JP2021140513A - 食材購入管理支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】現実的かつ実用的な食材の在庫残量把握の手段を含み、ユーザの選択に応じて在庫食材を使用したレシピの候補をユーザに提案し、必要購入食材を買物計画として提示可能な食材購入管理支援システムを提供する。【解決手段】少なくとも食材データの入出力手段と、これを更新可能な在庫データとして保存可能な記憶手段と、消費期限管理手段と、買物計画提案手段と、残量管理手段とを備える携帯情報端末と、レシピデータベースを備えるサーバとからなる食材購入管理支援システムであって、前記残量管理手段は、購入時に入力された食材データと、調理時に選択された前記保存レシピと入力された食数とから算出した食材別の推定消費量とから食材別の推定残量を更新し、または、前記入出力手段から残量0が入力された場合には食材の残量を0に更新可能とした。【選択図】 図2

Description

本発明は、主にスマートフォン等の情報通信端末にインストール可能なアプリケーションソフトウェアと、これとインターネットを介して接続するサーバとからなる、食材購入管理支援システムに関する。
流通網が発達し、手軽に多種多様な食品を購入可能となった今日、経済の持続的発展の可能性の観点から、食品ロス(本来は料理に使用して食べることのできた食品を、消費期限を徒過したためにやむをえず廃棄して無駄にしてしまうこと)の削減が社会的課題となっている。食品ロスの削減には、家庭における食品の在庫と個々の食品の消費期限の管理が必要となる。しかし、たとえば、スーパーマーケット等の店頭で見つけた特売商品を軸に献立を考えたり、勤め先等の外出先で献立を考えたりといった場合には、当然に自宅の冷蔵庫等の食費の在庫を確認することができないため、料理をする人間の記憶力に頼らざるを得なかった。そのため、在庫食品の消費期限を失念して徒過したり、在庫のある食品を重複して購入したり、買い忘れをしたりすることもしばしば起こり、食品ロスの削減は必ずしも容易なことではなかった。
一方、女性の社会進出等の社会環境変化を背景として、消費者の間では、日々の食事の準備、特に料理の献立の立案や必要な食材の選択及び購入のための手間や時間を省き、それでいて、手軽に豊かで健康的な食生活を楽しみたいという要望も高まっており、料理本・料理雑誌やインターネット上のいわゆるレシピサイトなどの情報源が活用されている。また、特売商品や旬の食材などの特定の食材を選択するにあたって、それで作れる料理のレシピの情報をスマートフォン等のインターネット検索で入手するといった消費者行動も一般的となっている。
こうした食材ロス削減やレシピ情報の活用を目的とした在庫食材の管理支援システムあるいはレシピ提供システムに関しては、たとえば特許文献1〜4に開示されているような先行技術が提案されている。
特開2008−242911号公開公報 特開2008−304127号公開公報 特開2013−122706号公開公報 特開2018−081496号公開公報
特許文献1に係る食品購入管理支援システムは、サーバ上に記憶された冷蔵庫内の食品情報をもとにレシピ情報を取得して、当該レシピ情報から店舗で購入する食品を決定する。この先行技術では、購入された食品の管理を、冷蔵庫に備えられたRFIDタグリーダライタにより、冷蔵庫への出し入れの際に、食品ごとに付されたRFIDタグを読み取って行う。しかし、冷蔵庫に保存される食品は多種多様なだけでなく、形態や包装も様々であるため、購入時における購入量や冷蔵庫内の食品在庫の量を把握するためには、食品の形態や包装によらず、最小単位ごとに(たとえば、「じゃがいも」なら1個単位で)RFIDタグを付さなければならず、たとえ量産効果によりRFIDタグの価格が低下したとしても、コストやタグを付する手間を考慮すれば、およそ現実的とはいえない。
特許文献2に係る食品在庫管理システムは、冷蔵庫内の食品保管容器あるいは食品自体に付されたICタグを、やはり冷蔵庫に備えられたICタグリーダで読み取って行うものである。この先行技術では、冷蔵庫内の食材を使用した際に、都度端末装置あるいは携帯電話からその残量の入力を行うことで、冷蔵庫内の食材の在庫量を更新するものである。しかし、この場合、食材自体にICタグを付する必要がないため、ICタグのコストやタグを付する手間は大きな問題とはならないが、食材の使用の都度、残量を入力する必要があるためユーザの負担が大きく、やはり現実的とはいえない。
特許文献3に係る食材購入支援システムは、あらかじめ作成した一定期間の献立設定や購入スケジュールに基づいて必要な食材の購入食材リストを生成し、ユーザがオンラインショッピングで食材購入を行うものである。しかし、この先行技術は、オンラインショッピングで食材の分量や個数等を指定して購入可能であることを前提としており、実店舗の店頭でユーザが献立を思い立ったような場合には対応できない。また、購入前に在庫情報と実際の在庫を照合して在庫食材情報の修正を登録しなければならず、その点において、システムとして食材の在庫量を把握するものではない。
特許文献4に係るレシピ提供システムは、ユーザの生活状況に合わせて次の食材購入までの間に必要なレシピを一度に提供可能とするが、食材の在庫の把握自体は、携帯端末が内蔵する、あるいは、冷蔵庫内に備えられた撮像部により撮像した食材の画像から画像食材認識部が食材の種類や数量を検知して行うものである。もちろん、画像から食材の種類や数量を認識することは技術的には十分可能であるものの、在庫食材を登録するために食材を購入の都度撮影することはユーザの負担となるし、家庭の冷蔵庫内には高密度に食材が詰め込まれる場合も多いため、在庫食材の種類や分量の変化を画像から把握しようとすることはやはり現実的ではない。
以上の先行技術のほかにも冷蔵庫内の棚やトレーに計量機構を設けて在庫食材の量の異動を検知する構成の先行技術も散見されるが、やはりいずれも現実的ではない。してみると、食品ロス削減を図りつつ献立(料理のレシピ)提案を行うためのシステムの技術分野においては、食材の在庫把握の現実的な手段が、いわば「ボトルネック」となっていたといえる。
本発明は、現実的かつ実用的な食材の在庫残量把握の手段を含み、ユーザの選択に応じて在庫食材、特に消費期限が近い食材を使用するレシピ、または、特売商品等の特定の食材を使用するレシピの候補をユーザに提案し、選択・決定したレシピ、あるいは複数のレシピからなる一食当たりの必要購入食材を買物計画として提示することができる、食品販売店の店頭等の外出先でも利用可能な食材購入管理支援システムを提供することを課題とし、食事の献立立案の合理化・効率化を通じて、食材ロスの削減、食事準備の時間短縮、及び豊かで健康的な食生活の実現を目的とするものである。
前記課題を解決するため、本願の請求項1に記載した食材購入管理支援システムは、少なくとも、購入した食材の品名、量、消費期限を含む食材データを入力可能とし、また、所定の情報を表示可能な入出力手段と、入力された前記食材データを更新可能な在庫データとして保存可能な記憶手段と、消費期限管理手段と、買物計画提案手段と、残量管理手段とを備える携帯情報端末と、前記携帯情報端末とインターネットを介して接続可能なサーバとからなる食材購入管理支援システムであって、前記サーバは、少なくとも料理ごとの必要食材とその量とを含むレシピデータである登録レシピを蓄積したレシピデータベースを備え、前記携帯情報端末は、前記レシピデータベースを検索可能とするとともに、前記登録レシピを取得して前記記憶手段に保存レシピとして保存可能とし、前記消費期限管理手段は、食材ごとの前記在庫データの消費期限の残日数を更新可能とし、前記買物計画提案手段は、前記在庫データ上の食材を残日数の少ない順に提示し、選択された食材と入力された食数に基づいて、選択された食材を使用するレシピの候補を登録レシピまたは保存レシピを参照して提示し、その中から選択した決定レシピに係る要購入食材とその量を前記入出力手段に表示可能とし、前記残量管理手段は、購入時に入力された食材データと、調理時に選択された前記保存レシピと入力された食数とから算出した食材別の推定消費量とから食材別の推定残量を更新し、または、前記入出力手段から残量0が入力された場合には食材の残量を0に更新可能としたことを特徴とする。
なお、本発明における「食材」とは、生鮮食品、加工食品を問わず、調味料等を含む調理に使用する材料をいい、一般的な食品販売店(ネットショップを含む)において販売される単位のものをいう。また、「食材データ」とは、少なくとも食材ごとの品名、量、消費期限、保存区分(冷凍、冷蔵、常温、備蓄)を含み、取得可能な場合は、メーカー、商品ブランド、産地(生鮮水産物の場合は水揚地等)、原材料、販売店、価格、単位量当たりのカロリー量・塩分量も含む。なお、保存区分を「備蓄」とする食品とは、災害時用の備蓄食品(ミネラルウォーター、乾パン、レトルト食品等)である。また、「単位量」の「単位」とは、後述のレシピにおける食材別の必要量(使用量)の表示単位であり、食材の種類ごとに、たとえ入数が開示されている鶏卵、青果物、魚介類、加工食品であれば「個」、「本」、「尾」等であり、数値、「半分」、「4分の1」等との組み合わせで表示する。一方、肉類や魚の切り身、缶詰や液体・粉体・ペースト状など内容量が開示されている食材であれば「g」であり、レシピでは「大さじ1」等の計量単位に換算して表示可能とする。
また、食材データは、食材の種類や販売店により、商品またはその包装に付されたバーコード、RFIDタグ等の非接触データタグ、レシート上の印字のいずれかまたはそれらの組み合わせにより読み取り可能とし、あるいは、メーカーや販売店がインターネット上に公開情報として開示した食材データを取得可能とする。
また、「レシピ」とは、食卓等に供される料理の一品目単位の名称(料理名)であり、少なくとも食数(人数)に対応した、その調理に使用する必要食材の品名、必要量のリストからなる「レシピデータ」を含み、その他、料理の概要説明、調理方法も含まれる場合があるものとする。レシピは、原則としていわゆる「一皿」「一椀」単位の料理を意味するが、たとえば「鍋物」の場合は、人数分の「一鍋」の使用食材を指す。また、「メニュー」とは、単独または複数のレシピ(料理)からなる一食当たりの献立の総体をいい、たとえば、一つまたは複数の主菜・副菜・汁物のレシピから構成される一食分の献立を「メニュー」と称するものとする。なお、「登録レシピ」とは、外部から本システムに提供され、レシピデータベースに登録して保存されたレシピデータをいい、「保存レシピ」とは、ユーザが記憶手段に保存して記憶させたレシピデータをいう。
また、「在庫」とは、ユーザが保管している食材を意味し、保存条件により冷蔵庫内、戸棚等の常温保管場所内を問わず、また、特に記載した場合には、キッチンペーパーや食品ラップフィルム等の食品以外の消耗品の名称及び量も含むものとする。
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した食材購入管理支援システムであって、前記買物計画提案手段はさらに、前記レシピ候補の提示において、主菜・副菜等のレシピの分類、忌避食材の指定を条件とするレシピ候補の絞り込みを可能としたこと を特徴とする。
また、請求項3に記載した発明は、請求項1または2のいずれかに記載の食材購入管理支援システムであって、前記買物計画提案手段はさらに、在庫データ上の食材、特売情報が存在する食材、または入力された任意の食材のいずれかまたはその組み合わせを使用するレシピの候補を登録レシピまたは保存レシピを参照して提示し、その中から選択・決定された決定レシピに係る要購入食材とその量を前記入出力手段に表示可能としたことを特徴とする。
また、請求項4に記載した発明は、請求項1から3のいずれかに記載の食材購入管理支援システムであって、前記買物計画提案手段はさらに、複数の前記決定レシピからなるメニューを要購入食材とその量とともに前記入出力手段に表示可能としたことを特徴とする。
また、請求項5に記載した発明は、請求項1から4のいずれかに記載の食材購入管理支援システムであって、前記残量管理手段はさらに、食材ごとの前記推定残量の変動を前記記憶部に時系列に記録可能とし、残量0が入力された食材の前記推定残量との差異を前記入出力手段に表示可能としたことを特徴とする。
最後に、請求項7に記載した発明は、請求項1から6のいずれかに記載の食材購入管理支援システムにおいて、前記携帯情報端末にインストール可能なアプリケーションプログラムであって、少なくとも、前記消費期限管理手段と、前記買物計画提案手段と、前記残量管理手段とを実装したことを特徴とするアプリケーションプログラムである。
請求項1に記載した食材購入管理支援システムにおける携帯情報端末は、たとえばインターネットを通じて所定のサーバからダウンロード可能なアプリケーションソフトウェアをインストール可能なスマートフォンであり、その場合、入出力手段はタッチパネル、搭載カメラ、及び食材への食材データの表示手段が対応する場合は、RFIDタグデータ等の読取可能な非接触センサとソフトウェアである。また、記憶手段は、スマートフォン自体の記憶装置あるいはメモリカード等の記憶媒体である。
サーバは、たとえば食材購入管理支援システムの運営者が設置またはレンタルして運営するサーバシステムであり、レシピデータベースは、サーバが備える、または利用可能なディスク等の記憶領域に確保される。レシピデータベースに蓄積されるレシピデータは、第三者であるレシピデータの制作者あるいは著作権者、たとえば、いわゆるレシピサイトの運営者、料理雑誌・料理本の出版社、食品メーカー、流通業者などと提携して提供を受けるほか、本システムに直接、あるいは別途本システムと連携可能に設置したポータルサイトへの、料理研究家や一般ユーザ等の個人からの投稿などによって提供され、レシピデータベースに蓄積される。なお、レシピデータに含まれる必要食材の量は、食材の種類に応じた前記「単位量」に換算した数値を用いるものとする。
本発明に係る食材購入管理支援システムは、ユーザによる在庫食材の消費期限や残量の管理負担を軽減し、日々の食事の献立立案を合理化・効率化できるため、食品ロスの削減、食事準備の時間短縮、及び豊かで健康的な食生活の実現の効果を奏する。また、従来技術に比べて食材の消費時における在庫量更新のための作業量が少ないため、運用におけるユーザの負担を少なくできるという効果を奏する。
以下、本発明の実施形態を添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当あるいは対応する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
図1は、本発明に係る食材購入管理支援システム(以下、「本システム」と記す。)を実施するための要素を示した本システムの概略図である。本システムは、アプリケーションソフトウェア1(以下、「アプリ1」と記す。)をインストールしたスマートフォンSと、インターネットで接続可能なサーバ2とから構成され、サーバ2はレシピデータベースD3を有している。また、レシピサイトや個人サイト、出版社等のレシピ提供元、及び特売情報をはじめとする流通する食材に関する情報の提供元である食料品販売店や生産者等も、インターネットを介してサーバ2に接続可能としている。
図2は、本システムの主要な構成と、各構成間の各種データの入出力あるいは処理の概略を示す構成図である。アプリ1は、消費期限管理手段13、残量管理手段14、及び買物計画提案手段15を備え、スマートフォンSに搭載された入出力手段10、データ読取手段11、記憶手段12を利用可能とする。各構成におけるデータ処理及び構成間のデータの出入力は、スマートフォンSのCPU及びオペレーションシステムによって実行可能である。入出力手段10としては、スマートフォンSのタッチパネルが使用可能であり、データ読取手段11としては、スマートフォンSの内蔵カメラ(図示せず。)のほか、搭載している場合はRFIDタグリーダその他の非接触型検知手段を使用可能とする。また、記憶手段12としては、スマートフォンSが搭載するストレージ(補助記憶装置)、あるいは着脱可能なメモリカード等が使用可能である。記憶手段12は、データ読取手段11から入力した食材データを在庫データとして更新または削除可能に蓄積する在庫データベースD1と、サーバ2のレシピデータベースD3から取得した候補の中からユーザが選択・決定したレシピデータ、販売店等からインターネットを介して取得した特売情報やお薦め商品情報、及び、消費期限管理手段13、残量管理手段14、及び買物計画提案手段15におけるデータ処理に係る各種の設定条件等からなる保存データ領域D2とを、それぞれ更新または削除可能に記憶できる領域を有する。
消費期限管理手段13は、スマートフォンSが搭載するタイマからの時間情報に基づき、在庫データベースD1に登録されている食材データの消費期限までの残日数を減ずることで食材データごとの消費期限を更新する。
残量管理手段14は、ユーザがレシピデータを選択・決定した上で調理する食数(人数)を入力することにより、当該レシピデータ上の必要食材とその量に食数を乗じることで推定消費量として算出し、在庫データベースD1内の該当食材の残量から減じることで在庫の残量を更新する。また、ユーザが特定の食材を使い切ることで、前記入出力手段から残量0を入力した場合には、在庫データベースD1内の当該食材の残量を0に更新する。
従来技術においては、在庫食材の残量管理を、たとえば物流倉庫における入出庫管理のごとく、入出庫の各時点において入庫量・出庫量を直接に計数して記録し残量を把握するものであった。これに対し、本発明における残量管理手段14は、入庫時、すなわち食材購入時には食材ごとの在庫量の増加を記録する一方、出庫時、すなわち調理時の消費による食材の減少量については直接に計数して記録するのではなく、決定したレシピデータ上の食材量と入力した食数を乗じることで必要食材の消費量とみなし、この消費量を在庫量から減じることで食材ごとの残量を推定するものである。
そもそも調理が人間であるユーザが行う作業である以上、ユーザが必ずしもすべての食材を正確にレシピどおりの分量だけ消費するとは限らないため、かかる残量の推定値は当然に誤差を生じることは避けられない。しかし、食材の残量管理には必ずしも物流管理ほどの厳密性は要求されないし、そもそも従来技術によっても多種多様な食材の消費量を自動的かつ正確に捕捉することが現実には困難であり、システムのコスト増に見合うほどの費用対効果は期待できない。かといってユーザが、調理の都度、食材ごとの消費量をシステムに入力する作業は極めて面倒であり、その負担は、システム自体の効率性や実用性の阻害要因とならざるを得ない。
これに対し本システムでは、ユーザがレシピを決定して食数を入力した時点で、必要食材の残量が「0」あるいは所定の閾値を下回っていることが確認できさえすれば食材の「買い漏れ」は防止できる。また、レシピの選択や食材の推定残量にかかわらず、調理時に特定の食材をほぼ使い切った際に、使用予定の有無を問わず当該食材についてのみ残量「0」を入力するだけならばユーザにとってさほど大きな負担とならず、食品ロス削減の目的に対しても許容範囲といえるし、いざというときの「買い忘れ」も防止できるため、より現実的な運用が可能となる。
図3及び図4は、本システムにおける入出力手段10によるユーザの操作や各種表示の出力、ユーザの行動、データの処理を段階的に示したフローである。また、図5から図11は、携帯情報端末としてのスマートフォンSの画面表示を例示したものであり、図5はアプリ1を起動した際に表示されるホーム画面(初期画面)を例示している。
(購入食材の在庫登録)
本システムのユーザは、購入した食材に付された食材データをスマートフォンSの入力/出力手段10、あるいはデータ読取手段11によってアプリ1に入力し、入力された食材データは在庫データベースD1に登録される。アプリ1の操作においては、図5のホーム画面上の「食材を登録」ボタンをタッチすると、スマートフォンSの搭載カメラ及びバーコードリーダー等のデータ読取手段11が起動し、食材の撮影・データ読取が可能となる。食材の撮影・データ読取が完了すると、図6に例示した食材登録画面が表示される。
ここで、登録すべき食材データのうち、品名(商品名)、量、消費期限、価格については、すでに食料品の流通業界においてバーコードの登録情報として一般化しており、アプリ1に実装している、あるいは、別途インストールしたバーコードリーダアプリを使用してスマートフォンSの搭載カメラにより読み取り可能であり、食材の画像も併せて撮像可能である。なお、バーコードに登録されていない食材データ、及び保存区分については、食材登録画面でユーザが個別に入力する。
(アプリ1における処理の流れ)
図3は、ユーザが買物行動に先立ってアプリ1を起動し、特定の食材を選択し、買物計画提案手段15が当該食材を使用するレシピの候補を提示し、ユーザが決定したレシピを保存した上で、新たに購入が必要な食材(以下、「要購入食材」という。)を買物計画として表示するまでのメインフロー図である。
アプリ1は、大きく分けてユーザによる食材の決定までのプロセス(食材決定プロセスP1)と、続いて、決定した食材を使用するレシピの候補を検索してレシピを決定し、必要に応じてさらにレシピを追加してメニューを作成して、最終的にメニューの調理に不足する食材(以下、「要購入食材」という。)をリストアップした買物計画を生成して出力表示する(買物計画生成プロセスP2)とからなる。
(食材決定プロセス)
食材決定プロセスP1は、期限優先モードM1、食材優先モードM2の2つのモードのいずれかを選択し(モード選択)、目的に応じてそれぞれのモードで食材を決定する。図5に示したアプリ1のホーム画面では、「消費期限が近い食材で作る」ボタンが期限優先モードM1を、「食材を選んで作る」ボタンが食材優先モードM2を、それぞれ開始させる。
(期限優先モード)
期限優先モードM1は、消費期限までの日数が残り少ない食材(以下、「期近食材」という。)を優先的に表示して、ユーザに早めの消費を促すモードである。期限優先モードM1を開始すると、買物計画提案手段15は、在庫データベースD1を照会し(100)、期近食材を期限順に出力表示させる(101)。ユーザが期近食材表示画面に表示された食材のいずれかをタッチすると食材が決定され(205)、次の買物計画生成プロセスへと移行する。なお、ホーム画面の「消費期限が近い食材で作る」ボタンには、事前に設定した消費期限までの残日数を割り込んでいる期近食材の件数を表示させて(図6のホーム画面の例示では8件)、アプリ1の起動時にユーザの注意を喚起する。
図7及び図8は、期近食材表示画面の例示であり、図7はリスト形式、図8は写真入りのブロック表示形式の表示画面を示している。いずれの表示も、少なくとも消費期限の日付と残日数、食材の名称、販売店あるいは産地等、在庫数量を表示し、必要に応じて保存区分(冷凍、冷蔵、常温、備蓄)、また、登録してある場合には食材の画像を表示可能とする。食材の画像は、食材の購入時にスマートフォンSの搭載カメラでユーザが撮影して登録した画像、販売店やメーカー等が特売情報や商品情報としてダウンロード可能に提供している画像を適用可能とする。
期近食材表示画面上の「備蓄のみ」ボタンは、保存区分を「備蓄」として登録されている在庫食材のみを消費期限が近い順に表示させる。ユーザは、これにより災害時用の備蓄食品を確認して消費期限を徒過する前に消費し、新たに補充することができる。また、「停電時」ボタンは、消費期限にかかわらず保存区分が「冷凍」「冷蔵」の食材を順に優先的に表示させる。これにより、災害や事故により停電が長引くおそれが生じた場合に、ユーザは冷凍保存の食材を優先して選択することができる。
(食材優先モード)
食材優先モードM2は、在庫の有無に関わらず、ユーザが希望する(食べたい)食材を任意に指定あるいは選択して決定するモードである。ここで、特定の食材を念頭にレシピを考えるという消費者行動を想定した場合、消費者が自由に食材を思い浮かべてレシピを考えるというケースもあるが、自分が保有する在庫食材を活用できるレシピを考えたり、あるいは、特売品の食材や旬の食材などを使用したレシピを考えるというケースも多い。後者の場合、具体的には、新聞折込チラシやスーパーマーケット等の販売店の店頭で目にした特売商品や旬のお薦め食材を軸にレシピを考えるといったケースである。
本実施形態では、食材優先モードM2の開始し、食材検索画面で1つまたは複数の食材を検索して(200)、食材検索結果表示画面(203)に表示された食材の情報から使用する食材を決定する(204)。
図9は、食材優先モードM2を開始した際に表示される食材検索画面の一例である。食材の指定は食材選択画面の検索ボックスへの文字入力あるいは音声入力で行うことができるほか、食材のカテゴリー別の検索により食材を指定することも可能としている。本画面例では、ユーザが検索ボックスに「サンマ、レタス、ショウガ」を入力して検索している。
ユーザが食材検索画面で任意の食材を入力あるいは指定すると、買物計画提案手段15は、記憶手段12内の在庫データベースD1及び保存データ領域D2を照会し(202、203)、在庫データベースD1に存在する食材には「在庫あり」の表示を、特売情報やお薦め商品情報が存在する食材には「特売情報あり」や「お薦め情報あり」の表示をそれぞれ付した食材検索結果を表示する(203)。図10は、食材検索結果表示画面の一例であるが、本画面例では、「サンマ」は「在庫1件あり、特売情報なし」、「レタス」は「在庫なし、特売情報1件あり」、「ショウガ」は「在庫なし、特売情報なし」という検索結果が表示されている。ここでユーザが食材を決定すると(204)、次の買物計画生成プロセスP2へと移行する。なお、食材検索画面には、販売店等から提供される最新の特売情報データが常時表示されるようにしてあり、ユーザが特売情報を優先する場合には、表示されている特売商品をタッチして使用する食材に決定することも可能としている。
(買物計画生成プロセス)
買物計画生成プロセスP2では、決定した食材を使用するレシピ候補をレシピデータベースD3から取得するにあたり、「主菜」、「副菜(酒肴、おやつ)」、「汁物・スープ」、「鍋物」といったレシピ分類を指定して検索できるようにしている。こうしたレシピ分類は、ユーザが予定している食事のTPOに応じたレシピ候補の検索に対応するためであり、また、冷蔵庫の中に主菜として活用できる作り置き料理が保存されている場合には、決定した食材で作れる主菜以外の副菜や汁物・スープ等のレシピを検索可能とすることが効率的だからである。
また、本実施例では、レシピ分類のほかに、「アレルギー」、「ハラール」、「産地」、「その他」といった忌避食材による絞り込み条件を任意に設定可能としている。食材決定プロセスP1では、ユーザはこうした忌避食材を最初から選択しないが、レシピを取得する際には、決定した食材以外に忌避食材を使用するレシピをあらかじめレシピ候補から除外しておく必要があるからである。
以下、買物計画生成プロセスP2におけるアプリ1の操作と買物計画提案手段15による情報処理の手順を、メインフロー図とアプリ1の画面の例示により順を追って説明する。
食材決定プロセスP1で使用する食材が決定されると(204)、買物計画提案手段15は、ただちにバックグラウンドでサーバ2のレシピデータベースD3を照会し(301)、当該食材を使用するレシピ候補を検索する。一方、アプリ1は、図11に例示したようなレシピ条件設定画面を表示する(302)。レシピ条件設定画面には、検索した食材(画面の事例では「サンマ」を決定している。)を表示しているほか、「主菜を作る」、「副菜(酒肴、おやつ)をつくる」、「汁物・スープを作る」、「鍋物を作る」といったレシピ分類の絞り込み条件の設定ボタンを設けており、この時点でレシピデータベースD3上でヒットした当該食材(サンマ)を使用するレシピデータの数(本例示では、「主菜」については12件、「副菜」については7件、「汁物・スープ」については2件、「鍋物」については0件)を表示するように構成している。
また、「以下の食材は使わない」の下には、忌避食材の絞り込み条件の設定ボタンを設けている。これらの条件を指定することにより、前記の各レシピ分類ごとにヒットしたレシピデータのうち、必要食材に指定した忌避食材が含まれるレシピデータについては検索から除外され、表示されているレシピデータ数が減少する。そのため、ユーザはたとえば「主菜」のヒット件数が「0」の場合は「副菜」以下のレシピ分類のレシピ候補から選択し、または、忌避食材の絞り込み条件を緩和することでヒット件数を増やしてレシピ候補を探す(303)。なお、忌避食材の絞り込み条件を設定しないにもかかわらず、いずれのレシピ分類にもヒットがなければ、当該食材についてはレシピデータベースD3上に該当するレシピデータが存在しないので、その場合は、食材決定プロセスP1の食材検索結果表示画面(204)あるいは食材検索画面(201)まで戻って食材を決定し直すことができる。
次にユーザが、所望するレシピ分類に1つ以上のヒット件数が表示された状態を確認した上で、レシピ条件設定画面で食数(人数)を入力し(304)、所望のレシピ分類のボタンをタッチして決定すると、買物計画提案手段15はレシピデータベースD3上で検索にヒットしているレシピのレシピデータを取得して、レシピ候補表示画面に表示する(306)。図12はレシピ候補表示画面の例であり、決定した食材である「サンマ」を使用した主菜のレシピ候補12件を表示している。次に、各レシピ候補を選択すると(307)、図13に例示するレシピ詳細表示画面が表示される(308)。
この際、買物計画提案手段15は、取得したレシピデータの使用食材のすべてについて、その量に入力された食数(人数)を乗じて予想される使用量を算出するとともに、在庫データベースD1における使用食材の在庫量を照会し(304)、不足食材と不足量を算出する(305)。レシピ詳細表示画面では、不足食材ごとに不足量を「不足3個」「不足50g」等で表示するとともに、不足しない食材であっても在庫量が少ないものについては「在庫僅少」を表示する。これにより、ユーザは複数の候補からレシピを決定する際に、レシピの料理内容だけでなく、要購入食材やその量も考慮して決定することができる。
次に、好みのレシピを見つけたユーザが、レシピ詳細表示画面上の「レシピ決定」ボタンをタッチしてレシピを決定すると(309)、決定されたレシピデータが記憶手段12の保存データ領域D2にメニューとして保存されるとともに(310)、図14に例示するメニュー表示画面上にメニューを構成するレシピとして表示される(311)。(本事例では、主菜として「サンマのやわらかチリマヨネーズソース」が保存されている。ここで、ユーザがさらにレシピを追加しない場合は、メニュー表示画面上の「メニュー決定」をタッチすることによりメニューが決定され(312)、買物計画提案手段15はメニューの内容と要購入食材のリストからなる買物計画を生成して(313)、保存データ領域D2に保存し(310)、随時ホーム画面の「買物計画を見る」ボタンのタッチにより随時画面に表示可能となる。
ユーザが、たとえば、主菜・副菜・汁物等のレシピからなる一回分のメニュー生成する場合は、メニュー表示画面上の「レシピ追加」ボタンをタッチすることで(313)ホーム画面でのモード選択に戻り、食材決定プロセスP1以降のプロセスにより追加するレシピを決定してメニューに追加して保存する(310)。メニューに保存したレシピは、メニュー表示画面上でタッチすることで随時レシピ詳細表示画面を呼び出して確認することができ、特定のレシピをメニューから削除したい場合は、個別の「削除」ボタンをタッチして削除可能とする。
また、レシピデータが、レシピごとのカロリー量や塩分量、および食材の価格を含んでいる場合は、メニュー表示画面上の個々のレシピごとにカロリー量、塩分量、価格を表示するとともに、全保存レシピを合算したメニュー全体でのカロリー量、塩分量、価格を表示可能とする。これによりユーザは、たとえばメニュー全体がカロリー過多と判断した場合には、カロリー量の多いレシピを削除して低カロリーのレシピを保存し直すことができ、健康や予算に配慮したメニューを組み立てることが可能となる。
(在庫食材の残量管理の流れ)
最後に、先行技術にはない本発明の特徴である在庫食材の残量管理の流れについて説明する。図4は、本実施形態に係るアプリ1の残量管理手段14による在庫食材の残量管理の処理手順を示す残量管理フローである。
前述のとおりユーザは、買物で食材を購入した際あるいは帰宅後にアプリ1を起動し(400)、購入した食材に付された食材データをスマートフォンSの入力/出力手段10、あるいはデータ読取手段11によって入力すると、入力された食材データは在庫データベースD1に登録される(401)。なお、食材の購入に先立ち買物計画生成プロセスP2においてメニューを決定して買物計画を生成している場合は、記憶手段12の保存データ領域D2にはレシピデータが保存されている。
その後、ユーザは調理を行い、調理終了後にアプリ1を起動して(500)ホーム画面上の「マイレシピ」を選択すると(501)保存データ領域D2に保存されているレシピデータが表示される。本実施例では、ユーザが表示されたレシピデータから実際に調理を行ったレシピを選択し(502)、調理した食数を入力することで(503)、実際の食材別消費量を算出され(504)、残量管理手段14は在庫データベースD1上の食材データから消費量を減ずることで残量の推定値を更新する(505)。実際に調理した食数を入力するのは、買物前のレシピ決定時に食数を入力してメニューを決定し、出力された買物計画に基づいて食材を食数分購入したとしても、当該レシピによる調理までの間に事情が変わって食べる人数が減って食材の消費量が変わる場合があり得るからである。
また、保存されたレシピデータや実際に調理したレシピにかかわらず、調理中にある食材を使い切った場合には、ユーザがアプリ1を起動し(600)、「在庫食材検索」ボタンから当該食材を検索して(601)食材データを表示し(602)、残量「0」を入力することで「0(在庫なし)」に更新される(603)。これにより、ユーザが特定の食材をレシピデータ上の使用量よりも使い過ぎたために予定よりも早く消費されてしまった場合でも、次の買物の際の買物計画において当該食材が「在庫なし」と表示されるため「買い漏れ」が防がれる。同様に、調理中に使い切ってはいないが残量が僅少となった食材についても、ユーザが気がついた時点で残量「僅少」を入力するようにして、買物計画の表示の際に決定したレシピの内容にかかわらず当該食材を買物リストに表示して「在庫僅少」と表示させ、ユーザに「ついで買い」を促すようにしてもよい。特に調味料のように比較的消費期限が長く、頻繁に少量づつ消費し、かつ、目視での正確な残量把握が難しい食材の場合、このような構成とすることで、うっかり切らせてしまうことを防ぐことができるからである。
また、ユーザは必ずしも常に本システムによって決定したレシピだけを調理するとは限らず、いわゆる「有り物」の在庫食材のみで予定外の調理を行うことも考えられ、このような場合、特段の買物行動は取ることなく在庫食材を消費することになる。かかる場合に対応すべく、ユーザが調理後にアプリ1を起動して、ホーム画面上の「在庫食材を見る」ボタンから在庫食材を表示させ、使用した在庫食材の量を個別に入力することを可能とする。かかる構成とすることで、予定外の食材の消費量についても在庫データベースD1に反映させることができる。
(推定消費量/実消費量の乖離の解析)
本実施形態では、残量管理手段14が食材ごとの残量を更新(購入による増加量、調理による推定消費量)するため、推定残量の異動を記録して所定の期間(たとえば1ケ月単位あるいは数カ月単位)ごとに推定消費量を算出可能である。一方、前述のとおり特定の食材の残量が0となったことを都度更新することで、同じ期間内の実消費量も算出可能である。残量管理手段14が、前記所定の期間内の推定消費量と実消費量を照合し、その乖離を解析する(700)。
そこで、本実施形態では、ユーザがアプリ1のホーム画面の「分析」をタッチすることにより、所定の期間(たとえば、過去1ケ月間)内における食材別の推定消費量を一覧表示することができるだけでなく、あらかじめ設定した閾値(たとえば、推定消費量と実消費量との乖離が30%以上)を超えている食材について、その購入量、実消費量、推定消費量との乖離幅を表示させるように構成することができる(701)。これにより、ユーザは、消費した食材(すなわち摂取した食材)の偏り具合や、たとえば、食塩・砂糖・醤油・食用油等を使い過ぎる傾向など、調理における健康管理上の問題点について把握することができる。
以上、本発明に係る食材購入管理支援システムの具体的な構成について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内において改良又は変更が可能であり、それらは本発明の技術的範囲に属するものである。
本発明に係る食材購入管理支援システムは、システムの運営主体がレシピサイトの運営事業者や出版社等の事業者や広く個人から提供されるレシピデータと、流通事業者、食品メーカー、産地団体等から提供される特売情報や食材情報を一元的にサーバで管理して提供するととものに、一般消費者にはマートフォンにインストール可能なアプリケーションソフトウェアを配布してインターネットを介して接続可能とすることで運用可能である。
システム概略図 システム構成図 メインフロー図 残量管理フロー図 アプリ画面例(ホーム画面) アプリ画面例(食材登録画面) アプリ画面例(期近食材表示画面:リスト形式) アプリ画面例(期近食材表示画面:ブロック形式) アプリ画面例(食材検索画面) アプリ画面例(食材検索結果画面) アプリ画面例(レシピ条件設定画面) アプリ画面例(レシピ候補表示画面) アプリ画面例(ホーム画面レシピ詳細表示画面) アプリ画面例(メニュー表示画面) アプリ画面例(買物計画表示画面)
S スマートフォン
D1 在庫データベース
D2 保存データ領域
D3 レシピデータベース
1 アプリケーションソフトウェア
10 入力/表示手段
11 データ読取手段
12 記憶手段
13 消費期限管理手段
14 残量管理手段
15 買物計画提案手段
2 サーバ

Claims (6)

  1. 少なくとも、購入した食材の品名、量、消費期限を含む食材データを入力可能とし、また、所定の情報を表示可能な入出力手段と、入力された前記食材データを更新可能な在庫データとして保存可能な記憶手段と、消費期限管理手段と、買物計画提案手段と、残量管理手段とを備える携帯情報端末と、前記携帯情報端末とインターネットを介して接続可能なサーバとからなる食材購入管理支援システムであって、
    前記サーバは、少なくとも料理ごとの必要食材とその量とを含むレシピデータである登録レシピを蓄積したレシピデータベースを備え、
    前記携帯情報端末は、前記レシピデータベースを検索可能とするとともに、前記登録レシピを取得して前記記憶手段に保存レシピとして保存可能とし、
    前記消費期限管理手段は、食材ごとの前記在庫データの消費期限の残日数を更新可能とし、
    前記買物計画提案手段は、前記在庫データ上の食材を残日数の少ない順に提示し、選択された食材と入力された食数に基づいて、選択された食材を使用するレシピの候補を登録レシピまたは保存レシピを参照して提示し、その中から選択した決定レシピに係る要購入食材とその量を前記入出力手段に表示可能とし、
    前記残量管理手段は、購入時に入力された食材データと、調理時に選択された前記保存レシピと入力された食数とから算出した食材別の推定消費量とから食材別の推定残量を更新し、または、前記入出力手段から残量0が入力された場合には食材の残量を0に更新可能としたこと
    を特徴とする食材購入管理支援システム。
  2. 前記買物計画提案手段はさらに、前記レシピ候補の提示において、主菜・副菜等のレシピの分類、忌避食材の指定を条件とするレシピ候補の絞り込みを可能としたこと
    を特徴とする請求項1に記載の食材購入管理支援システム。
  3. 前記買物計画提案手段はさらに、在庫データ上の食材、特売情報が存在する食材、または入力された任意の食材のいずれかまたはその組み合わせを使用するレシピの候補を登録レシピまたは保存レシピを参照して提示し、その中から選択・決定された決定レシピに係る要購入食材とその量を前記入出力手段に表示可能としたこと
    を特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の食材購入管理支援システム。
  4. 前記買物計画提案手段はさらに、複数の前記決定レシピからなるメニューを要購入食材とその量とともに前記入出力手段に表示可能としたこと
    を特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の食材購入管理支援システム。
  5. 前記残量管理手段はさらに、食材ごとの前記推定残量の変動を前記記憶部に時系列に記録可能とし、残量0が入力された食材の前記推定残量との差異を前記入出力手段に表示可能としたこと
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の食材購入管理支援システム。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の食材購入管理支援システムにおいて、前記携帯情報端末にインストール可能なアプリケーションプログラムであって、少なくとも、前記消費期限管理手段と、前記買物計画提案手段と、前記残量管理手段とを実装したこと
    を特徴とするアプリケーションプログラム。
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