JP3501078B2 - ジャンクションボックスとワイヤハーネスの接続構造 - Google Patents

ジャンクションボックスとワイヤハーネスの接続構造

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JP3501078B2 JP2000065373A JP2000065373A JP3501078B2 JP 3501078 B2 JP3501078 B2 JP 3501078B2 JP 2000065373 A JP2000065373 A JP 2000065373A JP 2000065373 A JP2000065373 A JP 2000065373A JP 3501078 B2 JP3501078 B2 JP 3501078B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤハ
ーネスとジャンクションボックスの接続構造に関し、詳
しくは、ワイヤハーネスを構成する電線をジャンクショ
ンボックス内に収容されるバスバーとコネクタレスで接
続するものである。 【0002】 【従来の技術】自動車に搭載されるジャンクションボッ
クスの内部回路とワイヤハーネスを構成する電線との電
気接続は、通常コネクタ接続で行われている。即ち、ワ
イヤハーネスの電線端末に接続したコネクタを、ジャン
クションボックスのケース外面に設けたコネクタ収容部
に嵌合し、バスバー等の内部回路から突設した端子(あ
るいはバスバーに接続した中継端子)を上記コネクタ内
の端子と嵌合接続させている。 【0003】上記コネクタ接続すると、電線端末に端子
を接続し、該端子をコネクタに挿入係止しておく必要が
ある。また、ジャンクションボックス側でも、コネクタ
収容部に突設させるタブをバスバーに設ける必要があ
り、また、場合によっては中継端子を必要とするため、
部品点数および組み立て工数が多くなる問題がある。 【0004】上記した問題を解消するため、コネクタレ
スでワイヤハーネスの電線とジャンクションボックス内
の内部回路とを接続できる構成が要望されており、図6
に示すように、電線wの端末より芯線waを露出させ、
該芯線waをバスバー2に直接的に抵抗溶接あるいは超
音波溶接する方法が提案されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されている図6に示す方法では、バスバー2に溶接さ
れる電線wは1本づつとされている。よって、複数の電
線wを同一のバスバー2にスプライス接続する場合も、
該バスバー2の相違する位置に電線wを1本づつ溶接し
ており、溶接箇所が多くなるとともに、バスバーも大型
化する問題がある。 【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、溶接箇所の低減およびバスバーの大型化を防止する
ことを課題としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ジャンクションボックス内に収容されて
いるバスバーとワイヤハーネスの電線との接続構造であ
って、ワイヤハーネスを構成する複数の電線がジャンク
ションボックス内に挿入されており、該ジャンクション
ボックス内に挿入された電線の端末から芯線が露出され
ている一方、上記ジャンクションボックス内には、バス
バーは短冊状とした同一形状として、絶縁板上において
ワイヤハーネス幹線方向のX方向に平行配置されている
と共に、積層するバスバーはX方向と直交方向のY方向
に平行配置され、これらX.Y方向のバスバーを交差点
で溶接接続され、上記電線から露出させた芯線部同士が
上記バスバーの表面で重ねられ、上記絶縁板に設けられ
た開口上で上記複数の芯線とバスバーとが一体的に溶接
され、複数の電線がバスバーにスプライス接続されてい
ることを特徴とするジャンクションボックスとワイヤハ
ーネスの接続構造を提供している。 【0008】上記のように、同一のバスバーに接続する
複数の電線は、これらの電線の芯線とバスバーとを一体
的に溶接しているため、溶接箇所の低減が図れるととも
に、バスバー側でも電線との溶接箇所をまとめることが
できるため、バスバーの小型化を図ることができる。 【0009】 上記複数の電線とバスバーとの溶接方法
は、複数の電線の芯線をバスバー上に重ねた状態で溶接
し、芯線同士の溶接およびこれら芯線とバスバーとの溶
接を同時に一度の溶接作業で行っている。また、複数の
芯線同士を前以て溶接して端末スプライス部を形成して
おき、この溶接部をバスバー上に載置して、再度溶接し
て、電線の端末スプライス部をバスバーと溶接接続させ
てもよい。 【0010】上記溶接方法としては抵抗溶接、超音波溶
接が用いられる。 【0011】 上記バスバーはジャンクションボックス
内において絶縁板を介して積層配置され、バスバーは絶
縁板上に配置されて固定されており、この状態で電線と
溶接されるため、該絶縁板の端縁から突出させたバスバ
ーの先端部で、上記複数の芯線と溶接しても良い。 【0012】 上記のように、バスバーは短冊状とした
同一形状として、絶縁板上においてX方向に平行すると
ともに、積層するバスバーはY方向に平行とし、これら
X.Y方向のバスバーを交差点で溶接接続している。 【0013】このように、バスバーの形状を均一化する
と、回路変更に応じて回路パターンのバスバーを形成す
る必要がなくなり、しかも、これら短冊状のバスバーの
先端に電線が直接にスプライス接続された構造とする
と、ジャンクションボックス内の回路構成を非常に簡単
とすることができる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1および図2は自動車用ワイヤハ
ーネスに接続されるジャンクションボックス10を示
し、アッパーケース11とロアケース12で構成される
ケース内部には、絶縁板13とバスバー14とを交互に
積層配置している。該バスバー14は同一の短冊形状と
しており、図3(A)(B)に示すように、介在させる
絶縁板13を介して、上層のバスバー層は各バスバー1
4AをX方向へ平行配置する一方、下層のバスバー層は
各バスバー14BをY方向へ平行配置している。これら
バスバー14Aと14Bとは所要の交差点Pにおいて、
介在した絶縁板13に設けている開口13aを通して溶
接(抵抗溶接等)で接続している。 【0015】上記バスバー14A、14Bは、その先端
部14A−1、14B−1を絶縁板13の端縁より突出
させている。これら突出部分14A−1、14B−1に
は、図4に示すように、ワイヤハーネスW/Hを構成す
る電線wの端末から露出させた芯線waを載置して抵抗
溶接して接続している。 【0016】電線wのうち、バスバーと接続するととも
に分岐回路を構成する電線w1,w2,w3は、上記突
出部分14A−1、14B−1の上面に、電線w1、w
2,w3の端末から露出させた芯線waを載置して、こ
れら芯線とバスバー14の突出部分とを同時に抵抗溶接
して接続している。 【0017】其の際、アンビル42とホーン41とを備
えた抵抗溶接器は、アンビル42上に絶縁板13の端縁
より突出した突出部分14A−1あるいは14B−1を
載置し、その上に電線w1,w2、w3の各芯線waを
重ね、この状態で、上方からホーン41を押し下げて、
ホーン41とアンビル42との間に挟んで抵抗溶接して
いる。 【0018】このように、1度の溶接作業で、3本の電
線w1,w2、w3の接続と、これら電線とバスバー1
4との接続を同時に行うことができる。さらに、3本の
電線の芯線を重ねることにより、バスバーが短冊状で溶
接部の幅が狭い場合にも、該バスバーと複数の電線とを
溶接することができる。 【0019】なお、スプライス接続する電線は3本に限
定されず、2本でも良いし、4本以上の多数本でもよ
い。また、スプライス接続しない電線w4は、それぞれ
1本づつ、1つのバスバーに溶接している。また、溶接
するバスバーは上記のような短冊状に限定されず、回路
パターンに応じて打ち抜き加工したものでもよい。 【0020】また、電線とバスバーとの接続は、バスバ
ーの先端部に限定されず、図5に示すように、絶縁板1
3’の中間位置に開口13a’を設け、回路パターンに
形成したバスバー14’の中間部位を開口13a’を通
して抵抗溶接器でバスバー14と複数の電線(w1.w
2)の芯線waとを溶接してもよい。 【0021】 【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、バスバーを介してスプライス接続する電線
は、これら電線端末の芯線を重ねてバスバーと溶接して
いるため、1本の電線をそれぞれバスバーに溶接してス
プライス接続する場合より溶接箇所を減少でき、作業性
を高めることができる。 【0022】また、バスバー側も溶接点を減少すること
により、簡単な形状とすることができ、上記のように均
一化した共用品の短冊状のバスバーであっても、使用す
ることができる。かつ、この短冊状のバスバーをX,Y
方向にクロス配置して用いると、互いに溶接する交差点
の位置を変えるだけで回路変更に対応できる利点があ
る。 【0023】また、ワイヤハーネスの電線とジャンクシ
ョンボックス内のバスバーとをコネクタレスで接続して
いるため、部品点数および組み立て工数の大幅の低減を
図ることができ、その分、ジャンクションボックスを安
価に作成することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施形態のジャンクションボックス
の平面図である。 【図2】 上記ジャンクションボックスの断面図であ
る。 【図3】 (A)は上記ジャンクションボックス内のバ
スバーを示す概略平面図、(B)はバスバー同士の接続
およびバスバーと電線の接続状態を示す斜視図である。 【図4】 (A)は上記バスバーと電線との抵抗溶接部
分を示す概略平面図、(B)は概略断面図である。 【図5】 他の実施形態を示す概略図でる。 【図6】 従来例を示す概略図である。 【符号の説明】 10 ジャンクションボックス 11 アッパーケース 12 ロアケース 13 絶縁板 14(14A、14B)、14’ バスバー 14Aー1、14Bー1 突出部分 w1,w2,w3 電線 wa 芯線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 宣史 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−37440(JP,A) 特開 平9−154220(JP,A) 特開 平9−115558(JP,A) 特開 平11−215650(JP,A) 実開 平6−9063(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/16 B60R 16/02 H01R 4/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ジャンクションボックス内に収容されて
    いるバスバーとワイヤハーネスの電線との接続構造であ
    って、 ワイヤハーネスを構成する複数の電線がジャンクション
    ボックス内に挿入されており、該ジャンクションボック
    ス内に挿入された電線の端末から芯線が露出されている
    一方、 上記ジャンクションボックス内には、バスバーは短冊状
    とした同一形状として、絶縁板上においてワイヤハーネ
    ス幹線方向のX方向に平行配置されていると共に、積層
    するバスバーはX方向と直交方向のY方向に平行配置さ
    れ、これらX.Y方向のバスバーを交差点で溶接接続さ
    れ、上記電線から露出させた芯線部同士が上記バスバー
    の表面で重ねられ、上記絶縁板に設けられた開口上で上
    記複数の芯線とバスバーとが一体的に溶接され、 複数の
    電線がバスバーにスプライス接続されていることを特徴
    とするジャンクションボックスとワイヤハーネスの接続
    構造。
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