JP2006304670A - 容器入炊飯米及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 炊飯米が、容器本体底部で水を吸い込むことを抑制する。
【解決手段】 容器本体に炊飯米が収容され、該容器本体が蓋材により密封された容器入炊飯米において、前記容器本体1の底部5内面に、水分を保持するための保水用の保持空間8を備えたことを特徴とする。したがって、前記容器本体1の底部5の保持空間8に炊飯米から蒸発して凝結した水が溜り、炊飯米が直接凝固水に触れるのを抑制することができる。このため、該水が炊飯米に吸い込まれるのを抑制することができ、米の食感や風味等を損ねることを抑制することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】 容器本体に炊飯米が収容され、該容器本体が蓋材により密封された容器入炊飯米において、前記容器本体1の底部5内面に、水分を保持するための保水用の保持空間8を備えたことを特徴とする。したがって、前記容器本体1の底部5の保持空間8に炊飯米から蒸発して凝結した水が溜り、炊飯米が直接凝固水に触れるのを抑制することができる。このため、該水が炊飯米に吸い込まれるのを抑制することができ、米の食感や風味等を損ねることを抑制することができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、マイクロ波、熱水、水蒸気により加熱して賞味するのに適した容器入炊飯米に関する。
従来のこの種の容器入炊飯米としては、容器本体に米及び水を入れて加熱し、米を炊きあげた後蓋材で密封されている。容器入炊飯米は、例えば容器ごとマイクロ波等により加熱した後、容器本体から炊飯米を取り出す等して、賞味することができる。
しかし、このような従来の構造の容器入炊飯米では、炊飯調理後に蓋材で密封し出荷するため、炊飯米から蒸発した水分が冷えて凝結し、容器本体の底部に溜り込むという問題があった。従って、容器本体の底部で炊飯米がその水分を吸収することにより、炊飯米の食感や風味等を大きく損ねてしまうものとなっていた。
http://www.katokichi.co.jp/syouhinn/jyouonn_s/4114418.htm
炊飯米が容器本体底部で凝結した水を含んでしまい、食感や風味等を損ねるという点である。
本発明は、炊飯米が容器本体底部で水を吸い込むのを抑制するため、容器本体に炊飯米が収容され、該容器本体が蓋材により密封された容器入炊飯米において、
前記容器本体の底部内面に、水分を保持するための保持空間を備えたことを最も主要な特徴とする。
前記容器本体の底部内面に、水分を保持するための保持空間を備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明の容器入炊飯米は、容器本体に炊飯米が収容され、該容器本体が蓋材により密封された容器入炊飯米において、前記容器本体の底部内面に、水分を保持するための保持空間を備えたため、前記容器本体の底部の保持空間に炊飯米から蒸発して凝結した水が溜り、炊飯米に吸い込まれるのを抑制することができる。
容器本体底部の保持空間に、炊飯米から蒸発して凝結した水が溜り、炊飯米に水が吸い込まれるのを抑制することにより、炊飯米の食感や、風味を損ねることがないという目的を、容器本体底部内面に水分を保持するための保持空間を設けることで実現した。
図1〜図3は、本発明の実施例1に係り、図1は本発明の容器本体及び蓋材を示す分解斜視図、図2は図1のSA−SA線における断面図である。図3は図2の保水用の保持空間の拡大図である。
本実施例に係る容器入炊飯米は、図1〜図3のように容器本体1に炊飯米を収容し、該容器本体1が蓋材3によって密封されるものである。前記容器本体1は、例えば耐熱性を有した合成樹脂からなり、上方に開口9を有している。前記容器本体1の開口9には、その開口縁に沿ってフランジ11が設けられている。前記蓋材3は、その外周縁が前記容器本体1のフランジ11に合わせて溶着されている。
前記容器本体1の底部5内面には、水分を保持するための保水用の保持空間8が設けられている。
すなわち、前記容器本体1の底部5内面には、複数の凸部12が形成され、複数の凸部12間によって前記保持空間8は形成される。
前記凸部12は、底部5内面全体に等間隔で複数独立して配置されている。ただし、前記凸部12は、規則的に配置せずに、単に点在させるようにしてもよい。本実施例において、凸部12は、図3のように、平面視の形状がほぼ円形形状となっており、断面がほぼ半円弧形状に形成されている。複数の凸部12を独立して設けることにより、保持空間8が設けられている。保持空間8の開口部は米粒よりも小さい寸法となっている。ただし、前記保持空間8の開口部は、米粒よりも大きい寸法とすることも可能である。凸部12によって、容器本体1の底部5外面に凹部14が設けられている。
本実施例に係る容器入炊飯米は、以下の製造方法により製造される。この製造方法は、容器加工工程と炊飯工程と密封工程とを備えている。
前記容器加工工程では、前記凸部12を備えた容器本体1が形成される。
前記炊飯工程では、容器本体1内に米及び水が入れられ、そのまま加熱炊飯調理される。
前記密封工程では、前記炊飯後容器本体1の開口9に蓋材3が密着される。すなわち、蓋材3の外周縁が容器本体のフランジ11に熱接着等によって固定され、容器本体1が密封される。
なお、上記各工程は、ベルトコンベアー等によって構成された自動ラインで行われるが、各工程を手動で行うこともできる。
こうして製造された容器入炊飯米は、トラック等の移送手段で出荷されるが、出荷の際に容器入炊飯米が冷えるため、炊きあがった米から容器本体1内で蒸発した水分が凝結し、容器本体1の底部5側へ至る。
底部5側へ至った水分は、それぞれ独立した保持空間8内に溜まることになる。このため、底部5において、炊飯米が直接凝結水に触れるのを抑制することができ、炊飯米に水分が吸収されるのを抑制することができる。この結果、米の食感や風味等を損ねることを抑制することができる。
また、凸部12が存在するため、炊飯米が底部5内面に付着することを抑制し、炊飯米を容器本体1内から容易に取り出すことができる。
前記凸部12は、炊飯密閉後の容器本体1を集荷台上に乗せたとき、炊飯米と接する底部5が集荷台に直接触れるのを防止し、炊飯米が急激に冷やされるの抑制することができる。従って、かかる点において、水蒸気の凝結やその促進を抑制することができる。
さらに、本実施例の容器入炊飯米は、前記凹部14によって底部5外面と集荷台との接触する面積が減少しており、熱伝導の影響を少なくすることができる。この結果、炊飯米の急激な温度変化を防止することができる。
さらに、本実施例の容器入炊飯米は、前記凹部14によって底部5外面と集荷台との接触する面積が減少しており、熱伝導の影響を少なくすることができる。この結果、炊飯米の急激な温度変化を防止することができる。
図4〜図6は、実施例2に係り、図4は本発明の容器本体及び蓋材を示す分解斜視図、図5は,図4のSB−SB線における断面図である。図6は、図5の保水用の保持空間の拡大図である。なお、上記実施例と対応する構成部分には、同符号又は同符号にAを付して説明する。本実施例の容器入炊飯米は、基本構成において前記実施例1とほぼ同様であり、実施例1の保持空間8に代えて保持空間7が設けられたものである。
前記保持空間7は、複数の凹部13によって形成されている。
前記凹部13は、底部5A内面全体に全体に等間隔で複数独立して配置されている。ただし凹部13は、規則的に配置せずに、単に点在させるようにしてもよい。本実施例において、凹部13は、図6のように、平面視の形状がほぼ円形形状となっておる、断面がほぼ半円弧状に形成されている。前記凹部13の径及び凹部13間の間隔は、米粒よりも大きい寸法となっている。ただし、前記凹部13間の間隔は、米粒よりも大きい寸法とすることも可能である。凹部13によって、容器本体1Aの底部5A外面に凸部15が設けられている。
実施例と同様、底部5A側へ至った水分はそれぞれ独立した凹部13内にとどまることになる。このため、底部5Aにおいて、炊飯米が直接凝固水に触れるのを抑制することができ、炊飯米に水分が吸収されるのを抑制することができる。この結果、米の食感や風味等を損ねることを抑制することができる。
前記凹部13は、炊飯密閉後の容器本体1Aを集荷台上に乗せたとき、底部5Aが集荷台に直接触れるのを防止し、炊飯米が急激に冷やされるの抑制することができる。従って、かかる点において、水蒸気の凝結やその促進を抑制することができる。
図7は、本発明の実施例3に係る容器入炊飯米に適用される凹部の断面図である。なお、上記実施例2と対応する構成部分には同符号又は同符号にBを付して説明する。 図7の凹部17は、開口19B側が大径の多段、例えば2段に形成されている。この凹部17は、水分が表面張力で保持される大きさとなっている。
従って、前記凹部17は、上記実施例2と同様の作用効果を奏することができるのに加え、前記凹部17に溜まった水分の表面張力により一度収容した水分が前記凹部17から排出されることを防止することができる。このとき、開口19B側が大径に形成されているため、開口19Bは凹部17内への水分の引き込みを助長することもできる。
図8は、本発明の実施例4に係る容器入炊飯米に適用される凹部の断面図である。なお、上記実施例2及び3に対応する構成部分には同符号又は同符号にCを付して説明する。
図8のように、前記凹部17Cは、開口19Cが広く、テーパー状の広口に形成されている。従って、本実施例では、上記実施例2及び3と同様な作用効果を奏することができるのに加え、開口19Cから水分をより入り易くすることができる。
図9は、本発明の実施例5に係る容器入炊飯米に適用される凹部の断面図である。なお、実施例1と対応する構成部分には同符号又は同符号にDを付して説明する。
図9のように、前記凹部21は、先端がテーパー状の先細りに形成されている。従って、前記凹部21の凸部15Dは、その先端が面接触ではなく、線接触するようになっている。このため、凹部21の凸部15Dは、接触する部分が少なく、熱伝導の影響を少なくすることができる。この結果、炊飯米の急激な温度変化をより確実に防止することができる。なお、上記実施例の前記凹部13、凹部17、凹部21は、それぞれ個別に採用し、あるいは任意に組み合わせて採用することができる。
1,1A容器本体
3 蓋材
7,8 保持空間
13,14,17,21 凹部
12,15,15B,15B,15D 凸部
3 蓋材
7,8 保持空間
13,14,17,21 凹部
12,15,15B,15B,15D 凸部
Claims (5)
- 容器本体に炊飯米が収容され、該容器本体が蓋材により密封された容器入炊飯米において、
前記容器本体の底部内面に、水分を保持するための保持空間を備えた
ことを特徴とする容器入炊飯米。 - 請求項1記載の容器入炊飯米であって、
前記の保持空間は、底部全面に所定間隔で複数独立して設けた凹部又は凸部によって形成された
ことを特徴とする容器入炊飯米。 - 請求項1記載の容器入炊飯米であって、
前記凹部は、開口側が大径の多段に形成された
ことを特徴とする容器入炊飯米。 - 請求項2又は3記載の容器入炊飯米であって、
前記容器本体の底部外面に、前記凹部によって、突出する凸部を設けた
ことを特徴とする容器入炊飯米。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の容器入炊飯米であって、
前記凹部を備えた容器本体を形成する容器加工工程と、
前記容器本体に米及び水を入れて加熱炊飯調理する炊飯工程と、
炊飯後に前記容器本体を蓋材で密封する密封工程とを備えた
ことを特徴とする容器入炊飯米の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005130296A JP2006304670A (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | 容器入炊飯米及びその製造方法 |
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Publications (1)
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JP2006304670A true JP2006304670A (ja) | 2006-11-09 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005130296A Pending JP2006304670A (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | 容器入炊飯米及びその製造方法 |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011240954A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Tablemark Co Ltd | 食品包装用トレー形容器及び包装食品 |
JP2015092856A (ja) * | 2013-11-12 | 2015-05-18 | 株式会社タカノ | 包装米飯及びその製造方法 |
JP2017105540A (ja) * | 2015-12-01 | 2017-06-15 | 旭化成ホームプロダクツ株式会社 | 食品保存用容器 |
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2005
- 2005-04-27 JP JP2005130296A patent/JP2006304670A/ja active Pending
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KR20190019988A (ko) | 2015-12-01 | 2019-02-27 | 아사히 가세이 홈 프로덕츠 가부시키가이샤 | 식품 보존용 용기 |
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JP7254220B2 (ja) | 2015-12-01 | 2023-04-07 | 旭化成ホームプロダクツ株式会社 | 食品保存用容器 |
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