JP2022502490A - Alk2及び/またはfgfr調節剤としてのピラゾロ[4,3−d]ピリミジン化合物 - Google Patents

Alk2及び/またはfgfr調節剤としてのピラゾロ[4,3−d]ピリミジン化合物 Download PDF

Info

Publication number
JP2022502490A
JP2022502490A JP2021540378A JP2021540378A JP2022502490A JP 2022502490 A JP2022502490 A JP 2022502490A JP 2021540378 A JP2021540378 A JP 2021540378A JP 2021540378 A JP2021540378 A JP 2021540378A JP 2022502490 A JP2022502490 A JP 2022502490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
alkylene
membered heterocycloalkyl
independently
cycloalkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021540378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7399968B2 (ja
JPWO2020068729A5 (ja
Inventor
ミン・グエン
ウー・リアンシン
ウェンチン・ヤオ
オレグ・ヴェチョルキン
チィ・チャオ
ワン・アンライ
ジャオ・ペン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Incyte Corp
Original Assignee
Incyte Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Incyte Corp filed Critical Incyte Corp
Publication of JP2022502490A publication Critical patent/JP2022502490A/ja
Publication of JPWO2020068729A5 publication Critical patent/JPWO2020068729A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7399968B2 publication Critical patent/JP7399968B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D519/00Heterocyclic compounds containing more than one system of two or more relevant hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring system not provided for in groups C07D453/00 or C07D455/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K45/00Medicinal preparations containing active ingredients not provided for in groups A61K31/00 - A61K41/00
    • A61K45/06Mixtures of active ingredients without chemical characterisation, e.g. antiphlogistics and cardiaca

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

式(I)の化合物、ALK2活性及び/またはFGFR活性を阻害するための化合物を使用する方法、ならびに、そのような化合物を含む医薬組成物が開示される。化合物は、がんなどのALK2活性及び/またはFGFR活性と関連する疾患または障害を処置、予防、または改善するのに有用である。

Description

本開示は、化合物ならびにそれらの組成物及び使用方法を提供する。これらの化合物は、アクチビン受容体様キナーゼ−2(ALK2)活性及び/または線維芽細胞成長因子受容体(FGFR)活性を調節し、がんを含むALK2及び/またはFGFR活性と関連する様々な疾患の処置に有用である。
骨形成タンパク質(BMP)シグナル伝達は、トランスフォーミング成長因子ベータ(TGF−β)スーパーファミリーに属し、TGF−βシグナル伝達リガンドには、25を超える異なるリガンド:TGF−β成長及び分化因子、BMP、ならびにアクチビンが含まれる。BMPリガンドの結合により、2つの構成的に活性なII型受容体セリン/スレオニンキナーゼ(BMPRII、ACTRIIA、またはACTRIIB)からなる四量体受容体複合体の集合がもたらされ、2つのI型受容体セリン/スレオニンキナーゼ(ALK1、ALK2、ALK3、またはALK6)を活性化する。さらに、活性化I型受容体は、BMP受容体応答性SMADタンパク質1/5/8をリン酸化し、co−SMAD4と関連する活性化SMAD1/5/8は、遺伝子転写を制御するために核に移行する。(Ross,S.L.,et al.Cell Metabolism 2012,15,905−917;Blobe,G.C.,et al.New England Journal of Medicine 2000,342,1350−1358)。
BMPRキナーゼアクチビンA受容体、I型(ACVR1)は、アクチビン受容体様キナーゼ−2(ALK2)とも呼ばれ、これは、リガンド結合細胞外ドメイン及びセリン/スレオニン特異性を有する細胞質ドメインからなる。ALK2は、複数のヒト疾患を媒介することが報告されている(Massague,J.,et al.Cell 2000,103,295−309;Taylor,K.R.,et al.Cancer Research 2014,74,4565−4570)。ALK2及びALK3は、ヘプシジンレベルを制御し、慢性疾患の貧血に影響を与えることにおいて、重要な役割を果たすことが示されている(Andriopoulos,B.,et al.Nature Genetics 2009,41,482−487;Steinbicker,A.U.,et al.Blood 2011,118,4224−4230;Steinbicker,A.U.,et al.Blood 2011,117,4915−4923)。ヘプシジンは、主に肝細胞で合成される小さなペプチドホルモンであり、鉄エクスポーターであるフェロポーチン(FPN1)に結合し、それの内在化及び分解を誘導することにより、十二指腸の鉄吸収及び単球/マクロファージからの鉄排出の両方を低減する(Theurl,I.et al.Haematologica 2011,96,1761−1769;Zhao,N.et al.Journal of Clinical Investigation 2013,123,2337−2343)。血清ヘプシジンレベルの上昇は、細網内皮系内の鉄の貯蔵を強化し、鉄の利用可能性の低減及び鉄が限られた状態での赤血球生成をもたらす。ヘプシジン発現の不適切な増加は、ヒトに重度の機能性鉄欠乏性貧血を引き起こし、慢性疾患の貧血(ACD)の病態生理学の中心である(Weiss,G.et al.New England Journal of Medicine 2005,352,1011−1023)。
線維芽細胞成長因子受容体(FGFR)は、線維芽細胞増殖成長因子(FGF)リガンドに結合する受容体チロシンキナーゼである。リガンドに結合することができ、組織の発達、血管新生、創傷治癒、及び代謝調節を含む多くの生理学的プロセスの制御に関与する4つのFGFRタンパク質(FGFR1〜4)がある。リガンドが結合すると、受容体は、二量体化及びリン酸化を受け、プロテインキナーゼ活性の刺激及び多くの細胞内ドッキングタンパク質の動員につながる。これらの相互作用は、細胞の成長、増殖、生存に重要なRas−MAPK、AKT−PI3K、ホスホリパーゼCなどの一連の細胞内シグナル伝達経路の活性化を促進する(Eswarakumar et al.Cytokine & Growth Factor Reviews,2005で概説)。
FGFリガンドまたはFGFRの過剰発現、またはFGFRの変異の活性化によるこの経路の異常な活性化は、腫瘍の発生、進行、及び従来のがん治療への耐性につながる可能性がある。ヒトのがんでは、遺伝子増幅、染色体転座、及びリガンド非依存性受容体の活性化につながる体細胞変異を含む遺伝的変化が記載されている。何千もの腫瘍サンプルの大規模なDNA配列決定により、FGFR経路の構成要素がヒトのがんで最も頻繁に変異していることが明らかになっている。これらの活性化変異の多くは、骨格異形成症候群を引き起こす生殖細胞変異と同一である。ヒトの疾患における異常なリガンド依存性シグナル伝達につながるメカニズムには、FGFの過剰発現と、より無差別なリガンド結合能力を持つ受容体につながるFGFRスプライシングの変化が含まれる(Knights and Cook Pharmacology&Therapeutics、2010;Turner and Grose,Nature Reviews Cancer,2010で概説)。したがって、FGFRを標的とする阻害剤の開発は、FGFまたはFGFR活性が上昇している疾患の臨床処置に有用であり得る。
FGF/FGFRが関与するがんの種類には、以下のものが含まれるが、これらに限定されない:癌腫(例えば、膀胱、乳房、子宮頸部、結腸直腸、子宮内膜、胃、頭頸部、腎臓、肝臓、肺、卵巣、前立腺);造血器悪性腫瘍(例えば、多発性骨髄腫、慢性リンパ性リンパ腫、成人T細胞白血病、急性骨髄性白血病、非ホジキンリンパ腫、骨髄増殖性腫瘍、及びワルデンストレームマクログルブリン血症);及び他の新生物(例えば、膠芽腫、黒色腫、及び横紋筋肉腫)。発癌性新生物における役割に加えて、FGFR活性化はまた、限定されないが、軟骨形成不全及び頭蓋骨癒合症症候群を含む骨格及び軟骨細胞障害に関係している。
したがって、ALK2活性及び/またはFGFR活性を調節する新しい化合物、ならびにALK2活性及び/またはFGFR活性と関連する疾患を処置することができる化合物が必要とされる。
本開示は、とりわけ、式Iの化合物:
Figure 2022502490
またはその薬学的に許容される塩(式中、構成変数は、本明細書で規定される)を提供する。
本開示は、さらに、本開示の化合物、またはその薬学的に許容される塩、ならびに少なくとも1つの薬学的に許容される担体または賦形剤を含む医薬組成物を提供する。
本開示は、さらに、本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩を個体に投与することを含む、ALK2活性を阻害する方法を提供する。
本開示は、さらに、本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩を個体に投与することを含むFGFR活性を阻害する方法を提供する。
本開示は、さらに、治療有効量の本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩を患者に投与することを含む、患者の疾患または障害を処置する方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、ALK2及び/またはFGFR活性の阻害剤である。いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、二重ALK2/FGFR阻害剤である。
化合物
本開示は、式Iの化合物:
Figure 2022502490
またはその薬学的に許容される塩(式中、
は、Cy、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、及びS(O)NRから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
Cyは、C3−14シクロアルキル、4〜14員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールから選択され;4〜14員ヘテロシクロアルキル及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5〜10員ヘテロアリール及び4〜14員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;C3−14シクロアルキル、4〜14員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で任意に置換され、
Cyは、4〜14員ヘテロシクロアルキルであり;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜14員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの4〜14員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、4〜14員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、4、または5つの置換基で任意に置換され、
は、H、D、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、及びC1−4ハロアルコキシから選択され、
各R10は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、C(=NRe1)Rb1、C(=NORa1)Rb1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1S(O)Rb1、NRc1S(O)b1、NRc1S(O)NRc1d1、S(O)Rb1、S(O)NRc1d1、S(O)b1、及びS(O)NRc1d1から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR11から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
または、結合している炭素原子を共にする2つのR10置換基は、スピロ4〜7員ヘテロシクロアルキル環、もしくはスピロC3〜6シクロアルキル環を形成し;各スピロ4〜7員ヘテロシクロアルキル環は、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、もしくは3つの環形成ヘテロ原子を有し;各スピロ4〜7員ヘテロシクロアルキル環の環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;スピロ4〜7員ヘテロシクロアルキル環及びスピロC3−6シクロアルキル環は、それぞれ、独立してR11から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
各R11は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3S(O)Rb3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)Rb3、S(O)NRc3d3、S(O)b3、及びS(O)NRc3d3から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR12から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各R12は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5S(O)Rb5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)Rb5、S(O)NRc5d5、S(O)b5、及びS(O)NRc5d5から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してRから選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各R20は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され、該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR21から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各R21は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4S(O)Rb4、NRc4S(O)b4、NRc4S(O)NRc4d4、S(O)Rb4、S(O)NRc4d4、S(O)b4、及びS(O)NRc4d4から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR22から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各R22は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6、S(O)NRc6d6、S(O)b6、及びS(O)NRc6d6から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してRから選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各R、R、及びRは、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR10から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のR及びRは、それらが結合しているN原子と共に、独立してR10から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rは、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各Rは、独立して、H、CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルカルボニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
各Ra1、Rc1、及びRd1は、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR11から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb1は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR11から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各Re1は、独立して、H、CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR21から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb2は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR21から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各Re2は、独立して、H、CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
各Ra3、Rc3、及びRd3は、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR12から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR12から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb3は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR12から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR22から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc4及びRd4は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR22から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb4は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR22から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各Ra5、Rc5及びRd5は、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してRから選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc5及びRd5は、それらが結合しているN原子と共に、独立してRから選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb5は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してRから選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各Ra6、Rc6、及びRd6は、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してRから選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc6及びRd6は、それらが結合しているN原子と共に、独立してRから選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
Rb6は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してRから選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各Rは、独立して、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−2アルキレン、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、C1−3アルコキシ−C1−3アルキル、C1−3アルコキシ−C1−3アルコキシ、HO−C1−3アルコキシ、HO−C1−3アルキル、シアノ−C1−3アルキル、HN−C1−3アルキル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、チオ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1−6アルキルアミノスホニルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノスホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、及びジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルアミノから選択される)を提供する。
いくつかの実施形態では、Rは、Cy、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、及びS(O)NRから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してR10から選択される1または2つの置換基で置換される。
いくつかの実施形態では、Rは、Cy、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、及びNRC(O)ORから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してR10から選択される1または2つの置換基で置換される。
いくつかの実施形態では、Rは、Cy、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、NR、及びNRC(O)Rから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してR10から選択される1または2つの置換基で置換される。
いくつかの実施形態では、Rは、Cy、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、NR、及びNRC(O)Rから選択される。
いくつかの実施形態では、Rは、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、NR、及びNRC(O)Rから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してR10から選択される1または2つの置換基で置換される。
いくつかの実施形態では、Rは、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してR10から選択される1または2つの置換基で置換される。
いくつかの実施形態では、Rは、Cyである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC3−14シクロアルキルである。いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC3−12シクロアルキルである。いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC4−10シクロアルキルである。いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC3−10シクロアルキルである。いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC4−8シクロアルキルである。いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC5−6シクロアルキルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有する4〜14員ヘテロシクロアルキルであり;N及びSは、任意に酸化され;4〜14員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。いくつかの実施形態では、Cyは、少なくとも1つの環形成炭素原子ならびに独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有する4〜12員ヘテロシクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、または5〜6員ヘテロシクロアルキルであり;N及びSは、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、または5〜6員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、C6−10アリール及び5〜10員ヘテロアリールから選択され;5〜10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5〜10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;C6−10アリール及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR10から選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、C6−10アリール及び5〜10員ヘテロアリールから選択され;5〜10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5〜10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;C6−10アリール及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC6−10アリールである。いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたフェニルである。いくつかの実施形態では、Cyは、1つのR10で任意に置換されたフェニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、5〜10員ヘテロアリールであり;5〜10員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5〜10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;5〜10員ヘテロアリールは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、5〜6員ヘテロアリールであり;5〜6員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5〜6員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;5〜6員ヘテロアリールは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、フェニルまたは5〜6員ヘテロアリールであり;5〜6員ヘテロアリールは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5〜6員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;フェニルまたは5〜6員ヘテロアリールは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたピリジニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたピラゾリルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、ピラゾリル、フェニル、またはピリジニルであり、ピラゾリル、フェニル、及びピリジニルは、それぞれ、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、フェニルまたはピリジニルであり、フェニル及びピリジニルは、それぞれ、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、フェニルであり、フェニルは、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R10は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、及びNRc1d1、NRc1C(O)Rb1から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R10は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa1、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、及びC(O)NRc1d1から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R10は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、及びORa1から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R10は、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、D、CN、及びORa1から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R10は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R10は、C1−6アルキル、ハロ、C3〜10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、及びC(O)NRc1d1から選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R10は、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールから選択され;該C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC3−10シクロアルキルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC3−6シクロアルキルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたシクロヘキシルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたシクロブチルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたシクロプロピルである。
いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換された5〜6員ヘテロシクロアルキルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたピペラジニルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたピロリジニルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたピペリジニルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたテトラヒドロピラニルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたモルホリノである。
いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC6−10アリールである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたフェニルである。
いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換された5〜10員ヘテロアリールである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたピリジルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたイミダゾ[1,2−a]ピリジルである。
いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたメチルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたエチルである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたイソプロピルである。
いくつかの実施形態では、R10は、C(O)NRc1である。いくつかの実施形態では、各Rc1及びRd1は、独立して、H、及びC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、R10は、メチルカルバモイルである。
いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレンである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換された5〜6員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレンである。
いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換された5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンである。いくつかの実施形態では、R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換された6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンである。
いくつかの実施形態では、R10は、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、フルオロ、メチルカルバモイル、フェニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリノ、ピペリジニル、ピリジニル、ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル、テトラヒドロピラニル、シクロヘキシル、2−モルホリノエチル、ピリジニルメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、及びイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルから選択され;該メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、メチルカルバモイル、フェニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリノ、ピペリジニル、ピリジニル、ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル、テトラヒドロピラニル、シクロヘキシル、2−モルホリノエチル、ピリジニルメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、及びイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルは、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R11は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3、及びNRc3C(O)Rb3から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR12から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R11は、独立して、C1−6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、4〜10員ヘテロシクロアルキル、5〜10員ヘテロアリール、CN、ORa3、C(O)NRc3d3、C(O)Rb3、及びNRc3d3から選択され;該C1−6アルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR12から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R11は、独立して、メチル、エチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシプロパン−2−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、トリフルオロメチル、フルオロ、2−カルボキシプロパン−2−イル、CN、OH、メトキシ、ジメチルカルバモイル、メチルカルバモイル、ジメチルアミン、1−イソブチリル、モルホリノ、及びピリジニルから選択される。
いくつかの実施形態では、R11は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してR12から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R11は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルから選択される。いくつかの実施形態では、R11は、C1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、R11は、メチル、エチル、またはプロピルである。いくつかの実施形態では、R11は、メチルである。
いくつかの実施形態では、R12は、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa5、及びC(O)ORa5から選択される。いくつかの実施形態では、R12は、独立して、C1−6アルキル、C(O)OH、及びOHから選択される。
いくつかの実施形態では、R10は、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、フルオロ、4−メチルピペラジン−1−イル、4−エチルピペラジン−1−イル、メチルカルバモイル、1−メチルピロリジン−3−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル、4−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル、4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル、4−(2−カルボキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル、2−メチルモルホリノ、3,4−ジメチルピペラジン−1−イル、4−ヒドロキシピペリジン−1−イル、7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル、2−メトキシエチル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、4−ヒドロキシシクロヘキシル、1−(ジメチルカルバモイル)ピペリジン−4−イル、1−イソブチリルピペリジン−4−イル、2−モルホリノエチル、4−メチルピペラジン−1−イル、ピリジン−4−イルメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ピリジン−4−イル、ピリジン−3−イル、4−シアノフェニル、2−メチルピリジン−4−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル、5−シアノピリジン−3−イル、6−シアノピリジン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル、4−シアノ−3−メチルフェニル、4−シアノ−2−メチルフェニル、4−シアノ−3−フルオロフェニル、4−(メチルカルバモイル)フェニル、4−(ジメチルカルバモイル)フェニル、3−フルオロ−4−(メチルカルバモイル)フェニル、3−(6−(メチルカルバモイル)ピリジン−3−イル、3−メチルピペラジン−1−イル、または4−メチルピペラジン−1−イルである。
いくつかの実施形態では、R10は、3−メチルピペラジン−1−イルまたは4−メチルピペラジン−1−イルである。いくつかの実施形態では、R10は、(R)−3−メチルピペラジン−1−イルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、6−(3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、4−(4−エチルピペラジン−1−イル)−3−メチルフェニル、4−(メチルカルバモイル)フェニル、4−(1−メチルピロリジン−3−イル)フェニル、4−(1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル)フェニル、4−(4−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル、4−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル、4−(4−(2−カルボキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル、6−(2−メチルモルホリノ)ピリジン−3−イル、6−(3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル、4−(7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル、1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(1−(ジメチルカルバモイル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(1−イソブチリルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル、6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、1−(ピリジン−4−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル、1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル、1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−イル、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(2−メチルピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(5−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(6−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−シアノ−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−シアノ−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−(メチルカルバモイル)フェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−(ジメチルカルバモイル)フェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(3−フルオロ−4−(メチルカルバモイル)フェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、及び1−(6−(メチルカルバモイル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イルである。
いくつかの実施形態では、Rは、H、D、C1−4アルキル、及びC1−4ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、Rは、H及びDから選択される。いくつかの実施形態では、Rは、Hである。いくつかの実施形態では、Rは、Dである。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜14員ヘテロシクロアルキルであり;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜14員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を含有する場合、4〜14員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、4、または5つの置換基で置換され、
各R20は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され、該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR21から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
少なくとも1つのR20は、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され;該C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜14員ヘテロシクロアルキル、4〜12員ヘテロシクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、5〜12員ヘテロシクロアルキル、5〜8員ヘテロシクロアルキル、6〜11員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロシクロアルキル、7員ヘテロシクロアルキル、8員ヘテロシクロアルキル、9員ヘテロシクロアルキル、10員ヘテロシクロアルキル、または11員ヘテロシクロアルキルであり;4〜14員ヘテロシクロアルキル、4〜12員ヘテロシクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、5〜12員ヘテロシクロアルキル、5〜8員ヘテロシクロアルキル、6〜11員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロシクロアルキル、7員ヘテロシクロアルキル、8員ヘテロシクロアルキル、9員ヘテロシクロアルキル、10員ヘテロシクロアルキル、または11員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜14員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を含む場合、4〜14員ヘテロシクロアルキル、4〜12員ヘテロシクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、5〜12員ヘテロシクロアルキル、5〜8員ヘテロシクロアルキル、6〜11員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロシクロアルキル、7員ヘテロシクロアルキル、8員ヘテロシクロアルキル、9員ヘテロシクロアルキル、10員ヘテロシクロアルキル、または11員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜14員ヘテロシクロアルキル、4〜12員ヘテロシクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、5〜12員ヘテロシクロアルキル、5〜8員ヘテロシクロアルキル、6〜11員ヘテロシクロアルキル、6員ヘテロシクロアルキル、7員ヘテロシクロアルキル、8員ヘテロシクロアルキル、9員ヘテロシクロアルキル、10員ヘテロシクロアルキル、または11員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、4、または5つの置換基で置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜14員ヘテロシクロアルキルであり;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN及びOから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;Nは、任意に酸化され;4〜14員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を含有する場合、4〜14員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、4、または5つの置換基で置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜14員ヘテロシクロアルキルであり;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、飽和単環式環であり;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜14員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜14員ヘテロシクロアルキルであり;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、飽和二環式環であり;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜14員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜14員ヘテロシクロアルキルであり;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、飽和スピロ環であり;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜14員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜12員ヘテロシクロアルキルであり;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN及びOから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;Nは、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を含有する場合、4〜12員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており、4〜12員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、4、または5つの置換基で置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜12員ヘテロシクロアルキルであり;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、飽和単環式環であり;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜12員ヘテロシクロアルキルであり;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、飽和二環式環であり;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、5〜12員ヘテロシクロアルキルであり;5〜12員ヘテロシクロアルキルは、飽和スピロ環であり;5〜12員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;5〜12員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、6〜11員ヘテロシクロアルキルであり;6〜11員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN及びOから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;Nは、任意に酸化され;6〜11員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を含有する場合、6〜11員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており、6〜11員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、4、または5つの置換基で置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、6〜11員ヘテロシクロアルキルであり;6〜11員ヘテロシクロアルキルは、飽和単環式環であり;6〜11員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;6〜11員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;6〜11員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、6〜11員ヘテロシクロアルキルであり;6〜11員ヘテロシクロアルキルは、飽和二環式環であり;6〜11員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;6〜11員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;6〜11員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、6〜11員ヘテロシクロアルキルであり;6〜11員ヘテロシクロアルキルは、飽和スピロ環であり;6〜11員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;6〜11員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;6〜11員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜8員ヘテロシクロアルキルであり;4〜8員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜8員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの4〜8員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、4〜8員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜8員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜8員ヘテロシクロアルキルであり;4〜8員ヘテロシクロアルキルは、飽和単環式環であり;4〜8員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜8員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;4〜8員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜8員ヘテロシクロアルキルであり;4〜8員ヘテロシクロアルキルは、飽和二環式環であり;4〜8員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜8員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;4〜8員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、5〜8員ヘテロシクロアルキルであり;5〜8員ヘテロシクロアルキルは、飽和スピロ環であり;5〜8員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜8員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;5〜8員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜14員ヘテロシクロアルキルであり;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、縮合芳香環を含有し、4〜14員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、4、または5つの置換基で置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、4〜14員ヘテロシクロアルキル、6〜11員ヘテロシクロアルキル、4〜8員ヘテロシクロアルキル、または5〜8員ヘテロシクロアルキルである場合、Cyは、少なくとも1つの環形成Nを含み、Cyは、ヘテロシクロアルキルのNを介してピラゾロピリミジンコア構造に結合している。
いくつかの実施形態では、R20は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、及びNRc2C(O)ORa2から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R20は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、ハロ、D、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、及びNRc2d2から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R20は、C1−6アルキル、C6−10アリール、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択され;該C1−6アルキル及びC6−10アリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R20は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R20は、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC1−6アルキルである。
いくつかの実施形態では、R20は、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールから選択され;該C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R20は、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC6−10アリールである。
いくつかの実施形態では、R20は、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、及びNRc2d2から選択される。いくつかの実施形態では、R20は、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択される。
いくつかの実施形態では、R20は、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、C6−10アリール、ハロ、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及びC6−10アリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R20は、メチル、エチル、イソプロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、OH、4−シアノフェニル、ピロリジン−1−カルボニル、3−フルオロピロリジン−1−カルボニル、シクロプロパンカルボニル、イソブチリル、2−メトキシアセチル、イソプロピルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、(2−フルオロエトキシ)カルボニルから選択される。
いくつかの実施形態では、R21は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、及びNRc4d4、NRc4C(O)Rb4から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR22から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R21は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、及びORa4から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR22から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R21は、ハロ、D、CN、及びORa4から選択される。いくつかの実施形態では、R21は、ハロ、CN、及びORa4から選択される。いくつかの実施形態では、R21は、F、CN、及びOHから選択される。
いくつかの実施形態では、R21は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してR22から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、R21は、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールから選択され;該C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR22から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1〜6ハロアルキルから選択され;該C1〜6アルキルは、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールから選択され;該C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成する。
いくつかの実施形態では、各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、及びC1−6ハロアルキルから選択される。いくつかの実施形態では、各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、H及びC1−6アルキルから選択される。いくつかの実施形態では、各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、C1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、各Ra4、Rc4及びRd4はHである。
いくつかの実施形態では、Rb2は、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。いくつかの実施形態では、Rb2は、C1−6アルキル、C1〜6ハロアルキル、及びC3−10シクロアルキルから選択され;該C1−6アルキル及びC3−10シクロアルキルは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。いくつかの実施形態では、Rb2は、C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される。いくつかの実施形態では、Rb2は、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC1−6アルキルである。いくつかの実施形態では、Rb2は、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC3−10シクロアルキルである。いくつかの実施形態では、Rb2は、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、ピペリジニル、モルホリニル、アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、ピペラジニル、ジアザビシクロ[3.2.1]オクタニル、1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−イル、5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル、3−オキソピペラジニル、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−6−イル、5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7−イル、4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−5−イル、1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル、1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,8−エピミノシクロヘプタ[c]ピラゾール−9−イル、または2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルであり、それぞれは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換されたピペリジニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換されたモルホリニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換されたアザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換されたアザビシクロ[3.2.1]オクタニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換されたピペラジニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換されたジアザビシクロ[3.2.1]オクタニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換された1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−イルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換された5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換された2,5−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換された3−オキソピペラジニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4の置換基で任意に置換された5、6、7、8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−6−イルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換された5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7−イルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換された4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−5−イルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換された1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換された1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,8−エピミノシクロヘプタ[c]ピラゾール−9−イルである。いくつかの実施形態では、Cyは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換された2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、ピペリジニル、モルホリニル、アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、ピペラジニル、またはジアザビシクロ[3.2.1]オクタニルである。いくつかの実施形態では、Cyは、ピペリジニルである。いくつかの実施形態では、Cyは、モルホリニルである。いくつかの実施形態では、Cyは、アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルである。いくつかの実施形態では、Cyは、アザビシクロ[3.2.1]オクタニルである。いくつかの実施形態では、Cyは、ピペラジニルである。いくつかの実施形態では、Cyは、ジアザビシクロ[3.2.1]オクタニルである。
いくつかの実施形態では、Cyは、以下である、
Figure 2022502490
いくつかの実施形態では、Cyは、以下である、
Figure 2022502490
いくつかの実施形態では、Cyは、以下である、
Figure 2022502490
いくつかの実施形態では、Cyは、以下である、
Figure 2022502490
いくつかの実施形態では、Cyは、以下である、
Figure 2022502490
いくつかの実施形態では、Cyは、以下である、
Figure 2022502490
いくつかの実施形態では、式IIの化合物:
Figure 2022502490
またはその薬学的に許容される塩が本明細書で提供され、Cy及びCyは、本明細書に規定のとおりである。
いくつかの実施形態では、式IIIの化合物:
Figure 2022502490
またはその薬学的に許容される塩が本明細書で提供され、Cy及びR10は、本明細書に規定のとおりである。
いくつかの実施形態では、式IVの化合物:
Figure 2022502490
またはその薬学的に許容される塩が本明細書で提供され、Cy及びR10は、本明細書に規定のとおりである。
いくつかの実施形態では、式Vの化合物:
Figure 2022502490
またはその薬学的に許容される塩が本明細書で提供され、Cy及びR10は、本明細書に規定のとおりである。いくつかの実施形態では、式VIの化合物:
Figure 2022502490
または薬学的に許容される塩が本明細書で提供され、Xは、CH、CR10、またはNであり、Cy及びR10は、本明細書に規定のとおりである。
いくつかの実施形態では、式VIIの化合物:
Figure 2022502490
または薬学的に許容される塩が本明細書で提供され、Xは、CH、CR10、またはNであり、Cy、R10、及びR11は、本明細書に規定のとおりである。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩が本明細書に提供され、
は、Cyであり、
Cyは、C6−10アリール及び5〜10員ヘテロアリールから選択され;5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5〜10員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;C6−10アリール及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
Cyは、4〜14員ヘテロシクロアルキルであり;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜14員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの4〜14員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、4〜14員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜14員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、4、または5つの置換基で任意に置換され、
は、HまたはDであり、
各R10は、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、ハロ、D、CN、ORa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、NRc1d1、S(O)b1、及びS(O)NRc1d1から選択され;該C1−6アルキル及び4〜10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR11から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各R11は、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa3、及びNRc3d3から選択され、
各R20は、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C6−10アリール、ハロ、D、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、NRc2d2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され;該C1−6アルキル及びC6−10アリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各R21は、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロ、D、CN、ORa4、及びNRc4d4から選択され、
各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキルは、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb2は、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR21から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各Ra4、Rc4、及びRd4は、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩が本明細書に提供され、
は、Cyであり、
Cyは、フェニル及び5〜6員ヘテロアリールから選択され;5〜6員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5〜6員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;フェニル及び5〜6員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
Cyは、4〜8員ヘテロシクロアルキルであり;4〜8員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜8員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの4〜8員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、4〜8員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜8員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
は、HまたはDであり、
各R10は、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキルであり、
各R11は、C1−6アルキルであり、
各R20は、独立して、C1−6アルキル、C6−10アリール、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択され;該C1−6アルキル及びC6−10アリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R21は、独立して、ハロ、D、CN、及びORa4から選択され、
各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキルは、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb2は、独立して、C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
a4は、C1−6アルキルである。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩が本明細書に提供され、
は、Cyであり、
Cyは、C5−6シクロアルキル、5〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールから選択され;5〜6員ヘテロシクロアルキル及び5〜6員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5〜6員ヘテロアリール及び5〜6員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;C5−6シクロアルキル、5〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で任意に置換され、
Cyは、4〜12員ヘテロシクロアルキルであり;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの4〜12員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、4〜12員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、3、4、または5つの置換基で任意に置換され、
は、H、D、C1−4アルキル、及びC1−4ハロアルキルから選択され、
各R10は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、及びNRc1d1、NRc1C(O)Rb1から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R11は、独立して、C1−6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、4〜10員ヘテロシクロアルキル、5〜10員ヘテロアリール、CN、ORa3、C(O)NRc3d3、C(O)Rb3、及びNRc3d3から選択され;該C1−6アルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR12から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R12は、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa5、及びC(O)ORa5から選択され、
各R20は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、及びNRc2C(O)ORa2から選択され;該C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R21は、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、及びORa4から選択され、
各Ra1、Rc1、及びRd1は、独立して、H及びC1−6アルキルから選択され、
または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb1は、独立して、C1−6アルキルから選択され、
各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキルは、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb2は、独立して、C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各Ra3、Rc3、及びRd3は、独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、及び4〜7員ヘテロシクロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、及び4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR12から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR12から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb3は、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、及び4〜7員ヘテロシクロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、及び4〜7員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR12から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各Ra4は、独立して、H及びC1−6アルキルから選択され、
各Ra5は、独立して、H及びC1−6アルキルから選択される。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩が本明細書に提供され、
は、Cyであり、
Cyは、フェニル及び5〜6員ヘテロアリールから選択され;5〜6員ヘテロアリールは、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;5〜6員ヘテロアリールの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;フェニル及び5〜6員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
Cyは、4〜12員ヘテロシクロアルキルであり;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの4〜12員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、4〜12員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換され、
は、HまたはDであり、
各R10は、独立して、C1−6アルキル、ハロ、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、及びC(O)NRc1d1から選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R11は、独立して、C1−6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、4〜10員ヘテロシクロアルキル、5〜10員ヘテロアリール、CN、ORa3、C(O)NRc3d3、C(O)Rb3、及びNRc3d3から選択され;該C1−6アルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR12から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各Rc1及びRd1は、独立して、H及びC1−6アルキルから選択され、
各Ra3、Rb3、Rc3、及びRd3は、独立して、H及びC1−6アルキルから選択され、
各R12は、独立して、C1−6アルキル、C(O)OH、及びOHから選択され、
各R20は、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、C6−10アリール、ハロ、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及びC6−10アリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキルは、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb2は、独立して、C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R21は、独立して、ハロ、D、CN、及びORa4から選択され、
各Ra4は、C1−6アルキルである。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物、またはその薬学的に許容される塩が本明細書に提供され、
Cyは、ピラゾリル、フェニル、またはピリジニルであり、ピラゾリル、フェニル、及びピリジニルは、それぞれ、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
Cyは、ピペリジニル、モルホリニル、アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、ピペラジニル、ジアザビシクロ[3.2.1]オクタニル、1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−イル、5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル、3−オキソピペラジニル、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−6−イル、5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7−イル、4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−5−イル、1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル、1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,8−エピミノシクロヘプタ[c]ピラゾール−9−イル、または2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルであり、それぞれは、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
各R10は、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、フルオロ、4−メチルピペラジン−1−イル、4−エチルピペラジン−1−イル、メチルカルバモイル、1−メチルピロリジン−3−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル、4−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル、4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル、4−(2−カルボキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル、2−メチルモルホリノ、3,4−ジメチルピペラジン−1−イル、4−ヒドロキシピペリジン−1−イル、7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル、2−メトキシエチル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、4−ヒドロキシシクロヘキシル、1−(ジメチルカルバモイル)ピペリジン−4−イル、1−イソブチリルピペリジン−4−イル、2−モルホリノエチル、4−メチルピペラジン−1−イル、ピリジン−4−イルメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ピリジン−4−イル、ピリジン−3−イル、4−シアノフェニル、2−メチルピリジン−4−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル、5−シアノピリジン−3−イル、6−シアノピリジン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル、4−シアノ−3−メチルフェニル、4−シアノ−2−メチルフェニル、4−シアノ−3−フルオロフェニル、4−(メチルカルバモイル)フェニル、4−(ジメチルカルバモイル)フェニル、3−フルオロ−4−(メチルカルバモイル)フェニル、3−(6−(メチルカルバモイル)ピリジン−3−イル、3−メチルピペラジン−1−イル、または4−メチルピペラジン−1−イルであり、
各R20は、独立して、メチル、エチル、イソプロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、OH、4−シアノフェニル、ピロリジン−1−カルボニル、3−フルオロピロリジン−1−カルボニル、シクロプロパンカルボニル、イソブチリル、2−メトキシアセチル、イソプロピルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、(2−フルオロエトキシ)カルボニルから選択される。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物、またはその薬学的に許容される塩が本明細書に提供され、
Cyは、6−(3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、4−(4−エチルピペラジン−1−イル)−3−メチルフェニル、4−(メチルカルバモイル)フェニル、4−(1−メチルピロリジン−3−イル)フェニル、4−(1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル)フェニル、4−(4−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル、4−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル、4−(4−(2−カルボキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル、6−(2−メチルモルホリノ)ピリジン−3−イル、6−(3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル、4−(7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル、1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(1−(ジメチルカルバモイル)ピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(1−イソブチリルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル、6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル、1−(ピリジン−4−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル、1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル、1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−イル、1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル、1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(2−メチルピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(5−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(6−シアノピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−シアノ−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−シアノ−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−(メチルカルバモイル)フェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(4−(ジメチルカルバモイル)フェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(3−フルオロ−4−(メチルカルバモイル)フェニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(6−(メチルカルバモイル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イルであり、
Cyは、
Figure 2022502490
である。
いくつかの実施形態では、式Vの化合物:
Figure 2022502490
またはその薬学的に許容される塩が本明細書で提供され、
Cyは、4〜12員ヘテロシクロアルキルであり;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの4〜12員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、4〜12員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換され、
10は、C1−6アルキル、ハロ、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、及びC(O)NRc1d1から選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンは、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R11は、独立して、C1−6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、4〜10員ヘテロシクロアルキル、5〜10員ヘテロアリール、CN、ORa3、C(O)NRc3d3、C(O)Rb3、及びNRc3d3から選択され;該C1−6アルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、及び5〜10員ヘテロアリールは、それぞれ、独立してR12から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各Rc1及びRd1は、独立して、H及びC1−6アルキルから選択され、
各Ra3、Rb3、Rc3、及びRd3は、独立して、H及びC1−6アルキルから選択され、
各R12は、独立して、C1−6アルキル、C(O)OH、及びOHから選択され、
各R20は、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、C6−10アリール、ハロ、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及びC6−10アリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキルは、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb2は、独立して、C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R21は、独立して、ハロ、D、CN、及びORa4から選択され、
各Ra4は、C1−6アルキルである。
いくつかの実施形態では、式Vの化合物、またはその薬学的に許容される塩が本明細書で提供され、
Cyは、4〜12員ヘテロシクロアルキルであり;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの4〜12員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、4〜12員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換され、
10は、メチルであり、
各R20は、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、C6−10アリール、ハロ、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及びC6−10アリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキルは、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb2は、独立して、C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R21は、独立して、ハロ、D、CN、及びORa4から選択され、
各Ra4は、C1−6アルキルである。
いくつかの実施形態では、式VIの化合物、またはその薬学的に許容される塩が本明細書で提供され、
Xは、CH、CF、CCH、及びNから選択され、
Cyは、4〜12員ヘテロシクロアルキルであり;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの4〜12員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、4〜12員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換され、
10は、4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され、該4〜10員ヘテロシクロアルキルは、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R11は、独立して、C1−6アルキル及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され、C1−6アルキル及び4〜10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR12から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R12は、独立して、C1−6アルキル、C(O)OH、及びOHから選択され、
各R20は、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、C6−10アリール、ハロ、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及びC6−10アリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキルは、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb2は、独立して、C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R21は、独立して、ハロ、D、CN、及びORa4から選択され、
各Ra4は、C1−6アルキルである。
いくつかの実施形態では、式VIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩が本明細書で提供され、
Figure 2022502490
Xは、CH、CF、CCH、及びNから選択され、
Cyは、4〜12員ヘテロシクロアルキルであり;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;N及びSは、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子は、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの4〜12員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、4〜12員ヘテロシクロアルキルは、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;4〜12員ヘテロシクロアルキルは、独立してR20から選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換され、
11は、C1−6アルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;C1−6アルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR12から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R12は、独立して、C1−6アルキル、C(O)OH、及びOHから選択され、
各R20は、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、C6−10アリール、ハロ、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及びC6−10アリールは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各Ra2、Rc2、及びRd2は、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;該C1−6アルキルは、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換され、
または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2は、それらが結合しているN原子と共に、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
各Rb2は、独立して、C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;該C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルは、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
各R21は、独立して、ハロ、D、CN、及びORa4から選択され、
各Ra4は、C1−6アルキルである。
いくつかの実施形態では、以下から選択される化合物:
5−((2R,6S)−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)−3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)モルホリン、
5−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イル)−3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
(1R,5S,6S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−6−オール、
1−((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロパン−1−オン、
1−((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)−2−メトキシエタン−1−オン、
(3R,5S)−N−イソプロピル−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド、
(3R,5S)−N,N,3,5−テトラメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド、
((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン、
((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)(3−フルオロピロリジン−1−イル)メタノン、
エチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
2−フルオロエチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
シクロプロピル((1R,5S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)メタノン、
((1R,5S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン、
4−((1R,5S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)ベンゾニトリル、及び
5−((2R,6S)−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)−3−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
またはその薬学的に許容される塩が本明細書で提供される。
いくつかの実施形態では、以下から選択される化合物:
メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
(R)−5−(1−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−イル)−3−(6−(3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
(R)−5−(3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−3−(6−(3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
(5−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン、
((1S,4S)−5−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン、
メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
メチル(3R,5S)−4−(3−(3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(4−エチルピペラジン−1−イル)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(メチルカルバモイル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(1−メチルピロリジン−3−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(4−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
2−(4−(4−(5−((2R,6S)−4−(メトキシカルボニル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)フェニル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロパン酸、
メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−2−メチルモルホリノ)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
メチル(3R,5S)−4−(3−(6−((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
メチル(3R,5S)−4−(3−(4−((7S,8aR)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
1−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
1−シクロプロピル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
1,3−ジメチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
3−エチル−1−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
6−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン、
3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
5−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン、
3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(8−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
9−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,7−エピミノシクロヘプタ[c]ピラゾール、
1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
1−イソプロピル−3−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
1−(2−メトキシエチル)−3−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
3−メチル−8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
3−エチル−8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
3−(2−フルオロエチル)−8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
3−イソプロピル−8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
8−(3−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
3−メチル−8−(3−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
8−(3−(1−((1r,4S)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
N,N−ジメチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド、
8−(3−(1−(1−イソブチリルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
3−メチル−8−(3−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
3−メチル−8−(3−(1−(ピリジン−4−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
3−メチル−8−(3−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
8−(3−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
8−(3−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
8−(3−(1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
8−(3−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
3−メチル−8−(3−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
3−メチル−8−(3−(1−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
3−メチル−8−(3−(1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル、
3−メチル−8−(3−(1−(2−メチルピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
8−(3−(1−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
5−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ニコチノニトリル、
5−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピコリノニトリル、
8−(3−(1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
2−メチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル、
3−メチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル、
2−フルオロ−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル、
N,N−ジメチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアミド、
N−メチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアミド、
2−フルオロ−N−メチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアミド、及び
N−メチル−5−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピコリンアミド、
またはその薬学的に許容される塩が本明細書で提供される。
明確にするために、別々の実施形態との関連で説明される本発明の特定の特徴は、組み合わせて、単一の実施形態で提供することもできる(実施形態は、複合の従属形式で書かれたように、組み合わせることが意図される)とさらに理解される。逆に、簡潔性のために単一の実施形態の文脈において説明される本発明の様々な特徴を、別個にまたは任意の好適な部分的組み合わせで提供することもできる。したがって、式(I)の化合物の実施形態を任意の好適な組み合わせで組み合わせることができると記載される特徴として企図されている。
本明細書の様々な箇所で、化合物のある特定の特徴が群または範囲で開示される。そのような開示が、そのような群及び範囲のメンバーのありとあらゆる個々の部分的組み合わせを含むことが具体的に意図される。例えば、「C1−6アルキル」という用語は、メチル、エチル、Cアルキル、Cアルキル、Cアルキル、及びCアルキルを個別に(限定なしに)開示することが具体的に意図される。
「n員」という用語は、nが整数である場合、典型的には、環形成原子の数がnである部分における環形成原子の数を表す。例えば、ピペリジニルは、6員ヘテロシクロアルキル環の例であり、ピラゾリルは、5員ヘテロアリール環の例であり、ピリジルは、6員ヘテロアリール環の例であり、1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレンは、10員シクロアルキル基の例である。
本明細書の様々な場所で、二価の連結基を規定する変数が説明され得る。具体的には、各連結置換基は、前方及び後方形態の連結置換基の両方を含むことが意図される。例えば、−NR(CR’R’’)−は、−NR(CR’R’’)−及び−(CR’R’’)NR−の両方を含み、各形態を個別に開示することが意図される。構造が連結基を必要とする場合、その基に列挙されているマーカッシュ変数は連結基であると理解される。例えば、構造が連結基を必要とし、かつその変数に対するマーカッシュ基の定義に「アルキル」または「アリール」が列挙される場合、「アルキル」または「アリール」は、それぞれ連結アルキレン基またはアリーレン基を表すと理解される。
「置換された」という用語は、形式的には、原子または原子の群が、別の基に結合した「置換基」として水素を置き換えることを意味する。「置換された」という用語は、特に明記しない限り、そのような置換が許可されている任意のレベルの置換、例えば、モノ、ジ、トリ、テトラ、またはペンタ置換を指す。置換基は独立して選択され、置換は化学的にアクセス可能な任意の位置にあり得る。所与の原子での置換は、原子価によって制限されることが理解されるべきである。所与の原子での置換は、化学的に安定な分子をもたらすことが理解されるべきである。「任意に置換された」という語句は、置換されていないかまたは置換されていることを意味する。「置換された」という用語は、水素原子が除去され、置換基によって置き換えられることを意味する。単一の二価の置換基、例えば、オキソは、2つの水素原子を置き換えることができる。
「Cn−m」という用語は、終点を含む範囲を示し、n及びmは、整数であり、炭素の数を示す。例としては、C1−4、C1−6などが挙げられる。
単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「アルキル」という用語は、直鎖または分岐であり得る飽和炭化水素基を指す。「Cn−mアルキル」という用語は、n〜m個の炭素原子を有するアルキル基を指す。アルキル基は、形式的には、1つのC−H結合が残りの化合物へのアルキル基の結合点によって置き換えられたアルカンに対応する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6つの炭素原子、1〜4つの炭素原子、1〜3つの炭素原子、または1〜2つの炭素原子を含有する。アルキル部分の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、イソブチル、sec−ブチルなどの化学基;2−メチル−1−ブチル、n−ペンチル、3−ペンチル、n−ヘキシル、1,2,2−トリメチルプロピルなどの高級相同体が挙げられるが、これらに限定されない。
単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「アルケニル」という用語は、1つ以上の二重炭素−炭素結合を有するアルキル基に対応する直鎖または分岐炭化水素基を指す。アルケニル基は、形式的には、1つのC−H結合が残りの化合物へのアルケニル基の結合点によって置き換えられたアルケンに対応する。「Cn−mアルケニル」という用語は、n〜m個の炭素を有するアルケニル基を指す。いくつかの実施形態では、アルケニル部分は、2〜6、2〜4、または2〜3つの炭素原子を含有する。例示的なアルケニル基としては、エテニル、n−プロペニル、イソプロペニル、n−ブテニル、sec−ブテニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「アルキニル」という用語は、1つ以上の三重炭素−炭素結合を有するアルキル基に対応する直鎖または分岐炭化水素基を指す。アルキニル基は、形式的には、1つのC−H結合がアルキル基の化合物の残部への結合点で置き換えられたアルキンに対応する。「Cn−mアルキニル」という用語は、n〜m個の炭素を有するアルキニル基を指す。例示的なアルキニル基としては、エチニル、プロピン−1−イル、プロピン−2−イルなどが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、アルキニル部分は、2〜6、2〜4、または2〜3つの炭素原子を含有する。
単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「アルキレン」という用語は、二価のアルキル連結基を指す。アルキレン基は、形式的には、2つのC−H結合がアルキレン基の化合物の残部への結合点で置き換えられたアルカンに対応する。「Cn−mアルキレン」という用語は、n〜m個の炭素原子を有するアルキレン基を指す。アルキレン基の例としては、エタン−1,2−ジイル、エタン−1,1−ジイル、プロパン−1,3−ジイル、プロパン−1,2−ジイル、プロパン−1,1−ジイル、ブタン−1,4−ジイル、ブタン−1,3−ジイル、ブタン−1,2−ジイル、2−メチル−プロパン−1,3−ジイルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「アルコキシ」という用語は、式−O−アルキルの基を指し、アルキル基は、上に定義されるとおりである。「Cn−mアルコキシ」という用語は、そのアルキル基がn〜m個の炭素を有するアルコキシ基を指す。例示的なアルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ(例えば、n−プロポキシ及びイソプロポキシ)、t−ブトキシなどが挙げられる。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
「アミノ」という用語は、式−NHの基を指す。
単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「カルボニル」という用語は、−C(=O)−基を指し、C(O)とも表記され得る。
本明細書で使用される場合、「カルバミル」という用語は、式−C(O)NHの基を指す。
本明細書で使用される場合、「カルボキシ」という用語は、式−C(O)OHの基を指す。
「シアノ」または「ニトリル」という用語は、式−C≡Nの基を指し、−CNとも表記され得る。
本明細書で使用される場合、「シアノ−C1−3アルキル」という用語は、式−(C1−3アルキレン)−CNの基を指す。
単独でまたは他の用語と組み合わせて使用される「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、フルオロ、クロロ、ブロモ、及びヨードを指す。いくつかの実施形態では、「ハロ」は、F、Cl、またはBrから選択されるハロゲン原子を指す。いくつかの実施形態では、ハロ基は、Fである。
本明細書で使用される「ハロアルキル」という用語は、水素原子のうちの1つ以上がハロゲン原子で置き換えられているアルキル基を指す。「Cn−mハロアルキル」という用語は、n〜m個の炭素原子及び少なくとも1個〜最大{2(n〜m)+1}個のハロゲン原子を有するCn−mアルキル基を指し、これは同じであるかまたは異なり得る。いくつかの実施形態では、ハロゲン原子は、フルオロ原子である。いくつかの実施形態では、ハロアルキル基は、1〜6または1〜4つの炭素原子を有する。例示的なハロアルキル基としては、CF、C、CHF、CHF、CCl、CHCl、CClなどが挙げられる。いくつかの実施形態では、ハロアルキル基は、フルオロアルキル基である。
単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「ハロアルコキシ」という用語は、式−O−ハロアルキルの基を指し、ハロアルキル基は、上に定義されるとおりである。「Cn−mハロアルコキシ」という用語は、ハロアルコキシ基を指し、このハロアルキル基は、n〜m個の炭素を有する。例示的なハロアルコキシ基としては、トリフルオロメトキシなどが挙げられる。いくつかの実施形態では、ハロアルコキシ基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
「オキソ」という用語は、二価の置換基としての酸素原子を指し、炭素に結合する場合、カルボニル基を形成するか、または、ヘテロ原子に結合する場合、スルホキシドもしくはスルホン基、またはN−オキシド基を形成する。いくつかの実施形態では、複素環式基は、1または2つのオキソ(=O)置換基により任意に置換されてもよい。
「スルフィド」という用語は、二価の置換基としての硫黄原子を指し、炭素に結合する場合、チオカルボニル基(C=S)を形成する。
本明細書で使用される場合、「Cn−mアルキルアミノ」という用語は、式−NH(アルキル)の基を指し、アルキル基は、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn−mアルコキシカルボニル」という用語は、式−C(O)O−アルキルの基を指し、アルキル基は、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn−mアルキルカルボニル」という用語は、式−C(O)−アルキルの基を指し、アルキル基は、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn−mアルキルカルボニルアミノ」という用語は、式−NHC(O)−アルキルの基を指し、アルキル基は、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn−mアルキルスルホニルアミノ」という用語は、式−NHS(O)−アルキルの基を指し、アルキル基は、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「アミノスルホニル」という用語は、式−S(O)NHの基を指す。
本明細書で使用される場合、「Cn−mアルキルアミノスルホニル」という用語は、式−S(O)NH(アルキル)の基を指し、アルキル基は、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「ジ(Cn−mアルキル)アミノスルホニル」という用語は、式−S(O)N(アルキル)の基を指し、各アルキル基は、独立して、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、各アルキル基は、独立して、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「アミノスルホニルアミノ」という用語は、式−NHS(O)NHの基を指す。
本明細書で使用される場合、「Cn−mアルキルアミノスルホニルアミノ」という用語は、式−NHS(O)NH(アルキル)の基を指し、アルキル基は、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「ジ(Cn−mアルキル)アミノスルホニルアミノ」という用語は、式−NHS(O)N(アルキル)の基を指し、各アルキル基は、独立して、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、各アルキル基は、独立して、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「アミノカルボニルアミノ」という用語は、式−NHC(O)NHの基を指す。
本明細書で使用される場合、「Cn−mアルキルアミノカルボニルアミノ」という用語は、式−NHC(O)NH(アルキル)の基を指し、アルキル基は、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「ジ(Cn−mアルキル)アミノカルボニルアミノ」という用語は、式−NHC(O)N(アルキル)の基を指し、各アルキル基は、独立して、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、各アルキル基は、独立して、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn−mアルキルカルバミル」という用語は、式−C(O)−NH(アルキル)の基を指し、アルキル基は、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「ジ(Cn−m−アルキル)カルバミル」という用語は、式−C(O)N(アルキル)の基を指し、2つのアルキル基は、それぞれ、独立してn〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、各アルキル基は、独立して1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「チオ」という用語は、式−SHの基を指す。
本明細書で使用される場合、「Cn−mアルキルチオ」という用語は、式−S−アルキルの基を指し、アルキル基は、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn−mアルキルスルフィニル」という用語は、式−S(O)−アルキルの基を指し、アルキル基は、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
本明細書で使用される場合、「Cn−mアルキルスルホニル」という用語は、式−S(O)−のアルキルの基を指し、アルキル基は、n〜m個の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1〜6、1〜4、または1〜3つの炭素原子を有する。
「芳香族」という用語は、芳香族特性を有する1つ以上の多不飽和環を有する(すなわち、(4n+2)非局在化π(pi)電子(式中、nは、整数である)を有する)炭素環または複素環を指す。
単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「アリール」という用語は、(例えば、2つの縮合環を有する)単環式または多環式であり得る芳香族炭化水素基を指す。「Cn−mアリール」という用語は、n〜m個の環炭素原子を有するアリール基を指す。アリール基には、例えば、フェニル、ナフチルなどが含まれる。いくつかの実施形態では、アリール基は、6〜約10の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アリール基は、6つの炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アリール基は、10の炭素原子を有する。いくつかの実施形態では、アリール基は、フェニルである。いくつかの実施形態では、アリール基は、ナフチルである。
単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「ヘテロアリール」または「ヘテロ芳香族」という用語は、硫黄、酸素、窒素、及びリンから選択される少なくとも1つのヘテロ原子環員を有する単環式または多環式芳香族複素環を指す。いくつかの実施形態では、ヘテロアリール環は、独立して窒素、硫黄、及び酸素から選択される1、2、3、または4つのヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態では、ヘテロアリール部分の任意の環形成Nは、N−オキシドであり得る。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、炭素原子を含む5〜14の環原子、ならびに、独立して窒素、硫黄、及び酸素から選択される1、2、3、または4つのヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、炭素原子を含む5〜12の環原子、ならびに、独立して窒素、硫黄、及び酸素から選択される1、2、3、または4つのヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、炭素原子を含む5〜11の環原子、ならびに、独立して窒素、硫黄、及び酸素から選択される1、2、3、または4つのヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、炭素原子を含む5〜10の環原子、ならびに、独立して窒素、硫黄、及び酸素から選択される1、2、3、または4つのヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、5〜6つの環原子、ならびに、独立して窒素、硫黄、及び酸素から選択される1または2つのヘテロ原子環員を有する。いくつかの実施形態では、ヘテロアリールは、5員または6員ヘテロアリール環である。他の実施形態では、ヘテロアリールは、8員、9員、または10員縮合二環式ヘテロアリール環である。例示的なヘテロアリール基としては、ピリジニル(ピリジル)、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、ピラゾリル、アゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、フラニル、チオフェニル、キノリニル、イソキノリニル、ナフチリジニル(1,2−、1,3−、1,4−、1,5−、1,6−、1,7−、1,8−、2,3−、及び2,6−ナフチリジンを含む)、インドリル、イソインドリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾフラニル、ベンズイソオキサゾリル、イミダゾ[1,2−b]チアゾリル、プリニル、ピラゾロピリミジニル(ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン及びピラゾロ[4,3−d]ピリミジニルを含む)、イミダゾピリンジニル(imidazopyrindinyl)(すなわち、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル)などが挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、ヘテロアリール基は、ピリドン(例えば、2−ピリドン)である。例示的な5員環ヘテロアリールとしては、チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、1,2,3−トリアゾリル、テトラゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、及び1,3,4−オキサジアゾリルが挙げられる。例示的な6員環ヘテロアリールは、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、トリアジニル、イソインドリル、及びピリダジニルである。
単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「シクロアルキル」という用語は、環化アルキル及びアルケニル基を含む非芳香族炭化水素環系(単環式、二環式、または多環式)を指す。「Cn−mシクロアルキル」という用語は、n〜m個の環員炭素原子を有するシクロアルキルを指す。シクロアルキル基には、単環式または多環式(例えば、2、3、または4つの縮合環を有する)基及びスピロ環が含まれ得る。シクロアルキル基は、3、4、5、6、または7つの環形成炭素(C3−7)を有し得る。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は、3〜6環員、3〜5環員、または3〜4環員を有する。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は、単環式である。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は、単環式または二環式である。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は、C3−6単環式シクロアルキル基である。シクロアルキル基の環形成炭素原子は、オキソまたはスルフィド基を形成するために、任意に酸化することができる。シクロアルキル基には、シクロアルキリデンも含まれる。いくつかの実施形態では、シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルである。シクロアルキルの定義には、シクロアルキル環に縮合している(すなわち、共通の結合を有する)1つ以上の芳香環を有する部分、例えば、シクロペンタン、シクロヘキサンのベンゾまたはチエニル誘導体など、も含まれる。縮合芳香環を含有するシクロアルキル基は、縮合芳香環の環形成原子を含む任意の環形成原子を介して結合することができる。シクロアルキル基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニル、シクロヘプタトリエニル、ノルボルニル、ノルピニル、ノルカルニル、ビシクロ[1.1.1]ペンタニル、ビシクロ[2.1.1]ヘキサニルなどが挙げられる。いくつかの実施形態では、シクロアルキル基は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルである。
単独でまたは他の用語と組み合わせて用いられる「ヘテロシクロアルキル」という用語は、環構造の一部として1つ以上のアルケニレン基を任意に含有し得;独立して窒素、硫黄、酸素、及びリンから選択される少なくとも1つのヘテロ原子環員を有し;4〜14環員、4〜12環員、4〜10環員、4〜8環員、4〜7環員、4〜6環員、6〜11環員、5〜12環員、5〜8環員、またはそれらの間の任意の範囲を有する非芳香族環または環系を指す。「ヘテロシクロアルキル」という用語には、単環式の4、5、6、及び7員ヘテロシクロアルキル基が含まれる。ヘテロシクロアルキル基は、単環式または二環式(例えば、2つの縮合環または架橋環を有する)またはスピロ環系を含み得る。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、独立して窒素、硫黄、及び酸素から選択される1、2、または3つのヘテロ原子を有する単環式基である。ヘテロシクロアルキル基の環形成炭素原子及びヘテロ原子は、オキソもしくはスルフィド基または他の酸化された連結(例えば、C(O)、S(O)、C(S)、もしくはS(O)、N−オキシドなど)を形成するために、任意に酸化することができるか、または、窒素原子を四級化することができる。ヘテロシクロアルキル基は、環形成炭素原子または環形成ヘテロ原子を介して結合することができる。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、0〜3つの二重結合を含有する。いくつかの実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、0〜2つの二重結合を含有する。ヘテロシクロアルキルの定義には、ヘテロシクロアルキル環に縮合している(すなわち、共通の結合を有する)1つ以上の芳香環を有する部分、例えば、ピペリジン、モルホリン、アゼピンのベンゾまたはチエニル誘導体など、も含まれる。縮合芳香環を含有するヘテロシクロアルキル基は、縮合芳香環の環形成原子を含む任意の環形成原子を介して結合させることができる。ヘテロシクロアルキル基の例としては、アゼチジニル、アゼパニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロフラニル、ジヒドロピラニル、モルホリノ、3−オキサ−9−アザスピロ[5.5]ウンデカニル、1−オキサ−8−アザスピロ[4.5]デカニル、ピペリジニル、ピペラジニル、オキソピペラジニル、ピラニル、ピロリジニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル、イソインドリニル、トロパニル、及びチオモルホリノが挙げられる。ヘテロシクロアルキル基のさらなる例としては、アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、ジアザビシクロ[3.2.1]オクタニル、1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−イル、5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル、3−オキソピペラジニル、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−6−イル、5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7−イル、4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−5−イル、1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル、1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,8−エピミノシクロヘプタ[c]ピラゾール−9−イル、及び2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルが挙げられる。
特定の場所で、定義または実施形態は、特定の環(例えば、アゼチジン環、ピリジン環など)を指す。特に明記しない限り、これらの環は、原子の原子価を超えない場合、任意の環員に結合することができる。例えば、アゼチジン環は、環の任意の位置で結合することができるが、アゼチジン−3−イル環は、3位で結合する。
本明細書に記載の化合物は、非対称であり得る(例えば、1つ以上の立体中心を有する)。特に明記しない限り、エナンチオマー及びジアステレオマーなどの全ての立体異性体が意図される。非対称に置換された炭素原子を含有する本発明の化合物は、光学活性形態、またはラセミ形態で単離することができる。光学的に不活性な出発材料から光学活性形態を調製する方法は、ラセミ混合物の分割または立体選択的合成によるものなど、当該技術分野において既知である。オレフィン、C=N二重結合などの多くの幾何異性体は、本明細書に記載の化合物中に存在することもでき、全てのそのような安定した異性体が、本発明において企図される。本発明の化合物のシス及びトランスの幾何異性体が記載され、異性体の混合物として、または分離された異性体形態として単離され得る。
化合物のラセミ混合物の分割は、当該技術分野で既知の多くの方法のいずれかによって実施することができる。1つの方法には、光学活性な塩形成有機酸であるキラル分割酸を使用する分別再結晶が含まれる。分別再結晶法に適する分割剤は、例えば、D及びL型の酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸、乳酸などの光学活性酸、または、δ−カンファースルホン酸などの様々な光学活性カンファースルホン酸である。分別結晶法に適する他の分割剤としては、立体異性的に純粋な形態のα−メチルベンジルアミン(例えば、S型及びR型、またはジアステレオマー的に純粋な形態)、2−フェニルグリシノール、ノルエフェドリン、エフェドリン、N−メチルエフェドリン、シクロヘキシルエチルアミン、1,2−ジアミノシクロヘキサンなどが挙げられる。
ラセミ混合物の分割は、光学活性分割剤(例えば、ジニトロベンゾイルフェニルグリシン)が充填されたカラムでの溶出によって実施することもできる。好適な溶出溶媒組成物は、当業者によって決定することができる。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、(R)配置を有する。他の実施形態では、化合物は、(S)配置を有する。複数のキラル中心を有する化合物では、特に明記しない限り、化合物中のキラル中心のそれぞれは、独立して、(R)または(S)であってよい。2つのキラル中心を有する化合物は、例えば、(R,R)、(R,S)、(S,R)、または(S,S)配置を有し得る。
本発明の化合物には、互変異性型も含まれる。互変異性型は、プロトンの同時移動を一緒に伴う、隣接する二重結合との単結合の交換によって得られる。互変異性型には、同じ実験式及び総電荷を有する異性体のプロトン化状態であるプロトトロピック互変異性体が含まれる。例示的なプロトトロピック互変異性体としては、ケトン−エノール対、アミド−イミド酸対、ラクタム−ラクチム対、エナミン−イミン対、ならびにプロトンが複素環系の2つ以上の位置を占めることができる環状形態、例えば、1H−及び3H−イミダゾール、1H−、2H−、及び4H−1,2,4−トリアゾール、1H−及び2H−イソインドール、ならびに1H−及び2H−ピラゾールが挙げられる。互変異性型は、平衡状態であり得るか、または適切な置換によって1つの形態に立体的に固定することができる。
本発明の化合物には、中間体または最終化合物において発生する原子の全ての同位体も含まれ得る。同位体は、同じ原子番号であるが、異なる質量数を有する原子を含む。例えば、水素の同位体は、トリチウム及び重水素を含む。本発明の化合物の1つ以上の構成原子は、天然または非天然存在度の原子の同位体で置き換えまたは置換することができる。いくつかの実施形態では、化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含む。例えば、本開示の化合物における1つ以上の水素原子は、重水素で置き換えまたは置換され得る。いくつかの実施形態では、化合物には、2つ以上の重水素原子が含まれる。いくつかの実施形態では、化合物には、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、または12の重水素原子が含まれる。有機化合物に同位体を含めるための合成方法は、当該技術分野で既知である(Deuterium Labeling in Organic Chemistry by Alan F.Thomas(New York,N.Y.,Appleton−Century−Crofts,1971;The Renaissance of H/D Exchange by Jens Atzrodt,Volker Derdau,Thorsten Fey and Jochen Zimmermann,Angew.Chem.Int.Ed.2007,7744−7765)。同位体標識化合物は、NMR分光法、代謝実験、及び/またはアッセイなどの様々な研究において使用することができる。
重水素などのより重い同位体を用いる置換は、より大きな代謝安定性、例えば、インビボ半減期の増加または必要投与量の低減から生じる特定の治療上の利点をもたらし得る、したがって、状況次第で好ましいことがある(A.Kerekes et.al.J.Med.Chem.2011,54,201−210;R.Xu et.al.J.Label Compd.Radiopharm.2015,58,308−312)。
本明細書で使用される「化合物」という用語は、示された構造の全ての立体異性体、幾何異性体、互変異性体、及び同位体を含むことを意味する。この用語はまた、例えば、合成、生物学的プロセス(例えば、代謝または酵素変換)、またはそれらの組み合わせによる調製方法に関係なく、本発明の化合物を指すことを意味する。
全ての化合物及びその薬学的に許容される塩は、水及び溶媒などの他の物質と一緒に見出され得る(例えば、水和物及び溶媒和物)か、または単離され得る。固体状態である場合、本明細書に記載の化合物及びその塩は、様々な形態で発生し得、例えば、水和物を含む溶媒和物の形態をとり得る。化合物は、多形または溶媒和物などの任意の固体状態の形態であり得るので、特に明記しない限り、本明細書における化合物及びその塩への言及は、化合物の任意の固体状態の形態を包含すると理解されるべきである。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物またはその塩は、実質的に単離される。「実質的に単離される」とは、化合物が、それが形成または検出された環境から少なくとも部分的にまたは実質的に分離されることを意味する。部分的な分離には、例えば、本発明の化合物が濃縮された組成物が含まれ得る。実質的な分離には、本発明の化合物またはその塩の少なくとも約50重量%、少なくとも約60重量%、少なくとも約70重量%、少なくとも約80重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約95重量%、少なくとも約97重量%、または少なくとも約99重量%を含有する組成物が含まれ得る。
「薬学的に許容される」という語句は、本明細書では、妥当な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、刺激、アレルギー応答、またはその他の問題もしくは合併症なしにヒト及び動物の組織と接触させて使用するのに好適であり、合理的な利益/リスク比に見合った化合物、材料、組成物、及び/または剤形を指すために用いられる。
本明細書で使用される「周囲温度」及び「室温」という表現は、当該技術分野で理解されており、一般に、温度、例えば、反応が実施される室温付近である反応温度、例えば、約20℃〜約30℃の温度、を指す。
本発明には、本明細書に記載の化合物の薬学的に許容される塩も含まれる。「薬学的に許容される塩」という用語は、開示される化合物の誘導体を指し、親化合物は、既存の酸または塩基部分をその塩形態に変換することによって修飾される。薬学的に許容される塩の例としては、アミンなどの塩基性残基の無機塩または有機酸塩、カルボン酸などの酸性残基のアルカリ塩または有機塩などが挙げられるが、これらに限定されない。本発明の薬学的に許容される塩には、例えば、非毒性の無機酸または有機酸から形成される親化合物の非毒性塩が含まれる。本発明の薬学的に許容される塩は、従来の化学的方法により、塩基性部分または酸性部分を含有する親化合物から合成することができる。一般に、そのような塩は、水中もしくは有機溶媒中、またはその2つの混合物中で、化学量論的量の適切な塩基または酸と、これらの化合物の遊離酸または塩基形態を反応させることにより調製することができ、一般に、エーテル、酢酸エチル、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、もしくはブタノール)またはアセトニトリル(MeCN)のような非水性培地が好ましい。好適な塩のリストは、Remington’s Pharmaceutical Sciences,17th Ed.,(Mack Publishing Company,Easton,1985),p.1418,Berge et al.,J.Pharm.Sci.,1977,66(1),1−19 and in Stahl et al.,Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties,Selection,and Use,(Wiley,2002)にみられる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物には、N−オキシド型が含まれる。
合成
塩を含む本発明の化合物は、既知の有機合成手法を使用して調製することができ、以下のスキームのような多くの可能な合成経路のいずれかに従って合成することができる。
本発明の化合物を調製するための反応は、有機合成の当業者が容易に選択することができる好適な溶媒中で実施することができる。好適な溶媒は、反応が実施される温度、例えば、溶媒の凍結温度から溶媒の沸騰温度の範囲であり得る温度で、出発材料(反応物)、中間体、または生成物と実質的に非反応性であり得る。所与の反応は、1つの溶媒または複数の溶媒の混合物中で実施することができる。特定の反応ステップに依存して、特定の反応ステップに好適な溶媒が当業者によって選択することができる。
本発明の化合物の調製は、様々な化学基の保護及び脱保護を含み得る。保護及び脱保護の必要性、ならびに適切な保護基の選択は、当業者が容易に決定することができる。保護基の化学的性質は、例えば、Kocienski,Protecting Groups,(Thieme,2007);Robertson,Protecting Group Chemistry,(Oxford University Press,2000);Smith et al.,March’s Advanced Organic Chemistry:Reactions,Mechanisms,and Structure,6th Ed.(Wiley,2007);Peturssion et al.,“Protecting Groups in Carbohydrate Chemistry,”J.Chem.Educ.,1997,74(11),1297;及びWuts et al.,Protective Groups in Organic Synthesis,4th Ed.,(Wiley,2006)に記載される。
反応は、当該技術分野で既知の任意の好適な方法に従って監視することができる。例えば、生成物形成は、分光手段、例えば、核磁気共鳴分光法(例えば、1Hまたは13C)、赤外分光法、分光光度法(例えば、UV−可視)、質量分析、またはクロマトグラフィ法、例えば、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)または薄層クロマトグラフィ(TLC)によって監視することができる。
以下のスキームは、本発明の化合物の調製と関連する一般的なガイダンスを提供する。スキームに示される調製物が、本発明の様々な化合物を調製するために有機化学の一般的な知識を使用して修正または最適化することができることを、当業者は理解するであろう。
式(I)の化合物は、例えば、以下のスキームに示されるプロセスを使用して、調製することができる。
本明細書に記載されるような位置R及びCyに様々な置換を有する式(Ia)の化合物(式(I)の化合物(式中、Rは、Hである))は、スキーム1に示されるプロセスを使用して調製することができる。ヨウ素またはNISなどのヨウ素化剤のうちの1つを用いた5−クロロ−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(1−1)のヨウ素化により、式(1−2)の化合物が形成される。式(1−2)の化合物のピラゾール環のNH基は、好適な保護基(例えば、BocまたはSEM)で保護されて、式(1−3)の化合物を形成する。式(1−3)の化合物中のヨード置換基は、式(1−4)の化合物を得るために、Suzuki、Sonogashira、Negishi、Buchwald−Hartwigアミノ化、銅触媒アミノ化などを含む多数の異なるクロスカップリング反応を介して、Rに変換することができる。式(1−4)の化合物のクロロ置換基は、さらに、式(1−5)の化合物を得るために、芳香族求核置換反応(例えば、SAr)またはBuchwald−Hartwigアミノ化、Suzuki、Stille、Negishi、Cu触媒アミノ化などを含む多数の異なるクロスカップリング反応を介して、Cyに変換することができる。最後に、例えば、HClまたはTFAを用いる処理などの酸性条件下、及び/または、水酸化アンモニウム水溶液を用いる処理などの塩基性条件下での保護基の脱保護により、所望の式(Ia)の化合物の形成がもたらされる。あるいは、式(1−5)の化合物は、式(1−6)の化合物を得るために、最初に芳香族求核置換反応(例えば、SAr)またはBuchwald−Hartwigアミノ化、Suzuki、Cu触媒アミノ化などを含むクロスカップリング反応を実施し、続いて、ヨード置換基をRに変換するために、Suzuki、Sonogashira、Negishi、Buchwald−Hartwigアミノ化、Cu触媒アミノ化などを含む多数の異なるクロスカップリング反応を実施することにより、式(1−3)の化合物から調製することができる。
Figure 2022502490
本明細書に記載されるような位置Cy及びR10に様々な置換基を有する式(2−2)の化合物(式(I)の化合物(式中、Rは、Hであり、Cyは、フェニルまたはピリジニルであり、Xは、CHまたはNである))は、スキーム2に示されるプロセスを使用して調製することができる。式(1−6)の化合物は、Suzuki、Hiyama、Negishi、Stilleクロスカップリング反応などを含む、好適なパラジウム触媒及び好適な塩基の存在下で好適なカップリング試薬を用いる多数の異なるクロスカップリング反応を介して、式(2−1)の化合物に変換することができる。例えば、HClまたはTFAを用いる処理などの酸性条件下、及び/または、水酸化アンモニウム水溶液を用いる処理などの塩基性条件下での保護基の脱保護により、所望の式(2−2)の化合物の形成がもたらされる。
Figure 2022502490
本明細書に記載されるような位置Cy及びR10に様々な置換を有する式(3−3)の化合物(式(I)の化合物(式中、Rは、Hであり、Cyは、ピラゾールである))は、スキーム3に示されるプロセスを使用して調製することができる。式(1−6)の化合物は、Suzuki、Hiyama、Negishi、Stilleクロスカップリング反応などを含む、好適なパラジウム触媒及び好適な塩基の存在下で好適なカップリング試薬を用いる多数の異なるクロスカップリング反応を介して、式(3−1)の化合物に変換することができる。式(3−1)の化合物は、置換反応またはBuchwald−Hartwigアミノ化、Cu触媒アミノ化などを含むクロスカップリング反応を介して、式(3−2)の化合物に変換することができる。あるいは、式(3−2)の化合物は、Suzuki、Hiyama、Negishi、Stilleクロスカップリング反応などを含む、好適なパラジウム触媒及び好適な塩基の存在下で好適なカップリング試薬を用いる多数の異なるクロスカップリング反応により、式(1−6)の化合物から直接調製することができる。例えば、HClまたはTFAを用いる処理などの酸性条件下、及び/または、水酸化アンモニウム水溶液を用いる処理などの塩基性条件下での保護基の脱保護により、所望の式(3−3)の化合物の形成がもたらされる。
Figure 2022502490
本明細書に記載されるような位置R及びR20に様々な置換を有する式(4−4)の化合物(式(I)の化合物(式中、Rは、Hであり、Cyは、置換ピペラジンである))は、スキーム4に示されるプロセスを使用して調製することができる。式(1−4)の化合物は、芳香族求核置換反応(例えば、SAr)またはBuchwald−Hartwigアミノ化、Cu触媒アミノ化などを含む多数の異なるクロスカップリング反応を介して、式(4−1)の化合物に変換することができる。保護基PG(例えば、ベンジル、Boc、またはSEM)の選択的脱保護により、式(4−2)の化合物が生成される。あるいは、式(4−2)の化合物は、芳香族求核置換反応(例えば、SAr)またはBuchwald−Hartwigアミノ化、Cu触媒アミノ化などを含む多数の異なるクロスカップリング反応により、式(1−4)の化合物から直接調製することができる。式(4−2)の化合物は、置換反応またはBuchwald−Hartwigアミノ化、Cu触媒アミノ化などを含むクロスカップリング反応を介して、式(4−3)の化合物に変換することができる。例えば、HClまたはTFAを用いる処理などの酸性条件下、及び/または、水酸化アンモニウム水溶液を用いる処理などの塩基性条件下での保護基の脱保護により、所望の式(4−4)の化合物の形成がもたらされる。
Figure 2022502490
本明細書に記載されるような位置R及びR20に様々な置換を含む式(5−3)の化合物(式(I)の化合物(式中、Rは、Hであり、Cyは、3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オンである))は、スキーム5に示されるプロセスを使用して調製することができる。式(1−4)の化合物は、芳香族求核置換反応(例えば、SAr)またはBuchwald−Hartwigアミノ化、Cu触媒アミノ化などを含む多数の異なるクロスカップリング反応を介して、式(5−1)の化合物に変換することができる。式(5−1)の化合物は、置換反応またはBuchwald−Hartwigアミノ化、Cu触媒アミノ化などを含むクロスカップリング反応を介して、式(5−2)の化合物に変換することができる。例えば、HClまたはTFAを用いる処理などの酸性条件下、及び/または、水酸化アンモニウム水溶液を用いる処理などの塩基性条件下での保護基の脱保護により、所望の式(5−3)の化合物の形成がもたらされる。
Figure 2022502490
使用方法
本開示は、ALK2活性を調節する(例えば、阻害する)方法を提供し、該方法は、本明細書で提供される化合物またはその薬学的に許容される塩を患者に投与することを含む。本開示の化合物は、単独で、他の薬剤もしくは療法と組み合わせて、または、がんを含む疾患もしくは障害の処置のためのアジュバントもしくはネオアジュバントとして、使用することができる。本明細書に記載の使用では、実施形態のいずれかを含む本開示の化合物のいずれかが使用されてもよい。
骨髄線維症(MF)では、かなりの割合の患者が、貧血を発症し、頻繁な赤血球(RBC)輸血に依存するようになる(Tefferi,A.et al.Mayo Clinic Proceedings 2012 87,25−33)。MF患者の血清ヘプシジンレベルの上昇は、ヘモグロビン(Hb)レベル、RBC輸血の必要性の増加、及び生存率の低減と関連することが示されている(Pardanani,A.et al.American Journal of Hematology 2013,88,312−316)。BMPシグナル伝達は、SMADシグナル伝達の活性化によるヘプシジン転写誘導を引き起こすことに中心的な役割を果たす。貧血マウスモデルでは、ALK2またはALK3のいずれかの肝臓特異的欠損が、ヘプシジン産生及び鉄過剰症の誘発を遮断し得る(Steinbicker,A.U.,et al.Blood 2011,118,4224−4230)。したがって、ALK2阻害は、ヘプシジン媒介性FPN1の内在化及び分解がJAK2の作用を必要としない可能性があるので、MF患者の処置においてルキソリチニブと組み合わせて有用であり得る(Ross,S.L.,et al.Cell Metabolism 2012,15,905−917)。ALK2阻害は、鉄代謝に対するヘプシジンの悪影響を遮断し、MF患者の貧血を改善し得る(Asshoff,M.et al.Blood 2017,129,1823−1830)。
進行性骨化性線維異形成症(FOP)は、ヒトのまれな遺伝性骨疾患であり、患者は、軟骨内骨化による骨外性骨形成を特徴としていた(Yu,P.B.,et al.Nature Medicine 2008,14,1363−1369;Fukuda,T.et al.Journal of Biological Chemistry 2009 284,7149−7156)。FOP患者の95%がACVR1/ALK2に点変異を有し、古典的なFOPの応答性変異は、ALK2の細胞内グリシン及びセリンリッチ(GS)ドメインで617G>A(R206H)である(Shen,Q.et al.Journal of Clinical Investigation 2009,119,3462−3472)。非定型FOP患者のALK2変異は、GSドメインまたはプロテインキナーゼドメインの他のアミノ酸にもみられている(Fukuda,T.et al.Biochemical and BiophysicalResearch Communications 2008,377,905−909)。異なるALK2変異体は、外因性BMPリガンドなしでBMPシグナル伝達を構成的に活性化することが示されており、これらのALK2変異体は、リガンド刺激時にはるかに強力なBMPシグナル伝達を伝達し得る(Van Dinther,M.et al.Journal of Bone and Mineral Research 2010,25,1208−1215)。
ALK2の活性化変異は、びまん性橋神経膠腫(DIPG)でも確認されており、これは、小児集団の腹側橋の非常に攻撃的なグリア新生物である。ALK2は、DIPGで最も頻繁に変異する遺伝子のうちの1つとして報告された。ALK2は、195中46症例(24%)で、5つの特定の残基に、非同義のヘテロ接合型細胞変異を保有することが判明した。ALK2変異を有する患者は、主に女性(約2:1)であり、野生型IDPGと比較して、若い発症年齢(約5歳)、長い全生存期間(約15ヶ月)を有していた。これらのALK2変異体は、DIPGに非常に特異的であり、ALK2阻害剤LDN−19318917は、それらのALK2変異体DIPG細胞の生存率の大幅の阻害がもたらされる(Taylor,K.R.et al.Nature Genetics 2014,46,457−461;Buczkowicz,P.et al.Nature Genetics 2014,46,451−456)。
ALK2活性の阻害と関連する疾患または障害を処置する方法には、治療有効量の本明細書で提供される化合物またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与することが含まれ得る。いくつかの実施形態では、疾患または障害は、がんである。本開示の化合物を使用して処置可能ながんの例としては、骨癌、膵臓癌、皮膚癌、頭頸部癌、皮膚または眼内悪性黒色腫、子宮癌、卵巣癌、直腸癌、肛門部癌、胃癌、精巣癌、子宮癌、卵管癌、子宮内膜癌、子宮内膜癌、子宮頸癌、膣癌、外陰部癌、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、食道癌、小腸癌、内分泌系癌、甲状腺癌、上皮小体癌、副腎癌、軟組織肉腫、尿道癌、陰茎癌、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ球性白血病を含む慢性または急性白血病、小児の固形腫瘍、リンパ球性リンパ腫、膀胱癌、腎臓または尿道癌、腎盂癌、中枢神経系(CNS)新生物、原発性CNSリンパ腫、腫瘍血管新生、脊髄軸腫瘍、脳幹神経膠腫、下垂体腺腫、カポジ肉腫、類表皮癌、扁平上皮細胞癌、T細胞リンパ腫、アスベストにより誘発されるものを含む環境的に誘発される癌、及び該癌の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
本開示の化合物は、FGFR酵素の活性を阻害し得る。例えば、本開示の化合物は、細胞、個体、または患者に本開示の1つ以上の化合物の阻害量を投与することによって、酵素の阻害を必要とする細胞または個体または患者のFGFR酵素の活性を阻害するために使用することができる。
FGFR阻害剤として、本開示の化合物は、FGFR酵素またはFGFRリガンドの異常な発現または活性と関連する様々な疾患の処置に有用である。FGFRを阻害する化合物は、特に血管新生を阻害することによって、腫瘍の成長の防止またはアポトーシスの誘導の手段を提供するのに有用であろう。したがって、本開示の化合物は、がんなどの増殖性障害の処置または予防に有用であることが証明されることが予想される。特に、受容体チロシンキナーゼの活性化変異体または受容体チロシンキナーゼの上方制御を伴う腫瘍は、阻害剤に対して特に感受性が高いことがある。
特定の実施形態において、本開示は、それを必要とする患者のFGFR媒介性障害を処置するための方法を提供し、方法は、本発明による化合物またはその薬学的に許容される組成物を該患者に投与するステップを含む。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物で処置可能ながんには、黒色腫(例えば、転移性悪性黒色腫)、腎癌(例えば、明細胞癌)、前立腺癌(例えば、ホルモン不応性前立腺腺癌)、乳癌、トリプルネガティブ乳癌、結腸癌、及び肺癌(例えば、非小細胞肺癌及び小細胞肺癌)が含まれる。さらに、本開示には、本開示の化合物を使用して成長が阻害され得る難治性または再発性悪性腫瘍が含まれる。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物を使用して処置可能ながんには、固形腫瘍(例えば、前立腺癌、結腸癌、食道癌、子宮内膜癌、卵巣癌、子宮癌、腎臓癌、肝臓癌、膵臓癌、胃癌、乳癌、肺癌、頭頸部癌、甲状腺癌、膠芽腫、肉腫、膀胱癌など)、血液癌(例えば、リンパ腫、白血病、例えば、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)、DLBCL、マントル細胞リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(再発性または難治性NHL及び再発性濾胞を含む)、ホジキンリンパ腫または多発性骨髄腫)ならびに該がんの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物を使用して処置可能な疾患及び適応症には、血液癌、肉腫、肺癌、消化管癌、泌尿生殖器癌、肝臓癌、骨癌、神経系癌、婦人科癌、及び皮膚癌が含まれるが、これらに限定されない。
例示的な血液癌としては、リンパ腫及び白血病、例えば、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性前骨髄球性白血病(APL)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、マントル細胞リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(再発性または難治性NHL及び再発性濾胞を含む)、ホジキンリンパ腫、骨髄増殖性疾患(例えば、原発性骨髄線維症(PMF)、真性赤血球増加症(PV)、本態性血小板増加性(ET)、骨髄異形成症候群(MDS)、T細胞急性リンパ芽球性リンパ腫(T−ALL)、多発性骨髄腫、皮膚T細胞リンパ腫、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄性リンパ腫、ならびにバーキットリンパ腫が挙げられる。例示的な血液癌としては、8p11骨髄増殖性症候群も挙げられ得る。本明細書で使用される場合、「8p11骨髄増殖性症候群」という用語は、好酸球増加症及びFGFR1の異常と関連する骨髄性/リンパ性新生物を指すことを意味する。
例示的な肉腫としては、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、骨肉腫、横紋筋肉腫、血管肉腫、線維肉腫、脂肪肉腫、粘液腫、横紋筋腫、横紋筋肉腫、線維腫、脂肪腫、過誤腫、及び奇形腫が挙げられる。例示的な肉腫としては、リンパ肉腫及び平滑筋肉腫も挙げられる。
例示的な肺癌としては、非小細胞肺癌(NSCLC)、小細胞肺癌、気管支癌(扁平上皮細胞、未分化小細胞、未分化大細胞、腺癌)、肺胞(気管支)癌、気管支腺腫、軟骨腫性過誤腫、及び中皮腫が挙げられる。例示的な肺癌としては、小細胞及び非小細胞癌、気管支腺腫、ならびに胸膜肺芽腫も挙げられる。
例示的な消化管癌としては、食道のがん(扁平上皮細胞癌、腺癌、平滑筋肉腫、リンパ腫)、胃のがん(癌腫、リンパ腫、平滑筋肉腫)、膵臓のがん(膵外分泌癌、導管腺癌、インスリノーマ、グルカゴノーマ、ガストリノーマ、カルチノイド腫瘍、ビポーマ)、小腸のがん(腺癌、リンパ腫、カルチノイド腫瘍、カポシ肉腫、平滑筋腫、血管腫、脂肪腫、神経線維腫、線維腫)、大腸のがん(腺癌、管状腺腫、絨毛腺腫、過誤腫、平滑筋腫)、及び結腸直腸癌が挙げられる。例示的な胃腸癌としては、胆嚢癌及び肛門癌も挙げられる。
例示的な泌尿生殖器癌としては、腎臓のがん(腺癌、ウィルムス腫瘍[腎芽細胞腫])、膀胱及び尿道のがん(扁平上皮細胞癌、移行上皮癌、腺癌)、前立腺のがん(腺癌、肉腫)、ならびに精巣のがん(精上皮腫、奇形腫、胎児性癌、奇形癌、絨毛癌、肉腫、間質細胞癌、線維腫、線維腺腫、腺腫様腫瘍、及び脂肪腫)が挙げられる。例示的な泌尿生殖器癌としては、腎細胞癌及び尿路上皮癌も挙げられる。
例示的な肝臓癌としては、肝癌(肝細胞癌)、胆管癌、肝芽腫、血管肉腫、肝細胞腺腫、及び血管腫が挙げられる。
例示的な骨癌としては、例えば、骨原性肉腫(骨肉腫)、線維肉腫、悪性線維性組織球腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、悪性リンパ腫(網膜細胞肉腫)、多発性骨髄腫、悪性巨細胞腫瘍脊索腫、骨軟骨腫(骨軟骨性外骨症)、良性軟骨腫、軟骨芽細胞腫、軟骨粘液線維腫、骨様骨腫、及び巨細胞腫が挙げられる。
例示的な神経系癌としては、頭蓋骨のがん(骨腫、血管腫、肉芽腫、黄色腫、変形性骨炎)、髄膜のがん(髄膜腫、髄膜肉腫、神経膠腫症)、脳のがん(星状細胞腫、髄芽腫、神経膠腫、上衣腫、胚細胞腫(松果体腫)、膠芽腫、多形性膠芽腫、希突起膠腫、神経鞘腫、網膜芽腫、先天性腫瘍)、及び脊髄のがん(神経線維腫、髄膜腫、肉腫)、ならびに神経芽腫及びレルミット・デュクロ病が挙げられる。例示的な神経系癌としては、神経外胚葉腫瘍及び松果体腫瘍も挙げられる。
例示的な婦人科癌としては、子宮のがん(子宮内膜癌)、子宮頸部のがん(子宮頸癌、腫瘍前子宮頸部異形成)、卵巣のがん(卵巣癌(漿液性嚢胞腺癌、粘液性嚢胞腺癌、未分類癌)、顆粒膜−莢膜細胞腫瘍、セルトリ・ライディッヒ細胞腫、未分化胚細胞腫、悪性奇形腫)、外陰部のがん(扁平上皮細胞癌、上皮内癌、腺癌、線維肉腫、黒色腫)、膣のがん(明細胞癌、扁平上皮細胞癌、ブドウ状肉腫(胎児性横紋筋肉腫)、及び卵管(癌)が挙げられる。例示的な婦人科癌としては、乳癌(乳管癌、小葉癌、乳癌、トリプルネガティブ乳癌、HER2陽性乳癌、炎症性乳癌、乳頭状癌)も挙げられる。
例示的な皮膚癌としては、黒色腫、基底細胞癌、扁平上皮細胞癌、カポジ肉腫、メルケル細胞皮膚癌、ほくろ形成異常母斑、脂肪腫、血管腫、皮膚線維腫、及びケロイドが挙げられる。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物を使用して処置可能な疾患及び適応症には、鎌状赤血球病(例えば、鎌状赤血球貧血)、トリプルネガティブ乳癌(TNBC)、骨髄異形成症候群、精巣癌、胆管癌、食道癌、及び尿路上皮癌が含まれるが、これらに限定されない。
例示的な頭頸部癌としては、膠芽腫、黒色腫、横紋筋肉腫、リンパ肉腫、骨肉腫、扁平上皮細胞癌、腺癌、口腔癌、喉頭癌、鼻咽頭癌、鼻腔及び副鼻腔癌、甲状腺及び副甲状腺癌が挙げられる。例示的な頭頸部癌としては、眼の腫瘍、唇及び口の腫瘍、ならびに扁平上皮の頭頸部癌も挙げられる。
本開示の化合物は、また、腫瘍転移の阻害に有用であり得る。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物は、アルツハイマー病、HIV、または結核を処置するために使用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、PGE2(例えば、Cox−2過剰発現腫瘍)及び/またはアデノシン(CD73及びCD39過剰発現腫瘍)を産生する腫瘍を処置するために使用されてもよい。Cox−2の過剰発現は、結腸直腸癌、乳癌、膵臓癌、及び肺癌などの多くの腫瘍で検出されており、それは、予後不良と相関する。COX−2の過剰発現は、RAJI(バーキットリンパ腫)及びU937(急性前単球性白血病)などの血液がんモデル、ならびに、患者の芽細胞で報告されている。CD73は、結腸、肺、膵臓、及び卵巣のものを含む様々なヒトがんで上方制御される。重要なことに、CD73のより高い発現レベルは、腫瘍の血管新生、浸潤性、及び転移と、ならびに、乳癌における患者の短い生存期間と関連する。
互換的に使用される「個体」または「患者」という用語は、哺乳動物、好ましくは、マウス、ラット、他の齧歯動物、ウサギ、イヌ、ネコ、イノシシ、ウシ、ヒツジ、ウマ、または霊長類、最も好ましくは、ヒトを含む任意の動物を指す。
「治療有効量」という語句は、研究者、獣医師、医師、または他の臨床医が要求する、組織、系、動物、個体、またはヒトにおいて生物学的または医薬的応答を誘発する活性化合物または医薬品の量を指す。
本明細書で使用される場合、「処置する」または「処置」という用語は、(1)疾患の阻害;例えば、疾患、状態、または障害の病状または症状を経験または呈する個体の疾患、状態、または障害の阻害(すなわち、病状及び/または症状のさらなる発症の阻止);ならびに、(2)疾患の改善;例えば、疾患、状態、または障害の病状または症状を経験または呈する個体の疾患、状態、または障害の改善(すなわち、病状及び/または症状の後退)、例えば、疾患の重症度の減少、のうちの1つ以上を指す。
本明細書で使用される場合、「接触させる」という用語は、インビトロシステムまたはインビボシステムにおいて示された化合物を、相互作用するのに十分な物理的近接性にあるように一緒にすることを指す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、本明細書で言及される疾患のいずれかを発症するリスクを予防または低減させるのに、例えば、疾患、状態、または障害に罹患しやすい可能性があるが、疾患の病状または症状をまだ経験または呈していない個体の疾患、状態、または障害を発症するリスクを予防または低減させるのに、有用である。
併用療法
1つ以上の追加の医薬品または処置方法、例えば、抗ウイルス剤、化学療法剤または他の抗がん剤、免疫増強剤、免疫抑制剤、放射線、抗腫瘍及び抗ウイルスワクチン、サイトカイン療法(例えば、IL2、GM−CSFなど)、及び/またはチロシンキナーゼ阻害剤は、ALK2及び/またはFGFR関連の疾患、障害、もしくは状態、または本明細書に記載の疾患または状態の処置のための本明細書に記載の化合物と組み合わせて使用することができる。薬剤は、単一の剤形で本化合物と組み合わせることができ、または、薬剤は、別々の剤形として同時にまたは連続して投与することができる。
I.免疫チェックポイント療法
いくつかの実施形態では、本明細書に提供される化合物は、本明細書に記載されるがんの処置のための1つ以上の免疫チェックポイント阻害剤と組み合わせて使用することができる。本開示の化合物は、1つ以上の免疫チェックポイント阻害剤と組み合わせて使用することができる。例示的な免疫チェックポイント阻害剤としては、CD20、CD28、CD39、CD40、CD122、CD96、CD73、CD47、GITR、CSF1R、JAK、PI3Kデルタ、PI3Kガンマ、TAM、アルギナーゼ、CD137(4−1BBとしても知られる)、ICOS、B7−H3、B7−H4、BTLA、CTLA−4、LAG3、TIM3、VISTA、TIGIT、PD−1、PD−L1、及びPD−L2などの免疫チェックポイント分子に対する阻害剤が挙げられる。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子は、CD27、CD28、CD40、ICOS、OX40、GITR、及びCD137から選択される刺激性チェックポイント分子である。いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子は、A2AR、B7−H3、B7−H4、BTLA、CTLA−4、IDO、KIR、LAG3、PD−1、TIM3、TIGIT、及びVISTAから選択される阻害性チェックポイント分子である。いくつかの実施形態では、本明細書に提供される本開示の化合物は、KIR阻害剤、TIGIT阻害剤、LAIR1阻害剤、CD160阻害剤、2B4阻害剤、及びTGFRベータ阻害剤から選択される1つ以上の薬剤と組み合わせて使用することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供される化合物は、免疫チェックポイント分子の1つ以上のアゴニスト、例えば、OX40、CD27、GITR、及びCD137(4−1BBとしても知られる)と組み合わせて使用することができる。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、抗PD1抗体、抗PD−L1抗体、または抗CTLA−4抗体である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PD−1の阻害剤、例えば、抗PD−1モノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、抗PD−1モノクローナル抗体は、ニボルマブ、ペンブロリズマブ(MK−3475としても知られる)、デュルバルマブ(Imfinzi(登録商標))、ピジリズマブ、SHR−1210、PDR001、MGA012、PDR001、AB122、またはAMP−224である。いくつかの実施形態では、抗PD−1モノクローナル抗体は、ニボルマブまたはペンブロリズマブである。いくつかの実施形態では、抗PD1抗体は、ペンブロリズマブである。いくつかの実施形態では、抗PD−1モノクローナル抗体は、MGA012である。いくつかの実施形態では、抗PD1抗体は、SHR−1210である。他の抗がん剤(複数可)としては、4−1BB(例えば、ウレルマブ、ウトミルマブ)などの抗体治療薬が挙げられる。いくつかの実施形態では、抗PD−1モノクローナル抗体は、イピルミマブである。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、INCB086550と組み合わせて使用することができる。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、抗PD1抗体、抗小分子PD−L1抗体、または抗CTLA−4抗体阻害剤である。いくつかの実施形態では、小分子PD−L1阻害剤は、米国特許公開第US20170107216号、同第US20170145025号、同第US20170174671,US20170174679号、同第US20170320875号、同第US20170342060号、同第US20170362253号、同第US20180016260号、同第US20180057486号、同第US20180177784号、同第US20180177870号、同第US20180179179号、同第US20180179197号、同第US20180179201号、及び同第US20180179202号(これらのそれぞれは、あらゆる目的のために全体が参照により組み込まれる)に記載のPD−L1アッセイにおいて、1μM未満、100nM未満、10nM未満、または1nM未満のIC50を有する。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PD−L1の阻害剤、例えば、抗PD−L1モノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、抗PD−L1モノクローナル抗体は、BMS−935559、MEDI4736、MPDL3280A(RG7446としても知られる)、またはMSB0010718Cである。いくつかの実施形態では、抗PD−L1モノクローナル抗体は、MPDL3280AまたはMEDI4736である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、PD−1及びPD−L1の阻害剤、例えば、抗PD−1/PD−L1モノクローナル抗体である。いくつかの実施形態では、抗PD−1/PD−L1は、MCLA−136である。
いくつかの実施形態では、阻害剤は、MCLA−145である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、CTLA−4の阻害剤、例えば、抗CTLA−4抗体である。いくつかの実施形態では、抗CTLA−4抗体は、イピリムマブ、トレメリムマブ、AGEN1884、またはCP−675,206である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、CSF1Rの阻害剤、例えば、抗CSF1R抗体である。いくつかの実施形態では、抗CSF1R抗体は、IMC−CS4またはRG7155である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、LAG3の阻害剤、例えば、抗LAG3抗体である。いくつかの実施形態では、抗LAG3抗体は、BMS−986016、LAG525、IMP321、GSK2831781、またはINCAGN2385である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、TIM3の阻害剤、例えば、抗TIM3抗体である。いくつかの実施形態では、抗TIM3抗体は、INCAGN2390、MBG453、またはTSR−022である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、GITRの阻害剤、例えば、抗GITR抗体である。いくつかの実施形態では、抗GITR抗体は、TRX518、MK−4166、INCAGN1876、MK−1248、AMG228、BMS−986156、GWN323、またはMEDI1873である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、OX40のアゴニスト、例えば、OX40アゴニスト抗体またはOX40L融合タンパク質である。いくつかの実施形態では、抗OX40抗体は、MEDI0562、MEDI6469、MOXR−0916、PF−04518600、GSK3174998、またはBMS−986178である。いくつかの実施形態では、OX40L融合タンパク質は、MEDI6383である。
いくつかの実施形態では、免疫チェックポイント分子の阻害剤は、CD20の阻害剤、例えば、抗CD20抗体である。いくつかの実施形態では、抗CD20抗体は、オビヌツズマブまたはリツキシマブである。
本開示の化合物は、二重特異性抗体と組み合わせて使用することができる。いくつかの実施形態では、二重特異性抗体のドメインの1つは、PD−1、PD−L1、CTLA−4、GITR、OX40、TIM3、LAG3、CD137、ICOS、CD3、またはTGFβ受容体を標的とする。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、1つ以上の代謝酵素阻害剤と組み合わせて使用することができる。いくつかの実施形態では、代謝酵素阻害剤は、IDO1、TDO、またはアルギナーゼの阻害剤である。IDO1阻害剤の例としては、epacadostat、NLG919、BMS−986205、PF−06840003、IOM2983、RG−70099、及びLY338196が挙げられる。アルギナーゼ阻害剤の例は、CB−1158である。
全体にわたって提供されるように、追加の化合物、阻害剤、薬剤などは、単一または連続剤形で本化合物と組み合わせることができ、または、別々の剤形として同時にまたは連続して投与することができる。
II.がん療法
がん細胞の成長と生存は、複数のシグナル伝達経路によって影響を受け得る。したがって、そのような状態を処置するために、活性を調節する標的において異なる選好を示す、異なる酵素/タンパク質/受容体阻害剤を組み合わせることが有用である。本開示の化合物と組み合わされ得る薬剤の例としては、PI3K−AKT−mTOR経路の阻害剤、Raf−MAPK経路の阻害剤、JAK−STAT経路の阻害剤、ベータカテニン経路の阻害剤、ノッチ経路の阻害剤、ヘッジホッグ経路の阻害剤、Pimキナーゼの阻害剤、ならびにタンパク質シャペロン及び細胞周期進行の阻害剤が挙げられる。複数のシグナル伝達経路(または特定のシグナル伝達経路と関与する複数の生体分子)を標的とすると、細胞集団で発生する薬剤耐性の可能性が低減し、及び/または処置の毒性が低減し得る。
本開示の化合物は、がんなどの疾患の処置のために、1つ以上の他の酵素/タンパク質/受容体阻害剤と組み合わせて使用することができる。がんの例としては、血液癌などの固形腫瘍及び液性腫瘍が挙げられる。例えば、本開示の化合物は、がんの処置のために、以下のキナーゼの1つ以上の阻害剤と組み合わせることができる:Akt1、Akt2、Akt3、TGF−βR、Pim、PKA、PKG、PKC、CaMキナーゼ、ホスホリラーゼキナーゼ、MEKK、ERK、MAPK、mTOR、EGFR、HER2、HER3、HER4、INS−R、IGF−1R、IR−R、PDGFαR、PDGFβR、CSFIR、KIT、FLK−II、KDR/FLK−1、FLK−4、flt−1、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、c−Met、Ron、Sea、TRKA、TRKB、TRKC、FLT3、VEGFR/Flt2、Flt4、EphA1、EphA2、EphA3、EphB2、EphB4、Tie2、Src、Fyn、Lck、Fgr、Btk、Fak、SYK、FRK、JAK、ABL、ALK、及びB−Raf。いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、がんの処置のために、以下の阻害剤のうちの1つ以上と組み合わせることができる。がんの処置のために本開示の化合物と組み合わせることができる阻害剤の非限定例としては、追加のFGFR阻害剤(FGFR1、FGFR2、FGFR3、もしくはFGFR4、例えば、AZD4547、BAY1187982、ARQ087、BGJ398、BIBF1120、TKI258、ルシタニブ、ドビチニブ、TAS−120、JNJ−42756493、Debio1347、INCB54828、INCB62079、及びINCB63904)、JAK阻害剤(JAK1及び/またはJAK2、例えば、ルキソリチニブ、バリシチニブ、もしくはINCB39110)、IDO阻害剤(例えば、epacadostat及びNLG919)、LSD1阻害剤(例えば、GSK2979552、INCB59872、及びINCB60003)、TDO阻害剤、PI3K−デルタ阻害剤(例えば、INCB50797及びINCB50465)、PI3K−ガンマ選択的阻害剤などのPI3K−ガンマ阻害剤、CSF1R阻害剤(例えば、PLX3397及びLY3022855)、TAM受容体チロシンキナーゼ(Tyro−3、Axl、及びMer)、血管新生阻害剤、インターロイキン受容体阻害剤、ブロモ及びエクストラターミナルファミリーメンバー阻害剤(例えば、ブロモドメイン阻害剤もしくはBET阻害剤、例えば、OTX015、CPI−0610、INCB54329、及びINCB57643)ならびにアデノシン受容体アンタゴニスト、またはそれらの組み合わせが挙げられる。パノビノスタット及びボリノスタットなどのHDACの阻害剤。オナルツムズマブ(onartumzumab)、チバンチニブ(tivantnib)、及びINC−280などのc−Metの阻害剤。イブルチニブなどのBTKの阻害剤。ラパマイシン、シロリムス、テムシロリムス、及びエベロリムスなどのmTORの阻害剤。ベムラフェニブ及びダブラフェニブなどのRafの阻害剤。トラメチニブ、セルメチニブ、GDC−0973などのMEKの阻害剤。Hsp90の阻害剤(例えば、タネスピマイシン)、サイクリン依存性キナーゼ(例えば、パルボシクリブ)、PARP(例えば、オラパリブ)、及びPimキナーゼ(LGH447、INCB053914、及びSGI−1776)は、本開示の化合物と組み合わせることもできる。
いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、1つ以上のJAK阻害剤(JAK1及び/またはJAK2、例えば、ルキソリチニブ、バリシチニブ、またはINCB39110)と組み合わせることができる。いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、骨髄増殖性疾患などのがんの処置のために、1つ以上のJAK阻害剤(JAK1及び/またはJAK2、例えば、ルキソリチニブ、バリシチニブ、またはINCB39110)と組み合わせることができる。例えば、骨髄増殖性疾患は、骨髄線維症である。いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、ルキソリチニブ、またはその薬学的に許容される塩と組み合わせることができる。いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、骨髄線維症などの骨髄増殖性疾患の処置のために、ルキソリチニブまたはその薬学的に許容される塩と組み合わせることができる。
本開示の化合物は、がんなどの疾患の処置のための1つ以上の薬剤と組み合わせて使用することができる。いくつかの実施形態では、薬剤は、アルキル化剤、プロテアソーム阻害剤、コルチコステロイド、または免疫調節剤である。アルキル化剤の例としては、ベンダムスチン、ナイトロジェンマスタード、エチレンイミン誘導体、アルキルスルホナート、ニトロソウレア及びトリアゼン、ウラシルマスタード、クロルメチン、シクロホスファミド(CytoxanTM)、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホルアミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、及びテモゾロミドが挙げられる。いくつかの実施形態では、プロテアソーム阻害剤は、カルフィルゾミブである。いくつかの実施形態では、コルチコステロイドは、デキサメタゾン(DEX)である。いくつかの実施形態では、免疫調節剤は、レナリドマイド(LEN)またはポマリドマイド(POM)である。
本開示の化合物は、さらに、例えば、化学療法、照射療法、腫瘍標的療法、アジュバント療法、免疫療法、または外科手術によって、がんを処置する他の方法と組み合わせて使用することができる。免疫療法の例としては、サイトカイン処置(例えば、インターフェロン、GM−CSF、G−CSF、IL−2)、CRS−207免疫療法、がんワクチン、モノクローナル抗体、養子T細胞転移、T細胞活性化の促進剤としてのCAR(キメラ抗原受容体)T細胞処置、腫瘍溶解性ウイルス療法、及びサリドマイドまたはJAK1/2阻害剤などを含む免疫調節性小分子が挙げられる。化合物は、化学療法剤などの1つ以上の抗がん剤と組み合わせて投与することができる。化学療法薬の例としては、アバレリクス、アビラテロン、アファチニブ、アフリベルセプト、アルデスロイキン、アレムツズマブ、アリトレチノイン、アロプリノール、アルトレタミン、アムサクリン、アナストロゾール、アフィジコロン、三酸化ヒ素、アスパラギナーゼ、アキシチニブ、アザシチジン、ベバシズマブ、ベキサロテン、バリシチニブ、ビカルタミド、ブレオマイシン、ボルテゾムビ(bortezombi)、ボルテゾミブ、ブリバニブ、ブパルリシブ、静脈内ブスルファン、経口ブスルファン、カルステロン、カンプトサール、カペシタビン、カルボプラチン、カルムスチン、セジラニブ、セツキシマブ、クロランブシル、シスプラチン、クラドリビン、クロファラビン、クリゾチニブ、シクロホスファミド、シタラビン、ダカルバジン、ダコミチニブ、ダクチノマイシン、ダルテパリンナトリウム、ダサチニブ、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、デシタビン、デガレリクス、デニロイキン、デニロイキンジフチトクス、デオキシコホルマイシン、デクスラゾキサン、ドセタキセル、ドキソルビシン、ドロロキシフェン、ドロモスタノロンプロピオナート、エクリズマブ、エンザルタミド、エピポドフィロトキシン、エピルビシン、エポチロン、エルロチニブ、エストラムスチン、エトポシドホスファート、エトポシド、エクセメスタン、フェンタニールシトラート、フィルグラスチム、フロクスウリジン、フルダラビン、フルオロウラシル、フルタミド、フルベストラント、ゲフィチニブ、ゲムシタビン、ゲムツズマブオゾガマイシン、ゴセレリンアセタート、ヒストレリンアセタート、イブリツモマブチウキセタン、イダルビシン、イデラリシブ、イホスファミド、イマチニブメシラート、インターフェロンアルファ2a、イリノテカン、ラパチニブジトシラート、レナリドマイド、レトロゾール、ロイコボリン、ロイプロリドアセタート、レバミゾール、ロムスチン、メクロレタミン、メゲストロールアセタート、メルファラン、メルカプトプリン、メトトレキサート、メトキサレン、ミトラマイシン、マイトマイシンC、ミトタン、ミトキサントロン、ナンドロロンフェンプロピオナート、ナベルビン、ネシツムマブ、ネララビン、ネラチニブ、ニロチニブ、ニルタミド、ノフェツモマブ、オセレリン、オキサリプラチン、パクリタキセル、パミドロネート、パニツムマブ、パゾパニブ、ペグアスパラガーゼ、ペグフィルグラスチム、ペメトレキセド二ナトリウム、ペントスタチン、ピララリシブ、ピポブロマン、プリカマイシン、ポナチニブ、ポルフィマー、プレドニソン、プロカルバジン、キナクリン、ラニビズマブ、ラスブリカーゼ、レゴラフェニブ、レロキサフィン、レブラミド、リツキシマブ、ルキソリチニブ、ソラフェニブ、ストレプトゾシン、スニチニブ、スニチニブマレアート、タモキシフェン、テガフール、テモゾロミド、テニポシド、テストラクトン、サリドマイド、チオグアニン、チオテパ、トポテカン、トレミフェン、トシツモマブ、トラスツズマブ、トレチノイン、トリプトレリン、ウラシルマスタード、バルルビシン、バンデタニブ、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン、ボリノスタット、及びゾレドロナートのいずれかが挙げられる。
他の抗がん剤(複数可)としては、トラスツズマブ(Herceptin)などの抗体治療薬、CTLA−4などの共刺激分子に対する抗体(例、イピリムマブまたはトレメリムマブ)、4−1BB、PD−1及びPD−L1に対する抗体、またはサイトカインに対する抗体(IL−10、TGF−βなど)が挙げられる。がん、または、ウイルス、細菌、真菌、及び寄生虫感染症などの感染症の処置のために本開示の化合物と組み合わせることができるPD−1及び/またはPD−L1に対する抗体の例としては、ニボルマブ、ペムブロリズマブ、MPDL3280A、MEDI−4736、及びSHR−1210が挙げられるが、これらに限定されない。
他の抗がん剤としては、細胞増殖障害と関連するキナーゼの阻害剤が挙げられる。これらのキナーゼには、Aurora−A、CDK1、CDK2、CDK3、CDK5、CDK7、CDK8、CDK9、エフリン受容体キナーゼ、CHK1、CHK2、SRC、Yes、Fyn、Lck、Fer、Fes、Syk、Itk、Bmx、GSK3、JNK、PAK1、PAK2、PAK3、PAK4、PDK1、PKA、PKC、Rsk、及びSGKが含まれるが、これらに限定されない。
他の抗がん剤としては、CCR2及びCCR4を含むケモカイン受容体に対するアンタゴニストなどの免疫細胞遊走を遮断するものも挙げられる。
本開示の化合物は、さらに、1つ以上の抗炎症剤、ステロイド、免疫抑制剤、または治療用抗体と組み合わせて使用することができる。ステロイドには、17アルファ−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、及びメドロキシプロゲステロンアセタートが含まれるが、これらに限定されない。
本開示の化合物は、ロナファルニブ(SCH6636)、ティピファルニブ(R115777)、L778123、BMS214662、テザシタビン(MDL101731)、Sml1、トリアピン、ジドックス、トリミドックス、及びアミドックスと組み合わせて使用することもできる。
本明細書に記載の化合物は、がん細胞、精製腫瘍抗原(組み換えタンパク質、ペプチド、及び炭水化物分子を含む)、細胞、及び免疫刺激サイトカインをコードする遺伝子でトランスフェクトされた細胞などの別の免疫原性薬剤と組み合わせることができる。使用することができる腫瘍ワクチンの非限定例としては、黒色腫抗原のペプチド、例えば、gp100、MAGE抗原、Trp−2、MARTI、及び/またはチロシナーゼのペプチド、またはサイトカインGM−CSFを発現するようにトランスフェクトされた腫瘍細胞が挙げられる。
本明細書に記載の化合物は、がんの処置のためのワクチン接種プロトコルと組み合わせて使用することができる。いくつかの実施形態では、腫瘍細胞は、GM−CSFを発現するように形質導入される。いくつかの実施形態では、腫瘍ワクチンには、ヒトパピローマウイルス(HPV)、肝炎ウイルス(HBV及びHCV)、及びカポジヘルペス肉腫ウイルス(KHSV)などのヒトのがんに関係するウイルス由来のタンパク質が含まれる。いくつかの実施形態では、本開示の化合物は、腫瘍組織自体から単離された熱ショックタンパク質などの腫瘍特異的抗原と組み合わせて使用することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物は、強力な抗腫瘍応答を活性化するために、樹状細胞免疫化と組み合わせることができる。
本開示の化合物は、FeアルファまたはFeガンマ受容体発現エフェクター細胞を腫瘍細胞にターゲティングする二重特異性大環状ペプチドと組み合わせて使用することができる。本開示の化合物はまた、宿主の免疫応答性を活性化する大環状ペプチドと組み合わせることができる。
本開示の化合物は、造血起源の様々な腫瘍の処置のために骨髄移植と組み合わせて使用することができる。
本開示の化合物と組み合わせた使用が企図される好適な抗ウイルス剤は、ヌクレオシド及びヌクレオチド逆転写酵素阻害剤(NRTI)、非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(NNRTI)、プロテアーゼ阻害剤、及び他の抗ウイルス薬を含み得る。
例示的な好適なNRTIとしては、ジドブジン(AZT);ジダノシン(ddl);ザルシタビン(ddC);スタブジン(d4T);ラミブジン(3TC);アバカビル(1592U89);アデホビルジピボキシル[ビス(POM)−PMEA];ロブカビル(BMS−180194);BCH−10652;エミリシタビン[(−)−FTC];ベータ−L−FD4(ベータ−L−D4Cとも呼ばれ、ベータ−L−2’,3’−ジクレオキシ−5−フルオロ−シチデンと命名される);DAPD、((−)−ベータ−D−2,6,−ジアミノ−プリンジオキソラン);及びロデノシン(FddA)が挙げられる。典型的な好適なNNRTIとしては、ネビラピン(BI−RG−587);デラビラジン(BHAP、U−90152);エファビレンツ(DMP−266);PNU−142721;AG−1549;MKC−442(1−(エトキシ−メチル)−5−(1−メチルエチル)−6−(フェニルメチル)−(2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン);ならびに(+)−カラノリドA(NSC−675451)及びBが挙げられる。典型的な好適なプロテアーゼ阻害剤としては、サキナビル(Ro31−8959)リトナビル(ABT−538);インジナビル(MK−639);ネルフナビル(AG−1343);アンプレナビル(141W94);ラシナビル(BMS−234475);DMP−450;BMS−2322623;ABT−378;及びAG−1549が挙げられる。他の抗ウイルス剤としては、ヒドロキシ尿素、リバビリン、IL−2、IL−12、ペンタフシド、及びYissumプロジェクト番号11607が挙げられる。
本明細書に記載の化合物は、特に、標的療法に対して原発性または後天性の耐性を出現させている患者のために、膜受容体キナーゼに対する他の薬剤と組み合わせて、またはそれらと順番に組み合わせてもよい。これらの治療剤には、EGFR、Her2、VEGFR、c−Met、Ret、IGFR1、またはFlt−3に対する、ならびに、Bcr−Abl及びEML4−Alkなどのがん関連融合プロテインキナーゼに対する阻害剤または抗体が含まれる。EGFRに対する阻害剤には、ゲフィチニブ及びエルロチニブが含まれ、EGFR/Her2に対する阻害剤には、ダコミチニブ、アファチニブ、ラピチニブ及びネラチニブが含まれるが、これらに限定されない。EGFRに対する抗体には、セツキシマブ、パニツムマブ、及びネシツムマブが含まれるが、これらに限定されない。c−Metの阻害剤は、本明細書に開示の化合物と組み合わせて使用されてもよい。これらには、オナルツムズマブ、チバンチニブ、及びINC−280が含まれる。Abl(またはBcr−Abl)に対する薬剤には、イマチニブ、ダサチニブ、ニロチニブ、及びポナチニブが含まれ、Alk(またはEML4−ALK)に対するものには、クリゾチニブが含まれる。
血管新生阻害剤は、本明細書に開示の化合物と組み合わせて、いくつかの腫瘍において有効であり得る。これらには、VEGFもしくはVEGFRに対する抗体、またはVEGFRのキナーゼ阻害剤が含まれる。VEGFに対する抗体または他の治療用タンパク質には、ベバシズマブ及びアフリベルセプトが含まれる。VEGFRキナーゼ及び他の抗血管新生阻害剤の阻害剤には、スニチニブ、ソラフェニブ、アキシチニブ、セジラニブ、パゾパニブ、レゴラフェニブ、ブリバニブ、及びバンデタニブが含まれるが、これらに限定されない。
細胞内シグナル伝達経路の活性化は、がんにおいて頻繁であり、これらの経路の構成要素を標的とする薬剤は、有効性を高め、耐性を低減させるために、受容体標的化剤と組み合わされている。本明細書に記載の化合物と組み合わされ得る薬剤の例としては、PI3K−AKT−mTOR経路の阻害剤、Raf−MAPK経路の阻害剤、JAK−STAT経路の阻害剤、ならびに、タンパク質シャペロン及び細胞周期進行の阻害剤が挙げられる。
PI3キナーゼに対する薬剤には、トピララリシブ、イデラリシブ、ブパルリシブが含まれるが、これらに限定されない。ラパマイシン、シロリムス、テムシロリムス、及びエベロリムスなどのmTORの阻害剤は、本発明の化合物と組み合わせてもよい。他の好適な例としては、ベムラフェニブ及びダブラフェニブ(Raf阻害剤)、ならびに、トラメチニブ、セルメチニブ、及びGDC−0973(MEK阻害剤)が挙げられるが、これらに限定されない。1つ以上のJAKの阻害剤(例えば、ルキソリチニブ、バリシチニブ、トファシチニブ)、Hsp90の阻害剤(例えば、タネスピマイシン)、サイクリン依存性キナーゼの阻害剤(例えば、パルボシクリブ)、HDACの阻害剤(例えば、パノビノスタット)、PARPの阻害剤(例えば、オラパリブ)、及びプロテアソームの阻害剤(例えば、ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ)は、本明細書に記載の化合物と組み合わせることもできる。いくつかの実施形態では、JAK阻害剤は、JAK2及びJAK3よりもJAK1について選択的である。
本明細書に記載の化合物と組み合わせた使用のための他の好適な薬剤としては、肺癌及び他の固形腫瘍に使用されるプラチナベースのダブレットなどの化学療法(シスプラチンまたはカルボプラチン及びゲムシタビン;シスプラチンまたはカルボプラチン及びドセタキセル;シスプラチンまたはカルボプラチン及びパクリタキセル;シスプラチンまたはカルボプラチン及びペメトレキセド)またはゲムシタビン及びパクリタキセル結合粒子(Abraxane(登録商標))の組み合わせが挙げられる。
好適な化学療法剤または他の抗がん剤としては、例えば、アルキル化剤(限定されないが、ナイトロジェンマスタード、エチレンイミン誘導体、アルキルスルホナート、ニトロソウレア、及びトリアゼンを含む)、例えば、ウラシルマスタード、クロルメチン、シクロホスファミド(Cytoxan(商標))、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホラミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、及びテモゾロミドが挙げられる。
本明細書に記載の化合物と組み合わせて使用するための他の好適な薬剤としては、17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、及びメドロキシプロゲステロンアセタートを含むステロイドが挙げられる。
本明細書に記載の化合物と組み合わせて使用するための他の好適な薬剤としては、任意に、カルムスチン(BCNU)及びシスプラチンなどの他の化学療法剤を伴うダカルバジン(DTIC);DTIC、BCNU、シスプラチン、及びタモキシフェンからなる「Dartmouthレジメン」;シスプラチン、ビンブラスチン、及びDTICの組み合わせ;またはテモゾロミドが挙げられる。本明細書に記載の化合物はまた、インターフェロンアルファ、インターロイキン2、及び腫瘍壊死因子(TNF)などのサイトカインを含む免疫療法薬と組み合わされてもよい。
好適な化学療法剤または他の抗がん剤としては、例えば、代謝拮抗剤(限定されないが、葉酸アンタゴニスト、ピリミジンアナログ、プリンアナログ、及びアデノシンデアミナーゼ阻害剤を含む)、例えば、メトトレキサート、5−フルオロウラシル、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、リン酸フルダラビン、ペントスタチン、及びゲムシタビンが挙げられる。
好適な化学療法剤または他の抗がん剤としては、さらに、例えば、特定の天然産物及びそれらの誘導体(例えば、ビンカアルカロイド、抗腫瘍抗生物質、酵素、リンホカイン、及びエピポドフィロトキシン)、例えば、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ara−C、パクリタキセル(TAXOL(商標))、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、インターフェロン(特に、IFN−a)、エトポシド、及びテニポシドが挙げられる。
他の細胞毒性薬としては、ナベルベン、CPT−11、アナストロゾール、レトロゾール、カペシタビン、レロキサフィン、シクロホスファミド、イフォサミド、及びドロロキサフィンが挙げられる。
また、エピドフィロトキシンなどの細胞毒性剤;抗腫瘍酵素;トポイソメラーゼ阻害剤;プロカルバジン;ミトキサントロン;シスプラチン及びカルボプラチンなど白金配位錯体;生物学的応答修飾物質;成長阻害剤;抗ホルモン治療剤;ロイコボリン;テガフール;及び造血成長因子も好適である。
他の抗がん剤(複数可)としては、トラスツズマブ(Herceptin)などの抗体治療剤;CTLA−4、4−1BB、PD−L1、及びPD−1抗体などの共刺激分子に対する抗体;またはサイトカインに対する抗体(IL−10、TGF−βなど)が挙げられる。
他の抗がん剤としては、CCR2及びCCR4を含むケモカイン受容体に対するアンタゴニストなどの免疫細胞遊走を遮断するものも挙げられる。
他の抗がん剤としては、アジュバントまたは養子T細胞移植などの免疫系を増強するものも挙げられる。
抗がんワクチンには、樹状細胞、合成ペプチド、DNAワクチン、及び組み換えウイルスが含まれる。いくつかの実施形態では、腫瘍ワクチンには、ヒトパピローマウイルス(HPV)、肝炎ウイルス(HBV及びHCV)、及びカポジヘルペス肉腫ウイルス(KHSV)などのヒトのがんに関係するウイルス由来のタンパク質が含まれる。使用することができる腫瘍ワクチンの非限定例としては、黒色腫抗原のペプチド、例えば、gp100、MAGE抗原、Trp−2、MARTI、及び/またはチロシナーゼのペプチド、またはサイトカインGM−CSFを発現するようにトランスフェクトされた腫瘍細胞が挙げられる。
本開示の化合物は、造血起源の様々な腫瘍の処置のために骨髄移植と組み合わせて使用することができる。
これらの化学療法剤のほとんどを安全かつ有効に投与するための方法は、当業者らに既知である。加えて、それらの投与は、標準的な文献に記載される。例えば、多くの化学療法剤の投与は、“Physicians’Desk Reference”(PDR、例えば、1996年版、Medical Economics Company、ニュージャージー州モントベール)に記載され、この開示は、全体が記載されたように参照により本明細書に組み込まれる。
複数の医薬品は、患者に投与される場合、同時に、別々に、連続して、または組み合わせて投与することができる(例えば、3つ以上の薬剤の場合)。
製剤、剤形、及び投与
薬剤として用いられる場合、本開示の化合物は、医薬組成物の形態で投与することができる。したがって、本開示は、本明細書に記載の式(I)または式のいずれかの化合物、請求項のいずれかに列挙され、本明細書に記載される化合物、またはその薬学的に許容される塩、またはその実施形態のいずれか、及び少なくとも1つの薬学的に許容される担体または賦形剤を含む組成物を提供する。医薬組成物は、本明細書に記載の化合物及び本明細書に記載の1つ以上の第2の治療薬を含み得る。例えば、第2の治療薬は、ルキソリチニブなどのJAK阻害剤である。組成物は、製薬分野で周知の方法で調製することができ、局所的または全身的処置が示されるかどうか、及び、処置されるべき領域に応じて、様々な経路によって投与することができる。投与は、局所的(経皮、表皮、眼、ならびに、鼻腔内、膣、及び直腸送達を含む粘膜への送達を含む)、経肺(例えば、ネブライザーによるものを含む散剤もしくはエアロゾル剤の吸入もしくは吹送によるもの;気管内もしくは経鼻)、経口、または非経口であってよい。非経口投与には、静脈内、動脈内、皮下、腹腔内、筋肉内、または注射もしくは注入、または頭蓋内、例えば、髄腔内もしくは脳室内、投与が含まれる。非経口投与は、単回ボーラス用量の形態をとり得るか、または、例えば、連続灌流ポンプによるものであってよい。局所投与のための医薬組成物及び製剤には、経皮パッチ、軟膏剤、ローション剤、クリーム剤、ゲル剤、ドロップ剤、坐剤、スプレー剤、液剤、及び散剤が含まれ得る。従来の薬学的担体、水性基剤、粉末基剤、または油性基剤、増粘剤などは、必須であるか、または望ましいことがある。
本発明には、1つ以上の薬学的に許容される担体または賦形剤と組み合わせて、活性成分として、本開示の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物も含まれる。いくつかの実施形態では、組成物は、局所的投与に適する。本発明の組成物を作製する際に、活性成分は、典型的には、賦形剤と混合されるか、賦形剤によって希釈されるか、または、例えば、カプセル、サシェ、紙、もしくは他の容器の形態でそのような担体に封入される。賦形剤は、希釈剤として機能する場合、活性成分のためのビヒクル、担体、または媒質として作用する固体、半固体、または液体の材料であり得る。したがって、組成物は、錠剤、丸剤、散剤、舐剤、サシェ剤、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、溶剤、シロップ剤、エアロゾル剤(固体としてまたは液体媒質中)、例えば、最大10重量%の活性化合物を含有する軟膏剤、軟質及び硬質ゼラチンカプセル剤、坐剤、無菌注射用溶液、ならびに無菌包装散剤の形態をとり得る。
製剤を調製する際は、活性化合物は、他の成分と組み合わせる前に、適切な粒径を提供するために粉砕することができる。活性化合物は、実質的に不溶性である場合、200メッシュ未満の粒径まで粉砕することができる。活性化合物が実質的に水溶性である場合、粒径は、製剤中に実質的に均一な分布を提供するために、例えば、約40メッシュに粉砕することにより調整することができる。
本発明の化合物は、湿式粉砕などの既知の粉砕手順を使用して粉砕され、錠剤形成及び他の製剤型に適切な粒径を得ることができる。本発明の化合物の細分化された(ナノ粒子)調製物は、当該技術分野において既知のプロセス(例えば、WO2002/000196を参照のこと)によって調製することができる。
好適な賦形剤のいくつかの例としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアガム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水、シロップ、及びメチルセルロースが挙げられる。その上、製剤には、タルク、ステアリン酸マグネシウム、及び鉱物油などの潤滑剤、湿潤剤、乳化剤及び懸濁剤、メチル及びプロピルヒドロキシ安息香酸塩などの保存剤、甘味料、ならびに香味料が含まれ得る。本発明の組成物は、当該技術分野で既知の手順を用いることによる患者への投与後に、活性成分の迅速、持続、または遅延放出を提供するように製剤化することができる。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ケイ酸化微結晶セルロース(SMCC)、及び本明細書に記載の少なくとも1つの化合物、またはその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、ケイ酸化微結晶セルロースは、約98%w/wの微結晶セルロース及び約2%w/wの二酸化ケイ素を含む。
いくつかの実施形態では、組成物は、本明細書に記載の少なくとも1つの化合物、またはその薬学的に許容される塩、及び少なくとも1つの薬学的に許容される担体または賦形剤を含む持続放出組成物である。いくつかの実施形態では、組成物は、本明細書に記載の少なくとも1つの化合物、またはその薬学的に許容される塩、ならびに微結晶セルロース、ラクトース一水和物、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びポリエチレンオキシドから選択される少なくとも1つの構成成分を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、本明細書に記載の少なくとも1つの化合物、またはその薬学的に許容される塩、ならびに微結晶セルロース、ラクトース一水和物、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、本明細書に記載の少なくとも1つの化合物、またはその薬学的に許容される塩、ならびに微結晶セルロース、ラクトース一水和物、及びポリエチレンオキシドを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、さらに、ステアリン酸マグネシウムまたは二酸化ケイ素を含む。いくつかの実施形態では、微結晶性セルロースは、Avicel PH102(商標)である。いくつかの実施形態では、ラクトース一水和物は、Fast−flo316(商標)である。いくつかの実施形態では、ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、ヒドロキシプロピルメチルセルロース2208K4M(例えば、Methocel K4 M Premier(商標))及び/またはヒドロキシプロピルメチルセルロース2208K100LV(例えば、Methocel K00LV(商標))である。いくつかの実施形態では、ポリエチレンオキシドは、ポリエチレンオキシドWSR 1105(例えば、Polyox WSR1105(商標))である。
いくつかの実施形態では、湿式造粒プロセスは、組成物を生成するために使用される。いくつかの実施形態では、乾式造粒プロセスは、組成物を生成するために使用される。
組成物は、単位剤形で製剤化され得、各投与量は、約5〜約1,000mg(1g)、より通常では、約100mg〜約500mgの活性成分を含む。いくつかの実施形態では、各投与量は、約10mgの活性成分を含む。いくつかの実施形態では、各投与量は、約50mgの活性成分を含む。いくつかの実施形態では、各投与量は、約25mgの活性成分を含む。「単位剤形」という用語は、ヒト対象及び他の哺乳動物のための単位投与量として好適な物理的に個別の単位を指し、各単位は、好適な薬学的賦形剤と関連して、所望の治療効果を生み出すように算出された、所定量の活性物質を含有する。
医薬組成物を製剤化するために使用される構成成分は、高純度のものであり、実質的に潜在的に有害な汚染物質を含まない(例えば、少なくとも国の食品グレード、一般には、少なくとも分析グレード、より典型的には、少なくとも医薬品グレード)。特に、ヒト消費の場合、組成物は、好ましくは、米国食品医薬品局の適用規定において定義される適正製造基準の規定に従って製造または製剤化される。例えば、好適な製剤は、無菌及び/または実質的に等張性であり、及び/または全ての米国食品医薬品局の優良製造規範の規定を完全に順守し得る。
活性化合物は、広い投与量範囲にわたって有効であり得、一般に、治療有効量で投与される。しかし、実際に投与される化合物の量は、通常、処置される状態、選択した投与経路、投与される実際の化合物、個々の患者の年齢、体重、及び応答、患者の症状の重症度などを含む関連状況に従って、医師が決定することが理解されるであろう。
本発明の化合物の治療投与量は、例えば、処置が施される特定の用途、化合物の投与様式、患者の健康及び状態、ならびに処方医師の判断に従って変化し得る。医薬組成物中の本発明の化合物の比率または濃度は、投与量、化学的性質(例えば、疎水性)、及び投与経路を含む多数の要因に応じて変化し得る。例えば、本発明の化合物は、非経口投与の場合、約0.1〜約10%w/vの化合物を含有する生理緩衝水溶液中で提供することができる。いくつかの典型的な用量の範囲は、1日当たり体重の約1μg/kg〜約1g/kgである。いくつかの実施形態では、用量の範囲は、1日当たり体重の約0.01mg/kg〜約100mg/kgである。投与量は、疾患または障害の種類及び進行の程度、特定の患者の健康状態全体、選択された化合物の生物学的効果比、賦形剤の配合、及びその投与経路などの変数に依存する可能性が高い。有効用量は、インビトロまたは動物モデルの試験システムに由来する用量応答曲線から外挿することができる。
錠剤などの固体組成物を調製するために、主要な活性成分を薬学的賦形剤と混合して、本発明の化合物の均質な混合物を含有する固体の前製剤組成物を形成する。これらの前製剤組成物が均質物として言及される場合、活性成分は、典型的には、組成物全体に均一に分散され、それにより、組成物は、錠剤、丸剤、及びカプセル剤などの等しく有効な単位剤形に容易に細分化することができる。次に、この固体前製剤は、例えば、約0.1〜約1000mgの本発明の活性成分を含有する上記のタイプの単位剤形に細分化される。
本発明の錠剤または丸剤は、長期作用の利点をもたらす剤形を提供するためにコーティングまたは他の方法で配合することができる。例えば、錠剤または丸剤は、内側の投与及び外側の投与構成成分を含み得、後者は、前者に対してエンベロープの形態をとる。2つの構成成分は、腸溶性層によって分離することができ、この腸溶性層は、胃中の崩壊を妨げるように機能して、内側の構成成分を無傷で十二指腸に到達させるか、または遅延放出を可能にする。様々な材料をそのような腸溶性層またはコーティングに使用することができ、そのような材料は、多数のポリマー酸、ならびにポリマー酸とセラック、セチルアルコール、及びセルロース酢酸塩のような材料との混合物を含む。
本発明の化合物及び組成物が経口または注射による投与のために組み込まれ得る液体形態には、水溶液、好適に風味付けされたシロップ、水性または油性懸濁液、及び綿実油、ゴマ油、ココナッツ油、またはピーナッツ油などの食用油で風味付けされた乳剤、ならびにエリキシル剤及び類似の薬学的ビヒクルが含まれる。
吸入または吹送のための組成物には、薬学的に許容される水性もしくは有機溶媒、またはそれらの混合物中の液体及び懸濁液、ならびに粉末が含まれる。液体または固体組成物は、上記の好適な薬学的に許容される賦形剤を含有してもよい。いくつかの実施形態では、組成物は、局所的または全身的効果のために経口または鼻呼吸経路によって投与される。組成物は、不活性ガスの使用により噴霧することができる。噴霧される溶液は、噴霧デバイスから直接的に吸入され得るか、または噴霧デバイスは、顔面マスク、栓塞子、もしくは間欠陽圧人工呼吸器に取り付けることができる。溶液、懸濁液、または粉末組成物は、適切な様式で製剤を送達するデバイスから経口または経鼻投与することができる。
局所製剤は、1つ以上の従来の担体を含有し得る。いくつかの実施形態では、軟膏剤は、水及び、例えば、流動パラフィン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、プロピレングリコール、白色ワセリンなどから選択される1つ以上の疎水性担体を含有し得る。クリーム剤の担体組成物は、グリセロール及び1つ以上の他の構成成分、例えば、グリセリンモノステアラート、PEG−グリセリンモノステアラート、及びセチルステアリルアルコールと組み合わせて水をベースにすることができる。ゲルは、好適に、例えば、グリセロール、ヒドロキシエチルセルロースなどの他の構成成分と組み合わせて、イソプロピルアルコール及び水を使用して製剤化することができる。いくつかの実施形態では、局所製剤は、少なくとも約0.1、少なくとも約0.25、少なくとも約0.5、少なくとも約1、少なくとも約2、または少なくとも約5wt%の本発明の化合物を含有する。局所製剤は、選択された適応症、例えば、乾癬または他の皮膚状態、の処置の指示と任意に関連する、例えば、100gのチューブに好適に包装することができる。
患者に投与される化合物または組成物の量は、投与されるもの、予防または治療などの投与の目的、患者の状態、投与様式などに応じて変化するであろう。治療的用途では、組成物は、疾患の症状及びその合併症を治癒または少なくとも部分的に阻止するのに十分な量で、すでに疾患に罹患している患者に投与することができる。有効用量は、処置される疾患状態、ならびに疾患の重症度、患者の年齢、体重、及び全身状態などの要因に基づく担当臨床医の判断により決まるであろう。
患者に投与される組成物は、上記の医薬組成物の形態をとり得る。これらの組成物は、従来の滅菌手法によって滅菌することができ、または滅菌濾過されてもよい。水溶液は、そのままで使用するために包装するか、または凍結乾燥することができ、凍結乾燥調製物は、投与前に無菌水性担体と組み合わされる。化合物調製物のpHは、典型的には、3〜11、より好ましくは、5〜9、最も好ましくは、7〜8であろう。上述の賦形剤、担体、または安定剤の一部を使用すると、医薬塩の形成がもたらされると理解されるであろう。
本発明の化合物の治療投与量は、例えば、処置が施される特定の用途、化合物の投与様式、患者の健康及び状態、ならびに処方医師の判断に従って変化し得る。医薬組成物中の本発明の化合物の比率または濃度は、投与量、化学的性質(例えば、疎水性)、及び投与経路を含む多数の要因に応じて変化し得る。例えば、本発明の化合物は、非経口投与の場合、約0.1〜約10%w/vの化合物を含有する生理緩衝水溶液中で提供することができる。いくつかの典型的な用量の範囲は、1日当たり体重の約1μg/kg〜約1g/kgである。いくつかの実施形態では、用量の範囲は、1日当たり体重の約0.01mg/kg〜約100mg/kgである。投与量は、疾患または障害の種類及び進行の程度、特定の患者の健康状態全体、選択された化合物の生物学的効果比、賦形剤の配合、及びその投与経路などの変数に依存する可能性が高い。有効用量は、インビトロまたは動物モデルの試験システムに由来する用量応答曲線から外挿することができる。
標識化合物及びアッセイ法
本開示の化合物は、さらに、正常及び異常組織における生物学的プロセスの調査に有用であり得る。したがって、本発明の別の態様は、本明細書で提供される蛍光色素、スピン標識、重金属または放射性標識化合物に関し、これらは、撮像手法だけでなく、ヒトを含む組織サンプル中のALK2タンパク質及び/またはFGFRタンパク質の位置特定及び数値化するための、ならびに、標識化合物の阻害結合によりALK2リガンド及び/またはFGFRリガンドを同定するための、インビトロ及びインビボの両方のアッセイでも有用となる。したがって、本発明には、そのような標識化合物を含有するALK2結合アッセイ、及び、そのような標識化合物を含有するFGFR結合アッセイが含まれる。
本発明には、さらに、本開示の同位体置換化合物が含まれる。「同位体置換」化合物は、1つ以上の原子が、同じ原子番号であるが異なる原子量または質量数を有する原子によって置き換えまたは置換された本発明の化合物である。本発明の化合物は、自然界にみられる天然存在度で同位体を含有してもよい。本発明の化合物は、また、例えば、特に有用な同位体(例えば、H及び13C)が富化されるように本発明の化合物に低い天然存在度の同位体を合成的に組み込む、自然界にみられるよりも多い量の同位体を有してもよい。「放射標識」化合物は、放射性である少なくとも1つの同位体(例えば、放射性核種)、例えば、H及び14C、が組み込まれている化合物であることを理解すべきである。本発明の化合物に組み込まれ得る好適な放射性核種としては、H(トリチウムに対してTとしても書かれる)、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、18F、35S、36Cl、82Br、75Br、76Br、77Br、123I、124I、125I、及び131Iが挙げられるが、これらに限定されない。本放射性標識化合物に組み込まれる放射性核種は、その放射性標識化合物の特定の用途に依存するであろう。いくつかの実施形態では、放射性核種は、H、14C、125I、35S、及び82Brからなる群から選択される。インビトロALK2標識及び競合アッセイでは、H、14C、82Br、125I、131I、または35Sを組み込む化合物は一般に、最も有用であろう。放射性イメージング用途では、11C、18F、125I、123I、124I、131I、75Br、76Br、または77Brは一般に、最も有用であろう。本開示には、さらに、本開示の化合物に放射性同位体を組み込むための合成方法が含まれ得る。有機化合物に放射性同位体を組み込むための合成方法は、当該技術分野で周知であり、当業者は、開示の化合物に適用可能な方法を容易に認識するであろう。
本明細書に提示される化合物の1つ以上の構成原子は、天然または非天然存在度の原子の同位体で置き換えまたは置換することができる。いくつかの実施形態では、化合物は、少なくとも1つの重水素原子を含む。いくつかの実施形態では、化合物には、2つ以上の重水素原子が含まれる。いくつかの実施形態では、化合物は、1〜2、1〜3、1〜4、1〜5、または1〜6つの重水素原子を含む。いくつかの実施形態では、化合物中の全ての水素原子は、重水素原子で置き換えまたは置換することができる。
有機化合物に同位体を含めるための合成方法は、当該技術分野で既知である(Deuterium Labeling in Organic Chemistry by Alan F.Thomas(New York,N.Y.,Appleton−Century−Crofts,1971;The Renaissance of H/D Exchange by Jens Atzrodt,Volker Derdau,Thorsten Fey and Jochen Zimmermann,Angew.Chem.Int.Ed.2007,7744−7765;The Organic Chemistry of Isotopic Labelling by James R.Hanson,Royal Society of Chemistry,2011)。同位体標識化合物は、NMR分光法、代謝実験、及び/またはアッセイなどの様々な研究に使用することができる。
重水素などのより重い同位体での置換は、より大きな代謝安定性、例えば、インビボ半減期の増加または必要投与量の低減から生じた特定の治療的利点をもたらし得、したがって、状況次第で好まれ得る(例えば、A.Kerekes et.al.J.Med.Chem.2011,54,201−210;R.Xu et.al.J.Label Compd.Radiopharm.2015,58,308−312を参照のこと)。特に、1つ以上の代謝部位での置換は、治療上の利点のうちの1つ以上をもたらし得る。具体的には、本発明の標識化合物は、化合物を同定及び/または評価するスクリーニングアッセイに使用することができる。例えば、標識される、新たに合成または同定された化合物(すなわち、試験化合物)は、標識の追跡を通して、ALK2タンパク質またはFGFRタンパク質と接触させた場合の濃度変化を監視することにより、ALK2タンパク質またはFGFRタンパク質に結合する能力について評価することができる。例えば、試験化合物(標識された)は、ALK2タンパク質またはFGFRタンパク質(すなわち、標準化合物)に結合することが知られる別の化合物の結合を低減する能力について評価することができる。したがって、ALK2タンパク質またはFGFRタンパク質への結合について、試験化合物が標準化合物と競合する能力は、結合親和性と直接相関する。逆に、他のいくつかのスクリーニングアッセイでは、標準化合物は、標識され、試験化合物は、標識されない。したがって、標準化合物及び試験化合物間の競合を評価するために、標識された標準化合物の濃度をモニターし、それにより、試験化合物の相対的結合親和性を確認する。
キット
本開示には、例えば、がんまたは感染症などの、ALK2及び/またはFGFRの活性と関連する疾患または障害の処置または予防に、有用な医薬キットも含まれ、これには、治療有効量の式Iの化合物、またはその実施形態のいずれかを含む医薬組成物を含有する1つ以上の容器が含まれる。当業者らには容易に明らかであるように、そのようなキットには、さらに、様々な従来の医薬キットの構成要素のうちの1つ以上、例えば、1つ以上の薬学的に許容される担体を含む容器、追加の容器など、が含まれ得る。投与されるべき構成成分の量を示すインサートまたはラベルのいずれかとしての使用説明書、投与のためのガイドライン、及び/または構成成分を混合するためのガイドラインもキットに含まれ得る。
本発明は、特定の例により、より詳細に説明されるであろう。以下の実施例は、例示の目的のために提供され、いかなる様式でも、本発明を限定することは意図されていない。当業者らは、本質的に同じ結果をもたらすように変更または修正され得る様々な重要ではないパラメータを容易に認識するであろう。実施例の化合物は、本明細書に記載の少なくとも1つのアッセイに従って、ALK2及び/またはFGFRの活性を阻害することが判明している。
本発明の化合物の実験手順が以下に提供される。調製された化合物のうちのいくつかの分取LC−MS精製を、Waters質量指向分画システムで実施した。これらのシステムを操作するための基本的な機器のセットアップ、プロトコル、及び制御ソフトウェアは、文献に詳細に説明されている。例えば、以下を参照のこと、“Two−Pump At Column Dilution Configuration for Preparative LC−MS”,K.Blom,J.Combi.Chem.,4,295(2002);“Optimizing Preparative LC−MS Configurations and Methods for Parallel Synthesis Purification”,K.Blom,R.Sparks,J.Doughty,G.Everlof,T.Haque,A.Combs,J.Combi.Chem.,5,670(2003);及び“Preparative LC−MS Purification:Improved Compound Specific Method Optimization”,K.Blom,B.Glass,R.Sparks,A.Combs,J.Combi.Chem.,6,874−883(2004)。分離された化合物は、典型的には、以下の条件下で純度チェックのために分析液体クロマトグラフィ質量分析法(LCMS)にかけられた:機器:Agilent1100シリーズ、LC/MSD、カラム:Waters Sunfire(商標)C18 5μm粒径、2.1×5.0mm、緩衝液:移動相A:水中0.025%のTFA、及び移動相B:アセトニトリル;流速2.0mL/分、3分間で2%〜80%のBの勾配。
また、実施例に示されるMS検出器を有する逆相高速液体クロマトグラフィ(RP−HPLC)またはフラッシュクロマトグラフィ(シリカゲル)により、調製された化合物のいくつかを分取規模で分離した。典型的な分取逆相高速液体クロマトグラフィ(RP−HPLC)カラム条件は次のとおりである:
pH=2の精製:Waters Sunfire(商標)C18 粒径5μm、19x100mmカラム、移動相A:水中の0.1%のTFA(トリフルオロ酢酸)及び移動相B:アセトニトリルで溶出させ、流速は、30mL/分であり、文献に記載の化合物固有の方法最適化プロトコルを使用して、分離勾配を各化合物について最適化した[“Preparative LCMS Purification:Improved Compound Specific Method Optimization”,K.Blom,B.Glass,R.Sparks,A.Combs,J.Comb.Chem.,6,874−883(2004)を参照のこと]。典型的には、30x100mmカラムで使用される流速は、60mL/分であった。
pH=10の精製: Waters XBridge C18 粒径5μm、19x100mmカラム、移動相A:水中の0.15%のNHOH及び移動相B:アセトニトリルで溶出させ、流速は、30mL/分であり、文献に記載の化合物固有の方法最適化プロトコルを使用して、分離勾配を各化合物について最適化した[“Preparative LCMS Purification:Improved Compound Specific Method Optimization”,K.Blom,B.Glass,R.Sparks,A.Combs,J.Comb.Chem.,6,874−883(2004)を参照のこと]。典型的には、30x100mmカラムで使用される流速は、60mL/分であった。
実施例1.5−((2R,6S)−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)−3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
Figure 2022502490
ステップ1.5−クロロ−3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
Figure 2022502490
5−クロロ−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(9.8g、63.4mmol)のDMF(100mL)溶液に、N−ヨードスクシンイミド(15.69g、69.7mmol)を添加し、得られた溶液を50℃に加熱した。2時間後、反応混合物を室温に冷却し、EtOAc及び水で希釈した。有機層を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。
粗生成物を100mLのDMFに溶解させ、NaH(2.79g、69.7mmol、鉱油中60%の分散)を0℃で添加した。混合物を室温で10分間撹拌し、次に、2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(12.37mL、69.7mmol)を添加した。得られた混合物を室温で撹拌した。1時間後、反応混合物をEtOAc及び水で希釈した。有機層を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。次に、粗生成物をCombiFlash Rf+Lumenで精製した。C1117ClINOSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=411.0;実測値411.1。
ステップ2.tert−ブチル(R)−2−メチル−4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
下のジオキサン(25.8mL)中のtert−ブチル(R)−4−(5−ブロモピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシラート(1.84g、5.16mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.836g、7.23mmol)、酢酸カリウム(1.521g、15.49mmol)、及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(0.422g、0.516mmol)の混合物を85℃に加熱した。
16時間後、反応混合物を室温に冷却し、水及びEtOAcでクエンチし、セライトを通して濾過した。有機層を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。次に、粗生成物をCombiFlash Rf+Lumenで精製した。C1525BN(M−C:m/zに対するLCMS計算値322.2:実測値322.2。
ステップ3.tert−ブチル(R)−4−(5−(5−クロロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)ピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
ジオキサン(39.7mL)及び水(9.92mL)中の5−クロロ−3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(2.444g、5.95mmol)、tert−ブチル(R)−2−メチル−4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート(2.00g、4.96mmol)、炭酸カリウム(2.056g、14.88mmol)、及びジクロロ[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物(1.215g、1.488mmol)の混合物を、N下で90℃に加熱した。20時間後、反応混合物を室温に冷却し、水及びEtOAcでクエンチし、次に、セライトを通して濾過した。有機層を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C2639ClNSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=560.3;実測値560.3。
ステップ4.5−((2R,6S)−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)−3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
tert−ブチル(R)−4−(5−(5−クロロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)ピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシラート(38mg、0.068mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.059mL、0.339mmol)、及びシス−2,6−ジメチルピペリジン(0.046mL、0.339mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(1mL)溶液を120℃に加熱した。4日後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのDCM及び1mLのTFAに溶解させ、室温で2時間撹拌した。次に、溶媒を真空除去した。次に、粗生成物を1mLのMeOHに溶解させ、0.7mLのNHOH(aq)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、分取LCMS(XBridge C18カラム、流速60mL/分、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C2231(M+H):m/zに対するLCMS計算値=407.3;実測値407.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例2.(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)モルホリン
Figure 2022502490
出発物質として、シス−2,6−ジメチルピペリジンの代わりにシス−3,5−ジメチルモルホリンを使用して、実施例1に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2129O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=409.2;実測値:409.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例3.5−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イル)−3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
Figure 2022502490
出発物質として、シス−2,6−ジメチルピペリジンの代わりに7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタンを使用して、実施例1に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2127(M+H):m/zに対するLCMS計算値=391.2;実測値:391.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例4.(1R,5S,6S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−6−オール
Figure 2022502490
出発物質として、シス−2,6−ジメチルピペリジンの代わりに(1R,5S,6S)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−6−オールを使用して、実施例1に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2229O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=421.2;実測値:421.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例5.1−((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロパン−1−オン
Figure 2022502490
ステップ1.tert−ブチル(R)−4−(5−(5−((2R,6S)−4−ベンジル−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)ピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
マイクロウェーブバイアルに、1−メチル−2−ピロリドン(3mL)中のtert−ブチル(R)−4−(5−(5−クロロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)ピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシラート(380mg、0.678mmol、実施例1のステップ3を参照のこと)、1−ベンジル−シス−3,5−ジメチルピペラジン(770mg、3.77mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.185mL、6.78mmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波下で150℃に42時間加熱した。
次に、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗残留物を2mLのDCMに溶解させ、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.185mL、6.78mmol)及びジ−tert−ブチルジカルボナート(0.315mL、1.357mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。次に、反応物を水でクエンチし、DCMで抽出し、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。粗生成物をCombiFlash Rf+Lumenで精製した。C3958Si(M+H):m/zに対するLCMS計算値=728.4;実測値728.5。
ステップ2.tert−ブチル(R)−4−(5−(5−((2R,6S)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)ピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
tert−ブチル(R)−4−(5−(5−((2R,6S)−4−ベンジル−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−ピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシラート(108mg、0.148mmol)、パラジウム炭素(10%、23.7mg、0.022mmol)、及びギ酸アンモニウム(94mg、1.483mmol)の混合物を、N下のメタノール(2mL)に溶解させ、60℃に加熱した。22時間後、反応混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、セライトを通して濾過し、減圧濃縮した。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C3252Si(M+H):m/zに対するLCMS計算値=638.4;実測値638.5。
ステップ3.1−((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロパン−1−オン
tert−ブチル(R)−4−(5−(5−((2R,6S)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)ピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシラート(14mg、0.022mmol)のDCM(0.5mL)溶液に、トリエチルアミン(0.012mL、0.088mmol)及び塩化イソブチリル(4.60μL、0.044mmol)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。次に、反応物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのDCM及び1mLのTFAに溶解させ、室温で2時間撹拌した。次に、溶媒を減圧除去した。次に、粗生成物を1mLのMeOHに溶解させ、0.7mLのNHOH(aq)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、分取LCMS(XBridge C18カラム、流速60mL/分、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C2536O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=478.3;実測値478.3。H NMR (600 MHz, DMSO) δ 13.47 (s, 1H), 9.43 (s, 1H), 9.21 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 9.07 (s, 1H), 8.46 (dd, J = 8.9, 2.3 Hz, 1H), 7.11 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.86 (m, 2H), 4.47 − 4.37 (m, 3H), 4.03 (m, 1 H), 3.48 − 3.27 (m, 4H), 3.25 − 2.85 (m, 4H), 1.31 (d, J = 6.5 Hz, 3H), 1.27 − 1.13 (m, 6H), 1.1 (d, J = 6.4 Hz, 3H), 1.05 (d, J = 6.9 Hz, 3H) ppm。生成物をTFA塩として単離した。
実施例6.1−((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)−2−メトキシエタン−1−オン
Figure 2022502490
出発物質として、イソブチリルクロリドの代わりに2−メトキシアセチルクロリドを使用して、実施例5に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2434(M+H):m/zに対するLCMS計算値=480.3;実測値:480.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例7.(3R,5S)−N−イソプロピル−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド
Figure 2022502490
出発物質として、塩化イソブチリルの代わりにイソプロピルイソシアナートを使用して、実施例5に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C253710O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=493.3;実測値:493.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例8.(3R,5S)−N,N,3,5−テトラメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド
Figure 2022502490
出発物質として、塩化イソブチリルの代わりに塩化ジメチルカルバモイルを使用して、実施例5に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C243510O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=479.3;実測値:479.4。H NMR (600 MHz, DMSO) δ 13.41 (s, 1H), 9.31 (s, 1H), 9.21 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 9.07 (s, 1H), 8.47 (dd, J = 8.9, 2.4 Hz, 1H), 7.11 (m, 1H), 4.83 (m, 2H), 4.43 (m, 2H), 3.56 (d, J = 12.6 Hz, 2H), 3.44 − 3.05 (m, 4H), 3.01 − 2.92 (m, 3H), 2.87 (s, 6H), 1.33 (d, J = 6.8 Hz, 6H), 1.30 (d, J = 6.6 Hz, 3H) ppm。生成物をTFA塩として単離した。
実施例9.((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン
Figure 2022502490
ステップ1.((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン
Figure 2022502490
シス−2,6−ジメチルピペラジン(0.057g、0.5mmol)のDCM(2.5mL)溶液に、ピロリジン−1−カルボニルクロリド(0.066mL、0.600mmol)を添加した。得られた溶液を室温で16時間撹拌した。次に、反応物を水でクエンチし、EtOAcで抽出し、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C1122O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=212.2;実測値212.2。
ステップ2.((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン
tert−ブチル(R)−4−(5−(5−クロロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)ピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシラート(30mg、0.054mmol、実施例1のステップ3を参照のこと)、((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン(106mg、0.5mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL、1.145mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(1mL)溶液を120℃に加熱した。5日後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのDCM及び1mLのTFAに溶解させ、室温で2時間撹拌した。次に、溶媒を減圧除去した。次に、粗生成物を1mLのMeOHに溶解させ、0.7mLのNHOH(aq)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、分取LCMS(XBridge C18カラム、流速60mL/分、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C263710O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=505.3;実測値505.5。生成物をTFA塩として単離した。
実施例10.((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)(3−フルオロピロリジン−1−イル)メタノン
Figure 2022502490
ステップ1.((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)(3−フルオロピロリジン−1−イル)メタノン
Figure 2022502490
3−フルオロピロリジンヒドロクロリド(0.104g、0.825mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.437mL、2.500mmol)のDCM(3mL)溶液に、0.5mLのDCM中のトリホスゲン(0.074g、0.25mmol)を添加し、得られた混合物を室温で撹拌した。4時間後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.437mL、2.500mmol)及びシス−2,6−ジメチルピペラジン(0.057g、0.500mmol)を添加し、得られた混合物を室温で撹拌した。20時間後、反応物を水でクエンチし、DCMで抽出し、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C1121FNO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=230.2;実測値230.3。
ステップ2.((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)(3−フルオロピロリジン−1−イル)メタノン
出発物質として、((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノンの代わりに((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)(3−フルオロピロリジン−1−イル)メタノンを使用して、実施例9に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2636FN10O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=523.3;実測値:523.5。生成物をTFA塩として単離した。
実施例11.エチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
出発物質として、ピロリジン−1−カルボニルクロリドの代わりにクロロギ酸エチルを使用して、実施例9に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2434(M+H):m/zに対するLCMS計算値=480.3;実測値:480.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例12.2−フルオロエチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
出発物質として、ピロリジン−1−カルボニルクロリドの代わりに2−フルオロエチルクロロホルマートを使用して、実施例9に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2433FN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=498.3;実測値:498.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例13.シクロプロピル((1R,5S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)メタノン
Figure 2022502490
ステップ1.((1R,5S)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)(シクロプロピル)メタノン
Figure 2022502490
tert−ブチル(1R,5S)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシラート(100mg、0.471mmol)のDCM(2.4mL)溶液に、トリエチルアミン(263μL、1.884mmol)及びシクロプロパンカルボニルクロリド(85μL、0.942mmol)を添加し、得られた溶液を室温で撹拌した。20時間後、反応物を水でクエンチし、DCMで抽出し、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させた。粗生成物を1mLのDCMに溶解させ、1mLのTFAを添加した。反応混合物を室温で撹拌した。1時間後、溶媒を減圧除去した。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。C1017O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=181.1;実測値181.1。
ステップ2.シクロプロピル((1R,5S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)メタノン
出発物質として、((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノンの代わりに((1R,5S)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)(シクロプロピル)メタノンを使用して、実施例9に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2532O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=474.3;実測値:474.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例14.((1R,5S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン
Figure 2022502490
出発物質として、シクロプロパンカルボニルクロリドの代わりにピロリジン−1−カルボニルクロリドを使用して、実施例13に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C263510O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=503.3;実測値:503.3。H NMR (600 MHz, DMSO) δ 13.46 (s, 1H), 9.19 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 9.06 (s, 1H), 8.87(s, 1H), 8.46 (dd, J = 8.9, 2.3 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.79 (m, 2H), 4.49 − 4.35 (m, 2H), 3.60 (dd, J = 12.5, 2.4 Hz, 2H), 3.46 − 3.30 (m, 2H), 3.28 − 3.20 (m, 4H), 3.20 − 3.05 (m, 4H), 3.01 − 2.93 (dd, J = 13.8, 10.7 Hz, 1H), 1.95 − 1.83 (m, 4H), 1.76 − 1.69 (m, 4H), 1.30 (d, J = 6.4 Hz, 3H) ppm。生成物をTFA塩として単離した。
実施例15.4−((1R,5S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)ベンゾニトリル
Figure 2022502490
ステップ1.4−((1R,5S)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)ベンゾニトリル
Figure 2022502490
2.4mLのTHF中のtert−ブチル(1R,5S)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシラート(100mg、0.471mmol)、4−ブロモベンゾニトリル(129mg、0.707mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(67.9mg、0.707mmol)、RuPhos Pd G3(19.70mg、0.024mmol)、及びRuPhos(11.0mg、0.024mmol)の混合物を80℃に加熱した。16時間後、反応物をEtOAcで希釈し、セライトを通して濾過し、濃縮した。粗生成物をCombiFlash Rf+Lumenで精製した。次に、得られた生成物を1mLのDCMに溶解させ、1mLのTFAを添加した。反応混合物を室温で撹拌した。1時間後、溶媒を減圧除去した。得られた粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。
ステップ2.4−((1R,5S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)ベンゾニトリル
出発物質として、((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノンの代わりに4−((1R,5S)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)ベンゾニトリルを使用して、実施例9に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C283110(M+H):m/zに対するLCMS計算値=507.3;実測値:507.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例16.5−((2R,6S)−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)−3−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
Figure 2022502490
ステップ1.5−クロロ−3−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
Figure 2022502490
出発物質として、tert−ブチル(R)−2−メチル−4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−カルボキシラートの代わりに(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)ボロン酸を使用して、実施例1のステップ3に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2232ClNOSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=459.2;実測値:459.3。
ステップ2.5−((2R,6S)−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)−3−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
出発物質として、tert−ブチル(R)−4−(5−(5−クロロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)ピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシラートの代わりに5−クロロ−3−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジンを使用して、実施例1のステップ4に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2332(M+H):m/zに対するLCMS計算値=406.3;実測値:406.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例17.メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
出発物質として、ピロリジン−1−カルボニルクロリドの代わりにクロロギ酸メチルを使用して、実施例9に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2332(M+H):m/zに対するLCMS計算値=466.3;実測値:466.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例18.(R)−5−(1−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−イル)−3−(6−(3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
Figure 2022502490
出発物質として、シス−2,6−ジメチルピペリジンの代わりに1−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを使用して、実施例1に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C222710(M+H):m/zに対するLCMS計算値=431.2;実測値:431.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例19.(R)−5−(3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−3−(6−(3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
Figure 2022502490
ステップ1.tert−ブチル(R)−4−(5−(5−(3−ブロモ−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)ピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
tert−ブチル(R)−4−(5−(5−クロロ−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)ピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシラート(100mg、0.179mmol、実施例1のステップ3を参照のこと)、3−ブロモ−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン(108mg、0.536mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.280mL、1.607mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(2mL)溶液を合わせ、120℃に加熱した。3日後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。次に、粗生成物をCombiFlash Rf+Lumenで精製した。C3246BrN10Si(M−C:m/zに対するLCMS計算値=725.3;実測値725.4。
ステップ2.(R)−5−(3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−3−(6−(3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
ジオキサン(1mL)及び水(0.1mL)中のtert−ブチル(R)−4−(5−(5−(3−ブロモ−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)ピリジン−2−イル)−2−メチルピペラジン−1−カルボキシラート(20mg、0.028mmol)、2,4,6−トリメチル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリボリナン(17.30mg、0.138mmol)、XPhos Pd G2(4.34mg、5.51μmol)、及びリン酸カリウム(23.40mg、0.110mmol)の溶液を75℃に加熱した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのMeOH及び1mLのHCl(ジオキサン中の4Mの溶液)に溶解させ、60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、60mL/分の流速で、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C222710(M+H):m/zに対するLCMS計算値=431.2;実測値431.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例20.(5−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン
Figure 2022502490
出発物質として、tert−ブチル(1R,5S)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル2,5−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−カルボキシラートを使用して、実施例14に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C263510O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=503.3;実測値:503.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例21.((1S,4S)−5−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン
Figure 2022502490
出発物質として、tert−ブチル(1R,5S)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル(1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシラートを使用して、実施例14に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C253310O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=489.3;実測値:489.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例22.メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
ステップ1.メチル(3R,5S)−4−(3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
5−クロロ−3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(1.368g、3.33mmol、実施例1のステップ1を参照のこと)、メチル(3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート(1.721g、9.99mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.49mL、19.98mmol)の1−メチル−2−ピロリジノン(20mL)溶液を120℃に加熱した。5日後、反応混合物を室温に冷却し、水及びEtOAcでクエンチした。有機層を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C1932INSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=547.1;実測値547.1。
ステップ2.メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
ジオキサン(10mL)及び水(1mL)中のメチル(3R,5S)−4−(3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート(400mg、0.732mmol)、(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)ボロン酸(483mg、2.196mmol)、XPhos Pd G2(86mg、0.110mmol)、及びリン酸カリウム(621mg、2.93mmol)の溶液を70℃に加熱した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を5mLのMeOH及び4mLのHCl(ジオキサン中4M)に溶解させ、60℃で1時間撹拌した。得られた混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、60mL/分の流速で、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C2433(M+H):m/zに対するLCMS計算値=465.3;実測値465.4。H NMR (500 MHz, DMSO) δ 9.77 (s, 1H), 9.05 (s, 1H), 8.31 (m, 2H), 7.15 (m, 2H), 4.85 (m, 2H), 3.96 (m, 4H), 3.68 (s, 3H), 3.55 (d, J = 12.2 Hz, 2H), 3.18 (m, 4H), 3.04 (m, 2H), 2.89 (m, 3H), 1.23 (s, 3H), 1.21 (s, 3H) ppm。生成物をTFA塩として単離した。
実施例23.メチル(3R,5S)−4−(3−(3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
出発物質として、(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)ボロン酸の代わりに1−(2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−4−メチルピペラジンを使用して、実施例22記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2432FN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=483.3;実測値:483.5。生成物をTFA塩として単離した。
実施例24.メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
ステップ1.メチル(3R,5S)−4−(3−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
ジオキサン(1.6mL)及び水(0.16mL)中のメチル(3R,5S)−4−(3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート(100mg、0.183mmol、実施例22のステップ1を参照のこと)、(6−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸(77mg、0.549mmol)、Xphos Pd G2(21.60mg、0.027mmol)、及びリン酸カリウム(136mg、0.640mmol)の溶液を75℃に加熱した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を次のステップでそのまま使用した。C2435FNSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=516.3;実測値516.3。
ステップ2.メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
メチル(3R,5S)−4−(3−(6−フルオロピリジン−3−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート(20mg、0.039mmol)、1−メチルピペラジン(11.65mg、0.116mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(135μL、0.776mmol)のDMSO(1mL)溶液を120℃に加熱した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのMeOH及び0.8mLのHCl(ジオキサン中4M)に溶解させ、60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、60mL/分の流速で、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C2332(M+H):m/zに対するLCMS計算値=466.3;実測値:466.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例25.メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(4−エチルピペラジン−1−イル)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
ステップ1.1−(4−ブロモ−2−クロロフェニル)−4−エチルピペラジン
Figure 2022502490
1−(4−ブロモ−2−クロロフェニル)ピペラジン(100mg、0.363mmol)、アセトアルデヒド(61μL、1.09mmol)、及びトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(231mg、1.09mmol)のDCM(5mL)溶液を室温で20時間撹拌した。次に、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物をCombiFlash Rf+Lumenで精製した。C1217BrClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=303.0;実測値303.0。
ステップ2.1−(2−クロロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−4−エチルピペラジン
Figure 2022502490
1−(4−ブロモ−2−クロロフェニル)−4−エチルピペラジン(78.6mg、0.259mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(65.7mg、0.259mmol)、PdCldppf.DCM(31.7mg、0.039mmol)、及び酢酸カリウム(76mg、0.777mmol)のジオキサン(2.59mL)溶液を85℃に20時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、セライトを通して濾過した。有機層を濃縮し、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C1829BClN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=351.2;実測値351.1。
ステップ3.メチル(3R,5S)−4−(3−(3−クロロ−4−(4−エチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
ジオキサン(2mL)及び水(0.2mL)中のメチル(3R,5S)−4−(3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート(49.7mg、0.091mmol、実施例22のステップ1を参照のこと)、1−(2−クロロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)−4−エチルピペラジン(32.1mg、0.091mmol)、Xphos Pd G2(14.40mg、0.018mmol)、及びリン酸カリウム(58.3mg、0.274mmol)の溶液を75℃に加熱した。20時間後、反応混合物を室温に冷却し、水及びEtOAcで希釈した。有機層を濃縮し、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C3148ClNSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=643.3;実測値643.4。
ステップ4.メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(4−エチルピペラジン−1−イル)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
ジオキサン(2mL)及び水(0.200mL)中のメチル(3R,5S)−4−(3−(3−クロロ−4−(4−エチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート(30mg、0.047mmol)、2,4,6−トリメチル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリボリナン(65μL、0.47mmol)、Xphos Pd G2(18.35mg、0.023mmol)、及びリン酸カリウム(49.5mg、0.233mmol)の溶液を75℃に加熱した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのMeOH及び0.8mLのHCl(ジオキサン中4M)に溶解させ、60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、60mL/分の流速で、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C2535(M+H):m/zに対するLCMS計算値=493.3;実測値493.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例26.メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(メチルカルバモイル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
出発物質として、(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)ボロン酸の代わりに(4−(メチルカルバモイル)フェニル)ボロン酸を使用して、実施例22に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2126(M+H):m/zに対するLCMS計算値=424.2;実測値:424.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例27.メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(1−メチルピロリジン−3−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
ステップ1.1−メチル−3−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピロリジン
Figure 2022502490
3−(4−ブロモフェニル)−1−メチルピロリジン(0.23g、0.958mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.340g、1.341mmol)、PdCldppf.DCM(0.078g、0.096mmol)、及び酢酸カリウム(0.282g、2.87mmol)のジオキサン(4.79mL)溶液を85℃に16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、セライトを通して濾過した。有機層を濃縮し、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C1727BNO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=288.2;実測値288.2。
ステップ2.メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(1−メチルピロリジン−3−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
ジオキサン(1mL)及び水(0.1mL)中のメチル(3R,5S)−4−(3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート(25mg、0.046mmol、実施例22のステップ1を参照のこと)、1−メチル−3−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピロリジン(39.4mg、0.137mmol)、Xphos Pd G2(7.2mg、9.2μmol)、及びリン酸カリウム(34.0mg、0.160mmol)の溶液を75℃に加熱した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのMeOH及び0.8mLのHCl(ジオキサン中4M)に溶解させ、60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、60mL/分の流速で、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C2432(M+H):m/zに対するLCMS計算値=450.3;実測値450.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例28.メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
ステップ1.3−(4−ブロモフェニル)−1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピロリジン
Figure 2022502490
2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)アセトアルデヒド(0.239mL、1.257mmol)、3−(4−ブロモフェニル)ピロリジンヒドロクロリド(110mg、0.419mmol)、及びトリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム(266mg、1.257mmol)のDCM(5mL)溶液を室温で20時間撹拌した。次に、反応混合物を水で希釈し、DCMで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物をCombiFlash Rf+Lumenで精製した。C1831BrNOSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=384.1;実測値384.1。
ステップ2.1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−3−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピロリジン
Figure 2022502490
3−(4−ブロモフェニル)−1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピロリジン(205mg、0.533mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(190mg、0.747mmol)、PdCldppf.DCM(65.3mg、0.080mmol)、及び酢酸カリウム(157mg、1.600mmol)のジオキサン(4mL)溶液を85℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、セライトを通して濾過した。有機層を濃縮し、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C2443BNOSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=432.3;実測値432.2。
ステップ3.メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
ジオキサン(2mL)及び水(0.2mL)中のメチル(3R,5S)−4−(3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート(30mg、0.055mmol、実施例22のステップ1を参照のこと)、1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)−3−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピロリジン(230mg、0.533mmol)、Xphos Pd G2(25.9mg、0.033mmol)、及びリン酸カリウム(69.9mg、0.329mmol)の溶液を75℃に加熱した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのMeOH及び0.8mLのHCl(ジオキサン中4M)に溶解させ、60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、60mL/分の流速で、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C2534(M+H):m/zに対するLCMS計算値=480.3;実測値480.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例29.メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(4−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
出発物質として、3−(4−ブロモフェニル)ピロリジンヒドロクロリド及び2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)アセトアルデヒドの代わりに1−(4−ブロモフェニル)ピペラジン及び1−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)プロパン−2−オンを使用して、実施例28に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2637(M+H):m/zに対するLCMS計算値=509.3;実測値:509.5。生成物をTFA塩として単離した。
実施例30.メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
出発物質として、3−(4−ブロモフェニル)ピロリジンヒドロクロリド及び2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)アセトアルデヒドの代わりに1−(4−ブロモフェニル)ピペラジン及びテトラヒドロ−4H−ピラン−4−オンを使用して、実施例28に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2839(M+H):m/zに対するLCMS計算値=535.3;実測値:535.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例31.2−(4−(4−(5−((2R,6S)−4−(メトキシカルボニル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)フェニル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロパン酸
Figure 2022502490
ステップ1.tert−ブチル2−(4−(4−ブロモフェニル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロパノアート
Figure 2022502490
アセトニトリル(5mL)中の1−(4−ブロモフェニル)ピペラジン(138mg、0.572mmol)、tert−ブチル2−ブロモ−2−メチルプロパノアート(0.320mL、1.717mmol)、及び炭酸カリウム(395mg、2.86mmol)の混合物を85℃に3日間加熱した。次に、反応混合物をEtOAc及び水で希釈した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物をCombiFlash Rf+Lumenで精製した。C1828BrN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=383.1;実測値383.3。
ステップ2.tert−ブチル2−メチル−2−(4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロパノアート
Figure 2022502490
tert−ブチル2−(4−(4−ブロモフェニル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロパノアート(153mg、0.399mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(142mg、0.559mmol)、PdCldppf.DCM(48.9mg、0.060mmol)、及び酢酸カリウム(118mg、1.197mmol)のジオキサン(3mL)溶液を、85℃で20時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、セライトを通して濾過した。有機層を濃縮し、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C2440BN(M+H):m/zに対するLCMS計算値431.3;実測値431.5。
ステップ3.2−(4−(4−(5−((2R,6S)−4−(メトキシカルボニル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)フェニル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロパン酸
ジオキサン(1.5mL)及び水(0.150mL)中のメチル(3R,5S)−4−(3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート(60mg、0.110mmol、実施例22のステップ1を参照のこと)、tert−ブチル2−メチル−2−(4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−イル)プロパノアート(135mg、0.314mmol)、Xphos Pd G2(12.96mg、0.016mmol)、及びリン酸カリウム(93mg、0.439mmol)の溶液を70℃に加熱した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのMeOH及び0.8mLのHCl(ジオキサン中4M)に溶解させ、60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、60mL/分の流速で、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C2737(M+H):m/zに対するLCMS計算値=537.3;実測値537.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例32.メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−2−メチルモルホリノ)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
出発物質として、1−メチルピペラジンの代わりに(R)−2−メチルモルホリンヒドロクロリドを使用して、実施例24に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2331(M+H):m/zに対するLCMS計算値=467.2;実測値:467.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例33.メチル(3R,5S)−4−(3−(6−((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
出発物質として、1−メチルピペラジンの代わりに(R)−1,2−ジメチルピペラジンジヒドロクロリドを使用して、実施例24に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2434(M+H):m/zに対するLCMS計算値=480.3;実測値:480.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例34.メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
ステップ1.メチル(3R,5S)−4−(3−(4−クロロフェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
メチル(3R,5S)−4−(3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート(500mg、0.915mmol、実施例22のステップ1を参照のこと)、(4−クロロフェニル)ボロン酸(0.286g、1.830mmol)、Pd(dba)(0.042g、0.046mmol)、トリ(o−トリル)ホスフィン(0.056g、0.183mmol)、及びリン酸カリウム(0.777g、3.66mmol)のDMF(5mL)溶液を80℃に加熱した。2日後、反応混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、セライトを通して濾過した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。有機層を濃縮し、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C2536ClNSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=531.2;実測値531.3。
ステップ2.メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
メチル(3R,5S)−4−(3−(4−クロロフェニル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート(12mg、0.023mmol)、ピペリジン−4−オール(4.57mg、0.045mmol)、RuPhos Pd G3(2.83mg、3.39μmol)、RuPhos(1.6mg、3.4μmol)、及びナトリウムtert−ブトキシド(10.9mg、0.113mmol)のTHF(1mL)溶液を85℃に加熱した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのMeOH及び0.8mLのHCl(ジオキサン中4M)に溶解させ、60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、60mL/分の流速で、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C2432(M+H):m/zに対するLCMS計算値=466.3;実測値466.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例35.メチル(3R,5S)−4−(3−(4−((7S,8aR)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート
Figure 2022502490
出発物質として、ピペリジン−4−オールの代わりに(7S,8aR)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−7−オールジヒドロクロリドを使用して、実施例34に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2635(M+H):m/zに対するLCMS計算値=507.3;実測値:507.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例36.1−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン
Figure 2022502490
ステップ1.5−クロロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
Figure 2022502490
ジオキサン(15mL)及び水(1.5mL)中の5−クロロ−3−ヨード1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(1.0g、2.435mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.507g、2.435mmol)、Xphos Pd G2(0.192g、0.243mmol)、及びリン酸カリウム(1.550g、7.30mmol)の溶液を75℃に加熱した。20時間後、反応混合物を室温に冷却し、水及びEtOAcでクエンチした。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C1522ClNOSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=365.1;実測値365.1。
ステップ2.1−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン
5−クロロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(40mg、0.110mmol)、1−メチルピペラジン−2−オンヒドロクロリド(33.0mg、0.219mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(56.7mg、0.438mmol)のジオキサン(1mL)溶液を100℃に加熱した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのMeOH及び1mLのHCl(ジオキサン中の4Mの溶液)に溶解させ、60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、60mL/分の流速で、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C1417O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=313.1;実測値313.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例37.1−シクロプロピル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、1−メチルピペラジン−2−オンヒドロクロリドの代わりに1−シクロプロピルピペラジン−2−オンを使用して、実施例36に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1619O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=339.2;実測値:339.0。生成物をTFA塩として単離した。
実施例38.1,3−ジメチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン
Figure 2022502490
5−クロロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(40mg、0.110mmol、実施例36のステップ1を参照のこと)、1,3−ジメチルピペラジン−2−オンヒドロクロリド(27.1mg、0.164mmol)、RuPhos(10.2mg、0.022mmol)、RuPhos Pd G3(18.3mg、0.022mmol)、及びナトリウムtert−ブトキシド(31.6mg、0.329mmol)のTHF(1mL)溶液を85℃に加熱した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのMeOH及び1mLのHCl(ジオキサン中の4Mの溶液)に溶解させ、60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、60mL/分の流速で、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C1519O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=327.2;実測値327.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例39.3−エチル−1−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、1,3−ジメチルピペラジン−2−オンヒドロクロリドの代わりに3−エチル−1−メチルピペラジン−2−オンを使用して、実施例38に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1621O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=341.2;実測値:341.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例40.6−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン
Figure 2022502490
出発物質として、1,3−ジメチルピペラジン−2−オンヒドロクロリドの代わりに5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジンを使用して、実施例38に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1717(M+H):m/zに対するLCMS計算値=333.2;実測値:333.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例41.3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
Figure 2022502490
出発物質として、1,3−ジメチルピペラジン−2−オンヒドロクロリドの代わりに1−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジンを使用して、実施例38に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1615(M+H):m/zに対するLCMS計算値=390.1;実測値:390.0。生成物をTFA塩として単離した。
実施例42.5−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン
Figure 2022502490
出発物質として、1,3−ジメチルピペラジン−2−オンヒドロクロリドの代わりに4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジンヒドロクロリドを使用して、実施例38に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1515S(M+H):m/zに対するLCMS計算値=339.1;実測値:339.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例43.3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(8−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
Figure 2022502490
出発物質として、1,3−ジメチルピペラジン−2−オンヒドロクロリドの代わりに8−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジンを使用して、実施例38に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1618(M+H):m/zに対するLCMS計算値=336.2;実測値:336.0。生成物をTFA塩として単離した。
実施例44.3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン
Figure 2022502490
出発物質として、1−メチルピペラジン−2−オンヒドロクロリドの代わりに4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジンを使用して、実施例36に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1516(M+H):m/zに対するLCMS計算値=322.2;実測値:322.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例45.9−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,7−エピミノシクロヘプタ[c]ピラゾール
Figure 2022502490
出発物質として、1−メチルピペラジン−2−オンヒドロクロリドの代わりに1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,7−エピミノシクロヘプタ[c]ピラゾールジヒドロクロリドを使用して、実施例36に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1718(M+H):m/zに対するLCMS計算値=348.2;実測値:348.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例46.1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン
Figure 2022502490
ステップ1.3−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン
Figure 2022502490
5−クロロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(610mg、1.672mmol、実施例36のステップ1を参照のこと)、3−メチルピペラジン−2−オン(620mg、5.43mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1460μL、8.36mmol)のDMF(7mL)溶液を120℃に加熱した。2日後、反応混合物を室温に冷却し、水及びEtOAcでクエンチした。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C2031Si(M+H):m/zに対するLCMS計算値=443.2;実測値443.5。
ステップ2.1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン
3−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン(25mg、0.056mmol)のTHF(1mL)溶液を、水素化ナトリウム(2.71mg、0.068mmol、60%)を含有するバイアルに添加した。懸濁液に、DMF(1mL)を添加し、得られた溶液を室温で撹拌した。1時間後、2−ブロモ−1,1−ジフルオロエタン(13.5μL、0.169mmol)を添加し、溶液を60℃で撹拌した。2時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのMeOH及び1mLのHCl(ジオキサン中の4Mの溶液)に溶解させ、60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、60mL/分の流速で、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C1619O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=377.2;実測値377.0。生成物をTFA塩として単離した。
実施例47.1−イソプロピル−3−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、2−ブロモ−1,1−ジフルオロエタンの代わりに2−ブロモプロパンを使用して、実施例46に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1723O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=355.2;実測値:355.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例48.1−(2−メトキシエチル)−3−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、2−ブロモ−1,1−ジフルオロエタンの代わりに1−ブロモ−2−メトキシエタンを使用して、実施例46に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1723(M+H):m/zに対するLCMS計算値=371.2;実測値:371.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例49.3−メチル−8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
ステップ1.8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
5−クロロ−3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(200mg、0.548mmol、実施例36のステップ1を参照のこと)、3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン(138mg、1.096mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(383μl、2.192mmol)のDMF(3mL)溶液を120℃に加熱した。2日後、反応混合物を室温に冷却し、水及びEtOAcでクエンチした。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C2131Si(M+H):m/zに対するLCMS計算値=455.2;実測値455.4。
ステップ2.3−メチル−8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン(45mg、0.099mmol)のTHF(1mL)溶液を、水素化ナトリウム(4.75mg、0.119mmol、60%)を含有するバイアルに添加した。懸濁液に、DMF(1mL)を添加し、得られた溶液を室温で撹拌した。1時間後、ヨードメタン(148μL、0.297mmol)を添加し、溶液を室温で撹拌した。2時間後、反応物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのMeOH及び1mLのHCl(ジオキサン中の4Mの溶液)に溶解させ、60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を分取LCMS(XBridge C18カラム、60mL/分の流速で、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C1619O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=339.2;実測値339.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例50.3−エチル−8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、ヨードメタンの代わりにヨードエタンを使用して、実施例49に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1721O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=353.2;実測値:353.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例51.3−(2−フルオロエチル)−8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、ヨードメタンの代わりに1−ブロモ−2−フルオロエタンを使用して、実施例49に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1720FNO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=371.4;実測値:371.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例52.3−イソプロピル−8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、ヨードメタンの代わりに2−ブロモプロパンを使用して、実施例49に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1823O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=367.2;実測値:367.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例53.8−(3−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
ステップ1.8−(3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン(98mg、0.779mmol)、5−クロロ−3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン(160mg、0.390mmol、実施例1のステップ1を参照のこと)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(272μL、1.558mmol)のDMSO(2mL)溶液を120℃に加熱した。20時間後、反応混合物を室温に冷却し、水及びEtOAcでクエンチした。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C1726INSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=501.1;実測値501.0。
ステップ2.8−(3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
8−(3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン(500mg、0.999mmol)のTHF(3mL)溶液を、水素化ナトリウム(48.0mg、1.199mmol、60%)を含有するバイアルに添加した。懸濁液に、DMF(3mL)を添加し、得られた溶液を室温で撹拌した。1時間後、ヨードメタン(187μL、3.00mmol)を添加し、得られた溶液を室温で撹拌した。2時間後、反応物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C1828INSi(M+H):m/zに対するLCMS計算値=515.1;実測値515.0。
ステップ3.8−(3−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
ジオキサン(1mL)及び水(0.1mL)中の8−(3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン(30mg、0.058mmol)、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(44.1mg、0.175mmol)、Xphos Pd G2(4.6mg、5.8μmol)、及びリン酸カリウム(49.5mg、0.233mmol)の溶液を80℃に加熱した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのDCM及び1mLのTFAに溶解させ、室温で2時間撹拌した。次に、溶媒を減圧除去した。次に、粗生成物を1mLのMeOHに溶解させ、0.7mLのNHOH(aq)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、分取LCMS(XBridge C18カラム、流速60mL/分、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C1823(M+H):m/zに対するLCMS計算値=383.2;実測値383.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例54.3−メチル−8−(3−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを使用して、実施例53に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2025(M+H):m/zに対するLCMS計算値=409.2;実測値:409.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例55.8−(3−(1−((1r,4S)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−((1r,4r)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロヘキシル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを使用して、実施例53に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2127(M+H):m/zに対するLCMS計算値=423.2;実測値:423.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例56.N,N−ジメチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりにN,N−ジメチル−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキサミドを使用して、実施例53に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C233110(M+H):m/zに対するLCMS計算値=479.3;実測値:479.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例57.8−(3−(1−(1−イソブチリルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに2−メチル−1−(4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−イル)プロパン−1−オンを使用して、実施例53に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2432(M+H):m/zに対するLCMS計算値=478.3;実測値:478.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例58.3−メチル−8−(3−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに4−(2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)モルホリン)を使用して、実施例53に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2128(M+H):m/zに対するLCMS計算値=438.2;実測値:438.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例59.3−メチル−8−(3−(1−(ピリジン−4−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに4−((4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)ピリジンを使用して、実施例53に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2122O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=416.2;実測値:416.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例60.3−メチル−8−(3−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−メチル−4−(5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル)ピペラジンを使用して、実施例53に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2228O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=434.2;実測値:434.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例61.8−(3−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを使用して、実施例53に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1721O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=353.2;実測値:353.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例62.8−(3−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを使用して、実施例53に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C1823O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=367.2;実測値:367.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例63及び実施例64.8−(3−(1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、2つのエナンチオマー
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−シクロブチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを使用して、実施例53に記載の手順に従って、ラセミ混合物を調製した。C1923O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=379.2;実測値:379.2。生成物をTFA塩として単離した。次に、2つのエナンチオマーをキラルSFC(アミロース−1、2x250mm、60mL/分の流速、CO中の40%のMeOHで溶出)で分離した。実施例63:ピーク1、t=3.3分。実施例64:ピーク2、t=4.1分;H NMR (500 MHz, DMSO) δ 13.29 (s, 1H), 9.05 (s, 1H), 8.42 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 5.01 − 4.90 (m, 2H), 4.78 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 3.70 − 3.61 (m, 1H), 3.09 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 2.64 (s, 3H), 2.59 − 2.39 (m, 4H), 2.33 − 2.23 (m, 1H), 2.23 − 2.14 (m, 1H), 2.04 − 1.76 (m, 4H) ppm。
実施例65及び実施例66.8−(3−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、2つのエナンチオマー
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに1−シクロプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを使用して、実施例53に記載の手順に従って、ラセミ混合物を調製した。C1821O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=365.2;実測値:365.2。生成物をTFA塩として単離した。次に、2つのエナンチオマーをキラルSFC(アミロース−1、2x250mm、60mL/分の流速、CO中の40%のMeOHで溶出)で分離した。実施例65:ピーク1、t=3.1分。実施例66:ピーク2、t=3.9分;H NMR (500 MHz, DMSO) δ 13.28 (s, 1H), 9.05 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 4.97 − 4.88 (m, 1H), 4.77 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 3.88 − 3.80 (m, 1H), 3.68 − 3.59 (m, 1H), 3.09 (d, J = 11.8 Hz, 1H), 2.64 (s, 3H), 2.33 − 1.84 (m, 4H), 1.16 − 0.96 (m, 4H) ppm。
実施例67.3−メチル−8−(3−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
ステップ1.8−(3−(1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
ジオキサン(5mL)及び水(0.5mL)中の8−(3−ヨード−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン(210mg、0.408mmol、実施例53のステップ2を参照のこと)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(238mg、1.225mmol)、XPhos Pd G2(32.1mg、0.041mmol)、及びリン酸カリウム(347mg、1.633mmol)の溶液を80℃に加熱した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、CombiFlash Rf+Lumenで精製した。C2131Si(M+H):m/zに対するLCMS計算値=455.2;実測値455.4。
ステップ2.3−メチル−8−(3−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
DMF(0.880mL)中の8−(3−(1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン(40mg、0.088mmol)、1,1,1−トリフルオロ−2−ヨードエタン(17.2μL、0.176mmol)、及びCsCO(86mg、0.264mmol)の混合物を50℃に加熱した。20時間後、反応物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのDCM及び1mLのTFAに溶解させ、室温で2時間撹拌した。次に、溶媒を減圧除去した。次に、粗生成物を1mLのMeOHに溶解させ、0.7mLのNHOH(aq)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、分取LCMS(XBridge C18カラム、流速60mL/分、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C1718O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=407.4;実測値407.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例68.3−メチル−8−(3−(1−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジンを使用して、実施例53に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2020O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=402.2;実測値:402.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例69.3−メチル−8−(3−(1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに3−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピリジンを使用して、実施例53に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2020O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=402.2;実測値:402.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例70.4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
Figure 2022502490
出発物質として、1−(2−メトキシエチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリルを使用して、実施例53に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2220O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=426.2;実測値:426.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例71.3−メチル−8−(3−(1−(2−メチルピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
8−(3−(1H−ピラゾール−4−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン(40mg、0.088mmol、実施例67のステップ1を参照のこと)、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸(36.1mg、0.264mmol)、酢酸銅(II)(24.0mg、0.132mmol)、及びピリジン(21.4μL、0.264mmol)のDCM(1mL)溶液を50℃で撹拌した。20時間後、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、DCMで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。粗生成物を1mLのDCM及び1mLのTFAに溶解させ、室温で2時間撹拌した。次に、溶媒を減圧除去した。次に、粗生成物を1mLのMeOHに溶解させ、0.7mLのNHOH(aq)を添加した。得られた混合物を室温で5分間撹拌し、分取LCMS(XBridge C18カラム、流速60mL/分、0.1%のTFAを含有するアセトニトリル/水の勾配で溶出)で精製した。C2122O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=416.2;実測値416.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例72.8−(3−(1−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸の代わりに(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ボロン酸を使用して、実施例71に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C222510O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=445.2;実測値:445.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例73.5−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ニコチノニトリル
Figure 2022502490
出発物質として、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸の代わりに(5−シアノピリジン−3−イル)ボロン酸を使用して、実施例71に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C211910O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=427.2;実測値:427.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例74.5−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピコリノニトリル
Figure 2022502490
出発物質として、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸の代わりに5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピコリノニトリルを使用して、実施例71に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C211910O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=427.2;実測値:427.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例75.8−(3−(1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
Figure 2022502490
出発物質として、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸の代わりにイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルボロン酸を使用して、実施例71に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C222110O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=441.2;実測値:441.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例76.2−メチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
Figure 2022502490
出発物質として、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸の代わりに(4−シアノ−3−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、実施例71に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2322O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=440.2;実測値:440.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例77.3−メチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
Figure 2022502490
出発物質として、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸の代わりに(4−シアノ−2−メチルフェニル)ボロン酸を使用して、実施例71に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2322O(M+H):m/zに対するLCMS計算値=440.2;実測値:440.3。生成物をTFA塩として単離した。
実施例78.2−フルオロ−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル
Figure 2022502490
出発物質として、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸の代わりに(4−シアノ−3−フルオロフェニル)ボロン酸を使用して、実施例71に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2219FNO(M+H):m/zに対するLCMS計算値=444.2;実測値:444.1。生成物をTFA塩として単離した。
実施例79.N,N−ジメチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアミド
Figure 2022502490
出発物質として、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸の代わりに(4−(ジメチルカルバモイル)フェニル)ボロン酸を使用して、実施例71に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2426(M+H):m/zに対するLCMS計算値=472.2;実測値:472.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例80.N−メチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアミド
Figure 2022502490
出発物質として、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸の代わりに(4−(メチルカルバモイル)フェニル)ボロン酸を使用して、実施例71に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2324(M+H):m/zに対するLCMS計算値=458.2;実測値:458.4。生成物をTFA塩として単離した。
実施例81.2−フルオロ−N−メチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアミド
Figure 2022502490
出発物質として、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸の代わりに(3−フルオロ−4−(メチルカルバモイル)フェニル)ボロン酸を使用して、実施例71に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C2323FN(M+H):m/zに対するLCMS計算値=476.2;実測値:476.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例82.N−メチル−5−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピコリンアミド
Figure 2022502490
出発物質として、(2−メチルピリジン−4−イル)ボロン酸の代わりにN−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピコリンアミドを使用して、実施例71に記載の手順に従って、この化合物を調製した。C222310(M+H):m/zに対するLCMS計算値=459.2;実測値:459.2。生成物をTFA塩として単離した。
実施例A.ALK2 HTRFアッセイ
ALK2(aa147末端)をBPS biosciencesから入手した。酵素アッセイを、最終容量8μLの白色384ウェルポリスチレンプレート内で行った。阻害剤をDMSOで連続希釈し、他の反応構成成分を添加する前にプレートウェルに添加した。50nMのLANCE Ultra ULight(商標)−DNAトポイソメラーゼ2−アルファペプチド(Perkin Elmer TRF0130)、ならびに、3uM、100uM、または1mMのATP(規定のとおり)を含有するアッセイ緩衝液(50mMのHEPES、pH7.1、10%のグリセロール、0.01%のBrij50、10mMのMgCl、1mMのEGTA、5mMのDTT、及び0.01%のBSA)中、25℃で、アッセイを実施した。アッセイにおけるDMSOの最終濃度は、1%であり、ALK2の酵素濃度は、2.5nMであった。反応を2〜4時間進行させた後、1.5nMのLANCEウルトラユーロピウム−抗ホスホ−DNAトポイソメラーゼ2−アルファ(Thr1342)抗体(Perkin Elmer TRF0218)と共に最終濃度20mMのEDTAを添加することにより反応を停止させた。PHERAstar FSプレートリーダー(BMG Labtech)で、反応を読み取った。IDBS XLFit及びGraphPad Prism5.0ソフトウェアを使用して、パーセント対照活性対阻害剤濃度の対数をフィッティングすることによって、IC50決定を実施した。
実施例に例示される本開示の化合物は、以下の範囲のIC50値を示した:+=IC50≦100nM;++=100nM<IC50≦500nM;+++=500nM<IC50≦2000nM;++++=IC50>2000nM。NT=試験せず。結果は、表1に示される。
実施例B.ALK2細胞アッセイ
10%のFBSを含むMEM培地で、HeLa細胞を培養した。組み換えヒトBMP−7をR&D Systemsから入手し(cat#354−BP)、ホスホSMAD1(S463/S465)HTRFキットをCisbioから購入した(63ADK062PEH)。1ウェル当たり50,000細胞で、96ウェル平底プレート内に、HeLa細胞をプレーティングし、一晩インキュベートした。翌日、培地を取り除き、50μLの新しい完全培地を添加した。5μLの化合物を細胞に添加し(最大の最終濃度3μM)、37℃で60分間インキュベートした。200ng/mlのBMP−7を添加し、37℃で30分間インキュベートした。インキュベーション後、培地を除去し、2xPBSで洗浄し、ホスホSMAD1(S463/S465)を測定するためのCisbio HTRFキットの使用説明書に従って、HTRFキットを用いて処置した。最後に、ドナー及びアクセプターの両方を384ウェルプレートに添加し、室温で一晩インキュベートし、翌日、Pherastarを介してHTRFシグナルを測定した。
実施例に例示される本開示の化合物は、以下の範囲でEu3+クリプテート蛍光値を示した:*=PSMAD≦100nM;**=100nM<PSMAD≦500nM;***=500nM<PSMAD≦2000nM。NT=試験せず。結果は、表1に示される。
Figure 2022502490

Figure 2022502490
実施例C.FGFR酵素アッセイ
生成物形成を検出するために、FRET測定を使用して、ペプチドリン酸化を測定する酵素不連続アッセイで、例示の化合物の阻害剤効力を決定した。阻害剤をDMSOで連続希釈し、0.2μLの容量を384ウェルプレートのウェルに移した。リン酸化(P)及び非リン酸化(UP)タンパク質を含むFGFRのアイソフォーム(FGFR−1、FGFR−2、FGFR−3野生型、及び変異型アイソフォーム、FGFR−4)では、アッセイ緩衝液(50mMのHEPES、10mMのMgCl、1mMのEGTA、0.01%のTween−20、5mMのDTT、pH7.5)で希釈された5μL/ウェルの容量の酵素を、プレートに添加し、周囲温度で5〜15分間、阻害剤と共にプレインキュベートした。適切な対照(酵素ブランク及び阻害剤を含まない酵素)をプレートに入れた。アッセイ緩衝液中にビオチン化EQEDEPEGDYFEWLE(配列番号1)ペプチド基質及びATPの両方を含有する5μL/ウェルの容量の添加によって、反応を開始させた。ペプチド基質の10μL/ウェルの反応濃度は、500nmであったが、ATP濃度を各FGFRアイソフォームに対するATPのK付近または以下に維持した。一連の別々の実験において、各FGFRアイソフォームに対して、ATP K値を事前に決定した。反応プレートを25℃で1時間インキュベートし、5μL/ウェルのクエンチ溶液(50mMのTris、150mMのNaCl、0.5mg/mLのBSA、pH7.8;45mMのEDTA、600nMのスタウロスポリン、3.75nMのEu抗体PY20及び180nMのAPC−ストレプトアビジンのPerkin Elmer Lance試薬と共に)を添加することによって反応を終わらせた。PheraStarプレートリーダー(BMG Labtech)機器でスキャンする前に、プレートを周囲温度で約10分間平衡化させた。
GraphPad prismまたはXLfitのいずれかを使用して、データを分析した。データを4パラメーターロジスティック方程式にフィッティングして、可変Hill係数を伴うシグモイド用量反応曲線を生成することによって、IC50値を誘導した。Prismの方程式:Y=Bottom+(Top−Bottom)/(1+10^((Log IC50−X)*Hillスロープ));
XLfit方程式:Y=(A+((B−A)/(1+((X/C)^D))))(式中、Xは、阻害剤濃度の対数であり、Yは、応答である)。
実施例に例示される本開示の化合物は、以下の範囲のIC50値を示した:+=IC50≦100nM;++=100nM<IC50≦500nM;+++=500nM<IC50≦2000nM;++++=IC50>2000nM。NT=試験せず。結果は、表2に示される。
実施例D.pFGFR2及びpFGFR1,3機能細胞HTRFアッセイ
リン酸化線維芽細胞成長因子受容体2(FGFR2)を測定するために、KATOIII細胞(ヒト胃癌)をATCCから購入し、20%のFBS(Gibco/Life Technologies)を含むIscoveで維持した。pFGFR2アッセイでは、Corning96ウェル平底組織培養処理プレート中の5%のFBS及びIscove培地に、5x10細胞/ウェルで一晩、KATOIII細胞をプレーティングした。翌朝、0.5%のFBSを含む新しい培地50μlを、濃度範囲の試験化合物50μlの存在下または不存在下で、37℃、5%のCOで1時間インキュベートした。細胞をPBSで洗浄し、標準的なプロテアーゼ阻害剤を含む細胞シグナル伝達溶解緩衝液を用いて室温で45分間溶解させた。合計4μlのCis Bio抗ホスホ−YAP d2及びCis Bio抗ホスホ−YAPクリプテートを一緒に溶解物に添加し、(キットの指示に従って)十分に混合した。次に、16μlをGreiner白色384ウェルプレートに移し、4℃、暗所で一晩保存した。プレートを、Pherastarプレートリーダーで665nm及び620nmの波長で読み取った。GraphPad Prism5.0ソフトウェアを使用して、阻害剤パーセント阻害の曲線対阻害剤濃度の対数をフィッティングすることにより、IC50の決定を実施した。
リン酸化線維芽細胞成長因子受容体1及び3(FGF1及びFGFR3)を測定するために、自社安定細胞株BAF3−TEL−FGFR1またはBAF3−TEL−FGFR3を、10%のFBS及び1μg/mlのピューロマイシンを含むRPMI(Gibco/Life Technologies)中で維持した。アッセイのために、1×10細胞/mlの、無血清及びピューロマイシン不含RPMI培地中の、12nlのBAF3−TEL−FGFR1またはBAF3−TEL−FGFR3細胞を、濃度範囲の20nlのドットの化合物をすでに含有するGreiner白色384プレートに添加した。プレートを室温で2分間穏やかに振盪(100rpm)して、よく混合し、37℃、5%のCOで、単層中で2時間インキュベートした。4μl/ウェルの溶解緩衝液#3(Cis Bio)の1/25希釈物を標準プロテアーゼ阻害剤と共に添加し、室温で20分間、200rpmで振盪した。Cis Bio Tb−pFGFR Ab(10ng)及びd2−FGFR3(1ng)の合計4μlを一緒に溶解物に添加し、よく混合した。プレートを密封し、暗所、室温で一晩インキュベートした。プレートを、Pherastarプレートリーダーで665nm及び620nmの波長で読み取った。GraphPad Prism5.0ソフトウェアを使用して、阻害剤パーセント阻害の曲線対阻害剤濃度の対数をフィッティングすることにより、IC50の決定を実施した。
実施例に例示される本開示の化合物は、以下の範囲のIC50値を示した:+=IC50≦100nM;++=100nM<IC50≦500nM;+++=500nM<IC50≦2000nM;++++=IC50>2000nM。NT=試験せず。結果は、表2に示される。
実施例E.発光生存率アッセイ(LVA、FGFR3)
RT112細胞をATCC(バージニア州マナッサス)から購入し、RPMI、10%のFBS(Gibco/Life Technologies)で維持した。細胞の生存率に対する試験化合物の効果を測定するために、50μlの濃度範囲の試験化合物の存在下または不存在下で、Greiner黒色96ウェルポリスチレン内に、RPMI、10%のFBS(5x10細胞/ウェル/50μL中)と共に細胞をプレーティングした。3日後、100μlのCellTiter−Glo試薬(Promega)を添加した。発光は、TopCount(PerkinElmer)で読み取った。GraphPad Prism5.0ソフトウェアを使用して、パーセント阻害の曲線対阻害剤濃度の対数をフィッティングすることにより、IC50の決定を実施した。
実施例に例示される本開示の化合物は、以下の範囲のIC50値を示した:+=IC50≦100nM;++=100nM<IC50≦500nM;+++=500nM<IC50≦2000nM;++++=IC50>2000nM。NT=試験せず。結果は、表2に示される。
Figure 2022502490
Figure 2022502490
本明細書に記載されたものに加えて、本発明の様々な修正は、上述の説明から当業者らには明らかであろう。そのような修正は、添付の特許請求の範囲の範囲内にあることが意図される。本出願で引用された、限定されないが、全ての特許、特許出願、及び刊行物を含む各参考文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (54)

  1. 式Iの化合物:
    Figure 2022502490
    またはその薬学的に許容される塩(式中、
    が、Cy、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)OR、NRC(O)NR、C(=NR)R、C(=NOR)R、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、NRS(O)R、NRS(O)、NRS(O)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、及びS(O)NRから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルが、それぞれ、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で置換され、
    Cyが、C4−8シクロアルキル、4〜12員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールから選択され;前記4〜12員ヘテロシクロアルキル及び5〜10員ヘテロアリールが、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及びSが、任意に酸化され;5〜10員ヘテロアリール及び4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子が、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;前記C4−8シクロアルキル、4〜12員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールが、それぞれ、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    Cyが、4〜12員ヘテロシクロアルキルであり;前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及びSが、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子が、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが、独立してR20から選択される1、2、3、4、または5つの置換基で任意に置換され、
    が、H、D、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、及びC1−4ハロアルコキシから選択され、
    各R10が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、OC(O)Rb1、OC(O)NRc1d1、NRc1d1、NRc1C(O)Rb1、NRc1C(O)ORa1、NRc1C(O)NRc1d1、C(=NRe1)Rb1、C(=NORa1)Rb1、C(=NRe1)NRc1d1、NRc1C(=NRe1)NRc1d1、NRc1S(O)Rb1、NRc1S(O)b1、NRc1S(O)NRc1d1、S(O)Rb1、S(O)NRc1d1、S(O)b1、及びS(O)NRc1d1から選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR11から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
    または、結合している炭素原子を共にする2つのR10置換基が、スピロ4〜7員ヘテロシクロアルキル環、もしくはスピロC3〜6シクロアルキル環を形成し;各スピロ4〜7員ヘテロシクロアルキル環が、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、もしくは3つの環形成ヘテロ原子を有し;各スピロ4〜7員ヘテロシクロアルキル環の環形成炭素原子が、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;前記スピロ4〜7員ヘテロシクロアルキル環及びスピロC3−6シクロアルキル環が、それぞれ、独立してR11から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
    各R11が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa3、SRa3、C(O)Rb3、C(O)NRc3d3、C(O)ORa3、NRc3d3、NRc3C(O)Rb3、NRc3C(O)ORa3、NRc3S(O)Rb3、NRc3S(O)b3、NRc3S(O)NRc3d3、S(O)Rb3、S(O)NRc3d3、S(O)b3、及びS(O)NRc3d3から選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR12から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    各R12が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa5、SRa5、C(O)Rb5、C(O)NRc5d5、C(O)ORa5、NRc5d5、NRc5C(O)Rb5、NRc5C(O)ORa5、NRc5S(O)Rb5、NRc5S(O)b5、NRc5S(O)NRc5d5、S(O)Rb5、S(O)NRc5d5、S(O)b5、及びS(O)NRc5d5から選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してRから選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    各R20が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、NRc2C(O)ORa2、NRc2C(O)NRc2d2、C(=NRe2)Rb2、C(=NORa2)Rb2、C(=NRe2)NRc2d2、NRc2C(=NRe2)NRc2d2、NRc2S(O)Rb2、NRc2S(O)b2、NRc2S(O)NRc2d2、S(O)Rb2、S(O)NRc2d2、S(O)b2、及びS(O)NRc2d2から選択され、前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR21から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    各R21が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa4、SRa4、C(O)Rb4、C(O)NRc4d4、C(O)ORa4、NRc4d4、NRc4C(O)Rb4、NRc4C(O)ORa4、NRc4S(O)Rb4、NRc4S(O)b4、NRc4S(O)NRc4d4、S(O)Rb4、S(O)NRc4d4、S(O)b4、及びS(O)NRc4d4から選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR22から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    各R22が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、ORa6、SRa6、C(O)Rb6、C(O)NRc6d6、C(O)ORa6、NRc6d6、NRc6C(O)Rb6、NRc6C(O)ORa6、NRc6S(O)Rb6、NRc6S(O)b6、NRc6S(O)NRc6d6、S(O)Rb6、S(O)NRc6d6、S(O)b6、及びS(O)NRc6d6から選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してRから選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    各R、R、及びRが、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR10から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のR及びRが、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR10から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rが、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR10から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    各Rが、独立して、H、CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルカルボニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
    各Ra1、Rc1、及びRd1が、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR11から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1が、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb1が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR11から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    各Re1が、独立して、H、CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
    各Ra2、Rc2、及びRd2が、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR21から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2が、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR21から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb2が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR21から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    各Re2が、独立して、H、CN、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、及びジ(C1−6アルキル)アミノスルホニルから選択され、
    各Ra3、Rc3、及びRd3が、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR12から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3が、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR12から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb3が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR12から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    各Ra4、Rc4、及びRd4が、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR22から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc4及びRd4が、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR22から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb4が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、4〜7員ヘテロシクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜7員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、フェニル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR22から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    各Ra5、Rc5及びRd5が、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルが、それぞれ、独立してRから選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc5及びRd5が、それらが結合している前記N原子と共に、独立してRから選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb5が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルが、それぞれ、独立してRから選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    各Ra6、Rc6、及びRd6が、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルが、それぞれ、独立してRから選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc6及びRd6が、それらが結合している前記N原子と共に、独立してRから選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb6が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルが、それぞれ、独立してRから選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    各Rが、独立して、OH、NO、CN、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−2アルキレン、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、C1−3アルコキシ−C1−3アルキル、C1−3アルコキシ−C1−3アルコキシ、HO−C1−3アルコキシ、HO−C1−3アルキル、シアノ−C1−3アルキル、HN−C1−3アルキル、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、チオ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、カルバミル、C1−6アルキルカルバミル、ジ(C1−6アルキル)カルバミル、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルカルボニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジ(C1−6アルキル)アミノスルホニル、アミノスルホニルアミノ、C1−6アルキルアミノスホニルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノスホニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、及びジ(C1−6アルキル)アミノカルボニルアミノから選択される)。
  2. が、Cy、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、NR、及びNRC(O)Rから選択される、請求項1に記載の化合物。
  3. が、Cyである、請求項1に記載の化合物。
  4. Cyが、C6−10アリール及び5〜10員ヘテロアリールから選択され;前記5〜10員ヘテロアリールが、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及びSが、任意に酸化され;5〜10員ヘテロアリールの環形成炭素原子が、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;前記C6−10アリール及び5〜10員ヘテロアリールが、それぞれ、独立してR10から選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. Cyが、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC6−10アリールである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  6. Cyが、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたフェニルである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  7. Cyが、5〜10員ヘテロアリールであり;前記5〜10員ヘテロアリールが、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及びSが、任意に酸化され;5〜10員ヘテロアリールの環形成炭素原子が、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;前記5〜10員ヘテロアリールが、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  8. Cyが、5〜6員ヘテロアリールであり;前記5〜6員ヘテロアリールが、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及びSが、任意に酸化され;5〜6員ヘテロアリールの環形成炭素原子が、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;前記5〜6員ヘテロアリールが、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  9. Cyが、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたピリジニルである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  10. Cyが、ピラゾリル、フェニル、及びピリジニルから選択され、前記ピラゾリル、フェニル、及びピリジニルが、それぞれ、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  11. 10が、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、ORa1、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、及びC(O)NRc1d1から選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
  12. 10が、C1−6アルキル、ハロ、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、及びC(O)NRc1d1から選択され;前記C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
  13. 10が、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキルである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
  14. 10が、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換された5〜6員ヘテロシクロアルキルである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
  15. 10が、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたピペラジニルである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
  16. 10が、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、フルオロ、メチルカルバモイル、フェニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリノ、ピペリジニル、ピリジニル、ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル、テトラヒドロピラニル、シクロヘキシル、2−モルホリノエチル、ピリジニルメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、及びイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルから選択され;前記メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、メチルカルバモイル、フェニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリノ、ピペリジニル、ピリジニル、ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル、テトラヒドロピラニル、シクロヘキシル、2−モルホリノエチル、ピリジニルメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、及びイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルが、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
  17. 11が、独立して、C1−6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、4〜10員ヘテロシクロアルキル、5〜10員ヘテロアリール、CN、ORa3、C(O)NRc3d3、C(O)Rb3、及びNRc3d3から選択され;前記C1−6アルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、及び5〜10員ヘテロアリールが、それぞれ、独立してR12から選択される1または2つの置換基で任意に置換される、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
  18. 11が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルから選択される、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
  19. 11が、C1〜6アルキルである、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
  20. 11が、メチルである、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
  21. 10が、メチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、フルオロ、4−メチルピペラジン−1−イル、4−エチルピペラジン−1−イル、メチルカルバモイル、1−メチルピロリジン−3−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル、4−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル、4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル、4−(2−カルボキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル、2−メチルモルホリノ、3,4−ジメチルピペラジン−1−イル、4−ヒドロキシピペリジン−1−イル、7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル、2−メトキシエチル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、4−ヒドロキシシクロヘキシル、1−(ジメチルカルバモイル)ピペリジン−4−イル、1−イソブチリルピペリジン−4−イル、2−モルホリノエチル、4−メチルピペラジン−1−イル、ピリジン−4−イルメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ピリジン−4−イル、ピリジン−3−イル、4−シアノフェニル、2−メチルピリジン−4−イル、6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル、5−シアノピリジン−3−イル、6−シアノピリジン−3−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル、4−シアノ−3−メチルフェニル、4−シアノ−2−メチルフェニル、4−シアノ−3−フルオロフェニル、4−(メチルカルバモイル)フェニル、4−(ジメチルカルバモイル)フェニル、3−フルオロ−4−(メチルカルバモイル)フェニル、3−(6−(メチルカルバモイル)ピリジン−3−イル、3−メチルピペラジン−1−イル、または4−メチルピペラジン−1−イルである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
  22. が、Hである、請求項1〜21のいずれか1項に記載の化合物。
  23. Cyが、4〜8員ヘテロシクロアルキルであり;前記4〜8員ヘテロシクロアルキルが、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及びSが、任意に酸化され;4〜8員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子が、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの前記4〜8員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、前記4〜8員ヘテロシクロアルキルが、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;前記4〜8員ヘテロシクロアルキルが、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
  24. 20が、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、ハロ、D、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、及びNRc2d2から選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールが、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
  25. 20が、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、C6−10アリール、ハロ、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択され;前記C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及びC6−10アリールが、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
  26. 各R20が、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC1−6アルキルである、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
  27. 20が、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換されたC6−10アリールである、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
  28. 20が、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択される、請求項1〜23のいずれか1項に記載の化合物。
  29. 21が、ハロ、CN、及びORa4から選択される、請求項1〜28のいずれか1項に記載の化合物。
  30. 各Ra2、Rc2、及びRd2が、独立して、H、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキルから選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルが、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される、請求項1〜29のいずれか1項に記載の化合物。
  31. 各Ra2、Rc2、及びRd2が、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1〜6ハロアルキルから選択され;前記C1〜6アルキルが、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される、請求項1〜30のいずれか1項に記載の化合物。
  32. 同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2が、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成する、請求項1〜30のいずれか1項に記載の化合物。
  33. b2が、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルが、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換される、請求項1〜32のいずれか1項に記載の化合物。
  34. 各Ra4、Rc4、及びRd4が、独立して、H及びC1−6アルキルから選択される、請求項1〜33のいずれか1項に記載の化合物。
  35. 各Ra4、Rc4、及びRd4が、独立して、C1−6アルキルである、請求項1〜33のいずれか1項に記載の化合物。
  36. Cyが、ピペリジニル、モルホリニル、アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、ピペラジニル、ジアザビシクロ[3.2.1]オクタニル、1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−イル、5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イル、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル、3−オキソピペラジニル、5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン−6−イル、5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7−イル、4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−5−イル、1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル、1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,8−エピミノシクロヘプタ[c]ピラゾール−9−イル、または2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルであり、それぞれが、独立してR20から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換される、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
  37. Cyが、
    Figure 2022502490
    である、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
  38. 前記化合物が、式IIの化合物:
    Figure 2022502490
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
  39. 前記化合物が、式IIIの化合物:
    Figure 2022502490
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
  40. 前記化合物が、式IVの化合物:
    Figure 2022502490
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
  41. 前記化合物が、式Vの化合物:
    Figure 2022502490
    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
  42. が、Cyであり、
    Cyが、C5−6シクロアルキル、5〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールから選択され;前記5〜6員ヘテロシクロアルキル及び5〜6員ヘテロアリールが、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及びSが、任意に酸化され;5〜6員ヘテロアリール及び5〜6員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子が、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;前記C5−6シクロアルキル、5〜6員ヘテロシクロアルキル、フェニル、及び5〜6員ヘテロアリールが、それぞれ、独立してR10から選択される1、2、3または4つの置換基で任意に置換され、
    Cyが、4〜12員ヘテロシクロアルキルであり;前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及びSが、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子が、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが、独立してR20から選択される1、2、3、4、または5つの置換基で任意に置換され、
    が、H、D、C1−4アルキル、及びC1−4ハロアルキルから選択され、
    各R10が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、ハロ、D、CN、NO、ORa1、SRa1、C(O)Rb1、C(O)NRc1d1、C(O)ORa1、及びNRc1d1、NRc1C(O)Rb1から選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、C3−10シクロアルキル−C1−3アルキレン、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、C6−10アリール−C1−3アルキレン、及び5〜10員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各R11が、独立して、C1−6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、4〜10員ヘテロシクロアルキル、5〜10員ヘテロアリール、CN、ORa3、C(O)NRc3d3、C(O)Rb3、及びNRc3d3から選択され;前記C1−6アルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、及び5〜10員ヘテロアリールが、それぞれ、独立してR12から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各R12が、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロ、CN、ORa5、及びC(O)ORa5から選択され、
    各R20が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、NO、ORa2、SRa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、C(O)ORa2、OC(O)Rb2、OC(O)NRc2d2、NRc2d2、NRc2C(O)Rb2、及びNRc2C(O)ORa2から選択され;前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、及び5〜10員ヘテロアリールが、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各R21が、独立して、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、ハロ、D、CN、及びORa4から選択され、
    各Ra1、Rc1、及びRd1が、独立して、H及びC1−6アルキルから選択され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc1及びRd1が、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR11から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb1が、独立して、C1−6アルキルから選択され、
    各Ra2、Rc2、及びRd2が、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;前記C1−6アルキルが、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2が、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR21から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb2が、独立して、C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルが、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各Ra3、Rc3、及びRd3が、独立して、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、及び4〜7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、及び4〜7員ヘテロシクロアルキルが、それぞれ、独立してR12から選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc3及びRd3が、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR12から選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換された4員、5員、6員、もしくは7員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb3が、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、及び4〜7員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル、5〜6員ヘテロアリール、及び4〜7員ヘテロシクロアルキルが、それぞれ、独立してR12から選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され、
    各Ra4が、独立して、H及びC1−6アルキルから選択され、
    各Ra5が、独立して、H及びC1−6アルキルから選択される、請求項1に記載の化合物。
  43. が、Cyであり、
    Cyが、フェニル及び5〜6員ヘテロアリールから選択され;前記5〜6員ヘテロアリールが、それぞれ、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及びSが、任意に酸化され;5〜6員ヘテロアリールの環形成炭素原子が、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;前記フェニル及び5〜6員ヘテロアリールが、それぞれ、独立してR10から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    Cyが、4〜14員ヘテロシクロアルキルであり;前記4〜14員ヘテロシクロアルキルが、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及びSが、任意に酸化され;4〜14員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子が、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの前記4〜14員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、前記4〜14員ヘテロシクロアルキルが、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;前記4〜14員ヘテロシクロアルキルが、独立してR20から選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換され、
    が、HまたはDであり、
    各R10が、独立して、C1−6アルキル、ハロ、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、及びC(O)NRc1d1から選択され;前記C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各R11が、独立して、C1−6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、4〜10員ヘテロシクロアルキル、5〜10員ヘテロアリール、CN、ORa3、C(O)NRc3d3、C(O)Rb3、及びNRc3d3から選択され;前記C1−6アルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、及び5〜10員ヘテロアリールが、それぞれ、独立してR12から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各Rc1及びRd1が、独立して、H及びC1−6アルキルから選択され、
    各Ra3、Rb3、Rc3、及びRd3が、独立して、H及びC1−6アルキルから選択され、
    各R12が、独立して、C1−6アルキル、C(O)OH、及びOHから選択され、
    各R20が、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、C6−10アリール、ハロ、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択され;前記C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及びC6−10アリールが、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各Ra2、Rc2、及びRd2が、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;前記C1−6アルキルが、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2が、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb2が、独立して、C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルが、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各R21が、独立して、ハロ、D、CN、及びORa4から選択され、
    各Ra4が、C1−6アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  44. 前記化合物が、式Vの化合物:
    Figure 2022502490
    またはその薬学的に許容される塩(式中、
    Cyが、4〜12員ヘテロシクロアルキルであり;前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及びSが、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子が、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが、独立してR20から選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換され、
    10が、C1−6アルキル、ハロ、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレン、及びC(O)NRc1d1から選択され;前記C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、C6−10アリール、5〜10員ヘテロアリール、4〜10員ヘテロシクロアルキル−C1−3アルキレン、及び5〜6員ヘテロアリール−C1−3アルキレンが、それぞれ、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各R11が、独立して、C1−6アルキル、C1〜6ハロアルキル、ハロ、4〜10員ヘテロシクロアルキル、5〜10員ヘテロアリール、CN、ORa3、C(O)NRc3d3、C(O)Rb3、及びNRc3d3から選択され;前記C1−6アルキル、4〜10員ヘテロシクロアルキル、及び5〜10員ヘテロアリールが、それぞれ、独立してR12から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各Rc1及びRd1が、独立して、H及びC1−6アルキルから選択され、
    各Ra3、Rb3、Rc3、及びRd3が、独立して、H及びC1−6アルキルから選択され、
    各R12が、独立して、C1−6アルキル、C(O)OH、及びOHから選択され、
    各R20が、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、C6−10アリール、ハロ、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択され;前記C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及びC6−10アリールが、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各Ra2、Rc2、及びRd2が、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;前記C1−6アルキルが、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2が、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb2が、独立して、C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルが、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各R21が、独立して、ハロ、D、CN、及びORa4から選択され、
    各Ra4が、C1−6アルキルである)である、請求項1に記載の化合物。
  45. 前記化合物が、式VIの化合物、またはその薬学的に許容される塩
    Figure 2022502490
    (式中、
    Xが、CH、CF、CCH、及びNから選択され、
    Cyが、4〜12員ヘテロシクロアルキルであり;前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが、少なくとも1つの環形成炭素原子、ならびに、独立してN、O、及びSから選択される1、2、3、または4つの環形成ヘテロ原子を有し;前記N及びSが、任意に酸化され;4〜12員ヘテロシクロアルキルの環形成炭素原子が、オキソで任意に置換されて、カルボニル基を形成し;Cyの前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが縮合芳香環を有する場合、前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが、飽和または部分的飽和環の環形成原子を介してピラゾロピリミジンコア構造に直接結合しており;前記4〜12員ヘテロシクロアルキルが、独立してR20から選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換され、
    10が、4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され、前記4〜10員ヘテロシクロアルキルが、独立してR11から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各R11が、独立して、C1−6アルキル及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され、C1−6アルキル及び4〜10員ヘテロシクロアルキルが、それぞれ、独立してR12から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各R12が、独立して、C1−6アルキル、C(O)OH、及びOHから選択され、
    各R20が、独立して、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C3−10シクロアルキル、C6−10アリール、ハロ、CN、ORa2、C(O)Rb2、C(O)NRc2d2、及びC(O)ORa2から選択され;前記C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及びC6−10アリールが、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各Ra2、Rc2、及びRd2が、独立して、H、C1−6アルキル、及びC1−6ハロアルキルから選択され;前記C1−6アルキルが、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換され、
    または、同じN原子に結合している任意のRc2及びRd2が、それらが結合している前記N原子と共に、独立してR21から選択される1もしくは2つの置換基で任意に置換された4〜10員ヘテロシクロアルキル基を形成し、
    各Rb2が、独立して、C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルから選択され;前記C1−6アルキル、C3−10シクロアルキル、及び4〜10員ヘテロシクロアルキルが、それぞれ、独立してR21から選択される1または2つの置換基で任意に置換され、
    各R21が、独立して、ハロ、D、CN、及びORa4から選択され、
    各Ra4が、C1−6アルキルである)である、請求項1に記載の化合物。
  46. 前記化合物が、
    5−((2R,6S)−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)−3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
    (3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)モルホリン、
    5−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イル)−3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
    (1R,5S,6S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−6−オール、
    1−((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロパン−1−オン、
    1−((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)−2−メトキシエタン−1−オン、
    (3R,5S)−N−イソプロピル−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド、
    (3R,5S)−N,N,3,5−テトラメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキサミド、
    ((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン、
    ((3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−イル)(3−フルオロピロリジン−1−イル)メタノン、
    エチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
    2−フルオロエチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
    シクロプロピル((1R,5S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)メタノン、
    ((1R,5S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン、
    4−((1R,5S)−8−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)ベンゾニトリル、及び
    5−((2R,6S)−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)−3−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
    またはその薬学的に許容される塩から選択される、請求項1に記載の化合物。
  47. 前記化合物が、
    メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
    (R)−5−(1−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−イル)−3−(6−(3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
    (R)−5−(3−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−3−(6−(3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
    (5−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン、
    ((1S,4S)−5−(3−(6−((R)−3−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)(ピロリジン−1−イル)メタノン、
    メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
    メチル(3R,5S)−4−(3−(3−フルオロ−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
    メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
    メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(4−エチルピペラジン−1−イル)−3−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
    メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(メチルカルバモイル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
    メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(1−メチルピロリジン−3−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
    メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−3−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
    メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(4−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
    メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(4−(4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピペラジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
    2−(4−(4−(5−((2R,6S)−4−(メトキシカルボニル)−2,6−ジメチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)フェニル)ピペラジン−1−イル)−2−メチルプロパン酸、
    メチル(3R,5S)−3,5−ジメチル−4−(3−(6−((R)−2−メチルモルホリノ)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−1−カルボキシラート、
    メチル(3R,5S)−4−(3−(6−((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
    メチル(3R,5S)−4−(3−(4−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
    メチル(3R,5S)−4−(3−(4−((7S,8aR)−7−ヒドロキシヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)フェニル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,5−ジメチルピペラジン−1−カルボキシラート、
    1−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
    1−シクロプロピル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
    1,3−ジメチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
    3−エチル−1−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
    6−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジン、
    3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
    5−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン、
    3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(8−メチル−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
    3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1,4,5,7−テトラヒドロ−6H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−6−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン、
    9−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,7−エピミノシクロヘプタ[c]ピラゾール、
    1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
    1−イソプロピル−3−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
    1−(2−メトキシエチル)−3−メチル−4−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)ピペラジン−2−オン、
    3−メチル−8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    3−エチル−8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    3−(2−フルオロエチル)−8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    3−イソプロピル−8−(3−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    8−(3−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    3−メチル−8−(3−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    8−(3−(1−((1r,4S)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    N,N−ジメチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボキサミド、
    8−(3−(1−(1−イソブチリルピペリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    3−メチル−8−(3−(1−(2−モルホリノエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    3−メチル−8−(3−(1−(ピリジン−4−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    3−メチル−8−(3−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    8−(3−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    8−(3−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    8−(3−(1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    8−(3−(1−シクロプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    3−メチル−8−(3−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    3−メチル−8−(3−(1−(ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    3−メチル−8−(3−(1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル、
    3−メチル−8−(3−(1−(2−メチルピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    8−(3−(1−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    5−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ニコチノニトリル、
    5−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピコリノニトリル、
    8−(3−(1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−5−イル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン、
    2−メチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル、
    3−メチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル、
    2−フルオロ−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゾニトリル、
    N,N−ジメチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアミド、
    N−メチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアミド、
    2−フルオロ−N−メチル−4−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンズアミド、及び
    N−メチル−5−(4−(5−(3−メチル−2−オキソ−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピコリンアミド
    またはその薬学的に許容される塩から選択される、請求項1に記載の化合物。
  48. 請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、及び少なくとも1つの薬学的に許容される担体または賦形剤を含む、医薬組成物。
  49. ALK2活性を阻害する方法であって、前記方法が、請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を患者に投与することを含む、前記方法。
  50. ALK2相互作用の阻害と関連する疾患または障害を処置する方法であって、前記方法が、治療有効量の請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与することを含む、前記方法。
  51. FGFR活性を阻害する方法であって、前記方法が、請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を患者に投与することを含む、前記方法。
  52. FGFR相互作用の阻害と関連する疾患または障害を処置する方法であって、前記方法が、治療有効量の請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与することを含む、前記方法。
  53. 患者のがんを処置する方法であって、前記方法が、治療有効量の請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を前記患者に投与することを含む、前記方法。
  54. 患者の骨髄増殖性疾患を処置する方法であって、前記方法が、治療有効量の請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、及びルキソリチニブ、またはその薬学的に許容される塩を、前記患者に投与することを含む、前記方法。
JP2021540378A 2018-09-25 2019-09-24 Alk2及び/またはfgfr調節剤としてのピラゾロ[4,3-d]ピリミジン化合物 Active JP7399968B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201862736121P 2018-09-25 2018-09-25
US62/736,121 2018-09-25
PCT/US2019/052567 WO2020068729A1 (en) 2018-09-25 2019-09-24 Pyrazolo[4,3-d]pyrimidine compounds as alk2 abd/or fgfr modulators

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2022502490A true JP2022502490A (ja) 2022-01-11
JPWO2020068729A5 JPWO2020068729A5 (ja) 2022-06-06
JP7399968B2 JP7399968B2 (ja) 2023-12-18

Family

ID=68165756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021540378A Active JP7399968B2 (ja) 2018-09-25 2019-09-24 Alk2及び/またはfgfr調節剤としてのピラゾロ[4,3-d]ピリミジン化合物

Country Status (7)

Country Link
US (2) US11111247B2 (ja)
EP (1) EP3856348B1 (ja)
JP (1) JP7399968B2 (ja)
AR (1) AR116507A1 (ja)
MA (1) MA53726A (ja)
TW (1) TW202028207A (ja)
WO (1) WO2020068729A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220103987A (ko) * 2019-11-21 2022-07-25 지앙수 헨그루이 파마슈티컬스 컴퍼니 리미티드 피라졸로-헤테로아릴 유도체, 그것의 제조 방법, 및 그것의 의학적 용도
CN112941036B (zh) * 2021-02-08 2023-06-09 吉林惠康生物药业有限公司 一种提高狂犬病毒在人二倍体细胞中复制水平的方法
WO2022199652A1 (en) * 2021-03-24 2022-09-29 Impact Therapeutics (Shanghai) , Inc Five-membered heteroaryl-pyrimidine compounds as usp1 inhibitors and the use thereof
WO2024022519A1 (zh) * 2022-07-28 2024-02-01 先声再明医药有限公司 杂环并嘧啶类化合物及其应用

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013510818A (ja) * 2009-11-12 2013-03-28 エフ・ホフマン−ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト N−7置換プリン及びピラゾロピリミジン化合物、組成物及び使用方法
US20140171405A1 (en) * 2012-12-19 2014-06-19 Incyte Corporation Fused Pyrazoles as FGFR Inhibitors
WO2015026683A1 (en) * 2013-08-22 2015-02-26 Merck Sharp & Dohme Corp. Compounds inhibiting leucine-rich repeat kinase enzyme activity
WO2018049152A1 (en) * 2016-09-09 2018-03-15 Incyte Corporation Pyrazolopyrimidine derivatives as hpk1 modulators and uses thereof for the treatment of cancer
JP2020523351A (ja) * 2017-06-15 2020-08-06 バイオクリスト ファーマスーティカルズ,インコーポレイテッドBiocryst Pharmaceuticals,Inc. Alk2キナーゼのイミダゾール含有阻害剤

Family Cites Families (251)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE8800613D0 (sv) 1988-02-23 1988-02-23 Wallac Oy A novel spectrofluorometric method and compounds that are of value for the method
JPH03287584A (ja) 1990-04-05 1991-12-18 Banyu Pharmaceut Co Ltd 置換アリルアミン誘導体
US5250534A (en) 1990-06-20 1993-10-05 Pfizer Inc. Pyrazolopyrimidinone antianginal agents
US6200980B1 (en) 1995-06-07 2001-03-13 Cell Pathways, Inc. Method of treating a patient having precancerous lesions with phenyl purinone derivatives
TR199902646T2 (xx) 1997-04-25 2000-05-22 Pfizer Inc. Seks�el bozuklu�un tedavisi i�in pirazolopirimidinonlar.
JP3721077B2 (ja) 1998-04-20 2005-11-30 ファイザー・インク 性的不全を治療するためのピラゾロピリミジノンcGMPPDE5阻害剤
JP2000038350A (ja) 1998-05-18 2000-02-08 Yoshitomi Pharmaceut Ind Ltd 糖尿病治療薬
GB9823101D0 (en) 1998-10-23 1998-12-16 Pfizer Ltd Pharmaceutically active compounds
GB9823102D0 (en) 1998-10-23 1998-12-16 Pfizer Ltd Pharmaceutically active compounds
CZ27399A3 (cs) 1999-01-26 2000-08-16 Ústav Experimentální Botaniky Av Čr Substituované dusíkaté heterocyklické deriváty, způsob jejich přípravy, tyto deriváty pro použití jako léčiva, farmaceutická kompozice a kombinovaný farmaceutický přípravek tyto deriváty obsahující a použití těchto derivátů pro výrobu léčiv
IN187433B (ja) 1999-09-10 2002-04-27 Cipla Ltd
AU1888800A (en) 1999-09-13 2001-04-17 Cipla Limited A novel process for the synthesis of sildenafil citrate
EP1268481B1 (en) 1999-09-17 2007-12-12 Abbott GmbH & Co. KG Kinase inhibitors as therapeutic agents
HUP0203075A3 (en) 1999-09-24 2003-02-28 Nihon Nohyaku Co Ltd Aromatic diamide derivatives or salts thereof, agricultural/horticultural chemicals and method of using the same
TWI265925B (en) 1999-10-11 2006-11-11 Pfizer Pyrazolo[4,3-d]pyrimidin-7-ones useful in inhibiting type 5 cyclic guanosine 3',5'-monophosphate phosphodiesterases(cGMP PDE5), process and intermediates for their preparation, their uses and composition comprising them
CZ20021151A3 (cs) 1999-10-11 2003-03-12 Pfizer Inc. 5-(2-substituovaný-5-heterocyklylsulfonylpyrid-3-yl)-dihydropyrazolo[4,3-d]-pyrimidin-7-ony jako inhibitory fosfodiesterasy
IL152925A (en) 1999-10-21 2010-04-15 Pfizer Pharmaceutical preparations for the treatment of neurological disease containing an inhibitor of ring guanizine '3', 5 '- monophosphate phosphodiesterase 5 and one of gabapentin or pregabalin
KR100523718B1 (ko) 1999-12-22 2005-10-26 니혼노야쿠가부시키가이샤 방향족 디아미드 유도체, 농원예용 약제 및 이의 사용방법
CO5271697A1 (es) 2000-01-12 2003-04-30 Pfizer Prod Inc Composiciones y procedimientos para el tratamiento de afecciones que responden a un aumento de testosterona
US20020013327A1 (en) 2000-04-18 2002-01-31 Lee Andrew G. Compositions and methods for treating female sexual dysfunction
PT1294358E (pt) 2000-06-28 2004-12-31 Smithkline Beecham Plc Processo de moagem por via humida
WO2002016348A1 (en) 2000-08-09 2002-02-28 Astrazeneca Ab Antiangiogenic bicyclic derivatives
AU2001284417A1 (en) 2000-09-05 2002-03-22 Taisho Pharmaceutical Co. Ltd. Hair growth stimulants
US6548508B2 (en) 2000-10-20 2003-04-15 Pfizer, Inc. Use of PDE V inhibitors for improved fecundity in mammals
CA2431077A1 (en) 2000-12-19 2002-06-27 Merck Patent Gesellschaft Mit Beschraenkter Haftung Pharmaceutical formulation comprising pyrazolo[4,3-d]pyrimidines and antithrombotics, calcium antagonists, prostaglandins or prostaglandin derivatives
AU2002222293A1 (en) 2000-12-19 2002-07-01 Smithkline Beecham P.L.C. Pyrazolo(3,4-c)pyridines as gsk-3 inhibitors
US6784185B2 (en) 2001-03-16 2004-08-31 Pfizer Inc. Pharmaceutically active compounds
US6770645B2 (en) 2001-03-16 2004-08-03 Pfizer Inc. Pharmaceutically active compounds
JP4196678B2 (ja) 2001-04-26 2008-12-17 味の素株式会社 複素環化合物
WO2002090347A1 (en) 2001-04-30 2002-11-14 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Amide compounds
FR2825706B1 (fr) 2001-06-06 2003-12-12 Pf Medicament Nouveaux derives de benzothienyle ou d'indole, leur preparation et leur utilisation comme inhibiteurs de proteines prenyl transferase
PL370599A1 (en) 2001-11-02 2005-05-30 Pfizer Products Inc. Treatment of insulin resistance syndrome and type 2 diabetes with pde9 inhibitors
TW200303201A (en) 2001-12-10 2003-09-01 Bristol Myers Squibb Co Synthesis of 4,5-dihydro-pyrazolo [3,4-c] pyrid-2-ones
US7166293B2 (en) 2002-03-29 2007-01-23 Carlsbad Technology, Inc. Angiogenesis inhibitors
US20050119278A1 (en) 2002-05-16 2005-06-02 Che-Ming Teng Anti-angiogenesis methods
TW200406385A (en) 2002-05-31 2004-05-01 Eisai Co Ltd Pyrazole compound and pharmaceutical composition containing the same
TW200418830A (en) 2003-02-14 2004-10-01 Wyeth Corp Heterocyclyl-3-sulfonylazaindole or-azaindazole derivatives as 5-hydroxytryptamine-6 ligands
ATE450533T1 (de) 2003-02-14 2009-12-15 Glaxo Group Ltd Carboxamidderivate
EP1613747A1 (en) 2003-03-31 2006-01-11 Pfizer Products Inc. Crystal structure of 3 ,5 -cyclic nucleotide phosphodiesterase 1b (pde1b) and uses thereof
RS20050810A (en) 2003-04-29 2007-08-03 Pfizer Inc., 5,7-diaminopyrazolo(4,3-d)pyrimidines useful in the treatment of hypertension
JP2006526660A (ja) 2003-06-05 2006-11-24 バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド Vr1レセプターのモジュレーター
AU2004256841A1 (en) 2003-06-10 2005-01-20 Fulcrum Pharmaceuticals, Inc. Beta-lactamase inhibitors and methods of use thereof
ZA200305330B (en) 2003-07-10 2004-05-26 Jb Chemicals & Pharmaceuticals An improved process for the preparation of 5-[2-ethoxy-5-(4-methylpiperazin-1-ylsulphonyl)phenyl]-1-methyl-3-n-propyl-1,6-dihydro-7H-pyrazole[4,3-D]P yrimidin-7-one.
RU2239637C1 (ru) 2003-07-17 2004-11-10 Дж.Б.Кемикалс Энд Фармасьютикалс Лтд. Улучшенный способ получения 5-[2-этокси-5-(4-метилпиперазин-1-илсульфонил)фенил]-1 метил-3-н-пропил-1,6-дигидро-7h-пиразол [4,3-d] пиримидин-7-она
EP1648448A4 (en) 2003-07-29 2009-04-01 Smithkline Beecham Corp CHEMICAL COMPOUNDS
AR045595A1 (es) 2003-09-04 2005-11-02 Vertex Pharma Composiciones utiles como inhibidores de proteinas quinasas
SI1682138T1 (sl) 2003-11-19 2011-04-29 Array Biopharma Inc HETEROCIKLIÄŚNI INHIBITORJI MEK-a
US7241773B2 (en) 2003-12-22 2007-07-10 Abbott Laboratories 3-quinuclidinyl heteroatom bridged biaryl derivatives
US20050137398A1 (en) 2003-12-22 2005-06-23 Jianguo Ji 3-Quinuclidinyl heteroatom bridged biaryl derivatives
GB0402137D0 (en) 2004-01-30 2004-03-03 Smithkline Beecham Corp Novel compounds
DE102004005172A1 (de) 2004-02-02 2005-08-18 Aventis Pharma Deutschland Gmbh Indazolderivate als Inhibitoren der Hormon Sensitiven Lipase
BRPI0508036A (pt) 2004-02-27 2007-07-17 Hoffmann La Roche derivados fundidos de pirazola
MXPA06009462A (es) 2004-02-27 2007-03-15 Hoffmann La Roche Derivados pirazolo heteroaril fusionados.
EP1720855A4 (en) 2004-03-02 2008-12-17 Smithkline Beecham Corp HEMMER OF ACT ACTIVITY
AR050188A1 (es) 2004-08-03 2006-10-04 Uriach Y Compania S A J Compuestos heterociclicos condensados utiles en terapia como inhibidores de quinasas p38 y composiciones farmaceuticas que los contienen
CN102964294A (zh) 2004-09-02 2013-03-13 遗传技术研究公司 Hedgehog信号转导的吡啶基抑制剂
WO2006038001A1 (en) 2004-10-06 2006-04-13 Celltech R & D Limited Aminopyrimidine derivatives as jnk inhibitors
EP2332527A3 (en) 2004-10-20 2011-11-16 Resverlogix Corp. Flavanoids and Isoflavanoids for the prevention and treatment of cardiovascular diseases
AR051596A1 (es) 2004-10-26 2007-01-24 Irm Llc Compuestos heterociclicos condensados nitrogenados como inhibidores de la actividad del receptor canabinoide 1; composiciones farmaceuticas que los contienen y su empleo en la preparacion de medicamentos para el tratamiento de trastornos alimentarios
AU2005299693B2 (en) 2004-10-26 2012-07-05 Janssen Pharmaceutica, N.V. Factor Xa compounds
WO2006050097A1 (en) 2004-10-28 2006-05-11 The Institutes For Pharmaceutical Discovery, Llc Substituted phenylalkanoic acids
US7919487B2 (en) 2004-11-10 2011-04-05 Synta Pharmaceuticals Corporation Heteroaryl compounds
US7696202B2 (en) 2004-11-10 2010-04-13 Synta Pharmaceuticals Corp. IL-12 modulatory compounds
WO2006053121A2 (en) 2004-11-10 2006-05-18 Cgi Pharmaceuticals, Inc. Imidazo[1 , 2-a] pyrazin-8-ylamines useful as modulators of kinase activity
DE102004054666A1 (de) 2004-11-12 2006-05-18 Bayer Cropscience Gmbh Substituierte Pyrazol-3-carboxamide, Verfahren zur Herstellung und Verwendung als Herbizide und Pflanzenwachstumsregulatoren
CN100516049C (zh) 2004-11-16 2009-07-22 永信药品工业股份有限公司 抗血管生成药n2-(取代的芳基甲基)-3-(取代的苯基)吲唑的合成
MX2007008328A (es) 2005-01-07 2008-01-16 Univ Emory Antagonistas cxcr4 para el tratamiento de trastornos medicos.
JP5023054B2 (ja) 2005-03-31 2012-09-12 ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ 抗バクテリア剤としての二環式ピラゾール化合物
US20070032493A1 (en) 2005-05-26 2007-02-08 Synta Pharmaceuticals Corp. Method for treating B cell regulated autoimmune disorders
US20100216798A1 (en) 2005-07-29 2010-08-26 Astellas Pharma Inc Fused heterocycles as lck inhibitors
WO2007019344A1 (en) 2005-08-04 2007-02-15 Sirtris Pharmaceuticals, Inc. Imidazo [2,1-b] thiayole derivatives as sirtuin modulating compounds
GB0516703D0 (en) 2005-08-15 2005-09-21 Syngenta Participations Ag Novel insecticides
JP2007055940A (ja) 2005-08-24 2007-03-08 Astellas Pharma Inc ピラゾロピリミジン誘導体
EP1919877A1 (en) 2005-08-25 2008-05-14 F.Hoffmann-La Roche Ag P38 map kinase inhibitors and methods for using the same
MX2008002385A (es) 2005-08-25 2008-03-18 Hoffmann La Roche Inhibidores de proteinas cinasas activads por mitogenos p38 y metodos para utilizarlos.
KR101011956B1 (ko) 2005-08-25 2011-01-31 에프. 호프만-라 로슈 아게 P38 mαp 키나아제 저해제 및 이의 사용 방법
CN101277939A (zh) 2005-09-09 2008-10-01 布里斯托尔-迈尔斯斯奎布公司 无环ikur抑制剂
WO2007041511A2 (en) 2005-09-30 2007-04-12 New York University Hematopoietic progenitor kinase 1 for modulation of an immune response
EP1940296A2 (en) 2005-10-25 2008-07-09 SmithKline Beecham Corporation Chemical compounds
CA2627353A1 (en) 2005-11-03 2007-05-18 Ilypsa, Inc. Indole compounds having c4-acidic substituents and use thereof as phospholipase-a2 inhibitors
RU2008126228A (ru) 2005-11-30 2010-01-10 Астеллас Фарма Инк. (Jp) 2-аминобензамидное производное
GB0525143D0 (en) 2005-12-09 2006-01-18 Novartis Ag Organic compounds
EP1979325A1 (en) 2006-01-11 2008-10-15 AstraZeneca AB Morpholino pyrimidine derivatives and their use in therapy
AU2007214661B2 (en) 2006-02-16 2012-05-17 Syngenta Limited Pesticides containing a bicyclic bisamide structure
EP2004626A4 (en) 2006-03-23 2010-10-27 Synta Pharmaceuticals Corp BENZIMIDAZOLYL-PYRIDINE COMPOUNDS FOR THE TREATMENT OF INFLAMMATION AND IMMUNE DISORDERS
PL1999132T3 (pl) 2006-03-30 2012-12-31 Irm Llc Azolopirymidyny jako inhibitory aktywności Receptora Kannabinoidowego typu 1
EP2018380B1 (en) 2006-05-19 2011-10-19 Abbott Laboratories Cns active fused bicycloheterocycle substituted azabicyclic alkane derivatives
US20080280891A1 (en) 2006-06-27 2008-11-13 Locus Pharmaceuticals, Inc. Anti-cancer agents and uses thereof
WO2008008059A1 (en) 2006-07-12 2008-01-17 Locus Pharmaceuticals, Inc. Anti-cancer agents ans uses thereof
PE20080403A1 (es) 2006-07-14 2008-04-25 Amgen Inc Derivados heterociclicos fusionados y metodos de uso
GB0614691D0 (en) 2006-07-24 2006-08-30 Syngenta Participations Ag Insecticidal compounds
AU2007308045A1 (en) 2006-10-06 2008-04-17 Irm Llc Protein kinase inhibitors and methods for using thereof
MX2009003941A (es) 2006-10-20 2009-04-24 Concert Pharmaceuticals Inc Derivados de 3-(dihidro-1h-pirazolo[4,3-d]pirimidin-5-il)-4-propox ibencenosulfonamida y metodos de uso.
US20080194557A1 (en) 2007-01-18 2008-08-14 Joseph Barbosa Methods and compositions for the treatment of pain, inflammation and cancer
US20080200458A1 (en) 2007-01-18 2008-08-21 Joseph Barbosa Methods and compositions for the treatment of body composition disorders
EP2002835A1 (en) 2007-06-04 2008-12-17 GenKyo Tex Pyrazolo pyridine derivatives as NADPH oxidase inhibitors
MY146643A (en) 2007-07-30 2012-09-14 Dae Woong Pharma Novel benzoimidazole derivatives and pharmaceutical composition comprising the same
MX2010001446A (es) 2007-08-08 2010-03-01 Merck Serono Sa Derivados de 6-amino-pirimidina-4-carboxamida y compuestos relacionados que se enlazan a los receptores para esfingosina 1-fosfato (s1p) para el tratamiento de esclerosis multiple.
GB0716414D0 (en) 2007-08-22 2007-10-03 Syngenta Participations Ag Novel insecticides
WO2009032651A1 (en) 2007-08-31 2009-03-12 Smithkline Beecham Corporation Inhibitors of akt activity
WO2009038784A1 (en) 2007-09-21 2009-03-26 Amgen Inc. Triazole fused heteroaryl compounds as p38 kinase inhibitors
KR100963644B1 (ko) 2007-11-23 2010-06-15 한국과학기술연구원 피라졸로피리미딘온 유도체 및 그의 제조방법
AR069869A1 (es) 2007-12-21 2010-02-24 Exelixis Inc Derivados de benzofuro[3,2-d]pirimidinas inhibidores de proteinquinasas,composiciones farmaceuticas que los comprenden y usos de los mismos en el tratamiento del cancer.
JP5525456B2 (ja) 2008-02-04 2014-06-18 マーキュリー セラピューティクス,インコーポレイテッド Ampk調節因子
EP2273882A4 (en) 2008-05-13 2011-07-13 Poniard Pharmaceuticals Inc BIOACTIVE COMPOUNDS FOR THE TREATMENT OF CANCER AND NEURODEEGENERATIVE DISEASES
CN102089278A (zh) 2008-06-11 2011-06-08 Irm责任有限公司 用于治疗疟疾的化合物和组合物
ES2711249T3 (es) 2008-06-27 2019-04-30 Celgene Car Llc Compuestos de heteroarilo y usos de los mismos
US20110294853A1 (en) 2008-09-12 2011-12-01 Benjamin Pelcman Bis Aromatic Compounds for Use in the Treatment of Inflammation
EP2165707A1 (en) 2008-09-23 2010-03-24 Genkyo Tex Sa Pyrazolo pyridine derivatives as NADPH oxidase inhibitors
EP2166008A1 (en) 2008-09-23 2010-03-24 Genkyo Tex Sa Pyrazolo pyridine derivatives as NADPH oxidase inhibitors
EP2166010A1 (en) 2008-09-23 2010-03-24 Genkyo Tex Sa Pyrazolo pyridine derivatives as NADPH oxidase inhibitors
WO2010036380A1 (en) 2008-09-26 2010-04-01 Intellikine, Inc. Heterocyclic kinase inhibitors
WO2010046780A2 (en) 2008-10-22 2010-04-29 Institut Pasteur Korea Anti viral compounds
JP2010111624A (ja) 2008-11-06 2010-05-20 Shionogi & Co Ltd Ttk阻害作用を有するインダゾール誘導体
JP5770102B2 (ja) 2008-12-19 2015-08-26 ジェネンテック, インコーポレイテッド 複素環化合物と使用方法
KR20100101056A (ko) 2009-03-07 2010-09-16 주식회사 메디젠텍 세포핵에서 세포질로의 gsk3의 이동을 억제하는 화합물을 함유하는 세포핵에서 세포질로의 gsk3 이동에 의해 발생되는 질환의 치료 또는 예방용 약학적 조성물
AR076126A1 (es) 2009-03-18 2011-05-18 Schering Corp Compuestos biciclicos como inhibidores de diacilglicerol aciltransferasa
EP2411328B1 (en) 2009-03-26 2019-07-24 Northeastern University Carbon nanostructures from pyrolysis of organic materials
WO2010118367A2 (en) 2009-04-10 2010-10-14 Progenics Pharmaceuticals, Inc. Antiviral pyrimidines
US8846673B2 (en) 2009-08-11 2014-09-30 Bristol-Myers Squibb Company Azaindazoles as kinase inhibitors and use thereof
EP2477498A4 (en) 2009-09-14 2013-02-27 Merck Sharp & Dohme DIACYLGLYCEROL ACYLTRANSFERASE INHIBITORS
WO2011050245A1 (en) 2009-10-23 2011-04-28 Yangbo Feng Bicyclic heteroaryls as kinase inhibitors
ES2360333B1 (es) 2009-10-29 2012-05-04 Consejo Superior De Investigaciones Cientificas (Csic) (70%) Derivados de bis (aralquil) amino y sistemas (hetero) aromaticos de seis miembros y su uso en el tratamiento de patologias neurodegenerativas, incluida la enfermedad de alzheimer
JP2013032290A (ja) 2009-11-20 2013-02-14 Dainippon Sumitomo Pharma Co Ltd 新規縮合ピリミジン誘導体
WO2011078143A1 (ja) 2009-12-22 2011-06-30 塩野義製薬株式会社 ピリミジン誘導体およびそれらを含有する医薬組成物
EP2519517B1 (en) 2009-12-29 2015-03-25 Dana-Farber Cancer Institute, Inc. Type ii raf kinase inhibitors
US20130022629A1 (en) 2010-01-04 2013-01-24 Sharpe Arlene H Modulators of Immunoinhibitory Receptor PD-1, and Methods of Use Thereof
US20130109758A1 (en) 2010-01-06 2013-05-02 The University Of British Columbia Bisphenol derivative therapeutics and methods for their use
DE102010009903A1 (de) 2010-03-02 2011-09-08 Merck Patent Gmbh Verbindungen für elektronische Vorrichtungen
TW201200518A (en) 2010-03-10 2012-01-01 Kalypsys Inc Heterocyclic inhibitors of histamine receptors for the treatment of disease
CN102206172B (zh) 2010-03-30 2015-02-25 中国医学科学院医药生物技术研究所 一组取代双芳基化合物及其制备方法和抗病毒应用
EP2560488B1 (en) 2010-04-23 2015-10-28 Cytokinetics, Inc. Certain amino-pyridines and amino-triazines, compositions thereof, and methods for their use
JP6112486B2 (ja) 2010-04-27 2017-04-12 カルシメディカ,インク. 細胞内カルシウムを調節する化合物
GB201008134D0 (en) 2010-05-14 2010-06-30 Medical Res Council Technology Compounds
JP2011246389A (ja) 2010-05-26 2011-12-08 Oncotherapy Science Ltd Ttk阻害作用を有する縮環ピラゾール誘導体
EP2576539B1 (de) 2010-05-27 2017-12-13 Bayer CropScience AG Pyridinylcarbonsäure derivate als fungizide
WO2011153553A2 (en) 2010-06-04 2011-12-08 The Regents Of The University Of California Methods and compositions for kinase inhibition
KR20130087495A (ko) 2010-06-15 2013-08-06 바이엘 인텔렉쳐 프로퍼티 게엠베하 안트라닐산 유도체
WO2011158108A2 (en) 2010-06-16 2011-12-22 Purdue Pharma L.P. Aryl substituted indoles and the use thereof
JP5926727B2 (ja) 2010-07-28 2016-05-25 バイエル・インテレクチュアル・プロパティ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングBayer Intellectual Property GmbH 置換イミダゾ[1,2−b]ピリダジン
JP5844376B2 (ja) 2010-10-06 2016-01-13 ジェイファーマ株式会社 強力な尿酸トランスポーター阻害剤の開発:それらの尿酸排泄効果のために設計された化合物
GB201017345D0 (en) 2010-10-14 2010-11-24 Proximagen Ltd Receptor antagonists
EP2796456A1 (en) 2010-12-09 2014-10-29 Amgen Inc. Bicyclic compounds as Pim inhibitors
UY33808A (es) 2010-12-17 2012-07-31 Syngenta Participations Ag Compuestos insecticidas
CN103402996B (zh) 2011-01-04 2015-02-11 诺瓦提斯公司 可用于治疗年龄相关性黄斑变性(amd)的吲哚化合物或其类似物
EP2672820B1 (en) 2011-02-07 2019-04-17 The Washington University Mannoside compounds and methods of use thereof
CA2828824A1 (en) 2011-03-28 2012-10-04 F. Hoffmann-La Roche Ag Thiazolopyrimidine compounds
MX342104B (es) 2011-04-12 2016-09-13 Chong Kun Dang Pharmaceutical Corp Derivados de cicloalquenil arilo para inhibidor de cetp.
US9802937B2 (en) 2011-04-21 2017-10-31 Origenis Gmbh Substituted pyrazolo{4,3-D}pyrimidines as kinase inhibitors
US20140288069A1 (en) 2011-05-17 2014-09-25 Bayer Intellectual Property Gmbh Amino-substituted imidazopyridazines as mknk1 kinase inhibitors
WO2012158810A1 (en) 2011-05-17 2012-11-22 Principia Biopharma Inc. Tyrosine kinase inhibitors
UY34104A (es) 2011-05-31 2013-01-03 Syngenta Participations Ag ?compuestos derivados benzamídicos heterocíclicos, procesos e intermedios para su preparación, composiciones y métodos para su uso?.
ES2625854T3 (es) 2011-06-01 2017-07-20 Bayer Intellectual Property Gmbh Aminoimidazopiridazinas sustituidas
ES2610366T3 (es) 2011-06-22 2017-04-27 Bayer Intellectual Property Gmbh Heterociclil-aminoimidazopiridazinas
ES2627120T3 (es) 2011-07-08 2017-07-26 Helmholtz-Zentrum für Infektionsforschung GmbH Medicamento para el tratamiento del cáncer de hígado
EP2543372A1 (en) 2011-07-08 2013-01-09 Helmholtz-Zentrum für Infektionsforschung GmbH Medicament for the treatment of liver cancer
US9394293B2 (en) 2011-08-10 2016-07-19 Purdue Pharma L.P. TRPV1 antagonists including dihydroxy substituent and uses thereof
JP6133291B2 (ja) 2011-08-12 2017-05-24 エフ・ホフマン−ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト ピラゾロ[3,4−c]ピリジン化合物と使用方法
CN103889976A (zh) 2011-08-12 2014-06-25 弗·哈夫曼-拉罗切有限公司 吲唑化合物、组合物及使用方法
WO2013042137A1 (en) 2011-09-19 2013-03-28 Aurigene Discovery Technologies Limited Bicyclic heterocycles as irak4 inhibitors
CN103814029B (zh) 2011-09-23 2016-10-12 拜耳知识产权有限责任公司 取代的咪唑并哒嗪
CN102516263B (zh) 2011-10-25 2015-04-08 南方医科大学 一种螺三环类化合物及其制备方法、以及含该类化合物的药物组合物及其应用
CN102503959B (zh) 2011-10-25 2015-04-08 南方医科大学 一种稠三环类化合物及其制备方法、以及含该类化合物的药物组合物及其应用
MX343561B (es) 2011-11-01 2016-11-09 Hoffmann La Roche Compuestos de imidazolpiridazina.
JP6200903B2 (ja) 2012-02-17 2017-09-20 キネタ フォー エルエルシー アレナウイルス感染症の治療のための抗ウイルス薬
WO2013130660A1 (en) 2012-02-28 2013-09-06 Amgen Inc. Amides as pim inhibitors
TW201348231A (zh) 2012-02-29 2013-12-01 Amgen Inc 雜雙環化合物
EP2824099A4 (en) 2012-03-09 2015-11-11 Carna Biosciences Inc NOVEL TRIAZINE DERIVATIVE
JP6101248B2 (ja) 2012-03-28 2017-03-22 出光興産株式会社 新規化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料および有機エレクトロルミネッセンス素子
PE20141558A1 (es) 2012-04-20 2014-11-06 Gilead Sciences Inc Derivados de acido benzotiazol-6-il acetico y su uso para tratar una infeccion por vih
WO2014003405A1 (ko) 2012-06-26 2014-01-03 주식회사 제이앤드제이 캐미칼 신규한 화합물 및 이를 포함하는 발광소자
JP2015522007A (ja) 2012-06-28 2015-08-03 ノバルティス アーゲー ピロリジン誘導体、および補体経路モジュレーターとしてのその使用
KR101936851B1 (ko) 2012-07-16 2019-01-11 한국과학기술연구원 단백질 키나아제 저해제인 신규 피라졸로피리딘 유도체 또는 인다졸 유도체
WO2014024125A1 (en) 2012-08-08 2014-02-13 Celon Pharma S.A. Pyrazolo[4,3-d]pyrimidin-7(6h)-one derivatives as pde9 inhibitors
US20150239889A1 (en) 2012-08-23 2015-08-27 Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation Pyrazolopyrimidine compound
US9882150B2 (en) 2012-09-24 2018-01-30 Arizona Board Of Regents For And On Behalf Of Arizona State University Metal compounds, methods, and uses thereof
EA201590693A1 (ru) 2012-10-05 2015-08-31 Ригель Фармасьютикалс, Инк. Ингибиторы gdf-8
KR102137472B1 (ko) 2013-02-08 2020-07-27 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 소자
US9242969B2 (en) 2013-03-14 2016-01-26 Novartis Ag Biaryl amide compounds as kinase inhibitors
EP2968304B1 (en) 2013-03-14 2018-10-10 The Trustees of Columbia University in the City of New York 4-phenylpiperidines, their preparation and use
UY35464A (es) 2013-03-15 2014-10-31 Araxes Pharma Llc Inhibidores covalentes de kras g12c.
US9034927B2 (en) 2013-05-22 2015-05-19 Curza Global, Llc Methods of use for compositions comprising a biocidal polyamine
CN110003279A (zh) 2013-06-10 2019-07-12 代表亚利桑那大学的亚利桑那校董会 具有改进的发射光谱的磷光四齿金属络合物
TWI652014B (zh) 2013-09-13 2019-03-01 美商艾佛艾姆希公司 雜環取代之雙環唑殺蟲劑
WO2015037965A1 (en) 2013-09-16 2015-03-19 Rohm And Haas Electronic Materials Korea Ltd. Novel organic electroluminescent compounds and organic electroluminescent device comprising the same
EP3057954A2 (en) 2013-10-18 2016-08-24 Syros Pharmaceuticals, Inc. Heteromaromatic compounds useful for the treatment of proliferative diseases
SG11201602387RA (en) 2013-10-21 2016-05-30 Merck Patent Gmbh Heteroaryl compounds as btk inhibitors and uses thereof
EP3080122B1 (en) 2013-12-11 2018-10-31 Biogen MA Inc. Biaryl compounds useful for the treatment of human diseases in oncology, neurology and immunology
JP6879740B2 (ja) 2013-12-13 2021-06-02 ダナ−ファーバー キャンサー インスティテュート, インコーポレイテッド リンパ形質細胞性リンパ腫を処置する方法
TWI667233B (zh) 2013-12-19 2019-08-01 德商拜耳製藥公司 新穎吲唑羧醯胺,其製備方法、含彼等之醫藥製劑及其製造醫藥之用途
WO2015090235A1 (en) 2013-12-20 2015-06-25 Sunshine Lake Pharma Co., Ltd. Substituted piperazine compounds and methods of use thereof
US10160753B2 (en) 2014-01-10 2018-12-25 Aurigene Discovery Technologies Limited Indazole compounds as IRAK4 inhibitors
EP3102650B1 (de) 2014-02-05 2018-08-29 Merck Patent GmbH Metallkomplexe
KR20160116018A (ko) 2014-02-25 2016-10-06 아칠리온 파르마세우티칼스 인코포레이티드 보체 매개 질환의 치료를 위한 아미드 화합물
US9871208B2 (en) 2014-02-26 2018-01-16 Samsung Display Co., Ltd. Condensed cyclic compound and organic light-emitting device including the same
WO2015164956A1 (en) 2014-04-29 2015-11-05 The University Of British Columbia Benzisothiazole derivative compounds as therapeutics and methods for their use
US20150328188A1 (en) 2014-05-19 2015-11-19 Everardus O. Orlemans Combination Therapies for the Treatment of Proliferative Disorders
CN106488917B (zh) 2014-06-18 2020-05-05 默克专利有限公司 用于有机电致发光器件的材料
EP3157904B1 (en) 2014-06-20 2020-11-18 Institut Pasteur Korea Anti-infective compounds
WO2015193846A1 (en) 2014-06-20 2015-12-23 Aurigene Discovery Technologies Limited Substituted indazole compounds as irak4 inhibitors
US20170247366A1 (en) 2014-06-25 2017-08-31 Vanderbilt University Substituted 4-alkoxypicolinamide analogs as mglur5 negative allosteric modulators and methods of making and using the same
KR20160007967A (ko) 2014-07-10 2016-01-21 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 소자
WO2016040180A1 (en) 2014-09-08 2016-03-17 Samumed, Llc 3-(1h-benzo[d]imidazol-2-yl)-1h-pyrazolo[3,4-c]pyridine and therapeutic uses thereof
WO2016040184A1 (en) 2014-09-08 2016-03-17 Samumed, Llc 3-(3h-imidazo[4,5-b]pyridin-2-yl)-1h-pyrazolo[3,4-c]pyridine and therapeutic uses thereof
WO2016040181A1 (en) 2014-09-08 2016-03-17 Samumed, Llc 3-(1h-imidazo[4,5-c]pyridin-2-yl)-1h-pyrazolo[3,4-c]pyridine and therapeutic uses thereof
WO2016040188A1 (en) 2014-09-08 2016-03-17 Samumed, Llc 3-(3h-imidazo[4,5-c]pyridin-2-yl)-1h-pyrazolo[3,4-c]pyridine and therapeutic uses thereof
WO2016041618A1 (en) 2014-09-15 2016-03-24 Merck Patent Gmbh Substituted indazoles and related heterocycles
ES2907622T3 (es) 2014-10-06 2022-04-25 Merck Patent Gmbh Compuestos de heteroarilo como inhibidores de BTK y usos de estos
AU2015341913B2 (en) 2014-11-03 2020-07-16 Iomet Pharma Ltd Pharmaceutical compound
JO3705B1 (ar) 2014-11-26 2021-01-31 Bayer Pharma AG إندازولات مستبدلة جديدة، عمليات لتحضيرها، مستحضرات دوائية تحتوي عليها واستخدامها في إنتاج أدوية
WO2016090300A1 (en) 2014-12-05 2016-06-09 Genentech, Inc. Methods and compositions for treating cancer using pd-1 axis antagonists and hpk1 antagonists
JP6772188B2 (ja) 2015-02-03 2020-10-21 メルク、パテント、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツングMerck Patent GmbH 金属錯体
WO2016144702A1 (en) 2015-03-06 2016-09-15 Pharmakea, Inc. Lysyl oxidase-like 2 inhibitors and uses thereof
CN107635984B (zh) 2015-03-11 2021-04-13 Fmc公司 杂环取代的二环唑杀有害生物剂
WO2016161571A1 (en) 2015-04-08 2016-10-13 Merck Sharp & Dohme Corp. Indazole and azaindazole btk inhibitors
US20180289685A1 (en) 2015-04-30 2018-10-11 Bayer Pharma Aktiengesellschaft Combinations of inhibitors of irak4 with inhibitors of btk
KR20240000617A (ko) 2015-06-25 2024-01-02 유니버시티 헬스 네트워크 Hpk1 억제제 및 이의 사용 방법
KR20180025896A (ko) 2015-07-15 2018-03-09 오리진 디스커버리 테크놀로지스 리미티드 Irak-4 저해제로서 인다졸 및 아자인다졸 화합물
EA201890308A1 (ru) 2015-07-15 2018-08-31 Ориджин Дискавери Текнолоджиз Лимитед Замещенные азасоединения как ингибиторы irak-4
EP3331530A4 (en) 2015-08-03 2018-12-19 Raze Therapeutics Inc. Mthfd2 inhibitors and uses thereof
WO2017023972A1 (en) 2015-08-03 2017-02-09 Samumed, Llc. 3-(1h-imidazo[4,5-c]pyridin-2-yl)-1h-pyrazolo[4,3-b]pyridines and therapeutic uses thereof
EP3331525B1 (en) 2015-08-07 2020-10-07 Calcimedica, Inc. Use of crac channel inhibitors for the treatment of stroke and traumatic brain injury
WO2017045955A1 (en) 2015-09-14 2017-03-23 Basf Se Heterobicyclic compounds
WO2017058915A1 (en) 2015-09-28 2017-04-06 Araxes Pharma Llc Inhibitors of kras g12c mutant proteins
ES2928164T3 (es) 2015-10-19 2022-11-15 Incyte Corp Compuestos heterocíclicos como inmunomoduladores
CA3005727A1 (en) 2015-11-19 2017-05-26 Incyte Corporation Substituted 2-methylbiphenyl-3-yl heterocyclic compounds and pharmaceutical compositions thereof useful as immunomodulators
WO2017106634A1 (en) 2015-12-17 2017-06-22 Incyte Corporation N-phenyl-pyridine-2-carboxamide derivatives and their use as pd-1/pd-l1 protein/protein interaction modulators
PE20230731A1 (es) 2015-12-22 2023-05-03 Incyte Corp Compuestos heterociclicos como inmunomoduladores
WO2017108744A1 (de) 2015-12-22 2017-06-29 Bayer Pharma Aktiengesellschaft Neue substituierte indazole, verfahren zu ihrer herstellung, pharmazeutische präparate die diese enthalten, sowie deren verwendung zur herstellung von arzneimitteln
AR108396A1 (es) 2016-05-06 2018-08-15 Incyte Corp Compuestos heterocíclicos como inmunomoduladores
ES2905980T3 (es) 2016-05-26 2022-04-12 Incyte Corp Compuestos heterocíclicos como inmunomoduladores
PE20190731A1 (es) 2016-06-20 2019-05-23 Incyte Corp Compuestos heterociclicos como inmunomoduladores
ES2930092T3 (es) 2016-07-14 2022-12-07 Incyte Corp Compuestos heterocíclicos como inmunomoduladores
MA46045A (fr) 2016-08-29 2021-04-28 Incyte Corp Composés hétérocycliques utilisés comme immunomodulateurs
WO2018049191A1 (en) 2016-09-09 2018-03-15 Incyte Corporation Pyrazolopyridone derivatives as hpk1 modulators and uses thereof for the treatment of cancer
AR109596A1 (es) 2016-09-09 2018-12-26 Incyte Corp Compuestos pirazolopiridina y sus usos
US20180072718A1 (en) 2016-09-09 2018-03-15 Incyte Corporation Pyrazolopyridine compounds and uses thereof
US10377743B2 (en) 2016-10-07 2019-08-13 Araxes Pharma Llc Inhibitors of RAS and methods of use thereof
BR112019012957A2 (pt) 2016-12-22 2019-11-26 Incyte Corp derivados de tetra-hidroimidazo[4,5-c]piridina como indutores de internalização de pd-l1
WO2018119263A1 (en) 2016-12-22 2018-06-28 Incyte Corporation Heterocyclic compounds derivatives as pd-l1 internalization inducers
EP3558989B1 (en) 2016-12-22 2021-04-14 Incyte Corporation Triazolo[1,5-a]pyridine derivatives as immunomodulators
ES2899402T3 (es) 2016-12-22 2022-03-11 Incyte Corp Derivados de piridina como inmunomoduladores
US20180179202A1 (en) 2016-12-22 2018-06-28 Incyte Corporation Heterocyclic compounds as immunomodulators
MY197635A (en) 2016-12-22 2023-06-29 Incyte Corp Benzooxazole derivatives as immunomodulators
US20180228786A1 (en) 2017-02-15 2018-08-16 Incyte Corporation Pyrazolopyridine compounds and uses thereof
WO2019051199A1 (en) 2017-09-08 2019-03-14 Incyte Corporation 6-CYANO-INDAZOLE COMPOUNDS AS HEMATOPOIETIC PROGENITOR KINASE 1 (HPK1) MODULATORS
US10745388B2 (en) 2018-02-20 2020-08-18 Incyte Corporation Indazole compounds and uses thereof
WO2019164847A1 (en) 2018-02-20 2019-08-29 Incyte Corporation Indazole compounds and uses thereof
SI3755703T1 (sl) 2018-02-20 2022-11-30 Incyte Corporation N-(fenil)-2-(fenil)pirimidin-4-karboksamidni derivati in sorodne spojine kot zaviralci HPK1 za zravljenje raka
US11299473B2 (en) 2018-04-13 2022-04-12 Incyte Corporation Benzimidazole and indole compounds and uses thereof
US10899755B2 (en) 2018-08-08 2021-01-26 Incyte Corporation Benzothiazole compounds and uses thereof

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013510818A (ja) * 2009-11-12 2013-03-28 エフ・ホフマン−ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト N−7置換プリン及びピラゾロピリミジン化合物、組成物及び使用方法
US20140171405A1 (en) * 2012-12-19 2014-06-19 Incyte Corporation Fused Pyrazoles as FGFR Inhibitors
WO2015026683A1 (en) * 2013-08-22 2015-02-26 Merck Sharp & Dohme Corp. Compounds inhibiting leucine-rich repeat kinase enzyme activity
WO2018049152A1 (en) * 2016-09-09 2018-03-15 Incyte Corporation Pyrazolopyrimidine derivatives as hpk1 modulators and uses thereof for the treatment of cancer
JP2020523351A (ja) * 2017-06-15 2020-08-06 バイオクリスト ファーマスーティカルズ,インコーポレイテッドBiocryst Pharmaceuticals,Inc. Alk2キナーゼのイミダゾール含有阻害剤

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
REGISTRY(STN)[ONLINE], JPN7023002182, 2017, ISSN: 0005077553 *

Also Published As

Publication number Publication date
EP3856348B1 (en) 2024-01-03
JP7399968B2 (ja) 2023-12-18
WO2020068729A1 (en) 2020-04-02
US20200095250A1 (en) 2020-03-26
AR116507A1 (es) 2021-05-12
MA53726A (fr) 2022-05-11
EP3856348A1 (en) 2021-08-04
US20220017521A1 (en) 2022-01-20
US11111247B2 (en) 2021-09-07
TW202028207A (zh) 2020-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7034084B2 (ja) Tam阻害剤としてのピロロトリアジン化合物
US11591329B2 (en) Bicyclic heterocycles as FGFR inhibitors
US11607416B2 (en) Bicyclic heterocycles as FGFR inhibitors
US11897891B2 (en) Tricyclic heterocycles as FGFR inhibitors
JP7399968B2 (ja) Alk2及び/またはfgfr調節剤としてのピラゾロ[4,3-d]ピリミジン化合物
US11767323B2 (en) Tricyclic pyridone compounds as JAK2 V617F inhibitors
TW201402574A (zh) 做爲fgfr抑制劑之經取代三環化合物
JP2024045155A (ja) アクチビン受容体様キナーゼ-2の阻害剤としてのイミダゾピリダジン及びイミダゾピリジン化合物
TW202313610A (zh) 作為fgfr抑制劑之三環雜環
JP2024522189A (ja) Fgfr阻害剤としての三環式ヘテロ環
JP2023530088A (ja) Alk2阻害剤としての活性を有するイミダゾピリダジン化合物

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220527

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7399968

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150