JPH09215594A - 電子レンジ用容器 - Google Patents

電子レンジ用容器

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JPH09215594A
JPH09215594A JP8023738A JP2373896A JPH09215594A JP H09215594 A JPH09215594 A JP H09215594A JP 8023738 A JP8023738 A JP 8023738A JP 2373896 A JP2373896 A JP 2373896A JP H09215594 A JPH09215594 A JP H09215594A
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JP
Japan
Prior art keywords
container
microwave oven
convex portion
flat surface
frame part
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8023738A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Sakamoto
芳男 阪本
Hidehiko Kinoshita
秀彦 木下
Fumiko Yamamoto
史子 山本
Masaharu Aiuchi
雅治 相内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Publication date
Application filed by Snow Brand Milk Products Co Ltd filed Critical Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電子レンジによる食品の調理にお
いて、その調理面に加熱むらを生じないようにするにあ
る。 【解決手段】 本発明の電子レンジ用容器は、容器底部
に、上方あるいは下方に突出する角を有する凸部を設
け、その凸部で囲まれる平面を有した構成である。また
凸部の断面が三角形又は四角形であって、その凸部で囲
まれる平面が多角形状又は円形状又は楕円形状を有して
いる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジ調理に
用いる容器に関し、特に容器内の調理食品の加熱むらを
改善するための容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来市販されているグラタン、カレーラ
イス等が入った電子レンジ用容器の形状は、容器底部が
平面状か、容器の内側底部に丸く凸部がついている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の市販されて
いるものにあっては、容器に入ったグラタン、カレー等
を電子レンジで加熱調理すると、容器中央部が加熱され
にくく、加熱むらが起きる。これは、マイクロ波が中央
に集中しにくいためであるが、そのため中央部の温度を
内容物を食べるのに適当な温度まで加熱すると、容器の
周辺部が過剰に加熱されて焦げ、さらにソース類の煮立
ちにより焦げとソースが混じり、外観が濁った様相をみ
せ、見栄えが悪くなるとともに、調理時間が長くなると
いう問題がある。本発明は、上記のような問題点を解決
するために創出されたもので、その目的とするところ
は、電子レンジによる調理において、その調理面に加熱
むらを生じないようにするにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にあっては、容器底部に、上方あるいは下
方に突出する角を有する凸部を設け、その凸部で囲まれ
る平面を形成することにより、短時間の加熱で加熱むら
が改善できる電子レンジ調理用容器を提供することによ
って問題点の解決を図っている。本発明者らは、冷凍食
品を電子レンジで加熱する際に、加熱むらを改善できる
容器を提供すべく鋭意研究を行った。その結果、容器底
部に、上方あるいは下方に突出する角を有する凸部を設
け、その凸部で囲まれる平面を形成させ、この角を有す
る凸部にマイクロ波を集中させることができ、加熱むら
をおこさない電子レンジによる調理用の容器が得られる
ことを見いだし、本発明をなすに至った。
【0005】すなわち、本発明の電子レンジ用容器は、
容器底部に上方あるいは下方に突出する角を有する凸部
を設け、その凸部で囲まれる平面を形成した構成であ
る。具体的には、凸部の断面が角状であって、その凸部
で囲まれる平面を有するものである。さらには、凸部の
断面が三角形状又は四角形状であって、その凸部で囲ま
れる平面の形状が多角形、又は円形、又は楕円形の構成
をとっている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明にあっては、容器本体の形
状は特に限定されることなく、グラタン、カレーライス
等を入れておくことができるような形状であれば、長方
体、円形、小判型等の形状が採用できるが、加熱効率が
良いものは円形又は、小判型が望ましい。容器材質は耐
熱性があり、食品衛生的に問題がなければ各種の材質の
ものを用いることができる。一般的には、ポリプロピレ
ン、無機物(タルク)入りポリプロピレン、結晶化ポリ
エチレンテレフタレート等が用いられる。尚、容器本体
の成形方法としては、真空成形が用いられる。電子レン
ジ加熱による調理食品の加熱むらを改善すべく、種々の
容器形状において、45℃で白濁するアドヘア糊を用い
て電子レンジ加熱時の容器形状の影響を検討した。
【0007】従来用いられている容器底部が平面状の容
器の場合は、調理に当って、容器周辺部(側壁部)が最
初に加熱され、その後中心部に向かって加熱が進む状態
であり、加熱時間が長くかかり、中心部が加熱される時
は容器周辺部が激しく煮立つ状況である。容器底部に丸
く凸部がついた容器においても全く同じ現象で、容器中
心部の加熱が最後になる現象が認められた。そこで、容
器底部に上方あるいは下方に突出する角を有する凸部を
設け、その凸部で囲まれる平面を形成すると、その部分
の加熱が早い事に着目し、電子レンジ加熱時に一番最後
に加熱される容器中央部に、枠部を設けて加熱むらを改
善する検討を行った。その結果、枠部の凸部形状の断面
は角を有する形状、具体的には四角形又は三角形等が良
く、半球形等の角が無い形状は好ましい結果が得られな
かった。枠部の凸部の高さについては、通常の電子レン
ジで利用される大きさの容器では、3mm以上で効果が
認められ、3mm以下では効果が認められなかった。凸
部を形成した四角形の凸部で囲む面積は大きすぎても小
さすぎても効果がなく、例えば凸部で囲まれる形状が正
方形の場合は、一辺が30mmから50mmの範囲の中
で効果が認められた。また、容器中央部に設ける枠部に
ついては、容器底部の下方に突出する角を有する凸部を
設け、その凸部で囲まれる平面をもつ枠部を形成させて
も同様の効果が認められた。大きな容器を用いる場合に
は、角を有する凸部で囲まれる平面を、容器底部の中央
部に1個だけでなく、複数個設けることにより、容器内
の調理食品の加熱ムラを改善することができる。尚、上
記の凸部で囲まれた平面は図11に示すように、凸部で
完全に囲まれていなくてもよい。
【0008】以下、図面に示す実施例について説明す
る。先ず、従来の電子レンジ用容器(a’)について説
明する。図1の〔A〕及び〔B〕に示す容器本体
(1’)は、平面視において共に円形であり、(2’)
はその側壁、(3’)はその底部であり、〔B〕におい
て(4’)は丸い凸部である。図2は、図1の〔A〕の
平面図であって、×印(イ)〜(ホ)は、調理食品の品
温の温度測定箇所である。これらの〔A〕及び〔B〕の
容器本体(1’)は、その材質がポリプロピレン、無機
物(タルク)入りポリプロピレン、結晶化ポリエチレン
テレフタレート等である。
【0009】次に、本発明の電子レンジ用容器について
説明する。 (実施例1)図3、図4及び図5は実施例1を示すもの
で、図3は電子レンジ用容器(a1)の断面図であり、
図4は、その一部の拡大断面図である。また図5はその
平面図である。電子レンジ用容器(a1 )の容器本体
(1)は、円形の側壁(2)に続く底部(3)の中央部
に、断面が台形の枠部(4)が上方に突設されており、
この枠部(4)は容器本体(a1 )と相似形の円形をな
すもので、その内部は平面(5)である。この円形の枠
部(4)は、1つの例として、枠部(4)と平面(5)
との接合部分を結んだ形状すなわち円形の平面(5)の
直径が30mmであり、台形の枠部の高さは3mm、台形の
上辺の長さが12mm、傾斜辺(6)の投影長が3mmであ
る。
【0010】(実施例2)図6、図7及び図8は実施例
2を示すもので、図6は電子レンジ用容器(a2)の断
面図であり、図7はその一部の拡大断面図である。また
図8はその平面図である。電子レンジ用容器(a2 )の
容器本体(1)は、円形の側壁(2)に続く底面(3)
の中央部に、断面が三角形状にして平面が四角形状の枠
部(7)が突設されている。この四角形状の枠部(7)
は、正方形であっても菱形状であってもよいが、図示の
ものは、正方形のものであり、この正方形の角は、わず
かな円弧であってもよい。1つの例としては、この四角
形状の枠部(7)に囲まれた内部の平面(5)の各辺が
30mmの長さのものであり、その三角形状の山の高さは
7.5mm、三角形の底辺に相当する部分の長さは15mm
である。
【0011】この枠部(7)の高さは、3mm以上で効果
が認められ、3mm以下では効果が認められない。また、
この四角形状の枠部(7)で囲まれた平滑面の面積は大
きすぎても小さすぎても効果がなく、一辺が30mm〜5
0mmの範囲の中で効果が認められる。さらに、図9、図
10に示すように、容器(a3 )はその底部(3)の中
央部に、断面が三角形状にして平面が四角形状の枠部
(7’)を外面側に突設したもので、同様な効果が認め
られる。また図11、図12に示すように、容器
(a 4 )はその底部(3)の中央部に凸部の断面が三角
形状にして、その凸部で囲まれる平面が四角形状の枠部
(8)を上方に突設したものも、同様な効果が認められ
る。この場合、図9に示す容器のように下方に凸部のも
のでも同様な効果が認められる。
【0012】電子レンジ用容器(a1 )、(a2 )、
(a3 )及び(a4 )とも、図1に示す従来の電子レン
ジ用容器(a’)と同様に、その材質には、ポリプロピ
レン、無機物(タルク)入りポリプロピレン、結晶化ポ
リエチレンテレフタレート等が用いられ、図2、図5、
図8における中心及び周囲の4つの×印(イ)及び
(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)は、容器内の調理食品
の加熱時における品温の温度測定箇所である。
【0013】以上のような従来品の電子レンジ用容器
(a’)〔容器の底部(3’)が平面状、又は丸い凸部
(4’)がついているもの〕及び本発明の実施例1の電
子レンジ用容器(a1 )、実施例2の電子レンジ用容器
(a2 )にマカロニグラタン200gを充填し凍結保存
後、機種名 NO.1 日立(MRO−F7)、 NO.2 SAN
YO(EMA−V4)、 NO.3 SHARP(RED−
1)の500Wの電子レンジで6分間加熱テストを行
い、調理食品の電子レンジ加熱後の品温の温度測定箇所
(イ)〜(ホ)における測定結果を、以下の表1(従来
品)、表2(実施例1)、表3(実施例2)に示す。
【表1】
【表2】
【表3】
【0014】テストの結果、従来の容器(a’)にあっ
ては、表1に示すように電子レンジの機種間に差はある
が、容器の周辺部の温度は、14〜93℃、中央は13
〜68℃とばらつくとともに、容器中央部の温度が周辺
部の温度より低い傾向が見られる。これに対し、本発明
の容器(a1 )にあっては、表2に示すように容器の周
辺部の温度が70〜92℃、中央部は54〜94℃、容
器(a2 )にあっては、表3に示すように容器の周辺部
の温度が51〜92℃、中央部が51〜96℃であっ
て、容器(a1 )及び(a2 )のいずれにあっても中央
部の温度が50℃以上となって、周辺部の温度との間の
温度差は低下していた。また、周辺部の温度も平均化し
ていた。尚、 No.3、SHARP(RED−1)は加熱
むらを防ぐように、中央部にマイクロ波が重なるように
した機種である。
【0015】以上のことより、本発明にあっては、電子
レンジ用容器(a1 )及び(a2 )に示すように、底部
(3)の中央部に、断面が台形状にして平面が円形状の
上方に突出の枠部(4)を、また、断面が三角形状にし
て平面が四角形状の上方に突出の枠部(7)を形成する
ことにより、電子レンジによる容器内の調理食品の品温
において、中央部における温度上昇を図ることができ、
周辺部の温度との間の隔差を減少することができた。
【0016】
【発明の効果】本発明の電子レンジ用容器は、容器底部
に上方あるいは下方に突出する角を有する凸部を設け、
その凸部で囲まれる平面を形成することにより、この中
央の枠部分にマイクロ波の集中を受けて短時間に加熱温
度の上昇を図ることができるから、電子レンジの加熱調
理において、調理食品の品温に周辺部と中央部とに格段
の差を生ずることなく、加熱むらのない良好な調理をす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の容器A、Bの断面図である。
【図2】図1のAの平面図である。
【図3】本発明の実施例1の断面図で、凸部が台形状の
ものである。
【図4】図3の凸部の拡大断面図である。
【図5】図3の平面図である。
【図6】本発明の実施例2の断面図で、凸部が三角形状
のものである。
【図7】図6の凸部の拡大断面図である。
【図8】図6の平面図である。
【図9】本発明の他の実施例の断面図である。
【図10】同上の平面図である。
【図11】本発明の他の実施例の平面図である。
【図12】同上の断面図である。
【符号の説明】
1 〜a4 電子レンジ用容器 1 容器本体 2 側壁 3 底部 4 台形状の突出した枠部 5 内部の平面 6 傾斜辺 7 三角形状に突出した枠部 7’ 外面側に突出した台形状の枠部 8 三角形状に突出した枠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相内 雅治 埼玉県川越市吉田新町1−2−2 初雁13 −501

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器底部に、上方あるいは下方に突出す
    る角を有する凸部を設け、その凸部で囲まれる平面を有
    していることを特徴とする、電子レンジ用容器。
  2. 【請求項2】 凸部の断面が三角形状又は四角形状であ
    る請求項1記載の電子レンジ用容器。
  3. 【請求項3】 凸部で囲まれる平面の形状が多角形、又
    は円形、又は楕円形である請求項1及び2記載の電子レ
    ンジ用容器。
JP8023738A 1996-02-09 1996-02-09 電子レンジ用容器 Withdrawn JPH09215594A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8023738A JPH09215594A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 電子レンジ用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8023738A JPH09215594A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 電子レンジ用容器

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JPH09215594A true JPH09215594A (ja) 1997-08-19

Family

ID=12118659

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8023738A Withdrawn JPH09215594A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 電子レンジ用容器

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JP (1) JPH09215594A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011072465A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Niigata Prefecture 加熱調理容器
KR20180011288A (ko) 2015-12-01 2018-01-31 아사히 가세이 홈 프로덕츠 가부시키가이샤 식품 보존용 용기

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011072465A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Niigata Prefecture 加熱調理容器
KR20180011288A (ko) 2015-12-01 2018-01-31 아사히 가세이 홈 프로덕츠 가부시키가이샤 식품 보존용 용기
KR20190019988A (ko) 2015-12-01 2019-02-27 아사히 가세이 홈 프로덕츠 가부시키가이샤 식품 보존용 용기

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