JP7230450B2 - パッケージ - Google Patents
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Description
上記パッケージによれば、電子レンジで加熱された場合に通蒸予定シール部にトレーの内圧が集中する。このため、通蒸予定シール部が一般シール部よりも先に剥離し、その剥離した部分にトレーの収容空間と外部とを連通する通蒸路が形成される。発熱層が発熱することによって通蒸路を閉塞しないように蓋が変形するため、トレーおよび蓋に水滴が付着した場合であっても、通蒸路を介して収容空間と外部とが連通している状態が維持される。このため、収容空間の空気が冷却された場合であっても、収容空間が減圧されず、トレーが変形しにくい。また、発熱層が通蒸予定シール部と重ならないように設けられる場合、発熱層が通蒸予定シール部の全体と重なるように設けられる場合よりも蓋が大きく変形し、より広い面積の通蒸路が形成され、トレーが変形しにくいことが確認された。
内側発熱層が発熱したとき、通蒸予定シール部よりも内側が大きく変形するため、通蒸路の面積が広くなる。このため、トレーが一層変形しにくい。
発熱層が広い範囲に設けられるため、蓋が大きく変形し、通蒸路の面積が広くなる。このため、トレーが一層変形しにくい。
外側発熱層が発熱したとき、通蒸予定シール部よりも外側が大きく変形するため、通蒸路の面積が広くなる。このため、トレーが一層変形しにくい。
発熱層が広い範囲に設けられるため、蓋が大きく変形し、通蒸路の面積が広くなる。このため、トレーが一層変形しにくい。
発熱層が広い範囲に設けられるため、蓋が大きく変形し、通蒸路の面積が広くなる。このため、トレーが一層変形しにくい。
発熱インキの網点面積率が上記範囲に含まれる場合、蓋が大きく変形して通蒸路の面積が広くなることが確認された。このため、トレーが一層変形しにくい。
図1は電子レンジで加熱される内容物100を収容した状態のパッケージ1の斜視図である。内容物100は例えば、チルド弁当である。チルド弁当の一例は、牛丼、親子丼、中華丼、および、カレーライスである。パッケージ1を構成する主な要素はトレー10、蓋20、および、シール部30である。
パッケージ1が電子レンジで加熱されることによって、内容物100から水蒸気が発生する。トレー10の開口13および収容空間10Aが蓋20により閉じられているため、内容物100が発生した水蒸気は収容空間10Aに滞留する。パッケージ1が加熱されている時間が長くなるにつれて、収容空間10Aの内圧が次第に上昇する。通蒸予定シール部32の内縁32Aの先端32AX、すなわち、通蒸予定トレー部16の内縁16Aの先端17と、通蒸予定シール部32におけるその付近の部分はトレー10の内圧が上昇したときにシール部30の他の部分よりも応力が集中しやすい。このため、シール部30の他の部分よりも先にトレー10の天面14Aから剥離する。
発熱層22が発熱することによって通蒸路40を閉塞しないように蓋20が変形するため、トレー10および蓋20に水滴が付着した場合であっても、通蒸路40を介して収容空間10Aと外部とが連通している状態が維持される。このため、例えば、加熱が終了したパッケージ1が電子レンジ内で放置されることによって、収容空間10Aの空気が冷却された場合であっても、収容空間10Aが減圧されず、トレーが変形しにくい。
本願発明者は実施例および比較例の試料を用いて、発熱層22が設けられる領域XAと電子レンジによって加熱が終了したあとに収容空間10Aの空気が冷却されたときのトレー10の形状との関係を確認する試験を実施した。以下の説明では、説明の便宜上、比較例の試料における実施例の試料と共通する部分について同一の符号を付している。
なお、上記実施形態は本発明に関するパッケージが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関するパッケージは実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に実施形態の変形例の一例を示す。
10 :トレー
10A:収容空間
14A:天面
15 :一般トレー部
16 :通蒸予定トレー部
20 :蓋
21 :シーラント層
22 :発熱層
22A:内側発熱層
22B:外側発熱層
30 :シール部
31 :一般シール部
32 :通蒸予定シール部
100:容物
Claims (7)
- 内容物を収容する収容空間を含むトレーと、
前記収容空間が閉じられるように前記トレーの天面とシールされる蓋と、
前記天面と前記蓋とがシールされた部分であるシール部とを備え、
前記シール部は前記トレーの外形に沿うように延びる一般シール部、および、前記一般シール部よりも前記トレーの内側に突き出る通蒸予定シール部を含み、
前記蓋は前記天面とシールされるシーラント層、および、前記シーラント層に積層され、マイクロ波によって発熱する発熱層を含み、
前記発熱層は前記トレーの平面視において、前記通蒸予定シール部と重ならないように設けられ、前記通蒸予定シール部が剥離した場合に前記蓋と前記天面との間に形成される通蒸路が閉塞しないように前記蓋を変形させる
パッケージ。 - 前記発熱層は前記トレーの平面視において、前記通蒸予定シール部よりも前記トレーの内側に設けられる内側発熱層を含む
請求項1に記載のパッケージ。 - 前記内側発熱層は前記通蒸予定シール部に沿うように設けられる
請求項2に記載のパッケージ。 - 前記発熱層は前記トレーの平面視において、前記通蒸予定シール部よりも前記トレーの外側に設けられる外側発熱層を含む
請求項1~3のいずれか一項に記載のパッケージ。 - 前記外側発熱層は前記通蒸予定シール部に沿うように設けられる
請求項4に記載のパッケージ。 - 前記トレーは前記一般シール部が設けられる一般トレー部、および、前記通蒸予定シール部が設けられ、前記一般トレー部よりも前記トレーの前記内側に突き出る通蒸予定トレー部を含み、
前記発熱層は前記トレーの平面視において、前記通蒸予定トレー部に沿うように設けられる
請求項1~5のいずれか一項に記載のパッケージ。 - 前記発熱層は発熱インキを含み、
前記発熱インキの網点面積率が50%~100%の範囲に含まれる
請求項1~6のいずれか一項に記載のパッケージ。
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JP2018216616A JP7230450B2 (ja) | 2018-11-19 | 2018-11-19 | パッケージ |
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JP2020083343A JP2020083343A (ja) | 2020-06-04 |
JP7230450B2 true JP7230450B2 (ja) | 2023-03-01 |
Family
ID=70906090
Family Applications (1)
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JP2018216616A Active JP7230450B2 (ja) | 2018-11-19 | 2018-11-19 | パッケージ |
Country Status (1)
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Citations (4)
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JP2011116440A (ja) | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ加熱用包装袋 |
JP2013147292A (ja) | 2011-12-21 | 2013-08-01 | Fukuoka Marumoto Kk | 包装体 |
JP2017114493A (ja) | 2015-12-21 | 2017-06-29 | 大日本印刷株式会社 | 包装容器およびそれに用いる容器本体 |
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- 2018-11-19 JP JP2018216616A patent/JP7230450B2/ja active Active
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JP2000062858A (ja) | 1998-06-12 | 2000-02-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 包装体 |
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JP2017114493A (ja) | 2015-12-21 | 2017-06-29 | 大日本印刷株式会社 | 包装容器およびそれに用いる容器本体 |
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JP2020083343A (ja) | 2020-06-04 |
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