JPH0628726Y2 - 車輌用ワイヤハ−ネス装置 - Google Patents

車輌用ワイヤハ−ネス装置

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JPH0628726Y2
JPH0628726Y2 JP1985174888U JP17488885U JPH0628726Y2 JP H0628726 Y2 JPH0628726 Y2 JP H0628726Y2 JP 1985174888 U JP1985174888 U JP 1985174888U JP 17488885 U JP17488885 U JP 17488885U JP H0628726 Y2 JPH0628726 Y2 JP H0628726Y2
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JP
Japan
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wire harness
connector
flat
wall portion
terminal portion
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JP1985174888U
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JPS6284111U (ja
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洋司 市川
喜章 仲山
康浩 宮澤
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車のインストルメントパネルなどの電線
が集中する部分への配索を容易にするための車輌用ワイ
ヤハーネス装置に関する。
従来の技術 従来における車輌のワイヤリングシステムは、多数の電
線をテープ巻きにより集束した幹線部から多数の分岐線
を導出した構造のワイヤハーネスを使用し、該幹線部分
を自動車の空間に配索して止め具により固定し、分岐線
の端部に設けたコネクタにより各種の電装品と接続する
ようにしている。
考案が解決しようとする問題点 上記した電線集束型のワイヤハーネスにあっては、幹線
部分の径が増大するので、自動車の限られた狭い空間に
対する配索が容易でなく、近時における電装品の増加に
伴い増々肥大、重量化を招来している。また、分岐線導
出時のジョイント作業が、電線の皮剥ぎ(絶縁被覆の剥
離)、ジョイント端子の圧着、圧着部のテープ巻きとい
った多数の工程を要し、自動化が困難であるために生産
性が低いという問題があった。さらに、ワイヤハーネス
の配索時に、ワイヤハーネス末端のコネクタと、電装品
に接続された対となるコネクタとを一つ一つ嵌合して結
合するという煩わしい作業が必要であった。
なお、実開昭61−14427号公報には、カーペット
の下に布設するフラットケーブルについて分岐接続作業
を簡単かつ作業性よくすることを目的として、複数の導
体を絶縁被覆した配電用フラットケーブルに対して短尺
電線の分岐部を取付けておき、この分岐部を使用して分
岐接続を行うようにしたものが開示されているが、個々
の分岐線と電装品との接続構造については何ら記載され
ていない。
また、本出願人は先にワイヤハーネスの一部を規格標準
化して、その小型軽量化、取回しの簡素化などを目的と
して、接続に必要な位置に穴を設けた絶縁基板を介して
導電部材を格子状に配索し、接続部分を永久接続した回
路パターンを含むワイヤハーネスを提案したが(実開昭
60−79394号公報)、各導電部材と車載電装品と
の個々の接続構造は前記と同様に何ら示されていない。
問題点を解決するための手段 本考案の車輌用ワイヤハーネス装置は、上記の問題点を
解決するため、複数本の平行なフラット導体を絶縁フイ
ルムにより固定すると共に該フラット導体の端部に端子
部を設けてなるフラットワイヤハーネスを形成し、車輌
のインストルメントパネルなどの壁部に電装品接続用コ
ネクタを設け、前記壁部に配設されるフラットワイヤハ
ーネスの前記端子部を該壁部の電装品接続用コネクタに
結合させることを特徴とする。
作用 本考案のワイヤハーネスは、複数本の平行なフラット導
体を絶縁フィルムにより平板状に固定したフラットワイ
ヤハーネスとして形成されているから、狭い空間でもイ
ンストルメントパネルの内壁部分などに沿って、容易に
配索することができる。
また、このフラットワイヤハーネスを配索する壁部には
予め各種電装品のための接続用コネクタが設けられてい
る。従って、フラットワイヤハーネスの配索と同時にそ
の端子部を電装品接続用コネクタに挿入することによ
り、ワイヤハーネスの配索とその端末の接続が終了す
る。
実施例 第1図において、Aは格子状に結合されたワイヤハーネ
スで、1はその幹線部、2は分岐線部を示す。幹線部1
および分岐線部2は、何れも複数本の平行なフラット導
体3,3′を絶縁フィルム4,4′に固定した構成を有
する。分岐線部2のフラット導体3′は、絶縁フィルム
4′の穴5を通じて幹線部1のフラット導体3に永久接
続wされるとともに端部には雄端子部6が折り曲げ形成
されている。雄端子部6の代りに雌端子部を設ける場合
もある。
7は自動車の構成部材、たとえばインストルメントパネ
ルなどの壁部であって、壁部7には予め取付穴8及びネ
ジ孔9を設け、コネクタ(ハウジング)10をネジ11
により固定する。12は対をなすコネクタであって、通
常の電線から成るワイヤハーネス13を通じて、車載の
電装品、たとえば各種モータ、メータ類などの補機やス
イッチ類と接続される。
ワイヤハーネスAの製作は、まず、第2図a,bのよう
に、銅などの薄板14,14′の両端部につなぎ部15
を残して複数条のスリット16を設けてフラット導体
3,3′を形成し、これらを予め必要な位置に穴5をあ
けた絶縁フィルム4′を挟んで重ね合わせ、この穴5を
通じてフラット導体3,3′をスポット溶接、超音波溶
接などにより永久接続wする。次に、フラット導体3,
3′の両面を絶縁フィルム4,4で被覆固定した後、つ
なぎ部15を切断し、フラット導体3′の端部を折り曲
げ、雄端子部6を形成する。絶縁フィルム4,4′とし
て、フィルム状ホットメルト(たとえば、ナイロン12
フィルム、EVAフィルム、変性エーテルポリエステ
ル)を使用し、適宜の温度に加熱し、加圧すると、その
溶融固化によってフラット導体3,3′の周囲には第3
図のように、一種の充填接着層16が形成されるから、
短絡のおそれのない、曲げにも強い構造体が得られる。
また、絶縁フィルムとして、通常のポリ塩化ビニルや二
軸延伸ポリエステルなどを使用する場合には、ホットメ
ルト接着剤を塗布するか、別のフィルム状ホットメルト
を使用することにより、同様の構造体が得られる。
上記構成において、ワイヤハーネスAは、その雄端子部
6と壁部7のコネクタ10とでいわば位置決めされた関
係となるから、壁部7への配索と同時に雄端子部6のコ
ネクタ10への装着とを同時に行なうことができる。ま
た、ワイヤハーネスAは、その幹線部1と分岐線部2と
が一体化され平板状であるから、狭いスペースでも楽に
配索することができる。さらに、従来の電線集束型のも
のと異なり、電線の皮剥ぎなどのジョイント作業が不要
であるから、その生産性が大きく向上するとともに、フ
ラット導体1本当りの絶縁被覆材料の使用量が少なく、
テープ巻きもないから、その軽量化にも役立つ。
第4図および第5図は本考案の他の実施例を示す。第4
図のワイヤハーネスBは格子状のワイヤハーネス(第1
図参照)を二層に重ねたものである。これは、配索個所
の奥行が浅い場合、ワイヤハーネス自体の構成を簡素化
する場合などに適している。第5図のワイヤハーネスC
は、絶縁フィルム4上のフラット導体3a,3b……
が、回路の終端に位置する場合、第1図のような分岐手
段をとらずに、そのままパターン状に外側へ延設し、雄
端子部6を形成したものである。これは、回路数の少な
いワイヤハーネスの終端部などの配索に適している。
第6図および第7図は本考案の別の実施例を示す。第6
図のコネクタ10′は両側に可撓性のロッキングアーム
17を有し、上記取付穴8(第1図参照)に簡単にロッ
クできるようにしたものである。なお、コネクタ10ま
たは10′のようなネジ止めやロックの代りに壁部7の
成型時に埋込んで一体的に固定してもよい。第7図のコ
ネクタ18は、第1図のコネクタ12を壁部7と一体成
型し、対となるコネクタ10,10′を省いたものであ
る。この場合には、コネクタ18の一方からワイヤハー
ネス13側の雌端子19を挿着し、他方の開孔20から
雄端子部6を挿着するだけでよい。
考案の効果 以上から明らかな如く、本考案のワイヤハーネス装置に
よれば、ワイヤハーネスの配索と同時にワイヤハーネス
と電装品接続用コネクタとの結合が終了する。また、ワ
イヤハーネスは平板状のフラットワイヤハーネスとして
構成されているから、その肥大化が防止され、狭いスペ
ースでも容易に配索することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一例を示す分離した状態の斜視
図、第2図a,bはそれぞれ同上のワイヤハーネスの製
作方法の説明図、第3図は同上のワイヤハーネスの要部
断面図、第4図および第5図はそれぞれ本考案に係るワ
イヤハーネスの他の実施例を示す要部の斜視図、第6図
および第7図はそれぞれ本考案に係る電装品接続用コネ
クタの別の取付例を示す説明図である。 A,B,C……フラットワイヤハーネス、1……幹線
部、2……分岐線部、3,3′……フラット導体、4,
4′……絶縁フィルム、7……壁部、10,17,18
……電装品接続用コネクタ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−44786(JP,A) 特開 昭55−1063(JP,A) 特開 昭61−73511(JP,A) 特開 昭62−105308(JP,A) 実開 昭47−1676(JP,U) 実開 昭61−14427(JP,U) 実開 昭61−30916(JP,U) 実開 昭61−194911(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の平行なフラット導体を絶縁フイル
    ムにより固定すると共に該フラット導体の端部に端子部
    を設けてなるフラットワイヤハーネスを形成し、車輌の
    インストルメントパネルなどの壁部に電装品接続用コネ
    クタを設け、前記壁部に配設されるフラットワイヤハー
    ネスの前記端子部を該壁部の電装品接続用コネクタに結
    合させることを特徴とする車輌用ワイヤハーネス装置。
JP1985174888U 1985-11-15 1985-11-15 車輌用ワイヤハ−ネス装置 Expired - Lifetime JPH0628726Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6284111U JPS6284111U (ja) 1987-05-29
JPH0628726Y2 true JPH0628726Y2 (ja) 1994-08-03

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ID=31113692

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