JP2007086861A - 精算処理システム及びラベル記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】何時に製造された商品が何時に販売されたかを事後的に把握できるようにする。
【解決手段】店舗内で加工製造された加工商品には、計量値付装置を利用してラベル5が貼付される。このラベル5には、バーコード51が印刷され、このバーコード51が示す数値コードには、商品パックに固有のパック識別コードC2が含まれている。パック識別コードC2は、当該商品の製造時刻を示す製造時刻コードC23を含んでいる。商品を販売する際においては、当該商品に付されたラベル5のバーコード51がPOSターミナルに読み込まれ、当該商品の製造時刻がPOSターミナルに取得される。そして、その時点の絶対時刻である販売時刻と製造時刻とが関連付けられ、販売実績データとして記録される。この販売実績データを参照することで、何時に製造された商品が何時に販売されたかを事後的に把握できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、商品に係る情報を当該商品に付するラベルに記録する技術に関する。
スーパーマーケットなどの小売店舗では、精肉や総菜などの商品については、店舗内で加工製造を行うことが一般的である。このような加工商品は、個々の商品(パック)ごとに重量が異なる不定貫商品であることから、商品種毎に割り当てられる商品コードにより売価を管理できない。このため、計量値付装置を利用して、商品毎に重量に応じた売価を含むバーコードを印刷したラベルを発行し、そのラベルを当該商品に貼付するようにしている。そして、商品の精算処理においては、そのバーコードをPOSターミナルに読み取らせて当該商品の売価を取得させるようになっている。
なお、本発明に関連する技術を開示する先行技術文献として、下記の文献がある。
特開2003−168170号公報
ところで、スーパーマーケットなどの小売店舗においては、加工商品の製造過多による廃棄ロスや、製造過少によるチャンスロスなどが頻繁に発生している。一方で近年、食品に対する安全衛生意識が高まってきており、消費者はより新鮮で安全な食品を求める傾向がある。
このことから小売店舗においては、加工商品を新鮮なうちに販売できるように、適切な数の加工商品を適時に製造することが求められている。このため、何時に製造された商品が、何時に販売されたかを事後的に把握できる技術が要望されている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、何時に製造された商品が、何時に販売されたかを事後的に把握できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、販売対象となる商品の精算処理を行う精算処理システムであって、前記商品に付されたラベルから、当該商品の製造時刻を示すコードを含む識別コードを読み取る読取手段と、絶対時刻を計時する計時手段と、前記計時手段にて得られる前記商品の販売時刻と、前記商品の前記識別コードとを関連付けて記録する記録手段と、を備えている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の精算処理システムにおいて、前記製造時刻の最小桁は、1/10秒以下である。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の精算処理システムにおいて、前記識別コードは、当該識別コードを前記ラベルに記録するラベル記録装置に固有のコードを含む。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の精算処理システムにおいて、前記識別コードは、前記商品が製造された店舗に固有のコードを含む。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の精算処理システムにおいて、前記識別コードは、食品である前記商品の商品属性を示すコードを含み、前記商品の前記識別コードが示す製造時刻と、前記計時手段にて得られる絶対時刻とに基づいて、前記製造時刻からの経過時間を導出する手段と、前記経過時間と、前記商品の前記識別コードが示す商品属性とに基づいて、当該商品の販売適格性を判断する手段と、をさらに備えている。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の精算処理システムにおいて、前記識別コードは、食品である前記商品の商品属性を示すコードを含み、前記商品の前記識別コードが示す製造時刻と、前記計時手段にて得られる絶対時刻とに基づいて、前記製造時刻からの経過時間を導出する手段と、前記経過時間と、前記商品の前記識別コードが示す商品属性とに基づいて、当該商品の売価を値引きする値引手段と、をさらに備えている。
また、請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の精算処理システムにおいて、取引を行う顧客に固有の顧客コードを取得する手段と、前記顧客に販売した前記商品の前記識別コードと、当該顧客の顧客コードとを関連付けて記録する手段と、をさらに備えている。
また、請求項8の発明は、ラベルに情報を記録するラベル記録装置であって、商品に付するためのラベルに、当該商品の製造時刻を示すコードを含む識別コードを記録する記録手段、を備えている。
また、請求項9の発明は、請求項8に記載のラベル記録装置において、前記製造時刻の最小桁は、1/10秒以下である。
また、請求項10の発明は、請求項9に記載のラベル記録装置において、前記識別コードは、当該ラベル記録装置に固有のコードを含む。
また、請求項11の発明は、請求項10に記載のラベル記録装置において、前記識別コードは、前記商品が製造された店舗に固有のコードを含む。
また、請求項12の発明は、請求項8ないし11のいずれかに記載のラベル記録装置において、前記識別コードは、食品である前記商品の商品属性を示すコードを含む。
請求項1ないし7の発明によれば、商品の精算処理を行う際に製造時刻を含む識別コードを得て、販売時刻と製造時刻とを関連付けて記録することができる。その結果、何時に製造された商品が、何時に販売されたかを事後的に把握できる。
また、特に請求項2の発明によれば、製造時刻の最小桁が1/10秒以下であるため、製造時刻のみで各商品に固有の識別コードを割り当てることができる。重量差のある不定貫な商品であっても、各商品を識別コードで管理することができる。
また、特に請求項3の発明によれば、複数のラベル記録装置が存在していたとしても、各商品に固有のコードを割り当てることができる。
また、特に請求項4の発明によれば、商品を製造された店舗とは別の店舗で販売するような場合であっても、各商品に固有のコードを割り当てることができる。
また、特に請求項5の発明によれば、経過時間と商品属性とに基づいて、商品属性ごとに異なる商品の経時劣化の程度を的確に判断することができる。その結果、販売適格性を適格に判断できる。
また、特に請求項6の発明によれば、経過時間と商品属性とに基づいて商品の売価を値引きするため、商品属性ごとに異なる商品の経時劣化の程度に応じて値引きを行うことができる。
また、特に請求項7の発明によれば、いずれの顧客に何時に製造された商品を販売したかを事後的に把握できる。
また、請求項8ないし12の発明によれば、商品に付する識別コードにその商品の製造時刻を含めるため、販売時点において商品の製造時刻を記録することができる。その結果、何時に製造された商品が、何時に販売されたかを事後的に把握できる。
また、特に請求項9の発明によれば、製造時刻の最小桁が1/10秒以下であるため、製造時刻のみで各商品に固有の識別コードを割り当てることができる。重量差のある不定貫な商品であっても、各商品を識別コードで管理することができる。
また、特に請求項10の発明によれば、複数のラベル記録装置が存在していたとしても、各商品に固有のコードを割り当てることができる。
また、特に請求項11の発明によれば、商品を製造された店舗とは別の店舗で販売するような場合であっても、各商品に固有のコードを割り当てることができる。
また、特に請求項12の発明によれば、識別コードが商品属性を示すコードを含むため、製造時刻と商品属性とに基づいて商品の経時劣化の程度を適格に判断できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.商品取扱の概要>
本発明の実施の形態に係る装置の具体的な構成及び動作を説明する前に、まず、スーパーマーケットなどの食品商品を販売する小売店舗における商品の取り扱いについて簡単に説明する。
スーパーマーケットなどの小売店舗において取り扱われる食品商品は、入荷したそのままの状態で販売する商品(以下、「非加工商品」という。)と、入荷した原料を店舗内で加工製造を行って販売する商品(以下、「加工商品」という。)とに大別される。このような加工商品として代表的には、部分肉から加工される精肉、魚の切り身や刺身、青果をカットしたカットフルーツ、各種食材を調理した総菜などがある。
図1は、店舗における加工商品の取扱いの一例として、牛肉商品の取扱いを説明する図である。図に示すように、牛肉商品は、カタ、ヒレ、サーロインなどの生牛の各部位に相当する部分肉(ブロック肉)61として入荷される。
入荷された部分肉61は、加工製造処理(ステップS1)により、薄切り肉や角切り肉などの種々の形態の精肉に加工され、トレーに載せられて中間体商品62とされる。続いて、計量値付装置1が利用され、中間体商品62に値付処理(ステップS2)が行われる。この値付処理により、中間体商品62は、計量及びフィルム包装されるとともに、その重量に応じた売価等を示すバーコードを印刷したラベル5が貼付され、販売に供する商品としての商品パック63とされる。
この商品パック63は、店舗の販売エリアに陳列される。そして、消費者となる顧客64が購入を希望する商品パック63については、POSシステム2が利用されて精算処理(ステップS3)が行われる。精算処理では、商品パック63に付されたラベル5の読み取りにより売価が取得され、この売価に基づいて合計金額の導出や売買取引の決済などがなされる。
以上のような処理を経て、加工商品は顧客64に販売されることになる。加工商品は、個々の商品パックごとに重量が異なる不定貫商品であり、商品パックごとに売価が異なることになる。このため、加工商品は、商品の種類を示す商品コード(PLUコード)により売価を管理できない「NON−PLU商品」となることから、計量値付装置1を利用してラベル5にその売価が記載されるようになっている。
また、加工商品については、商品コードによっては、個々の商品パックを識別することも不可能である。このため、本実施の形態の計量値付装置1では、値付処理(ステップS2)において、個々の商品パックに固有の識別コードとなる「パック識別コード」を生成し、そのパック識別コードを示すバーコードをラベル5に印刷するようになっている。したがって、本実施の形態では、このパック識別コードにより加工商品を個々の商品パックごとに識別することが可能とされている。
以下、このような値付処理(ステップS2)を行う計量値付装置1、及び、精算処理(ステップS3)を行うPOSシステム2についてそれぞれ詳細に説明する。
<1−2.計量値付装置>
まず、商品に係る情報をラベルに記録するラベル記録装置となる計量値付装置1について説明する。図2は計量値付装置1の外観構成を示す図であり、図3は計量値付装置1の電気的構成を示すブロック図である。この計量値付装置1は、商品を計量し、商品をフィルムで包装し、重量に基づいてラベルを印刷し、かつ、当該ラベルを商品に貼付する機能を有している。
図2に示すように、計量値付装置1は、各種情報の表示を行う表示部11と、ユーザの操作や入力を受け付ける入力部12と、商品の重量を計量する計量部13と、商品をラップフィルムで包装する包装部14と、ラベルを印刷して商品に貼付するラベル処理部15とを備えている。
また、図3に示すように、計量値付装置1は、その内部に装置全体を制御する制御部10を備えており、上記各部はそれぞれバスライン16を介して制御部10に接続されている。制御部10は、各種演算処理を行うCPU101と、プログラム等を記憶するROM102と、演算処理の作業領域となるRAM103と、各種データを記憶する不揮発性メモリであるバッテリーバックアップされたSRAM104とを備えている。
制御部10は、装置各部の制御機能や各種データの処理機能を有するが、これらの機能は、ROM102内のファームウェアとしてのプログラムに従ってCPU101が演算処理を行なうことで実現される。このような制御部10の機能には、パック識別コードを生成する機能や、数値コードをバーコードにエンコードする機能などが含まれる。
また、制御部10は、絶対時刻を1/100秒単位で計時するタイマ105をさらに備えている。本実施の形態においては、加工製造処理(図1:ステップS1)の直後に値付処理(図2:ステップS2)がなされるため、計量値付装置1においてラベル5を発行する時点でタイマ105により計時される絶対時刻(ラベル5の発行時刻)が、加工商品の製造時刻とみなされるようになっている。
この計量値付装置1の動作(値付処理)にあたっては、まず、値付処理の対象となる中間体商品が計量部13に載置される。これにより、計量部13において中間体商品の計量がなされ、その重量が制御部10に取得される。次に、中間体商品は包装部14に搬送され、包装部14によりラップフィルムで包装される。
一方で、この包装と並行して、制御部10において、重量と単価とに応じた売価が導出されるとともに、パック識別コードも生成される。そして、これらの売価やパック識別コードを含む数値コードをエンコードしてバーコードが生成される。生成されたバーコード等はラベル処理部15においてラベルに印刷され、このラベルがフィルム包装が完了した中間体商品に対して貼付される。これにより、中間体商品は商品パックとされることになる。
<1−3.パック識別コード>
図4は、計量値付装置1によって印刷され、ある商品(商品パック)に付されたラベル5の一例を示す図である。図に示すように、ラベル5には、商品名、加工日、消費期限、売価など、ラベルの貼付対象となる商品に係る各種の情報が文字情報として記載される。これとともに、ラベル5には、制御部10によって生成されたバーコード51が印刷されている。このバーコード51は、当該商品に係る情報を示す各種の数値コードをエンコードしたものである。
バーコード51のコード体系には、例えば「UCC/EAN−128」形式が採用される。「UCC/EAN−128」形式のバーコードは、アプリケーション識別子Ciと、データコードとで構成される。アプリケーション識別子Ciは、バーコードに併記される数値コード上においてはかっこ書で示される。
アプリケーション識別子Ciは、データ項目を示しており、その後に所定の内容を示すデータコードが続くことが予め定められている。この方式により、一つのバーコードから複数のデータ内容が認識できるようになっている。本実施の形態の数値コードにおいては、「(10)」と「(11)」とがアプリケーション識別子Ciであり、「(10)」の後には基本コードC1、「(11)」の後にはパック識別コードC2が続くように定められている。
基本コードC1は、商品コードC11と、値引きのない状態の売価(以下、「通常売価」という。)を示す売価コードC12とを含む13桁の数値で構成される。基本コードC1のうち3−7桁目の5桁が商品コードC11であり、9−12桁目の4桁が売価コードC12となっている。図4の例では、商品コードC11は「10534」である。この商品コードC11は値付処理の前に計量値付装置1に入力される。また、図4の例では、売価コードC12は「2452」である。これにより、当該商品の通常売価は「2452円」であることが示される。この売価コードC12は、当該商品の重量に応じて導出された売価に基づくものである。
一方、パック識別コードC2は、前述のように個々の商品パックに固有の識別コードであり、16桁の数値で構成される。パック識別コードC2のうち1桁目は部門コードC21であり、当該商品の商品属性としての「部門」を示している。例えば、部門コードC21が「1」であれば「精肉」、「2」であれば「鮮魚」、「3」であれば「青果」、「4」であれば「総菜」の各部門であることが示されることになる。図4の例では、部門コードC21が「1」であるため、当該商品の部門が「精肉」であることが示されることになる。
また、パック識別コードC2のうち2桁目は、装置コードC22である。この装置コードC22は、当該ラベル5を印刷する計量値付装置1に与えられる固有のコードである。当該店舗においては、店舗内で利用される複数の計量値付装置に関して重複がないように、それぞれに固有の数値が装置コードとして割り当てられている。計量値付装置1には、自装置に割り当てられた装置コードが予め入力されてSRAM104などに記憶され、パック識別コードC2に利用されることになる。図4の例では、装置コードC22は「3」となっている。
また、パック識別コードC2のうち3−16桁目の14桁は、当該商品の製造時刻を示す製造時刻コードC23である。製造時刻コードC23は、商品の製造時刻の「年月日時分秒」を示すようになっている。より具体的には、製造時刻コードC23のうち、1−2桁目は「年(西暦下2桁)」、3−4桁目は「月」、5−6桁目は「日」、7−8桁目は「時」、9−10桁目は「分」、11−12桁目は「秒」、13−14桁目は「秒の小数点以下」をそれぞれ示している。すなわち、製造時刻コードC23が示す製造時刻の最小桁は1/100秒となっている。図4の例では、製造時刻コードC23は「05070707572315」であるため、当該商品は「2005年7月7日7時57分23.15秒」に製造されたことが示されることになる。この製造時刻コードC23は、タイマ105により計時された製造時刻に基づくものである。
計量値付装置1は、パック識別コードC2として個々の商品パックに固有のコードを生成する必要がある。このような固有のコードを生成するためには、例えば、シリアル番号(製造の順番を示す連続番号)を生成するなどの手法があるが、本実施の形態では、常に変化する値である製造時刻をパック識別コードC2に利用することで固有のコードを容易に生成できるようになっている。
パック識別コードC2にシリアル番号を利用したと仮定すると、例えば、計量値付装置1を再起動する場合などに、最終のシリアル番号を記憶するなどして管理しておく必要がある。しかしながら、例えば停電などにより計量値付装置1の動作が突然停止した場合では、このようなシリアル番号の管理は不可能である。本実施の形態のように、パック識別コードC2に製造時刻を利用することで、シリアル番号の管理という複雑な処理を必要とすることなく、容易に固有のコードを生成できることになる。
ただし、製造時刻コードの最小単位を例えば「秒」としたとすると、1秒間に複数の商品パックの処理が可能な計量値付装置においては、その計量値付装置で同一時間帯に処理された複数の商品パックに同一のパック識別コードが割り当てられてしまう。このような計量値付装置では、別途にシリアル番号を利用する措置などが必要となってしまう。このため、商品パック毎に異なる製造時刻コードを割り当てるには、製造時刻コードが示す製造時刻の最小桁を1/100秒以上1/10秒以下とすることが望ましい。本実施の形態では、製造時刻の最小桁を1/100秒としているため、シリアル番号を用いることなく、各商品パックに確実に固有のコードを割り当てることができることになる。
また、このようにパック識別コードC2に製造時刻コードC23を含ませたとしても、店舗内に複数の計量値付装置が存在し、それらが同時に利用される場合においては、同一のパック識別コードが割り当てられた複数の商品パックが店舗内に存在してしまう可能性がある。このため、本実施の形態では、パック識別コードC2に計量値付装置1に固有の装置コードC22を含ませることで、店舗内に複数の計量値付装置が存在したとしても、店舗内において唯一のパック識別コードが各商品パックに割り当てられるようになっている。
<1−4.POSシステムの構成>
次に、販売対象となる商品の精算処理を行う精算処理システムであるPOSシステム2について説明する。図5は、POSシステム2の概略構成を示す図である。図に示すように、POSシステム2は、POSサーバ3と複数のPOSターミナル4とを備えている。POSサーバ3及びPOSターミナル4はそれぞれLAN20に接続され、相互に通信可能とされている。
POSサーバ3は、POSシステム2の全体を統括的に制御するとともに、精算処理に係る各種データを管理するものである。また、POSターミナル4は、商品の販売(売買取引)に際して販売スタッフによって操作されることにより、商品の売価の合計金額の導出、及び、商品の売買取引の決済処理などを行うものである。POSターミナル4は店舗の販売エリアに配置される一方で、POSサーバ3は販売エリアとは別の管理事務所などに配置される。
図6は、POSサーバ3の構成を示すブロック図である。POSサーバ3は、ハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、POSサーバ3は、演算処理を行うCPU31と、基本プログラムを記憶するROM32と、演算処理の作業領域となるRAM33と、各種データを記憶するハードディスク34とをバスライン38に接続した構成となっている。さらに、POSサーバ3は、各種情報の表示を行うディスプレイ35と、キーボード及びマウス等の入力部36と、LAN20を介して通信を行う通信部37とを備え、これらはそれぞれバスライン38に接続される。
ハードディスク34には処理プログラムが記憶されており、CPU31がこの処理プログラムに従って演算処理を行うことで、POSサーバ3としての各種機能が実現される。また、ハードディスク34には、さらに、商品マスタ及び販売実績データなどの精算処理に係るデータが記憶されている。
図7は、POSターミナル4の構成を示すブロック図である。POSターミナル4は、装置全体を制御する制御部40と、各種情報の表示を行う表示部41と、ユーザの操作や入力を受け付ける入力部42と、ラベルなどに印刷されたバーコードを読み取るバーコードリーダ43と、レシートを印刷して発行するレシート発行部44と、LAN20を介して通信を行う通信部45とを備えて構成され、これらはそれぞれバスライン46に接続される。
制御部40は、各種演算処理を行うCPU401と、制御用プログラム等を記憶するROM402と、演算処理の作業領域となるRAM403と、各種データを記憶する不揮発性メモリであるバッテリーバックアップされたSRAM404と、絶対時刻を計時する機能を有するタイマ405とを備えている。制御部40の各種機能は、ROM402内のファームウェアとしての制御用プログラムに従ってCPU401が演算処理を行なうことで実現される。このような制御部40の機能には、装置各部の制御機能や、精算処理のためのデータ処理機能などが含まれる。
<1−5.時間テーブル>
また、POSターミナル4の制御部40は、精算処理の際に、商品の製造時刻からの経過時間に基づいて、当該商品の売価の値引きを行ったり、その商品が販売に適するか否かの販売適格性を判断する機能を有している。制御部40のSRAM404には、このような経過時間に応じた判断に用いるデータテーブルである時間テーブルが記憶されている。
図8は、この時間テーブルT1の一例を示す図である。図に示すように、時間テーブルT1はテーブル形式のデータであり、商品の製造時刻からの経過時間(3,6,9,12,24,48時間以上)に対応して、処理内容を示す処理データ(「X円引」「半額」「廃棄」)が登録されている。「X円引」は商品の通常売価から「X円」の値引きを行うべきことを示し、「半額」は商品の通常売価を半額に値引き(50%の割引)すべきことを示している。また、「廃棄」は商品を廃棄すべきことを示している。
図に示す如く、商品の製造時刻からの経過時間が進むごとに、処理データが「X円引」→「半額」→「廃棄」の順で登録されている。加工商品は、製造時刻からの経過時間が長くなるほど、その食品としての品質(商品としての価値)が劣化する。このため、経過時間が長くなるほど値引き額(あるいは値引きの割合)を大きくし、さらに、ある程度の時間が経過した商品については、経時劣化の程度が大きく販売適格性を失っているとして、廃棄するようにしているわけである。
また、時間テーブルT1においては、部門コードごとにテーブル列が用意され、部門コードごとに異なる処理データが登録されている。加工商品の経時劣化の程度は部門ごとに異なり、例えば、部門が「鮮魚」の商品は、部門が「精肉」の商品と比較して品質劣化が早く進む。このため時間テーブルT1では、そのような部門毎に異なる経時劣化の程度に対応すべく、部門コードごとに異なる処理データが登録されているわけである。
<1−6.精算処理>
次に、POSターミナル4を利用してなされる精算処理の流れについて説明する。図9は、精算処理の流れを示す図である。図9に示す一連の処理は、一の売買取引ごと(一の顧客が購入を希望する商品群ごと)になされるものである。
まず、顧客が購入を希望する商品群のうちの一の商品に付されたバーコードが、POSターミナル4のバーコードリーダ43によって読み取られる。商品が加工商品であるときには、図4にて示すようなラベル5に付されたバーコード51が読み取られることになる(ステップS11)。そして、この読み取られたバーコード51が、制御部40によりデコードされ、アプリケーション識別子Ciに基づいて、基本コードC1とパック識別コードC2とが取得される。前述のように、基本コードC1には商品コードC11と売価コードC12とが含まれ、パック識別コードC2には部門コードC21と製造時刻コードC23とが含まれている。このため、当該商品に係る「商品コード」「通常売価」「部門コード」及び「製造時刻」の各情報も制御部40に取得されることになる。取得された情報は、RAM403に記憶される(ステップS13)。
次に、タイマ405を利用して、その時点の「絶対時刻」が取得される。そして、商品の「製造時刻」とこの「絶対時刻」とに基づいて、制御部40により、当該商品の製造時刻からの「経過時間」が導出される(ステップS12)。
次に、導出された「経過時間」と、当該商品に係る「部門コード」とに基づいて、SRAM404内の時間テーブルT1(図8)が参照される。この際、時間テーブルT1のうち、当該商品に係る「部門コード」に応じたテーブル列が参照される。これにより、当該商品の部門を考慮した経時劣化の程度に応じた処理内容を示す処理データが時間テーブルT1から取得されることになる。
次に、取得された処理データに基づいて、当該商品が販売に適するか否かの販売適格性が制御部40により判断される(ステップS14)。すなわち、取得された処理データが「廃棄」であれば、当該商品は販売には不適格であると判断され(ステップS14にてYes)、廃棄を指示する旨が表示部41に表示される(ステップS15)。これにより、販売スタッフは、その旨を顧客に伝えて当該商品を廃棄する作業を行う。
一方、取得された処理データが「廃棄」以外の場合は(ステップS14にてNo)、当該商品は販売可能と判断される。この場合は次に、処理データが値引きを示すもの(「X円引」「半額」)であるかが判断される(ステップS16)。そして、処理データが値引きを示す場合は(ステップS16にてYes)、その処理データに基づいて、当該商品に係る「通常売価」から値引きが行われ、実際の取引売価が導出される。例えば、「通常売価」が「2452円」であるときに、処理データが「100円引」であると取引売価は「2352円」と導出され、処理データが「半額」であると取引売価は「1226円」と導出される。導出された取引売価は、RAM403に記憶される(ステップS17)。
また、処理データが「廃棄」でもなく値引きを示すものでもない場合は(ステップS16にてNo)、当該商品に係る「通常売価」がそのまま取引売価とされて、RAM403に記憶される(ステップS18)。なお、ステップS11にてバーコードの読み取り対象となった商品が非加工商品(PLU商品)であるときには、ステップS12〜S17の処理は行われず、バーコードが示す「商品コード」に基づいてPOSサーバ3内の商品マスタが参照され、商品マスタから取得された商品の売価がそのまま取引売価とされる(ステップS18)。
以上のような処理が、顧客が購入を希望する全ての商品に関して同様に繰り返される(ステップS19)。これにより、当該売買取引に係る全ての商品に関しての取引売価や商品コードなどの情報が、RAM403に記憶されることになる。
全ての商品に関しての情報が得られると(ステップS19にてYes)、次に、これらの取引売価の合計である「合計金額」が制御部40により導出される。導出された「合計金額」は表示部41に表示され、顧客に対して示される(ステップS20)。続いて、顧客から預かった現金の金額が販売スタッフにより入力部42を介して入力され、この入力金額から「合計金額」が差し引かれて「釣銭金額」が演算される。これにより、当該売買取引に関する決済処理が完了する(ステップS21)。
次に、上記一連の処理の結果として得られた各商品の「商品コード」「パック識別コード」「取引売価」及び「値引額」、並びに、全商品に係る「合計金額」などの売買取引の情報を示すレシートが、レシート発行部44により発行される(ステップS22)。
次に、この売買取引の情報は、POSサーバ3に送信される。この際、タイマ405を利用してその時点の「絶対時刻」が、当該売買取引に係る商品の「販売時刻」として取得され、この「販売時刻」が、売買取引の情報とともにPOSサーバ3に送信される。POSサーバ3のCPU31は、これらの受信に応答して、受信した売買取引の情報を「販売時刻」と関連付け、販売実績データとしてハードディスク34に記録することになる(ステップS23)。
<1−7.販売実績データ>
図10は、このようにして記録された販売実績データSt1の一例を示す図である。図に示すように、販売実績データSt1においては、一の売買取引に係る情報が一のレコードReとして登録されている。レコードReには、売買取引ごとの識別が可能なように、固有の「取引番号」が付与される。
各レコードReは、当該売買取引の全般に係る全般データDaと、当該売買取引に係る商品についての商品データDbとから構成される。全般データDaには、「販売時刻」及び「合計金額」が含まれている。また、商品データDbにおいては、一の商品に係るデータが一のサブレコードSrとして登録されている。サブレコードSrのそれぞれには、「商品コード」「パック識別コード」「取引売価」「値引額」などが含まれている。すなわち、販売実績データSt1においては、商品の「販売時刻」と、商品の「パック識別コード」とが関連付けて記録されることになる。
したがって、この販売実績データSt1を参照することにより、いずれの加工商品が、何時に販売されたかを明確に把握することが可能となる。さらには、「パック識別コード」には製造時刻コードが含まれていることから、何時に製造された加工商品が、何時に販売されたかを事後的に明確に把握することができることになる。
<1−8.まとめ>
以上のように、本実施の形態においては、商品の「販売時刻」と商品の「パック識別コード」とが関連付けて記録されるとともに、「パック識別コード」に「製造時刻」を示す製造時刻コードが含まれることから、何時に製造された加工商品が、何時に販売されたかを事後的に明確に把握することができることになる。
また、製造時刻コードが示す製造時刻の最小桁が1/100秒であるため、製造時刻のみで各商品にユニークな識別コードを割り当てることができる。このため、重量差のある不定貫な商品であっても、各商品を識別コードで管理することができることになる。
また、「パック識別コード」に計量値付装置1に固有の装置コードが含まれるため、店舗内に複数の計量値付装置が存在していたとしても、各商品にユニークな識別コードを割り当てることができる。
また、「パック識別コード」に商品の部門を示す部門コードが含まれている。そして、商品の精算処理においては、製造時刻からの経過時間と部門コードとに基づいて商品の販売適格性が判断され、判断結果によっては商品が廃棄される。このため、部門ごとに異なる商品の経時劣化の程度を的確に判断することができ、経時劣化の程度が大きい商品のみを廃棄することができる。また、製造時刻からの経過時間と部門コードとに基づいて商品の売価の値引きも行われる。このため、部門ごとに異なる商品の経時劣化の程度に応じて適切な値引きを行うことが可能である。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態では、POSシステム2が顧客のデータを管理する点で、第1の実施の形態とは相違している。以下、第1の実施の形態と相違する点を中心に説明を行う。
本実施の形態の店舗では、利用状況に応じて特典が付与されるポイント制度が導入されている。POSサーバ3のハードディスク34には、ポイント制度の会員となった顧客に係る各種情報を示す顧客データベースが記憶されている。図11は、顧客データベースT2の一例を示す図である。図に示すように、顧客データベースT2は、複数のレコード(行データ)R1からなるテーブル形式となっている。
各レコードR1は一の顧客(会員)に対応しており、各レコードR1ごとに同一の顧客に係る各種の情報が相互に関連付けられて登録されている。具体的には、各レコードR1ごとに「顧客コード」に対して「氏名」「住所」「電話番号」及び「ポイント」などの情報が関連付けられている。「顧客コード」とは、顧客を識別するための識別コードであり、顧客毎に固有のものが付与される。また、「氏名」は顧客の個人氏名を示し、「住所」及び「電話番号」は顧客の連絡先を示し、「ポイント」は顧客へ付与されたポイントの点数を示している。この顧客データベースT2における顧客に関する情報は、顧客が当該店舗の会員になった際に登録される。
また、本実施の形態の店舗では、会員として登録された顧客に対してポイントカードとしての会員カードが付与される。図12は、この会員カード7の一例を示す図である。図に示すように、会員カード7の表面には、当該会員カード7を所持する顧客の「顧客コード」を示すバーコード71が付されることになる。
本実施の形態においても、精算処理は図9に示すものとほぼ同様の流れで行われる。ただし、顧客が会員である場合には、商品に付されたバーコードを読み取る前に(ステップS11の前に)、顧客から会員カード7が提示される。そして、この会員カード7に付されたバーコード71が、バーコードリーダ43によって読み取られる。これにより、当該顧客の「顧客コード」が取得され、制御部40のRAM403に記憶される。そして以降、レシートが発行されるまで(ステップS11〜S22)は、第1の実施の形態と同一の処理がなされる。
レシートが発行されると、次に、売買取引の情報及び「絶対時刻」とともに「顧客コード」もPOSサーバ3に送信される。そして、この「顧客コード」と売買取引の情報に含まれる「合計金額」とに基づいて、当該顧客に係る新たな「ポイント」が導出され、顧客データベースT2における当該顧客に係るレコードR1の内容に反映される。さらに、POSサーバ3のCPU31により、売買取引の情報が、「販売時刻」と「顧客コード」とに関連付けられ、販売実績データの一のレコードとしてハードディスク34に記録される(ステップS23)。
図13は、本実施の形態の販売実績データSt2の一例を示す図である。図に示すように、販売実績データSt2においても、一の売買取引に係る情報が一のレコードReとして登録され、各レコードReは全般データDaと商品データDbとから構成されている。そして、全般データDaには、「販売時刻」「合計金額」の他に「顧客コード」が含まれている。すなわち、販売実績データSt1においては、ある顧客に販売した商品の「パック識別コード」と、当該顧客の「顧客コード」とが関連付けて記録されることになる。
したがって、この販売実績データSt2を参照することにより、いずれの顧客に対して、何時に製造された加工商品を何時に販売したかを事後的に明確に把握できることになる。これにより、問題商品の顧客からの回収や、問題商品について顧客への情報連絡が容易となる。
例えば、ある時間帯に製造された加工商品に関して、その販売後に細菌や異物の混入が発覚し、当該加工商品を回収する必要が生じた場合を想定する。この場合は、まず、製造時間帯に基づいて問題となった加工商品の「パック識別コード」を特定する。そして、その「パック識別コード」に基づいて販売実績データSt2を参照すれば、その問題となった加工商品を購入した顧客の「顧客コード」を把握できる。さらに、この「顧客コード」に基づいて顧客データベースT2(図11)を参照すれば、当該顧客の「住所」「電話番号」を把握できるため、迅速に問題となった商品を回収することが可能となる。
<3.他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
上記実施の形態では、パック識別コードには、部門コード、装置コード及び製造時刻コードが含まれていたが、さらに他のコードを含ませるようにしてもよい。
例えば、図14に示すように、パック識別コードC2に、当該商品が製造された店舗に固有の店舗コードC20を含ませることが考えられる。上記実施の形態では、店舗内で製造された加工商品はその店舗内で販売されることを前提に説明を行った。しかしながら、ある店舗で製造された加工商品が、他の店舗で販売に供されることもある。この場合に、上記実施の形態と同様のパック識別コードを採用すると、同一のパック識別コードが複数の商品に割り当てられる可能性がある。したがって、図14に示す如く、パック識別コードC2に店舗コードC20を含ませることで、加工商品を製造された店舗とは別の店舗で販売するような場合であっても、各加工商品にユニークなコードを割り当てることができる。
また、図15に示すように、パック識別コードC2に、当該商品の消費期限を示す消費期限コードC24を含ませるようにしてもよい。図15の例では、消費期限コードC24は「0507092300」であり、当該商品の消費期限が「2005年7月9日23時00分」であることが示されている。この消費期限コードC24を精算処理において利用すれば、商品の消費期限に基づいて廃棄や値引きを行うことが可能となる。
また、上記実施の形態では、部門コードは1桁であったが2桁以上とし、商品の部門(商品属性)をより細かく分類するようにしてもよい。例えば、「鮮魚」に属する商品である「切り身」と「刺身」とで異なる部門コードを割り当てることが考えられる。そして、時間テーブルT1において、このような細分化された部門コードごとに異なる処理データを登録すれば、販売適格性の判断や売価の値引きを、細分化された部門コードに応じてより適格に行うことが可能となる。
また、上記実施の形態では、商品に貼付するラベルにパック識別コードを一次元のバーコードにエンコードして印刷していたが、例えば、QRコードなどの二次元バーコードにエンコードして印刷するようにしてもよい。また、ラベルに電磁的な記録素子であるICタグ(RFIDタグ)を含ませ、当該ICタグにパック識別コードを記録するようにしてもよい。二次元バーコードを採用した場合は二次元バーコードリーダを、ICタグを採用した場合はICタグリーダをそれぞれPOSターミナル2に設けることで、これらに記録されたパック識別コードをPOSターミナル2が読み取ることができる。
また、このようにラベルへの記録に関して二次元バーコードやICタグを採用すれば、ラベルに記録する情報量を増大させることができる。このため、パック識別コード以外の多くの情報も、ラベルに記録して商品に付することが可能となる。ラベルに記録する情報としては、「商品名」「原産地」「原材料名(アレルギー情報を含む)」「添加物名」「内容量」「消費期限」「保存方法」「製造者」「熱量」「栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム等)」「単価」「重量」「通常売価」「トレーサビリティ情報(牛の個体識別番号等)」などが考えられる。
店舗における加工商品の取扱いを説明する図である。 計量値付装置の外観構成を示す図である。 計量値付装置の電気的構成を示す図である。 商品に貼付されたラベルの一例を示す図である。 POSシステムの概略構成を示す図である。 POSサーバの構成を示す図である。 POSターミナルの構成を示す図である。 時間テーブルの一例を示す図である。 精算処理の流れを示す図である。 販売実績データの一例を示す図である。 顧客データベースの一例を示す図である。 会員カードの一例を示す図である。 販売実績データの一例を示す図である。 ラベルに記録する数値コードの他の一例を示す図である。 ラベルに記録する数値コードの他の一例を示す図である。
符号の説明
1 計量値付装置
4 POSターミナル
5 ラベル
C2 パック識別コード
C21 部門コード
C22 装置コード
C23 製造時刻コード
St1 販売実績データ
T1 時間テーブル

Claims (12)

  1. 販売対象となる商品の精算処理を行う精算処理システムであって、
    前記商品に付されたラベルから、当該商品の製造時刻を示すコードを含む識別コードを読み取る読取手段と、
    絶対時刻を計時する計時手段と、
    前記計時手段にて得られる前記商品の販売時刻と、前記商品の前記識別コードとを関連付けて記録する記録手段と、
    を備えることを特徴とする精算処理システム。
  2. 請求項1に記載の精算処理システムにおいて、
    前記製造時刻の最小桁は、1/10秒以下であることを特徴とする精算処理システム。
  3. 請求項2に記載の精算処理システムにおいて、
    前記識別コードは、当該識別コードを前記ラベルに記録するラベル記録装置に固有のコードを含むことを特徴とする精算処理システム。
  4. 請求項3に記載の精算処理システムにおいて、
    前記識別コードは、前記商品が製造された店舗に固有のコードを含むことを特徴とする精算処理システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の精算処理システムにおいて、
    前記識別コードは、食品である前記商品の商品属性を示すコードを含み、
    前記商品の前記識別コードが示す製造時刻と、前記計時手段にて得られる絶対時刻とに基づいて、前記製造時刻からの経過時間を導出する手段と、
    前記経過時間と、前記商品の前記識別コードが示す商品属性とに基づいて、当該商品の販売適格性を判断する手段と、
    をさらに備えることを特徴とする精算処理システム。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の精算処理システムにおいて、
    前記識別コードは、食品である前記商品の商品属性を示すコードを含み、
    前記商品の前記識別コードが示す製造時刻と、前記計時手段にて得られる絶対時刻とに基づいて、前記製造時刻からの経過時間を導出する手段と、
    前記経過時間と、前記商品の前記識別コードが示す商品属性とに基づいて、当該商品の売価を値引きする値引手段と、
    をさらに備えることを特徴とする精算処理システム。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の精算処理システムにおいて、
    取引を行う顧客に固有の顧客コードを取得する手段と、
    前記顧客に販売した前記商品の前記識別コードと、当該顧客の顧客コードとを関連付けて記録する手段と、
    をさらに備えることを特徴とする精算処理システム。
  8. ラベルに情報を記録するラベル記録装置であって、
    商品に付するためのラベルに、当該商品の製造時刻を示すコードを含む識別コードを記録する記録手段、
    を備えることを特徴とするラベル記録装置。
  9. 請求項8に記載のラベル記録装置において、
    前記製造時刻の最小桁は、1/10秒以下であることを特徴とするラベル記録装置。
  10. 請求項9に記載のラベル記録装置において、
    前記識別コードは、当該ラベル記録装置に固有のコードを含むことを特徴とするラベル記録装置。
  11. 請求項10に記載のラベル記録装置において、
    前記識別コードは、前記商品が製造された店舗に固有のコードを含むことを特徴とするラベル記録装置。
  12. 請求項8ないし11のいずれかに記載のラベル記録装置において、
    前記識別コードは、食品である前記商品の商品属性を示すコードを含むことを特徴とするラベル記録装置。
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