JPH0739295Y2 - ワイヤーハーネス用プロテクタ - Google Patents

ワイヤーハーネス用プロテクタ

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JPH0739295Y2
JPH0739295Y2 JP1988122095U JP12209588U JPH0739295Y2 JP H0739295 Y2 JPH0739295 Y2 JP H0739295Y2 JP 1988122095 U JP1988122095 U JP 1988122095U JP 12209588 U JP12209588 U JP 12209588U JP H0739295 Y2 JPH0739295 Y2 JP H0739295Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はワイヤーハーネス用プロテクタに係り、特に分
岐用外部コネクタを有したワイヤーハーネス用プロテク
タに関する。
〔従来の技術〕
近年、自動車の高級化に伴う電装品の増加により車体内
に配索される電線本数が増大し、この多数の電線を収束
したワイヤーハーネスが大径化する傾向にある。
この大径化したワイヤーハーネスを車体内に配索するた
めに、第9図に示したような合成樹脂で形成された樋状
のケース体であるプロテクタ1が多用されており、ワイ
ヤーハーネスWを収容したプロテクタ1を車体内に固定
することにより、ワイヤーハーネスWを保護しつつ配索
するようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したようにプロテクタ1はワイヤー
ハーネスWを保護しつつ配索する機能しかないので、プ
ロテクタ1内を挿通するワイヤーハーネスWの一部をプ
ロテクタ1外に分岐し又はプロテクタ1外から接続する
には、分岐又は接続すべきワイヤーハーネスを一度プロ
テクタ外に引き出し、プロテクタ近くの図示しないジャ
ンクションボックスに接続しなければならなかった。
このため、ワイヤーハーネスの配索回路が複雑になり、
ワイヤーハーネス、プロテクタ及びジャンクションボッ
クス等を含めた電線装置全体が肥大化するという問題が
あった。
そこで本考案は、上記従来技術が有する問題点を解消
し、ジャンクションボックスに接続せずにプロテクタか
ら直接ワイヤーハーネスを分岐又は接続できるようにし
たワイヤーハーネス用プロテクタを提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、車両におけるワ
イヤーハーネスの配索形態に対応して形成された樋状の
ケース体とその蓋体とから成り、内部にワイヤーハーネ
スを収容してワイヤーハーネスを車体内に配索するよう
にしたワイヤーハーネス用プロテクタにおいて、上記ワ
イヤーハーネス用プロテクタの少なくとも一つの壁体
に、一端部に圧接部を有する少なくとも一つの圧接端子
を設け、上記圧接部がプロテクタ内に位置するように形
成し、上記圧接端子の他端部に雄型又は雌型の端子を形
成すると共にこの他端部をプロテクタ外に突出し、上記
雄型又は雌型の端子を接続端子とする少なくとも一つの
コネクタを上記プロテクタの壁体外面に形成したもので
ある。
〔作用〕
圧接端子の一端部の圧接部にワイヤーハーネスの一部を
構成する電線を接続すると、このワイヤーハーネスはプ
ロテクタ外に突出した圧接端子の他端部の雄型又は雌型
端子と電気的に接続されることになり、この雄型又は雌
型端子を接続端子とし、プロテクタ外面に形成されたコ
ネクタに各種電気素子を接続すれば、プロテクタから直
接ワイヤーハーネスを分岐又は接続することができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係るワイヤーハーネス用プロテクタの実
施例を図面を参照して説明する。なお、従来と同一部分
には同一符号を用いる。
第1図において符号1はワイヤーハーネスの配索形態に
対応して合成樹脂で屈曲形成された樋状のケース体であ
るプロテクタを示し、このプロテクタ1には上端開口部
を覆う蓋体2,2が図示しないヒンジ部を介して一体に連
結されており、また上記各蓋体2はロック部3を介して
プロテクタ1に固定されるようになっている。上記プロ
テクタ1内には多数の電線を束ねたワイヤーハーネスW
が収容されており、このワイヤーハーネスWのプロテク
タ1外に露出した部分には電線の収束のため、テープ巻
きが施されている。また、上記プロテクタの各蓋体2の
外面にはコネクタ4が形成されており、このコネクタ4
は蓋体2の外面に突設された方形のハウジング5内に複
数の雄型端子6が収容されたものとなっている。
上記蓋体2の内面には、第2図に示したように、複数の
圧接端子7が設けられている。この各圧接端子7は、一
端部にU字状スロット8が形成された圧接部9を有する
と共に他端部に雄型端子6を有した板状端子で、上記各
端部は折曲形成されている。そして、折曲形成された上
記圧接部9がプロテクタ1内に突出すると共に、雄型端
子6部分が蓋体2に形成された透孔(図示せず)を介し
てプロテクタ1外に突出するようになっており、このプ
ロテクタ外に突出した雄型端子6が前記コネクタ4の雄
型端子を構成するようになっている。また、上記圧接端
子7の蓋体2内面への固定は、モールド、接着、溶着等
で行われている。
そして、第3図に示したように、プロテクタ1内を挿通
するワイヤーハーネスの一部の電線W1を上記圧接端子7
に圧入すると、電線W1は、その被覆が上記スロット8で
切断されて圧接端子7と導通状態となり、さらに圧接端
子7の他端部に形成された雄型端子6とも導通状態とな
る。このため、第4図に示したように、蓋体2外面に形
成された各コネクタ4に、リレー、タイマー等のユニッ
ト10を連結したり、他のワイヤーハーネス、スイッチ等
と接続する枝線11のコネクタを連結することにより、ジ
ャンクションボックスを介さずにプロテクタ1から直接
ワイヤーハーネスを分岐又は接続することができる。
第5図及び第6図は、前記圧接端子7の蓋体2内面への
固定の仕方の変形例を示す。蓋体2内面には、圧接端子
7の両端折曲部を除いた大きさで、その深さが圧接端子
7の厚さとほぼ同じ凹溝12が形成されている。この凹溝
12の一端部には圧接端子7の雄型端子6部分が挿入され
る透孔(図示せず)が形成されており、また凹溝12の両
側縁部には小突起13が形成されている。
しかして、上記凹溝12に圧接端子7を嵌め込み、雄型端
子6がプロテクタ1外に突出するようにし、次いで小突
起13を潰して圧接端子7を押さえ付けるようにすれば蓋
体2の内面と圧接端子7の表面が面一な状態で圧接端子
7を固定することができる。
第7図は、本考案に係るワイヤーハーネス用プロテクタ
の他の実施例を示し、上述した実施例の圧接端子7の圧
接部9を覆うカバー体14を備えたものである。すなわ
ち、プロテクタ1の蓋体2内面にはヒンジ部(図示せ
ず)を介してカバー体14が開閉自在に設けられており、
このカバー体14は蓋体2内面に突設されたフック15と係
合して、ワイヤーハーネスの一部の電線W1が圧入された
複数の圧接端子7の圧接部9を覆うようになっている。
しかして、本実施例によれば、圧接端子7に圧入されて
いないワイヤーハーネスの他の電線W2が圧接端子の圧接
部9と接触することを防げ、圧接端子と接続する必要の
ない電線を保護することができる。
第8図も、本考案に係るワイヤーハーネス用プロテクタ
の他の実施例を示し、蓋体2内面に多数の圧接端子7が
高密度実装される場合を示す。すなわち、プロテクタ1
の蓋体2外面に形成されるコネクタ5が多数の雄型端子
6を有する多極型となる場合があり、この場合雄型端子
6を構成する圧接端子7も多数とならざるを得ない。そ
して、圧接端子7があまり多くなると端子同志が接触す
る恐れがあり、またそのレイアウトが難しくなることが
あった。
そこで、このような高密度実装の場合、図示したよう
に、多数の圧接端子7を上層端子群7aと下層端子群7bに
分け、上層端子群7aと下層端子群7bを絶縁シート16を介
して積層するようにしている。そして、下層端子群7bを
その端子形状に形成され各凹溝17に嵌め込み、端子の雄
型端子6部分が凹溝17の透孔(図示せず)を介してプロ
テクタ1外に突出するようにし、その上に絶縁シート16
を載せ、さらにその上に上層端子群7aを載せ、雄型端子
6部分が絶縁シート16の透孔18及び蓋体2の透孔19を介
してプロテクタ1外に突出するようにする。このように
すれば、多極型のコネクタ4を容易に形成することがで
き、しかも蓋体2内に突出する圧接端子7の厚さを上層
端子7aの厚さ分のみにすることができる。
なお、プロテクタ1の外面に形成されるコネクタ4の接
続端子、即ち圧接端子7の端部に形成される端子6を雄
型として説明したが、雄型に限定されるものではなく、
雌型の端子でもかまわない。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案は、ワイヤーハ
ーネス用プロテクタの少なくとも一つの壁体に、一端部
に圧接部を有する少なくとも一つの圧接端子を設け、上
記圧接部がプロテクタ内に位置するように形成し、上記
圧接端子の他端部に雄型又は雌型の端子を形成すると共
にこの他端部をプロテクタ外に突出し、上記雄型又は雌
型の端子を接続端子とする少なくとも一つのコネクタを
上記プロテクタの壁体外面に形成したので、ジャンクシ
ョンボックスを介さずにプロテクタから直接ワイヤーハ
ーネスを分岐又は接続することができ、ワイヤーハーネ
スの最短経路の配索が可能となる。また、ジャンクショ
ンボックスを迂回して分岐又は接続する必要がないの
で、ワイヤーハーネス、プロテクタ及びジャンクション
ボックス等を含めた電線装置全体をコンパクトにするこ
とができる。
さらに、プロテクタ外面に形成されたコネクタに各種電
気素子を連結するだけでよいので、ワイヤーハーネスの
組付け作業を極めて効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るワイヤーハーネス用プロテクタの
一実施例を示す斜視図、 第2図は上記実施例のコネクタの接続端子を構成する圧
接端子群を示す斜視図、 第3図は上記圧接端子群にワイヤーハーネスの一部が圧
入された状態を示す斜視図、 第4図は上記ワイヤーハーネス用プロテクタに各種電気
素子が連結された状態を示す斜視図、 第5図及び第6図は上記圧接端子の固定の仕方を変更し
た変形例を示す斜視図、 第7図はワイヤーハーネス用プロテクタの他の実施例を
示す斜視図、 第8図もワイヤーハーネス用プロテクタの他の実施例を
示す斜視図、 第9図は従来のワイヤーハーネス用プロテクタを示す斜
視図である。 1…プロテクタ、2…蓋体、4…コネクタ、6…雄型端
子、7…圧接端子、7a…上層圧接端子群、7b…下層圧接
端子群、8…スロット、9…圧接部、12,17…凹溝、14
…カバー体、16…絶縁シート、18,19…透孔、W,W1,W2
ワイヤーハーネス。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両におけるワイヤーハーネスの配索形態
    に対応して形成された樋状のケース体とその蓋体とから
    成り、内部にワイヤーハーネスを収容してワイヤーハー
    ネスを車両の車体内に配索するようにしたワイヤーハー
    ネス用プロテクタにおいて、 上記ワイヤーハーネス用プロテクタの少なくとも一つの
    壁体に、一端部に圧接部を有する少なくとも一つの圧接
    端子を設け、上記圧接部がプロテクタ内に位置するよう
    に形成し、上記圧接端子の他端部に雄型又は雌型の端子
    を形成すると共にこの他端部をプロテクタ外に突出し、
    上記雄型又は雌型の端子を接続端子とする少なくとも一
    つのコネクタを上記プロテクタの壁体外面に形成したこ
    とを特徴とするワイヤーハーネス用プロテクタ。
  2. 【請求項2】上記圧接端子の圧接部はカバー体で覆われ
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載のワイヤーハーネス用プロテクタ。
  3. 【請求項3】上記圧接端子は絶縁体を介して積層した複
    数の圧接端子で構成されていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項に記載のワイヤーハ
    ーネス用プロテクタ。
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JP2561531Y2 (ja) * 1991-12-27 1998-01-28 株式会社 フクハラ エアコンプレッサに於ける除菌装置
JP2974112B2 (ja) * 1993-12-28 1999-11-08 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネスプロテクタおよびインストルメントワイヤハーネスの接続装置
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