JP3990884B2 - 冷蔵庫の遠隔点検システムおよび冷蔵庫の遠隔点検方法 - Google Patents

冷蔵庫の遠隔点検システムおよび冷蔵庫の遠隔点検方法 Download PDF

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    • F25B2600/07Remote controls

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔地から冷蔵庫の運転状態を確認する冷蔵庫の遠隔点検システム、冷蔵庫の遠隔点検装置、冷蔵庫の遠隔点検方法、冷蔵庫、冷蔵庫の制御方法およびプログラムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
冷蔵庫は、庫内温度や庫外温度などを検出する温度センサ、コンプレッサの駆動回路、切替室への冷気供給を制御するダンパの駆動回路、庫内冷却ファンの駆動回路などを備えている。こうした温度センサや駆動回路が故障すると設定温度に従った冷却ができなくなる。このため、これまでの冷蔵庫は、制御回路内に上記温度センサやダンパ回路などの自己診断機能を備えていた。そして、自己診断の結果が各診断項目ごとに決められた正常範囲を外れた場合には、冷蔵庫の扉などに設けられた表示パネルに異常発生を示す表示が行われるようになっていた。使用者は、この表示パネルを見ることにより異常の発生を認識でき、メーカや販売店に対し問い合わせや修理の依頼などをしていた。
【0003】
しかしながら、上記従来構成の冷蔵庫では以下のような不都合があった。
すなわち、使用者は、表示パネルの表示により異常が発生したことは認識できても、サービスマンが来て修理等が完了するまでの間は依然としてその異常状態が継続するため、その間冷蔵庫を正常な状態で使用することができず、収容してあった食品の温度が上昇してその鮮度が低下するなどの被害が発生する場合があった。
【0004】
また、使用者の不適切な使用態様によって異常状態が発生している場合(例えば扉を完全に閉め切っていないために庫内温度が上昇した場合)においても、使用者は故障と誤認識して必要のない修理依頼をする場合があった。
【0005】
一方、実際に故障が発生している場合、サービスマンは、事前に電話等により使用者から聞いた異常状態や表示パネルの表示内容の説明だけでは詳細が分からないため、訪問して初めて具体的な故障原因を調べ始めることになり、修理に長時間を要していた。また、事前に故障箇所を特定することが難しいため、最初の訪問時に適切な補修部品を準備できない場合があり、何度も訪問したり補修部品の手配に時間がかかったりする結果、修理に長期間を要してしまう場合があった。一般家庭において冷蔵庫を使用できないと食材の保存ができないため、修理の長期化は使用者に極めて不便な生活を強いることになる。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、異常状態の発生に対して迅速且つ適切な対処が可能となる冷蔵庫の遠隔点検システム、冷蔵庫の遠隔点検装置、冷蔵庫の遠隔点検方法、冷蔵庫、冷蔵庫の制御方法およびプログラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載した冷蔵庫の遠隔点検システムは、常時または所定時間ごとに自己の運転状態に関する情報を通信網を介して送信する冷蔵庫と、前記通信網を介して外部からアクセス可能とされ、前記冷蔵庫から送信されてくる前記運転状態に関する情報に基づいて前記冷蔵庫の動作状態を点検する遠隔点検装置とから構成され、前記遠隔点検装置は、前記冷蔵庫の運転状態に異常の兆候を検出した場合、前記通信網を介して前記冷蔵庫に対し検査プログラムを送信するように構成され、前記冷蔵庫は、受信した前記検査プログラムに従って前記異常の兆候についての検査を実行するように構成されていることを特徴とする。
【0008】
冷蔵庫は、他の家電機器とは異なり、常に運転を継続する必要がある機器であって、異常状態(例えば庫内温度の上昇)が長びくと、収容されていた食品に被害(例えば食品温度の上昇による鮮度低下)が生じたり、さらには食材の保存ができず調理する上で多大な不便が生じる。上記構成によれば、メンテナンスサービス会社などに設置された遠隔点検装置(例えばサーバ)は、家庭などに設置された冷蔵庫から常時または所定時間ごとに送られてくる運転状態に関する情報に基づいて冷蔵庫の動作状態を点検するので、冷蔵庫の使用者が介在することなく異常状態の発生を迅速に発見でき、その異常状態に対し適切な処置が可能となる。これにより、使用者側の被害や不便を最小限にとどめることができる。
【0009】
また、遠隔点検装置側では、冷蔵庫の運転状態に関する情報に基づいて、予め異常原因を推定または特定することが可能となるので、サービスマンは、事前に補修部品を手配したり、最初の訪問時に適切な補修部品を持って行くことができ、修理時間を短縮することができる。さらに、遠隔点検装置は、市場において発生した異常(故障)情報を集約して管理することができ、その情報を利用すれば冷蔵庫の遠隔点検精度を一層高めることができる。
【0010】
また、上記構成によれば、各家庭などに設置された冷蔵庫は、通信網例えば公衆通信網やインターネットを経由して比較的容易に遠隔点検装置(例えばWebサーバ)に接続可能であるため、使用者およびメーカは、比較的低コストで当該遠隔点検システムを構築し利用することができる。
【0015】
隔点検装置は、冷蔵庫の運転状態に異常の兆候が現れると、通信網を介して直接にまたは端末装置を通して冷蔵庫に対し検査プログラムを送信する。そして、冷蔵庫がその検査プログラムを実行することにより、異常の兆候についての検査が自動的に行われる。これにより、発生が予測される種々の異常の兆候に対する検査プログラムを冷蔵庫や端末装置に格納しておくことなく、遠隔点検装置は、異常の兆候に応じた最適な検査を遠隔地から自動的に実行できる。なお、端末装置がその検査プログラムを実行して冷蔵庫を検査する構成としても良い。
【0016】
さらに、前記遠隔点検装置は、前記冷蔵庫の運転状態に異常の兆候を検出した場合、前記冷蔵庫に対し補償運転プログラムを送信するように構成され、前記冷蔵庫は、受信した前記補償運転プログラムに従って前記異常の兆候状態を回復させる補償運転を実行するように構成されていることが好ましい(請求項)。
【0017】
この構成によれば、冷蔵庫は、遠隔点検装置から送られた補償運転プログラムに従って異常の兆候(例えば庫内の温度上昇)を回復させる応急的な補償運転(例えば強制冷却運転)を実行するので、遠隔点検装置により具体的な対策が施されるまでの間、冷蔵庫を正常状態または正常に近い状態に保つことができ、収容している食品についての被害の拡大を食い止めることができる。この補償プログラムには、出荷時の制御プログラムのバージョンアップ、パラメータや運転モードの変更なども含まれ、異常の兆候が発生しないように自動修復させることも可能となる。
【0018】
以上の各場合において、前記遠隔点検装置は、前記点検の対象となる冷蔵庫の各機種についてその運転状態に関するデータベースを備え、このデータベースを参照することにより、前記冷蔵庫の運転状態に現れた異常状態について前記冷蔵庫自体の故障によるものかまたは使用者の不適切な使用態様によるものかを判断し、使用者の不適切な使用態様によるものと判断した場合、前記通信網を介して前記冷蔵庫に対し使用態様が不適切であることを示す報知情報を送信するように構成され、前記冷蔵庫は、報知手段を備えるとともに、受信した前記報知情報をその報知手段に出力するように構成されていることが好ましい(請求項)。
【0019】
この構成によれば、遠隔点検装置は、冷蔵庫自体の故障と使用者の不適切な使用態様との性格の異なる2つの異常発生原因に対し、それぞれ的確に対処することが可能となる。
【0021】
使用者は、冷蔵庫または端末装置の報知手段を介して、冷蔵庫の使用態様が不適切であるために異常状態が現れたことを認識することができるので、直ちにその不適切な使用を中止でき、異常状態を解消することができる。また、使用者が故障と誤認識して必要のない修理依頼をすることがなくなる。
【0022】
なお、前記遠隔点検装置は、前記冷蔵庫の運転状態に現れた異常状態が前記冷蔵庫自体の故障によるものと判断した場合、前記データベースを参照することによりその故障箇所を特定するように構成されていることが好ましい。
【0023】
この構成によれば、遠隔点検装置自体あるいは遠隔点検装置から故障箇所の情報を得たサービスマンは、直ちにその故障箇所に関わる補修部品を先行手配することができる。また、予め故障箇所が特定されているので、サービスマンは、修理訪問時にその故障箇所を修理するために必要となる全ての補修部品を持って行くことができ、しかも訪問後直ちに修理作業にとりかかることができる。これにより、迅速な修理が可能となる。
【0024】
さらに、前記遠隔点検装置は、前記冷蔵庫の運転状態に現れた異常状態が前記冷蔵庫自体の故障によるものと判断した場合、前記冷蔵庫に対して応急運転プログラムを送信するように構成され、前記冷蔵庫は、受信した前記応急運転プログラムに従って前記異常状態に対する応急運転を実行するように構成されていることが好ましい(請求項)。
【0025】
この構成によれば、冷蔵庫自体に異常がある場合であっても、サービスマンにより修理が完了するまでの間、冷蔵庫は遠隔点検装置から送られて来た応急運転プログラムに従って応急運転を実行するので、冷蔵庫を正常状態または正常に近い状態に保つことができ、収容してある食品の被害や使用者の不便を最小限に食い止めることができる。
【0026】
なお、前記遠隔点検装置は、前記冷蔵庫に対して故障発生を示す報知情報を送信するように構成され、前記冷蔵庫は、報知手段を備えるとともに、受信した前記報知情報をその報知手段に出力するように構成されていることが好ましい。
【0027】
この構成によれば、使用者は、遠隔点検装置からの報知情報によって、冷蔵庫に異常が発生したことを確実に認識することができるので、例えば食品温度が上昇する前に使用者が自主的に応急対策をとることができる。また、端末装置を設けた場合には、使用者はこの端末装置を介しても故障発生を認識することができる。
【0028】
記遠隔点検装置は、前記冷蔵庫端末装置に対して応急使用方法を示す報知情報を送信するように構成され、前記冷蔵庫または前記端末装置は、受信した前記報知情報を前記報知手段に出力するように構成されていることが好ましい(請求項)。
【0029】
この構成によれば、たとえ上記応急運転が機能しないような重大な故障が発生した場合であっても、遠隔点検装置から使用者に対して直接または端末装置を介して適切な応急使用方法が示されるので、使用者がその応急使用方法に従うことによって、収容してあった食品の被害を最小限に食い止めることができる。
【0030】
請求項6ないし10に記載した冷蔵庫の遠隔点検方法によれば、常時または所定時間ごとに冷蔵庫から通信網を介して送信されてくる冷蔵庫の運転状態に関する情報を受信し、この受信した情報に基づいて冷蔵庫の動作状態を点検し、冷蔵庫の運転状態に異常の兆候を検出した場合、通信網を介して冷蔵庫に対し異常の兆候についての検査プログラムを送信しそれを実行させるので、遠隔から冷蔵庫の異常状態の発生を発見でき、冷蔵庫に対する迅速且つ適切な処置が可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。
図1は、冷蔵庫の遠隔点検システムの概略的な構成を示している。この図1において、冷蔵庫1、洗濯機2、電子レンジ3、炊飯器4などの家電機器のメーカは、Webサーバ5によりインターネット6上にWebサイトを公開している。このWebサイトは常に最新の内容に更新されており、Webサイトにアクセスすることにより、上記家電機器を使用する上で有用な種々の情報を知ることができるようになっている。
【0034】
また、遠隔点検装置としてのWebサーバ5は、インターネット6を介して情報を送受信するための通信手段と、家庭内にある上記家電機器を遠隔点検する点検手段とを備え、点検に必要となる診断用データベース7と接続されている。家電機器の中でも、冷蔵庫1は昼夜を問わず常に運転を継続する必要がある機器であって、冷蔵庫1の運転状態に異常が発生すると、収容した食品温度が上昇して鮮度が低下するといった被害が生じたり、食材保存ができないといった不便が生じる。そこで、本実施例において、Webサーバ5は、家庭内にある冷蔵庫1の運転状態に関する情報(以下、運転状態情報と称す)に基づいて、冷蔵庫1について遠隔から検査、故障診断、応急運転といった点検を実行するようになっている。
【0035】
この場合、診断用データベース7には、冷蔵庫1の機種別の運転パターン、種々の運転状態(例えば庫内温度)に関する標準データ、実際の運転パターンおよび検出された運転状態から故障原因を特定するために必要となる推論データなど、冷蔵庫の点検を行うのに必要なデータが格納されている。なお、メーカやメンテナンスサービス会社などに設置されたWebサーバ5には、ディスプレイ5a、キーボード5b、マウス5cなどが接続されており、サービスマンや技術者が上記運転状態情報、サービスマン派遣要請情報、後述する各種のプログラムやメッセージデータなどを入出力可能となっている。
【0036】
メーカが販売する上記家電機器は通信機能を有しており、家電機器を購入した家庭では、希望に応じて家庭内LAN8を構築することができる。この家庭内LAN8は、ホーム端末9(端末装置に相当)を主体として構築されるものである。このホーム端末9は、ホームサーバとして機能し、ホームゲートウェイ10を通じて各家電機器と通信を行うとともに、ホームゲートウェイ10およびインターネット6(通信網に相当)を通じてメーカのWebサーバ5にアクセスしたりメールの送受信を行うようになっている。本実施例では、冷蔵庫1、洗濯機2、電子レンジ3、炊飯器4およびホーム端末9は、それぞれホームゲートウェイ10との間でブルートゥースによる通信を行うようになっている。
【0037】
ホーム端末9は、図2に示すように、冷蔵庫1の扉前面の所定位置に磁石あるいは機械的な連結により装着可能となっており、その装着状態で冷蔵庫1側から給電されるようになっている。この給電状態で内蔵バッテリの充電状態の如何にかかわらず使用可能となるとともに、電源のオフ状態では内蔵バッテリへの充電状態となる。また、冷蔵庫1からの取外し状態では、内蔵バッテリからの給電により使用可能となる。ホーム端末9は、矩形パネル状をなしており、その前面全体にタッチパネル式の液晶表示部9a(報知手段に相当)が設けられ、当該液晶表示部9aの裏側にパソコンとほぼ同一の電気的構成をなすCPU、ROM、RAM、ハードディスク、バッテリなどが内蔵されている。また、ホーム端末9は、マイクロホンおよびスピーカ(報知手段に相当)を備えており、音声の録音・再生が可能となっている(図5に示す「伝言板」メニューの機能で使用)。
【0038】
上記ホーム端末9は、冷蔵庫1を含む家電機器がなす家庭内LAN8のサーバとして機能するもので、液晶表示部9aに表示された各種メニューに対するタッチ操作によりメーカが提供するWebサイトにアクセスして種々の情報をダウンロードするようになっている。また、ホーム端末9は、冷蔵庫1から運転状態情報を受信し、その運転状態情報をWebサーバ5に送信するとともに、Webサーバ5から送られきた各種のプログラムやメッセージデータを受信するようになっている。
【0039】
ホームゲートウェイ10は、ホーム端末9と各家電機器とが通信可能となるようにプロトコル(イーサネット、ブルートゥース、エコーネット(電力線を通じたネットワーク))を変換するとともに、インターネット6と家庭内LAN8とを接続するルータとしての機能を有する。この場合、ルータとして機能する場合には、不正なデータの入出力を阻止するファイヤーウォールとしても機能するようになっている。
【0040】
さて、ホーム端末9が装着された状態の冷蔵庫1は、図2に示す外観を備えている。この図2において、冷蔵庫1の本体には、貯蔵室として上段から順に冷蔵室11、野菜室12、左右に並ぶ製氷室13および切替室14、冷凍室15が設けられており、これらはそれぞれ扉16〜20によって開閉されるようになっている。この場合、冷蔵室11および野菜室12は冷蔵温度帯の貯蔵室を構成し、製氷室13および冷凍室15は冷凍温度帯の貯蔵室を構成する。
【0041】
切替室14は、その冷却温度帯を広い範囲で切り替えることができ、その切り替えにより冷凍、パーシャル、チルド、野菜、ソフト冷凍、冷蔵、ワイン、クールレンジのいずれかに仕様選択して使用することができるようになっている。また、冷蔵室11の扉16および冷凍室15の扉20には、それぞれ冷蔵室扉スイッチ21および冷凍室扉スイッチ22(ともに図3参照)が設けられている。
【0042】
図3は、冷蔵庫1の電気的構成をブロック図として示している。この図3において、制御回路23(制御手段に相当)はマイクロコンピュータを主体に構成されており、記憶手段として揮発性メモリであるRAM24と書き換え可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ25とを備えている。また、上記マイクロコンピュータは、後述する各種センサから入力したアナログ信号をディジタル信号に変換するためのA/Dコンバータ26を備えている。
【0043】
制御回路23には、冷蔵室11内の温度を検出する冷蔵室温度センサ27、野菜室12内の温度を検出する野菜室温度センサ28、切替室14内の温度を検出する切替室温度センサ29、冷凍室15内の温度を検出する冷凍室温度センサ30、製氷完了を検知する製氷機温度センサ31、庫外温度を検出する外気温センサ32、図示しない冷蔵室用蒸発器(以下、Rエバと称す)の除霜完了を検知するRエバ除霜センサ33、図示しない冷凍室用蒸発器(以下、Fエバと称す)の除霜完了を検知するFエバ除霜センサ34の各出力信号が与えられている。これら各センサ27〜34は例えばサーミスタから構成されており、その信号は制御回路23において電圧信号に変換された後マイクロコンピュータに入力されるようになっている。
【0044】
また、制御回路23は、駆動回路35を介してコンプレッサ36、冷蔵室用ファン37(以下、Rファン37と称す)、冷凍室用ファン38(以下、Fファン38と称す)、コンプレッサ用ファン39(以下、Cファン39と称す)、Rエバ除霜ヒータ40、Fエバ除霜ヒータ41、切替室用ダンパ42、自動製氷機43などを駆動制御するようになっている。切替室用ダンパ42には、その開閉状態を検知するスイッチ(図示せず)が設けられている。
【0045】
自動製氷機43は、具体的には図示しないが製氷室13の上部に配設されており、給水モータにより給水ユニットから製氷皿に給水し、製氷機温度センサ31により製氷完了が検知されると離氷モータにより製氷皿を反転させて離氷を行わせるように構成されている。上記駆動回路35は、この給水モータと離氷モータの駆動電流、コンプレッサ36のモータ駆動電流、ファン37、38、39のモータ駆動電流および切替室用ダンパ42のモータ駆動電流をそれぞれ検出する電流センサ(図示せず)を備えている。
【0046】
さらに、制御回路23には、冷蔵庫1を家庭内LAN8に接続するための通信手段例えばブルートゥースインターフェースモジュール44(以下、Btモジュール44と称す)が接続されている。なお、Btモジュール44は制御回路23に内蔵しても良く、通信手段としてこのBtモジュール44に替えてイーサネットモジュールやエコーネットモジュールを備えても良い。
【0047】
次に、本実施例の作用について、図4ないし図13も参照しながら説明する。
まず、冷蔵庫1の概略的な動作について説明する。
制御回路23内のフラッシュメモリ25には、上記マイクロコンピュータが実行する制御プログラムが格納されている。この制御プログラムには、冷却運転(除霜運転、自動製氷機43の製氷運転など冷蔵庫1の全ての運転を含む)を行うための処理手順と、Btモジュール44を用いてホーム端末9との間で運転状態情報や各種のプログラムを送受信する処理手順とが含まれている。また、自己の制御プログラムの一部をWebサーバ5から送信されてきたプログラムに置き替えて実行する処理手順も含まれている。
【0048】
マイクロコンピュータは、冷蔵庫1に電源が供給されている限りこの制御プログラムを実行し続け、庫内温度が設定温度に一致するように温度制御を行う。ここで、設定温度範囲は、例えば冷蔵室11については1℃〜5℃の範囲、冷凍室15については−18℃〜−21℃の範囲となっており、これらの温度範囲において1℃単位で設定できるようになっている。
【0049】
制御回路23は、上記設定温度、冷蔵室温度センサ27の検出温度および冷凍室温度センサ30の検出温度などに基づいて、冷凍サイクルにおける冷媒の流通経路を切り替えることにより、主として冷蔵室11および野菜室12を冷却する冷蔵室冷却モードと、製氷室13および冷凍室15を冷却する冷凍室冷却モードとを交互に繰り返しながら冷却運転を実行する。この場合、制御回路23は、上記冷却モードに応じてRファン37(のモータ)およびFファン38(のモータ)のオンオフ駆動状態と回転数とを制御する。Rファン37が駆動されると、Rエバを通して冷却された冷気が冷蔵室11および野菜室12に供給され、Fファン38が駆動されると、Fエバを通して冷却された冷気が製氷室13および冷凍室15に供給される。
【0050】
さらに、制御回路23は、上記冷却モードの切替制御に加え、冷蔵室温度センサ27の検出温度および冷凍室温度センサ30の検出温度(つまり各室の負荷)に応じてコンプレッサ36の周波数制御も実行する。これにより、例えば検出温度が高い場合にはコンプレッサ36の周波数を上げて冷却能力を高めることができる。なお、コンプレッサ36は例えばDCブラシレスモータにより駆動され、インバータ装置により周波数制御が行われる。
【0051】
一方、切替室14の温度制御は、通常運転時においては主として切替室用ダンパ42の開閉制御により行われる。すなわち、制御回路23は、切替室温度センサ29の検出温度に基づいて切替室用ダンパ42(のモータ)を駆動することにより、切替室14への冷気の供給量を調節し、切替室14の温度が仕様選択に応じた設定温度に一致するように制御する。
【0052】
また、この切替室14については冷却調理運転(クールレンジ)の実行が可能となっている。この冷却調理運転は、収容してある他の食品に悪影響を与えることなく比較的高温の食品の冷却を行うもので、使用者は、食品の種類や状態などに応じて、あら熱とりモード、熱もの冷蔵モード、熱もの冷凍モードおよび急冷却モードの何れかを選択することができる。
【0053】
さらに、制御回路23は、例えば冷凍室15の積算冷却時間が所定時間となるごとに、プリクール運転を実行した後、Rエバ、Fエバに対する除霜運転を実行する。この除霜運転は、コンプレッサ36やファン37、38、39が停止した状態で、Rエバ除霜ヒータ40およびFエバ除霜ヒータ41に通電することにより実行され、Rエバ除霜センサ33およびFエバ除霜センサ34の除霜完了の検知により終了する。
【0054】
なお、上記温度設定、切替室14の仕様選択の設定および冷却調理運転のモード設定は、冷蔵庫1本体およびホーム端末9の何れからも行うことができ、互いに設定内容を相手側に送信するようになっている。また、これらの設定はWebサーバ5からも行うことができる。
【0055】
制御回路23は、一定時間(例えば1分)ごとに冷蔵室温度センサ27、野菜室温度センサ28、切替室温度センサ29および冷凍室温度センサ30の各検出温度をBtモジュール44によりホーム端末9に送信する。また、制御回路23は、他の運転状態情報例えば冷蔵室扉スイッチ21および冷凍室扉スイッチ22のオンオフ状態、製氷機温度センサ31、外気温センサ32、Rエバ除霜センサ33およびFエバ除霜センサ34の各検出温度、コンプレッサ36の周波数およびモータ駆動電流、ファン37、38、39のモータ駆動電流、切替室用ダンパ42のモータ駆動電流、切替室用ダンパ42の開閉状態、給水モータと離氷モータの駆動電流などもホーム端末9に送信する。
【0056】
ホーム端末9は、冷蔵庫1からホームゲートウェイ10を経由して送られてくる冷蔵庫1の運転状態情報を蓄積し、その情報をまとめて一定時間例えば1時間ごとにホームゲートウェイ10およびインターネット6を通じてWebサーバ5に送信する。この場合、ホーム端末9は、温度設定、切替室14の仕様選択の設定、切替室14の冷却調理運転のモード設定など冷蔵庫1の各種設定情報も合わせて送信する。
【0057】
続いて、Webサーバ5が実行する遠隔点検処理プログラムのフローチャートを示す図4およびホーム端末9の表示画面を示す図5〜図13を参照しながら、Webサーバ5が行う遠隔点検について具体的に説明する。
【0058】
冷蔵庫1に装着されたホーム端末9の液晶表示部9aには、通常、図5に示すトップページが表示されている。この表示画面内の上隅には、現在日時、冷蔵室温度、冷凍室温度、切替室温度および野菜室温度(図5ではチルドと表記)が横方向に表示され、表示画面内の上右隅には、冷蔵庫1の外観が冷蔵室温度、野菜室温度、切替室温度、冷凍室温度とともに模式的に表示されている。このトップページには、メニューとして「メール」、「伝言板」、「家事の名人」、「アルバム」、「スポンサー」が設定されており、これら表示部をタッチ操作することにより各メニューの処理に移行することができる。なお、「メール」表示とともに受信メールの件数が表示され、「伝言板」表示とともに伝言録音の件数が表示される。
【0059】
ここで、「家事の名人」メニューを選択すると、図6に示す「家事の名人」ページが表示される。ここには、家電機器を使用する上で有用な種々の情報やサービス(例えば冷蔵庫1の遠隔点検サービス)を得るためメニューとして、「料理」、「食材管理」、「各種情報」、「メンテナンス」、「セキュリティ」、「洗濯」が設定されており、これら表示部をタッチ操作することにより所望のメニューに移行することができる。また、この「家事の名人」ページにおいて各メニューを選択した場合、図7〜図13に示されるように、各表示画面の右隅に冷蔵庫1の設定温度を変更するための「冷蔵庫モニタ設定」ボタン、冷蔵室温度、冷凍室温度、切替室設定および上記冷却調理に関する4つのモード設定ボタンが表示される。
【0060】
この「家事の名人」ページにおいて「メンテナンス」メニューを選択すると、図7に示す「メンテナンス」ページが表示される。ここには、冷蔵庫1を対象とした「24時間遠隔点検」と冷蔵庫1を含めた全ての家電機器を対象とした「故障サービス」の2つのメニューが設定されている。「24時間遠隔点検」メニューを選択すると、「冷蔵庫運転状況自動モニタ」ページが表示され、冷蔵庫1についてのWebサーバ5の遠隔点検内容を見ることができる。また、「故障サービス」メニューを選択すると、家電機器の異常状態について、Webサーバ5を介してサービスマンに連絡し点検やサービスを依頼することができる。
【0061】
図8は、「24時間遠隔点検」メニューを選択した場合に表示される「冷蔵庫運転状況自動モニタ」ページを示している。ここには、Webサーバ5が認識している冷蔵室11の温度、冷凍室15の温度およびコンプレッサ36の周波数の時間変化がグラフ表示される。なお、このグラフ表示において、冷蔵室温度と冷凍室温度の変化の傾きが互いに逆向きとなっているが、これは上述したように、冷蔵庫1が冷蔵室冷却モードと冷凍室冷却モードとを交互に繰り返しながら冷却運転を実行しているためである。
【0062】
さて、図4に示すフローチャートにおいて、Webサーバ5は、一定時間(1時間)ごとにホーム端末9から送信されてくる冷蔵庫1の運転状態情報を通信手段により受信し(ステップS1)、その情報に基づいて冷蔵庫1の運転状態を認識する(ステップS2)。このステップS2以降の処理は、主としてWebサーバ5の点検手段が実行する。Webサーバ5は、その運転状態(庫外温度も含む)を診断用データベース7に格納されている標準データや運転パターンと比較推論することにより、冷蔵庫1の運転状態に異常の兆候が現れたかどうかを判断する(ステップS3)。ここで、異常の兆候が現れていない(NO)と判断した場合には、再びステップS1に移行して次の運転状態情報の受信を待つ。
【0063】
これに対し、例えば冷凍室15の温度が設定温度(−18℃)よりも上昇し、設定された冷凍温度帯を超えたような場合、Webサーバ5は、異常の兆候が現れた(YES)と判断し、ホーム端末9に対し異常の兆候を示す運転状態データ(冷凍室15の温度変化)と使用者の注意を促すためのメッセージデータとを送信する。ホーム端末9は、図9に示すように受信した冷凍室15の温度変化をグラフ表示するとともに、受信したメッセージ「冷凍室の温度が高くなってきました」を表示する。
【0064】
続いて、Webサーバ5は、ホーム端末9を介して冷蔵庫1に電気回路および冷凍サイクルの検査を行うための検査プログラムを送信する(ステップS4)。この検査プログラムは、例えば制御回路23のRAM24に格納され、サブルーチンとして制御プログラムの一部に組み込まれた状態で制御プログラムに従属して実行されるようになっている。検査プログラムの実行が完了すると、その検査結果は冷蔵庫1からホーム端末9を介してWebサーバ5に送信される。
【0065】
Webサーバ5は、この検査結果のそれぞれについて正常/異常の診断を行い、その診断結果をホーム端末9に送信する。ホーム端末9は、図10に示すように、その診断結果を画面に表示する。なお、この画面表示における「自己診断」とは上記検査プログラムの実行による検査を意味しているが、これに替えて、制御プログラムの一部として予めフラッシュメモリ25に検査プログラムを格納しておき、Webサーバ5からの指示によりその検査プログラムが実行されるように構成しても良い。
【0066】
Webサーバ5は、冷蔵庫1に対し、異常の兆候の原因を特定するために必要且つ十分な検査を実行するための検査プログラムを送信する。図10に示された例では具体的に以下の検査項目が実行されているが、異常の兆候に応じて検査項目は増減する。なお、以下の▲1▼、▲3▼〜▲5▼、▲7▼の検査項目は、各貯蔵室11〜15の温度が設定された温度帯を超えたような場合などに実施され、▲2▼の検査項目は、切替室14の温度が設定された温度帯を超えたような場合などに実施され、▲6▼の検査項目は、氷が作られない場合などに実施される。
【0067】
▲1▼センサチェック
A/Dコンバータ26の出力値に基づいて、冷凍室温度センサ30(F)、冷蔵室温度センサ27(R)、切替室温度センサ29(S)、Fエバ除霜センサ34(D1)、Rエバ除霜センサ33(D2)、製氷機温度センサ31(I)のそれぞれについて断線不良などが検査される。
▲2▼ダンパチェック
切替室用ダンパ42のモータ駆動電流に基づいて、当該モータの不良などが検査される。
▲3▼DCファンチェック
Fファン38、Rファン37、Cファン39のモータ駆動電流に基づいて、これらのモータの不良などが検査される。
【0068】
▲4▼除霜回路チェック
制御回路23に内蔵される除霜回路の動作不良(例えばリレー、フォトカプラ、温度ヒューズなどの不良)およびRエバ除霜ヒータ40とFエバ除霜ヒータ41の断線不良などが検査される。
▲5▼コンプ回路チェック
コンプレッサ36のモータ駆動電流に基づいて、当該モータの不良やインバータ装置の不良などが検査される。
▲6▼製氷機チェック
給水モータおよび離氷モータの電流に基づいてその不良などが検査される。
【0069】
▲7▼冷凍サイクルの検査
一時的にコンプレッサ36の周波数を高めるとともに、異常の兆候に応じて冷蔵室冷却モードおよび冷凍室冷却モードの何れかの冷却モードに切り替えた強制冷却運転を行い、各貯蔵室11〜15の温度が設定された温度帯に戻るかどうかが検査される。
【0070】
さて、冷蔵庫1において以上の検査が実施されWebサーバ5が各検査項目についての診断結果を得ると、図4において、Webサーバ5は異常の兆候を回復させるために冷蔵庫1に対し補償運転プログラムを送信する(ステップS5)。この補償運転プログラムは、フラッシュメモリ25に格納されていた制御プログラムと置き替えられる。そして、例えば冷凍室15の温度が上昇したような場合には、コンプレッサ36の周波数を所定範囲内で高めるとともに、冷凍室冷却モードでの運転時間を所定範囲内で増やした補償運転を行うようになっている。
【0071】
その後、Webサーバ5は、冷蔵庫1の運転状態を監視し、運転状態が正常に戻ったかどうかを判断する(ステップS6)。ここで、正常に戻った(YES)と判断した場合には、Webサーバ5は、ホーム端末9に対し回復を知らせるメッセージデータを送信し、ホーム端末9はその受信したメッセージ「冷凍室温度は回復しました。…。」を表示する。なお、補償運転により運転状態が正常に戻る場合としては、例えば冷蔵庫1自体に故障がなく、使用者が冷凍室15内に比較的高温の食品を入れてしまった場合などが考えられる。
【0072】
一方、回復しない(NO)と判断した場合、Webサーバ5は、さらに診断用データベース7に格納されたデータに基づいて、運転状態に現れた異常が冷蔵庫1自体の故障によるものかまたは使用者の不適切な使用態様によるものかを判断する(ステップS7)。例えば、冷蔵庫1自体の故障による場合と冷凍室扉スイッチ22が検知できない程度の半ドア状態の場合とでは、冷凍室15の温度上昇パターンが異なることが分かっている。従って、診断用データベース7に格納された温度上昇パターンを参照することにより、両者の何れが原因であるかを判断することができる。
【0073】
Webサーバ5は、異常原因が冷蔵庫1自体の故障によるもの(YES)と判断した場合には、検査結果を参照してその故障箇所も特定し、冷蔵庫1に対し応急運転プログラムを送信する(ステップS8)。この応急運転プログラムは、フラッシュメモリ25に格納されていた補償運転プログラムと置き替えられる。冷蔵庫1は、サービスマンが訪問し修理が完了するまでの期間、この応急運転プログラムに従って可能な限り冷却運転を継続し、庫内温度を極力正常の温度帯に保持する。例えば、Rエバ除霜センサ33またはFエバ除霜センサ34に異常があって除霜運転から回復しないような場合、除霜運転から強制的に冷却運転に移行させることができる。
【0074】
さらに、Webサーバ5は、ホーム端末9に対し異常状態が回復しない旨、故障箇所、サービスマンを派遣する旨を知らせるメッセージデータを送信し(ステップS9)、ホーム端末9は、図11に示すように受信したメッセージ「冷凍室温度が回復しません。ガスリーク不良…。サービスマンを至急派遣…。」を表示する(コンプレッサ36のガスリークが故障原因の場合)。また、図示しないが、例えば切替室14の温度のみが異常である場合には、Webサーバ5はホーム端末9に対し「切替室の温度が下がりません。切替室の食品を冷蔵室または冷凍室に移して下さい。」といった応急使用方法のメッセージを表示させる。また、別の例として、冷凍室15の冷却能力が低下した場合には、Webサーバ5はホーム端末9に対し「冷凍室を十分に冷却できません。冷凍室の扉開閉を少なくして下さい。」といった応急使用方法のメッセージを表示させる。
【0075】
これとともに、Webサーバ5は、そのディスプレイ5aに、サービスマンの派遣要請が必要であること、故障箇所、冷蔵庫1の型式、使用者の住所、氏名、電話番号、FAX番号、メールアドレスなどを表示する。サービスマンは、この表示内容に従って、補修部品の手配、電話、FAX、メールなどによる使用者への連絡、派遣スケジュールの設定などを行う。
【0076】
一方、ステップS7において、異常原因が使用者の不適切な使用態様によるもの(NO)と判断した場合には、Webサーバ5は、ホーム端末9に対し使用態様の確認を促すメッセージデータを送信し(ステップS11)、ホーム端末9は、図12に示すように受信したメッセージ「冷凍室温度が回復しません。冷凍室扉が半ドアになっていませんか?確認して下さい。」を表示する。この場合、メッセージの下に確認ボタンが表示され、Webサーバ5は、この確認ボタンのタッチ操作を通じて使用者が確認したことを認識する。
【0077】
使用者が冷凍室15の扉20を完全に閉めるなどして使用態様が是正され、運転状態が正常に戻ると、Webサーバ5は、ホーム端末9に対し回復を知らせるメッセージデータを送信し、ホーム端末9は、図13に示すようにその受信したメッセージ「冷凍室温度は回復しました。…。」を表示する。
【0078】
以上説明したように、本実施例によれば、家庭内LAN8に接続された冷蔵庫1は、ホームサーバとして機能するホーム端末9およびインターネット6を介してWebサーバ5に接続され、その運転状態情報が一定時間ごとにWebサーバ5に自動送信される。そして、Webサーバ5の点検手段は、冷蔵庫1から送られてきた運転状態情報と診断用データベース7とに基づいて冷蔵庫1を常に監視するので、使用者が何ら介在することなく冷蔵庫1に生じた運転状態の異常を迅速に発見できる。
【0079】
冷蔵庫1は他の家電機器とは異なり一日中(24時間)運転し続ける機器であるため、Webサーバ5が使用者に代わって常に遠隔点検することにより、収容してある食品に被害が及ばないうちにまたは被害が小さいうちに対処可能となり、使用者の利便性が向上する。また、使用者は、冷蔵庫1が自動的に遠隔点検されていることにより安心感を得られる。一方、メーカも、市場において発生した異常情報を集約して管理することができ、その情報を利用して診断用データベース7のデータの質を高め、冷蔵庫1の遠隔点検精度を高めることができる。
【0080】
Webサーバ5は、運転状態に異常の兆候が現れると、冷蔵庫1に対し検査プログラムを送信し、冷蔵庫1に電気的な検査および冷凍サイクルの検査を行わせるので、その検査結果に基づいて異常の兆候の発生原因についてより詳しい情報を得ることができる。この場合、発生が予想される種々の異常の兆候に対する自己診断プログラムを予め冷蔵庫1の制御回路23内に格納しておく必要がないので、その分フラッシュメモリ25のメモリ容量を小さくできる。また、Webサーバ5は、診断用データベース7を参照して異常の兆候に応じた最適な検査プログラムを実行させることができるので、原因を特定する上でより的確な情報を得ることができる。
【0081】
特に、本実施例では、冷蔵庫1の駆動回路35に給水モータ、離氷モータ、コンプレッサモータ、ファンモータ、ダンパモータの各駆動電流を検出する電流センサを設けたので、Webサーバ5はその電流値も参照でき、具体的な故障箇所を特定し易くなる。
【0082】
このように、本システムでは、Webサーバ5は異常の有無のみならず故障箇所の特定も行うので、サービスマンはその故障箇所に関わる補修部品を先行手配することができる。また、サービスマンは、訪問修理に際し故障箇所を修理するために必要となる全ての補修部品を持って行くことができ、訪問後も直ちに修理作業にとりかかることができる。これにより、訪問が繰り返されることがなくなり、短期間での修理が可能となる。
【0083】
さらに、Webサーバ5は、例えば庫内温度が設定温度帯を超えて上昇したような異常が生じた場合、冷蔵庫1に補償運転プログラムを送ってその異常状態の回復を図るので、庫内に収容した食品温度の上昇を極力抑えることができ、鮮度の低下などの被害を最小限に食い止められる。また、例えば冷蔵庫1が高温環境下に設置されている場合や冷凍室15の扉20の開閉頻度が高い場合など、異常状態の発生が電気回路や冷凍サイクルの異常ではなく設置環境や使用態様に起因している場合には、補償運転プログラムとしてパラメータや動作モードなどが変更された制御プログラムを用いることにより、自動修復が可能となる。
【0084】
Webサーバ5は、異常原因が使用者の不適切な使用態様によるものと判断した場合、ホーム端末9に使用態様の確認を促すメッセージを表示させるとともに使用者に確認のための画面タッチ操作を行わせるので、使用者が故障と勘違いして不要な修理依頼をしたりナンセンスクレームをすることがなくなる。
【0085】
また、Webサーバ5は、異常原因が冷蔵庫1自体の故障によるものと判断した場合、冷蔵庫1に応急運転プログラムを送信して応急運転させるので、サービスマンによる修理が完了するまでの期間、例えば庫内に収容した食品の鮮度低下などの被害あるいは冷蔵庫1が全く使えないといった不便の発生を最小限に抑えることができる。さらに、Webサーバ5は、ホーム端末9に故障が発生した旨および応急使用方法を表示させるので、上記被害や不便の発生を一層小さくすることができる。
【0086】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
冷蔵庫1自体にインターネット6を介してWebサーバ5に接続する機能(通信手段)を備えても良い。この場合には、家庭内において冷蔵庫1を家庭内LAN8に接続せず単独で使用することができる。また、実施例で説明した冷蔵庫1とホーム端末9とを一体として構成し冷蔵庫1にホームサーバとしての機能を持たせたり、冷蔵庫1に報知手段としての表示装置を設けても良い。さらに、ホーム端末9(または冷蔵庫1)と遠隔点検装置との間で情報を送受信する通信網には、他の通信網例えば公衆通信網や専用回線を用いても良い。
ホーム端末9は、通常、冷蔵庫1の扉16に装着した状態で用いられるが、壁に掛けたり、他の家電機器に装着したり、テーブルの上に置いた状態で使用しても良い。
【0087】
ホーム端末9は、冷蔵庫1の運転状態情報を一定時間例えば1時間ごとにホームゲートウェイ10およびインターネット6を通じてWebサーバ5に送信するものとしたが、送信間隔は1時間に限られない。また、ホーム端末9をインターネットに常時接続し、運転状態情報をさらに短い時間間隔例えば1分ごとに送信するようにしても良い。
ホーム端末9は、一定時間ごとにWebサーバ5に対し多数の運転状態情報を送信したが、常時は庫内温度など最小限の運転状態情報のみを送信し、異常の兆候が現れた時点でさらに詳しい運転状態情報を送信するようにしても良い。
【0088】
Webサーバ5は、冷蔵庫1から送られてくる運転状態情報に基づいて直ちに異常原因を特定できる場合には、必ずしも冷蔵庫1に対し検査プログラムを送る必要はない。また、運転状態の異常が軽微であって設定温度の変更のみで対処できる場合には、Webサーバ5は、冷蔵庫1に対し補償運転プログラムを送信する代わりに冷蔵庫1またはホーム端末9に対して設定温度の変更を指令しても良い。この場合、ホーム端末9に設定温度を自動変更した旨のメッセージを表示することが好ましい。
また、上記実施例では、冷蔵庫1が検査プログラムを実行したが、これに替えて、ホーム端末9が冷蔵庫1の制御回路23に対し検査の実行を逐次指示する動作形態としても良い。
【0089】
Webサーバ5は、冷蔵庫1に故障が生じていると判断した場合に冷蔵庫1に応急運転をさせたが、食品を保存する上で影響がない場合、応急運転によっても冷却運転が困難な程に重大な故障の場合、運転を継続すると二次的な故障が発生する虞がある場合などには応急運転させないようにすることが好ましい。
【0090】
冷蔵庫1の制御回路23に簡易的な自己診断機能を備え、その自己診断の結果異常の兆候が現れた場合には、冷蔵庫1からWebサーバ5にアクセスして詳細な遠隔点検を要請する動作態様を付加しても良い。
Webサーバ5は、冷蔵庫1の運転状態や点検結果に応じてホーム端末9の液晶表示部9aに種々のメッセージを表示させたが、これとともにホーム端末9に設けられたスピーカやブザーから音声メッセージや警告音を出力するようにしても良い。
【0091】
外部との通信手段と各種センサなど動作状態を検出するための電気回路とを有し、制御プログラムが書き換え可能な記憶手段(例えばフラッシュメモリ)に書き込まれている他の家電機器、例えばエアコン、電子レンジ、洗濯機、テレビ、ビデオレコーダなどに対しても、上記実施例で説明した遠隔点検システムを適用することができる。
【0092】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、通信網を介して遠隔点検装置と冷蔵庫とが接続され、冷蔵庫から遠隔点検装置に対し常時または所定時間ごとにその運転状態に関する情報が送信され、遠隔点検装置はこの冷蔵庫から送信されてくる運転状態に関する情報に基づいて冷蔵庫の動作状態を点検し、冷蔵庫の運転状態に異常の兆候を検出した場合、通信網を介して冷蔵庫に対し検査プログラムを送信し、冷蔵庫は、受信した検査プログラムに従って異常の兆候についての検査を実行するので、冷蔵庫の使用者が介在することなく異常状態の発生を迅速に発見でき、その異常状態に対し適切な処置が可能となる。これにより、庫内温度の上昇に気付かず収容した食品の鮮度が低下するといった被害の発生を最小限にとどめることができる。
また、遠隔点検装置側では、冷蔵庫の運転状態に関する情報に基づいて、予め異常原因を推定または特定することが可能となるので、サービスマンは、事前に補修部品を手配したり、最初の訪問時に適切な補修部品を持って行くことができ、修理時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の遠隔点検システムの概略的な構成図
【図2】ホーム端末が装着された状態での冷蔵庫の外観図
【図3】冷蔵庫の電気的構成を示すブロック図
【図4】Webサーバの遠隔点検処理を示すフローチャート
【図5】ホーム端末に表示されるトップページを示す図
【図6】ホーム端末に表示される「家事の名人」ページを示す図
【図7】ホーム端末に表示される「メンテナンス」ページを示す図
【図8】ホーム端末に表示される「冷蔵庫運転状況自動モニタ」ページを示す図
【図9】ホーム端末に表示される「冷蔵庫運転状況自動モニタ」ページであって、冷凍室温度に異常が生じた場合の表示画面を示す図
【図10】ホーム端末に表示される「冷蔵庫運転状況自動モニタ」ページであって、検査プログラムによる検査が実行された場合の表示画面を示す図
【図11】ホーム端末に表示される「冷蔵庫運転状況自動モニタ」ページであって、異常の原因が冷蔵庫自体の故障であると判明した場合の表示画面を示す図
【図12】ホーム端末に表示される「冷蔵庫運転状況自動モニタ」ページであって、異常の原因が使用者の不適切な使用態様であると判明した場合の表示画面を示す図
【図13】ホーム端末に表示される「冷蔵庫運転状況自動モニタ」ページであって、運転状態が正常に回復した場合の表示画面を示す図
【符号の説明】
1は冷蔵庫、5はWebサーバ(遠隔点検装置)、6はインターネット(通信網)、7は診断用データベース(データベース)、9はホーム端末(端末装置)、9aは液晶表示部(報知手段)、23は制御回路(制御手段)、44はブルートゥースインターフェースモジュール(通信手段)である。

Claims (10)

  1. 常時または所定時間ごとに自己の運転状態に関する情報を通信網を介して送信する冷蔵庫と、
    前記通信網を介して外部からアクセス可能とされ、前記冷蔵庫から送信されてくる前記運転状態に関する情報に基づいて前記冷蔵庫の動作状態を点検する遠隔点検装置とから構成され
    前記遠隔点検装置は、前記冷蔵庫の運転状態に異常の兆候を検出した場合、前記通信網を介して前記冷蔵庫に対し検査プログラムを送信するように構成され、
    前記冷蔵庫は、受信した前記検査プログラムに従って前記異常の兆候についての検査を実行するように構成されていることを特徴とする冷蔵庫の遠隔点検システム。
  2. 前記遠隔点検装置は、前記冷蔵庫の運転状態に異常の兆候を検出した場合、前記通信網を介して前記冷蔵庫に対し補償運転プログラムを送信するように構成され、
    前記冷蔵庫は、受信した前記補償運転プログラムに従って前記異常の兆候を回復させる補償運転を実行するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の遠隔点検システム。
  3. 前記遠隔点検装置は、前記点検の対象となる冷蔵庫の各機種についての運転状態に関するデータベースを備え、このデータベースを参照することにより、前記冷蔵庫の運転状態に現れた異常状態について前記冷蔵庫自体の故障によるものかまたは使用者の不適切な使用態様によるものかを判断し、使用者の不適切な使用態様によるものと判断した場合、前記通信網を介して前記冷蔵庫に対し使用態様が不適切であることを示す報知情報を送信するように構成され、
    前記冷蔵庫は、報知手段を備えるとともに、受信した前記報知情報をその報知手段に出力するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫の遠隔点検システム。
  4. 前記遠隔点検装置は、前記点検の対象となる冷蔵庫の各機種についての運転状態に関するデータベースを備え、このデータベースを参照することにより、前記冷蔵庫の運転状態に現れた異常状態について前記冷蔵庫自体の故障によるものかまたは使用者の不適切な使用態様によるものかを判断し、前記冷蔵庫自体の故障によるものと判断した場合、前記通信網を介して前記冷蔵庫に対し応急運転プログラムを送信するように構成され、
    前記冷蔵庫は、受信した前記応急運転プログラムに従って前記異常状態に対する応急運転を実行するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫の遠隔点検システム。
  5. 前記遠隔点検装置は、前記点検の対象となる冷蔵庫の各機種についての運転状態に関するデータベースを備え、このデータベースを参照することにより、前記冷蔵庫の運転状態に現れた異常状態について前記冷蔵庫自体の故障によるものかまたは使用者の不適切な使用態様によるものかを判断し、前記冷蔵庫自体の故障によるものと判断した場合、前記通信網を介して前記冷蔵庫に対し応急使用方法を示す報知情報を送信するように構成され、
    前記冷蔵庫は、報知手段を備えるとともに、受信した前記報知情報を前記報知手段に出力するように構成されていることを特徴とする請求項1、2、4の何れかに記載の冷蔵庫の遠隔点検システム。
  6. 常時または所定時間ごとに冷蔵庫から通信網を介して送信されてくる冷蔵庫の運転状態に関する情報を受信するステップと、
    受信した前記冷蔵庫の運転状態に関する情報に基づいて前記冷蔵庫の動作状態を点検するステップとを備え、
    前記点検するステップは、前記冷蔵庫の運転状態に異常の兆候を検出した場合、前記通信網を介して前記冷蔵庫に対し前記異常の兆候についての検査プログラムを送信しそれを実行させることを特徴とする冷蔵庫の遠隔点検方法。
  7. 前記点検するステップは、前記冷蔵庫の運転状態に異常の兆候を検出した場合、前記通信網を介して前記冷蔵庫に対し前記異常の兆候を回復させる補償運転プログラムを送信しそれを実行させることを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫の遠隔点検方法。
  8. 前記点検するステップは、点検の対象となる冷蔵庫の各機種についての運転状態に関するデータベースを参照することにより、前記冷蔵庫の運転状態に現れた異常状態について前記冷蔵庫自体の故障によるものかまたは使用者の不適切な使用態様によるものかを判断し、使用者の不適切な使用態様によるものと判断した場合、前記通信網を介して前記冷蔵庫に対し使用態様が不適切であることを示す報知情報を送信することを特徴とする請求項6または7記載の冷蔵庫の遠隔点検方法。
  9. 前記点検するステップは、点検の対象となる冷蔵庫の各機種についての運転状態に関するデータベースを参照することにより、前記冷蔵庫の運転状態に現れた異常状態について前記冷蔵庫自体の故障によるものかまたは使用者の不適切な使用態様によるものかを判断し、前記冷蔵庫自体の故障によるものと判断した場合、前記通信網を介して前記冷蔵庫に対し応急運転プログラムを送信しそれを実行させることを特徴とする請求項6または7記載の冷蔵庫の遠隔点検方法。
  10. 前記点検するステップは、点検の対象となる冷蔵庫の各機種についての運転状態に関するデータベースを参照することにより、前記冷蔵庫の運転状態に現れた異常状態について前記冷蔵庫自体の故障によるものかまたは使用者の不適切な使用態様によるものかを判断し、前記冷蔵庫自体の故障によるものと判断した場合、前記通信網を介して前記冷蔵庫に対し応急使用方法を示す報知情報を送信しそれを報知手段に出力させることを特徴とする請求項6、7、9の何れかに記載の冷蔵庫の遠隔点検方法。
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