JP5468225B2 - 袋 - Google Patents

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本発明は、食品等を封入する包装袋に関し、特に電子レンジによる加熱が可能な包装袋に関する。
食品等を封入して、長期間の保存を可能とする包装体が知られている。特にレトルト殺菌処理を施したレトルト包装体は、長期間の保存性に加えて、使用時には袋ごと加熱して内容物を温めることができる利便性からさまざまな食品に広く利用されている。
アルミ箔を使用したレトルト包装体は、電子レンジによって加熱することができないが、近年、アルミ箔を用いないレトルト包装材料の開発により、電子レンジによる直接加熱が可能なレトルト包装体が普及してきた。
包装体を電子レンジによって加熱する場合、内容物に含まれる水分が沸騰して内圧が高まり、包装体が破裂することを防ぐために、蒸気抜きのための工夫を施した包装袋が種々提案されている。
特許文献1に記載された電子レンジ用包装体は、その実用新案請求の範囲に記載された通り、耐熱性、耐圧性を有する単層若しくは積層フィルムを用い、電子レンジ用の食品等を収容し、外周をシールする包装体において、内容物収容部の外部に軟接着による隔室を設け、該隔室は1又は2以上のパンチ穴によって解放されていることを特徴とする電子レンジ用包装体である。
この電子レンジ用包装体は、発生する蒸気圧によって軟接着部分のシールをはがし、パンチ穴から蒸気を逃す構造となっているため、蒸気の脱出する経路はパンチ穴によって決定されており、このため万一急激な加熱により、パンチ穴から逃げ切れないような大量の蒸気が発生した場合には、包装袋が破裂する恐れがある。
また、加熱後の包装体は、全体が過熱されて取扱い難い状態となるが、この過熱された包装体から内容物を取り出す際に、どのようにして開封するのかについての記載がない。
また軟接着部は、包装体の保存安定性に対して悪影響を及す恐れがある。
特許文献2に記載された電子レンジ用包装体は、その特許請求の範囲に記載された通り、重ね合わされた一対の包装シートの内面同士を接着してなる背貼り部を有する包装袋内に被調理品が収納されてなる電子レンジ用包装体において、前記背貼り部には収容空間に連通する第1通路と該第1通路の上方位置から背貼り部の長手方向に延設された第2通路とからなる蒸気通路が形成され、しかも、第2通路は開口可能に構成されていることを特徴とする電子レンジ用包装体である。
この電子レンジ用包装体は、予め形成された蒸気通路の一端を、使用者が開封することによって蒸気の逃げ道を確保するものであるから、加熱に先立って蒸気通路を開封するという余計な手間がかかるものであり、万一開封し忘れた場合には、包装体が破裂する危険性を持っている。
また特許文献1と同様、開封方法についての記載が見当らない。
特許文献3に記載された特許出願人の出願による電子レンジ用食品包装袋は、その特許請求の範囲に記載された通り、軟包材フィルムを用いて製袋された包装袋であって少なくとも背シール部を備えた電子レンジ用食品包装袋において、前記背シール部の一部領域に狭いシール幅を以て形成した包装袋の内圧により剥離開口可能な開口用シール部を設けた
ことを特徴とする電子レンジ用食品包装袋である。
この電子レンジ用食品包装袋は、背シール部の一部領域に狭いシール幅の開口用シール部を設けることにより、発生する蒸気の内圧によって開口部を開口させるものであるため、使用者が予め開口部を切開いておくといった手間がかからないものではあるが、包装袋本体部分と開口部とが接近しているため、内容物が蒸気とともに噴出する恐れがあった。また、過熱した内容物を取り出すための適切な手段を欠いていた。
特許文献4に記載された電子レンジ用包装袋は、その特許請求の範囲に記載された通り、積層シートから製袋されて被調理品を収容空間部内に収容可能な電子レンジ用包装袋において、前記積層シートのうちの少なくとも一層に切込部が形成され、且つ、該切込部は、前記積層シートの内面同士が接着された接着部12の近傍に位置してなることを特徴とする電子レンジ用包装袋である。
この電子レンジ用包装袋は、積層シートに予め切込部を形成しておき、さらに蒸気内圧による応力がこの切込部に集中するように特殊な形状の接着部を設けたものであるから、予め使用者が開口部を開くことなく、発生する蒸気の圧力によって自動的に開口するものであるが、包装袋を製造する過程で切込部を形成する工程が増えるばかりでなく、積層シートの1層だけに切込みを入れるという精密な作業を必要とし、製品の切込部の深さがばらつく要素を抱えているため安定した製品が得難いという問題がある。
特許文献5に記載された密封合掌包装容器は、その特許請求の範囲に記載された通り、合掌部分におけるシール部に内圧や熱に対する剥離強度の小さい部分を備え、その剥離強度の小さい部分に対応させて剥離のための補助手段を付設してあることを特徴とする密封合掌包装容器である。
この密封合掌包装容器は、特許文献1〜4と同様、電子レンジ等による加熱時の破裂防止を目的としたものである。この密封合掌包装容器においては、合掌シール部の一部に剥離強度の小さい部分を設け、さらにこの剥離強度の小さい部分に対応させて、透孔等の補助手段を付設したものであるため、使用者が予め蒸気放出孔を設けるといった手間がかからないものではあるが、剥離強度の小さい部分の大きさや、透孔等の補助手段の大きさが予め決ったものであるため、急激な加熱によって大量の蒸気が発生した場合等に、容器が破裂する危険性がある。また、既に述べたように、剥離強度の小さい部分を設けることは、包装体の保存性に悪影響を及す恐れがある。
実開平5-58670号公報 特開平10-72070号公報 特開平11-29181号公報 特開2000-25850号公報 特開2001-270536号公報
本発明の課題は、事前の処置を施すことなく、そのまま電子レンジによって加熱することができ、急激な加熱によっても容器が破裂したり内容物が噴出したりすることがなく、加熱後の内容物の取り出しも安全に行いうる長期保存可能な包装袋を提供することである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、袋の胴部に背シール部を設け、該背シール部は両端のシール幅が広く、中央部に向って連続的にシール幅が狭くなるシール部と、該シール部で外側を囲われ内側が袋の収納部につながっている空間部を有し、該空間部は、底辺の幅が、袋の収納部の幅にほぼ等しく、背シール部の両端の少なくとも一方には袋の収納部の近傍の周端部に、背シール部をカットするための切断開始部が設けられており、袋の背シール部の両端はコーナー部を有し、コーナー部の周縁は曲線を形成し、コーナー部の曲線のいずれの位置からも背シール部の空間部までの距離は、20mm以上あり、背シール部の中央部の狭いシール幅が2〜5mmであり、かつ背シール部のシール強度は他のシール部のシール強度と同等であることを特徴とする袋である。
また、請求項に記載の発明は、袋の背シール部と平行な端部にはガセット部を有し、起立可能であることを特徴とする請求項1に記載の袋である。
また、請求項に記載の発明は、背シール部のシール部の外側に無シール部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の袋である。
本発明に係る袋は、袋の胴部に背シール部を設け、該背シール部は両端のシール幅が広く、中央部に向って連続的にシール幅が狭くなるシール部と、該シール部で外側を囲われ内側が袋の収納部につながっている空間部を有するものであるから、この袋に水分を含む内容物を充填した包装体を、電子レンジによって加熱した場合、発生する蒸気の圧力によって袋が膨張し、背シール部の中央部のシール幅の最も狭いシール部に熱と圧力が集中するため、このシール部分が自動的に開口し、発生した蒸気が抜ける。このため事前に開口部を形成する等の処置を施すことなく、包装体を直接電子レンジで加熱することができる。
発生する蒸気の熱と圧力によって開口する背シール部のシール部は、背シール部の中央部が最も狭く、外側に向って徐々に広くなっているため、発生する蒸気の熱と圧力によって自動的に開口幅が広くなり、発生した蒸気を逃すので、急激な加熱によって一度に大量の蒸気が発生した場合にも、袋が破裂することはない。
背シール部中のシール部は、自動的に開口する性質をシール部の形状によって発現しているため、軟接着タイプのシール等のシール強度の弱いものでなくても、通常のシール強度を有するシールであっても可能であり、従って包装体の保存性に悪影響を及すことはない。
また、背シール部に収納部につながった空間部を有しているため、内容物と蒸気噴出部との間に距離があるため、蒸気の噴出口から内容物が蒸気とともに噴出する恐れが少ない。
また、背シール部の両端の少なくとも一方には袋の収納部の近傍の周端部に、背シール部をカットするための切断開始部が設けられている場合には、鋏等を用いなくても包装体の開口が手で容易にできる。
また、袋の背シール部と平行な端部にガセット部を有し、袋が起立可能である場合には
、この袋を用いた商品を陳列する際の陳列効果が高まる。
また、袋の背シール部の両端にコーナー部を有し、コーナー部の周縁は曲線を形成し、コーナー部の曲線のいずれの位置からも背シール部の空間部までの距離は、20mm以上ある場合にあっては、包装体が加熱された直後の状態であってもコーナー部の温度はすぐ下がるので、コーナー部を両手で持つことが可能であり、またコーナー部の周縁が曲線状となっているので、持ちやすく取扱い性に優れている。
また、背シール部の中央部の狭いシール幅が2〜5mmである場合には、保存性を低下させることなく、自動開口性を確保することが安定的に可能である。
また、背シール部のシール部の外側に無シール部を有する場合には、背シール部の中央部のシール幅の最も狭い部分のシール幅が、背シール部の化粧カットによってばらつくことがないので、最小のシール幅を一定に維持することが容易となる。
図面に従って、本発明に係る袋の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る袋の一実施態様を示した斜視図である。また図2は、本発明に係る袋に内容物を充填し、加熱した時の状態を示した斜視図である。図3は、背シール部の説明図である。
図1に示したように、本発明に係る袋1は、袋の胴部2に背シール部3を設けたものであり、背シール部3は両端のシール幅が広く、中央部に向ってシール幅が連続的に狭くなるシール部4と、シール部4で外側を囲われ内側が袋の収納部6につながっている空間部5を有するものである。空間部5は、底辺の幅が、袋の収納部6の幅にほぼ等しく、高さが背シール部3の高さよりも小さい空間である。図1では、扁平なかまぼこ型に近い形状であるが、2等辺三角形や上辺が短い台形に近い形状でも良い。
図1の実施態様においては、袋1の周縁部がシールされて周縁シール部8を形成しており、開口部10から内容物を収納できるようになっている。また背シール部3には、コーナー部11が形成され、さらに切断開始部7が両側に設けられている。
図2は、本発明に係る袋に内容物を充填し、加熱した時の状態を示した斜視図である。袋の収納部6に内容物を収納し、トップシール部16をシールして密封することにより、包装体が得られる。包装体を電子レンジで加熱すると、内容物に含まれていた水分が加熱されて蒸発し、水蒸気となって包装体内部の温度と圧力が上がる。この時、空間部5が圧力によって膨張する結果、背シール部3のシール部4のうちで最もシール幅の狭い中央部に蒸気の熱と圧力が集中する。その結果、この中央部分が自動的に開口し、蒸気15が噴出する。この時、空間部5が存在するために内容物と蒸気噴出口との間に距離ができ、このため、蒸気の噴出に伴って内容物が一緒に飛出すといった問題が生じにくい。
背シール部3のシール部4は、その他の周縁シール部8やトップシール部16よりも、シール強度を弱くする等の特別の処置を施す必要はなく通常のシール強度でも良いため、内容物の保存性に悪影響を及す心配はない。
もちろん、内容物の保存性に悪影響を及さない範囲で、背シール部のシール部のシール強度を、他の周縁シール部やトップシール部等よりも弱くすることは、差支えない。
加熱の終了した直後の包装体は、全体が過熱されており、取扱いに当っては火傷をしないように注意を要するものであるが、背シール部3の高さを十分にとり、コーナー部11の周縁から空間部5までの距離が少なくとも20mm以上あるようにすることにより、この部分の温度がすぐに低下するのでこの部分を手で持って容易に取扱うことが可能となる。
また、背シール部3の両端の少なくとも一方に、袋の収納部の近傍の周縁部に、背シール部をカットするための切断開始部7を設けることにより、鋏等の道具を用いなくても、手で背シール部をカットし、内容物を取出すことが可能である。
図3は、本発明に係る袋の背シール部3の説明図である。
図3に示された実施態様においては、背シール部3のシール部4は、アーチ型の空間部5によって、シール幅13が中央部において最も狭くなるように形成されており、背シール部3の両端にはコーナー部11が設けられている。コーナー部11は、手で持ちやすいように角が丸く曲線状に形成されており、コーナー部の外縁部は、空間部5から20mm以上の距離を保っている。また背シール部3の両端には背シール部をカットするための切断開始部7が設けられている。切断開始部7の形状としては、図3に示されたようなV字型に限らず、I字型、U字型、亀甲型等任意である。切断開始部7は、背シール部3の少なくとも一方の側に設けることが望ましく、両側に設けた場合には最も使い勝手が良好となる。
背シール部3の中央部の狭いシール幅13は、2mm以上5mm以下であることが望ましい。2mm以下であると、包装体の保存性能に悪影響を及す恐れがある。また5mm以上であると、加熱時の開口が適切に行われない恐れがある。
図4は、本発明に係る袋の背シール部の他の実施態様を示した説明図である。
図4に示された実施態様においては、背シール部3のシール部4の外側に無シール部14が設けられている。通常、シール部は、シール後に化粧断ちをして形状を整えることが行われるが、図3のような形状であると、シール部4の最も狭い中央部のシール幅は、化粧断ちのばらつきによってばらつく恐れがある。しかし図4の実施態様に見られるように、無シール部14を設けた場合には、シール部4の最も狭いシール幅は、シール機の熱版の形状によって決定されるので、ばらつく恐れがない。
図5は、本発明に係る袋の他の実施態様を示した斜視図である。
図5に示された実施態様においては、袋の胴部2は、1枚のフィルムの折曲げによって形成されており、周縁シール部8をシールすることによって密封される。
図6は、本発明に係る袋の他の実施態様を示した斜視図である。
図6に示された実施態様においては、背シール部3と平行な端部にガセット部12が形成されており、ボトムシール部9並びにガセット部12を底面として起立可能である。
このような形状とした場合には、商品を立てて陳列することが可能となるので、陳列効果が高まる。なお背シール部3のシール部4の形状としては、図4に示したものと同様に無シール部14を有する形状とした。
本発明に係る袋を構成するフィルム基材については、通常レトルトパウチに使用される一般的な軟包装フィルムが使用できるが、電子レンジでの加熱を前提とした場合には、アルミ箔を使用しない構成であることが必要である。層構成としては、基材層/接着剤層/中間層/シーラント層の4層構成の軟包装フィルムが一般的であるが、必ずしもこの層構成に限定されるものではない。
基材層としては、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ナイロンフィルムなどが使用される。基材層の二軸延伸ポリエステルフィルムとして予め金属酸化物等を蒸着した無機酸化物蒸着ポリエステルフィルムを使用してもよい。
接着剤層としては、水酸基を有する主剤とイソシアネート基を有する硬化剤を混合して使用するポリウレタン系接着剤が好ましく使用される。
中間層は、主に包装体にガスバリア性を付与したり、各種機械的特性を向上させる目的で用いられるものであり、単層または多層フィルムからなる。単層フィルムとしては、無延伸ナイロンフィルム、エチレン・ビニルアルコール共重合体フィルム、塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、アクリルフィルム、塩化ビニリデン樹脂コートセロファン等が使用され、多層フィルムとしては、酸化アルミニウム、酸化珪素などの金属酸化物を蒸着したポリエステルフィルムや、上述した単層フィルムを積層した多層フィルムあるいは、蒸着ポリエステルフィルムにさらに単層フィルムを積層した多層フィルムなどが使用される。
シーラント層としては、ポリオレフィン系樹脂またはポリオレフィン系樹脂フィルムが一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン、プロピレン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・エチレンブロック共重合体、ポリプロピレン・αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂などが使用される。
以下実施例に基づき、本発明に係る袋についてさらに具体的に説明する。
軟包装フィルム基材として、次に示した層構成のフィルムを使用し、図1に示されたような形態の袋を作成した。外形寸法は、短辺12cm、長辺15cm、背シール部の高さ7.5cmとした。また背シール部のシール幅は、中央部の最も狭い部分で3mmとなるようにした。
(フィルム基材の層構成)
無機酸化物蒸着ポリエステルフィルム(12μm)/ナイロンフィルム(15μm)/ポリプロピレンフィルム(50μm)
作成した袋に内容物としてパスタソースを150g充填し、トップシール部をシールした後、レトルト殺菌処理を施して包装体とした。
この包装体を背シール部を上にして高周波出力500Wの電子レンジに入れ、3分間加熱すると、背シール部の中央部が内部の蒸気圧によって自動的に開口し、蒸気が噴出した。
コーナー部を持って包装体を持ち上げ、切断開始部から背シール部を切断して除去すると空間部が開口して内容物を容易に取出すことができた。
軟包装フィルム基材として、次に示した層構成のフィルムを使用し、図6に示されたような形態の袋を作成した。外形寸法は、短辺(底辺)12cm、長辺(高さ)15cm、背シール部の高さ7.5cmとした。また背シール部のシール幅は、中央部の最も狭い部分で3mmとなるようにした。
(フィルム基材の層構成)
ポリエステルフィルム(12μm)/無機酸化物蒸着ポリエステルフィルム(12μm)/ナイロンフィルム(15μm)/ポリプロピレンフィルム(50μm)
作成した袋に内容物としてパスタソースを150g充填し、トップシール部をシールした後、レトルト殺菌処理を施して包装体とした。
この包装体を背シール部を上にして高周波出力500Wの電子レンジに入れ、3分間加熱すると、背シール部の中央部が内部の蒸気圧によって自動的に開口し、蒸気が噴出した。
コーナー部を持って包装体を持ち上げ、切断開始部から背シール部を切断して除去すると空間部が開口して内容物を容易に取出すことができた。
本発明に係る袋の一実施態様を示した斜視図。 本発明に係る袋に内容物を充填し、加熱した時の状態を示した斜視図。 本発明に係る袋の背シール部の説明図。 本発明に係る袋の背シール部の他の実施態様を示した説明図。 本発明に係る袋の他の実施態様を示した斜視図。 本発明に係る袋の他の実施態様を示した斜視図。
符号の説明
1・・・袋
2・・・胴部
3・・・背シール部
4・・・背シール部のシール部
5・・・空間部
6・・・収納部
7・・・切断開始部
8・・・周縁シール部
9・・・ボトムシール部
10・・・開口部
11・・・コーナー部
12・・・ガセット部
13・・・シール幅
14・・・無シール部
15・・・蒸気
16・・・トップシール部

Claims (3)

  1. 袋の胴部に背シール部を設け、該背シール部は両端のシール幅が広く、中央部に向って連続的にシール幅が狭くなるシール部と、該シール部で外側を囲われ内側が袋の収納部につながっている空間部を有し、該空間部は、底辺の幅が、袋の収納部の幅にほぼ等しく、背シール部の両端の少なくとも一方には袋の収納部の近傍の周端部に、背シール部をカットするための切断開始部が設けられており、袋の背シール部の両端はコーナー部を有し、コーナー部の周縁は曲線を形成し、コーナー部の曲線のいずれの位置からも背シール部の空間部までの距離は、20mm以上あり、背シール部の中央部の狭いシール幅が2〜5mmであり、かつ背シール部のシール強度は他のシール部のシール強度と同等であることを特徴とする袋。
  2. 袋の背シール部と平行な端部にはガセット部を有し、起立可能であることを特徴とする請求項1に記載の袋。
  3. 背シール部のシール部の外側に無シール部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の袋。
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