JP2003016528A - 商品生産データ及び商品販売データの処理方法並びにその方法に用いる装置 - Google Patents
商品生産データ及び商品販売データの処理方法並びにその方法に用いる装置Info
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Abstract
庫管理や粗利管理を行うことが可能で、且つ賞味期限切
れ商品の判断を自動的に行うことが可能な商品生産デー
タ及び商品販売データの処理方法並びにその方法に用い
る装置を提供する。 【解決手段】 生鮮食品の値段ラベルに、各商品を個別
に識別可能なパックID番号をバーコード等の機械的に
読み取り可能なコードで印字するとともに、該バックI
D番号に関連付けて当該商品の生産に用いた原材料ブロ
ックを識別するブロックID番号や、商品コード及び値
段等のチェックアウトでの商品登録に必要なデータや、
当該商品の賞味期限データ等を記憶する。これにより、
生鮮商品の原材料ブロック単位で生産データの集計を行
うことが可能になる。
Description
ータ及び販売データの処理方法並びにその方法に用いる
装置に関する。
るため仕入商品の形態と小売商品の形態が異なる。例え
ば、店舗は、肉卸売り業者からブロック単位で肉の購入
仕入れを行い、この仕入肉ブロック(例えば、牛肉ブロ
ック)から多様且つ売価の異なる商品、例えば、「牛肉
(すき焼き用)」、「牛肉(しゃぶしゃぶ用)」、「牛
肉(ステーキ用)」等の商品を生産し、これらの商品に
それぞれ値段を付して陳列棚に陳列することにより、客
に対して商品を販売する。そして、このような生鮮食品
は賞味期限が短いため、賞味期限が切れた商品は廃棄処
分とする必要がある。
食品においては、ブロック単位で購入した商品から売価
の異なる複数の商品が生産されて販売される、生産時間
からの経過時間による値引き販売や廃棄処分が頻繁に行
われる等の理由により、従来は、仕入れブロック単位で
の在庫管理や粗利益の管理は困難であり、正確なデータ
を集計することができないという問題があった。また、
従来は仕入れたブロックから生産された商品の在庫デー
タや売上データをブロック単位で知ることができず、丼
勘定的な管理しかできなかった。このため、正確なデー
タに基づく売価の決定や生産計画や販売計画を立てるこ
とができないという問題があった。また、従来は、賞味
期限切れの商品は、店員が定期的にチェックして廃棄処
分としているが、作業が面倒な上、チェックミスにより
賞味期限切れ商品を誤って販売してしまい、客の信用を
低下させるという欠点があった。
もので、生鮮食品の仕入れブロック単位での正確な在庫
管理や粗利管理を行うことが可能であり、且つ賞味期限
切れ商品の判断を自動的に行うことが可能な商品生産デ
ータ及び商品販売データの処理方法並びにその方法に用
いる装置を提供することを目的としている。
に、本発明は、生鮮食品の値段ラベルに各商品を個別に
識別可能な第1の識別番号(パックID番号)をバーコ
ード等の機械的に読み取り可能なコードで印字するとと
もに、該第1の識別番号(パックID番号)に関連付け
て当該商品の生産に用いた原材料ブロックを識別する第
2の識別番号(ブロックID番号)を含む生産データを
記憶することを特徴とする商品生産データ処理方法を提
供する(請求項1)。
理方法において、前記第1の識別番号(パックID番
号)と関連付けて記憶される生産データには、商品コー
ドや値段等のチェックアウトでの商品登録に必要なデー
タが含まれていることを特徴とする(請求項2)。
生産データ処理方法において、前記第1の識別番号(パ
ックID番号)に関連付けて記憶される生産データに
は、当該商品の賞味期限データが含まれていることを特
徴とする(請求項3)。
価と重量値とから商品の値段を算出するとともに、算出
した値段をラベルに印字して発行する計量値付装置にお
いて、前記ラベルに各商品を個別に識別可能な第1の識
別番号(パックID番号)をバーコード等の機械的に読
み取り可能なコードで印字すると共に、該第1の識別番
号(パックID番号)に関連付けて当該商品の商品コー
ドや値段等のチェックアウトでの商品登録に必要なデー
タと、生産に用いた原材料ブロックを識別する第2の識
別番号(ブロックID番号)とを生産データとして記憶
することを特徴とする計量装置を提供する(請求項
4)。
値段ラベルに各商品を個別に識別可能な第1の識別番号
(パックID番号)をバーコード等の機械的に読み取り
可能なコードで印字するとともに該第1の識別番号と関
連付けて当該商品の生産に用いた原材料ブロックを識別
する第2の識別番号(ブロックID番号)含む生産デー
タを記憶し、チェックアウト時、前記第1の識別番号
(パックID番号)に関連付けて販売データを集計する
ことを特徴とする商品販売データ処理方法を提供する
(請求項5)。
値段ラベルに各商品を個別に識別可能な第1の識別番号
(パックID番号)をバーコード等の機械的に読み取り
可能なコードで印字するとともに、該第1の識別番号
(パックID番号)と関連付けて当該商品の商品コード
や値段等の商品登録に必要なデータ及び生産に用いた原
材料ブロックを識別する第2の識別番号を含む生産デー
タを記憶し、チェックアウト時、商品の値段ラベルから
前記第1の識別番号(パックID番号)を読み取り、前
記記憶されている生産データから該第1の識別番号(パ
ックID番号)の商品の商品登録に必要なデータを読み
出し、読み出したデータに基づいて当該商品の登録処理
を行うと共に該第1の識別番号(パックID番号)に関
連付けて販売データを集計することを特徴とする商品販
売データ処理方法を提供する(請求項6)。
販売データ処理方法において、前記販売データの集計は
値引販売した商品と、しない商品とを区別可能で、且
つ、値引き商品は、値引き金額又は値引き後の販売価格
が判断可能に集計することを特徴とする(請求項7)。
販売データ処理方法において、商品を廃棄処分した際、
該商品の前記第1の識別番号(パックID番号)に関連
付けて廃棄データを集計することを特徴とする(請求項
8)。
載の商品販売データ処理方法において、前記販売データ
を前記第2の識別番号(ブロックID番号)単位で抽出
し、売上データを前記第2の識別番号(ブロックID番
号)単位で算出集計することを特徴とする(請求項
9)。
載の商品販売データ処理方法において、前記生産データ
及び販売データを前記第2の識別番号(ブロックID番
号)単位で集計比較し、商品の在庫データを前記第2の
識別番号(ブロックID番号)単位で算出集計すること
を特徴とする(請求項10)。
載の商品販売データ処理方法において、前記生産デー
タ、販売データ及び廃棄データを前記第2の識別番号
(ブロックID番号)単位で集計し、商品のロス(損
失)データを前記第2の識別番号(ブロックID番号)
単位で算出集計することを特徴とする(請求項11)。
与された識別番号(パックID番号)と関連付けて当該
商品の商品コードや値段等の商品登録に必要なデータ及
び生産に用いた原材料ブロックを識別する第2の識別番
号(ブロックID番号)を含む生産データを記憶した生
産データ記憶手段と、客の購入商品の値段ラベルから前
記第1の識別番号(パックID番号)を読み取る識別番
号読み取り手段と、前記生産データ記憶手段から前記第
1の識別番号(パックID番号)の商品の商品登録に必
要なデータを読み出し、読み出したデータに基づいて当
該商品の登録処理を行うと共に該第1の識別番号(パッ
クID番号)に関連付けて販売データを集計する集計手
段とを具備することを特徴とする商品販売データ処理装
置を提供する(請求項12)。
値段ラベルに各商品を個別に識別可能な第1の識別番号
(パックID番号)をバーコード等の機械的に読み取り
可能なコードで印字するとともに該第1の識別番号と関
連付けて当該商品の賞味期限データを含む生産データを
記憶し、チェックアウト時、客の購入商品の値段ラベル
から前記第1の識別番号(パックID番号)を読み取
り、前記生産データから該第1の識別番号(パックID
番号)の商品の賞味期限データを含む生産データを読み
出し、読み出した生産データに基づいて当該商品の登録
処理を行うと共に、読み出した賞味期限データと現在の
日時とを比較して賞味期限切れか否かを判断し、賞味期
限切れと判断した場合には、その旨警報することを特徴
とする商品販売データ処理方法を提供する(請求項1
3)。
実施形態について説明する。図1は、生鮮食品等の商品
を販売する小売店の店内配置図であり、本発明の一実施
形態に係る生鮮商品の生産データ及び販売データの処理
方法が適用された小売店の一例を示している。
鮮食品を加工して値付けをするエリアであり、ここに
は、計量・包装・値付け機AW(ラベルプリンタ)や計
量ラベルプリンタDPSや定額ラベルプリンタDPなど
の値付け機が配置され、これらの値付け機によって発行
される値段ラベルが商品の生産・加工時等に貼り付けら
れる。なお、上記ラベル及びラベルプリンタの詳細につ
いては後述する。
たエリアであり、チェックアウト場には、バーコードリ
ーダを備えたPOSレジスタPRが設けられ、これによ
って顧客は購入する商品の精算をする。
計や会計処理などといった事務処理や、このデータに基
づいて仕入れ量や生産・加工量などに関する意志決定が
行われるエリアであり、ストアコントローラSCが設け
られている。
流れを説明するためのシステム構成を示すブロック図で
ある。バックルーム内LAN(N1)には、上述した計
量・包装・値付け機AWや計量ラベルプリンタDPSや
定額ラベルプリンタDPの他に、各種データファイルを
保持するファイルサーバFSが接続されており、計量値
付けシステムを構成している。また、このファイルサー
バFSには送受信機TRが付設されており、この送受信
機TRを介して、ファイルサーバFSと店員が携帯する
ハンディターミナルHTとの間でデータの交換が行える
ようになっている。また、店舗内LAN(N2)には、
POSレジスタPRとストアコントローラSCが接続さ
れている。また、バックルーム内LAN(N1)と店舗
内LAN(N2)とは互いに接続されており、これら両
LAN間でデータの交換が行えるようになっている。
いて図3を参照して説明する。図3は計量ラベルプリン
タDPSの電気構成図である。同図において、符号1は
ラベルプリンタDPSの動作全体を制御するCPU(中
央処理装置)であり、図示のように他の構成要素それぞ
れと接続されている。符号2はCPU1が実行するプロ
グラムが記憶されたROMであり、後述の動作説明にお
けるCPU1の処理を規定したプログラム等が格納され
ている。符号3はCPU1の演算処理で使用されるRA
M(Random Access Memory)であり、後述する値付け処
理用のPLUファイル(商品ファイル)が前述したファ
イルサーバFSから送信され、格納されている。
所定の情報表示をする表示部である。符号5は商品の商
品番号入力や、商品ファイルの設定入力等を行うための
入力手段が設けられた操作部であり、入力されたデータ
をCPU1へ供給する。符号6はCPU1からの印字指
示に従ってラベル上に品名、値段、バーコード等の印字
を行う印字部である。符号7は計量皿(図示せず)上に
載置された商品の重量(内容量)を計量する計量部であ
り、計量値をCPU1へ供給する。符号8はLANを介
した通信によって外部とデータ交換を行う交信部であ
る。
参照して説明する。図4は、POSレジスタPRの電気
構成図である。同図において、符号21はPOSレジス
タPRの動作全体を制御するCPUであり、図示するよ
うに他の構成要素それぞれと接続されている。符号22
はCPU21が実行するプログラムが記憶されたROM
であり、後述の動作説明におけるCPU21の処理を規
定したプログラム等が格納されている。符号23はCP
U1の演算処理で使用されるRAMである。
て所定の情報表示をする表示部である。符号25は商品
登録の完了入力や精算時の顧客からの預り金額などの数
字データ入力等を行うための入力手段が設けられた操作
部であり、入力されたデータをCPU21へ供給する。
符号26は月、日、時及び分を計時してCPU21へ供
給する時計部である。符号27はCPU21からの印字
指示に従って登録・精算された商品のレシート等の印字
を行う印字部である。符号28は商品に付加されたバー
コードを読み取り、そのデータをCPU21へ供給する
スキャナ部である。符号29はLANを介した通信によ
って外部とデータ交換を行う交信部である。交信部29
は、例えば、ストアコントローラSCが保持している登
録処理用のPLUファイル(商品ファイル)から上記商
品データをダウンロードしたり、逆に売上データをスト
アコントローラSCにアップロードしたりする。
ない記憶装置(例えば、RAM)には、前述した値付け
処理用のPLUファイル及び生産実績ファイル(集計フ
ァイル及び生産ログファイル)、また後述する原材料ブ
ロックファイルが格納されている。ここで、図5に値付
け処理用のPLUファイルのデータ構成を示す。この図
に示すように、PLUファイルには、商品番号毎に品
名、単価、風袋重量、賞味期間等を示す有効日数時の値
付け用のデータが保持されている。
たりの価格であり、計量商品の場合は正味重量100グ
ラム当たりの価格である。また、風袋重量とは、計量商
品におけるトレイ等のパッケージの重量である。このP
LUファイルは、必要に応じて適宜、計量・包装・値付
け機AW、計量ラベルプリンタDPS、ラベルプリンタ
DP、ストアコントローラSC、POSレジスタPR、
ハンディターミナルHTによって参照され、或いはダウ
ンロードされて使用される。また、上記生産実績ファイ
ルの詳細については、後述する。
データ及び販売データの処理システムの動作について説
明する。なお、本システムが実施する処理は、 (1)商品の生産値付け処理 (2)商品登録・精算・売上データ集計処理 (3)生産及び売上データ加工出力処理 とに分かれる。以下、それぞれの処理過程について説明
する。
ク」)から商品(例えば「牛肉すき焼き用」、「牛肉ス
テーキ用」等)を生産加工し、生産加工した商品の値段
ラベル(バーコードラベル)を発行して、その値段ラベ
ルを商品に貼付する値付け処理と、生産加工データ(ラ
ベル発行データ)を集計する集計処理とからなる。な
お、上記値段ラベルの発行は、定額商品及び内容量が1
品毎に異なる計量商品については、計量・包装・値付け
機AW或いは計量ラベルプリンタDPSで行い、定額商
品については定額ラベルプリンタDPで行う。
の概要を示すフローチャートを示す。以下、計量ラベル
プリンタDPSを用いて値付け処理が行われる場合につ
いて説明する。まず、値付け担当者は、これから値付け
する商品の原材料ブロックを識別し、特定する番号であ
る原材料ブロック番号(以下、ブロックID番号と称す
る)を入力し、設定する(図6のステップS50)。上
記ブロックID番号は、原材料ブロックを識別するため
に店舗が適宜付与する識別番号である。即ち、店舗に原
材料ブロックが入荷された場合、計量ラベルプリンタD
PSを用いてブロックID番号毎に仕入れ日時、原
材料ブロック品名、原材料ブロックコード、仕入れ
価格、仕入れ重量、仕入れ単価、仕入れ先コー
ド、担当者コード等を入力する。このうちの仕入れ
日時は計量ラベルプリンタDPSの時計データにより自
動的に設定され、また、の仕入れ重量は計量部によっ
て計量されたものが自動的に設定され、の仕入れ単価
は仕入れ金額と仕入れ重量とから算出して求められる。
なお、上記データの入力後、ブロックID番号とブロッ
ク品名、仕入れ日時等を印字したブロックIDラベルを
印字して発行する。発行したブロックIDラベルは、当
該原材料ブロックに添付されて、原材料ブロックから商
品を生産する際に、作業者が原材料ブロックを認識する
ために用いられる。なお、上述したブロックID番号毎
に入力されたデータは、前述したファイルサーバFSに
送信され、ファイルサーバFSの原材料ブロックファイ
ルに記憶される。この際、各ブロックID番号毎に在庫
データを記憶するエリア(在庫フィールド)が付加さ
れ、仕入れ重量から加工重量を減算することでブロック
ID番号毎に在庫情報がリアルタイムで更新される。な
お、在庫データの詳細については後述する。
工担当者が原材料ブロックから商品を生産した際、商品
を搬送するためのバット(収納皿)やカート(移動台
車)に手書き又は印刷した原材料票を貼付しておくこと
で、値付け担当者に報知される。
等に貼付された原材料票のブロックID番号を確認し、
操作部等からブロックID番号を入力する。次に、値付
け担当者は、商品の商品番号を入力する(ステップS5
1)。これにより、計量ラベルプリンタDSP内に設け
られたCPU1は、RAM3内に記憶されたPLUファ
イルから当該商品番号に関する品名、単価、風袋重量な
どの商品データを読み出す(ステップS52)。なお、
本実施形態では、RAM3に記憶されたPLUファイル
を用いているが、ファイルサーバFSに記憶されている
PLUファイルを用いても良い。
品を計量皿上に載置すると、計量ラベルプリンタDSP
はその商品の重量を計測し(ステップS53)、計測さ
れた重量から上記風袋重量を減じた正味重量と上記単価
との乗算により値段を算出する(ステップS54)。そ
して、加工日、加工時分、連番等のデータを含み、当該
商品を個別に識別することが可能なバーコード(パック
IDバーコード)及びその他の情報(例えば、品名、値
段、内容量、賞味期限、単価等)を印刷し、値段ラベル
を発行する(ステップS55)。なお、賞味期限は加工
日時に有効日を加算して求める。これにより、図7に示
すような加工日、加工時分、連番の情報からなり各商品
を個別に識別可能なバーコードが左下段に表示され、他
の位置に商品名、加工日、賞味期限、単価、内容量、値
段等の所定の文字表示等がなされた値段ラベルが発行さ
れる。この値段ラベルは、自動又は手動により計量した
商品に貼付される。
とにより値付け処理が終了すると、次いで、発行した値
段ラベルのデータを基にファイルサーバFSの生産実績
ファイルに記録する(ステップS56)。なお、生産実
績ファイルの詳細については後述する。続いて、同一の
商品番号の商品であって、まだ値付けする商品が残って
いるか否かを判断する(ステップS57)。この結果、
まだ値付けする商品が残っている場合には、ステップS
53以下の処理を繰り返す。一方、同一の商品番号であ
る商品の値付けを全て終了したと判断した場合には、こ
の商品についての値付け処理を終了し、他の商品につい
てステップS50以下の処理を繰り返す。
図8を参照して説明する。この図に示すように、本実施
形態におけるパックIDバーコードは、加工日、加工時
分、連番の情報を含み、各商品を個別に識別できるID
番号として機能する。このIDバーコードには、インス
トアコードで且つパックIDバーコードであることを示
す先頭2桁のフラグ“FF”と、加工日を特定する2桁
の製造日(加工日)コード“DD”と、製造(加工)さ
れた時分を特定する4桁の時分コード“HHHH”と、
4桁からなる連番“NNNN”と、前記各桁の読取の正
否確認をするための1桁のチェックディジット“C/
D”とから構成される。
用いて値付け作業をする場合には、各値付け装置で同一
のID番号を付与しないように工夫する必要がある。例
えば、連番の上位1桁を値付け装置を識別する番号(機
番)とすれば、同一のID番号が付与されることはな
い。また、連番の付与をファイルサーバFSが管理する
ようにしても良い。このような構成とすることにより、
1つの計量商品に対して1つの識別番号(パックID番
号)がバーコードとして与えられるため、計量商品の1
商品毎の識別が可能となる。
績ファイル(集計処理)について説明する。図9は生産
実績ファイルのデータ構成を示す図である。生産実績フ
ァイルは、図9(a)に示した商品番号毎にそれぞれ累
計個数、累計重量、累計金額が関連づけられた第1のフ
ァイル(集計ファイル)と、図9(b)に示した各パッ
クID番号毎にそれぞれ商品番号、値段、内容量、原
価、加工日時、賞味期限、ブロックID番号及びフラグ
等の個別生産データが関連づけられた第2のファイル
(生産ログファイル)により構成される。
処理のステップS51において入力される番号が記憶さ
れ、また、ブロックID番号には、同じく値付け処理の
ステップS50において設定されるブロックID番号が
記憶される。フラグは、生産した商品の販売状況を示す
もので、値付け時には「0」が記憶される。なお、この
フラグは、商品が通常価格で販売された場合には「1」
に、値引き価格で販売された場合には「2」に、廃棄処
分された場合には「3」に書き替えられ、このフラグを
チェックすることにより、その商品のその後の状況が判
断できる。なお、詳細については後述する。そして、上
記生産実績ファイル(集計ファイル及び生産ログファイ
ル)は、LANを介してPOSシステムのストアコント
ローラSCへと送信される。
の処理は、顧客が商品棚から取って持参した購入希望商
品について、POSレジスタPRにおいて行われる。図
10は、商品登録・精算・集計処理の手順を示すフロー
チャートである。この図において、まずPOSレジスタ
PRのスキャナ部28によって読み取られたバーコード
のデータを基に商品が登録され(ステップS61、詳細
は後述)、全ての商品の登録が終了するまで(ステップ
S62)登録処理を繰り返す。次に、登録された商品の
合計金額の表示を行い(ステップS63)、その精算処
理を行う(ステップS64)。
記ステップS61の商品登録処理の詳細手順について図
11を参照して説明する。まずPOSレジスタPRのス
キャナ部28によって商品に付加されたバーコード、即
ち当該商品のパックID番号(識別情報)を読み取る
(ステップS71)。これにより、当該商品のパックI
D番号を取得すると、交信部を介してストアコントロー
ラSCに格納されている生産実績ファイルの生産ログフ
ァイルから当該ID番号に対応する商品番号・値段等の
生産データ(図9参照)を読み出す(ステップS7
2)。
し、賞味期限が切れているか否かを判断する(ステップ
S73)。なお、この判断は、POSレジスタPRの時
計の日時と比較することによって行う。
合には(ステップS73において「YES」)、その旨
をPOSレジスタPRの操作者に知らせるために警報を
表示する(ステップS74)。なお、表示するととも
に、警告音を発生するようにしてもよい。一方、ステッ
プS73における判断の結果、期限切れでなかった場合
には(ステップS73において「NO」)、ステップS
71において読み取ったパックID番号に含まれている
加工日時分データとPOSレジスタPRの時計部26の
時刻とに基づいて、加工してから所定時間(所定期間)
以上経過しているか否かを判断する。この結果、所定時
間経過している場合には、値引き処理を行う(ステップ
S76)。即ち、ストアコントローラSCに格納されて
いる値引きファイルに基づいて、値引き後の値段を算出
する。
商品番号と値段、または値引後の値段に基づいて商品登
録を行うとともに、登録データをストアコントローラS
Cへ送信し、ストアコントローラSCの販売実績ファイ
ルを更新するとともに、上述した生産ログファイルの該
当商品のフラグを書き替える(ステップS77)。な
お、ストアコントローラSCへ送信する登録データは、
値引きしない商品の場合は商品番号と値段であり、値引
きした商品の場合は商品番号と値段と値引き金額であ
る。なお、上述のフラグは、値引きしないで通常価格で
販売した商品は「1」に、値引き販売した商品について
は「2」に書き替える。そして、フラグを「2」に書き
替えた場合、つまり値引き販売した場合には、パックI
D番号と関連づけて値引き後の金額も記憶する。
額(値引率)は、各商品毎に値引きファイルに予め設定
されている。図12に値引きファイルのデータ構成を示
す。この図に示すように、各商品番号毎に値引き時間、
即ち加工してからの経過時間と、値引金額(値引率)が
それぞれ関連づけて設定されている。なお、図12に示
した商品番号23456では、加工してから2日経過し
たときに、50%値引きを行う設定がなされている。な
お、値引き時間は4桁で表されており、先頭の2桁が日
を表し、続く2桁が時間を示している。例えば、値引き
時間として“0112”が設定されていた場合には、1
日+12時間後に値引きを実施し、また、“0004”
が設定されていた場合には、4時間後に値引きを実施す
る。なお、この値引きファイルは、ストアコントローラ
SC及びファイルサーバFSに格納されている。
に示すように、各商品番号毎に累計販売数量のデータと
累計販売金額のデータがそれぞれ対応付けられたファイ
ル(集計ファイル)から構成されている。
した生産ログファイルの該当商品のフラグは「3」に書
き替えられる。また、廃棄商品の入力は、上記ステップ
S73の処理で廃棄処分にする場合の他、店員が売場に
おいてハンディターミナルHTから賞味期限切れ商品の
パックID番号をスキャン入力することによっても行う
ことができる。
線で接続されている装置によって適宜必要なときに行わ
れ、加工結果は表示部に表示されるとともに必要に応じ
て印字して出力される。上述したように生産ログファイ
ルには、パックID番号毎にブロックID番号が記憶さ
れ、更に販売状況を示すフラグが記憶されているので、
ブロックID番号に基づいてデータを抽出して集計する
ことにより、ブロックID番号単位で、例えば図14に
示すような各種集計データを取得することができる。こ
の集計データからは、ブロックID番号単位で以下の情
報を取得することができる。
データ、ロスデータ 商品番号毎及び合計の在庫データ 在庫データ(Z)= 生産データ(S)− 販売データ
(H) なお、賞味期限後の在庫データは理論上のロスデータと
なる。 商品番号毎及び合計の販売率及びロス率 販売率=販売データ/生産データ×100(%) ロス率=ロスデータ/生産データ×100(%) 粗利益(仕入れた原材料ブロックの粗利益) 粗利益=販売合計金額(HPT)−ブロックID番号の
仕入れ価格 なお、上記式においてブロックID番号の仕入れ価格
は、上述した原材料ブロックファイルに記憶されてい
る。また、廃棄データ入力後であってもフラグが「0」
の商品は、万引き等により途中で紛失した商品であり、
紛失商品データの集計もブロックID番号単位で行うこ
とができる。
毎に加工日時データが記憶されているので、加工日時デ
ータ毎に各種データを集計し、仕入れから販売までの全
プロセスにおける在庫、粗利、ロスの実体が把握でき
る。図15に、6月20日に牛片ロース5.3kg(ブ
ロックID番号=#12、仕入れ重量5.3kg、仕入
れ価格12,190円)を仕入れ、6月20日〜22日
にかけて全量販売完了とした場合を例示する。また、図
16に、図15に例示した場合の原体(ブロック)単位
での粗利・ロス分析結果を例示する。なお、図15
(a)はブロックID番号=#12の仕入れ、加工(生
産)、販売プロセスにおける変化、図15(b)はブロ
ックID番号=#12の商品ロス、図15(c)はブロ
ックID番号=#12の値入、粗利、ロスの算出、図1
5(d)はブロックID番号=#12のロス分析につい
てそれぞれ示している。なお、図15において、各項目
は以下の式に基づいて算出している。 値入率=(生産単価−仕入単価)/生産単価×100
(%) 値入高=仕入価格/(1−値入率)−仕入価格 粗利高=合計販売価格(合計売価)−仕入価格 粗利率=粗利高/合計販売価格(合計売価) ロス=値入高−粗利高
ータ及び販売データの処理方法によれば、 生鮮商品の個別の生産データを1品毎に管理すること
ができる。 値引き処理を自動化することが可能となる。 賞味期限切れの商品を販売するミスを防止することが
できる。 生産ログファイルに各パックID番号毎に生産デー
タ、ブロックID番号、販売状況を示すフラグが記憶さ
れているので、ブロックID番号単位で生産データ、販
売データ、ロスデータの集計が行え、ブロックID番号
毎の在庫管理、ロス管理、粗利管理を行うことができ
る。このため、仕入れから販売までの全プロセスにおけ
るロスの解明が可能となる。 また、生産ログファイルには各パックID番号毎に加
工日時データが記憶されているので、生産時間帯毎の各
種集計を行うことができる。
の場合には、パックID番号毎の販売データ及び廃棄デ
ータを生産ログファイルに設けた販売状況を示すフラグ
を用いて集計しているが、販売商品のパックID番号を
記憶する販売実績ログファイル(値引き販売した場合に
は、値引き金額又は値引き後金額を併せて記憶する)及
び廃棄商品のパックID番号を記憶する廃棄商品ログフ
ァイルを用いて集計するようにしても良い。この場合で
も、生産ログファイルから同一ブロックID番号、パッ
クID番号を抽出し、このパックID番号に基づいて販
売実績ログファイル及び廃棄商品ログファイルを検索す
ることで、ブロックID番号毎の各種データを抽出して
集計することができる。このように、パックID番号毎
の販売データ及び廃棄データの集計手法は、上述した実
施形態で説明した手法に限定されない。
来のNON−PLUフォーマット(「商品番号+値
段」)のバーコードを付加して表示してもよい。このよ
うに、2つのバーコード(2段バーコード)を表示する
ことにより、バーコードから商品登録に必要な多くの情
報(商品番号、値段、識別番号、生産(加工)日時分
等)を取得することができるため、登録時に生産実績フ
ァイル(生産ログファイル)を参照することなく、商品
登録を行うことが可能となる。また、販売した商品の実
績データをパックID番号毎に記憶しておけば、後から
生産実績データとつきあわせて上述した各種データの集
計をも行うことが可能となる。また、図7に示した本発
明のバーコードには、加工日時データが含まれているの
で、値引き処理を自動化することができる。
食品が不定貫商品の場合について述べたが、原材料ブロ
ックを加工して生産される商品であれば、定額商品の場
合においても本発明を適用することが可能である。但
し、定額商品の場合には、金額データが一定であるた
め、値付け用の商品ファイル(PLUファイル)を参照
することで金額が判断できるので、生産ログファイルに
は金額データを記憶させなくともよい。また、一品毎に
重量を計量しない場合には、重量データは生産ログファ
イルには記憶されないが、一品毎に計量して重量データ
を生産ログファイルに記憶させるようにしてもよい。
は、加工日時分データを含む構成(13桁コード)とな
っていたが、これに限らず、例えば、図8に示したバー
コードの構成の内、6桁目から11桁目に割り振られて
いる加工日時分データを省略し、この代わりに、ラベル
プリンタを特定する1桁からなるラベルプリンタ機番コ
ードを付加する(8桁コード)。この場合、連番は、各
ラベルプリンタにおける連番を付すように設定する。ま
た、加工日時分データにおいては、生産ログファイルに
各ID番号に対応付けて登録されるので、PLUファイ
ルを参照することにより取得することが可能である。
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。例えば、上述した実施形態において
は、バーコードによって識別できるパックID番号は、
生鮮商品を個別に識別できる手段であれば、どのような
構成からなっていてもよく、その具体的構成については
限定されない。また、上記実施形態では、生鮮商品を個
別に識別できるパックID番号をバーコードとして値段
ラベルに表示した例について説明したが、バーコードに
限らず機械読み取り可能なコードとして表示されていれ
ばどのようなコードを用いても良い。例えば、2次元コ
ードを用いることも考えられる。
余裕があるため、日時データではなく、「品番+連番」
からなる構成、「日付け+機番+連番」からなる構成等
としてもよい。但し、複数台の値付け装置(ラベルプリ
ンタ)によって値付けを行う場合には、パックID番号
が重複しないように注意する必要がある。即ち、パック
ID番号は各商品を個別に認識できるものであることが
前提となるので、必ずある一定期間内においては、ユニ
ークなものでなければならない。
(連番)+値段」をバーコードで印字する実施形態も考
えられる。この場合、従来のNON−PLUフォーマッ
トのバーコードである「商品番号+値段」と区別するた
めに、先頭2桁に例えば「21」のフラグを付与する。
そしてチェックアウト時における商品登録時、このフラ
グ「21」のバーコードを読み取った場合、図17の処
理を実行する。まず、図17において、ステップS81
〜S84の処理は、図11のステップS71〜S74の
処理と同様であるので、説明を省略する。ステップS8
3において、賞味期限切れでないと判断された場合、生
産ログファイルから読み出した値段データとスキャナで
読み取ったバーコードの値段データが異なるか否かを判
断する(ステップS85)。
ータとバーコードから読み取った値段データは一致する
ように設定されているが、従来、一部の店舗では、生鮮
商品の値引き販売を行う際に、値引き後の値段がバーコ
ードとして印字された値段ラベルを新たに発行し、この
ラベルを商品に既に貼付されている値引き前の値段がバ
ーコードとして印字されている値段ラベルの上に重ねて
貼付することで、値引き処理を自動化することが行われ
ている場合がある。本処理では、このような従来よく行
われていた値引き販売処理においても適用可能とするた
め、ステップSP85において上述するような判断を行
う。即ち、上述したような場合には、生産ログファイル
に記憶されている値段データが、商品に貼付されている
値引き後の値段に更新されていないため、両者の値が異
なることとなる。従って、両者の値が異なる場合には、
当該商品は値引き商品であると見なし、以下の処理を行
う。
ES」であった場合には、生産ログファイルから読み出
した値段(値引き前の値段)からバーコードで読み取っ
た値段(値引き後の値段)を減算することにより値引額
を算出し、この値引額を表示部に表示する。これによ
り、客に対して、値引き商品であること及び値引額を報
知する。その後、販売実績ファイルを更新すると共に生
産ログファイルに販売価格としてバーコードから読み取
った値段額を書き込む(ステップS87)。
イルにはフラグエリアの代わりに販売価格エリアを付加
し、このエリアにスキャナで読み取った値段を書き込む
ことでパックID番号に関連付けて販売データを集計し
ている。従って、賞味期限経過後、販売価格エリアで空
き欄の場合には、廃棄商品となる。また、生産時の値段
と販売時の値段が異なる商品は値引きされたことを示し
ている。この実施形態の場合も第1の実施形態と同様ブ
ロックID単位で各種データの集計を行うことができ
る。また、この実施形態における値引き販売処理は、従
来の運用と類似している部分が多いため、従来から有る
手法をそのまま流用できる部分が多く、コスト面におけ
るメリットがある。また、この実施形態の場合には、バ
ーコードに値段情報が含まれているので、ストアコント
ローラSCがダウンし、ストアコントローラSCに記憶
されている生産ログファイルを参照できない場合でも、
POSレジスタPRで登録処理を行うことが可能であ
る。(但し、この場合には商品名の表示及びレシートへ
の単品名の印字は行われない)。そして、販売した商品
の実績データをパックID番号毎に記憶しておけば、後
から(ストアコントローラSCが復帰してから)ストア
コントローラSCへ送信し、販売実績データを生産ログ
ファイルに書き込むようにすれば支障なくブロックID
番号毎に各種データを集計できる。また、ストアコント
ローラSCがダウンした場合でなくとも読み取ったバー
コードにより商品登録処理を行い、精算処理時または精
算処理終了後、記憶したパックID番号に基づいてまと
めて生産ログファイルを更新することにより、登録処理
を交信による待ち時間なく、スピーディーに行うことが
できる。
る生産データについては、上述した実施形態に限定され
ることなく、管理上、必要なデータを適宜記憶しておく
ようにすればよい。例えば、「機番」、「ロット番
号」、「担当者コード」、「仕入コード」等を記憶する
ようにしてもよい。
実績データは、必要期間ファイルサーバFS、ストアコ
ントローラSC等内の記憶装置に記憶する必要がある
が、必要期間経過後は消去するか、又はCD−R等の記
憶媒体に記憶する、或いはプリントアウトして保管する
ようにしてもよい。
実施形態に限定されない。即ち、加工日時データと時計
データとを比較して、経過時間を求め、自動的に判断す
るのであればどのような方法でもよい。例えば、賞味期
限の1/2を経過した場合に30%引き、3/4を経過
した場合には50%引き、4/5を経過したら70%引
きといったように、値引きファイルに設定することも可
能である。
を省略したが、自動値引きする場合には、商品に値引き
ラベル(例えば「50円引」等)を貼付するか、商品の
売り物に値引き用のPOPを掲示する等して、消費者に
その商品が所定期間経過した場合に値引きされることを
報知し、アピールする必要がある。また、上述した実施
形態の場合、商品登録時、自動値引きする場合であった
が、商品に値段ラベル(例えば「50円引き」等)を貼
付しておき、POSレジスタPRの操作者が値引きラベ
ルを確認して、値引全額をキー入力して値引き操作を行
う手動値引きの場合であっても良いことはもちろんであ
る。
タが2桁であったが、「月」の判断が必要な場合には、
IDの日付と時計の日付とを比較して、IDの日付の方
が時計の日付よりも小さかった場合には、「今月」と判
断し、IDの日付の方が時計の日付よりも大きかった場
合には、「先月」として判断すればよい。生鮮食品の場
合、通常、賞味期間が25日以上のものは存在しないの
で、上記の判断によって判断することができる。即ち、
IDの日付が30日、時計の日付けが6月02日で有っ
た場合、30の方が2よりも大きいので、6月の前の
月、即ち「5月」と判断することができる。
値付けシステムの生産データをLANによりPOSシス
テムのストアコントローラSCへ送信するよう構成され
ているが、CD−R等の記録媒体に記憶してオフライン
によって送信するようにしても良い。
び販売データの処理方法が実現可能なシステム構成であ
れば、どのようなシステム構成であってもよい。例え
ば、1台のPOSレジスタがストアコントローラ機能を
備えた親子システムであってもよい。また、POSシス
テムのストアコントローラSCと計量値付システムのフ
ァイルサーバFSとを一台のファイルサーバで構成して
もよい。
4に記載の発明によれば、生産(ログ)データとして、
生鮮商品の一品毎(パックID番号毎)に原材料ブロッ
クを識別する第2の識別番号(ブロックID番号)が記
憶されているので、原材料ブロック単位で生産データの
集計を行うことが可能になる。また、パックID番号毎
に第2の識別番号が記憶されているので、販売後不良品
が発生した場合や、客からクレームが出た場合に、その
商品がどの原材料ブロックから生産されたものかが判断
でき、ひいては、仕入れ日、仕入れメーカ、仕入れ担当
者等を調べ、不良等の発生原因の追求が可能となり、責
任ある生産管理を行うことができるという効果が得られ
る。
によれば、一商品毎の生産データに商品登録に必要な商
品コードや値段等のデータ含まれているので、このデー
タを利用して商品登録を行うことが可能となる。また、
請求項3に記載の発明によれば、一商品毎の生産データ
に賞味期限データが含まれているので、このデータを利
用して賞味期限切れの判断を自動的に行うことが可能と
なる。また、請求項5又は請求項6又は請求項12に記
載の発明によれば、販売データが第1の識別番号(パッ
クID番号)に関連付けて記憶され、更に、第1の識別
番号(パックID番号)には第2の識別番号(ブロック
ID番号)が関連付けて記憶されているので、原材料ブ
ロック単位で販売データを集計することができる。
引きデータを原材料ブロック単位で集計することが可能
となる。また、請求項8に記載の発明によれば、廃棄デ
ータを原材料ブロック単位で集計することが可能とな
る。また、請求項9に記載の発明によれば、原材料ブロ
ック単位の正確な販売データを得ることができる。この
ため、原材料ブロック単位の販売データの推移や原材料
ブロック単位で正確な粗利データが得られる。また、請
求項10に記載の発明によれば、原材料ブロック単位の
正確な在庫データを得ることができる。
原材料ブロック単位の正確なロスデータを得ることがで
きる。また、請求項9〜請求項11に記載の発明によれ
ば、店舗経営に必要な在庫データ、粗利データ、及び廃
棄データ等を原材料ブロック単位で正確に集計できるの
で、適正売価の決定や生産計画や販売計画を正確なデー
タに基づいて立案作成できるという効果が得られる。請
求項13に記載の発明によれば、賞味期限切れの判断を
自動的に行うことが可能となり、賞味期限切れ商品を誤
って販売し、客の信用を低下させる可能性が軽減できる
という効果が得られる。
置図であり、本発明の一実施形態に係る生鮮商品の生産
データ及び販売データの処理方法が適用された小売店の
概略構成を示す図である。
するためのシステム構成を示すブロック図である。
る。
図である。
フローチャートである。
図である。
である。
る。
理の手順を示すフローチャートである。
ャートである。
る。
ある。
示す図である。
れ、加工、販売プロセスにおける変化を示す図、(b)
はブロックID番号=#12の商品ロスを示す図、
(c)はブロックID番号=#12の値入、粗利、ロス
の算出を示す図、(d)はブロックID番号=#12の
ロス分析を示す図である。
の例を示す図である。
手順を示すフローチャートである。
M、4,24…表示部、5,25…操作部、6,27…
印字部、7…計量部、26…時計部、28…スキャナ
部、8,29…交信部、DPS…計量ラベルプリンタ、
FS…ファイルサーバ、TR…送受信機、HT…ハンデ
ィターミナル、N1…計量値付けシステム(バックルー
ム内LAN)、N2…POSシステム(店舗内LA
N)、PR…POSレジスタ、SC…ストアコントロー
ラ
Claims (13)
- 【請求項1】 生鮮食品の値段ラベルに各商品を個別に
識別可能な第1の識別番号をバーコード等の機械的に読
み取り可能なコードで印字するとともに、該第1の識別
番号と関連付けて当該商品の生産に用いた原材料ブロッ
クを識別する第2の識別番号を含む生産データを記憶す
ることを特徴とする商品生産データ処理方法。 - 【請求項2】 前記第1の識別番号に関連付けて記憶さ
れる生産データには、商品コードや値段等のチェックア
ウトでの商品登録に必要なデータが含まれていることを
特徴とする請求項1に記載の商品生産データ処理方法。 - 【請求項3】 前記第1の識別番号と関連付けて記憶さ
れる生産データには、当該商品の賞味期限データが含ま
れていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
の商品生産データ処理方法。 - 【請求項4】 商品を計量し、商品の単価と重量値とか
ら商品の値段を算出するとともに算出した値段をラベル
に印字して発行する計量値付装置において、前記ラベル
に各商品を個別に識別可能な第1の識別番号をバーコー
ド等の機械的に読み取り可能なコードで印字すると共
に、該第1の識別番号に関連付けて当該商品の商品コー
ドや値段等のチェックアウトでの商品登録に必要なデー
タと、生産に用いた原材料ブロックとを識別する第2の
識別番号とを生産データとして記憶することを特徴とす
る計量装置。 - 【請求項5】 商品の値付けを行う際、値段ラベルに各
商品を個別に識別可能な第1の識別番号をバーコード等
の機械的に読み取り可能なコードで印字するとともに、
該第1の識別番号と関連付けて当該商品の生産に用いた
原材料ブロックを識別する第2の識別番号を含む生産デ
ータを記憶し、チェックアウト時、前記第1の識別番号
に関連付けて販売データを集計することを特徴とする商
品販売データ処理方法。 - 【請求項6】 商品の値付けを行う際、値段ラベルに各
商品を個別に識別可能な第1の識別番号をバーコード等
の機械的に読み取り可能なコードで印字するとともに、
該第1の識別番号と関連付けて当該商品の商品コードや
値段等の商品登録に必要なデータ及び生産に用いた原材
料ブロックを識別する第2の識別番号を含む生産データ
を記憶し、チェックアウト時、商品の値段ラベルから前
記第1の識別番号を読み取り、前記記憶されている生産
データからこの第1の識別番号の商品の商品登録に必要
なデータを読み出し、読み出したデータに基づいて当該
商品の登録処理を行うと共に該第1の識別番号に関連付
けて販売データを集計することを特徴とする商品販売デ
ータ処理方法。 - 【請求項7】 前記販売データの集計は、値引販売した
商品と、しない商品とを区別可能であり、且つ、値引き
商品は、値引き金額又は値引き後の販売価格が判断可能
に集計することを特徴とする請求項5又は請求項6記載
の商品販売データ処理方法。 - 【請求項8】 商品を廃棄処分した際、該商品の第1の
識別番号に関連付けて廃棄データを集計することを特徴
とする請求項5又は請求項6記載の商品販売データ処理
方法。 - 【請求項9】 前記販売データを前記第2の識別番号単
位で抽出し、売上データを第2の識別番号単位で算出集
計する請求項5〜請求項8のいずれかに記載の商品販売
データ処理方法。 - 【請求項10】 前記生産データ及び販売データを前記
第2の識別番号単位で集計比較し、商品の在庫データを
前記第2の識別番号単位で算出集計する請求項5〜請求
項8のいずれかに記載の商品販売データ処理方法。 - 【請求項11】 前記生産データ、販売データ及び廃棄
データを前記第2の識別番号単位で集計し、商品のロス
データを前記第2の識別番号単位で算出集計する請求項
5〜請求項8のいずれかに記載の商品販売データ処理方
法。 - 【請求項12】 各商品の値段ラベルに付与された第1
の識別番号と関連付けて当該商品の商品コードや値段等
の商品登録に必要なデータ及び生産に用いた原材料ブロ
ックを識別する第2の識別番号を含む生産データを記憶
した生産データ記憶手段と、客の購入商品の値段ラベル
から前記第1の識別番号を読み取る識別番号読み取り手
段と、前記生産データ記憶手段から前記第1の識別番号
の商品の商品登録に必要なデータを読み出し、読み出し
たデータに基づいて当該商品の登録処理を行うと共に該
第1の識別番号に関連付けて販売データを集計する集計
手段とを具備することを特徴とする商品販売データ処理
装置。 - 【請求項13】 商品の値付けを行う際、値段ラベルに
各商品を個別に識別可能な第1の識別番号をバーコード
等の機械的に読み取り可能なコードで印字するとともに
該第1の識別番号と関連付けて当該商品の賞味期限デー
タを含む生産データを記憶し、チェックアウト時、客の
購入商品の値段ラベルから前記第1の識別番号を読み取
り、前記生産データから該第1の識別番号の商品の賞味
期限データを含む生産データを読み出し、読み出した生
産データに基づいて当該商品の登録処理を行うと共に読
み出した賞味期限データと現在の日時とを比較して賞味
期限切れか否かを判断し、賞味期限切れと判断した場合
には、その旨を警報することを特徴とする商品販売デー
タ処理方法。
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