JP7203093B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
上記の課題を解決するために、本発明の別の態様に係る加熱調理器は、加熱庫と、前記加熱庫を開閉する前扉と、少なくとも食品の種類を示す情報コードを読み取る読取り装置とを備え、前記加熱庫の内部に配置された食品を加熱する加熱調理器において、前記読取り装置は、前記加熱庫の外部、かつ前記加熱庫の前面開口部の上方位置を設置位置とし、前記設置位置よりも下方に読取り領域を有するように設けられ、送風機を備え、加熱調理器の前面壁は、前記読取り装置の設置位置の下方位置に、前記送風機からの風を通す通気孔を有しており、前記送風機の送風領域には、前記読取り装置が存在する。
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態の加熱調理器1の前扉12を閉じた状態を正面の斜め上方から見た場合の斜視図である。図2は、図1に示した加熱調理器1の前扉12を開放した状態の正面図である。図3は、図1に示した加熱調理器1の前扉12を開放した状態を右斜め下方から見た場合の斜視図である。
図1から図3に示すように、加熱調理器は、例えば電子レンジであり、前面の上部に操作パネル11を有し、操作パネル11の下に前扉12を有している。前扉12は、前扉12の奥に設けられている加熱庫13を開閉する扉であり、閉状態にて加熱庫13の前面開口部13bを覆う。前扉12は、本実施形態において、向って左側の端部を中心として回転する横開き形式であり、右端付近に取手14を有している。
図4は、読取り装置16の設置状態を示すコントロールフレーム15の縦断面図である。図5は、読取り装置16の読取り領域19を示す説明図である。
図6の(a)は、二次元コードからなる情報コードの例を示す説明図、図6の(b)は、一次元バーコードからなる情報コードの例を示す説明図である。図7の(a)は、読取り装置16による情報コードの読み取りのための操作パネル11での案内表示例を示す説明図、図7の(b)は、読取り装置16による情報コードの読み取りのための操作パネル11での他の案内表示例を示す説明図である。
図8は、加熱調理器1が備える制御装置の構成を示すブロック図である。制御装置は、加熱調理器1の動作を制御する制御部22を備えている。制御部22は、例えばマイクロコンピュータからなり、CPU、ROMおよびRAMを有する。
上記の構成において、加熱調理器1の動作について以下に説明する。ここでは、容器の上面に情報コードが付与された弁当を加熱調理器1にて加熱する場合について説明する。
加熱調理器1では、読取り装置16は、加熱庫13の外部、かつ加熱庫13の前面開口部13bの上方位置を設置位置とし、設置位置よりも下方に読取り領域19を有するように設けられている。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施形態の加熱調理器2では、読取り装置16は、図9に示すように、加熱庫13の前面開口部13bの幅方向(左右方向)の中央部よりも、横開きの前扉12の回転中心とは反対側寄りの位置に設けられている。加熱調理器2のその他の構成、ならびに加熱調理器2の動作は、前述した加熱調理器1と同様である。
本実施形態の加熱調理器2では、読取り装置16は、加熱庫13の前面開口部13bの幅方向の中央部よりも、横開きの前扉12の回転中心とは反対側寄りの位置に設けられている。したがって、前扉12を例えば半分程度開けて、おにぎり等の小型の食品を前扉12の回転中心とは反対側寄りの位置から加熱庫13の内部に入れるような場合であっても、読取り装置16による情報コードの読み取りの失敗が生じ難くなる。加熱調理器2のその他の利点は、前述した加熱調理器1と同様である。
本発明のさらに他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図10および図11に示すように、加熱調理器3は、加熱庫13の天壁13aの上の領域に、コントロールフレーム15の内部に向かって風を送る送風機41を備えている。送風機41は、ファン42およびファン42を回転させるモータ43を備えている。なお、送風機41は加熱調理器3に設けられている別の送風機(冷却ファン)を代用してもよい。
図13は、加熱調理器3が備える制御装置の構成を示すブロック図である。制御部22はさらに送風機41の動作を制御するようになっている。制御装置のその他の構成は前述したとおりである。
制御部22は、送風機41を例えば加熱調理器3での加熱動作中、加熱動作終了後から所定時間、前扉12が開状態となったときに動作させることができるようになっている。
本発明の態様1に係る加熱調理器は、加熱庫13と、前記加熱庫13を開閉する前扉12と、少なくとも食品の種類を示す情報コードを読み取る読取り装置16とを備え、前記加熱庫13の内部に配置された食品を加熱する加熱調理器において、前記読取り装置16は、前記加熱庫13の外部、かつ前記加熱庫13の前面開口部13bの上方位置を設置位置とし、前記設置位置よりも下方に読取り領域19を有するように設けられている。
11 操作パネル
12 前扉
13 加熱庫
13a 天壁
13b 前面開口部
15 コントロールフレーム(基板収容部)
16 読取り装置
17 読取り装置基板(回路基板)
18 読取り窓
19 読取り領域
20 案内表示
21 読取り領域照明部
22 制御部
41 送風機
44 通気孔
Claims (5)
- 加熱庫と、前記加熱庫を開閉する前扉と、少なくとも食品の種類を示す情報コードを読み取る読取り装置とを備え、前記加熱庫の内部に配置された食品を加熱する加熱調理器において、
前記読取り装置は、前記加熱庫の外部、かつ前記加熱庫の前面開口部の上方位置を設置位置とし、前記設置位置よりも下方に読取り領域を有するように設けられ、
前記前扉は、左右方向のいずれか一方に回転中心を有する横開きであり、
前記読取り装置の前記設置位置は、前記加熱庫の前記前面開口部の左右方向の中心よりも前記回転中心とは反対側寄りの位置であることを特徴とする加熱調理器。 - 加熱庫と、前記加熱庫を開閉する前扉と、少なくとも食品の種類を示す情報コードを読み取る読取り装置とを備え、前記加熱庫の内部に配置された食品を加熱する加熱調理器において、
前記読取り装置は、前記加熱庫の外部、かつ前記加熱庫の前面開口部の上方位置を設置位置とし、前記設置位置よりも下方に読取り領域を有するように設けられ、
送風機を備え、
加熱調理器の前面壁は、前記読取り装置の設置位置の下方位置に、前記送風機からの風を通す通気孔を有しており、
前記送風機の送風領域には、前記読取り装置が存在することを特徴とする加熱調理器。 - 前記加熱庫の前面開口部の上方位置には、前記読取り装置と電気的に接続された回路基板を収容する基板収容部が突出状に設けられ、
前記基板収容部の前面には加熱調理器を操作するための操作パネルが設けられ、
前記読取り装置は、前記基板収容部の下面から下方を臨むように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。 - 前記送風機は、前記加熱庫の天壁の上の領域に設けられており、前記通気孔は前記送風機の前方に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
- 前記通気孔は、前記前扉の閉状態の場合に、前記前扉の上部によって塞がれることを特徴とする請求項2または4に記載の加熱調理器。
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