JP6660002B2 - 包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は、特に電子レンジ用途で好適に使用される包装容器に関する。
内容物が密封シールされた包装容器や包装袋を電子レンジ加熱した際に、発生する蒸気を逃がす工夫(自動蒸通)をした包装容器や包装袋が知られている。
例えば、下記の特許文献1や特許文献2には、外層の基材フィルムのシール部以外に切断線が形成され、切断線が形成されている部分の基材フィルムと内層のシーラントとの間に、低融点のヒートシール剤や剥離剤の塗布や、弱接着部が形成されている構成が開示されている。
この構成では、蒸気が発生して内圧が上昇すると、基材フィルムが切断線から破れるとともに、内層のシーラントが伸びて、シーラント層に小穴が空いて蒸気を逃がすことができる。
また、下記の特許文献3には、耐熱性基材層とシーラント層の間に、室温以下の温度環境では所定の強度を有するが、高温の温度環境で所定の強度が低下する熱軟化性樹脂層をシール部の一部に設けた構成が開示されている。
特許第4817583号公報 特許第5733809号公報 特許第4501019号公報
上記の特許文献1や2は、シール部以外から蒸気を逃がす構成となっており、外層の基材フィルムに予め切断線が形成されている。このため、電子レンジ加熱時の発生蒸気以外の衝撃などによっても基材フィルムが破れる恐れがある。また、上記の特許文献3には、包装容器における、熱軟化性樹脂層が積層されている領域を、シール部のどこに設けるかについては特段言及されていない。シール部における上記領域の形成位置は、自動蒸通の際の蒸気抜けの安定性に大きな影響を与える。
本発明は、上記の課題に鑑み、電子レンジで加熱調理したときに安定した状態で自動蒸通させることができ、意図しない衝撃によって破断することを抑制することができる包装材料、および、該包装材料を用いた包装容器または包装袋を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭意検討を行った結果、下記の手段により解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
(1)開口部が形成された容器本体と、該開口部を覆い前記容器本体に接合された蓋材とを備える包装容器であって、
前記容器本体は、底壁と、該底壁から立設された側壁と、該側壁の上部に連設されたフランジ部とを備え、
前記蓋材と前記フランジ部との間に周状のシール部が形成されており、
前記蓋材は、少なくとも、基材層と、シーラント層と、がこの順に積層された包装材料によって形成されており、
前記基材層と前記シーラント層との層間には、少なくとも前記周状のシール部を含む領域に熱軟化性樹脂層が積層されており、
前記熱軟化性樹脂層は、前記周状のシール部における、前記周状のシール部の内縁で囲まれる領域の重心から最も近い位置を含む領域に形成されている包装容器。
(2)前記熱軟化性樹脂層は、少なくとも前記周状のシール部の対向する2箇所を含む領域に積層されている(1)に記載の包装容器。
本発明の包装容器は、電子レンジで加熱調理したときに安定した状態で自動蒸通させることができ、意図しない衝撃によって破断することを抑制することができる。
本発明の一実施形態における、包装容器の斜視図である。 本発明の一実施形態における、蓋材の部分断面図である。 図1のB部分を拡大した平面図である。 図1のA−A断面図であって、電子レンジ加熱された状態を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において適宜変更を加えて実施することができる。
[包装容器の全体構成]
図1から図3を用いて本発明の一実施形態である包装容器100について説明する。図1は、包装容器100の一実施形態を示す斜視図であり、図2は蓋材110の部分断面図であり、図3は図1のB部分を拡大した平面図である。
包装容器100は、開口部123を備える容器本体120と、蓋材110とで構成される。蓋材110のシーラント層11と、容器本体120のフランジ部124との間には、周状のシール部130が形成されて、包装容器100内に食品などの内容物(図示せず)が密封されている。
フランジ部124の輪郭は、一対の長辺124a、124aと、他の一対の短辺124b、124bと、を備える矩形状の輪郭を有している。図1に示すように、本実施形態では、長辺124aと短辺124b間に隅部124cが設けられているものも矩形状に含むものである。隅部124cは、面取りされて外に凸の曲部になっている。
本発明においては、フランジ部124の輪郭形状は特に限定されず、全体として円形、楕円形、多角形状、またはこれらの組み合わせとすることができる。また、隅部124cも曲部に限定されず、角部で構成されていてもよい。
後に詳述するように、フランジ部124の外縁から周状のシール部130を跨いで開口部123へ達する領域には熱軟化性樹脂層13が積層されており、この実施形態においては、周状のシール部130の対向する2箇所の位置をそれぞれ含むように、2箇所の熱軟化性樹脂層13が形成されている。図1において、ハッチングされた部分が、熱軟化性樹脂層13が形成されている部分である。
周状のシール部130は、熱、超音波、高周波などのシール手段によってシーラント層を部分的に溶融させることによって形成することができる。なお、本発明において、「周状」とは、一周に亘って形成されるシール部を指し、楕円形状、長円形状、多角形状であってもよいし、円形状や楕円形状と多角形状を組み合わせたものであってもよい。
包装容器100に収容される内容物は特には限られないが、内容物の例としては例えば、レトルト食品、冷凍食品や冷蔵食品などを挙げることができる。また食品としては、カレー、お粥、焼きそば、惣菜、魚など水分を含むものを挙げることができる。これらの内容物においては、加熱に伴って水分が蒸発して包装容器100の収容部の圧力が高まるので、包装容器100内の蒸気を外部に逃がす蒸気抜き機能が要求される。
容器本体120は、例えば、射出成形法やシート成形法により成形することができる。容器本体120を構成する材料としては、ポリスチレンやポリプロピレンやポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックを用いることができる。本実施形態の容器本体120は、底壁126と、底壁126から立設された側壁125と、側壁125の上縁に連設され、平坦なフランジ部124とを有している。
<蓋材>
図2は、本発明の一実施形態に用いる蓋材110の部分断面図である。蓋材110は、基材層12と、シーラント層11と、がこの順に積層されており、基材層12とシーラント層11との層間の一部には、熱軟化性樹脂層13が積層されている。なお、「この順に積層」とは、上記の層の間に、他の層が積層されていても本発明の範囲内であることを意味する。以下、蓋材110の構成要素について説明する。
[基材層]
基材層12は、包装材料の基材フィルムとして使用されているものであれば特に限定されない。基材フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロンなどのポリアミド、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、などのプラスチックフィルムが例示できる。また、基材フィルムは一軸または二軸に延伸されていてもよい。これらはアルミニウムなどの無機物薄膜や、シリカやアルミナなどの無機酸化物薄膜が、基材フィルム上に蒸着法などでバリア層として形成されていてもよい。基材層12を構成する樹脂は、融点が150℃以上であることが好ましく、200℃以上であることがより好ましい。
基材層12の厚さは、5μm以上50μm以下であることが好ましく、6μm以上25μm以下であることがより好ましい。
基材層12の表面または裏面(シーラント層11に対向する側の面)には、内容表示または美感付与等の目的で印刷層を積層してもよい(図示せず)。印刷層は、従来公知の印刷方法等によって形成できる。印刷層は、基材層12の裏面に形成することが好ましい。
基材層12の表面(シーラント層11に対向しない側の面)に、第2の基材層を積層してもよい(図示せず)。第2の基材層は、基材層12と同様の基材フィルムを用いることができる。第2の基材層は、基材層12と同じ材質、厚さの基材フィルムであってもよく、異なる材質、厚さの基材フィルムであってもよい。
[シーラント層]
シーラント層11を構成する樹脂の融点は、基材層12を構成する樹脂よりも融点が低いものである。また、シーラント層11を構成する樹脂の融点は、後述の熱軟化性樹脂層13の軟化点よりも高いものである。シーラント層11を構成する樹脂は、融点が120℃以上であることが好ましく、130℃以上であることがより好ましい。
シーラント層11としては、例えば、低密度ポリエチレンや直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレン、ポリプロピレン、などで選択される1種または2種以上の樹脂を用いることができる。シーラント層11は単層であってもよく、多層であってもよい。シーラント層11は、溶融押出法を用いて基材層12上に積層してもよいし、ドライラミネート法を用いて、予め製膜されたプラスチックフィルムからなるシーラント層11と基材層12とを貼り合わせてもよい。また、シーラント層11は未延伸であることが好ましい。
シーラント層11の厚さは、20μm以上100μm以下であることが好ましく、30μm以上80μm以下であることがより好ましい。
本発明においては、例えば、シーラント層11をイージーピール(弱シール部)としておき、蒸気を逃がした後に、シーラント層11を剥離可能な構成としてもよい。イージーピールのシーラント層としては、例えば、ポリエチレンとポリプロピレンのように、シーラント層を2種類以上の樹脂で構成し、一の樹脂と他の樹脂とを非相溶性とすることにより、イージーピール性を発現させることができる。
[接着剤層]
接着剤層14は、基材層12とシーラント層11とを接着する接着剤である。ここで、本発明において、接着剤とはドライラミネート法で用いられる接着剤だけでなく、溶融押出法で用いられるアンカーコート剤も含むものである。接着剤は特に限定されるものではないが、例えば、主剤と硬化剤とからなる2液硬化型樹脂のウレタン系やエポキシ系の熱硬化型樹脂を例示することができる。
接着剤層14の厚さは1μm以上6μm以下とすることができる。
接着剤層14を形成する方法は特に限定されるものではなく、グラビア印刷法などの塗布方法を用いることができる。また、接着剤層を介して積層する方法は、従来公知のドライラミネート法や溶融押出法などを用いることができる。
[熱軟化性樹脂層]
熱軟化性樹脂層13は、60℃以上110℃以下の軟化点を有する樹脂で構成される。熱軟化性樹脂層を形成することのできる樹脂としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル系共重合体、または、ポリアミドと硝化綿とポリエチレンワックスを含有する樹脂などを挙げることができる。ポリアミドと硝化綿とポリエチレンワックスを含有する樹脂としては、DICグラフィックス株式会社製のMWOPニス(軟化点:105℃)などを用いることができる。
熱軟化性樹脂層13の厚さは、1μm以上5μm以下であることが好ましい。熱軟化性樹脂層13の厚さが1μm未満では、電子レンジで加熱した際に、基材層12とシーラント層11との間に空隙が形成されにくい。また、熱軟化性樹脂層13の厚さが5μmを超えると、熱軟化性樹脂層13のパターンによっては、包装材料をロール状に巻いたときに、一部に盛り上がりが生じ、その部分の包装材料が伸びてしまうという不都合がある。
蓋材110において、熱軟化性樹脂層13が設けられた部分の接着強度が25℃以下の温度領域では700(g/15mm)以上であり、80℃以上の高温の温度領域では300(g/15mm)以下であることが好ましい。このことにより、室温時または冷凍時の取扱、輸送、保管等によって、熱軟化性樹脂層13とシーラント層11の間、または、接着剤層14と熱軟化性樹脂層13の間で剥離することを抑制することができるとともに、電子レンジで加熱したときに、基材層12とシーラント層11との間に空隙を形成しやすくすることができる。なお、シール強度は、テンシロン引張試験機(株式会社オリエンテック製 RTC−1310A)を用いて引張速度300mm/minで測定したときの平均値である。
熱軟化性樹脂層13は、包装材料の平面視において後述する周状のシール部130を跨ぐように、シーラント層11と基材層12との間の少なくとも一部に形成されている。
熱軟化性樹脂層13は、図2のように、シーラント層11の裏面側に基材層12と接しないように形成されていてもよい。また、基材層12の裏面側にシーラント層11と接しないように形成されていてもよい。
熱軟化性樹脂層13は、シーラント層11または基材層12上に、グラビア印刷法などの従来公知の印刷法やコーティング法により、塗布乾燥して形成することができる。
[シール部]
図1に示すように、蓋材110と容器本体120のフランジ部124との間には、蓋材110とフランジ部124とを接合させる周状のシール部130が一周にわたって連続的に形成されている。周状のシール部130は、蓋材110のシーラント層11を部分的に溶融させることによって形成されたものであってもよく、容器本体120を部分的に溶融させることによって形成されたものであってもよい。本実施形態において、周状のシール部130は、一対の長辺130aと一対の短辺130bを備える矩形状に形成されている。
本発明において、周状のシール部130は、周状のシール部130の内縁131で囲まれる領域の重心Pから周状のシール部の130の内縁131の一の位置までの距離と、周状のシール部130の内縁131で囲まれる領域の重心Pから周状のシール部の130の内縁131の他の位置までの距離が異なるように形成される。本実施形態においては、図1に示すように、周状のシール部130の内縁131で囲まれる領域の重心Pから周状のシール部130の内縁131に向かって最短距離となるように第1の仮想線L1を引いたときの重心Pから内縁131までの距離をd1とし、重心Pを通り第1の仮想線L1と直交し周状のシール部130の内縁131に向かって第2の仮想線L2を引いたときの重心Pから内縁131までの距離をd2としたときに、d2のほうがd1よりも長くなっている。
蓋材110の周状のシール部130における、周状のシール部130の内縁131で囲まれる領域の重心Pから最も近い位置を含む領域には、熱軟化性樹脂層13が形成されている。
より具体的には、熱軟化性樹脂層13は、少なくとも周状シール部130を含む領域であって、周状のシール部130の内縁131で囲まれる領域の重心Pから、周状のシール部130に向かう最短距離となるような第1の仮想線L1上の位置を含む領域のみに形成される。図1のように、周状のシール部130が矩形状(長方形状)の場合、熱軟化性樹脂層13は、周状シール部130の長辺130aを含み、且つ、短辺130bを含まないように形成される。なお、「第1の仮想線L1上の位置を含む領域」とは、第1の仮想線L1を挟んで両側30mmまでの領域を指し、両側10mmまでの領域であることがより好ましい。
本実施形態においては、熱軟化性樹脂層13は、第1の仮想線L1上の位置を含む領域において、フランジ部124の外縁から周状のシール部130を跨ぐように形成されるとともに、周状のシール部130の内縁131で囲まれる領域の重心Pを含まないように2箇所の領域に分かれて形成されているが、これに限らず、第1の仮想線L1上の位置を含む領域において、フランジ部124の一方の外縁から他方の外縁に亘るように形成されていてもよい。
次に、図4を用いて、包装容器100から蒸気を通過させる作用について説明する。図4は、図1のA−A断面図であって、図1の包装容器100において電子レンジ加熱された状態を経時的に示す模式図である。
まず、図4(a)に示す加熱前の状態から、包装容器100を電子レンジによって加熱すると、包装容器100内の内容物由来の水分が蒸気となり、蒸気による容器内の圧力が上昇し、図4(b)のように、蓋材110は外側(上方)に膨らんだ形状となる。
その後、蒸気によって包装容器100内の温度が上昇して、熱軟化性樹脂層13を構成する樹脂の軟化点を超えると、図4(c)のように、熱軟化性樹脂層13が軟化を開始する。更に進むと、熱軟化性樹脂層13が凝集剥離する結果、図4(d)のようにシーラント層11と接着剤層14とが剥離し、空隙16が生じる。このとき、接着剤層14は硬化型樹脂であるので蒸気によって軟化することはなく、この結果、熱軟化性樹脂層13以外の部分は、接着剤層14を介して、シーラント層11および基材層12が強固に接合されているので、空隙16が確保される。
この空隙16が形成されると、シーラント層11は空隙16方向に移動する余地が生じるので、図4(e)に示すように、フランジ部124上に位置するシーラント層11にもフランジ部124から上方に押し上げる力が生じてフランジ部124からの剥離が開始し、最終的には図4(f)に示すように、フランジ部124とシーラント層11との間に隙間が生じて蒸気抜けが行われる。
その後、一旦蒸気が逃げ始めると内圧が低下し、空隙16は小さくなり、電子レンジ加熱を終了すると、熱軟化性樹脂層13が再度固化する(図4(g))。
ここで、本実施形態の蓋材110においては、蒸気抜きを行うためのハーフカット線が、基材層12やシーラント層11のいずれにも形成されていないので、ハーフカット線が形成されている場合に比べて、意図しない衝撃によって破断し、内容物が包装容器100から漏れ出すことを抑制することができる。
また、蒸気による容器内の上方に押し上げる圧力は、周状のシール部130の内縁131で囲まれる領域の重心Pが最も高く、フランジ部124の外縁に向かうにつれて低くなる。すなわち、周状のシール部130において、周状のシール部130の内縁131で囲まれる領域の重心Pに近い位置ほど高い圧力が掛かることになる。本実施形態の包装容器100では、熱軟化性樹脂層13は、周状のシール部130において、周状のシール部130の内縁131で囲まれる領域の重心Pから最も近い位置を含む領域に形成されるとともに、それ以外の領域には形成されていないため、電子レンジを用いて加熱調理したときに、熱軟化性樹脂層13が形成されている箇所で安定して自動蒸通させることができる。このことにより、使用性に優れた包装容器とすることができる。
また、本実施形態の包装容器100は、蓋材110の端面から蒸気抜けさせるものである。そして、蒸気抜けした後、包装容器100は密閉された状態となっている。このため、蓋材110の上面から蒸気抜けする場合に比べて、内容物が熱い状態を保持しやすくすることができる。また、加熱調理後に包装容器100を移動するときに内容物が漏れ出すことを抑制することができる。
10 包装材料
11 シーラント層
12 基材層
13 熱軟化性樹脂層
14 接着剤層
16 空隙
100 包装容器
110 包装材料(蓋材)
120 容器本体
123 開口部
124 フランジ部
124a フランジ部の長辺
124b フランジ部の短辺
124c 隅部
125 側壁
126 底壁
130 周状のシール部
130a 周状のシール部の長辺
130b 周状のシール部の短辺
131 周状のシール部の内縁
132 周状のシール部の外縁
P 周状のシール部の内縁で囲まれる領域の重心
L1 第1の仮想線
L2 第2の仮想線

Claims (2)

  1. 開口部が形成された容器本体と、該開口部を覆い前記容器本体に接合された蓋材とを備える包装容器であって、
    前記容器本体は、底壁と、該底壁から立設された側壁と、該側壁の上部に連設されたフランジ部とを備え、
    前記蓋材と前記フランジ部との間に周状のシール部が形成されており、
    前記周状のシール部は、該周状のシール部の内縁で囲まれる領域の重心から、前記内縁の一の位置までの距離と、前記内縁の他の位置までの距離が異なるように形成され、
    前記蓋材は、少なくとも、基材層と、シーラント層と、がこの順に積層された包装材料によって形成されており、
    前記基材層と前記シーラント層との層間には、少なくとも前記周状のシール部を含む領域に熱軟化性樹脂層が積層されており、
    前記熱軟化性樹脂層は、前記周状のシール部における、前記重心から最も近い位置を含む領域に形成されている包装容器。
  2. 前記熱軟化性樹脂層は、少なくとも前記周状のシール部の対向する2箇所を含む領域に形成されている請求項1に記載の包装容器。
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