JPH06327129A - 母線接続部 - Google Patents

母線接続部

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JPH06327129A
JPH06327129A JP13666293A JP13666293A JPH06327129A JP H06327129 A JPH06327129 A JP H06327129A JP 13666293 A JP13666293 A JP 13666293A JP 13666293 A JP13666293 A JP 13666293A JP H06327129 A JPH06327129 A JP H06327129A
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JP
Japan
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plate
welded
phase
busbar
bus
Prior art date
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Pending
Application number
JP13666293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Sano
仁 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄板状導体を積層して成る母線相互間の、機
械的にも電気的にも信頼性の高い接続を行う。 【構成】 同一幅の母線10−1W、10−2W、10
−3WをT分岐接続する場合、長方形の板状導体11W
を用意し、2本の母線10−2Wと10−3Wを板状導
体11Wの2ヶ所の短辺14−2、14−3に溶接接続
する。そして長辺14−1の中央に残りの母線10−1
Wを溶接接続する。この方法により、3相配電用母線の
U相とW相を構成する。そして間に挟まれるV相は、他
の相の板状導体11U、11Wを90度回転させた向き
にし、長辺を2本の母線に、短辺を1本の母線に接続す
る。これらの接続部分は全て絶縁被覆12U、12V、
12Wで覆われる。これら3相の接続部分を重ね合せる
と、溶接をした各辺の位置が互いにずれるため強度が増
し、また電気的にも安全性が増す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄板状導体を積層して
成る母線相互間を接続するための母線接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】屋内配線において、大容量の電力供給を
行う場合にはバスダクトが使用される。このバスダクト
には、帯状導体板から成る母線が導体として使用され
る。図2にバスダクトに使用される導体の説明図を示
す。(a)は通常の母線の斜視図、(b)は薄板状導体
を積層して成る母線の斜視図、(c)は母線の折り曲げ
方法を示す説明図、(d)は母線の分岐接続部正面図で
ある。しかし、このような母線を使用したバスダクトは
屈曲が容易でないため、専ら直線的に布設して使用さ
れ、コーナー等では特別に設計した接続部を用いて導体
同士を接続するようにしている。
【0003】これに対して、このような母線の可とう性
をよくし布設を容易にした構造のものが開発されている
(実開昭61−174116号公報)。この母線は、図
2の(b)に示すように、薄板状導体2を積層して所定
の断面積を得るようにしている。このような構造の母線
3は、図2(c)に示すように、破線4のような状態に
折り曲げ加工が可能なため長尺化することができ、また
運搬や布設が容易な特徴を持つ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成の母線については、薄板状導体2を積層している
という特殊構造のために、従来の図2(a)に示すよう
な母線1の接続工法をそのまま採用することが容易でな
い。即ち、例えば図2(d)に示したようなT分岐接続
部5を形成しようとする場合、或はL字コーナーを構成
しようとする場合、母線の構成に適した構造を採用する
必要がある。本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、薄板状導体を積層して成る母線相互間を機械的にも
電気的にも信頼性の高い構造で接続できる母線接続部を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の母線接続部は、
薄板状導体を積層して成る母線相互間を接続するもので
あって、前記母線端末を少なくとも1辺に溶接接続され
る板状導体を、各相ごとに設けて成り、隣接して重なり
合う異なる相の前記板状導体は、互いに前記溶接接続さ
れる辺の位置が重ならないように各辺の寸法を選択した
ことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】例えば同一幅の母線をT分岐接続する場合、長
方形の板状導体を用意し、2本の母線を板状導体の2ヶ
所の短辺に溶接接続する。そして長辺の中央に残りの母
線を溶接接続する。これにより、3相配電用母線のU相
とW相を構成する。そして、間に挟まれるV相は他の相
の板状導体を90度回転させた向きにし、長辺を2本の
母線に短辺を1本の母線に接続する。これらの接続部分
は全て絶縁被覆で覆われる。これら3相の接続部分を重
ね合せると、溶接をした各辺の位置が互いにずれるため
強度が増し、また電気的にも安全性が増す。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は本発明の母線接続部実施例を示す分解斜
視図である。図に示すように、本発明は例えば3相配電
用の母線のT分岐に採用される。図に示す3組のT分岐
接続部は、それぞれU相、V相、W相の母線接続部であ
る。これらは最終的に積み重ねられ全体として一体化さ
れる。例えば、図の右下に示すW相の接続部について
は、3本の母線10−1W、10−2W及び10−3W
が1枚の板状導体11Wを介して、互いに溶接接続され
ている。
【0008】上記板状導体11Wは、その短辺14−2
と14−3をそれぞれ接続されるべき母線10−2Wや
10−3Wと同一のサイズにし、その厚みもほぼ同一に
選定されたものである。また長辺14−1は、分岐接続
されるべき母線10−1Wよりもやや巾広に選定されて
いる。そして板状導体11Wの短辺14−2、14−3
に、母線10−2W及び10−3Wの端末が直接溶接接
続されている。また、板状導体11Wの長辺14−1の
ほぼ中央に母線10−1Wの端末が溶接接続されてい
る。なお、この接続部は、その後ゴムやプラスチックの
絶縁被覆12Wによって絶縁保護される。この材料とし
ては例えば、塩化ビニール樹脂等が使用される。図1に
示す一番左上のU相の接続部についてもW相の接続部と
全く同一の構造が採用される。
【0009】一方、V相の接続部には、U相やW相に使
用された板状導体11U、11Wを丁度90度回転させ
た状態の板状導体11Vが使用される。即ち、板状導体
11Vの長辺15−2と15−3の端部に、互いに直線
的に接続される母線10−2Vと10−3Vがそれぞれ
溶接接続され、端辺15−1に分岐接続される母線10
−1Vの端部が溶接接続されている。従って、上記のよ
うな構成の分岐接続部をバスダクトの中で互いに重ね合
わせ固定すると、隣接して重なり合う板状導体、例えば
11Vと11W或は11Uと11Vとは、互いに溶接接
続される辺の位置がずれた状態になる。このようにすれ
ば、各板状導体11U、11V、11Wがそれぞれ互い
の溶接部分を補強し合い、丈夫で安全性も向上する。
【0010】図3に、図1に示したA−A断面図及びB
−B断面図を示す。図3(a)はA−A断面図、(b)
はB−B断面図である。図に示すように、互いにU相、
V相、W相の接続部分を重ね合わせた場合には、各板状
導体11U、11V、11Wの溶接部分がどの断面から
見てもそれぞれ異なる位置に配置されていることが明ら
かになっている。
【0011】本発明は上記のようなT分岐接続部のみに
使用されるものではない。例えば図4(a)は、直角コ
ーナーにおける母線の接続部であるが、このように母線
10−4と10−5を板状導体11−1で接続する場合
においても、例えばUとW相をこの図に示すような構成
とし、V相は板状導体11−1を90度回転させた状態
で溶接接続する。これによって、図1に示したものと同
様の効果をもつ母線接続部が得られる。
【0012】また、図4(b)に示す母線の直線接続部
においても同様の考えを採用することができる。即ち、
この構成では母線10−6及び10−7が板状導体11
−2と11−3によって互いに直線接続されている。母
線10−6と板状導体11−2とは互いに溶接接続さ
れ、母線10−7と板状導体11−3は互いに溶接接続
されている。また、板状導体11−2と11−3とは互
いにボルト16によって締め付け接続されている。この
ような構成の直線接続部において、この板状導体11−
2及び11−3の長手方向の寸法を各層毎にそれぞれ異
なるものにする。これによって、母線と板状導体との溶
接部が各層毎に互いに長手方向に異なる位置になる。こ
れによって図1に示したと同様の強度や安全性上の利点
が生じる。
【0013】なお、上記実施例では何れも同一幅の母線
を相互に接続する例を示したが、各母線の幅は自由に選
定して差し支えなく、それに応じて板状導体の形状も自
由に変更される。また板状導体は、それぞれ溶接部が重
なり合わないような寸法に選定されればよく、全ての接
続部において全く異なる構造形状の板状導体を使用する
ようにしても差し支えない。
【0014】
【発明の効果】以上説明した本発明の母線接続部は、薄
板状導体を積層して成る母線を板状導体を介して相互に
溶接接続する場合に、隣接して重なり合う各層の板状導
体を互いに溶接接続される辺の位置が重ならないように
寸法を選択したので、これらの接続部を一体化した場合
に強度面、或は安全面で十分な構成の接続部とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の母線接続部実施例を示す分解斜視図で
ある。
【図2】(a)は通常の母線の斜視図、(b)は薄板状
導体を積層して成る母線の斜視図、(c)は母線の折り
曲げ方法を示す説明図、(d)は母線の分岐接続部正面
図である。
【図3】図1に示した母線接続部の完成後の断面図で、
(a)はA−A線に沿う断面図、(b)はB−B線に沿
う断面図である。
【図4】本発明の変形例を示すもので、(a)は直角コ
ーナーにおける実施例斜視図、(b)は直線接続部にお
ける実施例斜視図である。
【符号の説明】
10−1U〜10−3W 母線 11U、11V、11W 板状導体 12U、12V、12W 絶縁被覆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板状導体を積層して成る母線相互間を
    接続するものであって、 前記母線端末を少なくとも1辺に溶接接続される板状導
    体を、各相ごとに設けて成り、隣接して重なり合う異な
    る相の前記板状導体は、互いに前記溶接接続される辺の
    位置が重ならないように各辺の寸法を選択したことを特
    徴とする母線接続部。
JP13666293A 1993-05-14 1993-05-14 母線接続部 Pending JPH06327129A (ja)

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JP13666293A JPH06327129A (ja) 1993-05-14 1993-05-14 母線接続部

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JP13666293A JPH06327129A (ja) 1993-05-14 1993-05-14 母線接続部

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106025967A (zh) * 2016-05-20 2016-10-12 河南森源电气股份有限公司 母线三通连接器及使用该连接器的母线槽装置
CN108879542A (zh) * 2018-07-11 2018-11-23 扬州施恩格电气有限公司 绝缘封闭式母线系统及其制造方法
CN109787176A (zh) * 2019-03-29 2019-05-21 郭文艺 一种新型的简易母线槽系统

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