JP3417542B2 - 電気接続箱の内部絶縁構造 - Google Patents

電気接続箱の内部絶縁構造

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JP3417542B2 JP13156198A JP13156198A JP3417542B2 JP 3417542 B2 JP3417542 B2 JP 3417542B2 JP 13156198 A JP13156198 A JP 13156198A JP 13156198 A JP13156198 A JP 13156198A JP 3417542 B2 JP3417542 B2 JP 3417542B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車に使用
する電気接続箱の内部絶縁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すように、電気自動車
(図示せず)に使用する電気接続箱60は、基板61に
複数の補機62を配置した接続箱本体63と、補機62
を覆うように接続箱本体63に冠着される上蓋64とか
ら成る。
【0003】しかしながら、設計上、補機62と上蓋6
4との間に充分な絶縁空間65(図9参照)を確保しよ
うとすると、電気接続箱60自身が大型化し、また逆
に、電気接続箱60をコンパクト化しようとすると、絶
縁空間65の広さが不充分になる恐れがあった。そし
て、絶縁空間65が確保できたとしても、上蓋64が鋼
板製である場合には、外部からの外力により上蓋64が
変形して絶縁空間65が狭くなり、それによって上蓋6
4と補機62とが相互に干渉し、そして電気的にショー
トするなどの危険が発生する恐れもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
鑑み、補機と上蓋との間に上蓋を絶縁するための絶縁空
間を所望の場所に確実に確保することができる電気接続
箱の内部絶縁構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、リレーと安全プラグとセンサとを含む補
機を基板上に配置した接続箱本体に、箱状の上蓋を冠着
してなる電気接続箱において、前記上蓋を絶縁する絶縁
空間を形成するために、前記センサと上蓋との間に絶縁
性カバーを設け、前記絶縁性カバーが、天壁と該天壁に
連なりかつ互いに相対する両側壁とから成る断面コ字状
に形成され、前記センサを覆うことを特徴とする(請求
項1)。前記絶縁性カバーが透明である電気接続箱の内
部絶縁構造も有効である(請求項)。リレーと安全プ
ラグとセンサとを含む補機を基板上に配置した接続箱本
体に、箱状の上蓋を冠着してなる電気接続箱において、
前記センサと上蓋との間に絶縁性シートを設け、前記
縁性シートが、前記上蓋の内面に貼着されて前記センサ
を覆うことを特徴とする(請求項3)
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を、図面を参照して説明する。図1〜図7は本発明に
係る電気接続箱の内部絶縁構造の一実施例を示すもので
ある。なお、従来例と同一構成部材には同一名称を付け
て詳細な説明を省略する。図1において、この電気接続
箱1の内部絶縁構造は、基板3に少なくとも一つの補機
4を配置して接続箱本体2を形成し、補機4を覆う絶縁
性部材20を基板3に設け、接続箱本体2に上蓋5を冠
着した構造である。
【0007】図1の絶縁性部材20は、図2に示すよう
に、矩形状の天壁22と、天壁22の両側縁に垂下連成
した相対向する一対の側壁23,23とから成る断面コ
字状の絶縁性カバー21である。絶縁性カバー21の材
質は、例えば、セラミック・フェノール等の樹脂であ
る。そして、図3及び図4に示す如くに、絶縁性カバー
21のサイズは補機4をすっぽり覆うと共に、上蓋5に
接触しないサイズに設定されている。
【0008】図3のように、絶縁性カバー21を補機4
と上蓋5との間に配置することで、上蓋5内に絶縁空間
6を確実に確保することができる。これにより、補機4
で発生した漏電やアーク放電等によって上蓋3の焼損を
防止することができる。また、もし通電時に補機4でサ
ージ電圧等が発生しても、絶縁性カバー21が上蓋5を
絶縁することができる。そのため、電気接続箱1の原因
で発生する電気自動車(図示せず)の焼損等を未然に防
止することができる。
【0009】また、図2における絶縁性カバー21の天
壁22及び両側壁23,23を透明な樹脂板でそれぞれ
形成すれば、図4に示すように、基板3に絶縁性カバー
21を配置する際に、補機4から延びる電線7を簡単に
絶縁性カバー21内に収容し、かつ支持することができ
る。それによって、上蓋5を接続箱本体2に冠着する際
に、上蓋5が電線7を噛み込むのを防止することができ
る。そのため、安心して上蓋5を接続箱本体2に冠着す
ることができ、冠着作業性を向上することができる。
【0010】絶縁性部材20の他の例としては、図6に
示すような絶縁性シート25がある。予め絶縁性シート
25を上蓋5の内面5aに貼着することで、図7の如く
に、接続箱本体2への上蓋5の冠着と同時に、絶縁性シ
ート25で補機4を覆うことができる。絶縁性シート2
5を使用する利点は、接続箱本体2に配置された補機4
の形状が複雑になっても、つまり、補機4の表面に多数
の凹凸があっても、その凹凸に対応させて設計変更をす
る必要がなくなる点である。これにより、絶縁性カバー
21と比較して絶縁性シート25の設計上の自由度が広
げられる。そのため、電気接続箱1自身の設計コストを
低く抑えることができる。
【0011】このように、図1乃至図4の如くに、絶縁
性部材20を接続箱本体2に設けることで、上蓋5と補
機4との間の空間を有効に利用することができる。ま
た、所望の場所に絶縁空間6を形成するのが難しい電気
接続箱1内でも、任意の補機4に対して絶縁性部材20
を設けることができるため、電気接続箱1の製品として
の信頼性を向上させることができる。なお、複数の補機
4に対して複数の絶縁性部材20を配置することもでき
る。
【0012】次に、電気接続箱1を形成する過程を説明
する。図1に示すように、矩形状の基板3上にワイヤハ
ーネス8を配設すると共にリレー4a、安全プラグ4b
やセンサ4c等(全体を表示する際には補機4で示す)
を固定する。リレー4a、安全プラグ4bやセンサ4c
から延びる電線7a,7b,7c(代表する場合には7
で示す)を、相互に結線すると共にワイヤハーネス8か
ら分岐されたサブハーネス(図示せず)にそれぞれ電気
的に接続する。
【0013】図4のように、センサ4cの上方から絶縁
性カバー21を被せ、基板3に絶縁性カバー21の両側
壁23,23を固定する。その際、絶縁性カバー21が
電線7a,7bを噛み込まないように、絶縁性カバー2
1の内部に電線7a,7bを収容する。上蓋5を接続箱
本体2に被せ、ネジ9を上蓋5の貫通孔5bと基板3の
ネジ孔3bとに挿通する。そして、上蓋5と接続箱本体
2の基板3とを相互に螺着する。これによって、図5に
示すような電気接続箱1が形成される。
【0014】なお、予め、図1のような絶縁性カバー2
1の天壁22及び両側壁23,23の各外面と上蓋5の
内面5aとを両面テープ等で相互に貼着した後に、上蓋
5を接続箱本体2に冠着することも可能である。また、
10はワイヤハーネスの端末部に接続されたコネクタで
ある。
【0015】以上の実施例において、図3及び図7に示
される如くに、上蓋5を絶縁するための一手段として絶
縁性部材20(図1及び図6参照)を使用するのである
から、本実施例における絶縁性部材20の形状に限定さ
れるものではない。
【0016】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1によれば、絶縁
カバーが接続箱本体に配置された補機と接続箱本体に
冠着される上蓋との間に設けられたから、上蓋内に絶縁
空間が形成される。これにより、上蓋が補機から絶縁さ
れる。つまり、電気接続箱を大型化することなく、充分
な絶縁空間を確保することができる。そのため、もし補
機に漏電やアーク放電等が発生しても、上蓋が焼損する
心配がなくなる。それと共に、電気接続箱を電気自動車
に搭載した後に、電気接続箱による電気自動車の焼損を
未然に防止することができる。従って、電気接続箱自身
の製品としての信頼性を従来よりも向上させることがで
きる。
【0017】また、絶縁性カバーが、天壁と天壁に連な
りかつ互いに相対向する両側壁とから断面コ字状に形成
されているので、絶縁性カバーを接続箱本体に配置する
ことにより、例えば補機から延びる電線等を絶縁性カバ
ー内に確実に保持することができる。そのため、従来と
比較して簡単に接続箱本体へ上蓋を冠着することがで
き、冠着作業性を一層向上させることができる。請求項
によれば、絶縁性カバーを透明にしたから、絶縁性カ
バーを接続箱本体に配置した後からでも、容易に補機の
状態を絶縁性カバーを通して眺めることができる。これ
により、上蓋の冠着作業性を迅速に行うことができる。
【0018】請求項によれば、上蓋の内面に貼着され
る絶縁性シートを用いるから、絶縁性カバーと比較して
絶縁性シートを任意の形状にすることができる。これに
より、補機の形状が複雑になっても、つまり、補機の表
面に多数の凹凸があっても、設計変更を行わずに絶縁性
シートが容易に該凹凸の形状に対応することができる。
そのため、絶縁性カバーよりも絶縁性シートの方が設計
上における自由度が大きくなり、使い勝手が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の内部絶縁構造の一実
施例を示す全体的な分解斜視図である。
【図2】図1の絶縁性カバーを示し、(a)は平面図で
あり、(b)は側面図であり、(c)は正面図である。
【図3】図1における電気接続箱の断面を示す説明図で
ある。
【図4】図1の絶縁性カバーを接続箱本体に固定した状
態を示す斜視図である。
【図5】図1の電気接続箱が完成した状態を示す斜視図
である。
【図6】絶縁性シートを上蓋の内面に貼着した状態を示
す斜視図である。
【図7】図6の絶縁性シートを利用して形成された電気
接続箱の断面を示す説明図である。
【図8】従来の電気接続箱を示す全体的な分解斜視図で
ある。
【図9】図8の電気接続箱の断面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱 2 接続箱本体 3 基板 4 補機 5 上蓋 6 絶縁空間 20 絶縁性部材 21 絶縁性カバー 22 天壁 23 側壁 25 絶縁性シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−45208(JP,A) 特開 平9−23532(JP,A) 特開 平9−23537(JP,A) 実開 昭63−167643(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リレーと安全プラグとセンサとを含む補
    機を基板上に配置した接続箱本体に、箱状の上蓋を冠着
    してなる電気接続箱において、 前記上蓋を絶縁する絶縁空間を形成するために、前記
    ンサと上蓋との間に絶縁性カバーを設け、前記絶縁性カバーが、天壁と該天壁に連なりかつ互いに
    相対する両側壁とから成る断面コ字状に形成され、前記
    センサを覆うことを特徴とする電気接続箱の内部絶縁構
    造。
  2. 【請求項2】 前記絶縁性カバーが透明であることを特
    徴とする請求項記載の電気接続箱の内部絶縁構造。
  3. 【請求項3】 リレーと安全プラグとセンサとを含む補
    機を基板上に配置した接続箱本体に、箱状の上蓋を冠着
    してなる電気接続箱において、 前記センサと上蓋との間に絶縁性シートを設け、 前記絶縁性シートが、前記上蓋の内面に貼着されて前記
    センサを覆うことを特徴とする電気接続箱の内部絶縁構
    造。
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