JP3446672B2 - 電気接続箱 - Google Patents
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K7/00—Constructional details common to different types of electric apparatus
- H05K7/02—Arrangements of circuit components or wiring on supporting structure
- H05K7/026—Multiple connections subassemblies
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R9/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
- H01R9/22—Bases, e.g. strip, block, panel
- H01R9/24—Terminal blocks
- H01R9/2458—Electrical interconnections between terminal blocks
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S439/00—Electrical connectors
- Y10S439/949—Junction box with busbar for plug-socket type interconnection with receptacle
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の電気接
続箱に関し、特に、電気接続箱の内部回路としてバスバ
ーを用いるものにおいて、該バスバーを金型により回路
形状に打抜加工せずに、簡単に形成するものである。
続箱に関し、特に、電気接続箱の内部回路としてバスバ
ーを用いるものにおいて、該バスバーを金型により回路
形状に打抜加工せずに、簡単に形成するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車のジャンクションボックス等から
なる電気接続箱の内部回路としては、主として、導電性
金属板を金型により回路形状に打抜加工して形成したバ
スバーが用いられている。このバスバー方式以外に、絶
縁板上に回路に沿って電線を布線し、該電線に圧接端子
を打ち込んで圧接接続する回路を用いる場合、および、
該圧接接続方式とバスバー方式とを併用している場合が
ある。
なる電気接続箱の内部回路としては、主として、導電性
金属板を金型により回路形状に打抜加工して形成したバ
スバーが用いられている。このバスバー方式以外に、絶
縁板上に回路に沿って電線を布線し、該電線に圧接端子
を打ち込んで圧接接続する回路を用いる場合、および、
該圧接接続方式とバスバー方式とを併用している場合が
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】内部回路の構成に圧接
方式を用いる場合、近時、電装部品の急増に伴い電気接
続箱の内部に収容する回路も急増しており、電線を布線
する絶縁板の形状が複雑となるため、電線の布線作業お
よび絶縁板の加工に時間がかかり、製造コストが上昇す
る問題がある。
方式を用いる場合、近時、電装部品の急増に伴い電気接
続箱の内部に収容する回路も急増しており、電線を布線
する絶縁板の形状が複雑となるため、電線の布線作業お
よび絶縁板の加工に時間がかかり、製造コストが上昇す
る問題がある。
【０００４】また、内部回路としてバスバーを用いる場
合は、回路に応じて打抜用金型を作製しなければならな
いため、回路変更に容易に対応できないと共に、金型の
作製等にコストがかかる問題がある。また、打抜加工後
に使われずに残る部分も多く、材料となる導電性金属板
の歩留まりが悪くコスト上昇の一因となる。さらに、電
気接続箱内部に収容する回路の急増により、必要なバス
バーが増加し、７〜８枚のバスバーを絶縁板を介在させ
て多数層で積層配置しなければならずコストが莫大にか
かる傾向になっている。
合は、回路に応じて打抜用金型を作製しなければならな
いため、回路変更に容易に対応できないと共に、金型の
作製等にコストがかかる問題がある。また、打抜加工後
に使われずに残る部分も多く、材料となる導電性金属板
の歩留まりが悪くコスト上昇の一因となる。さらに、電
気接続箱内部に収容する回路の急増により、必要なバス
バーが増加し、７〜８枚のバスバーを絶縁板を介在させ
て多数層で積層配置しなければならずコストが莫大にか
かる傾向になっている。
【０００５】上記した問題に対して、特開昭５６−１３
０９８９号公報において、図７（Ａ）（Ｂ）に示す電気
接続箱の内部に収容する回路板２が提案されている。導
電金属板の打抜部３ａを打ち抜いて格子状にした導電部
材３の両面に絶縁シート１ａ、１ｂをラミネートすると
共に、回路の不要箇所３ｂを切断して回路を形成すると
共に、導電部材３の周囲に電線を接続して外部回路との
接続を行っている。
０９８９号公報において、図７（Ａ）（Ｂ）に示す電気
接続箱の内部に収容する回路板２が提案されている。導
電金属板の打抜部３ａを打ち抜いて格子状にした導電部
材３の両面に絶縁シート１ａ、１ｂをラミネートすると
共に、回路の不要箇所３ｂを切断して回路を形成すると
共に、導電部材３の周囲に電線を接続して外部回路との
接続を行っている。
【０００６】上記構成とすると、不要箇所３ｂを切断し
て回路を形成するため、回路変更には対応しやすくなる
が、打抜加工により格子状の回路を形成し、しかも、打
抜部３ａの箇所も多いため、導電金属板の歩留まりが向
上しない問題がある。また、自動車のジャンクションボ
ックス等の電気接続箱では、ヒューズ上流側の電源回
路、ヒューズ下流側の負荷回路、ヒューズと接続しない
回路等の多数の回路が必要で、バスバーの積層枚数が非
常に多くなり、コストが非常に高くつく問題がある。
て回路を形成するため、回路変更には対応しやすくなる
が、打抜加工により格子状の回路を形成し、しかも、打
抜部３ａの箇所も多いため、導電金属板の歩留まりが向
上しない問題がある。また、自動車のジャンクションボ
ックス等の電気接続箱では、ヒューズ上流側の電源回
路、ヒューズ下流側の負荷回路、ヒューズと接続しない
回路等の多数の回路が必要で、バスバーの積層枚数が非
常に多くなり、コストが非常に高くつく問題がある。
【０００７】本発明は上記した問題を鑑みてなされたも
のであり、電気接続箱において、回路をブロック毎にま
とめて容易に形成できることを第一の課題とし、内部回
路の形成にかかる費用を低減することを第二課題とし、
さらに、内部回路の変更にも容易に対応できるようにす
ることを第三の課題としている。
のであり、電気接続箱において、回路をブロック毎にま
とめて容易に形成できることを第一の課題とし、内部回
路の形成にかかる費用を低減することを第二課題とし、
さらに、内部回路の変更にも容易に対応できるようにす
ることを第三の課題としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、電気接続箱のケース内部に収容するバス
バーを全て短冊状とし、Ｘ方向に間隔をあけて上記バス
バーを並列したＸ方向バスバー層と、Ｙ方向に間隔をあ
けて上記バスバーを並列したＹ方向バスバー層とを積層
したブロックを形成し、上記ブロックとして、ヒューズ
上流側となる電源入力側ブロックと、ヒューズ下流側と
なる負荷側ブロックと、ヒューズと接続しないスプライ
ス・ブロックとを設け、上記電源入力側ブロックのバス
バーの幅を大として大電流回路とし、負荷側ブロックの
バスバーの幅を中として中電流回路とし、スプライス・
ブロックのバスバーの幅を小として小・微小電流回路と
し、上記ブロックを絶縁板を介在させて積層し、これら
各ブロック毎にＸ方向のバスバーとＹ方向のバスバーの
交点を所要位置で電気的に接続して分岐回路を形成し、
かつ、上記Ｘ方向およびＹ方向のバスバーの先端を屈折
させてタブを形成し、これらタブをケース外面に形成し
たコネクタ、リレーおよび／あるいはヒューズ嵌合部に
突出させて、コネクタ、リレーおよび／あるいはヒュー
ズと接続させている電気接続箱を提供している。
め、本発明は、電気接続箱のケース内部に収容するバス
バーを全て短冊状とし、Ｘ方向に間隔をあけて上記バス
バーを並列したＸ方向バスバー層と、Ｙ方向に間隔をあ
けて上記バスバーを並列したＹ方向バスバー層とを積層
したブロックを形成し、上記ブロックとして、ヒューズ
上流側となる電源入力側ブロックと、ヒューズ下流側と
なる負荷側ブロックと、ヒューズと接続しないスプライ
ス・ブロックとを設け、上記電源入力側ブロックのバス
バーの幅を大として大電流回路とし、負荷側ブロックの
バスバーの幅を中として中電流回路とし、スプライス・
ブロックのバスバーの幅を小として小・微小電流回路と
し、上記ブロックを絶縁板を介在させて積層し、これら
各ブロック毎にＸ方向のバスバーとＹ方向のバスバーの
交点を所要位置で電気的に接続して分岐回路を形成し、
かつ、上記Ｘ方向およびＹ方向のバスバーの先端を屈折
させてタブを形成し、これらタブをケース外面に形成し
たコネクタ、リレーおよび／あるいはヒューズ嵌合部に
突出させて、コネクタ、リレーおよび／あるいはヒュー
ズと接続させている電気接続箱を提供している。
【０００９】上記Ｘ方向のバスバーとＹ方向のバスバー
は、回路上で不要となる箇所を切除して、所要回路を形
成している。該構成とすることにより、Ｘ方向およびＹ
方向のバスバーとも定尺の短冊物を用いることができ、
バスバーを共用化できて、コスト低下を図ることができ
る。
は、回路上で不要となる箇所を切除して、所要回路を形
成している。該構成とすることにより、Ｘ方向およびＹ
方向のバスバーとも定尺の短冊物を用いることができ、
バスバーを共用化できて、コスト低下を図ることができ
る。
【００１０】このように、電気接続箱の内部回路を構成
する導電材を全て短冊状のバスバーより構成すること
で、材料の共通化を図ると共に、材料に無駄が発生せず
材料の歩留まりが向上する。さらに、従来、バスバーの
形成に用いられていた金型による打抜加工が不要にな
り、回路形成にかかる費用を大幅に削減することができ
る。
する導電材を全て短冊状のバスバーより構成すること
で、材料の共通化を図ると共に、材料に無駄が発生せず
材料の歩留まりが向上する。さらに、従来、バスバーの
形成に用いられていた金型による打抜加工が不要にな
り、回路形成にかかる費用を大幅に削減することができ
る。
【００１１】上記Ｘ方向およびＹ方向に平行配置する短
冊状のバスバーは、平行配置するピッチを、ヒューズ、
リレー、コネクタの端子孔ピッチに対応させている。例
えば、縦方向に平行配置するバスバーの一部をヒューズ
のピッチに対応させ、残りの縦方向のバスバーをリレー
のピチに対応させ、横方向の平行配置するバスバーの一
部をコネクタ端子孔の小ピッチに対応させ、さらに、一
部を中ピッチに対応させ、残りを大ピッチに対応させて
いる。このように、Ｘ・Ｙ方向にクロス配置するバスバ
ーのピッチを、ヒューズ、リレー、コネクタの端子穴の
ピッチに対応させておくと、これらバスバーを折り曲げ
て他端に形成したタブを、ヒューズ、リレー、コネクタ
に直接的に接続することができる。
冊状のバスバーは、平行配置するピッチを、ヒューズ、
リレー、コネクタの端子孔ピッチに対応させている。例
えば、縦方向に平行配置するバスバーの一部をヒューズ
のピッチに対応させ、残りの縦方向のバスバーをリレー
のピチに対応させ、横方向の平行配置するバスバーの一
部をコネクタ端子孔の小ピッチに対応させ、さらに、一
部を中ピッチに対応させ、残りを大ピッチに対応させて
いる。このように、Ｘ・Ｙ方向にクロス配置するバスバ
ーのピッチを、ヒューズ、リレー、コネクタの端子穴の
ピッチに対応させておくと、これらバスバーを折り曲げ
て他端に形成したタブを、ヒューズ、リレー、コネクタ
に直接的に接続することができる。
【００１２】また、上記短冊状のバスバーからなるＸ方
向バスバー層とＹ方向バスバー層とを２層以上組み合わ
せることにより、簡単に所要回路ブロックを予め形成し
ておくことができ、このブロックを組み合わせを変える
ことにより簡単に回路変更ができる。かつ、ブロック毎
に設けると、短冊状のバスバーの幅を所要電流量に対応
して同一幅に設定しておくことができ、ブロック毎に回
路を簡単に形成することができる。さらに、ブロック毎
に電気接続箱のケース内に収容することにより、組みつ
け作業性を高めることができる。
向バスバー層とＹ方向バスバー層とを２層以上組み合わ
せることにより、簡単に所要回路ブロックを予め形成し
ておくことができ、このブロックを組み合わせを変える
ことにより簡単に回路変更ができる。かつ、ブロック毎
に設けると、短冊状のバスバーの幅を所要電流量に対応
して同一幅に設定しておくことができ、ブロック毎に回
路を簡単に形成することができる。さらに、ブロック毎
に電気接続箱のケース内に収容することにより、組みつ
け作業性を高めることができる。
【００１３】上記ブロックとして、ヒューズ上流側とな
る電源入力側ブロックと、ヒューズ下流側となる負荷側
ブロックと、ヒューズと接続しないスプライス・ブロッ
クとを設け、上記電源入力側ブロックのバスバーの幅を
大として大電流回路とし、負荷側ブロックのバスバーの
幅を中として中電流回路とし、スプライス・ブロックの
バスバーの幅を小として小・微小電流回路としている。
る電源入力側ブロックと、ヒューズ下流側となる負荷側
ブロックと、ヒューズと接続しないスプライス・ブロッ
クとを設け、上記電源入力側ブロックのバスバーの幅を
大として大電流回路とし、負荷側ブロックのバスバーの
幅を中として中電流回路とし、スプライス・ブロックの
バスバーの幅を小として小・微小電流回路としている。
【００１４】上記のように、Ｘ方向バスバー層、Ｙ方向
バスバー層の組み合わせにより、電源側ブロック、負荷
側ブロック、スプライスブロックとして、ブロック単位
で所要の回路を簡単に形成することが可能となる。
バスバー層の組み合わせにより、電源側ブロック、負荷
側ブロック、スプライスブロックとして、ブロック単位
で所要の回路を簡単に形成することが可能となる。
【００１５】上記各バスバーの表面は絶縁樹脂フィルム
で被覆し、所要の交点位置において、ＸＹ方向のバスバ
ーをリベットにより接続あるいは溶接により接続し、か
つ、異なるブロックのバスバーの接続は上下方向のピン
の両端を溶接して接続している。
で被覆し、所要の交点位置において、ＸＹ方向のバスバ
ーをリベットにより接続あるいは溶接により接続し、か
つ、異なるブロックのバスバーの接続は上下方向のピン
の両端を溶接して接続している。
【００１６】上記のようにバスバー自体を絶縁樹脂で被
覆していることにより、Ｘ方向バスバー層、Ｙ方向バス
バー層の間には絶縁板をを介在させる必要がない。よっ
て、これらブロックを電気接続箱内に収容する際、ブロ
ック間にのみ絶縁板を介在させればよく、従来のバスバ
ー層の間に全て絶縁板を介在させる場合と比較して絶縁
板の枚数を減少でき、その分、コスト低減および電気接
続箱の小型化を図ることができる。
覆していることにより、Ｘ方向バスバー層、Ｙ方向バス
バー層の間には絶縁板をを介在させる必要がない。よっ
て、これらブロックを電気接続箱内に収容する際、ブロ
ック間にのみ絶縁板を介在させればよく、従来のバスバ
ー層の間に全て絶縁板を介在させる場合と比較して絶縁
板の枚数を減少でき、その分、コスト低減および電気接
続箱の小型化を図ることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図１に示すように、ジャンクション
ボックスからなる電気接続箱１０は、ロアケース１１と
アッパーケース１２とで構成されるケース内部にすべて
短冊状のバスバー２０からなる内部回路を収容してい
る。
参照して説明する。図１に示すように、ジャンクション
ボックスからなる電気接続箱１０は、ロアケース１１と
アッパーケース１２とで構成されるケース内部にすべて
短冊状のバスバー２０からなる内部回路を収容してい
る。
【００１８】これらバスバー２０により、Ｘ方向に間隔
をあけて並列したＸ方向バスバー層Ｘ１〜Ｘ５と、Ｙ方
向に間隔をあけてＹ方向バスバー層Ｙ１〜Ｙ４とを設け
ている。上記Ｘ方向バスバー層Ｘ１とＸ２との間にＹ方
向バスバー層Ｙ１を挟んで、３層のＸ１−Ｙ１−Ｘ２か
らなる電源入力側ブロック１３を設けている。また、上
記Ｘ方向バスバー層Ｘ３とＸ４との間にＹ方向バスバー
層Ｙ２を挟んで、３層のＸ３−Ｙ２−Ｘ４からなる負荷
側ブロック１４を設けている。さらに、上記Ｘ方向バス
バー層Ｘ５とＸ６との間にＹ方向バスバー層Ｙ３を挟ん
で、３層のＸ５−Ｙ３−Ｘ６からなるスプライスブロッ
ク１５を設けている。
をあけて並列したＸ方向バスバー層Ｘ１〜Ｘ５と、Ｙ方
向に間隔をあけてＹ方向バスバー層Ｙ１〜Ｙ４とを設け
ている。上記Ｘ方向バスバー層Ｘ１とＸ２との間にＹ方
向バスバー層Ｙ１を挟んで、３層のＸ１−Ｙ１−Ｘ２か
らなる電源入力側ブロック１３を設けている。また、上
記Ｘ方向バスバー層Ｘ３とＸ４との間にＹ方向バスバー
層Ｙ２を挟んで、３層のＸ３−Ｙ２−Ｘ４からなる負荷
側ブロック１４を設けている。さらに、上記Ｘ方向バス
バー層Ｘ５とＸ６との間にＹ方向バスバー層Ｙ３を挟ん
で、３層のＸ５−Ｙ３−Ｘ６からなるスプライスブロッ
ク１５を設けている。
【００１９】上記各バスバー２０は、その先端を屈曲し
てタブ２２を形成する部分以外は、その表面を絶縁樹脂
フィルム２１で被覆している。Ｘ方向バスバー層Ｘ１〜
Ｘ６、Ｙ方向バスバー層Ｙ１〜Ｙ３の同一層に並設する
複数本のバスバー２０は長さ方向の両端をキャリア１６
Ａ、１６Ｂで連結した状態で形成している。この状態で
Ｘ方向バスバー層にＹ方向バスバー層を重ねて格子状に
クロス配置し、接続する必要がある交点位置Ｐでリベッ
ト１７により接続して分岐回路を形成している。接続後
に、不要な箇所を切除している。よって、Ｘ方向のバス
バー層とＹ方向のバスバー層とを絶縁板を介在させずに
積層することができ、上記のように、ブロック間のみ絶
縁板を介在させている。
てタブ２２を形成する部分以外は、その表面を絶縁樹脂
フィルム２１で被覆している。Ｘ方向バスバー層Ｘ１〜
Ｘ６、Ｙ方向バスバー層Ｙ１〜Ｙ３の同一層に並設する
複数本のバスバー２０は長さ方向の両端をキャリア１６
Ａ、１６Ｂで連結した状態で形成している。この状態で
Ｘ方向バスバー層にＹ方向バスバー層を重ねて格子状に
クロス配置し、接続する必要がある交点位置Ｐでリベッ
ト１７により接続して分岐回路を形成している。接続後
に、不要な箇所を切除している。よって、Ｘ方向のバス
バー層とＹ方向のバスバー層とを絶縁板を介在させずに
積層することができ、上記のように、ブロック間のみ絶
縁板を介在させている。
【００２０】上記Ｘ方向バスバー層Ｘ１〜Ｘ６、Ｙ方向
バスバー層Ｙ１〜Ｙ３の同一層のバスバー２０の幅は、
上記電源入力側ブロック１３のバスバーの幅を大として
大電流回路とし、負荷側ブロック１４のバスバーの幅を
中として中電流回路とし、スプライス・ブロック１５の
バスバーの幅を小として小・微小電流回路としている。
バスバー層Ｙ１〜Ｙ３の同一層のバスバー２０の幅は、
上記電源入力側ブロック１３のバスバーの幅を大として
大電流回路とし、負荷側ブロック１４のバスバーの幅を
中として中電流回路とし、スプライス・ブロック１５の
バスバーの幅を小として小・微小電流回路としている。
【００２１】上記各ブロックは、ロアケース１１側から
スプライスブロック１５を配置し、絶縁板２４を介して
負荷側ブロック１４を積層し、さらに、絶縁板２５を介
して上部に電源側ブロック１３を配置している。
スプライスブロック１５を配置し、絶縁板２４を介して
負荷側ブロック１４を積層し、さらに、絶縁板２５を介
して上部に電源側ブロック１３を配置している。
【００２２】上記異なるブロックのバスバー２０を接続
する必要がある場合には、上下方向の導電性金属材から
なるピン２３の両端をバスバー２０に溶接して接続して
いる。
する必要がある場合には、上下方向の導電性金属材から
なるピン２３の両端をバスバー２０に溶接して接続して
いる。
【００２３】上記ロアケース１１にはコネクタ嵌合部１
１ａを設けると共に、アッパケース１２にはコネクタ嵌
合部１２ａ、ヒューズ嵌合部１２ｂ、リレー嵌合部１２
ｃを突設している。これらコネクタ、ヒューズ、リレー
の各嵌合部に嵌合するコネクタ、ヒューズ、リレー（図
示せず）の端子ピッチと対応させて、上記バスバー２０
のＸ方向およびＹ方向の間隔を調節し並設し、これらバ
スバー２０より突出するタブ２２がコネクタ、ヒュー
ズ、リレーの端子穴の位置に対応して位置させるように
している。
１ａを設けると共に、アッパケース１２にはコネクタ嵌
合部１２ａ、ヒューズ嵌合部１２ｂ、リレー嵌合部１２
ｃを突設している。これらコネクタ、ヒューズ、リレー
の各嵌合部に嵌合するコネクタ、ヒューズ、リレー（図
示せず）の端子ピッチと対応させて、上記バスバー２０
のＸ方向およびＹ方向の間隔を調節し並設し、これらバ
スバー２０より突出するタブ２２がコネクタ、ヒュー
ズ、リレーの端子穴の位置に対応して位置させるように
している。
【００２４】電気接続箱１０の組み立ては、予め形成さ
れたスプライスブロック１５、負荷側ブロック１４、電
源入力側ブロック１３をロアケース１１より絶縁板２
４、２５を介在させて積層して収容し、その後、アッパ
ケース１２をかぶせて組み立ている。その際、各バスバ
ー２０に形成したタブ２２をコネクタ、ヒューズ、リレ
ー嵌合部に挿入している。
れたスプライスブロック１５、負荷側ブロック１４、電
源入力側ブロック１３をロアケース１１より絶縁板２
４、２５を介在させて積層して収容し、その後、アッパ
ケース１２をかぶせて組み立ている。その際、各バスバ
ー２０に形成したタブ２２をコネクタ、ヒューズ、リレ
ー嵌合部に挿入している。
【００２５】上記構成とすることにより、ジャンクショ
ンブロック等の高密度で回路を配置する必要がある電気
接続箱において、回路を電源入力側ブロック１３、負荷
側ブロック１４、スプライスブロック１５と予めブロッ
ク毎に回路を形成していることにより、電気接続箱のケ
ース内にはこれらブロックを順次収容していくだけでよ
いため、組み立て作業性がよい。また、回路変更があっ
た場合、回路が変更されたブロックのみを変更すればよ
く、回路変更が容易にできる。さらに、所要電流量が同
一のブロック毎に構成しているため、同一ブロックのＸ
方向バスバー層およびＹ方向バスバー層のバスバーの幅
をそれぞれ同一幅としておくことができる。
ンブロック等の高密度で回路を配置する必要がある電気
接続箱において、回路を電源入力側ブロック１３、負荷
側ブロック１４、スプライスブロック１５と予めブロッ
ク毎に回路を形成していることにより、電気接続箱のケ
ース内にはこれらブロックを順次収容していくだけでよ
いため、組み立て作業性がよい。また、回路変更があっ
た場合、回路が変更されたブロックのみを変更すればよ
く、回路変更が容易にできる。さらに、所要電流量が同
一のブロック毎に構成しているため、同一ブロックのＸ
方向バスバー層およびＹ方向バスバー層のバスバーの幅
をそれぞれ同一幅としておくことができる。
【００２６】本発明は上記実施形態に限定されず、バス
バー同士の接続をリベットに代えて溶接でおこなっても
よい。また、各バスバーの表面を絶縁フィルムで被覆し
ている変わりに、図７（Ａ）（Ｂ）に示すように、絶縁
シートあるいは絶縁板３０を挟んでＸ方向バスバーとＹ
方向バスバーとをクロス配置してもよい。この場合、接
続する交点位置では絶縁シートに開口を設けておき、上
下バスバーを抵抗溶接で接続し、Ｘ−Ｙ−Ｘの３層の場
合には、２層づつ抵抗溶接して接続している。
バー同士の接続をリベットに代えて溶接でおこなっても
よい。また、各バスバーの表面を絶縁フィルムで被覆し
ている変わりに、図７（Ａ）（Ｂ）に示すように、絶縁
シートあるいは絶縁板３０を挟んでＸ方向バスバーとＹ
方向バスバーとをクロス配置してもよい。この場合、接
続する交点位置では絶縁シートに開口を設けておき、上
下バスバーを抵抗溶接で接続し、Ｘ−Ｙ−Ｘの３層の場
合には、２層づつ抵抗溶接して接続している。
【００２７】
【発明の効果】上記の説明より明らかなように、本発明
によれば、電気接続箱の内部回路として、短冊状のバス
バーをＸ方向に間隔をあけて並列したＸ方向バスバー層
とＹ方向バスバー層を設け、これらＸ方向バスバー層と
Ｙ方向バスバー層とを格子状に積層して電源回路ブロッ
ク、負荷側回路ブロック、スプライス回路ブロック等を
構成しているため、これら回路ブロックを容易に形成で
きる。また、回路ブロックの回路構成もＸ方向バスバ
ー、Ｙ方向バスバーの接続位置や切除位置を変えるだけ
で任意の回路を容易に形成でき、かつ回路変更も容易に
できる。
によれば、電気接続箱の内部回路として、短冊状のバス
バーをＸ方向に間隔をあけて並列したＸ方向バスバー層
とＹ方向バスバー層を設け、これらＸ方向バスバー層と
Ｙ方向バスバー層とを格子状に積層して電源回路ブロッ
ク、負荷側回路ブロック、スプライス回路ブロック等を
構成しているため、これら回路ブロックを容易に形成で
きる。また、回路ブロックの回路構成もＸ方向バスバ
ー、Ｙ方向バスバーの接続位置や切除位置を変えるだけ
で任意の回路を容易に形成でき、かつ回路変更も容易に
できる。
【００２８】さらに、電気接続箱のケース内部に絶縁板
を介在させて回路ブロックを積層して収容することによ
り、高密度の電気接続箱の内部回路を簡単に形成するこ
とができる。また、組み合わせる回路ブロックを変える
ことによっても、回路構成を容易に変えることができ
る。
を介在させて回路ブロックを積層して収容することによ
り、高密度の電気接続箱の内部回路を簡単に形成するこ
とができる。また、組み合わせる回路ブロックを変える
ことによっても、回路構成を容易に変えることができ
る。
【図１】 本発明の電気接続箱の断面図である。
【図２】 上記電気接続箱の一部を破断した平面図であ
る。
る。
【図３】 バスバーを示し、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は
断面図である。
断面図である。
【図４】 Ｘ方向バスバー層とＹ方向バスバー層とから
なる１つの回路ブロックを示し、（Ａ）は分解斜視図、
（Ｂ）は組みつけて接続した状態を示す断面図である。
なる１つの回路ブロックを示し、（Ａ）は分解斜視図、
（Ｂ）は組みつけて接続した状態を示す断面図である。
【図５】 他のブロックとの接続状態を示す概略図であ
る。
る。
【図６】 変形例を示す斜視図である。
【図７】 （Ａ）（Ｂ）は従来例を示す図面である。
１０ 電気接続箱
１１ ロアケース
１１ａ、１２ａ コネクタ嵌合部
１２ アッパーケース
１２ｂ ヒューズ嵌合部
１２ｃ リレー嵌合部
１３ 電源入力側ブロック
１４ 負荷側ブロック
１５ スプライスブロック
１７ リベット
２０ バスバー
２２ タブ
２３ ピン
２４、２５ 絶縁板
Ｘ１〜Ｘ６ Ｘ方向バスバー層
Ｙ１〜Ｙ３ Ｙ方向バスバー層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭60−95911（ＪＰ，Ａ)
特開 平９−29445（ＪＰ，Ａ)
特開2001−16745（ＪＰ，Ａ)
特開 昭56−130989（ＪＰ，Ａ)
特開 平11−215650（ＪＰ，Ａ)
特開2000−125447（ＪＰ，Ａ)
実開 平２−7718（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H02G 3/16
H01R 4/58
Claims (2)
- 【請求項１】 電気接続箱のケース内部に収容するバス
バーを全て短冊状とし、Ｘ方向に間隔をあけて上記バス
バーを並列したＸ方向バスバー層と、Ｙ方向に間隔をあ
けて上記バスバーを並列したＹ方向バスバー層とを積層
したブロックを形成し、 上記ブロックとして、ヒューズ上流側となる電源入力側
ブロックと、ヒューズ下流側となる負荷側ブロックと、
ヒューズと接続しないスプライス・ブロックとを設け、
上記電源入力側ブロックのバスバーの幅を大として大電
流回路とし、負荷側ブロックのバスバーの幅を中として
中電流回路とし、スプライス・ブロックのバスバーの幅
を小として小・微小電流回路とし、 上記 ブロックを絶縁板を介在させて積層し、これら各ブ
ロック毎にＸ方向のバスバーとＹ方向のバスバーの交点
を所要位置で電気的に接続して分岐回路を形成し、か
つ、上記Ｘ方向およびＹ方向のバスバーの先端を屈折さ
せてタブを形成し、これらタブをケース外面に形成した
コネクタ、リレーおよび／あるいはヒューズ嵌合部に突
出させて、コネクタ、リレーおよび／あるいはヒューズ
と接続させている電気接続箱。 - 【請求項２】 上記各バスバーの表面は絶縁樹脂フィル
ムで被覆し、所要の交点位置において、ＸＹ方向のバス
バーをリベットにより接続あるいは溶接により接続し、
かつ、異なるブロックのバスバーの接続は上下方向のピ
ンの両端を溶接して接続している請求項１に記載の電気
接続箱。
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| US09/628,323 US6524113B1 (en) | 1999-07-30 | 2000-07-28 | Automobile junction box with replaceable busbar circuit blocks |
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| JP21672799A Expired - Fee Related JP3446672B2 (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 電気接続箱 |
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| JPS5832795B2 (ja) | 1980-03-18 | 1983-07-15 | 品川自動車電線株式会社 | マトリツクス配線用連続基板 |
| US4445737A (en) * | 1981-11-19 | 1984-05-01 | Amp Incorporated | Electrical distribution system for lights and connectors therefor |
| DE3377194D1 (en) * | 1982-04-15 | 1988-07-28 | Sumitomo Wiring Systems | Electrical junction system |
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| JP2767645B2 (ja) * | 1990-03-07 | 1998-06-18 | 富士通株式会社 | 多層配線基板の製造方法 |
| DE4244064C2 (de) * | 1992-12-24 | 1996-02-29 | Stribel Gmbh | Einrichtung für ein Fahrzeug |
| JP2582776Y2 (ja) | 1993-08-09 | 1998-10-08 | 住友電装株式会社 | 回路絶縁板 |
| JP2833448B2 (ja) | 1993-11-08 | 1998-12-09 | 住友電装株式会社 | バスバーを収容した分岐接続箱およびバスバー形成材料 |
| DE19757719C2 (de) * | 1997-12-23 | 2001-08-16 | Delphi Automotive Systems Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Verbinden von flexiblen gedruckten Schaltungen |
| JP2000182682A (ja) * | 1998-12-18 | 2000-06-30 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
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| JP3799468B2 (ja) * | 2000-01-19 | 2006-07-19 | 住友電装株式会社 | 回路板の製造方法、該方法により製造された回路板および該回路板を備えた電気接続箱 |
-
1999
- 1999-07-30 JP JP21672799A patent/JP3446672B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-07-28 EP EP00402170A patent/EP1073144A1/en not_active Withdrawn
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