JP2003168170A - 商品の値付方法および商品登録処理方法並びに値付装置およびposシステム - Google Patents
商品の値付方法および商品登録処理方法並びに値付装置およびposシステムInfo
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Abstract
産データを読み出さなくとも商品登録処理を行うことが
できる商品の値付方法および商品登録処理方法を提供す
る。 【解決手段】 生鮮食品の値段ラベルに、各商品を個別
に識別可能なID番号をなすパックID番号をバーコー
ドで印字するとともに、該ID番号と関連付けて値段デ
ータを含む生産データを生産ログとして記憶する商品の
値付方法において、前記各商品には、前記パックID番
号とともに、前記値段データ(売価)をバーコードで印
字する。これにより、生鮮食品の生産データを一品毎に
個別に管理し、また原体単位での在庫及び粗利の管理を
可能とし、チェックアウト時に生産データ(生産ログ)
を参照しなくともバーコードスキャナーで読み取ったデ
ータでチェックアウト処理を行うことが可能になる。
Description
食品(惣菜を含む)に値段等を付したり、その値段に基
づいて登録処理を行うための値付方法および商品登録処
理方法並びに値付装置およびPOSシステムに関する。
を個別に識別可能な識別情報をなすID番号をバーコー
ドで印字するとともに、このID番号と関連付けて生産
データを記憶することによって、生鮮食品の生産データ
を一品毎に個別に管理し、また原体単位での在庫及び粗
利の管理を可能にするシステムが考えだされている(特
願2000−189124号および特願2001−19
9911号)。上記システムは、生鮮食品、特に一品毎
に値段が異なる不定貫商品の生産データの管理方法とし
ては新規で画期的なものであり、今後も各種の応用が期
待されている。
システムでは、顧客が購入する商品の精算時であるチェ
ックアウト時に、商品に付されているID番号を読み取
り、このID番号から記憶されている生産データを読み
出して商品登録処理することを前提としている。そこ
で、上記システムを実用化するにあたっては、仮に何ら
かのトラブル、例えば生産データが記憶されている管理
装置(サーバ)との交信不能等のトラブルにより、記憶
されている生産データが登録時に読み出すことができな
い場合でも、支障なく商品登録処理(チェックアウト処
理)を行うことができるように工夫する必要がある。
りも古いシステムを使用しているユーザに円滑に採用し
てもらうためには、ユーザが現在行っている作業(例え
ば、鮮度の落ちた生鮮食品を値引する処理である、見き
り商品の値引き処理作業等)を大幅に変更することな
く、また装置(バーコードスキャナー等)も新規なもの
を必要としない、システムであることが望まれる。
たもので、生鮮食品の値段ラベルに各商品を個別に識別
可能なID番号をバーコードで印字するとともに、この
ID番号と関連付けて生産データを記憶し、このID番
号に基づいてチェックアウト処理を行うものであって、
チェックアウト(商品登録処理)時に、既に記憶されて
いる生産データを読み出さなくとも商品登録処理を行う
ことができる商品の値付方法および商品登録処理方法を
提供することを目的とする。
の装置をなるべく変更することなく実施可能な商品の値
付方法および商品登録処理方法を提供することを目的と
する。
に請求項1に記載の発明は、生鮮食品の値段ラベルに、
各商品を個別に識別可能なID番号(識別番号)をなす
パックID番号をバーコードで印字するとともに、該I
D番号(識別番号)と関連付けて値段データを含む生産
データを生産ログとして記憶する商品の値付方法におい
て、前記各商品には、前記パックID番号とともに、前
記値段データをバーコードで印字することを特徴とす
る。
の値段ラベルに、各商品を個別に識別可能なID番号
(識別番号)をなすパックID番号をバーコードで印字
するとともに、該ID番号(識別番号)と関連付けて値
段データを含む生産データを生産ログとして記憶する商
品の値付方法において、前記各商品には、前記パックI
D番号とともに、前記値段データを13桁のJANの一
段バーコードで印字することを特徴とする。
の値段ラベルに、各商品を個別に識別可能なID番号
(識別番号)をなすパックID番号をバーコードで印字
するとともに、該ID番号(識別番号)と関連付けて値
段データを含む生産データを生産ログとして記憶する商
品の値付方法において、前記各商品には、前記パックI
D番号とともに、該商品の分類及び前記値段データをバ
ーコードで印字することを特徴とする。
の値段ラベルに、各商品を個別に識別可能なID番号
(識別番号)をなすパックID番号をバーコードで印字
するとともに、該ID番号(識別番号)と関連付けて値
段データを含む生産データを生産ログとして記憶する商
品の値付方法において、前記各商品には、前記パックI
D番号とともに、該商品の分類及び前記値段データを1
3桁のJANの一段バーコードで印字することを特徴と
する。
に記載の商品の値付方法において、前記商品の分類を示
すデータは、前記バーコードのなすデータにおいて、先
頭2桁のフラグとして構成されていることを特徴とす
る。
に記載の商品の値付方法において、前記商品の分類を示
すデータは、前記パックID番号に含まれていることを
特徴とする。
アウト時において、前記商品から請求項1乃至6のいず
れかの値付方法に記載されているバーコードを読み取っ
た場合に、該読み取ったバーコードが示す前記値段デー
タにより、登録精算処理を行うとともに登録データを記
憶し、その後、記憶した登録データを前記パックID番
号に基づいて、売上実績データとして計上することを特
徴とする。
アウト時において、前記商品から請求項3乃至6のいず
れかの値付方法に記載されているバーコードを読み取っ
た場合に、該読み取ったバーコードが示す前記商品の分
類及び前記値段データにより、登録精算処理を行い、買
い上げ商品の分類及び値段を印字したレシートを発行す
るとともに登録データを記憶し、その後、記憶した登録
データを前記パックID番号に基づいて、売上実績デー
タとして計上することを特徴とする。
又は8に記載の商品登録処理方法において、前記商品登
録処理方法が前記パックID番号の生産データが読み出
せない場合に実行されることを特徴とする。
3、4、5又は6のいずれかに記載の値付方法によるバ
ーコードが付されている商品であることを特徴とする。
品の重量を計量し、該生鮮食品の重量と単価とから商品
の値段を算出するとともに、値段ラベルに、該生鮮食品
を個別に識別可能なID番号(識別番号)をなすパック
ID番号及び値段をバーコードで印字し、前記ID番号
(識別番号)と関連付けて値段を含む生産データを生産
ログとして記憶することを特徴とする。
11に記載の値付装置において、前記バーコードが13
桁のJANの一段バーコードであって、商品の分類デー
タを含むことを特徴とする。
ID番号に関連する生産データを生産ログとして記憶し
た管理装置と、該管理装置と交信するPOS端末と、か
らなるPOSシステムにおいて、前記POS端末は、チ
ェックアウト時に請求項10に記載の商品からバーコー
ドを読み取った場合に、読み取ったバーコードのパック
ID番号の生産データを前記管理装置から受信可能な場
合には、受信した生産データに基づいて商品登録処理及
びレシート印字処理を行い、読み取ったバーコードのパ
ックID番号の生産データを前記管理装置から受信不能
な場合には、読み取ったバーコードの商品分類及び値段
に基づいて商品登録処理及びレシート印字処理を行うと
ともに登録データを記憶し、その後、記憶した登録デー
タを前記管理装置に送信し、管理装置は、受信した登録
データをパックID番号に基づいて売上実績データとし
て記憶することを特徴とする。
13に記載の値付装置において、前記値付装置は、PO
S端末における登録精算データである取引データを電子
ジャーナルデータとして記憶するとともに、前記パック
ID番号を入力することで該パックID番号の商品を含
む取引データを呼出し可能となっていることを特徴とす
る。
ば、生鮮食品の生産データを一品毎に個別に管理し、ま
た原体単位での在庫及び粗利の管理を可能にするととも
に、チェックアウト時に生産データ(生産ログ)を参照
しなくともバーコードスキャナーで読み取ったデータで
チェックアウト処理を行うことが可能になる。
載の発明によれば、チェックアウト時に、生産データ
(生産ログ)を参照しなくともバーコードスキャナーで
読み取ったデータでチェックアウト処理が行え、さらに
レシートにはその商品の分類を併せて印字することがで
きる。
タ(生産ログ)を参照することなくバーコードスキャナ
ーで読み取ったデータでチェックアウト処理を行うの
で、チェックアウト処理を効率的に行うことができる。
また、後でパックID番号に基づいて売上データを計上
するので、単品毎の正確な実績データを集計でき、さら
に原体毎の在庫管理、粗利管理等を支障なく行うことが
できる。
類をレシートに印字することができる。請求項9に記載
の発明によれば、生産データ(生産ログ)が読み取れな
い場合には、生産データ(生産ログ)を参照することな
くバーコードスキャナーで読み取ったデータでチェック
アウト処理を行うので、生産データを記憶している管理
装置との交信が不能となって、生産データが読み出せな
い場合でも、チェックアウト処理を支障なく行うことが
できる。
明によれば、各商品に、パックID番号、値段又は分類
を13桁のJAN(Japanese Article Number)の一
段バーコードで印字するので、バーコード体系としては
従来のNONPLU(ノン・プライス・ルック・アッ
プ)のバーコードと同じであり、二段バーコードや二次
元バーコード等の特殊なバーコードを使用するものでは
ないので、従来の店舗で使用されているバーコードスキ
ャナによって読み取り可能であり、ハード的には従来の
装置をそのまま使用できる。また、従来、見切りによる
値引き処理をする場合に、ハンディーターミナルで、商
品のバーコードを読み取り、読み取った商品コードと値
引き後の値段を印字した値引きラベルを発行して値引き
前のラベルの上面に貼付することが行われているが、従
来と同様のバーコード体系なので、従来と同様に値引き
処理を行うことができ、従来行われている値引き処理作
業をそのまま実行することができる。
置に記憶されている生産データ(生産ログ)を読み出せ
る場合には、読み出した生産データに基づいてチェック
アウト処理を行うことで、レシートに当該商品の品名や
単価、内容量等を印字することが可能であり、生産デー
タ(生産ログ)が読み出せない場合であっても、バーコ
ードスキャナーで読み取ったデータに基づいてチェック
アウト処理を行うことが可能であり、かつレシートに当
該商品の分類を印字することができる。したがって、管
理装置がダウンした場合でも、チェックアウト処理を行
うことができる。
ID番号は、少なくともある期間内では唯一の番号であ
るので、返品処理等で電子ジャーナルを参照する場合
に、レシート番号を入力することなく、パックID番号
を入力することで、このパックID番号を含む取引デー
タを呼び出して表示することが可能であり、電子ジャー
ナルの検索処理が簡単になる。
実施形態について説明する。図1は、生鮮食品等の商品
を販売する小売店の店内配置図であり、本発明の一実施
形態に係る生鮮商品の値付け及び登録処理方法が適用さ
れた小売店の一例を示している。
鮮食品を加工して値付けをするエリアであり、ここに
は、計量・包装・値付け機AW(ラベルプリンタ)や計
量ラベルプリンタDPSや定額ラベルプリンタDPなど
の値付け機が配置され、これらの値付け機によって発行
される値段ラベルが商品の生産・加工時等に貼り付けら
れる。なお、上記ラベル及びラベルプリンタの詳細につ
いては後述する。
たエリアであり、チェックアウト場には、バーコードリ
ーダを備えたPOSレジスタPRが設けられ、これによ
って顧客は購入する商品の精算をする。
計や会計処理などといった事務処理や、このデータに基
づいて仕入れ量や生産・加工量などに関する意志決定が
行われるエリアであり、ストアコントローラSCが設け
られている。
流れを説明するためのシステム構成を示すブロック図で
ある。バックルーム内LAN(N1)には、上述した計
量・包装・値付け機AWや計量ラベルプリンタDPSや
定額ラベルプリンタDPの他に、各種データファイルを
保持するファイルサーバFSが接続されており、計量値
付けシステムを構成している。また、このファイルサー
バFSには送受信機TRが付設されており、この送受信
機TRを介して、ファイルサーバFSと店員が携帯する
ハンディターミナルHTとの間でデータの交換が行える
ようになっている。なお、後述するように、このハンデ
ィターミナルHTは、バーコードラベルを印字し発行す
る機能を有している。また、店舗内LAN(N2)に
は、POSレジスタPRとストアコントローラSCが接
続されている。また、バックルーム内LAN(N1)と
店舗内LAN(N2)とは互いに接続されており、これ
ら両LAN間でデータの交換が行えるようになってい
る。
いて図3を参照して説明する。図3は計量ラベルプリン
タDPSの電気構成図である。同図において、符号1は
ラベルプリンタDPSの動作全体を制御するCPU(中
央処理装置)であり、図示のように他の構成要素それぞ
れと接続されている。符号2はCPU1が実行するプロ
グラムが記憶されたROMであり、後述の動作説明にお
けるCPU1の処理を規定したプログラム等が格納され
ている。符号3はCPU1の演算処理で使用されるRA
M(Random Access Memory)であり、後述する値付け処
理用のPLUファイル(商品ファイル)が前述したファ
イルサーバFSから送信され、格納されている。
所定の情報表示をする表示部である。符号5は商品の商
品番号入力や、商品ファイルの設定入力等を行うための
入力手段が設けられた操作部であり、入力されたデータ
をCPU1へ供給する。符号6はCPU1からの印字指
示に従ってラベル上に品名、値段、バーコード等の印字
を行う印字部である。符号7は計量皿(図示せず)上に
載置された商品の重量(内容量)を計量する計量部であ
り、計量値をCPU1へ供給する。符号8はLANを介
した通信によって外部とデータ交換を行う交信部であ
る。符号9は、月.日.時.及び分を計時して、CPU
1へ供給する時計部である。
参照して説明する。図4は、POSレジスタPRの電気
構成図である。同図において、符号21はPOSレジス
タPRの動作全体を制御するCPUであり、図示するよ
うに他の構成要素それぞれと接続されている。符号22
はCPU21が実行するプログラムが記憶されたROM
であり、後述の動作説明におけるCPU21の処理を規
定したプログラム等が格納されている。符号23はCP
U1の演算処理で使用されるRAMである。
て所定の情報表示をする表示部である。符号25は商品
登録の完了入力や精算時の顧客からの預り金額などの数
字データ入力等を行うための入力手段が設けられた操作
部であり、入力されたデータをCPU21へ供給する。
符号26は月、日、時及び分を計時してCPU21へ供
給する時計部である。符号27はCPU21からの印字
指示に従って登録・精算された商品のレシート等の印字
を行う印字部である。符号28は商品に付加されたバー
コードを読み取り、そのデータをCPU21へ供給する
スキャナ部である。符号29はLANを介した通信によ
って外部とデータ交換を行う交信部である。交信部29
は、例えば、ストアコントローラSCが保持している登
録処理用のPLUファイル(商品ファイル)から上記商
品データをダウンロードしたり、逆に売上データをスト
アコントローラSCにアップロードしたりする。
ない記憶装置(例えば、RAM)には、前述した値付け
処理用のPLUファイル及び後述する生産実績ファイル
(集計ファイル及び生産ログファイル)、また後述する
原材料ブロックファイルが格納されている。ここで、図
5に値付け処理用のPLUファイルのデータ構成を示
す。この図に示すように、PLUファイルには、商品番
号毎に品名、単価、風袋重量、賞味期間、分類等を示す
有効日数時の値付け用のデータが保持されている。
たりの価格であり、計量商品の場合は正味重量100グ
ラム当たりの価格である。また、風袋重量とは、計量商
品におけるトレイ等のパッケージの重量である。このP
LUファイルは、必要に応じて適宜、計量・包装・値付
け機AW、計量ラベルプリンタDPS、ラベルプリンタ
DP、ストアコントローラSC、POSレジスタPR、
ハンディターミナルHTによって参照され、或いはダウ
ンロードされて使用される。また、上記生産実績ファイ
ルの詳細については、後述する。
データ及び販売データの処理システムの動作について説
明する。なお、本システムが実施する処理は、 (1)商品の生産値付け処理 (2)見切り商品の値引き処理 (3)商品登録・精算・売上データ集計処理 (4)生産及び売上データ加工出力処理 とに分かれる。以下、それぞれの処理過程について説明
する。
ク」)から商品(例えば「牛肉すき焼き用」、「牛肉ス
テーキ用」等)を生産加工し、生産加工した商品の値段
ラベル(バーコードラベル)を発行して、その値段ラベ
ルを商品に貼付する値付け処理と、生産加工データ(ラ
ベル発行データ)を集計する集計処理とからなる。な
お、上記値段ラベルの発行は、定額商品及び内容量が1
品毎に異なる計量商品については、計量・包装・値付け
機AW或いは計量ラベルプリンタDPSで行い、定額商
品については定額ラベルプリンタDPで行う。
の概要を示すフローチャートを示す。以下、計量ラベル
プリンタDPSを用いて値付け処理が行われる場合につ
いて説明する。まず、値付け担当者は、これから値付け
する商品の原材料ブロック(原体)を識別し、特定する
番号である原材料ブロック番号(以下、ブロックID番
号と称する)を入力し、設定する(図6のステップS5
0)。上記ブロックID番号(原体ID番号)は、原材
料ブロックを識別するために店舗が適宜付与する識別番
号である。即ち、店舗に原材料ブロックが入荷された場
合、計量ラベルプリンタDPSを用いてブロックID番
号毎に仕入れ日時、原材料ブロック品名、原材料
ブロックコード、仕入れ価格、仕入れ重量、仕入
れ単価、仕入れ先コード、担当者コード等を入力す
る。このうちの仕入れ日時は計量ラベルプリンタDP
Sの時計部9の時計データにより自動的に設定され、ま
た、の仕入れ重量は計量部によって計量されたものが
自動的に設定され、の仕入れ単価は仕入れ金額と仕入
れ重量とから算出して求められる。なお、上記データの
入力後、ブロックID番号とブロック品名、仕入れ日時
等を印字したブロックIDラベルを印字して発行する。
発行したブロックIDラベルは、当該原材料ブロックに
添付されて、原材料ブロックから商品を生産する際に、
作業者が原材料ブロックを認識するために用いられる。
なお、上述したブロックID番号毎に入力されたデータ
は、前述したファイルサーバFSに送信され、ファイル
サーバFSの原材料ブロックファイル(図7参照)に記
憶される。この際、各ブロックID番号毎に在庫データ
を記憶するエリア(在庫フィールド)が付加され、仕入
れ重量から加工重量を減算することでブロックID番号
毎に在庫情報がリアルタイムで更新される。なお、在庫
データの詳細については後述する。
工担当者が原材料ブロック(原体)から商品を生産した
際、商品を搬送するためのバット(収納皿)やカート
(移動台車)に手書き又は印刷した原材料票を貼付して
おくことで、値付け担当者に報知される。
等に貼付された原材料票のブロックID番号を確認し、
操作部等からブロックID番号を入力する。次に、値付
け担当者は、商品の商品番号を入力する(ステップS5
1)。これにより、計量ラベルプリンタDSP内に設け
られたCPU1は、RAM3内に記憶されたPLUファ
イルから当該商品番号に関する品名、単価、風袋重量な
どの商品データを読み出す(ステップS52)。なお、
本実施形態では、RAM3に記憶されたPLUファイル
を用いているが、ファイルサーバFSに記憶されている
PLUファイルを用いても良い。
品を計量皿上に載置すると、計量ラベルプリンタDSP
はその商品の重量を計測し(ステップS53)、計測さ
れた重量から上記風袋重量を減じた正味重量と上記単価
との乗算により値段を算出する(ステップS54)。そ
して、加工日、加工時分、連番等のデータを含み、当該
商品を個別に識別することが可能なバーコード(パック
IDバーコード)及びその他の情報(例えば、品名、値
段、内容量、賞味期限、単価等)を印刷し、値段ラベル
を発行する(ステップS55)。なお、賞味期限は加工
日時に有効日を加算して求める。これにより、図8に示
すような加工日、加工時分、連番の情報からなり各商品
を個別に識別可能なバーコードが左下段に表示され、他
の位置に商品名、加工日、賞味期限、単価、内容量、値
段等の所定の文字表示等がなされた値段ラベルが発行さ
れる。この値段ラベルは、自動又は手動により計量した
商品に貼付される。
とにより値付け処理が終了すると、次いで、発行した値
段ラベルのデータを基にファイルサーバFSの生産実績
ファイルに記録する(ステップS56)。なお、生産実
績ファイルの詳細については後述する。続いて、同一の
商品番号の商品であって、まだ値付けする商品が残って
いるか否かを判断する(ステップS57)。この結果、
まだ値付けする商品が残っている場合には、ステップS
53以下の処理を繰り返す。一方、同一の商品番号であ
る商品の値付けを全て終了したと判断した場合には、こ
の商品についての値付け処理を終了し、他の商品につい
てステップS50以下の処理を繰り返す。
て、図9を参照して説明する。この図に示すように、本
実施形態におけるパックIDバーコードは、13桁のJ
ANの一段バーコードにより構成されており、先頭2桁
のフラグ、3桁目の機番、4桁目の曜日、5桁
目〜8桁目の連番、9桁目〜12桁目(12)の
売価(値段)、13桁目(13)のチェックデェジット
からなる。
でのデータを設定可能であるが、パックIDバーコード
の場合は、一般のPLUのバーコードで使用されている
国コード、例えば、「49」や通常のNON・PLUの
バーコードで使用されているフラグ以外のものを用い
る。つまり、店舗ですでに使用されているフラグ以外の
データを用いる。
ードがパックIDバーコードであることを示すととも
に、商品分類を示す。例えば、パックIDバーコードの
フラグとして「03」〜「07」を用い、フラグ「0
3」は「精肉類」、フラグ「04」は「鮮魚類」、フラ
グ「05」は「青果類」、フラグ「06」は「惣菜」、
フラグ「07」は「その他」を示すものと定める。な
お、この商品分類は、使用するフラグの種類を増やし、
「牛肉」、「豚肉」、「鶏肉」、「その他肉類」等のよ
うに設定することも可能である。また、この商品分類
は、値付用の商品ファイルに商品番号毎に予め設定され
ている(図5参照)。
ドラベルを印字発行した機器の機器番号を示し、「1」
〜「8」は値付装置を、「9」はハンディターミナルH
Tを示す。曜日「W」は、バーコードラベルを印字発行
した曜日を示し、「0」が「日曜日」、「1」が「月曜
日」…「6」が「土曜日」を示す。連番「CCCC」
は、「0001」〜「9999」の番号である。各バー
コードラベルを発行した機器(値付装置及びハンディタ
ーミナルHT)がそれぞれ連番を発生し、管理する。
9」の値であり、商品の売価(値段)を示している。な
お、売価「PPPP」が「0」の場合は、当該商品の値
段が5桁以上であり、4桁では表示できない場合を意味
している。通常、生鮮商品の値段が5桁以上となる場合
は極めてまれであると考えられるが、年末年始の特別セ
ール等の特別な場合などには、そのような高額な商品も
あり得るので、値段が5桁以上の場合も処理可能とした
ものである。チェックデェジット「C/D」は、バーコ
ードが正常に読み取られたか否かをチェックするための
データである。上記バーコードの内、3桁目〜8桁目の
6桁の数値が計量商品を一品毎に識別する識別番号(パ
ックID番号)として機能している。
計量商品に対して1つの識別番号(パックID番号)が
バーコードとして与えられるため、計量商品の1商品毎
の識別が可能となる。また、各バーコードには、売価デ
ータも含まれている。
績ファイル(集計処理)について説明する。図10は生
産実績ファイルのデータ構成を示す図である。生産実績
ファイルは、図10(a)に示した商品番号毎にそれぞ
れ累計個数、累計重量、累計金額が関連づけられた第1
のファイル(集計ファイル)と、図10(b)に示した
各パックID番号毎にそれぞれ商品番号、品名、内容
量、値段、加工日時、賞味期限、ブロックID番号及び
フラグ等の個別生産データが関連づけられた第2のファ
イル(生産ログファイル)により構成される。
処理のステップS51において入力される番号が記憶さ
れ、品名には、この商品番号の品名が記憶され、また、
ブロックID番号には、同じく値付け処理のステップS
50において設定されるブロックID番号が記憶され
る。フラグは、生産した商品の販売状況を示すもので、
値付け時には「0」が記憶される。なお、このフラグ
は、商品が通常価格で販売された場合には「1」に、値
引き価格で販売された場合には「2」に、廃棄処分され
た場合には「3」に書き替えられ、このフラグをチェッ
クすることにより、その商品のその後の状況が判断でき
る。なお、詳細については後述する。また、生産ログフ
ァイルには、ブロックID番号毎に実際の売上金額を記
憶する売上金額欄が設けられている。売上金額欄の詳細
については後述する。そして、上記生産実績ファイル
(集計ファイル及び生産ログファイル)は、LANを介
してPOSシステムのストアコントローラSCへと送信
される。
菜等の場合、生産してからの時間経過により商品の品質
が低下する。このため、生産してから一定時間を経過し
た商品(見切り商品)や、閉店間近で売れ残っている商
品(見切り商品)を適宜値引きする処理が行われる。こ
のような見切り商品の値引処理は、以下の方法で行われ
る。
ち、売場へ行き、陳列商品の中から値引する商品を選択
する。 ハンディターミナルHTより値引する商品の値引金
額又は値引後金額を入力するとともに、スキャナーによ
り商品のバーコードを読み取る。 上記によりハンディターミナルHTは、読み取っ
たバーコード中の売価データを値引後金額データに入れ
替えて、バーコードラベルを印字して発行する。 店員は、発行されたバーコードラベルを商品に貼付
されている値段ラベルのバーコード上に重ねて貼付す
る。 店員は、その商品に値引POPラベル、例えば、
「50円引き」等のラベルを貼付する。
商品のバーコードは、例えば、「0311023405
00 C/D」)を「50円」値引く場合は、店員のハ
ンディターミナルHTに値引金額「50円」を入力した
状態で商品Aのバーコードを読み取らせると、ハンディ
ターミナルHTは500円から50円引いた金額である
450円のパックIDバーコードを印字して発行する。
デェジットは別)は、同じバーコード(すなわち、「0
31102340450 C/D」))である。店員
は、この印字発行したバーコードをもとのバーコードの
上に重ねて貼付するとともに、この商品は50円引きで
あることを顧客に掲示する「50円引き」の値引POP
ラベルを商品に貼付する。これにより、商品Aの値引処
理を終了する。
の処理は、顧客が商品棚から取って持参した購入希望商
品について、POSレジスタPRにおいて行われる。図
11は、商品登録・精算・集計処理の手順を示すフロー
チャートである。この図において、まずPOSレジスタ
PRのスキャナ部28によって読み取られたバーコード
のデータを基に商品が登録され(ステップS61、詳細
は後述)、全ての商品の登録が終了するまで(ステップ
S62)登録処理を繰り返す。次に、登録された商品の
合計金額の表示を行い(ステップS63)、その精算処
理を行う(ステップS64)。
記ステップS61の商品登録処理の詳細手順について図
12、図13を参照して説明する。図12は、ストアコ
ントローラSCに格納されている生産実績ファイルの生
産ログを読み出して行う場合の商品登録処理である。図
13は、ストアコントローラSCがダウンした等の理由
で生産ログデータが読み出せない場合の商品登録処理で
ある。図12において、まずPOSレジスタPRのスキ
ャナ部28によって商品に付加されたバーコード、即ち
当該商品のパックID番号(識別情報)及び値段を読み
取る(ステップS71)。これにより、当該商品のパッ
クID番号を取得すると、交信部を介してストアコント
ローラSCに格納されている生産実績ファイルの生産ロ
グファイルから当該ID番号に対応する商品番号・値段
等の生産データ(図9参照)を読み出す(ステップS7
2)。
し、賞味期限が切れているか否かを判断する(ステップ
S73)。なお、この判断は、POSレジスタPRの時
計の日時と比較することによって行う。
合には(ステップS73において「YES」)、その旨
をPOSレジスタPRの操作者に知らせるために警報を
表示する(ステップS74)。なお、表示するととも
に、警告音を発生するようにしてもよい。
果、期限切れでなかった場合には(ステップS73にお
いて「NO」)、ステップS71において読み取ったバ
ーコードに含まれている値段データが「0」か否かを判
断する(ステップS75)。この結果、値段データが
「0」である場合(ステップS75において「YE
S」)には、値段が5桁以上の場合であって、4桁の数
値では表せない場合であり、オペレータに値段ラベルに
印字されている値段をキー入力するように要請し、値段
データが入力されるまで待機する(ステップS76)。
及び、ステップS76において値段がキー入力された場
合には、ステップS71で読み取ったバーコードの値段
P又はステップS76でキー入力された値段Pと、ステ
ップS72で読み出した生産ログデータの値段P0とが
異なるか否か判断する(ステップS77)。ここで、値
段が異なる場合(ステップS77において「YES」)
には、上述した値引処理が行なわれた場合であり、生産
ログデータから読み出した値段P0からバーコードの値
段Pを減算して、値引金額を算出する(ステップS7
8)。
タ、例えば、品名、値段、値引金額(値引がある場
合)、内容量等を表示するとともに、レシートバッファ
に記憶する。そして、ステップS80において、登録商
品について販売実績ファイル及び生産実績ファイルを更
新する。すなわち、登録データをストアコントローラS
Cへ送信し、ストアコントローラSCの販売実績ファイ
ルを更新するとともに、上述した生産ログファイルの該
当商品のフラグを書き替える。なお、ストアコントロー
ラSCへ送信する登録データは、値引きしない商品の場
合は商品番号と値段であり、値引きした商品の場合は商
品番号と値段と値引き金額である。なお、上述のフラグ
は、値引きしないで通常価格で販売した商品は「1」
に、値引き販売した商品については「2」に書き替え
る。そして、当該フラグを「2」に書き替えた場合、つ
まり値引き販売した場合には、前述した売上金額欄に、
パックID番号と関連づけて値引き後の金額も記憶す
る。
に示すように、各商品番号毎に累計販売数量のデータと
累計販売金額のデータがそれぞれ対応付けられたファイ
ル(集計ファイル)から構成されている。
した生産ログファイルの該当商品のフラグは「3」に書
き替えられる。また、廃棄商品の入力は、上記ステップ
S73の処理で廃棄処分にする場合の他、店員が売場に
おいてハンディターミナルHTから賞味期限切れ商品の
パックID番号をスキャン入力することによっても行う
ことができる。
録時にストアコントローラSCに記憶されている生産ロ
グデータを読み出して処理する場合であったが、ストア
コントローラSCがダウンしたり、或いは、LANで障
害等が発生して、生産ログデータが読み出せない場合の
商品登録処理の詳細手順について、図13を参照して説
明する。
8によって、商品に付加されたバーコード、即ち当該商
品のパックID番号(識別情報)及び値段を読み取る
(ステップS81)。読み取ったバーコードの先頭2桁
のフラグからその商品の分類を判断し、分類名を呼び出
す(ステップS82)。なお、各POSレジスタPR
は、分類(コード)に対応して分類名を記憶する分類名
ファイルを備えており、分類名の呼び出しはこの分類名
ファイルを用いて行う。
コードの値段データが「0」か否か判断する(ステップ
S83)。ここで、値段が「0」の場合(ステップS8
3において「YES」)は、値段が5桁以上の場合で、
4桁の数値では表せない場合であり、オペレータに値段
ラベルに印字されている値段をキー入力するように要請
し、値段データがキー入力されるまで待機する(ステッ
プS84)。ステップS83の判断が「NO」の場合、
又は、ステップS84において値段がキー入力された場
合には、登録データ、例えば分類名及び値段を表示する
とともに、レシートバッファに記憶する(ステップS8
5)。
た商品のバーコードデータ(パックID番号及び値段)
を販売実績データとしてPOSレジスタPRのメモリに
記憶する。なお、POSレジスタPRのメモリに記憶さ
れた販売実績データは、ストアコントローラSCとの交
信が可能となった場合に、ストアコントローラSCへ送
信され、ストアコントローラSCの販売実績ファイル及
び生産ログデータをそれぞれ更新する。
線で接続されている装置によって適宜必要なときに行わ
れ、加工結果は表示部に表示されるとともに必要に応じ
て印字して出力される。上述したように生産ログファイ
ルには、パックID番号毎にブロックID番号が記憶さ
れ、更に販売状況を示すフラグが記憶されているので、
ブロックID番号に基づいてデータを抽出して集計する
ことにより、ブロックID番号単位で、例えば図15に
示すような各種集計データを取得することができる。こ
の集計データからは、ブロックID番号単位で以下の情
報を取得することができる。
データ、ロスデータ 商品番号毎及び合計の在庫データ 在庫データ(Z)= 生産データ(S)− 販売データ
(H) なお、賞味期限後の在庫データは理論上のロスデータと
なる。 商品番号毎及び合計の販売率及びロス率 販売率=販売データ/生産データ×100(%) ロス率=ロスデータ/生産データ×100(%) 粗利益(仕入れた原材料ブロックの粗利益) 粗利益=販売合計金額(HPT)−ブロックID番号の
仕入れ価格なお、上記式においてブロックID番号の仕
入れ価格は、上述した原材料ブロックファイルに記憶さ
れている。また、廃棄データ入力後であってもフラグが
「0」の商品は、万引き等により途中で紛失した商品で
あり、紛失商品データの集計もブロックID番号単位で
行うことができる。
番号毎に加工日時データが記憶されているので、加工日
時データ毎に各種データを集計し、仕入れから販売まで
の全プロセスにおける在庫、粗利、ロスの実体が把握で
きる。図16に、6月20日に牛片ロース5.3kg
(ブロックID番号=#12、仕入れ重量5.3kg、
仕入れ価格12,190円)を仕入れ、6月20日〜2
2日にかけて全量販売完了とした場合を例示する。ま
た、図17に、図16に例示した場合の原体(ブロッ
ク)単位での粗利・ロス分析結果を例示する。なお、図
16(a)はブロックID番号=#12の仕入れ、加工
(生産)、販売プロセスにおける変化、図16(b)は
ブロックID番号=#12の商品ロス、図16(c)は
ブロックID番号=#12の値入、粗利、ロスの算出、
図16(d)はブロックID番号=#12のロス分析に
ついてそれぞれ示している。なお、図16において、各
項目は以下の式に基づいて算出している。 値入率=(生産単価−仕入単価)/生産単価×100
(%) 値入高=仕入価格/(1−値入率)−仕入価格 粗利高=合計販売価格(合計売価)−仕入価格 粗利率=粗利高/合計販売価格(合計売価) ロス=値入高−粗利高
ータ及び販売データの処理方法によれば、 生鮮商品の個別の生産データを1品毎に管理すること
ができる。 バーコードとして13桁のJANコードを用いている
ので、従来の生鮮食品用のNONPLUのバーコードを
読み取れるスキャナーを用いて読み取ることができる。 バーコード中に、パックID番号の他に商品分類及び
値段を含んでいるので、生産ログデータを参照しなくと
も、読み取ったバーコードに基づいてチェックアウト処
理を行うことが可能となり、この場合は、当該商品が属
する分類の分類名の表示及び印字を行うことができる。 バーコード中に値段データを含んでいるので、値段デ
ータを変更したバーコードを上貼りすることで、従来の
NONPLUのバーコードと同様の値引処理を行うこと
ができ、さらに、値引をした場合には、値引金額の表示
及び印字を行うことができる。 商品の値段が5桁以上の高額商品場合でも、前述の各
種処理をすることができる。 賞味期限切れの商品を販売するミスを防止することが
できる。 生産ログファイルに各パックID番号毎に生産デー
タ、ブロックID番号、販売状況を示すフラグが記憶さ
れているので、ブロックID番号単位で生産データ、販
売データ、ロスデータの集計が行え、ブロックID番号
毎の在庫管理、ロス管理、粗利管理を行うことができ
る。このため、仕入れから販売までの全プロセスにおけ
るロスの解明が可能となる。 また、生産ログファイルには各パックID番号毎に加
工日時データが記憶されているので、生産時間帯毎の各
種集計を行うことができる。
の場合には、パックID番号毎の販売データ及び廃棄デ
ータを生産ログファイルに設けた販売状況を示すフラグ
を用いて集計しているが、販売商品のパックID番号を
記憶する販売実績ログファイル(値引き販売した場合に
は、値引き金額又は値引き後金額を併せて記憶する)及
び廃棄商品のパックID番号を記憶する廃棄商品ログフ
ァイルを用いて集計するようにしても良い。この場合で
も、生産ログファイルから同一ブロックID番号、パッ
クID番号を抽出し、このパックID番号に基づいて販
売実績ログファイル及び廃棄商品ログファイルを検索す
ることで、ブロックID番号毎の各種データを抽出して
集計することができる。このように、パックID番号毎
の販売データ及び廃棄データの集計手法は、上述した実
施形態で説明した手法に限定されない。
には、加工日時データが含まれているので、値引き処理
を自動化することができる。例えば、図18に示すよう
な値引ファイルに、各商品番号毎に値引条件(値引時
間)及び値引金額(または値引率)を予め設定してお
く。例えば、図18に示した商品番号23456では、
加工してから2日経過したときに50%値引を行う設定
がなされている。なお、値引時間は、4桁で表されてお
り、先頭の2桁が「日」を表し、続く2桁が「時間」を
示している。例えば、値引時間として、“0112”が
設定されている場合には、1日+12時間後に値引を実
施し、また“0004”が設定されている場合は、4時
間後に値引を実施する。なお、この値引きファイルはス
トアコントローラSC及びファイルサーバFSに格納さ
れている。
ックID番号から生産ログデータの商品番号及び加工日
時データを読み出し、この加工日時データとPOSレジ
スタPRの時計部26の時刻とに基づいて、加工してか
らの経過時間を算出する。一方、前記商品番号に基づい
て値引ファイルからこの商品番号の値引データを読み出
し算出して、経過時間が値引時間を超えているか否か判
断し、越えている場合には、値引処理を行う。なお、図
18の値引ファイルの場合は、各商品番号に対して値引
条件が1つの場合であったが、各商品番号に対して値引
条件を複数個記憶するようにしてもよい。例えば、「1
時間経過後、10%引き」、「2時間経過後、30%引
き」、「3時間経過後、50%引き」のように設定する
ことで、加工してからの経過時間に応じてきめ細かな自
動値引処理が可能となる。
その旨の説明を商品陳列場に表示して、顧客に報告する
必要がある。また、この説明は、自動値引処理の場合で
あるが、本発明によれば、上述の実施形態における
「(2)見切り商品の値引処理」を簡単化することが可
能となる。すなわち、上述の実施形態では、ハンディタ
ーミナルHTで値引後金額のバーコードラベルを印字発
行し、それまで貼られていたバーコードラベルの上に重
ねて貼付している。この場合、店員は、ラベル印字機能
を有するハンディターミナルHTか、又は携帯式のラベ
ルプリンタを持参する必要があり、また、発行したラベ
ルを商品の値段ラベルに重ねて貼付しなければならず、
非常に面倒な作業である。この問題は、値引後金額のバ
ーコードラベルを発行するのではなく、ハンディターミ
ナルHTで商品のパックID番号をスキャンして入力す
るとともに、値引金額又は値引後金額をファイルサーバ
FS又はストアコントローラSCに送信して、記憶させ
る。そして、チェックアウト時、POSレジスタPRの
スキャナー部28で、商品に貼付されているバーコード
を読み取った際、このバーコードのパックID番号に関
して、上述した値引金額又は値引後金額が記憶されてい
る場合には、この記憶されている値引情報で値引処理を
行う。これにより、店員は、ハンディターミナルHT等
で値引バーコードラベルを印字発行し、商品の値段ラベ
ルの上に重ねて貼付する作業を行うことなく、同様の値
引処理を行うことが可能となる。
食品が不定貫商品の場合について述べたが、原材料ブロ
ックを加工して生産される商品であれば、定額商品の場
合においても本発明を適用することが可能である。但
し、定額商品の場合には、金額データが一定であるた
め、値付け用の商品ファイル(PLUファイル)を参照
することで金額が判断できるので、生産ログファイルに
は金額データを記憶させなくともよい。また、一品毎に
重量を計量しない場合には、重量データは生産ログファ
イルには記憶されないが、一品毎に計量して重量データ
を生産ログファイルに記憶させるようにしてもよい。
によって生鮮食品が一品毎に識別されるので、次のよう
な応用が考えられる。すなわち、POSレジスタPRで
チェックアウト処理した顧客毎の取引データ(登録商品
明細情報及び精算情報)は電子ジャーナル(電子ログ)
としてPOSレジスタPR及びストアコントローラSC
で所定時間記憶される。そして、顧客が商品を持参して
返品を希望した場合や、取引データを確認したい場合に
は、電子ログを呼び出して表示するようになっている。
従来は、電子ログデータの呼び出しは、レシートに印字
されたレシート番号を入力することで、このレシート番
号の取引データを読み出して表示するようにしている。
録した場合は、電子ログデータの中にパックID番号も
併せて記憶させるようにすれば、パックID番号を入力
することで、電子ログデータからこのパックID番号の
商品を含む取引データを読み出して表示するようにする
ことにより、レシート番号を入力することなく、所望の
取引データを呼び出すことができる。これにより、顧客
がパックID商品の返品を希望する場合には、レシート
を持参することなく、返品処理を行うことが可能とな
る。(なお、パックID番号は、所定期間毎に同じ番号
が使用される可能性があるので、パックID番号を入力
することで該当する取引データが複数個ある場合には、
最新の取引データを優先して表示するようにする。)
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。例えば、上述した実施形態において
は、一段バーコードの先頭2桁のフラグを商品分類とし
て兼用する構成であったが、本発明はこれに限定されな
い。バーコードにおける「機番」情報を「分類」情報と
して利用することも考えられる。ただし、この場合、あ
る値付機は、常に同一商品分類の商品の値付を行うよう
に規定する必要がある。しかし、通常、一定規模以上の
店舗の場合は、バックルームの各作業場毎に、例えば、
精肉部、鮮魚部、青果部、惣菜部の各作業場毎にそれぞ
れ専用の値付機を配置して用いるので、商品分類が大ま
かな分類であれば、機番=商品分類、としても実用上問
題ない。
の代わりに、「分類データ」を印字するようにしてもよ
い。つまり、パックID番号部分に分類データを含ませ
てもよい。また、生産ログデータが読み出せない場合に
は、レシートに商品分類を印字しなくてもよいのであれ
ば、バーコードに分類データを含ませる必要はない。ま
た、上記の実施形態の場合は、パックID番号は機番を
含み、各機器が連番の発行管理を行っているが、ファイ
ルサーバFS等の管理装置が一括してパックID番号の
発行及び管理を行うようにしてもよい。ただし、パック
ID番号は、各商品を個別に識別できることが前提とな
るので、少なくともある一定期間(パックID商品の賞
味期間以上)内においては、ユニークなものでなければ
ならない。
ックID番号及び値段を一段バーコードで印字している
が、バーコードの読み取りにより、生産商品を個別に識
別でき、かつ、当該商品の値段を判断できるのであれ
ば、どのような構成のバーコード、例えば、二段バーコ
ード、コード39等のJAN以外のコード体系によるバ
ーコード、又は二次元バーコード等でもよく、その具体
的な構成については限定されない。
る生産データについては、上述した実施形態に限定され
ることなく、管理上、必要なデータを適宜記憶しておく
ようにすればよい。例えば、「機番」、「ロット番
号」、「担当者コード」、「仕入コード」等を記憶する
ようにしてもよい。
実績データは、必要期間ファイルサーバFS、ストアコ
ントローラSC等内の記憶装置に記憶する必要がある
が、必要期間経過後(例えば、加工日時から所定期限経
過後)は消去するか、又はCD−R等の記憶媒体に記憶
する、或いはプリントアウトして保管するようにしても
よい。
値付けシステムの生産データをLANによりPOSシス
テムのストアコントローラSCへ送信するよう構成され
ているが、CD−R等の記録媒体に記憶してオフライン
によって送信するようにしても良い。
録処理方法が実現可能なシステム構成であれば、どのよ
うなシステム構成であってもよい。例えば、1台のPO
Sレジスタがストアコントローラ機能を備えた親子シス
テムであってもよい。また、POSシステムのストアコ
ントローラSCと計量値付システムのファイルサーバF
Sとを一台のファイルサーバで構成してもよい。
11に記載の発明によれば、生鮮食品の値段ラベルに、
各生鮮食品の識別情報となるパックID番号と値段デー
タとをバーコードで印字するので、生鮮食品の生産デー
タを一品毎に個別に管理することができ、また原体単位
での在庫及び粗利の管理を可能にするとともに、チェッ
クアウト時に生産データ(生産ログ)を参照しなくとも
バーコードスキャナーで読み取ったデータでチェックア
ウト処理を行うことが可能となる。
2に記載の発明によれば、チェックアウト時に、生産デ
ータ(生産ログ)を参照しなくともバーコードスキャナ
ーで読み取ったデータでチェックアウト処理が行え、さ
らにレシートにはその商品の分類を併せて印字すること
が可能となる。
理装置(サーバ)等に記憶されている生産データ(生産
ログ)を参照することなく、バーコードスキャナーで読
み取ったデータでチェックアウト処理を行うので、チェ
ックアウト処理(登録精算処理)を効率的に行うことが
できる。また、登録精算処理の後で、パックID番号に
基づいて売上実績データを計上するので、単品毎の正確
な売上実績データを集計でき、さらに原体毎の在庫管
理、粗利管理等を支障なく行うことが可能となる。
品の分類をレシートに印字することができる。また、請
求項9に記載の発明によれば、生産データ(生産ログ)
が管理装置等から読み取れない場合には、生産データ
(生産ログ)を参照することなくバーコードスキャナー
で読み取ったデータでチェックアウト処理を行うので、
生産データを記憶している管理装置等との交信が不能と
なって、生産データが読み出せない場合でも、チェック
アウト処理を支障なく行うことができる。
載の発明によれば、各商品の値段ラベルに、パックID
番号、値段又は分類を13桁のJANの一段バーコード
で印字するので、バーコード体系としては従来のNON
PLUのバーコードと同じであり、二段バーコードや二
次元バーコード等の特殊なバーコードを使用するもので
はないので、従来の店舗で使用されているバーコードス
キャナによって読み取り可能であり、ハードウェア的に
は従来の装置をそのまま使用できる。また、従来、見切
りによる値引き処理をする場合に、ハンディーターミナ
ルで、商品のバーコードを読み取り、読み取った商品コ
ードと値引き後の値段を印字した値引きラベルを発行し
て値引き前のラベルの上面に貼付することが行われてい
るが、従来と同様のバーコード体系なので、従来と同様
に値引き処理を行うことができ、従来行われている値引
き処理作業をそのまま実行することができる。
管理装置に記憶されている生産データ(生産ログ)を読
み出せる場合には、当該読み出した生産データに基づい
てチェックアウト処理を行うことで、レシートに当該商
品の品名や単価、内容量等を印字することが可能であ
り、生産データ(生産ログ)が読み出せない場合であっ
ても、バーコードスキャナーで読み取ったデータに基づ
いてチェックアウト処理を行うことが可能であり、かつ
レシートに当該商品の分類を印字することができる。し
たがって、管理装置がダウンした場合でも、チェックア
ウト処理を行うことができる。
パックID番号は、少なくともある期間内では唯一の番
号(ユニーク)であるので、返品処理等で電子ジャーナ
ルを参照する場合に、レシート番号を入力することな
く、パックID番号を入力することで、このパックID
番号を含む取引データを呼び出して表示することが可能
であり、電子ジャーナルの検索処理にかかる作業を簡易
かつ迅速に実行することが可能となる。
置図であり、本発明の一実施形態に係る生鮮商品の生産
データ及び販売データの処理方法が適用された小売店の
概略構成を示す図である。
するためのシステム構成を示すブロック図である。
る。
図である。
フローチャートである。
る。
図である。
である。
ある。
理の手順を示すフローチャートである。
行う場合の商品登録処理の手順を示すフローチャートで
ある。
い場合の商品登録処理の手順を示すフローチャートであ
る。
ある。
示す図である。
れ、加工、販売プロセスにおける変化を示す図、(b)
はブロックID番号=#12の商品ロスを示す図、
(c)はブロックID番号=#12の値入、粗利、ロス
の算出を示す図、(d)はブロックID番号=#12の
ロス分析を示す図である。
の例を示す図である。
る。
M、4,24…表示部、5,25…操作部、6,27…
印字部、7…計量部、9,26…時計部、28…スキャ
ナ部、8,29…交信部、DPS…計量ラベルプリン
タ、FS…ファイルサーバ、TR…送受信機、HT…ハ
ンディターミナル、N1…計量値付けシステム(バック
ルーム内LAN)、N2…POSシステム(店舗内LA
N)、PR…POSレジスタ、SC…ストアコントロー
ラ
Claims (14)
- 【請求項1】 生鮮食品の値段ラベルに、各商品を個別
に識別可能なID番号をバーコードで印字するととも
に、該ID番号と関連付けて値段データを含む生産デー
タを記憶する商品の値付方法において、前記各商品に
は、前記ID番号とともに、前記値段データをバーコー
ドで印字することを特徴とする商品の値付方法。 - 【請求項2】 生鮮食品の値段ラベルに、各商品を個別
に識別可能なID番号をバーコードで印字するととも
に、該ID番号と関連付けて値段データを含む生産デー
タを記憶する商品の値付方法において、前記各商品に
は、前記ID番号とともに、前記値段データを13桁の
JANの一段バーコードで印字することを特徴とする商
品の値付方法。 - 【請求項3】 生鮮食品の値段ラベルに、各商品を個別
に識別可能なID番号をバーコードで印字するととも
に、該ID番号と関連付けて値段データを含む生産デー
タを記憶する商品の値付方法において、前記各商品に
は、前記ID番号とともに、該商品の分類及び前記値段
データをバーコードで印字することを特徴とする商品の
値付方法。 - 【請求項4】 生鮮食品の値段ラベルに、各商品を個別
に識別可能なID番号をバーコードで印字するととも
に、該ID番号と関連付けて値段データを含む生産デー
タを記憶する商品の値付方法において、前記各商品に
は、前記ID番号とともに、該商品の分類及び前記値段
データを13桁のJANの一段バーコードで印字するこ
とを特徴とする商品の値付方法。 - 【請求項5】 前記商品の分類を示すデータは、前記バ
ーコードのなすデータにおいて、先頭2桁のフラグとし
て構成されていることを特徴とする請求項4に記載の商
品の値付方法。 - 【請求項6】 前記商品の分類を示すデータは、前記I
D番号に含まれていることを特徴とする請求項4に記載
の商品の値付方法。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載されて
いる値付方法のバーコードを、チェックアウト時におい
て、商品から読み取った場合に、該読み取ったバーコー
ドが示す前記値段データにより、登録精算処理を行うと
ともに登録データを記憶し、その後、記憶した登録デー
タを前記ID番号に基づいて、売上実績データとして計
上することを特徴とする商品登録処理方法。 - 【請求項8】 請求項3乃至6のいずれかに記載されて
いる値付方法のバーコードを、チェックアウト時におい
て、商品から読み取った場合に、 該読み取ったバーコードが示す前記商品の分類及び前記
値段データにより、登録精算処理を行い、買い上げ商品
の分類及び値段を印字したレシートを発行するとともに
登録データを記憶し、その後、記憶した登録データを前
記ID番号に基づいて、売上実績データとして計上する
ことを特徴とする商品登録処理方法。 - 【請求項9】 前記商品登録処理方法は、前記ID番号
の生産データが読み出せない場合に実行することを特徴
とする請求項7又は8のいずれかに記載の商品登録処理
方法。 - 【請求項10】 請求項3、4、5又は6のいずれかに
記載の値付方法によるバーコードが付されていることを
特徴とする商品。 - 【請求項11】 生鮮食品の重量を計量し、該生鮮食品
の重量と単価とから商品の値段を算出するとともに、値
段ラベルに、該生鮮食品を個別に識別可能なID番号及
び値段をバーコードで印字し、前記ID番号と関連付け
て値段を含む生産データを記憶することを特徴とする値
付装置。 - 【請求項12】 前記バーコードは、13桁のJANの
一段バーコードであって、商品の分類データを含むこと
を特徴とする請求項11に記載の値付装置。 - 【請求項13】 請求項10に記載の商品から読み取っ
たバーコードに基づいて処理を行うPOSシステムであ
って、ID番号に関連する生産データを記憶した管理装
置と、該管理装置と交信するPOS端末と、からなり、
前記POS端末は、チェックアウト時に前記商品からバ
ーコードを読み取った場合に、読み取ったバーコードの
ID番号の生産データを前記管理装置から受信可能な場
合には、受信した生産データに基づいて商品登録処理及
びレシート印字処理を行い、読み取ったバーコードのI
D番号の生産データを前記管理装置から受信不能な場合
には、読み取ったバーコードの商品分類及び値段に基づ
いて商品登録処理及びレシート印字処理を行うとともに
登録データを記憶し、その後、記憶した登録データを前
記管理装置に送信し、管理装置は、受信した登録データ
をID番号に基づいて売上実績データとして記憶するこ
とを特徴とするPOSシステム。 - 【請求項14】 前記POS端末における登録精算デー
タである取引データを記憶するとともに、前記ID番号
を入力することで該ID番号の商品を含む取引データを
呼出し可能となっていることを特徴とする請求項13に
記載のPOSシステム。
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