JP3218653U - 包装用容器の蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】常に弁としての作用を維持できると共に、虫などの異物の侵入を可及的に抑制可能な切込みを備えた包装用容器の蓋を提供する。
【解決手段】蓋10は、容器本体60に食品等を入れた状態で、被せて使用されるものであり、係る状態で電子レンジで加熱し、容器本体60内部で発生する蒸気を切込み15から外部へ放出する。蓋10は天面11に凹面部12が設けられており、この凹面部12の底部12aには上下方向に湾曲すると共に頂点が天面11より下部に位置する湾曲部14が設けられている。そして、この湾曲部14を通過する切込み15が設けてある。頂点が天面11より下部に位置する湾曲部14に切込み15が設けてあることから、容器を重ねて置く等して、蓋10に荷重がかかっても、湾曲部14には荷重がかからず、したがって、切込み15が開くこともない。すなわち、昆虫や異物の侵入が生じることを防ぐことが可能となる。
【選択図】図1

Description

本考案は弁当や各種の調理済み食品等を収容する場合などに用いる食品包装用容器の蓋
に関し、より詳しくは電子レンジで加熱した際に発生する蒸気を、外部に放出するための
機構を備えると共に虫などの異物の混入を防ぐことが可能な包装用容器の蓋に関する。
スーパーやコンビニエンスストアなどの小売店の店頭には、弁当や各種の調理済み食品
が包装用容器に包装されて数多く陳列されている。
かかる包装用容器は、食品等を収容可能に構成された容器本体と、該容器本体の開口部に着脱自在に取り付けられた蓋体と、当該蓋体を、内容物を収容した容器本体の開口部に取り付けた状態で、容器本体と蓋体とを固定するフィルム包装材とを備えるものである。
上記のように食品等を収容したうえでフィルム包装された包装用容器は、フィルム包装されたそのままで電子レンジを用いて加熱されることが多い。
上記のような用途に用いられる包装用容器にあっては、容器本体内に収容した食品の液汁等が外部に漏れないように密閉性を確保すると共に、電子レンジで加熱した際に発生する水蒸気で容器が過度に膨張したり、破裂しないように水蒸気を容器外に放出させることが要求される。そこで蓋体に弁を設けたり、あるいは孔部を設けて水蒸気を外部に放出することが行われている。
特許文献1には、電子レンジで加熱したとき容器内部で発生する水蒸気の圧力によって部分的にコーナー部の嵌合を解除して水蒸気を外部に放出させる包装用容器が開示されている。
特許文献2には、容器本体のフランジあるいは蓋体のフランジのいずれか少なくとも一方に排気孔を形成した包装用容器が開示されている。
特許文献3には、包装用容器の蓋に切り込みを設けることで弁を形成し、蒸気を逃がす
ことが可能な包装用容器が開示されている。
特許文献4には、レーザー光線を照射することで蓋に排気孔を設けた包装用容器が開示
されている。
特許文献5には、蓋体の天板部に凹面を設けると共に該凹面に切込みを設けた包装用容器の蓋が開示されている。
特開2001−97436号公報 特開2007−276835号公報 登録実用新案公報第3138601号 特開2017−81599号公報 登録実用新案公報第3213110号
上記の通り食品等を包装した容器は、蒸気を逃がす手段を設けることが望まれる。
かかる手段として蓋に弁を設けた場合、容器を重ねて置くなどして弁に荷重がかかると、当該弁が容器本体側に降下し、蓋に隙間が生じる。そして、当該隙間から昆虫が侵入したり、異物が混入する恐れが生じる。
そこで、上記特許文献5に記載の考案のように、蓋体の天面に凹面部を設けると共に該凹面部に切込みを設け、この切込みから蒸気を逃がすようにすれば、仮に容器を重ねても切込みに直接荷重がかからないことから、切込みが容器本体側に降下し、蓋に隙間が生じるといった事態を回避できる。
しかし、凹面部に切込みを設けたにすぎない場合、加熱時の蒸気の圧力では切込みが持ち上がらず、蒸気を外部に放出させることが困難な場合がある。
そこで本考案は常に弁としての作用を維持できると共に、虫などの異物の侵入を可及的に抑制可能な切込みを備えた包装用容器の蓋を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本考案の構成は、以下の通りである。
(1) 請求項1に記載の考案は、容器本体内部に食品を収容した状態で電子レンジで加熱することが予定された包装用容器本体に被せる蓋において、天面に容器本体側に窪んだ凹面部を設け、当該凹面部の底部に上下方向に湾曲すると共に頂点が天面より下部に位置する湾曲部を設け、該湾曲部を通過する切込みを設けて構成した。
(2) 請求項2に記載の考案は、請求項1記載の包装用容器の蓋において、湾曲部に代え、凹面部から上方に突出すると共に頂面が天面より下部に位置する台部を設け、該台部を通過する切込みを設けて構成した。
(3) 請求項3に記載の考案は、請求項1記載の包装用容器の蓋において、湾曲部に代え、凹面部から下方に降下する窪部を設け、該窪部を通過する切込み設けて構成した。
(4) 請求項4に記載の考案は、容器本体内部に食品を収容した状態で電子レンジで加熱することが予定された包装用容器本体に被せる蓋において、天面に容器本体側に窪んだ凹面部を設け、凹面部の壁面、次いで底部、次いで壁面に至る切込みを設けて構成した。
(5) 請求項5に記載の考案は、請求項4記載の包装用容器の蓋において、 天面から、凹面部の壁面、次いで底部、次いで壁面から天面に至る切込みを設けて構成した。
上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。
請求項1記載にかかる包装用容器の蓋10は、図1に示される容器本体60に図示されない食品等を入れた状態で、被せて使用されるものであり、係る状態で電子レンジで加熱し、容器本体60内部で発生する蒸気を切込み15から外部へ放出するものである。なお、図18における蓋10は、図1におけるC‐C線で切断した状態を示している。
蓋10は天面11に凹面部12が設けられており、この凹面部12の底部12aには上下方向に湾曲すると共に頂点が天面11より下部に位置する湾曲部14,14が設けられている。そして、この湾曲部14,14を通過する切込み15が設けてある。かように頂点が天面11より下部に位置する湾曲部14,14に切込み15が設けてあることから、容器を重ねて置く等して、蓋10に荷重がかかっても、湾曲部14,14には荷重がかからず、したがって、切込み15が開くこともないのである。すなわち、昆虫や異物の侵入が生じることを防ぐことが可能となる。
また、本考案では上下方向に湾曲した湾曲部14に切込み15を設けてあることから、切込み15は、同一形状の凹面部の底部に直線状の切込みを設けた場合に比べて、その長さを長尺とすることが可能となる。
かように切込み15を長尺に設けていることから、加熱時の蒸気の圧力で切込み15近傍部位が容易に持ち上がるという効果を有するものである。
つまり、図18に示される、比較対象として底部83の形状を平坦とした以外は、蓋10と同一形状に形成した蓋80における凹面部81の底部83に、直線状の切込み82が設けられている場合の、切込み82の長さLに比べ、図2に示されるように、D点からD点に至る線で示される切込み15の長さは、凹面部12と凹面部81の形状が同じであれば、湾曲している分長くなる。かように切込みの長さを長尺とすることで、図2において上向きの矢印で示される蒸気が凹面部12に当接し、上方に持ち上げようとする作用点の面積が、図18で示される蒸気が凹面部81の底部に当接し上方に持ち上げようとする作用点の面積に比べ、大きくなる。
つまり蒸気により容易に切込み15の周辺部位が持ち上がり、蒸気を外部に放出することが可能となるのである。
また、図2における切込み15の両端縁であるD,Dの近傍部位が丁番の働きをなすことで、容器に切込み15の近傍部位が持ち上がり、蒸気を外部に放出することを容易にするという効果も有するものである。
請求項2記載にかかる包装用容器の蓋20は、図5に示される容器本体60に図示されない食品等を入れた状態で、被せて使用されるものであり、係る状態で電子レンジで加熱し、容器本体60内部で発生する蒸気を切込み25から外部へ放出するものである。なお、図18における蓋20は、図5におけるF‐F線で切断した状態を示している。
蓋20は天面21に凹面部22が設けられており、この凹面部22の底部22aには上方に突出すると共に頂面24が天面21より下部に位置する台部23が設けられている。
そして、蓋20においては、台部23を通過する切込み25が設けてある。かように頂面24が天面21より下部に位置する台部23に切込み25が設けてあることから、容器を重ねて置く等して、蓋20に荷重がかかっても、台部23には荷重がかからず、したがって、切込み25が開くこともないのである。すなわち、昆虫や異物の侵入が生じることを防ぐことが可能となる。
また、請求項2記載の考案では、上記の通り台部23を通過する切込み25を設けてあることから、切込み25は、同一形状の凹面部の底部に直線状の切込みを設けた場合に比べて、その長さを長尺とすることが可能となる。
かように切込み25を長尺に設けてることから、加熱時の蒸気の圧力で切込み25の近傍部位が容易に持ち上がるという効果を有するものである。
つまり、図18に示される、比較対象として底部83の形状を平坦とした以外は、蓋20と同一形状に形成した蓋80における凹面部81の底部83に、直線状の切込み82が設けられている場合の、切込み82の長さLに比べ、図6に示されるように、D点からD点に至る線で示される切込み25の長さは、凹面部12と凹面部81の形状が同じであれば当然長くなる。かように切込み25の長さを長尺とすることで、図6において上向きの矢印で示される蒸気が凹面部22に当接し、上方に持ち上げようとする作用点の面積が、図18で示される蒸気が凹面部81の底部に当接し上方に持ち上げようとする作用点の面積に比べ、大きくなる。つまり蒸気により容易に切込み25の周辺部位が持ち上がり、蒸気を外部に放出することが可能となるのである。
また、図6における切込み25の両端縁部であるD,D近傍部位が丁番の働きをなすことで、容器に切込み25の近傍部位が持ち上がり、蒸気を外部に放出することを容易にするという効果も有するものである。
請求項3記載にかかる包装用容器の蓋30は、図8に示される容器本体60に図示されない食品等を入れた状態で、被せて使用されるものであり、係る状態で電子レンジで加熱し、容器本体60内部で発生する蒸気を切込み35から外部へ放出するものである。なお、図18における蓋30は、図8におけるH‐H線で切断した状態を示している。
蓋30は天面31に凹面部32が設けられており、この凹面部32の底部32aには下方に降下する窪部33が設けられている。
そして、蓋30においては、窪部33を通過する切込み35が設けてあることから、容器を重ねて置く等して、蓋30に荷重がかかっても、窪部33には荷重がかからず、したがって、切込み35が開くこともないのである。すなわち、昆虫や異物の侵入が生じることを防ぐことが可能となる。
また、請求項3記載の考案では、上記の通り窪部33を通過する切込み35を設けてあることから、切込み35は、同一形状の凹面部の底部に直線状の切込みを設けた場合に比べて、その長さを長尺とすることが可能となる。
かように切込み35を長尺に設けてることから、加熱時の蒸気の圧力で切込み35の近傍部位が容易に持ち上がるという効果を有するものである。
つまり、図18に示される、比較対象として底部83の形状を平坦とした以外は、蓋30と同一形状に形成した蓋80における凹面部81の底部83に、直線状の切込み82が設けられている場合の、切込み82の長さLに比べ、図9においてD点からD点に至る線で示される切込み35の長さは、凹面部32と凹面部81の形状が同じであれば当然長くなる。かように切込み35の長さを長尺とすることで、図9において上向きの矢印で示される蒸気が凹面部32に当接し、上方に持ち上げようとする作用点の面積が、図18で示される蒸気が凹面部81の底部に当接し上方に持ち上げようとする作用点の面積に比べ、大きくなる。つまり蒸気により容易に切込み35の周辺部位が持ち上がり、蒸気を外部に放出することが可能となるのである。
また、図9における切込み35の両端縁部であるD,D近傍部位が丁番の働きをなすことで、容器に切込み35の近傍部位が持ち上がり、蒸気を外部に放出することを容易にするという効果も有するものである。
請求項4記載にかかる包装用容器の蓋40は、図11に示される容器本体60に図示されない食品等を入れた状態で、被せて使用されるものであり、係る状態で電子レンジで加熱し、容器本体60内部で発生する蒸気を切込み45から外部へ放出するものである。なお、図18における蓋30は、図11におけるJ−J線で切断した状態を示している。
蓋40は天面41に凹面部42が設けられている。そして、蓋40においては凹面部42の壁面43、次いで底部44、次いで壁面43に至る切込み45が設けてある。
かように凹面部42内に切込み45が設けてあることから、容器を重ねて置く等して、蓋40に荷重がかかっても、凹面部42には荷重がかからず、したがって、切込み45が開くこともないのである。すなわち、昆虫や異物の侵入が生じることを防ぐことが可能となる。
また、請求項4記載の考案では、上記の通り凹面部42の壁面43、次いで底部44、次いで壁面43からに至る切込み45を設けてあることから、切込み45は、同一形状の凹面部の底部にのみ直線状の切込みを設けた場合に比べて、その長さを長尺とすることが可能となる。
かように切込み45を長尺に設けてることから、加熱時の蒸気の圧力で切込み45の近傍部位が容易に持ち上がるという効果を有するものである。
つまり、図18に示される、比較対象として底部83の形状を平坦とした以外は、蓋40と同一形状に形成した蓋80における凹面部81の底部83に、直線状の切込み82が設けられている場合の、切込み82の長さLに比べ、図12においてD点からD点に至る線で示される切込み45の長さは、凹面部42と凹面部81の形状が同じであれば当然長くなる。かように切込み45の長さを長尺とすることで、図12において上向きの矢印で示される蒸気が凹面部42に当接し、上方に持ち上げようとする作用点の面積が、図18で示される蒸気が凹面部81の底部に当接し上方に持ち上げようとする作用点の面積に比べ、大きくなる。つまり蒸気により容易に切込み45の周辺部位が持ち上がり、蒸気を外部に放出することが可能となるのである。
また、図12における切込み45の両端縁部であるD,D近傍部位が丁番の働きをなすことで、容器に切込み45の近傍部位が持ち上がり、蒸気を外部に放出することを容易にするという効果も有するものである。
請求項5記載にかかる包装用容器の蓋50は、図18に示される容器本体60に図示されない食品等を入れた状態で、被せて使用されるものであり、係る状態で電子レンジで加熱し、容器本体60内部で発生する蒸気を切込み55から外部へ放出するものである。なお、図18における蓋30は、図14におけるL−L線で切断した状態を示している。
蓋50は天面51に凹面部52が設けられている。そして、蓋50においては凹面部52の壁面53、次いで底部54、次いで壁面53に至る切込み55が設けてある。
かように凹面部52内に切込み55が設けてあることから、容器を重ねて置く等して、蓋50に荷重がかかっても、凹面部52には荷重がかからず、したがって、切込み55が開くこともないのである。すなわち、昆虫や異物の侵入が生じることを防ぐことが可能となる。
また、請求項5記載の考案では、上記の通り天面51から凹面部52の壁面53、次いで底部54、次いで壁面53から天面51に至る切込み55を設けてあることから、切込み55は、同一形状の凹面部の底部にのみ直線状の切込みを設けた場合に比べて、その長さを長尺とすることが可能となる。
かように切込み55を長尺に設けてることから、加熱時の蒸気の圧力で切込み55の近傍部位が容易に持ち上がるという効果を有するものである。
つまり、図18に示される、比較対象として底部83の形状を平坦とした以外は、蓋50と同一形状に形成した蓋80における凹面部81の底部83に、直線状の切込み82が設けられている場合の、切込み82の長さLに比べ、図15においてD点からD点に至る線で示される切込み55の長さは、凹面部52と凹面部81の形状が同じであれば当然長くなる。かように切込み55の長さを長尺とすることで、図15において上向きの矢印で示される蒸気が凹面部52に当接し、上方に持ち上げようとする作用点の面積が、図18で示される蒸気が凹面部81の底部に当接し上方に持ち上げようとする作用点の面積に比べ、大きくなる。つまり蒸気により容易に切込み55の周辺部位が持ち上がり、蒸気を外部に放出することが可能となるのである。
また、図15における切込み55の両端縁部であるD,D近傍部位が丁番の働きをなすことで、容器に切込み55の近傍部位が持ち上がり、蒸気を外部に放出することを容易にするという効果も有するものである。
請求項1記載の考案の実施状態を示す説明斜視図 A−A線断面図 B−B線断面図(容器本体は省略してある) C−C線断面図(容器本体は省略してある) 請求項2記載の考案の斜視図 E−E線断面図(容器本体は省略してある) F−F線断面図(容器本体は省略してある) 請求項3記載の考案の斜視図 G−G線断面図(容器本体は省略してある) H−H線断面図(容器本体は省略してある) 請求項4記載の考案の斜視図 I−I線断面図(容器本体は省略してある) J−J線断面図(容器本体は省略してある) 請求項5記載の考案の斜視図 K−K線断面図(容器本体は省略してある) L−L線断面図(容器本体は省略してある) 比較例を示す説明断面図 実施状態を示す説明断面図
一、以下、好ましい本考案の構成要素の実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本考案構成要素の実施形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採りうる。なお、図中Uは上方を、Sは下方を指すものである。
二、 以下、請求項1記載に係る考案につき概説する。
請求項1記載にかかる包装用容器の蓋10は、図1に示すように容器本体60の開口部61に嵌め込まれて使用されるものである。容器本体部60内には食品が収容され、蓋10が被せられた状態のまま、電子レンジのマイクロ波照射により加熱調理されるものである。また、図18に示さるように、蓋10を容器本体60に嵌合した状態で、フィルム70でシュリンクパックして販売され、そのままの状態でレンジで加熱されることも多い。
蓋10は上方から見て円形に図示されているが、その形状は容器本体60の開口部に応じて適宜であり、多角形や楕円形等の形状とすることも可能である。
蓋10は安価かつ簡便に量産して製造できる合成樹脂のシートから形成される。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET樹脂)等の熱可塑性樹脂シートを利用可能である。
蓋10の天面11には容器本体60側に窪んだ凹面部12が設けられている。この凹面部12の底部12aには上下方向に湾曲すると共に頂点14aが天面11より下部に位置する湾曲部14,14が設けられている。なお、図中湾曲部14は二個設けられているが、これは例示であり湾曲部14の個数は1個或いは3個以上でも構わない。
凹面部12が設けられているのは、切込み15と、指やシュリンクパックのフィルムとの過度の接触を避けるため、すなわち指やフィルムで切込み15近傍が押され、間隙が生じることを抑制するためである。
図18に示される容器本体部60と蓋10の嵌合は、内嵌合と称される形態であり、蓋10の外周部13が容器本体60の開口部61に嵌り込む形態である。むろん、嵌合形態は図示の内嵌合の他に外嵌合とすることもできる。例えば、蓋の縁部が容器本体の開口部に対して外側から被さる形態である。
蓋10には図2に示されるように、底部12aから湾曲部14を通過し、底部12aに至り、更に底部12aから湾曲部14を通過し、底部12aに至る切込み15が設けてある。
更には、切込み15は図示されているように2本でもよいし3本以上でも構わない。また切込み15は直線状でもよいし、図示されない曲線状に設けても構わない。また切込み15の形成方法は、トムソン刃による打ち抜きや、レーザー光線照射、その他樹脂製容器に切込みを形成する際に用いられ汎用の手段によればよい。
本考案は合成樹脂シートを真空、圧空、または真空圧空により金型に密着・加熱させることで成形されるものである。
三、 以下、請求項2記載に係る考案につき概説する。
請求項2記載にかかる包装用容器の蓋20は、図5に示すように容器本体60の開口部61に嵌め込まれて使用されるものである。容器本体部60内には食品が収容され、蓋20が被せられた状態のまま、電子レンジのマイクロ波照射により加熱調理されるものである。また、図18に示さるように、蓋20を容器本体60に嵌合した状態で、フィルム70でシュリンクパックして販売され、そのままの状態でレンジで加熱されることも多い。
蓋20は上方から見て円形に図示されているが、その形状は容器本体60の開口部に応じて適宜であり、多角形や楕円形等の形状とすることも可能である。
蓋20は安価かつ簡便に量産して製造できる合成樹脂のシートから形成される。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET樹脂)等の熱可塑性樹脂シートを利用可能である。
蓋20の天面21には容器本体60側に窪んだ凹面部22が設けられている。この凹面部22の底部22aには上方に突出すると共に頂面24が天面21より下部に位置する台部23が設けられている。
凹面部22が設けられているのは、切込み25と、指やシュリンクパックのフィルムとの過度の接触を避けるため、すなわち指やフィルムで切込み25近傍が押され、間隙が生じることを抑制するためである。
図18に示される容器本体部60と蓋20の嵌合は、内嵌合と称される形態であり、蓋20の外周部26が容器本体60の開口部61に嵌り込む形態である。むろん、嵌合形態は図示の内嵌合の他に外嵌合とすることもできる。例えば、蓋の縁部が容器本体の開口部に対して外側から被さる形態である。
蓋20には図6に示されるように、底部22aから台部23を通過し、底部22aに至る切込み25が設けてある。切込み25は図示されているように2本でもよいし3本以上でも構わない。また、切込み25は、凹面部22の壁面22bから底部22a、次いで台部23を通過し、底部22aそして壁面22bに至る部位に設けても構わない。
更には切込み25は直線状でもよいし、図示されない曲線状に設けても構わない。また切込み25の形成方法は、トムソン刃による打ち抜きや、レーザー光線照射、その他、樹脂製容器に切込みを形成する際に用いられ汎用の手段によればよい。
本考案は合成樹脂シートを真空、圧空、または真空圧空により金型に密着・加熱させることで成形されるものである。
四、 以下、請求項3記載に係る考案につき概説する。
請求項3記載にかかる包装用容器の蓋30は、図8に示すように容器本体60の開口部61に嵌め込まれて使用されるものである。容器本体部60内には食品が収容され、蓋30が被せられた状態のまま、電子レンジのマイクロ波照射により加熱調理されるものである。また、図18に示さるように、蓋30を容器本体60に嵌合した状態で、フィルム70でシュリンクパックして販売され、そのままの状態でレンジで加熱されることも多い。
蓋30は上方から見て円形に図示されているが、その形状は容器本体60の開口部に応じて適宜であり、多角形や楕円形等の形状とすることも可能である。
蓋30は安価かつ簡便に量産して製造できる合成樹脂のシートから形成される。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET樹脂)等の熱可塑性樹脂シートを利用可能である。
蓋30の天面31には容器本体60側に窪んだ凹面部32が設けられている。この凹面部32の底部32aには下方に降下する窪部33が設けられている。
凹面部32が設けられているのは、切込み35と、指やシュリンクパックのフィルムとの過度の接触を避けるため、すなわち指やフィルムで切込み35近傍が押され、間隙が生じることを抑制するためである。
図18に示される容器本体部60と蓋30の嵌合は、内嵌合と称される形態であり、蓋30の外周部34が容器本体60の開口部61に嵌り込む形態である。むろん、嵌合形態は図示の内嵌合の他に外嵌合とすることもできる。例えば、蓋の縁部が容器本体の開口部に対して外側から被さる形態である。
蓋30には図9に示されるように、凹面部32の底部32aから窪部33次いで凹面部32の底部32aに至る切込み35が設けてある。また、切込み35は、凹面部32の壁面32bから底部32a、次いで台部33を通過し、底部32aそして壁面32bに至る部位に設けても構わない。
更には、切込み35は図示されているように2本でもよいし3本以上でも構わない。また切込み35は直線状でもよいし、図示されない曲線状に設けても構わない。また切込み35の形成方法は、トムソン刃による打ち抜きや、レーザー光線照射、その他、樹脂製容器に切込みを形成する際に用いられ汎用の手段によればよい。
本考案は合成樹脂シートを真空、圧空、または真空圧空により金型に密着・加熱させることで成形されるものである。
五、 以下、請求項4記載に係る考案につき概説する。
請求項4記載にかかる包装用容器の蓋40は、図11に示すように容器本体60の開口部61に嵌め込まれて使用されるものである。容器本体部60内には食品が収容され、蓋40が被せられた状態のまま、電子レンジのマイクロ波照射により加熱調理されるものである。また、図18に示さるように、蓋40を容器本体60に嵌合した状態で、フィルム70でシュリンクパックして販売され、そのままの状態でレンジで加熱されることも多い。
蓋40は上方から見て円形に図示されているが、その形状は容器本体60の開口部に応じて適宜であり、多角形や楕円形等の形状とすることも可能である。
蓋40は安価かつ簡便に量産して製造できる合成樹脂のシートから形成される。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET樹脂)等の熱可塑性樹脂シートを利用可能である。
蓋40の天面41には容器本体60側に窪んだ凹面部42が設けられている。
凹面部42が設けられているのは、切込み45と、指やシュリンクパックのフィルムとの過度の接触を避けるため、すなわち指やフィルムで凹面部42に存する切込み45の近傍が押され、間隙が生じることを抑制するためである。
図18に示される容器本体部60と蓋40の嵌合は、内嵌合と称される形態であり、蓋40の外周部46が容器本体60の開口部61に嵌り込む形態である。むろん、嵌合形態は図示の内嵌合の他に外嵌合とすることもできる。例えば、蓋の縁部が容器本体の開口部に対して外側から被さる形態である。
蓋40には図12に示されるように、凹面部42の壁面43、次いで底部44、次いで壁面43に至る切込み45が設けてある。切込み45は図示されているように2本でもよいし3本以上でも構わない。また切込み45は直線状でもよいし、図示されない曲線状に設けても構わない。また切込み45の形成方法は、トムソン刃による打ち抜きや、レーザー光線照射、その他、樹脂製容器に切込みを形成する際に用いられ汎用の手段によればよい。
本考案は合成樹脂シートを真空、圧空、または真空圧空により金型に密着・加熱させることで成形されるものである。
六、 以下、請求項5記載に係る考案につき概説する。
請求項5記載にかかる包装用容器の蓋40は、図14に示すように容器本体60の開口部61に嵌め込まれて使用されるものである。容器本体部60内には食品が収容され、蓋50が被せられた状態のまま、電子レンジのマイクロ波照射により加熱調理されるものである。また、図18に示さるように、蓋50を容器本体60に嵌合した状態で、フィルム70でシュリンクパックして販売され、そのままの状態でレンジで加熱されることも多い。
蓋50は上方から見て円形に図示されているが、その形状は容器本体60の開口部に応じて適宜であり、多角形や楕円形等の形状とすることも可能である。
蓋50は安価かつ簡便に量産して製造できる合成樹脂のシートから形成される。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET樹脂)等の熱可塑性樹脂シートを利用可能である。
蓋50の天面51には容器本体60側に窪んだ凹面部52が設けられている。
凹面部52が設けられているのは、切込み55と、指やシュリンクパックのフィルムとの過度の接触を避けるため、すなわち指やフィルムで凹面部52に存する切込み55の近傍が押され、間隙が生じることを抑制するためである。
図18に示される容器本体部60と蓋50の嵌合は、内嵌合と称される形態であり、蓋50の外周部56が容器本体60の開口部61に嵌り込む形態である。むろん、嵌合形態は図示の内嵌合の他に外嵌合とすることもできる。例えば、蓋の縁部が容器本体の開口部に対して外側から被さる形態である。
蓋50には図15に示されるように、天面51から凹面部52の壁面53、次いで底部54、次いで壁面53、更には天面51に至る切込み55が設けてある。切込み55は図示されているように2本でもよいし3本以上でも構わない。また切込み55は直線状でもよいし、図示されない曲線状に設けても構わない。また切込み55の形成方法は、トムソン刃による打ち抜きや、レーザー光線照射、その他、樹脂製容器に切込みを形成する際に用いられ汎用の手段によればよい。
本考案は合成樹脂シートを真空、圧空、または真空圧空により金型に密着・加熱させることで成形されるものである。
10・・蓋
11・・天面
12・・凹面部
12a・・底部
13・・外周部
14・・湾曲部
14a・・頂点
15・・切込み
20・・蓋
21・・天面
22・・凹面部
22a・・底部
23・・台部
24・・頂面
25・・切込み
26・・外周部
30・・蓋
31・・天面
32・・凹面部
32a・・底部
33・・窪部
34・・外周部
35・・切込み
40・・蓋
41・・天面
42・・凹面部
43・・壁面
44・・底部
45・・切込み
46・・外周部
50・・蓋
51・・天面
52・・凹面部
53・・壁面
54・・底部
55・・切込み
56・・外周部
60・・容器本体
61・・外周部
70・・フィルム
50・・蓋
80・・蓋
81・・凹面部
82・・切込み
83・・底部

Claims (5)

  1. 容器本体内部に食品を収容した状態で電子レンジで加熱することが予定された包装用容器本体に被せる蓋であって、
    天面(11)に容器本体側に窪んだ凹面部(12)を設けたこと、
    当該凹面部(12)の底部(12a)に上下方向に湾曲すると共に頂点(14a)が天面(11)より下部に位置する湾曲部(14)を1個又は複数個設けたこと、
    該湾曲部(14)を通過する切込み(15)を設けたこと、
    を特徴とする包装用容器の蓋(10)。
  2. 湾曲部(14)に代え、凹面部(22)の底部(22a)から上方に突出すると共に頂面(24)が天面(21)より下部に位置する台部(23)を設けたこと、
    該台部(23)を通過する切込み(25)を設けたこと、
    を特徴とする請求項1に記載の包装用容器の蓋(20)。
  3. 湾曲部(14)に代え、凹面部(32)の底部(32a)から下方に降下する窪部(33)を設けとこと、
    該窪部(33)を通過する切込み(35)を設けたこと、
    を特徴とする請求項1に記載の包装用容器の蓋(30)。
  4. 容器本体内部に食品を収容した状態で電子レンジで加熱することが予定された包装用容器本体に被せる蓋であって、
    天面に容器本体側に窪んだ凹面部を設けたこと、
    凹面部(42)の壁面(43)、次いで底部(44)、次いで壁面(43)に至る切込み(45)を設けたこと、
    を特徴とする包装用容器の蓋(40)。
  5. 天面(41)から、凹面部(42)の壁面(43)、次いで底部(44)、次いで壁面(43)から天面(41)に至る切込み(45)を設けた請求項4に記載の包装用容器の蓋(50)。
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