WO2020149281A1 - 加熱調理器および加熱調理方法 - Google Patents

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Abstract

一度加熱調理した食品を同じ加熱情報によって再加熱されることを抑制することのできる加熱調理器を提供する。加熱調理器は、加熱庫と、温度センサーと、読取り装置と、制御部と、を備えた加熱調理器において、制御部は、温度センサーによって検出される食品の温度が所定の温度以上になったことを報知させる。

Description

加熱調理器および加熱調理方法
 本発明の一態様は、加熱庫内部に配置された食品を加熱する加熱調理器および加熱調理方法に関する。本願は、2019年1月17日に日本に出願された特願2019-6281号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
 従来、例えばコンビニエンスストアでは、販売した弁当等の食品を電子レンジ等の加熱調理器にて加熱し、客に手渡すサービスが行われている。
 食品を加熱する場合の好適な加熱温度や加熱時間は、食品の種類によって異なる。そこで、特許文献1、2および3に示す加熱調理器では、食品の容器に記された、食品の種類を示すバーコードを読取り装置にて読み取り、食品の種類に応じた加熱情報(加熱温度や加熱時間)に従って食品を加熱するようにしている。
 具体的には、特許文献1に記載の構成では、電子レンジにバーコードスキャナが接続され、ユーザがバーコードスキャナを手動操作して食品の容器に記されたバーコードを読み取るようになっている。
 また、特許文献2に記載の構成では、加熱調理器の前面の一方の側部に設けられた第1のバーコード読取り装置に、食品の容器に記されたバーコードをかざしてバーコードを読み取るようになっている。あるいは加熱調理器の加熱庫内部に、容器に収容された食品を配置し、加熱庫の天壁に設けられた第2のバーコード読取り装置にて食品の容器に記されたバーコードを読み取るようになっている。
 また、特許文献3に記載の構成では、調理モードで設定が自動的に行われるとともに、冷凍食品を冷凍庫から出して放置したまま、調理までに長時間を経過して、ある程度温度が上昇している場合などであっても最適な調理を行うことができるようにする。
特開2006-64362号公報 実用新案登録第3076649号公報 特開平6-331148号公報
 しかしながら、上述のような従来技術では、加熱対象となる食品から読み取ったバーコードに含まれる食品毎に設定された加熱情報(ワット数や加熱時間を示す情報)に基づいて加熱調理するため、一度加熱調理した食品を同じ加熱情報によって再加熱を行うと、過加熱が生じ得るという問題点を有している。
 したがって、本発明の一態様は、一度加熱調理した食品を同じ加熱情報によって再加熱されることを抑制することのできる加熱調理器の提供を目的とする。
 上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る加熱調理器は、加熱庫と、前記加熱庫内の食品の温度を検出する温度センサーと、少なくとも食品の種類を示す情報コードを読み取る読取り装置と、前記読取り装置によって読み取った情報コードに応じて加熱条件を設定し、前記加熱庫内の前記食品の加熱を前記加熱条件に基づいて制御する制御部と、を備えた加熱調理器において、前記制御部は、前記食品の加熱を開始する前に、前記温度センサーによって前記食品の温度を検出し、前記食品の温度が所定の温度以上であれば報知させることを特徴とする。
 本発明の一態様によれば、一度加熱調理した食品を同じ加熱情報によって再加熱されることを抑制することのできる加熱調理器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る加熱調理器が備える主要構成を示す概略ブロック図である。 図1に示す加熱調理器が行う加熱操作を示すフローチャートである。 加熱調理器の前扉を開放した状態を右斜め下方から見た場合の斜視図である。 加熱調理器が備える読取り装置の設置状態を示すコントロールフレームの縦断面図である。 図4に示した読取り装置の読取り領域を示す説明図である。 図6の(a)は、図4に示した読取り装置が読み取る二次元コードからなる情報コードの例を示す説明図、図6の(b)は、図4に示した読取り装置が読み取る一次元バーコードからなる情報コードの例を示す説明図である。 本発明の実施形態2に係る加熱調理器が行う加熱操作を示すフローチャートである。
 〔実施形態1〕
 以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る加熱調理器1が備える主要構成を示す概略ブロック図である。
 (加熱調理器1の概要)
 図1に示すように、加熱調理器1は、主に加熱庫13、制御部22と、操作パネル11と、加熱動作部23と、読取り装置16と、温度センサー21と、読取り結果報知部24と、前扉開閉検知部25と、温度超過報知部26とを備える。
 制御部22は、加熱条件設定部221と、加熱制御部222とを備える。
 制御部22は、加熱調理器1の動作を制御する。制御部22は、例えばマイクロコンピュータからなり、CPU、ROMおよびRAMを有する。
 図1に示すように、制御部22には、操作パネル11、加熱動作部23、読取り装置16、温度センサー21、読取り結果報知部24、前扉開閉検知部25及び温度超過報知部26が接続されている。前扉開閉検知部25は、例えば前扉12が閉じられたときにオンするスイッチからなり、前扉12の開状態および閉状態を検知する。
 加熱動作部23は、加熱庫13に配置された食品を加熱する動作部であり、例えばマイクロ波出力装置やヒータである。読取り結果報知部24は、ブザーや音声発生部であり、制御部22に制御されて、読取り装置16による情報コードの読み取りの成功または失敗をユーザに報知する。
 また、制御部22は、読取り結果報知部24の動作を制御し、読取り装置16による情報コードの読み取りの成功または失敗をユーザに報知させる。
 図3は、加熱調理器1の前扉12を開放した状態を右斜め下方から見た場合の斜視図である。図3に示すように、加熱調理器は、例えば電子レンジであり、前面の上部に操作パネル11を有し、操作パネル11の下に前扉12を有している。前扉12は、前扉12の奥に設けられている加熱庫13を開閉する扉であり、閉状態にて加熱庫13の前面開口部13bを覆う。前扉12は、本実施形態において、向って左側の端部を中心として回転する横開き形式であり、右端付近に取手14を有している。
 また、制御部22は、読取り結果報知部24の動作を制御し、読取り装置16による情報コードの読み取りの成功または失敗をユーザに報知させる。
 読取り装置16によって読み取った情報コードが、前回と同じ情報コードであることが望ましい。これにより、連続して同じ情報コードを読み取ることができる。
 操作パネル11は、コントロールフレーム(基板収容部)15の前面に設けられており、加熱調理器1の前後方向において、操作パネル11の前面位置は前扉12の前面位置とほぼ一致している。
 コントロールフレーム15の内部には、操作パネル11の表示部の制御や、入力キー等に対するユーザ操作の受け付け等を行う制御基板(図示せず)が設けられている。
 (読取り装置16)
 図4は、読取り装置16の設置状態を示すコントロールフレーム15の縦断面図である。図5は、読取り装置16の読取り領域19を示す説明図である。
 図3に示すように、コントロールフレーム15は、加熱調理器1の前方へ突出状に設けられている。読取り装置16は、読取り装置基板(回路基板)17の下面に取り付けられ、コントロールフレーム15の内部の下部に設けられている。読取り装置基板17は、読取り装置16の駆動回路を備えている。すなわち、読取り装置16は、加熱庫13の外部、かつ加熱庫13の前面開口部13bの上方位置を設置位置とし、設置位置よりも下方に読取り領域19を有するように設けられている。
 読取り装置16は、例えばバーコードリーダであり、加熱調理器1にて加熱する食品あるいは食品の容器に付与された情報コード(例えばバーコード)を読み取るようになっている。
 読取り装置16は、図5に示すように、読取り装置16の下方領域を読取り領域19としており、コントロールフレーム15は、読取り装置16と対向する下壁部の部分に、透明の読取り窓18(図3を参照)を有している。
 読取り装置16の読取り領域19は、ユーザが目視にて読取り領域19を理解できるように、例えば赤色の光にて示すようになっている。この赤色の光は、読取り領域照明部(不図示)が照射する。読取り領域照明部としては、例えば赤色LEDが用いられる。なお、読取り領域19を示す光は赤色に限定されず、ユーザが目視可能な他の光、例えばレーザ等であってもよい。また、赤色LEDの個数は1個でもよいし、複数個であってもよい。
 また、読取り装置16は、加熱庫13の前面開口部13bの幅方向(左右方向)の中央部に設けられている。
 (情報コード)
 図6の(a)は、二次元コード(QRコード(登録商標))からなる情報コードの例を示す説明図、図6の(b)は、一次元バーコードからなる情報コードの例を示す説明図である。
 情報コードは、食品の種類を示す情報であり、食品あるいは食品の容器に、例えば印刷あるいはシールによって付与されている。情報コードは、食品の種類、例えば食品が弁当であること(あるいはさらには弁当の種類)や、おにぎりであること(あるいはさらにはおにぎりの種類)を示す情報である。
 情報コードは、例えば図6の(a)に示すように、二次元コードであってもよいし、図6の(b)に示すように、一次元バーコードであってもよい。なお、情報コードは、食品の種類を示すことができるものであればよく、特にバーコード等に限定されない。
 (温度超過報知部)
 温度超過報知部26は、制御部22に制御され、温度センサー21によって検出される前記食品の温度が所定の温度以上になったことを報知する。温度超過報知部26の報知方法について、温度センサー21によって検出される前記食品の温度が所定の温度以上になったことをユーザに報知することができればよく、特に限定されない。例えば、操作パネル11に「食品の温度が所定の温度以上ですよ!」という文字を表示して報知してもよいし、「食品の温度が所定の温度以上ですよ!」という音声を出力して報知してもよい。
 (制御部)
 制御部22は、例えばインターネット回線を使用してサーバ31と通信可能である。サーバ31には、各種食品の種類に応じた加熱情報が登録されている。制御部22は、読取り装置16が情報コードを読み取ることによって取得した食品の種類に応じた加熱情報をサーバ31から取得し、取得した加熱情報に従って食品が加熱されるように、加熱動作部23を制御する。なお、食品の種類に応じた加熱情報は、加熱調理器1自体が有していてもよい。この場合、加熱調理器1はサーバ31との通信が不要である。
 また、制御部22において、加熱条件設定部221は、読取り装置16によって読み取った情報コードに応じて、食品の加熱条件を設定し、加熱制御部222は、温度センサー21により前記食品の温度が所定の温度以上になったことを検知した場合に温度超過報知部26にて前記食品の温度が所定の温度以上になっていることをユーザに報知させる。また、ここでいう所定の温度とは、食品の種類又はユーザの嗜好に応じて好適に設定できる。
 (加熱処理を中断)
 食品の過加熱を確実に防止するため、加熱調理器1において、制御部22は、前記食品の加熱を開始する前に、温度センサー21によって前記食品の温度を検出し、前記食品の温度が所定の温度以上であれば、前記食品を加熱せずに待機してもよい。これにより、食品の過加熱を確実に防止することができる。
 (加熱調理器1の動作例)
 上記の構成において、加熱調理器1の動作について以下に説明する。ここでは、容器の上面に情報コードが付与された弁当を加熱調理器1にて加熱する場合について説明する。
 加熱調理器1の1つの動作例として、例えば、読取り装置16によって読み取った情報コードが例えば弁当を示す場合、加熱条件設定部221は、例えば加熱条件を150℃、3分間と設定したとする。そして、ユーザが加熱調理器1に既に加熱された当該弁当を入れた場合、温度センサー21により当該弁当の温度が例えば95℃であると検知したとすると、加熱制御部222は、過加熱を防止するため、150℃、3分間とした加熱条件による加熱を停止させる。
 ここで弁当を食品の一例として挙げ、加熱条件を150℃、3分間と設定したが、本実施形態はこれに限定されず、本実施形態の加熱調理器1により加熱して利用される食品に好適に利用される。
 詳しくは、まず、ユーザは、操作パネル11の不図示の案内表示(例えば、「ドアを開けて赤色の光に情報コードをかざしてください」)を確認する。そして、ユーザは、この案内表示に従って、前扉12を開ける。この前扉12の開放状態を前扉開閉検知部25が検知すると、制御部22は、読取り装置16および不図示の読取り領域照明部を動作させる。
 次に、ユーザは、操作パネル11の案内表示に従って、読取り装置16の読取り領域19に情報コードが入るように(情報コードに赤色の光が当たるように)、弁当を移動させる。
 この動作により、読取り装置16は弁当に付与された情報コードを読み取る。読取り装置16による情報コードの読み取りが成功すると、制御部22は、その読取り結果を読取り結果報知部24にてユーザに報知させる。この場合の読取り結果報知部24の動作は、例えば「ピー」という連続音を発する動作、「情報コードの読み取りが成功しました」という音声を発する動作、あるいはそれら両方である。
 ユーザは、読取り結果報知部24にて情報コードの読み取りの成功が知らされると、弁当を加熱庫13の内部へ配置した後、前扉12を閉じ、操作パネル11のスタートボタンを押す。
 制御部22は、情報コードの読み取りが成功すると、サーバ31と通信し、情報コードが示す食品の種類の応じた加熱情報をサーバ31から取得する。その後、制御部22は、ユーザが前扉12を閉じ、操作パネル11のスタートボタンを押と、取得した加熱情報に従って加熱庫13内の弁当を加熱する。
 一方、読取り装置16による情報コードの読み取りが失敗すると、制御部22は、その読取り結果を読取り結果報知部24にてユーザに報知させる。この場合の読取り結果報知部24の動作は、例えば「ピッ、ピッ、ピッ」という断続音を発する動作、「情報コードの読み取りが失敗しました」という音声を発する動作、あるいはそれら両方である。
 ユーザは、読取り結果報知部24にて情報コードの読み取りの失敗が知らされると、読取り装置16の読取り領域19に情報コードが入るように(情報コードに赤色の光が当たるように)、再度、弁当を移動させる。これにより、情報コードの読み取りが成功した場合の動作は、前述のとおりである。
 次に、図2に基づいて説明する。図2は、図1に示す加熱調理器1が行う加熱操作を示すフローチャートである。
 ステップS1において、制御部22における加熱条件設定部221は、読取り装置16によって読み取った情報コードに応じて、加熱条件を設定する。そして、ステップS2において、制御部22は、加熱動作部23を動作させる。
 ステップS3において、温度センサー21により加熱調理器1に配置された食品の温度を検知する。加熱調理器1に配置された食品の温度が所定の温度以上になったことを検知した場合(ステップS3:YES)、制御部22における加熱制御部222は、食品の加熱を開始する前に、温度センサー21によって前記食品の温度を検出し、前記食品の温度が所定の温度以上であれば温度超過報知部26にて報知させると共に加熱動作部23を停止させて加熱せずに処理を一旦中断する(ステップS4)。
 一方、加熱調理器1に配置された食品の温度が所定の温度未満の場合(ステップS3:NO)、ステップS2に戻る。具体的には、例えば、制御部22は、情報コードにおける加熱情報および検出温度に基づいて加熱再開または加熱条件を補正して設定することが挙げられる(特許文献3を参照)。
 (加熱調理器1の利点)
 加熱調理器1では、読取り装置16は、加熱庫13の外部、かつ加熱庫13の前面開口部13bの上方位置を設置位置とし、設置位置よりも下方に読取り領域19を有するように設けられている。
 したがって、ユーザが加熱される食品を加熱庫13に載置する一連の動作の途中にて、読取り装置16により情報コードを読み取ることができる。これにより、ユーザは、情報コードを読取り装置16にて読み取らせるための独立した操作が不要となり、情報コードの読み取り作業が容易となる。
 また、読取り装置16は、加熱庫13の前面開口部13bの上方位置に設置されているので、検出信号通過面(読取り窓18の下面)の汚れが生じ難く、かつ加熱庫13内の温度の影響を受け難くなっている。
 また、加熱庫13の前面開口部13bの上方位置には、操作パネル11の制御基板を収容するコントロールフレーム15が突出状に設けられている。読取り装置16は、コントロールフレーム15の下面から下方を臨むように設けられている。このように、読取り装置16は、操作パネル11の制御基板を収容するコントロールフレーム15を利用して設置されている。
 また、制御部22は、前記温度センサーによって検出される前記食品の温度が所定の温度以上になったことを報知させることにより、一度加熱調理した食品を同じ加熱情報によって再加熱されることを抑制することのできる加熱調理器1を提供することができる。
 なお、加熱調理器1において、上記のように、加熱停止した後、加熱中の食品の温度が所定の温度未満になれば、再加熱するようにしてもよい。この点について、下記の実施形態2において説明する。
 〔実施形態2〕
 本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
 本実施形態では、加熱調理器1による食品の加熱中に加熱を停止した後、当該食品の温度が所定温度未満になれば再加熱する例について説明する。具体的な再加熱制御については、図7に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。
 (加熱開始)
 一例として、加熱調理器1において、前記報知後、温度センサー21によって検出される前記食品の温度が前記所定の温度未満になれば、制御部22は、前記加熱条件による前記食品の加熱を開始させてもよい。これにより、食品の固有の風味を確実に保つことができる。
 また、実施形態1と同様に、ここでいう所定の温度とも、食品の種類又はユーザの嗜好に応じて好適に設定できる。さらに、一例として、食品の温度が所定の温度未満の場合とは、例えば20℃未満の場合が挙げられる。
 詳細は図7に基づいて説明する。図7は、本実施形態における加熱調理器1が行う加熱操作を示すフローチャートである。
 ステップS6において、温度センサー21により加熱調理器1に配置された食品の温度を検知する。加熱調理器1に配置された食品の温度が所定の温度未満と検知した場合(ステップS6:YES)、制御部22における加熱制御部222は、加熱動作部23を動作させる(再開させる)(ステップS7)。
 一方、加熱調理器1に配置された食品の温度が所定の温度以上と検知した場合(ステップS6:NO)、換言すると、加熱調理器1に配置された食品の温度が所定の温度未満でないと検知した場合(ステップS8で、図2のステップS3と同様)、制御部22における加熱制御部222は、加熱動作部23を停止させる(ステップS9)。
 〔実施形態3〕
 本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
 前記実施形態1、2においては、温度センサー21について特に限定していなかったが、本実施形態では、温度センサー21としてより好ましいセンサーについて説明する。
 (温度センサー)
 温度センサー21は、加熱庫13の内部に配置された食品の温度を検知する。通常では、包装されている食品に接触して当該食品の温度を検知する構成が挙げられるが、食品を汚してしまう可能性がある。このため、温度センサー21としては、非接触式温度センサーであることが好ましい。さらに、温度センサー21としては、赤外線温度センサーであることが好ましい。
 また、温度センサー21の設置位置について、加熱庫13の内部に配置された食品の温度を検知することができればよく、特に限定されない。例えば、温度センサー21は、加熱調理器1の読取り装置16の近傍に設置されてもよい。
 〔ソフトウェアによる実現例〕
 加熱調理器1の制御ブロック(特に制御部22)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
 後者の場合、加熱調理器1、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
 〔まとめ〕
 本発明の態様1に係る加熱調理器1は、加熱庫13と、加熱庫13内の食品の温度を検出する温度センサー21と、少なくとも食品の種類を示す情報コードを読み取る読取り装置16と、読取り装置16によって読み取った情報コードに応じて加熱条件を設定し、加熱庫13内の前記食品の加熱を前記加熱条件に基づいて制御する制御部22と、を備えた加熱調理器1において、制御部22は、前記食品の加熱を開始する前に、温度センサー21によって前記食品の温度を検出し、前記食品の温度が所定の温度以上であれば報知させることを特徴としている。
 上記の構成によれば、一度加熱調理した食品を同じ加熱情報によって再加熱されることを抑制することのできる加熱調理器を提供することができる。
 本発明の態様2に係る加熱調理器1は、上記態様1において、制御部22は、前記食品の加熱を開始する前に、温度センサー21によって前記食品の温度を検出し、前記食品の温度が所定の温度以上であれば、前記食品を加熱せずに待機してもよい。
 上記構成によれば、前記食品を加熱せずに処理を一旦中断することができる。
 本発明の態様3に係る加熱調理器1は、上記態様1または2において、読取り装置16によって読み取った情報コードが、前回と同じ情報コードであってもよい。
 上記構成によれば、連続して同じ情報コードを読み取ることができる。
 本発明の態様4に係る加熱調理器は、上記態様2において、制御部22は、前記報知後、温度センサー21によって検出される前記食品の温度が前記所定の温度未満になれば、前記加熱条件による前記食品の加熱を開始させてもよい。
 上記構成によれば、所定時間経過後に所定温度未満になれば、加熱開始をすることができる。
 本発明の態様5に係る加熱調理方法は、加熱庫13と、加熱庫13内の食品の温度を検出する温度センサー21と、少なくとも食品の種類を示す情報コードを読み取る読取り装置16と、読取り装置16によって読み取った情報コードに応じて加熱条件を設定し、加熱庫13内の前記食品の加熱を前記加熱条件に基づいて制御する制御部22と、を備えた加熱調理器1の加熱調理方法において、制御部22による制御工程は、前記食品の加熱を開始する前に、温度センサー21によって前記食品の温度を検出し、前記食品の温度が所定の温度以上であれば報知させる報知工程を含む。
 上記構成によれば、態様1と同様の効果を奏する。
 本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。

Claims (5)

  1.  加熱庫と、前記加熱庫内の食品の温度を検出する温度センサーと、少なくとも食品の種類を示す情報コードを読み取る読取り装置と、前記読取り装置によって読み取った情報コードに応じて加熱条件を設定し、前記加熱庫内の前記食品の加熱を前記加熱条件に基づいて制御する制御部と、を備えた加熱調理器において、
     前記制御部は、
     前記食品の加熱を開始する前に、前記温度センサーによって前記食品の温度を検出し、前記食品の温度が所定の温度以上であれば報知させることを特徴とする加熱調理器。
  2.  前記制御部は、
     前記食品の加熱を開始する前に、前記温度センサーによって前記食品の温度を検出し、前記食品の温度が所定の温度以上であれば、前記食品を加熱せずに待機することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3.  前記読取り装置によって読み取った情報コードが、前回と同じ情報コードであることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4.  前記制御部は、
     前記報知後、前記温度センサーによって検出される前記食品の温度が前記所定の温度未満になれば、前記加熱条件による前記食品の加熱を開始させること特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
  5.  加熱庫と、前記加熱庫内の食品の温度を検出する温度センサーと、少なくとも食品の種類を示す情報コードを読み取る読取り装置と、前記読取り装置によって読み取った情報コードに応じて加熱条件を設定し、前記加熱庫内の前記食品の加熱を前記加熱条件に基づいて制御する制御部と、を備えた加熱調理器の加熱調理方法において、
     前記制御部による制御工程は、
     前記食品の加熱を開始する前に、前記温度センサーによって前記食品の温度を検出し、前記食品の温度が所定の温度以上であれば報知させる報知工程を含むことを特徴とする加熱調理方法。
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