JP2024032868A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】無負荷運転に起因する種々の問題の発生を低減する。【解決手段】本発明の加熱調理器(2)は、発光素子(61)と受光素子(62)と情報コードを読み取る読取り装置とを備え、受光素子(62)が受ける光の強度が所定値以下である場合に、食品の情報コードに応じた加熱条件にて食品の加熱を実行する。発光素子および読取り装置は、加熱庫の天面の側に位置し、かつ、幅方向における中央部に位置する。【選択図】図9
Description
本発明は、加熱庫内部に配置された食品を加熱する加熱調理器に関する。
従来、例えばコンビニエンスストアでは、販売した弁当等の食品を電子レンジ等の加熱調理器にて加熱し、客に手渡すサービスが行われている。
食品を加熱する場合の好適な加熱温度や加熱時間は、食品の種類によって異なる。そこで、特許文献1および2に示す加熱調理器では、食品の容器に記された、食品の種類を示すバーコードを読取り装置にて読み取り、食品の種類に応じた加熱情報(加熱温度や加熱時間)に従って食品を加熱するようにしている。
具体的には、特許文献1に記載の構成では、電子レンジにバーコードスキャナが接続され、ユーザがバーコードスキャナを手動操作して食品の容器に記されたバーコードを読み取るようになっている。
また、特許文献2に記載の構成では、加熱調理器の前面の一方の側部に設けられた第1のバーコード読取り装置に、食品の容器に記されたバーコードをかざしてバーコードを読み取るようになっている。あるいは加熱調理器の加熱庫内部に、容器に収容された食品を配置し、加熱庫の天壁に設けられた第2のバーコード読取り装置にて食品の容器に記されたバーコードを読み取るようになっている。
ところで、特許文献1、2の何れにおいても、バーコードスキャナや、第1あるいは第2のバーコード読取り装置が読み取りを行うタイミングについては記載されていない。しかしながら、これらの読取り装置が常に読み取りを行っている構成とすると、加熱庫内部から加熱後の食品を取り出す際、誤って当該食品の容器のバーコード読取る恐れがある。この場合、加熱庫から既に食品を取り出した後なので、加熱庫に食品が存在しない状態で加熱が行われることになる。つまり、無負荷運転を行うことになり、加熱調理器の加熱部、例えばマグネトロンに負担がかかり、機器寿命を短くするといいう問題が生じる。
本発明の一態様は、無負荷運転の発生を低減することにより、無負荷運転に起因する種々の問題の発生を低減できる加熱調理器の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る加熱調理器は、加熱庫と、前記加熱庫内の少なくとも一部に光を照射する発光素子と、前記発光素子が照射した光を受光する受光素子と、前記加熱庫内に食品が配置されているか否かを判定する判定部と、前記加熱庫内に配置された食品を加熱調理する加熱部と、前記加熱部を制御する加熱制御部と、情報コードを読み取る読取り装置と、を含み、前記判定部は、前記受光素子が受ける光の強度が所定値以下である場合に、前記加熱庫内に食品が存在すると判定し、前記加熱制御部は、少なくとも、前記判定部によって前記加熱庫内に食品が配置されていると判定された状態であることを条件として、前記読取り装置によって読み取られた前記情報コードに応じた加熱条件で、前記加熱部による前記食品の加熱調理を実行させ、前記発光素子および前記読取り装置は、前記加熱庫の前面開口部に対して天面の側に位置するとともに、幅方向における中央部に位置する。
本発明の一態様によれば、無負荷運転の発生を低減することにより、無負荷運転に起因する種々の問題の発生を低減できる。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態の加熱調理器1の本体に設けられた開閉自在の前扉12を閉じた状態を正面の斜め上方から見た場合の斜視図である。図2は、図1に示した加熱調理器1の前扉12を開放した状態を正面の斜め下方から見た場合の斜視図である。図3は、図1に示した加熱調理器1の前扉12を開放した状態を右斜め下方から見た場合の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態の加熱調理器1の本体に設けられた開閉自在の前扉12を閉じた状態を正面の斜め上方から見た場合の斜視図である。図2は、図1に示した加熱調理器1の前扉12を開放した状態を正面の斜め下方から見た場合の斜視図である。図3は、図1に示した加熱調理器1の前扉12を開放した状態を右斜め下方から見た場合の斜視図である。
(加熱調理器1の概要)
図1から図3に示すように、加熱調理器1は、例えば電子レンジであり、前面の上部に操作パネル11を有し、操作パネル11の下に前扉12を有している。前扉12は、前扉12の奥に設けられている加熱庫13を開閉する扉であり、閉状態にて加熱庫13の前面開口部13bを覆う。前扉12は、本実施形態において、向って左側の端部を中心として回転する横開き形式であり、回転中心と反対側の端部である、右端付近に取手14を有している。
図1から図3に示すように、加熱調理器1は、例えば電子レンジであり、前面の上部に操作パネル11を有し、操作パネル11の下に前扉12を有している。前扉12は、前扉12の奥に設けられている加熱庫13を開閉する扉であり、閉状態にて加熱庫13の前面開口部13bを覆う。前扉12は、本実施形態において、向って左側の端部を中心として回転する横開き形式であり、回転中心と反対側の端部である、右端付近に取手14を有している。
加熱庫13には、図2に示すように、庫内の天面13aに庫内撮影用のカメラ31(撮像部)が設けられている。カメラ31によって、加熱庫13内を撮影する。カメラ31による撮像画像によって食品の有無を判定する。
操作パネル11は、コントロールフレーム15の前面に設けられている。操作パネル11は、加熱調理器1の前後方向において、当該操作パネル11の前面が前扉12の前面とほぼ面一となるように設けられている。
コントロールフレーム15の内部には、操作パネル11の表示部30の制御や、入力キー等に対するユーザ操作の受け付け等を行う制御基板(図示せず)が設けられている。
(読取り装置16)
図4は、読取り装置16の設置状態を示すコントロールフレーム15の縦断面図である。図5は、読取り装置16の読取り領域19を示す説明図である。
図4は、読取り装置16の設置状態を示すコントロールフレーム15の縦断面図である。図5は、読取り装置16の読取り領域19を示す説明図である。
図4に示すように、コントロールフレーム15は、加熱調理器1の前方へ突出状に設けられている。読取り装置16は、読取り装置基板(回路基板)17の下面に取り付けられ、コントロールフレーム15の内部の下部に設けられている。読取り装置基板17は、読取り装置16の駆動回路を備えている。すなわち、読取り装置16は、加熱庫13の外部、かつ加熱庫13の前面開口部13bの上方位置を設置位置とし、設置位置よりも下方に読取り領域19を有するように設けられている。
読取り装置16は、例えばバーコードリーダであり、加熱調理器1にて加熱する食品あるいは食品の容器に付与された情報コード(例えばバーコード)を読み取るようになっている。
読取り装置16は、図5に示すように、読取り装置16の下方領域を読取り領域19としており、コントロールフレーム15は、読取り装置16と対向する下壁部の部分に、透明の読取り窓18を有している。
読取り装置16の読取り領域19は、ユーザが目視にて読取り領域19を理解できるように、例えば赤色の光にて示すようになっている。この赤色の光は、読取り領域照明部21(図7参照)が照射する。読取り領域照明部21としては、例えば赤色LEDが用いられる。なお、読取り領域19を示す光は赤色に限定されず、ユーザが目視可能な他の光、例えばレーザ等であってもよい。また、赤色LEDの個数は1個でもよいし、複数個であってもよい。
また、読取り装置16は、図2および図3に示すように、加熱庫13の前面開口部13bの幅方向(左右方向)の中央部に設けられている。
なお、読取り装置16は、カメラのような撮像装置であってもよく、情報コード(例えばバーコード)を画像として読取ってもよい。
(情報コード)
図6の(a)は、二次元コード(QRコード(登録商標))からなる情報コードの例を示す説明図、図6の(b)は、一次元バーコードからなる情報コードの例を示す説明図である。
図6の(a)は、二次元コード(QRコード(登録商標))からなる情報コードの例を示す説明図、図6の(b)は、一次元バーコードからなる情報コードの例を示す説明図である。
情報コードは、食品の加熱調理をするために用いられる。例えば情報コードは、食品の種類を示す情報、種類を示した食品の加熱調理の条件を示す情報(加熱情報)を含んでいる。加熱情報は、加熱調理に必要な情報であり、加熱調理器1における加熱時間、高周波出力のワット数を含んでいる。情報コードは、具体的には、食品の種類、例えば食品が弁当であること(あるいはさらに弁当の種類)や、おにぎりであること(あるいはさらにはおにぎりの種類)を示す情報と、それら示された食品に応じた加熱時間、高周波出力のワット数を含む加熱情報とを含んでいる。この情報コードは、食品あるいは食品の容器に、例えば印刷あるいはシールによって付与されている。なお、情報コードは、特定した食品の加熱調理をするために用いられるため、食品を特定する情報のみを含み、特定した食品の加熱情報を外部のサーバ51(図8)から取得するようにしてもよい。また、情報コードは、食品の加熱情報のみを含んでいてもよい。
なお、情報コードは、例えば図6の(a)に示すように、二次元コードであってもよいし、図6の(b)に示すように、一次元バーコードであってもよい。なお、情報コードは、食品の種類を示すことができるものであればよく、特にバーコード等に限定されない。
(制御装置)
図7は、加熱調理器1が備える制御装置の構成を示すブロック図である。制御装置は、加熱調理器1の動作を制御する制御部22を備えている。制御部22は、例えばマイクロコンピュータからなり、CPU、ROMおよびRAMを有する。
図7は、加熱調理器1が備える制御装置の構成を示すブロック図である。制御装置は、加熱調理器1の動作を制御する制御部22を備えている。制御部22は、例えばマイクロコンピュータからなり、CPU、ROMおよびRAMを有する。
図7に示すように、制御部22には、操作パネル11、加熱動作部23、読取り装置16、読取り領域照明部21、読取り結果報知部24、前扉開閉検知部25およびメモリ(記憶部)52が接続されている。前扉開閉検知部25は、例えば前扉12が閉じられたときにオンするスイッチからなり、前扉12の開状態および閉状態を検知する。
加熱動作部23は、加熱庫13に配置された食品を加熱する動作部であり、例えばマイクロ波出力装置やヒータである。読取り結果報知部24は、ブザーや音声発生部であり、制御部22に制御されて、読取り装置16による情報コードの読み取りの成功または失敗をユーザに報知する。
制御部22は、例えばインターネット回線を使用してサーバ51と通信可能である。サーバ51には、各種食品の種類に応じた加熱情報が登録されている。制御部22は、読取り装置16が情報コードを読み取ることによって取得した食品の種類に応じた加熱情報をサーバ51から取得し、取得した加熱情報に従って食品が加熱されるように、加熱動作部23を制御する。なお、食品の種類に応じた加熱情報は、加熱調理器1自体が有していてもよい。この場合、加熱調理器1はサーバ51との通信は不要である。
さらに、制御部22は、加熱庫13内での食品40の有無を判定する判定部22a、判定部22aの判定結果に基づき、加熱動作部23の加熱動作を制御する加熱制御部22b、読取り装置16の読取り動作を制御する読取り制御部22cを含んでいる。
(加熱制御(1))
図8は、加熱調理器1における食品の有無の判定方法を示す説明図である。判定部22aは、カメラ31が撮像した画像に基づいて、加熱庫13内での食品40の有無を判定する。すなわち、判定部22aは、カメラ31が撮像した画像を解析し結果して得られた画像が、符号1181に示す画像であれば、加熱庫13内に食品40が有ると判定し、得られた画像が符号1182に示す画像であれば、加熱庫13内に食品40が無いと判定する。
図8は、加熱調理器1における食品の有無の判定方法を示す説明図である。判定部22aは、カメラ31が撮像した画像に基づいて、加熱庫13内での食品40の有無を判定する。すなわち、判定部22aは、カメラ31が撮像した画像を解析し結果して得られた画像が、符号1181に示す画像であれば、加熱庫13内に食品40が有ると判定し、得られた画像が符号1182に示す画像であれば、加熱庫13内に食品40が無いと判定する。
加熱制御部22bは、前扉開閉検知部25の検知結果が、前扉12が閉じていることを示す検知結果であり、且つ、判定部22aの判定結果が加熱庫13内に食品40が有ることを示す結果であれば、加熱動作部23による加熱動作を許可する。一方、加熱制御部22bは、前扉開閉検知部25の検知結果が、前扉12が閉じていることを示す検知結果であっても、判定部22aの判定結果が加熱庫13内に食品40が無いことを示す結果であれば、加熱動作部23による加熱動作を許可しない。すなわち、加熱制御部22bは、少なくとも、判定部22aによって加熱庫13内に食品40が配置されていると判定された状態である、かつ、前扉開閉検知部25によって前扉12が閉じたことが検知されることを条件として、加熱動作部23による食品40の加熱調理を実行させる。
読取り制御部22cは、判定部22aの判定結果が、食品40が有ることを示す結果であれば、所定時間、読取り装置16による情報コードの読取り動作を停止させる、あるいは、所定時間に読取り装置16によって読み取られた情報コードをキャンセルする。これにより、加熱庫13内に食品40があれば、読取り装置16による不要な情報コードの読取りが行われなくなる。例えば、加熱庫13内に食品40が有る状態で、前扉12が開放され、別の食品40の情報コードを読取り可能な状態であっても、読取り装置16による情報コードの読取りは行われない。
読取り制御部22cは、読取り装置16による情報コードの読取り動作の停止解除は、判定部22aの判定結果が加熱庫13内に食品40が無いことを示す結果を受信したときに行う。
メモリ52には、読取り装置16が読み取った情報コードに含まれる加熱情報が記憶される。これにより、情報コードを一度読み取った食品に関しては、加熱情報が加熱調理器1のメモリ52に登録されるので、加熱情報を加熱調理器1の外部から情報コードを読み取る都度取得する必要がなくなる。
(加熱制御(2))
加熱制御部22bによる加熱制御を実行する条件として、さらに、加熱庫13内に配置されている食品40の情報コードが読取り装置16によって読取られていることを加えてもよい。すなわち、加熱制御部22bは、判定部22aの判定結果が加熱庫13内に食品40が配置されていることを示し、加熱庫13内に配置されている食品40の情報コードが読取り装置16によって読取られているとき、前扉開閉検知部25の検知結果が前扉12が閉じていることを示せば、食品40の加熱制御を行う。
加熱制御部22bによる加熱制御を実行する条件として、さらに、加熱庫13内に配置されている食品40の情報コードが読取り装置16によって読取られていることを加えてもよい。すなわち、加熱制御部22bは、判定部22aの判定結果が加熱庫13内に食品40が配置されていることを示し、加熱庫13内に配置されている食品40の情報コードが読取り装置16によって読取られているとき、前扉開閉検知部25の検知結果が前扉12が閉じていることを示せば、食品40の加熱制御を行う。
これにより、前扉12を閉めると、読取り装置16によって情報コードに応じた加熱制御を、加熱庫13に配置された食品40に対して実行することができる。
(加熱調理器1の動作)
上記の構成において、加熱調理器1の動作について以下に説明する。ここでは、食品40を、容器の上面に情報コードが付与された弁当とし、この弁当を加熱調理器1にて加熱する場合について説明する。
上記の構成において、加熱調理器1の動作について以下に説明する。ここでは、食品40を、容器の上面に情報コードが付与された弁当とし、この弁当を加熱調理器1にて加熱する場合について説明する。
まず、ユーザは、操作パネル11の案内表示20(例えば、「ドアを開けて赤色の光に情報コードをかざしてください」)を確認する。そして、ユーザは、この案内表示20に従って、前扉12を開ける。この前扉12の開放状態を前扉開閉検知部25が検知すると、制御部22は、読取り装置16および読取り領域照明部21を動作させる。
次に、ユーザは、操作パネル11の案内表示20に従って、読取り装置16の読取り領域19に情報コードが入るように(情報コードに赤色の光が当たるように)、弁当を入れる。
この動作により、読取り装置16は弁当に付与された情報コードを読み取る。読取り装置16による情報コードの読み取りが成功すると、制御部22は、その読取り結果を読取り結果報知部24にてユーザに報知させる。この場合の読取り結果報知部24の動作は、例えば「ピー」という連続音を発する動作、「情報コードの読み取りが成功しました」という音声を発する動作、あるいはそれら両方である。
ユーザは、読取り結果報知部24にて情報コードの読み取りの成功が知らされると、弁当を加熱庫13の庫内側に移動させ、加熱庫13内の所定の位置(フラットプレート13c上)に配置する。このとき、制御部22は、判定部22aによって弁当が加熱庫13の庫内に配置されている判定され、この判定結果に基づき加熱制御部22bによる加熱制御、すなわち加熱動作部23による加熱動作が許可される。制御部22は、情報コードの読み取りが成功すると、サーバ51と通信し、情報コードが示す食品の種類の応じた加熱情報をサーバ51から取得する。その後、制御部22は、ユーザが前扉12が閉じると、前扉開閉検知部25から前扉12が閉じたことを示す検知結果を加熱制御部22bに送り、取得した加熱情報に従って加熱庫13内の弁当を加熱する。
以上のようにして、弁当の温めが完了すると、その旨がユーザに報知され、ユーザは、加熱庫13内から弁当を取り出す。弁当を加熱庫13内から取り出すことにより、制御部22の判定部22aは、弁当が加熱庫13に無いと判定する。この判定部22aの判定結果(弁当が無い)に基づき、加熱制御部22bは、前扉12が閉じても加熱動作部23による加熱動作を許可しない。
ここで、判定部22aは、加熱制御部22bによる加熱庫13内の弁当の加熱制御中であっても、当該弁当の有無については常に判定しているものとする。これにより、弁当が加熱庫13内に無い状態、すなわち無負荷状態での加熱は行われない。これは、例えば、加熱制御中にユーザによって前扉12が開放され、弁当が取り出された場合を想定している。すなわち、加熱制御部22bは、加熱庫13内の弁当を加熱中に、前扉開閉検知部25によって前扉12が開いたことが検知された場合、当該加熱制御を停止する。
また、加熱庫13に食品の配置の有無を、例えば操作パネル11の表示部30に食品マークの点灯・非点灯でユーザに報知するようにしてもよい。例えば、加熱庫13内に食品有りの場合、食品マークを点灯し、加熱庫13内に食品無しの場合、食品マークを消灯する。これにより、ユーザは、加熱庫13内を目視することなく、当該加熱庫13内の食品の有無を知ることができる。
(効果)
上記構成の加熱調理器1によれば、判定部22aによって加熱庫13内に食品40が配置されていると判定された状態で、前扉開閉検知部25によって前扉12が開いたことが検知されると、加熱制御部22baによる食品40の加熱制御が許可され、実行される。これにより、加熱庫13内に食品40が配置されていないという無負荷状態での加熱は行われない。これにより、加熱庫13内に食品40(加熱対象物)が存在しない状態、すなわち無負荷状態での加熱動作部23による加熱動作(無負荷運転)が許可されないので、無負荷運転に起因する問題が生じない。例えば、無負荷運転によってマグネトロンに負担がかかり、機器寿命を短くするといいう問題は生じない。
上記構成の加熱調理器1によれば、判定部22aによって加熱庫13内に食品40が配置されていると判定された状態で、前扉開閉検知部25によって前扉12が開いたことが検知されると、加熱制御部22baによる食品40の加熱制御が許可され、実行される。これにより、加熱庫13内に食品40が配置されていないという無負荷状態での加熱は行われない。これにより、加熱庫13内に食品40(加熱対象物)が存在しない状態、すなわち無負荷状態での加熱動作部23による加熱動作(無負荷運転)が許可されないので、無負荷運転に起因する問題が生じない。例えば、無負荷運転によってマグネトロンに負担がかかり、機器寿命を短くするといいう問題は生じない。
さらに、上記2つの条件に、読取り装置16によって食品40の情報コードが読み込まれていることを条件として加えることで、無負荷状態での加熱は行われないという効果に加えて、食品40を情報コードに基づいて適切に加熱することが可能となる。
なお、本実施形態では、判定部22aによる加熱庫13内の食品40の配置の有無は、カメラ31によって撮像された画像を解析することで行っていたが、これに限定されるものではない。例えば、以下の実施形態2において説明するように、発光素子、受光素子を設けて透過光の有無から、加熱庫13内の食品40の配置の有無を判定してもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(加熱調理器2の概要)
図9は、本実施形態の加熱調理器2の前扉12を開放した状態の正面図である。加熱調理器2は、図9に示すように、天面13aに発光素子61が設けられ、底面のフラットプレート13cの下に、発光素子61が照射した光を受光する受光素子62が設けられている。フラットプレート13cは、光透過性の素材で形成されているため、当該フラットプレート13cの下に設けられた受光素子62は発光素子61が照射した光を受光できる。このように、発光素子61と受光素子62とを用いて、加熱庫13内に載置される食品の有無を検知するようになっている。加熱庫13内の食品の有無判定についての詳細は後述する。
図9は、本実施形態の加熱調理器2の前扉12を開放した状態の正面図である。加熱調理器2は、図9に示すように、天面13aに発光素子61が設けられ、底面のフラットプレート13cの下に、発光素子61が照射した光を受光する受光素子62が設けられている。フラットプレート13cは、光透過性の素材で形成されているため、当該フラットプレート13cの下に設けられた受光素子62は発光素子61が照射した光を受光できる。このように、発光素子61と受光素子62とを用いて、加熱庫13内に載置される食品の有無を検知するようになっている。加熱庫13内の食品の有無判定についての詳細は後述する。
(制御装置)
図10は、加熱調理器2が備える制御装置の構成を示すブロック図である。制御装置は、前記実施形態1の加熱調理器1においてカメラ31の制御する代わりに、発光素子61および受光素子62の制御を行う。発光素子61および受光素子62の制御以外は、前記実施形態1と同じ制御を行うので、詳細は省略する。
図10は、加熱調理器2が備える制御装置の構成を示すブロック図である。制御装置は、前記実施形態1の加熱調理器1においてカメラ31の制御する代わりに、発光素子61および受光素子62の制御を行う。発光素子61および受光素子62の制御以外は、前記実施形態1と同じ制御を行うので、詳細は省略する。
制御部22は、加熱庫13内に食品40が存在しているか否かを判定する判定部22a、判定部22aの判定結果に基づき加熱動作部23の加熱動作を制御する加熱制御部22bを含んでいる。
判定部22aは、受光素子62からの信号に基づいて、加熱庫13内に食品40が存在しているか否かを判定する。ここで、判定部22aは、受光素子62から受光していることを示す信号を受け取ると、加熱庫13内に食品40が配置されていないと判定し、受光素子62から受光していないことを示す信号を受け取ると、加熱庫13内に食品40が配置されていると判定する。
加熱制御部22bは、判定部22aの判定結果が加熱庫13内に食品40があることを示す結果であれば、加熱動作部23による加熱動作を許可し、一方、加熱庫13内に食品40が無いことを示す結果であれば、加熱動作部23による加熱動作を許可しない。
(加熱庫13内の食品の有無判定)
図11は、図9に示す加熱調理器2を模式的に示した模式図である。図11の符号1111に示すように、加熱庫13内に食品40を配置した状態では、発光素子61から照射した光は食品40に遮られて受光素子62によって受光されない。すなわち、加熱庫13内に食品40が配置されている状態では、受光素子62からは受光していないことを示す信号が後述する制御部22に送られる。
図11は、図9に示す加熱調理器2を模式的に示した模式図である。図11の符号1111に示すように、加熱庫13内に食品40を配置した状態では、発光素子61から照射した光は食品40に遮られて受光素子62によって受光されない。すなわち、加熱庫13内に食品40が配置されている状態では、受光素子62からは受光していないことを示す信号が後述する制御部22に送られる。
一方、図11の符号1112に示すように、食品40を加熱庫13内に配置した状態から取り出した場合、発光素子61から照射された光は受光素子62によって受光される。従って、受光素子62からは受光していることを示す信号(受光信号)が後述する制御部22に送られる。
以上のように、制御部22は、受光素子62からの信号に基づいて、加熱庫13内に食品40が配置されているか否かを判定する。すなわち、発光素子61と受光素子62とを用いることで、加熱庫13内に食品40が配置されているか否かを判定することができる。
本実施形態では、発光素子61と受光素子62とを対向させることで、発光素子61が発光した光を加熱庫13内において透過した透過光を受光素子62が受光し、その受光強度から食品40が配置されているか否かを判定していたが、これに限定されるものではない。例えば、発光素子61と受光素子62と同側に設けて、発光素子61が発光した光を加熱庫13内において反射した反射光を受光素子62が受光し、その受光強度から食品40が配置されているか否かを判定するようにしてもよい。すなわち、判定部22aは、加熱庫13内において食品40が配置される位置に照射された光、または、加熱庫13内において反射した反射光の受光強度から、当該加熱庫13内に食品40が配置されているか否かを判定する。
(効果)
上記構成の加熱調理器2においても、発光素子61と受光素子62とを用いて食品40が配置されているか否かを判定しているので、前記実施形態1の加熱調理器1と同様に、加熱庫13内に食品40が配置されていないという無負荷状態での加熱は行われない。これにより、加熱庫13内に食品40(加熱対象物)が存在しない状態、すなわち無負荷状態での加熱動作部23による加熱動作(無負荷運転)が許可されないので、無負荷運転に起因する問題が生じない。例えば、無負荷運転によってマグネトロンに負担がかかり、機器寿命を短くするといいう問題は生じない。
上記構成の加熱調理器2においても、発光素子61と受光素子62とを用いて食品40が配置されているか否かを判定しているので、前記実施形態1の加熱調理器1と同様に、加熱庫13内に食品40が配置されていないという無負荷状態での加熱は行われない。これにより、加熱庫13内に食品40(加熱対象物)が存在しない状態、すなわち無負荷状態での加熱動作部23による加熱動作(無負荷運転)が許可されないので、無負荷運転に起因する問題が生じない。例えば、無負荷運転によってマグネトロンに負担がかかり、機器寿命を短くするといいう問題は生じない。
つまり、従来のように、無負荷運転であることを判定するために、一度加熱制御を行ってからマグネトロンの温度を検出する場合に比べて、機器に負担をかけないで済むので、機器の寿命を延ばすことができる。
なお、本実施形態では、発光素子61を、食品40の検知用に設けたが、発光素子61が照射する光が可視光であれば、発光素子61を設ける代わりに、加熱庫13内に予め設けられている庫内灯(図示せず)を使用してもよい。この場合、加熱庫13内に食品40を配置したときに、庫内灯の光が遮られる位置に受光素子62を配置すればよい。このように、発光素子61が照射する光が可視光であれば、既存の庫内灯を用いることができる。
しかしながら、発光素子61が照射する光は、赤外光であってもよい。この場合、受光素子62が受光する光も赤外光である必要がある。このように、赤外光を用いて、加熱庫13内の食品40の有無を判定する場合、可視光を用いる場合に比べて、外光等のノイズの影響を受けにくい。
一般に、加熱調理器には、前記実施形態1,2において説明した高周波を用いた加熱調理と、ヒータを用いたオーブン調理とを切替えるものがある。オーブン調理において、加熱対象となる食品を搭載する角皿を加熱庫内にセットして使用することがある。通常、角皿は、金属製であるため、高周波調理には向かない。従って、加熱庫内に金属製の角皿がセットされている場合には、高周波調理を行わないようにする必要がある。以下の実施形態3では、加熱庫内の金属製の角皿の有無を検出して、角皿を検出した場合に高周波調理を行わないようにする例について説明する。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(加熱調理器3の概要)
図12は、本実施形態の加熱調理器3の前扉12を開放した状態の正面図である。加熱調理器3は、図12に示すように、加熱庫13を正面から見たときに左右の側壁13dそれぞれに、前後方向に水平に延びる案内部32が形成されている。案内部32は、側壁13dに溶接などによって取付けられていてもよいし、側壁13dを絞り加工することによって形成されていてもよい。
図12は、本実施形態の加熱調理器3の前扉12を開放した状態の正面図である。加熱調理器3は、図12に示すように、加熱庫13を正面から見たときに左右の側壁13dそれぞれに、前後方向に水平に延びる案内部32が形成されている。案内部32は、側壁13dに溶接などによって取付けられていてもよいし、側壁13dを絞り加工することによって形成されていてもよい。
2つの案内部32は、互いに対向し、且つ、底面のフラットプレート13cから同じ高さに形成されている。そして、案内部32は、オーブン調理で使用する角皿34が載置される。2つの案内部32の少なくとも一方の奥側上部に、角皿34の載置の有無を判定する角皿検知センサ(角皿載置判定部)33が設けられている。角皿検知センサ33は、角皿34が案内部32の所定の位置に載置されているか否かを判定できるものであればどのような種類のセンサであってもよい。加熱庫13内の角皿34の載置の有無の判定についての詳細は後述する。
(制御装置)
図13は、加熱調理器3が備える制御装置の構成を示すブロック図である。制御装置は、前記実施形態1の加熱調理器1の制御部22に対して、さらに、角皿検知センサ33を含んであり、角皿検知の制御を行う。角皿検知センサ33を用いた制御以外は、前記実施形態1と同じ制御を行うので、詳細は省略する。
図13は、加熱調理器3が備える制御装置の構成を示すブロック図である。制御装置は、前記実施形態1の加熱調理器1の制御部22に対して、さらに、角皿検知センサ33を含んであり、角皿検知の制御を行う。角皿検知センサ33を用いた制御以外は、前記実施形態1と同じ制御を行うので、詳細は省略する。
制御部22は、加熱庫13内に食品40が存在しているか否かを判定する判定部22a、判定部22aの判定結果に基づき加熱動作部23の加熱動作を制御する加熱制御部22bを含んでいる。
判定部22aは、カメラ31が撮像した画像から、加熱庫13内に食品40が存在しているか否かを判定する。
また、判定部22aは、角皿検知センサ33からの検知信号に基づいて、加熱庫13内の角皿34の有無を判定する。具体的には、判定部22aは、角皿検知センサ33から受け取った検知信号が、加熱庫13内に角皿34が設置されていることを示す信号であれば、加熱庫13内に角皿34は配置されていないと判定する。
加熱制御部22bは、判定部22aの判定結果が加熱庫13内に食品40があることを示す結果であるか、あるいは、判定部22aの判定結果が加熱庫13内に角皿34がないことを示す結果であれば、加熱動作部23による加熱動作を許可する。一方、加熱制御部22bは、加熱庫13内に食品40が無いことを示す結果であるか、あるいは、判定部22aの判定結果が加熱庫13内に角皿34があることを示す結果であれば、加熱動作部23による加熱動作を許可しない。すなわち、加熱制御部22bは、角皿検知センサ33によって角皿34が検知されれば、オーブン調理以外の加熱調理のための加熱制御(主に、高周波加熱)を実行しない。加熱制御部22bは、角皿検知センサ33によって角皿34が所定の位置に載置されていると判定されれば、加熱動作部23にオーブン調理の実行を許可する一方、高周波加熱を実行させない。
(効果)
上記構成の加熱調理器3においても、発光素子61と受光素子62とを用いて食品40が配置されているか否かを判定しているので、前記実施形態1の加熱調理器1と同様に、加熱庫13内に食品40が配置されていないという無負荷状態での加熱は行われない。これにより、加熱庫13内に食品40(加熱対象物)が存在しない状態、すなわち無負荷状態での加熱動作部23による加熱動作(無負荷運転)が許可されないので、無負荷運転に起因する問題が生じない。例えば、無負荷運転によってマグネトロンに負担がかかり、機器寿命を短くするといいう問題は生じない。
上記構成の加熱調理器3においても、発光素子61と受光素子62とを用いて食品40が配置されているか否かを判定しているので、前記実施形態1の加熱調理器1と同様に、加熱庫13内に食品40が配置されていないという無負荷状態での加熱は行われない。これにより、加熱庫13内に食品40(加熱対象物)が存在しない状態、すなわち無負荷状態での加熱動作部23による加熱動作(無負荷運転)が許可されないので、無負荷運転に起因する問題が生じない。例えば、無負荷運転によってマグネトロンに負担がかかり、機器寿命を短くするといいう問題は生じない。
つまり、従来のように、無負荷運転であることを判定するために、一度加熱制御を行ってからマグネトロンの温度を検出する場合に比べて、機器に負担をかけないで済むので、機器の寿命を延ばすことができる。
なお、本実施形態では、発光素子61を、食品40の検知用に設けたが、発光素子61が照射する光が可視光であれば、発光素子61を設ける代わりに、加熱庫13内に予め設けられている庫内灯(図示せず)を使用してもよい。この場合、加熱庫13内に食品40を配置したときに、庫内灯の光が遮られる位置に受光素子62を配置すればよい。このように、発光素子61が照射する光が可視光であれば、既存の庫内灯を用いることができる。
しかしながら、発光素子61が照射する光は、赤外光であってもよい。この場合、受光素子62が受光する光も赤外光である必要がある。このように、赤外光を用いて、加熱庫13内の食品40の有無を判定する場合、可視光を用いる場合に比べて、外光等のノイズの影響を受けにくい。
(変形例1)
図14は、前記実施形態1の加熱調理器1におけるカメラ31が撮像した映像を用いた食品40の有無を判定する他の例を説明する図である。
図14は、前記実施形態1の加熱調理器1におけるカメラ31が撮像した映像を用いた食品40の有無を判定する他の例を説明する図である。
加熱調理器1の加熱庫13のフラットプレート13c上に当該フラットプレート13cの色と異なる色の食品検知マーク26を複数個設ける。食品検知マーク26は、耐熱性のシールにより、フラットプレート13cに貼り付けてもよいし、あるいは、フラットプレート13c上に直接描いてもよい。食品検知マーク26は、フラットプレート13c上に複数個設けるのが好ましい。例えば、複数個の食品検知マーク26は、図14の符号1411に示すように、フラットプレート13cの中央部付近であって、図14の符号1412に示すように、食品40を載置した状態で、全ての食品検知マーク26が隠れない範囲に設ける。
図14の符号1411に示すように、食品検知マーク26の数を16個とした場合、図14の符号1412に示すように、食品40が載置されると、当該食品40によって隠されない食品検知マーク26が12個となる。この結果、食品40が載置される前の食品検知マーク26の数よりも、食品40が載置された後の食品検知マーク26の数が少なくなる。このように、認識できる食品検知マーク26の数により食品40が加熱庫13内に載置されているか否かを判定することができる。具体的には、カメラ31によって加熱庫13内を撮像して得られた映像から食品検知マーク26を抽出し、抽出した食品検知マーク26の数から食品40の有無を判定する。この場合、カメラ31によって撮像された映像から食品検知マーク26を抽出するだけでよいので、映像全体を解析して加熱庫13内に食品40が載置されているか否かを判定する場合より簡単に食品40の有無を判定することができる。
(変形例2)
図15は、前記実施形態3の加熱調理器3における角皿34の有無を判定する他の例を説明する図である。
図15は、前記実施形態3の加熱調理器3における角皿34の有無を判定する他の例を説明する図である。
前記実施形態3の加熱調理器3では、加熱庫13内に設けられた角皿検知センサ33を用いて角皿34の有無を検知していたが、ここでは、フラットプレート13cの4隅に形成された角皿検知マーク27を用いて、角皿34の有無を検知する。
加熱調理器3の加熱庫13のフラットプレート13c上に当該フラットプレート13cの色と異なる色の複数個の食品検知マーク26と、これら食品検知マーク26よりも外側、すなわちフラットプレート13cの4隅に角皿検知マーク27を設ける。角皿検知マーク27も、食品検知マーク26と同様に、耐熱性のシールにより、フラットプレート13cに貼り付けてもよいし、あるいは、フラットプレート13c上に直接描いてもよい。例えば、角皿検知マーク27は、図15の符号1511に示すように、フラットプレート13cの4隅であって、図15の符号1512に示すように、角皿34を載置した状態で、角皿検知マーク27の全てが隠れる位置に設ける。
図15の符号1511に示すように、フラットプレート13c上に角皿34が載置されていない状態であれば、角皿検知マーク27を認識でき、さらに、食品40も載置されていなければ、食品検知マーク26の全てを認識できる。また、図15の符号1512に示すように、フラットプレート13c上に角皿34が載置されると、食品検知マーク26の全てと、角皿検知マーク27の全てが認識できないようになる。具体的には、カメラ31によって加熱庫13内を撮像して得られた映像から抽出した食品検知マーク26および角皿検知マーク27の検出の有無に角皿34の有無を判定する。すなわち、映像から食品検知マーク26および角皿検知マーク27を抽出できない場合、角皿34はフラットプレート13c上に載置されていると判定し、抽出できた場合、角皿34はフラットプレート13c上に載置されていないと判定する。この場合、カメラ31によって撮像された映像から角皿検知マーク27の抽出できるか否かによって角皿34の有無を判定すればよいので、角皿検知センサ33を設ける必要は無く、簡単な構成で角皿34の有無を判定することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
制御部22の制御ブロック(特に判定部22a、加熱制御部22b、読取り制御部22c)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
制御部22の制御ブロック(特に判定部22a、加熱制御部22b、読取り制御部22c)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、制御部22は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing
Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ
、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ
、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本開示の他の発明の態様1に係る加熱調理器は、加熱庫13と、前記加熱庫13に設けられた扉(前扉12)と、前記扉(前扉12)の開閉を検知する開閉検知部(前扉開閉検知部25)と、前記加熱庫13内に食品40が配置されているか否かを判定する判定部22aと、前記加熱庫13内に配置された食品40を高周波により加熱する加熱部(加熱動作部23)と、前記加熱部(加熱動作部23)の加熱動作を制御する加熱制御部22bと、を含み、前記加熱制御部22bは、少なくとも、前記判定部22aによって前記加熱庫13内に食品40が配置されていると判定された状態である、前記開閉検知部(前扉開閉検知部25)によって前記扉(前扉12)が閉じたことが検知されることを条件として、前記加熱部(加熱動作部23)による前記食品40の加熱調理を実行させる。
本開示の他の発明の態様1に係る加熱調理器は、加熱庫13と、前記加熱庫13に設けられた扉(前扉12)と、前記扉(前扉12)の開閉を検知する開閉検知部(前扉開閉検知部25)と、前記加熱庫13内に食品40が配置されているか否かを判定する判定部22aと、前記加熱庫13内に配置された食品40を高周波により加熱する加熱部(加熱動作部23)と、前記加熱部(加熱動作部23)の加熱動作を制御する加熱制御部22bと、を含み、前記加熱制御部22bは、少なくとも、前記判定部22aによって前記加熱庫13内に食品40が配置されていると判定された状態である、前記開閉検知部(前扉開閉検知部25)によって前記扉(前扉12)が閉じたことが検知されることを条件として、前記加熱部(加熱動作部23)による前記食品40の加熱調理を実行させる。
上記の構成によれば、加熱庫内に食品が配置されていると判定された状態で、扉が閉じられたことが検知されると、加熱部による食品の加熱が実行されるので、加熱庫内に食品が配置されていると判定されていても、扉が閉じたことが検知されなければ、食品は加熱されない。また、加熱庫内に食品が配置されていないと判定されたときに、扉が閉じられたことが検知されても、加熱部による加熱は実行されない。すなわち、加熱庫内に食品(負荷)を配置されていない状態(無負荷状態)での加熱は実行されない。従って、無負荷状態での加熱部による加熱動作(無負荷運転)を低減できるので、無負荷運転に起因する種々の問題も低減できる。
本開示の他の発明の態様2に係る加熱調理器は、上記態様1において、食品40の種類を少なくとも示す情報コードを読み取る読取り装置16をさらに含み、前記加熱制御部22bは、前記読取り装置16によって読取られた前記食品40の情報コードに応じた加熱条件で、前記加熱部(加熱動作部23)の加熱動作を制御してもよい。
上記の構成によれば、食品に適切な加熱条件によって加熱することができる。
本開示の他の発明の態様3に係る加熱調理器は、上記態様1または2において、前記判定部22aは、前記加熱庫13内を撮影して得られた撮像データを解析して、当該加熱庫13内に食品40が配置されているか否かを判定してもよい。
上記の構成によれば、加熱庫内を撮影するだけで、簡単に、加熱庫内に食品が配置されているか否かを判定することができる。
本開示の他の発明の態様4に係る加熱調理器は、上記態様1または2において、前記判定部22aは、前記加熱庫13内において前記食品40が配置される位置に照射された光、または、前記加熱庫13内において反射した反射光の受光強度から、当該加熱庫13内に食品が配置されているか否かを判定してもよい。
上記の構成によれば、加熱庫内を透過または反射した光の受光強度から、加熱庫内に食品が配置されているか否かを判定するようになっているので、光を照射する発光部および光を受光する受光部だけを設ければ良い。従って、カメラ等の撮像装置によって撮像された画像を解析する等のような煩雑な処理は不要となる。
本開示の他の発明の態様5に係る加熱調理器は、上記態様1または2において、前記加熱部(加熱動作部23)は、加熱調理としてオーブン調理が実行可能であり、加熱対象となる食品40を配置する角皿34と、前記角皿34が前記加熱庫13の所定の位置に載置されているか否かを判定する角皿載置判定部(角皿検知センサ33)と、を含み、前記加熱制御部22bは、前記角皿載置判定部(角皿検知センサ33)によって前記角皿34が所定の位置に載置されていると判定されれば、前記加熱部(加熱動作部23)による前記オーブン調理の実行を許可する一方、高周波加熱を実行させないようにしてもよい。
上記構成によれば、角皿を載置した場合に、オーブン調理の実行を許可して、高周波加熱による加熱調理は実行させない。これにより、特に角皿が金属製の場合に高周波加熱を行えば放電現象が発生するため、この放電現象を発生させることはない。
本開示の他の発明の態様6に係る加熱調理器は、上記態様1~5の何れか1態様において、前記加熱制御部22bは、前記加熱部(加熱動作部23)による加熱動作の制御中に、前記開閉検知部(前扉開閉検知部25)によって前記扉(前扉12)が開いたことが検知された場合、当該制御を停止してもよい。
上記構成によれば、無負荷状態での加熱は行われない。
本開示の他の発明の態様7に係る加熱調理器は、上記態様1~6の何れか1態様において、前記加熱部(加熱動作部23)による加熱は、高周波加熱であってもよい。
上記構成によれば、加熱部による加熱が高周波加熱であれば、無負荷状態での加熱を行わないことがより好ましい。つまり、高周波加熱をする際に、無負荷状態であれば、マグネトロンの故障等の種々の問題が発生するが、無負荷状態での高周波加熱を行わないのであれば、無負荷状態での高周波加熱に起因する問題は生じない。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1、2、3 加熱調理器
11 操作パネル
12 前扉(扉)
13 加熱庫
13a 天面
13b 前面開口部
13c フラットプレート
13d 側壁
14 取手
15 コントロールフレーム
16 読取り装置
17 装置基板
19 領域
20 案内表示
21 領域照明部
22 制御部
22a 判定部
22b 加熱制御部
22c 読取り制御部
23 加熱動作部(加熱部)
24 結果報知部
25 前扉開閉検知部(扉開閉検知部)
26 食品検知マーク
27 角皿検知マーク
30 表示部
31 カメラ
32 案内部
33 角皿検知センサ(角皿載置判定部)
34 角皿
40 食品
51 サーバ
52 メモリ
61 発光素子
62 受光素子
11 操作パネル
12 前扉(扉)
13 加熱庫
13a 天面
13b 前面開口部
13c フラットプレート
13d 側壁
14 取手
15 コントロールフレーム
16 読取り装置
17 装置基板
19 領域
20 案内表示
21 領域照明部
22 制御部
22a 判定部
22b 加熱制御部
22c 読取り制御部
23 加熱動作部(加熱部)
24 結果報知部
25 前扉開閉検知部(扉開閉検知部)
26 食品検知マーク
27 角皿検知マーク
30 表示部
31 カメラ
32 案内部
33 角皿検知センサ(角皿載置判定部)
34 角皿
40 食品
51 サーバ
52 メモリ
61 発光素子
62 受光素子
Claims (2)
- 加熱庫と、
前記加熱庫内の少なくとも一部に光を照射する発光素子と、
前記発光素子が照射した光を受光する受光素子と、
前記加熱庫内に食品が配置されているか否かを判定する判定部と、
前記加熱庫内に配置された食品を加熱調理する加熱部と、
前記加熱部を制御する加熱制御部と、
情報コードを読み取る読取り装置と、
を含み、
前記判定部は、
前記受光素子が受ける光の強度が所定値以下である場合に、前記加熱庫内に食品が存在すると判定し、
前記加熱制御部は、
少なくとも、前記判定部によって前記加熱庫内に食品が配置されていると判定された状態であることを条件として、前記読取り装置によって読み取られた前記情報コードに応じた加熱条件で、前記加熱部による前記食品の加熱調理を実行させ、
前記発光素子および前記読取り装置は、前記加熱庫の前面開口部に対して天面の側に位置するとともに、幅方向における中央部に位置する加熱調理器。 - 前記受光素子は、前記加熱庫の底面より下方に位置する、請求項1に記載の加熱調理器。
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