JP3187058U - 包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内嵌合容器において、本体に蓋を嵌めるとき、容器内の内圧が上がるのを防止することにより、蓋を閉め易く、蓋を締め切ると、完全密封される包装用容器を提供する。
【解決手段】内容物を収納するための熱可塑性樹脂シートから成形された本体2と、本体の開口部内周面に内嵌合して開口部を閉塞する熱可塑性樹脂シートから成形された蓋1とからなり、蓋は、本体開口部内周面と面接触又は線接触する蓋嵌合面を有し、蓋嵌合面には本体開口部内周面と接触しない蓋非接触凹部を形成し、蓋非接触凹部は、蓋嵌合面の本体底面側に形成され、蓋天面側まで貫通していないことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、各種食品を収納する食品包装用容器に関する。
食品包装用容器の使用用途として、パスタ、スープ、丼など、汁漏れの虞のある食品において、蓋と本体とを内嵌合させて密閉した容器を使用することがあり、この種の容器を使用すると、本体に蓋を嵌めるときに容器内の空気が排出されず容器の内圧が高くなり、蓋が閉めづらく、閉めた蓋が外れることがある。
このような問題を解消するため、蓋の天面に、U字形状の切込み、或いは小穴を設けることにより、本体に蓋を嵌めるときに容器内の空気を排出させて内圧を下げる方法が考えられる。
前記内嵌合とは、特許文献1に記載されているように、本体の開口部内周面(嵌合面)に蓋外周面(嵌合面)が面接触する構造であって、前記本体開口部内周面は開口縁から外方下に向かって逆テーパ状に傾斜していて、前記蓋外周面は前記本体開口部内周面と面接触するように逆テーパ状に傾斜している。
前記本体開口部内周面と前記蓋外周面とは嵌合面全周に亘って線接触してもよい。
しかし、蓋天面にU字形状の切込み、或いは小穴があると容器内に異物が混入する虞がある。食品包装用容器において、虫や埃の侵入、故意による異物の混入は衛生上重大な問題となる。
特許文献1には、内嵌合容器の構造が記載されている。
特許文献2には、蓋天面に小穴を設けた構造が記載されている。
特開2003−252357号公報 特開平9−2536号公報
本考案は、本体に蓋を嵌めるとき、蓋が嵌り込む容積分の空気を容器内から排出させて容器の内圧が上がるのを防止することにより、蓋を閉め易く、蓋を締め切ると、完全密封される容器を提供することを目的とする。
本考案は、内容物を収納するための熱可塑性樹脂シートから成形された本体と、該本体の開口部内周面に内嵌合して開口部を閉塞する熱可塑性樹脂シートから成形された蓋とからなり、該蓋は、前記本体開口部内周面と面接触又は線接触する蓋嵌合面を有し、該蓋嵌合面には前記本体開口部内周面と接触しない蓋非接触凹部を形成し、該蓋非接触凹部は、前記蓋嵌合面の本体底面側に形成され、蓋天面側まで貫通していない、構造を提案する。
前記蓋非接触凹部は、蓋外周面の複数箇所に配置してもよく、一箇所に複数個設けてもよい。また、前記蓋非接触凹部の形状は空気が抜ければどのような形状でも良い。
非接触凹部は本体側の開口部内周面に設けてもよい。
本考案は、容器本体に蓋を嵌めるとき、蓋が嵌り込む体積分の空気が容器内から自然と抜けて容器内の圧力が高くなるのを防止できることにより、蓋を閉め易く、蓋を締め切ると完全密封する容器を提供する。
図1は、本考案の実施例1に係る、蓋と本体を嵌合させ密閉した状態の食品包装用容器全体の断面形状を示した説明図である。 図2は、図1の要部を示した説明図である。 図3は 本考案の実施例2に係る、蓋と本体を嵌合させ密閉した状態の食品包装用容器全体の断面形状を示した説明図である。 図4は、図3の要部を示した説明図である。 図5は 本考案の実施例3に係る、蓋非接触凹部の形状を示した要部説明図である。 図6は 本考案の実施例4に係る、蓋非接触凹部の形状を示した要部説明図である。
以下、本考案を実施するための好適な形態について説明する。なお、以下に説明する実施例1〜実施例4は、本考案の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本考案の範囲が狭く解釈されることはない。
図1は、本実施形態に係る基本的構造を有する包装用容器(実施例1)全体の断面図であり、蓋と本体を嵌合させ密閉した状態を示す。
実施例1に係る包装用容器は、内容物を収納するための本体2と、該本体2の開口部内周面2aに内嵌合して開口部を閉塞する蓋1とからなり、前記本体2及び前記蓋1は合成樹脂シートを加熱成形したものである。
蓋1及び本体2の基材となるシートは、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリメチルメタクリレート系樹脂等の各種熱可塑性樹脂が使用できる。
本体2のシートは前記各樹脂を発泡させたものであってもよい。
蓋1は、本体開口部内周面2aと面接触又は線接触する蓋嵌合面1aを有し、該蓋嵌合面1aには本体開口部内周面2aと接触しない蓋非接触凹部1bを形成し、該蓋非接触凹部1bは、蓋嵌合面1aの本体底面側に形成され、蓋天面側まで貫通していない。
本体開口部内周面2aは開口縁から外方下に向かって逆テーパ状に傾斜していて、蓋嵌合面1aは本体開口部内周面2aと面接触するように逆テーパ状に傾斜している。
本体開口部内周面2aと前記蓋嵌合面1aとは嵌合面全周に亘って線接触してもよい。
本体2に蓋1を嵌合する際、本体開口部内周面2aの逆テーパ部位と蓋嵌合面1aの逆テーパ部位はすり合わすように嵌め込まれる。この逆テーパ構造により蓋1には本体2から外れる方向とは逆向きの応力が働く為、容器の密閉性が良くなる。
この構造を有する内嵌合容器は、密閉性が良いため、本体に蓋を嵌合する際、容器内の空気は排出されず容器の内圧が上がり、蓋が閉めづらく、閉めた蓋が外れ易くなる。
実施例1に係る包装用容器は、本体2に蓋1を嵌合した際に、蓋が嵌り込む容積分の空気を容器内から排出させて容器の内圧が上がるのを防止するために、本体開口部内周面2aと干渉する蓋嵌合面1aに蓋非接触凹部1bを設けてある。蓋非接触凹部1bは、蓋嵌合面1aの本体底面側に形成され、蓋天面側まで貫通していない。
図2は実施例1の要部説明図であり、(A)に示すように、蓋非接触凹部1bを天面側まで貫通しないように設けることにより、蓋1を本体2に嵌めるときに、容器内の空気が蓋非接触凹部1bを通して排出されて容器の内圧上昇が防止され、(B)に示すように、蓋1を完全に閉めたときに、蓋嵌合面1aの天面側寄り部分が本体開口部内周面2aと接触することにより、容器の密閉状態を確保する効果が得られる。
蓋非接触凹部1bは、面積が大きい或いは蓋嵌合面1a上の数が多いほど、本体2に蓋1を嵌合するときの空気抜け効率がよい。但し、面積が大きい或いは蓋嵌合面1a上の数が多いほど蓋の嵌合性が弱くなり、蓋が外れ易く、液漏れの可能性が高くなる。蓋非接触凹部1bは、成形加工できる形状であればどうような形状であってもよいが、密封性を確保するために、天面側まで貫通してはならない。
図3は、本実施形態に係る他の構造を有する包装用容器(実施例2)の全体を示す。
実施例2に係る包装用容器は、実施例1の蓋側にあった非接触凹部を本体側に構成を換えたもので、内容物を収納するための本体22と、該本体22の開口部内周面22aに内嵌合して開口部を閉塞する蓋12とからなり、本体22及び蓋12は合成樹脂シートを加熱成形したものである。
蓋12及び本体22の基材となるシートは、実施例1と同様の各種熱可塑性樹脂が使用できるため説明は省略する。
蓋12は、本体開口部内周面22aと面接触又は線接触する蓋嵌合面12aを有し、該蓋嵌合面12aには本体開口部内周面22aと接触しない本体非接触凹部22bを形成し、該本体非接触凹部22bは、本体嵌合面22aの本体開口側に形成され、本体底面側まで貫通していない。
実施例2に係る包装用容器は、本体22に蓋12を嵌合した際に、蓋が嵌り込む容積分の空気を容器内から排出させて容器の内圧が上がるのを防止するために、蓋嵌合面12aと干渉する本体開口部内周面22aに本体非接触凹部22bを設けてある。本体非接触凹部22bは、本体嵌合面22aの本体開口側に形成され、本体底面側まで貫通していない。蓋嵌合面12aと本体非接触凹部22b以外の構造については実施例1と同様のため説明を省略する。
本体非接触凹部22bを底面側まで貫通しないように設けることにより、蓋12を本体22に嵌めるときに、容器内の空気が本体非接触凹部22bを通して排出されるため容器の内圧上昇が防止され、蓋12を完全に閉めたときに、図4の嵌合状態の要部を示す説明図に記載したように、本体開口部内周面22aの底面寄り部分が蓋嵌合面12aと接触することにより、容器の密閉状態を確保する効果が得られる。
実施例3は、実施例1の具体的一例として、開口寸内径がφ150mmのポリスチレン系発泡シートから成形された本体と、該本体に内嵌合するポリスチレン系透明樹脂シートから成形された蓋13とからなる包装用容器である。
図5は、蓋13の蓋嵌合面13aに形成した蓋非接触凹部13bを蓋嵌合面13aに対し垂直方向から見た形状の一例を示したものである。蓋非接触凹部13bは、幅2mm深さ1mmの溝を3本1組として、蓋嵌合面13aの外周に等間隔で8箇所配設した。蓋嵌合面13aを有する蓋13を本体に嵌めると、容器内の内圧を上昇させることなく、気密性の良い容器を得ることができた。
実施例4は、実施例1の他の具体的例として、開口寸内径がφ150mmのポリプロピレン系シートで成形された本体と、該本体に内嵌合するポリスチレン系透明樹脂シートから成形された蓋14とからなる包装用容器である。
図6は、蓋14の蓋嵌合面14aに形成した蓋非接触凹部14bを蓋嵌合面14aに対し垂直方向から見た形状の他の例を示したものである。蓋非接触凹部14bは、幅11mm深さ1mmの凹みを3つ山形状として、蓋嵌合面14aの外周に等間隔で8箇所配設した。蓋嵌合面14aを有する蓋14を本体に嵌めると、容器内の内圧を上昇させることなく、気密性の良い容器を得ることができた。蓋非接触凹部14bの幅を12mm以上広く取ると内嵌合の嵌り度合いが弱くなり、容器の機密性確保が不安定になる。
1,12,13,14 蓋
1a,12a,13a,14a 蓋嵌合面
1b,12b,13b,14b 蓋非接触凹部
2,22 本体
2a,22a 本体開口部内周面
22b 本体非接触凹部

Claims (6)

  1. 内容物を収納するための熱可塑性樹脂シートから成形された本体と、該本体の開口部内周面に内嵌合して開口部を閉塞する熱可塑性樹脂シートから成形された蓋とからなり、
    前記蓋は、前記本体開口部内周面と面接触又は線接触する蓋嵌合面を有し、該蓋嵌合面には前記本体開口部内周面と接触しない蓋非接触凹部を形成し、
    前記蓋非接触凹部は、前記蓋嵌合面の本体底面側に形成され、蓋天面側まで貫通していないことを特徴とする包装用容器。
  2. 前記蓋非接触凹部が前記蓋嵌合面に二ヶ所以上配設されたことを特徴とする請求項1記載の包装用容器。
  3. 前記蓋非接触凹部が、蓋嵌合面に対し垂直方向から見たとき、溝を3本1組とした形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の包装用容器。
  4. 前記蓋非接触凹部が、蓋嵌合面に対し垂直方向から見たとき、3つ山形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の包装用容器。
  5. 内容物を収納するための熱可塑性樹脂シートから成形された本体と、該本体の開口部内周面に内嵌合して開口部を閉塞する熱可塑性樹脂シートから成形された蓋とからなり、
    前記本体開口部内周面には前記蓋の嵌合面と面接触又は線接触する本体嵌合面を有し、該本体嵌合面には前記蓋嵌合面と接触しない本体非接触凹部を形成し、
    前記本体非接触凹部は、前記本体嵌合面の本体開口側に形成され本体底面まで貫通していないことを特徴とする包装用容器。
  6. 前記本体非接触凹部が前記本体嵌合面に二ヶ所以上配設されたことを特徴とする請求項5記載の包装用容器。
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