JP6812913B2 - 電磁シールド部品及びワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、電磁シールド部品及びワイヤハーネスに関するものである。
従来、車両に搭載されるワイヤハーネスには、電磁ノイズ対策として、電線の周囲が電磁シールド部品に覆われたものがある(例えば特許文献1参照)。
このような電磁シールド部品は、導電性を有する筒状部材を備え、電線の配索経路に合わせて筒状部材を所定の形状に曲げ加工している。筒状部材は、一対の半割筒部材により構成し、それら半割筒部材同士を溶接することで筒状部材を形成している。
特開2015−165468号公報
しかしながら、2つの半割筒部材同士を単に溶接すると、内部の電線を損傷させる虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、電線の損傷を抑えられる電磁シールド部品、ワイヤハーネスを提供することにある。
上記課題を解決する電磁シールド部品は、導電性を有し、電線が内部に挿通される筒状部材を備えた電磁シールド部品であって、前記筒状部材は、半割筒状の第1半割筒部と、半割筒状の第2半割筒部と、前記第1半割筒部の周方向両端部と前記第2半割筒部の周方向両端部とが溶接された溶接部位と、を有し、前記第1半割筒部の内周面には、その内周面から前記筒状部材の径方向内側に延出するとともに、前記第2半割筒部側に向かって延出する延出部が形成され、前記延出部のうち前記溶接部位と前記径方向において対向する部分は、前記溶接部位との間に空隙を有するように設けられている。
この構成によれば、第1半割筒部の内周面には、その内周面から筒状部材の径方向内側に延出するとともに、第2半割筒部側に向かって延出する延出部が形成され、延出部のうち溶接部位と径方向において対向する部分は、溶接部位との間に空隙を有する。これにより、各周方向両端部間を溶接する際に熱源(エネルギー源)から付与された熱(エネルギー)が直接電線に付与されることが抑えられ、電線の損傷が抑えられる。また、溶接の際に発生しうるスパッタを延出部によって受けることができるため、スパッタによる電線の損傷が抑えられる。
上記電磁シールド部品において、前記延出部は、前記第1半割筒部の周方向両端部のそれぞれに形成されており、前記各延出部は、その延出方向における先端部に径方向外側を向く先端面を有し、前記先端面の少なくとも一部が前記第2半割筒部の内周面に当接していることが好ましい。
この構成では、第1半割筒部の周方向両端部のそれぞれに形成された各延出部の先端面の一部が第2半割筒部の内周面に当接しているため、各半割筒部の周方向両端部を当接させた状態で、第1半割筒部に設けられた延出部によって第2半割筒部の移動を規制することができ、溶接の際における位置ズレを抑えることができる。
上記電磁シールド部品において、前記延出部は、その延出方向における先端部に前記第2半割筒部の内周面に向く先端面を有し、前記先端面は、対向する前記第2半割筒部の内周面に沿うように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、延出部は、その延出方向における先端部に前記第2半割筒部の内周面に向く先端面を有し、前記先端面は、対向する前記第2半割筒部の内周面に沿うように形成されている。このため、第1半割筒部と第2半割筒部とを対向させて周方向両端部を近接する際に、延出部が設けられない第2半割筒部の周方向端部が第1半割筒部に設けられる延出部の先端面と接触した場合にその端部を径方向外側に案内することができる。
上記電磁シールド部品において、前記延出部は、前記第1半割筒部の内周面から前記第2半割筒部の内周面に向かって湾曲するように延出されていることが好ましい。
この構成によれば、延出部が湾曲するように形成されていることで、筒状部材を曲げ加工する際の加工性の悪化を抑えることができる。
また、上記課題を解決するワイヤハーネスは、上記いずれかの電磁シールド部品と、該電磁シールド部品内に挿通される電線とを備える。
この構成によれば、上記いずれかに記載の効果と同様の効果を奏するワイヤハーネスを提供できる。
上記ワイヤハーネスにおいて、前記電線は、前記電磁シールド部品内に複数挿通され、前記延出部は、前記複数の電線の並設方向と交差する方向に位置することが好ましい。
この構成によれば、複数の電線の並設方向と交差する方向に延出部が設けられることで、例えば電線の並設方向上に延出部が設けられる場合と比較して電線との干渉を抑えることができる。つまり、筒状部材を略真円形状とした場合に、筒状部材内におけるスペースを有効に活用することができるため、筒状部材の大型化を抑えることができる。
本発明の電磁シールド部品及びワイヤハーネスによれば、電線の損傷を抑えられる。
実施形態のワイヤハーネスの概略構成図。 図1における2−2線断面図。 同形態の金属パイプの製造方法を説明するための説明図。
以下、ワイヤハーネスの一実施形態について、図面に従って説明する。なお、各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際と異なる場合がある。
図1に示すように、本実施形態のワイヤハーネス10は、ハイブリッド車や電気自動車等において、例えば車両後部に設置された高圧バッテリ11と車両前部に設置されたインバータ12とを接続するために、車両の床下等を通るように配索される。インバータ12は、車両走行の動力源となる車輪駆動用モータ(図示略)と接続され、高圧バッテリ11の直流電力から交流電力を生成し、該交流電力をモータに供給する。高圧バッテリ11は、数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
ワイヤハーネス10は、高圧バッテリ11のプラス端子及びマイナス端子とそれぞれ接続される2つの高圧電線13a,13bと、各高圧電線13a,13bを一括して包囲する筒状の電磁シールド部14とを備えている。
図2に示すように、各高圧電線13a,13bは、導体よりなる芯線21が樹脂材からなる絶縁被覆22にて覆われた被覆電線である。絶縁被覆22は、芯線21の外周面に押出被覆にて形成されたものであり、芯線21の外周面を密着状態で被覆している。
各高圧電線13a,13bは、自身にシールド構造を有しないノンシールド電線であり、高電圧・大電流に対応可能な電線である。各高圧電線13a,13bは、電磁シールド部14内に挿通されるとともに、各高圧電線13a,13bの一端部はコネクタC1を介して高圧バッテリ11と接続され、他端部はコネクタC2を介してインバータ12と接続されている。
電磁シールド部14は、全体として長尺の筒状をなしている。そして、電磁シールド部14は、その長さ方向の中間部に位置する金属パイプ31と、該金属パイプ31で構成された部位以外の長さ方向両端部を含む範囲に位置する編組部材32とを有する。
金属パイプ31は、例えばアルミニウム系の金属材料にて構成されている。金属パイプ31は、車両の床下を通って配索されるものであり、該床下の構成に応じた所定形状に屈曲される。金属パイプ31は、内部に挿通された各高圧電線13a,13bを一括して電磁シールドするとともに、各高圧電線13a,13bを飛び石等から保護する。
図2に示すように、本実施形態の金属パイプ31は、半割筒状の半割筒部41と、半割筒状の半割筒部42とを有する。
半割筒部41,42は、アルミニウム系の金属材料から構成される。
半割筒部41は、半割筒状をなして、一方向において開口する形状をなしている。半割筒部41の延在方向に垂直な断面形状は、例えば、半円周状に形成されている。
半割筒部42は、半割筒状の本体部43と、本体部43の周方向両側の端部43a近傍であって本体部43の内周面43bからそれぞれ延出する延出部44を有する。本体部43の延在方向に垂直な断面形状は、例えば、半円周状に形成されている。半割筒部41,42は、例えば、押出成形によって形成されている。
一対の半割筒部41,42は、半割筒部41の周方向両側の端部41aと半割筒部42の本体部43の周方向両側の端部43aとを合わせるようにして合体される。具体的には、半割筒部41の周方向両側の端部41aと半割筒部42の周方向両側の端部43aとが溶接されて一対の半割筒部41,42が合体される。これら端部41aと端部43aとが溶接された溶接部位Pは、半割筒部41,42の延在方向の全長に亘って形成されている。この溶接部位Pによって、一対の半割筒部41,42の端部41a,43aが閉合されている。これにより、略真円筒状の金属パイプ31が形成される。
図2に示すように、各延出部44は、半割筒部42(本体部43)側から半割筒部41の内周面41bに向かって湾曲形状をなすように形成される。すなわち、延出部44の断面形状(半割筒部41,42の延在方向に垂直な断面形状)が円弧状に形成されている。また、各延出部44は、半割筒部42の延在方向の全長に亘って形成されている。
各延出部44は、溶接部位Pと金属パイプ31の径方向内側において対向する部分に空隙Sを有するように形成される。各延出部44は、半割筒部41,42が溶接された状態で延出部44の先端面44aが半割筒部41の内周面41bと当接するまで延出するように構成される。湾曲形状をなす各延出部44の先端面44aは、対向(当接)する半割筒部41の内周面41bに沿うに形成される。なお、本例において内周面41bに沿うような形状としては、曲面形状や平面形状を含むものとする。
また、先端面44aは半割筒部41の内周面41bに沿うことで金属パイプ31の径方向外側を向くように構成される。各延出部44の先端面44aは、半割筒部41,42が対向する方向D1と交差する方向であって、対向する方向D1と直交する方向D2と交差する方向に沿った平面である。各延出部44の先端面44aは、各半割筒部41,42が対向する方向D1の内で半割筒部41側ほど、対向する方向D1と直交する方向且つ電線13a,13bの挿通方向と直交する方向である方向D2において延出部44が延出する半割筒部41の端部41a側から離間するように構成される。
延出部44の厚さは、例えば本体部43の厚さの略半分から本体部43の厚さと略同定度の範囲に設定することが好ましい。ここで、例えば延出部44の厚さが本体部43の厚さよりも厚くなったり、本体部43の厚さの半分よりも薄くなったりすると金属パイプ31を曲げ加工する際に曲げ加工する内側部分に皺等が発生する虞がある。また、延出部44の曲率半径を極端に小さくしたり、極端に大きくしたりすると金属パイプ31を曲げ加工する際に皺等が発生する虞がある。そのため、延出部44の曲率半径も皺等が発生しないような設定とすることが好ましい。
また、延出部44は、2本の高圧電線13a,13bの並設方向(方向D2と同方向)と直交する方向(方向D1と同方向)に位置している。これにより、金属パイプ31内のスペースを有効に活用することができる。
図1に示すように、各編組部材32の外周は、例えばコルゲートチューブ等の外装材34によって包囲されている。また、金属パイプ31と編組部材32との接続箇所には、該接続箇所の外周を覆って水の浸入を防止するゴム製のグロメット35が装着されている。
各編組部材32は、各高圧電線13a,13bにおける金属パイプ31の端部から導出された部位(パイプ外部位X)の外周を一括して包囲している。これにより、各高圧電線13a,13bのパイプ外部位Xが、各編組部材32によって電磁シールドされるようになっている。
次に本実施形態のワイヤハーネス10(金属パイプ31)の製造方法について説明する。
図3に示すように、半割筒部41の周方向両側の端部41aと半割筒部42の本体部43の周方向両側の端部43aとが対向するように配置する。
次いで、半割筒部41の端部41aと半割筒部42の本体部43の端部43aとが方向D1において当接するまで相対的に移動させる。このとき、例えば半割筒部41の端部41aが延出部44の先端面44aと接触した場合、先端面44aによって半割筒部41の端部41aが金属パイプ31の径方向外側に案内される。また、各端部41a,43a同士が方向D1において当接した状態では、半割筒部42側の延出部44の先端面44aが半割筒部41の内周面41bと当接した状態となる。これにより、半割筒部41と半割筒部42とが対向する方向D1と直交する方向D2に対して相対移動しようとする力が付与された場合であっても延出部44(先端面44a)と内周面41bとが当接して方向D2に対する相対的な位置ズレの発生が抑えられている。
そして、半割筒部41の端部41aと半割筒部42の本体部43の端部43aとを当接させた状態で各端部41a,43a間にレーザ等の熱(エネルギー)を付与(照射)して溶接して金属パイプ31が完成する。このとき、各端部41a,43a同士全体が溶接されるように熱を付与すると、熱が各端部41a,43aよりも径方向内側に達するが、それらの熱は延出部44で受けることとなるため、内部の高圧電線13a,13bまで達することが抑えられている。同様に、溶接時にスパッタ等の発生が懸念されるが、スパッタが発生した場合でも延出部44でスパッタを受けることとなる。このようにして、延出部44によって高圧電線13a,13bの損傷が抑えられる。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)半割筒部42(本体部43)の内周面43bには、その内周面43bから金属パイプ31の径方向内側に延出するとともに、半割筒部41側に向かって延出する延出部44が形成され、延出部44のうち溶接部位Pと径方向において対向する部分は、溶接部位Pとの間に空隙Sを有する。これにより、各端部41a,43a間を溶接する際に熱源から付与されたレーザ等による熱(エネルギー)が直接電線13a,13bに付与されることが抑えられる。これにより、高圧電線13a,13bの損傷が抑えられる。また、溶接の際に発生しうるスパッタを延出部44によって受けることができるため、スパッタによる高圧電線13a,13bの損傷が抑えられる。
(2)半割筒部42(本体部43)の周方向両側の端部43aのそれぞれに形成された各延出部44の先端面44aが半割筒部41の内周面41bに当接している。そのため、各半割筒部41,42の周方向両側の端部41a,43aを当接させた状態で、半割筒部42に設けられた延出部44によって半割筒部41の移動を規制することができ、溶接の際における位置ズレを抑えることができる。
(3)延出部44は、その延出方向における先端部に半割筒部41の内周面41bに向く先端面44aを有し、先端面44aは、対向する半割筒部41の内周面41bに沿うように形成されている。このため、半割筒部41と半割筒部42とを対向させて周方向両側の端部41a,43aを近接する際に、延出部44が設けられていない半割筒部41の端部41aが半割筒部42(本体部43)に設けられる延出部44の先端面44aと接触した場合にその端部41aを径方向外側に案内することができる。
(4)延出部44が湾曲するように形成されていることで、金属パイプ31を曲げ加工する際の加工性の悪化を抑えることができる。
(5)複数の高圧電線13a,13bの並設方向と交差する方向に延出部44が設けられることで、高圧電線13a,13bの並設方向上に延出部が設けられる場合と比較して高圧電線13a,13bとの干渉を抑えることができる。つまり、金属パイプ31を略真円形状とした場合に、金属パイプ31内におけるスペースを有効に活用することができるため、筒状部材の大型化を抑えることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、延出部44を半割筒部42の周方向両側の端部43aの近傍に設ける構成としたが、これに限らない。例えば、半割筒部41の周方向両側の端部41aの近傍に延出部44を設ける構成を採用してもよい。また、半割筒部41及び半割筒部42のそれぞれに1つずつ延出部44を設ける構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、延出部44の先端面44aが半割筒部41の内周面41bと当接する構成としたが、これに限らない。例えば延出部44の先端面44aが半割筒部41の内周面41bに近接する等、先端面44aが内周面41bから離間する構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、延出部44の先端面44aが半割筒部41の内周面41bに沿った形状としたが、これに限らない。例えば先端面44aが径方向内側を向くような形状であったり、方向D1と平行な方向や方向D2と平行な方向を向くような形状であってもよい。
・上記実施形態では先端面44aを平面形状としたが、例えば曲面形状などのその他の形状を採用してもよい。
・上記実施形態では、延出部44を湾曲形状(円弧形状)となるように構成したが、これに限らず、例えばL字状やV字状などの延出部44の断面形状において直線部分を有するような構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、半割筒部41及び半割筒部42(本体部43)を半円筒状をなすように構成して金属パイプ31を略真円形状をなすように構成したが、これに限らない。金属パイプ31を楕円や長円形状などの真円形状以外の形状をなすように半割筒部41及び半割筒部42を適宜変更ししてもよい。
・上記実施形態では、各半割筒部41,42の周方向両端部を対向させる構成としたが、周方向両端部を径方向において重ねる構成を採用してもよい。
・上記実施形態のワイヤハーネス10では、2本の高圧電線13a,13bが電磁シールド部14に挿通される構成としたが、電磁シールド部14に挿通される電線の構成は、車両構成に応じて適宜変更してもよい。例えば、電磁シールド部14に挿通される電線として、例えば定格電圧が12Vや24Vの低圧バッテリと各種低電圧機器(例えばランプ、カーオーディオ等)とを接続して各種低電圧機器を駆動させるための電力供給用の低圧電線を追加した構成としてもよい。
・車両における高圧バッテリ11とインバータ12の配置関係は、上記実施形態に限定されるものではなく、車両構成に応じて適宜変更してもよい。また、上記実施形態では、高圧バッテリ11は、各高圧電線13a,13bを介してインバータ12と接続されるが、インバータ12以外の高電圧機器に接続される構成としてもよい。
・上記実施形態では、高圧バッテリ11とインバータ12とを繋ぐワイヤハーネス10に適用したが、これ以外に例えば、インバータ12と車輪駆動用モータとを繋ぐワイヤハーネスに適用してもよい。
・上記実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
10…ワイヤハーネス
13a,13b…高圧電線(電線)
14…電磁シールド部(電磁シールド部品)
31…金属パイプ(筒状部材)
41…半割筒部(第2半割筒部)
41a…端部
41b…内周面
42…半割筒部(第1半割筒部)
43a…端部
43b…内周面
44…延出部
44a…先端面
P…溶接部位
S…空隙

Claims (6)

  1. 導電性を有し、電線が内部に挿通される筒状部材を備えた電磁シールド部品であって、
    前記筒状部材は、半割筒状の第1半割筒部と、半割筒状の第2半割筒部と、前記第1半割筒部の周方向両端部と前記第2半割筒部の周方向両端部とが溶接された溶接部位と、を有し、
    前記第1半割筒部の内周面には、その内周面から前記筒状部材の径方向内側に延出するとともに、前記第2半割筒部側に向かって延出する延出部が形成され、
    前記延出部のうち前記溶接部位と前記径方向において対向する部分は、前記溶接部位との間に空隙を有するように設けられている電磁シールド部品。
  2. 請求項1に記載の電磁シールド部品において、
    前記延出部は、前記第1半割筒部の周方向両端部のそれぞれに形成されており、
    前記各延出部は、その延出方向における先端部に径方向外側を向く先端面を有し、
    前記先端面の少なくとも一部が前記第2半割筒部の内周面に当接している電磁シールド部品。
  3. 請求項2に記載の電磁シールド部品において、
    前記延出部は、その延出方向における先端部に前記第2半割筒部の内周面に向く先端面を有し、
    前記先端面は、対向する前記第2半割筒部の内周面に沿うように形成されている電磁シールド部品。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電磁シールド部品において、
    前記延出部は、前記第1半割筒部の内周面から前記第2半割筒部の内周面に向かって湾曲するように延出されている電磁シールド部品。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電磁シールド部品と、該電磁シールド部品内に挿通される電線とを備えるワイヤハーネス。
  6. 請求項5に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記電線は、前記電磁シールド部品内に複数挿通され、
    前記延出部は、前記複数の電線の並設方向と交差する方向に位置するワイヤハーネス。
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