しない冷凍サイクルを駆動制御するための制御プログラムを備えると共に、食品情報や調理情報に関する各種の情報の授受を行うための機能を備えている。
通信回路14bは、ホーム端末1との間で通信を行うためのもので、前述のように有線あるいは無線により通信を行って各種のデータの授受や、庫内の温度制御や解凍機能などの制御信号の授受を行うことができる。表示部14cは小型の液晶表示器で、庫内の温度や各種の設定をするための表示を行うものである。操作部14cは、温度設定や冷凍、解凍機能などの設定を行ったり、各種の設定や動作を行ったりするものである。センサ回路14eは、庫内の温度や湿度あるいは各種の動作チェックなどを行うためのもので、検出信号が制御回路14aに出力されるようになっている。
また、食品情報読取部14fは、食材Fに添付されたバーコードや食品識別コードを記録した無線タグTなどの情報を読み取って、それらの食材情報を制御回路14aあるいはホーム端末1やデータサーバなどに記憶保持させるためのものである。内部に収容する食材の食材情報としては、食材の名称、分量、購入日あるいは賞味期限といった種々の情報を含めることができる。
電子レンジ15は、ヒータによるオーブン調理やマグネトロンによる高周波加熱調理などをプログラムに従って自動調理を行うことができるものである。IHクッキングヒータ16は、複数のヒータを備え、電磁調理用の鍋を用いた加熱調理がプログラムに従って自動的に行えるものである。また、炊飯器17は、炊飯器の機能と炊き上がった御飯を保温する機能とを兼ね備えたもので、米の種類や炊飯の種類あるいは炊飯量に応じて種々の設定が行えると共に、自動炊飯機能を備えたものである。
上記した電子レンジ15、IHクッキングヒータ16、炊飯器17は、図2(b)に示すように、制御回路15a(16a、17a)、通信回路15b(16b、17b)、表示部15c(16c、17c)、操作部15d(16d、17d)、センサ回路15e(16d、17d)などから構成される。なお、この図では、それぞれの調理機器15〜17の電気的構成は、通信処理を行う構成のみを示しているが、実際には、各調理機器15〜17における調理機能を制御するための制御対象が備えられており、これらはプログラムあるいは操作部15d(16d、17d)の操作に基づいて制御するものとして構成されている。
(2)調理メニューのデータ構造
次に、レシピ情報サーバ12に設けられたデータベース13に保存しているレシピ情報について説明する。レシピ情報を構成するデータは、調理メニューの検索や調理手順の選択や調整などの各種の条件設定に応じて所望の調理メニューが選ぶことができるように設定されている。
データベース13が保持しているレシピ情報としては、調理メニューを検索する際に必要な情報と調理の際に必要な情報に分けられる。図12はそのデータ構造を示すもので、調理メニューの検索に必要な情報は、同図(a)に示され、調理の際に必要な情報は同図(b)に示されている。
次に、レシピ情報サーバ12に設けられたデータベース13に保存しているレシピ情報について説明する。レシピ情報を構成するデータは、調理メニューの検索や調理手順の選択や調整などの各種の条件設定に応じて所望の調理メニューが選ぶことができるように設定されている。
データベース13が保持しているレシピ情報としては、調理メニューを検索する際に必要な情報と調理の際に必要な情報に分けられる。図12はそのデータ構造を示すもので、調理メニューの検索に必要な情報は、同図(a)に示され、調理の際に必要な情報は同図(b)に示されている。
まず、図12(a)において、調理メニューを検索する際に必要な情報としては、洋食・和食・中華・その他などの料理のタイプの分類、そして、調理時間があげられる。ここで調理時間は、どの程度手間をかけて調理するかによって異なるので、検索の際に調理の手間の度合いを示す指標として「お手軽度」を複数段階(レベル)に指定することができる。例えば「お手軽度」が5段階のいずれかで指定可能な場合、調理時間もそれに対応して5段階に設定されている。ここでは、お手軽度が高いほど短時間で手軽に調理することができるように設定されている。
なお、お手軽度は、調理メニューによっては5段階のレベルが設定することができない程度のものもあるので、その場合には、調理時間の変更が可能な範囲で複数段階に設定している。3段階の場合ならば、例えば、「5」、「4」、「3」あるいは「5」、「3」、「1」といった設定の仕方である。
なお、お手軽度は、調理メニューによっては5段階のレベルが設定することができない程度のものもあるので、その場合には、調理時間の変更が可能な範囲で複数段階に設定している。3段階の場合ならば、例えば、「5」、「4」、「3」あるいは「5」、「3」、「1」といった設定の仕方である。
次に、調理の際に必要な情報としては、図12(b)に示しているように、材料の分量や調理の手順があげられる。また、出来立てを食べた方がいいのか、出来てから時間を置いても良いものなのかを示す指標として「調理の自由度」という形でデータを保持する。ここでいう「調理の自由度」は、調理をする際に、仕上がり時から時間が経過しても食べるのにおいしさが低下することのない調理メニューの自由度が高く、例えば、温かいままで食べた方がいいものは、冷めてもおいしいものよりも調理の自由度が低く、さらに麺類などの時間がたつと伸びてしまうものは調理の自由度は最も低く設定されている。
また、調理手順情報としては、次のようなデータが設定されている。まず、その手順を実行する際に家庭内調理機器を使うかどうか、使う場合は使用可能な調理機器のそれぞれについて調理条件のデータを保持している。特に電気的に制御可能な調理機器(冷蔵庫14、電子レンジ15、IHクッキングヒータ16、炊飯器17など)を使用する場合、調理機器の制御情報をそれぞれの使用可能な調理機器について保持している。例えば冷凍肉を解凍する場合、電子レンジ15であれば何Wのレンジで強か弱で何分加熱すればよいかといったデータを保持し、IHクッキングヒータ16であれば、出力と加熱時間を保持し、冷蔵庫14であれば、強か弱で何分解凍すればよいかなどである。
他に、例えばパスタをゆでる場合には、まず水を沸騰させてそれからパスタを入れ、指定時間加熱する。この場合水を沸騰させるときは加熱時間ではなく、IHクッキングヒータ16の温度センサなどの出力が沸騰状態を検知したことを条件としてパスタを入れることを情報として保持しておく。また、ユーザの希望や調理の進行具合に応じて制御を変更することによって加熱時間を変更できる場合はその変更方法ものせる。例えば予定より遅れているのでより短時間で調理できるか、あるいは予定より早くできてしまったので、より長時間で調理できるかなどである。
また、各調理手順は所要時間を保持している。この調理時間は調理機器を使う場合は調理機器の制御情報の所要時間を用いる。所要時間は各家庭の調理機器の種類によって多少異なるが、ここでは平均的な値を保持しておく。加熱時間で指定されずに沸騰のように沸騰状態をセンサが検知したらという条件になっている場合は沸騰するまでの平均的な時間を調理時間としておく。また、材料を切るなどのユーザが作業を行う手順については標準的な推定所要時間を保持しておく。
また、調理手順によってはユーザが直接調理を行う必要があるものと、調理機器に制御情報を送ることによってユーザが何もしなくても自動で調理が完了するものがある。例えば、炒め物をする場合はユーザがこげないように炒める作業が必要だが、煮込み物をする場合は、ユーザが最初に材料を入れておけばしばらくは自動で調理機器が加熱を行ってくれる。このようにユーザが直接調理作業を行わなくてもいい場合、ユーザはその間に別の調理を行うことができる。そのため、各手順は所要時間の中でユーザが直接調理を行う必要がある部分と、調理機器が自動で調理を行う部分との区別をつけておく。
ユーザが直接調理作業を行わない場合、自動調理が終了して次の手順に移る準備ができた場合ユーザにそのことを報知する必要がある。ただし、自動調理が冷蔵庫14で一定時間寝かせるなどの場合、時間が過ぎてもすぐに次の手順に移る必要はなく、ユーザが今行っている調理作業が終わってからでもよい。
しかし、パスタをゆでるためのお湯を沸騰させているなどの場合には、すぐにパスタを入れた方が好ましい。このため、すぐにユーザに沸騰状態を知らせる必要があり、報知動作として、自動調理が終了したことをブザーなどで鳴らしてユーザに次の調理を促す場合と、画面などにその旨を表示するだけの報知動作を行う場合の区別もつけておく。
しかし、パスタをゆでるためのお湯を沸騰させているなどの場合には、すぐにパスタを入れた方が好ましい。このため、すぐにユーザに沸騰状態を知らせる必要があり、報知動作として、自動調理が終了したことをブザーなどで鳴らしてユーザに次の調理を促す場合と、画面などにその旨を表示するだけの報知動作を行う場合の区別もつけておく。
また、ブザーを鳴らす場合、ユーザが次の手順をすぐに行えない場合にどうするかの情報も保持しておく。例えばパスタを入れなければならないが、ユーザの準備ができていない場合はしばらく沸騰状態を維持し、一定時間経過すると、加熱を停止することで調整をはかる。また、調理内容によっては順番の変更や、同時進行が可能な場合もある。例えばスパゲッティミートソースを作る場合、パスタをゆでる作業とミートソースを作る作業は独立しており、それぞれの進行具合に関係なく同時進行可能である。そこで各手順にはその手順を行う前に実行されている必要がある手順を登録しておく。パスタをなべに入れる作業の場合はお湯を沸かす作業がその前に行われている必要があるので、その手順が登録される。
また、手順の中には味や風味のいいものを作るためには必要だが、急いでいるときや簡単に済ませたい場合は省略してもよい手順もある。例えば、麻婆豆腐を作る際、豆腐に重しをして水分を抜き、下ゆでしてから炒めた方が味はよいが、時間がない場合はいきなり炒めてもできる。ただし、炒めるなどの省略できない手順もあるので、各手順はその手順が省略可能かどうかの情報も記憶しておく。また、麻婆豆腐の調味料を自分で作るか市販の麻婆豆腐の素を使うか、選択できた方がよい。よってひとつの手順についていくつかの方法を記憶させておく。
(3)全体の制御動作
まずホーム端末1を使用して行う全体の制御動作の流れについて図3を使用して説明する。ホーム端末1には、図3に示すように、メイン制御プログラムが格納されており、ユーザが希望する調理メニューを検索して決定する調理メニュー決定ルーチンS1、決定した調理メニューのタイムテーブルを作成するタイムテーブル作成ルーチンS2、作成されたタイムテーブルに従って調理手順の進行と調理機器の制御を行う調理実行ルーチンS3が順次実行されるようになっている。これらの各ルーチンS1〜S3については、以下に詳述する。
まずホーム端末1を使用して行う全体の制御動作の流れについて図3を使用して説明する。ホーム端末1には、図3に示すように、メイン制御プログラムが格納されており、ユーザが希望する調理メニューを検索して決定する調理メニュー決定ルーチンS1、決定した調理メニューのタイムテーブルを作成するタイムテーブル作成ルーチンS2、作成されたタイムテーブルに従って調理手順の進行と調理機器の制御を行う調理実行ルーチンS3が順次実行されるようになっている。これらの各ルーチンS1〜S3については、以下に詳述する。
(4)調理メニュー決定ルーチン(S1)の処理
上記した処理のうちの調理メニュー決定ルーチンS1では、ホーム端末1の制御回路2は、図4に示す調理メニュー決定ルーチンを実行する。すなわち、制御回路2は、ユーザにより入力される調理メニュー決定のための検索条件のデータに基づいて調理メニューを検索し、得られた調理メニューを表示部3に表示し、ユーザによる選択入力を待って決定する。ここでは、検索条件として、和食や洋食などの料理のタイプや材料などのほかに調理時間や調理にどのくらい手間がかかるかという指標であるお手軽度などの条件を指定することができる。また、1回の食事では、複数の調理メニューを設定して調理を行うことが一般的であるから、各条件に合致したものを選択設定することになる。
上記した処理のうちの調理メニュー決定ルーチンS1では、ホーム端末1の制御回路2は、図4に示す調理メニュー決定ルーチンを実行する。すなわち、制御回路2は、ユーザにより入力される調理メニュー決定のための検索条件のデータに基づいて調理メニューを検索し、得られた調理メニューを表示部3に表示し、ユーザによる選択入力を待って決定する。ここでは、検索条件として、和食や洋食などの料理のタイプや材料などのほかに調理時間や調理にどのくらい手間がかかるかという指標であるお手軽度などの条件を指定することができる。また、1回の食事では、複数の調理メニューを設定して調理を行うことが一般的であるから、各条件に合致したものを選択設定することになる。
これは、例えば調理時間については、その日の体調や時間によっては出来る限り簡単で時間のかからないメニューにしたいときなどに対応して指定可能としたものであり、また、お手軽度については、平日は簡単に済ませたいが、週末は手の込んだものを作りたいなどの希望に対応して同じ調理メニューでも作り方に手間をかけることで本格的な料理を作れるように簡単に作れるレベルから本格的に作るレベルまでを複数段階に分けて調理手順を設定しているものである。
調理メニューの決定に際しては、ホーム端末1により図13に示すような画面を表示させた状態で条件の設定を行うようになっている。各項目(a)〜(d)のそれぞれについてユーザが希望する条件を選択して設定するもので、項目(a)として、料理のタイプがあり、「洋食」、「和食」、「中華」あるいは「その他」などについて指定することができ、また、「指定しない」という設定もできる。項目(b)として、希望する食材の選択設定が可能である。ここでは、主な食材を列挙して選択するようにしているが、希望する食材を記入するようにしてもよい。
また、項目(c)として調理時間の指定、項目(d)としてお手軽度の指定が設定可能となっている。調理時間は分単位での指定が可能となっており、指定した時間以内で調理可能な調理メニューが選択される。また、お手軽度は、5段階のいずれかに設定が可能で、数字が大きい方が手軽に調理することができ、数字が小さくなるにしたがって手間がかかる(「こだわり」の度合いが高くなる)が本格的な調理作業を必要とする調理内容のものが設定できる。
ユーザにより上記の検索条件設定の画面に従って検索条件が入力され(ステップA1)、検索開始のボタンが操作されると、制御回路2は、検索処理を開始し(ステップA2)、まず調理時間が指定されているかをチェックし、指定されていれば(ステップA3で「YES」)次にお手軽度が指定されているかチェックする(ステップA4)。お手軽度が指定されている場合には、制御回路2は、指定された料理のタイプ、材料および調理時間・お手軽度の条件に合致したものを検索し(ステップA5)、その結果得られた調理メニューのレシピデータについて、お手軽度およびそれに対応する調理時間と共に表示部3に表示させる(ステップA6)。
また、お手軽度を指定していない場合には、制御回路2は、ステップA4で「NO」と判断してステップA7に進み、指定された料理のタイプ、材料および調理時間の検索条件で検索処理を実行し、その結果得られた調理メニューのレシピデータについて調理時間と共に表示部3に表示させる(ステップA8)。
そして、調理時間の指定がされていない場合には、制御回路2は、ステップA3で「NO」と判断し、ステップA9に移行する。制御回路8は、指定された料理のタイプおよび材料を検索条件として検索処理を実行し、その結果得られた調理メニューのレシピ情報について、お手軽度が指定されている場合にはお手軽度と調理時間とを共に表示部3に表示させ(ステップA10、A11)、お手軽度も指定されていない場合には調理時間と共に表示部3に表示させる(ステップA10、A12)。
次に、上記の検索処理について図14および図15を参照して、調理時間およびお手軽度の指定条件によって発生する検索内容の違いについて説明する。図14には異なる調理メニューA,B,Cを例にとって示している。それぞれの調理メニューのレシピ情報には調理時間が含まれているが、調理時間はお手軽度が5段階なら調理時間も5段階で保持している。
ここでは、例えば調理メニューAの調理時間は、お手軽度(「5」〜「1」)に応じて10,15,25,28,30分であり、調理メニューBの調理時間は、20,25,30,40,50分であり、また調理メニューCの調理時間は、30,40,45,50,60分などという風になっている。これはレシピ情報の手順の中で省略可能なものを段階に応じて省略することによってお手軽度のレベルを変化させるように調理時間を変更している。
そのため、前述した図4の調理メニュー決定ルーチンで実行する検索処理では、例えば調理時間について「40分」と指定された場合(図4のステップA3で「YES」、ステップA4で「NO」の場合)には、各調理メニューA,B,Cのうちで調理時間が40以内に収まっているお手軽度のものが検索対象となる。すると、図15(a)に示すように、調理メニューAについてはお手軽度が1のレベル(調理時間30分)まで、調理メニューBについてはお手軽度が2のレベル(調理時間40分)まで、調理メニューCについてはお手軽度が4のレベル(調理時間40分)までが検索対象となり、この中で料理タイプおよび材料などの指定条件が一致するものが検索結果として得られることになる。
次に、調理時間は指定されず、お手軽度が例えば「3」と指定された場合(図4のステップA3で「NO」の場合)には、図15(b)に示すように、全調理メニューA,B,Cでお手軽度3の条件のものが検索対象となり、料理タイプおよび材料などの指定条件が一致する調理メニューを検索し(ステップA9)、この後、検索結果で得られた調理メニューをお手軽度が3以上の調理時間と共に表示させる(ステップA11)。
そして、調理時間とお手軽度の両方が上記と同じように指定された場合(図4のステップA3およびA4で共に「YES」の場合)には、調理メニューCについてはお手軽度3が調理時間45分であるから検索対象外となり、調理メニューA,Bのお手軽度3に相当するものが検索対象となり(図14(c)参照)、これらの調理メニューA,Bから料理タイプおよび材料などの指定条件が一致する調理メニューを検索し(ステップA5)、この後、検索結果で得られた調理メニューをお手軽度が3以上の調理時間と共に表示させる(ステップA6)。
この検索結果に対して、ユーザは表示部3に表示されたレシピ情報を確認し、気に入ったものがあれば選択し、気に入ったものがなければ条件を変えて再度検索することができる。これを繰り返して単品あるいは複数の調理メニューを決定したら、タイムテーブル作成画面に移行する。
(5)学習機能の説明
次に、上記した検索処理により決定した調理メニューの学習機能について説明する。
ユーザが毎日献立を決めるために調理メニューを選択した際に指定した「お手軽度」や調理時間のデータについて、制御回路2は、それらを日時の情報とともにメモリ7に記憶しておき、そのデータを元に毎回の調理メニューの検索時の条件設定を曜日や時間から推定して初期画面での設定に当てはめようというものである。
次に、上記した検索処理により決定した調理メニューの学習機能について説明する。
ユーザが毎日献立を決めるために調理メニューを選択した際に指定した「お手軽度」や調理時間のデータについて、制御回路2は、それらを日時の情報とともにメモリ7に記憶しておき、そのデータを元に毎回の調理メニューの検索時の条件設定を曜日や時間から推定して初期画面での設定に当てはめようというものである。
この場合、調理メニューの調理作業について、お手軽度の選択基準はユーザによって異なるが、その選択の仕方のパターンは、各ユーザの生活習慣に依存していると考えられる。例えば、夜遅くに帰ってきて疲れているときはお手軽に作りたいし、週末で時間のあるときは手をかけて作りたいといったように。また、毎週決まった曜日に来客があるので、その日はこだわりのものを作りたいなど、ユーザの事情によってさまざまな入力パターンがある。
そこで、ここでは主に曜日と時間について学習機能を持たせ、ユーザの入力パターンを記憶する。入力された検索条件を曜日毎と、時間毎にそれぞれ平均値をとる。そしてこの平均値を検索時の初期設定にあてはめる。例えば、火曜日の夜10時に検索を行う場合は、火曜日の平均データと夜10時の平均データをもとに設定を行う。このとき、火曜日の平均データと夜10時の平均データが一致するとは限らない。そこで、その場合は時間の平均データの方を優先する。
例えば、火曜日はいつも来客があるので夜7時頃「こだわり」のメニューを作っていたが、今日は来客がなく、夜遅くに作ることになった場合は、普段夜遅くに帰ってきた場合のデータを参考にした方がユーザの心境を反映できると思われる。夜10時の平均データが調理時間30分、調理のお手軽度「2.3」と記録されている場合、制御回路2は、調理時間30分、調理のお手軽度2と指定し、画面に表示する。このとき、料理のタイプ、材料は曜日や時間による規則性は低いと思われる。また、ユーザがよく入力する料理のタイプや材料を初期設定で画面に表示してしまうと、それ以外をなかなか選ばなくなってしまう可能性があるので、料理のタイプ、材料については学習機能は持たせない。このような推定を行うことによってユーザの生活スタイルに合わせた献立推薦が行える。
(6)タイムテーブル作成ルーチン(S2)の処理
ユーザにより調理メニューが決められると、ホーム端末1は、データベース13から各調理メニューのレシピ情報をダウンロードする。ここでは、制御回路2により通信端末10を通じてインターネット11に接続し、レシピ情報サーバ12にアクセスしてデータベース13の情報を得る。
ユーザにより調理メニューが決められると、ホーム端末1は、データベース13から各調理メニューのレシピ情報をダウンロードする。ここでは、制御回路2により通信端末10を通じてインターネット11に接続し、レシピ情報サーバ12にアクセスしてデータベース13の情報を得る。
次に、ホーム端末1は、制御回路2により、通信端末10を介して冷蔵庫14、電子レンジ15、IHクッキングヒータ16および炊飯器17と通信を行い、それぞれの機器から加熱条件などを設定するために必要な情報を受信する。ここでいう機器情報とは、例えば各調理機器の構成と最大出力などを示すデータである。
より具体的には、例えば、冷蔵庫14であれば、解凍処理では何gまで可能かという情報や、処理能力を示す出力がどのくらいかなどである。また、電子レンジ15では、最大出力が何Wであるか、またオーブン機能を持っているかなどのデータである。IHクッキングヒータ16では、電磁誘導加熱式のヒータをいくつ持っているか、ロースターを持っているか、それぞれの最大出力が何Wで、全体では出力が何Wになるかなどである。さらに、炊飯器17では、何合まで炊けるか、また何分で炊けるかなどのデータである。
また、各調理機器14〜17には、調理処理の実行に際してさまざまな制限がある。例えばIHクッキングヒータ16では、トッププレートが高温状態のときは加熱動作が実施できなかったり、全体の出力で制限されているので各コンロの最大出力まで出せなかったり、ヒータ式のコンロとロースターは同時に使えないというような制限である。そして、制御回路2は、これらの調理処理に関する制限情報も受信する。
また、このとき制御回路2は、各調理機器14〜17から現在の状態を示すデータも受信する。現在の状態とは、例えば電子レンジ15やIHクッキングヒータ16であれば、加熱室内あるいはトッププレートが高温状態になっていて加熱処理が不可能な状態であるか否かなどである。そして、現在いずれかの調理機器14〜17を使用している場合でも、調理開始時には全ての調理機器14〜17が使用されていない状態となっていることを前提としている。
さて、データベース13からダウンロードした各調理メニューのレシピ情報には調理手順が含まれており、各手順の中で加熱が必要な場合には使用可能な加熱機器と運転に必要な情報が含まれているので、制御回路2は、これらを現在家庭内で使用可能な調理機器14〜17で加熱するための制御情報に変更する。例えば冷凍食品を解凍する場合には、電子レンジの出力によって加熱時間や弱か強で加熱した方がいいのかなどが異なるので、それを家庭内の電子レンジ15の出力に合わせて変更する。また、複数の加熱機器が使用可能な場合、デフォルト(初期設定)としてどの調理機器15〜17で加熱を行うかを決めておく。また、冷蔵庫14の食品貯蔵システムによって肉・魚などの食品が生の状態なのか、冷凍された状態なのかを知ることができるので、保存している食品の情報に応じて、冷凍ものならば解凍するなどの手順も付け加えるようになっている。
上記のようにして、制御回路2により調理メニューのレシピ情報が家庭内に設けている調理機器つまり冷蔵庫14、電子レンジ15、IHクッキングヒータ16および炊飯器17のそれぞれに対応するように変更すると、この後、制御回路2は、決定している複数の調理メニューを同時進行で調理作業を実施するためのタイムテーブルを作成する。
ここでは、制御回路2は、図5に示すようなタイムテーブル作成ルーチンを実行する。制御回路2は、まず調理順序決定ルーチンB1を実行し、タイムテーブルを作成するが、これに先立ってタイムスケジュールというものを作成し、これを使用してタイムテーブルを作成する。これは図16に表されるようなもので、ユーザと各調理機器14〜17が時間的にどのように関わって動作していくかを時系列で示したものである。これによって同じ調理機器を同時に使用して調理作業をするような状況が起こらないようにする。
ホーム端末1は、内部のメモリ7などにタイムスケジュールの情報を保持しており、制御回路2は、タイムテーブル作成の際に順次更新していく。ただし、調理機器15〜17などが現在高温状態が検出されていて加熱ができないという制限に引っかかっている場合、制御回路2は、調理機器15〜17からあと何分間加熱ができないかという情報を受信し、その時間だけ該当調理機器15〜17は使用できないものとしてタイムテーブルを作成する前にタイムスケジュールに図16のKで示す部分(斜線で示す部分)のように反映させておく。
ただし、タイムテーブル作成時から時間が経過してから調理を開始する場合など、実際には該当する調理機器(例えばIHクッキングヒータ16)が加熱調理動作が可能な状態になっていても、タイムテーブル作成時に高温状態であったため加熱不可なものとして作成されているような状態、あるいは、逆にタイムテーブル作成時には加熱可能な状態であったのに、調理開始時には加熱不可な状態になっている可能性がある。そのためタイムテーブル作成時から調理開始時までが一定時間以上あいた場合は調理開始直前にもう一度各調理器14〜17の現在の状態を示すデータを受信し、タイムテーブルを作成しなおすことを実行する。
これを使用した調理順序決定ルーチンについて説明する。制御回路2は、まず各調理機器14〜17のタイムスケジュールをチェックし、使用可能な空き時間をチェックする(図6ステップC1)。次に、制御回路2は、各調理メニューの調理手順について、その中で該当する調理機器14〜17を使用する調理手順を実行するのに必要な前の調理手順が全て終了していて、その調理手順を実行しても良い調理手順を検索する(ステップC2)。
続いて、制御回路2は、検索結果得られた調理手順について、次に実行すべき調理手順を選択する(ステップC3)。この選択に際して基準にするルールとしては、まず調理手順の所要時間の中でユーザが直接調理作業をしなくても良い時間が長いものから優先順位をつけて選択する。例えば煮込みの調理作業を行う場合には、ユーザとしては材料を鍋に入れて加熱動作を開始させれば良く、あとの煮込んでいる期間中には、他の調理作業を行うことができる。そして、このように最初にユーザが少し調理作業をした後は、調理機器14〜17が自動で調理作業を行えるような調理手順を先に行った方が効率よく調理作業が行えるというのが優先順位をつける理由である。
このようにして、今度は次に自由度が高い調理メニューの調理手順から選択し、その次に調理メニューの残り調理時間が長いものから選択する。このとき調理手順で使用する調理機器14〜17のタイムスケジュールがあいていない場合には、他の調理機器14〜17を代わりに使用できる場合は他の調理機器14〜17のタイムスケジュールもチェックして空き時間に入れられればその調理機器14〜17を使用して該当する調理手順を実行するようにする。
以上のようにして調理手順を選択したら、制御回路2は、タイムスケジュールでその手順が占有する部分に図16のMのようにマーキングをして他の手順がその時間に入れないようにする(ステップC4)。次にその手順の所要時間をメニューの残り時間から引いて残り時間を更新する(ステップC5)。これを全ての手順が選択されるまで行うことにより、タイムテーブルを確定する。
このようにしてタイムテーブルが作成されると、次に、制御回路2は、作成したタイムテーブルから概算調理時間を算出する。これは同時進行で調理する場合なども考慮に入れて算出される。次にホーム端末1の表示部3に図17のようなタイムテーブルと概算調理時間を提示する(図5ステップB2)。ここでは、例えば調理メニューとして、「麻婆豆腐」、「なめこの味噌汁」および「ごはん」を同時に調理する場合のタイムテーブルを作成した場合を示している。ユーザは、表示されたタイムテーブルと概算調理時間を見ることで、自分の希望通りのタイムテーブルが作成されているかを確認することができる(ステップB3)。
ホーム端末1の表示部3に表示した概算調理時間がユーザの希望する時間よりも長い場合、調理時間を短縮させることができる。例えば、図17の画面の下部に表示している「調理時間45分」を変更することができる。また、表示されている調理手順よりももっと簡単に調理を行いたい場合にも、調理手順を省略したり変更したりすることができる。
例えば、調理メニューのひとつである「麻婆豆腐」の場合に、調理手順1に示している豆腐の水抜きや下ゆでに対応する作業を省略することが可能である。また、味付けでは豆板醤などの調味料を調合して作るのではなく、市販の「麻婆豆腐の素」などを使用することに代えることができる。また、図示しない調理メニューの「マカロニグラタン」を作る場合などにおいては、ホワイトソースを市販のものを使うか、また加熱調理を行う調理手順では、IHクッキングヒータ16で作るか、電子レンジ15で作るかなどさまざまな作り方があり、これらをユーザが選択設定することができるようになっている。
ホーム端末1は、表示部3へのタイムテーブル表示の際に、省略可能な調理手順については図17の「麻婆豆腐」の調理手順1に示したように、チェックボックスを設けてその調理手順を行うか省略するかを選択可能に表示している。ユーザはその調理手順をタッチパネルを操作することによって選択と非選択を切り替えることができる。また、代替手段が存在する場合は、例えば図17の「麻婆豆腐」の調理手順4に示したように、代替手段として市販品を用いる選択肢を表示させ、その中から選択可能にする。ユーザはそれぞれの手順を適宜選択・代替手段を使用することで手順と調理時間を自分の好きなように変更することができる。
また、表示部3の画面には調理メニュー検索時の表示画面と同様にして、図17の下部に各調理メニューに対応して「お手軽度」を設定するためのスケールを表示している。このお手軽度のレベルを設定することで、その設定されたレベルに応じて調理手順の省略・代替手段の選択を自動で変更することができる。このときのどのレベルに対してどの調理手順を省略するかはレシピ情報に保持されているものとする。
このようにして、一旦決めた調理メニューについて、その調理の手間の度合いを、その日の気分や時間の余裕度などに応じて、手間をかけてつくったり簡単に作ったりを選択できるようになっている。また、この場合に、初期設定では調理メニュー検索の際にお手軽度が指定されていた場合にはそのときの指定されたお手軽度に設定され、それ以外は最も「こだわり」に設定されるようにしている。
例えば、図示しない調理メニューの「マカロニグラタン」のホワイトソースの調理であれば、初期設定状態として、ユーザがIHクッキングヒータ16を使用して自分で炒めなければならないような調理手順が選択されている。これをお手軽度のレベルを変更設定することによって、「電子レンジで作る」に変更したり、あるいは「市販のものを使う」に自動で変更したりすることができるのである。また、省略可能な調理手順は、お手軽度のレベルを変更することによって省略するように設定されている。
ユーザは、上記のようにして調理時間を指定し、調理手順を省略する指定を行い、この指定条件に対応して改めてタイムテーブルを作成し直すことができる。設定後に、ユーザが図17の画面下部に示した「タイムテーブル作成」ボタンを押すと、制御回路2は、図5のタイムテーブル作成ルーチンで、ステップB3からステップB1に戻り、ユーザの指定条件で最初に作成したのと同じように調理順序決定ルーチン(図6参照)に従ってタイムテーブルが作成される。
そのとき、加熱する際の各調理機器15〜17の加熱出力を可能な限り調整することで加熱時間を調整し、出来る限りユーザの指定した時間内に収めることができるようにする。タイムテーブルを作成しなおした結果、ユーザの指定時間内に収まらない場合、調理手順を適宜選択・代替手段を使用することで時間短縮を試みる。ホーム端末1の制御回路2は作成し直したタイムテーブルを表示部3に表示する。再びユーザが変更を加え、ユーザが納得するタイムテーブルが作成されれば図17の「決定」ボタンをおすことでタイムテーブルが決定される。決定されたタイムテーブルは図18のようになり、ユーザの変更に応じて調理時間が変更される。
(7)調理実行ルーチン(S3)の処理
調理手順が決定されると、ユーザはホーム端末1の表示を見ながら調理を実行することができるようになる。このときホーム端末1は、制御回路2により表示部3に図19のような全体的な調理手順の流れを表示する画面と図20のようなそれぞれの手順を画像付で細かく説明する画面を切り替えて使うことができる。図19の全体表示では各手順が簡単に書かれたものが表示され、「すでに完了した手順」、「現在行っている手順」、「まだ順番が来ていない手順」が色分けして表示されている。ユーザは詳細表示が見たい手順をタッチパネルで押すことで図20の詳細表示に切り替えることができる。
調理手順が決定されると、ユーザはホーム端末1の表示を見ながら調理を実行することができるようになる。このときホーム端末1は、制御回路2により表示部3に図19のような全体的な調理手順の流れを表示する画面と図20のようなそれぞれの手順を画像付で細かく説明する画面を切り替えて使うことができる。図19の全体表示では各手順が簡単に書かれたものが表示され、「すでに完了した手順」、「現在行っている手順」、「まだ順番が来ていない手順」が色分けして表示されている。ユーザは詳細表示が見たい手順をタッチパネルで押すことで図20の詳細表示に切り替えることができる。
図20の詳細表示では、調理メニュー名「麻婆豆腐」と手順番号「2」、調理中のサンプル写真や画像、調理手順の詳細内容「豆腐を2cm角に切る」が表示され、よりユーザに細かく分かり易く説明されている。また、画面上部には調理手順間の移行をするためのボタンF、Bが表示され、ボタンBを操作することで一つ前の調理手順を表示し、ボタンFを操作することで次の調理手順を表示することが可能になっている。
ただし、ここでいう次の調理手順とは、調理メニュー毎に手順番号で設定されているものではなく、すべての調理メニューを合わせて設定している次にユーザが行うべき調理手順が表示されるようになっている。また、中央のボタンSのボタンを押すことで図19の全体表示に戻すことも可能になっている。
画面下に設けられている「やり直し」および「次の手順に進む」のボタンは、実際に調理作業を開始したときに表示されている調理手順の内容の作業が失敗してやり直す場合や、その作業が完了した場合に操作するもので、後述するように、その操作によって、制御回路2が現在の調理手順がどこまで進行しているのかを認識するようになっている。
そして、ホーム端末1は、図7のような調理実行ルーチンに従って調理を進行する。まず、ホーム端末1の制御回路2は、調理手順を表示部3に表示させる(ステップD1)。表示した調理手順が食材を切るなどのユーザが調理作業をするだけの調理手順である場合には、ユーザは、調理作業が完了したら例えば図20の調理手順の表示画面において「次の手順に進む」のボタンを押す(図7ステップD2)。調理手順が完了した際に完了を示すボタンを押して進行状況をホーム端末1の制御回路2に認識させることによって、タイムテーブルの進行状況からのずれについても判断することができるようになる。
また、表示している調理手順が調理機器14〜17を使用する場合(図7ステップD5で「YES」の場合)には、制御回路2は、詳細画面として図21に示す画面を表示部3に表示させ、調理機器制御ルーチンD6を実行する。この場合、制御回路2は、図8のような調理機器制御ルーチンに従って制御を行う。制御回路2は、ユーザにより加熱開始ボタンが操作されると、プログラムをスタートして調理機器に火加減情報などの制御情報を送信する(図8ステップE1)。
調理機器14〜17を使用する場合、その制御方法は、2種類ある(ステップE2でその分岐を判断)。それは、ユーザがその調理手順の完了を判断する場合(ステップE3)と調理機器14〜17が自動的に判断する場合(ステップE4)とである。ステップE3のユーザが判断する場合としては、例えば図21(a)に示しているように、炒め作業をする場合などで、これは被加熱物に火が通っているかどうかをユーザが確認して加熱を停止する。
また、調理機器14〜17が自動的に判断する場合としては、例えば電子レンジ15で2分間あたためるなどの時間で指定されている場合、図21(b)に示しているように、電子レンジ15が調理時間をカウントして設定時間が経過したことを判断して加熱停止制御をする。あるいは、水が沸騰するタイミングで加熱停止の制御をする場合などでは、センサの信号を検出して沸騰状態を判断しそのタイミングで調理手順の完了を判断する。
このため、制御回路2は、調理機器制御ルーチンのステップE2で、調理手順の調理機器の制御情報から手順完了をユーザが判断するのか、調理機器が判断するのかを調べ、ユーザが判断する場合は図22(a)のような画面を表示し、火の通り具合を見てユーザが判断して次の調理手順に進んでもらう(図8ステップE3)。調理機器14〜17が判断する場合、タイマルーチンE4を実行する。このタイマルーチンは、図9のようなフローチャートに従って実施する。
タイマルーチンでは、調理機器14〜17を使う場合以外にも時間を計測する場合と、例えば沸騰したら火力を変えるなどの調理機器14〜17のセンサの状態で自動的に状態変化を行う場合に使用するルーチンである。このルーチンでは、制御回路2は、調理機器14〜17が手順完了を判断するための条件を満たしたかどうかをチェックする(図9ステップF1)。
ここで手順完了の条件とは、電子レンジ15で2分間温めるなどの時間で指定されている場合は、時間が経過したかどうかであるし、沸騰状態になったら火力変更する場合は沸騰状態になったことをセンサが検知したかどうかで判断することである。条件を満たした場合、音声でユーザに通知を行う(ステップF2)。
電子レンジ15で温めたり、冷蔵庫14にしばらく寝かせたりするなどの調理手順の場合には、指定時間が来てもすぐにユーザが対処する必要はなく、次にその材料を使用するまでそのままにしておいても問題はないので、特に画面には何も表示せずに、ユーザはそのまま現在おこなっている調理を続けるようにする。また、パスタを茹でるためのお湯を沸かしている場合などは、お湯が沸騰したらパスタを入れなければならないので、ユーザにパスタを入れることを促す必要がある。
そこで、タイマルーチンでは、ユーザが対応しなければいけないかどうかをチェックし(ステップF3)、ユーザが対応する必要がない場合は画面にもなにも表示しない。加熱を停止するなどの処理が必要な場合はそれを実行し、次の手順に移行する(ステップF4)。しかしパスタを入れるなどのユーザの対応が必要な場合、図23のような画面に「お知らせアラーム」というボタンを表示する。ユーザがこのボタンを押すと、実行すべき手順の図24のような画面に切り替わる(ステップF5、F6)。
しかし、ユーザが他の調理を行っていて、「お知らせアラーム」に対応できない場合、制御回路2は、一定時間「お知らせアラーム」を表示する。ただし、この間調理機器14〜17に対しては、制御回路2は、現在の状態を維持するような制御に切り替える(ステップF7)。例えば沸騰している場合はふきこぼれない程度に沸騰状態を維持する制御になる。また、肉を焼いている場合は強火で焼きつづけるとこげてしまうので弱火に切り替えて保温状態にするなどの制御方法である。
そして、一定時間経過してもユーザからの応答がない場合、制御回路2は、調理機器14〜17を停止させる(ステップF8)。調理によっては調理機器15〜17が加熱時間を計測したあとで、あとどのくらい加熱するか、ユーザの好みで変更した方がいい場合がある。例えば煮物はだいたい10分は加熱しないと被加熱物がやわらかくならないのはわかるので、調理機器はタイマルーチンを使用して10分計測し、ユーザに味見をするように図25のような画面で通知する。通知をした後はいつ加熱停止をするかはユーザが判断し、自分の好みのタイミングで加熱を停止する。
しかし、一定時間経過してもユーザが加熱停止しない場合、調理機器15〜17が自動で加熱停止の動作をする。パスタをゆでる場合も同じで、パスタのゆで加減はユーザの好みによって異なる。パスタはゆで時間が食材によって決まっているので、調理機器はゆで時間よりも少し短めの時間を計測する。そして時間になると、制御回路2は、ユーザにゆで加減をみるように通知する処置をとる。通知をした後はいつ加熱停止をするかはユーザが判断し、自分の好みのタイミングで加熱動作を停止させることができる。しかし、一定時間経過してもユーザが加熱停止しない場合には、調理機器が自動で加熱停止の動作を行うようになっている。
調理機器14〜17を使用している場合、特にIHクッキングヒータ16を使用しているときに、突然吹きこぼれたり、あるいは来客があって調理作業を中断しなければならなくなったりといった場合に、ユーザが加熱中に加熱を停止させることがある。このような場合に対処できるように、制御回路2は、加熱停止を監視する調理機器停止監視ルーチン(図10参照)を調理機器使用中は動作させている。
制御回路2は、ユーザが調理機器14〜17を停止させた場合(ステップG1)、まずユーザがその手順の完了を判断する場合か調理機器が判断する場合かをチェックする(ステップG2)。ユーザが手順完了を判断する場合(「YES」の場合)、制御回路2は、予定外のファクターによって調理機器を停止させたのか、調理が完了したから調理機器を停止させたのかわからないので、図26(a)のような表示をし、ステップG3において、その調理手順を完了して次の手順に進むのか(リターン)、調理機器14〜17を再び動作させてその調理手順を続けるのか(ステップG4)を選択させる。
一方、調理機器15〜17が調理手順完了を判断する場合、3つの選択肢がある(ステップG5)。例えば、15分間茹でるなどの調理手順の場合、途中までは加熱を行っているので、調理機器15〜17を停止した時点から加熱動作を再開させればよい。また、お湯を沸騰させるなどの調理手順の場合には、加熱停止してしばらくたつと冷めてしまうので、最初から加熱を行って再び沸騰させる必要がある。そして、調理によっては5分間加熱と手順に書いてあっても、ユーザの好みで4分にしたい場合もある。このような場合はその手順は完了したものとして次の手順に進む。
このような3つの選択肢を図26(b)のように画面に表示し、ユーザによる選択入力とすることで的確な対処をすることができる。なお、この調理機器停止監視ルーチンはタイマルーチンのステップF8でユーザがタイマの通知に対応できずに調理機器14〜17が自動的に停止した場合にも適用される。例えば、あさりを塩水につけて砂出しをする調理手順や、豆腐に重しをして水分をぬくなどの一定時間放置しておくような調理手順の場合には図27のようなタイマスタートボタンを表示する。このボタンを押すことで、制御回路2は図9のタイマルーチンを実行する(図7ステップD7,D8)。タイマを開始させると画面は図28のような画面表示に切り替わり、次の手順を開始するようユーザに促す。
タイマルーチンについては前述したので、ここでは説明を省略する。また、一度完了した手順でも失敗したりしてもう一度行う必要がある場合は図20の「やり直し」ボタンを押すことで、同じ調理手順をやり直すことができる。各調理手順の表示画面では、それを実行するために必要な他の調理手順を登録しているので、ひとつの調理手順のやり直しボタンを押すと、その調理手順を必要としている他の調理手順も自動的にやり直すように設定される。
例えば、図示しない調理メニューである「マカロニグラタン」でマカロニをホワイトソースで炒めるときにマカロニを焦がしてしまった場合などには、ホワイトソースを作る手順のやり直すボタンを押すと、マカロニをホワイトソースで炒める調理手順も完了していたとする情報は自動的に消去され、もう一度行うように設定される。
また、詳細画面には図29に示すように、表示している調理手順が「すでに完了した手順」、「現在行っている手順」、「まだ順番が来ていない手順」のいずれであるかを区別して表示されている。「まだ順番が来ていない手順」が表示されている場合には、図29のようにその横に「今行う」ボタンが表示される。ユーザの都合によってはタイムテーブルの手順どおりにしたくない場合がある。例えば、野菜を切る手順を他のものを煮込んでいる間に行うようにタイムテーブルがなっていたとしても、包丁・まな板を使う作業は最初にまとめて行ってしまいたい場合がある。こういう場合のためにタイムテーブル上ではまだ行わない手順でも、ユーザの希望に応じて先に行うことができる。
ただし、その手順を行うのに必要な手順が完了していない場合や、調理機器14〜17を使用する調理手順で使用する予定の調理機器14〜17がそのとき使用されている場合には「今行う」ボタンは表示されない。
そして、各調理手順が終了する毎に、制御回路2は、調理の進行状況とタイムテーブルを比較し、ずれを計算する(図7ステップD3)。調理作業はユーザの料理の経験などによって標準的な所要時間からずれる場合がある。また、途中で別の用事ができて調理を一旦中断しなければならない場合もある。また、前出の例のように失敗してもう一度同じ手順を行う場合もある。逆に「今行う」ボタンを押して先の手順を行うことによって予定より早く進む場合もある。
このような原因でタイムテーブルから実際の進行状況がずれている場合、タイムテーブルを変更させる必要がある。ただし、調理手順の順番をむやみに変更するとユーザを混乱させることになるので、制御回路2は、調理機器14〜17を使用する場合、調理機器14〜17の制御情報を変更してタイムテーブルとのずれを修正することを試みる。
例えば、IHクッキングヒータ16でパスタを茹でている期間中に、電子レンジ15でパスタにかけるソースを作っていて、パスタの茹で上がりが遅れた場合などでは、制御回路2は、電子レンジ15は出力を弱めて時間をかけて加熱するか、そのままの出力で指定どおり加熱し、加熱が終了してもパスタが完成していない場合は弱で運転し、パスタができるまで保温状態にしておくように制御する。
また、肉を焼いているときに他の調理メニューの調理手順の進行が遅れていることがわかった場合、制御回路2は、強火で焼いていたのを弱火にしてゆっくり焼いていくように制御情報を変更する。あるいは一旦加熱動作を止めて、他の調理メニューの完成に合わせて再び加熱動作を開始させるようにしてもよい。
このような調理機器14〜17の制御情報のみでタイムテーブルのずれが修正可能な場合は、制御回路2は、制御情報の変更のみで修正を行う。ただし、これだけでは修正できない場合、制御回路2は、現在の状態からタイムテーブルを作成しなおす。これは図11のタイムテーブル変更ルーチンに従って作成を行う。
まず制御回路2は、すでに完了した調理手順、現在進行中の調理手順、まだ完了していない調理手順をそれぞれチェックする(ステップH1)。次に、制御回路2は、現在どの調理機器14〜17が使用中で、あとどのくらい使用されるかをチェックする(ステップH2)。そして、まだ完了していない調理手順に対応して、調理順序決定ルーチンを使用してタイムテーブルを作成しなおす(ステップH3)。
このとき、現在進行中の手順によって使用中の調理機器14〜17については、制御回路2は、高温状態で使用できない場合と同様に、その調理機器14〜17は現在進行中の手順が完了するまでは使用できないものとしてタイムスケジュールに記録しておく。もう一度タイムテーブルを作成しなおすことによって、例えばIHクッキングヒータ16で加熱調理する予定であった調理手順も、現在IHクッキングヒータ16が使用中なので、電子レンジ15を用いて加熱調理するように代替手段を用いるように変更するなど、そのときの状態に応じて効率のいいタイムテーブルを作成することができる。
例えば図30は、調理メニューとして「マカロニグラタン」と「野菜のコンソメスープ」を作成した場合のタイムテーブルである。最初、ホワイトソースはIHクッキングヒータ16で作るようになっていたが、ホワイトソースを焦がしてしまってホワイトソースを作る調理手順を失敗したとする。そこで制御回路2は、タイムテーブルを作成しなおし図31のようにする。
ホワイトソースはIHクッキングヒータ16で作る調理手順から、電子レンジ15で作る調理手順に変更する。これによってユーザは電子レンジ15でホワイトソースを加熱している間に野菜とベーコンを炒める調理手順を実施することができる。このとき、マカロニグラタンの進行具合が遅れているのに対し、野菜のコンソメスープの進行具合は遅れていないので先に完成してしまう可能性がある。そこで、制御回路2は、コンソメスープが先に完成した場合には、マカロニグラタンが完成するまでの間、コンソメスープを弱火で加熱調理し続けることで保温状態を維持するように制御する。
このような本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
第1に、調理メニューのデータを複数段階に設定したお手軽度と調理時間を含んでデータベース13に記憶させ、調理メニューの決定に際しては、制御回路2により、調理時間やお手軽度などの指定をするとそれに適合した調理メニューを検索してその中から選ぶことができるので、ユーザが希望する時間や調理の程度を反映した調理作業を行うことができるようになる。
第1に、調理メニューのデータを複数段階に設定したお手軽度と調理時間を含んでデータベース13に記憶させ、調理メニューの決定に際しては、制御回路2により、調理時間やお手軽度などの指定をするとそれに適合した調理メニューを検索してその中から選ぶことができるので、ユーザが希望する時間や調理の程度を反映した調理作業を行うことができるようになる。
第2に、上記のようにして選択した調理メニューについてその調理手順を表示部3の表示状態を見ながら、希望に応じて変更設定の入力をすることで制御回路2により調理手順の調整をすることができるので、希望通りの調理メニューと調理時間やお手軽度のタイムテーブルを作成して調理作業を行うことができるようになる。
第3に、繰り返し調理メニューの設定作業を進めるうちに、制御回路2により、曜日や時刻に応じて既に設定した指定条件をメモリ7に記憶しておくことで、次の調理メニューの決定に際して指定する条件を、その日時的条件などに応じて指定した頻度の高いものをメモリ7から読み出してデフォルトとして設定するので、同じようにして設定を行いたい場合には入力作業も楽になる。
第4に、決定した調理手順のタイムテーブルについて、ユーザがこれに従って調理作業を実行するうちに、タイムテーブルからずれを生じた場合でも、制御回路2により、各調理機器14〜17からの情報に基づいてその状態を認識し、各調理機器14〜17に対して制御情報を変化させることでタイムテーブルからのずれを修正するようにしたので、慣れないユーザでも、表示部3に表示されるタイムテーブルに従った調理作業を進めることで効率よく行うことができるようになる。また、このように制御回路2により、タイムテーブルの調整作業を行うので、調理作業に失敗したり突然の変更があった場合でもこれに柔軟に対応して各調理メニューを適切な仕上がり状態に完成させることができるようになる。
本発明は、上記実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
上記実施形態においては、調理機器は、冷蔵庫14、電子レンジ15、IHクッキングヒータ16、炊飯器17を用いる場合で説明したが、これに限らず、ホーム端末1により通信および制御が可能な調理機器であればなんでも適用することができる。例えば、オーブン調理器や、ガスコンロ、あるいはその他のさまざまなものを利用することができる。
上記実施形態においては、調理機器は、冷蔵庫14、電子レンジ15、IHクッキングヒータ16、炊飯器17を用いる場合で説明したが、これに限らず、ホーム端末1により通信および制御が可能な調理機器であればなんでも適用することができる。例えば、オーブン調理器や、ガスコンロ、あるいはその他のさまざまなものを利用することができる。
上記実施形態では、レシピ情報サーバ12にデータベース13を設け、制御回路2により、インターネット11を通じて調理メニューのレシピ情報を取得する構成としているが、これに限らず、データベース機能をホーム端末1内に設けても良いし、あるいは調理メニューのデータを記憶したメモリ素子などを装着することで同様の機能を果たすようにしても良い。
調理メニューの検索条件としては、料理タイプや材料に加えて、調理時間およびお手軽度を指定できるように調理メニューのデータを構成しているが、その他にも、ユーザの希望する条件をさまざまに指定して変化をもたせることができるようにデータベース13のデータを構築することができる。例えば、流行の調理メニューや年齢別に嗜好頻度が高い調理メニュー、あるいは味付けの好みなどの個人差のある指定条件を調理データあるいは調理手順に組み込んでデータとして持つように構成しても良い。
図面中、1はホーム端末、2は制御回路、3は表示部、4は操作部、5は音声認識回路、6は音声出力回路、7はメモリ、8は音声出力回路、10は通信端末、11はインターネット、12はレシピ情報サーバ、13はデータベース、14は冷蔵庫(調理機器)、15は電子レンジ(調理機器)、16はIHクッキングヒータ(調理機器)、17は炊飯器(調理機器)である。
Claims (15)
- 調理制御の情報を与えるとその制御内容に従って調理動作を実施するように設けられた調理機器と、
この調理機器が接続され前記調理制御の情報を必要に応じて提供する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
設定された調理メニューに対して、利用可能な前記調理機器の構成を元にその調理メニューのタイムテーブルを作成するタイムテーブル作成手段と、
作成した前記タイムテーブルを表示するための表示手段と、
前記タイムテーブルに従った調理の進行状況を判断し必要に応じて前記調理機器の調理制御の内容を変更して当該タイムテーブルとのずれを修正する修正手段と、
前記タイムテーブルにしたがって前記調理機器に調理制御の情報を提供する調理実行手段と
を備えたことを特徴とする調理支援システム。 - 請求項1に記載の調理支援システムにおいて、
前記制御装置は、前記調理メニューを複数設定可能に設けられ、前記調理メニューが複数与えられた場合には、前記タイムテーブル作成手段により、これら複数の調理メニューを同時に実行することができるように前記タイムテーブルを作成することを特徴とする調理支援システム。 - 調理制御の情報を与えるとその調理制御の内容に従って調理動作を実施するように設けられた調理機器と、
この調理機器が接続され前記調理制御の情報を必要に応じて提供する制御装置と、
料理の種類,使用する材料,調理手順を含み、その調理手順については調理作業の手間の度合いを複数段階に設定可能な場合にその段階と共に調理時間を対応付けて設定したデータを有する調理メニューのデータを記憶するデータベースとを設け、
前記制御装置は、
調理メニューに関する情報を表示する表示手段と、
希望する調理メニューを決定するための条件として前記手間の度合いおよび調理時間の少なくとも一つを指定可能に設けられ、その指定された条件に対応する調理メニューを前記データベースから検索する検索手段と、
この検索手段により検索された調理メニューに基づいてタイムテーブルを作成するタイムテーブル作成手段とを備えたことを特徴とする調理支援システム。 - 請求項1または2に記載の調理支援システムにおいて、
料理の種類,使用する材料,調理手順を含み、その調理手順については調理作業の手間の度合いを複数段階に設定可能な場合にその段階と共に調理時間を対応付けて設定したデータを有する調理メニューのデータを記憶するデータベースを設け、
前記制御装置は、
希望する調理メニューを決定するための条件として前記手間の度合いの段階および調理時間の少なくとも一つを指定可能に設けられ、その指定された条件に対応する調理メニューを前記データベースから検索して前記表示手段に表示するように構成されていることを特徴とする調理支援システム。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の調理支援システムにおいて、
前記制御装置は、前記タイムテーブル作成手段によりタイムテーブルを作成する際に、利用可能な前記調理機器の構成および現在の状態情報を元にその調理メニューのタイムテーブルを作成することを特徴とする調理支援システム。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の調理支援システムにおいて、
前記調理機器は、被調理物の調理状態を検知するセンサを備え、
前記制御装置は、
報知手段を備えると共に、
前記表示手段に表示させた前記タイムテーブルにしたがって調理作業を進行させる場合に、前記調理機器の前記センサが所定の加熱調理状態を検知するとこれを前記報知手段により報知するように構成したことを特徴とする調理支援システム。 - 請求項6に記載の調理支援システムにおいて、
前記制御装置は、
前記表示手段に表示した調理手順の実施完了の旨を入力する入力手段を備え、
この入力手段に実施完了の入力があると次の調理手順に進行させるように構成され、
前記調理機器の所定の加熱調理状態を検知して前記報知手段により報知動作を行った場合に、前記入力手段に前記実施完了の入力がない状態では、所定時間が経過するまでは被加熱物を保温状態に保持させ、その後は加熱動作を停止させるように構成されていることを特徴とする調理支援システム。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の調理支援システムにおいて、
前記制御装置は、前記タイムテーブルに従って前記調理機器による被加熱物の加熱調理を実行しているときにその調理手順における加熱調理が終了したことを判断する前に使用者により停止された場合には、その調理手順の再開時に残りの加熱調理を実施するか、その調理手順を最初から実施するか、あるいはその調理手順を終了したものとみなすかのいずれかを選択可能構成されていることを特徴とする調理支援システム。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載の調理支援システムにおいて、
前記報知手段は音声による報知動作が可能に構成され、
前記制御装置は、前記タイムテーブルに従って前記調理機器による被加熱物の加熱調理を実行する際に、使用者による仕上がり状態の確認を要する調理手順である場合には、その調理手順における加熱調理が終了する前に音声により報知するように構成されていることを特徴とする調理支援システム。 - 請求項1、2、4ないし9のいずれかに記載の調理支援システムにおいて、
前記制御装置の修正手段は、前記調理機器に対して出力を調整するように調理制御を行うことで前記タイムテーブルとのずれを修正するように構成されていることを特徴とする調理支援システム。 - 請求項1ないし9のいずれかに記載の調理支援システムにおいて、
前記制御装置は、複数の調理メニューのタイムテーブルが実施されている場合に、すべての調理メニューがほぼ同時に完成するように調理制御を行うように構成されていることを特徴とする調理支援システム。 - 請求項1、2、4ないし9、11のいずれかに記載の調理支援システムにおいて、
前記制御装置の修正手段は、前記タイムテーブルに従った調理手順の進行が順番どおりに進行しない場合あるいは重複して実行された場合でも、当該タイムテーブルとのずれを修正するように調理制御の内容を変更することを特徴とする調理支援システム。 - 請求項1ないし12のいずれかに記載の調理支援システムにおいて、
前記制御装置は、前記表示手段に表示する調理メニューの情報として、調理手順について表示する場合に省略可能なものについては、代替手段を表示すると共にその代替手段に変更するかあるいは省略するかを選択可能に設けられていることを特徴とする調理支援システム。 - 請求項1ないし13のいずれかに記載の調理支援システムにおいて、
前記制御装置は、前記タイムテーブル作成手段により作成したタイムテーブルについて、各調理手順の所要時間を概算して前記表示手段に表示させると共に、使用者の希望に応じて前記調理機器の出力を調整制御可能な範囲内で所要時間を変更可能に構成されていることを特徴とする調理支援システム。 - 請求項3ないし14のいずれかに記載の調理支援システムにおいて、
前記制御装置は、
前記調理メニューを決定したときの指定条件について曜日・時間の情報を時間帯情報として付加して記憶させる記憶手段を備えると共に、
前記調理メニューの決定の際に条件を指定する場合には、その時間帯に過去に指定した指定条件をデフォルトの指定条件として設定することを特徴とする調理支援システム。
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