JP2020143887A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者に対して注意喚起が必要な情報をバーコードに含ませることで、安全性の高い加熱調理器を実現する。【解決手段】加熱調理器(1)は、加熱庫(13)と、情報コードを読み取る読取り装置(16)とを備え、前記情報コードを読み取って得られた情報に基づき加熱庫(13)の内部に配置された食品を加熱する加熱調理器(1)において、前記情報コードには、使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれており、前記情報コードに含まれる注意喚起を促す報知に必要な情報に基づいて、使用者に注意喚起を促すように報知する読取り結果報知部(24)を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、加熱庫内部に配置された食品を加熱する加熱調理器に関する。
従来、例えばコンビニエンスストアでは、販売した弁当等の食品を電子レンジ等の加熱調理器にて加熱し、客に手渡すサービスが行われている。
食品を加熱する場合の好適な加熱温度や加熱時間は、食品の種類によって異なる。そこで、特許文献1および2に示す加熱調理器では、食品の容器に記された、食品の種類を示すバーコードを読取り装置にて読み取り、食品の種類に応じた加熱情報(加熱温度や加熱時間)に従って食品を加熱するようにしている。
特開2006−64362号公報 実用新案登録第3076649号公報
ところで、バーコードに含まれる食品の種類に応じた加熱情報(加熱温度や加熱時間)に従って加熱調理された被加熱物は、加熱調理器から取り出す際に過加熱により非常に高温になる恐れがある。また、被加熱物が汁物である場合、加熱直後であれば突沸している恐れがある。
しかしながら、従来のバーコードを用いた加熱調理器では、加熱後の被加熱物が過加熱状態であることや、突沸状態であることを使用者に対して注意喚起することは特に考慮されていなかった。
本発明の一態様は、使用者に対して注意喚起が必要な情報を情報コードに含ませることで、安全性の高い加熱調理器を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る加熱調理器は、加熱庫と、被加熱対象となる食品に付与された、少なくとも食品の加熱条件を示す情報を含んだ情報コードを読み取る読取り装置とを備え、前記情報コードを読み取って得られた情報に基づき加熱庫の内部に配置された食品を加熱する加熱調理器において、前記情報コードには、使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれており、前記情報コードに含まれる注意喚起を促す報知に必要な情報に基づいて、前記使用者に注意喚起を促すように報知する読取り結果報知部を備える。
本発明の一態様によれば、使用者に対して注意喚起が必要な情報を情報コードに含ませることで、安全性の高い加熱調理器を実現することができる。
本発明の実施形態に係る加熱調理器が備える主要構成を示す概略ブロック図である。 図1に示す加熱調理器が行う加熱操作例を示すフローチャートである。 図1に示す加熱調理器が行う他の加熱操作例を示すフローチャートである。 図1に示した加熱調理器の前扉を開放した状態の正面図である。 加熱調理器が備える読取り装置の設置状態を示すコントロールフレームの縦断面図である。 図5に示した読取り装置の読取り領域を示す説明図である。 図7の(a)は、図5に示した読取り装置が読み取る二次元コードからなる情報コードの例を示す説明図、図7の(b)は、図5に示した読取り装置が読み取る一次元バーコードからなる情報コードの例を示す説明図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る加熱調理器1が備える主要構成を示す概略ブロック図である。図4は、図1に示した加熱調理器1の前扉12を開放した状態の正面図である。
(加熱調理器1の概要)
図1および図4に示すように、加熱調理器1は、主に加熱庫13、制御部22と、操作パネル11と、加熱動作部23と、読取り装置16と、読取り結果報知部24と、前扉開閉検知部25とを備える。また、読取り結果報知部24は、報知判断部240を備える。
制御部22は、加熱調理器1の動作を制御する。制御部22は、例えばマイクロコンピュータからなり、CPU、ROMおよびRAMを有する。
図1に示すように、制御部22には、操作パネル11、加熱動作部23、読取り装置16、読取り結果報知部24、および前扉開閉検知部25が接続されている。前扉開閉検知部25は、例えば図4に示す前扉12が閉じられたときにオンするスイッチからなり、前扉12の開状態および閉状態を検知する。
加熱動作部23は、図4に示す加熱庫13に配置された食品を加熱する動作部であり、例えばマイクロ波出力装置やヒータである。読取り結果報知部24は、ブザーや音声発生部であり、制御部22に制御されて、読取り装置16による情報コードの読み取りの成功または失敗をユーザに報知する。
また、制御部22は、読取り結果報知部24の動作を制御し、読取り装置16による情報コードの読み取りの成功または失敗をユーザに報知させる。
図4に示すように、加熱調理器1は、例えば電子レンジであり、前面の上部に操作パネル11を有し、操作パネル11の下に前扉12を有している。前扉12は、前扉12の奥に設けられている加熱庫13を開閉する扉であり、閉状態にて加熱庫13の前面開口部13bを覆う。前扉12は、本実施形態において、向って左側の端部を中心として回転する横開き形式であり、右端付近に取手14を有している。
また、制御部22は、読取り結果報知部24の動作を制御し、読取り装置16による情報コードの読み取りの成功または失敗をユーザに報知させる。
操作パネル11は、コントロールフレーム(基板収容部)15の前面に設けられており、加熱調理器1の前後方向において、操作パネル11の前面位置は前扉12の前面位置とほぼ一致している。
コントロールフレーム15の内部には、操作パネル11の表示部の制御や、操作キー等に対するユーザ操作の受け付け等を行う制御基板(図示せず)が設けられている。
(読取り装置16)
図5は、読取り装置16の設置状態を示すコントロールフレーム15の縦断面図である。図6は、読取り装置16の読取り領域19を示す説明図である。
図5に示すように、コントロールフレーム15は、加熱調理器1の前方へ突出状に設けられている。読取り装置16は、読取り装置基板(回路基板)17の下面に取り付けられ、コントロールフレーム15の内部の下部に設けられている。読取り装置基板17は、読取り装置16の駆動回路を備えている。すなわち、読取り装置16は、加熱庫13の外部、かつ加熱庫13の前面開口部13bの上方位置を設置位置とし、設置位置よりも下方に読取り領域19を有するように設けられている。
読取り装置16は、例えばバーコードリーダであり、加熱調理器1にて加熱する食品あるいは食品の容器に付与された情報コード(例えばバーコード)を読み取るようになっている。
読取り装置16は、図6に示すように、読取り装置16の下方領域を読取り領域19としており、コントロールフレーム15は、読取り装置16と対向する下壁部の部分に、透明の読取り窓18を有している。
読取り装置16の読取り領域19は、ユーザが目視にて読取り領域19を理解できるように、例えば赤色の光にて示すようになっている。この赤色の光は、読取り領域照明部(不図示)が照射する。読取り領域照明部としては、例えば赤色LEDが用いられる。なお、読取り領域19を示す光は赤色に限定されず、ユーザが目視可能な他の光、例えばレーザ等であってもよい。また、赤色LEDの個数は1個でもよいし、複数個であってもよい。
また、読取り窓18(読取り装置16)は、図4に示すように、加熱庫13の前面開口部13bの幅方向(左右方向)の中央部に設けられている。
(情報コード)
図7の(a)は、二次元コード(QRコード(登録商標))からなる情報コードの例を示す説明図、図7の(b)は、一次元バーコードからなる情報コードの例を示す説明図である。
情報コードは、食品の種類を示す情報であり、食品あるいは食品の容器に、例えば印刷あるいはシールによって付与されている。情報コードは、食品の種類、例えば食品が弁当であること(あるいはさらには弁当の種類)や、おにぎりであること(あるいはさらにはおにぎりの種類)を示す情報である。
情報コードは、例えば図7の(a)に示すように、二次元コードであってもよいし、図7の(b)に示すように、一次元バーコードであってもよい。なお、情報コードは、食品の種類を示すことができるものであればよく、特にバーコード等に限定されない。
上述のように、加熱調理器1は、加熱庫13と、被加熱対象となる食品に付与された、少なくとも食品の種類を示す情報コードを読み取る読取り装置16とを備えている。加熱調理器1は、前記情報コードを読み取って得られた情報に基づき加熱庫13の内部に配置された食品を加熱する。
また、本実施形態において、上記情報コードには、使用者(ユーザ)に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれており、読取り結果報知部24は、上記情報コードに含まれる注意喚起を促す報知に必要な情報に基づいて、使用者に注意喚起を促すように報知する。また、情報コードに含まれる報知に必要な情報は特に限定されず、使用者に対して注意喚起を促すことができる情報であればよい。この必要な情報の一例として、例えば操作パネル11に表示される注意情報であってもよい。
上記の構成によれば、情報コードに、加熱条件を示す情報以外に、使用者に注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれていることで、当該情報コードを読み取って加熱調理する際に、注意喚起が必要な場合に、使用者に対して注意喚起を促すための報知を行うことができる。これにより、安全性の高い加熱調理器を実現することができる。
(報知情報例1)
加熱調理器1にて加熱する被加熱物の種類が沢山ある。上述のように、例えば被加熱物が汁物である場合、加熱完成直後であれば突沸している恐れがある。そこで、本実施形態において、報知情報の一例として、前記使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報は、前記加熱条件による食品の加熱が終了した後で報知するための情報であり、読取り結果報知部24は、加熱が終了した後で報知してもよい。
上記の構成によれば、前記使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報は、前記加熱条件による食品の加熱が終了した後で報知するための情報であり、読取り結果報知部24は、加熱が終了した後で報知することで、当該使用者は加熱完了の食品を注意しながら取り出すことができる。これにより、加熱対象の食品が汁物であり、加熱による突沸等が生じている恐れがある場合に、使用者は注意しながら食品を安全に取り出すことができる。
(報知情報例2)
また、報知情報の他の例として、本実施形態において、前記使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報は、前記加熱条件による食品の加熱を開始する前に報知するための情報であり、読取り結果報知部24は、加熱を開始する前に報知してもよい。
上記の構成によれば、前記使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報は、前記加熱条件による食品の加熱を開始する前に報知するための情報であり、読取り結果報知部24は、加熱を開始する前に報知することで、当該使用者は加熱開始の前に加熱すべきでない食品が被加熱物に含まれているか否かを加熱調理前に知ることができる。これにより、不要な加熱を無くし、加熱対象の食品のみを加熱することができる。
(制御部)
制御部22は、例えばインターネット回線を使用してサーバ31と通信可能である。サーバ31には、各種食品の種類に応じた加熱情報および使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が登録されている。制御部22は、読取り装置16が情報コードを読み取ることによって取得した食品の種類に応じた加熱情報をサーバ31から取得し、取得した加熱情報に従って食品が加熱されるように、加熱動作部23を制御する。なお、食品の種類に応じた加熱情報は、加熱調理器1自体が有していてもよい。この場合、加熱調理器1はサーバ31との通信が不要である。また、使用者に注意喚起が必要な場合に、制御部22は、使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報を読取り結果報知部24に出力する。
また、制御部22は、読取り装置16によって読み取った情報コードに応じて、食品の加熱条件を設定し、不図示の温度センサーにより前記食品の温度が所定の温度以上になったことを検知した場合にこの旨を使用者に報知させる。また、ここでいう所定の温度とは、食品の種類又は使用者の嗜好に応じて好適に設定できる。
(加熱調理器1の動作例)
上記の構成において、加熱調理器1の動作について以下に説明する。ここでは、容器の上面に情報コードが付与された弁当を加熱調理器1にて加熱する場合について説明する。
詳しくは、まず、ユーザは、操作パネル11の不図示の案内表示(例えば、「ドアを開けて赤色の光に情報コードをかざしてください」)を確認する。そして、ユーザは、この案内表示に従って、前扉12を開ける。この前扉12の開放状態を前扉開閉検知部25が検知すると、制御部22は、読取り装置16および不図示の読取り領域照明部を動作させる。
次に、ユーザは、操作パネル11の案内表示に従って、読取り装置16の読取り領域19に情報コードが入るように(情報コードに赤色の光が当たるように)、弁当を移動させる。
この動作により、読取り装置16は弁当に付与された情報コードを読み取る。読取り装置16による情報コードの読み取りが成功すると、制御部22は、その読取り結果を読取り結果報知部24にてユーザに報知させる。この場合の読取り結果報知部24の動作は、例えば「ピー」という連続音を発する動作、「情報コードの読み取りが成功しました」という音声を発する動作、あるいはそれら両方である。
ユーザは、読取り結果報知部24にて情報コードの読み取りの成功が知らされると、弁当を加熱庫13の内部へ配置した後、前扉12を閉じ、操作パネル11のスタートボタンを押す。
制御部22は、情報コードの読み取りが成功すると、サーバ31と通信し、情報コードが示す食品の種類の応じた加熱情報をサーバ31から取得する。その後、制御部22は、ユーザが前扉12を閉じ、操作パネル11のスタートボタンを押と、取得した加熱情報に従って加熱庫13内の弁当を加熱する。
一方、読取り装置16による情報コードの読み取りが失敗すると、制御部22は、その読取り結果を読取り結果報知部24にてユーザに報知させる。この場合の読取り結果報知部24の動作は、例えば「ピッ、ピッ、ピッ」という断続音を発する動作、「情報コードの読み取りが失敗しました」という音声を発する動作、あるいはそれら両方である。
ユーザは、読取り結果報知部24にて情報コードの読み取りの失敗が知らされると、読取り装置16の読取り領域19に情報コードが入るように(情報コードに赤色の光が当たるように)、再度、弁当を移動させる。これにより、情報コードの読み取りが成功した場合の動作は、前述のとおりである。
次に、上述の報知情報例1および報知情報例2に対応した加熱操作の流れを図2および図3に基づいて説明する。図2は、図1に示す加熱調理器1が行う加熱操作例(報知情報例1に対応)を示すフローチャートである。図3は、図1に示す加熱調理器1が行う他の加熱操作例(報知情報例2に対応)を示すフローチャートである。
(報知情報例1に対応の詳細動作)
図2に示すように、ステップS1において、制御部22に制御される読取り装置16により、加熱調理器1の加熱庫13に配置された食品に付与された情報コードを読取る。そして、読取った結果を制御部22に出力する。
次に、ステップS2において、制御部22は、入力された読取り結果に使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれているか否かを判定する。そして、読取り結果に使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれていると判定した場合(ステップS2:YES)、ステップS3において、制御部22は、読取り装置16によって読み取った情報コードに応じて、加熱条件を設定する。一方、読取り結果に使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれていないと判定した場合(ステップS2:NO)、ステップS2に戻る。
続いて、ステップS4において、制御部22は、加熱動作部23を動作させる。そして、ステップS5において、情報コードから読み取った加熱情報(ワット数、時間)により、加熱時間(経過時間)が加熱条件の時間以上になったか否かを判定する。ここで、加熱条件の時間以上になった場合(ステップS5:YES)、制御部22は、加熱を中止すべきと判断して加熱動作部23を停止させる(ステップS6)。ここでいう「加熱時間(経過時間)」の検知は加熱調理器1に配置される不図示のタイマーにより判断される。なお、ステップS5では、時間で判定する方法以外に、例えば検出温度が加熱条件で指定される温度に達したか否かに基づいて判定してもよい。この場合の検出温度は、温度センサー(不図示)により検出した庫内の温度であってもよいし、赤外線センサー(不図示)により検出した食品の温度であってもよい。
一方、加熱時間(経過時間)が加熱条件の時間未満(ステップS5:NO)、制御部22は、加熱を継続すべきと判断してステップS4に戻る。続いて、ステップS7において、制御部22に制御される読取り結果報知部24にて情報コードに含まれている使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報を使用者に報知する。報知内容の一例として、例えば音声にて使用者に「加熱対象が汁物で、突沸等により危ないのでお気を付け下さい!」と注意喚起することが挙げられる。
(報知情報例2に対応の詳細動作)
図3に示すように、ステップS10において、制御部22に制御される読取り装置16により、加熱調理器1の加熱庫13に配置された食品に付与された情報コードを読取る。そして、読取った結果を制御部22に出力する。
次に、ステップS11において、制御部22は、入力された読取り結果に使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれているか否かを判定する。そして、読取り結果に使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれていると判定した場合(ステップS11:YES)、ステップS12において、制御部22は、読取り装置16によって読み取った情報コードに応じて、加熱条件を設定する。一方、読取り結果に使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれていないと判定した場合(ステップS11:NO)、ステップS11に戻る。
続いて、ステップS13において、制御部22に制御される読取り結果報知部24にて情報コードに含まれている使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報を使用者に報知する。報知内容の他の例として、例えば音声にて使用者に「加熱不可の食品があります、お取出し下さい!」と注意喚起することが挙げられる。
続いて、ステップS14において、制御部22は、加熱動作部23を動作させる。そして、ステップS15において、情報コードから読み取った加熱情報(ワット数、時間)により、加熱時間(経過時間)が加熱条件の時間以上になったか否かを判定する。ここで、加熱条件の時間以上になった場合(ステップS15:YES)、制御部22は、加熱を中止すべきと判断して加熱動作部23を停止させる(ステップS16)。ここでいう「加熱時間(経過時間)」の検知も加熱調理器1に配置される不図示のタイマーにより判断される。なお、ステップS15では、時間で判定する方法以外に、例えば検出温度が加熱条件で指定される温度に達したか否かに基づいて判定してもよい。この場合の検出温度は、温度センサー(不図示)により検出した庫内の温度であってもよいし、赤外線センサー(不図示)により検出した食品の温度であってもよい。
一方、加熱時間(経過時間)が加熱条件の時間未満(ステップS15:NO)、制御部22は、加熱を継続すべきと判断してステップS14に戻る。
(加熱調理器1の利点)
加熱調理器1では、読取り装置16は、加熱庫13の外部、かつ加熱庫13の前面開口部13bの上方位置を設置位置とし、設置位置よりも下方に読取り領域19を有するように設けられている。
したがって、ユーザが加熱される食品を加熱庫13に載置する一連の動作の途中にて、読取り装置16により情報コードを読み取ることができる。これにより、ユーザは、情報コードを読取り装置16にて読み取らせるための独立した操作が不要となり、情報コードの読み取り作業が容易となる。
また、読取り装置16は、加熱庫13の前面開口部13bの上方位置に設置されているので、検出信号通過面(読取り窓18の下面)の汚れが生じ難く、かつ加熱庫13内の温度の影響を受け難くなっている。
また、加熱庫13の前面開口部13bの上方位置には、操作パネル11の制御基板を収容するコントロールフレーム15が突出状に設けられている。読取り装置16は、コントロールフレーム15の下面から下方を臨むように設けられている。このように、読取り装置16は、操作パネル11の制御基板を収容するコントロールフレーム15を利用して設置されている。
(報知変形例)
以上、情報コードには、使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれている場合、基本的にすべてを使用者に報知する構成を説明したが、本実施形態ではこの構成に限定されず、好適に変更することができる。
(報知判断部)
上述のように、読取り結果報知部24は、報知判断部240を備えている(図1参照)。報知判断部240は、読取り装置16によって読み取られた情報コードに、使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれている場合に、前記使用者の個人情報から、報知すべきか否かを判断する。
コンビニエンスストアにおける使用者は、食品を購買した顧客がいれば、勤務年数の異なる店員もいる。特に後者の場合、勤務年数が長い店員にとっては、店にある加熱調理器の操作を熟知していると想定される。そのため、情報コードには、このような店員に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれている場合に、すべてを当該店員に報知すると当該店員にとって煩わしいことになりかねる。
そこで、報知すべきか否かを判断する報知判断部240を設けることで、上記のような店員の作業負担を軽減することが可能になる。また、一例として、報知するか否かの判断は店員の個人情報(個人コード)によって決定することが考えられる。
より詳細には、下記の構成が可能である。報知判断部240は、使用者の個人情報に特定の情報が含まれている場合、報知しないと判断してもよい。ここでいう「特定の情報」とは、例えば一定の勤務年数が挙げられる。具体的には、例えば半年以上勤続している店員には報知不要としてもよい。また、半年以上勤続とは一例にすぎず、本実施形態を限定するものではない。
上記の構成によれば、報知不要の使用者に報知しないと判断するので、当該使用者の負担を確実に軽減することが可能になる。
なお、加熱調理器1において、加熱停止した後、加熱中の食品の温度が所定の温度未満になれば、再加熱するようにしてもよい。この点について、下記の実施形態2において説明する。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施形態では、加熱調理器1による食品の加熱中に加熱を停止した後、当該食品の温度が所定温度未満になれば再加熱する例について説明する。
(加熱再開)
一例として、加熱調理器1において、食品の加熱を停止させた後、不図示の温度センサーによって検出される前記食品の温度が前記所定の温度未満の場合、制御部22は、前記加熱条件による前記食品の加熱を再開させてもよい。これにより、食品の固有の風味を確実に保つことができる。
また、実施形態1と同様に、ここでいう所定の温度とも、食品の種類又はユーザの嗜好に応じて好適に設定できる。さらに、一例として、食品の温度が所定の温度未満の場合とは、例えば20℃未満の場合が挙げられる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
前記実施形態1、2においては、不図示の温度センサーについて特に限定していなかったが、本実施形態では、温度センサーとしてより好ましいセンサー、例えば赤外線センサーについて説明する。
(赤外線センサー)
赤外線センサーは、加熱庫13の内部に配置された食品の温度を検知する。赤外線センサーであれば、包装されている食品に非接触で当該食品の温度を検知するため、食品を汚してしまう恐れがない。
また、赤外線センサーの設置位置について、加熱庫13の内部に配置された食品の温度を検知することができればよく、特に限定されない。例えば、赤外線センサーは、加熱調理器1の読取り装置16の近傍に設置されてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
加熱調理器1の制御ブロック(特に制御部22)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、加熱調理器1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る加熱調理器1は、加熱庫13と、被加熱対象となる食品に付与された、少なくとも食品の加熱条件を示す情報を含んだ情報コードを読み取る読取り装置16とを備え、前記情報コードを読み取って得られた情報に基づき加熱庫13の内部に配置された食品を加熱する加熱調理器1において、前記情報コードには、使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれており、前記情報コードに含まれる注意喚起を促す報知に必要な情報に基づいて、前記使用者に注意喚起を促すように報知する読取り結果報知部24を備える。
上記の構成によれば、情報コードに、加熱条件を示す情報以外に、使用者に注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれており、前記情報コードに含まれる注意喚起を促す報知に必要な情報に基づいて、前記使用者に注意喚起を促すように報知する読取り結果報知部24を備えることで、当該情報コードを読み取って加熱調理する際に、注意喚起が必要な場合に、使用者に対して注意喚起を促すための報知を行うことができる。これにより、安全性の高い加熱調理器を実現することができる。
本発明の態様2に係る加熱調理器1は、上記態様1において、前記使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報は、前記加熱条件による食品の加熱が終了した後で報知するための情報であり、前記読取り結果報知部は、加熱が終了した後で報知してもよい。
上記の構成によれば、加熱対象の食品が汁物であり、加熱による突沸等が生じる恐れがある場合に、使用者は注意しながら食品を安全に取り出すことができる。
本発明の態様3に係る加熱調理器1は、上記態様1において、前記使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報は、前記加熱条件による食品の加熱を開始する前に報知するための情報であり、前記読取り結果報知部は、加熱を開始する前に報知してもよい。
上記の構成によれば、使用者は加熱開始の前に加熱すべきでない食品が被加熱物に含まれているか否かを加熱調理前に知り、不要な加熱を無くし、加熱対象の食品のみを加熱することができる。
本発明の態様4に係る加熱調理器1は、上記態様1〜3の何れかにおいて、読取り装置16によって読み取られた情報コードに、使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれている場合に、前記使用者の個人情報から、報知すべきか否かを判断する報知判断部240を備えていてもよい。
上記の構成によれば、使用者によって報知するか否かを判断することができるので、報知不要の使用者の負担を軽減することが可能になる。
本発明の態様5に係る加熱調理器1は、上記態様4において、報知判断部240は、上記使用者の個人情報に特定の情報が含まれている場合、報知しないと判断してもよい。
上記の構成によれば、報知不要の使用者に報知しないこととなるので、当該使用者の負担を確実に軽減することが可能になる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 加熱調理器
11 操作パネル
12 前扉
13 加熱庫
13b 前面開口部
14 取手
15 コントロールフレーム
16 読取り装置
17 読取り装置基板
18 読取り窓
19 読取り領域
22 制御部
23 加熱動作部
24 読取り結果報知部
25 前扉開閉検知部
31 サーバ
240 報知判断部

Claims (5)

  1. 加熱庫と、被加熱対象となる食品に付与された、少なくとも食品の加熱条件を示す情報を含んだ情報コードを読み取る読取り装置とを備え、前記情報コードを読み取って得られた情報に基づき加熱庫の内部に配置された食品を加熱する加熱調理器において、
    前記情報コードには、使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれており、
    前記情報コードに含まれる注意喚起を促す報知に必要な情報に基づいて、前記使用者に注意喚起を促すように報知する読取り結果報知部を備えることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報は、前記加熱条件による食品の加熱が終了した後で報知するための情報であり、前記読取り結果報知部は、加熱が終了した後で報知することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報は、前記加熱条件による食品の加熱を開始する前に報知するための情報であり、前記読取り結果報知部は、加熱を開始する前に報知することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 前記読取り装置によって読み取られた情報コードに、使用者に対して注意喚起を促す報知に必要な情報が含まれている場合に、前記使用者の個人情報から、報知すべきか否かを判断する報知判断部を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記報知判断部は、
    前記使用者の個人情報に特定の情報が含まれている場合、報知しないと判断することを特徴とする請求項4に記載の加熱調理器。
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