JP2002184246A - 端子付フラットケーブル及びその製造方法 - Google Patents

端子付フラットケーブル及びその製造方法

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JP2002184246A
JP2002184246A JP2000382111A JP2000382111A JP2002184246A JP 2002184246 A JP2002184246 A JP 2002184246A JP 2000382111 A JP2000382111 A JP 2000382111A JP 2000382111 A JP2000382111 A JP 2000382111A JP 2002184246 A JP2002184246 A JP 2002184246A
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flat cable
flat
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terminals
folded
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Takuya Inoue
琢也 猪上
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成でありながら端子接続部の強度を
充分に確保することができる端子付フラットケーブルを
提供する。 【解決手段】 並行する複数の平型導体11〜13が絶
縁部材14で被覆されたフラットケーブル10におい
て、その所定領域における平型導体11a,12a,1
3aが幅方向に分離され、この分離された部分で各平型
導体11a,12a,13aがその長さ方向に2つ折り
になっていて、その折り返し部分P1に端子21〜23
がそれぞれ圧着されている構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子付フラットケ
ーブル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フレキシブルフラットケーブル(FF
C)、フレキシブルプリント配線板(FPC)等の平型
導体を使用したフラットケーブルは、丸型導体を使用し
たフラットケーブルに比べ、軽量化及び省スペース化を
図る上で有利であることから、自動車等の車輌の配線に
多用されている。
【0003】そして、フラットケーブルを用いて複数の
電子機器を接続した回路を構成する場合には、複数のフ
ラットケーブルを用いて個々に接続するか、又は広幅の
フラットケーブルにスリット加工を施して適宜分岐して
接続する方法が採られている。
【0004】図12は、前者の場合の構成例を示してお
り、4本のフラットケーブル81〜84をそれぞれ符号
D〜Gで示す部分で直角に折り曲げて配線方向を変え、
4つの電子機器と電源等とを結ぶ配線構造101を表す
(従来例1)。
【0005】より詳しくは、フラットケーブル81は、
一端に3つの端子71a,71b,71cが圧着され、
他端に3つの端子71a’,71b’,71c’が圧着
されていて、符号Dで示す部分で直角に折り曲げられ配
線方向が変えられている。同様に、フラットケーブル8
2は、一端に3つの端子72a,72b,72cが圧着
され、他端に3つの端子72a’,72b’,72c’
が圧着されていて、符号Eで示す部分で直角に折り曲げ
られ配線方向が変えられている。フラットケーブル83
は、一端に3つの端子73a,73b,73cが圧着さ
れ、他端に3つの端子73a’,73b’,73c’が
圧着されていて、符号Fで示す部分で直角に折り曲げら
れ配線方向が変えられている。フラットケーブル84
は、一端に3つの端子74a,74b,74cが圧着さ
れ、他端に3つの端子74a’,74b’,74c’が
圧着されていて、符号Gで示す部分で直角に折り曲げら
れ配線方向が変えられている。
【0006】図13は、後者の場合の構成例を示してお
り、1本の広幅のフラットケーブル90にスリット加工
を施して符号D〜Gで示す部分で直角に折り曲げ分岐し
て配線方向を変え、4つの電子機器と電源等とを結ぶ配
線構造102を表す(従来例2)。
【0007】より詳しくは、広幅のフラットケーブル9
0は、スリット加工によって長さ方向の途中で4本のフ
ラットケーブル91〜94に分岐され、各フラットケー
ブル91〜94が符号D〜Gで示す部分でそれぞれ直角
に折り曲げられ配線方向が変えられている。
【0008】そして、フラットケーブル91の端末には
3つの端子71a,71b,71cが圧着され、フラッ
トケーブル92の端末には3つの端子72a,72b,
72cが圧着され、フラットケーブル93の端末には3
つの端子73a,73b,73cが圧着され、フラット
ケーブル94の端末には3つの端子74a,74b,7
4cが圧着されている。
【0009】他方、フラットケーブル90の端末には、
12個の端子71a’,71b’,71c’,72
a’,72b’,72c’,73a’,73b’,73
c’,74a’,74b’,74c’が圧着されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、端子構
造に関し、上記従来例1及び従来例2のように平型導体
を使用したフラットケーブルにコネクタを取り付けて使
用する場合、コネクタのハウジングにおける端子を収容
するためのキャビティーは各回路毎に仕切られているた
め、フラットケーブルの端末部分にスリットを入れて導
体同士を分離し、各導体の端部に1つずつ端子を接続す
る必要がある。このため、端子接続部の強度が丸型導体
を使用したフラットケーブルに比べ弱くなる点で問題が
あった。
【0011】また、配線構造に関し、上記従来例1の配
線構造101では、複数のフラットケーブル81〜84
を並設させるため、配線スペースを大きくとる必要があ
る点で問題があった。加えて、複数のフラットケーブル
81〜84を用いるため、配線コストが高くなる点でも
問題があった。
【0012】他方、上記従来例2の配線構造102で
は、広幅のフラットケーブル90を用いるため、配線ス
ペースを大きくとる必要がある点で問題があった。加え
て、広幅のフラットケーブル90にスリット加工を施し
た専用の特殊フラットケーブルを作製する必要があるた
め、配線コストが高くなる点でも問題があった。
【0013】本発明は、こうした従来技術の課題を解決
するものであり、簡素な構成でありながら端子接続部の
強度を充分に確保することができる端子付フラットケー
ブルを提供することを目的とする。
【0014】また、本発明の他の目的は、配線構造が簡
素化されることにより配線の省スペース化を図ることが
できる端子付フラットケーブルを提供することにある。
【0015】更に、本発明の他の目的は、十分な強度を
もつ所望の端子付フラットケーブルを簡単かつ短時間に
製造することができる端子付フラットケーブルの製造方
法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の端子付フラット
ケーブルは、並行する複数の平型導体が絶縁部材で被覆
されたフラットケーブルにおいて、その所定領域におけ
る平型導体が幅方向に分離され、この分離された部分で
各平型導体がその長さ方向に2つ折りになっていて、そ
の折り返し部分に端子がそれぞれ圧着されている構成を
有する。
【0017】上記構成によれば、各平型導体の分離され
た部分が2つ折りになっているため、その折り返し部分
の厚さが略2倍になり、その分強度が増す。そして、こ
の折り返し部分に端子が圧着されているため、端子接続
部の強度を充分に確保することが可能となる。
【0018】上記端子付フラットケーブルにおいて、上
記折り返し部分における絶縁部材が剥離されていて、露
出した各平型導体を包むように端子の接合部が圧着され
ている構成にすると、端子接続部における接触抵抗を低
減して接続信頼性の向上を図ることが可能となる。
【0019】また、上記折り返し部分における絶縁部材
が残されていて、該折り返し部分の絶縁部材に端子の接
合爪が突き刺されて各平型導体と端子が導通している構
成にすると、折り返し部分に平型導体と絶縁部材とが重
畳されることによって折り返し部分の強度が増すため、
端子接続部の強度を更に向上させることが可能となる。
【0020】このフラットケーブルは、導体の折り返し
部分に端子を圧着するものであるため、ケーブルの任意
の箇所、例えば、途中箇所でも端子を圧着することがで
きる。
【0021】従って、上記折り返し部分がフラットケー
ブルの長さ方向における途中部分に複数箇所設けられて
いて、各折り返し部分に端子がそれぞれ接続されている
構成にすることにより、複数の端子を利用してフラット
ケーブルの途中部分に複数の電子機器を直列接続した回
路を、1本のフラットケーブルを用いて容易に構成する
ことが可能となり、併せて配線構造が簡素化されること
により配線の省スペース化を図ることも可能となる。
【0022】そして、上記した各端子付フラットケーブ
ルは、フラットケーブルの所定領域における平型導体を
幅方向に分離する分離加工工程と、上記分離加工工程に
よって分離された部分で各平型導体をその長さ方向に2
つ折りにする折り返し工程と、各平型導体の折り返し部
分に端子を圧着する圧着工程とを包含する方法によって
製造することができる。。
【0023】この製造方法によれば、1本のフラットケ
ーブルを分離加工工程で所定領域における平型導体を幅
方向に分離し、この分離された部分で折り返し工程によ
って各平型導体をその長さ方向に2つ折りにし、各平型
導体の折り返し部分に圧着工程で端子を圧着するだけの
単純な製造工程を経て、十分な強度をもつ所望の端子付
フラットケーブルを簡単かつ短時間に製造することが可
能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。
【0025】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態による端子付フラットケーブル1の構成例を
示す。
【0026】この端子付フラットケーブル1は、並行す
る複数の平型導体11〜13が絶縁部材14で被覆され
たフラットケーブル10の端末部分に端子21〜23が
圧着されている。
【0027】より詳しくは、所定領域における平型導体
11〜13が幅方向に分離され、この分離された部分で
各平型導体11〜13がその長さ方向に2つ折りになっ
ていて、その折り返し部分P1における絶縁部材14が
剥離され、その露出した各平型導体11a,12a,1
3aを包むように端子21〜23の各接合部21a〜2
3aが圧着されている。
【0028】次に、この端子付フラットケーブル1の製
造方法について、図2〜図5に基づいて説明する。
【0029】まず、図2に示す並行する複数の平型導体
11〜13が絶縁部材14で被覆されたフラットケーブ
ル10を用意する。
【0030】次に、図3に示すように、フラットケーブ
ル10の斜線で示す領域R1の絶縁部材14をレーザ加
工等により剥離し、図4(a)に示すように、その部分
の平型導体11a,12a,13aを露出させて幅方向
に分離する(分離加工工程S1)。
【0031】次に、上記分離加工工程S1によって分離
された各平型導体11a,12a,13aを、図4
(b)において2点鎖線で表すように折り線L1で図示
矢印方向に2つ折りにする(折り返し工程S2)。
【0032】次に、図5(a)に示す露出した各平型導
体11a,12a,13aの折り返し部分P1を包むよ
うに端子21〜23の各接合部21a〜23aを圧着す
る(圧着工程S3)ことにより、図1に示す端子付フラ
ットケーブル1が完成する。
【0033】この端子付フラットケーブル1は、各平型
導体11〜13の分離された部分が2つ折りになってい
るため、その折り返し部分P1の厚さが略2倍になり、
その分強度が増す。そして、この折り返し部分P1に端
子21〜23の各接合部21a,22a,23aが圧着
されているため、端子接続部の強度を充分に確保するこ
とができる。
【0034】また、折り返し部分P1における絶縁部材
14が剥離され、その露出した各平型導体11a,12
a,13aを包むように端子21〜23の各接合部21
a,22a,23aが圧着されているため、端子接続部
における接触抵抗を低減して接続信頼性の向上を図るこ
とができる更には、上記製造方法によれば、1本のフラ
ットケーブル10を分離加工工程S1で所定領域R1に
おける平型導体11〜13を幅方向に分離し、この分離
された部分で折り返し工程S2によって各平型導体11
a,12a,13aをその長さ方向に2つ折りにし、各
平型導体11a,12a,13aの折り返し部分P1に
圧着工程S3で端子21〜23を圧着するだけの単純な
製造工程を経て、十分な強度をもつ所望の端子付フラッ
トケーブル1を簡単かつ短時間に製造することができ
る。
【0035】(第2の実施形態)図6は、本発明の第2
の実施形態による端子付フラットケーブル1Bの構成例
を示す。
【0036】この端子付フラットケーブル1Bは、並行
する複数の平型導体31〜33が絶縁部材34で被覆さ
れたフラットケーブル30の途中部分に端子41〜43
が圧着されている。
【0037】より詳しくは、所定領域における平型導体
31〜33が幅方向に分離され、この分離された部分で
各平型導体31a,32a,33aが絶縁部材34a,
34b,34cと共にその長さ方向に2つ折りになって
いて、その折り返し部分P2に端子41〜43の接合部
41a,42a,43aが圧着され、その折り返し部分
P2の絶縁部材34a,34b,34cに端子41〜4
3の接合部41a,42a,43aにおける接合爪が突
き刺されて各平型導体31a,32a,33aと端子4
1〜43が導通している。
【0038】次に、この端子付フラットケーブル1Bの
製造方法について、図7〜図10に基づいて説明する。
【0039】まず、図7に示す並行する複数の平型導体
31〜33が絶縁部材34で被覆されたフラットケーブ
ル30を用意する。
【0040】次に、図8に示すように、フラットケーブ
ル30の斜線で示す領域R2〜R5の絶縁部材34を削
除するスリット加工を行い、図9(a)に示すように、
その部分の平型導体31a,32a,33aを絶縁部材
34a,34b,34cと共に幅方向に分離する(分離
加工工程S11)。
【0041】次に、上記分離加工工程S11によって分
離された各平型導体31a,32a,33aを絶縁部材
34a,34b,34cと共に、図9(b)において2
点鎖線で表すように折り線L2で図示矢印方向に2つ折
りにする(折り返し工程S12)。
【0042】次に、図10(a)に示す各平型導体31
a,32a,33aの折り返し部分P2に端子41〜4
3の接合部41a,42a,43aを圧着し、その折り
返し部分P2の絶縁部材34a,34b,34cに端子
41〜43の各接合部41a,42a,43aにおける
接合爪を突き刺して各平型導体31a,32a,33a
と端子41〜43を導通させる(圧着工程S13)こと
により、図6に示す端子付フラットケーブル1Bが完成
する。
【0043】この端子付フラットケーブル1Bは、上述
した第1の実施形態による端子付フラットケーブル1と
同様の作用効果を奏することができ、特に折り返し部分
P2に平型導体31a,32a,33aと絶縁部材34
a,34b,34cとが重畳されることによって折り返
し部分P2の強度が増すため、端子接続部の強度を更に
向上させることができる。
【0044】(第3の実施形態)図11は、本発明の第
3の実施形態による端子付フラットケーブル1Cの構成
例を示す。
【0045】この端子付フラットケーブル1Cは、上述
した第1の実施形態及び第2の実施形態において説明し
た折り返し部分が、符号P,Tで示す端末部分に加え
て、フラットケーブルの長さ方向における符号Q,R,
Sで示す途中部分に複数箇所設けられていて、符号P,
Q,R,S,Tで示す各折り返し部分に3つの端子61
a,62a,63a、3つの端子61b,62b,63
b、3つの端子61c,62c,63c、3つの端子6
1d,62d,63d、3つの端子61e,62e,6
3eがそれぞれ接続されている。
【0046】この端子付フラットケーブル1Cを用いれ
ば、例えば、符号Pで示す部分の端子群61a,62
a,63aに電源等を接続し、符号Q,R,S,Tで示
す部分の各端子群61a,62a,63a、端子群61
b,62b,63b、端子群61c,62c,63c、
端子群61d,62d,63d、端子群61e,62
e,63eを利用して、途中部分に負荷となる複数の電
子機器を直列接続した回路を、1本のフラットケーブル
50を用いて容易に構成することができる。併せて、配
線構造が簡素化されることにより配線の省スペース化を
図ることもできる。
【0047】以上、本発明の端子付フラットケーブル及
びその製造方法は、上記した各実施形態の具体的構成に
限定されるものではなく、必要に応じ適宜構成又は工程
を変形、追加又は削除した構成としてもよいことは言う
までもない。
【0048】例えば、上記では、フラットケーブルの折
り返し部分に3つの端子が圧着される構成例を示した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、フラット
ケーブルの折り返し部分に圧着される端子の数は、2又
は4以上としてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の端子付フ
ラットケーブルによれば、各平型導体の分離された部分
が2つ折りになっているため、その折り返し部分の厚さ
が略2倍になり、その分強度が増し、この折り返し部分
に端子が圧着されているため、端子接続部の強度を充分
に確保することができる。
【0050】上記折り返し部分における絶縁部材が剥離
されていて、露出した各平型導体を包むように端子の接
合部が圧着されている構成にすると、端子接続部におけ
る接触抵抗を低減して接続信頼性の向上を図ることがで
きる。
【0051】また、上記折り返し部分における絶縁部材
が残されていて、該折り返し部分の絶縁部材に端子の接
合爪が突き刺されて各平型導体と端子が導通している構
成にすると、折り返し部分に平型導体と絶縁部材とが重
畳されることによって折り返し部分の強度が増すため、
端子接続部の強度を更に向上させることができる。
【0052】このフラットケーブルは、導体の折り返し
部分に端子を圧着するものであるため、ケーブルの任意
の箇所、例えば、途中箇所でも端子を圧着することがで
きる。従って、上記折り返し部分がフラットケーブルの
長さ方向における途中部分に複数箇所設けられていて、
各折り返し部分に端子がそれぞれ接続されている構成に
することにより、複数の端子を利用して複数の電子機器
をフラットケーブルの途中部分に直列接続した回路を、
1本のフラットケーブルを用いて容易に構成することが
でき、併せて配線構造が簡素化されることにより配線の
省スペース化を図ることもできる。
【0053】本発明の端子付フラットケーブルは、1本
のフラットケーブルを分離加工工程で所定領域における
平型導体を幅方向に分離し、この分離された部分で折り
返し工程によって各平型導体をその長さ方向に2つ折り
にし、各平型導体の折り返し部分に圧着工程で端子を圧
着するだけの単純な製造工程を経て、十分な強度をもつ
所望の端子付フラットケーブルを簡単かつ短時間に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による端子付フラット
ケーブルの構成例を示す図であって、(a)は平面図、
(b)は側面図をそれぞれ表す。
【図2】本発明の第1の実施形態による端子付フラット
ケーブルに用いるフラットケーブルの構成例を示す図で
あって、(a)は平面図、(b)は側面図をそれぞれ表
す。
【図3】本発明の第1の実施形態による端子付フラット
ケーブルの製造方法における分離加工工程を説明するた
めの図であって、(a)は平面図、(b)は側面図をそ
れぞれ表す。
【図4】本発明の第1の実施形態による端子付フラット
ケーブルの製造方法における折り返し工程を説明するた
めの図であって、(a)は平面図、(b)は側面図をそ
れぞれ表す。
【図5】本発明の第1の実施形態による端子付フラット
ケーブルの製造方法における折り返し工程及び圧着工程
を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)
は側面図をそれぞれ表す。
【図6】本発明の第2の実施形態による端子付フラット
ケーブルの構成例を示す図であって、(a)は平面図、
(b)は側面図をそれぞれ表す。
【図7】本発明の第2の実施形態による端子付フラット
ケーブルに用いるフラットケーブルの構成例を示す図で
あって、(a)は平面図、(b)は側面図をそれぞれ表
す。
【図8】本発明の第2の実施形態による端子付フラット
ケーブルの製造方法における分離加工工程を説明するた
めの図であって、(a)は平面図、(b)は側面図をそ
れぞれ表す。
【図9】本発明の第2の実施形態による端子付フラット
ケーブルの製造方法における折り返し工程を説明するた
めの図であって、(a)は平面図、(b)は側面図をそ
れぞれ表す。
【図10】本発明の第2の実施形態による端子付フラッ
トケーブルの製造方法における折り返し工程及び圧着工
程を説明するための図であって、(a)は平面図、
(b)は側面図をそれぞれ表す。
【図11】本発明の第3の実施形態による端子付フラッ
トケーブルの構成例を示す平面図である。
【図12】従来例1の端子付フラットケーブルの構成例
を示す平面図である。
【図13】従来例2の端子付フラットケーブルの構成例
を示す平面図である。
【符号の説明】
1,1B,1C 端子付フラットケーブル 10,30,50 フラットケーブル 11〜13,31〜33 平型導体 14,34 絶縁部材 21〜23,41〜43,61a〜61e,62a〜6
2e,63a〜63e端子 21a〜23a,41a〜43a 接合部 P1,P2 折り返し部分
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01R 12/38 H01R 9/07 B H02G 3/38 H02G 3/28 F (72)発明者 猪上 琢也 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E077 BB05 BB11 DD08 DD11 HH02 HH07 JJ10 JJ30 5G309 FA03 FA04 FA05 LA24 LA26 5G311 CA01 CB01 CC01 CD03 CF02 CF04 CF05 5G363 AA08 BA02 BA05 DC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並行する複数の平型導体が絶縁部材で被
    覆されたフラットケーブルにおいて、その所定領域にお
    ける平型導体が幅方向に分離され、この分離された部分
    で各平型導体がその長さ方向に2つ折りになっていて、
    その折り返し部分に端子がそれぞれ圧着されていること
    を特徴とする端子付フラットケーブル。
  2. 【請求項2】 上記折り返し部分における絶縁部材が剥
    離されていて、露出した各平型導体を包むように端子の
    接合部が圧着されている請求項1記載の端子付フラット
    ケーブル。
  3. 【請求項3】 上記折り返し部分における絶縁部材が残
    されていて、該折り返し部分の絶縁部材に端子の接合爪
    が突き刺されて各平型導体と端子が導通している請求項
    1記載の端子付フラットケーブル。
  4. 【請求項4】 上記折り返し部分がフラットケーブルの
    長さ方向における途中部分に複数箇所設けられていて、
    各折り返し部分に端子がそれぞれ接続されている請求項
    1〜請求項3のいずれかに記載の端子付フラットケーブ
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    端子付フラットケーブルの製造方法であって、 フラットケーブルの所定領域における平型導体を幅方向
    に分離する分離加工工程と、 上記分離加工工程によって分離された部分で各平型導体
    をその長さ方向に2つ折りにする折り返し工程と、 各平型導体の折り返し部分に端子を圧着する圧着工程と
    を包含することを特徴とする端子付フラットケーブルの
    製造方法。
JP2000382111A 2000-12-15 2000-12-15 端子付フラットケーブル及びその製造方法 Pending JP2002184246A (ja)

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