JPH067446B2 - 回路導体 - Google Patents

回路導体

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JPH067446B2
JPH067446B2 JP62162447A JP16244787A JPH067446B2 JP H067446 B2 JPH067446 B2 JP H067446B2 JP 62162447 A JP62162447 A JP 62162447A JP 16244787 A JP16244787 A JP 16244787A JP H067446 B2 JPH067446 B2 JP H067446B2
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JP
Japan
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terminal
conductive member
circuit conductor
wire
branch
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JP62162447A
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喜章 仲山
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は、例えば自動車用組電線を製造するのに好適
な、端子付きの回路導体に関する。
従来の技術 自動車に塔載される電装品の数は、安全性および車内居
住性の追求により年々増加する傾向にあり、その配線に
必要な電線本数を減らすために、多数の分岐接続(ジョ
イント)が行われる。
このジョイント方法のひとつとして、従来第8図に示す
ように、薄板金の打抜折曲加工により複数のタブ状の接
続端子aを連結したブスバーbを絶縁基板に配設し、こ
れをケースに収容してなる分岐接続箱を利用する方法が
ある。しかし、分岐用の接続端子aの位置出しのため
に、ブスバーbに迂回路b′や枝回路b″を設けなけれ
ばならず、パターンが複雑化して、自由な回路設計がで
きない問題があり、また、接続端子aは、相手端子と密
接に接続するために所定の幅寸法と厚さが必要であるの
で、ブスバーbを小さくすることができず、絶縁基盤上
のブスバーの配設密度も大きくできない。
そこで、実開昭55−2129号公報には、第9図イ,
ロに示す如く、導電部材(例えば単線)C,C′を導電
路として必要な形状に折曲げ、その両端または一端を偏
平にプレス加工して硬質の端子部dを形成することによ
り、導電部材に対して端子部を一体に設ける技術が開示
されている。
ところが、ここで形成される端子部dには、相手端子と
密接に接続するために所定の幅寸法と厚さが必要であ
り、この端子部dを導電部材cからプレス加工により形
成するには、導電部材cを、端子部dと同様の断面積を
有する太いものにしなければならない問題があり、ま
た、導電部材cとc′との(分岐)接続には別のジョイ
ント端子eの使用を余儀なくされる。また、導電部材
c,c′は分岐接続箱におけるブスバーの代替品であ
り、これをワイヤーハーネスを構成する個々の電線には
適用しにくい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明は、分岐接続箱における内部回路のみなら
ずワイヤーハーネスを構成する小径の電線(導体)の一
部を、相手端子と密接に接続するに充分な幅,断面積を
有する端子部に加工できる端子付きの回路導体を提供し
ようとするものである。
発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の回路導体は、第1図および第2図に示すよう
に、線状の導電部材1の一部を折返し重ね合わせ、この
折返し重合部1′が一体的なタブ状端子となる端子加工
を施し、線状の導電部材1よりも幅寸法及び断面積が大
きい端子部2を、導電部材1と一体に形成されているこ
とを特徴とする。
第2図イ〜ハは本発明による回路導体の製造過程を示す
もので、導電部材1の中間部を任意の長さに折り曲げて
さに折返して重ね合わされた枝部(折返し重合部)1′
を形成する(イ,ロ)。次に、その端末部2′に、熱プ
レス加工、超音波加工、さらに必要であればメッキ処
理、蒸着などの既知の手段を施して、導電部材1の断面
積よりも複数倍の断面積をもったタブ状の端子部2を形
成する。なお、導電部材1としては、単線を使用し、端
子部2以外はエナメルなどの絶縁処理を施す。
端子部2は、第1図および第2図のように、長尺の枝部
1′を設けずに、端子形成に必要な長さだけを折返し重
合して、第3図のように導電部材1から直接突出した形
態の端子部2Aとして形成してもよい。これらの端子部
2Aとして形成してもよい。これらの端子部2,2Aは
1本の導電部材1にそれぞれ単独または組合せて複数個
設けることができ、分岐用端子として使用される。
〔作 用〕
本発明による回路導体は、導電部材の一部に、相手端子
と密接に接続できる幅,断面積を有する端子部を一体的
に形成できるので、従来における電線相互間の接続のよ
うに電線端末に端子金具を圧着接続する工程が省略で
き、電線と端子金具間の接続不良がなくなり、電気的接
続の信頼性が向上する。
また、回路導体と一体の端子部を複数個設けることによ
りそのまま分岐用端子として使用できるから、従来にお
けるジョイント端子の使用やジョイントのための煩しい
工程が削減されると共に、回路導体の折返し重合により
端子部の大きさを任意に調整できるから既存の種々の寸
法の端子金具と接続できる。
さらに、本発明の回路導体は後述するようにジョイント
部を備えるワイヤーハーネスとしても使用することがで
きる。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本発明の代表例を示し、端子部を
導電部材の中間部に形成したものである。
第4図イ,ロはいずれも導電部材1の一端を折り曲げ、
この折曲部1″の端末部に端子部2B、2Cを形成した
例を示す。端子部2Cは三重の折返し重合部2C′によ
り巾広肉厚に形成されている。このように、端子部は導
電部材の所望の位置に所望の寸法で形成できる。
第5図は本発明の回路導体でワイヤーハーネスを構成し
た応用例を示す。4は絶縁基板であり、この上に端子部
2,2A,2B…以外は予め絶縁処理を施した複数の導
電部材1を配設し、接着、融着、溶着等の手段で固定す
る。導電部材1のパターンは車載電装品の位置などに対
応して任意に折り曲げ、迂回させて自由に構成できる。
導電部材1の枝部1′や折曲部1″に形成された端子部
2,2B′などや中間部に形成された端子部2Aには、
絶縁ハウジング3を装着することにより、通常のコネク
タ結合ができる。また、別の枝部1′に形成されたカー
ドエッジタイプの端子部2Dは、絶縁基板4の側方に突
出する突出板部5に支持させて、たとえばプリント基板
直結用の接続板として形成されている。絶縁基板4を小
型化するためには導電部材1をできるだけ小径にするこ
とが望ましいが、大電流回路、小電流回路、信号回路な
どその電流容量に応じて異なる規格品を用いるのは云う
までもない。
このように、本発明の回路導体を使用すれば通常の被覆
電線からなる集束形状のワイヤーハーネスに代えて平板
化することによって肥大化を防止し、配索スペースを縮
小することができる。
第6図は導電部材として前述した単線の代りに撚線6を
用い、第7図は被覆電線7を用いて、それぞれ端子部2
E,2Fを形成した例を示す。撚線6の場合に比べて屈
曲が容易であり、絶縁基板上での配索がしやすい。ま
た、被覆電線7の場合は、端子部形成に必要な部分だ
け、被覆を除去して端子加工を行えばよく、絶縁処理が
要らない。
発明の効果 本発明の回路導体は、小径の導電部材に対して幅及び断
面積が大きい端子部を容易に一体成形することができる
から、端子金具を設けることなく、他の電線または回路
と接続でき、端子金具と電線の接続不良の問題が発生せ
ず、信頼性が高い。
また、1本の導電部材に複数の端子部を形成することに
より、分岐用端子として使用でき、従来の被覆電線にお
ける煩しいジョイント作業がなくなる。さらに、本発明
の回路導体は、分岐接続箱における内部回路のみならず
ワイヤーハーネスとしてもそのまま使用でき、平板化に
よって配索に広いスペースをとらないワイヤーハーネス
を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の回路導体の代表例を示す斜視図、 第2図イ〜ハは第1図の回路導体の製造過程の説明図、 第3図および第4図イ,ロはそれぞれ本発明の回路導体
の他の実施例を示す斜視図、 第5図は本発明の回路導体をワイヤーハーネスに応用し
た例を示す斜視図、 第6図および第7図はそれぞれ本発明の回路導体の別の
実施例を示す斜視図、 第8図は従来の分岐用の接続端子をもつブスバーの斜視
図、 第9図イ,ロはそれぞれ従来の端子付き回路導体の斜視
図である。 1…導電部材、1′…折返し重合部(または枝部)、
1″…折曲部、2,2A,2B…端子部、6…撚線、7
…被覆電線。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−2129(JP,U) 実開 昭55−164774(JP,U) 特公 昭32−2566(JP,B1) 実公 昭9−15919(JP,Y1) 実公 昭9−16019(JP,Y1) 実公 昭9−16385(JP,Y1) 実公 昭15−18351(JP,Y1) 実公 昭16−8127(JP,Y1) 実公 昭31−4350(JP,Y1) 実公 昭31−19249(JP,Y1) 実公 昭45−4132(JP,Y1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線状の導電部材の一部を折返し重ね合わ
    せ、この折返し重合部が一体的なタブ状端子となる端子
    加工を施し、前記線状の導電部材よりも幅寸法及び断面
    積が大きい端子部を、前記導電部材と一体に形成したこ
    とを特徴とする回路導体。
JP62162447A 1987-07-01 1987-07-01 回路導体 Expired - Lifetime JPH067446B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP62162447A JPH067446B2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01 回路導体

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JP62162447A JPH067446B2 (ja) 1987-07-01 1987-07-01 回路導体

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Publication Number Publication Date
JPS6410509A JPS6410509A (en) 1989-01-13
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Family

ID=15754784

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