JP3203611U - 包装用容器 - Google Patents

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真柴 幸雄
幸雄 真柴
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ダイシン化工株式会社
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Abstract

【課題】容器内への異物の侵入を効果的に抑制することができると共に、蒸気を逃がすための弁が不測の圧力で容器本体側に開くことを防ぐことが可能な包装用容器を提供する。【解決手段】容器本体11と、容器本体11に着脱自在に取り付けられた蓋体20と、蓋体20が取り付けられた容器本体11の全体あるいは一部を包装するフィルム包装材30とを備える包装用容器10において、蓋体20の天板部に凹部を備え、該凹部内に、ドーム状に湾曲すると共に外周の一部を除いて切り込みを設けた弁を備えて構成した。また、天板部の上面と弁の頂上面の高低差を2.0mm以内に形成した。【選択図】図1

Description

本考案は弁当や各種の調理済み食品等を収容する場合などに用いる食品包装用容器に関し、より詳しくは電子レンジで加熱した際に発生する蒸気を、外部に放出するための機構を備える包装用容器に関する。
スーパーやコンビニエンスストアなどの小売店の店頭には、弁当や各種の調理済み食品が包装用容器に包装されて数多く陳列されている。
かかる包装用容器は食品等を収容可能に構成された容器本体と、該容器本体の開口部に着脱自在に取り付けられた蓋体と、当該蓋体を、内容物を収容した容器本体の開口部に取り付けた状態で、容器本体と蓋体とを固定するフィルム包装材とを備えるものである。
上記のように食品等を収容したうえでフィルム包装された包装用容器は、フィルム包装されたそのままで電子レンジを用いて加熱されることが多い。
上記のような用途に用いられる包装用容器にあっては、容器本体内に収容した食品の液汁等が外部に漏れないように密閉性を確保すると共に、電子レンジで加熱した際に発生する水蒸気で容器が過度に膨張したり、破裂しないように水蒸気を容器外に放出させることが要求される。そこで蓋体に切り込みを設けたり、あるいは孔部を設けて水蒸気を外部に放出することが行われている。
特許文献1には、電子レンジで加熱したとき容器内部で発生する水蒸気の圧力によって部分的にコーナー部の嵌合を解除して水蒸気を外部に放出させる包装用容器が開示されている。
特許文献2には、容器本体のフランジあるいは蓋体のフランジのいずれか少なくとも一方に排気孔を形成した包装用容器が開示されている。
特開2001−97436号公報 特開2007−276835号公報
図8は水蒸気を外部に放出するための弁を備えた、従来より汎用の包装用容器1を示すものである。容器本体2に着脱自在に取り付けられた蓋体3の天板部3aには、切込みを設けることで弁4が設けられている。包装用容器1には、容器本体2内に食品を収容し蓋体3を被せたうえで、包装用容器1全体あるいは弁4の上を含む部分的に、熱収縮可能なフィルム(シュリンクフィルム)等から形成された、図示されないフィルム包装材を装着してある。
かかるフィルム包装材は、店頭に陳列された際に誤って蓋体が容器本体から外れてしまったり、不正に開封されてしまったりすることを防ぐため、あるいは弁から虫が侵入したり異物が入り込むことを防ぐためのものである。
ところが、図8に示される容器のように弁4が平板形状であり天板部3aと同一平面上に存すると、搬送時や陳列時等にフィルム包装材に不測の圧力が加わり、弁4が容器本体2側に開いてしまうことがある。かかる状態に至ると電子レンジで加熱した際に適正に水蒸気が放出されず、結果として容器本体2内に必要以上に内圧がかかり、蓋体が外れる恐れがある。
本考案はかかる不都合を可及的に抑制可能な包装用容器、つまりは容器内への異物の侵入を効果的に抑制することができると共に、蒸気を逃がすための弁が不測の圧力で容器本体側に開くことを防ぐことが可能な包装用容器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本考案の構成は次の通りである。
(1) 請求項1に記載の考案は、容器本体と、該容器本体に着脱自在に取り付けられた蓋体と、該蓋体が取り付けられた容器本体の全体あるいは一部を包装するフィルム包装材とを備える包装用容器において、蓋体の天板部に凹部を備え、該凹部内に、ドーム状に湾曲すると共に外周の一部を除いて切り込みを設けた弁を備えて構成した。
(2) 請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の包装用容器にいおいて、弁の頂上面が、天板部の上面と同一平面から上方に2.0mmの間に存するよう形成した。
上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。
図1における10は本考案にかかる包装用容器を示すものであり、容器本体11、蓋体20及びフィルム包装材30より成るものである。
蓋体20には図2に示すように凹部21が設けてあり、凹部21内にはドーム状に湾曲し、周囲に切り込み22aを設けた弁22が備えられている。ドーム状に湾曲した形状を備えることから、弁22自体が補強リブの役目を果たすことになり、つまりは外部から軽い力が加わった程度では弁22が容器本体11側に開いてしまうことを抑制可能となる。
すなわち、弁22によれば、虫などの異物の混入や、電子レンジで加熱した際に適量以上の水蒸気が外部に放出されてしまうことを可及的に防ぐことが可能となるのである。
請求項2に記載の考案においては、図4に示すように弁22の頂上面と天板部23の上面との高低差Hを天板部の上面から上方に2.0mmの間に存するよう形成した。弁22の頂上面が天板部23の上面よりわずかに高い位置に存するように構成することで、フィルム包装材で30で弁22を軽微な力で押さえることになり、弁22が開いて異物が混入する恐れを可及的に防ぐことが可能となるのである。
上記の通り弁22は湾曲形状を呈することからそれ自体補強リブの役目を果たし、それゆえ一定圧がかかるまで開かず、つまりは蒸気の不必要な逃げを抑制できる。かかる作用により容器本体11内に十分な内圧がかかり出汁の味が固形物にしみ込むという効果も有するものである。
更には加圧された状態で温めるので蒸気により加熱しやすいという効果も有する。
本考案の斜視図 フィルム包装材を省略した状態の斜視図 図1におけるA−A線断面図 弁近傍の拡大断面図 蓋体の正面図 図5におけるB−B線断面図 他の実施形態を示す斜視図 フィルム包装材を省略した状態の従来例斜視図
以下、好ましい考案の一実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本考案の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
本実施形態に係る包装用容器10は、図1に示すように、食品等の内容物が収容される容器本体11と、該容器本体11に着脱自在に取り付けられた蓋体20と、該蓋体20が取り付けられた容器本体11に蓋体12を横断するように帯状に巻き付けられたフィルム包装材30とを備えるものである。フィルム包装材30は帯状に限定されるわけではなく、包装用容器10全体を覆うものであっても良く、あるいは凹部21のみをシールするものでも良い。
フィルム包装材30としては、熱収縮可能なシュリンクフィルム等から形成されたものが用いられ、フィルム包装材30が巻き付けられた状態で加熱することにより、容器本体11と蓋体20とを強固に固定するように構成されている。
図3に示すように容器本体11は、底面12と当該底面12の外周から立ち上げられた側壁13とにより形成されるものである。側壁13の端部には蓋体20を支持するための嵌合受部14が形成される。嵌合受部14は、側壁13の端部を容器本体11の底面12と略平行かつ外方に延設した平面部14aと、平面部14aから斜上方に伸びる傾斜面14bと、傾斜面14bの端部から底面12と略平行かつ外方に延設した端縁部14cとから成り、平面部14a及び傾斜面14bとから形成される空間に蓋体20の端部が嵌りこむ構造となっている。むろんこれは一例であり、蓋体20を支持する形状であれば任意の嵌合形態を採用できる。
図5、図6に示すように蓋体20は主に、容器本体11の開口部分を閉塞する天板部23と、天板部23の外周縁に存する嵌合部24とにより成る。嵌合部24は天板部23から斜め下方に伸びる斜面部24aと、斜面部24aから天板部23と略平行かつ外方に延設した平面部24bと、平面部24bから斜め上方に延びる斜面部24cと、斜面部24cから天板部23と略平行かつ外方に延設した平面部24dとから成り、容器本体11の嵌合受部14に嵌りこむことで、蓋体20を容器本体11に固定するものである。むろんこれは一例であり、容器本体11に蓋体20を嵌めこむことが可能な形状であれば任意の形態を採用できる。
蓋体20の天板部23には、凹部21が設けられている。この凹部21内に、上方つまり容器本体11と逆方向に向かってドーム状に湾曲した弁22が設けられている。この弁22はドーム形状を呈する部分略外周に一部を切残した円形の切り込み22aを設けることで形成してある。むろん切り込み22aの形状はかかる限定を受けるものではなく、U字型やコ字型等でも良い。また、弁22の強度をよりますために弁22の表面に種々の補強リブを設けても良い。更には、図7に示すように弁22の頂上部にくぼみ22bを設けても構わない。図2に示された弁22は略半球形のドーム状であるが、むろんかかる限定を受けるわけではなく、例えば直方体状のドーム状でも構わない。
尚、請求項2に記載の考案においては、図4に示すように天板部23の上面と弁22の頂上面の高低差Hを2.0mm以下に構成してある。
前記容器本体11及び蓋体20は、合成樹脂製シートが熱成形されて構成されたものである。合成樹脂としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、あるいはポリスチレン(PS)等を単独、或いは、2種類以上が混合されたものが用いられる。
また、包装用容器10は平面視で方形に形成されているが、むろんこれは一例であり平面視で円形その他任意の形状でも構わない。
10・・包装用容器
11・・容器本体
20・・蓋体 21・・凹部 22・・弁
23・・天板部
30・・フィルム包装材

Claims (2)

  1. 容器本体と、該容器本体に着脱自在に取り付けられた蓋体と、該蓋体が取り付けられた容器本体の全体あるいは一部を包装するフィルム包装材とを備える包装用容器において、
    蓋体の天板部に凹部を備えたこと、
    該凹部内に、ドーム状に湾曲すると共に外周の一部を除いて切り込みを設けた弁を備えたこと、
    を特徴とする包装用容器。
  2. 弁の頂上面が、天板部の上面と同一平面から上方に2.0mmの間に存するよう形成した請求項1に記載の包装用容器。
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