JP2570340Y2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

Info

Publication number
JP2570340Y2
JP2570340Y2 JP1991041635U JP4163591U JP2570340Y2 JP 2570340 Y2 JP2570340 Y2 JP 2570340Y2 JP 1991041635 U JP1991041635 U JP 1991041635U JP 4163591 U JP4163591 U JP 4163591U JP 2570340 Y2 JP2570340 Y2 JP 2570340Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper case
circuit board
circuit
connection box
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991041635U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04134120U (ja
Inventor
一宏 清水
正樹 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1991041635U priority Critical patent/JP2570340Y2/ja
Publication of JPH04134120U publication Critical patent/JPH04134120U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2570340Y2 publication Critical patent/JP2570340Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワイヤハーネスの相互
接続などに使用する電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気接続箱の一例として図4に示
すようなものがある。すなわち、板状の上部ケース2と
箱形の下部ケース17に複数のブスバー回路板101
102,103 …を積層して収納し、防水カバー1を被
せて係止片1aおよび係止爪17aによりロックする。
各ブスバー回路板は、所望のパターンを有する複数のブ
スバー11とこれらを支持する絶縁基板13とから成
り、ブスバー11に上向き又は下向きに起立連成された
接続端子(タブ)12群は、上部ケース2又は下部ケー
ス17の底壁18から外部に突出してケースと一体に設
けられたコネクタ結合部3,ヒューズ結合部4,リレー
結合部5などの各種結合部内に配列収容され、ここで雌
−雌中継端子9を介して又は介さずにワイヤハーネスの
端末コネクタ(図示せず)、ヒューズ6,リレー7など
の部品と接続される。
【0003】各絶縁基板13には、片面(又は両面)に
対向するリブ14a,14aで区画形成されるブスバー
配設溝14が設けられており、各ブスバー11を該溝1
4に配設したのち、溶着ボス15のホットプレスにより
固定される。図中、8は端子挿通孔、16は中継端子9
の受座、17bは取付片、19は排水孔を示す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の電気接続箱で
は、図4および図5に示すように第一層ブスバー回路板
101 とカバー状の上部ケース2との間に雌−雌中継端
子9を介在させる場合が多く、該端子9と隣接ブスバー
11との絶縁を確保するため端子用受座16を設けた
り、破線Sで示す区域には他のブスバーを配設しないな
どの措置を講じておく必要があり、絶縁基板13の金型
構造が複雑になり、ブスバーの配設密度が低下するとい
う問題があった。また、電気接続箱には防水カバー1を
被せてはあるが、上部ケース2と第一層ブスバー回路板
101 との間には防水シートのような部材が存在しない
ため、たとえばコネクタ結合部3に接続される前記ワイ
ヤハーネスを伝わって水が浸入するようなことがある
と、上部ケース2(即ち結合部3)の端子挿通孔8を通
って直接第一層のブスバー11を濡らし、層内のブスバ
ー間にリーク電流が発生するおそれがあった。
【0005】本考案は、上記の問題点の着目してなされ
たもので、箱内に多少の浸水があってもリーク電流の発
生を抑制し、かつ回路導体(ブスバー)の配設密度を高
くすることができる電気接続箱を提供することを課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本考案の電気接続箱は、請求項1に記載のように、
上部ケースの外面に外部のコネクタなどを接続するため
の複数の結合部を配置し、上部ケースと下部ケース内に
絶縁基板に複数の回路導体を配設してなる回路板を収納
し、各回路導体から導出された接続端子を上部ケースの
外面に突き出して前記複数の結合部にそれぞれ配列収容
してなる電気接続箱において、前記上部ケース側の第一
層目の回路面を前記接続端子に対応する端子挿通孔を有
する絶縁保護板で覆い、該絶縁保護板上には前記各結合
部に対応する導水用リブを区画形成したことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上部ケースと第一層回路面の間に絶縁保護板が
介在するので、たとえ水が浸水しても回路導体が直接濡
れることがなく、また導水用リブにより他の結合部へひ
ろがることなく回路板外に排出されるので、回路導体間
にリーク電流が発生するのを効果的におさえることがで
きる。雌−雌中継端子を使用する場合は、絶縁保護板の
上から該板の端子挿通孔から突出した接続端子に接続す
る。これにより、第一層目の回路導体と直接接触するこ
とがなくなるので、他の回路導体との絶縁も確保され
る。従って、従来のように回路導体部に対する配設禁止
区域を設ける必要がなく、配設密度の向上を図ることが
できる。
【0008】
【実施例】図1は本考案による電気接続箱の分解斜視
図、図2は図1の絶縁保護板の一部拡大斜視図、図3は
図1の電気接続箱の使用状態を示す要部断面図である。
これらの図において従来例と実質的に同じ構成部材には
同一の符号を用いて説明を省略する。
【0009】すなわち、本考案にあっては、第一層ブス
バー回路板101 に被せる絶縁保護板20を設ける。こ
の絶縁保護板20には、積層された各ブスバー回路板1
1,102 ,103 …からの接続端子12群に対応す
る複数の端子挿通孔8′を設ける。これらの端子挿通孔
8′群は、上部ケース2におけるコネクタ結合部3,ヒ
ューズ結合部4,リレー結合部5に対応してブロック化
され集約的に配列してあるから、このブロックを区画す
るように絶縁保護板20の中央には複数の導水用リブ2
1 ,212 ,213 …を設けて、他のブロックと隔絶
する。また、絶縁保護板20の外側に沿って枠状の導水
用リブ210 を設け、このリブ200 と他のリブ2
1 ,212 ,213 …の間には排水用の開口部22を
設ける。
【0010】なお、第1層ブスバー回路板101 の絶縁
基板13には、四隅および中央に溶着ボス15より太径
の位置決めボス23が突設され、絶縁保護板20には、
位置決めボス23に対応する位置決め溝24または孔2
4′が設けられている。第二層以下のブスバー回路板1
2 ,103 …についても同様であるが図示を省略し
た。
【0011】上記構成によれば、第一層ブスバー回路板
101 の回路導体面には、図1および図2に示すよう
に、絶縁保護板20が被せられるから、たとえ上部ケー
ス2から水が浸入しても、ブスバー11が直接に濡れる
ことがなくなる。また、雌−雌中継端子9はこの絶縁保
護板20上に端子挿通孔8′から突出した接続端子12
に接続されるから、接続すべき接続端子12のほかブス
バー11にも接触するおそれがなく、絶縁が確保され、
図5のような受座16も不要となる。従って、図5のブ
スバー配設禁止区域Sのようなデッドスペースがなくな
り、ブスバー配設密度を高めることができる。
【0012】また、絶縁保護板20上には、コネクタ結
合部3,ヒューズ結合部4,リレー結合部5などの各種
の結合部を区画する導水用リブ211 ,212 ,213
…が設けられているから、水は他の区域へひろがること
がなく、それぞれ開口部22から回路板外に排出され
る。各導水用リブの採用により、とくに信号線の接続に
使用されるリレー結合部5と電源線の接続に使用される
ヒューズ結合部4、コネクタ結合部3とのリークが防止
され、制御機器の誤作動がなくなる。これらの効果は、
図3に示すように、電気接続箱を取手17b(図1参
照)を利用して開口部22が下側になるように傾けて取
付けた場合には排水が速やかに行なわれるからさらに強
まる。
【0013】以上は、電気接続箱内部の回路板としてブ
スバーを回路導体とするブスバー回路板を使用した例に
ついて説明したが、プリント配線板を使用し、その銅箔
回路に外部接続用の接続端子を半田付けなどにより接続
し、これをケース外面に突き出させるようにした場合に
も同様に適用することができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば電
気接続箱内の回路板、とくに第一層回路板の回路導体に
発生しやすいリーク電流をほとんどなくし、また回路導
体の配設密度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す電気接続箱の分解斜視
図である。
【図2】図1の絶縁保護板の部分の要部拡大斜視図であ
る。
【図3】図1の電気接続箱の取付状態の一例を示す要部
断面図である。
【図4】従来の電気接続箱の一例を示す分解斜視図であ
る。
【図5】図4におけるブスバー回路とヒューズの接続方
法を示す説明図である。
【符号の説明】
2 上部ケース 3 コネクタ結合部 4 ヒューズ結合部 5 リレー結合部 101 〜103 ブスバー回路板 11 ブスバー(回路導体) 12 接続端子 13 絶縁基板 17 下部ケース 20 絶縁保護板 210 〜213 導水用リブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部ケースの外面に外部のコネクタなど
    を接続するための複数の結合部を配置し、上部ケースと
    下部ケース内に絶縁基板に複数の回路導体を配設してな
    る回路板を収納し、各回路導体から導出された接続端子
    を上部ケースの外面に突き出して前記複数の結合部にそ
    れぞれ配列収容してなる電気接続箱において、前記上部
    ケース側の第一層目の回路面を前記接続端子に対応する
    端子挿通孔を有する絶縁保護板で覆い、該絶縁保護板上
    には前記各結合部に対応する導水用リブを区画形成した
    ことを特徴とする電気接続箱。
JP1991041635U 1991-06-04 1991-06-04 電気接続箱 Expired - Fee Related JP2570340Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991041635U JP2570340Y2 (ja) 1991-06-04 1991-06-04 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991041635U JP2570340Y2 (ja) 1991-06-04 1991-06-04 電気接続箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04134120U JPH04134120U (ja) 1992-12-14
JP2570340Y2 true JP2570340Y2 (ja) 1998-05-06

Family

ID=31922355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991041635U Expired - Fee Related JP2570340Y2 (ja) 1991-06-04 1991-06-04 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2570340Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5429555B2 (ja) * 2010-01-21 2014-02-26 住友電装株式会社 電気接続箱

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0649065Y2 (ja) * 1987-08-19 1994-12-12 矢崎総業株式会社 電気接続箱
JPH0728701Y2 (ja) * 1988-03-25 1995-06-28 矢崎総業株式会社 電気接続箱

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04134120U (ja) 1992-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0731513Y2 (ja) 電気接続箱
US5920034A (en) Electrical connection box
JP2006174538A (ja) 電気接続箱
JP2570340Y2 (ja) 電気接続箱
JP3395638B2 (ja) 電気接続箱
JP2752015B2 (ja) 電気接続箱とリレーユニットの取付構造
JPH0353540Y2 (ja)
JP2570337Y2 (ja) 電気接続箱
JPH0739295Y2 (ja) ワイヤーハーネス用プロテクタ
JP2007259652A (ja) 電気接続箱
JP2570339Y2 (ja) 電気接続箱
JP2000139016A (ja) 配線板の接続構造及び配線板組立体の製造方法
JPH0736429Y2 (ja) 電気接続箱
JPH0237210Y2 (ja)
JP2582776Y2 (ja) 回路絶縁板
JPH0357057Y2 (ja)
JPH0510502Y2 (ja)
JPH0728701Y2 (ja) 電気接続箱
JP3178267B2 (ja) 電気接続箱の接続構造
JPS61129415U (ja)
JP3106955B2 (ja) 電気接続箱の接続構造
JP4002026B2 (ja) 自動車用電気接続箱
JPH0747934Y2 (ja) 電気接続箱の防水構造
JP2752016B2 (ja) 電気接続箱とリレーユニットの取付構造
JP3103315B2 (ja) 電気接続箱の電源モジュールボックスの構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970701

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees