JP2002092120A - 調理メニュー情報提示システム及び調理メニュー情報提示装置並びに調理メニュー情報配信装置 - Google Patents

調理メニュー情報提示システム及び調理メニュー情報提示装置並びに調理メニュー情報配信装置

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JP2002092120A
JP2002092120A JP2000277145A JP2000277145A JP2002092120A JP 2002092120 A JP2002092120 A JP 2002092120A JP 2000277145 A JP2000277145 A JP 2000277145A JP 2000277145 A JP2000277145 A JP 2000277145A JP 2002092120 A JP2002092120 A JP 2002092120A
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JP
Japan
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cooking menu
cooking
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recommended
food
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JP2000277145A
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English (en)
Inventor
Toshinari Ichiyanagi
俊成 一柳
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫にある食材を用いてできる豊富な調理
メニューを自動的に提供できるようにする。 【解決手段】 ホーム端末1は、家庭内の冷蔵庫2,食
品ストッカー5から食材情報を得て、インターネット3
を介して調理メニュー提供サーバ14にアクセスし、推
論エンジンによりおすすめ調理メニューを複数抽出させ
る。得られた複数のおすすめ調理メニューを、表示パネ
ル9に完成写真と共に6つ表示する。使用者は、毎日の
献立を考える煩わしさから解放され、しかも在庫の食材
を有効に利用した調理メニューを得ることができるの
で、経済的にも有効となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食材情報に対応し
たおすすめ調理メニューを提供することができるように
した調理メニュー情報提示システム及び調理メニュー情
報提示装置並びに調理メニュー情報配信装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、家庭内にお
ける日常的な食事の献立を考えることは、主婦等の調理
をする人にとって興味の有無にかかわらず煩わしさがあ
って負担となることが多い。これは、例えば、冷蔵庫内
にある食材を無駄にすることなく用いながら、しかも最
近つくった調理メニューと重複を避けてバリエーション
を持たせた献立を考えることが難しいといった理由によ
るものである。
【0003】また、調理メニューのバリエーションを考
える時間の余裕がない場合には、同じ調理メニューを選
択することになったり、とかく好みの食材を使用する傾
向になるなど調理内容が偏ることにもなる。さらには、
せっかく購入してある食材も生かせないまま賞味期限が
過ぎてしてしまうなど、経済的な面においても食生活に
不利益をもたらしてしまうことがある。
【0004】一般に、調理メニューのレシピを多数掲載
した料理本などが普及しており、さらにはテレビなどで
毎日のように料理番組を放送しているが、在庫の食材を
用いて可能な調理メニューをバリエーションを持たせて
探すには膨大なデータが必要となり、やはり調理メニュ
ーを考えるには負担となることが避けられないというの
が実情であった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、食材情報から調理可能なおすすめ調理
メニューを推論して表示させることができ、しかも、冷
蔵庫などの食材保存庫の在庫の食材を利用して可能なお
すすめ調理メニューを、豊富なバリエーションで提供す
ることができるようにした調理メニュー情報提示システ
ム及び調理メニュー情報提示装置並びに調理メニュー情
報配信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下のような構成を採用することができ
る。すなわち、請求項1の調理メニュー情報提示システ
ムは、通信回線を介してアクセス可能に設けられ、調理
メニュー情報を食材情報に関連付けて記憶すると共にそ
れら調理メニューを必要に応じて追加更新する調理メニ
ューデータベースを備えた調理メニュー情報配信装置
と、食材情報を入力する情報入力手段と、この情報入力
手段により与えられた食材情報による食材を用いて調理
可能なおすすめ調理メニューを前記調理メニュー情報配
信装置の前記調理メニューデータベースに記憶されてい
る調理メニューの中から推論する推論エンジンと、この
推論エンジンにより推論されたおすすめ調理メニューを
表示する調理メニュー提示装置とを備えたところに特徴
を有する。
【0007】上記発明によれば、在庫の食材や追加する
食材などの食材情報を情報入力手段により入力すると、
推論エンジンは、入力された食材情報により使用可能な
食材を用いて調理可能なおすすめ調理メニューを調理メ
ニュー情報配信装置の調理メニューデータベースに記憶
された調理メニューから推論し、得られたおすすめ調理
メニューを調理メニュー提示装置に表示させるようにな
る。これにより、使用者は、在庫の食材あるいは希望す
る食材を含んだ調理メニューを自動的に推論しておすす
め調理メニューとして提供されるので、毎日献立を考え
る煩わしさから開放されると共に、調理メニュー情報配
信装置に蓄積された豊富な調理メニュー群からおすすめ
調理メニューとして選びだすことができ、これによって
調理メニューの偏りをなくしてバランスの良い食生活を
営むことに貢献することができるようになる。
【0008】請求項2の調理メニュー情報提示システム
は、請求項1の発明において、前記情報入力手段を、内
部に保存している食材に関する食材情報を管理可能な食
材保存庫から前記食材情報を入力し、前記推論エンジン
を、この食材保存庫の在庫食材の食材情報に基づいて前
記おすすめ調理メニューの推論を行わせるようにしたと
ころに特徴を有する。
【0009】上記発明によれば、食材保存庫により、内
部に保存している食材の食材情報が管理されており、そ
の食材情報が在庫の食材として情報入力手段に入力さ
れ、これによって推論エンジンにより、おすすめ調理メ
ニューが推論されるので、使用者は、現在の在庫の食材
を用いて作ることができるおすすめ調理メニューを自動
的に得ることができ、上記した効果に加えて、買物に行
かずにできるおすすめ調理メニューを得ることができる
ようになり、在庫の食材を無駄にすることなく有効に利
用しながら偏りのない調理メニューを決めることができ
るようになり、経済的な効果を高めながら食生活の向上
を図ることができる。
【0010】請求項3の調理メニュー情報提示システム
は、請求項2の発明において、前記推論エンジンを、前
記調理メニューの推論を前記食材保存庫の在庫食材の食
材情報に加えて、前記食材保存庫が在庫としていない食
材を追加することを条件として前記おすすめ調理メニュ
ーの推論を行わせるところに特徴を有する。
【0011】上記発明によれば、推論エンジンによるお
すすめ調理メニューの推論に際して、在庫の食材情報だ
けでは推論できるおすすめ調理メニューに不足がある場
合などを想定して、在庫としていない食材を追加するこ
とを条件としておすすめ調理メニューを推論することが
できるので、買物が必要にはなるが、例えば1品あるい
は2品程度の食材の追加でおすすめ調理メニューの推論
範囲を大幅に広げることができ、バリエーションの豊富
なおすすめ調理メニューの推論を行うことができるよう
になる。
【0012】請求項4の調理メニュー情報提示システム
は、請求項2または3の発明において、前記情報入力手
段を、前記食材保存庫が在庫としていない食材として使
用者が指定した食材を入力可能としたところに特徴を有
する。この発明によれば、上述の場合において、追加す
る食材を使用者が指定することができるので、在庫の食
材を有効に利用しながらも好みの食材を追加したおすす
め調理メニューを自動的に選びだすことができるように
なる。
【0013】請求項5の調理メニュー情報提示システム
は、請求項2または3の発明において、前記情報入力手
段を、インターネット等の通信回線を通じて接続可能な
食材情報提供源から得られる食材情報を入力可能とした
ところに特徴を有する。この発明によれば、インターネ
ットを通じて食材情報提供源から食材情報を得ること
で、例えば、安売りの食材がある場合や、季節に応じた
食材がある場合にこれを買物で仕入れることを前提とし
ておすすめ調理メニューを決めることができ、在庫の食
材を有効に利用しつつ、購入することを前提とした安い
食材あるいは好みに応じた食材を用いることができるよ
うになる。
【0014】請求項6の調理メニュー情報提示システム
は、請求項3ないし5の発明において、前記調理メニュ
ー提示装置を、前記推論エンジンにより食材保存庫が在
庫としていない食材を用いて前記おすすめ調理メニュー
を推論する場合に、その食材をインターネット等の通信
回線を通じて接続可能な食材注文受付サーバに発注可能
な発注手段を設けたところに特徴を有する。
【0015】上記発明によれば、買物が必要となる食材
を用いたおすすめ調理メニューを推論した場合に、その
買物が必要となる食材を発注手段によりインターネット
等の通信回線を通じて食材注文受付サーバに対して自動
的に発注することができ、これによって、その食材を宅
配してもらうことで居ながらにして簡単に得ることがで
きたり、あるいは、その食材をお店に取り置きしてもら
うことで必要な食材を確保しておくことができるように
なる。
【0016】請求項7の調理メニュー情報提示システム
は、請求項1ないし6の発明において、前記推論エンジ
ンを、使用者により入力される推論条件を加えて前記お
すすめ調理メニューを推論するようにしたところに特徴
を有する。この発明によれば、おすすめ調理メニューを
推論する際に、食材情報のみではなく、例えば使用者の
入力する推論条件として、さまざまな条件を設定するこ
とで好みに則したおすすめ調理メニューを得ることがで
きる。この場合、推論条件としては、例えば、和風,洋
風,中華などの好みの分野の条件や、肉系,魚系あるい
は野菜系などの素材の条件や、あるいは調理時間の目安
などの条件など調理メニューのレシピなどに含まれる推
論に用いることができる種々の条件を任意に設定するこ
とが可能である。
【0017】請求項8の調理メニュー情報提示システム
は、請求項7の発明において、前記推論条件として、家
族構成を設定可能に設けると共に、前記推論エンジン
を、前記食材情報入力手段により入力された食材の分量
の範囲内で推論条件として設定された家族構成の人数分
の調理が可能となるおすすめ調理メニューを推論するよ
うにしたところに特徴を有する。
【0018】上記発明によれば、推論条件として家族構
成を設定すると、推論エンジンは、食材情報で示される
食材の分量でまかなうことができる範囲内のおすすめ調
理メニューを推論するので、人数分の調理を確実に確保
することができるようになる。また、家族構成を一度設
定しておくことで、日常的には煩わしい操作をすること
なく簡単におすすめ調理メニューを得ることができる。
さらに、不足する食材がある場合に、追加する食材とし
て家族構成を考慮した設定とすることにより、在庫の食
材でも分量が不足する場合にこれを買い足すことで可能
となるおすすめ調理メニューも選択の範囲とすることが
できるようになる。
【0019】請求項9の調理メニュー情報提示システム
は、請求項8の発明において、前記推論条件として設定
される家族構成に対して、調理メニューを利用する人数
を変更設定可能に設けたところに特徴を有する。この発
明によれば、来客で人数が増える場合や、家族が外食な
どで人数が減る場合などに柔軟に対応しておすすめ調理
メニューを推論することができるようになる。
【0020】請求項10の調理メニュー情報提示システ
ムは、請求項1ないし9の発明において、前記推論エン
ジンを、食材情報入力手段により入力される食材情報の
うち、健康上などの理由で摂取制限のある食材がある場
合にこれを考慮して前記おすすめ調理メニューの推論を
行うように構成したところに特徴を有する。この発明に
よれば、病気あるいは健康上などの理由やさらにはダイ
エットなどをしていて、摂取制限をしている食材がある
場合には、これを食材情報入力手段により入力しておく
ことで、在庫の食材からこれを除外したり減量するなど
の考慮をしておすすめ調理メニューを推論させることが
できるので、使用者に対してきめ細かなおすすめ調理メ
ニューの提供を行うことができる。
【0021】請求項11の調理メニュー情報提示システ
ムは、請求項1ないし10の発明において、前記調理メ
ニュー提示装置を、前記推論エンジンにより推定された
おすすめ調理メニューが複数存在する場合に、それらを
一定数ずつ完成写真と共に表示可能に構成したところに
特徴を有する。この発明によれば、推定されたおすすめ
調理メニューを表示する際に、その完成写真と共に表示
することができるので、推論された調理メニューがその
使用者にとって初めてのものであってもその完成写真を
見ることでその調理メニューの内容をイメージすること
ができ、さらに完成写真を見ることで調理中も完成状態
を意識しながら進めることができるようになる。
【0022】請求項12の調理メニュー情報提示システ
ムは、請求項1ないし11の発明において、前記調理メ
ニュー提示装置を、前記推論エンジンにより推論された
おすすめ調理メニューが複数存在する場合に、それらを
設定された優先順位条件にしたがって表示させるように
構成したところに特徴を有する。この発明によれば、お
すすめ調理メニューが複数選ばれた場合に、それらを複
数表示させることができ、そのとき、表示させる順序と
して、優先順位を設定しておくことで使用者の好みに応
じたおすすめ調理メニューを高い優先度で表示させるこ
とができるようになる。この場合、優先順位条件として
は、例えば、「季節感のあるもの」、「子供の好きなも
の」、あるいは「在庫食材の賞味期限の短いもの」など
の種々の条件が考えられ、それらの条件を1つあるいは
複数を考慮に入れて表示させる順位を決めることができ
る。
【0023】請求項13の調理メニュー情報提示システ
ムは、請求項12の発明において、前記調理メニュー提
示装置を、前記推論エンジンにより推論されたおすすめ
調理メニューが複数存在する場合に、前記食材保存庫の
在庫の食材を用いて作ることができるものを優先的に表
示すると共に、食材を追加して作るものを次に表示する
ようにしたところに特徴を有する。
【0024】上記発明によれば、推論エンジンにより推
論された複数のおすすめ調理メニューのうちの、食材保
存庫の在庫の食材を用いた調理メニューを優先的に表示
させ、食材を追加して作る調理メニューを次に表示する
ので、現在あるものだけで調理可能なおすすめ調理メニ
ューが上側あるいは左側などの見やすい位置に表示さ
れ、買い物などが必要となるおすすめ調理メニューが下
側あるいは右側などの位置に表示され、これによってお
すすめ調理メニューの選択をしやすくなる。
【0025】請求項14の調理メニュー情報提示システ
ムは、請求項13の発明において、前記調理メニュー提
示装置を、前記おすすめ調理メニューを表示する優先順
位条件が複数存在する場合に、それら複数の優先順位条
件の設定順にも重み付けを行って得られた結果に基づい
て前記おすすめ調理メニューを表示させるように構成し
たところに特徴を有する。
【0026】上記発明によれば、上述した優先順位条件
を設定する場合に、優先順位条件が複数ある場合には、
それらを複合的に考慮して表示させるおすすめ調理メニ
ューの順位を決める必要があり、この場合には、優先順
位条件の上位に位置するものから重み付けの程度を高く
することで優先順位の序列を設定することができ、これ
に基づいておすすめ調理メニューの表示順位を設定して
表示させることができるようになる。
【0027】請求項15の調理メニュー情報提示システ
ムは、請求項12ないし14の発明において、前記調理
メニュー提示装置を、使用者による前記優先順位条件の
設定が可能に構成したところに特徴を有する。この発明
によれば、使用者がその時々の好みなどに応じて優先順
位条件を設定することができるので、得られている複数
のおすすめ調理メニューに対して柔軟に対応して表示さ
せることができ、使用者の使い勝手が向上する。
【0028】請求項16の調理メニュー情報提示システ
ムは、請求項12ないし15の発明において、前記調理
メニュー提示装置を、前記推論エンジンにより推論され
たおすすめ調理メニューのうち、過去の所定期間以内に
選択決定されたことのあるおすすめ調理メニューの優先
順位を下げるようにしたところに特徴を有する。
【0029】上記発明によれば、推論エンジンにより推
論されたおすすめ調理メニューは、食材情報が類似して
いる場合には同じ傾向になりやすいが、この場合でも、
例えば、過去の所定期間内例えば1週間、2週間あるい
は1ケ月といった単位の所定期間内に選択決定されたこ
とのあるおすすめ調理メニューに関してはこれを優先順
位を下げるようにすることができるので、飽きの来ない
バリエーションに富んだおすすめ調理メニューを提供す
ることができる。
【0030】請求項17の調理メニュー情報提示システ
ムは、請求項1ないし16の発明において、前記推論エ
ンジンを、前記おすすめ調理メニューの推論を、食材情
報のうちの賞味期限を条件として行うようにしたところ
に特徴を有する。この発明によれば、推論エンジンによ
るおすすめ調理メニューの推論にあたって、食材情報の
うちの賞味期限を条件として行うことで、例えば、賞味
期限の残り日数が少ない食材を優先的に含むようにした
おすすめ調理メニューを選ぶことができる。また、賞味
期限の残り日数が所定日数以内の食材を優先的に使用す
る条件としたり、あるいは、場合によって賞味期限を過
ぎた食材でも使用上問題のない品目については利用する
ようにした条件を設定することもできる。
【0031】請求項18の調理メニュー情報提示システ
ムは、請求項17の発明において、前記推論エンジン
を、前記おすすめ調理メニューの推論で、食材の賞味期
限の短いものを優先的に使用することを条件として行う
ようにしたところに特徴を有する。この発明によれば、
上記したように、賞味期限の短いものを優先的に使用す
るので、利用しないうちに賞味期限を過ぎてしまうとい
ったことをなくして、経済的にも有効な利用をすること
ができるようになる。
【0032】請求項19の調理メニュー情報提示システ
ムは、請求項1ないし18の発明において、前記推論エ
ンジンを、前記おすすめ調理メニューの推論を、家族の
健康状態や病歴あるいはアレルギー情報などに基づいて
実行するようにしたところに特徴を有する。
【0033】上記発明によれば、推論エンジンによるお
すすめ調理メニューを推論する場合において、家族の健
康状態や病歴上で例えば摂取が制限されている食材があ
るとか、塩分を控えるように指示されているとか、さら
には摂取量を制限されているなどの条件を考慮したおす
すめ調理メニューを選ぶことができる。
【0034】また、家族にアレルギーなどの症状がある
者がいる場合には、そのアレルゲンとなる食材を除外す
るように、食材情報に含まれる成分情報や一般的に対処
すべきアレルゲンを除去するなどの処置を経て食材を選
択し、これによってアレルギー症状が悪化することのな
いようなおすすめ調理メニューを推論することができる
ようになる。
【0035】とかく、このような場合に、調理メニュー
が偏り気味になりやすいが、豊富な調理メニュー群から
このような条件に適合するものを推論することができる
ので、調理メニューを考える負担を大幅に軽減すること
ができるようになる。また、上述の場合に、健康状態や
病歴あるいはアレルギーなどの履歴情報を病院の情報提
供源などからインターネット等の通信回線を通じて得ら
れるようになれば、これを利用して自動的に取り込むこ
とで、その都度入力操作を行わなくともこれに対処した
おすすめ調理メニューを得ることができるようになる。
【0036】請求項20の調理メニュー情報提示システ
ムは、請求項1ないし19の発明において、前記推論エ
ンジンを、前記推論により得られた主菜となるおすすめ
調理メニュー情報に対応付けて副菜となるおすすめ調理
メニュー情報を推論するようにしたところに特徴を有す
る。この発明によれば、主菜を選ぶことにより、この主
菜にてきした副菜を同様の推論を行うことで得ることが
できるようになり、1回の食事に必要となる複数の調理
メニューを総合的にバランスをとった状態で選定するこ
とができるようになり、献立のバリエーションを増やし
ながら効果的な食材の使用をすることができる。
【0037】請求項21の調理メニュー情報提示システ
ムは、請求項1ないし20の発明において、プログラム
により自動調理が可能な調理機器を備え、前記推論エン
ジンにより推定されたおすすめ調理メニューが使用者に
より選択決定されると、そのおすすめ調理メニューに対
応した調理情報を前記調理機器に転送して自動調理が実
行可能となるようにしたところに特徴を有する。
【0038】上記発明によれば、自動調理が可能な調理
機器として例えば電子レンジやクッキングヒータなどの
高周波加熱を行う調理機器や、炊飯器などの調理機器、
さらには冷蔵庫などにおいても冷却調理を行うものがあ
り、これらの調理機器に対して、使用者が決定したおす
すめ調理メニューに適合する調理情報すなわち調理条件
である時間や温度など種々の設定を転送することで、使
用者がその調理機器を使うときにその都度条件設定を行
う必要がなくなり、簡単且つ迅速に行えると共に入力間
違いなどの人為的な操作ミスも防止できて使い勝手の向
上を図ることができる。
【0039】請求項22の調理メニュー情報提示装置
は、食材情報を入力すると調理メニュー情報配信装置の
調理メニューデータベースの調理メニューから推論エン
ジンにより入力された食材により調理可能なおすすめ調
理メニューを推論してこれを表示する調理メニュー情報
提示システムにおいて、前記食材情報を入力すると共
に、前記推論エンジンにより推論されたおすすめ調理メ
ニューを表示するように構成されたところに特徴を有す
る。
【0040】上記発明によれば、請求項1の発明と同様
に、在庫の食材や追加する食材などの食材情報を入力す
ると、推論エンジンにより、入力された食材情報により
使用可能な食材を用いて調理可能なおすすめ調理メニュ
ーを調理メニュー情報配信装置の調理メニューデータベ
ースに記憶された調理メニューから推論し、得られたお
すすめ調理メニューを表示させるようになる。これによ
り、使用者は、在庫の食材あるいは希望する食材を含ん
だ調理メニューを自動的に推論しておすすめ調理メニュ
ーとして提供されるので、毎日献立を考える煩わしさか
ら開放されると共に、調理メニュー情報配信装置に蓄積
された豊富な調理メニュー群からおすすめ調理メニュー
として選びだすことができ、調理メニューの偏りをなく
してバランスの良い食生活を営むことに貢献することが
できるようになる。
【0041】請求項23の調理メニュー情報提示装置
は、請求項22の発明において、前記推論エンジンに対
して入力する食材情報として、内部に保存している食材
に関する食材情報を管理可能な食材保存庫の食材情報を
入力するようにしたところに特徴を有する。
【0042】上記発明によれば、食材保存庫により内部
に保存している食材の食材情報が管理されており、その
食材情報が在庫の食材として入力され、これによって推
論エンジンにより、おすすめ調理メニューが推論される
ので、使用者は、現在の在庫の食材を用いて作ることが
できるおすすめ調理メニューを自動的に得ることがで
き、上記した効果に加えて、買物に行かずにできるおす
すめ調理メニューを得ることができるようになり、在庫
の食材を無駄にすることなく有効に利用しながら偏りの
ない調理メニューを決めることができるようになり、経
済的な効果を高めながら食生活の向上を図ることができ
る。
【0043】請求項24の調理メニュー情報提示装置
は、請求項23の発明において、前記推論エンジンに対
して入力する食材情報として、前記食材保存庫が在庫と
していない食材を追加可能に設けたところに特徴を有す
る。この発明によれば、上記発明によれば、推論エンジ
ンによるおすすめ調理メニューの推論に際して、在庫の
食材情報だけでは推論できるおすすめ調理メニューに不
足がある場合などを想定して、在庫としていない食材を
追加することを条件としておすすめ調理メニューを推論
することができるので、買物が必要にはなるが、例えば
1品あるいは2品程度の食材の追加でおすすめ調理メニ
ューの推論範囲を大幅に広げることができ、バリエーシ
ョンの豊富なおすすめ調理メニューの推論を行うことが
できるようになる。
【0044】請求項25の調理メニュー情報提示装置
は、請求項24の発明において、前記推論エンジンに対
して入力する食材情報として、使用者が指定した食材を
入力可能に構成したところに特徴を有する。この発明に
よれば、上述の場合において、追加する食材を使用者が
指定することができるので、在庫の食材を有効に利用し
ながらも好みの食材を追加したおすすめ調理メニューを
自動的に選びだすことができるようになる。
【0045】請求項26の調理メニュー情報提示装置
は、請求項23または24の発明において、インターネ
ット等の通信回線を通じて情報発信源に接続可能な通信
手段を備え、前記通信手段により前記情報発信源から得
られる食材情報を入力可能に構成したところに特徴を有
する。この発明によれば、インターネットを通じて食材
情報提供源から食材情報を得ることで、例えば、安売り
の食材がある場合や、季節に応じた食材がある場合にこ
れを買物で仕入れることを前提としておすすめ調理メニ
ューを決めることができ、在庫の食材を有効に利用しつ
つ、購入することを前提とした安い食材あるいは好みに
応じた食材を用いることができるようになる。
【0046】請求項27の調理メニュー情報提示装置
は、請求項24ないし26の発明において、インターネ
ット等の通信回線を通じて食材受注サイトに発注可能な
発注手段を備え、前記食材保存庫が在庫としていない食
材を用いて前記推論エンジンによるおすすめ調理メニュ
ーの推論を行う場合に、その食材を前記発注手段を用い
て発注可能に構成したところに特徴を有する。
【0047】上記発明によれば、買物が必要となる食材
を用いたおすすめ調理メニューを推論した場合に、その
買物が必要となる食材を発注手段によりインターネット
等の通信回線を通じて食材注文受付サーバに対して自動
的に発注することができ、これによって、その食材を宅
配してもらうことで居ながらにして簡単に得ることがで
きたり、あるいは、その食材をお店に取り置きしてもら
うことで必要な食材を確保しておくことができるように
なる。
【0048】請求項28の調理メニュー情報提示装置
は、請求項22ないし27の発明において、前記推論エ
ンジンによるおすすめ調理メニューの推論処理に対し
て、使用者側の推論条件を入力可能な推論条件入力手段
を備えたところに特徴を有する。この発明によれば、お
すすめ調理メニューを推論する際に、食材情報のみでは
なく、例えば使用者の入力する推論条件として、さまざ
まな条件を設定することで好みに則したおすすめ調理メ
ニューを得ることができる。この場合、推論条件として
は、例えば、和風,洋風,中華などの好みの分野の条件
や、肉系,魚系あるいは野菜系などの素材の条件や、あ
るいは調理時間の目安などの条件など調理メニューのレ
シピなどに含まれる推論に用いることができる種々の条
件を任意に設定することが可能である。
【0049】請求項29の調理メニュー情報提示装置
は、請求項28の発明において、前記推論条件入力手段
を、推論条件として家族構成の入力を可能に設けたとこ
ろに特徴を有する。
【0050】上記発明によれば、推論条件として家族構
成を設定すると、推論エンジンは、食材情報で示される
食材の分量でまかなうことができる範囲内のおすすめ調
理メニューを推論するので、人数分の調理を確実に確保
することができるようになる。また、家族構成を一度設
定しておくことで、日常的には煩わしい操作をすること
なく簡単におすすめ調理メニューを得ることができる。
さらに、不足する食材がある場合に、追加する食材とし
て家族構成を考慮した設定とすることにより、在庫の食
材でも分量が不足する場合にこれを買い足すことで可能
となるおすすめ調理メニューも選択の範囲とすることが
できるようになる。
【0051】請求項30の調理メニュー情報提示装置
は、請求項29の発明において、前記推論条件入力手段
を、推論条件として入力された家族構成の条件に対して
おすすめ調理メニューの推定に際してその人数を変更設
定可能に設けたところに特徴を有する。この発明によれ
ば、来客で人数が増える場合や、家族が外食などで人数
が減る場合などに柔軟に対応しておすすめ調理メニュー
を推論することができるようになる。
【0052】請求項31の調理メニュー情報提示装置
は、請求項22ないし30の発明におて、前記推論条件
入力手段を、入力された前記食材情報のうち、健康上な
どの理由で摂取制限のある食材がある場合にこれを考慮
する旨の推論条件を入力可能に設けたところに特徴を有
する。この発明によれば、病気あるいは健康上などの理
由やさらにはダイエットなどをしていて、摂取制限をし
ている食材がある場合には、これを食材情報入力手段に
より入力しておくことで、在庫の食材からこれを除外し
たり減量するなどの考慮をしておすすめ調理メニューを
推論させることができるので、使用者に対してきめ細か
なおすすめ調理メニューの提供を行うことができる。
【0053】請求項32の調理メニュー情報提示装置
は、請求項22ないし31の発明において、前記推論エ
ンジンにより推定された前記おすすめ調理メニューが複
数存在する場合に、それらを一定数ずつ完成写真と共に
表示可能に構成したところに特徴を有する。この発明に
よれば、この発明によれば、推定されたおすすめ調理メ
ニューを表示する際に、その完成写真と共に表示するこ
とができるので、推論された調理メニューがその使用者
にとって初めてのものであってもその完成写真を見るこ
とでその調理メニューの内容をイメージすることがで
き、さらに完成写真を見ることで調理中も完成状態を意
識しながら安心して進めることができるようになる。
【0054】請求項33の調理メニュー情報提示装置
は、請求項22ないし32の発明において、前記推論エ
ンジンにより推定された前記おすすめ調理メニューが複
数存在する場合に、それらを設定された優先順位条件に
したがって表示させるように構成したところに特徴を有
する。この発明によれば、おすすめ調理メニューが複数
選ばれた場合に、それらを複数表示させることができ、
そのとき、表示させる順序として、優先順位を設定して
おくことで使用者の好みに応じたおすすめ調理メニュー
を高い優先度で表示させることができるようになる。こ
の場合、優先順位条件としては、例えば、「季節感のあ
るもの」、「子供の好きなもの」、あるいは「在庫食材
の賞味期限の短いもの」などの種々の条件が考えられ、
それらの条件を1つあるいは複数を考慮に入れて表示さ
せる順位を決めることができる。
【0055】請求項34の調理メニュー情報提示装置
は、請求項33の発明において、前記推論エンジンによ
り推定された前記おすすめ調理メニューが複数存在する
場合に、前記食材保存庫の在庫の食材を用いて作ること
ができるものを優先的に表示すると共に、食材を追加し
て作るものを次に表示するようにしたところに特徴を有
する。
【0056】上記発明によれば、推論エンジンにより推
論された複数のおすすめ調理メニューのうちの、食材保
存庫の在庫の食材を用いた調理メニューを優先的に表示
させ、食材を追加して作る調理メニューを次に表示する
ので、現在あるものだけで調理可能なおすすめ調理メニ
ューが上側あるいは左側などの見やすい位置に表示さ
れ、買い物などが必要となるおすすめ調理メニューが下
側あるいは右側などの位置に表示され、これによってお
すすめ調理メニューの選択をしやすくなる。
【0057】請求項35の調理メニュー情報提示装置
は、請求項33の発明において、前記調理メニューを表
示する優先順位条件が複数存在する場合に、それら複数
の優先順位条件の設定順にも重み付けを行って得られた
結果に基づいて前記おすすめ調理メニューを表示させる
ように構成したところに特徴を有する。
【0058】上記発明によれば、上述した優先順位条件
を設定する場合に、優先順位条件が複数ある場合には、
それらを複合的に考慮して表示させるおすすめ調理メニ
ューの順位を決める必要があり、この場合には、優先順
位条件の上位に位置するものから重み付けの程度を高く
することで優先順位の序列を設定することができ、これ
に基づいておすすめ調理メニューの表示順位を設定して
表示させることができるようになる。
【0059】請求項36の調理メニュー情報提示装置
は、請求項33ないし35の発明にいて、使用者による
前記優先順位条件の設定を可能となるように構成したと
ころに特徴を有する。この発明によれば、使用者がその
時々の好みなどに応じて優先順位条件を設定することが
できるので、得られている複数のおすすめ調理メニュー
に対して柔軟に対応して表示させることができ、使用者
の使い勝手が向上するようになる。
【0060】請求項37の調理メニュー情報提示装置
は、請求項33ないし36の発明において、前記推論エ
ンジンにより推論された前記おすすめ調理メニューのう
ち、過去の所定期間以内に選択決定されたことのある調
理メニューの優先順位を下げるように構成したところに
特徴を有する。
【0061】上記発明によれば、推論エンジンにより推
論されたおすすめ調理メニューは、食材情報が類似して
いる場合には同じ傾向になりやすいが、この場合でも、
例えば、過去の所定期間内例えば1週間、2週間あるい
は1ケ月といった単位の所定期間内に選択決定されたこ
とのあるおすすめ調理メニューに関してはこれを優先順
位を下げるようにして表示対象から外れやすくすること
ができるので、飽きの来ないバリエーションに富んだお
すすめ調理メニューを提供することができるようにな
る。
【0062】請求項38の調理メニュー情報提示装置
は、請求項22ないし37の発明において、前記推論条
件入力手段を、家族の健康状態や病歴あるいはアレルギ
ー情報などを推論条件として入力可能に設けたところに
特徴を有する。
【0063】上記発明によれば、推論エンジンによるお
すすめ調理メニューを推論する場合において、家族の健
康状態や病歴上で例えば摂取が制限されている食材があ
るとか、塩分を控えるように指示されているとか、さら
には摂取量を制限されているなどの条件を考慮したおす
すめ調理メニューを選ぶことができる。
【0064】また、家族にアレルギーなどの症状がある
者がいる場合には、そのアレルゲンとなる食材を除外す
るように、食材情報に含まれる成分情報や一般的に対処
すべきアレルゲンを除去するなどの処置を経て食材を選
択し、これによってアレルギー症状が悪化することのな
いようなおすすめ調理メニューを推論することができる
ようになる。
【0065】請求項39の調理メニュー情報提示装置
は、請求項22ないし38の発明において、前記推論エ
ンジンにより推定された主菜となる前記おすすめ調理メ
ニュー情報に加えて、主菜に応じて推論された副菜とな
るおすすめ調理メニュー情報も表示するようにしたとこ
ろに特徴を有する。この発明によれば、主菜を選ぶこと
により、この主菜にてきした副菜を同様の推論を行うこ
とで得ることができるようになり、1回の食事に必要と
なる複数の調理メニューを総合的にバランスをとった状
態で選定することができるようになり、献立のバリエー
ションを増やしながら効果的な食材の使用をすることが
できる。
【0066】請求項40の調理メニュー情報提示装置
は、請求項22ないし39の発明において、前記推論エ
ンジンにより推定された前記おすすめ調理メニューが決
定されると、プログラムにより自動調理が可能な調理機
器が存在する場合に、そのおすすめ調理メニューに対応
した調理情報を該当する調理機器に転送して自動調理が
実行可能となるように設定する調理情報転送手段を設け
る構成としたところに特徴を有する。
【0067】上記発明によれば、自動調理が可能な調理
機器として例えば電子レンジやクッキングヒータなどの
高周波加熱を行う調理機器や、炊飯器などの調理機器、
さらには冷蔵庫などにおいても冷却調理を行うものがあ
り、これらの調理機器に対して、使用者が決定したおす
すめ調理メニューに適合する調理情報すなわち調理条件
である時間や温度など種々の設定を転送することで、使
用者がその調理機器を使うときにその都度条件設定を行
う必要がなくなり、簡単且つ迅速に行えると共に入力間
違いなどの人為的な操作ミスも防止できて使い勝手の向
上を図ることができる。
【0068】請求項41の調理メニュー情報配信装置
は、通信回線を介してアクセス可能に設けられ、調理メ
ニュー情報を食材情報に関連付けて記憶すると共にそれ
ら調理メニューを必要に応じて追加更新する調理メニュ
ーデータベースを備え、推論エンジンにより食材情報に
対応したおすすめ調理メニューの推論を行う場合に前記
調理メニューデータベースから調理メニューの調理情報
を供給するように構成したところに特徴を有する。
【0069】上記発明によれば、推論エンジンによりお
すすめ調理メニューの推論を行う場合において、必要に
応じて追加更新された調理メニューデータベースの調理
メニュー群を参照しておすすめ調理メニューを推論する
ことができるので、個人単位では実質的に行い得ないよ
うな多くの調理メニューを追加更新しながら最新のもの
に基づいて得たものを表示させることができるようにな
る。
【0070】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明にお
いては、全体を次の部分に分けて項目別に説明する。各
項目は、(1)−[システムの構成説明]、(2)−
[調理メニューの推論処理の説明]、(3)−[食材購
入に関する処理の説明]、(4)−[調理メニューのタ
イムテーブルの表示の説明]、(5)−[調理メニュー
のレシピと調理手順を参照する場合の説明]、(6)−
[調理メニューを実施する場合の説明]、(7)−[マ
イプログラムの設定と動作の説明]、(8)−[その他
の実施形態]である。
【0071】また、(2)の[調理メニューの推論処理
の説明]では、これを、(a)調理メニュー推論1[在
庫の食材のみ使用する場合]、(b)調理メニュー推論
2[食材を追加する場合]、(c)優先順位設定ルーチ
ンの説明、(d)追加食材指定入力ルーチンの説明、
(e)表示ルーチンの説明、(f)副菜その他の調理メ
ニューの推論の説明の各項目に分けて説明する。
【0072】(1)−[システムの構成説明] 図1及び図2は全体構成の概略を示すもので、図2にお
いて、全体の制御を統括するのはホーム端末1として設
けられるもので、これは、調理メニュー情報提示装置、
食材購入情報表示装置、調理情報提供装置及び調理支援
装置としての各機能をなすものである。このホーム端末
1は、食材保存庫としての冷蔵庫2の冷蔵室扉2aの前
面部に着脱可能に配設されている。
【0073】ホーム端末1を主体とした全体の概略的構
成としては、外部の通信網としてのインターネット3に
接続可能に設けられると共に、住宅内の各種電気機器と
住宅内ネットワーク4を介して情報交換が可能となるよ
うに設定されている。この住宅内ネットワーク4は、ブ
ルートゥースなどの無線LANなどにより結合されるも
のでも良いし、信号ケーブルで直接接続される構成とし
ても良い。
【0074】この住宅内ネットワーク4を通じて情報交
換が可能な電気機器としては、この実施形態において
は、例えば食材保存庫としての食品ストッカー5、調理
機器としてのオーブン機能を有する電子レンジ6,電磁
調理を行うことができるクッキングヒータ7及び炊飯器
としての保温釜8などが設けられている。なお、この他
にも、この発明とは直接関係しないが、洗濯機やエアコ
ンなどの家電機器を統括的に制御するシステムとして構
築することができるものである。
【0075】上記構成において、冷蔵庫2及び食品スト
ッカー5は、内部に収容する食材の情報を読み取ること
ができるように構成されており、これは、例えば、スー
パーマーケットなどでの購入時にPOS端末と連動して
家庭内のホーム端末1にインターネット等を介して受け
るようにしたり、あるいは、食材毎にバーコードを付し
たり食材識別コードを記録した無線タグなどを付してそ
れらの食材情報を得るようにすることができる。
【0076】内部に収容する食材の食材情報としては、
食材の名称、分量、購入日あるいは賞味期限といった種
々の情報を含めることができ、冷蔵庫2や食品ストッカ
ー5毎に管理したり、あるいはホーム端末1側で一括し
て管理することができるようになっている。ここで、冷
蔵庫2は、なまものや生鮮食料品などの冷却して保存す
る食材について管理するものであり、食品ストッカー5
は、穀類や乾燥食品などの常温で食品を保存管理するも
のである。なお、同様にして保温状態で保存する食品を
管理する温蔵庫などがある場合には、これも食材管理の
対象とすることができる。
【0077】電子レンジ6は、ヒータによるオーブン調
理やマグネトロンによる高周波加熱調理などをプログラ
ムに従って自動調理を行うことができるものである。ク
ッキングヒータ7は、複数のヒータを備え、電磁調理用
の鍋を用いた加熱調理がプログラムに従って自動的に行
えるものである。また、保温釜8は、炊飯器の機能と炊
き上がった御飯を保温する機能とを兼ね備えたもので、
米の種類や炊飯の種類あるいは炊飯量に応じて種々の設
定が行えると共に、自動炊飯機能を備えたものである。
【0078】さて、ホーム端末1は、パソコンとしての
機能を備えたもので、図2に示したように、前面部には
液晶画面を備えた表示パネル9が設けられ、この表示パ
ネル9は、画面上をタッチ操作することで所望の入力操
作が行える入力部9aとしての機能を兼ね備えており、
以下の表示画面の説明では、表示画面をタッチ操作する
ことで所望の入力処理を行うことができるようになって
いる。また、ホーム端末1には、音声発生装置としての
スピーカ9bが設けられており、後述するように、調理
手順を音声により案内したり、不具合などが発生した場
合に音声により使用者に報知するようになっている。
【0079】ホーム端末1の内部には、CPUを主体と
してROM,RAMや各種回路を備えた制御回路10が
配設されており、後述する全体の動作を司るプログラム
が記憶されている。なお、この制御回路10は、後述す
るように情報入力手段、食材発注手段、タイムテーブル
生成手段及び調理ガイド手段としての機能を兼ね備えた
ものである。
【0080】この制御回路10には、前述の液晶パネル
9及び入力部9aが接続されると共に、ハードディスク
装置などからなる記憶部11が接続され、食材情報のデ
ータベースが設けられると共に各種のデータを記憶保持
できるようになっている。また、制御回路10は、前述
したように冷蔵庫2,食品ストッカー5,電子レンジ
6,クッキングヒータ7及び保温釜8と住宅内ネットワ
ーク4を介して無線により通信するための通信インター
フェース12が接続されている。さらに、制御回路10
には、インターネット3にアクセスするための外部ネッ
トワーク通信部13が接続されている。
【0081】ホーム端末1は、外部ネットワーク通信部
13を通じてインターネット3に接続すると、本発明に
おける種々のサーバにアクセスすることができるように
なっている。調理メニュー情報配信装置としての調理メ
ニュー提供サーバ14は、多数の調理メニューを使用す
る食材や種々の属性データと共に記憶した調理メニュー
データベース15を備えると共に、おすすめ調理メニュ
ーの推論エンジン16(図4参照)をソフトウェアとし
て備えている。後述するように、ホーム端末1側から食
材情報と共に種々の推論条件情報が入力されると、これ
に基づいて推論エンジン16を起動して推論処理を行
い、調理メニューデータベース15の調理メニュー群か
ら該当するものを選択してこれをホーム端末1側におす
すめ調理メニューデータとして送信するようになってい
る。
【0082】また、インターネット3を介してアクセス
可能なサーバとして、他に安売り情報提供サーバ17、
食材注文受付サーバ18、病院などに付随して設けられ
る健康状態情報提供サーバ19などがある。
【0083】安売り情報提供サーバ17は食材情報提供
源として機能するもので、アクセスしたホーム端末1の
所在する位置近傍の店舗A〜Nなどから提供されている
安売り情報や食材の情報を提供することができるように
設定されたものである。食材注文受付サーバ18は、ホ
ーム端末1側から指定された食材について指定の店舗A
〜Nなどに対してユーザからの受注情報を転送するよう
に設定されたものである。
【0084】健康状態情報提供サーバ19は、病院など
で受けた診察履歴や病歴あるいは健康診断の結果の情報
などから作成された健康状態情報を提供するもので、食
事をするにあたって制限されている食材があるか否か、
あるいは塩分や栄養分あるいは摂取量などの食事に際し
て制限されている事項などがあるかといった情報を提供
することができるもので、これらの健康状態情報はデー
タベース20に蓄積されている。また、このような個人
の健康状態に関する情報は、プライバシーの侵害の点を
考慮して、本人あるいは家族であることを確認した上で
提供できるようにシステムが設定されていて、利用者の
ID番号やパスワードを照合することはもちろん、他の
設定事項を守ることで利用可能に設定されている。
【0085】さて、上述したホーム端末1は、説明は省
略するが、このような調理メニューの推論に関する機能
に加えて、家事を執り行なうに際して必要となる種々の
機能を実施可能に設けられており、例えば、このホーム
端末1と通信が可能なすべての家電機器を把握してパワ
ーマネージメントを行ったり、これらの家電機器のメン
テナンスに関する処理を行ったり、あるいは伝言事項を
記憶して伝える機能を有し、さらには電子メールの送受
信の機能も備えており、家庭内で必要となる事項を総合
的にサポートすることができるようにプログラム設定さ
れている。
【0086】次に、ホーム端末1の制御回路10と、調
理機器としての電子レンジ6,クッキングヒータ7及び
保温釜8との関係を電気的に示した図3を参照して説明
する。この図では、それぞれの調理機器6〜8の電気的
構成は、通信処理を行う構成のみを示しているが、実際
には、各調理機器6〜8における調理機能を制御するた
めの制御対象が備えられており、これらはプログラムに
基づいて制御するものとして構成されている。
【0087】電子レンジ6は、制御回路6aを主体とし
て通信インターフェース6b,表示部6c,操作部6d
及びCCDカメラ6eを備えた構成とされている。制御
回路6aは、CPUを中心としてROM、RAMなどを
含んで構成され、運転制御プログラムがあらかじめ記憶
されると共に、外部から運転態様に応じた調理情報を受
付けて動作するように構成されている。この制御回路6
aには、図示しないマグネトロンやヒータなどの駆動回
路が接続されると共に、各種センサから検出信号が入力
されるように構成されている。
【0088】表示部6cは操作部6dを兼ねた大型のカ
ラー液晶表示のタッチパネルとして構成されており、各
種設定を行うための表示画面を表示すると共に、設定入
力を受付けるようになっている。また、この表示部6c
は、後述するように、加熱調理中の加熱室内の被加熱物
の状態をCCDカメラ6eで撮影してリアルタイムで表
示することができるようになっている。
【0089】クッキングヒータ7は、例えば3つの加熱
用の誘導コイル(あるいはハロゲンヒータを設けること
も可能である)を備えており、トッププレート上に載置
された鍋に対して高周波誘導により渦電流を発生させて
そのジュール熱により被加熱物を加熱調理するものであ
る。これは、制御回路7aを主体として通信インターフ
ェース7b,表示部7c及び操作部7dを備えた構成と
されている。制御回路7aは、CPUを中心としてRO
M、RAMなどを含んで構成され、運転制御プログラム
があらかじめ記憶されると共に、外部から運転態様に応
じた調理情報を受付けて動作するように構成されてい
る。
【0090】この制御回路7aには、図示しない加熱用
の誘導コイルの駆動回路が接続されると共に、各種セン
サから検出信号が入力されるように構成されている。な
お、このクッキングヒータ7においては、表示部7cは
比較的小さい表示領域とされており、温度(設定温度、
ヒータ温度など)や加熱時間などの表示を行う程度のも
のである。
【0091】保温釜8は、炊飯機能と保温機能とを備え
たもので、例えば、高周波誘導加熱により鍋を加熱して
炊飯を行うように構成されているものである。これは、
制御回路8aを主体として通信インターフェース8b,
表示部8c及び操作部8dを備えた構成とされている。
制御回路8aは、CPUを中心としてROM、RAMな
どを含んで構成され、運転制御プログラムがあらかじめ
記憶されると共に、外部から運転態様に応じた調理情報
を受付けて動作するように構成されている。
【0092】この制御回路8aには図示しない加熱用の
誘導コイルの駆動回路が接続されると共に、温度センサ
などの各種センサから検出信号が入力されるように構成
されている。なお、この保温釜8においては、表示部8
cは上面部に比較的大きい表示領域を設けた構成とされ
ており、設定温度や炊飯温度あるいは炊飯時間などの設
定や状態表示などに加えて、他の情報も表示可能に構成
されている。これにより、後述するように、保温釜8の
表示部8cを他の調理機器6,7のモニタとして使用す
ることができ、例えば、食堂に保温釜8を移動した場合
に、食堂でこの表示部8cを見ながら電子レンジ6やク
ッキングヒータ7の稼働状況を見ることもできるように
なっている。
【0093】(2)−[調理メニューの推論処理の説
明] 次に、本実施形態の作用について、以下の項目別に説明
する。次に、おすすめ調理メニューを推論する方法を含
めた推論処理の説明について図4の概念図を中心として
図5ないし図10のフローチャート及び図15ないし図
19の表示画面を参照して説明する。
【0094】図4は、推論エンジン16がおすすめ調理
メニューを推論する場合の概念的な図である。ここで推
論エンジン16の実体はソフトウェアであり、調理メニ
ュー提供サーバ14側で実行するように設定されてい
る。なお、推論エンジン16自体はソフトウェアである
から、サーバ14側で実行する場合に限らず、ホーム端
末1側に備えて実行するようにしても良い。この場合に
は、推論過程で参照する調理メニュー群のデータを直接
サーバ14側とやり取りするか、調理メニュー群のデー
タをあらかじめホーム端末1側にダウンロードした状態
で行うかいずれかの方法を採用することができる。
【0095】この推論エンジン16は、前述のように食
材保存庫である冷蔵庫2や食品ストッカー5から在庫の
食材情報が通信インターフェース12を介して記憶部1
1のデータベースに記憶されており、この食材情報を入
力すると共に、種々の推論条件のデータを入力する。推
論条件としては、「季節情報」、「スーパーの安売り情
報」、「過去に選択された調理メニュー」、「家族情
報」あるいは「健康情報」などがある。そして、これら
の入力されるデータに基づいて調理メニューデータベー
スを参照して比較検討することにより好適する調理メニ
ューを推論し、複数存在する場合にはこれらをおすすめ
調理メニューとして表示パネル9に表示させるものであ
る。
【0096】推論エンジン16の推論処理においては、
例えば、上述した食材情報を使用する食材のキーワード
として用い、種々の推論条件のうちの付加可能なものを
調理メニューに付随する属性についての追加のキーワー
ドとして設定し、調理メニューデータベースに蓄積され
ている調理メニュー群から検索して該当するものを選び
だす。この後、付加できなかった推論条件を考慮して適
合するものから順におすすめ調理メニューとして選びだ
すことで推論を行うようにしている。
【0097】次に、これらのデータの入力過程及び推論
の実行に際しての手順と各過程における表示状態につい
て説明する。ホーム端末1の表示パネル9は、図示しな
いトップ画面に表示されたアイコンのうちの「家事の名
人」のボタンが押されると、図14に示すようなメニュ
ー画面を表示する。このメニュー画面には「料理」,
「食材管理」,「各種情報」,「メンテナンス」,「セ
キュリティ」,「洗濯」及び「家電モニタ」などの各種
の操作ボタンがマークと共に配置されている。
【0098】本発明に関係する操作ボタンとしての「料
理」のボタンが押されると、ホーム端末1の制御回路1
0は、おすすめ調理メニューを推論するためのプログラ
ムを実行するようになる。この場合、実際には、おすす
め調理メニューの推論過程は、ホーム端末1と調理メニ
ュー提供サーバ14との間でやり取りすることで行われ
るが、その推論過程の流れを図5ないし図10に示して
いる。なお、ホーム端末1の表示パネル9には、おすす
め調理メニューとして、(a)在庫の食材のみでできる
ものと、(b)食材を追加してできるものとを共に複数
種類表示するように設定されている。
【0099】(a)調理メニュー推論1[在庫の食材の
み使用する場合] 図5は在庫の食材のみ使用する場合のおすすめ調理メニ
ューの推論過程を示している。まず、ホーム端末1の制
御回路10により、冷蔵庫2及び食品ストッカー5内に
収容している食材の情報を読出し、あるいは食材情報デ
ータベース11に記憶している食材情報を読出す(ステ
ップA1)。
【0100】次に、食材の摂取制限条件があるか否かを
判断する(ステップA2)。これは、例えば、制御回路
10により、外部ネットワーク通信部13を通じてイン
ターネット3から健康状態情報提供サーバ19にアクセ
スして家族の健康状態に関する情報をデータベース20
から得ることで自動的に設定したり、あるいは、家族情
報としてあらかじめ病院から得られた健康情報を表示パ
ネル9の入力部9aを介して入力設定したものを使用す
る。
【0101】そして、健康状態情報として、例えば、病
歴や健康状態によって摂取を控えた方が良い食材がある
場合にはこれを摂取制限条件として判断する。このと
き、病歴や健康状態の情報が与えられると、これから自
動的に摂取制限をする食材を判断するようにプログラム
によって設定することもできるし、直接的に摂取制限を
する食材を指定して設定することもできる。
【0102】そして、ステップA2で「YES」の場合
には、制御回路10は、例えば病院から得られる健康情
報を元に、食材摂取制限された食材が前述のステップA
1で読出した食材情報のなかに含まれている場合にはこ
れを除外するように設定する(ステップA3)。これに
より、食材摂取制限された食材が在庫としてある場合で
も、これを使用しない調理メニューを推論するように自
動的に設定することができる。
【0103】次に、制御回路10は、家族構成条件に変
更があるか否かを判断する(ステップA4)。これは、
通常家族が全員そろっている場合には変更する必要がな
いが、家族の誰かが外食をするとか食事をしないといっ
た場合や、来客があって食事をする場合などにも柔軟に
対応して調理メニューを推論することができるようにし
たものである。このステップA4で「YES」の場合に
は、制御回路10は、変更条件の設定入力を受付ける
(ステップA5)。これは、使用者により表示パネル9
の操作部9aを操作することで入力設定される。
【0104】このようにして食材情報と家族構成の人数
に相当するデータが入力されると、制御回路10は、こ
れらのデータをインターネット3を通じて調理メニュー
提供サーバ14に送り、サーバ14側の推論エンジン1
6を起動させる。推論エンジン16は、入力された食材
情報と家族構成に対応した人数のデータなどから、調理
メニューデータベースの調理メニューと比較して、在庫
の食材とその分量により可能な調理メニューを抽出し
(ステップA6)、これをおすすめ調理メニューのデー
タとしてホーム端末1側に返すようになる。
【0105】これを受けて、ホーム端末1の制御回路1
0は、調理メニューの表示に際して優先順位の設定があ
るか否かを判断し(ステップA7)、「YES」の場合
にはステップA8の優先順位設定ルーチン(図6参照、
後述する)を経て複数の調理メニューの表示に際しての
優先順位を設定し上位3つの調理メニューを選択決定す
る。また、優先順位の設定がない場合には、調理メニュ
ー提供サーバ14側から送られた順にしたがって3つの
調理メニューを選択決定する。
【0106】このようにして決定された3つのおすすめ
調理メニューについて、その完成写真のデータも調理メ
ニュー提供サーバ14側からダウンロードしており、こ
れを共に表示パネル9に表示させるようになる(ステッ
プA9)。この場合の表示例としては、例えば図15に
示すように、「今日のおすすめ(主菜)」としてタイト
ルを付して画面上の左側に優先的に3つの調理メニュー
が表示される。例えば、ここでは、上述の推論過程で得
られた「あるものだけで」のおすすめ調理メニューとし
て、1番目に「なすとひき肉のカレー」、2番目に「キ
ャベツと豚肉の野菜いため」、そして3番目に「おろし
なめたけそうめん」が完成写真と共に(図では絵で示す
が、実際には写真が表示される。また、もちろん絵で表
示することも可能である。)表示される。
【0107】なお、右列の3つの調理メニューは、次項
(b)で説明する食材を追加する場合の推論結果を表示
したもので、「買い物に行く」というタイトルと共に表
示される。また、表示画面の下欄部分には、「お好み設
定」及び「食材発注」の設定画面への移行ボタンが配置
されている。また、上述の推論過程のステップA8で述
べた優先順位設定ルーチンについては食材を追加する場
合の推論の後にまとめて行う。
【0108】(b)調理メニュー推論2[食材を追加す
る場合] 図6及び図7は食材を追加する場合のおすすめ調理メニ
ューの推論過程を示している。この場合には、前述同様
にしてホーム端末1の制御回路10により冷蔵庫2及び
食品ストッカー5で収容している食材の情報を読出し、
あるいは食材情報データベース11に記憶している食材
情報を読出す(ステップB1)。
【0109】次に、制御回路10は、追加食材を指定す
るか否かを判断し(ステップB2)、指定のない場合に
は追加食材の品目数の指定があるか否かを判断し(ステ
ップB3)、これも指定のない場合には追加食材を例え
ば2品目以内に設定する(ステップB4)。また、追加
品目数の指定がある場合には(ステップB3で「YE
S」と判断)、使用者による品目数の指定を受付けて操
作部9aから入力されるのを待つようになる(ステップ
B5)。
【0110】一方、ステップB2で「YES」と判断し
た場合には、制御回路10は、ステップB6に進んで指
定追加食材の入力の受付けルーチン(図9参照、後述す
る)を実施して食材情報を設定する。これにより、食材
を追加する場合の品目を指定する場合と、品目数のみを
指定する場合と、おまかせ(例えば2品目以内とする
が、それ以上の品目に設定しても良い)の場合との3と
おりの設定の方法により食材を追加する場合の設定が行
える。
【0111】次に、制御回路10は、前述同様にして食
材摂取制限の条件があるか否かを判断し、「YES」の
場合には、病院から得られる健康情報を元に、食材摂取
制限された食材が前述のステップB1で読出した食材情
報のなかに含まれている場合にはこれを除外するように
設定する(ステップB8)。続いて、制御回路10は、
前述と同様にして家族構成条件に変更があるか否かを判
断する(ステップB9)。そして、変更条件設定ありの
場合にはステップB10を経てその条件の入力を受付け
る。
【0112】続いて、制御回路10は、これらのデータ
をインターネット3を通じて調理メニュー提供サーバ1
4に送り、サーバ14側の推論エンジン16を起動させ
る。推論エンジン16は、入力された食材情報と家族構
成に対応した人数のデータなどから、調理メニューデー
タベースの調理メニューと比較して、前述のように設定
した追加品目あるいは追加食材を考慮した場合に可能な
調理メニューを抽出し(図7、ステップB11)、これ
をおすすめ調理メニューのデータとしてホーム端末1側
に返すようになる。
【0113】これを受けて、ホーム端末1の制御回路1
0は、調理メニューの表示に際して優先順位の設定があ
るか否かを判断し(ステップB12)、「YES」の場
合にはステップB13の優先順位設定ルーチン(図6参
照、後述する)を経て複数の調理メニューの表示に際し
ての優先順位を設定し上位3つの調理メニューを選択決
定する。また、優先順位の設定がない場合には、調理メ
ニュー提供サーバ14側から送られた順にしたがって3
つの調理メニューを選択決定する。
【0114】このようにして決定された3つのおすすめ
調理メニューについて、その完成写真のデータも調理メ
ニュー提供サーバ14側からダウンロードしており、こ
れを共に表示パネル9に表示させるようになる(ステッ
プB14)。この場合の表示例としては、前述の図15
に示すように、「あるものだけで」で推論した3つのお
すすめ調理メニューの右側の欄に、「買い物に行く」と
して、4番目のおすすめ調理メニューである「スペアリ
ブ」、5番目に「牛肉とポテトのチーズ焼き」、そして
6番目に「まつたけごはん」が完成写真と共に(図では
絵で示すが、実際には写真が表示される)表示される。
【0115】この場合、表示画面には合計6つのおすす
め調理メニューが完成写真と共に表示され、使用者によ
りいずれかを選択設定することができるようになる。こ
こで、6つの調理メニューを表示するということは、例
えば、表示画面との兼ね合いもあるが、使用者が見た時
に、ちょうど個数的にバランスのとれた状態として見え
るようになる。これらの中から選ぶ場合に、多過ぎるこ
となくしかも選択肢が少なくなることもないので、適切
な表示状態として使用者に提供することができる。
【0116】なお、上述の調理メニュー推論2では、調
理メニュー推論1で実施したステップと同様のステップ
を実行する部分があり、この実施形態の図15に示すよ
うに同時に両方の推論で得られたおすすめ調理メニュー
を表示させる場合には、重複するステップを省略すると
共に、これらの推論過程を並行して進めるようにプログ
ラムを設定することもできる。
【0117】また、この図15に示す表示画面では、お
すすめ調理メニューの表示の他に、冷蔵庫2の運転状態
を示すモニタとしての表示も右側の欄において行ってい
て、冷蔵室及び冷凍室の各室内温度のモニタ表示と切替
室の設定状態(この例では「チルド」に設定されてい
る)を示すと共に、冷蔵庫2を冷却調理の調理機器とし
て用いる場合の冷却調理のモードを示している。この表
示では、例えば、冷却調理として「あら熱とり」、「熱
もの冷蔵」、「熱もの冷凍」及び「急冷却」などが示さ
れている。
【0118】さて、上述したおすすめ調理メニューの推
論過程においては、図15に示した表示画面に「お好み
設定」のボタンが用意されていて、推論された結果に対
して使用者のお好みに応じた傾向を設定することができ
る。このボタンを押すことで図16に示すような「お好
み設定」の画面が表示される。ここでは、例えば、「ジ
ャンル」,「人数」,「分量・ボリューム」,「調理時
間」,「素材」などの項目についてお好み設定が可能と
なっている。
【0119】例えば、「ジャンル」についてお好み設定
をする場合には、この欄の右に示された三角印のボタン
を操作すると、図17に示すように、選択可能な設定項
目がボックス表示される。ここでは、例えば、「指定な
し」,「和風」,「中華」,「洋風」及び「イタリア
ン」などの設定を選ぶことができる。他の項目について
も同様に、選択可能な設定項目がボックス表示されるよ
うになっており、使用者のお好みを設定することができ
る。また、「素材」については、例えば「肉」,
「魚」,「野菜」の各項目でお好み設定が可能となって
いる。
【0120】このようなお好み設定をした上で新たな推
論を行わせることができ、この場合には、画面下に表示
された「お好み推論」のボタンを操作することで、この
ような好みに応じて前述した推論をやり直し、再び図1
5に示したようなおすすめ調理メニューの表示を行うよ
うになっている。
【0121】(c)優先順位設定ルーチンの説明 また、このようにお好み設定をする図16の表示画面で
は、下側に「優先順位設定」の画面に移行することがで
きるようにしたボタンが準備されている。この優先順位
設定ボタンを操作することにより、図18に示すような
優先順位設定(メニュー)の設定画面が表示される。こ
こでは、前述のようにして「おまかせ」で推論したり、
あるいは「お好み設定」に基づいて推論したりした結
果、調理メニュー提供サーバ14側から得られた多数の
おすすめ調理メニューに対して優先順位を使用者の側で
設定してその条件に適合するものから順に表示させよう
というものである。
【0122】まず、この図18に示す設定画面では、右
側のリストボックスに設定可能な優先順位の項目が並べ
られている。例えば、「おじいちゃん優先」,「ダイエ
ット」,「食材鮮度」,「鉄人レシピ」,「和食」,
「世界の料理」などの種々の項目がそろえられている。
これらは、追加・削除のボタンを操作することで優先順
位のリストに加えたり削除したりすることができる。左
側のボックスは選択された優先順位のリストである。こ
こでは、「賞味期限」,「季節」,「子ども優先」及び
「手間なし」の4つの項目がこの順序で選択設定されて
いる。なお、この優先順位の項目の順番は、対象項目を
選択した状態でボックス右に配置された優先順位入れ替
えのボタンを操作することで入れ替え設定することがで
きる。
【0123】この設定画面では、このほかに、2週間以
内に実施した調理メニューを繰り返し選択できないよう
に設定したところで、この期間は右側に配置された「期
間変更」ボタンで変更設定可能である。この設定を例え
ば「0日」とすることで、繰り返し表示させることがで
でき、選択することができるようになる。
【0124】さらに、この下の段には、アレルギーなど
で摂取できない食材があるか否かを入力設定できるよう
になっており、「詳細」ボタンを操作することで食材の
名称を入力することができるようになっている。また、
最下部には「買い足す物の優先順位変更」の設定ボタン
が配置され、食材を追加した場合のおすすめ調理メニュ
ーを設定した場合の買い足す食材の優先順位を変更設定
することができるようになっている。
【0125】さて、上述のようにして優先順位が設定さ
れた場合(図18のメニュー優先順位設定状態)には、
ホーム端末1の制御回路10は、図8に示すフローチャ
ートを実行しておすすめ調理メニューの表示の優先順位
を決定する。すなわち、まず、制御回路10は、インタ
ーネット3を通じて調理メニュー提供サーバ14などに
アクセスして季節の情報を得る(ステップC1)。次
に、前述のようにして調理メニュー提供サーバ14の調
理メニューデータベース11から抽出されている調理メ
ニュー群の中から、2週間以内に使用者により選択され
た調理メニューが存在する場合にはこれを削除する(ス
テップC2)。
【0126】次に、優先順位の第1位に設定されている
「賞味期限」に関して、制御回路10は、抽出された調
理メニューのそれぞれにおいて使用する食材が、在庫の
食材の賞味期限のデータと比較し、賞味期限の迫ってい
ない食材を含んだ調理メニューから順に「1」,
「2」,「3」と順位を決める点数を得点Aとして付与
する(ステップC3)。続いて、同様に季節感のない調
理メニューから順に点数を得点Bとして付与する(ステ
ップC4)。次に、子どもに人気のない調理メニューか
ら順に点数を得点Cとして付与し(ステップC5)、最
後に、調理時間の長い調理メニューから順に点数を得点
Dとして付与する(ステップC6)。
【0127】次に、制御回路10は、上述のようにして
付与した得点A〜Dを次の式にしたがって合計得点数を
計算しそれぞれの調理メニューの得点Sとして求める
(ステップC7)。ここでは、各得点に上位から順に
6,4,2,1と重み付けの掛け算を行う。 S=(A×6)+(B×4)+(C×2)+D
【0128】このようにして調理メニューの得点Sが求
められたら、その得点Sの高いものを上位から3つ選び
だし、おすすめ調理メニューとして表示する(ステップ
C8)。この優先順位の設定ルーチンでは、「あるもの
だけで」つくる場合のおすすめ調理メニューと、「買い
物に行く」場合のおすすめ調理メニューとをそれぞれ3
つずつ選びだすので、前述したように合計6つのおすす
め調理メニューを表示することになる。
【0129】(d)追加食材指定入力ルーチンの説明 次に、前述した食材を追加する場合の追加食材の指定入
力ルーチン(図6中、ステップB6)について図9を参
照して説明する。ここでは、追加食材を指定するため
に、ホーム端末1の制御回路10は、まず、買い物情報
を参照するか否かを判断する(ステップD1)。これ
は、食事の献立を考える場合に、例えば安く買える食材
がある場合にはそれを用いることが経済的にも有効であ
ることから実施可能なものとして設定されたものであ
る。
【0130】すなわち、制御回路10は、使用者の入力
操作によってステップD1で「YES」と判断した場合
には、インターネット3を通じて近くのマーケットでの
安売りの食材情報を提供する安売り情報提供サーバ17
にアクセスしてあらかじめ設定している店舗A〜Nなど
からの安売り情報を入手してこれを表示パネル9に表示
させる(ステップD2)。これにより、使用者は、追加
すべき食材を安価に入手可能な食材に指定しておすすめ
調理メニューを推論させることができるようになる(ス
テップD3)。制御回路10は、指定された食材を追加
する食材として食材情報に加えて前述の推論を行わせ
る。
【0131】なお、追加する食材は、インターネット3
を通じて提供される食材安売り情報を入手してこれから
設定する場合について説明したが、これに限らず、安売
り情報以外にも、指定した銘柄の食材を使う場合や、あ
るいは、使用者が希望する食材を任意に入力して指定す
ることもできる。
【0132】(e)表示ルーチンの説明 次に、前述のようにしておすすめ調理メニューを表示さ
せる場合に代えて、表示パターンを次のようにすること
ができる。図示しないパターン変更スイッチを操作する
ことにより、おすすめ調理メニューの優先順位の設定を
変更することができる。これは、例えば、子どもがいる
家庭などで、おすすめ調理メニューのなかに子どもが好
むものを入れて表示させたい場合などに好適である。
【0133】すなわち、前述の図8において説明した優
先順位設定ルーチンの中で、ステップC7にて得点Sを
計算した後、得点の高いも調理メニューを上位から3つ
選ぶのではなく、2つだけ選ぶようにし(ステップC
9)、これに代えて、3つ目には、子どもに人気のある
調理メニューで、ステップC9で選んだ表示対象となる
ものに含まれていないものを「おすすめ調理メニュー」
として選択して表示させるものである(ステップC1
0)。
【0134】(f)副菜その他の調理メニューの推論の
説明 図15に示した「主菜」のおすすめ調理メニューについ
て、使用者からいずれかが選択決定されると、制御回路
10は、続いて、「副菜」や「汁物」あるいは「ごは
ん」のおすすめ調理メニューについて前述と同様の推論
過程を経て抽出し、図19に示すように、それぞれ3種
類ずつ表示させる。
【0135】この場合、例えば、「主菜」を食材を追加
する場合のおすすめ調理メニューである「スペアリブ」
としたときには、在庫の食材もしくは食材を追加してつ
くることができるもので、「主菜」にマッチするような
「副菜」として、例えば「油揚げと野菜のサラダ」,
「ほうれん草のおひたし」及び「ほうれん草とトマトの
キッシュ」が推論され、完成写真と共に表示される。
【0136】同様にして、「汁物」では「コーンスー
プ」,「チキンスープ」及び「ミネストローネ」が推論
され、「ごはん」では「白米(こしひかり)」が推論さ
れて完成写真と共に表示されると共に、「ごはん」の3
番目のおすすめ調理メニューとして「Myプログラム」
の表示がなされる。この「Myプログラム」について
は、使用者が好みや特別の日などの種々の条件に応じて
特に設定することができる「ごはん」の設定メニューで
あり、詳細については後述する。
【0137】[まとめ]上記したように、推論エンジン
16を用いて、ホーム端末1側から入力した在庫の食材
情報からおすすめ調理メニューを推論することができる
ので、献立を考えることから解放され、しかも、豊富な
調理メニューのデータベースから選ぶことができるの
で、簡単且つ便利なものとなる。また、在庫の食材を有
効に利用することができるので、経済的にも有効なもの
となる。
【0138】なお、前述したように、推論エンジン16
はソフトウェアにより実現されるものであるから、ホー
ム端末1側に推論エンジン16を搭載するようにしても
良い。また、技術の進歩と共に、ホーム端末1側におけ
る情報蓄積能力が高まれば、安価な構成としながら、調
理メニュー提供サーバ14側に蓄積している膨大な調理
メニューのデータベースを備える構成とすることもでき
る。この場合には、調理メニュー提供サーバ14側か
ら、更新される調理メニューデータを適宜のタイミング
でダウンロードすることにより常に最新の情報に基づい
た推論処理を行うことができるものである。
【0139】(3)−[食材購入に関する処理の説明] 次に、食材を追加して推論したおすすめ調理メニューを
実施する場合を想定して、その追加食材の調達について
行うことができる処理を、図11,図12の各フローチ
ャート及び図20ないし図22の表示画面を参照して説
明する。
【0140】図15において示したおすすめ調理メニュ
ーの表示画面で、画面下部に配置された「食材発注」の
ボタンを操作すると、まず、図20に示すような「お買
い物メモ」の画面が表示パネル9に表示される。ここで
は、追加する食材として設定された品目が各調理メニュ
ーに対応してその分量と共に表示されるが、調理に必要
な分量が表示されるのみで、買い物で買うことのできる
単位ではないが、画面下部に表示された「お買い物リス
ト」のボタンを操作すると、図21に示すように店舗別
に購入単位で示した金額がリストとして表示される。一
方、図20の「お買い物メモ」の画面で画面下部に表示
された「安売り情報」のボタンを操作すると、図22に
示すように、例えば本日のお買い得情報などで店舗側か
ら提示されている安売り情報が品目と共に表示されるよ
うになっている。
【0141】次に、表示された食材をオンラインで発注
する場合の処理について図11及び図12のフローチャ
ートも参照して説明する。前述の「お買い物リスト」あ
るいは「安売り情報」の画面の下部に示される「発注す
る」というボタンを操作すると、ホーム端末1の制御回
路10は、購入しなければならない食材について分量と
価格を店名と共に表示する(ステップE1)。次に、表
示画面から食材発注するというボタンが操作されると、
制御回路10は、発注対応可能な食材を表示し(ステッ
プE3)、この後、発注する店と食材の入力操作がある
と(ステップE4)、発注処理を行うようになる(ステ
ップE5)。
【0142】この発注処理は、例えば、図12に示すよ
うに、いわゆるインターネットを通じたオンラインショ
ッピングと同様にして処理が進行される。すなわち、こ
れはインターネット3を通じて食材注文受付けサーバ1
8にアクセスすると、サーバ18側で次のような処理段
階を経て受注処理がなされる。対応する店のホームペー
ジにアクセスすると(ステップF1)、サーバ18側か
ら提供される商品一覧の表示画面を表示し(ステップF
2)、所望の商品を選択指定することができる(ステッ
プF3)。
【0143】使用者により、表示パネル9の入力部9a
の操作により食材の選択指定がなされると、商品の詳細
が表示され(ステップF4)、購入する場合にはこれを
カートに入れて購入する旨の指定をする(ステップF
5)と、他にも購入するものがある場合には、上記のス
テップF2〜F5を繰り返し実施し、すべて購入すべき
食材を指定すると(ステップF6で「YES」と判
断)、カートにいれた食材の合計金額が表示される(ス
テップF7)。
【0144】この後、配送先を所定の入力フォーム画面
にしたがって入力すると共に(ステップF8)、支払い
方法を選択して設定すると(ステップF9)、発注ボタ
ンを操作することで(ステップF10)、発注処理が完
了する。
【0145】また、上述した図22の安売り情報の表示
画面において、画面下部に設けた「加工済食材を発注す
る」のボタンを操作すると、例えば、「スペアリブ」に
ついては、適当な大きさにカットされた状態まで加工し
た状態にして食材を提供してくれる店舗に対して上述し
た発注処理を行うものである。料理を行うひとが忙しい
場合や、時間がない場合などには、例えば、野菜や肉あ
るいは魚などを調理メニューに適した形や大きさにあら
かじめカットされた状態で提供してもらうと非常に助か
る場合があり、食材の価格は割高となっても発注したい
場合がある。このようなニーズに応えて、店舗側も対応
するようになっており、このような発注処理も、ボタン
ひとつ操作することで簡単に行うことができる。
【0146】[まとめ]上述したように、おすすめ調理
メニューを作るのに必要な食材を購入するのに、ホーム
端末1の表示パネル9をタッチ操作していくことでオン
ライン発注をすることができ、また、安売り情報をその
場ですぐに見ることができるので、追加する食材をそれ
らの情報から決めておすすめ調理メニューを推論させる
こともでき、使い勝手に優れると共に迅速且つ安価に食
材を購入することができるようになる。
【0147】上記表示画面の説明では、決定したおすす
め調理メニューに関する安売り情報を表示するようにし
ているが、これに限らず、おすすめ調理メニューを設定
する場合に、すべての食材を新たに調達することを前提
とした買い物情報を示すようにすることもできる。ま
た、店舗別に合計金額を表示するときに、合計金額の安
い順番に並べることもできる。さらには、家庭から店舗
までの距離を基準として近い店舗から順に表示させるよ
うにすることもできる。
【0148】(4)−[調理メニューのタイムテーブル
の表示の説明] 次に、上述のようにして決定したおすすめ調理メニュー
を実施する場合の複合タイムテーブルの表示に関して図
23ないし図28を参照して説明する。前述した図20
あるいは図21などの表示画面で画面下部に表示された
「タイムテーブルへ」のボタンが操作されると、制御回
路10は、使用者により決定された「主菜」,「副
菜」,「汁物」及び「ごはん」の4つの調理メニューに
ついて、実際にそれらを略同時に出来たてのものとして
食卓に並べることができるように調理を行う場合の複合
タイムテーブルを算出して、図23のように表示パネル
9に表示するようになる。
【0149】上述の場合に、複数の調理メニューのタイ
ムテーブルを合成する際に、調理手順同士が競合する場
合がある。このような場合には、制御回路10は、優先
順位を決めて調理手順を設定する。優先順位は、例えば
熱いうちに食べるのが好適なものに対して温度の関係な
いものを先に調理するといったものである。
【0150】ここでは、各調理メニューの完成写真と共
に、その調理メニューの調理で使用する電子レンジ5,
クッキングヒータ6もしくは保温釜7などの調理機器を
同時に表示しており、その下に、同時進行で調理を進め
るように複合タイムテーブルが表示されている。ここで
は、「スペアリブ」が材料の下ごしらえをした上で寝か
せた状態とする時間がかかるので、合計の所要時間が1
時間40分程度となっている。そして、調理手順は、こ
の複合タイムテーブルを参照することにより、慣れない
使用者でもこれにしたがって順次処理を進めることで時
間どおりに確実に行うことができるようになっている。
【0151】なお、後述するように、実際の調理を開始
した後は、使用する調理機器のスタンバイ処理や次の調
理手順で行う内容を順次表示画面で表示するようになっ
ており、その表示画面を見ながら作業をすることで順序
よく調理を進行させることができるものである。
【0152】さて、図23に示したタイムテーブルは、
所要時間は表示されるが、仕上がり時刻は略同時になる
ものであり、使用者によっては別々に料理を出したい場
合やあるいは時刻の設定などをきめ細かく行いたい場合
があり、このような場合に対応可能なように、オプショ
ンボタンが画面下部に設けられている。このオプション
ボタンが操作されると、制御回路10は、図24のよう
なタイムテーブルオプションの設定画面を表示するよう
になる。
【0153】この図24の表示画面では、使用者が4つ
の調理メニューを同時に仕上げるかあるいは個別に仕上
がり時刻を設定するかの選択設定するボタンが表示され
る。同時仕上がりを選んだ場合には、調理開始時刻を指
定して終了予想時刻と共に複合タイムテーブルに表示さ
せる場合と、仕上がり時刻を指定して開始予想時刻と共
に複合タイムテーブルを表示させる場合とを選択するこ
とができる。
【0154】例えば、開始時刻を指定する方を選択し
て、午後5時30分を設定した場合には、「OK」ボタ
ンを操作すると、オプション指定画面として図25に示
すように、前述した図23の表示画面に対応した表示と
しながら、開始(スタート)の時刻である午後5時30
分と、仕上り予定時刻である午後7時10分を計算して
表示するようになる。
【0155】一方、仕上り時刻を指定する方を選択し
て、例えば午後7時00分に設定した場合には、「O
K」ボタンを操作すると、オプション指定画面として図
26に示すように、計算された開始予定時刻である午後
5時20分と、仕上り指定時刻である午後7時00分が
表示されるようになる。
【0156】なお、開始時刻を指定して調理を開始した
場合には、調理を行う使用者の個人差によってタイムテ
ーブルの進行具合に差が出てくる場合があるが、このよ
うな場合に途中でどの調理手順を実施しているかの入力
(例えば表示された調理手順が終了した時点でこれを入
力する)があると、これに基づいて、例えば図27に示
すように、複合タイムテーブルの仕上り予定時刻を随時
修正して表示させるようになっている。これにより、慣
れない者でも、仕上り時刻を途中の段階で家族に知らせ
ることができるようになる。
【0157】さらに、前述の図24に示したオプション
設定画面において、調理メニューの仕上がり時刻を個別
に設定することができる。これは、例えば、来客時や、
洋食のコース料理のように料理を順番に出してサービス
したりする場合、あるいは、ごはんを食べる前にお酒な
どを飲む場合に「つまみ」となるもの(ここでは図示し
ていない)を先に食べてからといった場合にそのタイム
テーブルを設定する場合に有効なものである。
【0158】この場合には、右側の「個別に設定」を選
択して各調理メニューに対する仕上がり時刻を設定入力
し、「OK」ボタンを操作すると、例えば図28に示す
ような画面が表示されるようになる。例えば、「汁物」
のコーンスープの仕上がり時刻を午後7時00分に設定
し、続いて、「副菜」の油揚げとダイコンのサラダを午
後7時10分の仕上がりに設定し、最後に、「主菜」の
スペアリブと「ごはん」の白米(こしひかり)の仕上が
り時刻を7時30分に設定した場合である。
【0159】複合タイムテーブルも、設定時刻に合わせ
て前述のものとは異なる状態に表示され、各仕上がり時
刻を参考として調理メニューの写真の上の部分に示して
いる。これにより、複雑な順番で設定された複数の調理
メニューを手際よく調理してゆくことができ、使い勝手
に優れたものとなる。
【0160】[まとめ]上述のように、おすすめ調理メ
ニューのなかから所望の調理メニューを選択決定する
と、ホーム端末1の表示パネル9に、「主菜」、「副
菜」、「汁物」及び「ごはん」の各調理メニューを仕上
り時刻に合わせた複合タイムテーブルを表示させること
ができるので、使用者は、その複合タイムテーブルを見
ながら調理手順を進めることで、慣れない者でも段取り
良く複数の調理メニューを並行して進行させることがで
きるようになる。
【0161】また、各調理メニューを仕上げる時刻をき
め細かく設定することができるので、複数の調理メニュ
ーを同時に仕上げて食卓に並べる場合や、洋食レストラ
ンのように、時間差を持ってサービスする場合でもその
複合タイムテーブルを簡単に設定することができるの
で、勘や経験に頼ることなく表示画面を見ながら調理を
進めるだけで簡単に対応することができるようになる。
【0162】なお、上記した個別設定の設定方法として
は、上記した実施形態におけるように各調理メニュー毎
に仕上がり時刻を設定する場合に加えて、調理メニュー
の仕上がりの順番と時間差を設定するようにしても良い
し、あるいは、洋食のコースとしてサービスの順番をお
まかせで適当な時間差をもたせて仕上がるようにプログ
ラムしておくことで自動的に適切な仕上がり時刻に設定
することもできる。
【0163】(5)−[調理メニューのレシピと調理手
順を参照する場合の説明] 次に、決定した調理メニューの調理を実施する場合に、
それぞれの調理メニューの調理手順を表示させる場合に
ついて説明する。前述の複合タイムテーブルを表示した
図23,25,26,27,28において、表示画面の
下部に配置された「ナビゲーションを開ける」のボタン
を操作すると、制御回路10は、各調理メニューのレシ
ピを表示させる。図29は、「スペアリブ」のレシピを
表示したものであり、この表示画面では、「スペアリ
ブ」の調理の所要時間、材料と分量、つくり方のそれぞ
れの内容を完成写真と共に示される。
【0164】また、材料の項目表示では、買い物が必要
となる食材(「豚スペアリブ」及び「Aたれ」の項目)
に「買い物マーク」(図中、カートの模式図で示す)を
付して示している。これら買い物マークが付された食材
については、画面下部に設けた「安売り情報」のボタン
を操作することで前述のような安売り情報の画面(図2
2参照)に移行してこれらの購入情報を見ることができ
る。
【0165】画面上部にはメニューバーが表示され、
「タイムテーブル」の表示画面、「スペアリブ」,「大
根と油揚げのサラダ」,「コーンスープ」,「白米(こ
しひかり)」のそれぞれのレシピの表示画面への切替を
行えるようになっている。例えば、「大根と油揚げのサ
ラダ」を選んで操作すると、図30のようにその調理メ
ニューのレシピが表示され、「コーンスープ」を選んで
操作すると、図31のように表示され、「白米(こしひ
かり)」を選んで操作すると、図32のように表示され
る。
【0166】画面下部には、他に、「戻る」及び「次
へ」の各ボタンが配置され、「戻る」の操作で前の画面
に戻り、「次へ」の操作で、詳しい手順を示す画面に移
行する。例えば、図29の「スペアリブ」のレシピの表
示画面で、「次へ」を操作すると、「スペアリブ」のつ
くり方を詳細に示す表示画面に移行する。ここでは、詳
細な作り方の表示画面が2つあり、例えば図33及び図
34のように調理手順を順次表示できるようになってい
る。また、「白米(こしひかり)」の場合には、図38
に示すような調理手順を示す表示画面が示される。この
詳細なつくり方の表示画面では、料理に慣れない人でも
わかりやすいように、その調理手順の作業の途中段階の
状態を大きい写真により示していて、これを見ながら調
理を進めることで作業能率を高めることができる。
【0167】なお、上述のおすすめ調理メニューでは採
用していないが、例えば、使用者により選択決定された
調理メニューが「キャベツ・豚肉の野菜炒め」である場
合に、そのレシピの表示画面(図示せず)から詳細な調
理手順の表示画面に移行すると、図39ないし図42の
ような4つの表示画面が順次表示されるようになってい
る。ここでは、上述同様に調理作業の途中段階の状態を
大きい写真と共に示され、さらに、調理に必要な調理器
具を必要な時期に表示画面に表示したり(図40参
照)、あるいはクッキングヒータ7を使用する場合にお
ける使用コンロの位置や設定火力,設定温度なども同時
に表示されるようになっている。また、調理中において
は、ホーム端末1の制御回路10は、クッキングヒータ
7の運転状態を示す信号を受信していて、例えば、設定
温度に対してその上にセグメント表示でモニタ温度を示
すことができるようになっている。
【0168】[まとめ]このように、ホーム端末1の制
御回路10により、調理メニューのレシピの表示画面を
タッチ操作することで、さらに詳細な調理手順を示した
表示画面に簡単に移行することができるので、調理を開
始する前においては、その調理手順や必要な調理器具な
どをあらかじめ準備しておいたりするなど学習するのに
便利なものとなっている。
【0169】(6)−[調理メニューを実施する場合の
説明] 次に、実際に複合タイムテーブルにしたがって調理を開
始した後の動作について説明する。図23,25〜28
などに示された複合タイムテーブルにしたがった調理を
開始すると、ホーム端末1の制御回路10は、図13に
示すフローチャートにしたがって調理支援を行うように
なる。なお、ここでは、図23に示す複合タイムテーブ
ルにしたがって調理を実施する場合を例にとって説明す
る。
【0170】まず、制御回路10は、最初に調理を行う
調理メニューの手順の初頁を表示パネル9に表示させる
(ステップG1)。この場合には、「スペアリブ」の
「下ごしらえ」が最初になるから、図33に示す「スペ
アリブ・つくり方1/2」の表示画面を表示パネル9に
表示する。使用者により表示された調理手順の作業が終
了して「次へ」のボタンが操作されると、制御回路10
は、その作業が終了したことを認識し(ステップG2で
「YES」と判断)、次の手順の表示画面に移行するよ
うになる(ステップG3)。
【0171】図23の複合タイムテーブルでは、次に、
すぐには調理すべき作業がないので、タイムテーブルの
表示状態となり、時間が来ると、制御回路10は、「白
米(こしひかり)」の調理手順を示す図38の表示画面
を表示するようになる(ステップG3)。ここでは、保
温釜8を使用することになるので、ステップG4で「Y
ES」と判断してステップG5に移行する。
【0172】ここでは、制御回路10は、保温釜8に対
して、「白米(こしひかり)」の炊飯プログラムを通信
インターフェース12を介して住宅内ネットワーク4か
ら保温釜8の制御回路8aに送信する(ステップG
5)。これにより、保温釜8の制御回路8aは、その炊
飯プログラムにしたがった炊飯動作の準備が整えられる
ようになる。また、このとき、制御回路10は、スピー
カ9bに対して音声信号を出力して炊飯動作が準備でき
たことを使用者に報知する。この後、使用者が「米」を
といで保温釜8の鍋内に収容しスタートスイッチを操作
すると(ステップG6で「YES」と判断)、炊飯プロ
グラムが実行されるようになる(ステップG7)。
【0173】次に、制御回路10は、「油揚げと大根の
サラダ」の下ごしらえをするための表示画面(図示せ
ず)を表示させ(ステップG8を経てステップG3を実
行)、ここでは、調理機器をまだ使用しないので、ステ
ップG4で「NO」と判断してステップG2に戻るよう
になる。
【0174】次に、制御回路10は、図34に示す表示
画面を表示パネル9に表示して「スペアリブ・つくり方
2/2」を示す。ここでは、使用者が画面に示された手
順で加熱調理の準備を行うと共に、制御回路10側で
は、電子レンジ6にオーブン機能を使用した加熱調理を
行わせるために、予熱設定のプログラムを送信する(ス
テップG4,G5)。使用者が電子レンジ6の予熱開始
のスタートボタンを操作すると(ステップG6で「YE
S」と判断)、電子レンジ6は予熱運転を開始して設定
温度に達すると待機状態となる(ステップG7)。
【0175】この後、制御回路10は、ステップG8か
ら再びステップG3に戻り、次の調理手順がある場合に
はこれを表示させると共に、予熱が完了したら加熱調理
の運転プログラムを前述同様にして電子レンジ6側に送
信する(ステップG4を経てG5を実施)。このとき、
制御回路10は、スピーカ9bに音声信号を出力して予
熱が完了して加熱調理が開始可能な状態であることを報
知する。
【0176】この後、使用者により加熱調理を行う「ス
ペアリブ」の材料の準備ができて加熱室内部に収容され
た状態で加熱調理のスタートボタンが操作されると、送
信された加熱調理の運転プログラムにしたがって、例え
ばオーブン加熱の温度を250℃で1時間加熱するよう
に運転を開始する(ステップG7)。
【0177】このとき、電子レンジ6側では、加熱室内
部に収容した被加熱物の加熱状態をCCDカメラ6eを
用いて撮影し、図35〜37に示すように、表示部6c
に残り時間と共に表示させるようになる。これにより、
使用者は、電子レンジ6による加熱状態を表示部6cの
表示を見て確認することができるようになる。
【0178】以上のようにして調理手順が進行して最終
調理手順が終了すると、制御回路10は、ステップG8
で「YES」と判断して複合タイムテーブルに基づいた
調理支援動作を終了する。
【0179】このようにして、調理の進行状況に合わせ
て適切なタイミングで必要な調理手順が写真と共に表示
パネル9に表示され、スピーカ9bによって音声案内が
行われ、各手順が終了するごとに次の調理手順に移行す
るようにホーム端末1により調理支援を行うので、調理
に慣れない者にとっても、表示パネル9を見ながらこれ
にしたがって調理を進めることで、設定時間どおりに的
確に作業を進めて調理を完成させることができるように
なる。
【0180】なお、調理作業は、個人差があるので、前
述のように、複合タイムテーブルの進行に伴って遅れが
生じたりする場合でも、各調理手順の終了毎に「次へ」
の操作を行うことでその調理手順の終了タイミングを制
御回路10が認識しており、これによって、例えば、図
27に示したように、適宜複合タイムテーブルを修正す
るので、柔軟に対応することができると共に、終了時刻
の予想も、ずれを少なくして家族などに知らせることが
できる。
【0181】なお、調理実行中には、複合タイムテーブ
ルの表示を実行している部分がわかりやすいように、カ
ーソルで表示したり、調理手順の内容の文字を反転表示
させたり、あるいは点滅させるなどして表示することで
使用者にわかりやすく表示することができる。
【0182】また、各調理手順の表示に際して、ホーム
端末1の制御回路10は、保温釜8の表示部8cに対し
ても調理手順の表示や各種情報の表示を出力しており、
これにより、使用者が台所を離れて食堂などに移動する
場合や、次の調理手順までの時間があいている状態など
で食堂で待機するような場合に、食堂に保温釜8を配置
した状態とすることで、その表示部8cをホーム端末1
の表示パネル9に代えたモニタとして表示を見ることが
できるようになる。
【0183】なお、上記スピーカ9bは、調理手順の進
行や調理を行わない場合でも、調理機器などに異常や故
障が発生したことをホーム端末1側で検出して制御回路
10により報知信号を出力して警報動作を行うことがで
きる。
【0184】[まとめ]これにより、調理を開始する
と、ホーム端末1の制御回路10は、複合タイムテーブ
ルにしたがって、適切なタイミングで調理手順を写真と
共に表示パネル9に表示させるので、勘や経験に頼るこ
となく、ホーム端末1による調理支援が行われるように
なり、慣れない人でも簡単に複数の調理メニューをこな
すことができるようになる。
【0185】また、途中で調理手順に手間取って時間が
かかった場合でも、複合タイムテーブルを適宜見直して
修正をするので、仕上り予想時刻を的確に把握すること
ができると共に、確実に調理を進行させることができる
ようになる。
【0186】また、調理の進行に伴って必要となる調理
機器がある場合に、制御回路10により、電子レンジ
6、クッキングヒータ7あるいは保温釜8に対して、使
用するタイミングで運転プログラムを的確に送信するの
で、使用時にその調理メニューの調理に適した運転プロ
グラムで直ぐに操作することができ、使い勝手の向上を
図ることができる。また、使用するタイミングでない期
間中は、他の調理に使いたい場合にその制限を受けるこ
とがないので、使い勝手に優れるものである。
【0187】(7)−[マイプログラムの設定と動作の
説明] 次に、前述した「Myプログラム」の設定とその動作に
ついて、図43ないし図48を参照して簡単に説明す
る。これは、例えば、保温釜8による炊飯動作の「カス
タマイズ」機能であり、使用者の好みに応じたプログラ
ム設定を行えるようにしたものである。図43の「My
プログラム(カスタマイズ)」の表示画面では、カスタ
マイズできる機能を項目別に列挙したものである。例え
ば、「お米の銘柄別コース」、「カレンダー炊飯」、
「我が家の味」、「ヘルシーコース」及び「その他のコ
ース」である。
【0188】この表示画面で、使用者によりいずれかの
項目が選択されると、ホーム端末1の制御回路10は、
各コースの設定画面に移行する。「お米の銘柄別コー
ス」が選択されると、制御回路10は、図44に示す
「お米の銘柄別炊飯制御プログラム」の受注画面を表示
する。ここでは、例えば「こしひかりコース」、「ささ
にしきコース」、「あきたこまちコース」、「ひとめぼ
れコース」及び「きらら997コース」などが選択でき
るようになっており、各コースの右側には、「購入す
る」のボタンが用意されている。
【0189】使用者が購入ボタンを操作すると、制御回
路10は、インターネット3を通じてプログラム提供サ
ーバにアクセスしてオンラインでダウンロードすること
ができるようになっている。また、項目として代表表示
されていなくとも、下欄の銘柄入力のボックスに名称を
記入することで対応するプログラムがある場合にはこれ
を購入することができるようになっている。プログラム
がダウンロードされると、代わりに代金がクレジットな
どで引き落とされるように設定されている。
【0190】また、「カレンダー炊飯」の項目が選択さ
れた場合には、制御回路10は、図45の表示画面に移
行するようになる。ここでは、使用者の家族の誕生日や
記念日などを指定して定番ごはんメニューを実施するた
めのコースである。これは、例えば、季節に応じて変化
する気温、水温、米の質などにきめ細かに対応して炊飯
プログラムを設定するためのもので、設定画面の記入部
分に図示のように記入しておくことで、例えば、該当す
る日になると携帯電話などに自動的に対応するメニュー
のレシピが送信されるようになっているものである。
【0191】次に、「我が家の味」の項目が選択される
と、制御回路10は、図46の表示画面に移行するよう
になる。これは、ごはんを炊く場合に、我が家の好みに
応じた炊き方を設定することができるようにした入力画
面である。設定可能な項目としては、例えば、炊き上が
りの「硬さ」、「粘り」、「甘味」及び「焦げ」の各項
目であり、それぞれ5段階で設定可能となっている。
【0192】「ヘルシーコース」の項目が選択される
と、制御回路10は、図47の表示画面に移行するよう
になる。これは、炊飯プログラムとして、通常の炊飯コ
ースに加えて、例えば、「玄米コース」、「三分づきコ
ース」、…など種々の炊飯コースを選択設定することが
できる表示画面である。「追加する」が選択されると、
制御回路10は、前述同様にプログラム提供サーバにア
クセスして対応する炊飯プログラムをダウンロードする
ようになっている。この場合も、ダウンロードすること
で代金は別途にクレジット等の方法で支払われるように
なっている。
【0193】最後に、「その他の炊飯コースの追加」が
選択されると、制御回路10は、図48の表示画面に移
行するようになる。これは、炊飯プログラムとして、例
えば、「すしめしコース」、「炊き込みコース」、「炊
きおこわコース」あるいは「胚芽米コース」などが選択
可能となっている。「追加する」ボタンが操作される
と、同様にしてダウンロードすることができるようにな
っている。
【0194】以上のように、「Myプログラム」の設定
を行うことで、豊富な炊飯コースから所望のコースを選
ぶことができるようになり、お米の種類や家族の好みな
どにきめ細かな対応をして「ごはん」を提供することが
できるようになる。
【0195】(8)−[他の実施形態] 本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではな
く、次のように変形または拡張できる。上記実施形態で
は、食品保存庫として冷蔵庫2及び食品ストッカー5を
用いた場合で説明したが、もちろん冷蔵庫2のみを使用
するシステムでも良いし、食品ストッカー5のみを使用
するシステムでも良いし、さらに、食品を保温状態で保
管する食品保存庫に適用することもできるものである。
【0196】ホーム端末1により、インターネット3を
通じて他の種々のサーバへアクセスすることで、さらに
有用な情報を得て表示させることもできる。例えば、食
材情報に関して、指定されたサーバにアクセスすること
で、詳しい情報を得たりすることができる。
【0197】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果を得ることができる。請求項1の発明に
よれば、推論エンジンにより、食材情報に基づいて、調
理メニュー情報配信装置の調理メニューデータベースか
ら、入力された食材情報により使用可能な食材を用いて
調理可能なおすすめ調理メニューを推論してこれを表示
するので、使用者にとっては、毎日献立を考える煩わし
さから開放されると共に、調理メニュー情報配信装置に
蓄積された豊富な調理メニュー群からおすすめ調理メニ
ューとして選びだすことができ、これによって調理メニ
ューの偏りをなくしてバランスの良い食生活を営むこと
に貢献することができるようになる。
【0198】請求項2の発明によれば、食材保存庫の食
材情報を在庫の食材情報として、推論エンジンにより、
おすすめ調理メニューを推論するようにしたので、使用
者は、現在の在庫の食材を用いて作ることができるおす
すめ調理メニューを自動的に得ることができ、上記した
効果に加えて、買物に行かずにできるおすすめ調理メニ
ューを得ることができるようになり、在庫の食材を無駄
にすることなく有効に利用しながら偏りのない調理メニ
ューを決めることができるようになり、経済的な効果を
高めながら食生活の向上を図ることができる。
【0199】請求項3の発明によれば、推論エンジンに
よるおすすめ調理メニューの推論に際して、在庫の食材
情報だけでは推論できるおすすめ調理メニューに不足が
ある場合などを想定して、在庫としていない食材を追加
することを条件としておすすめ調理メニューを推論する
ことができるので、買物が必要にはなるが、例えば1品
あるいは2品程度の食材の追加でおすすめ調理メニュー
の推論範囲を大幅に広げることができ、バリエーション
の豊富なおすすめ調理メニューの推論を行うことができ
るようになる。
【0200】請求項4の発明によれば、上述の場合にお
いて、追加する食材を使用者が指定することができるの
で、在庫の食材を有効に利用しながらも好みの食材を追
加したおすすめ調理メニューを自動的に選びだすことが
できるようになる。
【0201】請求項5の発明によれば、インターネット
を通じて食材情報提供源から食材情報を得ることで、例
えば、安売りの食材がある場合や、季節に応じた食材が
ある場合にこれを買物で仕入れることを前提としておす
すめ調理メニューを決めることができ、在庫の食材を有
効に利用しつつ、購入することを前提とした安い食材あ
るいは好みに応じた食材を用いることができるようにな
る。
【0202】請求項6の発明によれば、買物が必要とな
る食材を用いたおすすめ調理メニューを推論した場合
に、その買物が必要となる食材を発注手段によりインタ
ーネット等の通信回線を通じて食材注文受付サーバに対
して自動的に発注することができ、これによって、その
食材を宅配してもらうことで居ながらにして簡単に得る
ことができたり、あるいは、その食材をお店に取り置き
してもらうことで必要な食材を確保しておくことができ
るようになる。
【0203】請求項7の発明によれば、おすすめ調理メ
ニューを推論する際に、食材情報のみではなく、例えば
使用者の入力する推論条件として、さまざまな条件を設
定することで好みに則したおすすめ調理メニューを得る
ことができる。この場合、推論条件としては、例えば、
和風,洋風,中華などの好みの分野の条件や、肉系,魚
系あるいは野菜系などの素材の条件や、あるいは調理時
間の目安などの条件など調理メニューのレシピなどに含
まれる推論に用いることができる種々の条件を任意に設
定することが可能である。
【0204】請求項8の発明によれば、推論条件として
家族構成を設定すると、推論エンジンは、食材情報で示
される食材の分量でまかなうことができる範囲内のおす
すめ調理メニューを推論するので、人数分の調理を確実
に確保することができるようになる。また、家族構成を
一度設定しておくことで、日常的には煩わしい操作をす
ることなく簡単におすすめ調理メニューを得ることがで
きる。さらに、不足する食材がある場合に、追加する食
材として家族構成を考慮した設定とすることにより、在
庫の食材でも分量が不足する場合にこれを買い足すこと
で可能となるおすすめ調理メニューも選択の範囲とする
ことができるようになる。
【0205】請求項9の発明によれば、来客で人数が増
える場合や、家族が外食などで人数が減る場合などに柔
軟に対応しておすすめ調理メニューを推論することがで
きるようになる。
【0206】請求項10の発明によれば、病気あるいは
健康上などの理由やさらにはダイエットなどをしてい
て、摂取制限をしている食材がある場合には、これを食
材情報入力手段により入力しておくことで、在庫の食材
からこれを除外したり減量するなどの考慮をしておすす
め調理メニューを推論させることができるので、使用者
に対してきめ細かなおすすめ調理メニューの提供を行う
ことができる。
【0207】請求項11の発明によれば、推定されたお
すすめ調理メニューを表示する際に、その完成写真と共
に表示することができるので、推論された調理メニュー
がその使用者にとって初めてのものであってもその完成
写真を見ることでその調理メニューの内容をイメージす
ることができ、さらに完成写真を見ることで調理中も完
成状態を意識しながら安心して進めることができるよう
になる。
【0208】請求項12の発明によれば、おすすめ調理
メニューが複数選ばれた場合に、それらを複数表示させ
ることができ、そのとき、表示させる順序として、優先
順位を設定しておくことで使用者の好みに応じたおすす
め調理メニューを高い優先度で表示させることができる
ようになる。この場合、優先順位条件としては、例え
ば、「季節感のあるもの」、「子供の好きなもの」、あ
るいは「在庫食材の賞味期限の短いもの」などの種々の
条件が考えられ、それらの条件を1つあるいは複数を考
慮に入れて表示させる順位を決めることができる。
【0209】請求項13の発明によれば、推論エンジン
により推論された複数のおすすめ調理メニューのうち
の、食材保存庫の在庫の食材を用いた調理メニューを優
先的に表示させ、食材を追加して作る調理メニューを次
に表示するので、現在あるものだけで調理可能なおすす
め調理メニューが上側あるいは左側などの見やすい位置
に表示され、買い物などが必要となるおすすめ調理メニ
ューが下側あるいは右側などの位置に表示され、これに
よっておすすめ調理メニューの選択をしやすくなる。
【0210】請求項14の発明によれば、上述した優先
順位条件を設定する場合に、優先順位条件が複数ある場
合には、それらを複合的に考慮して表示させるおすすめ
調理メニューの順位を決める必要があり、この場合に
は、優先順位条件の上位に位置するものから重み付けの
程度を高くすることで優先順位の序列を設定することが
でき、これに基づいておすすめ調理メニューの表示順位
を設定して表示させることができるようになる。
【0211】請求項15の発明によれば、使用者がその
時々の好みなどに応じて優先順位条件を設定することが
できるので、得られている複数のおすすめ調理メニュー
に対して柔軟に対応して表示させることができ、使用者
の使い勝手が向上する。
【0212】請求項16の発明によれば、推論エンジン
により推論されたおすすめ調理メニューは、食材情報が
類似している場合には同じ傾向になりやすいが、この場
合でも、例えば、過去の所定期間内例えば1週間、2週
間あるいは1ケ月といった単位の所定期間内に選択決定
されたことのあるおすすめ調理メニューに関してはこれ
を優先順位を下げて表示対象から外れやすくなるように
することができるので、飽きの来ないバリエーションに
富んだおすすめ調理メニューを提供することができる。
【0213】請求項17の発明によれば、推論エンジン
によるおすすめ調理メニューの推論にあたって、食材情
報のうちの賞味期限を条件として行うことで、例えば、
賞味期限の残り日数が少ない食材を優先的に含むように
したおすすめ調理メニューを選ぶことができる。また、
賞味期限の残り日数が所定日数以内の食材を優先的に使
用する条件としたり、あるいは、場合によって賞味期限
を過ぎた食材でも使用上問題のない品目については利用
するようにした条件を設定することもできるようにな
る。
【0214】請求項18の発明によれば、上記したよう
に、賞味期限の短いものを優先的に使用するので、利用
しないうちに賞味期限を過ぎてしまうといったことをな
くして、経済的にも有効な利用をすることができるよう
になる。
【0215】請求項19の発明によれば、推論エンジン
によるおすすめ調理メニューを推論する場合において、
家族の健康状態や病歴上で例えば摂取が制限されている
食材があるとか、塩分を控えるように指示されていると
か、さらには摂取量を制限されているなどの条件を考慮
したおすすめ調理メニューを選ぶことができる。
【0216】また、家族にアレルギーなどの症状がある
者がいる場合には、そのアレルゲンとなる食材を除外す
るように、食材情報に含まれる成分情報や一般的に対処
すべきアレルゲンを除去するなどの処置を経て食材を選
択し、これによってアレルギー症状が悪化することのな
いようなおすすめ調理メニューを推論することができる
ようになる。
【0217】とかく、このような場合に、調理メニュー
が偏り気味になりやすいが、豊富な調理メニュー群から
このような条件に適合するものを推論することができる
ので、調理メニューを考える負担を大幅に軽減すること
ができるようになる。また、上述の場合に、健康状態や
病歴あるいはアレルギーなどの履歴情報を病院の情報提
供源などからインターネット等の通信回線を通じて得ら
れるようになれば、これを利用して自動的に取り込むこ
とで、その都度入力操作を行わなくともこれに対処した
おすすめ調理メニューを得ることができるようになる。
【0218】請求項20の発明によれば、主菜を選ぶこ
とにより、この主菜にてきした副菜を同様の推論を行う
ことで得ることができるようになり、1回の食事に必要
となる複数の調理メニューを総合的にバランスをとった
状態で選定することができるようになり、献立のバリエ
ーションを増やしながら効果的な食材の使用をすること
ができる。
【0219】請求項21の発明によれば、自動調理が可
能な調理機器として例えば電子レンジやクッキングヒー
タなどの高周波加熱を行う調理機器や、炊飯器などの調
理機器、さらには冷蔵庫などにおいても冷却調理を行う
ものがあり、これらの調理機器に対して、使用者が決定
したおすすめ調理メニューに適合する調理情報すなわち
調理条件である時間や温度など種々の設定を転送するこ
とで、使用者がその調理機器を使うときにその都度条件
設定を行う必要がなくなり、簡単且つ迅速に行えると共
に入力間違いなどの人為的な操作ミスも防止できて使い
勝手の向上を図ることができる。
【0220】請求項22の発明によれば、請求項1の発
明と同様に、在庫の食材や追加する食材などの食材情報
を入力すると、推論エンジンにより、入力された食材情
報により使用可能な食材を用いて調理可能なおすすめ調
理メニューを調理メニュー情報配信装置の調理メニュー
データベースに記憶された調理メニューから推論し、得
られたおすすめ調理メニューを表示させるようになる。
これにより、使用者は、在庫の食材あるいは希望する食
材を含んだ調理メニューを自動的に推論しておすすめ調
理メニューとして提供されるので、毎日献立を考える煩
わしさから開放されると共に、調理メニュー情報配信装
置に蓄積された豊富な調理メニュー群からおすすめ調理
メニューとして選びだすことができ、調理メニューの偏
りをなくしてバランスの良い食生活を営むことに貢献す
ることができるようになる。
【0221】請求項23の発明によれば、食材保存庫に
より内部に保存している食材の食材情報が管理されてお
り、その食材情報が在庫の食材として入力され、これに
よって推論エンジンにより、おすすめ調理メニューが推
論されるので、使用者は、現在の在庫の食材を用いて作
ることができるおすすめ調理メニューを自動的に得るこ
とができ、上記した効果に加えて、買物に行かずにでき
るおすすめ調理メニューを得ることができるようにな
り、在庫の食材を無駄にすることなく有効に利用しなが
ら偏りのない調理メニューを決めることができるように
なり、経済的な効果を高めながら食生活の向上を図るこ
とができる。
【0222】請求項24の発明によれば、推論エンジン
によるおすすめ調理メニューの推論に際して、在庫の食
材情報だけでは推論できるおすすめ調理メニューに不足
がある場合などを想定して、在庫としていない食材を追
加することを条件としておすすめ調理メニューを推論す
ることができるので、買物が必要にはなるが、例えば1
品あるいは2品程度の食材の追加でおすすめ調理メニュ
ーの推論範囲を大幅に広げることができ、バリエーショ
ンの豊富なおすすめ調理メニューの推論を行うことがで
きるようになる。
【0223】請求項25の発明によれば、上述の場合に
おいて、追加する食材を使用者が指定することができる
ので、在庫の食材を有効に利用しながらも好みの食材を
追加したおすすめ調理メニューを自動的に選びだすこと
ができるようになる。
【0224】請求項26の発明によれば、インターネッ
トを通じて食材情報提供源から食材情報を得ることで、
例えば、安売りの食材がある場合や、季節に応じた食材
がある場合にこれを買物で仕入れることを前提としてお
すすめ調理メニューを決めることができ、在庫の食材を
有効に利用しつつ、購入することを前提とした安い食材
あるいは好みに応じた食材を用いることができるように
なる。
【0225】請求項27の発明によれば、買物が必要と
なる食材を用いたおすすめ調理メニューを推論した場合
に、その買物が必要となる食材を発注手段によりインタ
ーネット等の通信回線を通じて食材注文受付サーバに対
して自動的に発注することができ、これによって、その
食材を宅配してもらうことで居ながらにして簡単に得る
ことができたり、あるいは、その食材をお店に取り置き
してもらうことで必要な食材を確保しておくことができ
るようになる。
【0226】請求項28の発明によれば、おすすめ調理
メニューを推論する際に、食材情報のみではなく、例え
ば使用者の入力する推論条件として、さまざまな条件を
設定することで好みに則したおすすめ調理メニューを得
ることができる。この場合、推論条件としては、例え
ば、和風,洋風,中華などの好みの分野の条件や、肉
系,魚系あるいは野菜系などの素材の条件や、あるいは
調理時間の目安などの条件など調理メニューのレシピな
どに含まれる推論に用いることができる種々の条件を任
意に設定することが可能である。
【0227】請求項29の発明によれば、推論条件とし
て家族構成を設定すると、推論エンジンは、食材情報で
示される食材の分量でまかなうことができる範囲内のお
すすめ調理メニューを推論するので、人数分の調理を確
実に確保することができるようになる。また、家族構成
を一度設定しておくことで、日常的には煩わしい操作を
することなく簡単におすすめ調理メニューを得ることが
できる。さらに、不足する食材がある場合に、追加する
食材として家族構成を考慮した設定とすることにより、
在庫の食材でも分量が不足する場合にこれを買い足すこ
とで可能となるおすすめ調理メニューも選択の範囲とす
ることができるようになる。
【0228】請求項30の発明によれば、来客で人数が
増える場合や、家族が外食などで人数が減る場合などに
柔軟に対応しておすすめ調理メニューを推論することが
できるようになる。
【0229】請求項31の発明によれば、病気あるいは
健康上などの理由やさらにはダイエットなどをしてい
て、摂取制限をしている食材がある場合には、これを食
材情報入力手段により入力しておくことで、在庫の食材
からこれを除外したり減量するなどの考慮をしておすす
め調理メニューを推論させることができるので、使用者
に対してきめ細かなおすすめ調理メニューの提供を行う
ことができる。
【0230】請求項32の発明によれば、この発明によ
れば、推定されたおすすめ調理メニューを表示する際
に、その完成写真と共に表示することができるので、推
論された調理メニューがその使用者にとって初めてのも
のであってもその完成写真を見ることでその調理メニュ
ーの内容をイメージすることができ、さらに完成写真を
見ることで調理中も完成状態を意識しながら安心して進
めることができるようになる。
【0231】請求項33の発明によれば、おすすめ調理
メニューが複数選ばれた場合に、それらを複数表示させ
ることができ、そのとき、表示させる順序として、優先
順位を設定しておくことで使用者の好みに応じたおすす
め調理メニューを高い優先度で表示させることができる
ようになる。この場合、優先順位条件としては、例え
ば、「季節感のあるもの」、「子供の好きなもの」、あ
るいは「在庫食材の賞味期限の短いもの」などの種々の
条件が考えられ、それらの条件を1つあるいは複数を考
慮に入れて表示させる順位を決めることができる。
【0232】請求項34の発明によれば、推論エンジン
により推論された複数のおすすめ調理メニューのうち
の、食材保存庫の在庫の食材を用いた調理メニューを優
先的に表示させ、食材を追加して作る調理メニューを次
に表示するので、現在あるものだけで調理可能なおすす
め調理メニューが上側あるいは左側などの見やすい位置
に表示され、買い物などが必要となるおすすめ調理メニ
ューが下側あるいは右側などの位置に表示され、これに
よっておすすめ調理メニューの選択をしやすくなる。
【0233】請求項35の発明によれば、上述した優先
順位条件を設定する場合に、優先順位条件が複数ある場
合には、それらを複合的に考慮して表示させるおすすめ
調理メニューの順位を決める必要があり、この場合に
は、優先順位条件の上位に位置するものから重み付けの
程度を高くすることで優先順位の序列を設定することが
でき、これに基づいておすすめ調理メニューの表示順位
を設定して表示させることができるようになる。
【0234】請求項36の発明によれば、使用者がその
時々の好みなどに応じて優先順位条件を設定することが
できるので、得られている複数のおすすめ調理メニュー
に対して柔軟に対応して表示させることができ、使用者
の使い勝手が向上するようになる。
【0235】また、請求項37の発明によれば、推論エ
ンジンにより推論されたおすすめ調理メニューは、食材
情報が類似している場合には同じ傾向になりやすいが、
この場合でも、例えば、過去の所定期間内例えば1週
間、2週間あるいは1ケ月といった単位の所定期間内に
選択決定されたことのあるおすすめ調理メニューに関し
てはこれを優先順位を下げるようにして表示対象から外
れやすくなるようにすることができるので、飽きの来な
いバリエーションに富んだおすすめ調理メニューを提供
することができる。
【0236】請求項38の発明によれば、推論エンジン
によるおすすめ調理メニューを推論する場合において、
家族の健康状態や病歴上で例えば摂取が制限されている
食材があるとか、塩分を控えるように指示されていると
か、さらには摂取量を制限されているなどの条件を考慮
したおすすめ調理メニューを選ぶことができる。
【0237】また、家族にアレルギーなどの症状がある
者がいる場合には、そのアレルゲンとなる食材を除外す
るように、食材情報に含まれる成分情報や一般的に対処
すべきアレルゲンを除去するなどの処置を経て食材を選
択し、これによってアレルギー症状が悪化することのな
いようなおすすめ調理メニューを推論することができる
ようになる。
【0238】請求項39の発明によれば、主菜を選ぶこ
とにより、この主菜にてきした副菜を同様の推論を行う
ことで得ることができるようになり、1回の食事に必要
となる複数の調理メニューを総合的にバランスをとった
状態で選定することができるようになり、献立のバリエ
ーションを増やしながら効果的な食材の使用をすること
ができる。
【0239】請求項40の発明によれば、自動調理が可
能な調理機器として例えば電子レンジやクッキングヒー
タなどの高周波加熱を行う調理機器や、炊飯器などの調
理機器、さらには冷蔵庫などにおいても冷却調理を行う
ものがあり、これらの調理機器に対して、使用者が決定
したおすすめ調理メニューに適合する調理情報すなわち
調理条件である時間や温度など種々の設定を転送するこ
とで、使用者がその調理機器を使うときにその都度条件
設定を行う必要がなくなり、簡単且つ迅速に行えると共
に入力間違いなどの人為的な操作ミスも防止できて使い
勝手の向上を図ることができる。
【0240】請求項41の発明によれば、推論エンジン
によりおすすめ調理メニューの推論を行う場合におい
て、必要に応じて追加更新された調理メニューデータベ
ースの調理メニュー群を参照しておすすめ調理メニュー
を推論することができるので、個人単位では実質的に行
い得ないような多くの調理メニューを追加更新しながら
最新のものに基づいて得たものを表示させることができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム全体の構成を示す電気的なブロック構
成図
【図2】システムの概略構成を示す概念図
【図3】ホーム端末の制御回路と調理機器との関係を示
す電気的構成図
【図4】推論エンジンの原理を示す概念図
【図5】在庫の食材のみ使用の調理メニュー推論プログ
ラムのフローチャート
【図6】食材を追加する場合における調理メニュー推論
プログラムのフローチャート(その1)
【図7】食材を追加する場合における調理メニュー推論
プログラムのフローチャート(その2)
【図8】優先順位設定ルーチンプログラムのフローチャ
ート
【図9】追加食材指定入力ルーチンのプログラムのフロ
ーチャート
【図10】表示ルーチンプログラムのフローチャート
【図11】食材発注ルーチンのプログラムのフローチャ
ート
【図12】発注処理ルーチンのプログラムのフローチャ
ート
【図13】調理開始後の支援プログラムのフローチャー
【図14】メニューの表示画面
【図15】おすすめ調理メニューの表示画面
【図16】お好み設定入力画面(その1)
【図17】お好み設定入力画面(その2)
【図18】優先順位設定入力画面
【図19】副菜、汁物及びごはんのおすすめ調理メニュ
ーの表示画面
【図20】お買い物メモの表示画面
【図21】お買い物リストの表示画面
【図22】安売り情報の表示画面
【図23】複合タイムテーブルの表示画面
【図24】タイムテーブルオプションの設定入力画面
【図25】オプション設定の複合タイムテーブルの表示
画面(その1)
【図26】オプション設定の複合タイムテーブルの表示
画面(その2)
【図27】オプション設定の複合タイムテーブルの修正
をしたときの表示画面
【図28】オプション設定の個別設定の場合の複合タイ
ムテーブルの表示画面
【図29】スペアリブ(主菜)のレシピ表示画面
【図30】大根と油揚げの和風サラダ(副菜)のレシピ
表示画面
【図31】コーンスープ(汁物)のレシピ表示画面
【図32】白米(こしひかり)(ごはん)のレシピ表示
画面
【図33】スペアリブの作り方の詳細表示画面(その
1)
【図34】スペアリブの作り方の詳細表示画面(その
2)
【図35】スペアリブの加熱調理中の電子レンジの表示
画面(その1)
【図36】スペアリブの加熱調理中の電子レンジの表示
画面(その2)
【図37】スペアリブの加熱調理終了直後の電子レンジ
の表示画面
【図38】白米(こしひかり)の作り方の詳細表示画面
【図39】キャベツ・豚肉の野菜炒めの作り方の詳細表
示画面(その1)
【図40】キャベツ・豚肉の野菜炒めの作り方の詳細表
示画面(その2)
【図41】キャベツ・豚肉の野菜炒めの作り方の詳細表
示画面(その3)
【図42】キャベツ・豚肉の野菜炒めの作り方の詳細表
示画面(その4)
【図43】マイプログラムの設定トップ表示画面
【図44】お米の銘柄別炊飯制御プログラムの注文受け
付け表示画面
【図45】カレンダー炊飯の設定入力受付の表示画面
【図46】我が家の味の設定入力受付の表示画面
【図47】ヘルシーコースの追加の設定入力の表示画面
【図48】その他の炊飯コースの設定入力の表示画面
【符号の説明】
1はホーム端末(調理メニュー情報提供装置、食材購入
情報表示装置、調理情報提供装置、調理支援装置)、2
は冷蔵庫(食材保存庫)、3はインターネット(通信回
線)、4は住宅内ネットワーク、5は食品ストッカー
(食材保存庫)、6は電子レンジ(調理機器)、7はク
ッキングヒータ(調理機器)、8は保温釜(調理機
器)、9は表示パネル、9aは入力部(発注入力手
段)、10は制御回路(情報入力手段、食材発注手
段)、11は記憶部、12は通信インターフェース、1
3は外部通信ネットワーク分、14は調理メニュー提供
サーバ(調理メニュー情報配信装置)、15は調理メニ
ューデータベース、16は推論エンジン、17は安売り
情報提供サーバ(食材情報提供源)、18は食材注文受
付けサーバ、19は健康状態情報提供サーバである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 326 G06F 17/60 326 F25D 23/00 301 F25D 23/00 301G

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネット等の通信回線を介してア
    クセス可能に設けられ、調理メニュー情報を食材情報に
    関連付けて記憶すると共にそれら調理メニューを必要に
    応じて追加更新する調理メニューデータベースを備えた
    調理メニュー情報配信装置と、 食材情報を入力する情報入力手段と、 この情報入力手段により与えられた食材情報による食材
    を用いて調理可能なおすすめ調理メニューを前記調理メ
    ニュー情報配信装置の前記調理メニューデータベースに
    記憶されている調理メニューの中から推論する推論エン
    ジンと、 この推論エンジンにより推論されたおすすめ調理メニュ
    ーを表示する調理メニュー提示装置とを備えたことを特
    徴とする調理メニュー情報提示システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の調理メニュー情報提示シ
    ステムにおいて、 前記情報入力手段は、内部に保存している食材に関する
    食材情報を管理可能な食材保存庫から前記食材情報を入
    力し、 前記推論エンジンは、この食材保存庫の在庫食材の食材
    情報に基づいて前記おすすめ調理メニューの推論を行う
    ことを特徴とする調理メニュー情報提示システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の調理メニュー情報提示シ
    ステムにおいて、 前記推論エンジンは、前記調理メニューの推論を前記食
    材保存庫の在庫食材の食材情報に加えて、前記食材保存
    庫が在庫としていない食材を追加することを条件として
    前記おすすめ調理メニューの推論を行うことを特徴とす
    る調理メニュー情報提示システム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の調理メニュー情
    報提示システムにおいて、 前記情報入力手段は、前記食材保存庫が在庫としていな
    い食材として使用者が指定した食材を入力可能に構成さ
    れていることを特徴とする調理メニュー情報提示システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項2または3記載の調理メニュー情
    報提示システムにおいて、 前記情報入力手段は、インターネット等の通信回線を通
    じて接続可能な食材情報提供源から得られる食材情報を
    入力可能に構成されていることを特徴とする調理メニュ
    ー情報提供システム。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5のいずれかに記載の調
    理メニュー情報提示システムにおいて、 前記調理メニュー提示装置は、前記推論エンジンにより
    食材保存庫が在庫としていない食材を用いて前記おすす
    め調理メニューを推論する場合に、その食材をインター
    ネット等の通信回線を通じて接続可能な食材注文受付サ
    ーバに発注可能な発注手段を備えていることを特徴とす
    る調理メニュー情報提示システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか記載の調理
    メニュー情報提示システムにおいて、 前記推論エンジンは、使用者により入力される推論条件
    を加えて前記おすすめ調理メニューを推論するように構
    成されていることを特徴とする調理メニュー情報提示シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の調理メニュー情報提示シ
    ステムにおいて、 前記推論条件として、家族構成を設定可能に設けられ、 前記推論エンジンは、前記食材情報入力手段により入力
    された食材の分量の範囲内で推論条件として設定された
    家族構成の人数分の調理が可能となるおすすめ調理メニ
    ューを推論することを特徴とする調理メニュー情報提示
    システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の調理メニュー情報提示シ
    ステムにおいて、 前記推論条件として設定される家族構成に対して、調理
    メニューを利用する人数を変更設定可能に設けられてい
    ることを特徴とする調理メニュー情報提示システム。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか記載の調
    理メニュー情報提示システムにおいて、 前記推論エンジンは、食材情報入力手段により入力され
    る食材情報のうち、健康上などの理由で摂取制限のある
    食材がある場合にこれを考慮して前記おすすめ調理メニ
    ューの推論を行うように構成されていることを特徴とす
    る調理メニュー情報提示システム。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか記載の
    調理メニュー情報提示システムにおいて、 前記調理メニュー提示装置は、前記推論エンジンにより
    推定されたおすすめ調理メニューが複数存在する場合
    に、それらを一定数ずつ完成写真と共に表示可能に構成
    されていることを特徴とする調理メニュー情報提示シス
    テム。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれか記載の
    調理メニュー情報提示システムにおいて、 前記調理メニュー提示装置は、前記推論エンジンにより
    推論されたおすすめ調理メニューが複数存在する場合
    に、それらを設定された優先順位条件にしたがって表示
    させるように構成されていることを特徴とする調理メニ
    ュー情報提示システム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の調理メニュー情報提
    示システムにおいて、 前記調理メニュー提示装置は、前記推論エンジンにより
    推論されたおすすめ調理メニューが複数存在する場合
    に、前記食材保存庫の在庫の食材を用いて作ることがで
    きるものを優先的に表示すると共に、食材を追加して作
    るものを次に表示するように構成されていることを特徴
    とする調理メニュー情報提示システム。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の調理メニュー情報提
    示システムにおいて、 前記調理メニュー提示装置は、前記おすすめ調理メニュ
    ーを表示する優先順位条件が複数存在する場合に、それ
    ら複数の優先順位条件の設定順にも重み付けを行って得
    られた結果に基づいて前記おすすめ調理メニューを表示
    させるように構成されていることを特徴とする調理メニ
    ュー情報提示システム。
  15. 【請求項15】 請求項12ないし14のいずれか記載
    の調理メニュー情報提示システムにおいて、 前記調理メニュー提示装置は、使用者による前記優先順
    位条件の設定が可能に構成されていることを特徴とする
    調理メニュー情報提示システム。
  16. 【請求項16】 請求項12ないし15のいずれか記載
    の調理メニュー情報提示システムにおいて、 前記調理メニュー提示装置は、前記推論エンジンにより
    推論されたおすすめ調理メニューのうち、過去の所定期
    間以内に選択決定されたことのあるおすすめ調理メニュ
    ーの優先順位を下げるように構成されていることを特徴
    とする調理メニュー情報提示システム。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし16のいずれかに記載
    の調理メニュー情報提示システムにおいて、 前記推論エンジンは、前記おすすめ調理メニューの推論
    を、食材情報のうちの賞味期限を条件として行うことを
    特徴とする調理メニュー情報提示システム。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の調理メニュー情報提
    示システムにおいて、 前記推論エンジンは、前記おすすめ調理メニューの推論
    を、食材の賞味期限の短いものを優先的に使用すること
    を条件として行うことを特徴とする調理メニュー情報提
    示システム。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし18のいずれか記載の
    調理メニュー情報提示システムにおいて、 前記推論エンジンは、前記おすすめ調理メニューの推論
    を、家族の健康状態や病歴あるいはアレルギー情報など
    に基づいて実行することを特徴とする調理メニュー情報
    提示システム。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし19のいずれか記載の
    調理メニュー情報提示システムにおいて、 前記推論エンジンは、前記推論により得られた主菜とな
    るおすすめ調理メニュー情報に対応付けて副菜となるお
    すすめ調理メニュー情報を推論することを特徴とする調
    理メニュー情報提供システム。
  21. 【請求項21】 請求項1ないし20のいずれか記載の
    調理メニュー情報提示システムにおいて、 プログラムにより自動調理が可能な調理機器を備え、 前記推論エンジンにより推定されたおすすめ調理メニュ
    ーが使用者により選択決定されると、そのおすすめ調理
    メニューに対応した調理情報を前記調理機器に転送して
    自動調理が実行可能となるようにすることを特徴とする
    調理メニュー情報提示システム。
  22. 【請求項22】 食材情報を入力すると調理メニュー情
    報配信装置の調理メニューデータベースの調理メニュー
    から推論エンジンにより入力された食材により調理可能
    なおすすめ調理メニューを推論してこれを表示する調理
    メニュー情報提示システムにおいて、 前記食材情報を入力すると共に、前記推論エンジンによ
    り推論されたおすすめ調理メニューを表示する調理メニ
    ュー情報提示装置。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の調理メニュー情報提
    示装置において、 前記推論エンジンに対して入力する食材情報として、内
    部に保存している食材に関する食材情報を管理可能な食
    材保存庫の食材情報を入力することを特徴とする調理メ
    ニュー情報提示装置。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の調理メニュー情報提
    示装置において、 前記推論エンジンに対して入力する食材情報として、前
    記食材保存庫が在庫としていない食材を追加可能に設け
    られていることを特徴とする調理メニュー情報提示装
    置。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の調理メニュー情報提
    示装置において、 前記推論エンジンに対して入力する食材情報として、使
    用者が指定した食材を入力可能に構成されていることを
    特徴とする調理メニュー情報提示装置。
  26. 【請求項26】 請求項23または24記載の調理メニ
    ュー情報提示装置において、 インターネット等の通信回線を通じて情報発信源に接続
    可能な通信手段を備え、 前記通信手段により前記情報発信源から得られる食材情
    報を入力可能に構成されていることを特徴とする調理メ
    ニュー情報提示装置。
  27. 【請求項27】 請求項24ないし26のいずれか記載
    の調理メニュー情報提示装置において、 インターネット等の通信回線を通じて食材受注サイトに
    発注可能な発注手段を備え、 前記食材保存庫が在庫としていない食材を用いて前記推
    論エンジンによるおすすめ調理メニューの推論を行う場
    合に、その食材を前記発注手段を用いて発注可能に構成
    されていることを特徴とする調理メニュー情報提示装
    置。
  28. 【請求項28】 請求項22ないし27のいずれか記載
    の調理メニュー情報提示装置において、 前記推論エンジンによるおすすめ調理メニューの推論処
    理に対して、使用者側の推論条件を入力可能な推論条件
    入力手段を備えたことを特徴とする調理メニュー情報提
    示装置。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の調理メニュー情報提
    示装置において、 前記推論条件入力手段は、推論条件として家族構成の入
    力が可能に設けられていることを特徴とする調理メニュ
    ー情報提示装置。
  30. 【請求項30】 請求項29記載の調理メニュー情報提
    示装置において、 前記推論条件入力手段は、推論条件として入力された家
    族構成の条件に対しておすすめ調理メニューの推定に際
    してその人数を変更設定可能に設けられていることを特
    徴とする調理メニュー情報提示装置。
  31. 【請求項31】 請求項22ないし30のいずれか記載
    の調理メニュー情報提示装置において、 前記推論条件入力手段は、入力された前記食材情報のう
    ち、健康上などの理由で摂取制限のある食材がある場合
    にこれを除外する旨の推論条件を入力可能に設けられて
    いることを特徴とする調理メニュー情報提示装置。
  32. 【請求項32】 請求項22ないし31のいずれか記載
    の調理メニュー情報提示装置において、 前記推論エンジンにより推定された前記おすすめ調理メ
    ニューが複数存在する場合に、それらを一定数ずつ完成
    写真と共に表示可能に構成されていることを特徴とする
    調理メニュー情報提示装置。
  33. 【請求項33】 請求項22ないし32のいずれか記載
    の調理メニュー情報提示装置において、 前記推論エンジンにより推定された前記おすすめ調理メ
    ニューが複数存在する場合に、それらを設定された優先
    順位条件にしたがって表示させるように構成されている
    ことを特徴とする調理メニュー提示装置。
  34. 【請求項34】 請求項33記載の調理メニュー情報提
    示装置において、 前記推論エンジンにより推定された前記おすすめ調理メ
    ニューが複数存在する場合に、前記食材保存庫の在庫の
    食材を用いて作ることができるものを優先的に表示する
    と共に、食材を追加して作るものを次に表示するように
    構成されていることを特徴とする調理メニュー情報提示
    装置。
  35. 【請求項35】 請求項33記載の調理メニュー情報提
    示装置において、 前記調理メニューを表示する優先順位条件が複数存在す
    る場合に、それら複数の優先順位条件の設定順にも重み
    付けを行って得られた結果に基づいて前記おすすめ調理
    メニューを表示させるように構成されていることを特徴
    とする調理メニュー情報提示装置。
  36. 【請求項36】 請求項33ないし35のいずれか記載
    の調理メニュー情報提示装置において、 使用者による前記優先順位条件の設定が可能に構成され
    ていることを特徴とする調理メニュー情報提示装置。
  37. 【請求項37】 請求項33ないし36のいずれか記載
    の調理メニュー情報提示装置において、 前記推論エンジンにより推論された前記おすすめ調理メ
    ニューのうち、過去の所定期間以内に選択決定されたこ
    とのある調理メニューの優先順位を下げるように構成さ
    れていることを特徴とする調理メニュー情報提示装置。
  38. 【請求項38】 請求項22ないし37のいずれか記載
    の調理メニュー情報提示装置において、 前記推論条件入力手段は、家族の健康状態や病歴あるい
    はアレルギー情報などを推論条件として入力可能に設け
    られていることを特徴とする調理メニュー情報提示装
    置。
  39. 【請求項39】 請求項22ないし38のいずれか記載
    の調理メニュー情報提示装置において、 前記推論エンジンにより推定された主菜となる前記おす
    すめ調理メニュー情報に加えて、主菜に応じて推論され
    た副菜となるおすすめ調理メニュー情報も表示すること
    を特徴とする調理メニュー情報提示装置。
  40. 【請求項40】 請求項22ないし39のいずれか記載
    の調理メニュー情報提示装置において、 前記推論エンジンにより推定された前記おすすめ調理メ
    ニューが決定されると、プログラムにより自動調理が可
    能な調理機器が存在する場合に、そのおすすめ調理メニ
    ューに対応した調理情報を該当する調理機器に転送して
    自動調理が実行可能となるように設定する調理情報転送
    手段を備えたことを特徴とする調理メニュー情報提示装
    置。
  41. 【請求項41】 通信回線を介してアクセス可能に設け
    られ、調理メニュー情報を食材情報に関連付けて記憶す
    ると共にそれら調理メニューを必要に応じて追加更新す
    る調理メニューデータベースを備え、推論エンジンによ
    り食材情報に対応したおすすめ調理メニューの推論を行
    う場合に前記調理メニューデータベースから調理メニュ
    ーの調理情報を供給するように構成されていることを特
    徴とする調理メニュー情報配信装置。
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