JP3337833B2 - フラット電気配線 - Google Patents

フラット電気配線

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JP3337833B2 JP28185694A JP28185694A JP3337833B2 JP 3337833 B2 JP3337833 B2 JP 3337833B2 JP 28185694 A JP28185694 A JP 28185694A JP 28185694 A JP28185694 A JP 28185694A JP 3337833 B2 JP3337833 B2 JP 3337833B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用フラット電気配
線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用のワイヤハーネスは、A
V線(自動車用低圧電線)を束ねた形態のものからフラ
ットの形態へ変革しつつある。このフラットのワイヤハ
ーネスの代表的な例として銅条の打ち抜き導体が挙げら
れる。銅条の打ち抜き導体とは、回路パターンが形成さ
れた「型」で銅状を打ち抜いたもので、この打ち抜き導
体に絶縁フィルムをラミネートした後、所定の形状にフ
ィルムを切断してフラットの導体が得られるものであ
る。こうして出来たフラットの導体は端末処理、ジョイ
ント処理等の後加工が行われワイヤハーネスとして完成
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のフラットの導体
は、導体が薄くなる分、導体に必要とする断面積を確保
するために導体幅を広くする必要がある。ところで、通
常フラットの導体に限らずワイヤハーネスはその端末で
一般的にはコネクタが接続されるが、フラットの導体の
端末にコネクタを接続するためにはコネクタの端子間ピ
ッチをフラットの導体の導体ピッチに合わせることにな
るが、導体ピッチに合わせるとなるとコネクタの寸法が
大きくなり過ぎて汎用性の面で大きな問題が生じ、多く
の導体パターンを必要とする例えば自動車の電気配線に
は不適となる。
【0004】そこで、上記と反対に図3に示すようにフ
ラット導体10の端末部11をコネクタの端子間ピッチ
に合わせるようにフラット導体10の端末部11の端末
ピッチを絞り込む手段もある。この場合、端子接続部ま
での絞り込み部分12の長さが短ければ大きな問題とな
らないが、端末部11の絞り込み部分12の長さが長く
なると断面積の減少に伴う発熱等の問題が発生する。こ
の問題を解決する手段として絞り込み部分12に別の導
体を貼り付けて、絞り込み部分12の断面積の減少を補
い、発熱等の問題を解決することができる。しかし、別
の導体を貼り付けるには、その貼り付導体専用の新たな
金型が必要となったり、貼り付ける際の位置決め装置が
必要となる等の新たな問題がある。
【0005】本発明は上記の課題を解決し、フラット導
体の端末部をコネクタの端子間ピッチに合わせるように
フラット導体の端末部の端末ピッチを絞り込みされると
ともに、貼り付導体専用の新たな金型や貼り付ける際の
位置決め装置等を必要としないフラット電気配線を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。
【0007】本発明のうち請求項1のフラット電気配線
は、複数の板状導体が所定のピッチに配列され、該複数
の板状導体の両面に絶縁フィルムがラミネートされたフ
ラット電気配線であって、該フラット電気配線の端末は
前記複数の板状導体が露出するとともに露出した前記複
数の板状導体が前記所定のピッチより小さく絞り込みさ
れてピッチが小さく形成され、かつピッチが小さく形成
された部分の前記複数の板状導体が折り返されて重ね合
わされていることを特徴とする。
【0008】本発明のうち請求項2のフラット電気配線
は、折り返されて重ね合わされている前記複数の導体は
折り返し部を線対称とする同一パターンとなっているこ
とを特徴とする。
【0009】本発明のうち請求項3のフラット電気配線
は、折り返されて重ね合わされている前記複数の導体は
重ね合わされている部分が固着されていることを特徴と
する。
【0010】
【作用】本発明のうち請求項1ないし請求項3のフラッ
ト電気配線によれば、複数の板状導体が所定のピッチに
配列され、複数の板状導体の両面に絶縁フィルムがラミ
ネートされたフラット電気配線であって、フラット電気
配線の端末は複数の板状導体が露出するとともに露出し
た複数の板状導体が所定のピッチより小さく絞り込みさ
れてピッチが小さく形成され、かつピッチが小さく形成
された部分の複数の板状導体が折り返されて重ね合わさ
れているので、板状導体が小さく絞り込みされた部分の
厚みが元の厚みに対して倍となり絞り込みされた部分の
断面積を確保できることになる。
【0011】本発明のうち請求項3ないし請求項5のフ
ラット電気配線によれば、折り返されて重ね合わされて
いる複数の導体は重ね合わされている部分がはんだ、溶
接または導電性接着剤で固着されているので、露出した
複数の板状導体の強度を確保できる。
【0012】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。 (実施例1)図1または図2は本発明のフラット電気配
線の一実施例を示す図である。図において1は銅板から
なる導体である。導体1は銅条を所定の形状に打ち抜き
金型により打ち抜き形成されたもので厚みが0.3mm
程度、幅は1mmから10mm程度の範囲で通電量によ
り適宜決められる。導体1は所定のピッチで複数配置さ
れ、その導体1の両面には絶縁フィルム2がラミネート
されている。
【0013】導体1の端末3は絶縁フィルム2の端部か
ら露出した状態で引き出されている。絶縁フィルム2の
端部から露出した状態で引き出されている導体1の端末
3はブロック単位毎に集約されその導体1のピッチがブ
ロック単位毎に別の小さい所定のピッチすなわち、端末
3に接続される図示していないコネクタの端子のピッチ
となるように絞り込みされた状態に形成されている。絞
り込みされた導体1の端末3の導体幅は元の導体幅に対
して3分の1程度となる部分もある。
【0014】この導体1の端末3は図2に示すように折
り返し線A−Aで矢印の方向に折り返され重ね合わされ
ている。重ね合わされている導体1の部分は半田により
固着されている。折り返し線A−Aで折り返され重ね合
わされている導体1の端末3は折り返し線A−Aを線対
称とする同一パターンの折り返し部4となっている。上
記のように構成されたフラット電気配線は絞り込みされ
た導体1の端末3の導体幅が例えば3分の1になったと
しても折り返し線A−Aで折り返され重ね合わされるこ
とによって厚みが倍となるのでその断面積は元の断面積
に対して3分の2となり通電量に対して許容範囲に設計
することが可能となる。
【0015】(その他の実施例)上記実施例において、
折り返し線A−Aで折り返され重ね合わされている導体
1の部分は半田により固着されているが、固着は半田に
限らず溶接例えば点溶接あるいは導電性の接着剤でも良
い。以上、説明したように本発明のフラット電気配線
は、フラット導体の端末部をコネクタの端子間ピッチに
合わせるようにフラット導体の端末部の端末ピッチを絞
り込みされるとともに、絞り込み部分に別の導体を貼り
付けることがないので、その貼り付導体専用の新たな金
型が必要となったり、貼り付ける際の位置決め装置が必
要となったりすることがない。
【0016】
【効果】以上述べたように、本発明のうち請求項1ない
し請求項3のフラット電気配線によれば、複数の板状導
体が所定のピッチに配列され、複数の板状導体の両面に
絶縁フィルムがラミネートされたフラット電気配線であ
って、フラット電気配線の端末は複数の板状導体が露出
するとともに露出した複数の板状導体が所定のピッチよ
り小さく絞り込みされてピッチが小さく形成され、かつ
ピッチが小さく形成された部分の複数の板状導体が折り
返されて重ね合わされているので、板状導体が小さく絞
り込みされた部分の厚みが元の厚みに対して倍となり絞
り込みされた部分の断面積を確保できることになる。
【0017】本発明のうち請求項3のフラット電気配線
によれば、折り返されて重ね合わされている複数の導体
は重ね合わされている部分がはんだ、溶接または導電性
接着剤等で固着されているので、露出した複数の板状導
体の強度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラット電気配線の一実施例を示す説
明図で、(a)は側面図、(b)は平面図ある。
【図2】図1のフラット電気配線の製造工程の一部を示
す説明図である。
【図3】従来のフラット電気配線の一例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 導体 2 絶縁フィルム 3 端末 4 折り返し部 A−A線 折り返し線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 7/00 301 H01B 7/00 306 B60R 16/02 620 H01B 7/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の板状導体が所定のピッチに配列さ
    れ、該複数の板状導体の両面に絶縁フィルムがラミネー
    トされたフラット電気配線であって、該フラット電気配
    線の端末は前記複数の板状導体が露出するとともに露出
    した前記複数の板状導体が前記所定のピッチより小さく
    絞り込みされてピッチが小さく形成され、かつピッチが
    小さく形成された部分の前記複数の板状導体が折り返さ
    れて重ね合わされていることを特徴とするフラット電気
    配線。
  2. 【請求項2】 折り返されて重ね合わされている前記複
    数の導体は折り返し部を線対称とする同一パターンとな
    っていることを特徴とする請求項1記載のフラット電気
    配線。
  3. 【請求項3】 折り返されて重ね合わされている前記複
    数の導体は重ね合わされている部分が固着されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のフラット
    電気配線。
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