JP2013242074A - 識別機能を利用して加熱を行う方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、食物の加熱、或いは、調理の操作を、より簡単、安全、便利にすることができるとともに、省エネ効果も有する、識別機能を利用して加熱を行う方法を提供する。
【解決手段】本発明による識別機能を利用して加熱を行う方法は、被加熱物に、温度、時間の条件を備えた被識別物を設けるとともに、加熱できる調理器に、前記被識別物を読み取ることができる読取器、及び加熱温度と時間をデコードできる制御プログラムを設ける。それにより、読取器によって被識別物の内容が読み取られ、制御プログラムと照合された後、制御プログラムによって調理器具が駆動することによって、被識別物に設定された温度と時間通りに自動的に加熱が行われる。
【選択図】図4

Description

本発明は識別機能を利用して加熱を行う方法に関し、特に被識別物の内容を読み取って調理器具を駆動することにより、被識別物に設定された温度と時間通りに自動で加熱することができ、それにより、食品の加熱や調理の操作をより簡単、便利、正確に行うことができるとともに省エネ効果も有し、人為的操作のミスによる損失を避けることができる、識別機能を利用して加熱を行う方法に関する。
一般的に、コンビニにて、レンジで加熱する食品を購入した場合、レジで精算した後、自分で、或いは、店員によって、食品は電子レンジ内に置かれ、食品ごとの加熱条件に応じて電子レンジが設定され、加熱が行われる。この種の従来の、人の手の操作による方式は、各食品によって加熱温度と時間がそれぞれ異なるため、以下の欠点が存在する。
1、加熱時間が少なすぎた場合、更なる加熱が必要でも、最良の加熱条件を判断するのが難しいため、操作する人自身の判断に頼るしかなく、従って、加熱のしすぎや、再度加熱しても加熱が少なすぎる(即ち不足)状況が生じる。
2、加熱が多すぎる場合、エネルギーと食物(焦げる)の浪費、及び、時間(繰り返し作業を行う)の損失となり、さらには、クレームや商売の信用の失墜になることもなる。
3、一般的な視覚障害者や文盲の人、及び、子供や老人は、従来の加熱器の使用及び操作を行うことができない。しかし、本発明を用いれば、電子レンジの識別機能によって簡単且つ正確に操作をすることができ、加熱の作業を行うことができる。
また、設定ミスにより、食品に十分熱が通らなかったり、加熱しすぎてしまったりして、食品の味に影響を及ぼすこともある。特に、店員が忙しくて、消費者が自分で操作しなければならない時、消費者がどうしていいか分からない状況が生じる。本発明者は、上記の問題に鑑み、この産業に従事する長年の経験を生かし、重大な欠陥を生じる上述した問題を解決するために、絶え間なく研究と実験を繰り返し、ついに、識別機能を利用することで完全且つ100%正確に加熱を行える方法を見つけだした。この方法により、食品の加熱を、更に、簡単、便利、安全にすることができ、省エネ効果もある。
本発明は、加熱する際に、被加熱物についている被識別物の内容を読み取って調理器具を駆動させることにより、被識別物に設定された温度と時間通りに自動で加熱することができ、それにより、食物の加熱、或いは、調理の操作を、より簡単、安全、便利にすることができるとともに、省エネ効果も有し、さらに、人の操作によるミスを防いで、人的コストを下げることができるとともに、エネルギーの節約を達成することができる、識別機能を利用して加熱を行う方法を提供することを目的とする。
本発明による識別機能を利用して加熱を行う方法は、被加熱物に、温度、時間の条件を備えた被識別物を設けるとともに、加熱できる調理器に、前記被識別物を読み取ることができる読取器、及び加熱温度と時間をデコードできる制御プログラムを設ける。それにより、読取器によって被識別物の内容が読み取られ、制御プログラムと照合された後、制御プログラムによって調理器具が駆動することによって、被識別物に設定された温度と時間通りに自動的に加熱が行われる。
前述の識別機能を利用して加熱を行う方法において、前記被加熱物に設けられた被識別物は、バーコード、或いは、QRバーコードである。
前述の識別機能を利用して加熱を行う方法において、前記読取器は、調理器具に設けられるか、或いは、調理器具に外部から接続される。
本発明の実施例1の斜視図である。 本発明の実施例1の斜視図である。 本発明の動作のフローチャートである。 本発明の動作の実施例図である。 本発明の実施例2の斜視図である。
(実施例1)
図1と図2を参照する。図1と図2は、本発明の実施例1の斜視図である。図に示すように、本発明は、主に、被加熱物1(電子レンジ等で加熱できる食品及びその包装を指す)に、直接印刷する或いは貼りつける方式で、温度、時間条件等のパラメータをそなえる被識別物2を設ける。これらのパラメータは、加熱が必要な食品の業者による繰り返しのテストを経て、前記製品の最も良い品質のパラメータが設定される。また、加熱できる調理器具3(本実施例では、表示モニター311、操作ボタン312を備える一般的な電子レンジ31である)には、前記被識別物を読み取ることができる読取器32、及び、加熱温度と時間をデコードできる制御プログラムとが設けられる。本実施例において、被識別物2は、上述のパラメータに応じて設定されたバーコードであり、それは、QRバーコード、或いは、識別可能なその他の物品にすることができる。また、読取器32は、バーコードリーダーであり、読取器32は、調理器具3に取り付けられ、読み取り端部は、調理器具3から突出する。
前述の装置を用いると、読取器32によって、被加熱物1の被識別物2の内容が読み取られて、制御プログラムと照合された後、制御プログラムによって調理器具3が駆動され被識別物2に設定された温度と時間通りに自動で加熱される。以上により、食品の加熱や調理を行いやすくなり、しかも、人為的な操作によりミスが生じるのを避けることができる。さらには、簡単、安全、且つ素早く正確に、加熱したい標的物の加熱条件と工程を執行することができる。従って、本発明による装置は、特殊及び一般的な用途 例えば、コンビニ、家庭、工業用等に幅広く使用することができる。消費者が被加熱物1の食品を購入し会計を済ませた後、家に帰ってから自分で、或いは、スーパーの店員が、調理器具3を操作すると、読取器32によって被加熱物1上の被識別物2の内容が読み取れられ、制御プログラムと照合された後、制御プログラムによって調理器具3が駆動され被識別物2に設定された温度と時間通りに自動で加熱され、加熱過程及びデータが表示モニター311上に表示される。従って、一分の誤差も無く最も優れた効果をもつ加熱を執行するという目的を達成することができ、それにより、食品の加熱、或いは、調理を更に、簡単、安全、便利にすることができると同時に省エネ効果もある。加熱している途中で、加熱を中止したい場合は、操作ボタン312にて操作することができる。また、自動加熱機能を使用しないことを選択した時は、操作ボタン312により、一般的な人の操作による方式で、操作を行うことができる。
図3と図4を参照する。図3と図4は、本発明の動作のフローチャートと、本発明の動作の実施例図である。図に示すように、本発明は、以下の手順からなる。
1、温度、時間の条件を備えた被識別物2を被加熱物1に設ける。
2、消費者が、被加熱物1を調理器具3の前までもっていき、調理器具3の読取器32で被識別物2を読み取る。
3、読取器32によって、被識別物2の内容がデータ信号に変換される。
4、調理器具3に予め設けられたプログラムと、データ信号が照合され一時的に保存され、温度及び加熱時間等の数値パラメータが表示モニター311に表示される。
5、消費者が確認した後、被加熱物1を調理器具3内に置き、起動ボタンを押して、調理器具3に加熱プログラムを執行させる、或いは、取り消しボタンを押して手順2に戻る。消費者が一時停止を押すこともでき、それが第一段階加熱を構成し、更に、起動ボタンを押すと、第二段階加熱が構成される。
6、加熱している途中で、消費者が中止ボタンを押すと、加熱を停止させることができる。
7、調理器具3が加熱を終了すると、完成の信号が、音声で知らされるとともに、画面にも表示される。
8、消費者は、ニーズに応じて、起動ボタンを再び押すこともでき、それにより、調理器具3が 直近の加熱パラメータ数値の加熱を再度執行する。
9、識別物の設定は、第一段階の時間及び温度、及び、それに続く第二、第三、第四、等の各段階の同じ、或いは、異なる時間及び温度設定といった各作動条件パラメータ(即ち、例えば、(1)加熱(2)予熱→加熱(3)解凍→加熱→再加熱等の各種様々な設定)を設定することができる。
(実施例2)
図5を参照する。図5は、本発明の実施例2の斜視図である。図に示すように、本発明は、主に、被加熱物1(電子レンジ等で加熱できる食品及びその包装を指す)に、直接印刷する、或いは、貼りつける方式で、温度、時間等のパラメータ条件をそなえる被識別物2を設け、加熱できる調理器具3(本実施例では、表示モニター311、操作ボタン312を備える一般的な電子レンジ31である)に、前記被識別物を読み取ることができる読取器32、及び、加熱温度と時間をデコードできる制御プログラムを設ける。本実施例において、被識別物2はバーコードであり、被識別物2は、QRバーコード或いは、その他の識別可能な物品にすることができる。また、読取器32は、手持ち式バーコードリーダーであり、それは、調理器具3に外部から接続され、それにより、読み取り端部を、手でもって移動させることができる。
前述の装置を用いると、手で持った読取器32によって被加熱物1の被識別物2の内容が読み取られ、制御プログラムと照合された後、制御プログラムによって調理器具3が駆動され、被識別物2に設定された温度と時間等のパラメータ数値に応じて自動的に加熱させることができる。このため、一般的な視覚障害者や子供でも、本発明の方法の指示に従うと、簡単に正確に操作を行うことができる。従って、食品の加熱や調理を更に簡単、便利、安全にすることができ、省エネ効果も有する。しかも、人の操作によってミスが生じるのも避けることができ、人的コストを削減し、お店の不必要な損失やエネルギーの無駄を抑えることができる。
1 被加熱物
2 被識別物
3 調理器具
31 電子レンジ
311 表示モニター
312 操作ボタン
32 読取器

Claims (10)

  1. 温度、時間等のパラメータ条件を備えた被識別物を被加熱物に設ける手順と、
    読取器を調理器具に設ける手順と、
    前記被加熱物を、前記調理器具の前にもっていき、該調理器具の読取器で前記被識別物をスキャンして読取る手順と、
    前記読取器によって前記被識別物の内容がデータ信号に変換され、前記調理器具に予め設けられたプログラムとデータ信号が照合されるとともに一時的に保存される手順と、
    前記被加熱物を前記調理器具内に置き、該調理器具を起動させて加熱を行う手順と、
    前記調理器具による加熱が終わった後、音声が発するとともに画面に終了が表示される手順と、からなることを特徴とする、識別機能を利用して加熱を行う方法。
  2. 前記調理器具は、前記読取器によって前記被識別物がスキャンで読み取られた後、加熱を取りけすことができることを特徴とする、請求項1に記載の識別機能を利用して加熱を行う方法。
  3. 前記調理器具が加熱を行っている途中で、該加熱を中止することができることを特徴とする、請求項1に記載の識別機能を利用して加熱を行う方法。
  4. 前記調理器具が加熱を行っている途中で、該加熱を一時停止することができ、それを第一段階加熱とし、また、該一時停止後に再び前記調理器具を起動させ、第二段階加熱を行うことができることを特徴とする、請求項1に記載の識別機能を利用して加熱を行う方法。
  5. 前記調理器具は、表示モニターを備え、温度及び加熱時間等の数値が該表示モニターに表示されることを特徴とする、請求項1に記載の識別機能を利用して加熱を行う方法。
  6. 前記被加熱物に設けられた被識別物は、バーコードであることを特徴とする、請求項1に記載の識別機能を利用して加熱を行う方法。
  7. 前記被加熱物に設けられた被識別物は、QRバーコードであることを特徴とする、請求項1に記載の識別機能を利用して加熱を行う方法。
  8. 前記調理器具に設けられた読取器は、バーコードリーダーであることを特徴とする、請求項1に記載の識別機能を利用して加熱を行う方法。
  9. 前記バーコードリーダーは、前記調理器具内に設けられ、前記バーコードリーダーの読み取り端部は、前記被識別物を読み取るために、前記調理器具から突出していることを特徴とする、請求項8に記載の識別機能を利用して加熱を行う方法。
  10. 前記バーコードリーダーは、手で持って前記被識別物を読み取るために、前記調理器具に外部から接続されることを特徴とする、請求項8に記載の識別機能を利用して加熱を行う方法。
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