JP2018002188A - 包装容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蓋材30と容器本体10のフランジ部12との間に周状のシール部20が設けられており、シール部20は、主要シール部21と、主要シール部21から内側に向かって突出した突出シール部22であって蒸気抜け手段として機能する突出シール部22と、を有し、突出シール部22の頂点221の側は、略V字状となっており、頂点221のV字がなす角度θは90度以上150度以下であり、突出シール部22の間口幅LWは8mm以上であり、突出シール部22の内縁の頂点221から突出シール部22の基部225までの距離をLDとしたときに、LDが9mm以下である。
【選択図】図4
Description
以下、本発明の第1実施形態について、詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
以下、図1〜図3を用いて、本発明の第1実施形態の包装容器1の全体構成について説明する。図1は、第1実施形態の包装容器1の斜視図であり、図2は、第1実施形態の包装容器1の平面図であり、図3は、第1実施形態の包装容器1の側面図である。
第1実施形態において、蓋材30の輪郭は容器本体10のフランジ部12の輪郭と同じになっている。容器本体10に接合される蓋材30を構成する材料は、蓋材30の下面が少なくとも容器本体10のフランジ部12の上面に接合され得るよう、選択される。例えば、蓋材30は、基材層と、蓋材30の下面を構成するシーラント層と、を含んでいる。蓋材30の厚さは、特に限定されないが、例えば20μm以上100μm以下の範囲内とすることができる。
容器本体10は、例えば、シート成形法や射出成形法により成形することができる。シート成形法とは、シートを加熱状態で真空や空圧などを利用して延伸することで所定の金型に密着させ、所定の形状の容器本体を製造する方法である。
フランジ部12の輪郭は外縁12Yで形成されている。本実施形態においては、フランジ部12の輪郭は、辺12a、隅部12c、辺12a、隅部12c、辺12a、隅部12c、辺12a、隅部12cを経て、略四角形の周状に連続して形成されている。また、隅部12cは、面取りされて外に凸の曲部となっている。
図1、図2に示すように、蓋材30と容器本体10のフランジ部12との間には、蓋材30とフランジ部12とを接合させる周状のシール部20が、一周に亘って連続的に設けられている。周状のシール部20は、熱、超音波、高周波などのシール手段によって容器本体10又は蓋材30の少なくともいずれかを少なくとも部分的に溶融させることによって、形成されたものであってもよい。またシール部20は、接着剤などの、容器本体10及び蓋材30とは別個の構成要素によって形成されたものであってもよい。シール部20を蓋材30とフランジ部12との間に形成することにより、容器本体10の開口部11を隙間無く密封することができる。
第1位置121は、フランジ部12において蒸気抜け手段が形成されている位置であり、第2位置122は、フランジ部12において第1位置121と開口部11の重心P3を挟んで対向する位置である。本実施形態では、突出シール部22が蒸気抜け手段を構成しているため、第1位置121はフランジ部12において突出シール部22が形成されている位置であり、第2位置122はフランジ部12において、主要シール部21のうち第1位置121と開口部11の重心P3を挟んで対向する位置である。より具体的には、第1位置121は突出シール部22の頂点221の位置であり、第2位置122は第1位置121と開口部11の重心P3とを結ぶ仮想線L1と主要シール部21との交点である。
突出シール部の寸法について説明する。図4は、第1実施形態において、突出シール部に関する各種寸法等を示す模式図である。図4に示すように、突出シール部22の頂点221の側は、略V字状となっている。第1実施形態においては、突出シール部22の全体形状が、略V字状となっている。頂点221のV字がなす角度θは、90度以上150度以下である。
次に、図5を用いて、本発明の第2実施形態に係る突出シール部22Aについて説明する。図5は、第2実施形態において、突出シール部の頂点に関する各種寸法等を示す模式図である。第2実施形態では、主に第1実施形態との相違点について説明する。第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が奏される。第2実施形態において特に説明しない点については、第1実施形態の説明が適宜に適用される。
例えば、突出シール部の形状は、前記実施形態における突出シール部の形状に制限されない。
また、フランジ部12及び蓋材30は、底壁14に対して傾斜していなくてもよい。
〔表1〕には、実施例及び比較例に係る、V字がなす角度θ(V字角度θ)、間口幅LW、突出シール部22の内縁の頂点221から突出シール部22の基部225までの距離(突出シール部の深さ)LD、突出シール部におけるフランジ部の幅LS(mm)、及びLS/LDをそれぞれ異ならせた場合における、実施結果の良否(蒸気を包装容器1の外部へ長時間に亘って安定的に排出できるか否か)を示す。実施例及び比較例は、第1実施形態と同様に、突出シール部22の全体が略V字形状となっている。表1では、実施例と比較例とが混在した形で示されている。
・内容物
ハンバーグ(固形)100gとソース(粘調体)70g
・電子レンジの条件
出力600W(ターンテーブル方式)
加熱時間:4分40秒
・良否の判定基準
〔良1〕「収容部内の蒸気が蒸気抜け手段から蒸通する(破裂しない)。」及び〔良2〕「加熱後に蒸気抜け手段以外のシール部がシール後退していない。」を確認する。
判定○:上記2つ(〔良1〕及び〔良2〕)を満たしている。
判定×:蒸通しているが蒸気抜け手段以外のシール部にシール後退が発生した(収容部の内圧が上がり過ぎた)。
判定××:蒸通せずに、破裂した(蒸気が抜けない)。
10 容器本体
11 開口部
12 フランジ部
12a 辺
12c 隅部
12Y 外縁
121 第1位置
122 第2位置
13 側壁
14 底壁
15 収容部
20 シール部
21 主要シール部
22 突出シール部(蒸気抜け手段)
221 頂点
222 頂点
225 基部
30 蓋材
H1 第1位置の高さ
H2 第2位置の高さ
H3 第1位置と第2位置の高さの差
P3 開口部の重心
L1 第1位置と開口部の重心とを結ぶ仮想線
LD 突出シール部の内縁の頂点から突出シール部の基部までの距離
LS フランジ部の幅
LW 間口幅
θ V字がなす角度
Claims (4)
- 開口部を有する容器本体と、該開口部を覆い前記容器本体に接合された蓋材と、で構成され、蒸気抜け手段を備える包装容器であって、
前記容器本体は、底壁と、該底壁から立設された側壁であって、側壁の上部が前記開口部を形成する側壁と、該側壁の上部に連設されたフランジ部とを備え、前記底壁、前記側壁及び前記開口部から収容部が形成され、
前記蓋材と前記フランジ部との間に周状のシール部が設けられており、
前記シール部は、主要シール部と、該主要シール部から内側に向かって突出した突出シール部であって前記蒸気抜け手段として機能する突出シール部と、を有し、
前記突出シール部の頂点の側は、略V字状となっており、
前記頂点のV字がなす角度θは90度以上150度以下であり、
前記突出シール部の間口幅は8mm以上であり、
前記突出シール部の内縁の頂点から前記突出シール部の基部までの距離をLDとしたときに、LDが9mm以下である、包装容器。 - 収容される内容物が冷凍食品である、請求項1に記載の包装容器。
- 前記収容部の厚さは、100μm以上300μm以下である、請求項1又は2に記載の包装容器。
- 前記収容部は、前記フランジ部よりも薄肉で且つ柔軟となっている、請求項1〜3のいずれかに記載の包装容器。
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- 2016-06-29 JP JP2016128435A patent/JP2018002188A/ja active Pending
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