JP2006302076A - 食物アレルギー者対応販売支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 購入商品について顧客に関連するアレルゲン物質を含有する食品を適切に抽出して提示することを可能とする食物アレルギー者対応販売支援システムを提供する。
【解決手段】 電子タグ104には、各食品の原材料を含む商品情報が予め記憶されており、ICカード105には顧客及び顧客の同居者等のアレルゲン情報を含む顧客情報が登録されている。アレルゲン情報確認用端末102は、精算処理済みの商品について、読取装置107が読み取った電子タグ104に記憶された原材料とICカード105に記憶された顧客等のアレルゲン情報とに基づき、原材料にアレルゲン物質を含むアレルゲン含有商品を抽出して、アレルゲン含有商品についての交換,返金処理を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 電子タグ104には、各食品の原材料を含む商品情報が予め記憶されており、ICカード105には顧客及び顧客の同居者等のアレルゲン情報を含む顧客情報が登録されている。アレルゲン情報確認用端末102は、精算処理済みの商品について、読取装置107が読み取った電子タグ104に記憶された原材料とICカード105に記憶された顧客等のアレルゲン情報とに基づき、原材料にアレルゲン物質を含むアレルゲン含有商品を抽出して、アレルゲン含有商品についての交換,返金処理を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、販売支援システムに関し、特に、スーパーマーケットやデパートなどでの食物アレルギー者に対応した食品販売に最適な販売支援システムに関する。
従来より、POS(Point Of Sales)システムと連携した販売支援システムとして、顧客の個人情報と購入商品情報とを対応付けることにより、個人購買傾向データを生成する手段を備えた構成が公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、近年ではBSE(牛海綿状脳症;Bovine Spongiform Encephalopathy)や鳥インフルエンザなどの問題から、食品の流通・生産情報の提供が求められている。また、近年、食品によるアレルギーの発生が増加傾向にある。食物アレルギーは、食物中の特定の成分に免疫が反応してしまい、下痢、嘔吐等の胃腸症状や湿疹、じんましん、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患、喘息、気管支収縮などの呼吸器疾患などを引き起こす。また、場合によっては全身性アナフィラキシー(アレルゲン(アレルギーを引き起こす原因となる物質)が血液を介して全身に急激に広がるような場合に起こる激しいアレルギー症状で、血圧低下などの循環傷害や喘息様の呼吸障害を起こすこと)により死に至ることもある。これに対し、国ではアレルゲン物質を含む食品に関する表示について、食品衛生法により表示を義務づけている。
このように、食品についての安全性等が重要視されていることから、予め業者等に食品の原材料や流通・生産情報等の明細情報を登録させ、消費者等の利用する端末から、登録された明細情報を確認可能とするシステムも公知となっている(例えば、特許文献2,3参照。)。特に、前記特許文献3では、アレルギー判定装置としてアレルギー症状と原因物質となり得る原材料との関係を予め記憶しておき、顧客から指定されたアレルギー症状に基づき、各商品について読込んだ商品コードから原材料情報を取得して比較することにより、各商品のアレルギー症状を引き起こす可能性を表示する構成が開示されている。
特開2003−91779号公報
特開2002−366624号公報
特開2004−29860号公報
一方、近年ではBSE(牛海綿状脳症;Bovine Spongiform Encephalopathy)や鳥インフルエンザなどの問題から、食品の流通・生産情報の提供が求められている。また、近年、食品によるアレルギーの発生が増加傾向にある。食物アレルギーは、食物中の特定の成分に免疫が反応してしまい、下痢、嘔吐等の胃腸症状や湿疹、じんましん、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患、喘息、気管支収縮などの呼吸器疾患などを引き起こす。また、場合によっては全身性アナフィラキシー(アレルゲン(アレルギーを引き起こす原因となる物質)が血液を介して全身に急激に広がるような場合に起こる激しいアレルギー症状で、血圧低下などの循環傷害や喘息様の呼吸障害を起こすこと)により死に至ることもある。これに対し、国ではアレルゲン物質を含む食品に関する表示について、食品衛生法により表示を義務づけている。
このように、食品についての安全性等が重要視されていることから、予め業者等に食品の原材料や流通・生産情報等の明細情報を登録させ、消費者等の利用する端末から、登録された明細情報を確認可能とするシステムも公知となっている(例えば、特許文献2,3参照。)。特に、前記特許文献3では、アレルギー判定装置としてアレルギー症状と原因物質となり得る原材料との関係を予め記憶しておき、顧客から指定されたアレルギー症状に基づき、各商品について読込んだ商品コードから原材料情報を取得して比較することにより、各商品のアレルギー症状を引き起こす可能性を表示する構成が開示されている。
しかし、前記各特許文献に記載のシステムでは、必ずしも各顧客が必要とするアレルゲン物質に関する情報を簡易かつ適切に提供することができなかった。即ち、前記特許文献3の構成においても、顧客がアレルギー症状を指定した後、一つ一つの商品について商品コードを判定装置に読込ませて確認することが必要となるため、確認作業が煩雑であるとともに、見落としの危険性が存在していた。また、各アレルギー症状との関連で原因物質と考えられる原材料を予めデータベースに登録して判定することとしているが、必ずしも症状からでは原因物質を正確に特定することができない場合があった。さらに、顧客自身が原因物質を把握しているような場合であっても原因物質を指定させて判定することができないという問題があった。
本発明は前記課題を解決するためのものであり、予め登録された個人情報及び各商品の詳細情報に基づき、顧客に関連するアレルゲン物質を含有する食品を簡易かつ適切に抽出して提示することを可能とする食物アレルギー者対応販売支援システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明は、顧客の所持するICカード及び商品に取付けられた電子タグから記憶情報を読み取る読取装置と、前記読取装置の読み取った各記憶情報に基づき、各顧客について任意に登録されたアレルゲン物質名を含むアレルゲン情報と、各商品の原材料情報とを取得し、取得したアレルゲン情報に示すアレルゲン物質と原材料情報とを比較して、当該比較結果に基づきアレルゲン物質を含む商品を抽出して表示装置に表示するアレルゲン含有商品抽出手段とを備えることを特徴とする。
また、前記アレルゲン情報は、当該ICカード所持者に関係するアレルゲン物質の他、任意の者に関係するアレルゲン物質を含むことを特徴とする。
また、前記食物アレルギー者対応販売支援システムは、予め各商品の商品ジャンルを含む商品情報を記憶した商品情報記憶手段と、前記アレルゲン含有商品抽出手段の抽出した購入商品の商品ジャンルに基づき、前記商品情報記憶手段から同一商品ジャンルで、かつ、前記アレルゲン情報に示すアレルゲン物質を含まない代替商品を抽出して表示装置に表示する手段とをさらに備えることを特徴とする。
また、前記食物アレルギー者対応販売支援システムは、精算処理済みの商品の中から前記アレルゲン含有商品抽出手段が抽出した商品について、前記代替商品抽出手段が抽出した代替商品への交換、返品又は購入のいずれかを任意に選択させ、選択結果に応じて差額の精算処理を行うことを特徴とする手段をさらに備えることを特徴とする。
また、前記食物アレルギー者対応販売支援システムは、前記アレルゲン含有商品抽出手段が抽出した商品について購入が選択された場合に、アレルゲン含有商品であること及びアレルゲン情報確認済みであることを示す識別情報を商品購入履歴に含めて記憶する手段をさらに備えることを特徴とする。
また、前記商品購入履歴には、購入商品の商品ジャンルを含むものとし、前記食物アレルギー者対応販売支援システムは、任意に選択された広告対象商品を登録する手段と、前記商品購入履歴を参照して、購入頻度の高い商品ジャンルを抽出し、当該商品ジャンルと同一ジャンルの商品を前記広告対象商品から抽出するとともに、抽出した広告対象商品の中から、前記アレルゲン情報に示すアレルゲン物質を含まない商品を抽出して各顧客毎の広告情報を生成する手段とをさらに備えることを特徴とする。
また、前記アレルゲン情報は、当該ICカード所持者に関係するアレルゲン物質の他、任意の者に関係するアレルゲン物質を含むことを特徴とする。
また、前記食物アレルギー者対応販売支援システムは、予め各商品の商品ジャンルを含む商品情報を記憶した商品情報記憶手段と、前記アレルゲン含有商品抽出手段の抽出した購入商品の商品ジャンルに基づき、前記商品情報記憶手段から同一商品ジャンルで、かつ、前記アレルゲン情報に示すアレルゲン物質を含まない代替商品を抽出して表示装置に表示する手段とをさらに備えることを特徴とする。
また、前記食物アレルギー者対応販売支援システムは、精算処理済みの商品の中から前記アレルゲン含有商品抽出手段が抽出した商品について、前記代替商品抽出手段が抽出した代替商品への交換、返品又は購入のいずれかを任意に選択させ、選択結果に応じて差額の精算処理を行うことを特徴とする手段をさらに備えることを特徴とする。
また、前記食物アレルギー者対応販売支援システムは、前記アレルゲン含有商品抽出手段が抽出した商品について購入が選択された場合に、アレルゲン含有商品であること及びアレルゲン情報確認済みであることを示す識別情報を商品購入履歴に含めて記憶する手段をさらに備えることを特徴とする。
また、前記商品購入履歴には、購入商品の商品ジャンルを含むものとし、前記食物アレルギー者対応販売支援システムは、任意に選択された広告対象商品を登録する手段と、前記商品購入履歴を参照して、購入頻度の高い商品ジャンルを抽出し、当該商品ジャンルと同一ジャンルの商品を前記広告対象商品から抽出するとともに、抽出した広告対象商品の中から、前記アレルゲン情報に示すアレルゲン物質を含まない商品を抽出して各顧客毎の広告情報を生成する手段とをさらに備えることを特徴とする。
以上の構成により本発明では、予め登録されたアレルゲン情報に基づき、購入商品の中から各顧客に関連するアレルゲン物質を含有する食品を簡易かつ適切に抽出することが可能となる。従って、顧客が誤ってアレルゲン含有商品を購入することを確実に防止することが可能となる。
また、各顧客毎のアレルゲン情報として、任意の者に関連するアレルゲン物質を含むことを可能としたので、同居者等、顧客の購入する食品を食する者に関するアレルゲン含有商品の購入を防止することが可能となる。
また、抽出したアレルゲン含有商品と同一ジャンルで、かつ、アレルゲン物質を含まない商品を検索して提示する手段を備えることにより、顧客は代替商品の購入が容易となり、店舗側にとっても代替商品の購入可能性が高まるため、アレルゲン含有商品を取扱うことによる売り上げの減少を極力防止することが可能となる。
また、抽出したアレルゲン含有商品についての交換又は返品に応じて、差額の精算処理を行う手段を備えることとしたので、精算処理後にアレルゲン情報の確認処理を行う場合であっても、商品交換,返品に伴う精算処理を容易に行うことが可能となる。
また、アレルゲン含有商品について購入が選択された場合に、アレルゲン含有商品であること及びアレルゲン情報確認済みであることを示す識別情報を商品購入履歴に含めることとしたので、顧客がアレルゲン含有商品であることを知った上で購入したことを容易に確認することができる。
また、広告対象商品の中から購入頻度の高いジャンルで、かつ、アレルゲン物質を含まない商品を検索して各顧客に対する個人広告情報を生成する手段を備えることとしたので、食物アレルギー者に対する適切な広告情報の提供を行うことが可能となる。
また、各顧客毎のアレルゲン情報として、任意の者に関連するアレルゲン物質を含むことを可能としたので、同居者等、顧客の購入する食品を食する者に関するアレルゲン含有商品の購入を防止することが可能となる。
また、抽出したアレルゲン含有商品と同一ジャンルで、かつ、アレルゲン物質を含まない商品を検索して提示する手段を備えることにより、顧客は代替商品の購入が容易となり、店舗側にとっても代替商品の購入可能性が高まるため、アレルゲン含有商品を取扱うことによる売り上げの減少を極力防止することが可能となる。
また、抽出したアレルゲン含有商品についての交換又は返品に応じて、差額の精算処理を行う手段を備えることとしたので、精算処理後にアレルゲン情報の確認処理を行う場合であっても、商品交換,返品に伴う精算処理を容易に行うことが可能となる。
また、アレルゲン含有商品について購入が選択された場合に、アレルゲン含有商品であること及びアレルゲン情報確認済みであることを示す識別情報を商品購入履歴に含めることとしたので、顧客がアレルゲン含有商品であることを知った上で購入したことを容易に確認することができる。
また、広告対象商品の中から購入頻度の高いジャンルで、かつ、アレルゲン物質を含まない商品を検索して各顧客に対する個人広告情報を生成する手段を備えることとしたので、食物アレルギー者に対する適切な広告情報の提供を行うことが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係る販売支援システムについて、図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る販売支援システムの概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、販売支援システム100は、食品を販売するスーパーマーケット等の店舗において、サーバ101と、サーバに接続されたアレルゲン情報確認用端末102とが設置されている。アレルゲン情報確認用端末102は、販売対象となる商品103に予め取付けられた電子タグ104及びICカード105から情報を受信するアンテナ106を有する読取装置107を備えている。ここで用いる電子タグ104には、カード方式のもの、バーコードのようなラベルにアンテナとICチップを埋め込んだラベル方式のものなどがある。この電子タグを用いる電子タグ識別システムは、物品などに取り付けられる電子タグと呼ばれる応答器と、ホスト側に接続される質問器とで構成され、これら応答器と質問器との間で、磁気,誘導電磁界,マイクロ波(電波)等の伝送媒体を非接触で交信を行なうことを特徴としている。
電子タグ104には、各食品の原材料を含む商品情報が予め記憶されており、ICカード105には顧客及び顧客の同居者等のアレルゲン情報を含む顧客情報が登録されている。
アレルゲン情報確認用端末102は、精算処理済みの商品について、電子タグ104に記憶された原材料と、ICカード105に記憶された顧客等のアレルゲン情報とに基づき、原材料にアレルゲン物質を含むアレルゲン含有商品を抽出して、アレルゲン含有商品についての交換,返金処理を行う。
サーバ101は、ネットワーク110を介して、顧客用端末111及び諸費品会社等に設置された商品提供元サーバ112に対し相互にアクセス可能に接続されており、商品提供元サーバ112に格納された情報を参照して、各商品の原材料,生産・流通情報等を取得するとともに、店舗内の商品情報の管理及び顧客の購入履歴管理等を行う。なお、顧客用端末111からサーバ101にアクセスすることにより、アレルゲン情報を含む顧客情報の登録及び購入履歴の参照を可能とする。
図1は、本発明の一実施の形態に係る販売支援システムの概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、販売支援システム100は、食品を販売するスーパーマーケット等の店舗において、サーバ101と、サーバに接続されたアレルゲン情報確認用端末102とが設置されている。アレルゲン情報確認用端末102は、販売対象となる商品103に予め取付けられた電子タグ104及びICカード105から情報を受信するアンテナ106を有する読取装置107を備えている。ここで用いる電子タグ104には、カード方式のもの、バーコードのようなラベルにアンテナとICチップを埋め込んだラベル方式のものなどがある。この電子タグを用いる電子タグ識別システムは、物品などに取り付けられる電子タグと呼ばれる応答器と、ホスト側に接続される質問器とで構成され、これら応答器と質問器との間で、磁気,誘導電磁界,マイクロ波(電波)等の伝送媒体を非接触で交信を行なうことを特徴としている。
電子タグ104には、各食品の原材料を含む商品情報が予め記憶されており、ICカード105には顧客及び顧客の同居者等のアレルゲン情報を含む顧客情報が登録されている。
アレルゲン情報確認用端末102は、精算処理済みの商品について、電子タグ104に記憶された原材料と、ICカード105に記憶された顧客等のアレルゲン情報とに基づき、原材料にアレルゲン物質を含むアレルゲン含有商品を抽出して、アレルゲン含有商品についての交換,返金処理を行う。
サーバ101は、ネットワーク110を介して、顧客用端末111及び諸費品会社等に設置された商品提供元サーバ112に対し相互にアクセス可能に接続されており、商品提供元サーバ112に格納された情報を参照して、各商品の原材料,生産・流通情報等を取得するとともに、店舗内の商品情報の管理及び顧客の購入履歴管理等を行う。なお、顧客用端末111からサーバ101にアクセスすることにより、アレルゲン情報を含む顧客情報の登録及び購入履歴の参照を可能とする。
図2は、販売支援システム100を構成するサーバ101の概略構成を示すブロック図である。
サーバ101は、例えば、商品情報ファイル201及び販売管理ファイル202を有するとともに、代替商品検索手段203と、購入履歴登録手段204とを備える。
商品情報ファイル201は、販売対象となる商品について、食品会社等の端末から登録された情報を格納するものであり、例えば、品目・製造番号・製造ロット番号・製造元・製造年月日・賞味期限・入荷日・生産元・原産地・原材料・数量/重量・在庫数量・商品ジャンル等の情報を含む。なお、商品の種類により製造元から入手するタイプと生産者又は調査機関から入手するタイプとを区別する。例えば、製造元から入手するタイプとしては、加工食品・パン・菓子類・冷凍食品・飲料水・酒類・インスタント食品・調味料,自社製造でない総菜等が該当し、生産者又は調査機関から入手するタイプとしては、生鮮三品(生肉、野菜及び青果、鮮魚)・米穀類・玉子等が該当する。
販売管理ファイル202は、顧客の購入履歴情報を含むものである。この場合、顧客の購入履歴には、購入商品についてアレルゲン情報確認処理を行ったか否かを示す識別情報と、購入した商品がアレルゲン含有商品か否かを示す識別情報とを含むものとする。これにより、アレルゲン含有商品であることを確認した上で購入したものか否かを容易に確認することが可能となる。
代替商品検索手段203は、アレルゲン情報確認用端末107が抽出したアレルゲン含有商品の商品ジャンルに応じて、商品情報ファイルから同一ジャンルの代替商品を検索する。この場合、検索した代替商品についても、アレルゲン情報確認用端末107から受信したアレルゲン情報に基づきアレルゲン含有商品か否かを判定する。
購入履歴登録手段204は、後述する購入商品確定処理に応じて、購入商品履歴データを販売情報ファイルに格納する。
なお、サーバ101は、アレルゲン情報確認用端末102の他、店舗内に設置されたPOS端末等にも接続されているものとする。
サーバ101は、例えば、商品情報ファイル201及び販売管理ファイル202を有するとともに、代替商品検索手段203と、購入履歴登録手段204とを備える。
商品情報ファイル201は、販売対象となる商品について、食品会社等の端末から登録された情報を格納するものであり、例えば、品目・製造番号・製造ロット番号・製造元・製造年月日・賞味期限・入荷日・生産元・原産地・原材料・数量/重量・在庫数量・商品ジャンル等の情報を含む。なお、商品の種類により製造元から入手するタイプと生産者又は調査機関から入手するタイプとを区別する。例えば、製造元から入手するタイプとしては、加工食品・パン・菓子類・冷凍食品・飲料水・酒類・インスタント食品・調味料,自社製造でない総菜等が該当し、生産者又は調査機関から入手するタイプとしては、生鮮三品(生肉、野菜及び青果、鮮魚)・米穀類・玉子等が該当する。
販売管理ファイル202は、顧客の購入履歴情報を含むものである。この場合、顧客の購入履歴には、購入商品についてアレルゲン情報確認処理を行ったか否かを示す識別情報と、購入した商品がアレルゲン含有商品か否かを示す識別情報とを含むものとする。これにより、アレルゲン含有商品であることを確認した上で購入したものか否かを容易に確認することが可能となる。
代替商品検索手段203は、アレルゲン情報確認用端末107が抽出したアレルゲン含有商品の商品ジャンルに応じて、商品情報ファイルから同一ジャンルの代替商品を検索する。この場合、検索した代替商品についても、アレルゲン情報確認用端末107から受信したアレルゲン情報に基づきアレルゲン含有商品か否かを判定する。
購入履歴登録手段204は、後述する購入商品確定処理に応じて、購入商品履歴データを販売情報ファイルに格納する。
なお、サーバ101は、アレルゲン情報確認用端末102の他、店舗内に設置されたPOS端末等にも接続されているものとする。
図3は、本実施の形態に係る販売支援システム100に用いられる電子タグの一例を示す図である。
図3では、電子タグ102を円形状に構成した例を示している。電子タグ102は情報を送受信するためのアンテナ301と、アンテナ301に接続されたICチップ302から成っている。
電子タグ102と送受信器との間の交信には電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式等のいずれかを用いる。これらの方式の内で、電磁結合方式、マイクロ波方式によるものは、送受信器からの伝送信号のエネルギーを応答器の駆動電力として用いることが出来る。このため、電池を駆動源とする場合のように、電池の減衰による応答能力の劣化や使用限界に至る心配がない。なお、本実施の形態ではマイクロ波方式を用いるものとする。
図3では、電子タグ102を円形状に構成した例を示している。電子タグ102は情報を送受信するためのアンテナ301と、アンテナ301に接続されたICチップ302から成っている。
電子タグ102と送受信器との間の交信には電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式等のいずれかを用いる。これらの方式の内で、電磁結合方式、マイクロ波方式によるものは、送受信器からの伝送信号のエネルギーを応答器の駆動電力として用いることが出来る。このため、電池を駆動源とする場合のように、電池の減衰による応答能力の劣化や使用限界に至る心配がない。なお、本実施の形態ではマイクロ波方式を用いるものとする。
図4は、図3に示す電子タグ104の記憶領域内に記憶されている商品情報の一例を示す。
電子タグ104には、サーバ101の商品情報ファイル201に格納された情報の一部として、図4に示すように、例えば、各商品を識別する識別情報としての商品ID401,商品名402,取引先コード403,製造会社/製造者名404,製品固有ID405,製造日406,出荷日407,賞味期限408,原材料409の各情報が記憶されている。
電子タグ104には、サーバ101の商品情報ファイル201に格納された情報の一部として、図4に示すように、例えば、各商品を識別する識別情報としての商品ID401,商品名402,取引先コード403,製造会社/製造者名404,製品固有ID405,製造日406,出荷日407,賞味期限408,原材料409の各情報が記憶されている。
図5は、サーバ101の有する商品情報ファイル201を構成するアレルゲン情報のデータ構造の一例示す図である。
アレルゲン情報は、例えば、食品衛生法等の規定に基づき指定された特定原材料(5品目)及び特定原材料に準ずるもの(19品目)を示す。
具体的には、アレルゲン物質としての特定原材料及び特定原材料に準ずるもの(以下、「特定原材料等」とする。)を「穀物」,「野菜・果物」,「魚介類」に分類した大分類501と、特定原材料等の品目を示す中分類502と、特定加工食品を示す小分類503とで示している。
なお、アレルゲン情報としては、特定原材料等に限られるものでは無く、他の原材料等を含めることとしてもよい。
アレルゲン情報は、例えば、食品衛生法等の規定に基づき指定された特定原材料(5品目)及び特定原材料に準ずるもの(19品目)を示す。
具体的には、アレルゲン物質としての特定原材料及び特定原材料に準ずるもの(以下、「特定原材料等」とする。)を「穀物」,「野菜・果物」,「魚介類」に分類した大分類501と、特定原材料等の品目を示す中分類502と、特定加工食品を示す小分類503とで示している。
なお、アレルゲン情報としては、特定原材料等に限られるものでは無く、他の原材料等を含めることとしてもよい。
図6は、顧客の所持するICカード105内に記憶された顧客情報のデータ構造の一例を示す図である。
顧客情報は、ICカード登録者情報610と、アレルゲン情報620と、アレルゲン含有商品情報630とで構成している。
ICカード登録者情報610には、登録者の氏名,住所等の個人情報が含まれる。
アレルゲン情報620には、登録者を含む同居者等についての年齢,性別,アレルゲン物質,発生症状が含まれる。この場合、顧客が食品を購入する際にアレルゲン情報620を考慮するすべき者として同居者等の情報を含むこととしている。アレルゲン情報620の登録では、図5に示すアレルゲン情報の中分類502,小分類503に示す食品を選択させる他、過去にアレルギー反応が起きた具体的な食品名を任意に入力させることも可能とする。なお、具体的な食品名が入力された場合には、当該食品の原材料を商品情報ファイルから抽出して、原因となり得るアレルゲン物質や、複数の食品に重複する原材料(アレルゲン物質となる可能性のあるもの)を表示し、その中から選択させることとしてもよい。
アレルゲン含有商品情報630には、過去の清算処理においてアレルゲン物質有りと判定された商品についての商品ID,ジャンル,商品名が含まれる。
顧客情報は、ICカード登録者情報610と、アレルゲン情報620と、アレルゲン含有商品情報630とで構成している。
ICカード登録者情報610には、登録者の氏名,住所等の個人情報が含まれる。
アレルゲン情報620には、登録者を含む同居者等についての年齢,性別,アレルゲン物質,発生症状が含まれる。この場合、顧客が食品を購入する際にアレルゲン情報620を考慮するすべき者として同居者等の情報を含むこととしている。アレルゲン情報620の登録では、図5に示すアレルゲン情報の中分類502,小分類503に示す食品を選択させる他、過去にアレルギー反応が起きた具体的な食品名を任意に入力させることも可能とする。なお、具体的な食品名が入力された場合には、当該食品の原材料を商品情報ファイルから抽出して、原因となり得るアレルゲン物質や、複数の食品に重複する原材料(アレルゲン物質となる可能性のあるもの)を表示し、その中から選択させることとしてもよい。
アレルゲン含有商品情報630には、過去の清算処理においてアレルゲン物質有りと判定された商品についての商品ID,ジャンル,商品名が含まれる。
図7は、本発明の一実施の形態に係る販売支援システムの行う購入食品確認処理手順を示すフローチャートである。この場合、顧客に対し予めICカード105に顧客情報を登録させておく。例えば、店舗内に設置された登録用端末又は顧客端末111から登録された顧客情報に基づき、ICカード105を発行する。なお、顧客端末111から顧客情報が登録された場合には、情報登録後にICカード105を受け取るためのパスワード等の情報を設定させ、ICカード105の発行の際にパスワードを入力させて本人確認を行うものとする。
購入商品確認処理では、予めレジカウンターにおいて通常の精算処理を行わせる。
精算処理後、顧客により店舗内の専用カウンターに運ばれた購入食品について、読取装置106により電子タグに記憶された情報を読み込み(ステップ701)、原材料を含む購入食品リストを生成するとともに(ステップ702)、ICカード105の所持確認を行う(ステップ703)。購入食品リストの生成の際には、精算処理済みの商品についてPOS端末から登録された購入履歴に示す購入商品との整合性を確認することとしてもよい。また、ICカード105の所持確認としては、例えば、ICカード105の提示メッセージをアレルゲン情報確認用端末102に表示して、読取装置106にICカード105の記憶情報を読取らせ、所持していない顧客に対してはICカード発行ボタンの押下等をさせることにより、ICカード105の発行処理を行う(ステップ704)。ICカードの発行処理では、予め顧客端末111又は店舗内に設けられた登録用端末により登録された顧客情報をICカード105に記憶させて発行する。
一方、ICカード105を所持している場合には、読取装置がICカード105内のアレルゲン情報620を読み込み(ステップ705)、アレルゲン情報確認用端末102が、当該アレルゲン情報と、購入食品の原材料情報とを確認してアレルゲン確認処理を行う(ステップ706)。
確認の結果、アレルゲン物質ありと判定した場合には(ステップ707)購入商品リストにアレルゲン物質含有商品であることを示す情報を付加するとともに(ステップ708)、ICカード105の商品登録情報を参照して未登録か否かを判定し(ステップ709)、未登録の場合にはアレルゲン含有商品情報630の登録を行う(ステップ710)。
以上の処理を、購入食品の全てについて繰り返し行い(ステップ711)、サーバ101から取得した商品情報とアレルゲン物質確認結果とを含む購入食品リスト及びアレルゲン含有商品リストを生成して表示するとともに(ステップ712)、後述する商品交換処理を行う(ステップ713)。
購入商品確認処理では、予めレジカウンターにおいて通常の精算処理を行わせる。
精算処理後、顧客により店舗内の専用カウンターに運ばれた購入食品について、読取装置106により電子タグに記憶された情報を読み込み(ステップ701)、原材料を含む購入食品リストを生成するとともに(ステップ702)、ICカード105の所持確認を行う(ステップ703)。購入食品リストの生成の際には、精算処理済みの商品についてPOS端末から登録された購入履歴に示す購入商品との整合性を確認することとしてもよい。また、ICカード105の所持確認としては、例えば、ICカード105の提示メッセージをアレルゲン情報確認用端末102に表示して、読取装置106にICカード105の記憶情報を読取らせ、所持していない顧客に対してはICカード発行ボタンの押下等をさせることにより、ICカード105の発行処理を行う(ステップ704)。ICカードの発行処理では、予め顧客端末111又は店舗内に設けられた登録用端末により登録された顧客情報をICカード105に記憶させて発行する。
一方、ICカード105を所持している場合には、読取装置がICカード105内のアレルゲン情報620を読み込み(ステップ705)、アレルゲン情報確認用端末102が、当該アレルゲン情報と、購入食品の原材料情報とを確認してアレルゲン確認処理を行う(ステップ706)。
確認の結果、アレルゲン物質ありと判定した場合には(ステップ707)購入商品リストにアレルゲン物質含有商品であることを示す情報を付加するとともに(ステップ708)、ICカード105の商品登録情報を参照して未登録か否かを判定し(ステップ709)、未登録の場合にはアレルゲン含有商品情報630の登録を行う(ステップ710)。
以上の処理を、購入食品の全てについて繰り返し行い(ステップ711)、サーバ101から取得した商品情報とアレルゲン物質確認結果とを含む購入食品リスト及びアレルゲン含有商品リストを生成して表示するとともに(ステップ712)、後述する商品交換処理を行う(ステップ713)。
図8は、購入食品確認処理における商品交換処理(ステップ713)の詳細を示すフローチャートである。
商品交換処理では、まず、生成した購入食品リストを参照し、購入食品の中に交換対象食品(アレルゲン物質が含まれている購入食品)が含まれているか否かを判定する(ステップ801)。
この結果、交換対象食品が含まれている場合には、代替商品の検索処理を行う(ステップ802)。代替商品の検索処理では、購入食品と同一ジャンルの商品で、アレルゲン物質を含まない商品を商品情報ファイル201から検索する。
検索の結果、代替商品が存在する場合には(ステップ803)、代替商品のリストを表示して、商品の交換をするか否かを顧客に選択させる(ステップ804)。ここで、商品の交換が選択された場合には購入食品と代替商品との交換処理を行い(ステップ805)。交換処理の結果、購入食品と代替商品とで差額が発生するか否かを判定し(ステップ806)、差額が発生する場合には、差額分の精算処理を行う(ステップ807)。
一方、ステップ803において代替商品が存在しない場合、または、ステップ804において商品交換が選択されなかった場合には、購入商品の返品を行うか否かを選択させ(ステップ808)、返品が選択された場合には返金処理を行う(ステップ809)。
交換対象食品について以上の処理が終了した後、または、ステップ801において交換対象食品が含まれていない場合、ステップ808において返品が選択されなかった場合には、購入食品確定処理として、販売管理ファイルに購入商品データを蓄積する(ステップ810)。この場合の購入商品データには、商品名,商品ジャンル,購入日等の他、アレルゲン情報確認処理を行ったか否かの識別情報と、アレルゲン含有商品であるか否かの識別情報とを含むものとし、購入商品データを確認することにより、各顧客がアレルゲン含有商品であることを確認した上で購入したものか否かを把握できるものとする。
商品交換処理では、まず、生成した購入食品リストを参照し、購入食品の中に交換対象食品(アレルゲン物質が含まれている購入食品)が含まれているか否かを判定する(ステップ801)。
この結果、交換対象食品が含まれている場合には、代替商品の検索処理を行う(ステップ802)。代替商品の検索処理では、購入食品と同一ジャンルの商品で、アレルゲン物質を含まない商品を商品情報ファイル201から検索する。
検索の結果、代替商品が存在する場合には(ステップ803)、代替商品のリストを表示して、商品の交換をするか否かを顧客に選択させる(ステップ804)。ここで、商品の交換が選択された場合には購入食品と代替商品との交換処理を行い(ステップ805)。交換処理の結果、購入食品と代替商品とで差額が発生するか否かを判定し(ステップ806)、差額が発生する場合には、差額分の精算処理を行う(ステップ807)。
一方、ステップ803において代替商品が存在しない場合、または、ステップ804において商品交換が選択されなかった場合には、購入商品の返品を行うか否かを選択させ(ステップ808)、返品が選択された場合には返金処理を行う(ステップ809)。
交換対象食品について以上の処理が終了した後、または、ステップ801において交換対象食品が含まれていない場合、ステップ808において返品が選択されなかった場合には、購入食品確定処理として、販売管理ファイルに購入商品データを蓄積する(ステップ810)。この場合の購入商品データには、商品名,商品ジャンル,購入日等の他、アレルゲン情報確認処理を行ったか否かの識別情報と、アレルゲン含有商品であるか否かの識別情報とを含むものとし、購入商品データを確認することにより、各顧客がアレルゲン含有商品であることを確認した上で購入したものか否かを把握できるものとする。
図9は、アレルゲン情報確認処理の結果として表示される購入商品リスト表示画面の一例を示す図である。
購入商品リスト表示画面900は、購入商品リスト910として品名911,価格912,生産者・生産会社名913,原産地・生産地名914,食品ジャンル915,原材料名916,アレルゲン917,含有率918等の各情報を表示するとともに、確認ボタン920を有している。
アレルゲン917は、原材料名916に示す各原材料がアレルゲン物質に該当するか否かを示すものであり、「○」がアレルゲン物質に該当する原材料,「×」がアレルゲン物質に該当しない原材料を表す。
購入商品リスト表示画面900において確認ボタン920が押下されると、購入商品にアレルゲン含有商品が含まれている場合には後述するアレルゲン含有商品リスト表示画面を表示して図8に示す商品交換処理を行い、含まれていない場合にはそのまま購入商品確定処理を行う。
購入商品リスト表示画面900は、購入商品リスト910として品名911,価格912,生産者・生産会社名913,原産地・生産地名914,食品ジャンル915,原材料名916,アレルゲン917,含有率918等の各情報を表示するとともに、確認ボタン920を有している。
アレルゲン917は、原材料名916に示す各原材料がアレルゲン物質に該当するか否かを示すものであり、「○」がアレルゲン物質に該当する原材料,「×」がアレルゲン物質に該当しない原材料を表す。
購入商品リスト表示画面900において確認ボタン920が押下されると、購入商品にアレルゲン含有商品が含まれている場合には後述するアレルゲン含有商品リスト表示画面を表示して図8に示す商品交換処理を行い、含まれていない場合にはそのまま購入商品確定処理を行う。
図10は、購入商品にアレルゲン含有商品が含まれている場合に表示するアレルゲン含有商品リスト表示画面の一例を示す図である。
アレルゲン含有商品リスト表示画面1000では、案内メッセージ1010と、商品リスト1020と、差額合計表示部1030と、確定ボタン1040とを含む。
商品リスト1020には、商品名1021と、アレルゲンに該当する原材料名1022と、商品の価格1023と、購入個数1024と、差額1025と、処理方法1026とを表示する。また、代替商品がある場合には商品名1021に下線を表示し、当該商品が選択されると後述する代替商品リスト表示画面を表示する。
ここで、差額1025には、返品を選択した場合には返金額を表示し、商品交換が選択された場合には代替商品との差額を表示する。
処理方法1026は、ラジオボタンにより「購入」,「交換」,「返品」のいずれか一つを選択可能としている。なお、「交換」については代替商品が検索された場合のみ選択可能となる。
差額合計表示部1030は、商品リストの差額の合計を表示する。
商品リスト1020に表示された全てのアレルゲン含有商品について、購入,交換,返品のいずれかが選択された状態で確定ボタン1040が押下されることにより、購入商品の確定処理を行う。
アレルゲン含有商品リスト表示画面1000では、案内メッセージ1010と、商品リスト1020と、差額合計表示部1030と、確定ボタン1040とを含む。
商品リスト1020には、商品名1021と、アレルゲンに該当する原材料名1022と、商品の価格1023と、購入個数1024と、差額1025と、処理方法1026とを表示する。また、代替商品がある場合には商品名1021に下線を表示し、当該商品が選択されると後述する代替商品リスト表示画面を表示する。
ここで、差額1025には、返品を選択した場合には返金額を表示し、商品交換が選択された場合には代替商品との差額を表示する。
処理方法1026は、ラジオボタンにより「購入」,「交換」,「返品」のいずれか一つを選択可能としている。なお、「交換」については代替商品が検索された場合のみ選択可能となる。
差額合計表示部1030は、商品リストの差額の合計を表示する。
商品リスト1020に表示された全てのアレルゲン含有商品について、購入,交換,返品のいずれかが選択された状態で確定ボタン1040が押下されることにより、購入商品の確定処理を行う。
図11は、商品交換処理において、アレルゲン情報確認用端末で表示する代替商品リスト表示画面の一例を示す図である。
代替商品リスト表示画面1100には、案内メッセージ1110と、代替商品リスト1120と、代替ボタン1130及びキャンセルボタン1140とを含む。
代替商品リスト1120では、代替商品についての商品名1121,価格1122,購入食品の価格との差額1123,選択商品チェックボックス1124を表示する。
例えば、代替商品リスト1120において、品名「寿司詰め合わせ『竹』」の選択商品チェックボックス1124がチェックされた状態で代替ボタン1130が押下されることにより、図10に示す商品リスト1020の商品名1021,該当原材料名1022,価格1023,差額1025,該当人数1026をそれぞれ「寿司詰め合わせ『竹』」,「−」,「¥498」,「−100」とするとともに、処理方法1028を「交換」に設定する。
代替商品リスト表示画面1100には、案内メッセージ1110と、代替商品リスト1120と、代替ボタン1130及びキャンセルボタン1140とを含む。
代替商品リスト1120では、代替商品についての商品名1121,価格1122,購入食品の価格との差額1123,選択商品チェックボックス1124を表示する。
例えば、代替商品リスト1120において、品名「寿司詰め合わせ『竹』」の選択商品チェックボックス1124がチェックされた状態で代替ボタン1130が押下されることにより、図10に示す商品リスト1020の商品名1021,該当原材料名1022,価格1023,差額1025,該当人数1026をそれぞれ「寿司詰め合わせ『竹』」,「−」,「¥498」,「−100」とするとともに、処理方法1028を「交換」に設定する。
図12は、アレルゲン情報を考慮した個人広告情報の生成処理手順を示すフローチャートである。
本処理では、まず、サーバの販売管理ファイルから顧客毎の商品購入履歴を取得して集計し(ステップ1201)、購入頻度の高い商品ジャンルを抽出する(ステップ1202)。
抽出した商品ジャンルに基づき、店員等により任意に登録された広告対象商品の中に同一ジャンルの商品が含まれているか否かを判定する(ステップ1203)。
抽出した商品について、当該商品の原材料と顧客のアレルゲン情報と比較して、アレルゲン物質を含むか否かを判定する(ステップ1204)。
判定の結果、アレルゲン物質を含まない場合には、その商品について個人広告情報を生成する(ステップ1205)。
個人広告情報の提示方法としては、例えば、専用端末やレジスター,レシート等に表示する他、ダイレクトメールや電子メール等で顧客に通知することとしてもよい。
本処理では、まず、サーバの販売管理ファイルから顧客毎の商品購入履歴を取得して集計し(ステップ1201)、購入頻度の高い商品ジャンルを抽出する(ステップ1202)。
抽出した商品ジャンルに基づき、店員等により任意に登録された広告対象商品の中に同一ジャンルの商品が含まれているか否かを判定する(ステップ1203)。
抽出した商品について、当該商品の原材料と顧客のアレルゲン情報と比較して、アレルゲン物質を含むか否かを判定する(ステップ1204)。
判定の結果、アレルゲン物質を含まない場合には、その商品について個人広告情報を生成する(ステップ1205)。
個人広告情報の提示方法としては、例えば、専用端末やレジスター,レシート等に表示する他、ダイレクトメールや電子メール等で顧客に通知することとしてもよい。
なお、本発明の構成は前記実施の形態に示すものに限らず、各端末の構成,データベース構成等を変更してもよい。例えば、サーバとアレルゲン情報確認用端末とを分けずに一つの端末で構成することとしてもよい。また、サーバ及びアレルゲン情報端末を構成する各処理手段についても、サーバとアレルゲン情報確認用端末とのいずれに備えることとしてもよい。
また、前記実施の形態では、購入商品の精算処理後に、アレルゲン情報確認処理を行うこととして説明しているが、これに限らず、精算処理の前、または、精算処理時に行うこととしてもよい。
また、アレルゲン含有商品か否かの判定では、ICカードに記憶されたアレルゲン含有商品情報と購入商品との比較を行うこととしてもよい。
また、ICカード及び電子タグに記憶させる情報のデータ構造についても前記実施の形態に示すものに限られない。例えば、アレルゲン情報及び原材料情報については、ICカード又は電子タグに記憶させずに、読取装置が読み取った識別情報に基づきサーバから取得することとしてもよい。
また、前記実施の形態では、購入商品の精算処理後に、アレルゲン情報確認処理を行うこととして説明しているが、これに限らず、精算処理の前、または、精算処理時に行うこととしてもよい。
また、アレルゲン含有商品か否かの判定では、ICカードに記憶されたアレルゲン含有商品情報と購入商品との比較を行うこととしてもよい。
また、ICカード及び電子タグに記憶させる情報のデータ構造についても前記実施の形態に示すものに限られない。例えば、アレルゲン情報及び原材料情報については、ICカード又は電子タグに記憶させずに、読取装置が読み取った識別情報に基づきサーバから取得することとしてもよい。
100 販売支援システム、101 サーバ、102 商品、103 電子タグ、104 ICカード、105 アンテナ、106 読取装置、107 アレルゲン情報確認用端末、110 ネットワーク、111 顧客用端末、112 商品提供元サーバ。
Claims (6)
- 顧客の所持するICカード及び商品に取付けられた電子タグから記憶情報を読み取る読取装置と、
前記読取装置の読み取った各記憶情報に基づき、各顧客について任意に登録されたアレルゲン物質名を含むアレルゲン情報と、各商品の原材料情報とを取得し、取得したアレルゲン情報に示すアレルゲン物質と原材料情報とを比較して、当該比較結果に基づきアレルゲン物質を含む商品を抽出して表示装置に表示するアレルゲン含有商品抽出手段と
を備えることを特徴とする食物アレルギー者対応販売支援システム。 - 前記アレルゲン情報は、当該ICカード所持者に関係するアレルゲン物質の他、任意の者に関係するアレルゲン物質を含むことを特徴とする請求項1に記載の食物アレルギー者対応販売支援システム。
- 前記食物アレルギー者対応販売支援システムは、
予め各商品の商品ジャンルを含む商品情報を記憶した商品情報記憶手段と、
前記アレルゲン含有商品抽出手段の抽出した購入商品の商品ジャンルに基づき、前記商品情報記憶手段から同一商品ジャンルで、かつ、前記アレルゲン情報に示すアレルゲン物質を含まない代替商品を抽出して表示装置に表示する手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の食物アレルギー者対応販売支援システム。 - 前記食物アレルギー者対応販売支援システムは、
精算処理済みの商品の中から前記アレルゲン含有商品抽出手段が抽出した商品について、前記代替商品抽出手段が抽出した代替商品への交換、返品又は購入のいずれかを任意に選択させ、選択結果に応じて差額の精算処理を行うことを特徴とする手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食物アレルギー者対応販売支援システム。 - 前記食物アレルギー者対応販売支援システムは、
前記アレルゲン含有商品抽出手段が抽出した商品について購入が選択された場合に、アレルゲン含有商品であること及びアレルゲン情報確認済みであることを示す識別情報を商品購入履歴に含めて記憶する手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の食物アレルギー者対応販売支援システム。 - 前記商品購入履歴は、購入商品の商品ジャンルを含むものとし、
前記食物アレルギー者対応販売支援システムは、
任意に選択された広告対象商品を登録する手段と、
前記商品購入履歴を参照して、購入頻度の高い商品ジャンルを抽出し、当該商品ジャンルと同一ジャンルの商品を前記広告対象商品から抽出するとともに、抽出した広告対象商品の中から、前記アレルゲン情報に示すアレルゲン物質を含まない商品を抽出して各顧客毎の広告情報を生成する手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の食物アレルギー者対応販売支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005124711A JP2006302076A (ja) | 2005-04-22 | 2005-04-22 | 食物アレルギー者対応販売支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005124711A JP2006302076A (ja) | 2005-04-22 | 2005-04-22 | 食物アレルギー者対応販売支援システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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