JP6660002B2 - 包装容器 - Google Patents
包装容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6660002B2 JP6660002B2 JP2016006168A JP2016006168A JP6660002B2 JP 6660002 B2 JP6660002 B2 JP 6660002B2 JP 2016006168 A JP2016006168 A JP 2016006168A JP 2016006168 A JP2016006168 A JP 2016006168A JP 6660002 B2 JP6660002 B2 JP 6660002B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- seal portion
- packaging container
- base material
- resin layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Package Specialized In Special Use (AREA)
- Cookers (AREA)
Description
前記容器本体は、底壁と、該底壁から立設された側壁と、該側壁の上部に連設されたフランジ部とを備え、
前記蓋材と前記フランジ部との間に周状のシール部が形成されており、
前記蓋材は、少なくとも、基材層と、シーラント層と、がこの順に積層された包装材料によって形成されており、
前記基材層と前記シーラント層との層間には、少なくとも前記周状のシール部を含む領域に熱軟化性樹脂層が積層されており、
前記熱軟化性樹脂層は、前記周状のシール部における、前記周状のシール部の内縁で囲まれる領域の重心から最も近い位置を含む領域に形成されている包装容器。
図1から図3を用いて本発明の一実施形態である包装容器100について説明する。図1は、包装容器100の一実施形態を示す斜視図であり、図2は蓋材110の部分断面図であり、図3は図1のB部分を拡大した平面図である。
図2は、本発明の一実施形態に用いる蓋材110の部分断面図である。蓋材110は、基材層12と、シーラント層11と、がこの順に積層されており、基材層12とシーラント層11との層間の一部には、熱軟化性樹脂層13が積層されている。なお、「この順に積層」とは、上記の層の間に、他の層が積層されていても本発明の範囲内であることを意味する。以下、蓋材110の構成要素について説明する。
基材層12は、包装材料の基材フィルムとして使用されているものであれば特に限定されない。基材フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロンなどのポリアミド、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、などのプラスチックフィルムが例示できる。また、基材フィルムは一軸または二軸に延伸されていてもよい。これらはアルミニウムなどの無機物薄膜や、シリカやアルミナなどの無機酸化物薄膜が、基材フィルム上に蒸着法などでバリア層として形成されていてもよい。基材層12を構成する樹脂は、融点が150℃以上であることが好ましく、200℃以上であることがより好ましい。
シーラント層11を構成する樹脂の融点は、基材層12を構成する樹脂よりも融点が低いものである。また、シーラント層11を構成する樹脂の融点は、後述の熱軟化性樹脂層13の軟化点よりも高いものである。シーラント層11を構成する樹脂は、融点が120℃以上であることが好ましく、130℃以上であることがより好ましい。
接着剤層14は、基材層12とシーラント層11とを接着する接着剤である。ここで、本発明において、接着剤とはドライラミネート法で用いられる接着剤だけでなく、溶融押出法で用いられるアンカーコート剤も含むものである。接着剤は特に限定されるものではないが、例えば、主剤と硬化剤とからなる2液硬化型樹脂のウレタン系やエポキシ系の熱硬化型樹脂を例示することができる。
熱軟化性樹脂層13は、60℃以上110℃以下の軟化点を有する樹脂で構成される。熱軟化性樹脂層を形成することのできる樹脂としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル系共重合体、または、ポリアミドと硝化綿とポリエチレンワックスを含有する樹脂などを挙げることができる。ポリアミドと硝化綿とポリエチレンワックスを含有する樹脂としては、DICグラフィックス株式会社製のMWOPニス(軟化点:105℃)などを用いることができる。
図1に示すように、蓋材110と容器本体120のフランジ部124との間には、蓋材110とフランジ部124とを接合させる周状のシール部130が一周にわたって連続的に形成されている。周状のシール部130は、蓋材110のシーラント層11を部分的に溶融させることによって形成されたものであってもよく、容器本体120を部分的に溶融させることによって形成されたものであってもよい。本実施形態において、周状のシール部130は、一対の長辺130aと一対の短辺130bを備える矩形状に形成されている。
11 シーラント層
12 基材層
13 熱軟化性樹脂層
14 接着剤層
16 空隙
100 包装容器
110 包装材料(蓋材)
120 容器本体
123 開口部
124 フランジ部
124a フランジ部の長辺
124b フランジ部の短辺
124c 隅部
125 側壁
126 底壁
130 周状のシール部
130a 周状のシール部の長辺
130b 周状のシール部の短辺
131 周状のシール部の内縁
132 周状のシール部の外縁
P 周状のシール部の内縁で囲まれる領域の重心
L1 第1の仮想線
L2 第2の仮想線
Claims (2)
- 開口部が形成された容器本体と、該開口部を覆い前記容器本体に接合された蓋材とを備える包装容器であって、
前記容器本体は、底壁と、該底壁から立設された側壁と、該側壁の上部に連設されたフランジ部とを備え、
前記蓋材と前記フランジ部との間に周状のシール部が形成されており、
前記周状のシール部は、該周状のシール部の内縁で囲まれる領域の重心から、前記内縁の一の位置までの距離と、前記内縁の他の位置までの距離が異なるように形成され、
前記蓋材は、少なくとも、基材層と、シーラント層と、がこの順に積層された包装材料によって形成されており、
前記基材層と前記シーラント層との層間には、少なくとも前記周状のシール部を含む領域に熱軟化性樹脂層が積層されており、
前記熱軟化性樹脂層は、前記周状のシール部における、前記重心から最も近い位置を含む領域に形成されている包装容器。 - 前記熱軟化性樹脂層は、少なくとも前記周状のシール部の対向する2箇所を含む領域に形成されている請求項1に記載の包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016006168A JP6660002B2 (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | 包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016006168A JP6660002B2 (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | 包装容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017124860A JP2017124860A (ja) | 2017-07-20 |
JP6660002B2 true JP6660002B2 (ja) | 2020-03-04 |
Family
ID=59365389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016006168A Active JP6660002B2 (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | 包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6660002B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7383910B2 (ja) * | 2018-06-29 | 2023-11-21 | 大日本印刷株式会社 | 電子レンジ加熱用蓋付容器及び電子レンジ加熱容器用の蓋体 |
JP2020193002A (ja) * | 2019-05-28 | 2020-12-03 | 大日本印刷株式会社 | 袋 |
JP7312370B2 (ja) * | 2019-05-28 | 2023-07-21 | 大日本印刷株式会社 | 袋 |
JP7371352B2 (ja) * | 2019-05-28 | 2023-10-31 | 大日本印刷株式会社 | 蓋材 |
JP7371353B2 (ja) * | 2019-05-28 | 2023-10-31 | 大日本印刷株式会社 | 蓋材 |
JP7298303B2 (ja) * | 2019-05-28 | 2023-06-27 | 大日本印刷株式会社 | 蓋付容器 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4501019B2 (ja) * | 1998-12-25 | 2010-07-14 | 大日本印刷株式会社 | 電子レンジ対応包装材料、それを用いた包装袋及び容器 |
US6261616B1 (en) * | 1999-08-05 | 2001-07-17 | Bordon Foods Corporation | Microwavable meal kit and food packaging system |
WO2003082704A1 (fr) * | 2002-04-02 | 2003-10-09 | Shigeo Ozawa | Conteneur pour cuisson d'aliments |
JP4287118B2 (ja) * | 2002-09-26 | 2009-07-01 | 大日本印刷株式会社 | 電子レンジ用包装袋 |
JP2012153390A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | News Chef株式会社 | 電子レンジ調理用容器 |
JP6344546B2 (ja) * | 2014-02-20 | 2018-06-20 | 福岡丸本株式会社 | 包装容器 |
JP6326911B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2018-05-23 | キョーラク株式会社 | 電子レンジ用容器及び電子レンジ用包装体 |
JP2015199497A (ja) * | 2014-04-04 | 2015-11-12 | 凸版印刷株式会社 | 包装体 |
JP2017124859A (ja) * | 2016-01-15 | 2017-07-20 | 大日本印刷株式会社 | 包装材料、それを用いた包装容器または包装袋 |
-
2016
- 2016-01-15 JP JP2016006168A patent/JP6660002B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017124860A (ja) | 2017-07-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6660002B2 (ja) | 包装容器 | |
US10974888B2 (en) | Lidded container and container used therefor | |
JP2017057008A (ja) | 電子レンジ用パウチ | |
JP6008447B2 (ja) | 密閉フィルム、包装材及び包装体 | |
AU2004270547B2 (en) | Packaging bag for microwave oven | |
JP2007119064A (ja) | 電子レンジ加熱用密封容器 | |
JP2017124859A (ja) | 包装材料、それを用いた包装容器または包装袋 | |
WO2015072404A1 (ja) | 容器本体、容器および容器の製造方法 | |
JP2005035567A (ja) | 電子レンジ対応包装容器 | |
JP2004018099A (ja) | 紙容器 | |
JP5887758B2 (ja) | 電子レンジ調理用包装容器 | |
JP2004284604A (ja) | 電子レンジ加熱用包装袋 | |
JP6326911B2 (ja) | 電子レンジ用容器及び電子レンジ用包装体 | |
JP2925652B2 (ja) | 食品包装体 | |
JP2016068981A (ja) | 蓋材 | |
JP6377450B2 (ja) | 電子レンジ用包装体 | |
JP5682907B2 (ja) | 電子レンジ加熱調理用容器 | |
JP2017145030A (ja) | 蓋付容器及び袋 | |
JP5006124B2 (ja) | 電子レンジ加熱容器およびこれに用いる中蓋およびこれに食品を収納した食品収納体 | |
JP2017114541A (ja) | 包装材料、それを用いた包装容器または包装袋 | |
JP6756113B2 (ja) | 蓋付容器 | |
JP2007204073A (ja) | 電子レンジ加熱用包装容器 | |
JP4954661B2 (ja) | 電子レンジ調理用容器 | |
JP2015160631A (ja) | 電子レンジ加熱用包装容器 | |
JP2001240148A (ja) | 蒸気抜孔付包装袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160928 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190919 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191001 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200121 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6660002 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |