以下、本実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態にかかる購入品管理システムの構成を模式的に示す図である。図1に示すように、購入品管理システムは、POS(Point of Sales)端末1と、企業サーバ2と、購入品管理サーバ3と、ユーザ端末4とを有する。
POS端末1は、商品を販売する店舗P1に設けられる。POS端末1は、ルータ等のネットワーク機器(図示せず)を介して、店舗P1と本部P2とを繋ぐネットワークN1に接続することが可能である。ここで、ネットワークN1は、例えば、VPN(Virtual Private Network)等の専用線である。
POS端末1は、自店舗にて客が購入した商品の決済処理を行うことで、その取引内容を示した商品販売データを生成する。また、POS端末1は、商品販売データのデータ形式を変換した電子レシートを生成し、ネットワークN1を介して企業サーバ2に出力(送信)する。
なお、店舗P1に設けられるPOS端末1の個数は特に問わないものとする。また、店舗内に商品販売データ処理に用いる商品データファイル等を記憶・管理するストアサーバ等を設けてもよい。この場合、ストアサーバは、POS端末1の各々で生成される電子レシートを収集し、企業サーバ2に一括して出力する構成としてよい。
企業サーバ2は、例えば、店舗P1を運営する企業の本部P2に設けられる。企業サーバ2は、自企業が運営する各店舗P1(POS端末1)から送信された電子レシートを受信し管理する。つまり、企業サーバ2は、自企業が運営する各店舗P1で生成された電子レシートを一括に管理する、企業用の電子レシート管理サーバとして機能する。
また、企業サーバ2は、ネットワークN2を介して、購入品管理サーバ3に接続される。ネットワークN2は、例えば、インターネットやVPN等の専用線である。企業サーバ2は、各店舗P1から受信した電子レシートを、購入品管理サーバ3に送信する。
購入品管理サーバ3は、例えば、企業サーバ2の各企業とは独立した第3機関のデータセンタP3等に設けられる。購入品管理サーバ3は、ネットワークN2を介して、各企業の企業サーバ2に接続される。購入品管理サーバ3は、各企業(企業サーバ2)から送信された電子レシートを受信し管理する。つまり、購入品管理サーバ3は、各種企業の店舗で生成された電子レシートを一括に管理する、客用の電子レシート管理サーバとして機能する。
また、購入品管理サーバ3は、本システムへの登録を行った客(以下「会員」という)に関する会員情報を、後述する会員マスタ33aに記憶・管理する。なお、本システムへの登録方法は特に問わないものとする。例えば、本システムへの登録は、店舗P1においてPOS端末1を介して行う形態としてもよいし、ユーザ端末4を介して行う形態としてもよい。また、会員登録を行った会員には、固有の会員IDが付与されるものとする。
ユーザ端末4は、本システムの利用者(会員)が使用する端末装置である。ユーザ端末4は、例えばスマートフォン、タブレット型コンピュータ等、ノート型パソコン等の通信端末を用いて実現できる。また、ユーザ端末4は、ネットワークN3を介して、購入品管理サーバ3等のサーバ装置に接続することが可能となっている。ここで、ネットワークN3は、インターネットや、各種公衆網である。
次に、上記した各装置のハードウェア構成について説明する。
まず、POS端末1について説明する。図2は、POS端末1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、POS端末1は、各種演算やPOS端末1の各部を統括的に制御する制御部11を備える。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、RTC(Real Time Clock)等によって構成されるコンピュータである。ROMは、各種プログラムやデータを記憶する。RAMは、各種プログラムを一時的に記憶したり各種データを書き換え自在に記憶する。RTCは、現在の日時を計時する。
制御部11は、バス18を介して操作部12、プリンタ13、表示部14及びコードスキャナ15に接続されている。
操作部12は、オペレータが操作入力を行うための各種の操作キーを有する。操作キーは、例えば、数値を入力するための置数キー、所定の項目を選択するためのカーソルキーや選択決定キーを有する。また、操作キーは、取引における売上登録が行われる商品の合計出力を指示する小計キー、一取引の締め処理を行って代金を決済することを宣言する締めキー等を有する。プリンタ13は、レシートやジャーナル等の印字を行うプリンタ装置である。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイ等であり、販売登録された商品の品名、価格、決済が宣言された一取引の合計金額、釣銭額等の各種情報を表示する。表示部14は、キャッシャ向けに各種情報を表示するオペレータ用ディスプレイ14aと、客向けに各種情報を表示する客用ディスプレイ14bとを備える。なお、表示部14をタッチパネル構成としてもよく、この場合、タッチパネルは操作部12として機能する。
コードスキャナ15は、バーコードや二次元コード等のコードシンボルを光学的に読み取るスキャナ装置である。コードスキャナ15は、例えば、商品に付されたコードシンボルや、客が提示する物品(会員カードやユーザ端末4)に表されたコードシンボル等を読み取る。そして、コードスキャナ15は、コードシンボルから読み取った情報を制御部11に出力する。なお、商品に付されたコードシンボルには、その商品を特定するための商品コード等が保持されているとする。また、客が提示するコードシンボルには、その客を特定するための会員ID等が保持されているとする。
また、制御部11は、バス18を介して通信I/F(インタフェース)16に接続される。制御部11は、この通信I/F16を介してネットワークN1に接続することが可能となっている。
また、制御部11は、バス18を介して、記憶部17に接続されている。記憶部17は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置である。記憶部17は、制御部11(CPU)が実行する各種プログラムを記憶する。また、記憶部17は、各商品の商品名(品目)、商品コード及び単価等の商品データを格納した商品データファイル等の各種データファイルを記憶する。
また、記憶部17は、自己のPOS端末1を他のPOS端末1と識別するためのPOSナンバーを記憶する。また、記憶部17は、自店舗を運営する企業を他の企業と識別するための企業コードや、自己のPOS端末1が設置される店舗P1を示す店舗コード等を記憶する。また、記憶部17は、非構造化形式のレシートデータを、構造化形式のレシートデータ(電子レシート)に変換する際の、変換規則を記述したレシートデータスキーマを記憶する。
次に、企業サーバ2について説明する。図3は、企業サーバ2のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、企業サーバ2は、各種演算や企業サーバ2の各部を統括的に制御する制御部21を備えている。制御部21は、制御部11と同様に、CPUやROM、RAM、RTC等によって構成されるコンピュータである。
制御部21は、バス24に接続された通信I/F22を介して、ネットワークN1やネットワークN2に接続することが可能となっている。また、制御部21は、バス24を介して記憶部23に接続されている。
記憶部23は、制御部21(CPU)が実行する各種プログラムを記憶する。また、記憶部23は、店舗P1から送信された電子レシートを記憶・管理する記憶領域を有する。
次に、購入品管理サーバ3の構成について説明する。図4は、購入品管理サーバ3のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、購入品管理サーバ3は、各種演算や購入品管理サーバ3の各部を統括的に制御する制御部31を備えている。制御部31は、制御部11と同様に、CPUやROM、RAM、RTC部等によって構成されるコンピュータである。
制御部31は、バス34に接続された通信I/F32を介して、ネットワークN2及びネットワークN3に接続することが可能となっている。また、制御部31は、バス34を介して、記憶部33に接続されている。
記憶部33は、制御部31(CPU)が実行する各種プログラムを記憶する。また、記憶部33は、各会員に関する会員情報が登録された会員マスタ33aを備える。会員情報は、各会員に割り振られた固有の会員IDの他、会員の氏名、年齢、家族構成等の情報を含む。ここで、家族構成は、家族の人数や家族の年齢、飼育しているペットの種別等である。また、会員情報は、会員が所持するユーザ端末4の送信先情報(例えばメールアドレス)を含む。
また、記憶部33は、各種企業(企業サーバ2)から提供された電子レシートを記憶・管理するための電子レシートDB(データベース)33bを備える。電子レシートは、会員ID、企業コード(店舗を運営する企業の識別コード)、店舗コード、レシートナンバー、取引日時等を含む。また、電子レシートは、会員が買い上げた商品の商品コードや単価、点数、当該商品の販売方式、支払金額等を記録した商品販売データの内容を含む。ここで、商品の販売方式は、例えば、賞味期限や消費期限が近いことを理由に、通常よりも安価に販売された商品(以下、見切り商品という)か否かを示すものである。また、後述するように、POS端末1において、商品の賞味期限や消費期限を入力する構成の場合には、電子レシートは、これらの期限を示す情報を含むものとする。
また、記憶部33は、客が購入した生鮮食品等の商品について、賞味期限や消費期限を定める際の基準値を格納した期限設定マスタ33cを備える。なお、期限設定マスタ33cは、本実施形態の期限設定情報に対応する。
図5は、期限設定マスタ33cのデータ構成の一例を示す図である。図5に示すように、期限設定マスタ33cは、期限設定の対象となる生鮮食品等の各商品について、その商品コードと、期限日数とを対応付けて記憶する。期限日数は、商品の販売方式毎に設けられており、図5では、通常の商品を意味する「通常」と、見切り商品を意味する「見切り」とに区分けした例を示している。この期限日数は、各商品の賞味期限や消費期限を定めるための基準値として用いられる。
また、記憶部33は、各会員が購入した商品(以下、購入品という)に関する購入品情報を記憶し、管理するための購入品管理DB33dを備える。なお、購入品管理DB33dは、本実施形態の管理手段に対応する。
図6は、購入品管理DB33dのデータ構成の一例を示す図である。図6に示すように、購入品管理DB33dは、会員IDに対応付けて、その会員IDに対応する会員が購入した商品(購入品)に関する購入品情報を記憶する。購入品情報は、購入品毎に設けられ、管理番号と、商品コードと、分量と、期限日と、保管場所情報と、報知フラグとを含む。
管理番号は、購入品を管理するための管理番号であり、購入品(商品コード)毎に固有の番号が割り振られる。なお、管理番号は、同一の会員IDに関連付けて登録される購入品間で相違すればよく、例えば購入品管理DB33dに登録された順に昇順の番号を割り当てる形態としてもよい。商品コードは、会員が購入した各商品、つまり購入品の商品コードである。分量は、購入品の残量に対応し、デフォルトの初期値として分量“1”が設定される。なお、3個入りパックの購入品等、一の購入品が複数の構成物で構成される場合には、その構成数を分量の初期値としてもよい。期限日は、購入品の賞味期限や消費期限に対応する。保管場所情報は、購入品の保管場所を示す情報である。報知フラグは、その購入品が報知対象か否かを判別するためのフラグ情報である。ここで、報知フラグ“0”が非報知対象であることを意味し、報知フラグ“1”が報知対象であることを意味する。
また、記憶部33は、予め定められた複数の料理について、当該料理のレシピ情報を登録したレシピマスタ33eを備える。レシピ情報は、基準となる人数分(例えば2人)の料理レシピとして、料理の材料となる食材の商品コード及び分量と、その料理の調理法(手順)を記した情報等を含む。また、レシピ情報は、ダイエット用や子供用等に予めカテゴリ分けされているものとする。
また、記憶部33は、後述する購入品管理画面やレシピ画面等の生成に係る各種情報(背景画像や商品画像等)を記憶する。なお、商品画像は、各商品の商品コードと関連付けて保持されているものとする。また、商品画像は、対応する商品の分量毎に設けられていてもよい。
次に、ユーザ端末4の構成について説明する。図7は、ユーザ端末4のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、ユーザ端末4は、各種演算やユーザ端末4の各部を統括的に制御する制御部41を備えている。制御部41は、制御部11と同様に、CPUやROM、RAM、RTC等によって構成されるコンピュータである。
操作部42は、バス46を介して操作部42及び表示部43に接続されている。操作部42は、ユーザ(会員)が操作入力を行うための各種の操作キーや、ポインティングデバイスを有している。表示部43は、例えば液晶ディスプレイ等であり各種の情報を表示する。なお、表示部43をタッチパネル構成としてもよく、この場合、タッチパネルは操作部42として機能する。
また、制御部41は、バス46を介して通信I/F44に接続されており、この通信I/F44を介してネットワークN3に接続することが可能となっている。
また、制御部41は、バス46を介して、記憶部45に接続されている。記憶部45は、制御部41(CPU)が実行する各種プログラムの他、各種の情報を記憶する。例えば、記憶部45は、購入品管理サーバ3と協働するためのプログラムや設定情報を記憶する。また、記憶部45は、表示部43の表示制御に係るプログラムや設定情報を記憶する。また、記憶部45は、自装置を操作するユーザ(会員)の会員IDを記憶(保持)する。この会員IDは、例えば、操作部42を介してユーザから入力されるものである。記憶部45は、操作部42を介して入力された会員IDを、恒常的又は一時的に記憶する。なお、会員IDは、RAMが保持する形態としてもよい。
次に、上記した各装置の機能構成について説明する。
まず、POS端末1の機能構成について説明する。図8は、POS端末1の機能構成を示す図である。図8に示すように、POS端末1は、商品販売処理部111と、レシート出力部112とを機能部として備える。具体的には、制御部11のCPUが、記憶部17のプログラムを実行することにより、商品販売処理部111、レシート出力部112がRAM上に生成される。
商品販売処理部111は、商品販売処理及び商品販売データの生成を主に行う。具体的に、商品販売処理部111は、コードスキャナ15等を介して、商品に付されたコードシンボルから商品コードを読み取る。また、商品販売処理部111は、読み取った商品コードに対応する商品データを商品データファイルから読み出し、この商品の単価に基づいて決済金額を算出する商品販売処理を実行する。そして、商品販売処理部111は、商品販売処理で処理された各商品の取引内容を含む商品販売データを生成する。
ここで、商品販売データは、非構造化形式のテキストデータである。商品販売データは、店舗を運営する企業を示す企業コード(企業名)、店舗コード(店舗名)、取引日時D7、取引ナンバー、レジナンバー、担当者名等の要素を含む。また、商品販売データは、決済の対象となった各商品の商品名(商品コード)、単価、点数、各商品の合計金額、客が支払った預かり金額、お釣り金額等を有する。
また、商品販売処理部111は、取引時にコードスキャナ15等を介して客(会員)を特定する会員IDを取得すると、その会員IDを含んだ商品販売データを生成する。また、商品販売処理部111は、オペレータの操作により、販売方式(見切り商品)が指定された場合、見切り商品であることを示す情報を含んだ商品販売データを生成する。
また、商品販売処理部111は、商品に付されたコードシンボルに賞味期限(或いは消費期限)が含まれる場合、その期限情報を読み取り、当該期限情報を含んだ商品販売データを生成する。なお、期限情報の入力方法は、コードシンボルの読み取りに限らず、操作部12を介した手入力であってもよい。また、OCR(Optical Character Recognition)技術を用いることで、商品を撮像した撮像画像から、当該商品に記載された賞味期限等の文字列を期限情報として読み取る構成としてもよい。この場合、撮像画像の取得は、図示しない撮像装置を用いて行ってもよいし、コードスキャナ15が撮像機能を備えのであれば、当該コードスキャナ15を用いて行ってもよい。
レシート出力部112は、商品販売処理部111で一取引分の商品販売データが生成される毎に、当該商品販売データを紙レシートとしてプリンタ13から印字させる。また、レシート出力部112は、商品販売データに会員IDが含まれる場合、レシートデータスキーマの変換規則に従い、商品販売データをXMLやCSV等の構造化形式のデータに変換する。そして、レシート出力部112は、データ形式を変換した商品販売データ、つまり電子レシートを、自店舗を運営する企業の企業サーバ2に送信(出力)する。
次に、企業サーバ2の機能構成について説明する。図9は、企業サーバ2の機能構成を示す図である。図9に示すように、企業サーバ2は、電子レシート管理部211と、電子レシート転送部212とを機能部として備える。具体的には、制御部21のCPUが、記憶部23のプログラムを実行することにより、電子レシート管理部211、電子レシート転送部212がRAM上に生成される。
電子レシート管理部211は、通信I/F22を介して、POS端末1の各々から送信される電子レシートを受信する。また、電子レシート管理部211は、受信した電子レシートを、記憶部23の所定領域(データベース等)に格納する。
電子レシート転送部212は、電子レシート管理部211が受信した電子レシートを、所定のタイミングで購入品管理サーバ3に送信(転送)する。なお、電子レシート転送部212が、電子レシートを転送するタイミングは特に問わないものとする。例えば、電子レシート転送部212は、電子レシート管理部211が電子レシートを受信したタイミングで、当該電子レシートを転送してもよい。また、電子レシート転送部212は、所定の時間(例えば1時間)毎に、電子レシートを転送してもよい。
次に、購入品管理サーバ3の機能構成について説明する。図10は、購入品管理サーバ3の機能構成を示す図である。図10に示すように、購入品管理サーバ3は、電子レシート管理部311と、購入品管理部312と、期限判定部313と、購入品情報提供部314と、レシピ情報提供部315と、提案処理部316とを機能部として備える。具体的には、制御部31のCPUが、記憶部33のプログラムを実行することにより、上記の機能部がRAM上に生成される。
電子レシート管理部311は、通信I/F32を介して、企業サーバ2の各々から送信される電子レシートを受信する。また、電子レシート管理部311は、受信した電子レシートを、記憶部33の電子レシートDB33bに登録する。ここで、電子レシートDB33bに登録された電子レシートは、各会員(ユーザ)の購入履歴に対応する。
購入品管理部312は、本実施形態の抽出手段及び期限日導出手段に対応する機能部である。購入品管理部312は、電子レシートDB33bに電子レシートが格納される毎に、当該電子レシートに含まれた会員ID及び商品コードを抽出し、購入品管理DB33dに登録する。具体的に、購入品管理部312は、電子レシートから会員ID及び商品コードを抽出すると、その抽出した商品コードの各々に管理番号を付与する。そして、購入品管理部312は、管理番号を付与した商品コードの各々を、抽出した会員IDに関連付けて、購入品管理DB33dに登録する。また、抽出した会員IDが購入品管理DB33dに登録済である場合には、該当する会員IDに関連付けて、管理番号を付与した商品コードの各々を登録する。
管理番号は、上述したように、同一の会員IDに関連付けて購入品管理DB33dに登録した各商品コード、つまり購入品の各々を管理するために用いられる。そのため、購入品管理部312は、同一の商品コードが複数存在する場合であっても、当該商品コードの各々に異なる管理番号を付与して管理する。また、購入品管理部312は、電子レシートにおいて一の商品(商品コード)の点数が複数個を示す場合、その個数分の商品コードを抽出し、それぞれ異なる管理番号を付与して管理する。
また、購入品管理部312は、電子レシートから抽出した商品コードの各々について、当該電子レシートに含まれる取引日及び販売方式と、期限設定マスタ33cの設定値とから期限日を導出する。そして、購入品管理部312は、導出した期限日を、対応する購入品(管理番号)に関連付けて購入品管理DB33dに登録する。
例えば、取引日が「10月4日」、販売方式が「見切り」の商品について、期限設定マスタ33cの期間が「7日」に設定されている場合を考える。この場合、購入品管理部312は、取引日「10月4日」を基点日とし、この基点日から7日経過後の「10月11日」を、当該商品の期限日として導出する。なお、電子レシートに商品の期限情報が指定されている場合、購入品管理部312は、その期限情報が示す期限日を読み取り、対応する購入品(管理番号)に関連付けて購入品管理DB33dに登録する。
また、購入品管理部312は、ネットワークN3を介して、ユーザ端末4から会員ID及び管理番号を指定した保管場所情報の登録要求を受け付ける。購入品管理部312は、登録要求を受け付けると、その登録要求で指定された会員IDの管理番号に関連付けて、保管場所情報を購入品管理DB33dに登録する。なお、保管場所情報には、購入品の保管場所を示す情報が含まれるものとする。
また、購入品管理部312は、ネットワークN3を介して、ユーザ端末4から会員ID、管理番号及び消費量を指定した消費要求を受け付けると、その消費量分を減算する消費処理を行う。具体的に、購入品管理部312は、消費要求を受け付けると、その消費要求で指定された会員ID及び管理番号に係る購入品の分量から、当該消費要求で指定された消費量を減算する。なお、購入品管理部312は、減算の結果、購入品の分量が0(或いはマイナス値)となった場合、その購入品の購入品情報を購入品管理DB33dから削除する。
期限判定部313は、本実施形態の特定手段に対応する機能部である。期限判定部313は、購入品管理DB33dに登録された各購入品(購入品情報)の期限日と、現在日とを比較し、賞味期限や消費期限が迫っている購入品を特定する。より詳細には、期限判定部313は、期限日が現在日から所定日数(例えば3日)以内の購入品を特定する。そして、期限判定部313は、特定した購入品の報知フラグを、報知対象を示す値に設定する。
購入品情報提供部314は、本実施形態の報知手段及び生成手段に対応する機能部である。購入品情報提供部314は、ネットワークN3を介して、ユーザ端末4からユーザIDを指定したアクセス要求を受け付けると、そのユーザIDに関連付けられた購入品情報を購入品管理DB33dから読み出す。そして、購入品情報提供部314は、読み出した購入品情報に基づいて購入品管理画面を生成し、アクセス元のユーザ端末4に送信(提供)する。なお、購入品管理画面については後述する。
レシピ情報提供部315は、レシピマスタ33eに登録されたレシピ情報を提供する機能部である。レシピ情報提供部315は、ユーザ端末4から会員IDと、一又は複数の商品コードとを指定したレシピ要求を受け付けると、その商品コードを食材に含む料理のレシピ情報をレシピマスタ33eから検索する。そして、レシピ情報提供部315は、レシピマスタ33eから検索した結果を、第1検索結果として取得する。
また、レシピ情報提供部315は、レシピ要求で指定された会員IDの購入品を参照し、当該購入品を食材とする料理のレシピ情報を絞り込み検索する。具体的に、レシピ情報提供部315は、購入品管理DB33dを参照し、レシピ要求で指定された会員IDの購入品情報から商品コードを抽出する。そして、レシピ情報提供部315は、レシピ要求に基づきレシピ情報を検索する際に、購入品情報から抽出した商品コードの何れかを含むレシピ情報を絞り込み検索し、第2検索結果を取得する。また、レシピ情報提供部315は、レシピ要求で指定された会員IDの購入品情報の中に、報知対象に設定されたものが存在するか否かを判定する。ここで、報知対象に設定された購入品情報が存在する場合、レシピ情報提供部315は、該当する購入品情報から抽出した商品コードを含むレシピ情報を絞り込み検索し、第3検索結果を取得する。
そして、レシピ情報提供部315は、検索結果を出力するためのレシピ画面を生成し、レシピ要求を送信したユーザ端末4に送信(提供)する。ここで、レシピ情報提供部315は、第3検索結果を優先的に出力し、第2検索結果、第1検索結果の順に、優先順位を低くして出力するものとする。例えば、第3検索結果としてレシピ情報が得られた場合には、当該第3検索結果のみを出力してもよい。
なお、レシピ情報提供部315は、会員マスタ33aを参照し、レシピ要求で指定された会員IDの家族構成(人数、年齢)に応じて、レシピ情報に記述する食材の個数等を変更してもよい。また、レシピ情報提供部315は、検索したレシピ情報に購入品以外の材料が含まれる場合、その不足分の材料の購入を促す広告等をレシピ画面に含めてもよい。
提案処理部316は、商品の購入や消費を促すための提案情報を各会員に提供するための機能部である。提案処理部316は、各会員の購入及び消費の状況や、家族構成等に基づき、購入又は消費の対象となる商品を選択する。
例えば、提案処理部316は、同一の商品(商品コード)について、購入品管理DB33dに登録されるタイミングや削除されるタイミングを、各会員の会員ID毎に計測(記録)する。提案処理部316は、計測したタイミングに基づき、定期的に購入される商品(定期購入商品)の商品コードを会員ID毎に抽出する。ここで、定期購入商品は、例えば1か月毎や3ヶ月毎等、略一定の間隔で定期的に購入(或いは消費)されている商品を意味する。なお、定期購入商品か否かの判定方法は特に問わないものとする。例えば、略一定の頻度で所定回数(3回等)以上購入された商品を、定期購入商品と判定してもよい。そして、提案処理部316は、定期購入商品が消費されたタイミング等に、当該定期購入商品の購入を促す提案情報を会員に提供する。
また、提案処理部316は、各会員が購入した缶詰等の備蓄可能な商品について、ローリングストック法を用いることで、当該商品の買い足しや消費するタイミングを導出する。そして、提案処理部316は、導出したタイミングで、商品の買い足しや当該商品の消費を促す提案情報を会員に提供する。
また、提案処理部316は、会員マスタ33aに登録された各会員の家族構成に応じて、商品の購入を促すための提案情報を会員に提供する。例えば、提案処理部316は、会員の家族構成に含まれる家族の人数と、当該会員の購入品や消費の状況とから会員宅の栄養状態を推測する。そして、提案処理部316は、不足する栄養素を含んだ商品の購入を促す提案情報を会員に提供する。また、提案処理部316は、各会員の家族構成に含まれる家族の年齢やペットの種別に応じた商品(例えば、紙おむつ、ドッグフード等)の購入を促す提案情報を会員に提供する。
なお、提案処理部316による提案情報の提供方法は、特に問わないものとする。例えば、会員マスタ33aに登録された各会員の送信先情報宛に提案情報を送信してもよい。また、他の提供方法としては、提案処理部316と購入品情報提供部314とが協働することで、提案情報を提供する方法を採用してもよい。例えば、提案処理部316は、購入品情報提供部314がユーザ端末4に提供する購入品情報に、当該ユーザ端末4の会員に提供する提案情報を付加する。また、購入品情報提供部314が提供する購入品情報の中に、消費を促す購入品の購入品情報が含まれる場合、提案処理部316は、その購入品情報に消費を促す提案情報を付加する。
次に、ユーザ端末4の機能構成について説明する。図11は、ユーザ端末4の機能構成を示す図である。図11に示すように、ユーザ端末4は、通信制御部411と、表示制御部412と、操作受付部413とを機能部として備える。具体的には、制御部41のCPUが、記憶部45のプログラムを実行することにより、通信制御部411、表示制御部412、操作受付部413がRAM上に生成される。通信制御部411、表示制御部412及び操作受付部413は、例えば、Webブラウザプログラムや、本システム専用のプログラム(アプリケーション)により実現される。
通信制御部411は、通信I/F44を介して、購入品管理サーバ3との間で各種情報の授受を行う。例えば、通信制御部411は、購入品管理サーバ3から提供される各種の画面を受信する。また、通信制御部411は、各種の要求を購入品管理サーバ3に送信する。また、通信制御部411は、操作受付部413と協働することで、ユーザ操作の内容を購入品管理サーバ3に送信する。
表示制御部412は、表示部43を制御することで、当該表示部43に各種情報を表示させる。具体的に、表示制御部412は、通信制御部411と協働することで、購入品管理サーバ3から提供される各種の画面を表示部43に表示させる。
操作受付部413は、操作部42を介して入力されるユーザ操作を受け付ける機能部である。例えば、表示部43がタッチパネル構成の場合、操作受付部413は、表示制御部412と協働することで、表示部43に表示された画面に対する各種操作を受け付ける。
以下、上記した購入品管理システムの主要な動作について説明する。
まず、図12を用いて、購入品管理サーバ3が行う購入品管理処理について説明する。図12は、購入品管理サーバ3が行う購入品管理処理の流れを示すフローチャートである。
まず、電子レシート管理部311は、企業サーバ2から電子レシートを受信するまで待機する(ステップS11;No)。電子レシート管理部311は、電子レシートを受信すると(ステップS11;Yes)、この電子レシートを電子レシートDB33bに登録する(ステップS12)。
続いて、購入品管理部312は、ステップS12で電子レシートDB33bに登録された電子レシートから、購入品として管理する商品の商品コードを抽出する(ステップS13)。ここで、抽出対象となる商品コードは、電子レシートに含まれる全ての商品コードとしてもよいし、一部の商品コードとしてもよい。例えば、購入品管理部312は、賞味期限等の期限日が存在する商品、或いは期限日を設定可能な商品の商品コードのみを抽出する構成としてもよい。
次いで、購入品管理部312は、ステップS13で抽出した商品コードの各々に管理番号を付与するとともに、分量“1”及び報知フラグ“0”を設定する(ステップS14)。
続いて、購入品管理部312は、ステップS12で抽出した商品コードの中に、電子レシートで期限情報が付加されたものが存在するか否かを判定する(ステップS15)。ここで、購入品管理部312は、期限情報が付加されていない商品コードについて(ステップS15;No)、電子レシートに記された取引日や販売方式と、期限設定マスタ33cの設定値とから期限日を導出する(ステップS16)。また、期限情報が付与された商品が存在する場合には(ステップS15;Yes)、購入品管理部312は、その期限情報が指示する期限日を読み取る(ステップS17)。
続いて、購入品管理部312は、管理番号、商品コード、分量及び期限日の各組を購入品情報とし、電子レシートに含まれた会員IDと関連付けて購入品管理DB33dに登録する(ステップS18)。なお、ステップS18の時点では、購入品情報を構成する要素のうち、保管場所情報は空となる。
このように、購入品管理部312は、各会員の購入履歴(電子レシート)から、当該会員が購入した購入品を抽出する。また、購入品管理部312は、抽出した各購入品の品目(商品コード)等に基づいて、当該購入品の期限日を導出する。そして、購入品管理部312は、抽出した購入品の各々を当該購入品の期限日と関連付け、購入品管理DB33dに登録する。これにより、購入品管理部312は、各会員が購入した購入品及び当該購入品の消費タイミングを自動で入力及び設定できるため、購入品や期限日の入力・設定に係るユーザの手間を減少させることができる。
次に、図13を用いて、購入品管理サーバ3が行う期限判定処理について説明する。図13は、購入品管理サーバ3が行う期限判定処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、例えば、1日1度、日付の変わる0時等に実行されるものである。
期限判定部313は、購入品管理DB33dに登録された購入品情報(以下、単に購入品ともいう)の各々について、当該購入品情報に設定された期限日を順次読み出す(ステップS21)。次いで、期限判定部313は、ステップS21で読み出した期限日と現在日とを比較し、当該期限日が現在日から所定日数以内か否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22において、所定日数以外と判定した場合(ステップS22;No)、期限判定部313は、ステップS24に移行する。また、所定日数以内と判定した場合(ステップS22;Yes)、期限判定部313は、購入品情報の報知フラグを、報知対象を示す値“1”に設定し(ステップS23)、ステップS24に移行する。
続くステップS24において、期限判定部313は、購入品管理DB33dに登録された全ての購入品を処理したか否かを判定する(ステップS24)。未処理の購入品が存在する場合(ステップS24;No)、期限判定部313は、ステップS21に戻ることで、未処理の購入品から期限日を読み出す。そして、期限判定部313は、全ての購入品を処理したと判定すると(ステップS24;Yes)、本処理を終了する。
次に、図14〜図18を用いて、購入品管理サーバ3が行う購入品情報提供処理について説明する。ここで、図14は、購入品管理サーバ3が行う購入品情報提供処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザ端末4側では、操作部42を介して行われた所定のユーザ操作に応じて、通信制御部411が、自装置が保持する会員IDを指定したアクセス要求を購入品管理サーバ3に送信する。
一方、購入品管理サーバ3側では、購入品情報提供部314が、ユーザ端末4からのアクセス要求を待機している(ステップS31;No)。購入品情報提供部314は、アクセス要求を受け付けると(ステップS31;Yes)、そのアクセス要求で指定された会員IDの購入品情報を購入品管理DB33dから読み出す(ステップS32)。次いで、購入品情報提供部314は、各保管場所を表す購入品管理画面の背景画面の中から、ホーム画面に設定された背景画面を記憶部45から読み出す(ステップS33)。
ここで、図15は、購入品管理画面(背景画面)の画面遷移の一例を説明するための図である。図15に示すように、購入品管理画面は、複数の保管場所を表す背景画面(第2画像)として、第1画面G11〜第5画面G15を有する。第1画面G11は、冷蔵庫(冷蔵室)内の物品収納棚を模した画面である。第2画面G12は、冷蔵庫(冷蔵室)の扉部の物品収納棚を模した画面である。第3画面G13は、冷凍庫(冷凍室)内の物品収納棚を模した画面である。第4画面G14は、室内に配置される物品収納棚を模した画面である。第5画面G15は、非常用持出袋内の状態を表す画面である。
第1画面G11〜第5画面G15は、それぞれが一画面内に収まるよう表示され、ユーザ端末4でのユーザ操作に応じて画面遷移するよう構成される。例えば、第1画面G11は、図面左方への移動を指示する操作に応じて、第2画面G12に遷移する。また、第1画面G11は、図面下方への移動を指示する操作に応じて、第3画面G13に遷移する。また、第1画面G11は、図面右方への移動を指示する操作に応じて、第4画面G14に遷移する。また、第4画面G14は、画面右上の操作子M1が操作されると、第5画面G15に遷移する。なお、本実施形態では、最初に表示するホーム画面として、第1画面G11が設定されているものとする。また、第1画面G11〜第4画面G14の画面左下の操作子M2については後述する。
第1画面G11〜第4画面G14の各物品収納棚には、後述するように各購入品を表した商品画像G2が配置される。また、第1画面G11〜第4画面G14の全て又は一部の物品収納棚には、その物品収納棚の状態を表すサブ画面が関連付けられている。ここで、図15の第6画面G16は、第1画面G11に示した物品収納棚SH1部分のサブ画面を示す図である。このサブ画面は、物品収納棚SH1を上面から見た状態を表すものである。
図14に戻り、購入品情報提供部314は、ステップS32で読み出した各購入品の保管位置情報に基づき、当該購入品を表す商品画像を背景画面上に配置する(ステップS34)。具体的に、購入品情報提供部314は、各購入品の商品コードに関連付けられた商品画像の各々を記憶部45から読み出し、当該商品画像を保管位置情報が示す背景画像上の位置に配置する。なお、本実施形態では、商品画像が第1画像に対応し、背景画面が第2画像に対応する。
図16は、購入品管理画面の一例を示す図である。図16では、各購入品を表す商品画像G2を、第1画面G11上に配置した例を示している。この場合、第1画面G11上に配置される各購入品の保管位置情報には、例えば、第1画面G11を指示する情報と、この第1画面G11内での特定の領域を示す情報とが含まれる。ここで、特定の領域は、特定の物品収納棚(例えば、物品収納棚SH1)等を指示するものである。なお、第5画面G15の場合には、保管位置情報は第5画面G15を指示する情報のみとしてもよい。
続いて、購入品情報提供部314は、ステップS32で読み出した各購入品の中に、報知対象に設定されたものが存在するか否かを判定する(ステップS35)。報知対象に設定された購入品が存在しない場合(ステップS35;No)、購入品情報提供部314は、ステップS37に移行する。また、報知対象に設定された購入品が存在する場合(ステップS35;Yes)、購入品情報提供部314は、この購入品に対応する商品画像に対し、第1報知情報を付加する(ステップS36)。
図16では、第1報知情報G3として、報知対象の購入品を表す商品画像G2に、期限日が迫っていることを報知するメッセージ「そろそろ食べて〜」を付加した例を示している。なお、購入品情報提供部314は、報知対象の商品画像G2に対し所定の処理を施すことで、当該商品画像G2が報知の対象であることを強調してもよい。例えば、商品画像G2の強調表示や、商品画像G2を動かす等の処理が挙げられる。また、同一の保管場所(物品収納棚)に複数の商品画像G2を重ねて配置している場合には、報知対象の購入品の商品画像G2を最前面に配置することで、報知対象であることを強調してもよい。
続いて、購入品情報提供部314は、購入品管理DB33dから読み出した各購入品の中に、保管位置情報が空のものが存在するか否かを判定する(ステップS37)。保管位置情報が空のものが存在しない場合(ステップS37;No)、購入品情報提供部314は、ステップS39に移行する。また、保管位置情報が空の購入品が存在する場合(ステップS37;Yes)、購入品情報提供部314は、この購入品に対応する商品画像に対し、第2報知情報を付加する(ステップS38)。
図16では、第2報知情報G4として、保管位置情報が空の購入品に対応する商品画像G2に、新規購入品であることを報知するメッセージ「NEW」を付加した例を示している。なお、保管位置情報が空の場合、商品画像G2の初期配置位置は特に問わないものとする。例えば、商品毎に予め定めた保管場所に配置してもよいし、特定の物品収納棚に纏めて配置してもよい。また、第1報知情報と同様に、新規購入品の商品画像G2に対し所定の処理を施すことで、当該商品画像G2が新たに追加されたものであることを強調してもよい。
続いて、購入品情報提供部314は、ステップS34〜S38で商品画像等を配置した背景画面を、購入品管理画面としてユーザ端末4に提供(送信)する(ステップS39)。これにより、ユーザ端末4の表示部43には、図16等に示す購入品管理画面が表示されることになる。なお、ユーザ端末4のユーザは、表示部43に表示された購入品管理画面に対し、各種の操作を行うことが可能となっている。購入品情報提供部314は、ユーザ端末4でのユーザ操作に応じて、当該ユーザ端末4に提供する購入品管理画面を更新する。
具体的に、購入品情報提供部314は、ユーザ端末4からの操作指示を待機する(ステップS40;No→ステップS42;No)。ここで、購入品情報提供部314は、画面遷移を指示する画面遷移操作を受け付けると(ステップS40;Yes)、遷移先の背景画面を読み出し(ステップS41)、ステップS34に戻る。
また、購入品情報提供部314は、特定の領域(物品収納棚)を指定する領域指定操作を受け付けると(ステップS40;No→ステップS42;Yes)、指定された物品収納棚のサブ画面をユーザ端末4に提供する(ステップS43)。
例えば、図16の購入品管理画面において、物品収納棚SH1の領域が指定されると、購入品情報提供部314は、図17に示すサブ画面をユーザ端末4に提供する。このサブ画面は、物品収納棚SH1に関連付けられた第6画面G16上に、物品収納棚SH1に配置された各購入品の商品画像G2や報知情報を配列することで生成される。図17に示すように、サブ画面では、物品収納棚を上面から見た状態であるため、図16で重畳されていた商品画像G2が、重なりのないフラットな状態で表される。そのため、ユーザ端末4のユーザは、サブ画面を参照することで、各物品収納棚に配置された購入品(商品画像G2)の状態を容易に把握することができる。
購入品情報提供部314は、サブ画面を提供した後、ユーザ端末4からサブ画面を閉じる操作を受け付けるまで待機する(ステップS44;No)。このサブ画面を閉じる操作は、例えば、図17でグレーアウトされた部分が選択されることによって行われる。購入品情報提供部314は、サブ画面を閉じる操作を受け付けると(ステップS44;Yes)、ステップS40に戻る。
なお、ステップS32で読み出した各購入品の中に、提案情報が付加されたものが存在する場合には、購入品情報提供部314は、該当する購入品の商品画像G2に提案情報を付加してもよい。例えば、購入品情報提供部314は、購入品の購入品情報に買い足しを促す提案情報が付加されている場合、図18に示すように、該当する購入品の商品画像G2に、提案情報G5を関連付ける。ここで、図18は、購入品管理画面として第5画面G15上に配置された商品画像の一例を示す図である。同図では、該当する購入品の商品画像G2に、提案情報G5として買い足しを促すメッセージ「買い足しの時期ですよ」を付加した例を示している。また、購入品情報提供部314は、第1報知情報と同様に、提案情報を付加した商品画像G2に対し強調処理を施す構成としてもよい。
このように、購入品情報提供部314は、報知対象に設定された購入品の商品画像G2に第1報知情報G3を付加等し、購入品管理画面としてユーザ端末4に提供する。これにより、購入品情報提供部314は、ユーザ端末4のユーザに、期限日が迫っていることを報知することができるため、購入品の消費タイミングを報知することができる。また、これにより、期限日の近い購入品の消費を促すことができるため、期限切れにより廃棄される量を減らすことができる。また、ユーザ端末4のユーザは、報知対象の購入品とその保管場所とを容易に把握することができるため、利便性の向上を図ることができる。
また、購入品情報提供部314は、新たに追加された購入品の商品画像G2に第2報知情報G4を付加等し、購入品管理画面としてユーザ端末4に提供する。これにより、ユーザ端末4のユーザは、新たに追加された購入品を容易に把握することができるため、利便性の向上を図ることができる。
次に、図19を用いて、購入品管理サーバ3が行う購入品操作処理について説明する。図19は、購入品管理サーバ3が行う購入品操作処理の流れを示すフローチャートである。なお、本処理の前提として、ユーザ端末4の表示部43には購入品管理画面が表示されているものとする。
まず、購入品管理サーバ3の購入品管理部312は、ユーザ端末4から保管場所情報の登録を指示する登録要求が送信されるまで待機する(ステップS51;No→ステップS54;No)。
ここで、登録要求は、ユーザ端末4において、購入品管理画面内の商品画像の配置位置を変更する位置変更操作がなされた場合に送信されるものである。この位置変更操作は、例えば、購入品管理画面内において、ある物品収納棚に配置された商品画像G2を、他の物品収納棚に移動させる操作によって行われる。ユーザ端末4の通信制御部411は、位置変更操作が行われると、変更先を指示する登録要求を、購入品管理サーバ3に送信する。具体的に、登録要求は、ユーザ端末4が保持する会員IDと、操作の対象となった商品画像G2に対応する購入品の管理番号と、変更先の保管場所情報とを含む。なお、購入品管理画面内での商品画像の配置位置は、実際の購入品の保管位置と一致させることが、購入品の管理を行う上で好ましい。
購入品管理部312は、登録要求を受け付けると(ステップS51;Yes)、この登録要求で指定された会員ID及び管理番号に対応する購入品情報を購入品管理DB33dから検索する(ステップS52)。そして、購入品管理部312は、検索した購入品情報の保管場所情報欄に、登録要求で指定された保管場所情報を登録(或いは上書き)する(ステップS53)。
また、購入品管理サーバ3の購入品管理部312は、ユーザ端末4から購入品の消費を指示する消費要求が送信されるまで待機する(ステップS54;No→ステップS51;No)。
ここで、消費要求は、ユーザ端末4において、購入品の消費を指示する消費指示操作がなされた場合に送信されるものである。この消費指示操作は、例えば、購入品管理画面内において、ある物品収納棚に配置された商品画像G2を、画面外にはじき飛ばす操作(スワイプ操作)によって行われる。また、野菜等の1株単位の購入品を半分消費したことを指示するような場合には、対応する商品画像G2を半分に切るような操作によって行われる。
ユーザ端末4の通信制御部411は、消費指示操作が行われると、消費量を指示する消費要求を購入品管理サーバ3に送信する。具体的に、商品要求は、ユーザ端末4が保持する会員IDと、消費指示操作の対象となった購入品の管理番号と、消費した分量(消費量)とを含む。また、通信制御部411は、消費指示操作がスワイプ操作により行われた場合には、消費量“1”を指定し、商品画像G2を半分に切る操作により行われた場合には、消費量“1/2”を指定する。なお、消費量の指定は、“1”や“1/2”の単位に限らず、他の値(1/4等)を指定可能な構成としてもよい。
購入品管理部312は、消費要求を受け付けると(ステップS54;Yes)、この消費要求で指定された会員ID及び管理番号に対応する購入品情報を購入品管理DB33dから検索する(ステップS55)。次いで、購入品管理部312は、検索した購入品情報の分量から、消費要求で指定された消費量を減算する(ステップS56)。
続いて、購入品管理部312は、ステップS56の減算結果が0以下か否かを判定する(ステップS57)。ここで、減算結果が0より大きな値(例えば1/2)の場合(ステップS57;No)、購入品管理部312は、ステップS51に戻る。また、減算結果が0以下の場合(ステップS57;Yes)、購入品管理部312は、ステップS55で検索した購入品情報を削除した後(ステップS58)、ステップS51に戻る。
このように、購入品管理サーバ3では、購入品管理画面を介した操作に応じて、保管場所情報の登録や、購入品情報の削除等の消費処理を実行する。したがって、ユーザ端末4のユーザは、簡易な操作で購入品を管理することができるため、利便性の向上を図ることができる。
なお、購入品情報提供部314は、購入品情報に含まれた分量の変更に伴い、対応する商品画像の状態を変更することが好ましい。例えば、購入品情報提供部314は、分量が1/2に変更された購入品の商品画像G2を、1/2にカットされた状態の購入品を表す商品画像G2に変更する。これにより、ユーザ端末4のユーザは、各購入品の残量を容易に把握することができるため、利便性の向上を図ることができる。
次に、図20及び図21を用いて、購入品管理サーバ3が行うレシピ情報提供処理について説明する。ここで、図20は、購入品管理サーバ3が行うレシピ情報提供処理の流れを示すフローチャートである。なお、本処理の前提として、ユーザ端末4の表示部43には購入品管理画面が表示されているものとする。
まず、購入品管理サーバ3のレシピ情報提供部315は、ユーザ端末4からレシピ要求が送信されるまで待機する(ステップS61;No)。
ここで、レシピ要求は、ユーザ端末4において、購入品管理画面内の商品画像を指定したレシピ要求操作がなされた場合に送信されるものである。このレシピ要求操作は、例えば、購入品管理画面内において、ある物品収納棚に配置された1又は複数の商品画像G2を、画面左下の鍋状の操作子M2にドラッグすることによって行われる。ユーザ端末4の通信制御部411は、レシピ要求操作が行われると、操作の対象となった購入品を指示するレシピ要求を購入品管理サーバ3に送信する。具体的に、レシピ要求は、ユーザ端末4が保持する会員IDと、操作の対象となった商品画像G2に対応する購入品の商品コードとを含む。
レシピ情報提供部315は、レシピ要求を受け付けると(ステップS61;Yes)、このレシピ要求で指定された商品コードを食材とする料理のレシピ情報をレシピマスタ33eから検索する(ステップS62)。そして、レシピ情報提供部315は、ステップS62の検索結果を第1検索結果として取得する(ステップS63)。なお、レシピ情報を取得できなかった場合、レシピ情報提供部315は、指定された購入品を食材とする料理レシピが存在しない旨をユーザ端末4に送信し、ステップS61に戻るものとする。
続いて、レシピ情報提供部315は、レシピ要求で指定された会員IDの購入品情報から、レシピ要求で指定された商品コード以外の他の商品コードを抽出する(ステップS64)。次いで、レシピ情報提供部315は、ステップS64で抽出した商品コードの何れかを食材とする料理のレシピ情報を第1検索結果の中から検索(絞り込み検索)する(ステップS65)。そして、レシピ情報提供部315は、ステップS65の絞り込み検索の結果を第2検索結果として取得する(ステップS66)。
続いて、レシピ情報提供部315は、ステップS64で抽出した商品コードの中に、報知対象に設定されたものが存在するか否かを判定する(ステップS67)。ここで、存在しないと判定した場合(ステップS67;No)、レシピ情報提供部315は、ステップS70に移行する。また、存在すると判定した場合(ステップS67;Yes)、レシピ情報提供部315は、報知対象に設定された商品コードの何れかを食材とする料理のレシピ情報を第2検索結果の中から検索(絞り込み検索)する(ステップS68)。そして、レシピ情報提供部315は、ステップS68の絞り込み検索の結果を第3検索結果として取得する(ステップS69)。
続いて、レシピ情報提供部315は、第1検索結果〜第3検索結果を出力するためのレシピ画面を生成する(ステップS70)。なお、レシピ情報提供部315は、第3検索結果を優先的に出力し、第2検索結果、第1検索結果の順に、優先順位を低くして出力するものとする。
そして、レシピ情報提供部315は、生成したレシピ画面をレシピ要求を送信したユーザ端末4に提供(送信)する(ステップS71)。これにより、ユーザ端末4の表示部43には、レシピ画面(図21参照)が表示されることになる。なお、ユーザ端末4のユーザは、表示部43に表示されたレシピ画面に対し、各種の操作を行うことが可能となっている。
図21は、レシピ画面の一例を示す図である。図21に示すように、レシピ画面は第1領域A1と、第2領域A2とを有する。
第1領域A1には、レシピ要求で指定された商品コードに対応する商品画像G2が表示される。また、第1領域A1には、レシピ情報の出力に係るカテゴリを選択するためのメニュー項目M3が配置される。メニュー項目M3は、子供用やダイエット用等の複数のカテゴリを有し、当該カテゴリの中から一のカテゴリを選択可能に構成されている。ユーザ操作によりカテゴリが選択されると、レシピ情報提供部315は、そのカテゴリに該当するレシピ情報を、上記した第1検索結果〜第3検索結果の中から抽出し、第2領域A2に配置する。これにより、ユーザ端末4では、選択したカテゴリのレシピ情報が第2領域A2に表示されることになる。なお、第2領域A2への配置は、第3検索結果〜第1検索結果の順に行うものとする。
第2領域A2には、上述したように、第1検索結果〜第3検索結果の中から、メニュー項目M3で選択されたカテゴリに該当するレシピ情報が視認可能な状態で配置される。ここで、第2領域A2に配置されたレシピ情報は、フリック操作等に応じて次候補のレシピ情報に切り替わるよう構成される。つまり、レシピ情報提供部315は、優先順位の高いレシピ情報ほど、先に表示されるようレシピ情報を配置(配列)する。
このように、購入品情報提供部314は、レシピマスタ33eから検索したレシピ情報のうち、期限日の近い購入品を食材とするレシピ情報から優先的にユーザに提示する。これにより、購入品情報提供部314は、期限日の近い購入品の消費を促すことができるため、期限切れにより廃棄される量を減らすことができる。
なお、レシピ情報提供部315は、第2領域A2に表示されるレシピ情報の中に、購入品以外の食材が含まれる場合、当該食材の購入を促す広告等の情報をレシピ画面に付加して表示させてもよい。これにより、ユーザ端末4のユーザに、不足する食材が存在することを報知できるため、利便性の向上を図ることができる。また、ユーザ端末4のユーザに、不足した食材の購入を促すことができるため、当該食材の販売促進を図ることができる。
また、第2領域A2には、レシピ情報の確定を指示するための操作子M4が設けられる。レシピ情報提供部315は、操作子M4を受け付けると、その時に第2領域A2に表されているレシピ情報の料理を調理対象として確定する。なお、レシピ情報の確定に伴い、購入品管理部312は、当該レシピ情報に含まれる材料及び分量に基づき、当該材料に対応する購入品の購入品情報(分量)から消費量を減算する処理を行ってもよい。この場合、減算の対象とする購入品は、期限日の短いものから自動で選択してもよいし、購入品管理画面等からユーザに選択させる構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加、組合せ等を行うことができる。また、上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、POS端末1において、賞味期限や消費期限を入力可能な構成としたが、当該期限を特定可能な他の情報を入力可能な構成としてもよい。具体的には、商品の鮮度を表す情報を入力可能な構成としてもよい。なお、鮮度の入力は、手動で行ってもよいし自動で行ってもよい。自動で行う場合、POS端末1は、カメラ等の撮像装置で撮像された商品の画像から当該商品の外観上の特徴量を抽出するオブジェクトスキャナを用いる構成としてもよい。この場合、オブジェクトスキャナは、生鮮食品等の商品について、当該商品の色彩や光沢、しおれの状態を特徴量として抽出し、当該特徴量に応じた鮮度を出力する。そして、POS端末1のレシート出力部112は、オブジェクトスキャナが出力した鮮度を対応する商品に関連付け、電子レシートとして企業サーバ2に送信する。ここで、鮮度としては、例えば、「高」、「中」、「低」等の評価値を用いることができる。
一方、購入品管理サーバ3の購入品管理部312は、図5の期限設定マスタ33cの代わりに、図22に示す期限設定マスタ33cを用いることで、各鮮度に応じた期限日を導出する。ここで、図22は、期限設定マスタ33cの他の例を示す図である。図22の期限設定マスタ33cには、生鮮食品等の商品の商品コードと関連付けて、鮮度(高、中、低)毎の期限日数が定められている。したがって、本構成によれば、各商品を購入した時点での鮮度に基づき期限日を設定することができる。
また、上記実施形態では、賞味期限や消費期限の迫った購入品を、購入品管理画面上で報知する構成としたが、これに限らないものとする。例えば、会員マスタ33aに登録された送信先情報を用いて報知する方法を採用してもよい。具体的に、期限判定部313は、各会員の購入品を報知対象に設定すると、当該購入品の商品名や期限日等を含む情報を対応する会員の送信先情報宛に送信することで報知を行う。
また、上記実施形態では、購入品の消費処理は、ユーザ端末4からの消費要求又はレシピ情報の確定操作に応じて行うものとしたが、これに限らないものとする。例えば、購入品管理部312は、ユーザ端末4から送信される消費要求以外の他の情報に基づいて、消費処理を実行してもよい。
ここで、ユーザ端末4から送信される他の情報の例としては、料理の食材を撮像した撮像画像や料理を撮像した撮像画像が挙げられる。この場合、購入品管理サーバ3は、ユーザ端末4から送信された画像から、購入品とその分量を推定するための機能部(消費量推定部)を備える。具体的に、消費量推定部は、料理の食材を撮像した撮像画像から、当該撮像画像に含まれる食材(購入品)とその分量(消費量)とを推定する。また、消費量推定部は、料理を撮像した撮像画像から、その料理に使用された食材(購入品)とその分量(消費量)とを推定する。
係る消費量推定部は、公知の物体認識技術等を用いて実現してもよい。なお、料理を撮像した撮像画像から推定する場合には、当該料理の種別を一旦識別した後、当該料理のレシピ情報から使用された食材とその分量とを推定してもよい。そして、購入品管理部312は、消費量推定部の推定結果に基づいて、消費された購入品の分量の減算や購入品情報の削除を行う。これにより、ユーザ端末4のユーザは、使用する食材や調理した料理を撮像することで、消費した購入品を購入品管理サーバ3に通知することができるため、利便性の向上を図ることができる。
また、上記実施形態では、保管場所情報で管理する単位を、各背景画像が有する個々の物品収納棚、つまり冷蔵庫や冷凍室等の貯蔵室が有する個々の物品収納棚としたが、これに限らないものとする。例えば、保管場所情報で管理する単位を、背景画像自体、つまり冷蔵庫や冷凍室等の貯蔵室としてもよい。この場合、購入品管理DB33dに登録する保管場所情報は、各背景画像を識別する識別情報としてもよい。
また、上記実施形態では、購入品管理サーバ3が購入品管理画面及びレシピ画面を生成する形態としたが、これに限らず、ユーザ端末4が画面を生成する形態としてもよい。具体的には、ユーザ端末4が、購入品情報提供部314及びレシピ情報提供部315の機能の一部(画面生成機能)を備える。そして、ユーザ端末4の画面生成機能は、購入品管理サーバ3から提供される購入品情報及びレシピ情報に基づいて各種画面を生成する。なお、画面生成に用いる背景画像や商品画像等は、ユーザ端末4がローカルで保持する形態としてもよいし、購入品管理サーバ3等の外部装置が保持するものを読み出す形態としてもよい。
また、上記実施形態では、購入品管理サーバ3が購入品管理画面(購入品情報)及びレシピ画面(レシピ情報)をユーザ端末4に提供する構成としたが、これに限らないものとする。例えば、企業サーバ2が、自社で管理する電子レシートに基づいて購入品管理画面やレシピ画面をユーザ端末4に提供する構成としてもよい。この場合、企業サーバ2は、期限判定部313、購入品情報提供部314、レシピ情報提供部315及び提案処理部316等の機能部を備え、購入品管理サーバ3と同様に各種情報の提供を行う。
また、上記実施形態では、各購入品を個体毎に管理する構成としたが、これに限らず、商品コードの単位で管理する構成としてもよい。この構成を採用する場合、例えば、購入品情報DB33dは、各会員の会員IDに関連付けて、分量、期限日、保管場所情報、報知フラグを格納する。また、購入品管理部312は、同一の商品コードで特定される購入品の個数を分量欄に設定するとともに、各購入品の期限日のうち最も近い期限日を期限日欄に設定する。これにより、上記実施形態と同様に、期限日が迫った購入品をユーザに報知することができるため、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムは、各装置が備える記憶媒体(ROM又は記憶部)に予め組み込んで提供するが、これに限らないものとする。例えば、プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。係る記憶媒体は、例えばCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等が挙げられる。更に、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らないものとする。例えば、記憶媒体は、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードすることで、記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、上記各実施形態の各装置で実行されるプログラムは、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布する構成としてもよい。