JP2022051764A - 食品保存用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵保存又は冷凍保存された食品をマイクロ波加熱する場合に、加熱むらを抑制するとともに、食品の食感や食味を損なうことない、食品保存用容器を提供すること。【解決手段】食品保存用容器1は、底部2と底部2の四辺を囲む側壁部3と、側壁部3の上端に形成されたフランジ部4とからなる、上部が開口した箱状体である。底部2は、液溜めとなる複数の凹部21と、隣接する凹部21間に形成された凸部22とを有する。側壁部3は、容器1のフランジ部4から底部2に向かって垂直方向に、複数の流路31が形成されている。流路31は、側壁部3が隆起した凸状の尾根部32の間に形成されており、側壁部3において溝状に形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、食品を保存でき且つマイクロ波加熱するのに適した合成樹脂製の食品保存用容器に関する。
食品を短期又は長期に保存する方法としては、冷蔵保存や冷凍保存がよく知られている。その際の食品の簡便な収納方法としては、プラスチックなどの合成樹脂からなる蓋付容器に収納して保存する方法、皿にのせた食品の上からラップして保存する方法などがある。しかし、これらの方法では食品の乾燥を十分に抑制することができず、結果として食品の食感や食味が大きく損なわれる問題があった。
また、冷蔵保存又は冷凍保存した食品を食す場合には、食品を温めることはよくあり、温める方法として電子レンジを用いたマイクロ波加熱が一般的に行われている。しかし、冷蔵保存又は冷凍保存した食品をマイクロ波加熱で温めると、加熱されやすい部分と加熱されにくい部分が混在し、食品中に加熱むらが発生することがあった。加熱むらは水(5℃)の誘導損失係数(電波エネルギーが吸収されて熱エネルギーに変換される割合)が5~15であるのに対し、氷(-12℃)の誘導損失係数は0.003であるため、マイクロ波が凍った部分よりも溶けた部分に多く吸収され、温度差が広がることに主に起因する。
冷蔵保存又は冷凍保存した食品をマイクロ波加熱する例として炊飯米が挙げられる。炊飯米の場合、冷蔵保存すると食味が損なわれることが知られているため、一般に冷凍保存が推奨されている。
しかし冷凍保存した炊飯米を容器に封入し冷凍すると、蒸発した水分が冷えて凝結し、容器本体の底部に溜まり込んでしまう。この状態のままマイクロ波加熱すると、底部の炊飯米がその水分を吸収するため、炊飯米の食感、食味等が大きく損なわれることがあった。
このような課題を解決するための手段として、容器の形状に工夫を施した技術が提案されている。例えば、特許文献1では、容器底部に上下に突出する角を有する凸部を設け、容器底部にその凸部で囲まれた平面を形成することで、角を有する凸部にマイクロ波を集中させ、加熱むらをおこさないマイクロ波調理用容器が提案されている。
また、非特許文献1では、容器の内側底部に凸部が設けることにより加熱むらを改善した食品保存用容器が提案されている。また、非特許文献2では、容器本体の内部に穴をあけた内容器を設け、二重構造とした炊飯米保存用容器が提案されている。
特許文献2では、容器本体の底部に水分を保持するための保持空間を備え、炊飯米と水分を分離することを可能にした炊飯米保存用容器が提案されている。
特開平9-215594号公報 特開2006‐304670号公報
「キチントさんごはん冷凍保存容器」、製品情報、[online]、株式会社クレハ、[平成25年11月30日検索]、インターネット<URL:http://kurelife.jp/products/ricecontainer/>
「絶品ごはん保存」製品情報、[online]、エビス株式会社ホームページ、[平成25年11月30日検索]、インターネット<URL:http://www.ebisu-grp.co.jp/products/frozen-storage.html>
冷蔵保存又は冷凍保存した食品を、マイクロ波加熱にて簡便に温めて食べるという行為は一般家庭の中で日常的なものであり、再加熱した食品もおいしく食べたいという消費者の要望は高まっており、保存する過程及び再加熱する過程において加熱むらを低減し、食品の食感や食味等を失わせないことが重要な課題となっている。
上記特許文献1及び非特許文献1に開示された容器の形状では、マイクロ波加熱時の加熱むらを改善しているが、冷凍保存により容器底部に凝結した水分が加熱により溶解し、食品に吸収されることで食感や食味が失われる点は課題として残る。
また上記特許文献2及び非特許文献2に開示された容器の形状では、マイクロ波加熱時の加熱むらの改善に加え、容器底部に凝結した水分を食品と分離することができるが、容器本体の大きさに対し、内容器に収容できる食品の容量が少ないため冷凍庫内で嵩張る、使用後に洗いにくい、使用していない時に同一容器を重ねることができず収納性が悪い等の別の課題が存在する。さらに、内容器を設ける構造のため高コストである点もデメリットである。
なお、上記の課題は、炊飯米の保存の場合に限らず、その他の食品についても同様である。例えば冷凍シュウマイや冷凍野菜、冷凍たこ焼きのような冷凍食品を容器に入れて、マイクロ波加熱により解凍、加熱する場合も加熱むらが発生する課題、容器底部に凝結した水分を食品が吸収し、食感や食味を損ねてしまうという課題がある。
上記課題に鑑み、本発明は、冷蔵保存又は冷凍保存された食品をマイクロ波加熱する場合に、食品の加熱むらを抑制するとともに、食品の食感や食味を損なうことない、食品保存用容器を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、水蒸気の凝集伝熱効果に着目し、容器底面及び壁面に凹凸を設け、さらに容器全体の凹部を繋げる構造とすることで、マイクロ波加熱時に食品から発生する水蒸気を容器全体に循環させ加熱むらを低減するとともに、保存中や再加熱中に発生した凝結水を、容器底部において食品と分離できることを見出した。
すなわち、本発明は以下のとおり構成される。
[1]底部と、前記底部の周囲を囲む側壁部とからなり上部が開口した食品保存用容器であって、前記側壁部には、気体又は液体の流路が形成され、前記底部は、凹部と凸部とを備え、前記凹部と凸部とにより、前記流路を流れる気体又は液体が循環し又は滞留する循環滞留部が形成され、前記流路は、すべての前記側壁部において、前記底部の凹部と接続された、食品保存用容器。
[2]前記流路は、前記底部に向かって形成された溝状である、上記[1]の食品保存容器。
[3]互いに隣接する前記凸部の頂点間距離が1~9mmである、上記[2]の食品保存用容器。
[4]前記凹部の深さが0.7~3mmである、上記[3]の食品保存用容器。
[5]前記凹部により形成される凹部空間の体積は、前記底部の投影面積100cm2あた
り1~25cm3である、上記[3]又は[4]の食品保存用容器。
[6]前記底面の表面積は、底面の投影面積の1.5倍以上である、上記[3]~[5]のいずれか1つの食品保存用容器。
本発明によれば、冷蔵保存又は冷凍保存された食品をマイクロ波加熱する場合に、食品の加熱むらを低減し、さらに容器底部で凝結した水を食品と分離することで食感や食味の損なうことのない食品保存用容器を得ることができる。
本発明の実施形態に係る食品保存用容器の全体構成を示す斜視図 本発明の実施形態に係る食品保存用容器の平面図 本発明の実施形態に係る食品保存用容器の正面図 図2のA-A´の端面図 本発明の実施形態に係る食品保存用容器の底部の拡大断面図 本発明の実施形態に係る食品保存用容器の底部の拡大平面図 凹部により形成される空間を示す模式図 凹部により形成される空間を示す模式図 凹部により形成される空間を示す模式図 他の実施形態に係る食品保存用容器の底部の拡大断面図 他の実施形態に係る食品保存用容器の底部の拡大平面図 他の実施形態に係る食品保存用容器の流路及び尾根部の模式図(縦溝状) 他の実施形態に係る食品保存用容器の流路及び尾根部又は凹部及び凸部の模式図(通し目地状) 他の実施形態に係る食品保存用容器の流路及び尾根部又は凹部及び凸部の模式図(馬踏み目地状) 他の実施形態に係る食品保存用容器の凹部及び凸部の模式図(四半目地状) 他の実施形態に係る食品保存用容器の凹部及び凸部の模式図(網代状) 他の実施形態に係る食品保存用容器の凹部及び凸部の模式図(バスケット状) 他の実施形態に係る食品保存用容器の凹部及び凸部の模式図(三つ目市松状) 比較例2に係る食品保存用容器の平面図
必要に応じて図面を参照しつつ、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
食品保存用容器1(以下、単に「容器1」という。)は、主として合成樹脂からなる容器であって、図1乃至4に示すとおり、底部2と底部2の四辺を囲む側壁部3と、側壁部3の上端に形成されたフランジ部4とからなる、上部が開口した箱状体である。
底部2は、特に図4のA-A端面図から明らかなとおり、気体又は液体が循環し又は滞留する循環滞留部となる複数の凹部21と、隣接する凹部21間に形成された凸部22とを有する。図2及び図6において平面形状を示す凹部21は、その断面形状は、図4及び図5に示すとおり半円状であり、全体として球状をなし、凸部22は、平面視が正方形状であり、断面略台形状をなす。また、底部2は、図1及び図4から明らかなとおり、容器1の長手方向両側に、底部2の面が盛り上がった、段部23を2つ備える。
側壁部3は、図1乃至図3に示すとおり、容器1のフランジ部4から底部2に向かって垂直方向に、複数の流路31が形成されている。流路31は、側壁部3が隆起した凸状の尾根部32の間に形成されており、側壁部3において溝状に形成される。
側壁部3に形成された流路31を流れる液体は、底部2の凹部21に向かい、凹部21に滞留すると同時に、容器1内に発生した水蒸気等の気体は側壁部3の流路31から底部2の凹部21に向かい、凹部21に流れ込み、循環することができる循環滞留部として構成されている。言い換えれば、流路31と凹部21とは、流路として接続された関係にある。
ここで、図5に示すとおり、底部2における凸部22の頂点間距離Lは、1~9mmであることが好ましい。この範囲であれば、炊飯した米粒が凹部21に嵌りにくく、使用後の洗浄もしやすい。より好ましくは、凸部22の頂点間距離Lは2~5mmである。
なお、凸部22の頂点間距離Lは、隣り合う凸部22の頂点同士の距離を測定した数値である。ここで、凸部22の頂点とは、凸部22の断面形状が円弧状や三角形や五角形等、その高さが極大となる部分を持つ場合にはその極大点間の距離を意味し、四角形、六角形等、極大点をもたずに平坦部となる場合は平坦部中央間の距離を意味する。
また、底部2に形成された凹部21の深さHは、0.7~3mmであることが好ましい。深さHが0.7mm以上の場合は、例えば炊飯米をマイクロ波にて加熱した際に結露する水分が十分に凹部21に収容でき、容器1の底部2の炊飯米に吸収されにくく、食味や食感を良好に維持できる。一方、深さHが3.0mm以下であると、スポンジや自動食器洗浄機での洗浄で、清潔に洗浄でき、炊飯米と冷凍庫との間の空間(断熱層)が適度であり、澱粉老化温度域(0~10℃)での滞留時間が短くなり、炊飯米の食味や食感を良好に維持できる。より好ましくは、凹部21の深さHは0.7~2mmである。
なお、凹部21の深さHは、凸部22の頂点と、隣接する凹部21の最深点との高低差をいう。
底部2の凹部21によって形成される空間の体積Vは、底部2全体の平面視における投影面積100cm2あたり1~25cm3であることが好ましい。この範囲だと、炊飯米をマイクロ波加熱した際に凝結する水分がこの空間に収容しやすく、空間から水分があふれ出すことがなく、炊飯米の底部に触れにくいため、食味や食感を良好に維持できる。
ここで、空間の体積Vは、凹部21が循環滞留部として機能する、つまり、液体が溜まることができる領域を意味する。すなわち、図7乃至図9に3つのパターンとして示すうち、斜線で表した領域が凹部21によって形成される空間であり、斜線部の体積の合計が、ここにいう体積Vになる。図7に示す凹部21と凸部22とにより、均等に液溜めが形成されるパターン、図8に示す、凸部22の頂点の高さが異なり、空間の高さが凹部21の箇所により異なるパターン、図9に示す、凹部21及び凸部22が中央に向かって斜めに形成されており、中央に向かうに連れ、凸部22の頂点の高さが低くなるとともに、凹部21の底部も下がっていき、それに伴い、液溜まりとしての凹部22により形成される空間も変化していくパターンである。
底部2の表面積、すなわち、底部2の凹部21の面積と、凸部22の表面積の和は、底部2全体の平面視における投影面積の1.5倍以上であることが好ましい。1.5倍以上であると、食品を容器1内部に入れた際に容器1の底部2への付着面積が小さくなり、内容物の容器1の底部2への付着が軽減され、内容物を取り出しやすい。
容器1の高さ1L(図3参照)は特に限定されることはなく、食品、例えば炊飯米等を入れて保存できるような最低限の高さであればよいが、20~150mmであると、マイクロ波での加熱の効率が良いため、好ましい。また、本実施形態の容器1の底部2および開口の面積には特に制限はないが、底部2の長手方向長さが300mm以下であると、家庭用冷蔵庫や食器棚に収納することが容易となるため好ましい。
また、本実施形態において、容器1は、前述のとおり、合成樹脂製であることが好ましい。合成樹脂製であれば、冷蔵、冷凍保存ができ、且つそのままマイクロ波加熱することが可能である。合成樹脂材料としては、特に限定されず、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリスチレン、結晶性ポリエチレンテレフタレート、非晶質ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、およびポリプロピレン等が挙げられる。また、前記合成樹脂材料は単一でも複数の組み合わせでもよい。中でもポリプロピレンは耐熱性、耐寒性、成形加工性、コスト面で優れており、好ましい。
また、容器1の成型加工法は周知の技法を使用すればよく、例えば熱成形、射出成形、真空成形等が挙げられる。真空成型法で成形加工する場合、成形前のシート厚みは0.8~2.5mmであると熱伝導性を保ち、かつ水分バリア性、臭気バリア性を十分に有するため、収容した食品の乾燥や冷凍臭の付着を防止できるため好ましい。
ここで、図6の拡大図に示したとおり、底部2に設けられた凹部21の形状としては正方形状を示したが、本発明はこのような態様に限られず、任意の形状を選択可能である。例えば、円形、楕円形、長方形、菱形、三角形、多角形等の幾何模様だけでなく、星型、ハート型、俵型、ダイヤ型等の意匠性を含む形状などが挙げられ、単一形状、又は複数種類の形状を同時に用いてもよい。
また、底部2に設けられた凸部22の断面の形状も、図5に示した態様のほか、同様に任意の形状を選択可能であり、例えば図10及び図11に示すとおり、凹部21及び凸部22のいずれもが断面円形で構成することも可能である。なお、容器1内に収容する食品、特に炊飯米の底部2への密着を防ぐことを目的とした場合は、凸部22の断面の形状は、円形、三角形又は四角形であることが好ましい。
一方、側壁部3に形成された流路31及び尾根部32の形状としては、種々考えられるが、容器1全体への水蒸気の循環を促す理由で壁面に設置された流路31がフランジ部4側から底部2に向かって一連の流れを形成する形状であることが好ましい。そのため、流路31の正面視形状としては、例えば、図12~15に模式的に示すように、縦溝状、通し目地状、馬踏み目地状、四半目地状が挙げられる。
底部2に設置された凸部22は、底部2内面の少なくとも一部に複数独立して配置されている。この際の配列方法は特に限定されないが、凹部21が形成する空間が一連に繋がっている構造であると、水蒸気を容器全体に循環できるため好ましい。このような構造の他の態様として、例えば図13~18に示すとおり、平面視で、通し目地状、馬踏み目地状、四半目地状、網代状、バスケット状、三つ目市松状等が挙げられる。
なお、図1及び図4を用いて示したとおり、容器1の長手方向両側に、底部2の面が盛り上がった段部23を形成しているが、本発明では、課題の解決を損なわない範囲において、容器1の底部2の一部又は複数部分を内容物側に隆起させる段部23を形成することができる。また、本発明の課題の解決を損なわない範囲で、本実施形態の容器本体の他に、ざる、蒸気弁、水抜き栓、水分吸収層、内蓋等の副資材を設置することができる。
本実施形態の容器1の形状は特に限定されず、食品、例えば炊飯米等を入れて保存できるような形状であれば、正方形、長方形、円形、小判型、椀型等、どのような形状であってもよい。また、容器1に組み合わせる蓋は、容器1のフランジ部4と嵌合した際に適度な密閉性があることが好ましい。これにより、可能な限り容器1外部の空気が容器内に入らないようにでき、また、容器1が横転した際に容器の内容物の漏洩を可能な限り防ぐことができる。
以下、実施例により本実施形態を詳細に説明するが、本実施形態はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例及び比較例で用意した食品保存用容器の製造方法は以下のとおりである。
ポリプロピレン製シート(厚み1.2mm)を真空成型法により、図1乃至3に示す形状の食品保存用容器1を製造した。
得られた食品保存用容器1の各寸法は表1に記載した。寸法の測定法は下記のとおりである。
<頂点間距離の測定>
頂点間距離L(図5参照)の測定は前記頂点のうち、隣り合う頂点を二つ以上含むように小型カッターにて1mm厚さの切片を切り取り、その断面をマイクロスコープにて観察した際に隣り合う頂点同士の距離を測定した。
<凹部の深さの測定>
凹部21の深さH(図5参照)は、頂点間距離Lの測定と同様の方法で作成した切片の断面をマイクロスコープにて観察した際に凸部22の頂点と、この凸部22と隣り合う凹部21の最も深さ方向に凹んだ部分との高低差を測定した。
<投影面積の計算方法>
投影面積は、容器1の底面投影図の底部2の短手方向長さ及び長手方向長さの実測寸法を、ノギスを用いて測定し、これらを掛け合わせることにより算出した。
<底部と底部に設置された凹部及び凸部から形成される空間の体積の計算方法>
凸部22の頂点距離の測定および凹部21の深さHの測定で測定した頂点間距離L及び凹部21の深さHの測定結果より算出した。
また、実施例及び比較例で用いた炊飯米の調整法、評価方法は下記のとおりである。
<米飯の調製法>
実施例及び比較例の食品保存用容器1を用い、以下の手順(1)~(5)により保存米飯を調製した。
(1) 炊飯:三重県産コシヒカリ無洗米600gに水道水798g(無洗米重量の1.33倍)をIH電気釜(象印製)の無洗米コースを選択し、炊飯した。
(2) 充填:(1)の方法で炊飯後、直ちに釜の中の炊飯米が均一になるように杓文字でよく混ぜ、そのうち180gを食品保存容器に容器内部の炊飯米が均一な厚みになるように充填し、容器を密閉できる構造をもつ蓋を用いて密閉した。
(3) 放冷:密閉後の炊飯米を室温(23℃)にて30分放冷した。
(4) 冷凍:容器内の炊飯米が60℃以下となったことを確認後、冷蔵庫(日立 RG5700G)の冷凍室内にて18時間冷凍保存した。
(5) 再加熱:以上の手法にて冷凍した冷凍米を電子レンジ(SHARP社製 RE-26A)を出力500Wに設定し、3分間加熱した。
<冷凍保存後の米飯食味の官能試験>
20代~50代の主婦100人によって米飯の官能評価を行った。前記の米飯の調製法にて調製した米飯を取り出して厚み方向で2分割し、充填方向の上半分に相当する上部と下半分に相当する下部とに分けた。
実施例と比較例それぞれの上部と下部のそれぞれの米飯について、粒感(粒を認識できる感じ)、ふっくら感(米中央部の柔らかさ)、粘り(米中央部の柔らかさ)、硬さ、好ましさについて、炊飯後1時間以内の炊きたての炊飯米を5点として、これを基準として1点~5点で評価した。評価基準を表2に示す。
[評価]
100人のパネラーの評価の平均値を算出し、下記基準にて評価した。
◎:4点≦平均値≦5点
○:3点≦平均値<4点
△:2点≦平均値<3点
×:1点≦平均値<2点
<容器底部の米飯の水分率測定法と評価法>
前記の方法で調整した米飯を取り出し、充填方向上の底部分表面部の米粒2.0g、前記の方法で炊飯した炊飯後5分以内の炊きたての炊飯米2.0gを採取し、それぞれ加熱乾燥式水分計(A and D社 MS-70)を急速モードにて、試料皿温度140℃、測定精度MID.モード、終了条件0.10%/minに設定し、水分率を測定し、下式(1)により、保存米飯の水分率の変化量を求めた。
水分率変化量(底部)=水分率測定値(底部)-水分率測定値(炊きたて)・・・(1)
保存米飯の水分率が炊きたての炊飯米に近い場合は水分率変化量≒0となり、水分率変化量<0となる場合には炊きたての炊飯米よりも乾燥しており、硬い米飯となる。逆に水分率変化量>0となる場合には、水分が過多であり、ベチャついた米飯となる。
[評価]
前記水分率変化量の絶対値で評価した。なお『|水分率変化量|』とは水分率変化量の絶対値を意味する。
◎:0≦|水分率変化量|<2
○:2≦|水分率変化量|<3
△:3≦|水分率変化量|<5
×:5≦|水分率変化量|
<加熱むらの評価法>
加熱むらはヨウ素澱粉反応を用いた方法にて評価を行った。
澱粉のり50gを水道水150gに溶解した糊水を調製した。この糊水のうち40gを前記の米飯調製法(1)にて調製した炊飯米200gを加えてよくかき混ぜ、炊飯米の粒が糊水で均一にコーティングされた状態とした。ここにヨウ素溶液4.0gを滴下し、炊飯米全体が均一な紫色になるまでよくかき混ぜた。以上の方法で調製した紫色の米飯のうち180gを前記の米飯調製法(2)(3)と同様の方法で食品保存容器に充填し、前記米飯調製法(4)と同様の方法で冷凍保存した。以上の方法で調製した冷凍米を出力500Wに設定した前記の電子レンジにて、2分30秒間加熱した。
以上の方法で調製した米飯を食品保存用容器1より取り出し、紫色の呈色反応が消失し、白くなった部分の重量の割合を下式(2)にて算出し、これを加熱むらとした。
加熱むら=(米飯の白い部分の重量(g)/180g)×100・・・(2)
[評価]
前記方法で算出された加熱むらについて、下記基準にて評価した。
◎:75<加熱むら≦100
○:50<加熱むら≦75
△:25<加熱むら≦50
×:0≦加熱むら≦25
<澱粉付着度>
前記の米飯調製法にて調製した米飯を取り出した後の食品保存用容器1にヨウ素溶液を水道水にて30倍に希釈したものを容器全体に滴下し、ヨウ素澱粉反応で紫色に変色した面積を画像解析により測定し、呈色反応のあった面積の割合を下式(3)にて算出し、これを澱粉付着度とした。
澱粉付着度=(呈色部面積/底面投影面積)×100・・・(3)
[評価]
前記方法で算出された澱粉付着度について、下記基準にて評価した。
◎:0≦澱粉付着度<25
○:25≦澱粉付着度<50
△:50≦澱粉付着度<75
×:75≦澱粉付着度≦100
<洗いやすさ>
20代~50代の主婦100人によって食品保存用容器の洗いやすさの官能評価を行った。前記の米飯調製法にて調製した米飯を取り出した後の食品保存用容器を食器洗い用スポンジ(3M社、スコッチ・ブライトTM抗菌ウレタンスポンジS‐21KS)に水道水を含浸させ食器用洗剤(旭化成ホームプロダクツ株式会社フロッシュRアロエベラ)を3滴滴下し、容器内部を洗った時の洗いやすさ(スポンジの当たり方)について、底面及び壁面に凹凸が無いこと以外は実施例および比較例と同様の形状の保存容器(比較例1と同じもの)に対して同様の試験を行った際を5点として、これを基準として1点~5点で評価した。
[評価]
100人のパネラーの評価の平均値を算出し、下記基準にて評価した。
◎:4点≦平均値≦5点
○:3点≦平均値<4点
△:2点≦平均値<3点
×:1点≦平均値<2点
各実施例及び比較例についての詳細を以下に述べる。
[実施例1]
前記製造方法にて、側壁部3に設置された流路31を流れる液体が、底部2に形成された凹部21に液溜めとして滞留し、かつ水蒸気が流路31と凹部21を循環することができる循環滞留部となる関係、すなわち、流路31と凹部21が接続されている食品保存用容器1を得た。各サイズは表1に示したとおりである。
評価結果を表1に示す。米飯の食味、容器1の底部2における水分率、加熱むら、澱粉付着度、洗いやすさいずれの項目についても良好な結果であった。
[実施例2]
底部2における凹部21の深さHが1.5mmである以外は前記実施例1と同様の形状の食品保存用容器1を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を表1に示す。米飯の食味、容器1の底部2における水分率、加熱むら、澱粉付着度、洗いやすさいずれの項目についても良好な結果であった。
[実施例3]
底部2における凹部21の深さHが3.0mmである以外は前記実施例1と同様の形状の食品保存用容器を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を表1に示す。米飯の食味、容器1の底部2における水分率、加熱むら、澱粉付着度、洗いやすさいずれの項目についても良好な結果であった。
[実施例4]
底部2における凹部21の深さHが4.0mmである以外は前記実施例1と同様の形状の食品保存用容器を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を表1に示す。米飯の食味、容器1の底部2における水分率、加熱むらは良好な結果であったが、底部2に設けられた凹部21の深さが深いため、底面凹部21に嵌まり込んだ澱粉汚れがスポンジによる洗浄では十分に落とし切れず、澱粉付着度、洗いやすさが不十分であり、不適であった。
[実施例5]
底部2における凹部21の深さHが0.5mmである以外は前記実施例1と同様の形状の食品保存用容器を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を表1に示す。米飯の加熱むらが大きく、且つ容器1の底部2における水分率が高く、べたついた米飯となり、不適であった。
[実施例6]
底部2における凸部22の頂点間距離Lが0.5mmであり、底部2における凹部21の深さHが1.5mm、かつ底部2の凸部21の頂点の正方形の1辺の長さが0.2mmである以外は前記実施例1と同様の形状の食品保存用容器を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を表1に示す。米飯の食味、容器1の底部2における水分率、加熱むらは良好な結果であったが、底部2に設けられた凹部21の深さが深いため、底面凹部21に嵌まり込んだ澱粉汚れがスポンジによる洗浄では十分に落とし切れず、澱粉付着度、洗いやすさが不適であった。
[実施例7]
底部2における凸部22の頂点間距離Lが1.0mmであり、底面凹凸の深さが1.5mm、かつ底部2の凸部21の頂点の正方形の1辺の長さが0.5mmである以外は前記実施例1と同様の形状の食品保存用容器を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を表1に示す。米飯の食味、容器1の底部2における水分率、加熱むら、澱粉付着度、洗いやすさいずれの項目についても良好な結果であった。
[実施例8]
底部2における凸部22の頂点間距離Lが2.0mmであり、底部2における凹部21の深さHが2.0mm、かつ底部2の凸部21の頂点の正方形の1辺の長さが1.0mmである以外は前記実施例1と同様の形状の食品保存用容器を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を表1に示す。米飯の食味、容器1の底部2における水分率、加熱むら、澱粉付着度、洗いやすさいずれの項目についても良好な結果であった。
[実施例9]
底部2における凸部22の頂点間距離Lが5.0mmであり、底部2における凹部21の深さHが1.5mmである以外は前記実施例1と同様の形状の食品保存用容器を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を表1に示す。米飯の食味、容器1の底部2における水分率、加熱むら、澱粉付着度、洗いやすさいずれの項目についても良好な結果であった。
[実施例10]
底部2における凸部22の頂点間距離Lが9.0mmであり、底部2における凹部21の深さHが1.5mmである以外は前記実施例1と同様の形状の食品保存用容器を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を表1に示す。米飯の食味、容器1の底部2における水分率、加熱むら、澱粉付着度、洗いやすさいずれの項目についても良好な結果であった。
[実施例11]
底部2における凸部22の頂点間距離Lが10.0mmであり、底部2における凹部21の深さHが1.5mmである以外は前記実施例1と同様の形状の食品保存用容器を製造し、実施例1と同様の評価を行った。底面に設置された凹部に米粒が嵌まり込み、米飯が完全に容器底部に付着した状態となったため、米飯の食味、容器1の底部2における水分率、加熱むら、澱粉付着度、洗いやすさいずれの項目についても不適であった。
[実施例12]
底部2における凹部21及び凸部22の形状が半球状であり、その半球状の凸部22の平面視半径が1.5mmである以外は前記実施例1と同様の形状の食品保存用容器1を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を表1に示す。米飯の食味、容器1の底部2における水分率、加熱むら、澱粉付着度、洗いやすさいずれの項目についても良好な結果であった。
[実施例13]
底部2における凹部21及び凸部22の形状が半球状であり、その半球状の凸部22の平面視半径が1.15mmであり、底部2における凹部21の深さHが0.7mmである以外は前記実施例1と同様の形状の食品保存用容器1を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を表1に示す。米飯の食味、容器1の底部2における水分率、加熱むら、澱粉付着度、洗いやすさいずれの項目についても良好な結果であった。
[比較例1]
底部2及び側壁部3に凹凸が無く、平面であること以外は前記実施例1と同様の食品用保存容器を製造し、実施例1と同様の方法で評価を行った結果を表1に示す。スポンジでの洗いやすさは高評価であったが、米飯の加熱むらが大きく、且つ容器1の底部2における水分率が高く、べたついた米飯となり、不適であった。
[比較例2]
図19に示すように、側壁部3に設けられた流路31と尾根部32と底部2における凹部21と凸部22との境界に平滑面をなす平面部5が介在し、流路31と凹部21とが接続されていない以外は前記実施例1と同様の形状の食品保存用容器を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を表1に示す。容器1の底部2における水分率は良好であったが、米飯の食味、加熱むらは不適であった。
Figure 2022051764000002
Figure 2022051764000003
1 食品保存用容器
2 底部
21 凹部
22 凸部
3 側壁部
31 流路
32 尾根部
4 フランジ部
5 平面部

Claims (6)

  1. 底部と、前記底部の周囲を囲む側壁部とからなり上部が開口した食品保存用容器であって、
    前記側壁部には、気体又は液体の流路が形成され、
    前記底部は、凹部と凸部とを備え、前記凹部と凸部とにより、前記流路を流れる気体又は液体が循環し又は滞留する循環滞留部が形成され、
    前記流路は、すべての前記側壁部において、前記底部の凹部と接続された、
    食品保存用容器。
  2. 前記流路は、前記底部に向かって形成された溝状である、請求項1の食品保存用容器。
  3. 互いに隣接する前記凸部の頂点間距離が1~9mmである、請求項2の食品保存用容器。
  4. 前記凹部の深さが0.7~3mmである、請求項3の食品保存用容器。
  5. 前記凹部により形成される凹部空間の体積は、前記底部の投影面積100cm2あたり1
    ~25cm3である、請求項3又は4の食品保存用容器。
  6. 前記底面の表面積は、底面の投影面積の1.5倍以上である、請求項3~5のいずれか1項の食品保存用容器。
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