JP2020149781A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁信頼性の低下を抑制することができるワイヤハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤハーネス10は、複数の電線20と、複数の電線20を一括して収容する筒状の金属パイプ32と、金属パイプ32の内部に設けられた規制部材40とを有する。規制部材40は、複数の電線20が挿通され、複数の電線20の並び方向を特定の方向に規制可能な形状及び大きさに形成された収容空間41Xを有する。金属パイプ32の内周面には、金属パイプ32の周方向において所定の間隔を空けて複数の溝部32Yが形成されている。規制部材40の外周面には、溝部32Yに嵌合された突起部42が形成されている。【選択図】図2

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
従来、ハイブリッド車や電気自動車等の車両に用いられるワイヤハーネスは、高電圧のバッテリとインバータなどの電気機器間を電気的に接続する電線を備えている(例えば、特許文献1参照)。このワイヤハーネスにおいては、電線の保護やノイズ対策を目的として、複数の電線が金属製の金属パイプによって一括して覆われている。
特開2016−58137号公報
ところで、上記ワイヤハーネスでは、金属パイプ内に複数の電線を挿通した状態で、曲げ加工が施される。この曲げ加工により、図9に示すように、金属パイプ80内に挿通された電線90も一緒に曲げられる。すると、金属パイプ80の屈曲部81の曲げ内側81Aにおいて電線90が金属パイプ80の内周面に接触する。このとき、曲げ内側81Aに対して複数の電線90が重なって配置される場合がある。この場合には、図10に示すように、曲げ内側81Aにおける金属パイプ80の内周面に対して電線90の外周面が押し付けられる力が大きくなる。すなわち、複数本の電線90が重なった状態で電線90の外周面が曲げ内側81Aの内周面に接触すると、電線90の外周面と金属パイプ80の内周面との接触部分に、複数本分の電線90による押圧力が作用することになる(図中矢印参照)。これにより、電線90の外周面と金属パイプ80の内周面との接触部分において、電線90の絶縁被覆91の厚みが薄くなり、電線90の絶縁信頼性が低下するという問題が発生するおそれがある。
そこで、絶縁信頼性の低下を抑制できるワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本開示のワイヤハーネス、複数の電線と、前記複数の電線を一括して収容する筒状の保護管と、前記複数の電線が挿通され、前記複数の電線の並び方向を特定の方向に規制可能な形状及び大きさに形成された収容空間を有し、前記保護管の内部に設けられた規制部材と、前記保護管の内周面に、前記保護管の周方向において所定の間隔を空けて形成された複数の溝部と、前記規制部材の外周面に形成され、前記溝部に嵌合された突起部と、を有する。
本開示のワイヤハーネスによれば、絶縁信頼性の低下を抑制できるという効果を奏する。
一実施形態のワイヤハーネスを示す概略側面図。 一実施形態のワイヤハーネスを示す概略横断面図(図1における2−2断面図)。 一実施形態のワイヤハーネスを示す概略横断面図(図1における3−3断面図)。 一実施形態のワイヤハーネスを示す概略横断面図(図1における4−4断面図)。 一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図。 一実施形態のワイヤハーネスを示す概略斜視図。 (a)〜(c)は、一実施形態のワイヤハーネスの製造方法を示す概略斜視図。 変更例のワイヤハーネスを示す概略横断面図。 従来のワイヤハーネスを示す概略側面図。 従来のワイヤハーネスを示す概略横断面図(図9における10−10断面図)。
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1に示すワイヤハーネス10は、2個又は3個以上の電気機器(機器)を電気的に接続する。ワイヤハーネス10は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両の前部に設置されたインバータ11と、そのインバータ11よりも車両の後方に設置された高圧バッテリ12とを電気的に接続する。ワイヤハーネス10は、例えば、車両の床下等を通るように配索される。インバータ11は、車両走行の動力源となる車輪駆動用のモータ(図示略)と接続される。インバータ11は、高圧バッテリ12の直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリ12は、例えば、数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
以下の説明では、図1における左右方向を車両前後方向Xと称し、図1の紙面直交方向を車両幅方向Yと称し、図1における上下方向を車両上下方向Zと称する。
ワイヤハーネス10は、複数本(本実施形態では、2本)の電線20と、電線20の外周を包囲する外装部材30とを有している。各電線20の一端部はインバータ11と接続され、各電線20の他端部は高圧バッテリ12と接続されている。各電線20は、例えば、二次元状又は三次元状に曲げられるように形成されている。例えば、各電線20は、ワイヤハーネス10の配索経路に応じた所定形状に曲げられて形成されている。各電線20は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。各電線20は、例えば、自身に電磁シールド構造を有しないノンシールド電線であってもよいし、自身に電磁シールド構造を有するシールド電線であってもよい。本実施形態の各電線20は、ノンシールド電線である。
図2及び図3に示すように、各電線20は、導体よりなる芯線21と、芯線21の外周を被覆する絶縁被覆22とを有している。芯線21としては、例えば、複数の金属素線を撚り合わせてなる撚り線、内部が中実構造をなす柱状の1本の金属棒からなる柱状導体(単芯線やバスバ等)や内部が中空構造をなす筒状導体(パイプ導体)などを用いることができる。また、芯線21としては、撚り線、柱状導体や筒状導体を組み合わせて用いてもよい。本実施形態の芯線21は、単芯線である。芯線21の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。芯線21は、例えば押出成形によって形成されている。
芯線21の長さ方向と直交する平面によって芯線21を切断した断面形状は、任意の形状にすることができる。すなわち、芯線21の横断面形状は、任意の形状にすることができる。芯線21の横断面形状は、例えば、円形状、半円状、多角形状、正方形状や扁平形状に形成されている。本明細書において、「扁平形状」には、例えば、長方形、長円形や楕円形などが含まれる。本明細書における「長方形」は、長辺と短辺を有するものであり、正方形を除いたものである。本明細書における「長方形」には、稜部を面取りした形状や、稜部を丸めた形状も含まれる。本実施形態の芯線21の横断面形状は、円形状に形成されている。
絶縁被覆22は、例えば、芯線21の外周面を全周に亘って密着状態で被覆している。絶縁被覆22は、例えば、合成樹脂などの絶縁材料によって構成されている。絶縁被覆22は、例えば、芯線21に対する押出成形(押出被覆)によって形成することができる。
外装部材30は、全体として長尺の筒状をなしている。外装部材30の内部空間には、複数の電線20が挿通されている。外装部材30は、複数の電線20の外周を全周に亘って包囲するように形成されている。外装部材30は、内部に収容した電線20を飛翔物や水滴から保護する。外装部材30としては、例えば、金属製又は樹脂製のパイプや、樹脂製のプロテクタ、樹脂等からなり可撓性を有するコルゲートチューブやゴム製の防水カバー又はこれらを組み合わせて用いることができる。
図1に示すように、外装部材30は、コルゲートチューブ31と、金属パイプ32と、コルゲートチューブ33とを有している。コルゲートチューブ31は、例えば、各電線20のインバータ11側の端部を覆うように設けられている。コルゲートチューブ33は、例えば、各電線20の高圧バッテリ12側の端部を覆うように設けられている。金属パイプ32は、コルゲートチューブ31とコルゲートチューブ33との間の電線20を覆うように設けられている。コルゲートチューブ31,33の材料としては、例えば、導電性を有する樹脂材料や導電性を有さない樹脂材料を用いることができる。樹脂材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。金属パイプ32の材料としては、銅系、鉄系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。金属パイプ32は、複数の飛翔物等から保護する保護機能の他に、複数の電線20を電磁波から保護する電磁シールド機能を有している。
金属パイプ32は、全体として長尺の筒状をなしている。本実施形態の金属パイプ32は、コルゲートチューブ31側の端部において車両上下方向に沿って直線状に延びる直線部35と、直線部35の一端部に設けられた屈曲部36と、屈曲部36から車両前後方向Xに向かって直線状に延びる直線部37とを有している。屈曲部36は曲げ内側36Aを有している。
図2〜図4に示すように、金属パイプ32は、内部空間32Xを有している。金属パイプ32の内部空間32Xには、複数の電線20が並んで設けられている。本実施形態の金属パイプ32は、円筒状に形成されている。すなわち、金属パイプ32は、内周及び外周の断面形状が全体として円形状に形成されている。金属パイプ32の内部空間32Xの横断面形状は、円形状に形成されている。
金属パイプ32の内周面には、その内周面から金属パイプ32の径方向外側に凹む複数(ここでは、8つ)の溝部32Yが形成されている。複数の溝部32Yは、金属パイプ32の周方向において所定の間隔を空けて設けられている。複数の溝部32Yは、例えば、金属パイプ32の中心軸を中心として径方向に放射状に延びるように形成されている。複数の溝部32Yは、例えば、金属パイプ32の周方向に等間隔に配置されている。複数の溝部32Yは、例えば、金属パイプ32の内周面の周方向の全体に形成されている。本実施形態の8つの溝部32Yは、金属パイプ32の周方向に45度ずつ離れた位置に設けられている。各溝部32Yは、例えば、内部空間32Xを径方向外側に広げるように形成されている。各溝部32Yは、金属パイプ32の長手方向の全長にわたって延びるように形成されている。各溝部32Yの横断面形状は、任意の形状に形成することができる。各溝部32Yの横断面形状は、例えば、半円状、多角形状、扁平形状に形成することができる。本実施形態の各溝部32Yの横断面形状は、矩形状に形成されている。
ここで、金属パイプ32は、例えば、押出成形によって形成されている。このような金属パイプ32は、例えば、長手方向の全長にわたって横断面形状が一定の形状に形成されている。
図1に示したワイヤハーネス10では、金属パイプ32の内部において、屈曲部36の曲げ内側36Aに対して複数の電線20が横並びになるように、複数の電線20が配置されている。換言すると、ワイヤハーネス10では、曲げ内側36Aから金属パイプ32の径方向に延びる直線上に複数の電線20が重ならないように、複数の電線20が金属パイプ32内に配置されている。
ワイヤハーネス10は、金属パイプ32内における複数の電線20の配置位置を規制する1つ又は複数(ここでは、2つ)の規制部材40を有している。複数の規制部材40は、例えば、金属パイプ32の長手方向において互いに離れて設けられている。各規制部材40は、例えば、金属パイプ32の長手方向の中間部に設けられている。各規制部材40は、例えば、金属パイプ32の直線部35,37及び屈曲部36のうち直線部35,37のみに設けられている。換言すると、各規制部材40は、屈曲部36に設けられていない。各規制部材40は、例えば、直線部35,37のうち屈曲部36近傍の領域に設けられている。
図2に示すように、各規制部材40は、筒状をなす本体部41を有している。本体部41は、金属パイプ32の内部空間32Xに嵌合可能な形状に形成されている。本体部41の外周の断面形状は、例えば、金属パイプ32の内周の断面形状に対応して形成されている。本実施形態の本体部41の外周の断面形状は、円形状に形成されている。本体部41の外径寸法は、例えば、金属パイプ32の内径寸法よりも僅かに小さい寸法に設定されている。規制部材40が金属パイプ32の内部空間32Xに収容された状態では、例えば、本体部41の外周面の少なくとも一部が、金属パイプ32の内周面に接触している。
図5に示すように、本体部41は、例えば、金属パイプ32の長手方向に延びるように形成されている。本体部41の長手方向は、例えば、金属パイプ32の長手方向と一致する方向に延びるように形成されている。本体部41の中心部には、長手方向に貫通する収容空間41Xが形成されている。
図2に示すように、収容空間41Xは、例えば、複数の電線20が一括して挿通されるように形成されている。収容空間41Xは、複数の電線20の並び方向(配列方向)を特定の方向に規制可能な大きさに形成されている。本実施形態の収容空間41Xは、例えば、複数の電線20の横断面における並び方向を一方向に規制可能な大きさに形成されている。収容空間41Xの横断面形状は、例えば、扁平形状に形成されている。本実施形態の収容空間41Xの横断面形状は、長円形に形成されている。すなわち、収容空間41Xの内周の断面形状は、長円形に形成されている。換言すると、本実施形態の収容空間41Xは、長円筒状に形成されている。ここで、本明細書における「長円形」は、2つの略等しい長さの平行線と、それら平行線の端部同士を繋ぐ2つの円弧部とからなる形状である。本明細書では、「長円形」において、長円の中心を通って平行線と平行に延びる軸を長軸と称し、長円の中心を通って長軸と直交する方向に延びる軸を短軸と称し、長軸が延びる方向を長軸方向と称し、短軸が延びる方向を短軸方向と称する。
収容空間41Xは、例えば、長軸方向に沿って複数の電線20を並んで配置可能に、かつ短軸方向に沿って複数の電線20を並んで配置できない大きさとなるように、長軸に延びる長さ寸法と短軸に延びる長さ寸法とが設定されている。
本体部41の外周面には、金属パイプ32の各溝部32Yに嵌合可能に形成された1つ又は複数の突起部42が形成されている。各突起部42は、本体部41の外周面から本体部41の径方向外側に突出して形成されている。突起部42は、例えば、本体部41と連続して一体に形成されている。突起部42の個数は、金属パイプ32の溝部32Yの個数以下に設定されている。本実施形態では、本体部41の外周面に2つの突起部42が形成されている。
複数の突起部42は、本体部41の周方向において互いに離れた位置に設けられている。複数の突起部42は、例えば、それら複数の突起部42の全てが金属パイプ32の溝部32Yに嵌合可能な位置に設けられている。本実施形態では、2つの突起部42が、本体部41の周方向において互いに約180度ずれた位置に設けられている。2つの突起部42は、例えば、収容空間41Xの長軸の延長線上に設けられている。
各突起部42の横断面形状は、金属パイプ32の溝部32Yに嵌合可能な形状及び大きさに形成されている。本実施形態の各突起部42の横断面形状は、溝部32Yの横断面形状に対応して矩形状に形成されている。各突起部42の横断面形状の大きさは、各溝部32Yの横断面形状の大きさよりも僅かに小さく形成されている。突起部42が溝部32Yに嵌合された状態では、例えば、突起部42の外周面の少なくとも一部が、溝部32Yの内周面に接触している。各突起部42は、例えば、本体部41の長手方向の全長にわたって延在するように形成されている。
図5に示すように、本体部41の長手方向の端面には、その端面から長手方向に突出して形成された保持片43が形成されている。保持片43は、収容空間41Xから離れる方向に突出して形成されている。保持片43は、収容空間41Xから引き出される複数の電線20が延出される方向に突出して形成されている。保持片43は、例えば、平板状に形成されている。保持片43は、例えば、本体部41と連続して一体に形成されている。本実施形態の規制部材40は、本体部41と突起部42と保持片43とが一体に形成された単一部品である。
図2に示すように、保持片43は、例えば、収容空間41Xと並んで設けられている。保持片43の横断面形状は、例えば、任意の形状にすることができる。本実施形態の保持片43の横断面形状は、収容空間41Xの長軸方向と平行な方向に延びる長辺と、収容空間41Xの短軸方向と平行な方向に延びる短辺とを有する長方形状に形成されている。
図5に示すように、保持片43は、テープ50によって、収容空間41Xから引き出された複数の電線20に固定されている。換言すると、収容空間41Xから引き出された複数の電線20と共に保持片43にテープ50が巻回されることで、保持片43に複数の電線20が保持されている。これにより、複数の電線20の長手方向における規制部材40の位置を固定することができる。
図6に示すように、複数の規制部材40は、直線部37に設けられた規制部材40Aと、直線部35に設けられた規制部材40Bとを有している。これら規制部材40Aと規制部材40Bとの間には、金属パイプ32の屈曲部36が配置される。これら規制部材40A,40Bは、収容空間41Xの長軸方向を回転させて調整することにより、金属パイプ32の屈曲部36の曲げ内側36Aに対して複数の電線20が横並びになるように、複数の電線20の配置位置を規制している。この点について、図2〜図4及び図6を参照して以下に詳述する。なお、図6では、図面の簡略化のため、規制部材40A,40Bにおける保持片43及びその保持片43に巻回されるテープ50の図示を省略している。
図6に示すように、本実施形態では、各規制部材40A,40Bの収容空間41Xの長軸の延びる方向が横断面において互いに異なる方向に設定されている。詳述すると、図2及び図6に示すように、金属パイプ32の直線部37に設けられた規制部材40Aは、その規制部材40Aの収容空間41Xの長軸が車両上下方向Zに沿って延びるように、各突起部42を金属パイプ32の所定の溝部32Yに嵌合させている。これにより、規制部材40Aの収容空間41Xに挿通された複数の電線20は、車両上下方向Zに沿って並んで配列されている。また、図4及び図6に示すように、金属パイプ32の直線部35に設けられた規制部材40Bは、その規制部材40Bの収容空間41Xの長軸が車両幅方向Yに沿って延びるように、各突起部42を金属パイプ32の所定の溝部32Yに嵌合させている。すなわち、図6に示すように、規制部材40Bは、横断面において、自身の収容空間41Xの長軸方向が規制部材40Aの収容空間41Xの長軸方向に対して金属パイプ32の周方向に約90度ずれるように設定されている。これにより、規制部材40Bの収容空間41Xに挿通された複数の電線20は、車両幅方向Yに沿って並んで配列されている。この構成によれば、図1及び図6に示すように、規制部材40Aと規制部材40Bとの間において、複数の電線20を捻ることができる。具体的には、規制部材40Aと規制部材40Bとの間において、車両上下方向Zに沿って並ぶ2本の電線20が車両幅方向Yに沿って並ぶように、2本の電線20を捻ることができる。このとき、規制部材40Aと規制部材40Bとの間に配置された屈曲部36の内部空間32Xでは、2本の電線20が車両幅方向Yに沿って並んで配列されている。換言すると、本実施形態では、屈曲部36の内部空間32Xにおいて2本の電線20が車両幅方向Yに沿って並んで配列されるように、規制部材40A,40Bによって複数の電線20の配置位置が規制されている。
ここで、屈曲部36では、車両前後方向Xに沿って延びる金属パイプ32の延在方向を車両上下方向Zに沿って延びるように金属パイプ32が屈曲されている。このため、屈曲部36の曲げ内側36Aは、車両前後方向Xに沿って延びる直線部37の上面と、車両上下方向Zに沿って延びる直線部35の外周面のうち直線部37側に向く外周面との間に設けられる。図3に示すように、このような曲げ内側36Aから金属パイプ32の径方向に延びる直線L1は、車両幅方向Yと交差する方向に延びる。このため、屈曲部36の内部空間32Xにおいて車両幅方向Yに沿って並ぶ2本の電線20は、曲げ内側36Aから金属パイプ32の径方向に延びる直線L1上に重なって配置されることはない。すなわち、屈曲部36における2本の電線20は、屈曲部36の曲げ内側36Aに対して横並びに配列されている。換言すると、本実施形態では、図6に示すように、屈曲部36の内部空間32Xにおいて2本の電線20が曲げ内側36Aに対して横並びに配列されるように、規制部材40A,40Bによって複数の電線20の並び方向が規制されている。なお、図3では、屈曲部36における複数の電線20の外周面が金属パイプ32の内周面から離間した状態を示しているが、屈曲部36における複数の電線20の外周面が個別に金属パイプ32の内周面に接触していてもよい。
次に、ワイヤハーネス10の製造方法について説明する。
まず、図7(a)に示す工程では、複数本(ここでは、2本)の電線20と、複数(ここでは、2つ)の規制部材40A,40Bとを準備する。次に、複数の規制部材40A,40Bの収容空間41Xに2本の電線20を挿通させる。このとき、図示は省略するが、図5に示した規制部材40A,40Bの保持片43と共に、収容空間41Xから引き出された2本の電線20にテープ50を巻回することで、2本の電線20を保持片43(規制部材40A,40B)に保持する。本工程では、2つの規制部材40A,40Bの収容空間41Xの長軸方向は互いに同じ方向に延びるように設定されている。例えば、規制部材40Aの収容空間41Xの長軸方向と、規制部材40の収容空間41Xの長軸方向とは、車両上下方向Zに延びるように設定されている。このとき、収容空間41Xでは、2本の電線20の並び方向が収容空間41Xの長軸方向に沿うように制限されている。このため、本工程における2本の電線20は、車両上下方向Zに沿って並んで配列されている。
続いて、図7(b)に示す工程では、規制部材40Bを周方向に90度回転させる。これにより、規制部材40Bの収容空間41Xは、その長軸方向が車両幅方向Yに延びるように回転される。このとき、収容空間41Xでは、2本の電線20の並び方向が収容空間41Xの長軸方向に沿うように制限されている。このため、規制部材40Bを周方向に90度回転させると、規制部材40Bの収容空間41Xでは、2本の電線20が車両幅方向Yに沿って並んで配列されることになる。これにより、規制部材40Aと規制部材40Bとの間において、2本の電線20が、それらの並び方向が車両上下方向Zから車両幅方向Yに変更されるように捻られる。
次いで、図7(c)に示す工程では、図7(b)に示したように捻った状態の2本の電線20を金属パイプ32内に挿通する。このとき、各規制部材40A,40Bの突起部42が金属パイプ32の所定の溝部32Yに嵌合される。突起部42を溝部32Yに嵌合したことにより、金属パイプ32の周方向における各規制部材40A,40Bの位置を固定することができる。その後、金属パイプ32に対して曲げ加工を施して、規制部材40Aと規制部材40Bとの間に位置する金属パイプ32に図6に示した屈曲部36を形成する。この曲げ加工により、図6に示すように、金属パイプ32内に挿通された電線20も一緒に曲げられる。このとき、屈曲部36内に挿通された2本の電線20は、屈曲部36の曲げ内側36Aに対して横並びに配置される。この曲げ加工の際に、各規制部材40A,40Bの突起部42が金属パイプ32の溝部32Yに嵌合されているため、各規制部材40A,40Bが周方向に回転することを抑制できる。さらに、曲げ加工の際に、各規制部材40A,40Bの保持片43(図5参照)に2本の電線20が保持されているため、各規制部材40A,40Bが電線20の長手方向に位置ずれすることを抑制できる。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
(1)複数の電線20を一括して収容する筒状の金属パイプ32と、複数の電線20が挿通され、複数の電線20の並び方向を特定の方向に規制可能な形状及び大きさに形成された収容空間41Xを有し、金属パイプ32の内部に設けられた規制部材40とを有している。また、金属パイプ32の内周面に、複数の溝部32Yを周方向において所定の間隔を空けて形成し、その溝部32Yに嵌合される突起部42を規制部材40の外周面に形成した。この構成によれば、金属パイプ32の複数の溝部32Yに対する規制部材40の突起部42の嵌合位置を調整することにより、規制部材40によって規制可能な電線20の並び方向を所望の方向に設定することができる。これにより、金属パイプ32の内部における電線20の並び方向を所望の方向に調整することができる。したがって、屈曲部36の曲げ内側36Aに対して複数の電線20が横並びになるように、電線20の並び方向を容易に調整することができる。この結果、曲げ内側36Aの内周面に対して複数の電線20が重なって接触することを抑制できるため、電線20の絶縁被覆22の厚みが薄くなることを抑制でき、電線20の絶縁信頼性が低下することを好適に抑制できる。
(2)また、金属パイプ32の溝部32Yに規制部材40の突起部42が嵌合されるため、金属パイプ32の内部空間32Xにおいて規制部材40が金属パイプ32の周方向に回転することを抑制できる。これにより、規制部材40の周方向における位置ずれを好適に抑制できる。したがって、複数の電線20の並び方向を所望の方向に沿うように好適に維持することができる。
(3)規制部材40の端面に、収容空間41Xから引き出される複数の電線20が延出される方向に突出する保持片43を形成した。さらに、保持片43と共に複数の電線20をテープ50で巻回し、保持片43に複数の電線20を保持した。これにより、複数の電線20の長手方向における規制部材40の位置ずれを好適に抑制できる。
(4)収容空間41Xの横断面形状を扁平形状に形成した。さらに、収容空間41Xを、複数の電線20を一括して収容し、かつ複数の電線20の並び方向を一方向のみに規制可能な大きさに形成した。この構成によれば、1つの収容空間41Xに複数の電線20を一括して挿通することができるため、複数の電線20に対して規制部材40を取り付ける際の作業性を向上させることができる。また、複数の電線20の並び方向を一方向のみに規制することができるため、金属パイプ32の内部空間32Xにおける電線20の並び方向を所望の方向に容易に調整することができる。
(5)規制部材40を、金属パイプ32の屈曲部36には設けずに、金属パイプ32の直線部35,37のみに設けた。これにより、規制部材40を設けたことによって金属パイプ32の曲げ加工がしにくくなるといった問題が発生することを抑制できる。
(6)ところで、図10に示した従来のワイヤハーネスにおいて電線90の絶縁被覆91の厚みが薄くなるという問題は、電線90を収容する保護管が硬質な金属パイプ80である場合に顕著に表れる。これに対し、本実施形態のワイヤハーネス10では、金属パイプ32の内部空間32Xに規制部材40を設け、その規制部材40によって複数の電線20の並び方向を調整した。これにより、硬質な金属パイプ32の内周面に複数の電線20が重なった状態で接触することを抑制できるため、電線20の絶縁被覆22の厚みが薄くなるという問題の発生を好適に抑制できる。
(他の実施形態)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態における溝部32Yの数は特に限定されない。
・上記実施形態では、金属パイプ32の内周面の周方向の全体にわたって溝部32Yを形成するようにしたが、例えば、金属パイプ32の内周面の周方向の一部の領域のみに溝部32Yを形成するようにしてもよい。
例えば図8に示すように、金属パイプ32の内周面の周方向の半分の領域のみに溝部32Yを形成するようにしてもよい。図8に示した金属パイプ32では、金属パイプ32の内周面の上側半分の領域のみに溝部32Yが形成されている。本変更例では、金属パイプ32の内周面に5つの溝部32Yが形成されている。
・上記実施形態では、金属パイプ32の内周面に、金属パイプ32の周方向に等間隔に複数の溝部32Yを形成したが、溝部32Yの形成位置は特に限定されない。例えば、複数の溝部32Yは、金属パイプ32の内周面に、金属パイプ32の周方向に所定の間隔を空けて設けられていれば、その形成位置は特に限定されない。
・上記実施形態では、本体部41の長手方向の全長にわたって延在するように突起部42を形成したが、これに限定されない。例えば、本体部41の長手方向の一部に部分的に突起部42を形成するようにしてもよい。
・上記実施形態における突起部42の個数は特に限定されない。例えば、金属パイプ32の溝部32Yの個数以下であれば、突起部42の個数は特に限定されない。例えば、上記実施形態では、金属パイプ32の溝部32Yが8個であるため、突起部42の個数を1個〜8個に設定することができる。図8に示した変更例では、金属パイプ32の溝部32Yが5個であるため、突起部42の個数を1個〜5個に設定することができる。なお、図8に示した変更例では、規制部材40の外周面に1個の突起部42が形成されている。
・上記実施形態では、各突起部42を、収容空間41Xの長軸の延長線上に形成するようにしたが、各突起部42の形成位置は特に限定されない。例えば、各突起部42を、収容空間41Xの短軸の延長線上に形成するようにしてもよい。
・上記実施形態では、2つの突起部42を、本体部41の周方向において互いに約180度ずれた位置に形成するようにしたが、突起部42の形成位置は特に限定されない。例えば、2つの突起部42を、本体部41の周方向において約90度ずれた位置に形成するようにしてもよい。
・上記実施形態では、収容空間41Xの横断面形状を長円形状に形成するようにしたが、これに限定されない。例えば、収容空間41Xの横断面形状を、円形状、楕円形状や四角形状に形成するようにしてもよい。
・上記実施形態の規制部材40では、複数の電線20を一括して収容する収容空間41Xを形成したが、これに限定されない。例えば、規制部材40に、複数の電線20を1本ずつ個別に収容する複数の収容空間を形成するようにしてもよい。このような各収容空間に対して各電線20を圧入するようにしてもよい。この場合には、各電線20を収容空間に圧入したことによって、各電線20を規制部材40に固定することができるため、規制部材40の保持片43及びテープ50を省略することができる。
・上記実施形態の保持片43の形成位置は特に限定されない。
・上記実施形態では、保持片43に複数の電線20を固定する固定部材としてテープ50に具体化したが、これに限定されない。例えば、テープ50の代わりに、樹脂製又は金属製の結束バンドやカシメリングなどを固定部材として用いてもよい。
・上記実施形態では、金属パイプ32を円筒状に形成するようにしたが、これに限定されない。金属パイプ32を、例えば、四角筒状、長円筒状や楕円筒状に形成するようにしてもよい。この場合であっても、金属パイプ32の内周面には溝部32Yが形成される。
・上記実施形態では、例えば、金属パイプ32を二次元状に曲げられるように形成したが、これに限定されない。例えば、金属パイプ32を三次元状に曲げられるように形成してもよい。
・上記実施形態では、コルゲートチューブ31,33と金属パイプ32とを有する外装部材30に具体化した。これに限らず、例えば、外装部材30としてコルゲートチューブ31を備えていない構成や、コルゲートチューブ31,33を備えていない構成、つまり金属パイプ32のみを備えた構成としてもよい。また、コルゲートチューブ31,33と金属パイプ32はそれぞれ他の外装部材に変更してもよい。例えば、金属パイプ32を樹脂製の樹脂パイプに変更してもよい。すなわち、保護管として樹脂パイプに具体化してもよい。この場合の樹脂パイプは、例えば、電線20の絶縁被覆22よりも硬質に形成されている。
・上記実施形態では、各電線20をノンシールド電線に具体化したが、各電線20を、自身に電磁シールド構造を有するシールド電線に具体化してもよい。
・上記実施形態では、外装部材30の内部に挿通される電線20が2本であったが、特に限定されるものではなく、車両の仕様に応じて電線20の本数は変更することができる。例えば、外装部材30の内部に挿通される電線は、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。例えば、外装部材30に挿通される電線として、低圧バッテリと各種低電圧機器(例えば、ランプ、カーオーディオ等)とを接続する低圧電線を追加した構成としてもよい。また、低圧電線のみであってもよい。
・車両におけるインバータ11と高圧バッテリ12の配置関係は、上記実施形態に限定されるものではなく、車両構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス10によって接続される電気機器としてインバータ11及び高圧バッテリ12を採用したが、これに限定されない。例えば、インバータ11と車輪駆動用のモータとを接続する電線に採用してもよい。すなわち、車両に搭載される電気機器間を電気的に接続するものであれば適用可能である。
V 車両
10 ワイヤハーネス
11 インバータ
12 高圧バッテリ
20 電線
21 芯線
22 絶縁被覆
30 外装部材
31,33 コルゲートチューブ
32 金属パイプ(保護管)
32X 内部空間
32Y 溝部
35,37 直線部
36 屈曲部
36A 曲げ内側
40,40A,40B 規制部材
41 本体部
41X 収容空間
42 突起部
43 保持片
50 テープ(固定部材)

Claims (6)

  1. 複数の電線と、
    前記複数の電線を一括して収容する筒状の保護管と、
    前記複数の電線が挿通され、前記複数の電線の並び方向を特定の方向に規制可能な形状及び大きさに形成された収容空間を有し、前記保護管の内部に設けられた規制部材と、
    前記保護管の内周面に、前記保護管の周方向において所定の間隔を空けて形成された複数の溝部と、
    前記規制部材の外周面に形成され、前記溝部に嵌合された突起部と、
    を有するワイヤハーネス。
  2. 前記規制部材の端面には、前記収容空間から引き出される前記複数の電線が延出される方向に突出する保持片が形成されており、
    前記保持片に前記複数の電線を固定する固定部材を有する請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記収容空間の横断面形状が扁平形状に形成されており、
    前記収容空間は、前記複数の電線が一括して挿通され、かつ前記複数の電線の並び方向を一方向のみに規制可能な大きさに形成されている請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記保護管は、直線部及び屈曲部を有し、
    前記規制部材は、前記屈曲部には設けられておらず、前記直線部のみに設けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記屈曲部を挟んだ2つの前記直線部にそれぞれ前記規制部材が設けられており、
    前記2つの直線部に設けられた前記規制部材は、前記屈曲部の曲げ内側に対して前記複数の電線が横並びになるように、前記複数の電線の並び方向を規制している請求項4に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記保護管は、金属パイプであり、
    前記複数の電線は、自身に電磁シールド構造を有さないノンシールド電線である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
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