JP3864166B2 - パスタの電子レンジ調理用システム容器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子レンジ調理用システム容器に関し、特に、スパゲティ、マカロニ等の本格的なパスタ料理を、乾燥パスタ(乾麺)の状態から電子レンジのみで簡単に調理できる食品容器に関する。
通常、パスタを調理する際には、パスタ鍋の中にパスタの重量の最低10倍量の熱湯を用意し、この熱湯中に塩・オイル及び乾燥パスタを入れ、良くかきまぜながら茹でた後、パスタを素早くざるに移して湯を切り、別に用意しておいたソース等で味付けをする。
上記の調理手順においては、湯量、沸騰湯状態、茹で時間、素早い湯切り等の条件に配慮する必要があり、これらの条件が揃ったときのみ、風味があり弾力性に富んだ理想的な食感を得ることができる。
上記のようなパスタ調理の手間を軽減させるために、電子レンジを利用して簡単にパスタを調理できる耐熱性プラスチック製容器が数多く提案されている。
例えば、特許文献1及び2においては、冷凍又は真空包装されたパスタ及び具材を収納したまま電子レンジで加熱調理できる耐熱性プラスチックシート製密封型容器が開示されている。これらの容器を用いた即席パスタは、調理済みの冷凍又は真空包装されたパスタ料理を電子レンジで簡単に加熱復元することができる利便性から、広く普及している。
特許文献1、2のような調理済みの即席パスタに対し、電子レンジを利用して乾燥パスタを茹でることができる電子レンジ用乾燥スパゲティ入り容器が特許文献3に開示されている。特許文献3においては、容器本体の側面立ち上がり角度を70°以下に形成し、かつ、容器本体の深さと底面積の比を0.01から0.05cm-1にするとともに蓋体を容器本体の上方開口部面積よりも小さく形成することにより、蓋体が茹で湯の沸騰により持ち上がり、泡面に乗って自由に上下運動できるように工夫されている。
特開平9−299052号公報 特開2004−131120号公報 実公平6−15203号公報
しかしながら、特許文献1、2における即席パスタは、手間がかからず便利である反面、電子レンジで解凍・加熱中に水分が蒸発又はパスタ内部に吸収されることによりパスタの表面が乾燥したり、加熱むらが発生するため、歯切れのよい食感が失われるといった問題がある。
また、特許文献3のような容器を用いて電子レンジで乾燥パスタを茹でる場合においては、従来の鍋とガスコンロを用いる調理法よりも少ない湯量で、且つ狭い容積中で麺を茹でるため、湯の対流による麺の運動が妨げられ、麺同士が付着しやすくなるという問題がある。
さらに、容器本体と蓋体の嵌合が蒸気圧により外れたり、パスタからの溶解澱粉を含んだ茹湯が容器の外部に吹きこぼれて電子レンジ内部を汚すという問題がある。
これら従来の電子レンジ調理用容器を用いて調理されたパスタは、冒頭で述べたような従来のパスタ調理法で茹で上げられたパスタと比較すると、風味・食感に劣るものであり、電子レンジ調理のみで本格的なパスタ料理を作ることは極めて難しいのが実情である。
本発明は、上記問題に鑑み、スパゲティやマカロニ等の乾燥パスタ類を、従来のパスタ鍋(圧力鍋も含む)やガスコンロ等の調理器具を用いて、多量の湯の中で茹で上げるのと同等の風味及び食感を、電子レンジ利用のみで得られることを可能にするパスタ用電子レンジ調理用システム容器、すなわち、加熱により茹湯が沸点に達した際に発泡による吹きこぼれを防止すると共に、麺同士の付着を防止することによって、食感の優れたパスタに茹で上げることを可能にするパスタの電子レンジ調理用システム容器を提供することを目的とする。
本発明は、第1に、上部に本体嵌合部を具えた容器本体と、底部に複数の突起部と排水孔を具えたパスタ収納容器と、下部に蓋体下部嵌合部、上部に蓋体開口部、蓋体上部嵌合部及び蓋体蒸気排出溝からなる蓋体凹部を具えた蓋体と、側面にキャップ嵌合部を具えたキャップとからなり、
前記パスタ収納容器が前記容器本体内部に収納され、前記本体嵌合部と前記蓋体下部嵌合部、前記蓋体上部嵌合部と前記キャップ嵌合部がそれぞれ嵌合一体化され、前記蓋体開口部及び前記蓋体蒸気排出溝により、及び/又は前記本体嵌合部と前記蓋体下部嵌合部の間から容器内の空気及び蒸気の排出が行われるようにしたパスタの電子レンジ調理用システム容器によって、第2に、
上部に本体嵌合部を具えた容器本体と、
底部に複数の突起部と排水孔を具えたパスタ収納容器と、
下部に蓋体下部嵌合部、上部に蓋体開口部及び蓋体上部嵌合部からなる蓋体凹部を具えた蓋体と、
側面にキャップ嵌合部及びキャップ蒸気排出溝を具えたキャップとからなり、 前記パスタ収納容器が前記容器本体内部に収納され、
前記本体嵌合部と前記蓋体下部嵌合部、前記蓋体上部嵌合部と前記キャップ嵌合部がそれぞれ嵌合一体化され、
前記蓋体開口部及び前記キャップ蒸気排出溝により、及び/又は前記本体嵌合部と前記蓋体下部嵌合部の間から容器内の空気及び蒸気の排出が行われるようにしたパスタの電子レンジ調理用システム容器によって前記の課題を解決した。
本発明のパスタ用電子レンジ調理用システム容器は、前記パスタ収納容器の開口部に具材及び/又はパスタソースを収納又は調理するためのトレイを装着して用いることができる。
本発明のパスタの電子レンジ調理用システム容器によれば、パスタ収納容器底面上に複数の突起部を設け、凹凸形状を形成することによって、茹湯が不規則に対流し、パスタが激しく動く。この構造は、箸等によるかき混ぜ作業と同等の結果をもたらすため、パスタが水分を吸収して膨張してもパスタ同士が付着することがなくなる。
また、本発明の容器を用いてパスタを茹でるのに必要な最低湯量は、従来のパスタ鍋を用いて茹でる場合の半分以下の湯量で調理可能であり、電子レンジのマイクロ波が麺の水分に直接作用することによる相乗効果により、茹で時間を従来の半分以下に短縮できる。しかも湯切の後に起こるパスタの膨張率も通常の調理と比較して50%以下の伸び率であり、歯応えのある食感が得られる。
また、容器内部の蒸気圧が高まると、キャップ及び/又は蓋体が自動的に上方に押上げられ、蓋体開口部及び蒸気排出溝により、及び/又は本体嵌合部と蓋体下部嵌合部の間から、容器内に発生する水蒸気が自動的に排出されるので、容器本体と蓋体の嵌合が蒸気圧により外れたり、茹湯が吹きこぼれて電子レンジ内部を汚したりすることがない。
また、パスタ収納容器を容器本体から引き上げることにより、パスタ収納容器底部の排水孔から茹湯が容器本体内に排出されるため、パスタが茹で上がるのと同時に湯切りを行なうことができる。
さらに、ソース用トレイ内部にパスタ用ソースと生鮮食品等の具材を収納し、これをパスタ収納容器の上部に装着して用いる場合には、麺を茹でると同時に具材とパスタ用ソースも加熱調理することができるため、調理にかける手間と時間が大幅に短縮される。
本発明の容器を用いれば、パスタ調理における湯量、沸騰湯状態、茹で時間、素早い湯切り等、理想的な食感を得るための条件全てが満たされるので、従来のパスタ調理の手間とコツが不要となり、風味及び食感の優れた本格的なパスタ料理を、電子レンジのみで、誰でも失敗なく、しかも短時間で調理することができる。
本発明のパスタの電子レンジ調理用システム容器を図1〜図8に基づいて説明する。
図1は本発明の第1のパスタの電子レンジ調理用システム容器の一例を示した分解斜視図、図2は図1に対応する断面図である。
本発明の第1のパスタの電子レンジ調理用システム容器10は、茹湯を入れるための容器1(以下、「容器本体1」という。)、パスタを収納するための容器2(以下、「パスタ収納容器2」という。)、蓋体3、及びキャップ4からなる。電子レンジで調理を行う際には、容器本体1内部にパスタ収納容器2を収納し、容器本体1の上部に設けられた本体嵌合部9と、蓋体3の下部に設けられた蓋体下部嵌合部13を嵌合し、一体化させて用いる。
また、本発明の第1のパスタの電子レンジ調理用システム容器は、パスタ収納容器2の上部にパスタソース及び/又は具材を収納するためのトレイ5(以下、「ソース用トレイ5」という)を装着して用いることも可能であり、パスタ収納容器2とソース用トレイ5を併用することにより、パスタ、具材、パスタソースを同時に加熱調理することができる。
容器本体1、パスタ収納容器2、蓋体3、キャップ4及びソース用トレイ5は、例えば、延伸ポリスチレン(OPS)、耐熱延伸ポリスチレン(耐熱OPS)、又はポリプロピレン(耐熱PP)等の耐熱性の良好なプラスチックシートを用い、圧空成形や真空成形等のサーモフォーミング法により成形することができる。
容器本体1は、本体底部6の周囲から上方に開拡しつつ適宜の高さで本体周壁7が立ち上がるように本体開口部8を形成し、本体周壁7の上部内側に本体段部9a、本体壁部9b及び本体環状突部9cを形成することにより、蓋体下部嵌合部13が嵌合可能な本体嵌合部9が設けてあり、この本体嵌合部9上の周縁は、適宜な幅で平坦に又はやや湾曲させて外方に張出した本体フランジ14を介してやや下向きに外折れした本体折れ縁17とし、蓋体3の蓋体下部嵌合部13と嵌合する本体段部9aは縁部が密着するように平坦な面に形成されている。
本体底部6上には、突起6aが数箇所設けられており、この突起6aを、後述するパスタ収納容器底部28に設けられた突起部29の凸部分に嵌めることにより、容器本体1内部にパスタ収納容器2を固定させる。
また、図1及び図2では、一般的なパスタの形状を考慮して、本体底部6の形状を長方楕円形としたが、本体底部6の形状はこれに限定されず、円形、楕円形等、他の形状としてもよい。
パスタ収納容器2は、底部28に細長く隆起した複数の突起部29と、複数の排水孔31を具え、底部28の周囲から上方に開拡して形成し、本体段部9aの高さと同じか又はそれより若干低い高さで容器周壁32が立ち上がるように開口部33を形成し、開口部33上部の周縁は、適宜な幅で外方に張出したフランジ34を介してやや下向きに外折れした折れ縁35とし、フランジ34上にはソース用トレイ5を支持するための突起36を適宜形成する。
底部28の形状は本体底部6と同一の形状であるのが好ましく、その底面積は本体底部6の底面積よりも小さく形成される。
パスタ収納容器2の底部28上には、湯を加熱した際に不規則な対流運動を発生させるために、細長く隆起した突起部29が設けられている。
突起部29は、図1及び図2に示すように、底部28の短手方向に直線上に、且つ、等間隔に設けられるのが好ましく、さらには突起の高さが異なる大小の突起部からなるのが好ましい。図3は、パスタ収納容器2の底部28の一例を示した断面拡大図である。図3に示すように、高さの異なる大小の突起部29aと29bを交互に形成することにより、底部28上は凹凸形状をなす。この凹凸形状は、箸でかき混ぜる作業と同等の結果をもたらす。すなわち、底部28の構造に段差がある場合、底部が平坦な場合に起こる湯の対流と比較して、対流が不規則になるため、麺が激しく動く。その結果、麺が水分を吸収することにより麺の断面積が膨張しても、麺同士が付着することがなくなる。
上述した底部28の凹凸形状により麺同士の付着が防止されるので、本発明では、従来のパスタ鍋を用いて茹でる場合の半分以下の湯量でパスタを茹でることが可能であり、電子レンジのマイクロ波がパスタ中の水分に直接作用することによる相乗効果により、茹で時間を従来の半分以下に短縮できる。しかも湯切の後に起こるパスタの膨張率も通常の調理と比較して50%以下の伸び率であり、歯応えのある食感が得られる。
なお、大小の突起部29a、29bは、必ずしも交互に形成される必要はなく、底部28上が凹凸形状をなし、底部28に段差が形成されるのであれば、他の配置でも同様の効果が得られるものと考えられる。
また、図1、図2及び図3に示すように、突起部29aと29bの間、すなわち、底部28上の凹凸構造における凹部には、複数の排水孔31が突起部29aと29bとの間に設けられている。また、パスタ収納容器2の上部両端には本体容器1からパスタ収納容器2を取り出すための取っ手37が設けられている。
パスタが茹で上がった際には、取っ手37を持ってパスタ収納容器2を本体容器1から引き上げることにより、排水孔31から茹湯が排出されるため、パスタが茹で上がるのと同時に素早く湯切りを行うことができる。茹湯は容器本体1内部に排出されるため、近くに流し台等の茹湯を捨てる場所が無い場合においても瞬時の排水処理に困ることはない。
なお、排水孔31の形状は丸形に限定されず、他の形状でもよい。
ソース用トレイ5は、トレイ底部38の周囲から上方に開拡しつつ適宜の高さでトレイ周壁41が立ち上がるように開口部42を形成し、トレイ上部周縁から折り返してトレイ周壁43を下方開拡しつつ延伸させ、その周縁に容器本体1の本体段部9a及びパスタ収納容器2の突起36との間に嵌合し得るように水平に形成したフランジ44とを一体に連ねた形状を形成する。
ソース用トレイ5の底部38上には、ソース用トレイ5の短手方向に直線状のリブ部39を設けることにより、トレイの強度を増している。
図4(a)は、容器本体1内部にパスタ収納容器2が収納され、パスタ収納容器2の上部にソース用トレイ5が装着され、容器本体1の上部に設けられた本体嵌合部9と、蓋体3の下部に設けられた蓋体下部嵌合部13が嵌合し、一体化された状態を示した断面図である。図4(a)に示すように、ソース用トレイ5の長手方向の長さは、パスタ収納容器2の長手方向の長さよりも短く形成されるため、ソース用トレイ5の両端とパスタ容器2との間に2箇所の隙間45(図4では1箇所の隙間のみ表示。)が生じる。パスタを茹でる際に発生する大量の蒸気は、隙間45からソース用トレイ5に流れ込み、蒸気によってソース用トレイ5内部に収納された生鮮食品等の具材が蒸される。
従って、ソース用トレイ5内部の具材は、パスタを茹でる際に発生する大量の蒸気エネルギーとマイクロ波による加熱との相乗効果により、良好な状態に蒸し上がる。
蓋体3は、蓋体頂部21より蓋体周壁19を下方開拡しつつ延伸させ、その周縁に容器本体1の本体段部9a及び本体環状突部9cに嵌合し得るように上向きに折返した蓋体下部係合部13c、蓋体下部環状凹部13b、さらに水平に延びる蓋体下部段部13a、蓋体フランジ15とを一体に連ね、容器本体1の本体嵌合部9内に圧嵌可能な形状に形成されている。
また、蓋体3の頂部における階段型逆楕円錐台形状の蓋体凹部25とキャップ4が嵌合し、蓋体底部の蓋体下部嵌合部13と容器本体1上部の本体嵌合部9が嵌合する、内嵌合型に形成され、液体を外に漏らさない構造になっている。
蓋体3の高さは、容器本体1の高さと同等程度であれば限定されない。また、キャップ4の底面23は上方向の凸状をなすことが望ましい。
蓋体凹部25にキャップ4を嵌着した状態で、容器10全体をマイクロ波によって加熱すると、容器10内の茹湯が加熱沸騰して蒸気が発生し、蒸気圧が高まる。キャップ4は、蒸気圧に比例する比率で、自動的に上方に押上げられ、水蒸気は蓋体頂部21とキャップフランジ16の間隙を通って容器10外に排出される。加熱が終了すると、容器10内部の温度が下がり容器10の内圧が急激に低下するので、一旦押上げられたキャップ5が自動的に蓋体3に嵌着し、再びキャップフランジ16が蓋体頂部21に密着して容器10内部を密封する。
本体環状突部9cは、蓋体3の周縁部下面が密着し得る適宜な幅を有して本体周壁7の内側全周に亘って設けた本体段部9aから、本体壁部9bを経て内側に突出する環状突部としてあり、その上端部を蓋体3の縁部外径よりもやや小さい開口径として本体フランジ14に連なってなり、上端部を越えて本体環状突部9c内に嵌め入れた蓋体3を本体段部9a上で支持できるように形成されており、容器本体1と蓋体3の嵌合部から蒸気や沸騰した煮汁が飛び出ないようになっている。
蓋体3及びキャップ4は、図4に示すように、加熱によって容器10内で発生する蒸気による水蒸気を自動的に制御できるように形成される。蓋体3の頂部に形成した階段型逆楕円錐台形状部の、蓋体開口部支持面24から頂部までの壁面に沿って、凹型の蓋体蒸気排出溝18が、蓋体上部段部11a1から蓋体上部壁部11b1、蓋体上部環状突部11c、蓋体上部段部11a2、蓋体上部壁部11b2、蓋体上部段部11a3、蓋体上部壁部11b3を経て、蓋体頂部21との間に、適宜な幅で設けられている。これらの蓋体上部段部11a1,11a2,11a3、蓋体上部壁部11b1,11b2,11b3、蓋体上部環状突部11c、及び蓋体頂部21が、キャップ折返し縁部22、キャップ係合部12c、キャップ壁部12b、キャップ段部12a、キャップフランジ16に密着して嵌合することによって、蓋体3とキャップ4が嵌着する。
上記構造により、容器10を加熱したときに発生する水蒸気は、量が比較的小さい場合は、図5(b)に示すように、蓋体3とキャップ4が嵌着した状態において、凹型の蓋体蒸気排出溝18を通り上昇して、キャップフランジ16と蓋体頂部21の間を通り外部に放出される。
しかし、容器10の食品内容物によって水蒸気の発生量やこれに伴う膨張比がそれぞれ異なるため、急激に膨張しキャップ4の構造のみで100%の圧力を受けるのではなく、図5(c)に示すように、蓋体3と容器本体1との嵌合部において、蓋体下部係合部13cより本体壁部9bを数ミリ単位で大きく寸法差を設けることにより、蓋体3が上下方向に相対移動して、蓋体3全体でこの瞬間的水蒸気を一時的に受けて、キャップ4にかかる圧力を緩和することができる。
同様に、水蒸気の量が比較的多い場合は、図5、図6に示すように、キャップ4と蓋体上部嵌合部11において、キャップ係合部12cより蓋体上部壁部11b1を数ミリ単位で大きく設定することにより、キャップ4が上方に移動し、蓋体開口部26を通過した水蒸気が、キャップ底面23に当たりキャップ4を全体的に押上げ、蓋体上部環状突部11cでキャップ係合部12cが構造的に停止するまで数ミリ単位で上方に相対移動し、キャップフランジ16と蓋体頂部21が密着状態から開放状態になり、水蒸気が容器外部に放出される。
また、このときの蓋体蒸気排出溝18は蓋体3の蓋体凹部25の内側面に等間隔で複数配置することが好ましい。また、蓋体上部壁部11bを設けずに、蓋体上部段部11aだけで形成することもできるが、蓋体上部嵌合部11で嵌着したときに、容器10内が確実に密封されるようにするため、蓋体上部壁部11bを適宜な幅で設けることがより好ましい。なお、容器本体1における本体嵌合部9も、蓋体上部嵌合部11と同様の構成であり、容器本体段部9a、容器本体壁部9b、容器本体環状突部9c、及び本体フランジ14が、蓋体折返し縁部20、蓋体下部係合部13c、蓋体下部壁部13b、蓋体下部段部13a、蓋体フランジ15に密着して嵌合することによって、蓋体3とキャップ4が嵌着する。
次に、本発明の第2のパスタの電子レンジ調理用システム容器の実施形態を図7及び図8に基づいて説明する。なお、本発明の第1のパスタ用電子レンジ調理用システム容器と同一の構成については同一の符号を使用し、説明は省略する。 図7は本発明の第2のパスタの電子レンジ調理用システム容器の分解斜視図、図8は図7に対応する断面図である。
本発明の第2のパスタの電子レンジ調理用システム容器101は、容器本体1、パスタ収納容器2、蓋体3、及びキャップ4からなり、容器本体1は上部に本体嵌合部9を具え、蓋体3は下部に蓋体下部嵌合部13、上部に蓋体凹部25を具え、キャップ4は側面にキャップ嵌合部12及びキャップ蒸気排出溝27を具え、本体嵌合部9と蓋体下部嵌合部13、蓋体凹部25とキャップ嵌合部12が嵌合一体化され、蓋体凹部25は2つの蓋体開口部26を具えている。
上記のように、本発明の第1のパスタの電子レンジ調理用システム容器10では、蓋体上部の蓋体凹部25に蒸気排出溝18が設けられているのに対し、本発明の第2の容器101では、キャップ側面に蒸気排出溝が設けられる。
この本発明の第2のパスタの電子レンジ調理用システム容器は、本発明の第1の容器と同等の優れた蒸気排出機能を有するのみならず、本発明の第2の容器は、本発明の第1の容器と比較して、形状が比較的単純であることから、金型で成形する際にプラスチックの離れがよく、簡便に製造することができるというさらなる利点を有する。
蓋体3及びキャップ4は、加熱によって容器101内で発生する蒸気による水蒸気を自動的に制御できるように形成される。キャップ4の側面には、キャップ嵌合部12及びキャップ蒸気排出溝27が交互に適宜な幅で設けられている。
上記構造により、容器101を加熱したときに発生する水蒸気は、量が比較的小さい場合は、蓋体3とキャップ4が嵌着した状態において、凹型のキャップ蒸気排出溝27を通り上昇して、キャップフランジ16と蓋体頂部21の間を通り外部に放出される。
しかし、容器101の食品内容物によって水蒸気の発生量やこれに伴う膨張比がそれぞれ異なるため、急激に膨張しエネルギーをキャップ4の構造のみで100%の圧力を受けるのではなく、蓋体3と容器本体1との嵌合部において、蓋体下部係合部13cより本体壁部9bを数ミリ単位で大きく寸法差を設けることにより、蓋体3が上下方向に相対移動して、蓋体3全体でこの瞬間的水蒸気を一時的に受けて、キャップ4にかかるエネルギー量を緩和することができる。
同様に、水蒸気の量が比較的多い場合は、キャップ4と蓋体上部嵌合部11において、キャップ係合部12cより蓋体上部壁部11b1を数ミリ単位で大きく設定することにより、キャップ4が上方に移動し、蓋体開口部26を通過した水蒸気が、キャップ底面23に当たりキャップ4を全体的に押上げ、蓋体上部環状突部11cでキャップ係合部12cが構造的に停止するまで数ミリ単位で上方に相対移動し、キャップフランジ16と蓋体頂部21が密着状態から開放状態になり、水蒸気が容器外部に放出される。
また、このときのキャップ蒸気排出溝27はキャップ4の外側面に等間隔で複数配置することが好ましい。
次に、本発明の容器内の蒸気の流れ及び茹湯の動きについて説明する。容器内の蒸気の流れ及び茹湯の動きは、第1及び第2のパスタの電子レンジ調理用システム容器いずれの場合も同様である。
パスタの電子レンジ調理用システム容器10が加熱されると、密封された容器10の中の蒸気圧は上昇し、通常の鍋等による調理時より飛び跳ね率と量が高くなる。これに対しては、蓋体3の高さhを、容器本体1の高さと同等程度にすることが望ましい。このようにすることで、飛び跳ねた茹湯、具材及びパスタソースがキャップ底面23に当たったときの温度が、茹湯、具材及びパスタソースの温度より、摂氏4度〜5度近く低い状態になり、冷却されて下に落下するので、茹湯等が容器10外に一滴たりとも飛出すことがなくなる。
加熱終了後、容器10の内圧が低下するのに連動して、キャップ4も、蓋体3に自動的に落下して再び容器10全体が密封する。
また、容器10の取扱い中、容器本体1と蓋体3、蓋体3とキャップ4は、不用意に嵌合が外れたりすることなく、安定的に嵌着するので、茹湯が沸騰点まで上昇した際に、パスタからの溶解澱粉を含んだ茹湯が発泡により膨張しても、容器外部に吹きこぼれることがなくなり、電子レンジ内部を汚すことを防ぐことができる。
以下、図9及び図10に示す実施例によって本発明を具体的に説明する。但し、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
図9は、本発明のパスタの電子レンジ調理用システム容器の実施例を示した分解斜視図であり、図10は実施例の調理手順を示した図である。なお、図9及び図10に示した材料は2人前である。
まず、硬水、パスタ、具材及びパスタ用ソースを用意した。蓋体3に設けられた蓋体開口部26は、蓋体開口部26にパスタの束を挿入することにより、パスタの計量にも用いることができ、1回の計量で1人前の量に相当する約100gを計量できる。
容器本体1に硬水800ml(材料に対して4倍程度)を入れ、パスタ収納容器2内に200gのパスタを収納し、ソース用トレイ5内に白身魚、海老、貝類等の魚介類、野菜類からなる具材と、生のパスタソースを収納する。容器本体1内にパスタ収納容器2を収納し、パスタ収納容器2の開口部41にソース用トレイ3を装着した後、本体嵌合部9と、蓋体下部嵌合部13を嵌合することにより、パスタの電子レンジ調理用システム容器10のセットが完了する。
容器10を電子レンジに入れ、約10分間加熱する。加熱中、容器内部でパスタからの溶解澱粉を含んだ湯が発泡して膨張するが、容器内部の蒸気圧が制御されることにより、容器の外に茹湯が吹きこぼれることはない。また、パスタ容器2底部の凹凸構造により、湯が不規則な対流を起こし、パスタ収納容器2内部でパスタが激しく動くのが観測される。
電子レンジから容器10を取り出し、ソース用トレイ5を取り外す。トレイ5内部に収納された具材及びパスタソースは、パスタを茹でる際に発生する大量の蒸気によって、良好な状態に蒸し上がる。
取っ手37を持ってパスタ収納容器2を容器本体1から引き上げ、排出孔31から湯を排出することにより湯切りを行なう。湯切り後のパスタは、麺同士が付着することなく、歯ごたえのある理想的な食感が得られる。
容器本体1内の茹湯を捨て、容器本体内部を空にし、そこに湯切りしたパスタと具材を入れて絡ませた後、パスタを皿に盛り付けて、スパゲティペスカトーレを完成させる。調理時間は、従来の調理時間の半分以下に短縮される。
なお、本発明のパスタの電子レンジ調理用システム容器は、パスタを茹でることを念頭において提案された電子レンジ調理用システム容器であるが、パスタに限定されることなく、パスタ以外の麺類、例えば、うどん、そば、中華麺等の乾麺類又は生麺類にも適用することができ、本発明の実施形態はこれら全てを含むものである。
以上説明したように、本発明のパスタの電子レンジ調理用システム容器によれば、パスタ調理における湯量、沸騰湯状態、茹で時間、素早い湯切り等、理想的な食感を得るための条件全てを満たすものであるから、従来のようなパスタ調理の手間とコツが不要となり、風味及び食感の優れたパスタを、電子レンジのみで、誰でも失敗なく安全に調理することができるとい優れた効果を奏する。
本発明の第1の実施形態のパスタの電子レンジ調理用システム容器の分解斜視図。 本発明の第1の実施形態のパスタの電子レンジ調理用システム容器の5要素を分離して示した断面図。 パスタ収納容器2の底部28における凹凸形状の一例を示した断面拡大図。 (a)は本発明の第1の実施形態のパスタの電子レンジ調理用システム容器の嵌合状態の断面図、(b)及び(c)は要部拡大断面図。 (a)は本発明の第1のパスタの電子レンジ調理用システム容器におけるキャップの上昇状態の拡大断面図、(b)はキャップの下降状態の拡大断面図、(c)は蓋体の上昇状態の拡大断面図、(d)は蓋体の下降状態の拡大断面図。 (a)は本発明の第1の実施形態のパスタの電子レンジ調理用システム容器におけるキャップの上昇状態を蓋体蒸気排出溝の位置で示す拡大断面図、(b)はキャップの下降状態を蓋体蒸気排出溝の位置で示す拡大断面図。 本発明の第2の実施形態のパスタの電子レンジ調理用システム容器を示す分解斜視図。 本発明の第2の実施形態のパスタの電子レンジ調理用システム容器における5要素を分離して示した断面図。 本発明のパスタの電子レンジ調理用システム容器を用いた実施例の分解斜視図。 本発明のパスタの電子レンジ調理用システム容器を用いた実施例の調理手順を示す図。
符号の説明
1:容器本体
2:パスタ収納容器
3:蓋体
4:キャップ
5:ソース用トレイ
9:本体嵌合部
10、101:パスタの電子レンジ調理用システム容器
11:蓋体上部嵌合部
12:キャップ嵌合部
13:蓋体下部嵌合部
18:蓋体蒸気排出溝
23:キャップ底面
25:蓋体凹部
26:蓋体開口部
27:キャップ蒸気排出溝
29a、29b:突起部
31:排水孔
33:パスタ容器開口部

Claims (4)

  1. 上部に本体嵌合部を具えた容器本体と、
    底部に複数の突起部と排水孔を具えたパスタ収納容器と、
    下部に蓋体下部嵌合部、上部に蓋体開口部、蓋体上部嵌合部及び蓋体蒸気排出溝からなる蓋体凹部を具えた蓋体と、
    側面にキャップ嵌合部を具えたキャップとからなり、
    前記パスタ収納容器が前記容器本体内部に収納され、
    前記本体嵌合部と前記蓋体下部嵌合部、前記蓋体上部嵌合部と前記キャップ嵌合部がそれぞれ嵌合一体化され、
    前記蓋体開口部及び前記蓋体蒸気排出溝により、及び/又は前記本体嵌合部と前記蓋体下部嵌合部の間から容器内の空気及び蒸気の排出が行われることを特徴とする、
    パスタの電子レンジ調理用システム容器。
  2. 上部に本体嵌合部を具えた容器本体と、
    底部に複数の突起部と排水孔を具えたパスタ収納容器と、
    下部に蓋体下部嵌合部、上部に蓋体開口部及び蓋体上部嵌合部からなる蓋体凹部を具えた蓋体と、
    側面にキャップ嵌合部及びキャップ蒸気排出溝を具えたキャップとからなり、 前記パスタ収納容器が前記容器本体内部に収納され、
    前記本体嵌合部と前記蓋体下部嵌合部、前記蓋体上部嵌合部と前記キャップ嵌合部がそれぞれ嵌合一体化され、
    前記蓋体開口部及び前記キャップ蒸気排出溝により、及び/又は前記本体嵌合部と前記蓋体下部嵌合部の間から容器内の空気及び蒸気の排出が行われることを特徴とする、
    パスタの電子レンジ調理用システム容器。
  3. 前記突起部が高さが異なる2種類の突起部からなる、請求項1又は2のパスタの電子レンジ調理用システム容器。
  4. 前記パスタ収納容器にパスタソース及び/又は具材を収納又は調理するためのトレイが装着された、請求項1から3のいずれかのパスタの電子レンジ調理用システム容器。
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