JP4070114B2 - フラットケーブルの接続構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器や自動車の電気配線等に用いられる回路構成部品及びその回路構成部品とフラットケーブルとの接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気機器や自動車等に搭載された電子機器において、図6に示すような一つ以上の導体8に絶縁被覆9が施されたフラットケーブル7が電気配線として用いられている。そして、前記フラットケーブル7には、用途に合わせて回路構成部品が接続される。
【0003】
回路構成部品とフラットケーブルを電気的かつ機械的に接続するために、フラットケーブルの接続部分の絶縁被覆を剥離した後に半田付けを行う方法がある。
【0004】
また、図5に示すようなクリンプ片72を有する導電性の接続部品71を用いて、例えば図4に示すように該接続部品71のクリンプ片72をフラットケーブル7の絶縁被覆9及び導体8に突き刺し貫通させた後、各クリンプ片72の間にバスバー等の回路構成部品82を配置し、前記クリンプ片72の先端部を曲成し加締めする方法が提案されている(特願2001−334936号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、半田付けにより回路構成部品とフラットケーブルとの接続を行う場合には、半田付け作業に伴う加熱による電子部品への熱的な影響の問題があることに加え、半田付け後の半田クラックによる導通不良の発生を防止するための厳しい管理作業や、半田付け作業前にフラットケーブルの接続部分において絶縁被覆を剥離する作業が要求されるなど作業性の面において問題がある。
【0006】
また、図4に示すような接続部品71を用いた回路構成部品82とフラットケーブル7との接続方法では、上述のような半田付けに伴う作業を必要としないが、図5に示すようなクリンプ片72を有する接続部品71を用意しなければならず、さらに回路構成部品82とフラットケーブル7との接続位置を重ね合わせた状態で前記接続部品71を正確に取付ける作業が必要となるため手間がかかるという問題がある。
【0007】
また、フラットケーブルは、使用する電流容量の違いなど目的に応じて、図6に示すように導体幅Wや導体間ピッチP等の仕様が異なっており、バスバー等の回路構成部品とフラットケーブルとを接続する場合には、回路構成部品と使用するフラットケーブルとの接続箇所の導体間ピッチを同じにしておかなければならない。
【0008】
特に、使用されるフラットケーブルの導体間ピッチ等の仕様が分からない段階で先行して回路構成部品の組立作業が行われることがあるが、このような場合には、当然ながら使用するフラットケーブルの導体間ピッチが回路構成部品と適合しない場合があるため、製造における時間やコストの面で問題となる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、クリンプ片を有する接続端子がフラットケーブルの導体に突き通されることによりフラットケーブルの導体と電気的かつ機械的に接続されてなるフラットケーブルの接続構造であって、第一の接続端子12aと第二の接続端子12bの2つの接続端子が長手方向に順次形成された第一の回路構成部品と、第三の接続端子22aと第四の接続端子22bの2つの接続端子が長手方向に順次形成された第二の回路構成部品と、前記第一の回路構成部品と前記第二の回路構成部品の両方に固定されたフラットケーブルとを有し、前記第一の接続端子12aと前記第三の接続端子22aとの間隔が第一の導体間ピッチP1に一致し、前記第二の接続端子12bと前記第四の接続端子22bとの間隔が第二の導体間ピッチP2に一致するように、前記第一の接続端子12a及び第三の接続端子22aの形成位置と前記第一の回路構成部品11、前記第二の回路構成部品21の配置が決められており、前記第一の導体間ピッチP1で導体を備える前記フラットケーブルが前記第一の接続端子12a及び前記第三の接続端子22aを介して、第一の回路構成部品11、及び第二の回路構成部品21のそれぞれに接続されている、若しくは、前記第二の導体間ピッチP2で導体を備える前記フラットケーブルが前記第二の接続端子12b及び前記第四の接続端子22bを介して、第一の回路構成部品11、及び第二の回路構成部品21のそれぞれに接続されていることを特徴とするフラットケーブルの接続構造である。
【0010】
請求項2の発明は、クリンプ片を有する接続端子がフラットケーブルの導体に突き通されることによりフラットケーブルの導体と電気的かつ機械的に接続されてなるフラットケーブルの接続構造であって、両側に突出した第五の接続端子32aと第六の接続端子32bを有した第三の回路構成部品31と、両側に突出した第七の接続端子42aと第八の接続端子42bを有した第四の回路構成部品41と、両側に突出した第九の接続端子52aと第十の接続端子52bを有した第五の回路構成部品51と、複数の導体を第三の導体間ピッチP3、若しくは第四の導体間ピッチP4で備えるフラットケーブルとを有し、前記第五の接続端子32aと前記第七の接続端子42aとの間隔と、前記第七の接続端子42aと前記第九の接続端子52aとの間隔とが第三の導体間ピッチP3に一致するように、前記第五の接続端子32a、前記第七の接続端子42a、前記第九の接続端子52aの形成位置と前記第三の回路構成部品31、第四の回路構成部品41、第五の回路構成部品51の配置が決められ、前記第六の接続端子32bと前記第八の接続端子42bとの間隔と、前記第八の接続端子42bと前記第十の接続端子52bとの間隔とが前記第三の導体間ピッチP3とは異なる第四の導体間ピッチP4に一致するように、前記第六の接続端子32b、前記第八の接続端子42b、前記第十の接続端子52bの形成位置と、前記第三回路構成部品31、第四の回路構成部品41、第五の回路構成部品51の配置が決められ、前記第三の導体間ピッチP3で導体を備えた前記フラットケーブルが前記第五の接続端子32a、前記第七の接続端子42a、前記第九の接続端子52aを介して、前記第三の回路構成部品31、第四の回路構成部品41、第五の回路構成部品51のそれぞれに接続されている、若しくは、前記第四の導体間ピッチP4で導体を備えた前記フラットケーブルが前記第六の接続端子32b、前記第八の接続端子42b、前記第十の接続端子52bを介して、第三の回路構成部品31、第四の回路構成部品41、第五の回路構成部品51のそれぞれに接続されており、前記フラットケーブルとの接続に寄与していない接続端子は切除されている、若しくは前記フラットケーブルとの接続に寄与していない接続端子のクリンプ片が潰されているか、前記クリンプ片に加工される前の状態に展開されて、前記フラットケーブルや前記回路構成部品に傷をつけないことを特徴とするフラットケーブルの接続構造である。
【0011】
これにより、図5に示すようなクリンプ片72を有する接続部品71を用いることなく、直接回路構成部品とフラットケーブルとを電気的かつ機械的に接続することを可能とすると共に、予め一つの回路構成部品に複数個の接続端子を一体形成しておくことにより、一つの回路構成部品に複数のフラットケーブルを簡単に接続することができる。
【0012】
更に、回路構成部品とフラットケーブル導体部との接続において、フラットケーブルの接続部における絶縁被覆の剥離作業を行わずに導通接続を行うことができることに加え、半田付け作業等を必要としないため、電子部品への熱的影響や半田付け後の半田クラックによる導通不良が防止することができる。また、図5に示すようなクリンプ片72を有する接続部品71を用いることなく、直接回路構成部品とフラットケーブルとを電気的かつ機械的に接続することが可能となる。
【0013】
更に、不要の接続端子を除去することによって、前記不要の接続端子のクリンプ片がフラットケーブルや他の回路構成部品等に傷をつけることなどを防止することができる。また、一つの回路構成部品に複数個の接続端子を一体形成しておくことにより、使用するフラットケーブルの導体間ピッチに対応させた接続端子を用いて回路構成部品とフラットケーブルとを接続することができる。そのため、例えば使用するフラットケーブルの仕様が未定の場合においても、先行して回路構成部品の組立作業を進めておくことが可能となる。
【0014】
更に、回路構成部品とフラットケーブル導体部との接続において、フラットケーブルの接続部における絶縁被覆の剥離作業を行わずに導通接続を行うことができることに加え、半田付け作業等を必要としないため、電子部品への熱的影響や半田付け後の半田クラックによる導通不良が防止することができる。
また、図5に示すようなクリンプ片72を有する接続部品71を用いることなく、直接回路構成部品とフラットケーブルとを電気的かつ機械的に接続することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。
【0016】
図1(A)は参考例にかかる回路構成部品とこれに接続するフラットケーブルの一実施形態の斜視図、図1(B)は本発明にかかる回路構成部品とフラットケーブルの接続構造の一例の斜視図、図1(C)は図1(B)のA−Aの断面図である。
図1(A)に示すように、回路構成部品1a、1bには、クリンプ片3を有する導電性の接続端子2が一体形成されている。この回路構成部品1a、1bは、銅等の導電材を打ち抜き、加工することにより形成されている。このようにクリンプ片3を有する接続端子2を回路構成部品1a、1bに一体形成しておくことにより、図1(B)、図1(C)に示すように、接続するフラットケーブル7の絶縁被覆9と導体8に前記クリンプ片3を突き刺し貫通させた後、該クリンプ片3の先端部を曲成して加締めをすることにより、前記接続端子2と前記フラットケーブル7を電気的かつ機械的に接続することができる。
図2は、本発明の回路構成部品の実施形態を示したものである。
一つの回路構成部品11(第一)には、クリンプ片3を有する第一の接続端子12aと第二の接続端子12bが一体形成されている。他の回路構成部品21(第二)には、クリンプ片3を有する第三の接続端子22aと第四の接続端子22bが一体形成されている。
【0017】
前記第一の接続端子12aと第二の接続端子12b、前記第三の接続端子22aと第四の接続端子22bは、導体間ピッチがP1とP2である二種類の二芯フラットケーブル(図示しない)に対応する箇所に形成されている。そして、例えば前記回路構成部品11、21と、導体間ピッチP1の二芯フラットケーブルとを接続する場合、回路構成部品11の第一の接続端子12aと回路構成部品21の第三の接続端子22aと前記導体間ピッチP1の二芯フラットケーブルとを重ね合わせた後、接続端子12a、22aのクリンプ片3を前記導体間ピッチP1の二芯フラットケーブルに突き刺し、クリンプ片3の先端部を曲成して加締めすることにより、回路構成部品11、21と前記導体間ピッチP1の二芯フラットケーブルとを接続することができる。
同様に、導体間ピッチP2の二芯フラットケーブルを第二の接続端子12bと第四の接続端子22bを用いて接続することもできる。
【0018】
このように、一つの回路構成部品に複数個の接続端子を一体形成しておくことにより、導体間ピッチの異なる複数種のフラットケーブルを簡単に接続することができる。
【0019】
図3は、本発明の回路構成部品の他の実施形態を示したものである。
一つの回路構成部品31(第三)には、図3(A)に示すように、クリンプ片3を有する第五の接続端子32aと第六の接続端子32bが一体形成されており、また他の回路構成部品41(第四)にはクリンプ片3を有する第七の接続端子42aと第八の接続端子42bが、さらに他の回路構成部品51(第五)にはクリンプ片3を有する第九の接続端子52aと第十の接続端子52bがそれぞれ一体形成されている。前記接続端子32a、32b、42a、42b、52a、52bは、異なる導体間ピッチP3とP4を有する二種類の三芯フラットケーブル(図示しない)に対応する箇所に形成されている。
【0020】
そして、例えば前記回路構成部品31、41、51に、導体間ピッチP3の三芯フラットケーブルを接続する場合、不要となる導体間ピッチP4の接続端子32b、42b、52bを取り除き(図3(B)参照)、回路構成部品31、41、51の接続端子32a、42a、52aと前記導体間ピッチP3の三芯フラットケーブルとを重ね合わせた後、接続端子32a、42a、52aのクリンプ片3を前記導体間ピッチP3の三芯フラットケーブルに突き刺し、クリンプ片3の先端部を曲成して加締めすることにより、回路構成部品31、41、51と前記導体間ピッチP3の三芯フラットケーブルとを接続することができる。
【0021】
図3(B)に示すように、不要となる接続端子32b、42b、52bを取り除くことにより、クリンプ片3が前記導体間ピッチP3のフラットケーブルや他の回路構成部品等に傷をつけるなどの影響を与えることがなくなる。
【0022】
同様に、不要となる接続端子32a、42a、52aを取り除くことにより、前記回路構成部品31、41、51に導体間ピッチP4の三芯フラットケーブルを接続することも可能である。
【0023】
ところで、上記の図3(B)に示した例では、不要となる接続端子32b、42b、52bを除去する手段として、接続端子32b、42b、52bの全体部を回路構成部品31、41、51から完全に取り除いたが、不要となる接続端子32b、42b、52bを除去する手段としては、前記接続端子32b、42b、52bからクリンプ片3の部分のみを除去しても良く、また、クリンプ片3が前記導体間ピッチP3のフラットケーブルや他の回路構成部品等に傷をつけるなどの影響を与えないように、クリンプ片3の部分を残した状態で、前記クリンプ片3を潰したり、加工前の状態に展開したりすることなどによって変形させたものであっても良い。
【0024】
なお、本発明に係る回路構成部品は、図1乃至図3に示した実施形態に限定されるものではなく、使用されるフラットケーブルの芯数や導体間ピッチに応じて、接続端子が任意の形状や数で構成されるものであっても良いことは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】
本発明の回路構成部品は、フラットケーブルの導体に接続されるクリンプ片を有する接続端子が一体形成されていることにより、接続部品を用いることなく直接回路構成部品とフラットケーブルとを電気的かつ機械的に接続することが可能となる。
【0026】
また、一つの回路構成部に複数個の接続端子を一体形成させておくことにより、一つの回路構成部品に複数のフラットケーブルを簡単に接続することが可能となる。
【0027】
また、一つの回路構成部品に複数個一体形成された接続端子は、使用するフラットケーブルに応じて不要の接続端子を除去して使用することにより、前記不要の接続端子のクリンプ片がフラットケーブルや他の回路構成部品等に傷をつけることなどを防止することができる。また、一つの回路構成部品に複数個の接続端子を一体形成しておくことにより、使用するフラットケーブルの導体間ピッチに対応させた接続端子を用いて回路構成部品とフラットケーブルとを接続することができる。そのため、例えば使用するフラットケーブルの仕様が未定の場合においても、先行して回路構成部品の組立作業を進めておくことが可能となる。
【0028】
更に、本発明に係る回路構成部品とフラットケーブルとの接続構造によれば、回路構成部品に一体形成されたクリンプ片を有する接続端子がフラットケーブルの導体に突き通されることにより、回路構成部品とフラットケーブルの導体とが電気的かつ機械的に接続されているため、フラットケーブルの接続部における絶縁被覆の剥離作業を行わずに導通接続を行うことができることに加え、回路構成部品とフラットケーブル導体部との半田付け作業等を必要としないため、電子部品への熱的影響や半田付け後の半田クラックによる導通不良を防止することができる。また、接続部品を用いる必要がなく、直接回路構成部品とフラットケーブルとを電気的かつ機械的に接続することが可能となる。このように、製品の品質や作業性の向上が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は参考例にかかる回路構成部品とこれに接続するフラットケーブルの一実施形態の斜視図、(B)は本発明にかかる回路構成部品とフラットケーブルの接続構造の一実施形態の斜視図、(C)は(B)のA−Aの断面図である。
【図2】本発明にかかる回路構成部品の一実施形態を示す斜視図である。
【図3】(A)は本発明にかかる回路構成部品の一実施形態を示す平面図、(B)は(A)の回路構成部品の不要となった接続端子を除去した状態を示す平面図である。
【図4】従来の回路構成部品とフラットケーブルの接続構造を示す断面図である。
【図5】図4で使用される接続部品の正面図である。
【図6】フラットケーブルの斜視図である。
【符号の説明】
1a、1b 回路構成部品
2 接続端子
3 クリンプ片
7 フラットケーブル
8 導体
9 絶縁被覆
11、21 回路構成部品
12a、12b、22a、22b 接続端子
31、41、51 回路構成部品
32a、32b、42a、42b、52a、52b 接続端子
Claims (2)
- クリンプ片を有する接続端子がフラットケーブルの導体に突き通されることによりフラットケーブルの導体と電気的かつ機械的に接続されてなるフラットケーブルの接続構造であって、
第一の接続端子12aと第二の接続端子12bの2つの接続端子が長手方向に順次形成された第一の回路構成部品と、第三の接続端子22aと第四の接続端子22bの2つの接続端子が長手方向に順次形成された第二の回路構成部品と、前記第一の回路構成部品と前記第二の回路構成部品の両方に固定されたフラットケーブルとを有し、
前記第一の接続端子12aと前記第三の接続端子22aとの間隔が第一の導体間ピッチP1に一致し、前記第二の接続端子12bと前記第四の接続端子22bとの間隔が第二の導体間ピッチP2に一致するように、前記第一の接続端子12a及び第三の接続端子22aの形成位置と前記第一の回路構成部品11、前記第二の回路構成部品21の配置が決められており、
前記第一の導体間ピッチP1で導体を備える前記フラットケーブルが前記第一の接続端子12a及び前記第三の接続端子22aを介して、第一の回路構成部品11、及び第二の回路構成部品21のそれぞれに接続されている、
若しくは、前記第二の導体間ピッチP2で導体を備える前記フラットケーブルが前記第二の接続端子12b及び前記第四の接続端子22bを介して、第一の回路構成部品11、及び第二の回路構成部品21のそれぞれに接続されていることを特徴とするフラットケーブルの接続構造。 - クリンプ片を有する接続端子がフラットケーブルの導体に突き通されることによりフラットケーブルの導体と電気的かつ機械的に接続されてなるフラットケーブルの接続構造であって、
両側に突出した第五の接続端子32aと第六の接続端子32bを有した第三の回路構成部品31と、両側に突出した第七の接続端子42aと第八の接続端子42bを有した第四の回路構成部品41と、両側に突出した第九の接続端子52aと第十の接続端子52bを有した第五の回路構成部品51と、複数の導体を第三の導体間ピッチP3、若しくは第四の導体間ピッチP4で備えるフラットケーブルとを有し、
前記第五の接続端子32aと前記第七の接続端子42aとの間隔と、前記第七の接続端子42aと前記第九の接続端子52aとの間隔とが第三の導体間ピッチP3に一致するように、前記第五の接続端子32a、前記第七の接続端子42a、前記第九の接続端子52aの形成位置と前記第三の回路構成部品31、第四の回路構成部品41、第五の回路構成部品51の配置が決められ、
前記第六の接続端子32bと前記第八の接続端子42bとの間隔と、前記第八の接続端子42bと前記第十の接続端子52bとの間隔とが前記第三の導体間ピッチP3とは異なる第四の導体間ピッチP4に一致するように、前記第六の接続端子32b、前記第八の接続端子42b、前記第十の接続端子52bの形成位置と、前記第三回路構成部品31、第四の回路構成部品41、第五の回路構成部品51の配置が決められ、
前記第三の導体間ピッチP3で導体を備えた前記フラットケーブルが前記第五の接続端子32a、前記第七の接続端子42a、前記第九の接続端子52aを介して、前記第三の回路構成部品31、第四の回路構成部品41、第五の回路構成部品51のそれぞれに接続されている、
若しくは、前記第四の導体間ピッチP4で導体を備えた前記フラットケーブルが前記第六の接続端子32b、前記第八の接続端子42b、前記第十の接続端子52bを介して、第三の回路構成部品31、第四の回路構成部品41、第五の回路構成部品51のそれぞれに接続されており、
前記フラットケーブルとの接続に寄与していない接続端子は切除されている、若しくは前記フラットケーブルとの接続に寄与していない接続端子のクリンプ片が潰されているか、前記クリンプ片に加工される前の状態に展開されて、前記フラットケーブルや前記回路構成部品に傷をつけないことを特徴とするフラットケーブルの接続構造。
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