JP2003307316A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

Info

Publication number
JP2003307316A
JP2003307316A JP2002112299A JP2002112299A JP2003307316A JP 2003307316 A JP2003307316 A JP 2003307316A JP 2002112299 A JP2002112299 A JP 2002112299A JP 2002112299 A JP2002112299 A JP 2002112299A JP 2003307316 A JP2003307316 A JP 2003307316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
failure diagnosis
failure
heating cooker
microwave oven
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002112299A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Okamura
嘉夫 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002112299A priority Critical patent/JP2003307316A/ja
Publication of JP2003307316A publication Critical patent/JP2003307316A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Ovens (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気配線に接続された負荷の故障発生に対し
て迅速且つ適切に対処できるようにする。 【解決手段】 電源線2〜3の検出ポイントp1〜p5
における電気的特性を測定する故障診断システム25を
設けると共に、制御回路19は故障診断システム25の
出力に基づいてドアスイッチ6,7、リレースイッチ
7,9,11,13、ヒータ10,12、高周波トラン
ス14の故障診断を行うように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷の故障診断機
能を備えた加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】加熱調理器、例えばオ
ーブン機能付電子レンジは、庫内温度や食品温度を検出
する温度センサ、食品重量を検出する重量センサ、マグ
ネトロンやヒータ、RTモータやファンモータ等を備え
ている。これら温度センサやマグネトロン等の負荷が故
障すると、食品の良好な加熱や設定温度に従った自動調
理ができなくなったり、食品の加熱そのものができなく
なったりする。
【0003】ところが、従来の電子レンジでは、制御回
路が備える自己診断機能はセンサ類の断線などに限られ
ていた。この場合、操作パネルが備える表示部に異常発
生を示す表示が行われるが、具体的な故障部位は表示さ
れなかった。このため、電子レンジの使用者は、表示部
を見ることにより或いは動作不良から異常発生を認識
し、メーカや販売店に対して問い合わせや修理の依頼を
していた。
【0004】修理の依頼を受けたメーカや販売店は、使
用者の説明を聞いてサービスマンを派遣することになる
が、使用者の説明だけでは異常発生の詳細がわからない
ことが多い。従って、サービスマンは、実際に訪問して
から具体的な故障原因を調べることになり、故障原因の
解明及び修理に長時間を要していた。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、電気配線に接続された負荷の故障発
生に対して迅速且つ適切に対処することができる加熱調
理器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の加熱
調理器は、電気配線の所定部位における電気的特性を測
定することにより前記電気配線に接続された電気部品や
電子部品等の負荷の故障診断を行う故障診断手段と、前
記故障診断手段による診断結果を出力する出力手段とを
備えることを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、サービスマンがテスタ
ーを用いて各負荷の電圧、電流、抵抗などの電気的特性
を測定して故障診断を行っていた従来と異なり、故障診
断や故障発生部位の特定を簡単に行うことができる。そ
して、故障診断が行われると、その結果が出力手段によ
り出力されるため、故障が発生したことを確認すること
ができる。
【0008】複数の負荷を備え、しかも各負荷の使用頻
度、換言すると駆動頻度が異なる場合には、通電頻度が
高い負荷ほど劣化しやすい傾向がある。また、負荷の種
類により劣化速度が異なることも考えられる。請求項2
の加熱調理器では、故障診断手段を電気配線の複数の部
位における電気的特性を独立的に測定することにより各
負荷の故障診断を行うように構成している(請求項2の
発明)。上記構成によれば、各負荷の動作状況に応じた
故障診断を行うことができ、故障診断精度を高めること
ができる。
【0009】請求項3の加熱調理器は、所定のタイミン
グで前記故障診断手段に故障診断動作を実行させる制御
手段を設けたことを特徴とする(請求項3の発明)。上
記構成によれば、故障診断動作を適宜のタイミングで自
動的に実行させることができる。
【0010】請求項4の加熱調理器は、故障診断手段に
よる故障診断の実行を指示する指示手段を設けたところ
に特徴を有する。上記構成によれば、例えば故障発生時
にサービスマンが故障箇所を確認する場合など、任意の
タイミングで故障診断手段による故障診断動作を実行さ
せることができる。
【0011】請求項5の加熱調理器は、前記出力手段
を、故障診断手段による診断結果を通信網を介して外部
機器に送信する通信手段を備えて構成したところに特徴
を有する。
【0012】上記構成によれば、故障診断手段による診
断結果を、加熱調理器の使用者が介在することなく外部
機器、例えば加熱調理器のメーカや販売店がインターネ
ット上に公開するWebサイトに直接的に出力すること
ができる。このため、加熱調理器の使用者が介在するこ
となく負荷の故障に関する正確な情報をサービスマンは
取得することができ、故障発生に対して迅速且つ適切な
処理を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をオーブン機能付電
子レンジ(以下、オーブンレンジ)に適用した一実施例
を図1ないし図6を参照しながら説明する。まず、図1
は本実施例に係るオーブンレンジ1の電気回路図であ
る。この図1に示すように、一対の電源線(電気配線に
相当)2,3間には、差込プラグ4を介して交流電源
(図示せず)から交流電圧が供給されるようになってい
る。一方の電源線2は、ヒューズ5、ドアスイッチ6、
リレースイッチ7を直列に介して電源線2aに接続さ
れ、他方の電源線3はドアスイッチ8を介して電源線3
aに接続されている。前記ドアスイッチ6,8は、ドア
の閉鎖時にオンするものである。
【0014】また、電源線2a,3a間には、リレース
イッチ9及びヒータ10の直列回路、リレースイッチ1
1及びヒータ12の直列回路がそれぞれ接続されてい
る。前記ヒータ10,12は、オーブンレンジ1が備え
る図示しない調理室の例えば上下に配置されたもので、
オーブン調理及びグリル調理の際に用いられる。以下の
説明では、ヒータ10を下ヒータ10、ヒータ12を上
ヒータと称する。
【0015】更に、電源線2aはリレースイッチ13を
介して電源線2bに接続されており、電源線2b,3a
間には高周波トランス14の一次コイル14aが接続さ
れている。上記高周波トランス14の二次側には、二次
コイル14b及びフィラメントコイル14cが設けられ
ており、二次コイル14bにはマグネトロン駆動回路1
5が接続されている。マグネトロン駆動回路15は、高
圧コンデンサ16、高圧整流器17から構成されてお
り、マグネトロン18に高電圧を印加するようになって
いる。フィラメントコイル14cは、前記マグネトロン
18の陰極18bに接続されている。
【0016】制御回路19は、リレー駆動回路20を介
して前記リレースイッチ7,9,11,13をオンオフ
制御するようになっている。リレースイッチ7,9,1
1,13のオンオフ制御は、それらのリレーコイル(図
示せず)の通断電を制御することにより行われる。ま
た、前記制御回路19には、表示部21や各種の操作ス
イッチ22a(図2参照)を備えた操作部22、通信回
路(通信手段に相当)23、ドア開閉検知スイッチ24
等が接続されている。
【0017】前記制御回路19は、マイクロコンピュー
タを主体としてCPUやEEPROM,RAMなどのメ
モリを備えて構成されている。制御回路19内のメモリ
には、マイクロコンピュータが実行する制御プログラム
が格納されている。また、図示しないが、前記オーブン
レンジ1は調理室内の食品温度を検出する温度センサ、
食品重量を検出する重量センサを備えている。制御回路
19は、これら温度センサや重量センサの出力信号、操
作部22からの操作信号、前記制御プログラムなどに基
づきリレー駆動回路20によるリレースイッチ7,9,
11,13のオンオフ制御、液晶の表示パネル21a
(図2参照)を備えた表示部21の制御、通信回路23
の制御を行うようになっている。
【0018】また、前記制御回路19には、故障診断シ
ステム25が接続されている。具体的な説明は省略する
が、前記故障診断システム25は、電源線2a、リレー
スイッチ9と下ヒータ10の中間接続点、リレースイッ
チ11と上ヒータ12の中間接続点、電源線2a、2b
の各々に設けられた検出ポイントp1〜p5の電圧及び
任意の検出ポイント間の抵抗を検出し、その検出信号を
制御回路19に出力するようになっている。制御回路1
9は、故障診断システム25からの出力信号に基づき、
各電源線に設けられた負荷としての上下ヒータ10,1
2、各リレースイッチ7,9,11,13、高周波トラ
ンス14の故障診断を行うようになっている。従って、
本実施例では、制御回路19及び故障診断システム25
から故障診断手段が構成される。
【0019】図2に示すように、前記オーブンレンジ1
は、ホームサーバ機能を有するホーム端末26(外部機
器に相当)と無線通信により接続されている。ホーム端
末26には、図示しない冷蔵庫、エアコン、洗濯機など
の家庭用電気機器も無線通信により接続されており、以
って住宅内ネットワーク27(通信網に相当)が構成さ
れている。
【0020】前記ホーム端末26は、例えば冷蔵庫の扉
前面の所定位置に磁石或いは機械的な連結により着脱可
能となっており、装着状態で冷蔵庫から給電されるよう
になっている。ホーム端末26は矩形パネル状をなして
おり、その前面全体にタッチパネル式の液晶表示部26
aが設けられている。液晶表示部26aの裏側には、C
PU,ROM,RAM,ハードディスク,バッテリなど
が内蔵されている。
【0021】ホーム端末26は、住宅内ネットワーク2
7を介して家庭用電気機器と無線通信を行うことによ
り、各機器に対して自動故障診断指令、応急運転指令や
各種のデータを送信し、各機器からその動作情報、故障
診断情報、誤使用情報などを受信するようになってい
る。ホーム端末26と各家庭用電気機器との間で行われ
る近距離無線通信には、例えばBluetooth (エリクソン
社の登録商標)による通信技術が用いられる。
【0022】前記ホーム端末26は、インターネット2
8に接続することにより種々のサーバにアクセスしたり
メールの送受信を行ったりするようになっている。家庭
用電気機器のメーカは、Webサーバ29によりインタ
ーネット上にWebサイトを公開している。前記ホーム
端末26は、Webサイトにアクセスすることにより、
各家庭電気機器から受信した動作情報や故障診断情報な
どを送信したり、Webサーバ29から送られてくる各
種のプログラムやメッセージデータを受信するようにな
っている。
【0023】前記Webサーバ29にはサービスステー
ション30が例えば社内LANを介して接続されてい
る。Webサーバ29には、各種の情報を格納するデー
タベースや、ディスプレイ,キーボード,マウスなどの
入出力機器が接続されている。技術者は、入出力機器を
操作することにより、ホーム端末26から受信した各種
情報やサービスマン派遣要請情報をサービスステーショ
ン30に出力したり、各種のメッセージデータをホーム
端末26に送信したりするようになっている。
【0024】次に、本実施例の作用について図3ないし
図6を参照しながら説明する。
【0025】オーブンレンジ1の制御回路19は、操作
部22から加熱調理の実行を指示する操作信号が入力さ
れると、メモリに予め記憶されている制御プログラムに
基づき加熱調理運転を実行する。このとき、制御回路1
9は、所定のタイミングで動作情報をホーム端末26に
送信する。また、ホーム端末26は、オーブンレンジ1
から送られてくる動作情報を蓄積し、その情報をまとめ
て一定時間ごとにWebサーバ29に送信する。
【0026】ホーム端末26は、オーブンレンジ1から
加熱調理が終了した旨の動作情報を受信するとオーブン
レンジ1の積算駆動時間を算出し記憶する。そして、積
算駆動時間が所定の設定時間に達すると、故障診断指令
をオーブンレンジ1に送信する。オーブンレンジ1の制
御回路19は、ホーム端末26から送られてくる故障診
断指令に基づき故障診断動作を実行する。
【0027】図3ないし図6は、制御回路19が実行す
る故障診断処理のフローチャートを示している。これら
図3ないし図6において、制御回路19は、リレー駆動
回路20を介して全てのリレースイッチ7,9,11,
13をOFFし(ステップS1)、このときの故障診断
システム25からの検出信号に基づき検出ポイントp1
−p2間の抵抗R1が所定の範囲内(T1≦R≦T2)
にあるか否か判断する(ステップS1)。そして、所定
の範囲内にある場合(YES)は、ステップS8に移行
して下ヒータ10が正常であると判断する。
【0028】一方、検出ポイントp1−p2間の抵抗R
1が所定値T1よりも小さい場合は、ステップS4に移
行してリレースイッチ9をONし、このときの検出ポイ
ントp1−p5間の抵抗R2が無限大であるか否かを判
断する(ステップS5)。そして、抵抗R2が無限大で
はないとき(NO)は、下ヒータ10が短絡していると
判断する(ステップS6)。また、抵抗R2が無限大で
あるとき(YES)は、リレースイッチ9が故障してい
ると判断する(ステップS7)。
【0029】これに対して、ステップS2にて、検出ポ
イントp1−p2間の抵抗R1が所定値T2よりも大き
いと判断した場合は、ステップS8に移行して、下ヒー
タ10が断線または劣化していると判断する。
【0030】続いて、制御回路19は、ステップS9に
て再び全てのリレースイッチ7,9,11,13をOF
Fし、このときの検出ポイントp1−p3間の抵抗R3
が所定範囲内(T3≦R≦T4)にあるか否かを判断す
る(ステップS10)。そして、所定の範囲内にある場
合(YES)は、上ヒータ12は正常であると判断する
(ステップS11)。
【0031】一方、検出ポイントp1−p3間の抵抗R
3が所定値T3よりも小さい場合は、ステップS12に
移行してリレースイッチ11をONし、このときの検出
ポイントp1−p5間の抵抗R2が無限大であるか否か
を判断する(ステップS13)。そして、抵抗R2が無
限大であるとき(YES)は、リレースイッチ11が故
障していると判断する(ステップS14)。また、抵抗
R2が無限大ではないとき(NO)は、上ヒータ12が
短絡していると判断する(ステップS15)。
【0032】これに対して、ステップS10にて、検出
ポイントp1−p3間の抵抗R3が所定値T4よりも大
きいと判断された場合は、上ヒータ12が断線または劣
化していると判断する(ステップS16)。
【0033】また、制御回路19は、ステップS17に
て再び全てのリレースイッチ7,9,11,13をオフ
し、検出ポイントp1−p4間の抵抗R4が所定範囲内
(T5≦R4≦T6)にあるか否かを判断する(ステッ
プS18)。そして、抵抗R4が所定範囲内にあるとき
は、高周波トランス14は正常であると判断する(ステ
ップS19)。
【0034】一方、検出ポイントp1−p4間の抵抗R
4が所定値T5よりも小さい場合は、ステップS20に
移行してリレースイッチ13をONし、このときの検出
ポイントp1−p5間の抵抗R2が無限大であるか否か
を判断する(ステップS21)。そして、抵抗R2が無
限大であるとき(YES)は、リレースイッチ13は故
障していると判断する(ステップS22)。また、抵抗
R2が無限大ではないとき(NO)は、高周波トランス
14が短絡していると判断する(ステップS23)。
【0035】これに対して、ステップS18にて検出ポ
イントp1−p4間の抵抗R4が所定値T5よりも大き
いと判断された場合は、高周波トランス14が断線また
は劣化していると判断する(ステップS24)。
【0036】更に、制御回路19は、ステップS25に
て全てのリレースイッチ7,9,11,13をオフする
と共にステップ26にてドア開閉検知スイッチ24から
の入力信号に基づきドアが開放されているか否かを判断
する。そして、ドアが開放されているとき(ステップS
26にてYes)は、ステップS27にて検出ポイント
p1の電圧V1が「0」か否かを判断する。そして、電
圧V1が「0」のときはドアスイッチ8は正常であると
判断し(ステップS28)、電圧V1が「0」ではない
ときはドアスイッチ8は故障していると判断する(ステ
ップS29)。
【0037】続いて、制御回路19は、ステップS30
にてリレースイッチ7をオンすると共に、このときの検
出ポイントp5の電圧V5が「0」であるか否かを判断
する(ステップS31)。そして、電圧V5が「0」の
ときは(YES)、ドアスイッチ6は正常であると判断
し(ステップS32)、「0」ではないときは(N
O)、次のステップ33にてリレースイッチ7をOFF
する。
【0038】そして、このときの検出ポイントp5の電
圧V5が「0」であるときは(ステップS34にてYe
s)、ドアスイッチ6が故障していると判断し(ステッ
プS35)、電圧V5が「0」ではないときは(ステッ
プS34にてNO)、ドアスイッチ6及びリレースイッ
チ7が共に故障していると判断する(ステップS3
6)。
【0039】また、ドアが閉鎖しているとき(ステップ
S26にてNO)は、制御回路19はステップS37に
て検出ポイントp5の電圧V5が「0」であるか否かを
判断する。そして、電圧V5が「0」のときは(YE
S)リレースイッチ7は正常であると判断し、電圧V5
が「0」ではないときは(NO)リレースイッチ7は故
障していると判断する。
【0040】この後、制御回路19は故障診断結果を表
示パネル21aに表示すると共に通信回路23を介して
ホーム端末26に送信し(ステップS40)、故障診断
動作を終了する。つまり、本実施例では、表示パネル2
1a、通信回路23は出力手段として機能する。ホーム
端末26は、オーブンレンジ1から送信された故障診断
結果を液晶表示部26aに表示すると共にインターネッ
ト28を介してWebサーバ29に送信する。
【0041】Webサーバ29は、オーブンレンジ1か
らの故障診断結果を得ると、その故障診断結果がいずれ
の負荷も故障していないことを示している場合は、その
故障診断結果をオーブンレンジ1の動作履歴情報として
データベースに格納する。これに対して、故障診断結果
が負荷の故障を示している場合は、その故障箇所及びサ
ービスマンを派遣する旨を知らせるメッセージデータを
ホーム端末26に対して送信する。ホーム端末26は、
受信したメッセージデータに基づき液晶表示部26aに
メッセージを表示する。
【0042】また、Webサーバ29は、そのディスプ
レイにオーブンレンジ1の使用者の住所、氏名、電話番
号、メールアドレス、オーブンレンジ1の形式、故障箇
所などを表示する。技術者は、このディスプレイの表示
内容に従ってサービスステーション30にサービスマン
の派遣を要請する。
【0043】このような本実施例によれば、オーブンレ
ンジ1は住宅内ネットワーク27を介してホーム端末2
6に接続され、その動作情報が一定時間ごとにホーム端
末26に自動送信される。そして、ホーム端末26は、
オーブンレンジ1の積算駆動時間が所定の設定時間に達
すると故障診断指令をオーブンレンジ1に送信する。こ
の結果、オーブンレンジ1の制御回路19は、故障診断
システム25に検出ポイントp1〜p5間の抵抗や各検
出ポイントp1〜p5の電圧を測定させ、その測定結果
に基づき各負荷の故障診断を行う。これにより、オーブ
ンレンジ1の動作状態を定期的に監視することができ、
負荷の故障の発生を迅速に発見することができる。
【0044】特に、本実施例では、複数の検出ポイント
p1〜p5を設けて各負荷の故障診断を独立的に実行可
能に構成した。これにより、故障発生部位を容易に特定
することができる。
【0045】制御回路19は故障診断を行うと、その診
断結果をホーム端末26及びインターネット28を介し
てWebサーバ29に送信する。Webサーバ29で
は、診断結果に基づきメッセージデータをホーム端末2
6に送信したり、サービスステーション30にサービス
マンの派遣要請を行ったりする。これにより、オーブン
レンジ1の使用者が介在することなく負荷に生じた故障
を迅速に発見できると共に、故障発生に対する迅速な対
処が可能となる。
【0046】また、このようにオーブンレンジ1におけ
る故障診断結果をWebサーバ29に送信する構成とし
たことにより、家電機器のメーカも市場で発生した故障
情報を集約して管理することができ、販売店やユーザか
らの問い合わせに対して的確な指示を出すことができ
る。
【0047】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく、例えば次のような変形、拡張が可能であ
る。故障診断動作を実行するタイミングは、上記した実
施例に限定されない。即ち、オーブンレンジ1の差込プ
ラグ4を交流電源に差し込んでから所定時間が経過する
毎に故障診断動作を実行するようにしても良い。また、
負荷毎の積算通電時間を記憶し、所定の積算通電時間に
達した負荷の故障診断動作を独立的に行うように構成し
ても良い。このような構成によれば、各負荷の寿命や使
用頻度に応じた適宜のタイミングで故障診断を実行する
ことができる。
【0048】また、ホーム端末26がオーブンレンジ1
の積算駆動時間を算出して記憶するように構成したが、
オーブンレンジ1の制御回路19が算出して記憶するよ
うにしても良い。この場合は、制御回路19自身が、積
算駆動時間が所定の時間に達したことに基づいて故障診
断動作を実行することになる。また、Webサーバ29
からの指令に基づき制御回路19が故障診断動作を実行
するように構成しても良い。更に、故障診断動作の実行
を指示するキーを操作部22に設け、このキー操作に基
づき実行するように構成しても良い。この場合、複数の
操作キーを組み合わせて操作することにより故障診断動
作の実行が指示されるように構成すると、使用者がキー
操作を誤って故障診断動作を実行させてしまうことを防
止できる。
【0049】オーブンレンジ1から故障診断結果を得て
故障箇所を特定したWebサーバ29は、応急運転プロ
グラムをホーム端末26を介してオーブンレンジ1に送
信するように構成しても良い。このような構成によれ
ば、サービスマンが訪問して修理が完了するまでの間、
故障箇所を回避した加熱調理の実行が可能となる。
【0050】加熱調理器には、電子レンジの他、電気オ
ーブン、炊飯器、電磁調理器なども含まれる。また、故
障診断動作の対象となる負荷には、上記実施例に示した
各負荷以外に温度センサや重量センサといった各種セン
サ、ファンモータやRTモータ、庫内灯なども含まれ
る。電気的特性には、電流や電力、インピーダンス、周
波数等も含まれる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
加熱調理器は、電気配線の所定部位における電気的特性
を測定することにより前記電気配線に接続された電気部
品や電子部品等の負荷の故障診断を行う故障診断手段を
設け、前記故障診断手段による診断結果を出力手段によ
り出力するように構成したので、故障診断や故障発生部
位の特定、確認を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すオーブンレンジの概略
的な電気的構成を示す機能ブロック図
【図2】オーブンレンジと外部機器とをつなぐ通信網の
構成を示す図
【図3】故障診断処理を示すフローチャート(No.
1)
【図4】故障診断処理を示すフローチャート(No.
2)
【図5】故障診断処理を示すフローチャート(No.
3)
【図6】故障診断処理を示すフローチャート(No.
4)
【符号の説明】
図中、1はオーブンレンジ(加熱調理器)、2,2a,
2b,3,3aは電源線(電気配線)、6,8はドアス
イッチ(負荷)、7,9,11,13はリレースイッチ
(負荷)、10,12はヒータ(負荷)、14は高周波
トランス(負荷)、19は制御回路(出力手段、制御手
段、故障診断手段)、21aは表示パネル(出力手段)
23は通信回路(出力手段、通信手段)、25は故障診
断システム(故障診断手段)、26はホーム端末(外部
機器)、26aは液晶表示部(出力手段)、27は住宅
内ネットワーク(通信網)、28はインターネット(通
信網)、29はWebサーバ(外部機器)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気配線の所定部位における電気的特性
    を測定することにより前記電気配線に接続された電気部
    品や電子部品等の負荷の故障診断を行う故障診断手段
    と、 前記故障診断手段による診断結果を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 複数の負荷を備え、 故障診断手段は、電気配線の複数の部位における電気的
    特性を独立的に測定することにより各負荷の故障診断を
    行うように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 所定のタイミングで前記故障診断手段に
    故障診断を実行させる制御手段を備えることを特徴とす
    る請求項1または2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 故障診断手段による故障診断動作の実行
    を指示する指示手段を備えることを特徴とする請求項1
    または2記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 出力手段は、故障診断手段による診断結
    果を通信網を介して外部機器に送信する通信手段を備え
    て構成されていることを特徴とする請求項1記載の加熱
    調理器。
JP2002112299A 2002-04-15 2002-04-15 加熱調理器 Pending JP2003307316A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002112299A JP2003307316A (ja) 2002-04-15 2002-04-15 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002112299A JP2003307316A (ja) 2002-04-15 2002-04-15 加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003307316A true JP2003307316A (ja) 2003-10-31

Family

ID=29394846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002112299A Pending JP2003307316A (ja) 2002-04-15 2002-04-15 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003307316A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010038450A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2011038767A (ja) * 2010-09-10 2011-02-24 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
CN115758899A (zh) * 2021-06-28 2023-03-07 山东华科信息技术有限公司 基于图马尔可夫神经网络的变压器故障的诊断系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010038450A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2011038767A (ja) * 2010-09-10 2011-02-24 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
CN115758899A (zh) * 2021-06-28 2023-03-07 山东华科信息技术有限公司 基于图马尔可夫神经网络的变压器故障的诊断系统
CN115758899B (zh) * 2021-06-28 2023-05-09 山东华科信息技术有限公司 基于图马尔可夫神经网络的变压器故障的诊断系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3990884B2 (ja) 冷蔵庫の遠隔点検システムおよび冷蔵庫の遠隔点検方法
EP1186695B1 (en) Remote control system of laundry appliance
US20140028449A1 (en) System and method for using personal electronic device to wirelessly link remote diagnostic site to a home appliance for troubleshooting
KR100413290B1 (ko) 세탁기기의 고장해석 시스템
JP4048128B2 (ja) 電気機器管理システム
EP0857328B1 (en) Diagnostic system for a cooking appliance
JP3693337B2 (ja) 電力系統配線図作成システム並びにこれに用いられる電力供給機器およびプログラム
JP2003172578A (ja) ネットワーク対応家電機器、家電機器点検システム及び家電機器点検サービス
WO1999011978A2 (en) Diagnostic system for monitoring cooking profiles
US9742506B2 (en) Terminal device, control device, fault diagnosis system, and fault diagnosis method
JP2002092206A (ja) 家電機器の故障診断システム
US6344636B1 (en) Apparatus and method for detecting abnormal operation of parts of microwave oven
JP6832721B2 (ja) 冷凍サイクル機器の遠隔制御システムおよび家電機器の遠隔制御システム
JP2013158390A (ja) 電気炊飯器
JP2011075198A (ja) 加熱調理器の管理システム
US6737614B2 (en) Method of checking a device for influencing the temperature in the cooking space of a baking oven and corresponding baking oven
JP2003307316A (ja) 加熱調理器
JP3973911B2 (ja) 加熱調理器の情報報知システム
JP6688954B2 (ja) メッセージ受信装置及び画面遷移方法
JP3677244B2 (ja) 加熱調理器の情報報知システム
WO2020254525A1 (en) An in-line device and a method for controlling an electrical appliance
JP3823779B2 (ja) 電気調理器
JP2005184481A (ja) 通信アダプタおよびホームネットワークシステム
JP2005242877A (ja) ネットワーク家電システム
JP2016134806A (ja) ネットワーク家電システム