JP6631236B2 - 包装容器 - Google Patents

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本発明は、主に電子レンジ等によって加熱される加熱調理用の包装容器、およびそれに用いる容器本体に関する。
従来、内容物を収容する容器本体と、容器本体に形成されるフランジ部と、フランジ部に周状のシ−ル部で接合されている蓋材とを備える包装体が知られており、この包装体の内容物は、電子レンジなどによって加熱される。
ここで、蓋材によって密封された状態の容器に収容された内容物を、電子レンジを利用して加熱すると、加熱に伴って内容物に含まれる水分が蒸発して容器の収容部の圧力が高まっていく。容器の収容部の圧力が高まると、蓋や容器が破裂して内容物が飛散し電子レンジ内を汚してしまうおそれがある。よって、包装容器の収容部の圧力が所定値以上になると、収容部と外部とを連通させて収容部内の蒸気を外部に逃がす蒸気抜き機能を設けることが提案されている。
例えば、下記の特許文献1、2には、周状のシール部の一部に、容器の内側に突出した突出シール部を形成して、この突出シール部から蒸気を逃がしやすくする構成が開示されている。
特開昭62−235080号公報 特開平09−221177号公報
包装容器内の内圧が上昇すると、蓋材が平面状から円弧上へと膨張し、これによって対向する一対のフランジ部は引っ張られて上方へと反りやすくなる。このフランジ部の反りの程度は、電子レンジの加熱条件や、フランジの厚さや材質に依存する。
後に蒸気を逃がす際に、フランジ部の上方への反りが発生していると、必然的に、シール部の蓋材とフランジ部とが密着しやすくなる。このために、シール部の一部に上記の蒸気抜き機構を設けたとしても、蓋材とフランジ部とが密着して蒸気が抜け難くなってしまうという問題が発生する。この点、上記の特許文献1、2においては、何ら対策が施されていない。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る、包装容器を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭意検討を行った結果、フランジ部の突出シール部に対応する位置に凸部または凹部の少なくともいずれかを形成することで、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
(1)開口部が形成された容器本体と、該開口部を覆い前記容器本体に接合された蓋材と、で構成され、蒸気抜け機構を備える包装容器であって、前記容器本体は、底壁と、該底壁から立設された側壁と、該側壁の上部に連設されたフランジ部とを備え、前記蓋材と前記フランジ部との間に周状のシール部が形成されており、前記フランジ部には、前記主要シール部の内側であって、前記蒸気抜け機構に対応する位置に、凸部または凹部の少なくともいずれかが形成されている包装容器。
(2)前記凸部または凹部が、前記蒸気抜け機構の両側に形成されている請求項1に記載の包装容器。
(3)底壁と、該底壁から立設された側壁と、該側壁の上部に連設されたフランジ部とを備え、前記フランジ部には、前記フランジ部の外縁に達しないように、前記凸部または凹部の少なくともいずれかが形成されている容器本体。
本発明の包装容器は、電子レンジ加熱の際に、容器本体のフランジ部に反りが発生することを抑制することができるため、蒸気抜け機構から蒸気を通過させやすくすることができる。
本発明の第1実施形態の包装容器の平面図である。 本発明の第1実施形態の包装容器の斜視図である。 図1における、(a)X−X断面図、(b)Y−Y断面図である。 本発明の第2実施形態の包装容器の斜視図である。 本発明の第3実施形態の包装容器の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
<包装容器>
以下、図1〜図3を用いて第1実施形態の包装容器1について説明する。図1は第1実施形態の包装容器の平面図であり、図2は、第1実施形態の包装容器の斜視図であり、図3は図1における、(a)X−X断面図、(b)Y−Y断面図である。なお、煩雑になることを避けるため、図1では蓋材30の下側に位置する構成についても実線で示している。
包装容器1は、容器本体10と、容器本体10の開口部11を覆う蓋材30とを備え、容器本体10と蓋材30との間には、周状のシール部20が形成されている。シール部20を介して容器本体10と蓋材30とを接合することにより、食品等の内容物(図示せず)が密封される。なお、本発明において、「周状」とは、一周に亘って形成されるシール部を指し、円周形状のものに限らず、多角形状であってもよいし、円周形状と多角形状を組み合わせたものであってもよい。
包装容器1に収容される内容物は特には限られないが、内容物の例としては例えば、レトルト食品、冷凍食品や冷蔵食品などを挙げることができる。また食品としては、カレー、お粥、焼きそば、惣菜、魚などを挙げることができる。これらの内容物においては、加熱に伴って水分が蒸発して包装容器1の収容部の圧力が高まるので、包装容器1内の蒸気を外部に逃がす蒸気抜き機能が加熱調理用の包装容器1に求められる。
[蓋材]
容器本体10に接合される蓋材30を構成する材料は、蓋材30の下面が少なくとも容器本体10のフランジ部12の上面に接合され得るよう、選択される。例えば、蓋材30は、基材層と、蓋材30の下面を構成するシーラント層と、を含んでいる。蓋材30の厚さは、特に限定されないが、例えば20μm以上100μm以下の範囲内とすることができる。
基材層を構成する材料としては、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ナイロンなどのポリアミド系樹脂や、ポリプロピレン等を用いることができる。またシーラント層を構成する材料としては、ポリプロピレンや、ポリプロピレンおよびポリエチレンの混合樹脂等を用いることができる。なお、基材層およびシーラント層がいずれもポリプロピレンを含む場合、基材層においては二軸延伸ポリプロピレンが用いられ、シーラント層においては無延伸ポリプロピレンが用いられる。
[容器本体]
容器本体10は、例えば、射出成形法やシート成形法により成形することができる。容器本体10を構成する材料としては特に限定されず、ポリプロピレンやポリスチレンやポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックを用いることができる。射出成形によって容器本体10を製造する場合、成形性を確保するため、容器本体10の高さH1(図3参照)を、容器本体10のフランジ部12の短手方向の長さL2(図1参照)以下にすることが好ましい。
本発明においては、包装容器1に収容される内容物として、冷蔵(チルド)や冷凍食品も想定される。この場合、例えば従来のホモポリプロピレンを用いた容器本体であると、低温における耐衝撃性が低下する。このため、ゴム成分やエチレン成分を含むブロックポリプロピレンなどを用いることで、低温における耐衝撃性が向上する。しかしながら、ゴム成分やエチレン成分の添加は、フランジ部を含む容器本体の剛性を低下させるので、上記のフランジ部の反りという課題が生じやすくなる。つまり、本発明の包装容器は、容器本体としてゴム成分やエチレン成分を含むブロックポリプロピレンを用いる場合に好適に用いられる。あるいは、ホモポリエチレンを用いた容器本体であっても、厚さが薄い場合に好適に用いられる。
次に、図1〜図3を参照して、容器本体10の構成について説明する。容器本体10は、底壁14と、底壁14の外縁に沿って一周に亘って広がるよう底壁14から立設された側壁13と、側壁13の上縁に連設され、平坦なフランジ部12と、を有している。
蓋材30は、容器本体10のフランジ部12の上面に、シール部20を介して接合されている。図1および図2においては、フランジ部12が側壁13の上縁に連設され、外側に向かって水平方向に延びる例が示されている。なお、本明細書において、「平面」、「上方」、「下方」、「上縁」、「水平」、「水平方向」などの用語は、容器本体10の底壁14が下方に位置するように容器本体10が載置されている状態を基準として、容器本体10、蓋材30やそれらの構成要素の位置や方向を表すものである。
底壁14には、図3に示す凸部14aのように、一または複数の凸部や凹部が形成されていてもよい。このことにより、電子レンジを利用して内容物を加熱調理する際、包装容器の内部の圧力が高まったときに包装容器1が変形してしまうことを抑制することができる。
本実施形態では、側壁13において、後述する切欠部125に対応する第1部分131は、第1部分131の両側に位置する第2部分132と連続する同一平面または同一曲面を構成している。本実施形態においては、図1に示すように、直線laと直線lbに挟まれた部分が側壁13の第1部分131であり、第1部分131の両側に側壁13の第2部分132が位置し、側壁13の第1部分131と第2部分132は連続した一つの平面を形成している。言い換えると、側壁13の第1部分131と第2部分132に対応するフランジ部12の内縁12Xは直線をなしている(図1参照)。なお、側壁13の第1部分131と側壁13の第2部分132が同一曲面を構成する場合、第1部分131と第2部分132が連続した一つの曲面を形成する。
[フランジ部]
フランジ部12の輪郭は外縁12Yで形成されており、一対の長辺12aと、一対の短辺12bとを備え矩形状の輪郭を有している。図1に示すように、本実施形態では、長辺12aと短辺12bとの間に隅部12cが設けられているものも矩形状に含むものである。すなわち、本実施形態においては、フランジ部12の輪郭は、長辺12a、隅部12c、短辺12b、隅部12c、長辺12a、隅部12c、短辺12b、隅部12cを経て、周状に連続して形成されている。
図1において、符号L1は、フランジ部12の長手方向の長さ(一方の短辺12bと他方の短辺12bとの間隔)を表しており、符号L2は、フランジ部の短手方向の長さ(一方の長辺12aと他方の長辺12aとの間隔)を表しており、長さL1は長さL2よりも大きくなっている。図1および図2において、隅部12cは、長辺12aと短辺12bとの間に位置し、外に凸の円弧形状に形成されている。隅部12cは、例えば、矩形状の輪郭を有するフランジ部の角部に面取り加工を施すことによって得られる。
長さL1を長さL2より大きくすることにより、電子レンジを利用して内容物を加熱する際の蓋材30の膨らみ方にばらつきが存在する場合であっても、長辺12a上の後述する突出シール部22を、シール部20のその他の部分よりも先に蓋材30またはフランジ部12から剥離させることができる。
本発明においては、フランジ部12の輪郭形状は特に限定されず、全体として円形、楕円形、多角形状、またはこれらの組み合わせとすることができる。また、隅部12cも曲部に限定されず、角部で構成されていてもよい。また、フランジ部12の厚さは、例えば0.3mm以上2.0mm以下の範囲内に設定される。
フランジ部12は、側壁13の上縁から水平に延出する鍔状部であるが、本実施形態においては、図3(a)のX−X断面視および図3(b)のY−Y断面視に示すように、第1平面127で構成されている。第1平面127は、側壁13の上縁、すなわちフランジ部の内縁12Xから水平に延出する鍔状部であり、シール部20を構成する平面である。
また、電子レンジで加熱料理した際にフランジ部12が変形するという課題は、フランジ部12の幅W1が8mm以上の場合に顕著に発現する課題である。このことから、本発明の包装容器は、容器本体10のフランジ部12の幅W1が8mm以上である包装容器に好適である。
[切欠部]
本実施形態においては、フランジ部12の一方の長辺12aの長辺方向の中央部には、容器本体10の内側に突出して形成された切欠部125が形成されている。この切欠部125は、蓋材30が存在する領域において、水平方向に延びる平面部が存在しない部分であり、図1や図3(a)には、第1平面127が存在しない部分として示されている。切欠部125は、一方の長辺12aの外縁を切り欠くとともに、頂点P1に向かって先細り形状となるように形成されており、図1には切欠部125を三角形状にする例が示されている。本発明において切欠部125は必須ではないが、蓋材30の下方に切欠部125が形成されることにより、突出シール部22を含むフランジ部12が反った場合であっても、蒸気を通過させやすくすることができる。そのため、突出シール部22に対応する位置において、突出シール部22の外側に切欠部が形成されていることが好ましい。本発明においては、蓋材30が存在する領域において、切欠部が設けられていなくてもよい。
[凹部]
フランジ部12には、第1平面127に対して凹む凹部16が形成されている。具体的には、凹部16は、外縁が第1平面127に連設され、内面および外面が第1平面127の下面より下方に突出している。この第1実施形態においては、図1および図2に示すように、突出シール部22を挟んで両側に3個ずつ、計6個の凹部16が形成されている。このように凹部16は複数形成してもよく、一つのみ形成されていてもよいが、好ましくは突出シール部22を挟んで両側に形成される。
図3(b)に示すように、それぞれの凹部16は、主要シール部21の内側から、主要シール部21に達しないように、且つ、容器本体10の側壁13に達するように形成されている。これにより、フランジ部12の反りを抑制することができる。
凹部の内面形状は特に限定されず、本実施形態のように、下方に凹む曲面を備えていてもよい。具体的には、長辺12aの方向に沿った断面視が円弧状であって、短辺12bの方向に沿った断面視が矩形状になるような曲面で構成されていてもよい。また、これに限らず、垂直な両側壁平面と水平な底壁面とで構成され、長辺12aの方向に沿った断面視および短辺12bの方向に沿った断面視が共に矩形状になるように構成されていてもよい。
凹部16の第1平面127からの最大深さH2は、好ましくは1mm以上5mm以下である。
凹部16は、フランジ部12の幅W1に対して、凹部16の短辺12bが延びる方向と平行な方向における幅W2が半分以上となるように形成されることが好ましい。このことにより、フランジ部12の剛性を高め、フランジ部12が変形することをより抑制することができる。
また、フランジ部12の蒸気抜け機構の中心からフランジ部12が延びる方向に沿ってそれぞれ50mm離れた領域内において、凹部16が占有する面積が10%以上となるように形成されていることが好ましく、20%以上となるように形成されていることがより好ましい。図1において、突出シール部22の頂部P2が蒸気抜け機構の中心に該当し、フランジ部12の蒸気抜け機構の中心からフランジ部12が延びる方向に沿ってそれぞれ50mm離れた領域は、頂部P2を中心としてフランジ部12の内縁12Xが延びる方向に沿ってそれぞれ50mm離れた地点同士を結ぶ線とフランジ部12の幅W1を掛け合わせた面積に該当する。このことにより、フランジ部12の剛性を高め、フランジ部12が変形することをより抑制することができる。
[シール部]
図1に示すように、蓋材30と容器本体10のフランジ部12との間には、蓋材30とフランジ部12とを接合させる周状のシール部20が、一周にわたって連続的に形成されている。周状のシール部20は、熱、超音波、高周波などのシール手段によって容器本体10または蓋材30の少なくともいずれかを少なくとも部分的に溶融させることによって形成されたものであってもよい。またシール部20は、接着剤などの、容器本体10および蓋材30とは別個の構成要素によって形成されたものであってもよい。シール部20を蓋材30とフランジ部12との間に形成することにより、容器本体10の開口部11を隙間無く密封することができる。
図1に示すように、周状のシール部20は、フランジ部12の外縁である長辺12a、短辺12b、隅部12cに沿って延びている主要シール部21と、フランジ部12の長辺12a上の略中央部に配置され、主要シール部21から内側に向かって突出した突出シール部22とで構成されている。本実施形態においては、突出シール部22が蒸気抜け機構となっているが、蒸気抜け機構は突出シール部に限らず、例えば、周状のシール部20の一部のシール強度を他の部分より小さくすることにより、周状のシール部20の一部から蒸気を逃がす機構としてもよい。
主要シール部21は、上記の凹部16に対して外側に、すなわち、フランジ部12の外縁側に形成される。
突出シール部22は、切欠部125の内側に位置する第1平面127上に形成され、切欠部125に沿って、容器本体10の内側に突出して頂部P2を有する略V字状に設けられている。
なお、本発明においては、周状のシール部20を構成するフランジ部は平面に限らず、フランジ部に凸部を形成して、該凸部を介して周状のシール部20を形成してもよい。
<包装容器の作用>
内容物入りの包装容器1を、電子レンジを利用して内容物を加熱すると、内容物の温度が高くなり、これに伴って、内容物に含まれる水分が蒸発して包装容器1の内部の圧力が高まる。加熱に伴って包装容器1の内部の圧力がさらに高くなると、蓋材30に膨らみが生じ、周状のシール部20に応力がかかる。
この結果、フランジ部に凹部が形成されていない従来の包装容器では、フランジ部が上方に反ってしまい、蓋材30とフランジ部12とが密着して蒸気が抜け難くなり、たとえP2が優先的に剥離したとしても、蒸気を逃がし難くなることがあった。
一方、本実施形態の包装容器においては、フランジ部12に凹部16が形成されているので、突出シール部22を含むフランジ部12が反ることを抑制できる。したがって、蓋材30とフランジ部12とが密着し難くなり、蒸気を逃がしやすくなる。
<包装容器の他の実施形態>
本発明の包装容器の第2実施形態について、図4の包装容器1Aを用いて説明する。以下の他の実施形態の説明においては、第1実施形態と同様の図番については、第1実施形態における説明を援用して読み替えることとし、その説明を省略する。第3実施形態も同様である。なお、煩雑になることを避けるため、図4では蓋材30の下側に位置する構成についても実線で示している。
第2実施形態の包装容器1Aは、フランジ部12に形成されている凹部16aが、「あつい 注意!」という文字を構成している点が第1実施形態と異なっている。凹部16aで文字情報を構成することにより、フランジ部12の反りを抑制する効果に加え、さらに、使用者に注意喚起等の情報を付与することができる。このように、凹部によって、文字や数字や図形や記号などが構成されていてもよい。
本発明の包装容器の第3実施形態について、図5の包装容器1Bを用いて説明する。なお、煩雑になることを避けるため、図5では蓋材30の下側に位置する構成についても実線で示している。第3実施形態の包装容器1Bは、凹部16の代わりに第1平面127から突出する凸部16bが構成されている点が第1実施形態と異なっている。具体的には、凸部16bは、外縁が第1平面127に連設され、内面および外面が第1平面127の上面より上方に突出している。本実施形態においては、突出シール部22を挟んで両側に3個ずつ、計6個の凸部16bが半球状に形成されている。凸部16bの最大高さは3mm以下とすることが好ましい。凸部16bも、凹部16と同様に、フランジ部12の剛性を高め、フランジ部12が変形することを抑制することができる。
上述の実施形態では、フランジ部に凹部または凸部が形成されている例について説明したが、フランジ部には凹部および凸部が形成されていてもよい。また、凸部によって、文字や数字や図形や記号などが構成されていてもよい。
1 包装容器
10 容器本体
11 開口部
12 フランジ部
12a 長辺
12b 短辺
12c 隅部
12X 内縁
12Y 外縁
125 切欠部
127 第1平面
13 側壁
131 側壁の第1部分
132 側壁の第2部分
14 底壁
14a 底壁の凸部
16、16a 凹部
16b 凸部
161 容器本体の側壁の内縁
20 シール部
21 主要シール部
22 突出シール部
30 蓋材
L1 フランジ部の長手方向の長さ
L2 フランジ部の短手方向の長さ
H1 容器本体の高さ
H2 凹部最大深さ

Claims (2)

  1. 開口部が形成された容器本体と、該開口部を覆い前記容器本体に接合された蓋材と、で構成され、蒸気抜け機構を備える包装容器であって、
    前記容器本体は、底壁と、該底壁から立設された側壁と、該側壁の上部に連設されたフランジ部とを備え、
    前記蓋材と前記フランジ部との間に周状のシール部が形成されており、
    前記フランジ部には、前記シール部の内側であって、前記蒸気抜け機構に対応する位置を挟んで前記フランジ部の延びる方向に沿った両側に、複数の凹部が形成されている包装容器。
  2. 前記フランジ部の前記蒸気抜け機構の中心から、前記フランジ部の延びる方向に沿った両側のそれぞれ50mm以内の領域内において、前記フランジ部における前記凹部が占有する面積が10%以上である、請求項1に記載の包装容器。
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