JP2008243236A - 商品販売管理方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 バーコードラベルを貼り直すことなく、値引き、割引等による販売戦略に基づく計画的値引き販売を実施可能にすること。
【解決手段】 商品毎に、販売条件として商品識別情報、値引き対象識別情報、値引き開始時期情報、値引き情報、値引き情報、値引き開始後における時間経過に応じて再値引きを行う単位時間の情報を店舗端末の商品テーブルに登録するステップと、店舗端末が商品タグの記録情報を読取る第2のステップと、商品タグから読取った商品識別情報と一致する商品識別情報の記録レコードを検索し、値引き対象識別情報により当該商品が値引き対象商品であるかを判定し、値引き対象商品でなければ通常販売価格により精算処理を行い、値引き対象商品であれば値引き開始時期情報で設定された時期に該当するかを判定し、設定された時期に該当するかに応じて前記通常販売価格を前記値引き情報により値引きする精算処理を行う第3のステップとを備える。
【選択図】 図12
【解決手段】 商品毎に、販売条件として商品識別情報、値引き対象識別情報、値引き開始時期情報、値引き情報、値引き情報、値引き開始後における時間経過に応じて再値引きを行う単位時間の情報を店舗端末の商品テーブルに登録するステップと、店舗端末が商品タグの記録情報を読取る第2のステップと、商品タグから読取った商品識別情報と一致する商品識別情報の記録レコードを検索し、値引き対象識別情報により当該商品が値引き対象商品であるかを判定し、値引き対象商品でなければ通常販売価格により精算処理を行い、値引き対象商品であれば値引き開始時期情報で設定された時期に該当するかを判定し、設定された時期に該当するかに応じて前記通常販売価格を前記値引き情報により値引きする精算処理を行う第3のステップとを備える。
【選択図】 図12
Description
本発明は、店舗端末(POS端末)で精算処理する商品をその販売戦略に応じて設定された販売条件により販売価格を変更して販売する商品販売管理方法及びシステムに関するものである。
一般に、食品スーパーなどの小売店に於いて生鮮食品等の賞味期限が近いものについては値引き販売を行って廃棄商品を減少させようとするのが通常である。このような値引き販売をするための従来の技術としては、次の特許文献1に開示された技術がある。
上記の様な見切りによる値引き販売や商品の廃棄処分は、販売業者にとっての損失となるので、このような値引き販売や廃棄食品の量をより減少させ且つ損失も抑えるようにするためには、値引きの程度やそのタイミングが適切に見極め、その時点で値引き対象商品に対して値引き情報の変更処理を実施しなければならない。
しかしながら、上記従来の技術では値引き販売を行う際に、現場従業員が新たにバーコードを印字し、値引き対象となる商品を売り場内で選別し、商品一つ一つにラベルを貼り直す必要があった。また、消費者にとっては同じ鮮度の商品を購入するにあたり、従業員のシール貼り忘れ商品であったり、商品を買い物籠に入れた直後に値引きシールを貼付された場合はレジ精算時に不公平感を抱くことになる。すなわち、上記従来の技術にあっては、消費者が買い物籠に商品を入れた時点でその商品の価格が決まってしまう、という点ではどれも同じであった。
しかしながら、上記従来の技術では値引き販売を行う際に、現場従業員が新たにバーコードを印字し、値引き対象となる商品を売り場内で選別し、商品一つ一つにラベルを貼り直す必要があった。また、消費者にとっては同じ鮮度の商品を購入するにあたり、従業員のシール貼り忘れ商品であったり、商品を買い物籠に入れた直後に値引きシールを貼付された場合はレジ精算時に不公平感を抱くことになる。すなわち、上記従来の技術にあっては、消費者が買い物籠に商品を入れた時点でその商品の価格が決まってしまう、という点ではどれも同じであった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、生鮮食品の販売管理、特に値引き、割引等による販売戦略に基づく計画的値引き販売、不定期に実施される値引き方針によるタイムリーな値引き販売をバーコードラベルを貼り直すことなく実施でき、また消費者にとっては、商品を買い物籠に入れた時点の価格でなく店舗端末での精算時点で決まる価格で購入することができる商品販売管理方法及びシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る商品販売管理方法は、店舗端末と管理サーバから成り、商品タグが貼り付けられた商品をその販売戦略に応じて設定された販売条件により店舗端末で販売価格を変更して精算処理する商品販売管理方法であって、
前記管理サーバが、
商品の識別情報及び通常販売価格の情報を記録した商品タグが取り付けられた商品毎に、前記販売条件として商品識別情報、値引き対象識別情報、値引き開始時期情報、値引き情報、値引き情報、値引き開始後における時間経過に応じて再値引きを行う単位時間の情報、値引き開始後における特別売価の情報および当該特別売価での販売を開始する時刻情報を前記店舗端末の商品テーブルに登録する第1のステップと、
前記店舗端末が
商品に取り付けられた前記商品タグの記録情報を読取る第2のステップと、
前記商品テーブルの記録レコードのうち前記商品タグから読取った商品識別情報と一致する商品識別情報の記録レコードを検索し、当該記録レコードに登録されている前記値引き対象識別情報により当該商品が値引き対象に設定された商品であるかを判定し、値引き対象商品でなければ前記通常販売価格により精算処理を行い、値引き対象商品であれば現在日時が前記値引き開始時期情報で設定された時期に該当するかを判定し、設定された時期に該当するかに応じて前記通常販売価格を前記値引き情報により値引きし、さらに前記再値引きを行う単位時間の情報に基づき値引き開始後における時間経過に応じて、前記値引き後の販売価格を前記値引き情報によりさらに値引きし、さらに前記特別売価での精算処理を可能とする商品識別情報を販売管理者の携帯端末または管理サーバから取得し、当該商品が前記特別売価での精算処理を可能とする商品に該当し、かつ現在時刻が前記特別売価での販売を開始する時刻情報で設定された時期に該当するかを判定し、該当する場合には前記特別売価での精算処理を行う第3のステップと
を備えることを特徴とする。
前記管理サーバが、
商品の識別情報及び通常販売価格の情報を記録した商品タグが取り付けられた商品毎に、前記販売条件として商品識別情報、値引き対象識別情報、値引き開始時期情報、値引き情報、値引き情報、値引き開始後における時間経過に応じて再値引きを行う単位時間の情報、値引き開始後における特別売価の情報および当該特別売価での販売を開始する時刻情報を前記店舗端末の商品テーブルに登録する第1のステップと、
前記店舗端末が
商品に取り付けられた前記商品タグの記録情報を読取る第2のステップと、
前記商品テーブルの記録レコードのうち前記商品タグから読取った商品識別情報と一致する商品識別情報の記録レコードを検索し、当該記録レコードに登録されている前記値引き対象識別情報により当該商品が値引き対象に設定された商品であるかを判定し、値引き対象商品でなければ前記通常販売価格により精算処理を行い、値引き対象商品であれば現在日時が前記値引き開始時期情報で設定された時期に該当するかを判定し、設定された時期に該当するかに応じて前記通常販売価格を前記値引き情報により値引きし、さらに前記再値引きを行う単位時間の情報に基づき値引き開始後における時間経過に応じて、前記値引き後の販売価格を前記値引き情報によりさらに値引きし、さらに前記特別売価での精算処理を可能とする商品識別情報を販売管理者の携帯端末または管理サーバから取得し、当該商品が前記特別売価での精算処理を可能とする商品に該当し、かつ現在時刻が前記特別売価での販売を開始する時刻情報で設定された時期に該当するかを判定し、該当する場合には前記特別売価での精算処理を行う第3のステップと
を備えることを特徴とする。
また、店舗端末と管理サーバから成り、商品タグが貼り付けられた商品をその販売戦略に応じて設定された販売条件により店舗端末で販売価格を変更して精算処理する商品販売管理システムであって、
前記管理サーバが、
商品の識別情報及び通常販売価格の情報を記録した商品タグが取り付けられた商品毎に、前記販売条件として商品識別情報、値引き対象識別情報、値引き開始時期情報、値引き情報、値引き情報、値引き開始後における時間経過に応じて再値引きを行う単位時間の情報、値引き開始後における特別売価の情報および当該特別売価での販売を開始する時刻情報を前記店舗端末の商品テーブルに登録する手段を備え、
前記店舗端末が、
商品に取り付けられた前記商品タグの記録情報を読取る手段と、
前記商品テーブルの記録レコードのうち前記商品タグから読取った商品識別情報と一致する商品識別情報の記録レコードを検索し、当該記録レコードに登録されている前記値引き対象識別情報により当該商品が値引き対象に設定された商品であるかを判定し、値引き対象商品でなければ前記通常販売価格により精算処理を行い、値引き対象商品であれば現在日時が前記値引き開始時期情報で設定された時期に該当するかを判定し、設定された時期に該当するかに応じて前記通常販売価格を前記値引き情報により値引きし、さらに前記再値引きを行う単位時間の情報に基づき値引き開始後における時間経過に応じて、前記値引き後の販売価格を前記値引き情報によりさらに値引きし、さらに前記特別売価での精算処理を可能とする商品識別情報を販売管理者の携帯端末または管理サーバから取得し、当該商品が前記特別売価での精算処理を可能とする商品に該当し、かつ現在時刻が前記特別売価での販売を開始する時刻情報で設定された時期に該当するかを判定し、該当する場合には前記特別売価での精算処理を行う手段とを備えることを特徴とする。
前記管理サーバが、
商品の識別情報及び通常販売価格の情報を記録した商品タグが取り付けられた商品毎に、前記販売条件として商品識別情報、値引き対象識別情報、値引き開始時期情報、値引き情報、値引き情報、値引き開始後における時間経過に応じて再値引きを行う単位時間の情報、値引き開始後における特別売価の情報および当該特別売価での販売を開始する時刻情報を前記店舗端末の商品テーブルに登録する手段を備え、
前記店舗端末が、
商品に取り付けられた前記商品タグの記録情報を読取る手段と、
前記商品テーブルの記録レコードのうち前記商品タグから読取った商品識別情報と一致する商品識別情報の記録レコードを検索し、当該記録レコードに登録されている前記値引き対象識別情報により当該商品が値引き対象に設定された商品であるかを判定し、値引き対象商品でなければ前記通常販売価格により精算処理を行い、値引き対象商品であれば現在日時が前記値引き開始時期情報で設定された時期に該当するかを判定し、設定された時期に該当するかに応じて前記通常販売価格を前記値引き情報により値引きし、さらに前記再値引きを行う単位時間の情報に基づき値引き開始後における時間経過に応じて、前記値引き後の販売価格を前記値引き情報によりさらに値引きし、さらに前記特別売価での精算処理を可能とする商品識別情報を販売管理者の携帯端末または管理サーバから取得し、当該商品が前記特別売価での精算処理を可能とする商品に該当し、かつ現在時刻が前記特別売価での販売を開始する時刻情報で設定された時期に該当するかを判定し、該当する場合には前記特別売価での精算処理を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、予め店側で定めた値引き販売戦略に従い、顧客が店舗端末で商品を精算する時点で、販売戦略に応じて変化する値引き額を自動減額計算するといった精算処理を商品のバーコードラベルを貼り直すことなく実施することができ、販売戦略に応じた計画的な値引き販売を推進することが可能になるうえ、バーコードラベルの貼りなおし作業にかかるコストを低減することができる。
また、売場管理者が販売状況や賞味期限等を考慮し、売場責任者自身の判断で臨時に値引きを実施する場合も値引き情報を携帯端末を使用して店舗端末にタイムリーに転送することにより、店舗端末での精算時点でリアルタイムに値引き,割引精算処理を行うことができ、廃棄処分となる商品を少なくするのに貢献することが可能にある。
また、顧客にとっては、買い物籠に商品を入れた時点では値引きされていなくとも、店舗端末での精算時刻時点で値引きされた価格で商品を購入することができる。これによって、顧客は、値引きが開始されるまで当該商品を買い控える(買い物籠に入れることをためらう)ことがなくなり、当該商品を買い物籠に入れた後で安心して他の商品の買い物ができるようになる。
また、このような値引き販売方式を店の特徴としてアピール・周知させることにより、値引かれることを前提に加工日時の古い商品を消費者が率先して購入するという効果が期待され、廃棄処分となる商品を減らすことができる。
また、売場管理者が販売状況や賞味期限等を考慮し、売場責任者自身の判断で臨時に値引きを実施する場合も値引き情報を携帯端末を使用して店舗端末にタイムリーに転送することにより、店舗端末での精算時点でリアルタイムに値引き,割引精算処理を行うことができ、廃棄処分となる商品を少なくするのに貢献することが可能にある。
また、顧客にとっては、買い物籠に商品を入れた時点では値引きされていなくとも、店舗端末での精算時刻時点で値引きされた価格で商品を購入することができる。これによって、顧客は、値引きが開始されるまで当該商品を買い控える(買い物籠に入れることをためらう)ことがなくなり、当該商品を買い物籠に入れた後で安心して他の商品の買い物ができるようになる。
また、このような値引き販売方式を店の特徴としてアピール・周知させることにより、値引かれることを前提に加工日時の古い商品を消費者が率先して購入するという効果が期待され、廃棄処分となる商品を減らすことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、賞味期限が定められる生鮮食品等の商品を販売する小売店の店内配置の一例を示す図であり、本発明の一実施形態による商品販売管理システムが適用された小売店の一例を示している。
図1中の上側のバックヤードでは、特に生鮮食品を加工して値付けをするエリア(バックヤード)であり、ここにバーコードラベルを印刷するラベルプリンタ1が設置され、これによって加工後の生鮮食品に貼り付けられるバーコードラベルが印刷発行される。同図下側の売場は、商品棚2が配置されたエリアであり、バーコードリーダが添設されたPOS端末(店舗端末)3が設けられ、これによって顧客は購入する商品の精算を行う。
なお、以下では、販売対象の商品にバーコードラベルを貼り付けて販売する例を説明するが、微弱電波によって商品ID等を送受信可能な無線タグを組み込んで精算処理を行うシステムであっても適用することができる。本発明ではバーコードラベルや無線タグを総称して商品タグと言う。
図1は、賞味期限が定められる生鮮食品等の商品を販売する小売店の店内配置の一例を示す図であり、本発明の一実施形態による商品販売管理システムが適用された小売店の一例を示している。
図1中の上側のバックヤードでは、特に生鮮食品を加工して値付けをするエリア(バックヤード)であり、ここにバーコードラベルを印刷するラベルプリンタ1が設置され、これによって加工後の生鮮食品に貼り付けられるバーコードラベルが印刷発行される。同図下側の売場は、商品棚2が配置されたエリアであり、バーコードリーダが添設されたPOS端末(店舗端末)3が設けられ、これによって顧客は購入する商品の精算を行う。
なお、以下では、販売対象の商品にバーコードラベルを貼り付けて販売する例を説明するが、微弱電波によって商品ID等を送受信可能な無線タグを組み込んで精算処理を行うシステムであっても適用することができる。本発明ではバーコードラベルや無線タグを総称して商品タグと言う。
ここでPOS端末3は、所定の演算手段や記憶手段等を具備しており、バーコードリーダから読み込まれる情報の処理を行う(詳細は後述)。また、図1では、POS端末3を1台のみ示しているが、売り場の規模に応じて複数台設置されることは言うまでもない。
図2は、POS端末3に対して商品毎の販売価格情報等を転送するPOSサーバを含む商品販売管理システムの実施の形態を示すシステム構成図であり、POSサーバ4には複数のPOS端末が接続されている。また、消費者(顧客)に対して値引き情報を通知するための消費者向け値引き情報表示装置5が接続されている。さらに、予め計画した販売戦略に応じた販売条件とは別に、売場責任者がその時々の判断で臨時に値引き販売を実施するために、値引き情報を入力するための携帯電話機またはPDAなどで構成された携帯端末6が無線回線で接続されている。
POSサーバ4は、CPU41、記憶装置42、送受信部43および44とを備え、送受信部43により複数のPOS端末3に対して商品毎の販売価格情報などを転送する。
また、携帯端末6から送受信部44を介して値引き情報を受信した場合、記憶装置42内に設けられている商品データベース45中の該当商品の通常販売価格を値引き価格に更新した後、各POS端末3に送信する。
POSサーバ4は、CPU41、記憶装置42、送受信部43および44とを備え、送受信部43により複数のPOS端末3に対して商品毎の販売価格情報などを転送する。
また、携帯端末6から送受信部44を介して値引き情報を受信した場合、記憶装置42内に設けられている商品データベース45中の該当商品の通常販売価格を値引き価格に更新した後、各POS端末3に送信する。
売場責任者が使用する携帯端末6は、商品に貼り付けられたバーコードラベルのバーコードを読み取るバーコードリーダを備えており、値引き情報をPOSサーバ4に転送する場合には、バーコードリーダによって値引き対象商品のバーコードを読み取った後、数値キーによって値引き情報を入力し、バーコード中の商品IDと値引き情報をPOSサーバ4に送信する。
なお、携帯端末6とPOSサーバ4との間の無線回線は、店舗内でのみ送受信可能な微弱電波を使用するものであるが、通信事業者の基地局を介するものであっても構わない。
なお、携帯端末6とPOSサーバ4との間の無線回線は、店舗内でのみ送受信可能な微弱電波を使用するものであるが、通信事業者の基地局を介するものであっても構わない。
消費者向け値引き情報表示装置5には、売場責任者が携帯端末6から送信した値引き商品の名称および値引き価格が表示される。
図3は、ラベルプリンタ1の構成を示す図であり、CPU111、ROM112、RAM113、表示部114、操作部115、印字部116、計量部117、時計118で構成され、計量部117で商品の重量を計測し、操作部115で商品IDまたは商品名を入力すると、CPU111はRAM113に登録されている商品ファイル(または商品テーブル)から当該商品の単位重量当りの単価を読み出し、重量の計測結果の値と単価とから販売価格を算出し、表示部114に表示すると共に、印字部116から商品ID、販売価格の情報をバーコードによって印刷したバーコードラベルを発行する。
本発明では、後述するように、商品毎に販売戦略を設定し、その販売戦略に沿って値引き販売を実施可能なように、前記商品ID、販売価格の情報から成る第1のバーコードラベルの他に、値引き対象識別情報、値引き開始時期情報、値引き情報などを販売戦略の販売条件する第2のバーコードラベルをラベルプリンタ1で発行し、この第2のバーコードラベルをさらに各商品に貼り付け、この追加貼り付けした第2のバーコードラベルの記録情報によって、第1バーコードラベルを貼り直すことなく、POS端末3での精算時点で値引き戦略に沿った値引き販売を行えるように構成している。なお、第2バーコードラベルに印字するための情報はRAM113内の商品ファイルに予め登録されている。
ここで、販売戦略とは、加工時点から何時間経過したら幾ら値引くか、どこまでが底値か、閉店前のどの時点から叩き売りの底値にするかなどの商品ごとに設定した戦略のことである。
ここで、販売戦略とは、加工時点から何時間経過したら幾ら値引くか、どこまでが底値か、閉店前のどの時点から叩き売りの底値にするかなどの商品ごとに設定した戦略のことである。
図4は、POS端末3の構成を示すブロック図であり、CPU311、ROM312、商品テーブル314が設けられたRAM313、店員用の第1表示部315、操作部316、バーコードリーダ317、貨幣収納部318、ジャーナル印字部319、レシート印字部320、顧客用の第2表示部321、時計322、送受信部323とを備えている。
店員がバーコードリーダ317によって商品に貼り付けられたバーコードラベルの記録内容を読み取らせると、CPU311はバーコードラベルに記録されていた商品IDにより商品名をRAM313内から検索し、販売価格の情報と共に第1表示部315、第2表示部321に表示させ、またレシート印字部320に印字させる。同時に、店舗の売上管理用にジャーナル印字部319に印字させる。また、同一商品が複数個である場合には、操作部316から入力された個数分だけ当該商品の販売価格情報をレシート印字部320やジャーナル印字部319に印字させる。
POS端末3は、以上の精算処理に加え、商品に貼り付けられていた第2バーコードにより、当該商品が値引き対象商品であるかを判定し、さらに値引き対象商品であった場合には、現在時刻が値引き開始時期に該当するか否か、該当する場合には値引き額はいくらかといった販売戦略の販売条件に応じた精算処理を行う。この販売戦略の販売条件に応じた精算処理を行うプログラムはROM312内に格納されている。詳細については後述する。
なお、商品テーブル314には、売場責任者が携帯端末6で臨時に指示した値引き商品の商品IDや値引き額が登録される。また、売場責任者が携帯端末6で設定した閉店前叩き売り底値での販売を可能とする商品IDおよび叩き売り開始時刻などが登録される。
店員がバーコードリーダ317によって商品に貼り付けられたバーコードラベルの記録内容を読み取らせると、CPU311はバーコードラベルに記録されていた商品IDにより商品名をRAM313内から検索し、販売価格の情報と共に第1表示部315、第2表示部321に表示させ、またレシート印字部320に印字させる。同時に、店舗の売上管理用にジャーナル印字部319に印字させる。また、同一商品が複数個である場合には、操作部316から入力された個数分だけ当該商品の販売価格情報をレシート印字部320やジャーナル印字部319に印字させる。
POS端末3は、以上の精算処理に加え、商品に貼り付けられていた第2バーコードにより、当該商品が値引き対象商品であるかを判定し、さらに値引き対象商品であった場合には、現在時刻が値引き開始時期に該当するか否か、該当する場合には値引き額はいくらかといった販売戦略の販売条件に応じた精算処理を行う。この販売戦略の販売条件に応じた精算処理を行うプログラムはROM312内に格納されている。詳細については後述する。
なお、商品テーブル314には、売場責任者が携帯端末6で臨時に指示した値引き商品の商品IDや値引き額が登録される。また、売場責任者が携帯端末6で設定した閉店前叩き売り底値での販売を可能とする商品IDおよび叩き売り開始時刻などが登録される。
図5および図6は、値引き戦略例を示す図である。
図5は、加工時刻から所定時間が経過するごとに通常価格から所定額を段階的に最低販売価格まで値引いて販売する例を示し、図6は、閉店前の所定時間前から所定時間が経過するごとに通常価格から所定額を段階的に、閉店前叩き売り底値まで値引いて販売する例を示している。
ここで、諸定額とは、一定額を減額する「値引き」および通常価格から一定割合額を減額する「割引き」のどちらであっても構わない。予め値引き戦略によって決められた最低販売価格に達した場合はそれ以上の値引き,割引きは行わない。
当日中に売れなければ賞味期限を迎え廃棄処分せざるを得ない商品に関しては、「値引き」、「割引」とは別に販売価格を通常価格から減額した特定額にする「値下げ」販売をしてでも店側としては売り切りたいので、閉店前特定時刻に達した時点で最低販売価格とする「閉店前叩売り底値」戦略を取り入れた例が図6である。
図5は、加工時刻から所定時間が経過するごとに通常価格から所定額を段階的に最低販売価格まで値引いて販売する例を示し、図6は、閉店前の所定時間前から所定時間が経過するごとに通常価格から所定額を段階的に、閉店前叩き売り底値まで値引いて販売する例を示している。
ここで、諸定額とは、一定額を減額する「値引き」および通常価格から一定割合額を減額する「割引き」のどちらであっても構わない。予め値引き戦略によって決められた最低販売価格に達した場合はそれ以上の値引き,割引きは行わない。
当日中に売れなければ賞味期限を迎え廃棄処分せざるを得ない商品に関しては、「値引き」、「割引」とは別に販売価格を通常価格から減額した特定額にする「値下げ」販売をしてでも店側としては売り切りたいので、閉店前特定時刻に達した時点で最低販売価格とする「閉店前叩売り底値」戦略を取り入れた例が図6である。
ここで、値引き方法としては、商品の通常の販売価格(以下「通常価格」という)から一定額を減額する「値引き」と、通常価格から一定割合額を減額する「割引き」と、販売価格を通常価格から減額した特定額にする「値下げ」とがある。以降、単に値引きというときは、値引き、割引き及び値下げ等の全ての減額態様を総称し、特に「値引き」というときは、上記値引き方法のうちの一つである「値引き」のみを意味するものとする。
図7は、売場責任者が携帯端末6から送信する値引き情報の例を示す図であり、商品ID71、値引き内容72を1対で送信する。図7の例では、値引き内容72として「300円引き」、「半額」といった値引き情報を示している。
図8は、売場責任者が商品の販売状況を判断し、閉店前に特別値引きした特別売価で販売する場合の携帯端末6から送信する値引き情報の例を示す図であり、商品ID81、商品名82、通常価格83、値引き内容84、設定時刻85とから成る情報を送信する。設定された値引き内容は、設定時刻以降にPOS端末3で精算する処理に適用される。特別売価とは、第2バーコード中に販売戦略に応じて予め設定した閉店前叩き売り底値(最低販売価格)とは異なり、売場責任者が臨時に設定する売価のことである。
図9は、売場責任者が携帯端末6から指示した閉店前の特別値引き商品の情報を消費者向け値引き情報表示装置26に表示させた例を示す図であり、図8に対応した値引き情報が表示され、顧客に通知される。
図10は、商品に貼り付ける第1バーコードおよび第2バーコードの構成を示す図である。
本実施形態では、図10(a)に示す第1のバーコードを第1段目に貼り付け、図10(b)、(c)の情報から成る第2のバーコードのうち図10(b)に示す部分を第2段目に貼り付け、図10(c)に示す部分を第3段目に貼り付ける。
第1のバーコードは、標準NON−PLUフォーマットによって構成されており、商品コード(=商品ID)と通常販売価格を示す第1価格コードが記録される。
第2バーコードの図10(b)で示す部分には、製造月コード、製造日コード、値引き開始時刻コード、値引き額を示す第2価格コードが記録される。
このうち製造月コードは、その内容によって当該商品が値引き対象商品であるか否かを識別する値引き対象識別情報として使用される。また、値引き種別(値引き額、値引率、値下げ売価)を識別する値引き種別情報として使用される。
また、製造日コードおよび値引き開始時刻コードは、その内容により現在時刻が値引き対象商品の値引きを実施可能な時期に該当するかを識別する値引き開始時期情報として使用される。
第2のバーコードの図10(c)に示す部分は、値引き単位時間コード、製造分コード、閉店前叩き売り底値を示す最低販売価格コードが記録される。
値引き単位時間コードとは、値引き開始後において、段階的に所定額をさらに値引きする場合の単位時間(時間間隔)を示すものである。
本実施形態では、図10(a)に示す第1のバーコードを第1段目に貼り付け、図10(b)、(c)の情報から成る第2のバーコードのうち図10(b)に示す部分を第2段目に貼り付け、図10(c)に示す部分を第3段目に貼り付ける。
第1のバーコードは、標準NON−PLUフォーマットによって構成されており、商品コード(=商品ID)と通常販売価格を示す第1価格コードが記録される。
第2バーコードの図10(b)で示す部分には、製造月コード、製造日コード、値引き開始時刻コード、値引き額を示す第2価格コードが記録される。
このうち製造月コードは、その内容によって当該商品が値引き対象商品であるか否かを識別する値引き対象識別情報として使用される。また、値引き種別(値引き額、値引率、値下げ売価)を識別する値引き種別情報として使用される。
また、製造日コードおよび値引き開始時刻コードは、その内容により現在時刻が値引き対象商品の値引きを実施可能な時期に該当するかを識別する値引き開始時期情報として使用される。
第2のバーコードの図10(c)に示す部分は、値引き単位時間コード、製造分コード、閉店前叩き売り底値を示す最低販売価格コードが記録される。
値引き単位時間コードとは、値引き開始後において、段階的に所定額をさらに値引きする場合の単位時間(時間間隔)を示すものである。
詳しくは、第1バーコードには、インストアコードを示す先頭2桁のフラグ“FF”と、商品を特定する5桁の商品コード“XXXXX”と、価格読み取りの正否確認をするための1桁のプライスチェックデジット“PC/D”と、商品の通常販売価格を示す4桁の第1価格コード“P1P1P1P1”と、前記各桁の読み取りの正否確認をするための1桁のチェックデジット“C/D”とが記録される。
第2バーコードには、上記同様のフラグ“FF”と、2桁の製造月コード“MM”と、2桁の製造日コード“DD”と、2桁の値引き開始時刻コード“HH”と、4桁の通常価格、値引き額、割引%又は値下げ売価のいずれかを示す第2価格コード“P2P2P2P2”と、上記同様のチェックデジット“C/D”とが記録される。
さらに第2バーコードには、上記同様のフラグ“FF”と、2桁の値引き単位時間コード“MM”と、4桁の製造時分コード“HHMM”と、4桁の最低販売価格(閉店前叩売り販売)コード“P3P3P3P3”と、上記同様のチェックデジット“C/D”とが記録される。
ここで、フラグ“FF”としては、インストアコードキャラクタ“20”〜“29”の中から第1段目用(第1バーコード用)と第2段目用(第2バーコード用)と第3段目(第2バーコード用)のキャラクタをそれぞれ各小売店で選択してバーコード印字することとし、読み取り時に第1段目〜第3段目バーコードとを区別するのに利用する。このため、ラベルプリンタ1に対しては、小売店側で選択したフラグを各段のバーコード毎に予め設定をしておき、それに応じてPOS端末3に対しても読み取りフラグで第1段目〜第3段目を区別出来る様に予め設定されている。
第2バーコードには、上記同様のフラグ“FF”と、2桁の製造月コード“MM”と、2桁の製造日コード“DD”と、2桁の値引き開始時刻コード“HH”と、4桁の通常価格、値引き額、割引%又は値下げ売価のいずれかを示す第2価格コード“P2P2P2P2”と、上記同様のチェックデジット“C/D”とが記録される。
さらに第2バーコードには、上記同様のフラグ“FF”と、2桁の値引き単位時間コード“MM”と、4桁の製造時分コード“HHMM”と、4桁の最低販売価格(閉店前叩売り販売)コード“P3P3P3P3”と、上記同様のチェックデジット“C/D”とが記録される。
ここで、フラグ“FF”としては、インストアコードキャラクタ“20”〜“29”の中から第1段目用(第1バーコード用)と第2段目用(第2バーコード用)と第3段目(第2バーコード用)のキャラクタをそれぞれ各小売店で選択してバーコード印字することとし、読み取り時に第1段目〜第3段目バーコードとを区別するのに利用する。このため、ラベルプリンタ1に対しては、小売店側で選択したフラグを各段のバーコード毎に予め設定をしておき、それに応じてPOS端末3に対しても読み取りフラグで第1段目〜第3段目を区別出来る様に予め設定されている。
製造月コード“MM”としては、“01”〜“12”で商品の製造月を表し、それに“20”をプラスする毎に第2価格コード“P2P2P2P2”の意味を表す数値コードを印字する。即ち、製造月コードは、
(1)“01”〜“12”の場合
予め計画した値引き戦略対象外の商品を示し、第2価格コードは通常価格のコードを表すと同時に、その“01”〜“12”の数値自体が当該商品の製造月を表す。
(2)“21”〜“32”の場合
第2価格コードが“値引き額”のコードであることを表すと同時に、その数値から“20”を減じた数値が当該商品の製造月を表す。
(3)“41”〜“52”の場合
第2価格コードが“割引%”のコードであることを表すと同時に、その数値から“40”を減じた数値が当該商品の製造月を表す。
(4)“61”〜“72”の場合
第2価格コードが“値下げ売価”のコードであることを表すと同時に、その数値から“60”を減じた数値が当該商品の製造月を表す。
なお、上記(1)の製造月コードの場合は予め計画された値引き戦略対象外商品の場合に使用される。
(1)“01”〜“12”の場合
予め計画した値引き戦略対象外の商品を示し、第2価格コードは通常価格のコードを表すと同時に、その“01”〜“12”の数値自体が当該商品の製造月を表す。
(2)“21”〜“32”の場合
第2価格コードが“値引き額”のコードであることを表すと同時に、その数値から“20”を減じた数値が当該商品の製造月を表す。
(3)“41”〜“52”の場合
第2価格コードが“割引%”のコードであることを表すと同時に、その数値から“40”を減じた数値が当該商品の製造月を表す。
(4)“61”〜“72”の場合
第2価格コードが“値下げ売価”のコードであることを表すと同時に、その数値から“60”を減じた数値が当該商品の製造月を表す。
なお、上記(1)の製造月コードの場合は予め計画された値引き戦略対象外商品の場合に使用される。
また、製造日コード“DD”としては、“01”〜“31”で商品の製造日を表し、それに“31”をプラスする毎に値引き戦略対象商品の値引き開始日を表す数値コードを印字する。即ち、製造日コードは
(1)“01”〜“31”の場合
商品の製造(加工)日から値引き販売開始日が1日未満であり“01”〜“31”の数値自体が当該商品の製造日を表す。製造月コードが“01”〜“12”即ち値引き戦略対象外商品の場合は製造日コードは“01”〜“31”である。
(2)“32”〜“62”の場合
商品の製造日から値引き販売開始日が1日以上2日未満であることを表すと同時に、その“32”〜“62”から“31”を減じた数値が当該商品の製造日を表す。
(3)“63”〜“93”の場合
(2)同様に商品の製造日から値引き販売開始日が2日以上3日未満であることを表すと同時に、その“63”〜“93”から“62”を減じた数値が当該商品の製造日を表す。
また、値引き開始時刻コード“HH”としては、“00”〜“23”で毎時00分の値引き開始時刻を表し、“24”をプラスした“24”〜“47”で毎時15分,同様に“48”をプラスした“48”〜“71”で毎時30分,“72”をプラスした“72”〜“95”で毎時45分が値引き開始時間を表すバーコードを印字する。
(1)“01”〜“31”の場合
商品の製造(加工)日から値引き販売開始日が1日未満であり“01”〜“31”の数値自体が当該商品の製造日を表す。製造月コードが“01”〜“12”即ち値引き戦略対象外商品の場合は製造日コードは“01”〜“31”である。
(2)“32”〜“62”の場合
商品の製造日から値引き販売開始日が1日以上2日未満であることを表すと同時に、その“32”〜“62”から“31”を減じた数値が当該商品の製造日を表す。
(3)“63”〜“93”の場合
(2)同様に商品の製造日から値引き販売開始日が2日以上3日未満であることを表すと同時に、その“63”〜“93”から“62”を減じた数値が当該商品の製造日を表す。
また、値引き開始時刻コード“HH”としては、“00”〜“23”で毎時00分の値引き開始時刻を表し、“24”をプラスした“24”〜“47”で毎時15分,同様に“48”をプラスした“48”〜“71”で毎時30分,“72”をプラスした“72”〜“95”で毎時45分が値引き開始時間を表すバーコードを印字する。
製造日コードと併せて例に取ると、商品加工日時から1日と13時間半経過したら値引きを開始するように戦略を立てた17日製造の商品であれば、製造日コード“DD”は“48”(=17+31)となり、値引き開始時刻コード“HH”は“61”(=13+48)としてバーコードを印字する。
第2価格コード“P2P2P2P2”としては、上記製造月コード“MM”が示す数値コードに対応させ、通常価格、値引き額、割引%又は値下げ売価の何れかを表すバーコードを印字する。即ち第2価格コードは、製造月コード“MM”がそのまま月を表す“01”〜“12”の数値であれば通常価格を表し、その数値に“20”がプラスされていれば“値引き額”を表し、“40”がプラスされていれば“割引%”を表し、“60”がプラスされていれば“値下げ売価”を表すものとする。なお、これらのうちの通常価格の場合、即ち値引き戦略対象外商品の場合は上記第1バーコードに於ける第1価格コード“P1P1P1P1”と同じになる。
第2価格コード“P2P2P2P2”としては、上記製造月コード“MM”が示す数値コードに対応させ、通常価格、値引き額、割引%又は値下げ売価の何れかを表すバーコードを印字する。即ち第2価格コードは、製造月コード“MM”がそのまま月を表す“01”〜“12”の数値であれば通常価格を表し、その数値に“20”がプラスされていれば“値引き額”を表し、“40”がプラスされていれば“割引%”を表し、“60”がプラスされていれば“値下げ売価”を表すものとする。なお、これらのうちの通常価格の場合、即ち値引き戦略対象外商品の場合は上記第1バーコードに於ける第1価格コード“P1P1P1P1”と同じになる。
値引き単位時間コード“TT”は、値引き開始時刻を迎えた商品がその後一定時刻毎に一定の値引き,割引を行う単位時間を表しているが、上記値引き開始時刻コード“HH”と同様に、“00”〜“23”はxx時間毎に上記第2価格コード“P2P2P2P2”だけ値引き、割引きすることを表し、“24”をプラスした“24”〜“47”でxx時間15分毎,同様に“48”をプラスした“48”〜“71”でxx時30分毎,“72”をプラスした“72”〜“95”でxx時45分間隔で値引き、割引きする単位時間を表すバーコードを印字する。値引き開始時間を迎えた後、例えば1時間半毎に上記第2価格コード“P2P2P2P2” だけ値引き、割引きする場合は、値引き単位時間コード“TT”は“49” (=1+48)としてバーコードを印字する。
値引き単位時間コード“TT”が有効となるのは上記製造月コード“MM”が“21”〜“52”の場合である。
なお、本実施例では値引き単位時間の最小単位を15分としているが、5分、10分等、更に短い値引き単位時間を設定しても良い。
値引き単位時間コード“TT”が有効となるのは上記製造月コード“MM”が“21”〜“52”の場合である。
なお、本実施例では値引き単位時間の最小単位を15分としているが、5分、10分等、更に短い値引き単位時間を設定しても良い。
製造時分コード“HHMM”には当該商品が製造(加工)された時刻をバーコード印字する。最低販売価格コード“P3P3P3P3”には図5および図6で示した最低販売価格または閉店前叩売り底値をバーコード印字する。
POS端末3では、商品の精算処理を行い場合に、バーコードリー317から読み込まれた商品コードおよび上記第2バーコードの値引き情報より値引き戦略対象商品であるかを判定し、さらに現在時刻(レジ精算時刻)が値引き開始時刻に達しているかを判定し、達していた場合には、第2価格コードで示された一定額の値引き又は割引率から計算した結果を通常販売価格(第1価格コード)から減算し、その結果得られた額を販売価格として精算処理を行う。
具体的には、製造月コード“MM”が“01”〜“12”であれば、通常販売として第1価格コード“P1P1P1P1”で示す価格での精算処理を実施し、製造月コード“MM”が“21”〜“32”であった場合は図14に示すフローに従い値引き額での精算処理を行う。同様に、製造月コード“MM”が“41”〜“52”の場合は図15に示す値引き率での精算処理を行い、製造月コード“MM”が“61”〜“72”であった場合は図16に示す値下げ売価(最低販売価格コード)での精算処理を行う。
具体的には、製造月コード“MM”が“01”〜“12”であれば、通常販売として第1価格コード“P1P1P1P1”で示す価格での精算処理を実施し、製造月コード“MM”が“21”〜“32”であった場合は図14に示すフローに従い値引き額での精算処理を行う。同様に、製造月コード“MM”が“41”〜“52”の場合は図15に示す値引き率での精算処理を行い、製造月コード“MM”が“61”〜“72”であった場合は図16に示す値下げ売価(最低販売価格コード)での精算処理を行う。
図11は、上記のように構成されたバーコードのラベルを発行し、そのラベルを貼り付けた商品をPOS端末3で精算するまでの処理の概要を示すフローチャートである。
まず、ラベルプリンタ1により図10に示した構成のバーコード、すなわち通常販売価格を示す第1バーコードの他に、販売戦略に応じて設定された値引き対象識別情報や値引き情報などの販売条件を示す第2バーコードを付加したバーコードラベルを印刷し、それぞれの商品に貼り付ける(ステップ1101、1102)。
この第1、第2バーコードが貼り付けられた商品を顧客がPOS端末3の店員に提示したならば、店員は当該商品に貼り付けられているバーコードラベルの記録内容をPOS端末3に付属したバーコードリーダ317に読み取らせる(ステップ1103)。
POS端末3は、第2バーコードの記録内容を判定し、値引き対象商品であり、かつ現在時刻が値引き開始時刻に達していた場合には第2価格コードで示される値引き額または値引率または値下げ売価で値引き後の価格を算出し、その算出結果の価格で精算処理を行う(ステップ1104)。
まず、ラベルプリンタ1により図10に示した構成のバーコード、すなわち通常販売価格を示す第1バーコードの他に、販売戦略に応じて設定された値引き対象識別情報や値引き情報などの販売条件を示す第2バーコードを付加したバーコードラベルを印刷し、それぞれの商品に貼り付ける(ステップ1101、1102)。
この第1、第2バーコードが貼り付けられた商品を顧客がPOS端末3の店員に提示したならば、店員は当該商品に貼り付けられているバーコードラベルの記録内容をPOS端末3に付属したバーコードリーダ317に読み取らせる(ステップ1103)。
POS端末3は、第2バーコードの記録内容を判定し、値引き対象商品であり、かつ現在時刻が値引き開始時刻に達していた場合には第2価格コードで示される値引き額または値引率または値下げ売価で値引き後の価格を算出し、その算出結果の価格で精算処理を行う(ステップ1104)。
図12は、売場責任者が商品の販売状況に応じて特定商品について特別売価を携帯端末6により臨時に指定し、その特別売価で精算処理を行う場合のフローチャートである。
処理の主要な流れは図11と同じであるが、売場責任者が携帯端末6で特定商品の特別売価を設定し、その商品ID、商品名、設定時刻の情報と共にPOSサーバ4に送信すると、POSサーバではその特定商品の情報をPOS端末3に転送する(ステップ1205)。
POS端末3は、転送されて来た特定商品の情報を商品テーブル314に登録する。
登録後、顧客が精算対象の商品をPOS端末3の店員に提示し、店員が当該商品に貼り付けられたバーコードラベルをバーコードリーダ317に読み取らせると、POS端末3は読み取った商品IDが特別売価が設定された商品であるか、かつ現在時刻が設定時刻以降であるかを判定し(ステップ1206)、該当商品であり、かつ設定時刻以降であれば、特別売価を精算金額とする(ステップ1207)。しかし、特別売価が設定されていない商品であった場合、または設定時刻以前であった場合には、図11の場合と同様の精算処理を行う(ステップ1204)。
これにより、売場責任者が商品の販売状況に応じて臨機応変に臨時に販売戦略とは別に販売価格を指示し、商品の販売を促進することが可能になる。
処理の主要な流れは図11と同じであるが、売場責任者が携帯端末6で特定商品の特別売価を設定し、その商品ID、商品名、設定時刻の情報と共にPOSサーバ4に送信すると、POSサーバではその特定商品の情報をPOS端末3に転送する(ステップ1205)。
POS端末3は、転送されて来た特定商品の情報を商品テーブル314に登録する。
登録後、顧客が精算対象の商品をPOS端末3の店員に提示し、店員が当該商品に貼り付けられたバーコードラベルをバーコードリーダ317に読み取らせると、POS端末3は読み取った商品IDが特別売価が設定された商品であるか、かつ現在時刻が設定時刻以降であるかを判定し(ステップ1206)、該当商品であり、かつ設定時刻以降であれば、特別売価を精算金額とする(ステップ1207)。しかし、特別売価が設定されていない商品であった場合、または設定時刻以前であった場合には、図11の場合と同様の精算処理を行う(ステップ1204)。
これにより、売場責任者が商品の販売状況に応じて臨機応変に臨時に販売戦略とは別に販売価格を指示し、商品の販売を促進することが可能になる。
ここで、特別売価とは、前述したように、第2バーコード中に販売戦略に応じて予め設定した閉店前叩き売り底値(最低販売価格)とは異なり、売場責任者が臨時に設定する売価のことであり、最低販売価格コードと同じ売価または異なる売価が設定される。最低販売価格と同じ場合は、最低販売価格での販売開始時刻の販売条件を無視し、特別売価を優先した精算処理を行う。第2バーコード中に販売戦略に応じて予め設定した閉店前叩き売り底値(最低販売価格)は、売場責任者がPOS端末3に携帯端末6およびPOSサーバ4を介して、またはPOS端末3の操作部から直接に設定した閉店前叩き売り開始時刻に達した時点で適用される。
なお、図12のステップ1201〜1204は図11のステップ1101〜1104と同一の処理である。
なお、図12のステップ1201〜1204は図11のステップ1101〜1104と同一の処理である。
図13は、図11のステップ1104または図12のステップ1204の精算処理の詳細を示すフローチャートである。
POS端末3は、商品に貼り付けられたバーコードのデータがバーコードリーダ317から入力されると、製造月コードによって当該商品が値引き対象商品であるか否かを判定する(ステップ1301)。具体的には、製造月コードが01〜12であれば値引き対象商品ではないと判定する。それ以外は値引き対象商品として判断する。
値引き対象商品でなかった場合、販売価格を第1価格コードで示される額として精算処理を行う(ステップ1303)。
しかし、値引き対象商品であった場合には、製造日からの経過時間が製造日コードおよび値引き開始コードで指定された時間を超えているか、すなわち現在時刻が値引き開始時刻に達しているか否かを判定する(ステップ1302)。値引き開始時刻に達していなければ、販売価格を第1価格コードで示される額として精算処理を行う。
しかし、値引き開始時刻に達していた場合には、製造月コードによって値引き種別を判定する(ステップ1304)。すなわち、製造月コードが21〜32であれば、第2価格コードで指定された値引き額を通常販売価格(第1価格コード)から値引く処理を行い、その結果を販売価格とする(ステップ1305)。
製造月コードが41〜52であれば、第2価格コードで指定された値引率で値引いた額を販売価格とする(ステップ1306)。
また、製造月コードが61〜72であれば、第2価格コードで指定された値下げ売価を販売価格とする(ステップ1307)。
POS端末3は、商品に貼り付けられたバーコードのデータがバーコードリーダ317から入力されると、製造月コードによって当該商品が値引き対象商品であるか否かを判定する(ステップ1301)。具体的には、製造月コードが01〜12であれば値引き対象商品ではないと判定する。それ以外は値引き対象商品として判断する。
値引き対象商品でなかった場合、販売価格を第1価格コードで示される額として精算処理を行う(ステップ1303)。
しかし、値引き対象商品であった場合には、製造日からの経過時間が製造日コードおよび値引き開始コードで指定された時間を超えているか、すなわち現在時刻が値引き開始時刻に達しているか否かを判定する(ステップ1302)。値引き開始時刻に達していなければ、販売価格を第1価格コードで示される額として精算処理を行う。
しかし、値引き開始時刻に達していた場合には、製造月コードによって値引き種別を判定する(ステップ1304)。すなわち、製造月コードが21〜32であれば、第2価格コードで指定された値引き額を通常販売価格(第1価格コード)から値引く処理を行い、その結果を販売価格とする(ステップ1305)。
製造月コードが41〜52であれば、第2価格コードで指定された値引率で値引いた額を販売価格とする(ステップ1306)。
また、製造月コードが61〜72であれば、第2価格コードで指定された値下げ売価を販売価格とする(ステップ1307)。
図14は、図13のステップ1305の値引き額での精算処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、当該商品が閉店前叩き売り商品として指定され、かつ現在時刻が叩き売り開始時刻に達しているかを判定する(ステップ1401)。閉店前叩き売り商品は売場責任者が携帯端末6から指示し、POSサーバ4を介してPOS端末3の商品テーブル314に登録したもの、あるいはPOS端末3の操作部316から入力して登録したものであり、商品テーブル314の登録内容によって閉店前叩き売り商品として指定されているかを判定する(ステップ1401)。
当該商品が閉店前叩き売り商品として指定され、かつ叩き売り開始時刻に達していた場合、販売価格Aを最低販売価格コードで指定された販売価格とする(ステップ1402)。
閉店前叩き売り商品として指定されていなかった場合、または指定されていたとしても叩き売り開始時刻に達していなかった場合は、まず現在時刻が値引き開始時刻(たとえば図5の時刻t1)を経過しているか否か判定し(ステップ1403)、経過していなければ販売価格Aを第1価格コードの値とする(ステップ1404)。現在時刻が値引き開始時刻t1を経過していれば、値引き開始時刻t1からの経過時間T(現在時刻と値引き開始時刻t1との差分)を求め、経過時間Tを値引き単位時間(Δt)で除算して、値引きすべき段数nを求める(ステップ1405)。計算式は、n=(T/Δ)+1 となる(除算結果は切捨て)。たとえば、経過時間Tが図5の場合は、値引き段数n=2となる。
まず、当該商品が閉店前叩き売り商品として指定され、かつ現在時刻が叩き売り開始時刻に達しているかを判定する(ステップ1401)。閉店前叩き売り商品は売場責任者が携帯端末6から指示し、POSサーバ4を介してPOS端末3の商品テーブル314に登録したもの、あるいはPOS端末3の操作部316から入力して登録したものであり、商品テーブル314の登録内容によって閉店前叩き売り商品として指定されているかを判定する(ステップ1401)。
当該商品が閉店前叩き売り商品として指定され、かつ叩き売り開始時刻に達していた場合、販売価格Aを最低販売価格コードで指定された販売価格とする(ステップ1402)。
閉店前叩き売り商品として指定されていなかった場合、または指定されていたとしても叩き売り開始時刻に達していなかった場合は、まず現在時刻が値引き開始時刻(たとえば図5の時刻t1)を経過しているか否か判定し(ステップ1403)、経過していなければ販売価格Aを第1価格コードの値とする(ステップ1404)。現在時刻が値引き開始時刻t1を経過していれば、値引き開始時刻t1からの経過時間T(現在時刻と値引き開始時刻t1との差分)を求め、経過時間Tを値引き単位時間(Δt)で除算して、値引きすべき段数nを求める(ステップ1405)。計算式は、n=(T/Δ)+1 となる(除算結果は切捨て)。たとえば、経過時間Tが図5の場合は、値引き段数n=2となる。
この場合、第1価格コードの値からn段分(n回分)値引きされるので、仮の販売価格B=第1価格コードの値−(第2価格コードの値×n)とする(ステップ1406)。
そして、ステップ1406で算出した販売価格Bが最低販売価格以下になっていないかどうかを判定する(ステップ1407)。最低販売価格以下になっていた場合には、販売価格A=最低販売価格とする(ステップ1408)。しかし、最低販売価格まで下がっていない場合には、ステップ1406で算出した販売価格Bを販売価格Aとする(ステップ1409)。
これにより、値引き単位時間コードで指定された時間単位で段階的に販売価格Aが低減する売値での販売を行うことができる。
そして、ステップ1406で算出した販売価格Bが最低販売価格以下になっていないかどうかを判定する(ステップ1407)。最低販売価格以下になっていた場合には、販売価格A=最低販売価格とする(ステップ1408)。しかし、最低販売価格まで下がっていない場合には、ステップ1406で算出した販売価格Bを販売価格Aとする(ステップ1409)。
これにより、値引き単位時間コードで指定された時間単位で段階的に販売価格Aが低減する売値での販売を行うことができる。
図15は、図13のステップ1306の第2価格コードで指定された値引率での精算処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、当該商品が閉店前叩き売り商品として指定され、かつ現在時刻が叩き売り開始時刻に達しているかを判定する(ステップ1501)
当該商品が閉店前叩き売り商品として指定され、かつ叩き売り開始時刻に達していた場合、販売価格Aを最低販売価格コードで指定された販売価格とする(ステップ1502)。
閉店前叩き売り商品として指定されていなかった場合、または叩き売り開始時刻に達していなかった場合は、まず現在時刻が値引き開始時刻(たとえば図5の時刻t1)を経過しているか否か判定し(ステップ1503)、経過していなければ販売価格Aを第1価格コードの値とする(ステップ1504)。現在時刻が値引き開始時刻t1を経過していれば、値引き開始時刻t1からの経過時間T(現在時刻と値引き開始時刻t1との差分)を求め、経過時間Tを値引き単位時間(Δt)で除算して、値引きすべき段数nを求める(ステップ1505)。計算式は、n=(T/Δt)+1 となる(除算結果は切捨て)。たとえば、経過時間Tが図5の場合は、値引き段数n=2となる。
まず、当該商品が閉店前叩き売り商品として指定され、かつ現在時刻が叩き売り開始時刻に達しているかを判定する(ステップ1501)
当該商品が閉店前叩き売り商品として指定され、かつ叩き売り開始時刻に達していた場合、販売価格Aを最低販売価格コードで指定された販売価格とする(ステップ1502)。
閉店前叩き売り商品として指定されていなかった場合、または叩き売り開始時刻に達していなかった場合は、まず現在時刻が値引き開始時刻(たとえば図5の時刻t1)を経過しているか否か判定し(ステップ1503)、経過していなければ販売価格Aを第1価格コードの値とする(ステップ1504)。現在時刻が値引き開始時刻t1を経過していれば、値引き開始時刻t1からの経過時間T(現在時刻と値引き開始時刻t1との差分)を求め、経過時間Tを値引き単位時間(Δt)で除算して、値引きすべき段数nを求める(ステップ1505)。計算式は、n=(T/Δt)+1 となる(除算結果は切捨て)。たとえば、経過時間Tが図5の場合は、値引き段数n=2となる。
この場合、第1価格コードの値からn段分(n回分)値引きされるので、仮の販売価格B=第1価格コードの値−(第1価格コードの値×第2価格コードの値引率×n)とする(ステップ1506)。
そして、ステップ1506で算出した販売価格B)が最低販売価格以下になっていないかどうかを判定する(ステップ1507)。最低販売価格以下になっていた場合には、販売価格A=最低販売価格とする(ステップ1508)。しかし、最低販売価格まで下がっていない場合には、ステップ1506で算出した販売価格Bを販売価格Aとする(ステップ1509)。
これにより、値引き単位時間コードで指定された時間単位で段階的に値引率が増加する販売価格での販売を行うことができる。
なお、値引率による値引き販売額の計算式は上記の計算式に限定されるものではなく、任意に設定することができる。
そして、ステップ1506で算出した販売価格B)が最低販売価格以下になっていないかどうかを判定する(ステップ1507)。最低販売価格以下になっていた場合には、販売価格A=最低販売価格とする(ステップ1508)。しかし、最低販売価格まで下がっていない場合には、ステップ1506で算出した販売価格Bを販売価格Aとする(ステップ1509)。
これにより、値引き単位時間コードで指定された時間単位で段階的に値引率が増加する販売価格での販売を行うことができる。
なお、値引率による値引き販売額の計算式は上記の計算式に限定されるものではなく、任意に設定することができる。
図16は、図13のステップ1307の値下げ売価での精算処理の詳細を示すフローチャートである。
製造月コードが値下げ売価での販売種別を示していた場合、まず、当該商品が閉店前叩き売り商品として指定され、かつ叩き売り開始時刻に達しているかを判定する(ステップ1601)。
当該商品が閉店前叩き売り商品として指定されており、かつ叩き売り開始時刻に達していた場合、販売価格Aを最低販売価格コードで指定された販売価格とする(ステップ1602)。
しかし、閉店前叩き売り商品として指定されていなかった場合、または叩き売り開始時刻に達していなかった場合は、販売価格Aを第2価格コードで示される値として精算処理を行う(ステップ1603)。
製造月コードが値下げ売価での販売種別を示していた場合、まず、当該商品が閉店前叩き売り商品として指定され、かつ叩き売り開始時刻に達しているかを判定する(ステップ1601)。
当該商品が閉店前叩き売り商品として指定されており、かつ叩き売り開始時刻に達していた場合、販売価格Aを最低販売価格コードで指定された販売価格とする(ステップ1602)。
しかし、閉店前叩き売り商品として指定されていなかった場合、または叩き売り開始時刻に達していなかった場合は、販売価格Aを第2価格コードで示される値として精算処理を行う(ステップ1603)。
以上のように上記した実施形態においては、販売戦略に応じて販売価格を変動させるための情報を組み込んだ第2バーコードを各商品に貼り付け、その第2バーコードの記録情報によって販売戦略に応じた計画的な値引き販売を行うため、値引き販売を行う際にバーコードラベルを貼り直す必要がなくなり、店舗における作業コストを低減できるうえ、計画的な値引き販売を実施することが可能になる。
また、顧客にとっては、POS端末での精算時点で値引き額が適用された価格で商品を購入することができる。
また、予め第2バーコード中に組み込んだ販売戦略に応じた条件とは別に、売場責任者が携帯端末から特別売価を臨時に指示することにより、予め設定した販売戦略を臨機応変に修正した価格で商品を販売することができ、廃棄処分となる商品を低減させるのに貢献することができる。
また、顧客にとっては、POS端末での精算時点で値引き額が適用された価格で商品を購入することができる。
また、予め第2バーコード中に組み込んだ販売戦略に応じた条件とは別に、売場責任者が携帯端末から特別売価を臨時に指示することにより、予め設定した販売戦略を臨機応変に修正した価格で商品を販売することができ、廃棄処分となる商品を低減させるのに貢献することができる。
ところで、上記の実施形態においては、第2バーコードを各商品に貼り付け、その第2バーコードの記録情報によって販売戦略に応じた計画的な値引き販売を行う例を説明したが、第2バーコードに代わる情報をPOSサーバから取得し、その情報によって同様の値引き販売を実施することができる。
図17は、第2バーコードに代わる情報をPOSサーバから取得し、その情報によって同様の値引き販売を実施する場合の処理の概要を示す図である。図11と異なるのは、POSサーバ4の商品データベース45に第2バーコードと同じ内容の情報を商品IDを付加して設定し、POSサーバ4からPOS端末3に転送し、POS端末3の商品テーブル314に登録する(ステップ1704)ことである。
また、各商品には、第1バーコードのみを発行して貼り付け(ステップ1701,1702)、その第1バーコードが貼り付けられた商品をPOS端末3のバーコードリーダ317で読み取ったならば(ステップ1703)、第1バーコード中の商品ID(商品コード)に対応する販売条件の情報(第2バーコードと同じ情報)を商品テーブル314から検索して収録し(ステップ1705)、その検索結果の情報により、値引き対象商品かなどを判定し、値引き販売することである。
この場合、重量に関係なく商品名だけで販売価格が決まる商品については問題ないが、同じ商品であっても重量によって販売価格が異なる商品については、第1バーコードの中に重量の情報を付加しておき、またその単位重量当りの値下げ単価の情報を第2価格コードとして商品テーブル314に登録し、その重量の情報と値下げ単価の情報により当該商品の値下げ販売価格を決定するようにする。
これにより、重量に依存して販売価格が決まる商品についても第2バーコードを貼り付けることなく、値下げ販売が可能になる。
図17は、第2バーコードに代わる情報をPOSサーバから取得し、その情報によって同様の値引き販売を実施する場合の処理の概要を示す図である。図11と異なるのは、POSサーバ4の商品データベース45に第2バーコードと同じ内容の情報を商品IDを付加して設定し、POSサーバ4からPOS端末3に転送し、POS端末3の商品テーブル314に登録する(ステップ1704)ことである。
また、各商品には、第1バーコードのみを発行して貼り付け(ステップ1701,1702)、その第1バーコードが貼り付けられた商品をPOS端末3のバーコードリーダ317で読み取ったならば(ステップ1703)、第1バーコード中の商品ID(商品コード)に対応する販売条件の情報(第2バーコードと同じ情報)を商品テーブル314から検索して収録し(ステップ1705)、その検索結果の情報により、値引き対象商品かなどを判定し、値引き販売することである。
この場合、重量に関係なく商品名だけで販売価格が決まる商品については問題ないが、同じ商品であっても重量によって販売価格が異なる商品については、第1バーコードの中に重量の情報を付加しておき、またその単位重量当りの値下げ単価の情報を第2価格コードとして商品テーブル314に登録し、その重量の情報と値下げ単価の情報により当該商品の値下げ販売価格を決定するようにする。
これにより、重量に依存して販売価格が決まる商品についても第2バーコードを貼り付けることなく、値下げ販売が可能になる。
1…ラベルプリンタ、3…POS端末、4…POSサーバ、5…消費者向け値引き情報表示装置、6…携帯端末、45…商品データベース、314…商品テーブル、317…バーコードリーダ。
Claims (2)
- 店舗端末と管理サーバから成り、商品タグが貼り付けられた商品をその販売戦略に応じて設定された販売条件により店舗端末で販売価格を変更して精算処理する商品販売管理方法であって、
前記管理サーバが、
商品の識別情報及び通常販売価格の情報を記録した商品タグが取り付けられた商品毎に、前記販売条件として商品識別情報、値引き対象識別情報、値引き開始時期情報、値引き情報、値引き情報、値引き開始後における時間経過に応じて再値引きを行う単位時間の情報、値引き開始後における特別売価の情報および当該特別売価での販売を開始する時刻情報を前記店舗端末の商品テーブルに登録する第1のステップと、
前記店舗端末が
商品に取り付けられた前記商品タグの記録情報を読取る第2のステップと、
前記商品テーブルの記録レコードのうち前記商品タグから読取った商品識別情報と一致する商品識別情報の記録レコードを検索し、当該記録レコードに登録されている前記値引き対象識別情報により当該商品が値引き対象に設定された商品であるかを判定し、値引き対象商品でなければ前記通常販売価格により精算処理を行い、値引き対象商品であれば現在日時が前記値引き開始時期情報で設定された時期に該当するかを判定し、設定された時期に該当するかに応じて前記通常販売価格を前記値引き情報により値引きし、さらに前記再値引きを行う単位時間の情報に基づき値引き開始後における時間経過に応じて、前記値引き後の販売価格を前記値引き情報によりさらに値引きし、さらに前記特別売価での精算処理を可能とする商品識別情報を販売管理者の携帯端末または管理サーバから取得し、当該商品が前記特別売価での精算処理を可能とする商品に該当し、かつ現在時刻が前記特別売価での販売を開始する時刻情報で設定された時期に該当するかを判定し、該当する場合には前記特別売価での精算処理を行う第3のステップと
を備えることを特徴とする商品販売管理方法。 - 店舗端末と管理サーバから成り、商品タグが貼り付けられた商品をその販売戦略に応じて設定された販売条件により店舗端末で販売価格を変更して精算処理する商品販売管理システムであって、
前記管理サーバが、
商品の識別情報及び通常販売価格の情報を記録した商品タグが取り付けられた商品毎に、前記販売条件として商品識別情報、値引き対象識別情報、値引き開始時期情報、値引き情報、値引き情報、値引き開始後における時間経過に応じて再値引きを行う単位時間の情報、値引き開始後における特別売価の情報および当該特別売価での販売を開始する時刻情報を前記店舗端末の商品テーブルに登録する手段を備え、
前記店舗端末が、
商品に取り付けられた前記商品タグの記録情報を読取る手段と、
前記商品テーブルの記録レコードのうち前記商品タグから読取った商品識別情報と一致する商品識別情報の記録レコードを検索し、当該記録レコードに登録されている前記値引き対象識別情報により当該商品が値引き対象に設定された商品であるかを判定し、値引き対象商品でなければ前記通常販売価格により精算処理を行い、値引き対象商品であれば現在日時が前記値引き開始時期情報で設定された時期に該当するかを判定し、設定された時期に該当するかに応じて前記通常販売価格を前記値引き情報により値引きし、さらに前記再値引きを行う単位時間の情報に基づき値引き開始後における時間経過に応じて、前記値引き後の販売価格を前記値引き情報によりさらに値引きし、さらに前記特別売価での精算処理を可能とする商品識別情報を販売管理者の携帯端末または管理サーバから取得し、当該商品が前記特別売価での精算処理を可能とする商品に該当し、かつ現在時刻が前記特別売価での販売を開始する時刻情報で設定された時期に該当するかを判定し、該当する場合には前記特別売価での精算処理を行う手段とを備えることを特徴とする商品販売管理システム。
Priority Applications (1)
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JP2008168280A JP2008243236A (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 商品販売管理方法及びシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008168280A JP2008243236A (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 商品販売管理方法及びシステム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003172561A Division JP4173058B2 (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | 商品販売管理方法およびシステム |
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ID=39914407
Family Applications (1)
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JP2008168280A Pending JP2008243236A (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 商品販売管理方法及びシステム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008243236A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011170434A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Denso Wave Inc | 携帯端末 |
JP2011175381A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Sharp Corp | 商品価格変更装置、商品価格変更方法、プログラムおよび記録媒体 |
JP2011204067A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Toshiba Tec Corp | 商品販売登録データ処理装置及び制御プログラム |
JP7417780B1 (ja) | 2023-05-17 | 2024-01-18 | 株式会社セブン&アイ・ホールディングス | 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム |
-
2008
- 2008-06-27 JP JP2008168280A patent/JP2008243236A/ja active Pending
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