JP5138541B2 - 包装用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、食品等の内容物を収容して加熱するのに適した包装用容器に関する。
従来から、コンビニエンスストア等において、弁当等の食品を内容物として収容する包装用容器(以下、単に容器と記す)は、食品等を収容可能に構成された容器本体と、該容器本体の開口部に着脱自在に取り付けられた蓋体と、該蓋体を容器本体の開口部に取り付けた状態(即ち、内容物を収容した状態)で容器本体と蓋体とを固定する帯状体とを備えるものである。
かかる容器は、店頭に陳列された際に、誤って蓋体が容器本体から外れてしまったり、不正に開封されてしまったりすることを防ぐため、帯状体によって容器本体と蓋体とが強固に固定されている。詳しくは、帯状体は、蓋体が取り付けられた容器本体に蓋体を横断するように巻き付けられることで、容器本体と蓋体とを強固に固定するように構成されている。
さらに、例えば、帯状体としては、熱収縮可能なフィルム(シュリンクフィルム)等から形成されたものが用いられ、帯状体が巻き付けられた状態で熱を加えることにより、容器本体と蓋体とをより強固に固定するように構成されている。
この種の容器は、内容物を加熱する際に、内容物を収容した状態で電子レンジ等の加熱機器に入れられ、容器ごと加熱される場合がある。この場合、加熱に伴って容器内の空気が膨張し、容器内の圧力(内圧)が高くなるのに加え、特に、内容物に水分が多く含まれている場合(内容物にゲル化したスープなどの液材等が含まれている場合)には、加熱によって水蒸気が発生し、内圧は、さらに高い状態となってしまう。このような状態では、加熱中或いは加熱後に、内圧によって蓋体が容器本体から意図せずに外れてしまったり、内圧によって容器自体が変形してしまったりすることがある。
このため、加熱に伴う容器の内圧の上昇を抑制すべく、蓋体の一部に容器内からの蒸気を排出する蒸気孔が備えられた容器が提案されている(特許文献1参照)。該容器は、蓋体を横断する帯状体の下方領域に蒸気孔が形成されたものであり、帯状体は、容器本体と蓋体とを強固に固定するため、容器本体及び蓋体に密着するように巻き付けられている。かかる容器は、非加熱時には蒸気孔が帯状体によって被覆された状態となっていることから、ゴミ等の異物が蒸気孔を通じて容器内へ侵入するのを抑制することが可能となっている。
実開昭62−171471号公報
しかしながら、かかる容器は、蒸気孔が帯状体によって被覆されているため、加熱によって発生した水蒸気が蒸気孔から抜け出す際には、帯状体が邪魔になって上手く水蒸気が抜け出すことができず、容器内の圧力を効果的に低下させることが困難となるケースが生じることがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、容器内への異物の侵入を効果的に抑制することができると共に、内容物を加熱した際に発生する水蒸気を容器の外側へ効果的に放散し、容器の内圧の上昇を抑制することができる容器を提供することを課題とする。
本発明にかかる包装用容器は、上記課題を解決すべく構成されたもので、容器本体と、該容器本体に着脱自在に取り付けられた蓋体と、該蓋体が取り付けられた容器本体に蓋体を横断するように巻き付けられた帯状体とを備える包装用容器において、前記蓋体は、帯状体が横断する領域内に形成された凹部と、該凹部に切り込まれて形成された切込部と、前記凹部に連通し、凹部から蓋体の外周方向に向かって曲線状に延在する外方延在部を有する溝部とを備え、該外方延在部の一部が帯状体の横断する領域よりも外側に形成されていることを特徴とする。
かかる構成の包装用容器によれば、帯状体が横断する領域内に形成された凹部と、該凹部に切り込まれて形成された切込部と、前記凹部に連通し、凹部から蓋体の外周方向に向かって曲線状に延在する外方延在部を有する溝部とが蓋体に備えられていることで、内容物が加熱されることによって発生した水蒸気を溝部を通して外部に放散することができる。
具体的には、帯状体が横断する領域、即ち、帯状体の下方領域に形成された凹部に切込部が形成されていることで、帯状体と切込部との間に間隔が形成されるため、帯状体に邪魔されることなく切込部からスムーズに水蒸気を包装用容器の外側、即ち、凹部へ放出させることができる。また、切込部が帯状体に覆われた状態となっているため、切込部から異物を容器内へ侵入させ難くすることができる。
また、溝部の外方延在部の一部が帯状体の横断する領域よりも外側に形成されていることで、溝部を通して水蒸気を帯状体の下方領域の空間から外側に放散させることができる。具体的には、帯状体の下方領域に形成された凹部にいったん水蒸気が放散され、溝部を介して帯状体の下方領域からその外側に水蒸気を放散することができる。
また、溝部の外方延在部が曲線状に延在していることで、外方延在部を通じて凹部へ、延いては、包装用容器内へ異物を侵入させ難くすることができる。
また、本発明にかかる包装用容器は、前記溝部が凹部から離れるに従って断面積が小さくなるように形成されることが好ましい。
かかる構成の包装用容器によれば、前記溝部が凹部から離れるに従って断面積が小さくなるように形成されることで、外部からの異物の侵入をより抑制することができる。具体的には、溝部の断面積が凹部から離れるに従って小さくなることで、帯状体の下方領域よりも外側に形成された部分の断面積が小さくなり、溝部の内側に異物が侵入するのを抑制することができる。また、凹部の近傍では、溝部の断面積を十分大きく形成することができるため、切込部から放出された水蒸気を溝部へ送りやすくすることができる。
以上のように、本発明によれば、容器内への異物の侵入を効果的に抑制することができると共に、内容物を加熱した際に発生する水蒸気を容器の外側へ効果的に放散し、容器の内圧の上昇を抑制することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態に係る包装用容器1(以下、単に「容器1」と記す)について、図1〜図4を参酌しつつ説明する。本実施形態に係る容器1は、図1(a)に示すように、食品等の内容物が収容される容器本体11と、該容器本体11に着脱自在に取り付けられた蓋体12と、該蓋体12が取り付けられた容器本体11(蓋体付容器本体10)に蓋体12を横断するように巻き付けられた帯状体13とを備えるものである。
また、容器1は、蓋体付容器本体10に帯状体13が巻き付けられた状態(封止状態)で、略円錐台状をなすように形成されたものである。より詳しくは、容器本体11がその底面よりも蓋体12が取り付けられる開口面の方が広く形成されているため、封止状態で容器1は、逆円錐台状となるように構成されている。また、容器1は、図1(b)に示すように、平面視において円形状となるように構成され、蓋体12の略中央を帯状体13が横断するように構成されている。
なお、以下の説明において、「外方」、「内方」なる用語が用いられることがあるが、「外方」とは、容器1の中心から見て水平方向に広がる方向をいい、「内方」とは、水平方向において外側から容器1の中心側に向かう方向をいう。但し、これら「外方」、「内方」なる用語は、水平方向と一致する場合のみならず、それに対してある程度の角度範囲で傾斜する方向も含むものである。
また、容器本体11と蓋体12との接触部分には、嵌合構造が採用されている。具体的には、蓋体12は、容器本体11の開口部に内側から嵌合した状態となっている。より詳しくは、図2に示すように、容器本体11は、大きく分けると、下方に窪んで食品等を収容する本体収容部111と、該本体収容部111の外周に沿って設けられる本体外周部112とから構成されている。一方、蓋体12は、大きく分けると、上方に膨らんで容器本体11の本体収容部111の開口部分を閉塞する蓋本体部121と、該蓋本体部121の外周に沿って設けられた蓋外周部122とから構成されている。さらに、蓋本体部121は、容器本体11の底面と略平行に形成された天面部121aと、該天面部121aの外周から外方に向かって下方に傾斜する傾斜部121bと、該傾斜部121bの下端部と蓋外周部122の下端部とを連結する連結部121cとから構成されている。
本体外周部112には、内方に膨らんだ係合用凸部112aが周方向に沿って連続するように形成されている。一方、蓋外周部122には、外方に膨らんだ係合用凸部122aが周方向に沿って連続するように形成されている。そして、本体外周部112の係合用凸部112aの下方に蓋外周部122の係合用凸部122aが位置することで、容器本体11と蓋体12とが係合するように構成されている。このように、本実施形態の容器は、容器本体11の内側で容器本体11と蓋体12とが嵌合するいわゆる内嵌合タイプとなっている。かかる嵌合構造をとることで、容器本体11の外方から指等を入れにくく、容器本体11と蓋体12との間から異物等を侵入させる等の不正開封を抑制することが可能となる。
蓋体12の外周部、即ち、蓋外周部122には、外方に向かって張り出すように形成された蓋外周縁122bを備えている。該蓋外周縁122bは、図示しないが、熱成形による細かな凹凸加工やエンボス加工を施すことにより、側面視にて波形(正弦波、三角波、台形波等)の外縁線、即ち、直線ではない外縁線を備えるようになっている。これらにより、蓋外周縁122bのエッジの鋭利さが解消されるため、蓋体12を開閉する際に指先を保護することができる。また、帯状体13を使用して容器本体11と蓋体12とを固定する際に、帯状体13と蓋外周縁122bとが接触し、帯状体13が裂断されるのを防止することができる。さらに、蓋外周縁122bの強度が増し、蓋体12が破損するのを防止する効果もある。尚、指で摘んで容易に蓋体12を引き上げることができるように、蓋外周縁122bの一部に開蓋用のつまみ片が設けられてもよい。また、該つまみ片にも蓋外周縁122bと同様にエッジの鋭利さを解消する施策が施されていてもよい。更に、上記した蓋外周縁122bのエッジの鋭利さを解消するための種々の施策は、容器本体11の外周縁に施されていてもよい。
前記蓋体12は、蓋本体部121の外周の縦方向に沿って複数の縦リブ(図示せず)が形成されてもよい。該複数の縦リブは、傾斜部121bに形成されるのが好ましく、蓋本体部121の周方向に沿って、複数箇所に形成されるのがよい。かかる縦リブが形成された場合には、蓋本体部121の強度、より詳しくは、高さ方向からの力に対する強度が増すこととなり、蓋体12全体として丈夫なものとすることができる。
前記容器本体11及び蓋体12は、プラスチックシート(合成樹脂製シート)が熱成形されて構成されたものである。プラスチックとしては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、あるいはポリスチレン(PS)等を単独、或いは、2種類以上が混合されたものが用いられる。また、これらの樹脂にタルクや炭酸カルシウムなどの無機物が添加されてもよく、2種類以上の樹脂が混合されて用いられる際には、相溶化剤が添加されてもよい。また、容器本体11は、着色が施された非発泡シート、もしくは、発泡シートであってもよく、蓋体12を介して内容物を視認することができる点で、蓋体12は透明であるのが好ましい。
帯状体13は、蓋体12を横断するように蓋体付容器本体10の外周に巻き回されている。また、帯状体13は、その下方領域に、後述の凹部123aが納まるような幅で形成されている。なお、凹部123aについては、後に詳しく説明する。
帯状体13を形成する材質としては、例えば、熱収縮性を有する材質等を用いることができる。また、帯状体13は、蓋体付容器本体10に巻き付けられた状態で、蓋体12の天面部121aに密接するように構成されることが好ましい。
本実施形態の容器1は、内容物(食品等)が加熱された際に発生する水蒸気を容器1内から外側へ放散させるように構成されている。具体的には、蓋体12は、図3及び図4に示すように、帯状体13の横断する領域T(帯状体13の下方領域T)に形成された凹部123aと、該凹部123aに切り込まれて形成された切込部123bと、凹部123aに連通するように形成された溝部123cとを備えている。
前記凹部123aは、天面部121aよりも下方に形成された凹部底部123a’と該凹部底部123a’の外周から天面部121aに向かって起立するように形成された凹部壁部123a’’とから構成されている。凹部底部123a’と天面部121aとの間には、所定の間隔が形成されている。具体的には、凹部底部123a’と天面部121aとの間隔は、容器1内の水蒸気が切込部123bから放出された際に、帯状体13が水蒸気の放出の邪魔にならないように構成されている。
また、凹部底部123a’は、平面視円形状に形成されており、凹部123aは、全体として逆円錐台状に形成されている。また、凹部123aは、天面部121aの略中央に位置するように且つ帯状体13の下方領域Tに配され、その全体が帯状体13の下方領域Tに納まるように形成されている。
前記切込部123bは、凹部底部123a’に切り込まれて形成されている。具体的には、切込部123bは、凹部底部123a’に舌片状の開閉片123b’を形成するように形成されている。前記開閉片123b’は、加熱時に於いて、容器1内で上昇した圧力によって押し上げられて開状態となり、容器1の内外が連通し、水蒸気を外部へ放出しうるように構成されている。
前記溝部123cは、天面部121aに形成され、少なくとも一端(図3、4に於いては両端)が凹部123aに連通するように構成されている。より詳しくは、溝部123cは、一対の溝壁部123c’を有し、一対の溝壁部123c’の下端部同士が連結されて形成されて、横断面がV字状となるように形成されている。
前記溝部123cは、凹部123aから蓋体12の外周方向に向かって延在する外方延在部123c’’を有するように形成されている。具体的には、溝部123cは、少なくとも一端が凹部123aに連通するように且つ外方延在部123c’’が外周方向に向かって延在するように構成されている。また、溝部123cは、外方延在部123c’’の一部が帯状体13の下方領域Tよりも外側に位置するように形成されている。
前記溝部123cは、外方延在部123c’’が曲線状をなすように形成されている。具体的には、溝部123cは、外方延在部123c’’が平面視において円弧状をなすように形成されている。また、溝部123cは、複数形成されており。また、複数の溝部123cは、それぞれ交差するように且つ交差する部分で互いに連通するように構成されている。
前記溝部123cは、凹部123aに開放する部分の断面積よりも、凹部123aから最も離れた位置の断面積の方が小さくなるように形成されている。具体的には、溝部123cは、凹部123aから離れるに従って断面積が小さくなるように形成される。より詳しくは、V字状に形成された溝部123cは、凹部123aから離れるに従って、その深さが浅くなると共に、その幅が小さくなるように形成されている。このため、溝部123cは、凹部123aに開放する部分の断面積よりも、帯状体13の下方領域Tよりも外側に形成された部分の断面積の方が小さくなるように形成されている。
前記蓋体12には、凹部123a以外に第2の凹部124が備えられている。該第2凹部124は、食品等の内容物と共に食す調味料や薬味等が包装された包装体(収容物)を収容可能に構成されている。また、第2の凹部124は、帯状体13の下方に形成されている。具体的には、第2の凹部124は、帯状体13の下方領域Tの幅よりも広い幅で形成され、その一部が帯状体13の下方領域Tよりも外側に形成されている。このように形成されることで、帯状体13から外側に形成された部分から第2の凹部124に収容された収容物を封止状態を維持したまま取り出すことができる。これにより、内容物と共に収容物を加熱したくない場合には、収容物を第2の凹部124から取り出して内容物を加熱することができる。
以上のように、本実施形態にかかる容器1によれば、容器1内への異物の侵入を効果的に抑制することができると共に、内容物を加熱した際に発生する水蒸気を容器1の外側へ効果的に放散し、容器1の内圧の上昇を抑制することが可能となる。
即ち、前記容器1は、帯状体13が横断する領域に形成された凹部123aと、該凹部123aに切り込まれて形成された切込部123bと、前記凹部123aに連通し、凹部123aから蓋体12の外周方向に向かって曲線状に延在する外方延在部123c’’を有する溝部123cとが蓋体12に備えられることで、内容物が加熱されることによって発生した水蒸気を溝部123cを通して外部に放散することができる。
具体的には、帯状体13が横断する領域T、即ち、帯状体13の下方領域Tに形成された凹部123aに切込部123bが形成されていることで、帯状体13と切込部123bとの間に間隔が形成されるため、帯状体13に邪魔されることなく切込部123bからスムーズに水蒸気を容器1の外側、即ち、凹部123aへ放出させることができる。また、切込部123bが帯状体13に覆われた状態となっているため、切込部123bから異物を容器内へ侵入させ難くすることができる。
また、溝部123cの外方延在部123c’’の一部が帯状体13の横断する領域よりも外側に形成されていることで、溝部123cに流れ込んだ水蒸気を帯状体13の下方領域からその外側に放散させることができる。具体的には、帯状体13の下方領域内に形成された凹部123aにいったん水蒸気が放散され、溝部123cを介して帯状体13の下方領域Tよりも外側に水蒸気を放散することができる。
また、溝部123cの外方延在部123c’’が曲線状に延在していることで、外方延在部123c’’を通じて凹部123aへ、延いては、容器1内へ異物が侵入するのを抑制することができる。溝部が直線状に形成された場合よりも危険物等の異物を侵入させ難くすることができる。
前記容器1は、溝部123cが凹部123aから離れるに従って断面積が小さくなるように形成されることで、外部からの異物の侵入を抑制することができる。具体的には、溝部123cの断面積が凹部123aから離れるに従って小さくなることで、帯状体13の下方領域よりも外側に形成された部分の断面積が小さくなり、溝部123cの内側に異物が侵入するのを抑制することができる。また、凹部123aの近傍では、溝部123cの断面積を十分大きく形成することができるため、切込部123bから放出された水蒸気を溝部123cへ送りやすくすることができる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、図5(a)に示すように、溝部の一端のみが凹部123aに連通するように構成されていてもよい。
また、溝部123cの外方延在部123c’’の形状も円弧状に限定されるものではなく、図5(b)に示すように、外方延在部123c’’が、平面視において、波線状に形成されてもよい。この場合、外方延在部123c’’が屈曲する部分が複数設けられるため、より確実に異物の侵入を抑制することができる。
また、本発明に於いては、図6に示すように、溝部123eの他端部が天面部121aの外周部近傍に位置するように構成されてもよい。このように構成されることで、帯状体13の幅が変更されても確実に溝部123cの外方延在部123c’’の一部が帯状体13の下方領域Tから外側に位置することとなり、帯状体13の幅に影響されることなく溝部123cを通じて水蒸気を容器の外部へ放散することができる。
また、上記実施形態においては、溝部123cの断面がV字状に形成されているが、これに限定されるものではなく、断面がU字状、或いは、多角形状(具体的には、四角形状)に形成されてもよい。
また、上記実施形態においては、切込部123bは、開閉片123b’を形成するように切り込まれて構成されているが、これに限定されるものではなく、凹部底部123a’に直線状に切り込まれて、容器の内外を連通するように構成されてもよい。
また、上記実施形態においては、容器本体11と蓋体12とが内嵌合するように構成されているが、これに限定されるものではなく、蓋体12が容器本体11の本体外周部112を覆うように形成され、本体外周部112の外側から蓋体12が係合するように構成された、いわゆる外嵌合タイプのものであってもよい。
また、上記実施形態においては、容器1が逆円錐台状に形成されているが、これに限定されるものではなく、直方体等の多面体に形成されたものであってもよい。
(a)は、本発明の一実施形態に係る包装用容器の斜視図、(b)は、包装用容器を蓋体側から見た平面視図を示す。 図1(b)のA−A線断面図を示す。 本実施形態に係る蓋体の平面視図を示す。 本実施形態に係る凹部、切込部及び溝部の構成を示した斜視図を示す。 (a),(b)は、本発明の他実施形態に係る凹部、切込部及び溝部の平面視図を示す。 本発明の他実施形態に係る凹部、切込部及び溝部の平面視図を示す。
符号の説明
1…包装用容器、10…蓋体付容器本体、11…容器本体、12…蓋体、13…帯状体、111…本体収容部、112…本体外周部、112a…係合用凸部、121…蓋本体部、121a…天面部、121b…傾斜部、121c…連結部、122…蓋外周部、122a…係合用凸部、122b…蓋外周縁、123a…凹部、123a’…凹部底部、123a’’…凹部壁部、123b…切込部、123b’…開閉片、123c…溝部、123c’’…外方延在部、124…第2の凹部、

Claims (2)

  1. 容器本体と、該容器本体に着脱自在に取り付けられた蓋体と、該蓋体が取り付けられた容器本体に蓋体を横断するように巻き付けられた帯状体とを備える包装用容器において、前記蓋体は、帯状体が横断する領域内に形成された凹部と、該凹部に切り込まれて形成された切込部と、前記凹部に連通し、凹部から蓋体の外周方向に向かって曲線状に延在する外方延在部を有する溝部とを備え、該外方延在部の一部が帯状体の横断する領域よりも外側に形成されていることを特徴とする包装用容器。
  2. 前記溝部は、凹部から離れるに従って断面積が小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。
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