JP6493186B2 - プロテクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電磁ノイズの影響を受けることを防止するプロテクタに関する。
現在、車両には各種の電子機器やセンサー類、およびそれらを制御するためのECU(電子制御ユニット)が複数搭載されている。そして、これらの電子機器やセンサー類とECU間、あるいは各ECU間を接続する信号線に外部から電磁ノイズが混入しないように、様々な対策が講じられている(例えば、特許文献1および2参照)。
特許文献1には、2本の電線を螺旋状に撚り合わせたツイストペア線を備えたワイヤハーネスが開示されており、光硬化性樹脂からなる保持体が2本の電線に対し相対変位を規制した状態で密着している(図1、段落0002、段落0008)。これにより、電線の撚りが解けて電線同士の間隔が拡がってノイズ低減効果が低下することを防止している。
特許文献2には、絶縁シートに波型対称形状の第1および第2のペア回路導体を並列または積層して形成したシールド用フラット回路体が開示されており、一方のペア回路導体の蛇行ピッチを他方の奇数倍または偶数倍に設定等することで2つのペア回路導体間に生じるノイズを低減している(図1、段落0020、段落0023)。
一方、車両内に配索される信号線が切断、絶縁不良等の損傷を受けないように、信号線を含むワイヤハーネスに外装される筒状の合成樹脂製プロテクタが用いられることも多い(例えば、特許文献3参照)。
特許文献3には、三次元形状に折り曲げた状態で形状保持力を有する樹脂板を基板として用いたワイヤハーネス用のプロテクタが開示されている。この基板は、長方形状であり、幅方向に間隔をあけた3カ所で、長さ方向の全長にわたって平行に折り曲げて、ワイヤハーネスの電線群を挿通する中空部を有する四角筒状に組み立てるものである(図3、段落0007参照)。
特開2015−038838号公報 特開2003−016855号公報 特開2015−082955号公報
しかしながら、特許文献1に記載のようなツイストペア線を使用したワイヤハーネスに対して、特許文献3に記載のようなプロテクタを用いる場合、電線の撚り作業によりツイストペア線を作成した上で、プロテクタにテープ止めで取り付け、プロテクタを四角筒状に組み立てる作業が必要となり、手間が掛かり、作業効率が良くなかった。
また、特許文献2に記載のようなシールド用フラット回路体にあっては、ペア回路導体を並列に形成している場合には、信号線が増えるに従い幅が広くなってしまうという問題があった。また、ペア回路導体を積層している場合には、信号線が増えるに従い層数が多くなり構造が複雑になっていた。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、ツイスト電線を使用しない構成でありながら、電磁ノイズの影響を受けにくく、かつ、組立作業性の良いコンパクトなプロテクタを提供することを目的とする。
本発明に係るプロテクタは、上記目的を達成するため、第1および第2の線状導体が布線されるそれぞれの略長方形の布線領域を有し、前記各布線領域の長手方向に離間する複数の平行スリットが前記各布線領域の約半幅の幅方向深さに形成されている第1および第2の板状体を備えており、前記第1および第2の線状導体は、前記第1および第2の板状体の長さ方向、幅方向および厚さ方向にそれぞれ屈曲する略波形の形状をなすように前記第1および第2の板状体に支持されており、前記第1および第2の板状体が対向する各一対の前記平行スリットの内奥部を近接させ、かつ、前記布線領域の長さ方向における前記各一対の平行スリットの両側で交互に板厚方向で逆向きに対面するように横差しするとき、前記第1および第2の線状導体が、波形状に応じて重なり合った前記布線領域の平面視で複数のループ状をなす第1ループ区間と、波形状に応じて前記第1および第2の板状体の横断面方向に複数のループ状をなす第2ループ区間と、を有した構成となっている。
この構成により、本発明に係るプロテクタは、第1および第2の板状体が横差しされたとき、第1および第2の線状導体が波形状に応じて平面視で複数のループ状をなす第1ループ区間を形成する。これらのループは、ループを貫通する方向に磁束が発生した場合に、各ループに流れる誘導電流が互いに打消し合うように構成されている。これにより、第1および第2の板状体を垂直に貫く方向の電磁ノイズに強い構造となっている。また、第1および第2の板状体が横差しされたとき、第1および第2の板状体の横断面方向に複数のループ状をなす第2ループ区間を形成するようになる。これらのループは、ループを貫通する方向に磁束が発生した場合に、各ループに流れる誘導電流が互いに打消し合うように構成されている。これにより、第1および第2の板状体の長手方向の電磁ノイズに強い構造となっている。しかも、第1および第2の板状体を横差しにより組立てることができるので、組立作業性に優れている。さらに、第1および第2の各線状導体を複数本の素線状導体で構成することで、プロテクタをコンパクトにすることができる。
また、前記第1および第2の線状導体は、前記第1および第2の板状体に固着された帯状の導体で構成されていてもよい。
この構成により、本発明に係るプロテクタは、帯状の導体が第1および第2の板状体に固着されているので、電線による布線の場合とは異なり、第1および第2の線状導体が第1および第2の板状体から外れることがなく、組立作業性をさらに向上させることができる。また、第1および第2の線状導体の蛇行する波形の経路が固定されているので、手作業による布線作業の必要がなく、耐ノイズ性能を安定的に発揮させることができる。
また、本発明に係るプロテクタでは、前記第1および第2の線状導体は、前記第1および第2の板状体に保持された被覆電線で構成されていてもよい。
この構成により、本発明に係るプロテクタは、被覆電線が第1および第2の板状体に保持されているので、被覆電線に断線や損傷が生じた場合には、被覆電線のみ取り替えればよい。これにより、断線等の不具合が発生した場合に低コストで修復することができる。
本発明によれば、ツイスト電線を使用しない構成でありながら、電磁ノイズの影響を受けにくく、かつ、組立作業性の良いコンパクトなプロテクタを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る第1の板状体の斜視図である。 図1に示す第1の板状体の平面図である。 図2に示す第1の板状体のA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係る第2の板状体の斜視図である。 図4に示す第2の板状体の平面図である。 図5に示す第2の板状体のB−B断面図である。 本発明の一実施形態に係り、第1および第2の板状体を組立てた状態を示す斜視図である。 図7に示す組立てた状態のC−C断面図である。 図9(a)は、図7のE部をD方向から見たときの、第1および第2の線状導体の第2ループ区間のループを示す説明図であり、図9(b)は、図7のF部をD方向から見たときの、第1および第2の線状導体の第2ループ区間のループを示す説明図である。 本発明の別の実施形態に係り、第1の板状体の部分断面図である。
以下、本発明に係るプロテクタの実施の形態について、図面を参照して説明する。
[構成]
本実施形態に係るプロテクタ1は、第1および第2の線状導体12、22が布線されるそれぞれの略長方形の布線領域16、26を有し、各布線領域16、26の長手方向に離間する複数の平行スリット14、24が各布線領域16、26の約半幅の幅方向深さに形成されている第1および第2の板状体10、20を備えている。
第1の板状体10は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)等の合成樹脂からなり、一体成形品として形成されている。
具体的には、図1に示すように、第1の板状体10は、矩形の下側板部10aと、下側板部10aから所定高さに配置された矩形の上側板部10bとが互い違いに配置され、傾斜した矩形の連結板部10cが下側板部10aと上側板部10bとを連結した構成となっている。矩形の下側板部10aと上側板部10bとは、同じ幅を有するが、長さは同じでもよいし、異なる長さとしてもよい。例えば、図2に示す第1の板状体10の平面図において、第1の線状導体12の波形ピッチが均一になるように、下側板部10aの長さを上側板部10bの長さよりも長くしてもよい。このようにすると、図7に示すように、第1および第2の板状体10、20を組立てたとき、平面視で同一形状のループが形成されるので、電磁ノイズの影響を打ち消す上で好ましい。
傾斜した連結板部10cの傾斜角度は、任意の角度に設定することができる。図3に示すように、傾斜角度を45°にすると、組立てた際に連結板部10c、20cが垂直に交差するので組立作業がやり易くなるので好ましい。また、例えば、傾斜角度を90°にすると、相手側の第2の板状体20を平板状にすることができる、第2の板状体20の製造が容易になる。
第1および第2の線状導体12、22は、第1および第2の板状体10、20の長さ方向、幅方向および厚さ方向にそれぞれ屈曲する略波形の形状をなすように第1および第2の板状体10、20に支持されている。
具体的には、図2に示すように、第1の線状導体12は、下側板部10a上でその周縁部に沿ってコ字状に布線され、上り傾斜の連結板部10cの平行スリット14が形成されていない側の端縁部に沿って布線され、次いで、上側板部10bおよび下り傾斜の連結板部10cの端縁部に沿って布線される。次の下側板部10aからは、前の布線パターンの繰り返しである。
第1の線状導体12と第2の線状導体22は、いずれも、1または複数の信号線(素線状導体)であって、一方がプラス側、他方がマイナス側となっている。ここで、プラス側の信号線とは、所定の一方向に電流が流れることにより信号を伝える信号線をいい、マイナス側の信号線とは、プラス側における電流の方向とは反対方向に電流が流れることにより信号を伝える信号線をいう。よって、第1の線状導体12を構成する1または複数の信号線では、信号伝送において所定の一方向に電流が流れ、第2の線状導体22を構成する1または複数の信号線では、信号伝送において上記所定の一方向とは逆方向に電流が流れることになる。
第1および第2の線状導体12、22は、第1および第2の板状体10、20に固着された帯状の導体で構成されている。第1および第2の線状導体12、22は、例えば、真空蒸着、イオンプレーティング技術を用いて、第1および第2の板状体10、20上に金属の薄膜コーティングによって形成してもよい。第1および第2の線状導体12、22が薄膜コーティングにより形成された後、その上から保護用のPVC、PE製等のシートを貼っておくのが好ましい。
次に、第2の板状体20について説明する。
図4に示すように、第2の板状体20は、矩形の下側板部20aと、下側板部20aから所定高さに配置された矩形の上側板部20bとが互い違いに配置され、傾斜した矩形の連結板部20cが下側板部20aと上側板部20bとを連結した構成となっている。矩形の下側板部20aと上側板部20bとは、同じ幅を有するが、長さは、第1の板状体10に対応して設定する。例えば、図5に示す第2の板状体20の平面図において、第2の線状導体22の波形ピッチが均一になるように、上側板部20bの長さを下側板部20aの長さよりも長くしてもよい。このようにすると、図7に示すように、第1および第2の板状体10、20を組立てたとき、平面視で同一形状のループが形成されるので、電磁ノイズの影響を打ち消す上で好ましい。
傾斜した連結板部20cの傾斜角度は、任意の角度に設定することができるが、相手方の第1の板状体10の連結板部10cの傾斜角度に対応して設定するのが好ましい。図6に示すように、傾斜角度を45°にすると、組立てた際に連結板部10c、20cが垂直に交差するので組立作業がやり易くなるので好ましい。また、例えば、傾斜角度を90°にすると、相手方の第1の板状体10を平板状にすることができ、第1の板状体10の製造が容易になる。
第2の線状導体22は、図5に示すように、上側板部20b上でその周縁部に沿ってコ字状に布線され、下り傾斜の連結板部20cの平行スリット24が形成されていない側の端縁部に沿って布線され、次いで、下側板部20aおよび上り傾斜の連結板部20cの端縁部に沿って布線される。次の上側板部20bからは、前の布線パターンの繰り返しである。
次に、第1および第2の板状体10、20の組立方法について説明する。
第1および第2の板状体10、20が対向する各一対の平行スリット14、24の内奥部14a、24aを近接させ、かつ、布線領域16、26の長さ方向における各一対の平行スリット14、24の両側で交互に板厚方向で逆向きに対面するように横差しすることで、第1および第2の板状体10、20が組立てられる。
具体的には、図1に示す第1の板状体10の平行スリット14が形成されている側の側面と、図4に示す第2の板状体20の平行スリット24が形成されている側の側面とが、対向するように両者を近づけ、対向する平行スリット14、24に差し込む。平行スリット14、24の内奥部14a、24aまで差し込むことにより、組立が完了する(図7参照)。このように、第1および第2の板状体10、20を横差しにより組立てることができるので、組立作業が簡単であり、第1および第2の線状導体12、22またはそれに接続された電線の端部にコネクタが取付けられている場合であっても組立てることができる。
次に、電磁ノイズの影響について説明する。
まず、第1および第2の板状体10、20が横差しされたとき、平面視で(図8のG方向からプロテクタ1を見て)第1および第2の線状導体12、22が波形状に応じて複数のループ状をなす第1ループ区間を形成する。これらのループは、ループを貫通する方向(図8のG方向またはその逆方向)に磁束が発生した場合に、各ループに流れる誘導電流が互いに打消し合うように構成されている。これにより、第1および第2の板状体10、20を垂直に貫く方向の電磁ノイズに強い構造となっている。
また、第1および第2の板状体10、20が横差しにより組立てられたとき、第1および第2の線状導体12、22が、波形状に応じて第1および第2の板状体10、20の横断面方向に複数のループ状をなす第2ループ区間と、を有した構成となっている。
具体的には、図9(a)は、図7のE部をD方向から見たときの、第1および第2の線状導体12、22が作るループ30aを示す説明図であり、図9(b)は、図7のF部をD方向から見たときの、第1および第2の線状導体12、22が作るループ30bを示す説明図である。いま、図7のD方向に、時間的に変化する磁束が存在していると仮定する。この場合、E部のループ30aを貫く磁束の変化により第1および第2の線状導体12、22に矢印H、Jで示す方向に電流が流れるような起電力が誘導されたとしても、F部のループ30bを貫く磁束の変化により誘導される起電力(矢印K、Lで図示)とは、方向が逆になるので、誘導起電力が打ち消される。よって、第1および第2の板状体10、20の長手方向の電磁ノイズの影響を受け難い構造になっている。
[作用・効果]
本実施形態に係るプロテクタ1は、第1および第2の板状体10、20が横差しされたとき、第1および第2の板状体10、20の横断面方向に複数のループ状をなす第2ループ区間を形成するようになる(図9参照)。これらのループは、プロテクタ1の長手方向にループを貫通する磁束が発生した場合に、各ループに流れる誘導電流が互いに打消し合うように構成されている。これにより、第1および第2の板状体10、20の長手方向の電磁ノイズに強い構造となっている。しかも、第1および第2の板状体10、20を横差しにより簡単に組み立てることができるので、組立作業性に優れている。
また、本実施形態に係るプロテクタ1は、帯状の導体が第1および第2の板状体10、20に固着されているので、電線による布線の場合とは異なり、第1および第2の線状導体12、22が第1および第2の板状体10、20から外れることがなく、組立作業性をさらに向上させることができる。また、第1および第2の線状導体12、22の蛇行する波形の経路が固定されているので、手作業による布線作業の必要がなく、耐ノイズ性能を安定的に発揮させることができる。
〔別の実施の形態〕
次に、別の実施の形態について説明する。
本実施の形態の第1および第2の線状導体12、22は、第1および第2の板状体40に保持された1または複数の被覆電線42で構成されている。例えば、図10に示すように、第1および第2の板状体40の表面に、信号経路に沿って布線用の溝40aを形成しておき、その溝40aの中に被覆電線42を布線するようにしてもよい。被覆電線42の布線後に、その上から粘着テープやPVC、PE製等のシート44を貼り、被覆電線42を保持・保護するのが好ましい。布線用の溝40aは、第1および第2の板状体40の表面に凹部を形成することにより構成してもよいし、凸状の案内壁を形成することにより構成してもよい。
本実施形態に係るプロテクタ1は、被覆電線42が第1および第2の板状体40に保持されているので、被覆電線42に断線や損傷が生じたときに被覆電線42のみ取り替えればよい。これにより、断線等の不具合が発生した場合に低コストで修復することができる。
以上のとおり、本発明のプロテクタは、ツイスト電線を使用しない構成でありながら、電磁ノイズの影響を受けにくく、かつ、組立作業性が良くコンパクトであるという効果を有し、電磁ノイズ環境下で使用されるプロテクタ全般に有用である。
1 プロテクタ
10 第1の板状体
12 第1の線状導体
14 平行スリット
14a 内奥部
16 布線領域
20 第2の板状体
22 第2の線状導体
24 平行スリット
24a 内奥部
26 布線領域
42 被覆電線

Claims (3)

  1. 第1および第2の線状導体が布線されるそれぞれの略長方形の布線領域を有し、前記各布線領域の長手方向に離間する複数の平行スリットが前記各布線領域の約半幅の幅方向深さに形成されている第1および第2の板状体を備えており、
    前記第1および第2の線状導体は、前記第1および第2の板状体の長さ方向、幅方向および厚さ方向にそれぞれ屈曲する略波形の形状をなすように前記第1および第2の板状体に支持されており、
    前記第1および第2の板状体が対向する各一対の前記平行スリットの内奥部を近接させ、かつ、前記布線領域の長さ方向における前記各一対の平行スリットの両側で交互に板厚方向で逆向きに対面するように横差しするとき、
    前記第1および第2の線状導体が、波形状に応じて重なり合った前記布線領域の平面視で複数のループ状をなす第1ループ区間と、波形状に応じて前記第1および第2の板状体の横断面方向に複数のループ状をなす第2ループ区間と、を有していることを特徴とするプロテクタ。
  2. 前記第1および第2の線状導体は、前記第1および第2の板状体に固着された帯状の導体で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 前記第1および第2の線状導体は、前記第1および第2の板状体に保持された被覆電線で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
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