JPH09274816A - 平型導体対電線 - Google Patents

平型導体対電線

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JPH09274816A
JPH09274816A JP8150496A JP8150496A JPH09274816A JP H09274816 A JPH09274816 A JP H09274816A JP 8150496 A JP8150496 A JP 8150496A JP 8150496 A JP8150496 A JP 8150496A JP H09274816 A JPH09274816 A JP H09274816A
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flat
flat conductor
conductors
plan
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Application number
JP8150496A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Yamano
能章 山野
Tatsuo Inoue
達夫 井上
Masao Sasagawa
柾男 笹川
Tomonori Inagaki
朝律 稲垣
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作が容易で、電磁誘導の減少に適した平型
導体対電線20を提供する。 【解決手段】 平型導体対電線20は絶縁フィルム21
を介して平角状の断面を有する対の平型導体22a、2
2bが互いに重合状に配設される。平型導体22a、2
2bは平面視で周期的波形の形状に配置されると共に、
平面視で両平型導体22a、22bの互いに交差する2
点間に平面視開口領域を周期的に形成すべく、両平型導
体22a、22bの波形が互いに位相を半周期ずらして
配置されている。平面視開口領域部分における両平型導
体22a、22bが、側面視で両平型導体22a、22
bの互いに交差する2点間に側面視開口領域を周期的に
形成すべく、側面視で、互いに隣接する側面視開口領域
で互いに逆転状に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や電子機器
等の各種配線に用いられる電磁誘導の減少に適した平型
導体対電線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在使用されているいわゆる対撚線は、
図10および図11に示される如く、断面円形の導体1
a、1bを絶縁層2a、2bで被覆した絶縁電線3a、
3bの2本を撚り合わせて構成されており、撚ることに
よって対の導体1a、1bに流れる電流により発生する
磁界の漏洩を抑制して、他の対撚線への電磁的妨害を抑
制すると共に、外部の導体からの電磁的影響を減少する
ように通常、適切なピッチを選択して撚り合わせられて
いる。
【0003】この2本の絶縁電線3a、3bを撚り合わ
せる場合の配置は、2本の導体1a、1bが互いに軸対
象で、円形の軌跡を描いて長さ方向に螺旋状に互いに撚
られて配置されている。
【0004】そして、図12に示される如く、この対撚
線の2本の導体1a、1bで構成される開口領域5に外
部のある方向からの磁界Hが通過すると、各導体1a、
1bには図の矢印で示す方向に誘導電流i(または電
圧)を生じる。
【0005】しかしながら、図で明らかなように、誘導
電流iの方向は隣接する各開口領域5において各導体1
a、1bの長さ方向に互いに逆方向であるから、隣接す
る開口領域5を通過する磁界Hの大きさと位相が略同一
であれば、互いに打ち消し合うため、各導体1a、1b
の長さ方向に沿った誘導電流iの合計は著しく減少し、
略0となる。
【0006】従って、この対電線は電磁誘導の軽減の点
からは優れている。
【0007】しかしながら、この対撚線を構成する2本
の絶縁電線3a、3bによって形成される等価的な外径
は1本の絶縁電線3a、3bの外径の2倍となり、この
対撚線を複数本集めて構成される通常のケーブルでは、
ケーブル内の導体の占有率が低下することは避けられ
ず、また、ケーブル外周形状は円形となり、外径寸法の
方向性はないが、比較的大きくなることは避けられな
い。
【0008】一方、対の電線を複数含むケーブルを実際
に使用する場合、敷設場所のケーブルが通過する部分の
形状から幅方向には広く取れるが、高さ方向には寸法を
小さくしたい場合がある。このような場合には、円形断
面のケーブルよりも平型断面の方が好ましい。
【0009】また、現状の対撚線の構造では、2本の絶
縁電線3a、3bを撚り合わせる必要があり、絶縁電線
3a、3bを巻き付けた重いリール等を回転させるか、
もしくは撚りを加えた対の絶縁電線3a、3bを巻き取
る重いリールを撚りを与えるために回転させながら巻き
取らせねばならず、撚り合わせ装置という特別な大型の
製造装置を必要とし、その駆動のために大きなエネルギ
の供給も必要となる。
【0010】そこで、これらの点に鑑み、断面平角状の
平型導体と絶縁フィルムを使用した平型導体対電線が特
開平5−120928号公報や特開平7−122121
号公報等に各種提案されている。
【0011】例えば図13ないし図15に示される如
く、平型導体対電線10として、絶縁フィルム11を挟
んで、その絶縁フィルム11の両面に断面矩形状(0.
1mm×0.8mm)の平型導体12a、12bの対
を、それぞれその長辺側を接着または融着させた構造と
されている。
【0012】また、各平型導体12a、12bは、適切
なピッチでウェーブ状やジグザグ状等の周期的波形の形
状に配置されると共に、平面視で、両平型導体12a、
12bが互いに交差するように、周期的波形を半周期
(180度)位相をずらして重合状に近接積層されてい
る。
【0013】さらに、同様構成の平型導体対電線10の
別の製造方法として、予め各平型導体12a、12bを
それぞれ絶縁フィルム11に所定の周期的波形で接着ま
たは融着させたテープ状の平型電線を2枚製作し、これ
を積層状として上記同様の平型導体対電線10を得る方
法がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】そして、上記従来の平
型導体対電線10の構造によれば、図16に示される如
く、平型導体対電線10の上面側からの平面視で両平型
導体12a、12bが交差する2点間に一方の平型導体
12aと他方の平型導体12bとで囲まれる平面視開口
領域14が周期的に形成されているが、図17に示され
る如く、平型導体対電線10の側方からの側面視では各
平型導体12a、12bが互いに平行状に配置された構
造となっている。
【0015】従って、この構造の平型導体対電線10に
あっては、外部からの磁界Hによって誘起される各部の
電磁誘導される誘導電流iは図16および図17に示さ
れる如く生じ、平型導体対電線10の平面に直交する方
向からの磁界Hに対しては、隣接する平面視開口領域1
4で誘導電流iの方向が互いに逆方向となって打ち消し
合い、各平型導体12a、12bの長さ方向に沿って残
留する全体としての誘導電流iは小さくなる。
【0016】しかしながら、平型導体対電線10の厚み
方向に直交する側方向からの磁界Hに対しては、対をな
す2本の平型導体12a、12bは絶縁フィルム11を
介して離隔しているのみで極めて接近しているが、両平
型導体12a、12bには僅かながら側面視開口領域1
5を有していることから各平型導体12a、12bに誘
導電流iを誘導する。この場合、各平型導体12a、1
2bの長さ方向に沿った誘導電流iは全て同じ方向であ
るので、打ち消すことはなく、平型導体12a、12b
の長さ方向に沿って誘導電流iが累積し、全体として比
較的大きな誘導電流iを発生することになる。
【0017】そこで、前記側方向からの磁界Hに対して
も電磁誘導の軽減を図るべく、前記特開平5−1209
28号公報にも示される如く、絶縁フィルムにスルーホ
ールを設け、2本の平型導体を前記スルーホールを介し
て交互に前記絶縁フィルムの一方の面から他方の面に移
行させながら前記対撚線と同様に、三次元的に絡ませる
ようにした平型導体対電線もある。
【0018】しかしながら、この平型導体対電線にあっ
ては、その製造工程において、平型導体をスルーホール
を介して絶縁フィルムの一方の面から他方の面へ移行さ
せるという困難な作業が必要であるという問題があっ
た。
【0019】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、製作
が容易で、電磁誘導の減少に適した平型導体対電線を提
供することを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の技術的手段は、絶縁層を介して互いに重合状に配設さ
れた平角状の断面を有する平型導体の対が、それぞれ平
面視で周期的波形の形状に配置されると共に、平面視で
両平型導体の互いに交差する2点間に一方の平型導体と
他方の平型導体とで囲まれる平面視開口領域を周期的に
形成すべく、両平型導体の波形が互いに位相を半周期ず
らして配置されてなる平型導体対電線において、前記各
平面視開口領域部分における両平型導体が、側面視で両
平型導体の互いに交差する2点間に一方の平型導体と他
方の平型導体とで囲まれる側面視開口領域を周期的に形
成すべく、側面視で、互いに隣接する側面視開口領域で
互いに逆転状に配置されてなる点にある。
【0021】また、平型導体対電線の前記平面視開口領
域に切れ目が形成され、前記両平型導体が側面視で、互
いに隣接する側面視開口領域で互いに逆転状に配置され
るべく、該切れ目側部で両平型導体がそれぞれ屈曲成形
されてなる構造としてもよい。
【0022】さらに、前記絶縁層が熱可塑性合成樹脂よ
りなり、前記平面視開口領域両側に配置された前記両平
型導体が側面視で、互いに隣接する側面視開口領域で互
いに逆転状に配置されるべく、前記絶縁層が加熱成形さ
れてなる構造としてもよい。
【0023】また、前記各平型導体は、複数の細径円形
断面の導体を整列配置して前記平角状の断面とされてな
る構造であってもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図面に基づいて説明すると、図1ないし図5において、
20は平型導体対電線で、絶縁層としての絶縁材よりな
る帯状の絶縁フィルム21と、その両面に互いに重合状
に配設された平角状の断面を有する対の平型導体22
a、22bとから構成されている。
【0025】前記各平型導体22a、22bは、従来同
様、それぞれその長辺側を絶縁フィルム21に接着また
は融着させた構造とされており、また、各平型導体22
a、22bは、それぞれ同一の適切なピッチでウェーブ
状やジグザグ状等の周期的波形の形状に配置されてい
る。
【0026】そして、平型導体対電線20の面に対向す
る上面側からの平面視で、図2に示される如く、両平型
導体22a、22bが互いに交差するように、周期的波
形を半周期(180度)位相をずらして配置されてい
る。ここに、平面視で、両平型導体22a、22bの互
いに交差する交差部24間に、一方の平型導体22aと
他方の平型導体22bとで囲まれる平面視開口領域26
が周期的に形成される。
【0027】また、前記各交差部24間における絶縁フ
ィルム21に平型導体対電線20長手方向の切れ目27
がそれぞれ形成されている。そして、前記各平面視開口
領域26部分における両平型導体22a、22bが、平
型導体対電線20の面の広がる側方からの側面視で、図
3に示される如く、両平型導体22a、22bの互いに
交差する前記交差部24間で一方の平型導体22aと他
方の平型導体22bとで囲まれる側面視開口領域28を
周期的に形成するように、切れ目27両側部における各
平型導体22a、22bが互いに逆方向に屈曲成形され
ると共に、それぞれの平型導体22a、22bは隣接す
る側面視開口領域28で互いに逆転状に配置されるよう
に屈曲成形されている。
【0028】上記平型導体22a、22bの屈曲成形
は、絶縁フィルム21と一体となった平型導体22a、
22bを側面視でウェーブ状やジグザグ状等の波形に機
械的にまたは熱的に形付けすることによって形成され
る。
【0029】本実施形態は以上のように構成されてお
り、平型導体対電線20の面に直交する平面方向からの
磁界Hに対しては、図6に示される如く、隣接する平面
視開口領域26で誘導電流i(または電圧)の方向が互
いに逆方向となって打ち消し合い、各平型導体22a、
22bの長さ方向に沿って残留する全体としての誘導電
流iは小さくなる。
【0030】また、平型導体対電線20の面の広がる側
面方向からの磁界Hに対しても、図7に示される如く、
隣接する側面視開口領域28で誘導電流i(または電
圧)の方向が互いに逆方向となって打ち消し合い、各平
型導体22a、22bの長さ方向に沿って残留する全体
としての誘導電流iは小さくなる。
【0031】ここに、平型導体対電線20に対する平面
方向および側面方向からの両方向において、磁界Hによ
る誘導電流iは各平型導体22a、22bの長さ方向に
沿っての交差部24隣接部分で互いに打ち消し合うの
で、全体としての各平型導体22a、22bの長さ方向
の誘導電流iの累積合計は著しく減少させることができ
る。
【0032】また、平型導体対電線10の製作に際して
も、従来同様に、絶縁フィルム21の両面に各平型導体
22a、22bを接着または融着し、各平面視開口領域
26に切れ目27を形成して、機械的にまたは熱的に形
付けするだけでよく、従来のような平型導体をスルーホ
ールを介して絶縁フィルムの一方の面から他方の面へ移
行させるという困難な作業も不要であり、容易に製作で
きる利点がある。
【0033】図8は第2の実施形態を示しており、前記
絶縁フィルム21として熱可塑性の合成樹脂を使用し、
前記第1の実施形態のように切れ目27を形成せずに、
加熱して、加圧成形し、連結部30を残した状態で第1
の実施形態と同様な形状に成形すればよい。
【0034】この第2の実施形態によれば、上記と同様
な効果が得られるだけでなく、連結部30によって平面
視開口領域26や側面視開口領域28を寸法的に安定し
て保持することができる利点がある。
【0035】図9は第3の実施形態を示しており、第1
の実施形態における各平型導体22a、22bがそれぞ
れ複数の細径円形断面の細径導体32a、32bを整列
配置、即ち並列配置あるいは積層配置して平角状の断面
を構成した構造とされている。
【0036】この第3の実施形態によれば、同一の断面
積を有する平型導体を使用する場合と比較して、曲げ剛
性が低く、また、浮き上がり等も少なく成形がより容易
になるという利点がある。
【0037】なお、上記各実施形態において、各平型導
体22a、22bが絶縁フィルム21の両側表面に埋入
状に装着された構造を示しているが、その両側表面にさ
らに絶縁フィルム等が装着されて、各平型導体22a、
22bが内部に位置する構造であってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明の平型導体対電線
によれば、各平面視開口領域部分における両平型導体
が、側面視で両平型導体の互いに交差する2点間に一方
の平型導体と他方の平型導体とで囲まれる側面視開口領
域を周期的に形成すべく、側面視で、互いに隣接する側
面視開口領域で互いに逆転状に配置されてなるものであ
り、平型導体対電線に対する平面方向および側面方向か
らの両方向において、磁界による誘導電流は各平型導体
の長さ方向に沿っての交差部分の隣接部分で互いに打ち
消し合うので、全体としての各平型導体の長さ方向の誘
導電流の累積合計は著しく減少させることができ、電磁
誘導の減少に適するという利点がある。
【0039】また、平型導体対電線の前記平面視開口領
域に切れ目が形成され、前記両平型導体が側面視で、互
いに隣接する側面視開口領域で互いに逆転状に配置され
るべく、該切れ目側部で両平型導体がそれぞれ屈曲成形
されてなる構造とすれば、従来同様に、絶縁層の両面に
各平型導体を配設し、各平面視開口領域に切れ目を形成
して屈曲成形し、形付けするだけでよく、従来のような
平型導体をスルーホールを介して絶縁フィルムの一方の
面から他方の面へ移行させるという困難な作業も不要で
あり、容易に製作できるという利点がある。
【0040】さらに、前記絶縁層が熱可塑性合成樹脂よ
りなり、前記平面視開口領域両側に配置された前記両平
型導体が側面視で、互いに隣接する側面視開口領域で互
いに逆転状に配置されるべく、前記絶縁層が加熱成形さ
れてなる構造とすれば、上記同様、電磁誘導の減少が図
れると共に容易に製作でき、さらに平面視開口領域や側
面視開口領域をつなぐ連結部分によって平面視開口領域
や側面視開口領域を寸法的に安定して保持することがで
きるという利点がある。
【0041】また、前記各平型導体は、複数の細径円形
断面の導体を整列配置して前記平角状の断面とされてな
る構造とすれば、同一の断面積を有する平型導体を使用
する場合と比較して、曲げ剛性が低く、また、浮き上が
り等も少なく、成形がより容易になるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図2のIII−III線矢視図である。
【図4】図3のIV−IV線断面矢視図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】平面視における各平型導体に発生する誘導電流
を示す説明図である。
【図7】側面視における各平型導体に発生する誘導電流
を示す説明図である。
【図8】第2の実施形態を示す要部断面図である。
【図9】第3の実施形態を示す要部断面図である。
【図10】従来例としての対撚線を示す斜視図である。
【図11】図10のXI−XI線断面矢視図である。
【図12】同各導体に発生する誘導電流を示す説明図で
ある。
【図13】別の従来例としての平型導体対電線を示す斜
視図である。
【図14】同側面図である。
【図15】図14のXV−XV線断面矢視図である。
【図16】同平面視における各平型導体に発生する誘導
電流を示す説明図である。
【図17】同側面視における各平型導体に発生する誘導
電流を示す説明図である。
【符号の説明】
20 平型導体対電線 21 絶縁フィルム 22a、22b 平型導体 24 交差部 26 平面視開口領域 27 切れ目 28 側面視開口領域 30 連結部 32a、32b 細径導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 朝律 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁層を介して互いに重合状に配設され
    た平角状の断面を有する平型導体の対が、それぞれ平面
    視で周期的波形の形状に配置されると共に、平面視で両
    平型導体の互いに交差する2点間に一方の平型導体と他
    方の平型導体とで囲まれる平面視開口領域を周期的に形
    成すべく、両平型導体の波形が互いに位相を半周期ずら
    して配置されてなる平型導体対電線において、 前記各平面視開口領域部分における両平型導体が、側面
    視で両平型導体の互いに交差する2点間に一方の平型導
    体と他方の平型導体とで囲まれる側面視開口領域を周期
    的に形成すべく、側面視で、互いに隣接する側面視開口
    領域で互いに逆転状に配置されてなることを特徴とする
    平型導体対電線。
  2. 【請求項2】 平型導体対電線の前記平面視開口領域に
    切れ目が形成され、前記両平型導体が側面視で、互いに
    隣接する側面視開口領域で互いに逆転状に配置されるべ
    く、該切れ目側部で両平型導体がそれぞれ屈曲成形され
    てなることを特徴とする請求項1記載の平型導体対電
    線。
  3. 【請求項3】 前記絶縁層が熱可塑性合成樹脂よりな
    り、前記平面視開口領域両側に配置された前記両平型導
    体が側面視で、互いに隣接する側面視開口領域で互いに
    逆転状に配置されるべく、前記絶縁層が加熱成形されて
    なることを特徴とする請求項1記載の平型導体対電線。
  4. 【請求項4】 前記各平型導体は、複数の細径円形断面
    の導体を整列配置して前記平角状の断面とされてなるこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の平型導体対
    電線。
JP8150496A 1996-04-03 1996-04-03 平型導体対電線 Pending JPH09274816A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017107656A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 住友電装株式会社 プロテクタ

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JP2017107656A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 住友電装株式会社 プロテクタ

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